薄雪草 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ゴールドメダリストたち!
小学校の先生に引率されて、はじめてスケート場に行ったのは6年生のことでした。
硬いブレード、陽気なダンスミュージック、リンクの端から端までが遠いこと!
はやる気持ちとは裏腹に、足はガクガク、手はばたばた。
まっすぐに進むことがこんなにも難しいなんて。
でも、これだけは言えます。
スケートって楽しぃ~!!
友だちとの泣き笑いが一気に花咲きました。
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調べてみると、作品内のメインスケート場は、名古屋市中区にある名古屋スポーツセンター。
地元の方には、大須(おおす)スケートリンクの呼び名が馴染のようです。
老舗も老舗、今年で70年を迎える歴史があり、四季を通じて楽しめるアクティビティースポットです。
もう一つのスケート場は、邦和みなとアイスリンク。
1981年の開設で今年で44年め。同じ名古屋市の港区にある憩いのリンクです。
いのりちゃんなら名古屋市営地下鉄で30分くらいの近さ。
いつでも楽しめる、広くて明るくて気持ちのいいアイスアリーナです。
ちなみに愛知県で通年営業するスケート場はもう一つ。
愛・地球博の会場にもなったモリコロパーク(愛知県長久手市)にあるアイススケート場もなかなかグッドです。
ジブリパークも併設されているので、お泊りがおススメです。
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OPの絵がとても好きです。
いのりちゃんに笑顔を見せながら、高い難度のスピン、ジャンプ、ステップをみせる光ちゃん。
あっという間に置いて行かれたいのりちゃんが、驚き、焦る表情も作品の方向性をよく表わしています。
まさに、将は将を知る、ですね。
自分だけの重心をブレードの一点に探す地道なトレーニング。
重力と遠心力とに逆らい、骨がきしみ筋肉が悲鳴を上げても魅せたい演技。
技へのチャレンジに耐えきれなくなれば、次の舞台への準備にあてるのも重要なステップシークエンスです。
司先生との出会いも真っ向勝負の展開で、心が大きく動きました。
師弟一体の努力は、見ていてとても心地よく、一話ごとにベストを尽くす二人の姿はとても魅力的です。
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今回は、初級から6級までの駆け足でしたが、着実にノービス、ジュニア、シニアへのロードマップをたどっていくのでしょう。
未来に向かうスピード感モリモリのOPと、まったりほっこりのリラクシングなEDのバランス感も、ほど良くまとまっていていいですね。
久々にスポーツ王道の名作誕生の予感です。
2期制作も決まりました。
次のシーズンが待ち遠しいです。(もちろん、冬クールがいいです!)