ミュラー さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
スポーツアニメの最高峰!
過去にも素晴らしいスポーツアニメってありました。
孤独な選手の心情を表現した「体操サムライ」。
素晴らしい動きで柔道の面白さを表現した「もういっぽん」。
奇抜なカメラワークで新体操の魅力を表現した「バクテン!!」。
そして、このアニメはそんな過去の名作を遥に凌駕する、素晴らしい作品でした。
フィギュアスケート始めるにはちょっと遅めの小学5年生の少女と、一流スケーターを目指す話。
自分の夢をあきらめたコーチが、自分の思いも合わせて一緒に頂点を目指す。
最初から感動たっぷりの素晴らしいスタートだ。
そしてフィギュアスケートの演技(表現)が素晴らしい。
現実でも、こういう個人競技の優劣を付けるのは難しいのだが・・。
とにかく、主人公いのり世代のトップアスリート、
狼嵜光(かみさきひかる)の演技が鳥肌もの。
演出もあるが、そもそもの動きが素晴らしい。
スピード感を感じさせるカメラワーク。
足元からのアングルでジャンプの高さとカッコよさが際立つ。
そして氷の削れる音の臨場感。
フィギュアスケートってこんなにすごいスポーツなんだと感じさせてくれる。
こんなの今までのアニメにあっただろうか。
光の演技見たら、絶対勝てないと思ってしまう。
毎回熱い展開で、どれだけ感動したことか。
「見なよ、俺の司を。」のくだりは最高でした。
自分を信じること、どんなに惨めであっても、過去の自分を好きになること。
それこそが今の自分の肩を押してくれるということ。
それを司コーチが教えてくれた。もう、涙無しには見られません。
今期ぶっちぎりで素晴らしいアニメでした。
感動作をありがとう、と言いたいです。
いのりと、狼嵜光の直接対決が見たいですね!