ようす さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
いつかのいつもと同じように笑って過ごす時間
2期と3期の間に公開された、
ゆるキャン△の劇場版。
アニメオリジナルストーリーなので、
2期の最後まで見ていなくても楽しむこともできます。
久しぶりにゆるキャン△の世界に触れて、
やっぱりこのキャラたち好きだなーと思いました^^
120分の作品です。
● ストーリー
高校生だった志摩リン(しま りん)も社会人となり、
名古屋の出版社で働いていた。
休日のツーリングの計画を立てているところへ
大垣千明(おおがき ちあき)から名古屋に来ているよと連絡が入る。
千明は山梨の観光推進に関わる仕事をしており、
閉鎖された施設の再開発について進めていた。
「キャンプ場にすればいいじゃん」とリンが何気なく発言したところ、
酔った勢いでそのままリンを山梨へ連行。
そして、なでしこ、あおい、恵那(えな)にも声をかけ、
キャンプ場開発計画がスタートした。
今までの“キャンプを楽しむ!”から、
“キャンプ場を作る!”になりました。
さすが劇場版、規模が大きい。笑
大人になって、
他にもいろいろとスケールが大きくなりました。
免許を取ったから遠い距離の移動も大きな問題にならず、
使えるお金も増えたからその辺もあまり気にしない。
社会人になってちょっと疎遠になっていたかつての仲間が、
こうしてまた集まって同じ目標に向かって頑張るの、
青春をもう一度!みたいで楽しそう~。
でもまあ、実際には仕事で多忙な中、
休日は東京や名古屋から山梨へ移動し、
一日キャンプ場づくりって、
普通の体力と気力じゃ持たない気も…。笑
(私には自信がない)
でも好きなことだし、
気心の知れた仲間たちと一緒だと楽しいし、
むしろ同じことの繰り返しだった生活が彩られた感じなのかな。
観ている大人が、
「リンちゃんたちも同じ立場になったか~」としみじみしながら、
社会人の忙しさわかるよーと共感しながら、
みんなと一緒に打ち込むキャンプ場作りが楽しそうで羨ましい!
と、終始感情移入できるのは1期や2期ではなかったところかな。笑
ハプニングもあって目標に向かって一直線!というわけにはいかないけれど、
2時間飽きずに最後まで楽しむことができました。
相変わらずご飯がおいしそうなこと…。
● キャラクター
高校生のときに一緒にキャンプを楽しんだメンバー。
進んだ道はそれぞれだけど、
高校生の時に一緒に体験した感動は失われていない。
だからそれぞれ生活がある中でも、
自然と集まることができた。
ちくわ(恵那の犬)がおじいちゃんになっていたり、
あおいの妹が大学生になっていたり、
時間は確かに経過していて(おそらく7年ぐらい?)、
でも会って話せばその時間は一瞬で埋まる。
不思議だよね、人のつながりって。
大人になって、住んでいる場所も仕事もバラバラなのに、
一緒に過ごしていると、高校生の時と過ごす時間の楽しさは変わらない。
おいしそうに食べたり、
楽しいことに迷いがなくて、
人にも楽しんでほしいと寄り添える。
そんなキャラたちがさりげない大人な優しさも持ったりなんかして、
感慨深さと良さは変わらないなという安心感で、
とても嬉しくなりました。
● 音楽
【 OP「Sun Is Coming Up」/ 亜咲花 】
アップテンポで楽しい気分になるOP♪
ゆるキャン△のOPと言えば、
これこれ!な安定感です。
【 ED「ミモザ」/ 佐々木恵梨 】
ああ、好き…。
このしっとりEDを聞くと、
ゆるキャン△の終わる時間だなあとしみじみする。
歌詞も今のリンたちの状況などに重なっていて、
たまりませんね。
レビュータイトルの言葉は、
この曲の歌詞からです。
この曲をずっと聴いて、
ずっと映画の余韻に浸っていたい…。
● まとめ
楽しかった♪
そして大人になっても変わらない5人に会えて、
とても嬉しかったし、
ますますゆるキャン△のことが大好きになりました。
なんだか私も頑張ろう、という元気をもらいました^^
2024年4月から3期が始まっています。
こちらも楽しみです!