「テイルズ オブ ジ アビス-TALES OF THE ABYSS(TVアニメ動画)」

総合得点
69.1
感想・評価
557
棚に入れた
3367
ランキング
1836
★★★★☆ 3.8 (557)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.8

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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とても感動的で心に沁み、倫理的にも考えさせられる作品です。

「生まれた意味を知るRPG」

このコンセプト通り、主人公"ルーク"が自分の生まれた意味、存在の意義を探し、成長していく物語です。
テイルズシリーズの中でもとても大好きな作品です!

{netabare}ルークが実はアッシュの"レプリカ"であり、"オリジナルルーク"はアッシュだったという事実を突きつけられ、アクゼリュスはヴァンの策略によって自らの手によって崩壊させてしまい、仲間の皆からは見離されたルークがあまりにも不憫で。
そんなルークを見守り、支えてくれたティアや、絶対立ち直ってくれると信じて待っていたガイには本当に「ありがとう」の気持ちでいっぱいでした。
最初、オリジナルルークがアッシュだったと分かった途端のナタリアの態度やアニスの態度、ジェイドの冷たい態度がすごくショックというか、ちょっとムカついたり、イラッとしたりしましたね、やっぱり。ジェイドなんか、お前がレプリカの技術を生み出した張本人のくせして!っと思ったりしました。けど、ルークの必死に前に進もうとする姿勢にいつしか、皆がアッシュの"レプリカ"という存在なんかじゃなくて、一人の"ルーク"という個人の存在なんだと認識、認めはじめて、アッシュにどこか申し訳ないという罪悪感の気持ちでいっぱいだったルークが"自分は自分なんだ!"という気持ちを持てるようになったときはすごく嬉しかったです。
レムの塔事件の時やその後、乖離現象に悩まされるルークの姿を見る度にすごく胸が締め付けられる想いでいっぱいでした。
ローレライを解放する時もイオン様が消える時もすごく涙がぽろぽろ出てきました。{/netabare}
たくさん涙が出たシーンや感動したシーンは数多くあるのですが、やはり原作であるゲームをやって欲しいと思います。
私的には原作ゲームの方がより感動しました。特に最後のローレライを解放し、ビッグバン現象が起きるまでのシーンが一番感動するイベントCGでした。
ゲームではイベントCGとして無かったイオン様の消えるシーンをアニメできちんと見れるというところがアニメならではの良い所かなと思います。
アニメでは語られない部分や省かれた部分でもとても面白いシーンなどもあるので原作ゲームをやられることをおすすめ致します。
後、ちょっと「うーん」と思った部分を強いて言うならば、作画がちょっと微妙かな?と思いました。アニメーション自体はとっても綺麗で良いのですが、作画があまり原作に似てない感じがしたので。(藤島さんの絵が好きなもので;)
その点で言うなら「劇場版テイルズオブヴェスペリア」や「テイルズオブシンフォニア」の方が綺麗に原作絵を描ききれていたかなと思います。
まぁ、製作しているアニメーション会社が違うので無理ないのですが、作画はもうちょっと頑張って欲しかったので作画の評価を☆4つにさせて頂きました。
ここで余談なのですが、OPには原作と同じBUMP OF CHICKENの「カルマ」を使用し、アニメOPではありえない2分超というのは、監督のこだまさんのこだわりで原作と同じようにしたそうです。監督のアビスに対する熱い気持ちを感じました!
ここまで長々と書いたのですが、少しでもアビスの良さが伝わってもらえたら嬉しいですし、また、原作ゲームをやってみようという気持ちになって下さったらなと思います。

※下記にはアビスに関する情報を掲載させて頂きます。参考にして下さい。

>>ゲーム
①PS2 (2005年12月15日発売)
②3DS (2011年6月30日発売)

私はPS2の方をやったのですが、3DSの方はまだやったことがないのでいずれやってみたいです。

>>小説
①エンターブレイン出版 ファミ通文庫 (著者:矢島さら、イラスト:中嶋敦子) 全7巻
②集英社出版 スーパーダッシュ文庫 (著者:結城聖、イラスト:松竹徳幸) 全6巻

私はスーパーダッシュ文庫の方を読んだのですが、イラストの方はスーパーダッシュ文庫の方が原作アニメ絵に近いです。また、内容も私的にはこっちの方が好きです。スーパーダッシュ文庫の方をおすすめ致します。

>>漫画
①メディアワークス出版 「テイルズオブジアビス」(作画:玲衣) 全8巻+外伝1巻

だいたい流れは原作と同じで、外伝ではゲームでは描かれなかったオリジナルイオンの話やネフリーとピオニー陛下との恋の話、アニスとディストの出会いの話、原作より数日前のイオンとアニス、ジェイドの話など4作品収録されており、オリジナルイオンの話はすごく切なかったです。
作画はあまり好きではないのですが、外伝だけでも読む価値はあると思います。

②角川書店出版 「テイルズオブジアビス 鮮血のアッシュ」(作画:斎藤ハナ) 全2巻

アッシュサイドの話です。

③角川書店出版 「テイルズオブジアビス 追憶のジェイド」(作画:狩野アユミ) 全2巻

ジェイドの過去の話を原作の時間軸(短髪ルーク時)の中で話しが進みます。ジェイドサイドのようでルーク中心的な話です。

>>アニメ
全26話 (2008年10月~2009年3月放送)
監督:こだま兼嗣 制作会社:サンライズ
DVD&Blu-ray 全9巻 DVD-BOXも発売中。

何故、各巻ではBlu-rayが出ててBlu-rayBOXが出ないのか、不思議…。

投稿 : 2012/06/19
閲覧 : 419

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