「華ヤカ哉、我ガ一族 キネトグラフ(OVA)」

総合得点
60.1
感想・評価
60
棚に入れた
481
ランキング
5871
★★★★☆ 3.5 (60)
物語
3.2
作画
3.8
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.6

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maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大正時代のチャーミングレディー♪ C

原作未プレイ

原作はオトメイトの女性向け恋愛ゲーム「華ヤカ哉、我ガ一族」。前後編で各50分程度でありながら、主要男性キャラが6人もいるため、濃い内容にするのが極めて困難だったのだろうと感じざるを得ませんでした。

男性視点で見ているため、どうしても主人公に目が行きました。主人公は、大正という時代背景、しかも、日本を代表する財閥-宮ノ杜家-の使用人という身分からして、対男性関係はどうしても受け身になります。しかし、謙りながらも、物怖じしていないあたりは、この時代の典型的女性像とはかなり違っています。

さて、この主人公を軸に、宮ノ杜家6兄弟との関係がどのように描かれているのかですが、実際のところは、圧倒的に時間が不足しているという状態です。6兄弟の個性が各々強そうなのは、パッと見ただけでも何となく分かるのですけれども、その個性を掘り下げることも、主人公とそれぞれとの関係を描くこことも、殆どできていません。

一番気になったのは、宮ノ杜家の未来をも左右するような問題が、提起だけされていてそのまま放置されたことです。事の大きさからして、主人公の恋愛云々より、こちらの方を話のメインにしても面白そうな内容でした。それだけに投げっぱなしは非常に残念です。むしろ、そんな話をなぜ持ち出したのかと疑問に思ってしまいます。

なので、恋愛ものとして見ても中途半端だった感が否めません。恋愛に発展しそうな種だけ撒いてそれでお終いという感じでした。

多分、ゲームをプレイしていることが前提条件となっているのだと思いますので、そういった方にとっては、キャラがアニメで動いているだけでも十分なのかもしれませんね。ファン向けの作品であって、一見さんにはちょっと辛い内容でしょうね。機会があれば、ゲームをプレイした人のレビューを拝見したいです。

※レビュータイトルは同じ大正時代が背景の「はいからさんが通る」のOP曲の一節です。

投稿 : 2013/04/21
閲覧 : 613
サンキュー:

12

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