sherlock さんの感想・評価

3.7
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

『本音』と『建前』がアンバランスな現代…

(今回のレビューはやや批判的になっているため
変猫ファンの方には予めお詫び申し上げますorz)

このアニメは序盤からの面白さの収束が著しく最後は家族の絆を描きたかったのだろうが
過去にタイムスリップした目的が途中で変わりストーリの流れに不自然な点が数多くあった
そして皆さんのレビューにも書いてある通り小豆梓の立場やキャラとしての存在感が
後半になって完全に喪失し、最終話に登場させてしまうことでより露呈する結果となった

ギャグに関しては横寺のボケが弱いだけでなく
筒隠月子のツッコミが普通過ぎてインパクトに欠けていた
ただ、月子の場合キャラとしては積極的なところと
恥ずかしがるところのギャップがあって非常に良かった(//▽//)

あと、無駄に登場人物が多かったせいか話全体としてまとまりが欠けてしまった気がする

ここまで批判的になってしまったのはおそらく
個人的に本音と建前を失くした時点までは非常に面白くなりそうで期待が大きかったためだと思われる

そして、願いの取り消しが簡単に行えるようになってからは
変猫の設定がいよいよもったいない状態となり失望へ…orz

－ここから先は読まなくて大丈夫です!!^^－

皆さんはどれぐらいの割合で本音と建前を使い分けていますか?

僕は基本的に本音:建前=3:7ぐらいで大半が建前である
そしてこれには利点と欠点があり、
利点は相手に好感をもたれるということで
欠点は自分の考えを無意識にもたないようになってしまうことである
そして、良い意味でも悪い意味でも本音の影響が大きくなってしまう…

おそらく大抵の人は、本音と建前に関して付き合う時間が長くなり親密度が高まるにつれて
本音の割合が大きくなるだろう
ただ、僕の場合親密度が高まるにつれて建前の割合が大きくなることが多い
これは嫌われたくないという気持ちの方が強まるためである
また、僕の場合は初めに本音の様な雰囲気で話して相手の様子を窺ってしまう性格であるから
どちらかといえば他の人よりも初期の本音の割合が高いのかもしれない

ただ全員に共通して言えることは
初めから本音で全て話す人間なんてこの世にはいないということである
これはヒトという生き物が大脳新皮質を発達させ、本能をコントロールできるようになった結果
生じた利点・欠点でありこれによりヒトは脳の更なる進化を遂げた


えぇ～、とにかくこのアニメは欲望に従順な変態横寺兄弟wwが
小豆梓の人間不信を解消したり、筒隠家の問題に首をつっこむ話wなので
興味がある方はぜひ観てみてください!!（＾◇＾）

ちなみに僕個人的には横寺弟が筒隠つくしをデートでデレさせ妖精の力を…
じゃなくて男性に免疫がない筒隠つくしの恥じらいがもっと観たかった～!!ww