「平成狸合戦ぽんぽこ(アニメ映画)」

総合得点
70.0
感想・評価
492
棚に入れた
3140
ランキング
1105
★★★★☆ 3.6 (492)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.4
音楽
3.5
キャラ
3.5

◎TARGET さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「平成」狸合戦なのに「昭和」の臭いしかしないw

❏総評

 まぁ一応ジブリなのでちょっとは見れるが、
 学習教材ビデオみたいな説教臭さがあって微妙な作品。

 だいたいタイトルが「平成」狸合戦なのに
 「昭和」の臭いしかしないという矛盾w


❏作品テーマ

 「人間と自然の共生」

 と言いたいところなのだが、
 実際作中ではあまり人間視点が無く、悪者寄りに描いており、
 かなりのタヌキ視点だったと思う。

 よって

 「人間様にやられた狸の悲哀」

 と言った方が正しい表現かもしれない。

 ここが宮崎駿氏と高畑勲氏の違いなのではないかと思う。


❏日教組監修の左翼思想的な「学習教材ビデオ」のような作品

 宮崎駿監督の「もののけ姫」では人間側も自然側にもそれぞれの
 正義がありつつも、生きるがゆえに対立が発生してしまう状況が
 見事に描かれていた。そして最後には強いものが生き残り、
 弱いものは死んでいったとしても、そこには被害者も加害者もなく
 それらを包括して生命なのだということを感じさせてくれる。

 一方、高畑勲監督の「ポンポコ」の方は、狸という「被害者」と
 人間という「加害者」という図式を構築しつつ、
 だいぶ「被害者」側に焦点を当てて描かれている。

 「被害者はかわいそう。加害者は悪いやつだ」という構図である。
 私はこのような左翼思想的な考えが好きではない。この左翼思想的な
 説教臭さが、まさに日教組が監修する「学習教材」を彷彿とさせるのだろう。


❏擬人化された狸の心情がうそ臭い

 あと、人間ではない狸という被害者にフォーカスした物語なので
 狸に感情移入させやすくするため、かなり狸を擬人化しているのだが、
 実際の狸が考えそうもない事を彼らは考えている。

 擬人化されたタヌキたちの価値観が「高畑勲」氏の世代の人を彷彿と
 させる価値観なのが、なんか白けてしまう。

 狸なんだから、「ご飯食べたい」とか「縄張りが減った」とか
 「道路で車に轢かれそうになった」とかの方がリアリティが
 あったのではなかろうか。


❏最後に

腐ってもジブリ作品なので、クオリティは最低ラインある。
ジブリ制覇したい人は見てもいい。

しかし、ジブリの中ではかなり下の方に位置する作品なのは確かだ。

投稿 : 2013/07/20
閲覧 : 205
サンキュー:

5

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