「めだかボックス アブノーマル(TVアニメ動画)」

総合得点
65.1
感想・評価
511
棚に入れた
3237
ランキング
3399
★★★★☆ 3.5 (511)
物語
3.4
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.6

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

終始バトル

 原作は未読。
 一言で言うと「少年ジャンプ原作らしいな」って感じ。
 1期の終盤から風紀委員会とのバトル主体になっていたからおおよその予想はできたが、
本作はほぼ全てがバトル。途中の休憩回のようなものもなく、ひたすらバトルでした。
 当初はコメディだったり、ヒューマンドラマだった話がバトル主体になって、人気を得ると
いうパターンは少年漫画、特に少年ジャンプの伝統といった印象があるが、この作品もまさに
それを踏襲しているような。
 展開もそんな感じで、傷ついた黒神 めだかの代わりに生徒会の仲間が戦ったり、めだかに
対峙した者が後で味方となって助けにきたりという展開は王道バトルそのもので、ここまで
やられると、少年ジャンプの王道バトルもののパロディをやっているんじゃないかという
気さえしてくる。

 後になって登場する敵ほどより強い相手であるという、これまたバトルものによくありがちの
敵のインフレ現象も見事なまでに体現。
 1期であれほど強敵感のあった雲仙 冥利も、本作ではそれほどたいした存在ではないように
なり、最後の最後に球磨川 禊が登場すると、本作の話の中核であるサーティン・パーティが
相手にならず・・・、といった感じ。
 最終話はこの球磨川の話になって終わったが、あれは3期の布石のような回だろうか。
このまま3期無かったら、結構お間抜けな回になってしまうが。

 バトル主体にしたことで話は1期より動き出した感があるが、言葉より拳で語ることが多く
なったため、1期で見られた会話の妙などは減ってしまった感じ。
 ただ、バトル主体といっても、その展開やキャラの能力設定などは、西尾 維新原作らしい
独特のなもので、この辺は他のバトル作品とは異なる個性。

 個人的に興味深かったのはめだかと高千穂 仕種の戦いの際に出てくる反射神経の問題。
 古流武術などは鍛錬により体の動きをオート化していくことを目指しており、逆にヨガは
本来オートである動き、感覚さえもマニュアルしていくことを目指すが、前者を体現して
いるのが高千穂なら、後者を体現しているのがめだかといった感じ。
 この話がそこまで意識しているのかどうかは知らないけど、なかなか面白い設定だった。

投稿 : 2013/10/20
閲覧 : 309
サンキュー:

2

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