「機動戦士ガンダムUC/episode1 ユニコーンの日(OVA)」

総合得点
77.5
感想・評価
1021
棚に入れた
5200
ランキング
603
★★★★★ 4.1 (1021)
物語
4.1
作画
4.4
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.0

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ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

序盤は面白いが、中盤辺りから下落してく

小説はOVA開始とほぼ同時に購入し、読了。
その後OVAを視聴。

この作品は過去作品で登場したキャラクターやMSが多く
事前知識を必要とするタイプのため、
過去作品をある程度かじらないと意味不明なアニメで
終わってしまう恐れがある。
初代、Z,ZZ,逆シャア全てを見るのはさすがにきつすぎるため
作品ごとの解説が書いてあるサイトで把握するほうがいいだろう。

ちなみに、小説とOVAでは異なる設定が多いため、
小説とOVA両方を把握したい人はその点は知っておくべき。
細かく記載するときりがないのでとても気になった部分のみ
下記に後述する。(ネタバレ含む)

1~3話までは両方ともほぼ同じ展開で進むので、
安心してほしい。言い換えれば3話が終わる段階では
とても面白かった。問題は4話から。(小説でいうと6巻当たり)

{netabare}
「小説の場合」

シャンブロのパイロットは4人いる。
ロニ・ガーベイの父親もパイロットの一人。
ロニを殺したのはバナージ。

バンシィのデザインはユニコーンとほぼ同じ。

最後までフロンタルはシナンジュで戦う。
フロンタルはバナージによって殺害される。

「OVAの場合」

シャンブロのパイロットはロニ・ガーベイ1名のみ。
ロニ・ガーベイの父親は死んだことになっている。
ロニを殺したのはリディ。

バンシィのデザインが2つに変更された。
アームド・アーマーBSとアームド・アーマーVNを装備した形態と
リボルビングランチャー付きビームマグナムと
アームド・アーマーDE付きシールド、
アームドアーマーXCを装備した形態である。

前者はバンシィ、後者はバンシィノルンと呼ばれている。

クシャトリヤ・ベッセルングが登場する。

Ep7になぜかグスタフカールが登場。(閃光のハサウェイで活躍する機体)
捨て駒に使用され退場。

最後にネオジオングが出現。実際ただの棺桶である。

アムロとララァが出現する。フロンタルは自滅。
{/netabare}

全体を通した感想としてはスタッフが都合のいいように
キャラクターやMS、ストーリーをいじくりまわしてた印象。
バナージの依怙贔屓とリディへの恨みがすごい。
後半にいたっては過去作品のキャラクターの扱いもひどく
怒りを覚えた。

脚本の歯車が狂い始めたなと確信したのは
「撃てません!」の下りだ。あそこでリディが
撃たなければ、被害はさらに拡大したであろう。
バナージが嫌いになった決定的な瞬間である。
あまりにも不愉快だったため、色々と調べたが、
スタッフのエゴによって無理やり変えられていたことが判明した。
小説の通りにやっていれば、ここまで不愉快な気持ちにならなかった。

それ以降の展開も尻すぼみだったので、呆れ果てた。
自ら納得させるため、私はOVA版のリディは脚本に
翻弄された挙句、闇落ちしたのだと解釈した。
格別に好きなキャラクターではないが、バナージよりは好感が
持てるので私はリディを応援していた。

そして、あのラスト。失望ここに極まれりといったところだ。
改悪しすぎて、「は?」と憤りを隠さずにはいられなかった。
アムロとシャア、ララァを無理やり登場させ
都合のいい手駒として扱っているようにしか見えない。
これを許せる1st世代の方々は相当寛容性のある人物だと
推察される。自分が1st世代なら激昂しそうになる。

序盤の戦闘シーンや作画、BGMが素晴らしかったために
勿体ない出来になってしまった。

宇宙世紀作品の入門としてはありかもしれないが、
過去作品への侮辱の域に達する
レベルなのでわたしはあまり勧めない。

投稿 : 2018/01/31
閲覧 : 457
サンキュー:

7

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