カーアクションおすすめアニメランキング 29

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのカーアクション成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月19日の時点で一番のカーアクションおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.1 1 カーアクションアニメランキング1位
BLACK LAGOON The Second Barrage[ブラックラグーン・ザ・セカンドバラージ](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1854)
10849人が棚に入れました
日本の商社マン岡島緑郎は、東南アジアへ出張中に、海賊まがいの運び屋「ブラック・ラグーン」のメンバーに誘拐される。商社は機密保持の為、傭兵を使って人質の岡島ごと全てを殲滅する行動をとるが、岡島の機転で絶対絶命の危機を脱した。あっさりと会社に見捨てられた岡島は、名も立場も捨て、”ロック”としてブラック・ラグーンの一員となる。

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

だから、この話はここでお終いなんだよ、ロック。

2期も相変わらず楽しかった^_^

特に双子の話が良かったですね。
ブラック ラグーンみたいなアニメだと必ずこういう話はあると思いましたがやはり面白かったです。ジッと観てました。

バラライカの軍隊強いなぁー。あの副隊長ポジの人絶対良い人だし!

そしてなにより最後のシーンが綺麗にまとめらていてgood

あの話は海外でも反響が大きかったようで、いろいろと人生について考えさせられた人も多かったのではないでしょうか!

逆に最後の日本編の話はイマイチだったかなー。

なーんか、うーんこう裏で何か大きな事が起きてるとかなく、キャラの心情にスッと入れませんでした。

でもやはり総合評価は高くなります。とても楽しめました(-_^)

op 「Red fraction」 MELL

めっちゃかっこいいです。聴いてください!
英語の訳がもうレヴィです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 49

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

still standing in the zone of the twilight

3ヶ月おいて放送された分割2クールの後半ですが、前半のような娯楽に徹した作品ではないです。
前半では長くても3話で気楽に楽しめる6つのエピソードを扱っていましたが、後半は間にコメディタッチの偽札編を挟み、重く暗いテーマを扱う双子編と日本編という三部構成になっています。

双子編では、まるで警察犬や競走馬を調教するように、自らの意思とは関係なく快楽殺人鬼として育てられた子供たちが登場します。
現実問題、今も紛争地域には、善悪の判断もつかない頃から強制され洗脳されて、銃を手に戦場に赴く子供たちがいます。チャイルド・ポルノやスナッフ・フィルムの材料にされたり、危険を熟知してないのをいいことに爆弾や地雷撤去に使われている子供たちもいます。大人たちに使い捨てにされたり、生きながらえてもその傷をずっと背負っていく子供たちがいる現実から目を背けてはいけない事を思うと、素直に楽しむ気分にはなれませんでしたが、エピソードとしてはシリーズ最高だと思います。

日本編は、ロアナプラを離れ、バラライカ率いるホテルモスクワが日本のヤクザである鷲峰組と手を組むにあたり、ロックはバラライカの通訳としてレヴィーと共に帰省します。
疎みながらも裏社会に足を踏み入れようとする鷲峰組の元組長の娘である雪緒の物語で、ロックは良くも悪くも傍観者に過ぎません。昼と夜の真ん中のポジションで傍観者で居続けるロック。今後、彼はどちらの世界へ行くのでしょう?

もともと人を選ぶ作品だと思いますが、誰にでも見て欲しい反面、価値観や死生観が幼く情操教育が不充分な小さなお友達には見せたくない作品かもしれません^^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 39

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

原作 - アニメ対照表(作品内容については1期目レビューをご覧ください)→原作11巻発売により更新

#<原作話数> <原作エピソード名> [TVアニメ #<話数>] <ストーリー関連メモ>
#0 Black Lagoon [TVアニメ #1, #2] 「ロック」誕生
#1 Chase for ring-ding ships [TVアニメ #3] 戦闘ヘリ
#2~4 Rasta Blasta [TVアニメ #8~10] ガルシア坊ちゃま
#5~8 Das Wieder Erstehen Des Adlers [TVアニメ #4~6] Uボート
#9,10 Calm down, two men [TVアニメ #7] たばこキス
#11~15 Bloodsport Fairy tale [TVアニメ #13~15] 双子
#16~21 Goat, Jihad, Rock'N Roll [TVアニメ #11,12] 赤軍おやじ
#22~37 Fujiyama Gangsta Paradise [TVアニメ #19~24] 日本編
#38~43 Greenback Jane [TVアニメ #16~18] ニセ札
#44~76 El baile de la muerte [OVA #25~29「Roberta's Blood Trail」]
#77 The Wired Red Wild Card(未アニメ化)

001巻: #0~4
002巻: #5~12
003巻: #13~20
004巻: #21~29
005巻: #30~37
006巻: #38~46
007巻: #47~55
008巻: #56~64
009巻: #65~76
010巻: #77 ←大長編(笑)、1巻で終わらず。
011巻: #77 終了(結局1エピソードに単行本2巻分を使いました!)

TVアニメ放送順は原作エピソード順と異なり、下記のようになっています。
-- [1期: 計12話] --
1. 「ロック」誕生(計2話)
2. 戦闘ヘリ
3. Uボート(計3話)
4. たばこキス
5. ガルシア坊ちゃま(計3話)
6. 赤軍おやじ(計2話)

-- [2期: 計12話] --
7. 双子(計3話)
8. ニセ札(計3話)
9. 日本編(計6話)

-- [OVA: 計5話] --
10. Roberta's Blood Trail(計5話)

OVAはさておき日本編が原作同様、TVシリーズでも異例の長編だということがわかりますね。

なお、原作マンガとアニメでは日本編の最終決戦の舞台が神社の境内(原作)から埠頭(アニメ)に変わっています。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38

73.2 2 カーアクションアニメランキング2位
ディメンションW(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (759)
4044人が棚に入れました
西暦2072年。第四の次元「W」から無限のエネルギーを取り出せる「コイル」により、人類は繁栄の極致にあった。しかしその裏では、正規外のルートから入手した「不正コイル」を使った犯罪が横行し、回収に懸賞金がかけられるようになった。腕利きの"回収屋"マブチ・キョーマは、ある依頼の中で謎の少女・ミラと出会う。かつてコイル事故ですべてを失ったキョーマと自分の出生の秘密を探るミラは、共に「コイル」の真実を追うことになるが……。

声優・キャラクター
小野大輔、上田麗奈、石田彰、中村悠一、鈴木絵理、斉藤貴美子、松岡禎丞、鳥海浩輔、山下大輝、土師孝也

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミラに救われた作品

キョーマもこの作品自体もミラの存在で救われたのかなと。

物語としては面白かったと思いますが・・・。

自分には最後まで『次元W』という言葉が都合よく使われていただけのようにしか感じられなかったというか・・・。
不可思議な部分の原因が全て『次元W』に押し付けられているような・・・。

まあ、そういう作品なんでしょうけど。

OP・ED曲も映像も綺麗で良かったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 36

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

雰囲気アニメ(嫌いじゃないです)

マンガ原作は未読です。聞くところによると、アニメ化で原作をほとんど使い切ったようです。

ストーリーは、つまらないわけではないのですが冷静に考えると「次元W」と「コイル」の設定は意外とガバガバな気がします。でもこれは原作のせいでしょうから、アニメスタッフは悪くありません。

画はわりと良く動きますし、デッサン歪んだりパース狂ったりとかも感じません。ただ、立体感とかはあまりなくて彩色で手数を減らしている感じはします。まあ、アニメはそういう画でも良いんじゃないかな…。

主人公のキョーマ(苗字が「マブチ」なのはモーターの会社から取った…?)がトヨタ2000GTに乗ってますが、たぶんあの世界観だとガソリン車自体が貴重で、しかも有鉛ハイオクで走る自動車とか頭どうかしているレベルのはず。せめて無鉛ガソリンでも走れるように、バルブシートは交換してあるのかしらん…。

…ええと、脱線しました。そうそう、アンドロイドのミラ、カワイイ!

平均点以上の作品だと思いますけど、「他を差し置いてでも、どうしても見ろ」ってほどではない感じ…。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 36
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラ&世界観は魅力的なのに、シナリオがインフレ起こしてて惜しい迷作

本作の中盤以降のシナリオは相当にトンデモですが、ともかくも全12話を見終われば、

{netabare}(1) 人間離れした身体能力をもつ法被(はっぴ)を羽織った顎ひげのオッサン(何やら傷心もちらしい・・・)と、
(2) ピコピコ動く耳なのか触覚なのかよく分からない装置を頭部につけ、ワイヤーみたいな尻尾を生やしたクリっとした瞳の感情豊かな美少女ロボット{/netabare}

の遭遇から信頼関係の発生までをじっくり堪能できて、個人的には好きな部類の作品となりました。

しかし、

{netabare}(1)敵キャラ(ハルカ・シーマイア)の描かれ方が安っぽかったのはかなりの減点要因で、
(2)また、本作のシナリオ構成を担当した方は、原作マンガの様々なエピソードを全12話のアニメ作品として上手く再構成しようと頑張られたのだとは思いますが、話数に対して盛り込んだ内容がインフレを起こしてしまった印象が強く{/netabare}、

多くの視聴者に本作の面白さが、序盤で期待された割には余り伝わらなかった感が残りました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============== Dimension W (2016年1-3月) ==============

{netabare}第1話 回収屋 ★★
第2話 ルーザー ★★ Wの具象化
第3話 ナンバーズを追え ★
第4話 八十神湖に潜む謎 ★ 面白いのだが作品世界を拡張し過ぎでは?
第5話 亡者の可能性 × 脚本がゴチャゴチャし過ぎで支離滅裂に見える
第6話 アフリカの風 ☆ サルバ王子&四阿屋姉妹
第7話 過去からの呼び声 ★ キョーマの過去話、イースター島へ
第8話 虚無に落ちた島 ★ 
第9話 アドラステアの鍵 ☆ ルーザー+キョーマの過去話、記憶の世界
第10話 蘇る悪夢 × 超展開で面白いけど脚本がポンコツ
第11話 消えたジェネシス × 同上
第12話 辿りついた未来 ★ 終わり方はまずまず{/netabare}
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)5、☆(並回)2、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

OP 「Genesis」
ED 「Contrast」


◆総評

上記の各話評価のとおり、本作は、
★★(優秀回)・★(良回)が計7回と見所が多い面白作だけれども、
×(脚本がダメな回)が3回もあって、
個人的には応援したいタイプの作品なのですが、本サイト等での評価が余り高くないのは仕方ないかな、と思いました。


◆本作をお勧めしたい人

①ソルティ・レイのソルティが好きな人
②蒼き鋼のアルペジオのイオナやタカオが好きな人
③TIGER&BUNNYの鏑木T.虎撤が好きな人
④ある程度のシナリオの粗を我慢できる人
⑤多少のグロ耐性がある人

・・・こんな感じかな。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 34

76.5 3 カーアクションアニメランキング3位
頭文字D [イニシャルディー](TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (490)
2706人が棚に入れました
北関東の名立たる峠道を舞台に、本来ならば「若葉マーク」である筈の主人公、藤原拓海が父親の愛車、AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを駆り、誰の目にも圧倒的に速いと思える車を相手に対等な勝負を繰り広げ、“公道最速”を目指す。

声優・キャラクター
三木眞一郎、石塚運昇、岩田光央、川澄綾子、西村知道、矢尾一樹、高木渉、子安武人、関智一、檜山修之、藤原啓治
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

良い子は真似しないで下さい、って、真似したくても出来ないけどね(笑)

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
走り屋とは、「公道の」「山道(峠)を」「市販の車で」「無許可に」激走する人達です。そんな人達の物語。当然、道交法違反ですから、良い子は真似しないで下さい。いや、真似できるもんなら真似してみて下さい(笑)

私は特別、車好きってわけではないのですが、それでも熱くなります。ていうか、男だったら100%胸踊るはずですよね♪

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レースの様子は、当時としては目新しかった3Dです。また、レース中の音楽も、当時流行りのユーロビート風で、なぜか群馬の景色と不思議とマッチします(笑) このあと続編もたくさん出ますが、主人公の「成長」を楽しむなら、この作品(1期)が一番だと思います。

私は、高橋啓介の黄色いFDが好きでした。もちろん、実際に乗る勇気はないのだけれど。燃費最悪だし、2ドアだし、岩手の雪道走れないし、なによりあの見た目は、余程のイケメン以外は乗れません(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 25

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

【アニメにおける自動車の表現を根本から変えた歴史的大傑作!!!】

日本のアニメやマンガとモータースポーツの相性は実は結構良くて、古くは『マッハGoGoGo』『よろメカ』『F』『サイバーフォーミュラー』『レッツ&ゴー』・・・とまあ歴史を辿るだけでも数々の名作が生まれてます
ところがこの作品が当時手間ばかり掛かると限界が見えてきていたセルアニメにおけるモータースポーツの表現を根本から覆すことになるんです
かくいうオイラもこの作品には人生観そのものを大きく変えられた一人です


原作は『バリ伝』でお馴染みの“しげの秀一”が1995年から週刊ヤングマガジンで連載していたマンガ
本来なら若葉マークであるはずの高校三年生の主人公が父親から受けた非合法な特訓で天才的なドライビングテクニックを開花させる
そして当時既に15年落ちだった旧型車、通称「ハチロク」を駆って夜の峠道で最新鋭スポーツカーを相手に公道バトルを繰り広げるという俗に言う【走り屋モノ】
後々続く長編シリーズの第1期が今作、通称『First(1st)Stage』です


複雑なカメラワークや流れる沿道の背景を毎週のテレビアニメで表現可能にしたのはずばり【自動車の走行シーンをフル3DCGで表現】するというかつてない試み
当時、連続テレビシリーズで3DCGなんてあまりにも贅沢・・・いや無謀とも言える挑戦でしたがこの作品は見事にそれをやってのけました
そして疾走する自動車の表現=3DCGという今日のアニメ界では常識とも言える構図を完成させるまでに至ったエポックメイキングな記念碑的傑作と呼べるでしょう


また音楽レーベルのavexがアニメ事業へ参入した記念すべき第1作目でもあり、同社のダンスコンピレーションアルバム「SUPER EURO BEAT」シリーズの楽曲を劇中BGMに採用するという試みも斬新でした
当時パラパラブームを目前に控えていたものの、ユーロビートという世界的に観れば実にマイナーなジャンルの音楽の知名度を押し上げたのは今作の力もあってのものです
特に第5話のバトル決着直前に流れる「HEART BEAT」のイントロによる演出は必見
後のシリーズでもGT-Rの象徴として使われる「BACK ON THE ROCKS」や庄治慎吾のテーマこと「DANCING」のような強烈なインパクトを残す演出も素晴らしい
第1話の最初と最終話の最後は必ずDAVE ROGERSの楽曲が来るというシリーズを通して観るとよくわかるセオリーが既に築かれているのにも注目してほしいですね
主題歌を手掛けたm.o.v.e=アニソンという構図も今作が始まりです


ちなみに今ではあまり話題になりませんが2000年の『はじめの一歩』に破られるまでは最高視聴率3.8%という深夜アニメとしての記録を持っていました
この事からも今作が当時どれだけ注目されていたかがわかると思います


それにモータースポーツモノ、青春モノとしてのストーリーの完成度もシリーズ中屈指の出来栄えでして、基本的に5話で1つのエピソードが完結するようなキレイな構成になっています
1~5話 VS FD3S編
6~10話 VS R32編
11~15話 VS EG6編
16~20話 VS シルエイティ編
21~26話 VS FC3S編(+妙義遠征編)
合間合間に恋愛や笑いを挟みつつ全26話
後のシリーズでは原作の細部をカットするような“マイナスの構成”をとっているのに対し、この第1期だけはアニメオリジナルエピソードを加えるなど“プラスの構成”をしているのも特徴
自動車に興味の無い方にも、この第1期に関してはオススメできますb


お話そのものの特徴としましては、「走り屋」と呼ばれる非合法公道バトルを繰り広げる若者達の姿を【究極まで美化してる世界観】が本作特有のポイントといえます
この手の「走り屋モノ」では、少なからず非合法であることをチラつかせて走り屋とはあくまでアウトローな存在であるってことを提示するものなんです
『サーキットの狼』の“池沢さとし”ですらやってます
ですが今作はそーゆーの一切やってないのです(笑)
こんなにも走り屋が受け入れられる世界があるわけ無いのですが、今作では本当のモータースポーツならば成立し得ない【自動車の異種格闘技戦】を実現させるということに注力しているので、公道バトル=無差別級レースとして誰もが黙認
だから走り屋を否定する人なんてのも出て来んのです


それと今では当たり前になりましたけど徹底したロケハン、というのも当時のアニメとしては珍しかったですね
物語の主な舞台となる群馬県渋川市の伊香保温泉街などは原作でもかなり細かく描写されている為、アニメも其れに習っています


さて、やはり3DCGというのは日進月歩の技術でして、残念ながら特に今作のバトルシーンは今観るとツッコミどころが満載だったりします
(セルDVD化の際に音響面などはだいぶ修正されましたが・・・)
そもそも3DCG以外の作画や手描き背景がアナログだったため、人物と自動車の合成が出来なかったという問題点もありました
2002年に発売された『BATTLE STAGE』という総集編では3DCGを一から全てリメイクするなど今作への思い入れはスタッフも大きかったようですね

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22

いかろーす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

クルマに愛着が持てる作品

1998年のエイベックスがアニメ参入後の第一作品となるこのアニメ、15年前の物ということもあり少々作画がなかなか昔っぽいですね。それがまた良いのですが。

ストーリーは中学生の頃から山の上にある旅館へ豆腐の配達として峠を往復する毎日、主人公:藤原拓海は天性のドライビングセンスに磨きをかけていた。そんなある時帰り際にFD3Sと呼ばれる車を追い抜くことでそのドライバーにショックを与えることとなり、その後バトルすることになる・・・。というあらすじです。

拓海の車への愛情が好きになりました。道具などの括りではなく、家族のようななくてはならないものとして捉えていることが重要です。

OP/EDはm.o.v.eが主に担当していてテンポ/リズム感が良く結構ハマります。バトル中の音楽が最高にいいですね。サントラお勧めしますが、運転中の視聴はスピードオーバーによる事故を招くかもしれないのでやめたほうがいいかも(笑)。

個人的神回:最終26話「新ダウンヒル伝説!」

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

70.6 4 カーアクションアニメランキング4位
頭文字D Second Stage(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (234)
1438人が棚に入れました
頭文字D Second Stageは、「頭文字D」シリーズの第2期作品。公道において自動車を高速で走行させることを目的とする走り屋の若者たちを描いた作品である。1995年の半ばから、「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載。北関東の名立たる峠道を舞台に、本来ならば「若葉マーク」である筈の主人公、藤原拓海が父親の愛車、AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを駆り、誰の目にも圧倒的に速いと思える車を相手に対等な勝負を繰り広げ、“公道最速”を目指す。
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

「暴走」が止まらない

原作は途中まで既読
ファーストは視聴済みです

白熱したカーチェイス

年甲斐もなく
熱くなってしまいました

急カーブを"ドリフト"で走り抜ける「ハチロク」
とてもじゃないけど見てられない

危ねぇ~!!

お願いだから
家の近所でだけはやらないでね~

なんて
そんな言葉まで出てきそうな迫力でした

ストーリーはいまいちでしたが
その分バトル(っていうの?)のシーンは感動すら覚えました

まあ
ただ
それだけなんですが


内容とはあまり関係ないのですが
作中に出てきた峠道は
主人公のたくみくんのホームグラウンドの「アキナ」以外
実際に存在する峠道で
(「アキナ」も実際は「榛名」(はるな)という実在の峠道がモデルだそうです)
私も
旅行などで
行ったことのある峠道が2つありました

「碓氷峠」と「日光いろは坂」です

作中では峠道についての話がありますが
結構
事実に基づいていて感心しました

{netabare}碓氷峠は本当に車がギリギリですれ違うくらい狭くて
急カーブが連続しているとか

いろは坂も
上りと下りで別々に
片側一方通行になっているとか{/netabare}
なんて

作中のドライバー達もそんな峠道の特性を熟知した走り方や
逆に
{netabare}走りなれない道に墓穴を掘ったりと{/netabare}
結構
凝ってました

でもまあ
いくら
運転が上手でも
やっぱり
安全運転が一番ですよ

そこの君
真似すんなよ!!


余談で
(ここから先は危険な内容なので興味のない良い子は見ないでね)

{netabare}この作品をみて
ちょっと興味が沸き
実際に作中に出てきたドラテクを真似しようと思いました
(真似すんなっていったそばから)

嫌がる友人を無理やり引っ張り出し(谷底に落ちたときの保険です)
地元の峠へレッツゴー!(お~っ!)

「あんた、そんなつまらん漫画の真似なんて、なに考えとるんや!」
「っるせー!谷に落ちたらちゃんと救助呼んでや!」
(方言丸出しでスイマセン)

そんな
間抜けな会話をしつつ
道すがら
「○'z」の「Crazy Rendezvous」(クレイジーランデブー)を聴いて(古っ)
私だけノリノリ絶好調で
峠に到着

ていうか
危ないので
峠の近くにある駐車場でトライすることに
(余談で
近くには某「A○」に出てくる「○○大学」や某「花○くい○は」に出てくる「○○温泉」があります)

まずは"ドリフト"を・・・

なんか
作中の説明では
前輪駆動の車でドリフトをするときは
後タイヤを滑らすためにサイドブレーキを使うとか言ってたな

ふっふ~ん
いくら方向音痴の私でも
じぶんの車が前輪駆動ってことぐらい知ってますよ~

えーっと
サイドブレーキは・・・

ない

サイドブレーキがない!

えぇぇぇ!

あるはずのサイドブレーキを探しながら
恐慌状態に陥る私

その横で友人が冷たく
「あんたの車のサイドブレーキって足で踏むやつでしょ」

サイドブレーキって足で踏むの?
サイドブレーキは運転席の横についていて手で引くって自動車学校で教わったぞ
だから"サイドブレーキ"って言うんじゃないの?
でも
たしかに左足のところにペダルが・・・

「あんた、この車買ってからいっぺんもサイドブレーキ使ったことないの?死ね」

友人から冷たい罵声をあびせられ
さらに
{netabare}死を願う一言で
"花○くい○は"の"み○ち"の顔が脳裏をよぎりながら{/netabare}
あえなく撃沈しました

意気消沈して帰路につくとき
せめてもうひとつのドラテクである
{netabare}"必殺溝おとし"{/netabare}でも

道の横の側溝を見たら
溝がかなり深くて
とてもタイヤを引っ掛けて走れるような感じではありませんでした

そんな私の様子を見て危険を察知したのか
「私、もう歩いて帰るわ~!」

ブチ切れながら
車を降りようとしている友人が助手席にいました

{netabare}ごめんね"M"(。・人・`。)){/netabare}

{netabare}っていうか
この後
懲りずに
"にわかアニオタ"になって聖地巡礼に行っちゃったんですが^^

てへっ(*^∀゚)b{/netabare}

まさに「大暴走」でした~

みんな~
ホントに
真似すんなよ!!{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期と変わらず、良い♪

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
基本は1期と変わらず、3Dとユーロビートで演出された、熱いカーレース。ただ、1期よりバトル面でパワーアップし、恋愛面など、人間ドラマも魅せてくれる。個人的には、1期よりも更に好き。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
コップの水、真似した人も多いはず(私もその一人w ) 勿論、秋名には行けないし、ドリフトなんて出来ない。でも、青森で働いてた頃に、「八甲田山」という山である程度スピード出してみたら、水浸しになったw そりゃーコンビニもマックも、コーヒーには蓋を閉めるはずだw

バトルものの成長と異なり、「車壊れる→エンジン積み換える→速くなる」というのは実に分かりやすいが、それを安っぽく見せないために、壊れる過程(嫉妬故の無謀な運転)、代車(最新スポーツカー)の戦闘力の実感、エンジン積み替えた後の葛藤(違う車だ、乗りにくい)など、きちんとドラマにしているところが、素晴らしい。

また、茂木なつき との恋愛話も良かった。妙にエロい彼女は、メインヒロインとしては確かに難しかったけど、女子高生としてのリアリティがあり、凄く魅力的なキャラだったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

Hシーンが無い

2期ではCGが更に綺麗になってとても良い。
1期ではバトル間のストーリーが長くテンポが悪かったが
本作では改善されている。
高橋涼介のバトルシーンはなかなか。
原作にあるHなシーンがカットされているのが残念だが
子供も観ている作品なので仕方ない。
キャラの多くが喫煙していますね。
タバコは灰皿に捨てましょう。ポイ捨てはいけません。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

67.7 5 カーアクションアニメランキング5位
頭文字D Fourth Stage(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (201)
1193人が棚に入れました
『頭文字D Fourth Stage』 は、「頭文字D」シリーズの第4期作品。
公道において自動車を高速で走行させることを目的とする走り屋の若者たちを描いた作品である。1995年の半ばから、「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載。
【ストーリー】北関東の名立たる峠道を舞台に、本来ならば「若葉マーク」である筈の主人公、藤原拓海が父親の愛車、AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを駆り、誰の目にも圧倒的に速いと思える車を相手に対等な勝負を繰り広げ、“公道最速”を目指す。
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

設定がとてもよかった

初めてこのコミックを観た時は(もう随分昔ですがw)、えらい画が下手くそ(ごめんなさいw)だなぁ~って思ったんだけど、読んでみると、内容はなかなか面白そうだな・・・って感じて、延々と最終巻までのお付き合いとなっていました。アニメも第一話なんて、独特の上手とはいえない画で、大丈夫かな・・・と思いつつも結局最終話まで観ちゃったしねw
 
題材と設定が良かったのは間違いありません。峠の走り屋を芸術的なドリフトでぶっちぎる普通の高校生藤原拓海のやる気のなさ感がfirst stageでは良かったし、拓海のお父さんが非常に味があってよかった。登場する走り屋達も車に対しての知識と走りに対する情熱は同じベクトルなのに車種や技量によって考え方が全然違うし、その違いがしっかり的を射ているから面白さが倍増しましたよね。
 
現実的ではないけれど、物理的には理にかなっていることが多かったので、嘘っぽさも感じなかった。ひょっとしたら自分にもできるかな・・・?みたいな錯覚に陥る感じさえしたから、車好きには身近なすげ~走り屋の話って感じで、臨場感もあったと思います。高校生としての藤原拓海の話も案外面白かったし、車以外の日常の話も楽しめる内容が多かったので、今でも時々観て楽しんでいます。映画もなかなか楽しめましたし、峠の走り屋の話としては一級品の内容だったと思います。
 
{netabare}fourth stageのメインは拓海VSゴッドハンドと啓介VSゴッドフットのバトルにより、各自の技術が覚醒するまでの本格的なバトルで終焉します。限界領域での神がかり的なドリフトの技術を持つ拓海とワンハンドステアで理想的なラインを進むゴッドハンドとの壮絶なバトルは見応え十分です。タイヤマネージメントに必要な理想的なラインどり、という物理的に整合性のある内容で面白かったし、拓海はそれに対して溝落としでゴッドハンドを追い詰めたあたりは迫力があって良かった。啓介もアクセルワークでタイヤマネージメントを行うという繊細な過程を踏み、ゴッドフットを追い詰める。最後は走り屋馬鹿の意地の張り合いになる所も良かった。
総じてイニDは自動車工学と物理学に即してバトルの課題が構成されていて、好きな人には目が離せない内容になっているのです。{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

totehi さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これからだぜっ

このアニメは1期から見るとどんどん変わっていく部分を楽しめる。グラフィック等





感動
実際トヨタ86(トレノ、レビンの方)は遅い。どれぐらい遅いかというとちょっといじくった軽といい勝負な程。それでもこれに乗って連勝する藤原。様々な強敵と戦っていく。ただ普通のバトルにも飽きてきた頃だと思う。だから面白みも薄れてきたと思いきやそうでもない。プロジェクトDはどんな秘密があってどうなるのか。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

プロジェクトDが始動。少し詰め込みすぎた?

いよいよ、群馬最速チーム
(と言ってもレッドサンズに拓海が入っただけ)
プロジェクトDが始動。
最初からレースシーンを持ってきたかった為か、
そのアプローチ(拓海のプロジェクトD加入)シーンなど、
涼介と拓海の心も葛藤部分などが
はしょられているのが少し残念だった。
このステージはガチガチの藤堂塾を皮切りに
藤堂塾の卒業生でプロレーサーとのバトル。
そして、普通の走り屋の域を超えた
中年二人「ゴッドハンド」「ゴッドフット」とのバトルと
見所十分。

個人的には少々バトルを詰め込みすぎた感がある。
これだけの内容なら、そこまで詰めすぎなくても
藤堂塾ヴァージョンだけでも十分だったのでは、、、
事実、啓介パートのバトルは削られているし
製作側は何を焦ったのか?
もしくはスポンサーの意向?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

68.7 6 カーアクションアニメランキング6位
頭文字D Third Stage(アニメ映画)

2001年1月13日
★★★★☆ 3.8 (197)
1101人が棚に入れました
ハチロクパンダトレノで走り屋に目ざめた高校生・藤原拓海。テレビシリーズ第1作では夏、第2シリーズでは秋が描かれたが、劇場版の本作ではその後の冬、高校卒業までの数か月が描かれる。走り屋として周囲の街にもその名が知られるようになり、拓海は数々のカーバトルの挑戦を受けていく。同時にすれ違いのままだった同級生、なつきとのラブストーリーも展開、進路の問題といった高校生らしい物語。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

晩秋、路面に散らばる落ち葉を見ると日光いろは坂のバトルを思い出す……。

劇場版展開となったThird Stage。

前半戦は秋の栃木・日光いろは坂への遠征に挑む新生ハチロク&拓海のバトル中心。
後半戦は春に迫った高校卒業&“新チーム”への誘いを前に
進路、恋愛その他、色々な心の決着を付けていく人間ドラマ中心の構成。

『頭文字D』に関しては、初期の型遅れのハチロクが
秋名峠の下りでスーパーカーを負かしていた頃が一番面白かった。
との感想が散見され、私も正直そう思いますがw

私は本作の頃も十分面白いと思います。
リニューアルしたハチロクについても、まだ底を見せていない時期で、
敵地で繰り広げられる個性的なマシンとの激闘で
徐々に本性が明らかになっていく流れがシビれます。

モンスターエンジン、下に置くか?後ろに置くか?
ドライバーはもはや超人({netabare}鳥人{/netabare})ですがw
能力バトルみたいな超展開だけでなく、
ちゃんとマシン性能由来の論点もあって引き込まれます。

人間ドラマの面でも、四季の変化も取り込みつつ丹念に描写。
車は怪しげなルートから入れた諸々をちょちょい
積み込んで組み直せば数日で生まれ変る。
けれどマシンを操る生身の人間が抱える心の葛藤は、
季節を一つ、二つ経て、試行錯誤して“チューニング”しないと整わない。

落ち葉と共に過ぎ去った峠バトルから、
長い冬を越え、モヤモヤが晴れた心に光明が差していく……。
鈍色の秋空から、ラストの春にて本編とは異なる白を基調とした作画構成で、
眩しい新年度を表現したナイスパフォーマンスまで、
走馬灯のように一気に駆け抜けるドラマは劇場版ならではだと好感します。

そう言えばアニメ版は本作までで、原作は40巻辺りでリタイアしている私w
私が挫折したキッカケって、そう言えば、
{netabare}本作でもしのぎを削った小柏カイとの再戦で、
「藤原ゾーン」って何だよwって感じで私の読破エンジンが不調を来たし、
その内に作者の体調不良等による刊行ペースダウンが拍車をかけ、
気が付いたら途中下車していた……そんな記憶が残っていますw{/netabare}

シリーズも完結して、次世代が活躍する続編?コミックも始まっていることですし、
本作でも描かれた世代を超えて受け継がれる運命或いは因縁wに免じて、
私もいい加減、原作コミックくらいはゴールを目指してみようかなと思った……。
車にへばり付いた落ち葉を剥がして捨てた晩秋の朝……。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

流石に古さを隠しきれない、2000年当時の最先端3DCG

峠道で公道レースを行う現代の若者達の世界を、色々と美化した上で描くカーアクションシリーズの金字塔


3作目にして初の劇場版
スタッフは脚本以外ほぼ総入れ替え、制作スタジオはディーンに変更
そして・・・シリーズ中文句なしに最高傑作です


フルCGのバトルシーンにおいて、テレビシリーズでは背景となる峠道自体は平面上に描き起こしてカメラの角度で傾斜を再現して見せてたけど、今作はちゃんと丸々一個の【山】を形成し、背景としてます
そんな細かい仕事の一つ一つに手間がかかっているのは流石の劇場版


特にファンの間では永遠に語り継がれるであろう「空中に描くライン」のシーンは何度見ても笑ってしまいますw
下手なB級アクション映画やVシネを凌駕する演出の上手さでカッコよさ倍増


ただ日進月歩のCG作品の常で、当時の最先端も現代ではその古さを隠し切れないです


シナリオ自体は原作とは違うオリジナルの構成が楽しめ、当時シリーズ完結編として制作されただけにスタッフの本気が伺えます
てかぶっちゃけこれで終わりにしとけばよかったのに^q^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11
ネタバレ

いかろーす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

アニメ映画ではかなりいい出来栄え

劇場版ということもありバトルシーンにすごい気合いが入っているように感じました。車の挙動なども手が込まれていましたね。原作組でも満足の行く作品だと思います。

初見さんには1期2期の続きなので先にそちらを観て欲しいですね。この3期は{netabare}1期での秋名無双編、2期での軽い遠征の後に、プロジェクトDへの誘いを受け拓海の心の葛藤を描いたものです。未来へ向けてどうすればよいのか分からない拓海がバトルを通して答えを探し求めます。{/netabare}

作画もCGっぽさがあまり出ていなく、進化したなとわかります。頭文字Dシリーズでは最高傑作ではないでしょうか。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

67.1 7 カーアクションアニメランキング7位
機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル(アニメ映画)

2015年2月28日
★★★★☆ 3.9 (182)
998人が棚に入れました
宇宙世紀0068年、サイド3、ムンゾ自治共和国。宇宙に進出した人の革新を説き、地球連邦政府からの完全独立を宣言しようとしたジオン・ズム・ダイクンは、議会檀上で演説中に突如倒れ、帰らぬ人となった。ダイクンの死後、ザビ家陰謀説を唱えるダイクンの側近ジンバ・ラル。しかし、サイド3、ムンゾの実権を掌握せんとするデギン・ソド・ザビ率いるザビ家の暗躍は加速していく。これまで語られる事の無かった動乱の歴史が明らかになる中、ダイクンの遺児であるキャスバルとアルテイシアには、激動の時代を象徴した数奇な運命が待ち受けていた…。

声優・キャラクター
田中真弓、潘めぐみ、浦山迅、銀河万丈、藤真秀、三宅健太、渡辺明乃、津田英三、恒松あゆみ、喜山茂雄、沢城みゆき、茶風林、池田秀一、大塚明夫
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一年戦争前夜

安彦良和総監督作品、サンライズ制作。
人類最大の悲劇「一年戦争」の発端を描く、
シリーズ全6章を総括して簡潔に。

舞台は宇宙世紀0068年から始まる。
ジオンズムダイクン議長の死から遺児となり、
運命に翻弄される兄妹キャスバルとアルテイシア。
暗躍するザビ家の面々と名門ラル家との政争。
一年戦争に至る闇の歴史が幕を開ける。

{netabare}渦巻く陰謀の中、安息の地を求める兄妹。
士官学校でのシャアとガルマの邂逅。
ザビ家への復讐を誓う仮面の下の決意。
やがて士官学生による「暁の蜂起」が発端となり、
ジオンは地球連邦政府からの独立を宣言。
その直後、秘密裏に開発されたモビルスーツを投入し、
ジオン公国は宣戦を布告するに至ります。{/netabare}

ルウム戦役、赤い彗星の誕生とギレンの策謀。
高まる開戦の機運は誰にも止めることが出来ず、
政治的手腕、卓越した用兵術を武器に、
シャアアズナブルは歴史の表舞台へと歩み始める。
平和な日常の終焉、戦禍は拡大の一途を辿り、
未曽有の悲劇が始まろうとしている。
激動の時代を駆け抜けた人々の戦場の群像劇。
ガンダムとはシャアの物語かも知れませんね。

アムロレイとシャアアズナブル、
歴史の潮流はまだ彼らを引き合わせない。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 44

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

赤い彗星の物語・序編。

安彦良和版・機動戦士ガンダム THE ORIGIN の、シャア・セイラ編のアニメ化

基本的なあらすじは初代ガンダムと同じですが、随所にアレンジが加えられています。

例・一年戦争の11年前にスペースコロニーにガンタンクが多数配備されている。

見た感想…子供時代のシャアとセイラ、そしてザビ家に関係する人物が沢山登場しますが、
ガンダムでありながら富野監督要素がないなあ。
やはり、安彦さんの漫画のアニメ化なんだな。
お話のノリとか登場人物の表情の動きにそういうものを感じました。

あと原作単行本を読んでたせいか、ただあらすじを追ってるだけで、
観てる側としては驚きも喜びも特に感じませんでした。

富野監督入魂のGレコも期待はずれでしたし、
理想の宇宙世紀ガンダムは、もう得られないんだろうな!と思いましたね。

続きがあるみたいですので、公開されたら観ますけどね!

簡単にですが、これにて感想を終わります。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 33

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

【主に戦車道】断っておきますがこれはガンダムのレビュですよ?【主にロリテイシア】

初代『ガンダム』(ファーストガンダム)のキャラデザを務めた安彦良和が、独自解釈でファーストガンダムをコミカライズした漫画、『THE ORIGIN』をアニメ化した作品です
つまりガンダムの歴史上、初めて漫画→アニメという経緯を持った作品になります
監督は『0083』や『MS IGLOO』の今西隆志
脚本に隅沢克之
キャラデザにことぶきつかさ
メカデザにカトキハジメ(MS系)、山根公利(車輌系)、明貴美加(戦艦系)、アストレイズ
総作画監督に西村博之(天才)
メカ作監に鈴木卓也
音楽に服部隆之
1話約70分、全4部作(予定)


今作で描かれるのは1年戦争の前日譚にして漫画版オリジナルストーリーとなった所謂「シャア・セイラ編」です
キャスバル・レム・ダイクンという少年が如何にして赤い彗星ことシャア・アズナブルを名乗ることとなったのか、とまあシャアという男とその妹のジュブナイルが基軸となります
ちなみにあくまで『THE ORIGIN』のアニメ化であり、【ファーストガンダムそのものとは設定や時系列が異なっている】ことを断っておきたい


まずアバンタイトルで描かれるのはシャアが赤い彗星の異名を取ることとなり、アニメでは詳細が描かれなかったルウム戦役
今作ではモビルスーツは基本的に3DCGで描写されます
このルウム戦役の迫力の戦闘シークエンスを描くのは北野三郎・・・じゃなかったw板野サーカスこと板野一郎
ハイスピード、かつ膨大な情報量で混沌とした艦隊戦を潜り抜けるシャアの姿が描かれます


そして時を遡り開戦の11年前、宇宙世紀0068
地球連邦からの独立を図るスペースコロニーサイド3のムンゾ共和国が舞台となります
指導者ジオン・ズム・ダイクンは彼の家族を巻き込みながらも宇宙移民の自治権確立に奮闘する日々を過ごしていた
しかしある日、彼は狂気の中で突然に息絶えてしまう
ダイクンの死は謀略だと民衆は暴動を起こし、それを鎮圧する地球連邦は軍を投入、この混乱に乗じてムンゾの実権を握ったザビ家の暗躍
そしてダイクンの遺児こそがキャスバル=シャア、そして妹のアルテイシア=セイラだった
これまで設定のみで深く語られることの無かったダイクン家とザビ家の確執、政治ドラマ
ダイクン家に助力するラル家の親子、特にファーストでは名前だけが語られていたジンバ・ラルの登場
『THE ORIGIN』のオリジナルキャラであるザビ家の次男、サスロ・ザビの存在も忘れてはいけない
そしてクラウレ・ハモンやクランプといったキャラの活躍もファーストファンには心躍るところでしょう


さてところで、この作品はガンヲタとかガノタとか呼ばれる一部のマニア専用の作品では決してないということを強く主張しておきたいです


まず先にも言ったとおり旧作の設定はほとんど意味を成していないのでむしろガンダム初心者の方がすんなりと今作を受け止められると思います
独立運動に心身を疲弊しながらも奮闘する父の背中を見て育った少年が、今度はその父の死をキッカケに故郷を追われる身となり、やがて一族を貶めた者達への復讐を誓う・・・
そう今作は何も複雑なSFとかじゃないんです、【ピカレスク・ロマン】なんですね
強いて言うならタイトルにもある【“ガンダム”が一切出てこない】ことだけはご了承願いたい


最大の見どころは“安彦絵の完全再現”
近頃のアニメでは珍しくなった三白眼、長い下まつげ、ハイライト少なめな頭髪といったデザイン面
そして劇中でのコミカルなタッチ、正真正銘のテレビまんが感
特にガンダムのようなシリアスな作品ではもうあまり観られないであろうオーバーな表情芝居は古き良き時代を生きた漫画家ならでは感性ではないでしょうか
それを(天才)西村博之が細かいカット一つ一つにまで拘って作り込んでいるのが見えてきます
また現場では安彦が直接アニメタを指導するという姿もあるようで、とても貴重な環境が整えられた制作現場であることが伺えます


特に安彦ismが如実に現れているのが“ロリテイシア”ことアルテイシアですかね
喜・怒・哀・楽、今作で全部魅せてくれます
すごく楽し、いやw可愛い(^ω^)


それとクライマックスで登場するオリジナル設定の初期型ガンタンクによる“戦車道ならぬガンタンク道”
陸上自衛隊も取材協力に応じたとかで『ガルパン』ファンにも是非観ていただき一戦に仕上がってますね


ところでキャストがほぼ一新されたのが気になりましたね
故人等も多少絡むためキャスティングには苦労されたのでしょうが、折角新しいガンダムをやるんだから、と思い切って冒険をした新キャストがちょろちょろと
特にハモンに沢城みゆきを起用したのは驚きました
そしてこれは成功と言えるんじゃ?とこの挑戦的キャスティングに拍手


一方で銀河万丈のギレンと池田秀一のシャアは全く変わり映えのない安定感で、定着した二人を変えることは不可能だったという結果も見えてきました
35年も経ったのに銀河万丈や池田秀一の代役って未だ誰も出来んのですね・・・まさにオンリーワンか

投稿 : 2024/04/13
♥ : 30

63.0 8 カーアクションアニメランキング8位
頭文字D Fifth Stage(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (152)
945人が棚に入れました
天性のドライビングテクニックの持ち主である主人公・藤原拓海(ふじわら たくみ)が、AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを駆り、“公道最速”を目指してライバルとの勝負を繰り広げるというストーリー。
1998年にアニメ化されてから、以降「Second Stage」「Third Stage」「Fourth Stage」とシリーズを重ねてきたシリーズの最新作は「Fifth Stage」として、前作から約6年振りにアニメ化。

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

燃えるぜ!

車好きの男の世界で大変結構!!
作画なんて関係ないぜw
唸るようなドラテクで圧倒してやればいいのさ!
 
そんな勢いで楽しめちゃう数少ない燃えるアニメw
決して萌えないっすよw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

作画は原作に寄りましたね。

しげの先生の作風は1期からだいぶ変わってはいますが、5thは5thで原作っぽい作画になってますね。
本格バトルのオンパレードと言った感じ。新ヒロインも可愛いです。
原作に言いたいのが茂木はやっぱ出てくれないか…

絵も綺麗で音も良い。走りたくなります。いよいよ集大成。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

72.3 9 カーアクションアニメランキング9位
名探偵コナン ゼロの執行人(アニメ映画)

2018年4月13日
★★★★☆ 3.8 (133)
801人が棚に入れました
東京サミット開催の地となる東京湾の新施設「エッジ・オブ・オーシャン」。サミットが開催される5月1日には、2万2千人もの警察官が出動するという超巨大施設で、ある日突如大規模爆破事件が発生!そこには、全国の公安警察を操る警察庁の秘密組織・通称「ゼロ」に所属する安室透の影があった。サミット当日ではなく事前に起きた爆破事件と、秘密裏に動く安室の不可解な行動に違和感を禁じ得ないコナン。その時、現場の証拠物に残された指紋が、かつて警視庁に在籍していた毛利小五郎の指紋と一致してしまう!これは何かの陰謀なのか。小五郎の逮捕を巡って敵対し始めるコナンと安室。果たして謎の存在・安室透は、敵なのか、味方なのか? 「極秘任務」のカウントダウンは、既に“その時”へと動き始めていた―。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹、上戸彩、博多大吉
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

連載再開、TV放送898話、そして「ゼロの執行人」へ。

(未視聴の方は映画館に直行が一番!)


本作は、“真実を暴く者VS.正義を貫く者──魂がぶつかり合う極秘任務ミステリー!”の触れ込みで公開。
劇場版第22弾の、本編でも重要なポジションである人物「安室透」通称「ゼロ」に焦点を当てたストーリー。

公開してすぐ(2日目)に行ったので客の動員数も凄まじく人でごった返し、上映中の映画で一番人気がありました。
実際劇場に朝イチで行った時には先まで席は埋まっていて、予約席をとってなかったので泣く泣く次の上映にw

今回感じたことが、子供連れで見に来る映画なのか?なんて感じました。子供を意識したポイントや工夫はいくつか
あったものの“真実を暴く者VS.正義を貫く者―― の見出し通り《警察、公安警察、弁護士、検事》が中心の話。
専門用語や各組織の難しい仕組みが入るために、大人は大丈夫(?)ですが子供は100%で楽しめないでしょう。

とはいえ見せ場もありかなり楽しめました。ストーリーで個人的に何箇所か引っかかりましたが、アクションは
年々パワーアップしていて特に今回はすごい。子供も、内容はあやふやでもその点で楽しんでいたかもしれません。
子供向けじゃないのは逆を言えば落ち着いた雰囲気だったということ。人によっては最高傑作になる気がします。

ネタバレ一切したくないのでこのへんで。



~愚痴~

劇場で隣の席の兄ちゃんが口臭キツイわ携帯いじるわで◯してやろうかと… やっぱり公開すぐの昼間はダメだw



《どうでも情報》

名探偵コナンの最新話を見逃したら〈ytvオンデマンド - 読売テレビ〉のアプリから試聴することが出来ます。

〈PCならコチラ↓〉
ytv MyDo!|読売テレビ公式無料動画

https://www.ytv.co.jp/mydo/

特別番組が上記サイト内で公開しています。
劇場版「名探偵コナン ゼロの執行人」公開SP今作のキーパーソン、安室透の謎!

でも、本編を見てなくて「安室透」を知らない人にも映画冒頭で説明がありますし、観なくても大丈夫ですよ。


《ネタバレあり感想》
{netabare}
アクション映画俳優、江戸川コナン!劇場版「相棒」でした(笑)

櫻井武晴が脚本やってて、TV版や今までの劇場版でも書いてる人でしたね。あと刑事モノ(相棒など)を書いてる
脚本家で、完全にテーマやドラマ展開が劇場版相棒。ネット犯罪も規模も犯人の動機もそれっぺぇなあと(笑)
相棒映画はテロ屋出すの好きですよね。

今回は小五郎のおっちゃんが捕まるし、蘭も空手やらない。警察のいつもの面々はポイントで活躍してましたね。
高木刑事が公園でコナンと密会してシリアスやってる時とか結構好きでした。高木くんいつか巻き込まれそうでw

あとガンダム声優がまた増えて、こんどはカミーユ(風見裕也)でしたねwもう衛星落下がコロニー落としにしか…
本編でも風見裕也は出てくるんでしょうか?協力者のくだりなど、国家権力に対して危険な台詞が多い気がします。
ドラマの脚本家らしいです。一般層客向けな、上司や会社やら国やらにムカついてる人のための脚本ですよね。
そこはちょっと狙いすぎてて嫌だなと思った。あと、この脚本家さん、新一と蘭とのイチャイチャ書くの苦手そう。

ゲスト声優が喋ってる時、下手すぎてしかめっ面ですわ。これほどヒドイのは業火の向日葵以来かもしれない?


ちなみに。。

公開前にコナンファンの方から本放送の最新話で前日譚があるから、それを観たほうがいいよと言われ観ました。

第898話「ケーキが溶けた!」事務所の下にあるポアロで起こる、なんてこと無い事件が見事に映画に繋がる話。
ポアロで出すケーキが冷蔵していても溶けてしまう。問題は横にあるネットを介して遠隔操作できるポッドの蒸気が
タクシーの無線と混線した結果、誤作動をお越し冷蔵庫の吸気口から入ってしまっていたことだったという話。
博士の研究所でも動かしてないはずのドローンが、家の横をタクシーが通った時に誤作動で壊れてしまったりと、
本編で使われたトリックやドローンなど、映画の為に書き下ろされた話で劇場でテンション上がっていました。

あと、「ふうん・・キミは大切な人のためならどんな捜査でもするんだ・・」と笑みを浮かべながら言う安室さん。
映画のラストシーン、コナンを本気にさせるためだったという台詞に繋がって、ウヒョー!とテンション爆上がり
ここが今回の事件に巻き込むと決めたキッカケになっていたのですね。安室さんは手段を厭わない感じが好きです。

「博士って・・キミに面白い道具を作ってくれるあの博士?」「う・・うん?」「そお(ニッコリ)」も、
博士にグリーンバックで合成してもらい、ドローンを落下する衛生にぶつける作戦へとつながっていました。

「安室さんって・・ケーキが崩れた原因じゃなくて、崩れないケーキのレシピをずっと考えてたの?」
「そうだよ?だって、それがボクの仕事でしょ?」ここもですかね。探偵と公安警察の違い。怪盗と探偵みたいなw

東京サミットの回覧板は言うまでもないですけどね。ラストで映画の最終決戦の舞台を映してフェードアウト。

福山雅治のEDが流れた時に妃英理(蘭のお母さん)がメシマズで小五郎のおっちゃんと喧嘩になる日常の一コマ。
安室さんが察して898話で出たポアロのモーニングで出してる特製のミルクトマト煮を持ってくる。細かいですね~。
半熟ケーキもあったかな?覚えてないや。

他に何か気づいた人教えて(*´ω`*)


映画ラストのアクション、やり取り、コナンの問いに対しての安室さんの台詞は素直に好きだと思っちゃいました。

ラストのメチャクチャな一連の流れ含め印象に残った映画。
{/netabare}

うん!面白かった(*´艸`*)(笑)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ド迫力のカーアクションは必見

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第22作目。

本作は、安室透(バーボン/降谷零)回。

小五郎が{netabare}テロの容疑者として逮捕され{/netabare}、コナンvs公安の図式で始まる物語の導入部。
作品に一気に引き込まれる。

終盤のカーアクション。
実写では決して描けないであろう、ド迫力のカーアクションは必見。

本作のゲスト声優さんは、良かったんじゃないでしょうか?

残念だった点は、{netabare}謎解きパートが{/netabare}かなり性急だった点。

まあ、謎解きよりもアクション重視ってことなんでしょうけど!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

安室「僕の恋人は…」

 毎年この時期の風物詩と言えるコナン映画、今回も友人と映画館で観てきました!

 期待を裏切ることも多い近年のコナン映画ですが、観ないとソワソワしちゃうぐらい自分の生活の一部です(大げさ)
 コナン映画の客層は、若年層が少なく、基本的には20代中盤から後半にかけての、自分より若干年上か同じぐらいの世代が多いため、「クレしん」とかと比べると大分入場しやすい点も魅力です(小心者)

 ちなみに原作は大分昔に読むの断念したにわか野郎です。
 今回の主役は「安室透」ということで、原作未読な自分には知識的に不安な部分もありましたが、そこは映画序盤にいつも通り説明してくれるだろうということで、下調べせずに観てきました。
 結果、特に問題はなかったです。金曜ロードショーで放映されるような大衆向けな映画でもあるので、そこら辺の配慮は流石でした。

 正直、真っ当に面白かったです!
 
 アクション色が非常に強くなっている近年のコナン映画ですが、前作の「から紅の恋歌」に引き続き、本作も推理パートをさぼっておらず、読めない展開が続きました。
 コナン映画も11作目「ジョリーロジャー」辺りからのアクション一辺倒な暗黒期(個人的な見解、良作も数作ありましたが…。)を完全に抜けた印象です。

 相変わらずアクションはド派手で、実写映画だったらまず不可能なレベルの無茶をしまくりです…。特にドライブアクションが半端なかったです。命何個あっても足りんは…。
 
 本作の魅力は、何と言っても安室さんの格好良さでしょう!
 
 国のため全てを捧げ、時には非情になる必要もある戦う漢の生き様…。

 コナン君が安室に恋人の有無を尋ねた際(きっと世の安室さんファンは固唾を飲んだ瞬間でしょう)の回答がまたキザなこと…。{netabare}
 安室「僕の恋人は、この国さ。」
 ファン①「セーフ!」(恋人いなくてよかったぁ)
 ファン②「アウト!」(イケメンな癖に草食系とは、罪作りすぎる…)
 自分はどっちかというと②ですね。
 その他にも、さらっと「梓さんはいいお嫁さんになりますね。」的な発言したり…この野郎…格好いいじゃねーか…!
{/netabare}

 ともかくコナンに詳しくなくても、なかなか楽しめる作品だったとは思います。相変わらずツッコミどころは五万とありますけどね…。(気になる人には、受け入れがたい部分もあるでしょう…。)

 あとは、妃さんと小五郎のシーンも良かったです。なんだかんだ惹かれあっている感じが◎。
 福山エンディングもなかなか良い感じでした。

 ちなみに次作はキッド回です。楽しみな反面、心配もあります。
 直近のキッド回の「向日葵」が酷すぎた(個人的見解??)のと、前々回の「天空の難破船」(かぶれ回)も好みの分かれる作品でしたので…。

 まあ、間違いなく映画館で観ますけどね!!

 キッドも良いけど、そろそろ工藤新一が観たい…贅沢過ぎますかね…。(蘭が流石に不憫に思えてきました…。)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

67.0 10 カーアクションアニメランキング10位
capeta カペタ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (116)
674人が棚に入れました
幼くして母を失い、父と二人で暮らしている少年、平勝平太(たいらかっぺいた・通称カペタ)。仕事に明け暮れる父を気遣い、本心を押さえ込んでいたカペタは、何をやっても本気になれず退屈な日々を過ごしていた。
そんなカペタのためにある日、父は捨てられていた材料を使って手製のレーシングカートを造り、カペタに与えた。
早速走らせにいったサーキットで、実はそのカートはフレームが曲がったままのまっすぐに走らないシロモノであることにカペタたちは気づく。しかし初めてのサーキット走行で乗りこなした上に驚くべき才能の片鱗を見せたカペタは、以後公式戦という未知の領域で、その走りの資質をさらに研ぎすましてゆく・・・。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

レーシングカートを通して父子の成長を描いた物語

母親を亡くし、父親と二人暮らしの少年が、
父の作ってくれたレーシングカートをきっかけにレーサーとして
成長していく姿を描く作品。
アニメでは高校生までを描いているが、原作はさらにもっと先までを描いている。

8年前くらいに観たので、細かいシーンまでは思い出せない部分もあるのだが
仕事で忙しく、なかなか息子の相手をしてやれない父親の想いと
そんな父親の事情を汲んでしっかり家事を頑張りつつも
子どもらしく甘えたい複雑な気持ちの息子の心情が、
とても丁寧に描かれており、小学生編では胸が熱くなってしまうことが多かった。

カートに目覚め、レースを通してさまざまなことを学んでいく主人公と
それを見守る父の姿、そしてもう1組のレース仲間の母子の姿なんかにも
すごく気づかされることが多く、感動できる良い作品だと思う。

何をしてもつまらない、やる気が起きない、本気になれない。
そんな日々を送っていた少年に火をつけたスポーツ。
夢や目標を持つことの素晴らしさ、日々の楽しさを知るとともに
数々の試練や厳しさを乗り越えていくことで強くなっていく精神力。
そんな心境の変化を見守るのはとてもすがすがしい。

内容的には少年向けだが、親世代の方々にもオススメ。
ただ、こういう世界に興味のない人にはあまり響くものがないかもしれない。

ちなみに「カート」とは、パイプフレームにむき出しのエンジン、タイヤ、
バケットシートなどを取り付けたミニマムでシンプルな構造の競技用車両のこと。
見た感じ、地面にお尻をつけて滑るような感覚の乗り物だが
4歳から8歳までを対象にした本格的なレーシングキッズカートなんかもあり
最高速度は70キロを超えるもののある。
ただ、「カペタ」でのレーシングカートはキッズ用じゃないため
最高速度は100キロ以上出ていたはず。

知名度が低いのか、レビューも少なくて残念だが、
フランスでは、ものすごく人気がある日本のアニメの中の1作品だ。
あにこれで人気がないのは、52話あるので長いのがネックなのかもしれない。
しかし、もっと評価されてもいい作品だと思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

マシンは熱く、ドライバーはクールに

このアニメは・・・カペタ少年がレーシングカートと出会い
モータースポーツの世界に魅せられて行くスポ根作品である。

スポーツアニメ好きな自分にはたまらない作品なんdeath(視聴2回目、名作棚整理中)
熱いレースに心が躍り興奮しますdeath
とってもとっても興奮しますから、アナタ見るよろし。

自分のモータースポーツ物、最高峰は後にも先にも
新世紀GPXサイバーフォーミュラシリーズ。
この作品を超えるアニメは作れないだろう(長編&制作費を考慮)

■ヒエラルキー

★フォーミュラ1(F1)
SF(スーパーフォーミュラ)
F3(フォーミュラ3)
FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)
F4(フォーミュラ4)
S-FJ(スーパーFJ)
レーシングカート

野球だと

★メジャーリーグ(MLB)
AAA(トリプルエー)
AA(ダブルエー)
A+(アドバンスド・シングルエー)
A(レギュラー・シングルエー)
A-(ショートシーズン・シングルエー)
R+(アドバンスド・ルーキー)
R-(ルーキー)

個人の実力あっても、支援してくれるスタッフ・スポンサー・運が必要
誰でも彼でも始められるスポーツじゃない、大金の掛かる狭き門なんdeathね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

あの作者さんでノリはベタベタなんだけど・・・

さすがに一番得意、大好きな分野。
気合が違う。
基本ハリウッド映画的な熱い展開。
しかしなにを思ったのか原作ではかなり面白いほうにいくんですがそこまで描かれないのが残念。。。
2期はないよなぁ・・個人的には子供の頃の話がもうすこしあったほうがたのしかったかなぁ・・。

とりあえず読む、観れば例のアッキーナがいかにそこそこの熟練者であるかすぐにわかります。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

66.5 11 カーアクションアニメランキング11位
レッドライン RED LINE(アニメ映画)

2010年10月9日
★★★★☆ 3.9 (153)
658人が棚に入れました
エアカーが四輪に取って代わる遠い未来、“宇宙最速”の座を賭けた5年に一度の祭典、REDLINEの幕が開ける。極限までスピードを追い求める主人公JP。子供の頃から表彰台に立つことを夢見てきたジャンクショップの娘ソノシー。そして戦車さながらの武装改造を行う個性豊かなライバルたち。そんなレーサー達の前に、無断で開催地にされた軍事国家ロボワールドが武力行使もいとわぬ姿勢で立ちはだかる。ルール無用のデッドヒートが展開する中、天才メカニックにして親友のフリズビーがチューンした愛車を加速させるJP!果たしてREDLINEを制するのは誰なのか!?

che さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

理屈じゃねぇんだよぉぉぉぉぉぉーーーーー!!

キタキタキタキタキましたよ~~w久々に見たいと思ったアニメを見つけて見ましたw
最近映画や洋ドラばっかり見てたんでw

比較的最近のアニメ映画です。内容を簡単に言うと、

車にタイヤが必要のなくなった未来で、あえて地面を走る時代遅れのバカなレーサー共のストーリー
JPって主人公がredlineって妨害、阻害、何でもアリのレースにでて優勝目指して突っ走る、単純な内容ですw
細かいことを言ったらまあ、あれですが大まかにいったらこうですw
まあ内容じゃなくて表現のアニメの部類なんで僕で言うところのMVA2でしょうかねw


声優は、キムタク、蒼井優、浅野忠信等有名どころの役者も使ってるし豪華な声優陣でした!我修院達也とかも出てたしww
上記の三人は日本の中じゃ僕は結構好きな役者です、特に浅野忠信は鮫肌ぐらいからずっと好きだし、浅野が出てるってだけでその映画みたりもしましたねw
キムタクは工藤静香と結婚してよかったですねw昔は嫌いだったんですが、結婚しでから変わりましたよね、今じゃ結構好きな役者の部類ですw


原作ははキル・ビル(QT)のアニメを担当してた石井克人(鮫肌の原作もそう。だから、浅野と我修院出てんだねw)。
監督はアニマトリックスの小池建。
作画は10万枚書いたそうですよw背景までCG使わず一切全部手書きでしてるようですw
僕はこう言うの好きなんですよねwCGが嫌いってんじゃないですよ、まあ自己満足の世界なんでしょうけどw
ガンダムを倒すのにジオングじゃなくて、ザク1000体で挑む的なねw萌えるんですよ、そう言うのがw
画風は綺麗ですが完璧アメコミ調です、僕はアメコミも好きなんで全然良かったですが、まあ人を選ぶかもしれませんね。
MADhouseは相変わらずイカレタアニメ作るから好きですw。


音楽は全編通してかなり良かったです!特にEDのRedline Dyaはかなり良かった!
購入の理由は主に音楽ですかねwてかPVとして垂れ流しにしたいw
REDLINE OST - REDLINE DAY (feat. Rob Laufer)

http://www.youtube.com/watch?v=KbJanCYONrk


感想としてはここ最近のアニメではTOP3ぐらいに入る感じでメッチャ気に入りましたw
Amazonでもう購入しましたw見てもなお購入しようと思うアニメは久々w
キャラクターもアメコミそのもので僕は大好きですw
JP(主人公)のヤマト並みのリーゼントもマシンのデザインも、JPが載ってたチョッパー風のバイクもかっこよかった!
出てくるキャラ全員アホみたいな奴らで最高だったw今思ったら鮫肌に似てるかもねw
時代遅れな感じがなんともかっこよかった!簡単に言ったらこのアニメはザクですよwガンダムじゃないですw
内容はこれといってありませんね、王道って感じ。ひねりも何もないストレートな内容でそれもこのアニメにとって良かったところだったと思います。
派手でノリノリで悪ノリでとても綺麗でpeacefullなアニメでしたよw石井克人らしい内容でしたw
あと理屈じゃないって内容がすごく好きですw大人になるにつれ人はみんな理屈っぽくなっていくし、それが大人になるって事の一部だとも思うけど、
僕は自分の中の理屈じゃない感情を大切にしたいタイプなんでw典型的なアホな大人ですけどねw
まあ何し面白かったですよ!オススメです!ぜひ見てくださいww

オススメの見方は、彼女もしくわ友人と酔った状態で最低で、最低ねw普段のヴォリュームの1.5倍、理想は2.5倍の音量で見るのがベストコンディションだと思いますww
ノリノリで踊れるよw少なくとも頭は振るねw

こんな人にオススメ

表現の人
音楽の人
理屈じゃない人
リーゼントの人
ホットロッドの人
love&peaceの人

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14

まりんこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

白い紙+鉛筆 の 威力 !

白い紙+鉛筆×クリエイター=無限の創造性って事が再認識出来たなあ、と思います。
単純にアニメーションという技法で見るだけでもすごいので、好きな方はご覧になって損はないと思います。
ドラマを求めている方には、あまりお勧めしません。

▼ストーリー / 3.5
ものすごーく長いストーリーの中の、ラストだけを映像化したというのは納得です。複数回見たのですが、設定やストーリーなどをきちんと拾える構成にはなっているし、演出もなされていますが、ストーリーだけで見るなら駆け足感はちょっと否めず。
アニメやSF、もっと言えば映画を見慣れていない人は、もしかすると置いてかれちゃうかも知れません。
初回鑑賞でちょっとひっかかるダイアログもあったので、3.5。全体的にはよく出来ていると思いますが、人物説明などはどっちかというと絵の勝利な気もするかな?

▼作画の評価 / 5.0
これは待ったなし、5つ星で。
制作期間を考えると当たり前なのかもだけど、作画崩れを心配するとかっていうレベルではないです。
劇場のあんまり前の方だとキツイかなあ?
よく動くし、色彩も印象的です。
人物の動きなども、デフォルメを上手く使っていきながら、キャラクターも映し出しています。もちろん表情も描いているわけだから、”絵”が映画の課題のほぼ全てを解決していくという意味で、すごい作品だと思います。

▼声優の評価 / 4.0
役者さんたちの「声優」としての実力は、それぞれなんだとしても…
よくキャスティングされているな、というカンジです。声優にこだわらず、人物のイメージに一番近い人を、それでいて話題作りにもなる人をアサインしていったんだなあ、と。
個人的に、お一人だけ、声の仕事はテクニック的にキツかろう!と思ったので、ちょっと点数下げました。

▼音楽 / 5.0
こう考えるとPVみたいな映画でもあります。
海外の映画監督は、PV出身の人で、音楽と画をビタッ!と合わせて演出するのが得意な人が多いですが、REDLINEもそういう意味で気持ちいい作品です。狙って合わせてる。通常だと作画が先だと思うのですが、音楽制作とどうやって並行してたんだろう?

▼キャラの評価 / 4.0
エッジが立っているキャラクターばかり。
画+キャストで、”イメージ”から人物がうわーっと伝わってきます。先述しましたが、動きにも性格が出ていますし。
ただ、あまりバックグラウンドなどを紹介している時間がないので、深く掘り下げて同一化して…という余裕はなかったかな。
視点の問題で、JPにはちょっと深入り出来…ないこともなかった、と思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

なんだなんだなんだ〜このかっこよさは!!

一直線で寄り道を一切しない爽快な作品。物語は単純で、キャラもバカばっかりだけど、裏が無くて安心して見られる。

正直、エンターテイメントとしては最高級。

声優の配役もGJで、ぴったり役にはまっている。

キャラも良い。皆個性的で飽きが全くこない。しかも恋愛まで入れ込んでくれていて、これまた素晴らしい。
私もこういった単純な恋愛が実は好きだったりする。「君の届け」や「TRUE TEARS」の様なまどろっこしい恋愛やドロドロの人間ドラマより、純粋にお互いの魅力に惹かれ合って恋に落ちる方がしっくりくる。

音楽も素晴らしく、個人的には「彼のシフトはブンブンブン (feat. SUPER BOINS)」が気に入ってしまったww
タイトルからアホらしさが滲み出てるんだが、これが憎めないw

まぁキャラの服装やヘアースタイルからも分かる様に全部やり過ぎw
でも、そのぶっちぎってる感じが爽快にさせる。

制作に10年掛かったとか、作画はCGを使わなかったとか話せば色々あるんだが、全ては作品見てみれば分かる。
要は、「かっこよさ!」を求めている訳だ。

そんな訳でめっさカッコいい。
色が濃いし、物語に深い意味は無い。しかし、一度は是非見て貰いたい作品だ。
見て損はないだろう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

66.7 12 カーアクションアニメランキング12位
ルパン三世 燃えよ斬鉄剣(OVA)

1994年7月29日
★★★★☆ 3.6 (84)
547人が棚に入れました
初代石川五右衛門没後四百年の歌舞伎を観賞する五ェ門。一方、歌舞伎に興味のないルパンと次元はゲームセンターで暇つぶし。ルパンはUFOキャッチャーに3000円も突っ込む始末。次元の制止に対しても、「狙った獲物は絶対に逃がさねぇってのがな、ルパン家のモットーなんだよ!」と制止を振り切るありさま…。歌舞伎鑑賞中の五ェ門はというと、先祖の最期に涙していた。すると、いきなり屋根裏から忍者軍団が姿を現し、五ェ門を襲ってきた。彼らの投げる手裏剣を五ェ門は斬鉄剣で斬りおとしていく。忍者軍団の追撃をうけながらも、五ェ門は応戦しながら逃走していく。その頃ルパンは、やっとの思いで景品をGETした矢先に、五ェ門と忍者軍団が目の前を走り去っていったためその後を追う。

声優・キャラクター
山田康雄、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗、増山江威子、滝口順平、銀河万丈、松井菜桜子
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

拙者に斬れぬものは・・女心と秋の空でござる!

ルパン、あんまり熱心に見てきた訳ではないのですがお勧めされて見ました!

五ェ門(変換がめんどくさいです)がメインのお話とのことで人情味あふれる、そしてちょっぴり物悲しさのあるストーリーでした。

ルパン一味と悪党のお宝の取り合い、銭形のとっつぁんが割り込んできて三つ巴・・と安定の三角関係。今回は銭形さん少し影が薄かったですが(笑)


悪役がベタな悪役(なんせ世界征服ですから!)なので、物語も勧善懲悪で見ていて安心します。
これ当時の視聴率も良かったようで、お茶の間でも受け入れられるくらいの内容ってことですね。
むか~しのダーティなルパンが好きなファンからすると複雑かもしれないですが、爽やかルパンも良いんじゃないでしょうか。


で、肝心の五ェ門ですが無鉄砲で女に弱くどこまでも純粋な日本男児ですよね。
「拙者の斬鉄剣に斬れぬものはない!」と、言い切る物言いがカッコいい。
{netabare}
ビルとかステルス機まで斬っちゃったのは驚きました!ビル、あんなに斬れるんだ・・(笑)
{/netabare}
今回ヒロインである彼の幼なじみの女性、忍の出身らしいですがやはり五ェ門とは結ばれない運命なのでしょうか・・。
二人の悲恋がラストまで心に残ります。
{netabare}
最後、落ちていく前に一言でいいから彼女の本心が聞きたかったですよ。本当は愛していた、だったら良かったのですが・・。心変わりしてしまったのかな。
{/netabare}


後で知りましたが山田さん演じる最後のルパンがこの作品だったとか。
全くそんな風に感じませんでした。役者の意地というものでしょう。凄みを感じます。
いつも通り飄々とした、伸びのある言葉遣いが健在で不二子との絡みだけじゃなくて次元とのコンビが良いですよね。
殺しても死なない、そんな魅力のあるルパンでした。



ちゃんと見たはずがなんかごちゃごちゃしてる(笑)
映画見たあとっていつもレビューがこんなんになるんですよね。うまく整理できてないっていうか。



今見ても声優陣にしろ作画クオリティにしろ満足できる出来であると思います。
明るく楽しいルパンに抵抗感がなければ楽しめるのではないでしょうか。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ルパンベスト10のためのレビュー

【あらすじ】
斬鉄剣でも切れない金属を巡るバトル。五右衛門に近づく女の影。

【成分表】
笑い☆☆☆☆☆ ゆる☆☆☆☆☆
恋愛★★☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★☆☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
ルパン三世、TVスペシャル6作目(1994)、五右衛門中心

【こういう人におすすめ】
「ルパン三世全部見るぞ」って人。バトル系ルパン。いろいろと節目の作品と思われるので、ルパンを語るなら見ておかないとお堅いファンにたぶん怒られる。

【あにこれ評価(おおよそ)】
65.5点。

【個人的評価】
普通に好きな作品。そして私にとってのルパンTV版低迷期における「雛形」と思しき作品。
『自分のお気に入り』『おすすめしたい作品』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 ルパンベスト10のためのレビュー。↓以下同文。
{netabare}
 まだ私が無垢な魂をぶら下げて山野を駆け巡っていた頃、風邪をひくと隣町の小児科に行き、ついでに隣町のレンタル屋で「ビデオ」を借りてきて、布団の中でそれを見ながら、私の液性免疫が急性上気道炎を撃退するのを待つ、という風習が我が家にはあった。
 その「ビデオ」(現在で言うDVDの立ち位置)はほとんどがアニメ映画であり、そのため私は、私が受精卵としてすら存在していなかったときの古いアニメ映画をほとんど知っている。
 ジブリコンプリートなどは我が家にとっては序の口で、ルパン映画、劇場版クレヨンしんちゃん、劇場版ドラえもんなどはほぼ制覇したと思われる。 その中でクレヨンしんちゃんとドラえもんはあまり覚えていないが、ルパン三世は当時の汚れ始めた私の魂にジャストフィットしたらしく、各作品を非常に鮮明に覚えている。

 で、今回ルパンベスト10を作ろうと思い立って、ついでに短めにレビュー書きます。最低でも10個書かなあかん(笑)
 あ、ルパン三世のテレビアニメ1期もたぶん「ビデオ」で観てるんですが、さすがに作画が古すぎて心に留まらなかったようで覚えてないです。だから「ルパンは本来こういうものなのだ!」みたいなのは無理っす。原作も知らないし、というかモンキー・D・パンチさんが何者かもいまいちわかってないし、栗田貫一さんの声に何の違和感も感じてません(笑)
 そういう若輩者の素直な感想です。
{/netabare}

 ルパン作品書き散らしてきましたが、ひとまずこれでラストです。
 私にとってはベスト10にギリギリ入るかというところの作品。
 そしてなぜか、1995年のこの作品と、2003年の「お宝返却大作戦」以降の作品が、私の中で非常にダブる。どこがどうとは言えませんが。

 そして調べてみると、なんとTVスペシャル版ではこれが歴代視聴率1位。さらに山田康雄さん(元祖ルパンの声の人)の遺作に当たるらしく、ひとつの節目の作品になっている。
 「低迷期の作品はこの作品をお手本にテンプレートに作ったんじゃないかなあ」というのは、さすがにわたしの深読みだと思うけど。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ルパン三世 燃えよ斬鉄剣 レビュー

ルパン一味が斬鉄剣にまつわるお宝をわたって五右衛門とも対立し大立ち回りするお話。

一言でいうと、ぶっ飛んでます。この作品。
ストーリーについてこんなん有りなのか!?っていう物理法則の破綻がドンドン入ってくる。
それが間違ってやったのではなく、意図的に入れているのが凄いというか。
それでもなぜかストーリーを許してしまう、ルパンという作品の世界の懐の大きさを感じました。
五右衛門のラブストーリーとか、富士子ちゃんとルパンのお決まりの裏切りと助け出す展開とかあるんですけど、
キャラクターに無茶苦茶やらせてる!というシーンがてんこ盛りで爆笑できる作品でした。

2019年8月16日~22日まで、youtubeの「TMSアニメ55周年公式チャンネル」にて無料公開していますので興味のある方は是非ご覧になられては。(広告が多少多いのが傷ですが・・・)

以下、おかしいだろ!って思ったギャグ・コメディシーンについて。
{netabare}

OP、いつもの曲が流れます。五右衛門を追っている忍者をルパン達が追い抜いて、五右衛門に追いついたら忍者と戦う。この一連の流れがおかしすぎます。その他にも物理法則無視の斬鉄剣に突っ込みどころ満載。

序盤、お決まりの銭形警部から逃走するシーンにて、銭形警部が大型UFOキャッチャーを使いルパンと次元を捕獲!そして上着を脱いで逃げるルパン達。誰でも思いつく方法で逃げられるという、銭形警部が阿呆すぎて笑ってしまう。

五右衛門、桔梗との過去を思い出すシーン。今の五右衛門では考えられないくらい明るく桔梗に話しかける五右衛門。キャラ崩壊。

中盤、深海の中で沈んだ艦に閉じ込められたルパン。
予備酸素が心もとない中、アレを使うしかないか、と取り出したのは、小型爆弾。耐圧服が爆弾の衝撃に耐えてくれと思うルパン、
スイッチを押して、3カウントで爆発。この時、爆弾はルパンの手の中で爆発。いや、なんでやねん!普通遠い所に投げたりするでしょ!
奇跡的にも耐圧服は無事。しかし深海探査機にたどり着く前に耐圧服は顔の部分のガラスが壊れてしまう。ルパンは息を吐き切って探査機の元まで必死で泳いで、何とか探査機の中にたどり着く。
いや、耐圧服が壊れたらさすがに息を吐くだけで無事なのはおかしい。

ルパン、煙幕の中敵ボスの陳珍忠(声 - 滝口順平)の後ろで物まねをして、陳に向かって敵の配下の銃撃を誤射させる。陳さん、やめてと言いながら、全弾避ける(笑)いや当たるって!これはルパンも結構やるよね。

作中最も衝撃的なシーン。海上でルパンの乗る船を取り囲んだ銭形警部。
5~6隻の船からライフルや重機関銃でルパンの船をハチの巣に。恐らく10秒くらいはずっと撃ち込むシーンが続く(笑)やりすぎという事を描写して笑いを取ってきたシーンでした。

後半、五右衛門は影縫いの術で動きを縛られる。影の中から敵キャラが出てくる。もう何でもありですねこの作品。


クライマックス、斬鉄剣と、斬鉄剣より強い合金で作られたステルスという爆撃機との闘い。

まずアメリカ空軍、戦闘機3機が来るも2機はステルス当たり細切れに。1機はステルス上空でターンして機銃を撃ちながら降下!しかし機銃は当たらない、そしてなぜかステルスに戦闘機が当たる。いったい何をしに来たんだお前は!

いよいよ五右衛門とステルスの戦い。五右衛門がステルスに斬鉄剣を突き立て、真っ二つに切る!
いや、斬鉄剣の長さ明らかにステルスの全高より短いのになんで真っ二つに切れるんだ!


・・・という、最後の斬鉄剣の活躍シーンがギャグである事、そもそもルパン三世という作品において斬鉄剣という存在がギャグなんじゃないかというメッセージを受け取った気がします。燃えよ斬鉄剣、これは確かに衝撃的な作品です。


{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

67.6 13 カーアクションアニメランキング13位
新世紀GPXサイバーフォーミュラ(TVアニメ動画)

1991年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (110)
507人が棚に入れました
かつて頂点と謳われた「F1」を凌駕する最高峰のレースが誕生した。無公害エンジンとナビゲーション用人工知能《サイバーシステム》を搭載したマシンによるカーレース。その名は「サイバーフォーミュラ」。すべてのマシンは想像を絶する超高速スピードで走り抜け、あらゆる過酷なレース状況に対応するべく最先端のテクノロジーが搭載された、まさに「夢のマシン」。2006年に記念すべき第1回世界選手権が開催されて以来、サイバーフォーミュラは瞬く間にモータースポーツの頂点へと君臨し、多くの熱狂的なファンを生み出した。 2015年開催の第10回世界選手権、思わぬきっかけからサイバーフォーミュラにデビューすることになった少年、風見ハヤトは幾多の挫折と苦い敗北を乗り越え成長していく。

声優・キャラクター
金丸淳一、三石琴乃、飯塚昭三、安達忍、竹村拓、松田辰也、小野健一、緑川光、天野由梨、関俊彦、松岡洋子、吉川晃介、置鮎龍太郎、島田敏、龍田直樹、西村知道、速水奨

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

単純ではない話。

あにこれあらすじ
かつて頂点と謳われた「F1」を凌駕する最高峰のレースが誕生した。無公害エンジンとナビゲーション用人工知能《サイバーシステム》を搭載したマシンによるカーレース。その名は「サイバーフォーミュラ」。すべてのマシンは想像を絶する超高速スピードで走り抜け、あらゆる過酷なレース状況に対応するべく最先端のテクノロジーが搭載された、まさに「夢のマシン」。2006年に記念すべき第1回世界選手権が開催されて以来、サイバーフォーミュラは瞬く間にモータースポーツの頂点へと君臨し、多くの熱狂的なファンを生み出した。 2015年開催の第10回世界選手権、思わぬきっかけからサイバーフォーミュラにデビューすることになった少年、風見ハヤトは幾多の挫折と苦い敗北を乗り越え成長していく。(TVアニメ動画『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のwikipedia・公式サイト等参照)

カーデザイン>マクロスバルキリーの河森正治
シリーズ構成>爆走兄弟レッツ&ゴー!!等の吉川兆

単純な話。14歳主人公が特にF1経験も無く、サイバーフォーミュラで活躍していくこと自体ご都合主義に見えなくもない。事実作内ではぽっと出レーサー、マシンの性能便りのガキなどと揶揄され、そんなイメージを抱えながら10回のレースの中で活躍していくことになるが、

単純な話。そう簡単には勝てないし、勝ってもご都合主義ともとられるし、逆に負けてばかりでも面白くない。そんな微妙な立ち位置から、どう面白く魅せるか、ということは案外難しいことかもしれない。

単純な話。序盤はほぼアスラーダ(車についている人工知能)の性能に頼り切りだったりする。が、それだけでも視聴者は満足はしないだろう。そこで日常回において、トレーニングを行ったりをする。そしてレースを盛り上げる為のタメが用意されているのは、単純ではあるけれども、本作でしか得ることのない、マシンへの執着や設定の凝り方が半端ないw制作者がオタクと感じられるほどw

単純な話。これはねーだろみたいなwところもしばしば見受けられるが、本作の匙加減は単純に子供でも燃える分かりやすさだったり、大人でも唸るほどの渋い男の想いがあったり、そのバランス具合は、レースにおける勝敗の加減や、レーサーものでありながらのロボ風マシンであったりと、ギリギリの良い加減で調整されている。

単純な話。90年代アニメを観ていてよく感じることですが、世紀末の中にいながらも新世紀にむかう、当時の社会情勢と、アニメ産業の熱が異様な形で作品に注入されている奇妙な感覚を伴う場合がある。今では当たり前のワンクール放送ではなく、打ち切りがある中での、アニメーションに賭ける緻密に設計された裏にある、悪戯心がみょうに画面越しに伝ってくる。

本作もそんな悪戯心が見え隠れ。アスラーダにおけるブーストや性能の変化は奇異に飛んでいるし、物語途中で、重要キャラが入退場するのは失笑ものだが、これも一興wこういう突飛な灰汁さが個人的にはツボで、本作も打ち切りで終わったみたいですが、そうは思えない締りの良さ。

単純な話。本作で一番目立つのは、各キャラクターの個性とセリフ。それが走りにも反映しているし、何よりも人工知能アスラーダが誰よりも人間臭いのだ。てな感じで毎回のレースは燃えに燃えたし、シナリオの駆け引きと作風バランスに優れている、という意味では単純ではない、話でお気に入り決定!!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 25
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ティータイムだ!!!

11はVHSを買ったほどに好きな作品です。

当時F1はアイルトンセナ全盛期
地上波でF1やってたと今の若い人に話しても
「へー見た事無いです。誰です?その人?」
って言われてショック(´;ω;`)
もうおっさんしか分からないのか…(かなしみ)
{netabare}
セナはマクラーレンのイメージが一番強いっす
めっちゃ早かった…
{/netabare}

お話のざっくり概要
ひょんな事から突然ドライバーとなった風見ハヤト
最高時速800Kmを超える程の過酷な
サイバーフォーミュラグランプリに参戦
歴戦の猛者達と激しいレースを繰り広げていく
だいたいそんな感じ

改めて気づいたけど、SINまであと2年じゃん
というか第1回グランプリが2006年設定だから
フューチャーグランプリといいつつも
ずっと過去の話になってしまってるぅぅぅぅ!!
これじゃパストグランプリですよー
あれ?おかしい…まだ800Km/h超えてないですよ?

キャラクターは魅力的なキャラが多いですよ。
新条のエピソードは魂が震えましたし、
ブリード加賀の熱い性格も好きです(´∀`*)ポッ
ランドル初登場時は衝撃でしたw
{netabare}
「ティータイムだ!」
え、嘘でしょ?おいwほんとにお茶飲んでる!w
レース中でも優雅にティータイムするの素敵w
{/netabare}

一番好きなブーストはフェニックスウィング
一番好きな好きなキャラはブリード加賀
初代アスラーダのデザインはそんなに好きじゃない
リフォームしてからは素敵☆めっちゃ好き

OP/ED共に凄く良い曲です。
EDはアニメ映像付きのをカラオケで良く入れますw
(好きなEDの中でも凄く上位です)

どうでもいいけど、カラオケの鉄人で
「フューチャーグランプリ」って入力しても
検索ヒットせず、
「しんせいき」って検索すると出てくるの
解せぬ… 非常に解せぬ… ぐぬぬ…

後半の熱いレース展開は最高ですよ!
どのぐらいかってーと続編の11をVHSを買わせる
ぐらいには自分にとって熱くて最高でしたw

「スロットルを踏み込め!君になら出来る!」

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

90年代が夢見た21世紀のカーレースバトル!

軽のエコカーなどを転がして、つまらない街の風景に拍車をかけている、
私ごときが言うのもおこがましいのですがw
私は昨今の「若者の車離れ」などという、世間や自動車メーカーの言い訳が嫌いです。

新世紀に入って、20世紀が夢想した未来イメージとの答え合わせがされる中で、
現状、最も期待外れなのが自動車なのではないか?と私は思っています。
若者が車から離れたのではない。
コストカットや環境への配慮等に縛られた車の方こそが期待された未来から遠ざかり、
むしろ車の方が若者から離れたのでは?と私は思わずにはいられません。


90年代、F1ブームの最中に展開された本シリーズ。
F1を越える近未来の人気レースバトル“サイバーフォーミュラ”を舞台にした
このアニメの2010年代における未来のレーシングカーは、
ただ速いだけでなく、テクノロジーの最先端を走っています。

コンピュータにインプットされた膨大な走行記録を軸にした
ドライバーへの強力なサポートは、
未成年の男子主人公が音速レースバトルで活躍することを可能にし、
コックピットに鎮座する人間味溢れるAIは、少年レーサーと共に、
頂点への夢を追い掛けてくれます。

そして、走行環境、レース状況に合わせてスイッチする「アスラーダ」の可変ボディ。
サーキットや整備されたレースコースに隔離されたF1カー等とは異なり、
一般公道にも姿を変えて繰り出すハイテクマシン。
サーキットでも、公道でも、氷上でも、水上でも車は速くて、格好いい♪
この風景こそが、新世紀に相応しい景色だと私は今でも思っています。


監督には後に『ガンダムSEED』なども手がけた福田已津央氏、
マシンデザインには『マクロス』などで知られる河森正治氏など、
ロボットアニメ界から何とも濃い面子が集結♪
ロボットへの情熱はハイテクカーにも有効であることを本作は証明しています。


好きなキャラクターはジャッキー・クーデリアン。

{netabare} レースで速いイケメン男は、美女への手も速いw
レースでの成功すなわちハーレムという、
安直なアメリカンドリーム?(笑)を体現したお調子者ですがw
成績はあと一歩届かない、詰めが甘い善戦マンw {/netabare}
脇にこういうキャラがいると競技の層が厚くなって盛り上がりますねw


印象に残っているエピソードは{netabare}第26話「27秒にかけろ! 第5戦決勝」

主人公少年がマシンの故障により、自慢の可変システムが使えないまま、
綱渡りのレースを強いられる回。

キッズ向けを想定して制作されたという本作では、
サーキットレースにはない、森林だの、アイスバーンだの、“ファイアーボール”(笑)だのw
ギミック満載のエンタメ回もあったり、
良くも悪くも福田已津央氏らしい大味な陰謀シナリオが絡んできたりもして、
作品を盛り上げていましたが、

結局、私の心に残っているのは、この回みたいな、
レースドライバーとしての真価が試される要素。

放送当時、私は免許を持っていないガキんちょでしたが、
トラブルを抱えたマシンでコーナーを攻める危険なアタックには、
氷上バトル以上に地に足がつかない恐怖があり、
とてもハラハラしたことを今でも覚えています。{/netabare}

カーレースアニメとして芯がしっかりあったからこそ、
その後の長きに渡るOVA展開があって、
本シリーズもファンの声援を受けて、
よりレースアニメ寄りにハンドルを切っていくことになりますが、
このことについてはまたの機会ということで……。


サポート充実なハイテクマシンになってもレーシングカーの制御は難しく、
レース展開は目まぐるしくドラマチック。
それ以上に思春期少年のメンタルコントロールは難しい。
いや……むしろ勝負事に没頭する男たちの無謀なレースは、
ヒロインにも誰にも止められないw

そんな男の暑苦しさ、面倒臭さが、マシンへの愛に凝縮された、
快作レースアニメシリーズの開幕戦♪


自動車メーカーの名誉のために一応フォローしておくと、
2010年代に入ってメーカー各社も合理化だけでは流石に夢がないと思ったのか、
途絶えていたスーパーカーの開発を再開する企業が出てきたり……。

或いはF1でも規定(レギュレーション)でがんじがらめになって、
ピットイン以外では順位変動がほとんどないレースではつまらないことに気が付いたのか、
近年は、接戦で追い抜きを煽るシステムを採用したり、
四半世紀振りにターボエンジンを復活させたり……。

奮起は見られますが、本シリーズが表現した未来の自動車像からは、まだまだ周回遅れ。
ここから現実世界における21世紀の車がどう挽回していくのか?
引き続き、このアニメとの答え合わせを楽しみつつ、見守って行きたいと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 18

65.9 14 カーアクションアニメランキング14位
MEZZO FORTE International Version(OVA)

2004年7月23日
★★★★☆ 3.7 (96)
498人が棚に入れました
ハリウッドが認めたジャパニメーションの最終兵器=クリエーター「梅津泰臣監督」が放つ最新作にしてTVシリーズ初監督作品OVA「MEZZO FORTE」VOL.1、VOL.2を、インターナショナルバージョンとしてバージョンアップし登場!! [R-15] ※.このアニメはR18「メゾフォルテ」時のHシーンをカットしてあります。 暴力的な表現があります。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

これぞエンターテイメント!

舞台は、現代からそう遠くない未来。
人型のロボットが実用化され、治安は悪化、混沌としたそんな世の中。
合法非合法を問わず危険な仕事の代行を生業とする危険代行業
DSA(ディーエスエー)の3人が主人公。

なんだろう? 観終わっての爽快感がハンパない。
随分と残虐な殺し合いしたり、撃たれた頭から血がドロドロ
滴り落ちたりするのに、ぜんぜん不愉快にならない。
って多少はそういうアクションを見慣れてるせいもあるかもだけれど、
不思議な軽快さと明るさがあるのは、
ストーリーにキレがあるのと、テンポのいいアクション、
それに何より、各キャラの立て方が素晴らしいということ。
短い時間の中、気持ち良いくらい無駄のないシナリオとキャラ立ち。
見せ場たっぷりのアクションシーンがめいっぱい詰め込まれている。

中でも際立っていたのは、黒川のおっちゃん。
懲戒免職処分を受けた腹いせに、警察内部の実情を暴露本にして
出版をしている元刑事なのだけれど、この人の声は
今は亡き広川太一郎さんが担当していて、
昔から彼のお得意だったセンスのいい駄洒落やオヤジギャグが満載。
きっとあれはほとんどアドリブなんじゃないか?と思うほどだった。
そして彼の存在がなければこの物語、面白さは絶対に半減しただろうと思う。

アクションも、これぞエンターテイメント!とも言うべき派手さで、
リアリティなんかどうでも良くなるなぁって笑ってしまうほどのドンパチ。
コンクリート脆すぎだろ~ってツッコミたくなるくらいに
みんなして頭やら手やら突っ込んでる。

DSAの3人組の中の紅一点であるみくらのキメ台詞も、
見事なカンフーも、のびのびやっててとても魅力的。
また彼女と互角の勝負だった桃実のキレっぷりも最高だった。

と、褒めすぎても何なので、唯一個人的な好みを言わせていただくと、
女の子の瞳の色が明るすぎたのだけ、ちょっとだけマイナス。
でも逆に言えば自分的な難点はそれだけ。

この作品、エロシーンが元々あったからアダルトアニメとされていたようだが
それらをカットした本作でも、物語に支障はまったくないので
アクションものが嫌いじゃなければ、いろんな方にオススメできる作品。

ちなみに「メゾフォルテ」とは音楽用語で言うところの
「やや強く控えめに大きく」という意味。
この作品を観終えてみて、納得のタイトルだった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 36

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

固定観念に縛られるな!良作はタイトルだけでは判らない

AVだから・・・・って思ってるそこのあなた!その偏見を捨てましょう!!

内容や作画ともにスンバらしいデキでした。こういうアニメってやっぱり最近ないのかな?なんにせよハリウッドに大きな影響を与えたこの作品はもっとアニメファンの人々に見て貰う必要があるように思えました。特に最近のアニメばっかり見てる人に。

ルパンやカーボーイビバップのような迫力のあり、熱くなるようなアクションは本当に必見。
ストーリー展開も明るく、スピーディーで飽きることなくすぐ見れます。
二話構成でこれだけの展開は(王道だが)、本当に良く出来てるとしか言いようが無いですね。

私はR指定の方を見たんですが、エロイシーンが嫌いな方はカットされた編集版があるので、そちらの方を。
しかし、私個人としてはR指定の方を見て欲しいですね。なんというか、二つのエロシーンはサービスという概念だけでなく、ストーリー自体に直接的に関連しているように思えました。一つ目のエロシーンは愛情を、二つ目は本能を、表現していると、私は感じました。
しかし、エロロイドの(名前もそうですが)性能って凄いですね・・・苦笑

あと、キャラも素晴らしかった!
判りやすい性格だったものの、皆個性たっぷりで独特な雰囲気を出していました。作中で「はげおやじ」と言われていた黒いおっちゃんが私は個人的には好きでしたが(セリフが面白いw)、ヒロインも普通にめちゃカワイイ!

う~ん、私にしてはベタ褒めですな・・・汗
しかし、それだけ私を熱くさせるような作品だったと言うことでw

この作品、冒頭にも書きましたが、エロが入るからって見るのをやめないで欲しいですね。時間も掛からなくて、手軽に見られるので悩むことはありません。
この作品を気に、古い良作を色々見てもらいたいですね^^

ちなみに、この作品のタイトル、international versionって素で凄いと思いますw
今まで国際使用のアニメなど見たことがありませんでしたwまぁ日本のアニメは国際レベルで見られていますが、案外、日本人より昔のアニメにはまっていたりするもんですよ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

史上最高のR指定作品!

18禁の文字通りアダルトアニメとして発売されたシリーズ


海外でも高い評価を得ている天才アニメーター『梅津泰臣』(最近ではそれ町のOP、BLOOD-CのOPが有名)の貴重な監督作品の一つです


後にテレビシリーズ化されますがそっちは酷いのでみなくていいです(お


HなシーンをカットしてR-15指定にしたバージョンがこのようにリリースされていますが、内容には遜色ないです
バイオレンスなシーンはたっぷりなのでその辺苦手な方はご注意を


純粋に『ド派手ガンアクションアニメ』としてお楽しみください
コンクリートが発泡スチロールのように粉々砕けますwそんなところが素敵ですw


故・広川太一郎さんの独特な語り口も最高b


同監督の「A KITE」
こちらもオススメです

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

64.7 15 カーアクションアニメランキング15位
頭文字D Final Stage(Webアニメ)

2014年5月16日
★★★★☆ 3.9 (87)
495人が棚に入れました
神奈川連合チームとのラストバトル、サイドワインダーとプロジェクトD最後の戦い! 高橋啓介vs北条豪のヒルクライムバトルが決着した次のダウンヒルは、藤原拓海vs乾信司 のハチロクvsハチロクの壮絶ラストバトル! 拓海よりも年下の信司はミラクルボーイと呼ばれ、その過去は母の代わりに小学校高学年からハチロクを運転してきたという脅威のドラテクの持ち主。果たしてプロジェクトDの全勝記録は!? 拓海との対決の行方は!?

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

時代に名を残し

イニシャルDをずっと楽しんできて、最後のバトルは86対決。
いつも通りの迫力あるバトルシーンとハイレベルなドラテク
と、最後は拓海の86がエンジンブローした状態でゴールし
勝利。これで、涼介のDREAMが完結。
まだまだ、これから劇場版も作られそうな感じですが、峠の
走り屋をヒーローにしたこの作品は、一般のカーマニアを虜に
したことは間違いない。
夢とかロマンって、こういう身近な所にもあるんだってことが
嬉しかったし、日光や箱根や秋名を走ると、やっぱりウズウズ
しますね~。ドリフトとかはしないけどねw
 
車好きにはたまらない公道バトルの傑作でしょう。エンジンや
タイヤやギア比とか結構マニアックなメカチューンの話とかも
こだわりを貫いて制作したことも根強くファンが支持した要因
だと思う。いい作品でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

めっちゃかっこいい!!!!!

*話数
全4話

*ジャンル
車、感動

*感想
走り屋の話。


1期は見ましたがその後はほとんど見てないです。
なので、この感想は純粋にこの作品を見た感想です。

物語は途中を見ていないので、
正直あまり分かりませんでした。
前に戦った人達が大勢集まっていた模様(?)

作画は車のシーンはとてもすごかった!!!
CGを駆使して、とてもリアルでかっこよかった!!
しかし、人の顔がみんな同じに見える…
人の顔だけはあまり好きにはなれませんでした。

音楽は最近あまり聞かなくなった感じの曲。
しかし、それが妙にマッチしていて
とてもテンションが上がった。

*最後に
今まで車にあまり興味がありませんでしたが、
この作品を見てとても興味を持ちました!!
車に魅せられるのは男の性なのかな?笑

もう一回、改めて見直したいと思った!!!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

トヨタはこの作品に足向けて寝れないよね・・・

ドリフト、峠、ラリー、とにかく入門車といったらAE86、安い、丈夫、運手し易いでザクみたいな存在だった当時。
毎週どころか単行本でもスキール音しかしないこの原作が世界を変えてしまいました。
86からFCまで、人気キャラの使用車はプレミアムがつき、
主流だったセダンボディは一斉にハッチバックのドナーに・・・。
ラスボスのセダン版に対する台詞がツッコミ待ちというかメタ発言でして時代の経過を感じさせます。『おまえらのせいだよ』と

声優は10年以上、ほとんどかわらず、アニメオリジナル?のエンディングにちょっと感動です。
露骨なCM?かもしれませんが、きっとこれが本当のプロジェクトDだったんじゃないでしょうか。

なんでFTやGTをつけなかったん!って言いたいですが、トヨタさんのカタログの件もあったり、作品自体が役目を終えて新型にむかって収束していく感じがしてなんとも感慨深いです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

60.9 16 カーアクションアニメランキング16位
湾岸MIDNIGHT-ミッドナイト(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (77)
381人が棚に入れました
主人公・朝倉アキオは赤いZ31型フェアレディZに乗っていたが、解体所で魅せられた初代フェアレディZのS30Z・「悪魔のZ」に遭遇してからはその虜となり、生活の全てを注ぎ込むようになる。
アキオによって再び生を受けた「Z」は、911ターボを駆る「湾岸の黒い怪鳥・ブラックバード」と呼ばれる外科医・島達也、32Rを駆るモデルの秋川零菜をはじめ、首都高での最速を目指すものたちと熱い闘いを繰り広げる…。

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

小栗旬ファンの方には申し訳ないけど

主人公アキオのcv小栗旬ってのが一番いただけない
普通に似合う声優さんが担当すればもっと評価できるのに

まず本作は車が好きな方でないと面白くないと思います
車ありきの青春爆走バトルもの

爆走って言っても暴走族的なものではなく、いわゆる街道レーサー系です

原作同時期に「イニシャルD」もあり、両方たのしく見てました

アニメ化されてちょっと原作ほどの面白さが薄れた感じがしますが
車好きなら楽しめると思います

フェアレディZ、ポルシェ911、スカイラインGTR、スープラ、ランエボ等々

この手の作品は好き嫌いがはっきり分かれるので評価はひいき目になってます。

因みにイニDより湾岸のほうが私は好きです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 27

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

FAIRLADY~~~~~ゼーット!!

■概略
金の掛かる女にハマった男達の生き様

■声優
俳優声優、基本嫌いですが
小栗旬、悪くなかったです。
イニシャルDの声優数名参加

■カーレースアニメ勝負場比較
頭文字D⇒峠
湾岸MIDNIGHT⇒高速道路
GPXサイバーフォーミュラ、capeta⇒サーキット
どれも、面白かった。

■感じた事
今の幸せな生活を捨てまで、我が道を進む生き方は
馬鹿げているが素敵で
燃えますw

元走り屋の、燃え残した心にZが火を付ける
車と言う生き物に魅入られた人々の人間模様が熱いのです。

若い世代・おっさん、技術屋目線と・・・
幅広い年代で楽しめる作品だと思う。

感想
読んでくれてサンキューゼーーッツ!!








その車は

自ら意思があるごとく

狂おしく

身をよじるように

走るという・・・

投稿 : 2024/04/13
♥ : 17

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

このアニメはイマイチ入り込めなかった;

ねぇねぇっイニDと湾岸ってどっちが面白かった??
っと聞かれると即答でイニDと答えるでしょうw


いやっ先にイニDを観終えてドリフトに魅了されてたってのと
湾岸がどんな内容か知らずに勝手に過度な期待をした状態で
観たからってのも関係しているのかもしれないんだけど...。


このアニメもドリフトしながら峠を走るんだとばかり思ってたので
あれっ?首都高っすか!?
あれ?ドリフトしないでスピード重視っすか??
あれっ??てな感じになったのが大きな原因なんだと思う。

ハイ。これは湾岸が悪いのではなく確実に自分のせいですw


まぁそんな感じで観はじめたもんでハマる事なく
数回に分けてなんとか観終えたというwww


あっでもねっ決して面白くない内容ではないですよっ♫


車好きの男たちは主人公がチューニングしてる様子を
観てるだけでも面白いんじゃないかな?
それに実際の場所を知っている&走っている(通勤とかで)
という人達はこのアニメの世界に入り込めやすいのではないでしょうか?
※私は田舎住みなのでサパーリですがwww


主人公が悪魔のZにたまたま出会い(運命ですね♡)
のめりこんでいく様をごらんくださいませ♡


てかこれにも小倉旬出てるし・・・
三木さんとか浪川さんとかが脇役で
小倉が主役の意味がわからん;

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

71.9 17 カーアクションアニメランキング17位
劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>(アニメ映画)

2019年2月8日
★★★★☆ 3.8 (87)
379人が棚に入れました
裏社会ナンバーワンの腕をもつシティーハンター冴羽獠は、普段は新宿に事務所を構え、相棒の槇村香と様々な依頼を受けている。そこに、何者かに襲われたモデル・進藤亜衣がボディーガードを依頼にやってきた。美女の依頼を快諾した獠だが、撮影スタジオで更衣室を覗いたり、もっこり全開のやりたい放題…。亜衣がキャンペーンモデルを務めるIT企業の社長・御国真司は、なんと香の幼馴染。撮影現場で久々に香と再会した御国は彼女をデートに誘う。しかし、獠は香に無関心で亜衣にスケベ心丸出し…。一方、海坊主と美樹は傭兵が新宿に集結する、という情報を入手した。そして、傭兵達は何故か亜衣を狙うのだった…敵の正体を探る冴子が直面する巨大な陰謀!来日する大物武器商人・ヴィンス・イングラードと最新兵器――御国の登場により、すれ違う獠と香。シティーハンターは亜衣と新宿を護りぬくことができるのか!?

声優・キャラクター
神谷明、伊倉一恵、一龍斎春水、玄田哲章、小山茉美、飯豊まりえ、山寺宏一、大塚芳忠、徳井義実
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

4Dで“もっこり”♪

劇場版“もっこり”大ヒットを祝して云々……との理由で
今月から4D版の上映も始まった本作。

正直、この作品、別に4Dいらんやろうwと訝しみつつ、
昔、色々と世話になったアニメだし、
お調子者のノリには付き合っておこうと、
【4DX/2D】でリョウたちと再会を果たして来ました♪


内容は新宿を舞台に、改めてこの街の価値を再確認しつつ、
往年のメインキャラ、キャスト、主題歌を一通り動員した、
お祭り映画の色彩が強い展開。
銃撃戦、カーアクションなども派手で、4Dともまずまず好相性でした。

“もっこり”を始めとしたギャグも盛りだくさんで楽しませてくれました。
銃弾や、砲弾、爆弾だけでなく、トンボや、カラスや、ハンマーも良く飛んでいましたw
“もっこり”に対する香の超重量級・制裁の衝撃が首筋に違和感として残っていますw


一方で案外だなと思ったのは敵の小物感。
いや……彼にしたって、グローバル規模で、
新宿を火の海にできる人材やテクノロジーを大集結させている。
ついでにキャストも大物なわけで、決して小物ではないはず……。
なのですが、これまでシティーハンターと対峙してきた敵には、
もっと肝が据わった奴がいた。それに比べると……。
といった感じで私の過去の記憶の美化とも相まって、
どうしても敵を軽んじている自分がいましたw
本作に関してはリョウが本当にピンチだなと手に汗握るシーンはなかったかなと……。
むしろ、{netabare}香の“もっこり”対策トラップの方がよっぽど凶悪かとw{/netabare}

そんな程度じゃ、シティーハンターを狩り、新宿を喰らうなど、
ましてやリョウと香の仲をどうこうすることなどできやしないだろう。
ハラハラドキドキより、リョウたち相手なら、そうだよな~。そりゃそうなるだろうな~。
と同窓会気分で微笑ましさを覚えながらの鑑賞となりました。

まぁ、敵さんも色々と軽率だったからこそ、
新宿で絶対に突っかかっちゃいけない人間や、攻撃しちゃいけない店に、
もれなく突っ込んでいったりして、
例のカフェオーナーまで巻き込みながらパーティーが盛り上がったとも言えるわけで、
その点は良い余興になったと感謝はしていますがw


お祭りの中でも、現代、未来のテクノロジーとの関わりについてテーマも垣間見えました。
リョウたちとガジェット、ロボットとの掛け合い?から、
現代仕様にアップデートされた主要人物のキャラクター性や、
それでも不変のポリシーなどが開拓、再発見され、その点もニヤニヤさせられました。
せっかく進歩した文明の利器。破壊や争いではなく、
“もっこり”……いやw人類の生活向上やエンタメに役立てて欲しいものです。


相変わらず“もっこり”100%?なノリなので、
今の時代、お子様連れの母などに薦めたりするのは躊躇われるアニメですがw
一部で“実質本編”と評されていると言うEDと併せて、ファンが懐かしむには最適な、
過去の人気アニメ、久々の復活作としては上々の劇場版だったと思います♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「七つの海を統べる王」と「新宿を守るスイーパー」

運良く、DCコミック原作「アクアマン」と少年ジャンプ黄金期のハードボイルド漫画「劇場版 シティーハンター」を観せてもらった。

どちらも共通するテーマは「世界を救うのは自分自身であり、行動が英雄を作り上げる」ということであった。

DC「アクアマン」は1941年から現在まで続く漫画ではあるものの、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンとほぼ同期なのだが、評価が著しく低いヒーローであり、本国でもパロディにされるほどなのだが、今回大真面目に舵を切り、「国を統べるものの資質」や「英雄」とはなんたるかを説くスーパーヒーローの王道のテーマを扱っており、試写会の反応は大変素晴らしい絶賛の嵐だった。

「シティーハンター」もしかり、客層はアクアマンよりは年齢層が高いモノの、1980年代バブル期の男の格好良さとはなんたるかを得意の下ネタをはさんでコミカルにそしてなによりハードボイルドとして描く。

普段は三枚目のダメ男がイザとなると頼りになる二枚目と変身する姿は「美味しんぼ」の山岡士郎しかり、キン肉マンしかり、コブラしかり、長年の男の夢の具現化した存在である。

どちらも「男の美学」を忌憚なく掲げる姿に人は大いに感動するだろう。

しかしながら、苦言を呈せば作画がイマイチ良くなく30周年記念なのに手を抜いているところが結構目立ったところだ。あと、ネタバレになるのであまり書かないが、終盤の盛り上がりは結構良いものがあるものの、序盤のギャグの連続が少々今の時代には寒い。しかも滞りなく連続で見せてくるあたりも食傷気味だった。

しかし、両者に共通する「男とはこうあるべき」のような哲学が今やない時代に改めて提示されると、我々男子というものはそれに呼応してしまう性なのである。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ターゲットは30代40代かな。 本編を知ってる人がより楽しめる作品!

「シティーハンター」が20年の時を経て帰っていた!!
それも、エンジェルハートではなくシティーハンターという形で!!
香がいる……

私自身は大まかなストーリーは知ってる、アニメや漫画を全て視聴した訳ではなくにわか勢だ。
全然にわかでも楽しめる作品ではあったが、シティーハンター大好きな人たちは私なんかよりも遙かに楽しめたのではないかと思う。

■懐かしの音楽
今作では、アニメ映画にしては挿入歌が多めの仕様だった。
しかも、それはシティーハンターで使われていた曲!!
これで上がらない人はいないでしょ!
全曲は知らなかったが、それでも熱くなった。

■物語はコメディの割合が高め
締めるとこはもちろんビシッと締めているが、全体を通して冴羽獠はもっこり~ってしてる時間の方が長かったと思う。
それがかえって、かっこいいシーンを際立たせてくれていた。
冴羽獠無双だった。

■キャッツアイとのコラボ
これも今作の魅力の一つだろう。
まさか、一緒に観られることになるとは……
ありがとうございます!!
他にも、海坊主やファルコンなども登場していた。

昔すごく好きだったな~って人には是非是非観てもらいたい。
そして、知らない人たちもこの映画きっかけで本編の方にも手を出して欲しい。
ちなみに、私の入場者特典は香でした。
どちらかといえば、獠がよかったかも……

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

61.8 18 カーアクションアニメランキング18位
新劇場版『頭文字D Legend1-覚醒-』(アニメ映画)

2014年8月23日
★★★★☆ 3.6 (71)
375人が棚に入れました
「頭文字D」は天性のドライビングテクニックを持つ藤原拓海を主人公に、公道最速を目指す走り屋の若者たちを描く物語。新劇場版は3部作として制作され、監督を日高政光、脚本を関島眞頼、音楽を土橋安騎夫、アニメーション制作は3DCGに定評のあるサンジゲン×ライデンフィルムが手がける。

声優・キャラクター
宮野真守、中村悠一、小野大輔、白石稔、内田真礼、平田広明、土田大、諏訪部順一

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「土曜の夜、あのクルマで赤城最速とかほざいてるガキを軽くひねってこい」 19年の時を経て遂に完全なアニメ化! 名作の再誕である!

いわゆる「公道バトル」を題材にした作品としては最も知名度が高く、かくいうオイラも中学生の時にこの作品に出会い“根本的な人生観そのもの”を変貌させてくれた作品です
度重なるアニメ化、そして2013年の原作完結
しかし超人気シリーズの肩書きに恥じることない【完全なアニメ化、究極のリブート】を成し遂げてみせた“新劇場版三部作”の第一部です


改めてこのシリーズの人気ぶりが伺えるのが、観客の実に半分が40代以上の男性
普段アニメ映画等まじまじと観ることも無いであろうオジサンだったことです


原作で言えば95年連載開始当初のコミックス第1~2巻
アニメで言えば98年放送の通称『1stSTAGE』の第1~5話
所謂『VS FD3S』編だけを最新の映像技術と新しい解釈で見事に62分の映画にしております
基本構成や大まかなセリフ等は原作通りですが時代背景を少しだけ現代寄りに修正して携帯電話が頻繁に登場していたり、登場人物のファッションもお洒落に直されています
(それと3部作がシリーズ後半を描かないことを示すかのように「なつきパパ」がオミットされました)


アニメ化される度に入れ替わるスタッフについては、初代『ポケモン』の監督で知られる日高政光が起用され、トゥーンシェードやコマ抜き等でCGアニメのアンチハイテク化を第一線で実践してきたスタジオであるサンジゲン&ライデンフィルムが制作しております
また、自動車の音の収録などに携わっていたプロドライバーの土屋圭一と氏が編集長を勤めるホットバージョンが抜けて初音ミクGTなどのグッドスマイルレーシングが監修に携わっています


今回とにかくこのCGが凄い
これまでのアニメ化では無機質な自動車が当然の如くCGで描かれることで“メカっぽさ”が強調されていて、それがまたこの作品の味でもあったのです
が、しかし!
今作のトゥーンシェードの技術はこれまでとは全く別次元の代物であり、完全に作画に溶け込んでいて「手描きなのか?」と疑うレベルの完成度です


コレに加え原作者、しげの秀一の作風でもある走行する自動車の微振動や気迫を伝える無数の小さな効果線
空気中に漂う塵を示すインク汚れのような無数の点
それとドリフトする駆動輪から後方に放射される白煙や時間差で地面から噴き出す衝撃波


これらエフェクト類を見事再現することによって15年以上続くアニメシリーズの歴史においても今回初めて“まんましげ秀の絵が動いている”という感動的快挙を達成しています
オイラがしげ秀が同ジャンルの他の漫画家と一線を画す理由は何よりその【圧倒的画力】にあると思っているのでこれは素晴らしいことだと思いますね
(ちなみにしげ秀と楠みちはるの二人は絶対にアシにクルマを描かせないらしい、自分で描かないと気が済まない漫画家はこの二人だけ)


スタッフと一緒に今回初めてキャストが一新されたのが大きな話題となっておりますね
(中村悠一さんと勝杏里さんは別役で出演されたこともありますが)
全体的に“若返り”が図られており、同時に放映当時から作品のファンだった世代へと橋渡しがなされたようです


これに関してはぶっちゃけオイラも前キャストの声が耳に染み付いております
それに前キャストになんの断りもなく、秘密裏にオーディションが進められたという新キャストのキャスティングは、正直やり口がよろしくないと思っておりました
そんなオイラの心配も他所に新キャストは独自の世界を形成していき、特に拓海役の宮野守、文太役の平田広明は素晴らしい
そしてなつき役の内田真礼、エロい!w
いくらなんでもこのなつきはエロ過ぎる!w
具体的なエロ描写は無いのにまーやタソの演技だけで完全なエロキャラに回帰してるなつき!必聴ですよw


そして何よりも拍手を送りたいのが音楽と音響です
旧シリーズではバトルシーンに『SUPER EURO BEAT』が挿入されるのが特徴でしたが、今作ではCLUTCHOをはじめとするミクスチャーロック系のバンドサウンドが随所に使用されており、どちらかといえば2005年に香港スタッフで制作された実写版に近いバトルシーンになっています
今となってはユーロビートに新鮮さは感じませんし、疾走感溢れる選曲にこの選択は大正解だったと確信しましたね


新たに収録がし直された自動車の走行音は劇場の音響で堪能すると迫力あってこれまた素晴らしい
旧シリーズもその点は頑張ってましたが今回は特にアツい拘りを感じました
FDがゼロ発進する際の「ぶぉん、ぶぁらららら・・・」って音が!ロータリーサウンドが!すげぇ!ホントにFDだ!とw







でも河村隆一のEDは要らない気がするんですがね(爆)


ついでにこのスタッフで是非『湾岸ミッドナイト』もリブートしてくれないすかね???(´・ω・`)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 23

Britannia さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リメイク前の方が面白い

作画・声優・音楽が一新、シナリオは変わらず
作画向上により、茂木なつきは可愛い
初代は作画が酷かったのでだいぶ良くなっている、バトル中の音楽はユーロビートじゃなくなった為テンションもダウン。

武内樹は声優変わってもウザいな(岩田光央 / 白石稔)共に好みじゃないのが大きい、キャラには合ってると思う。

総評:特別面白くもない、D初見の方には良いかもしれない。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

懐かしさと新しさ

まず、話の内容は特に目新しいものはないけど、
作画は綺麗です。
しかし、高橋涼介の見た目がガラが悪そうで、
ちょっとイヤかなぁ。あと声も気品がないしね・・・
茂木はとってもかわいくなってるのでプラス査定
ですw
 
バトルの迫力は伝わってくるけど、啓介を追いかける
86のブレーキングドリフトの鋭さをもう少し見せ
てくれてもよかったかなぁ・・・。
「セカンダリータービンが止まってんじゃね~のか?」
と言う啓介の焦りを表すセリフをカットしなくても
良かったのではないかと思うし、バトルが終わった後の
啓介と拓海の会話もあんまり必要性を感じないな・・・。
 
まぁ~でも、迫力度を増して昔見た映像をリニューアル
して観てる感覚は格別な気持ちになりますね。
86のブレーキングドリフトとコンペティションイエロー
マイカのFD3S型RX-7のロータリーエンジンとの
違いをドリフトの鋭さでしっかりと描きわけができていた
と思うし、楽しかったですよ♪
 
コンペティションイエローマイカのFD3Sはまだ現役で
走ってるのでしょうか・・・20年前位に実際に公道で見た時は、
眩しいくらいカッコ良かったです。
スイフトのチャンピョンイエローとは若干色が違いますが、
イエロー映えする車ですねFD3Sは。車の選択は、さすが
マニアックで分かってるなぁ~って改めて感じます。
 
なんだかんだ言いつつ、楽しいから観てしまうんですよね。
イニD好きはみんな観るんですよww

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

70.9 19 カーアクションアニメランキング19位
新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN[シン](OVA)

2000年12月21日
★★★★☆ 3.9 (56)
336人が棚に入れました
 2022年、第17回サイバーフォーミュラGPXが開催された。「アルザード事件」の出場停止処分も解けて加賀やスタッフも戻ってくるが、いまいちレース出場に懸念を抱く理事会は大幅な予算削減を決定。一昨年のマシンでの出場を余儀なくされてしまう。しかし初戦で戦力不足を痛感させられた加賀は、突然接触してきた名雲の誘いを受け、アルザードのオリジナルマシンである「凰呀」を悩んだ末に譲り受ける。そして古いつきあいのグレイと、彼に預けていたフィルをメカニックとして呼び寄せた。
 そこまでしてハヤトにこだわる加賀には理由があった。かつて自分が負けたZEROの領域をハヤトが乗り越えたこと、そしてそんなハヤトにZEROで失った親友の姿がオーバーラップしたからだった。
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

マシンと人の意志が呼応する時…

(2013.5/3)

{netabare}新型エンジンの導入を間近に控えたアスラーダ。

ハヤトには勝てない、加賀のレースは不本意な形で幕を閉じてしまうのか?
それに拍車を掛けるように条件付きでのアオイの撤退が決まってしまう。{/netabare}

加賀の意地を賭けた戦いが始まる。
加賀のアルザードへの理解が深まり、マシンと人と可能性が高まる今作。

マシンの不調に喘ぐ、スゴウ。それは、加賀にとっても不本意なレース展開なのは間違いないが…
それでも彼は新たなコーナリングを身につける事に成功した。
例えその先に、何も無いとしても…アイツだけには負けられない。

ん~、それにしてもあのコーナリング=最強!みたいな感じになってしまっているのが観ていて面白みが無いです。が加賀の意志に反応したかのように答えてくれたアルザードの凄さ+勝利への執念は良かったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

一応のシリーズ最終章

 ファンの誰もが望み、考えたであろうハヤトと加賀の一騎打ち。
 とにかくブリード加賀(加賀城太郎)という男、めちゃくちゃ生き様がかっこいいのでTVシリーズから男女ともにシリーズナンバーワンの人気を誇った。
 本作ではその加賀が主人公に交代、不動のチャンピオンとなった弟子にして弟分の風見ハヤトに最後の戦いを挑みます。
 シナリオはシリーズ全体でお膳立てがとっくにできてるので燃える展開。なぜか起用された監督妻、両澤千晶氏のせいで台無しになっているのが残念。もうやめて・・・・

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サイバーフォーミュラ、最終章!!

オリジナルアニメ(OVAです)
全5話

あらすじ・・・
新世紀GPXサイバーフォーミュラのあらすじを見てくださいな。
大まかなあらすじは一緒です^^

さて感想を
5作目にして最終章のOVA!
個人的には(SAGA)を超えなかったけど、同じぐらい良作品でした!

(SAGA)で完全に終わりかと思いきや、(SIN)・・・
なんで?って思いましたが、完全決着の為にどうしてもアニメにしないといけないって事だったんですね^^

5話しかありませんので色々と省いていますが、レースシーンは迫力満載!!

そして今回はハヤト君とブリード加賀さんのダブル主人公!!
ブリード加賀さんはハヤト君の兄貴分であって親友、そして永遠のライバルのキャラです

この2人の完全決着を描いた(SIN)という作品。
どちらが勝ったか・・・
もちろん、言いませんwww
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

3組目のカップリングにも決着がついて、個人的にはすっきりしました!!

迫力のレースシーン
複雑に絡み合った大事な人への想い
大きく高いハードルをどう乗り越えるか

などなど、見ごたえ十分!!

古いアニメだからと言って馬鹿にせず、色んな人に見てもらいたいアニメでした!
本当に男性にも女性にもお薦め出来る作品なので、ぜひご覧くださいな。

これから見てみようかなって思う人は
TVシリーズ→ダブルワン→ZERO→SAGA→SIN
と見てくださいね。
絶対に途中から見ないでくださいね!!

レンタルはない店が多いみたいですが、私のようにDVDボックスを買うか、バンダイチャンネルで視聴できるみたいです^^
まあ、私はお父さんが夏のボーナスで全シリーズDVDを買ったんですけどね。
もう私の物です(爆笑)
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ

ここまでアニメで完全決着するアニメは珍しいと思います。
個人的にはもうサイバーフォーミュラはこれ以上先に進まなくてもいいって思えるぐらい満足しました。

全シリーズ内容がレベルが高く、全部が全部(おぉ~)って言える作品ってなかなかないですよね^^
続編希望が多い現在のアニメは見習ってほしいです(苦笑)

本当にめっちゃ良いアニメだと思いますので、かなりお薦めな作品です。
うん、す~~~ごっく満足!!

では最後に一言
絶望した~!時代を間違えたアニメに絶望した~!!
この作品、今現在、作画を直して放送したらかなり人気が出ると思います~!
小学生から大学生、男性から女性、腐女子、萌え好き・・・
色んな人から愛される作品なのに、時代を間違てます~!
絶望した~~~!!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

67.4 20 カーアクションアニメランキング20位
逮捕しちゃうぞ the MOVIE(アニメ映画)

1999年4月24日
★★★★☆ 3.7 (45)
300人が棚に入れました
1年ぶりに墨東署に帰ってきた夏実&美幸。だが、早々に交通管制システムの破壊、銃器の密輸取引など管内で大事件が続発。更には桜橋が爆破され、現場へ向かう二人。だが、その隙を狙って謎の武装集団が墨東署を襲う。残されたのは葵、頼子たちだけ。急いで墨東署に戻る二人だが……。一方、課長は突然上層部に身柄を拘束される……。人気TVアニメの劇場版で、よりハードなアクションとリアリティある映像が描かれている。

声優・キャラクター
玉川砂記子、平松晶子、島田敏、政宗一成、小桜エツコ、松本梨香、関智一、榊原良子、沢木郁也

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ここから観ても充分に楽しめる、エンタメ映画

「逮捕しちゃうぞ」というタイトルやキャラデザから、「なんだ萌え系か」と、侮るなかれ。本作の魅力はシリアスなストーリー。そして、相変わらずのキャラの良さと爽快感。正に、エンタメ大作!

イメージ的には「機動警察パトレイバー」の劇場版って感じです。上記作品が好きならぴったり合うと思います♪

※詳細は1期のレビューに書きました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

【墨東署VSサイバーテロ】 現代ポリスアクションとしてシリーズ最高の傑作

初期OVA、テレビシリーズ第1期のスタッフの手による最初で最後の劇場作品


正直これ以降のシリーズ(セカンドシーズン、フルスロットル)は全体のクオリティの落差が酷くてとても見れたものではない


当時話題になった【劇場版パトレイバー】【踊る大捜査線THE MOVIE】などに影響を受けたのか、いつにもなくハードな社会派アクション作品に仕上がっており見どころはたっぷり


美幸、夏実はいうまでもなく、
交通課課長や頼子、葵ちゃんに中嶋くん、そしてアニメ版では重要な位置を占める東海林巡査長
と、御馴染みの顔ぶれが勢ぞろいするのは流石の劇場版


さらに今作では警察署を狙ったサイバーテロが発生し、これに対抗すべく墨東署の面々が銃撃戦や激しいカーチェイスを繰り広げる
まさに逮捕シリーズの醍醐味をギュっと濃縮した見応えのある内容


テロリストが仕掛ける電子攻撃の様子は99年当時を舞台にしてることを考えると良い意味で上手く出来過ぎていて、いつ同じことが現代の東京で起こってもおかしくないリアリティが緊張感を引き立てる


劇中では東京の下町を所狭しと駆け巡るミニパト墨東4号が描かれるが、その背景となる街並みの繊細さには驚嘆する
東京という土地をよく知らない者でも、親しみを感じずにはいられないだろう
当時のオイラがまさにそうだった

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「彼奴は幻だ!見るんじゃねえ!」

1999年公開。

辻本夏美巡査と小早川美幸巡査は本庁研修を修了し、
1年ぶりに墨東署交通課へ帰ってきた。
墨東署交通課復帰後間もなく駐車場に止めてある車
から大量の銃器を押収・・その後も大量の銃器及び
謎のMOを押収・・捜査が進む中で、課長が逮捕され
てしまうが・・いったい何が起きようとしてるのか?

SPドラマや実写映画風の如何にも映画!という作風。
交通課の二人が潜水服で犯人逮捕劇・・とか・・
まぁどうなの?ってあまり考えては楽しめない作品。
元々のコンセプトは「時には荒唐無稽な展開もある」
という「ロマンティック系ポリスコメディ」でしたね。

基本コメディは控えめというかシリアス路線。
正直何度も非常時の訓練?とかオチを考えた。
作画は可也手抜きのカット絵も多く感じたけど・・
極端にクウォリティダウンではないかな。演出とは
割り切れない手抜き感があるだけで・・

「夏美。脚ブレーキ!」~
「彼奴は幻だ!見るんじゃねえ!」此処は皆ホッとした
んじゃないかな? 間違いなく「逮捕しちゃうぞ」だ♪

水上・・空・・何でもありです♪

勝鬨橋の可動は推定10億かかるそうですよ・・

クライマックスはもうねw
一気にロマンティック路線ですね♪
TODAYもMOTOCOMPOも確り活躍する♪

ラストは・・まぁこんなもんでしょう^^;



辻本夏実   玉川砂記子
小早川美幸  平松晶子
二階堂頼子  小桜エツコ
葵双葉    松本梨香
中嶋剣    島田敏
課長     政宗一成
東海林将司  関智一
佐賀沙織   飯塚雅弓
ストライク男 堀秀行
原付おばさん くじら
中嶋大丸   青野武
中嶋瀬奈   折笠富美子
FOX和尚    有本欽隆
徳野警部   沢木郁也
金子留理子  嶋崎はるか
遠藤祐香   大野まりな
林綾音    萩原えみこ
田中夏代   大原さやか
本田敏郎   光岡湧太郎
本田恵    齋藤彩夏
蟻塚警視正  渡部猛
木下かおる子 榊原良子

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

68.2 21 カーアクションアニメランキング21位
新世紀GPXサイバーフォーミュラ11[ダブルワン](OVA)

1992年11月1日
★★★★☆ 3.8 (46)
220人が棚に入れました
 2016年、第11回サイバーフォーミュラGPSが開催された。前年度チャンピオンのハヤトは、続々と投入されるライバルのニューマシンやチャンピオンであることのプレッシャーでなかなか調子が出せず荒れていたが、周囲の支えや持ち前の闘志で這い上がり、どうにか調子を取り戻す。 しかし菅生修ことシューマッハが突然アオイZIPから復帰し、サイバーフォーミュラで走るすべてのドライバーに挑戦状を叩きつけたことから事態は一変。明らかに敵としてシューマッハがハヤトの前に立ちはだかる。しかもかつて父と共にアスラーダを開発したマシンデザイナー、クレア・フォートランが心強い仲間として登場する一方で、存在意義を見失ったみきはチームから離脱。 不協和音がスゴウを覆うなか、ハヤトは二年連続の世界チャンピオン、ダブルワンの栄光を手にすることができるのだろうか。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

90年代OVA業界を勝ち抜くアップデートが施された本格レース志向作

【物語 4.0点】
人工知能サポートシステムと高性能マシンにより、
旧世紀では免許持てないようなガキンチョでも、機械やAIとの絆を深めれば、
ワールドチャンプになれる夢の近未来レースバトルを描いたTVアニメシリーズのOVA化作品第一弾(1992~1993年・全6話)

TVアニメ版にてメインターゲットの男児を仕留め損ねた本シリーズが活路を求めたのは、
イケメンドライバーたちが織りなす濃密な人間ドラマ等を評価した高年齢層と女子に訴求できるOVA形態での展開継続。

それに伴いシナリオも、高性能AI等の恩恵を受け、友情だの根性だの少年漫画のノリでチャンプになれるとの無自覚な甘えを抱えた、
少年主人公・風見ハヤトや彼を支えるチーム・スゴウアスラーダに、
レースの厳しさという冷水を浴びせ試練を与えるシリアスな作風。

象徴的だったのが第三話。
マシン開発競争で立ち遅れ、苦戦を強いられたハヤトたちが、
勝負のニューマシンと戦えるレース技術を獲得するため、
人工知能のサポートを切って事故覚悟でテスト走行を繰り返し、
100分の1秒単位でテスト走行タイムを削りに行く。

本番レースシーンの無い、この地味な特訓回。
マシン性能や、葛藤するハヤトやチーム・スゴウの意識のアップデートだけじゃない。
大人に買ってもらわなければ打ち切られるハードなOVAの世界で生き残るために、
高年齢層の鑑賞にも耐え得る、より本格的なレース作品に脱皮しようとのスタッフのもがきにも感じられます。

こうした地道な積み上げが礎となり、
このOVAシリーズは以降3作、2000年まで約10年にロングランできたのだと思います。

それだけに最終第6話のドラマ重視に傾斜した展開。
すなわち{netabare} レース終盤でマシンを降りようとしたシューマッハと男の勝負をしようと、
ハヤト以下ライバルたちがレース結果ド返しでピットインして同ポジションから再スタートする{/netabare} という内容は、
後に『ガンダムSEED』を脚本する福田 己津央監督らしい熱いシナリオでしたが、
リアリティ軽視で私はチョット残念ではありました。
最後までシビアにタイムを削って駆け引きするレースに徹したらどうなるかも観てみたかった気もします。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・サンライズ

今回、私が書きそびれていた本レビューを投稿したのは、
本シリーズ・キャラクター原案・いのまたむつみ氏の訃報を受けて。
小説『宇宙皇子』、ゲーム『テイルズオブ~』シリーズと、
様々な媒体で、華奢ながらもシッカリとした肉体描写が魅力的な挿絵やキャラデザで楽しませてくれた貴重な描き手でした。
ご冥福をお祈り致します。


その折角の、いのまた氏の原案ですが、
TVアニメでは作画乱調で生し切れてるとは言い難くw
が、本作では人物作画も、
シャワーシーンでヒロインの乳◯が見える大人向けのOVAとしてアップデート。
美少年レーサーら、いのまた氏ならではの肉体美の活用面でも進歩が見られます。

人物のボディよりも唆(そそ)るのが河森 正治氏デザインのマシン再現度の向上。
複雑な内部パーツまで緻密に描き込まれ、青少年のハートを刺激します。


【キャラ 4.0点】
F1から“サイバーフォーミュラ”に復帰してきたナイト・シューマッハこと菅生(すごう)修。
ハヤトのチームメイトでメインヒロインの菅生あすかの兄としての優しさを捨て、
敵として時にダーティーな駆け引きまで仕掛けて、(核心的ネタバレ){netabare} 視神経損傷により自身のレース生命が残り少なくなる中で{/netabare}心を鬼にして 主人公ハヤトを本物のプロレーサーに成長させようと、レースとは何かを叩き込んで行く。

この“シューマッハ”。元ネタはF1ドライバーのミハイル・シューマッハ氏。
90年代初頭にトップを競っていたアイルトン・セナ氏やアラン・プロスト氏ではなく、
次に来るドライバーとして知る人ぞ知るホープを押さえることで時代を先取りする思惑もあったそうですが、
実際にはミハイル氏が想像以上に早くトップレーサーとして頭角を表してしまい。
旧世紀にもまた現実の競技が創造を追い付き追い越すことはあったようですw

そのナイト・シューマッハ。レコードラインを寸分たがわず走行する精密さが強調され
る描写があって。
後年、現実の新世紀にてミハイル・シューマッハ氏は“赤い皇帝”として無双。
全盛期、上空中継ヘリから提供される彼の走行ラインが、
本作の正確無比なシューマッハの走行ラインとシンクロしてゾクゾクします。

大人が少年に現実の厳しさを思い知らせるキャラ構成もまたOVA仕様へのシリーズ覚醒を下支え。


【声優 4.0点】
ナイト・シューマッハ役の速水 奨さんと共に、
大人なボイスでチーム・スゴウの少年少女たちを叱咤したのが、
シューマッハの恋人であり、アスラーダの開発者としてチーム・スゴウに参加した、
クレア・フォートラン役の冬馬 由美さん。

『ダイ大』の元祖・ゴメちゃん役や『ポケモン』のピチュー役など、
可愛らしいマスコットキャラも演じる冬馬さん。
ですが本作ではレースの現実を突きつける手厳しい声色で、
ハヤトを危険なレースに行かせたくない幼馴染・菅生あすか(CV.三石 琴乃さん)や、
世界一のメカニックチーフを目指すも詰めが甘く非情になれない、城之内みき(CV.安達 忍さん)
といった可憐ボイスのヒロインズに向かって「あなたたちチームのマスコットのつもり?」などとキラー発言で圧迫。

男児向け仲良しクラブから真のプロチームへの成長をキャスト陣も好演出。


【音楽 4.0点】
劇伴はTVアニメ版の大谷 幸氏と共同で新たに小西 真里氏が参加。
サックス、ギターソロなどレース中継でもよくあるアレンジを付加。
さらに渋めなバラードソングも挿入するなど、劇伴も大人向けにチューニング。

主題歌担当はダイナマイト・シゲこと茂村 泰彦氏。
OPでは陽炎が揺れるレース映像が良く似合うロックチューン「DREAMER ON THE ROAD」
EDではTVアニメ版の爽やか女性バンドソングのG・GRIP「WINNER」を英語歌詞でカバー。
嗄(しゃが)れ声で世界観にさらに苦味をスパイス。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

互いの信念が交差しつつも一つになる想い

(2013.4/29)
全6話のOVA。

勝てない…そんな不安がハヤトを襲う。
スランプ、レーサーとして成長してきたハヤトにとって最大の試練が付きまとう。
勝ちたいと思う想いはマシンの性能を凌駕する事ができるのか?


タイトルの11(ダブルワン)とは:風見ハヤト×N・シューマッハ、新条直輝×城之内ミキ、グーデリアン×ハイネル
彼らの事じゃないかと思います。

栄光と挫折、勝利と敗北
それぞれの事から得られるものはゼロじゃない。
「ゼロジャナーイwww ゼロジャナーイwww」


最後は意地と意地のぶつかり合いでしたが、こういう熱い展開嫌いじゃないです(^^)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

優麒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ここからブーストオン!!

サイバーフォーミュラシリーズのOVA1弾です。
現在だと少し絵的につらいとこもありますが、このシリーズを観るならこの作品からが入りやすいかと思われます。

コンピュータ制御(あくまで補助)でマシンを走らせてレースをするという設定です。
それらAIの補助などをまとめてサイバーシステムと理解して頂けるとわかりやすいかと思います。

主人公のマシンは独特でサイバーシステムが教育型になっており、ドライバーとともに進化していきます。さらに会話もできちゃいます。それが「アスラーダ」。マシン名にもなっています。

若い主人公がアスラーダとともにレースの中で成長していくお話になります。

基本の流れは、主人公は負けたり不調になるとアスラーダのせいにしてアスラーダと喧嘩をし、ライバルたちの助言で立ち直り、アスラーダと仲直りしてレースに勝つ。ってパターンです。

またかと言うほど主人公は成長せず、何度も同じ事を繰り返すのが癖になります。

レースもさることながら、ライバルたちも魅力的です。

このシリーズは新しいものほど、
 レース<人間関係
という感じにシフトしていくのも面白いです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

62.0 22 カーアクションアニメランキング22位
新劇場版『頭文字D Legend2-闘走-』(アニメ映画)

2015年5月23日
★★★★☆ 3.7 (33)
186人が棚に入れました
Legend1の続きとなる。

声優・キャラクター
宮野真守、諏訪部順一、中村悠一、小野大輔、阪口周平、白石稔、内田真礼、平田広明、8.6 秒バズーカ―

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

【とーちゃぁん、かーちゃぁん、神様ぁ、、、まだ女の子とエッチもしたこと無いのにぃ~】←私的作中最高の名セリフ→【悪いことは言わねー、GT-Rだけはヤメトケ】

スタッフ全入れ替え、キャスト全入れ替え、時代設定変更、ユーロビート封印しての『頭文字D』シリーズのリブート映画
60分×3部作の第2作


今作で描かれるのは原作コミックス2~4巻
TVアニメ『1stSTAGE』の第6~15話
所謂『VS R32』編、及び『VS EG6』編
総じて妙義ナイトキッズを迎え撃つ藤原拓海とハチロクの活躍が描かれます


前回の初バトル以降、運転の面白さに目覚めたかに見えた拓海だったが、やはりバトルには興味無く平凡とした日常を過ごしていました
そんな中、赤城レッドサンズが敗れた“秋名のハチロク”に勝てばレッドサンズより格上であることが示せると思惑を膨らませる妙義ナイトキッズの中里毅から拓海に挑戦がある
拓海の不在中、勝手にバトルを取り持ってしまったイツキの失態でバトルは成立してしまうのですが・・・


焦るイツキ、やる気の無い拓海、絶対勝てるとイケイケな中里、端から中里が負けると決めつけて高みの見物な涼介
それぞれの温度差が激しすぎて『頭文字D』シリーズの中で一番好きなエピソードですw
特に劇中でも言われてますが『AE86 VS R32GT-R』ってライト級とヘビー級が戦うぐらい異様な取り合わせで自動車に詳しい人なら笑うしかない
中里にはGT-R乗りとしてのプライドは無いのか


さらに後半では中里を出し抜いてナイトキッズのダウンヒル最速を狙う慎吾のEG6が拓海を挑発
これは前半戦と違って自動車のカテゴリーとしては最もそれらしい組み合わせですが慎吾はマトモにバトルする気が無く、初見殺しも甚だしいデスマッチを仕掛けてきます
全く、ナイトキッズはこんな奴ばっかかよ!w


ちなみにバトルを詰め込んだ結果なのか『池谷先輩コーナー3つで失神事件』と『イツキのハチゴー』が無かったことにされてしまったのは非常に残念
この2つのサイドエピソードを踏まえた上で原作初期の完成度があるのに;


ってことで例の“しげのエフェクト”での素晴らしいバトルシーンと差し引いても、もうちょっとじっくり描いて欲しかったというのが本音で物語の評価は少し低めにさせていただきます


新キャストにはオイラ自身、だいぶ慣れてきたのですがギャラリーの中に8.6秒なんちゃらとか言うハチロク繋がりで呼ばれたとか言うトーシローが混ざっていたのがタマにキズでした(爆)


それとマジヲタしか気付かない些細なことかもですが、音の収録に使ったR32の車両提供がMINE'Sさんなので原作や『1st STAGE』で印象的だったブローオフバルブの音(プッシャー!)が無いのも残念
EG6の提供はその筋では有名なSEEKERさんなので良い意味で現代的アレンジが利いたというか、慎吾が「陶酔感」に浸っちゃう音が再現できていたのでは


最後に河村隆一の謎主題歌が無くなって今作のエンドロールはBACK-ONが担当しています
劇中挿入歌群ともマッチングするミクスチャーロックに合わせて劇中の峠である秋名山のモデルとなった実際の道路の車載映像が流れてテンションはMAX!
一瞬しか映りませんが現実の5連ヘアピンはドリフト族対策されちゃってて何度観ても(行っても)苦笑してしまいます

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

板金兄貴たちとの熱いバトルは必見。

【ストーリー】

今回は本家1stの6~15話くらいまでの内容。ナイトキッズ戦になります。
本家では樹に春が来た!?のエピソードがありましたが、映画の60分では流石に端折られてます。
なので、ガムテープ兄さん庄司の絡み方が若干変わりますが、結末と流れは同じなので違和感はないです。

体感ですが、本家で7、8話分くらいの内容をまとめているので非常にあっさりしてますが、
正直バトルとか結構引っ張りすぎな本家だったので結構ちょうどよかったです。


【キャラ・声優】

Legend1の対レッドサンズで啓介の出番は大方終わっているので、
CV:中村悠一の高橋啓介の出番は今回あまりないです(笑)

ナイトキッズ戦ということで敵キャラは中里・庄司がメイン。
なんとなく中里の口が少し悪くなってる気はしましたが、庄司のクズキャラは健在で安心。
このあたりのセリフなども、言い回しが若干変ってるかな?ってくらいで本家通り。


あんまり関係ないけど、『新劇場版』で声優陣が超若手になってるとかいうわけでもないんですよね。
みんな有名人のベテランを使ってる印象。そして見てるうちに慣れてくるし違和感もなくなる。
ただ、なつきちゃんにまれいたそはずっと違和感あったかも(笑)


【他】

作画と音楽の評価は前作と同じ。作画は良いし音楽は微妙。
頭文字D顔みたいなのは残しつつ、現代風っぽさも出てて良かったです。


次のLegend3で終わりますが、個人的に本家は2ndが1番好きなんだよなぁ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

ユーヤ様 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

リアサイドに付いているエンブレムは、不敗神話の『R』だ! オレのRについてこれるか!?

まず、声優評価ですが悪意を込めています
メインキャストはすばらしいと思います。
前キャストにも劣らない素晴らしい作品だと思います。

ただし、今作品ギャラリーの中にわけのわからないのが混ざっていました。
昔有名だった人見たいですが、緊迫したシーンが台無しです。
今後この声を聞くことはもう無いと思いますが、唯一残念で仕方ありませんでした。。。。

物語はナイトキッズ戦

絶対的にマシンで劣る相手中里毅のBNR32とルール上部が悪い庄司信吾のEG6との戦い

当時考えられる最強スペックだったツインターボ+6連スロットル+大型前置きインタークーラーを武装した、30年以上前から基本設計が変わっていないwRB26DETTのニーロクサウンドがまたよかった!
1stステージから比べると現代的でストリートなニーロクサウンドになっているように思えました。

アフターが出るタイミングもバッチリ!

約Φ300のブレーキローターが真っ赤になるシーンも迫力がありました

EG6も精巧な甲高いVTECHサウンド。
信吾が賢者タイムに陥るのも納得です。

キャラクターも毅の男臭さ、信吾の嫌味な感じがすごく出ていました

店長が拓海をけしかけるシーンやイツキがヘタリ込むシーン等見所満載ですが、中でも拓海がキレた場面の車の動き、描写、演技、どれをとっても素晴らしかった!

小学生の頃深夜に見ていたのを懐かしく覚えています。
印象的だったこのナイトキッズ戦がまた再編されて映画館で見れるなんて嬉しいですね!

次回も楽しみです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

76.7 23 カーアクションアニメランキング23位
ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(アニメ映画)

2023年10月6日
★★★★★ 4.3 (32)
152人が棚に入れました
美少女キャラとミリタリー要素を組み合わせたアニメシリーズ最終章の第4話。冬季無限軌道杯準決勝で継続高と対戦した大洗女子は、序盤であんこうチームを失い、かつてないピンチに陥る。一方、黒森峰と聖グローリア女学院の一戦は、息もつかせぬ激戦となる。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あんこう抜きでも鍋は底抜けに旨い【4DX版レビュー】

【物語 3.5点】
冬季無限軌道杯の準決勝2カードを描く。

前半では、大洗女子VS継続高校の視界不良の雪中での森林、山岳戦の決着を。
大洗のエース・西住みほ隊長が乗る“あんこうチーム”が撃破され、
番狂わせの予感が漂う中、臨時で隊長を務めた面々らが奮闘する、
騙し騙されのトリッキーな戦車バトル。

後半では、聖グロリアーナ女学院VS黒森峰女学園の一戦。
こちらは比較的開けた砂漠エリアでのがっぷり四つの戦車バトル。

珍味と王道のフルコースでいっそう濃厚な戦車道を堪能できる。


約60分の尺の大半を占める戦車バトルの中で描かれたのが後輩への継承。
大洗は展開により急遽、聖グロリアーナは育成方針から、
次期隊長候補に指揮を執らせることで、次代の戦車道を印象付けつつ、
この“最終章”がもう6年も卒業間際の大会を描いていることを思い出させてくれますw

戦況を見守る各校生徒が元ネタとなった諸外国要素もアレンジした独特のギャグも絡めつつ、
ワラワラと掛け合いを繰り広げる様に、あーやっぱり『ガルパン』なんだなと、
懐かしさを感じてみたりw


【作画 4.5点】
アニメーション制作・アクタス

第3話・ジャングル戦より導入され、背景動画で威力を発揮したUnreal Engine(UE)
ゲーム制作現場での水と光の背景グラフィック処理などに定評がある同エンジン。
第4話の白一色の雪原で大人しくなるかと思いきや、
むしろUEをさらに重用して、複雑に形を変える雪の地形効果を再現し、
1000を越えたカット数の大半にCGによる背景動画が組み込まれる。

{netabare} 包囲を突破すべく鍋に穴を開けるが如く雪を削って脱出路を切り開く“あんこう割れ鍋作戦”を敢行してみたり、
砲弾をスキーストック代わりに、急峻を滑走するハイスピード戦車バトルを繰り広げてみたり、
あとは人為的な雪崩発生とか。{/netabare}
自然の力も巻き込んだ大洗VS継続戦はガルパンらしい個性的なバトル映像でした。


【キャラ 4.0点】
相変わらず、おびただしい数の萌えキャラがごった煮になっているので、
ここは波乱を演出した継続高校に絞って。

私は2つの意味で思い入れがあります。

一つは同校が私の出身県・石川県の金沢市の高校だということ。
地方の貧乏高がエース撃破で下剋上を狙う要素も相まって情が移ります。


もう一つは継続戦車道の元ネタがフィンランドだということ。
第3話公開後、4話制作に難航している間に勃発したロシアによるウクライナ侵攻。
第二次大戦中、どさくさにソ連から“帝国主義的”侵略を受けたフィンランド。
冬戦争、継続戦争と呼ばれる抵抗戦を雪中ゲリラで闘い抜いた同国の歴史。

ウクライナ戦争により国際秩序が変容する中、
長年NATOに加盟せず1000キロに及ぶ国境線を接する隣国ロシアとの適距離により安全保障を確立して来た同国が、
地政学上のリスクが高まる中、ついにNATOに正式加盟するという歴史的転換点。

大国相手にどう立ち回り生き残っていくのか?
フィンランドの過去と現在がクローズアップされる中での第4話。


継続高校の戦車部隊は、継続戦争中に秘密協定を結んだナチスから提供されたドイツ製戦車や
鹵獲したソ連製戦車で構成。
作中、元ネタがソ連のプラウダ高校から「鹵獲ルール」により“頂いた”戦車について確執が示唆される件は歴史を反映していて笑いましたw

番狂わせの飛び道具として“スナイパー”ヨウコを活躍させるスタイルも、
冬戦争にて“白い死神”として恐れられた狙撃手シモ・ヘイヘを想起させます。


【声優 4.0点】
こちらも総勢50人に及ぶ女性声優陣が乱舞しているので継続関連に焦点を絞ってw

隊長ミカ役の能登 麻美子さんが落ち着いた指揮で戦況をコントロールする中、
隊長の作戦に応えたのがユリ役の多田 このみさん。

石川県野々市市出身の多田さん。
ガルパンでは既に大洗のウサギさんチーム・阪口 桂利奈役で出演していましたが、
数年前に“地元”継続高校の役でも出演させて下さいと水島監督に直談判し一人二役が実現。
ユリはリーゼントヘアーの番長口調で、また違った役でしたが好対応。
私も石川県人して、この県民魂は買いたいです。

キーキャラクターとなったスナイパー・ヨウコ役には若山 詩音さん。
彼女の冷静で手慣れた狙い撃ちボイスは鉄板です。


【音楽 4.5点】
最終章も後半戦に入って4話よりOPテーマもChouCho「Never Say Goodbye」に変更。
最終話に向け卒業への予感も醸しつつ、爽やかに疾走するアップテンポナンバーでラストスパート(推定あと4年くらい?w)を開始。

音響面では砲撃も然ることながら、車音で敵の距離を測る駆け引きにも対応する繊細な立体音響。
『ガルパン最終章』は4D出るまで劇場鑑賞我慢すると決意している私ですが、
5話以降は先に公開されるDolby Atmos版に浮気してしまうかもしれません。

ミカ隊長が指示を込めて爪弾くカンテレの音色に、アコーディオンで応えるユリ。
継続独特の交信方法もゲリラ戦ムードを盛り上げました。
作戦行動と共に始まるフィンランド民謡の調べ。
こちらもまた継続戦争にてソ連に奪われた都市サッキヤルヴィを想う歌詞を乗せて歌い継がれているそうです。


【4DX】
傾斜による戦車搭乗感が病み付きになる同シリーズの4D。
今回は戦車で{netabare} アルペン大回転滑走{/netabare} などの急勾配もあるので、
当然ですがコーヒー等は持ち込まないようにしましょうw

激戦が続く中でもお風呂シーンは欠かさないのが『ガルパン』w
今回は{netabare} 北欧サウナ{/netabare} で萌えキャラがひしめき合い、
ガルパンおじさんの心はととのいませんw
{netabare} 焼け石に水をかける{/netabare} フィンランドスタイルも座席背部からの熱風により好再現。
その後の{netabare} “天然水風呂”{/netabare} や、雪中バトルの、寒風による4D効果と合わせて、
総じて寒暖差が激しい4DXでした。

あとは4Dで初めて見る雪模様が綺麗でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

戦車チェイスみたいな?(3回目

3回目鑑賞。

BC自由学園戦はガーデン
知波単戦はジャングル
今回は雪山とグランドキャナル
次回が最後?ですが
50分とかじゃなくて120分で作って欲しい。
サンダースやプラウダも加勢して欲しい。
ゴジラは東京を破壊するからガルパンは
ミホの故郷熊本から海峡渡って大阪から京都
そして東京から最後は大洗を戦場にして欲しい。

2回目鑑賞。
館内は観客まばら。

とにかく画面ばかりが目まぐるしくて
何がどうなってるのか解りづらかったです。
場所も雪山と砂嵐の高原だし。

次回こそ、「物語」に仕上げて欲しいですね。

ガルパンって、大洗町とJKと戦車という
不思議コラボがあって、さらに色んなキャラ
があって面白いストーリーだったのに
最終章が始まって以来2年毎に
ただただ戦車の追いかけっこばかり。
とくに今回は顕著。

ストーリーに面白みが無く
その分映像の迫力を増しただけで
正直つまらなかったです。
吉田玲子さん脚本ですよね?

最近のミッションインポッシブルみたいで
ストーリーが無いから走る・逃げる・追う
ばかりでつまらないのと同じ印象でした。

シリーズでは「ガールズ&パンツァー 劇場版」
が一番面白かったです。

5話は再来年でしょうか?

アリスを盛ってもなあ・・・

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

履帯が切れるゥゥゥ!切れるぞ!あれ?切れてなぁ〜い!

 映画館で鑑賞しました。2023.10.15

 フィンランド軍装備の継続学園と大洗女子の面々が戦います。

 継続学園はドイツから供与された3号突撃戦車、ソ連から鹵獲したBTー7、T34、KVとかを運用します。

 KV堅い!BT早い!とかで楽しむ感じですが、雪原の戦いで、戦車が滑る滑る。

 こんな動きをしたらキャタピラ切れるだろ〜と思いますが、敵味方共に平気な様です。

 戦車好き的には、ポルシェティーガーが雪原であんなに動けるはずが無いとか、ツッコミたくなります。

 元々荒唐無稽なお話ですが、戦車のリアルティもかなぐり捨てた本作、評価しづらいです。

 ファンなら観るべきですが、リピートは良いかなぁという感想です。前作よりチケット代が200円ほど高くなっているのも敷居が高いです。

 リアル戦車戦をやってるウクライナ戦争のせいですね。ガザ情勢も場合によっては、後二作観られるのかな?と心配になります。早く製作して欲しいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

62.4 24 カーアクションアニメランキング24位
よろしくメカドック(TVアニメ動画)

1984年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (36)
139人が棚に入れました
横浜にあるチューニングショップ「メカドック」の風見潤は、さまざまなアイデアでお客の要望にこたえていく名チューナー。今日も、経理担当の中村一路(いっつぁん)、板金担当の野呂 清(ノロさん)と共に、仕事に励む。やがて、風見は、日本各地で行われるチューンドカー・レースに参戦。那智 渡、渡辺俊光(ナベさん)といった名チューナー兼レーサーとの対決を経て、その技術を切磋琢磨していく。 『週刊少年ジャンプ』連載の次原隆二 原作のマンガをアニメ化。製作は、老舗タツノコプロダクションが担当し、当時のタツノコの演出ではトップのうえだひでひとがチーフ・ディレクターを担当。実車から採取したエンジン音をSEとして使用するなど、レースシーンの臨場感の再現に力が入れられていた。

声優・キャラクター
橋本晃一、石丸博也、玄田哲章、井上和彦、石塚運昇、二又一成、堀内賢雄、一龍斎貞友、日髙のり子、佐々木るん

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

よろしくしたい、よろしくされたい

原作は飛ばし飛ばし、人の家に転がってたり、ラーメン屋にあるのを。あんまり覚えてない。CRXとかXXとか出てたよなぁ程度。
ただ思ってたのは専門卒業しただけとか免許もってるだけで、そんなにイジったことも、暴走ったこともないんじゃねえの?というめちゃくちゃ失礼な印象。
チューニングってのは『調律』ってことだぜよ・・。
やらかしてることが正確にはモディファイとかカスタムなんだけど、
時代が時代だしそもそもジャンプだし。
馬力だ加速だというそんな時代だったらしいと聞き及ぶ。
鳥山先生もターボごときで泣き喚く時代だしな。



本題のアニメはニコで配信はじまったので視聴。
OPは有名っすね。
すぐに気になったのが音・・実車から取ったと・・すごすぎる・・。なんだその気合は。
作画も当時の風潮でしょうがデフォルメ気味ですごくいい味だしてます。
こんな作風でむちゃくちゃやんwwwって改造やターボだ馬力だ小僧くさいこと言われてもあんまり嫌な感じがしない。
さすがタツノコ?なのかな。かっこかわいいんです。困ったときの片輪走行なんです。
視聴しててとにかく楽しそうな時代だよ・・たしかに横浜とか大黒とかつれてかれてこんなだった。
日本車でもいい車いっぱいあったころだし・・オレは生まれた時代を間違えたかもしれんな・・。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

ファットヤロウ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

すごい...!

かなり古いアニメですがあのクオリティには私も息を呑みました。流石に現代のアニメの作画にはかないませんが、こんな古いアニメがここまでできているなんて...本当にこれはすごいことです。
最新技術で復活したら「頭文字D」や「湾岸ミッドナイト」をこえる作品になるかも?
グレーサーZとCRXミッドが人気らしいですね。あーいつか復活してくんないかな~~~。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

見終ってるけど・・・

話の内容が無茶すぎて印象が薄いけど、覚えているのは
ニトロパワーオン!!よろしく~~~みたいなw
 
あとはヨタハチに乗ってた小町ちゃんくらいかなw
当時はそれなりに楽しく読んでたと思う。車に興味
を持つきっかけになった漫画かもしれません。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

69.0 25 カーアクションアニメランキング25位
ルパン三世 THE FIRST(アニメ映画)

2019年12月6日
★★★★☆ 3.6 (33)
120人が棚に入れました
「ブレッソン・ダイアリーを戴きに参上します ルパン三世」その謎を解き明かしたものは莫大な財宝を手にするとされ、かのアルセーヌ・ルパンが唯一盗むことに失敗したといわれている秘宝・ブレッソン・ダイアリー。そんな伝説のターゲットを狙うルパンは考古学を愛する少女レティシアと出会い、2人で協力して謎を解くことに。しかし、ブレッソン・ダイアリーを狙う秘密組織の研究者ランベールと、組織を操る謎の男ゲラルトが2人の前に立ちはだかる・・・。ブレッソン・ダイアリーに隠された驚愕の真実とは一体!?天下の大泥棒による史上最大のお宝争奪戦が幕を開ける!!

声優・キャラクター
栗田貫一、小林清志、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一、広瀬すず、吉田鋼太郎、藤原竜也
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3D×ルパンには可能性を感じる。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
内容的には、いつものルパンですね。世界をひっくり返し返す財宝と、美しい一人の女性。

本作の是非は、要は「3Dのルパンを許容できるか」という点で、レビューではそこを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず私は、基本的には2Dのアニメが好きです。ただ、世界で広く受け入れられていくには、3Dアニメにもちゃんと挑戦していかないとダメだろうと思っています。

日本には様々な「強い」アニメのコンテンツがあるけど、絶対に2Dが良いのと、3Dにも可能性があるものがあると思うのですが、その中では、

ルパン三世、ガンダム、アンパンマン あたりは、3Dアニメに活路を見出だしていっても良いと思うんですよね。アクション要素が強いものは。

なによりルパンに関しては、原作者のモンキーパンチさんが3D化を望んでいたようですし。

例えば、冒頭のシャンデリア落ちるとこなんか、いつもならいつも通りのシーンなのですが、リアリティーと迫力がありました。意外だったのは、ルパンの髪が思った以上にフサフサだったことかな(笑)

物語としては、意図的に薄味に作っているのだと思います。脚本をあまり凝ると、本作の賛否が「脚本」を含んでしまい、3Dの評価にならないと思ったためでしょうか(脚本が面白いからとか、脚本がつまらないとかならないように、冒険せず、無難な作りにした気がします)。

声優陣としては、私は根本的に、プロ声優さん以外を起用するのは、よほどのハマり役以外は嫌なので(こち亀の両さんとか、映像研の浅草氏などは良い)、本作に関しても基本は否定的。ただ、三人とも、ゲスト声優の中では、良かった方かなと思う。

個人的には、ルパンに関しては今後も、「テレビは2D」「劇場版は3D」を基本に、「時々2D劇場版」みたいな比率で作っていってほしいのですが、まあ、制作費は回収しきれないだろうな~と思ってしまいます。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

takato さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

山崎貴という問題

本当に名作を食い潰す山崎貴にはウンザリ

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

フィギアルパン

ルパン三世の
3D映画。

フィギアみたいな見た目のルパン達ですが、
ストーリー的には
インディジョ-ンズとラピュタ要素を加えた
感じでしたね。

しゃべる時の口や表情の動きが
少し不自然に感じた。
破壊シ-ンが迫力あった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7
12
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