かっこいいおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのかっこいい成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番のかっこいいおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.5 1 かっこいいアニメランキング1位
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(アニメ映画)

2024年1月26日
★★★★★ 4.3 (41)
135人が棚に入れました
C.E.75、戦いはまだ続いていた。
独立運動、ブルーコスモスによる侵攻……
事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする
世界平和監視機構・コンパスが創設され、
キラたちはその一員として各地の戦闘に介入する。
そんな折、新興国ファウンデーションから、
ブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案される。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とても楽しい劇場版『クロスアンジュ』?でしたw(※錯乱してますがw褒め言葉です)

【物語 4.0点】
諸々、輪廻する宿命を愛とネタ方面に突き抜けて自由を掴みに行く快(怪)作

前作『~DESTINY』の二年後の世界を舞台にした新作劇場版。

内容は著しくファン向け。
かつて宇宙世紀の『ガンダム』サーガを締めくくった『逆シャア』同様、
事前の振り返り説明等も一切無く、いきなり状況が開始され、
予習復習は推奨ではなく大前提。

その上で、複雑な政治的駆け引きも含めて、一見しただけでは完全理解が困難な程の情報量を詰め込む。
さらには、やっぱり不可能を可能にするあの男のディフェンスや、
“100発100外し”の艦隊が演出する匿っていたわけじゃないアピールをするオーブの政治茶番劇など、
前作から20年待ったファン向けに小ネタも多数仕込み、回収のための周回鑑賞へと誘う。
(以上のことから劇場版『ガンダム』の興行収入記録更新はかなり濃厚だと思います。初日、劇場もほぼ満席でしたし。)


サブタイトル『~FREEDOM』には、2つの意味が内包されていると思われます。

一つは主人公キラ・ヤマトらが背負った果てしない戦いの輪廻という宿命からの脱却。
前作で、戦争で疲弊した世界を統治する案としては正論だったデュランダル議長のデスティニープランを、
勢いで打ち捨てた是非への葛藤は今シナリオでも軸となります。

もう一つは『SEED』シリーズが“21世紀のファーストガンダム”として背負った『ガンダム』シリーズ再生産・再消費の宿命からの解放。
前作『~DESTINY』でもザクが配備され、グフだのジェットストリームアタックだのが復活。
加えて今回はギャンだのゲルググだの。
挙げ句、{netabare} アスラン専用の赤いズゴック(しかも{netabare} 宇宙戦対応w{/netabare} ){/netabare} だの宇宙世紀のMSが多数リバイバル。
富野御大がどれほど嘆こうとも「人は忘れる、そして繰り返す」『ガンダム』も繰り返すw


これらの宿命に従うならば主人公・キラ・ヤマトの運命も『逆シャア』と同じ道を辿る。
すなわち、{netabare} 変わらない人類への諦観を囁くCV.池田 秀一さんに引き寄せられて、
現世から虹の彼方にでも旅立つ他ない。{/netabare}

ただキラにはララァを引きずっていたアムロ・レイらとは異なり、愛しのラクスがまだいる。

この点からも、ラクスに関する過去と設定追加と、彼女の強い意志の発現によるヒロイン覚醒から、
絡まった輪廻の打破を図るのは必然だったと私は捉えています。


が、にしても本作のラブは想定以上にドロドロw
クライマックスのバトルで花開いたネタは百花繚乱でハチャメチャでしたw

でも、そう言えば『SEED』ってえげつない戦争と平和に関する思索の材料だけでなく、
ラブやネタも多数提供して楽しませてくれたシリーズでした。

大体、キラみたいに眉間にシワを寄せて、根詰めて世界の行く末について苦悩したって、
初代『ガンダム』以来の鬱シナリオの引力からは逃れられないでしょうし。

よって非合理なロマンスや笑いありで、合理的に世界変革を叫ぶ黒幕をいなす本シナリオ。
私は是としたいです。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・サンライズ

『SEED』本編シリーズ初。終始、崩れる心配がない作画が実現。

多種多様な武装が乱舞するモビルスーツ&艦隊戦で作画カロリーを大量消費しても、
日常場面のソースが枯渇することはなく、
二人の時間が中々作れないキラやラクスなどキャラ心情も好表現。

ド派手なモビルスーツ戦よりも熱かったのが、
{netabare} ラクスを寝取られた!?といじけるキラと、そんなキラ“修正”してやると殴りかかるアスランとの肉弾戦{/netabare}
という点からして人間ドラマへの作画の寄与度は上々でした。

ラクス様が愛情込めて作った手料理も飯テロレベルで再現。
キラも仕事ばっかりしてないで早く帰りなさいと言ってやりたくなりますw


20年を経てさらに加速した表現萎縮も意に介さず?
大量破壊兵器により虫けらのようにジェノサイドされる人体破壊描写など、
グロの踏み込みも相変わらず。

裸のヒロインのイメージが心の支えになる演出や、
{netabare} ヒルダ姐さんに無自覚にラッキースケベを働いてしまうシン{/netabare} など、
エロ方面でも時代の空気を読まない姿勢は嬉しかったですw


【キャラ 4.0点】
キラとラクスの愛が突破口。
となれば立ちはだかる黒幕には恋のライバルも担ってもらうのが必然?
というわけでラスボスの新興国・ファウンデーション宰相・オルフェは、
(※核心的ネタバレ){netabare} ラクスと対となって人類を導くよう生成されたコーディネーターを超える種“アコード”{/netabare} 云々などという、
宿命の寝取り属性を装備してキラの前に立ちはだかる。

彼の言動と、欲しても手に入らない愛を渇望して足掻く末路を見ていて私は、
『SEED』シリーズの福田 己津央監督が2014年にクリエイティブプロデューサーなどとして関わった、
B級アニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』のエンブリヲ様を思い出して笑い堪えるのに必死でしたw

『クロアン』観てる当時は私も、福田監督もこんなフリーダムもどきの機体も出て来る“汚いプリキュア”で道草食ってないで、
早く劇場版『SEED』作って下さいよ~と愚痴りつつ、いいぞもっとやれ(笑)と笑って楽しんでましたがw

今にして思えば福田氏も『クロアン』で汚いとは言え、愛とロボットに関与してひと叩きしたことが、
『~FREEDOM』にも生かされたのでは?と邪推します。

本作のラブとネタを見た『ガンダム』ファンの方々の中には、
もっと真面目にやりなさいと反感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
ですが『クロアン』の洗礼受けた私にとっては許容範囲。
むしろ『クロアン』観てなかったら私も本作と折り合えたかどうか自信ありませんw

{netabare} ぴっちり白スーツで出撃した{/netabare} ラクスの尻に欲情したあなたや、
寝取り型ラスボスの無様な芸当に興味を持ったあなたや、
『Z』のエマVSレコア戦も彷彿とさせるルナマリアVSアグネスの恋愛男性観も交えた激闘を目撃して女って怖くて面白いと色めきだったあなた。
『クロアン』もご覧になっては如何でしょうかw


敢闘賞をあげたいのはシン・アスカ。
前作の主人公交代劇の屈辱そのままに本作でも序盤は、
相変わらず何も分かってないガキンチョぶりでルナマリアにも呆れられていましたがw
終盤では何も考えていない、それでいて闇も深いからこそ、
{netabare} 精神に干渉するブラックナイトの攻撃を無効化する{/netabare} 最凶メンタル戦士として汚名返上の大活躍♪
{netabare} ルナマリアに死ぬ程ぶたれたってw{/netabare} シンはヒーローです。

同じく『~DESTINY』では散々な目に遭ったアスランも面目躍如。
全体に弱さを曝け出して株を下げたキラを挽回した周囲が支えるキャラ相関でした。


【声優 4.0点】
カガリ役の進藤 尚美さんから森 なな子さんへのキャスト変更。
本シリーズはこれまでもニコル、アイシャ、ラスティなど本編から総集編で声優が変わった事例はありましたが、
メインどころの変更は初めてで私も衝撃を受けました。

「物事には裏と表があるんだ」と修羅場をくぐって来たカガリを深く理解していないと雰囲気が出せないセリフに関しても、後継した森さんはしっかりと対応できていたと思います。


ファウンデーション王国の首魁・アウラ役には田村 ゆかりさん。
幼女の皮を被った化け物を演じさせたら彼女の右に出る者はいませんねw
例えファウンデーションは滅びても王国は永久に不滅です。
実はこのキャスティングも福田監督と『クロスアンジュ』のヒルダ役での信頼からだったそうで。
深い因縁を感じますw


ラクス・クライン役の田中 理恵さんは、これまでのシリーズでも、
戦争や平和について人々に語りかけるセリフが多かったのですが、
本作ではスクリーンを越えて我々に愛についてナレーション同等に語りかけて来ます。
{netabare} 愛の反対は憎悪ではなく無関心。{/netabare}
同意できてもできなくても課題として傾聴したい所です。


【音楽 4.0点】
主題歌を一任された西川 貴教さんが楽曲提供を依頼したのは小室 哲哉氏。
かつてTMNの一員として『逆シャア』のEDを締めた小室氏がというのも宿命を感じます。

完成した主題歌「FREEDOM」は時代に逆行したコテコテの小室節。
いきなりサビでキャッチーな短尺の曲をリスナーの耳に流し込むトレンドには目もくれず、
1分間ジックリとイントロで助走を付けて、テクノサウンドとギターソロの融合、
アンチにいくら叩かれてもやめなかった小室氏自身による男声コーラスなど、
旧世紀に消費し尽くされたTKサウンドを時代の空気を読まずに投げつけて来る。

私はTKサウンド、特に売れていた時代よりも時代と折り合いを欠いてもがいていた頃のサウンドが大好物なので、本曲はどストライクでしたが、
好き嫌いはハッキリと分かれると思います。

ただ、この時代と齟齬(そご)をきたしている曲風は、
冒頭、同じく理想通り行かない時代との間で苦闘するキラのカットにはマッチしていたと感じました。


その他、EDには梶浦 由記氏✕石川智晶氏のユニット・See-Sawが19年ぶりに復活しラブバラード「去り際のロマンティックス」を提供。
会いたい気持ちが昂ぶる場面では中島 美嘉さん歌唱のバラード曲も挿入される。
引き続き劇伴を担当した佐橋 俊彦氏は優雅なピアノやストリングスも交えて修羅場にも対応しつつ、
随所に過去作のテーマ曲のイントロも散りばめる。

そして何よりぶち上がるのがクライマックスで帰って来た{netabare} T.M.Revolution「Meteor -ミーティア-」{/netabare}
総じて音楽も20年待ってくれたファンへのご褒美が嬉しい楽曲構成。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ルナマリア最高だけど、人妻パワーの勝ち?ファン以外非推奨。

 ああ、シードだったなあ…というのが感想です。要するに内容は無いです。一応、愛だと差別だの僕は無力だ的な何かはありますが、それはシードっぽい何かの為の味付けだと思ってください。
 シードということで遺伝子云々とかありますけどね。そこまでやっちゃうとお話の為のお話という感じです。

 したがって、はっきり言えば、ガンダムシード、ディスティニーを肯定的にとらえているファンじゃないとお勧めはしません。内容的には酷評の嵐でしょう。
 ですが、逆にファンなら最高に「面白い」です。感動とか感心ではないです。これはスタッフが意図的に面白く作っていると思います。なつかしさもありますね。

 そして、TV版と同じく設定とかモビルスーツとしてのガンダムは私にとってはどうでもいいですね。やはり「女」の描き方が本当に面白かった。

 やはり最高なのはルナマリアです。もう…こうやって思い出しただけでニヤニヤが止まりません。ルナマリアの開き直りというか女の強さというか…ぜひルナマリアの日常をスピンオフでやって欲しいなあ。そして、TV版のルナマリアの役目を新キャラのアグネスが引き受けます。この2人が本当に良かった。
 なお、この2人の関係はスカートで読み取れます。ルナマリアがフレアミニからタイトミニへ。どっちにしてもミニなのがたまりません。そしてアグネスがフレアミニです。ここは意図していると思います。

 で、カッコイイのはマリューラミアスですね。中盤から終盤までは主役級でした。特にセリフと声がカッコイイんですよね。

 ラクスは唇ぽってりで人妻感がありました。話としてはNTR?まあ、その辺はまだ開示しない方がいいですね。しかし、この人は駄目女だな…と思っていたら最後の人妻パワー…{netabare} ラブラブ石破天驚拳がでるのかと思いました。そして、あの痴女パイロットスーツ最高でした。亡国のアキトでレイラがロケットに乗るときのエロスーツに似てます。 {/netabare}さすがサンライズ。

 で、シンとアスランって女関係ってどうなってるんでしたっけ?そこでそんな事思っちゃうんだ?という場面がありましたけど…そこもちょっと笑ってしまいます。アスランの搭乗機…そして…がまた笑えます。

 で、キラはどうでもいいです。

 という感じで女性たちを愛でつつ、不遇キャラシンとアスランの活躍を見る作品でした。

 CGキャラはやはり違和感はなくはないですが、かなり緩和されている感じはします。ですがやはり劇場版は手書きでやって欲しいかな。

 戦闘シーンの迫力はすごいですが、モビルスーツ戦よりもマリューの戦艦での戦いが素晴らしかったです。

 声優さんはこの作品は本当にいいなあ…特にルナマリアとマリューの2人は声優さんの魅力も大きいかも。

 2回目迷いますね。正直「デデデデ」の予告編の方がすごかった気がしますし、私は特典にはまったく興味ないですが、ルナマリア…もう1回だけ見たいかな。
 見るなら劇場ですね。小さい画面で落ち着いてみるとアラしか感じないと思います。劇場でごまかされるのがいいアニメでした。

 画面比がスクリーンの端まで広がるサイズではなく、モニターと同じ16:9だと思いますので前の方で見た方がいいかも。


 客観的には点数は低いですが、シードファンなら損はないと思います。私は初日に行ってよかったと感じています。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

世界に絶対的な敵は居ない、相対的な敵が居るだけである

『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ最新作にして完結編にあたる劇場アニメ作品。
ガンダムという大きなシリーズの中の、ガンダムSEEDシリーズのナンバリングタイトルでいうところの3番目。シリーズ物の中のシリーズ物としてはまずまず評価出来る内容だ。

①ガンダムSEED
②ガンダムSEED DESTINY
③ガンダムSEED FREEDOM(本作)

という流れだが、戦争が相変わらず起こっているところから始まる。



以下、ネタバレあり

分かりやすいSEEDファン向けですね。今後のガンダムコンテンツが続くであろうなモビルスーツ辺りに追加要素てんこ盛りな内容。
画面の解像度は上がっているので、あまり観たくないものも見せられて胸草悪くなる部分もあるので中盤あたりまでややフラストレーション溜まります。

反戦を唄っているように思えるが、力を使ってしまう。
結局の所、愛の有無の違いはあるものの、理解出来ない相手は絶対的な敵で無くとも滅ぼすという解決策は変わらない。

「世界に絶対的な敵は居ない、相対的な敵が居るだけである。」
「絶対的かつ統一された正義の観念が存在しない為、人は異なる正義を持って争ってしまう。」

まあ、これだ。人類という生き物は愚かで、増える程に縄張り争いをする生き物なのだろう。他人の恋路を邪魔する者は2度とせんように殺しておくとか容赦ないね。NTRの恨みって恐いですね。

本作はエンターテイメントとしては浮き沈みがあり面白みがある。その一方、既存のシリーズのアップデートとも取れるような展開であり、良くも悪くも本作は「SEEDシリーズ」だ。今までやや日陰寄りだったキャラクターもアップデートされていてその辺りは楽しめた。

個人的に、アスランは格好良かったかな。キラはたまには殴られて良いと思うよ。
既存との唇の違いは年月の経過による成長の証だと思いますね。

当然の事ながら種割れもあるのだが、もはやその辺にギャグを混ぜてくるあがり笑ってしまった。まあ、自分はそういうのもたまには好きだけど、人それぞれだしバランスが難しいかもね。

スポンサーやユーザーを喜ばせるようなモビルスーツのアップデートやら追加要素はてんこ盛り。
加えて、キャラクターの心情の浮き沈みやら揺らぎは、同人関連で新たな妄想のエサである。

次は頼みますから、生きてるうちに「閃光のハサウェイ」を劇場で観られるように完結させてください。
頼んます。

★視聴履歴
2024/1/26(金) TOHOシネマズららぽーと船橋 スクリーン4(TCX+Dolby ATMOS)ベストポジションで鑑賞済み。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

54.6 2 かっこいいアニメランキング2位
HIGHSPEED Étoile[ハイスピードエトワール](TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★☆☆ 2.6 (26)
68人が棚に入れました
環境問題への配慮、安心と安全をめざした世界は、 少なくとも表面上はその目的を達成していた。 そんななか、突如発表された次世代レース『NEX Race』。 最高時速500kmオーバー。 AIによるコントロールサポートに加え、 逆転の可能性を生み出すリボルバースト。 最新技術による安全性を担保に、世界を舞台としたレースシーンは一変した。 熱狂と興奮。そして挑戦者の瞳が、見る者の心を震わせる。 圧倒的な力で連覇を重ねる『キング』。 野性的な走りで追従する『クィーン』。 そしてここに、ひとりの少女がデビュー戦を迎える。 輪堂凜。 世界がその名を知る時、レースはさらなる革命の刻を迎える――。

声優・キャラクター
輪堂凛:和泉風花
浅河カナタ:日笠陽子
小町永遠:井澤詩織
ソフィア時任:堀江由衣
劉悠然:諏訪彩花
アリス・ サマーウッド:水樹奈々
リチャード・パーカー:松田健一郎
ロレンツォ・M・サルヴァトーレ:鳥海浩輔
ami:田村ゆかり
日向光莉:船戸ゆり絵
九頭竜明莉:内田秀
ナレーション:古谷徹

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

レースに迫力皆無…。しかもリアルティも無い…。中々スゲーのが来たな…。

 2話観てのレビューです。2024.04.13

 主人公、レースデビュー!しかし、素人なのでルールを良く理解しておらず…。

 いくらなんでも酷いだろ…。イキナリデビュー戦でトップランカーと一緒にレース出来るか?AIがサポートしているからOKなのか?レギュレーションどうなってんの?

 実際のレースでは、危険が無いように下のランクから経験と実績を積んで出世していき、トップのレースに出場します。

 ボクシングだって、デビュー戦で世界ランカーとやらんでしょう。殺されますし、試合になりません。

 相撲で新弟子が横綱と対戦するみたいなもんで、残酷殺戮ショーじゃないなら、興行としても成立しないでしょ…。

 カーレースの黎明期みたいに車を運転出来る人間が少なくて、誰でも出場できる世界なのかな?

 キングだクィーンだとか、とんだ道化だよ!いくらフィクションでも、茶番過ぎて視聴者を馬鹿にし過ぎです。

 誰かおかしいと思わんかったんか?EVとかプロパガンダ以前の問題やで!
………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.04.07

 女性キャラ達は割と可愛く気合を入れて描いていますが、肝心のマシンが…。EV車というより、ミニ四駆みたいです。

 ミニ四駆の方がまだ走行に迫力があるというか…、すぃ~と走る感じが中々です。クラッシュシーンにも迫力がありません。タイヤついてる?車体浮いてね?

 他のレビューアー様も書いてますが、レースの迫力が決定的に欠如しているので、視聴継続は厳しそうです。

 1話はスカスカのレース場が舞台なのでまだ良いですが、日常パートとかの作画もヤバそうです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 画面は派手に見えて薄味。レースもストーリーも面白さが分からない。

EVと自動運転のプロパンガンダ?ジャンルは興味があります。

{netabare} AIとか言ってましたが、人間対AIレーサーの話?それとも、ヒロインの女の子のスポコンになるのでしょうか。
 EVのF1というイメージですね。EVとは言ってませんがEVと言うと反発があるので変えているのでしょう。アイドルものでもあり、ひょっとしたら、ちょっとゲーム的過ぎるのでゲームの販促なのか?という気もします。

 SFとしてEV+AIの自動運転の開発に関わる企業の陰謀なら面白いですけど、企業協賛がありますからね。内容に制限はかかるでしょうね。
 冒頭の感じから、少女を売り出すために超高度なAIが違反でサポートしているとか?そんな感じでしょうか。

 タイバニ的な企業協賛もあるようですがそれはレースとは相性がいいでしょう。ただ、スポンサー企業はエンタメ中心でこじんまりしています。

 CGの絵柄は車はなかなかいいですが、デザインの発想が古いなあ。マッハGOGOGOみたいですね。人間もレース服はカッコイイですけど、肝心の中身がこの水準だと駄目だなあ…5年前なららすごかったのかもしれませんけど。

 ということで内容的にジャンルと方向性はどうなるのかは気になります。同時にどんな思惑でEVレースしかも自動運転を打ち出してきたのかも、ちょっと興味あります。{/netabare}


2話 派手に見えて薄味。レースの面白さが伝わってこないです。

 謎燃料の謎動力ですが、EVと同じだとするとトルクが高く加速性が極めて高い。車の車重が重くタイヤマネジメントが胆になる…と思うのですが、まあ、そこは設定なのでいいでしょう。

 ただ、そこはどういう車の性能がレースに効くのか。ドライバ優位なのかマシン優位なのか。サポートのAIは単におしゃべりマシンなのか。自動操縦のレーサーとどう違うのか…などが、全く示されません。少なくてもAIのレースにおける重要性とかゲームの強さが実車の強さにつながる部分はAIと絡めて描いてほしいなあ。

 キャラも実質ヒロイン以外は今のところモブだし。そのヒロインは騒いでいるだけですから…見どころがつかめません。キャラ萌えもちょっとこれだと難しいかなあ。

 もっと、企業の陰謀とかそういうのは無いんでしょうか。レース開発の9割は裏方ですよね。その辺にドラマがあると思うしそこに期待したんですけど無いですね。

 CGは慣れればそれほど違和感がないし、いいんですけど、逆に言えば「ガールズバンドクライ」レベルの主に悪い意味での引っ掛かりがありません。ただ、欠点もある意味では印象です。
 本作は派手なカラーリングの割に色味も抑えているし、全体的に薄味です。薄味じゃないのが、ヒロインの声優さんくらいでしょうか。つまり、ヒロインだけ見ててね?という作品なのかもしれません。

 次回で継続か否か判断します。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ファイナル・カウントダウン

アニオリ設定の美少女レースアニメ。
これまたおじいちゃん企画の集金アニメかな…。

楽曲やキャラデザなど萌え要素だけは完璧。あとはゴミ。

エネルギーどうこうで思想強めかなと思えばそんなことはなかったぜ。メタリックルージュと同じ間違いを犯したおじいちゃん企画アニメかな。萌え売りならしっかり顔見せろ。真面目にレースする気なら媚びすぎ。矛盾してるのわかってない。美少女出してアクスタ抱き枕カバーの物販でウハウハ!スポンサーも集めてウハウハ!マーケティング!!!!!!!!スポンサーのチョイスがガチオタくさいところでお察し。ウェイマーケ屋に老害オタクがうまいこと言いくるめられてる絵が見える。

0話切りも珍しくないアニメ戦国時代で掴んでなんぼの初回で知らん技術での知らんレギュで知らん奴らが走るレースの実況中継をまるまる通しでやるという蛮勇アニメ。現場の猛反対を押し切って90年代のセナプロストF1黄金時代が青春だった60手前のおじいちゃんが権力でゴリ押ししたんだろうなあという気配しかない。OPも水樹奈々だしレジェンド声優が名を連る太っ腹キャスティング。F1好きのぼくのかんがえたさいきょうのアニメ!夢が叶ってよかったですね。

ゴリッゴリそれはもうゴリッゴリの上級者向けの全力萌えキャラがなぜか一流現役レースパイロットなのも一切方便がない。テキトーなキャラデザのオスが申し訳程度にいる。顔すら映らないナントカさん。これならもう開き直って女性しかエントリーできないレースにしてもよかったのでは?

AIと混じってのレースも新世代のエネルギーとやらもいいのだが、レース好きの関心はまずエンジンなのよね。ぼくのかんがえたタイヤ交換マシンもいいけどボディや足回りなどの言及が一切なしだとニワカ認定されますよおじいちゃん。なぜかコクピットの位置もウイングの形状もバラバラなゆるゆるレギュレーション。リアルF1だとルールがガチガチにされてみんな同じ形状になってつまらなくなったからバリエーション豊かなのはアニメらしくていい。でもそもそも時速500km想定だとボディやウイングの形状どころか車体の設計思想の初期段階から全然別のものに変わってくるはず。嘘つくのやめてもらっていいですか。リボルバーストもストレート出口にノーズ向いたら即ぶっぱ一択ですやん。またすごいダジャレ思いついたからってゴリ押しするのもどうかと思うよ。でもあの機構はカッコいいです。男子としてあのロマンはわかります。

F1やミニ四駆が流行った時代なら全然アリでしょうけど時代遅れ感が半端ない。車のレースならまだダートラリーとかなら選手がペアなので掛け合いアニメにしやすいと思うのだけど。F1見てた世代ならラリーはマイナー感が強いと思うのですが、今の世代には同等にマイナーなので問題ないと思う。いくらでもトラブル作れるしなんなら泥まみれにもできるからマジでこれより美少女アニメ向きだと思う。

そんでF1好きの矜持か知らんがレースの挙動もなぜかリアル寄り。500km出てるようには見えん。いらんこと言わんかったらいいのに。アニメなのにリアルF1から逸脱しない範囲でありえなくもない現実的な挙動に収まってて、アニメだからこそのトンデモなケレン味もない地味さ。設定上頭文字Dみたいな派手な嘘ドリフトも出来ないしアニメ要素はダッシュのみ。アニメはうまいこと嘘ついてナンボでしょうよ。リボルバーストをコーナーで使うみたいなトンデモ展開もないんでしょう。

早く世代交代しないとマジで日本終わるよ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
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