ご当地おすすめアニメランキング 21

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのご当地成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月18日の時点で一番のご当地おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.8 1 ご当地アニメランキング1位
つり球(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (999)
4464人が棚に入れました
舞台は湘南・江の島。懐かしさと瑞々しさの同居した町。他人とのコミュニケーションが異常なほど苦手なため、これまでの人生でまともに友達がいた試しのない高校生・ユキ。ユキに釣りをさせようとする自称宇宙人・ハル。生まれも育ちも江の島の地元っ子、周囲のいろんな事になんだかムカついているらしい少年・夏樹。つかず離れずの距離から彼らを見つめ続ける謎のインド人、アキラ。青春をこじらせてしまっている4人が出会い、釣りをして、小さな島は、大きな物語の中心となり――。ここから始まる、SF(=青春フィッシング)物語!

声優・キャラクター
逢坂良太、入野自由、内山昂輝、杉田智和、加藤英美里、冨永みーな、小倉唯、山本希望、平野文

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

友情が成長させる人間性 えの、しま、どーーん♪

オリジナルアニメということもあり、先が見えてない分、
途中で断念してしまった方々も多かったようだけれど、
僕個人としては、すごく楽しめたし、いい作品だったなと思っている。

対人恐怖症っぽいユキ。彼とは真逆に相手が誰であろうとお構いなしに
どんどん入り込んでいくハル。
彼らをやさしく、あたたかく見守るケイトおばあちゃん。
彼ら3人の暮らしを描いたシーンも楽しくて大好きだったが、
やはり、夏樹を交えての釣り特訓シーンや、迫力ある海釣りでのシーンは
とても見応えがあったし、ぐいぐい惹き込まれた。

さらに、釣りをきっかけに4人の男子たちの友情は固く結ばれ、
それゆえにか、序盤の頃の面影も消えるほどの成長振りを見せた
ユキのたくましい姿といったら。。
ケイトおばあちゃんじゃなくても、嬉しくて仕方ないって。。

家庭にちょっとした事情を抱えていた夏樹も明るくなったし、
あるひとつの謎を最終回まで残しつつ、盛り上がっていく展開も良かった。

映画館で観たら大迫力であっただろうラスト近くの釣りシーンは
手に汗握る緊迫感も加わり、久しぶりに子どもの頃に戻ったような
心躍る感覚があり、EDに登場する夏休みの宿題で作ったような貼り絵の魚も
夏らしくポップでかわいかった。

好き嫌いはハッキリ分かれるのかもしれないけれど、
なぜ釣りなのか、そしてなぜ彼らの釣りが地球を救うのか、
これからいったい何が起きるのかがハッキリしてくる8話以降は特に、
音楽も作画も、演出も物語りも、けっこうバランスよくまとまっていたと思う。

ワハハっと笑って観終えることのできたラストシーンも
この物語のすべてを集約したようなさわやかさがあって好感持てた。

登場人物のそれぞれ、モデルがいそうなほどすごく細かく描かれているので、
今回のような大きな事件を用意しなくとも、釣りを楽しむ男子たちの
日常系な部分だけでも2期3期と作れそうな雰囲気はあるけれど、
実際のところ・・どうなんだろうね~

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<6話まで視聴>

ケイトおばあちゃんが退院してくるというので
お祝いにマグロを釣ってごちそうしたい!というユキ。
1話の頃からしたら、日焼けもして随分と逞しくなった彼。
ひょうきんで無邪気な変わり者、ハルと出会って素直な心を引き出され、
夏樹と出会い、釣りを覚え、そんな3人を微妙にコントロールするアキラ。
ケイトの大きな愛に包まれて、ユキがどんどん成長を遂げているのが
とても嬉しく、微笑ましい。

マグロ釣りに大切なこと。
キャスティングとチームワークと、場所。との言葉通り
見事、力を合わせた4人。

伝説の神隠しにも少し触れ、アキラの調査内容も少し明らかになり、
今後はそのあたりに焦点を絞っていくのかな?

この物語は釣りという行為をベースに友情、コミュニケーション能力、
アイデンテティなど、さまざまな要素で少年達の心の成長を描いていると想う。

カラフルポップな作画も夏っぽくて可愛いし、僕はこの作品がとても好き。
なので今後もますます見逃せない。

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<3話まで視聴>

意外と真面目につりを始めている面々。
3人の3拍子揃った「えの しま どーん!」が良かった。
レクチャーしてくれる、クラスメイトの夏樹がまたいい♪
真剣に取り組むユキの悔しさが、達成感に変わった瞬間、
もらい泣きしてしまった。

中盤から謎のインド人や、宇宙人ことハルの妹が登場したり
まだまだ話は大きく動いていきそうな気配。

また、ユキのおばあちゃんのセリフが素敵いっぱい。
「いずれ死ぬ花でも、生きてる間に精一杯綺麗に咲いて欲しい」
ユキにその想い、考え方が伝わるといいなぁ。





<以下は初回視聴すぐの感想>
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江の島を舞台にしたSF青春フィッシングストーリーということで、
中村健治監督によるアニメオリジナルストーリーなのだそうだ。

転校を繰り返しているからか、それとはまったく関係がないのか、
人とのコミュニケーションが異常に苦手な真田ユキという男子高校生。
ユキと同じ日同じクラスに転校してきた、自称 宇宙人というハル。
釣りにはプロなみの腕前を持つ、ちょっと不機嫌な宇佐美夏樹。
望遠鏡からユキとハルを監視している?謎のインド人 アキラ。
この4人を中心に物語が展開していく模様。

1話しかまだ観ていないから、不思議な登場人物ばかりで
どういう物語になっていくのか、まだ見当がつかないけれど、
ユキの祖母であるフランス人のケイトが、おしゃれで魅力的だった。
そして、海のような寛容さで物事を受け入れてくれる優しさと、
彼女から滲み出るポジティブな雰囲気がとても良かった。

ハルが何のために江ノ島に来て、ユキにくっついてくるのか、
アキラはいったい何を目的に監視をしているのか。
これから先の物語が、とても気になる。ということで、掴みはOK。

なんだけど・・・

EDのスピッツのカバー この曲大好きなのですが。。
あえて素人っぽさを出した感じが好き嫌い分かれそう。
釣りとSFをどんな比率で見せてくれるのか・・・
個人的にはあんまりSF配分多くしないで欲しかったり。

とりあえず、子どもの頃から学生時代まで、度々出かけた江ノ島界隈が
リアルなままに登場するのは、懐かしくて嬉しいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 62

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかSF(青春フィッシング)ストーリー

6話までの感想

江の島を舞台にしたSF青春フィッシングストーリー、とのことですが
現時点では「青春」の要素が非常に強い印象です。

コミュ障のユキの成長っぷりが、なんだか我が事のように嬉しいですね。
宇宙人のハルは最初ウザかったけど、不覚にも可愛く思えてきたw
釣り王子・夏樹も次第にユキやハルと溶け込み、面倒見の良さを発揮。笑顔が眩しいです。
そんな3人の仲良しっぷりに、嫌味ったらしさ全開のアキラ。お前友達欲しいんだろ?w

各キャラの成長ぶりや、青春してる感じが見ていてホント微笑ましい。
目にやさしいパステルカラーの作画と、栗コーダーカルテットによるホンワカBGMが秀逸で
本作の独特な世界観を引き立たせています。
釣竿を投げる時の掛け声「えの しま ドーン!」もインパクトあって良いですね。
ユキが初めてバケツに命中させた時は感動的だったし、ダイナミックな作画も素晴らしかった!

青春モノとして十分楽しめてますが、忘れちゃいけないのがSF要素。
「釣りで世界を救う」が意味するものとは?
毎回伏線を貼り、6話では急展開もありました。この先ますます目が離せません!


最終話感想&総評

最終話、突っ込みどころも多かったけど、爽やかで良いラストでした。
もっと切ない終わり方でも良かったけど、この方がつり球らしくていいかな?
ユキとハルの満面の笑顔に釣られ、思わず笑みがこぼれましたね。

観終わって、アキラが一番のお気に入りキャラにw
杉田智和のアドリブ演技は笑えるし、監視役なのにユキ達の輪にちゃっかり溶け込んでるし、
何より終盤のアキラには良い意味で驚かされました。意外と真面目で熱い男なんです。

終盤はSF要素が強くなりますが、中盤までのキャラの成長と絆、伏線をしっかり活かしており
やや唐突感はあったものの、なかなかの盛り上がりを見せてくれました。
SF、青春、釣りの各要素が絶妙に絡み合っている作品だと思います。良作。


○これからつり球を視聴する方へ

独特な絵柄と演出、色んな意味で濃いキャラクターなど、見る人を選ぶ要素があります。
とりあえず、軌道に乗りはじめた感のある「えの しま ドーン!」な3話までは観て欲しい。
ここまで観て、世界観に馴染めないようなら、切っておk。
逆にこの回で「つり球いいかも」って思えたら、その後ますますハマっていけると思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 46
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

釣りは地球を救う

オリジナルアニメ

視聴動機は特になし。コロナ欠番の穴埋めでやってました。
江の島地元民と転校生。たまにお父ちゃんお祖父ちゃんお祖母ちゃんそして宇宙人が絡んできます。テーマは釣り。

 {netabare}釣りで地球を救うお話{/netabare}

ナンセンスとはちょっと違います、視聴後感は“荒唐無稽でカオス”。“さわやか青春もの”とも言えて、カテゴライズがまず不可能です。
とりあえずOPが作品の世界観を表しているんじゃないでしょうか。私の場合EDで釣られました。とりあえず完走しとこ!と誓った第一話です。理由は後述。
レビュー書いとる身でなんですが説明すればするほど意味不明になって心が離れていく作品かと。江の島要素で引っ張られましたが序盤はあまりおもしろくない。中盤動きがあり、結果、さわやかなんだけどやっぱりカオス。へんてこな作品でした。

【主役】
 真田 ユキ(CV逢坂良太)
 ハル(C入野自由)
 宇佐美 夏樹(CV内山昂輝)

ロケハンがしっかりしてるのでしょう。ふわふわしてるような画のわりには場所が容易に特定できます。そりゃ江ノ島水族館や駅周辺はでてきますが、いかにもなところは控えめです。そのかわり江の島大橋の途中とか浜に抜けるトンネルのところとかその他もろもろ地元感満載。ちなみに片瀬小学校出身の知り合いはこれ観てたみたいです。
あとこれノイタミナみたいですね。リアタイだとブランドで観るかもしれないけど、あと出しで突入するには引っ掛かりが弱い気がします。私も再放送でなければ出会わなかったと思います。

結果は小満足。
一応、コミュ障気味な主人公ユキが出会いと釣りを通じて成長していく青春ものが軸なんでしょうが、騒ぎ立てるほどのものでもない。

 江の島丼は親子丼の鳥肉をさざえに替えたもの
 しらす丼といったってまあそのまんまだよね

観光資源いろいろあるしさらに食べ物でもいっちょなんか作ったれ!と取り合えずな匂いがぷんぷんする地元グルメを食した時となんら変わらぬ感想です。

 騒ぎ立てるほどのものでもない

大事なことでもありませんが二度言いました。江の島に青春を感じたい。そんな人におすすめです。
私は江の島とスピッツがリンクするという稀有な経験を持ってるのでさしたる苦労はありませんでした。ニッチ過ぎるのです。



※オマケ

■強烈私的な江の島海岸物語 ※ほぼ作品関係ありません

音楽好きの友人にはそこそこの認知度でしたが私にとっては夕方帯でのバラエティに流れてた『ロビンソン』が出会い。上京したてで大学から下宿に戻ってきた時間帯の記憶が強烈によみがえります。
夏になれば「じゃあ焼きに行くか」と朝まで飲んだりファミレスでだべった勢いでそのまま国道129号を大磯方面へ下り、海が見えたら左折して江の島へ。そこで寝る。目が覚めたら釣り具を使わないフィッシング( 察してほしい )。釣れたら鵠沼あたり行くと空いてるしよさげな店が点在していてGOOD。
そして戻ってスピッツ。ほどなくドラマ主題歌で使われた『空も飛べるはず』。よくありがちな1,2年次は郊外にキャンパスのある某大学に通ってた私にとっては、スピッツと江の島はその時代を想起させるツールなのです。

時は流れて20年。家族と訪れた江の島。水族館ついでに当時は東浜・西浜専任で目もくれなかった“江の島”本体へ。
行ってみたら思いのほか広い。民家もある。なかなか刺激的な経験でした。そしてこの作品の舞台がここ。片瀬江ノ島駅や海岸がアイコンの江の島でニッチだけどいい場所を選択したもんだ、が完走の理由でもあります。


■宇宙人だし…

真田 ケイト(CV平野文)
宇佐美 平八(CV古川登志夫)

ともに主軸級の祖母だったり祖父だったり…
平野さん確か築地の仲卸に嫁いでなかったっけ?釣りやら宇宙人やら何かとシンクロしますわな。



視聴時期:2020年4月~6月 地上波再放送

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2020.06.10 初稿
2020.12.15 修正

投稿 : 2024/04/13
♥ : 42

74.9 2 ご当地アニメランキング2位
江戸前エルフ(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (260)
743人が棚に入れました
東京都中央区月島。 江戸時代より400年以上の歴史を刻む『髙耳神社』。 祀られたるそのご神体は、異世界から召喚され、すっかりひきこもったエルフでした。 ご神体のエルフ・エルダに仕えるのは、高耳神社15代目巫女の小金井小糸。現代文明とオタク趣味をエンジョイするエルダに振り回されながらも、彼女が教えてくれる江戸の文化に胸をときめかせ、連綿と紡がれる月島の人々とエルダのつながりにほっこり。 でもやっぱりこのエルフ、ぐうたらすぎる! しかも他の神社のエルフ&巫女コンビまで現れて……!? 江戸と令和をつなぐゆったり下町コメディ、始まります。
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

変わっていくものと変わらないもの

[見終わって・・]※各話感想は下にあります
ちょっと不思議な感じな作品でした。
基本ダメエルフと女子高生巫女のほわほわコメディなんだけど、エルフと人間の生きる時間の違いにしんみりさせられたり、江戸の豆知識も面白かったりと別な切り口もあったりしてそれが味わい深い感じになってるというか。。
原作未読ですがそれなりにストックはあるみたいですし、人気も出たみたいなので続編あるかもですね。
2期があったらぜひまた見たい作品です。

[初回感想]
400年前の江戸時代に召喚されて、東京月島の神社で高耳姫として祀られたエルフのエルダが現代を生きるお話。

私なぜか江戸時代~大正時代って好きなんです。
なので、これもタイトルで気になってたんだけど、イロモノっぽい作品なのかなと思ってあまり期待してなくて、とりあえず1話だけ見てみることに。。

作画綺麗ですねー。
現代の便利で面白い物欲に負けてダメエルフっぽくなってるとこは好き嫌いが分かれるとこかもだけど、外に出ずに引きこもってる理由もきちんと語られていて、エルダの気持ちを考えるとあまり人と会わないようにしている気持ちもわかる気がする。。

これ見てて他の方も言ってましたけどエルフと人間の時間の流れの違いとか「葬送のフリーレン」を思い出しました。(この作品も大好きでアニメ配信がとても楽しみです♪)

でも地元の人たちにすごく愛されていて電気店のおばあちゃんの「変わらないものがあると安心する」って言葉にじんわり。こういうシーンがあるところ、好きかも。
私も地元に帰って、小さい頃からやってるお店が頑張ってやってたりするとなんだかちょっと嬉しくなる。応援したくなる。そんな気持ちに近いのかな・・

月島って古いものと新しいものが混在してるようなイメージがあって、この作品のテーマというか雰囲気にぴったりですね。

あとEDが実写かCGか分からないですけど凝ってたりしててすごいです!

以下、各話の感想です♪(1話については↑でだいたい書いたので2話から・・)

2話「いこうぜ、もんじゃストリート」
{netabare}佃煮の始まりとか、もんじゃの由来とか今のもんじゃと違うとか、そういう話を聞くのも楽しいですね。
月島のもんじゃは1度食べたことありますが、おやつ感覚で小ベラでちまちま食べるところも楽しかったです。
でもあれは誰かとわいわいしながら食べるのがいいのかも。{/netabare}

3話「新米巫女と継承の儀」
{netabare}芋蜜のムースプリン、実際に売ってるんですね♪
スイーツとかはネットで買ったことないんですよねー。
実際にお店回って見たりするのが好きだし送料高かったりすることも多いので・・
と言いつつ、お酒は何度か買ったことありますw
遠くのものとか手に入りにくいものもネットだと手に入ったりするからいいですよねー。
今回もお氷さまとか、ちょうちんの話とか昔の話も面白かったです。
二人でコンビニ前でカップラーメン食べてるシーン見ててなぜか放課後インソムニア思い浮かべちゃいました。{/netabare}

4話「古今東西エルフ合戦」
{netabare}他の方も書いてますが、エルダの声がキャラによく合ってる感じでなんかいいんですよね。
今回は大阪からもう一人のエルフ、ヨルデが巫女さんと東京に訪ねてくる話。
エルダと違って活発で元気な神さまみたいで今後もたまに登場するんでしょうか。(ちょっとうるさいケド)
風邪で高熱でたりしたときってすごく心細くなりますよねー。
昔独り暮らし始めたばかりの頃40度OVERの熱だしたことあったんですけど、歩くのもふらふらで、このまま死ぬんじゃないかと心配になって、母に電話してわざわざ来てもらったことを思い出しました。{/netabare}

5話「月島ガールズコレクション」
{netabare}エルダが精霊を使いすぎたので、代わりにスマホの使い方を教える話だけど・・
エルフがスマホ使ってるのはなんか嫌だなー。
やっぱり精霊とか魔法つかってほしいかも。
江戸小紋とかすごく日本らしいおしゃれな発想だよね。
高耳神社に代々伝わる振袖の話は良かった。。こういう話はほっこりして好き。{/netabare}

6話「Stand by Me」
{netabare}試験勉強が忙しくてなかなか会いに来てくれない小糸に淋しくなるエルダ。
エルダにとっては一緒にいられる時間のとらえ方が小糸とは違うからこその淋しさなのかな。
スカイツリーに一緒に上って、神域に小糸を引き入れたのもそんな気持ちの表れなのかも。
それから小糸が勉強中に掃除とか他の事に夢中になるやつ、あるあるですよねw{/netabare}

7話「街の匂いは」
{netabare}凧あげの名前の起源知りませんでした。毎回勉強になります。。
小糸と小柚子が仲良くしゃぼん玉を飛ばしている姿を優しい笑顔で見ているエルダのちょっぴり憂いの感じる横顔が印象的でした。
エルダが街の人たちからすごく愛されてるのがわかる福引きの話はほんわか和まされました♡{/netabare}

8話「彼女とエルフの事情」
{netabare}またまた新たなエルフちゃんが登場です。
今度は金沢で、前田利家が召喚したみたい。
普通に見てる分には面白いし、悪くはないんですけど・・
こう、ぽんぽんとエルフが増えちゃうと・・なーって。
個人的には5話や6話みたいな話を掘り下げてくれると嬉しいかな。。
あでも会話爆弾処理シーンは笑っちゃいました♪{/netabare}

9話「Time After Time」
{netabare}エルダの押し入れから出てきた、古いビデオテープ。
変わらないエルダと今はもういない人・・
これ見た小糸はどんなことを思ったんだろう。
私も身内が亡くなってるので、昔の映像とかなんとなく見れないんですよね。
でもちゃんと残しておきたいとは思うんです。
小糸も私と同じ気持ちか分からないけどテープをエルダに預けたのはわかる気がします。{/netabare}

10話「みっつの都のエルフと巫女のはなし」
{netabare}電子媒体と紙媒体。
私は気に入ったものは基本紙媒体で買ってます。
エルダじゃないけど、最初電子で読んでたけど気に入って紙で買いなおすこともあったりw
大阪の二人の会話、漫才聞いてるみたいで面白い♪
金沢の二人もいいコンビだし、それぞれのちょっとした日常を覗いてるみたいで面白いです。
小糸視点のCパート。こういう何気ない日常がとても素晴らしいんだって後になって思うんだろうなって静かなピアノの音を聞きながら思いました。{/netabare}

11話「名探偵コマちゃん」
{netabare}「エイチジー144分の1・・・」って長セリフ何回も言わせてて笑った。。声優さんすごい!
苦手なジャンルのアニメ一気見させられるのは確かにキツイかな。
でも私ガンダム見たことないから意外と新鮮な感じで見れちゃったりするかも??
小糸のとなりで楽しそうに早口で解説してくれてるエルダが面白いw
ゆみみみまつりって10回言ってと言われたら噛みそうw
射て人の祖父がケガをして小糸がすることになって・・で次回に持ち越し。
最終話のお祭りのお話、楽しみです♡{/netabare}

12話「これが私のご祭神」
{netabare}エルダが弓が上手かったり、船からジャンプして矢に的を当てたりする身体能力の高さなど、エルフらしいところが垣間見られてちょっと嬉しいかも。。
この話が最後じゃなくて、その後のエルダが厄除けする話で終わらせるところがこの作品らしいなって。
見ててとても楽しい作品でした♪{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 36

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

永遠(エルダ)と刹那(小糸)

江戸時代に徳川家康によって異世界から召喚されたエルフであるエルダ(エルダリエ・イルマ・ファノメネル)、そしてそのエルダを祭神「高耳毘売命(たかみみひめのみこと)」として祀る、東京都中央区月島にある高耳神社の巫女である小金井小糸(こがねい こいと)による祭神と巫女の凸凹コンビ。

お話としては、この二人を中心とした人外日常系コメディー作品です。

コミカルな描写で軽い気持ちで観させてくれる一方で、不老不死のエルダたちエルフの祭神がが歴代の巫女たちに先立たれながら看取ってきたであろうことを匂わせる「切なさ」みたいなものが垣間見えてくる良作だと思います。

エルダは祭神ではあるのですが、不老不死である以外には超常的な能力を持っているわけでもなく、高耳神社の本殿に引きこもってゲームやプラモ、食玩などにハマっている「オタクエルフ」です。

一方の小糸は巫女として神事に励み祭神であるエルダの相手を務めていますが、今どきのファッション好きな普通の女子高生でもあって、ブランド品や「大人な女性」などにも憧れつつ、活動的な日常を送っています。

この二人は対照的な人物でありながら、形としての「祭神と巫女」という関係を超えた固い絆のような物で結ばれた仲の良いコンビです。他にも二組の祭神・巫女コンビが出てきますが、みんな関係は良好のようですね。

小糸の妹である小柚子(こゆず)や、小糸の幼馴染みで高校のクラスメイトでもあるコマちゃん(桜庭高麗(さくらば こま))、シマデンのばあちゃんといったサブキャラが絡んでくるエピソードもあるのですが、エルダの居室である高耳神社の本殿でのエルダと小糸の二人きりのエピソードも多くて、限られたスペースと少ないキャラクターで巧みに作られたお話に感心してしまいます。

ときどきエルダが披露する「江戸時代豆知識」的なものに、人間の本質の変わらなさみたいなものも感じられて、そこもとても面白いですね。

この作品の象徴的なエピソードと言える第10話のアヴァンタイトルでのナレーション「そしてエルフは眠りにつく。変わらぬ明日の平和を願いながら」、そしてCパートでのナレーション「そして巫女は眠りにつく。より良き明日を願いながら」という言葉でこのレビューを締めたいと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ダメだ・・・このエルフ発酵して(ry

どうもw「腐っている!」は言い過ぎな気がしたので、ちょっとだけマシな発酵という事にしておきました。

意味のないこだわり & 配慮でスミマセンw。


さて、この作品は原作を知らない作品で、あにこれの中でチラ見していた評価が割とお高めだったので楽しみにしていた作品です。

なかなかに突飛なタイトルである事と、「エルフ」!
まぁ、個人的にですがファンタジー作品が割と好きな時期があったものですから、エルフにはいろいろと思うところはある訳です。
とは言え、「え、え、エルフ・・・、エルフと言えば、ファンタジーで言うところのキレイどころ・・・」的などっかのなろう系の主人公ほどの思い入れがある訳ではなく、ファンタジー世界を構成する種族の中では、割と好きな方で、ドワーフとかノームとかよりは小ぎれいなイメージを持っている程度なのですがw。


思えば、特定のネームド美形エルフが認知されたのって、恐らく、なのですが日本では「ロードス島戦記」のディードリットあたりからではないかと愚考するのですが、どうでしょう。

少なくとも私はそうだった気がしています。
それ以前にも、まぁ、なにがしかのモノはあった気もするのですが、あまり記憶に残っていませんし。

ああ、話がそれてしまいました。


この江戸前エルフという作品。
まず、一番最初の設定から、面白いですよねぇ。
異世界から召喚されたエルフが神社のご神体?ご本尊?しかも生きてるwとしてまつられていて、街の皆さんにも親しまれている。

ほー、確かに確かになんか、いろいろな地方、地域伝承にそんな雰囲気の得体のしれないモノを祭っている所がある気がするし、それが異世界から召喚されたもの、みたいな考察って面白い、と素直に思ってしまいました。
着眼点がおもしろいとw。

しかもそのエルフが腐って・・・、いや失礼、発酵気味w。
かつ、引きこもり、コミュ障気味とな。

エルフの高貴かつ潔癖気味、何ならドワーフに匹敵するくらい石頭(頑固系)なイメージからすると、ギャップがありすぎますよね。
容姿が美しいのはイメージどおりかなw。

そんなエルフと担当巫女の小糸と町の皆さん、ほかとの日常を描く作品って事になると思うのですが、まぁ、思っていたのの3倍くらいはグータラでポンコツですよね。
ただ、まぁ、可愛げがあるのと、時折江戸時代のウンチクを披露するあたりで少しキラリと光る知性と長く生きている経験値を見せつけてはくれるのですが。

ただ・・・、個人的には、いくら可愛げがあっても、ここまで面倒くさい感じなのは遠慮したいと思ってしまいましたw(個人の感想ですw)

ただ、なんて言うか作品の持つ雰囲気というか、下町感というか、なんだかんだ言ってエルダが皆さんに愛されて、可愛がられて、頼りにされている?って言うところがじんわり、ふんわりと伝わってくる点はすごくよかったです。
ほのぼのしてしまいます。

また、物語の中ではほかの地域に祀られているいるエルフたちも登場します。
大阪の方で祀られているヨルデとその巫女向日葵、石川県の方で祀られているハイラとその巫女いすずが登場しましたね。
近隣県の石川県のエルフが登場したのは、何となくですが嬉しかったですw(なんだそれw)
ただ、このエルフたちもいろいろとユニーク(ポンコツ)ポイントを持っており、私たち視聴者を楽しませてくれ、それぞれの担当巫女を困らせている訳なのですが・・・w。

他にもいたりするんですかねぇ。
ちょっと、楽しみになったりしますねぇ。


さて作画は・・・、これはきれいに描かれていましたね。
キャラクタをはじめとして、街の風景、空気感も感じさせるようなポイントがいくつもありました。
また、デフォルメ系になったり、表情が崩れたりする場面でもきちんとコントロールできていた気がします。
破綻なく描かれており、安心して視聴できました。


声優さんは、私的にはいつもの事ですが、そのまま受け入れられました。
エルダ役の小清水亜美さんのほんの少しかすれたように聞こえるような声質は個人的にはあまり得意な方ではないはずなのですが、ウンチクを語る場面と、甘え倒すような声のギャップを上手に演じておられたと思います。
ヨルデのキンキン声もやっぱり苦手な部類のはずなのですが、大丈夫でした。
結局、キャラに合っているかどうかって事になるんでしょうね。


音楽はOP/EDになるのですが、どちらもよかったと思います。
少しサイケデリックなトーンで始まるOPは、次第にどことなく和風なビートに変っていき、最終的には作品の持つイメージマッチしていました。
また、EDはエルダの発酵っぷりがわかる生活圏でのゆったりとした時間の流れを感じさせるもので、とても落ち着いた雰囲気でよかったです。
一抹の寂しさというか、はかなさも感じ取れましたかね。


キャラクタについては、言うまでもなく良いと思います。
どのキャラもカッチリと描かれており、きまっていました。
キャラを崩す際のオンとオフというか、ノーマルとSD、硬と軟のバランスも良く、しっかりと演出が効いていたと思います。
楽しかったですね。

最後にキャラについて、正直に言うとエルダは可愛いかと聞かれると「可愛いとは思う」とは答えますが「好みか?」と聞かれると「実はそうでもない」と答えるくらいの入れ込み具合でしたw私は。
だから、ちょっと、落ち着いた目で視聴出来ていたのかもしれませんね。
ヨルデもどちらかというと、やかましいし苦手なタイプw。
素直さと、ポジティブ思考というか言われたことをそのまま受け入れるような性格は羨ましい、好ましいと思いましたけどw。
ハイラは・・・実は性格的には一番好きなタイプかもしれませんが、あそこまで博打好きとなると・・・。


こう見ると・・・、
・・・この作品のエルフって、本当に「あのエルフ」なんですかね、なーんて思ってしまいますwww。



さて、この期(期待を込めて、次もありそうな書き方をしますが・・・)、日常系に近い作品だけあって、ふわっと終わった気がしています。
続きも、すぐに作れそうな感じ。
また、観てみたいと思っているのは私だけでは無いのでは?という感想で締めようかと思います。



ああ、最後の最後に。
ファンタジー設定をかじった者なら理解しているとおり、エルフと言えば長命種族。
物語の中にもそれを類推させるようなシーンがいくつかありましたが、エルダはじめ、祀られているエルフたちは数多の別れを経験しているはずです、今の巫女たちとの邂逅も一瞬のものであると理解し、もしかしたら、終わりすら見えているのかもしれません。
そう考えると、少し物悲しくもあり、寂しくもありですね。
だからこそ、出会った者、機会を大切にと言う事なのかもしれませんが・・・。

え、これなんてフリーレン(?_?)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 29

70.2 3 ご当地アニメランキング3位
普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (755)
3565人が棚に入れました
地方の小都市・流川市に住む女子高生・宇佐美奈々子は市役所に勤務する叔父に懇願され、町おこしを目的とした動物園でのステージショーに出ることとなった。そこで出会ったのは高校の先輩で、やはりステージに出演するという小日向縁。彼女のアドバイスもあって奈々子は無事にステージをやり遂げた。これをきっかけに奈々子と縁は流川市をPRするローカルアイドル(ロコドル)「流川ガールズ」としてイベントやケーブルテレビへの出演などの活動をこなし、市民の血税から生まれた報酬(時給1000円程度)を得るようになる。

声優・キャラクター
伊藤美来、三澤紗千香、吉岡麻耶、水瀬いのり、下田麻美、井澤詩織、井澤美香子、津田美波、松井恵理子、室園丈裕、飯田利信、M・A・O、今井麻美、黒沢ともよ、新田恵海
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いつでもそばに あなたと共に あぁ流川

7話まで視聴。今期はもうこれしか観てませんが、そこそこ楽しめてます。

ろこどる=ローカルアイドルの話なんですが、作風は日常系寄り。
「アイマス」「ラブライブ」のような華やかさは全くなく
「きんモザ」「ごちうさ」のように媚びまくってるわけでもない。
これといったインパクトがないので話題にならないのは分かりますw

好きなんですけどねー。なにゃこカワイイし。ゆるキャラ「魚心くん」も愛嬌たっぷりだし。
魚心くんソングも秀逸な出来栄えでしょう。うおうお うおうお うおごこ~ろ~~ くん♪

いかにも低予算で作られた安っぽいアニメなんだけど
地方TV局の番組のような素朴さをリアルに再現しているとも言える。
ただ、もう少しテンポよく話を展開できると思うし
(5話の橋のとこでの会話シーンがグダグダ過ぎて一瞬切ろうかと思った)
演出面での工夫もないので(構図やカット割が単調)観ていてしんどいところはある。

百合要素もあるけど、この作品に関しては蛇足だと思う。
この作品の飾り気のない感じが気に入ってるので、中途半端に媚びて欲しくないというか。
そう、この「飾り気のない」という部分が重要で
決して狙ってるわけではない、キャラクターから滲み出る健全なエロスがある意味一番の見所。
素人女子高生がこなれていって、
水着姿を衆目に晒すことに抵抗感がなくなっていく感じが妄想を刺激しry
・・・おっと、自分の中の下心くんが暴走して出来心くんになってしまいそうなのでこの辺で。


【総評】

原作連載中の作品にも関わらず、これほど綺麗な締め方はそうそうないんじゃないかと。
ライブシーンも、新曲を3週も引っ張ってハードル上がりまくっている状況でしたが
それを軽々と飛び越えてくるとは!期待以上の出来栄えでしたね。
ここぞというところで作画リソースを全力で注ぎ込むスタッフの好判断。
CG全盛の時代で手描きオンリーというのも作風を考慮してのことか、こだわりを感じます。

全体を通して、派手さはないけど地域性を全面に押し出した作風で、
ろこどると流川市民を結ぶ絆や温かみが伝わってくるし、終始観ていて安心感がありました。
{netabare}最後も華やかな舞台であるロコドルフェスタではなく
地元のイベント「あぁ流川」で締めるんだよな・・・{/netabare}
この作品は地元市民との結びつきや、地域の活性化を第一に考えてるんですよね。
OP冒頭でモブの流川市民が風船を飛ばす映像を見てるだけでこみ上げてくるものがあります。

また、百合要素は蛇足と上記しましたが、
”なにゃこのノンケ攻め×ゆかりのガチ受け”は至高だと言わざるをえない!
というか、ゆかりの過去エピソードが描かれる9話でななこに入れ込む理由が明かされ
1話から観直すと単純に百合入れて媚びてるわけではないことが分かる。
なのであざとさをあまり感じないし、2周目からは違った視点で楽しめるのも強みです。

この手のアニメは大人が都合よく排除されたりもしますが
西深井マネージャー・ななこの叔父など、責任を取るべき大人の視点を設けていることも好印象。

結果的に、既存の日常系やアイドル系作品との差別化ができており、
なおかつ中途半端にならずに、地域に根差したアイドル=ろこどるの描写にも一貫性を感じられ
他作品にない本作ならではの魅力を生み出すことに成功している。
いかにも「ろこどる」らしい劇中歌も印象的だし、シナリオ全体の構成もよく練られている。
低予算を逆手に取った、非常に完成度の高い作品だと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 66

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いろんなとこが緩んじゃいます。(ある日の会話追加)

普通の女子高生がろこどるするふわーとしたコメディーアニメ。
女子高生のひたむきな可愛さに癒されました。
でもこれだけではありません。
微笑まシーンやほろっとシーンで、頬が緩んだり涙腺が緩んだりです。

主人公は奈々子。
市役所職員の叔父さんに半ばだまされ、ろこどるとなります。
奈々子は真面目な元気印。
でも、ここぞの時に自分の名前をほぼ100%噛み、落ち込みます。
相棒の縁さんは、奈々子大好き微百合お嬢さん。
おっとり型美人おねえさんで、なんでも卒なくこなします。
この二人のコンビ「流川ガールズ」、いいですね。
一種懸命な所が好感度大。
天然の縁さんにツッコミの奈々子、コメディーの基本も忘れていません。

声フェチの私としては、友人役の井澤詩織さんの声が楽しみでした。
頭のてっぺんから出るアヒル声、にやっとしますね。

奈々子の噛み噛みシーンが可愛く、普通のおじさんが実生活で使ってみた。
ある日の会話。
嫁さん「今の湿度何%?」
私「にゃにゃじゅうにゃにゃパーセント」
完全スルーでした。

ある日の会話その2。
私「(セブンイレブンの)にゃにゃこカード」
嫁さん「???」
私「(セブンイレブンの)にゃにゃこカード」
嫁さん「ハッキリ言って!梅雨でイライラしてるんだから!」
怒られました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 63

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

流川ガールズ応援します( ^ ー ^ )

ごくごく普通の女子高生がローカルアイドルを
やってみる……ずばり、タイトル通りの作品ですw
全12話放送+OVA1話。
原作は『まんが4コマぱれっと』で連載中の漫画。


舞台は千葉県・流山市をモデルにした流川市。
現地を知る人間からすると程良いローカル臭w

その流川市がアイドルで町おこしって話なんですが
ストーリー、世界観や設定がローカルに徹した作りで◎。
一味違ったアイドルものといった所でしょうかねw
“普通の女子高生”を題材にした事により
作品の良さが更に引き出されていたと思いまする(´∀`)♪

主人公をはじめ、主要キャラクターがとても魅力的。
容姿、外見、キャラデザも可愛らしいですが
彼女たちの中身、性格に惹かれてしまいました。
イメージに合った声優陣の演技も含め楽しめると思います。

派手さの少ないアイドルものですが
押さえる所はしっかり押さえている印象(*´∀`*)ノ
あにこれで付けた評価点数以上に満足感を
得られる作品に仕上がっていました。


これから観るよ~という方はハードルを上げず
のんびりと視聴して下さいw
きっと楽しめると思いますよ♪♪




《キャスト》

宇佐美 奈々子(CV.伊藤美来)
小日向 縁(CV.三澤紗千香)
三ヶ月 ゆい(CV.吉岡麻耶)
名都借 みらい(CV.水瀬いのり)
西深井 沙織(CV.下田麻美)
太田 貢(CV.室園丈裕)
野田 硝子(CV.井澤詩織)
柏葉 さつき(CV.井澤美香子)
水元 美里(CV.津田美波)



《主題歌》

OP
『ミライファンファーレ』/流川ガールズ
ED
『未来少女たち』/流川ガールズ

投稿 : 2024/04/13
♥ : 61

63.0 4 ご当地アニメランキング4位
ローリング☆ガールズ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (541)
2368人が棚に入れました
守られてばかりだった少女が一念発起、平和を守る旅に出る。

行く手に待つのは魔法使いか怪獣か、はたまた巨大ロボットか。

ご当地色をきわめつくした各地をめぐり、仲間とかさねる奮闘努力、汗と涙は報われるのか――。

どこまでいっても普通の子という宿命を背負い、それでもがんばる少女四人組が織りなす­新感覚・青春ロードムービー!


声優・キャラクター
小澤亜李、日高里菜、種田梨沙、花守ゆみり、中原麻衣、早見沙織、小西克幸

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

群雄割拠

東京大決戦から10年後
都道府県やそれぞれの市町村がなんやかんやで独立していた。。
設定は嫌いじゃないです
個人的に好きな戦国時代っぽいところ(勢力図的に)とかは◎です


内容ぶっとんでます
1,2話はもうカオスな感じでした
途中でも息を切らすことなく安全運転を心掛けないこの作品に
不思議と愛着が湧いてきてしまった自分に驚きです
地元が出てきたからかな?


物語は動けないヒーローの代わりに
四人の女の子たちが依頼要請を果たしていくというものです
実際に果たせたかどうかは別問題なのですが。
彼女たちはその際、様々な地方に赴くのですが、旅って感じが良かったです
バイクに乗って次の地へ次の地へ…
私もいつか旅してみたい


ジャンルは何なのだろうか
恋愛?ないない
バトル?うーん
ご当地アニメ?それっぽいけど少し…
友情?これ…かなぁ?
中身が混沌としているので、はっきりしたカテゴリ分けができません


キャラにはけっこう好感を持ってます
喧嘩するほど仲がいい。ってね
あの四人の間に流れる雰囲気は好きでした
それに千綾が可愛かったですね


OP「人にやさしく」
ED「月の爆撃機」

これってカバー曲みたいですね
挿入歌も色々ありましたがそれも全部。
このことを知ったのは最近で、原曲も知らないです
これを踏まえてですが、OP,EDかなり気に入りました
何度もリピートしてしまいます



滅茶苦茶面白かったと言えば嘘になりますが、
このタイプの作品はわりと好みなので案外楽しめました

お気に入りの回は舞妓どすどすのやつです
豆千代が魅力的でした

投稿 : 2024/04/13
♥ : 43

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ローカル旅×バイク×ブルハ×♡

ブルハってコードが簡単なので
コピーバンドが沢山出たイメージ。
アニメ見てても
JKのコピーバンドか何かですか?みたいな。

タイトルもブルハの曲名で
全部わかるくらい好きではあるけど
アニメに関係あるのだろうかと見ています。

最初はヒーローもの?と思いながら見てたけれど
♡の石をさがすという依頼で
3話から旅に出始めました。
ここからストーリーが動き出すのか謎ですが
イマイチ方向性がみえてこない。

作画の背景は水彩っぽいパステル調だったりとか
女子受け狙ってるのかな?って感じの
色使いや小物であったりするのだけど
肝心のストーリーがどうなのかまだ不明。

ブルーハーツ好きな人にはいいかもしれないけど
いかんせんコピー。
それなら本家聴くわと思うし…
おしゃれ風なアニメ作ってみましたって感じにしか
今のところはみえないかな。

7話迄見て。
バイク×ローカル旅×♡の石
フリクリにストーリーつけた感じかも?
一応、問題解決の為の旅でそのお礼に♡の石を集めてるのかな。
歌も聞き慣れてくると軽くてこれはこれでいいかもしれない。
カラオケで女の子何人かで歌ってると思えば。

特にいいって絶賛する程ではないけど
ツボに入って好きな人は好きかもしれない。

♯8 雨上がり
この回、良かった。
シュールさとカオスさと油断してたら出て来るネタ
ミサワといい
もう、このアニメにストーリーはいらないんじゃないかな。
このまま突っ走って欲しい。
三味線が良かったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 41

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

バイクとロックと女の子

オリジナルアニメ 全12話

日本が現在の都道府県よりもっと細分化された世界。所沢国の猛者(特別な力をもつもの)マッチャグリーンは、敵対している東村山国の猛者と闘い怪我をしてしまいます。
そのマッチャグリーンのかわりに所沢国の自警団の見習いの主人公、森友 望未(もりとも のぞみ)が、各国から依頼されたことを代理人として解決するために、途中で知り合った3人と一緒にバイクで旅をしていくお話です。

所沢 → 東京 → 愛知・三重 → 京都 → 岡山・広島
と旅をしていきます。

お話は各地のエピソードが2〜3話で終わるようになっていますので観やすいです。

「魔法少女大戦」や「京騒戯画」のようなカラフルな世界です。爆発までカラフルですねw

それぞれの国の特徴が個性的すぎて途中ついていけなくなる感じがしましたが、なんとか最後まで観ました。

最後はちょっとホロリとさせるいい場面もありましたね。オチはなんとも言えない感じでしたw

曲は、往年のロックバンド、THE BLUE HEARTSの曲を使ってますね。サブタイトルにも曲名が入っているみたいです。

最後に、この作品のOPの「人にやさしく」の歌詞の中で「‥‥がんばれー!」というところ好きですね^^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 37

79.5 5 ご当地アニメランキング5位
推しが武道館いってくれたら死ぬ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (462)
1678人が棚に入れました
岡山県在住のえりぴよは、マイナー地下アイドル『ChamJam』のメンバー・舞菜に人生を捧げている熱狂的なオタク。えりぴよが身を包むのは高校時代の赤ジャージ。えりぴよが振り回すのはサーモンピンクのキンブレ。えりぴよが推すのは舞菜ただ一人。収入の全てを推しに貢ぎ、24時間推しのことを想い、声の限りを尽くして推しの名前を叫ぶその姿はオタク仲間の間で伝説と呼ばれ、誰もが一目置く存在となっていた。『いつか舞菜が武道館のステージに立ってくれたなら...死んでもいい!』そう断言する伝説の女・えりぴよのドルオタ活動は、アイドルもオタクも巻き込んで今日も続く...!

声優・キャラクター
ファイルーズあい、立花日菜、本渡楓、長谷川育美、榎吉麻弥、石原夏織、和多田美咲、伊藤麻菜美、前野智昭、山谷祥生、市ノ瀬加那
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

推して知るべし現実を ※酷評注意

原作未読


それこそタイトルからして推して知るべしな分かりやすさ。
応援してる女の子が武道館でライブできるくらいになったら死んでもい~!と情熱を捧ぐドルオタさんのコメディです。
アイドルが主役の物語は腐るほどあるけどアイドルファンが主役とは視点がナナメ上で斬新です。

ご多分に漏れず私はこのテの方々が苦手。

 「情熱を傾けられるのがあっていい」
 「なんの権利があって反対するの?」
 「あなたの価値観を押し付けないで!」

当事者の方いるやもしれませんが、ごめんなさい。もし家族や近い人にいたら全力で取り戻しにいきます。飯星晃一が “本人の自由” なんて理由で娘の奪還を諦めたでしょうか?私にとっちゃそれくらいのレベルですね。
どうしようもないなと思っちゃうのが、収入の大半を蒸発させる本作のキャラのような人たち。余剰資金の中から費やす額を決めて楽しんでる分にはいいんじゃないかとは思ってます。


 いくらコメディでも笑うに笑えんだろうな


そんな不安が脳裏をよぎりました。そして…
案の定、いらぬ先入観で自分は損してるんじゃないかと思えるくらい笑うに笑えませんでしたね。

そんな第1話を経てそれでも踏みとどまった理由、

 {netabare}『♡桃色片想い♡』{/netabare}

{netabare}リリース当時、松浦亜弥は15歳。まだ中学生。この作品ではヒロイン?えりぴよさん役のファイルーズあいさんが歌います。これで踏みとどまった人手を挙げて!{/netabare}


おそらく私は古いタイプの人間で、CDを複数枚購入して握手をしてもらうなどに代表されるここ10年くらいのムーブメントの渦中から外れたところにいるし、またその行為も理解ができません。それが時代というのなら世間に背を向け老兵は去るのみと思ってます。

ちょっと遡って考えてみました。※主観総動員なので間違ってたらゴメン

功罪あれど秋元康氏がAKB方式のビジネスモデルを作って定着してるのが現在地。
本作もその土台の上に立っております。
この人もおニャン子クラブから四半世紀の時を経て、似て非なる素人売り出しのムーブメント起こすわけですからやっぱりすごい方です。
ひとまず元ネタのAKB活動開始が2005年ですのでかれこれ15年と長い歴史を持ってることになります。会いに行けるアイドルってやつですね。

その前はつんくプロデュースのハロプロの面々で代表格はモーニング娘。起爆剤となったのが『ASAYAN』オーディション番組だったことを覚えている諸氏も多いと思います。
米映画『トゥルーマンショー』の公開が1998年。今ではすっかり市民権を得たリアリティ番組の走りみたいなオーディション番組で、プロセス丸ごと見せる演出が斬新でした。
言うてもスターはスターだった時代。泥臭さやコミカルさ。芸能人だって私たちと同じ人間だよね、と一気に敷居を下げたのがつんくの功績其の一であります。
功績其の二はメンバーの脱退と新加入をパッケージ化したこと。その土台にAKB系が立ってます。

さらに前となると90年代前半か80年代まで遡らないと見つかりません。アイドル冬の時代です。
試しに90年代後半/アイドルで検索かけて名前が挙がったのは以下のお歴々。


安室奈美恵・MAX・華原朋美・雛形あきこ・SPEED・ともさかりえ・仲間由紀恵・広末涼子・松たか子・モーニング娘。・鈴木あみ・チェキッ娘(熊切あさ美・藤岡麻美)・深田恭子・太陽とシスコムーン…


見ての通り、歌う女の子は安室奈美恵さんやSPEEDのようにアーティスト志向でないと見向きもされてなかった時代。J-POP全盛期やダンスミュージック勃興期と重なり、抜群の歌唱力かキレのあるダンスが求められておりアイドル然としたアイドルはお呼びではありませんでした。努力は陰でしとけ、と。
歌で食っていくのでなければ、女優業に傾注していったのかと。現在もご活躍の方が多い印象です。

1.長いアイドル冬の時代
  ↓
2.モー娘による敷居の低下効果
  ↓
3.会いに行けるアイドル

この2.と3.の狭間に全く異質の輝きを放つアイドル然としたアイドルがいた。主戦場はソロ。
年齢・ルックス・類稀なる歌唱力・そしてフリルの衣装が似合うTHEアイドルofアイドル。敷居を下げてく潮流に抗うかのように突然変異かの如く現れた女の子の代表曲をフィーチャー。
そして彼女は武道館でソロのコンサートをしたことないはずです。背景に夢や物語を滲ませていや妄想をこじらせて鑑賞するにはうってつけのチョイスをしたのがこのアニメのスタッフと思ったわけです。
サーモンピンクに片思いしてるっていう作品に沿った選曲でもありますしね。
以上、長い脱線話で失礼しました。


なお作品評価は別。複数話経ても笑うに笑えないのは変わりませんでした。
ある意味それが狙いなのかもしれませんが…
展開されてるのは極端な例でしょうよと差し引いてみても普通にヒキます。


{netabare}・推しに認知されることが幸せって慎ましすぎて泣ける
・5秒1000円とキャバクラより低いコスパ。その積みあがったCD始めとするグッズどうすんのさ?
・多くを犠牲にして得られる果実が握手回数/秒数や前列位置/センターポジ確保ってなんかもう…
・オタクたちの統制の取れたコールや練度の高いパフォには敬服する。この一体感はわかる!
・なお、ライブシーンは思ってる以上に力が入ってる!
・ただ基本的にオタ自体は修行僧だが修行内容と方向性が決定的に間違ってると思われる
・お!シリーズ構成が元アイドルの赤尾でこさんじゃないの!とか
・本渡楓ちゃんセンターなんて源さくらみたいじゃん!とかはひとまず置いておく
・本渡楓⇔石原夏織の祖母孫コンビに市ノ瀬加那さんも絡んで長崎じゃなくて岡山かぁとかは考えない
・舞奈はもう少し自己演出というものを真剣に考えたほうがよい
・ファンも推しに刹那の輝きを求めてるならある程度したら卒業しなければならない。
・結局さー、秋元康のダイエットの邪魔をしてるんだよ{/netabare}


人気投票とかも茶番と思ってる了見の狭い私にゃあ合わないのでしょう。だって、

{netabare}「空音に後ろに立たれるの緊張するなあ…」
「気にしないで!後ろからじっくり見てるから!」{/netabare}

ある種、ファンを救ったとも言えるプロフェッショナルなれおと空音の対応なんて普段なら「いい話だね~」って評価してるはずなのに。

やはり、、、収入の全てを注ぎ込んではいけません。ある種、設定がリアルであるあるの宝庫のためファンタジーと割り切れないものがありました。


・いくらファイルーズあいが好演してても
・いくらChamJamなんかいい感じでも
・ライブシーン良くても
・くまさ/えりぴよ/基にプラス感情抱いても

 やっぱ駄目だわ~ 

…ってこれしか言ってないですね。
塩対応だったけど実は好意持たれてたんだ!な勘違いをする人が出てこないことを望んで終了。

{netabare}最終話の特殊ED。なんといいますか最後までソロを貫いてほしかったっす。松浦亜弥へのリスペクトが足りない!と思った私も充分キモいのだ。{/netabare}




■元も子もないこと言っていい?

{netabare}個人的な話。現役のアイドル活動してた娘らと仲良かったりした時期がございましてね。もちろん事務所入ってる子ですよ。役務を提供する側からドルヲタを眺めるという経験は貴重でした。{/netabare}

実際はこうだ!みたいな話をする気はありませんけど、なんか気の毒で気の毒で(T_T)



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.03.28 初稿
2020.10.12 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/04/13
♥ : 59

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

本当の幸せはどこ?

アニメーション制作:エイトビット、
監督:山本裕介、シリーズ構成:赤尾でこ、
キャラクターデザイン:下谷智之、米澤優、
音楽:日向萌、原作:平尾アウリ

ドルオタがアイドルに対して想う純粋な気持ち。
一心に応援することで、微力ながらも、
好きな人に自信や勇気を与えることができる。
ファンの存在こそがアイドルを育てる。
アイドルとファンの幸せな関係を描いたのが
この作品といえるのだろう。

岡山県在住のえりぴよ(えり)は、
地元のマイナー地下アイドル
『ChamJam』のメンバー・舞菜に声をかけられてから、
いわゆる「ドルオタ」になる。
アルバイト生活をしながら、
服も買わずに赤いジャージばかり着て、
舞菜を追いかけている。

舞菜はメンバーのなかで特に人気のない立ち位置。
握手会のときは、ほぼえりぴよしか並ばない。
えりぴよとしては、不遇なアイドルを支えることの
喜びを得ているのかもしれない。
それと、舞菜の本当の魅力について、
今のところ自分だけが分かっているという自負もある。
いずれは世間に分かってもらいたいという欲求もあるが、
ファンが増えることにも複雑な心情がある。

私は、アイドルのことはほとんど無知だが、
AKBのマーケティングは少しだけ知っている。
握手会や撮影会、人気投票のチケットをCDに封入することで、
推しを強烈に応援したい人は、
同じCDをひとりで大量に購入することになる。
昔のアイドルに対する応援とは違い、
ほとんどキャバクラやホストクラブに近い商法。
毎回、大金を出すファンのことは、
アイドル自身も認識するため、
ある程度、知り合いのような関係性になれる。
特別な人とすぐ近くで会えて、スキンシップまでできる。
キャバクラやホストクラブとの大きな違いは、
見返りがほとんど期待できないことだ。

それでは何が「ドルオタ」たちを行動させる原動力なのか。
えりぴよの心情に近いのは、
ヅカオタ(宝塚歌劇団のオタク)という気もする。
自分にはない完璧な美貌や可愛さに対して、
そして、難関を突破して、必死に頑張る姿を見て、
勇気づけられるという構図だろうか。
また、そのときだけは多くのしがらみから逃れられ、
純粋な想いだけで応援できることに
快感を覚えることもあるだろう。
えりぴよの場合は、それが行き過ぎた
行動になってしまうコメディとなっている。
しかし、これは見る側にとっては、
結構笑えない部分もあることが、
視聴の引っ掛かりの部分にもなりそうだ。

えりぴよがなぜドルオタになったのか、
一般的なことではなく、個人的で明確な理由を
示されないのが、マイナスポイントに思える。
ドルオタ・えりぴよのことは面白く表現できているが、
人間・えりぴよのことは、ほとんど分からない。
1話目に登場するえりぴよは、普通の格好をしているが、
そこから全てを投げ打ってドルオタになる過程が見えない。
「一目惚れ」は理解できるが、
人生を賭けるには少々弱い気がする。

人は何に幸せを感じるのか。
「ドルオタ」を主人公にするなら、
その心情をもっと突っ込んで描くべきだ。
えりぴよが大切にしている心のバックボーンが
何か影響しているはずなのだ。それを示した上で
どのような心情の揺れが人をつき動かすのか。
情感が迸るさまを見せて欲しかった。

大好きで大切なものがいくつもある人は、
きっと、極端なドルオタにはならない。
それまで大切に思っていたものが、
無価値に思えたり、自分自身が空っぽだと
実感したときに、想いを誰かに託す気がする。

逆に、えりぴよは「本当の幸せ」を見つけたと
考えているようにも思える。
何かに打ち込める自分の人生は充実している。
それはパンを裏返すアルバイトをやっていても、
舞菜を応援することで、毎日がとても幸せな気持ちになる。
「舞菜が武道館いってくれたら死ぬ」というのが
えりぴよの正直な気持ち。
舞菜の幸せが、自分の幸せだと感じている。

どんなときに幸せを感じるのかは人それぞれだ。
他人の価値観の上で、その人の幸せは計れない。
幸せを感じる根本は、本人のなかにしか存在しないのだ。

ただ、えりぴよには、『ちはやふる』の
綿谷新の言葉を送りたい。
「お姉ちゃんがいつか日本一になるのが
あたしの夢なんだー」という千早に対して、
新は「ほんなのは夢とは言わんよ、
自分のことでないと夢にしたらあかん」と諭す。
まず自分のことが先にあって、
その次に舞菜のことを考えるべきだろう。

「ドルオタ」としての生き方を否定する気持ちは全くない。
ただ、願わくば、舞菜の応援以外のことでも
えりぴよに幸せを感じてもらいたい。
(2020年5月9日初投稿)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 59

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アイドルオタ道、ここに見たり。

マキ「ユメも風邪ひいてみる?」のエロさは直接的なエロを遥かに超えてた…。


当店は様々な百合をとり扱っておりますので、お好きな百合をお楽しみ下さい。


マキ×ユメリ派


全体的にビジュアルが丁寧で非常に好感がもてる。アイドルアニメなのにダンスシーンとか動きの作画はまぁまぁくらいだが、本作は全体的な安定感がしっかりしてる。背景もとばした感じのところが多い、目立たないがちゃんと作画にあった物で○。


本作は百合アニメとしてかなり高スペックだが、私にはアイドル教アニメと思えた。彼等にとってアイドルはまさに舞い降りた神。彼女たちこそが意味、価値、目的の源泉。


彼女たちのために働き、彼女たちのために生きる。そして、彼女たちは2次元だから弱さを抱えつつもファンに不誠実なことは行わないし、ファンも僭越な考えを持つこともない。神なき時代に現れた理想の宗教のあり方を見た。


ただ、舞菜のレベルの可愛さでいくら対応が塩気味とはいえ全然人気ないってのはないだろ…ってのはあるが。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 56

66.0 6 ご当地アニメランキング6位
日常(OVA)

2011年3月12日
★★★★☆ 3.8 (266)
1443人が棚に入れました
原作コミック6巻の付録としてアニメ0話を収録。 シュールなの? かわいいの!? 新感覚なセンスで贈る『日常』がなんとアニメになった! 絶妙なギャグがどんなアニメになるのかその目でチェック!

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

本編を観る前だったらオススメです

本編放送前の0回というこの作品。
本編を最終回まで観終えてしまった今観ると、
正直なところ、このOVAのギャグにはあまり笑えなかった。
というか、自分の笑いのツボには当てはまらなかったという
ことなので、別の人が観たら大笑いできる場合は
きっとあるかもしれない。

ただ、0回目ということで、登場人物のキャラや位置関係など
とてもわかりやすくできていたと思う。

そういう意味では、『日常』の本編を未視聴の方には
こちらのOVAを先に観ることをオススメしたいと思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38

蒼い星 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

手短に印象だけ。

本編に入る前の予行演習に観てみました。
日常の世界観やノリを知る参考にはなりました。

結構笑えたのですが、
本編全26話が、これと同じなら完走出来る自信がありませんw
2クール繰り返されたら飽きそうで…。
でも、同じなんでしょうねえ。。

とりあえず、本編第1話にも行ってみます。

EDの唄はなかなかに好みでした。
本編仕様ののOP/EDが無かったのは物足りないですけどね。

短いですが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 28

だんちょー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

TV版放映前のOVA

コミック6巻付属のOVA。

TVアニメ放映前の事前告知みたいなものでしょう。

日常の第0話が収録されてます^^

主にメインキャラの簡単な紹介の留まってますが、日常らしいシュールなストーリーで楽しめます。

あんまり存在知られてないみたいなので一応レビュー書きました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

77.3 7 ご当地アニメランキング7位
ゾンビランドサガ リベンジ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (417)
1434人が棚に入れました
「ゾンビランドサガ リベンジ」はMAPPAが制作を手掛けるオリジナルアニメ。新感覚ゾンビアイドル系アニメとして2018年10月~放送され話題になった「ゾンビランドサガ」の続篇だ。謎のアイドルプロデューサー巽幸太郎にゾンビとして甦らされた7人の伝説の少女たちが、ご当地アイドルグループ「フランシュシュ」として佐賀県を救うために奮闘する。TVアニメの監督は前作に引き続き境宗久さん、音楽制作はエイベックス・ピクチャーズが手掛ける。

声優・キャラクター
宮野真守、本渡楓、田野アサミ、種田梨沙、河瀬茉希、衣川里佳、田中美海、三石琴乃、吉野裕行、高戸靖広
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

続・佐賀が舞台の屍のSAGA

フランシュシュ第二章

副題は“リベンジ”。
平成の怪物が発したことで市民権を得たらあれよあれよと流行語大賞まで行きつく大騒ぎ。日本では“再挑戦”“挽回”の意味合いが強くなっちゃいましたけど、本来はおどろおどろしい“復讐”の意。
そんな和製英語と現地語間のギャップよろしく、一般的に認知されてる姿(再挑戦・挽回)に隠れている本来の生々しさ(復讐)がちらほら垣間見える作品となってます。

シリーズの中での位置づけとしては“中継ぎ”。
“先発”or“抑え”と違って名も売れなければ年俸も安い。つまり人気が出づらく評価も低くなる傾向になるやつ。誰も大谷選手降板した後のエンゼルス中継ぎ投手知らんでしょ?それと同じです。だがしかし試合終了して振り返ると極めて重要な役回りを担っていたことが分かるのです。アニメに話を戻せば、回収された伏線もあれば新たな布石も打っている。『進撃の巨人2期』みたいに完結が見えてくると再評価されるタイプに思えます。

私の評価は高めです。ヌルヌル動けばいいみたいな驕りはなく丁寧に仕掛けがなされてることが理由。
ただしそこは中継ぎの哀しい性。下方圧力がかかる要素は明記しておきます。

1.わりと重要なことを冒頭数分で纏めてました。カタルシスを得にくい仕様。
 ⇒{netabare}いきなり2期初出の“駅スタライブ失敗”と言われて最終回で挽回してもね。{/netabare}
2.ラスト(笑)
 ⇒見てのお楽しみ。そもそもゾンビ+アイドルと意味不明なんでもありが持ち味と言い聞かせる。

前世でのやり残しを“挽回”するリベンジはシリーズ通してのこと。それと2期冒頭でのやらかしを“再挑戦”するリベンジとがごっちゃになって迷子になりそうです。とりわけ後者に視点を置きすぎるとダメかもしれません。
最後のシーンもドリフのコントならOKでも評価が別れそうな気がします。なにせこれまではありえない不安になるシーンがあってもほどなく答え合わせできていてクールダウンというか胸を撫で下ろしていたのにそれがないわけですからおあずけです。


隠れているかどうかはアレですが、本来の生々しい部分に光をあてると

 「しっかり中継ぎの仕事してるよな」

と感心できる良作になってると私は思います。その理由はネタバレパートで後述。



※ネタバレ所感

■さすがavex

音楽にこだわりを見せてるのが◎。ヌルヌル動きゃいいわけではないのです。
・{netabare}山田たえのドラムアクターが川口千里氏とか本気すぎる{/netabare}
・{netabare}ギタープレイ純子がサビの前にエフェクター入れるとか芸が細かい{/netabare}
・{netabare}その『激昂サバイブ』から目覚めRETURNER (Electric Returner Type "R") 』の一連がアツい{/netabare}
 ⇒{netabare}選曲。『激昂…』が90年代流行したミクスチャーロックスタイル。要はロック+ラップです。それを80年代アイドル純子と00年代アイドル愛をつなぐ象徴的なシーンに持ってくるセンス。{/netabare}
 ⇒{netabare}またここで純子は殻を破り、先に進もうとする先輩の背中を見て愛も吹っ切れて、そんな愛のパフォーマンスがアイアンフリル詩織の心に灯をともす。3世代のアイドルが同時に前を向く感じが好き。{/netabare}


■残されたキャラ回

さくら・サキ・愛・純子・リリィはやりました。残るは…

{netabare}ゆうぎり姐さん。首の傷で結末は皆わかってました。きちんとその期待値を上回るキャラ回でした。
ついでに秦の始皇帝時代。不老不死求めた徐福なども絡んでスケール大きくなり物語の核心が少しばかり顔を見せます。ゾンビランド計画なのかなんなのか姐さん時代が起点だったっぽい重要回。{/netabare}

{netabare}他のメンバーより姐さんが達観してた理由。百戦錬磨の花魁だからと思ってましたけど…

生前は佐賀が地図になかった時で、復興を願う青年に想いを託して散華した姐さんだからこそ、復活してみたら佐賀があるし平和になってるしでホッと一息安堵してるからが理由のような気がします。

「あいつが駆けずり回った甲斐がある」

徐福さん経営のBarにて聞いた“あいつ”とは喜一なわけでして、こういうの平気でぶっ込んでくるから『ゾンサガ』は油断なりません。{/netabare}


■続編用の備忘

・{netabare}山田家代々の墓と源家の墓が隣同士(6話){/netabare}
・{netabare}徐福の寿命と佐賀の命運の関係{/netabare}
・{netabare}幸太郎のHPをゾンビィ達に分けてるんかな{/netabare}
・{netabare}キャラ回にハズレ無し。山田たえ回ものすごいことになる気がする{/netabare}

…からの妄想
{netabare}『たえかさくらのなかりせば』どちらかいなければ『のどけからまし』な状況で山田たえ(もしくはたえのご先祖様)が退かざるを得なかったのではなかろうか?と夢想する。
後世「せめてお墓だけでも」と両家隣同士に。たえが妙にさくらになついてるのも名残だったりして。{/netabare}


※無駄話

■走れ幸太郎

幸太郎さんそりゃ無茶です。前売りなしでスタジアムライブとか爆死不可避でしょうに。

{netabare}リターンは未知数。貧すれば鈍するというように困難な状態で選択肢が狭まり、根性論で乗り切れる前提で作戦を組んでしまう。日本の悪弊かもしれません。
悪しき代表例が大東亜戦争時の“インパール作戦”でしょうか。その牟田口廉也指揮官は{netabare}佐賀出身です。{/netabare}{/netabare}



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.26 初稿
2022.06.02 修正

投稿 : 2024/04/13
♥ : 50
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ゾンビィィ

MAPPA制作。

ゾンビとして蘇った少女たちが、
ご当地アイドルとして佐賀県を救う。
新感覚ゾンビアイドルアニメ。

駅前スタジアムでの集客に大失敗し、
{netabare}莫大な借金を背負ったフランシュシュ。
メンバーは借金返済のためアルバイトに励み、{/netabare}
フランシュシュを復活させようとしている。

物語の導入部に色々と戸惑いますが、
タイトル通りリベンジの物語なのでしょう。
アイドルアニメとしてのクオリティ、
楽曲の良さや振り付けの完成度など、
その真価を徐々に発揮して欲しいですね。
可笑しくも破天荒な物語をまた願いたいと思う。

山田たえの意識は戻るのでしょうか!?

全員、顔色が悪い。期待を込めて。

最終話視聴追記。
{netabare}最後の局面は異次元の演出でしたが、
それ以外は凡庸な展開ではないでしょうか。
ただ全体的にキャラクターの背景は、
それぞれ丁寧に描かれていて好感が持てる。{/netabare}
存在感を増す山田たえの謎に期待である。
本能の赴くまま我が道を行って頂きたい。

ここからの展開は誰にも読めません。
期待感、割増しでお待ちしております。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 42
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

佐賀がてっぺんとったるんや!!

1期の成功で予算がついたのか、作画や音響など全体的にクオリティが上がっていますね。
ちょっと蛇足や失速感があって期待していたほどではないにしても、相変わらず面白かったです。

※誤字が数か所あったので修正。

一期でも思ったが、はなわさんからネタでディスられても、ゾンサガがこれだけ田舎、辺境、終わってる、呪われてる、とディスりまくっても一切文句言わないどころか、全力でタイアップする佐賀県に好感が持てますね。
ゲームでもロマンシングサガがたびたび佐賀とコラボしているようで、愛されていますね。

好きなキャラは相変わらず愛ちゃんです。何と言っても可愛い!!
幸太郎のうるささはだいぶ控えめになってちょうどよくなったかも。

1期の終わりが謎を多く残す終わり方で、2期で明らかになったことも多かったが、核心に迫るような謎はそのままでしたね。
今回もキャラクターの掘り下げを丁寧に行っているがギャグが抑え目でマジメな話が多く、ゾンビネタ以外は普通のアイドルアニメと化しているが、2期でキャラクターごとの別の魅力も見えてきてとても良かった。

ちょっとこじつけというか、蛇足な話が多かったのが残念だった。
残念だったが、相変わらずとても面白くて毎週楽しみでした。

ちなみに3期の予想
{netabare}
タイトルが「ゾンビ"ランド"サガ」とあるのですが、2期の終わりで佐賀が謎のUFOに攻撃されて消滅?する描写がありました。
おそらく大量の犠牲者が出たことでしょう。
つまり、3期は佐賀県民全員がゾンビとして復活し、ゾンビランドになるということじゃないでしょうかね?

もしそうなら、佐賀県民がさすがにどういう反応するのかちょっと怖い。
ギャグとしてとらえてくれるのならいいのですが。

{/netabare}


{netabare}
このアニメの一番の謎は、なんで佐賀が神様の目の敵にされているのかということだったが、たぶん深い意味などないのだろう。


1話のライブ失敗と幸太郎の自暴自棄のターンがどう見ても完全に無駄だし、今までのファンどこいった?

2話。白竜さんの、わざとやっているのだと思いたいけど、さすがに滑舌悪すぎでは。何言ってるのかわからないせいで、せっかくの感動的な話がギャグになっている。わざとやっているのならいいんですが。

3話。アイちゃんがアイアンフリルに引き抜かれるかもって心配してたけど、ゾンビってこと忘れてないか?

6話、警官が勤務中にオートレース場に未成年アイドルを連れていくのを見て記者が「佐賀大丈夫か?」と言ったのは絶妙なツッコミだった。

ただ、この警官の勤務態度は確実にスクープになるし、幸太郎にはあれだけ正義感振りかざす記者が、この警官の不祥事は見逃すのが、なんで?って思う。
死んだアイドルをゾンビ化させて利用しているなんていう、誰も信じるわけない荒唐無稽な話よりもよほど記事として使いやすいはずなのに。

しかし、佐賀県警はさすがに怒っていいと思う。

7話のまいまいのエピソードはさすがに蛇足の極み。
さすがにここまでぽっと出でいきなり出てきてすぐ卒業されても、無駄な1話という印象にしかならなかった。

8話9話はゆうぎりさんのエピソードですが、たぶんこれはゾンビランドサガの謎の根源なんでしょうね。
死んだ人間を生き返らせるだの、地図から消えた佐賀を取り戻すだの、露骨なキーワードがたくさん出てきました。このアニメは佐賀の地域おこし的な側面が強いので、佐賀の歴史を語るうえでゆうぎりさんの設定はとてもウエイトが高いんでしょうね。
フランシュシュに似たキャラクターがいっぱい出てくることとか、たえちゃんにいたっては本人の可能性もあるし、8話9話には多くの伏線が隠されていそうです。

ちなみに花魁って、江戸吉原の遊郭限定の役職なので、ゆうぎりさんは佐賀から東京に身請けされた人なんでしょうか?

{/netabare}

3期がもし制作されるなら、マジメな話もいいけど、もう少しぶっ飛んだ内容も期待したいところですね。期待して待ちたいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 36

75.1 8 ご当地アニメランキング8位
ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(アニメ映画)

2017年12月9日
★★★★☆ 4.0 (246)
1250人が棚に入れました
第63回戦車道全国高校生大会、対大学選抜チーム戦と、二度に渡り学園存続の危機をからくも切り抜けた大洗女子学園。三年生の卒業を控え生徒会も新体制となり、大洗女子戦車道チームのメンバーは平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、学園に降って湧いた新たな騒動。再び戦車道の試合に赴くみほ達だった。
彼女たちは何のために、誰のために戦うのか―?

声優・キャラクター
渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香、福圓美里、高橋美佳子、植田佳奈、菊地美香、吉岡麻耶、桐村まり、中村桜、仙台エリ、森谷里美、井上優佳、大橋歩夕、竹内仁美、中里望、小松未可子、多田このみ、山岡ゆり、秋奈、井澤詩織、山本希望、石原舞、金元寿子、喜多村英梨、葉山いくみ、倉田雅世、上坂すみれ、椎名へきる、明坂聡美、高森奈津美、川澄綾子、伊瀬茉莉也、平野綾、早見沙織、大地葉、ジェーニャ、小笠原早紀、佐藤奏美、田中理恵、生天目仁美、瀬戸麻沙美、米澤円、大空直美、七瀬亜深、能登麻美子、下地紫野、石上美帆、竹達彩奈、藤村歩、飯田友子、中原麻衣、原由実、津田美波、安済知佳、佐倉綾音、愛河里花子、冬馬由美、川原慶久
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

Panzer vor!!

水島努監督作品、脚本吉田玲子。
全6章の最終章がリリースされました。

プロリーグ発足や世界大会を見据えて、
20年振りに冬季「無限軌道杯」が開催される。
卒業目前の生徒会チームに最後のはなむけとして、
大洗女子学園は、優勝を目指すことを誓い、
新たな戦車を探すべく、物語は始まります。

戦力として船舶科から新メンバーの参加、
{netabare}さすがにキャラが多すぎてさっぱりわかりませんが、
新たに加わったサメチームが良い味を出しています。
この母艦ですが下層に行くほど治安が悪く、
大会初戦にして、まさかの無名校に苦戦!?
序盤の白熱した野外戦は、見所満載です。{/netabare}

作画も良く、音響効果も抜群です。
やはり娯楽としてのガルパンは優れていますね。

ファンディスク的な前劇場版より、
TV版本編が好きですので、分割されていますが、
こちらは引きも良し、次回に大いに期待が持てます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 39
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最終章、長い戦いになりそうです。<追記;2話視聴前の再視聴>

戦車は乙女の進む道!
2012年から何だかんだで続くご当地美少女ミリタリーものです。
様々な社会的現象を巻き起こしながらの最終章。
のんびりじっくり楽しみましょう。

なにやら初っ端から不穏な情勢。
ってな感じで始まった最終章。
冬のトーナメント戦開催です。
TV版や劇場版に登場した猛者たちが大挙して集結。
ダージリン様やカチューシャさん、私の大好きなアンチョビちゃんも登場です。

前半は大洗女子学園に新しいチームが!
{netabare}なんと舟底から戦車とともに強引スカウト。
さめさんチームのお目覚めです。
こいつらも個性的な面々。
早い話が海賊どもだ。{/netabare}

後半はトーナメント第一回戦。
{netabare}BC自由学園、参上です。
自由過ぎてバラバラだけど、なんとそれが作戦だと・・・
油断大敵とはまさにこのこと。
ここで敗れてしまえば終了だけど、それじゃアニメが終わってしまう。
勝利の雄叫びは2話へと続く?{/netabare}

<追記;2話視聴前の再視聴>
{netabare}2話視聴前に復習です。
全6話だから、完結まで10年くらいか。
ずいぶんゆっくりしています。
その分、作画や動きが一つ一つ細かいです。

継続学園のミカさんも一瞬登場。
相変わらずのクールなマイペース。
琴のようなハープをポロン。
劇場版のようなエキサイティングな戦いが観てみたいです。{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

今度は通称「大洗のヨハネスブルグ」からサメさんチームが参戦します!

本作品の前作となる「ガールズ&パンツァー 劇場版」のレビューを書いたのが2016年の3月なので、ほぼ4年前になります。
自分でも相当時間が空いた感覚がありましたが、劇場版の内容は記憶に残っているので前作を復習することなく本作の視聴に臨みました。


学園孫座億を懸けた大学選抜チームとの試合にからくも勝利し、
ようやく平穏な冬の日々を過ごしていた大洗女子学園戦車道チームのメンバーたち。

3年生の卒業を控え、生徒会が改選されて新執行部が始動するなど、
小さな変化も始まっていた。

そんなある日、彼女たちの上に降って湧いた騒動。

新たに現れた難問に立ち向かうため、戦車道チームが再始動する。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

開始1分…
幕が開けて物語に引き込まれるまでの時間は、たった1分の時間も必要としませんでした。
いきなり容赦の無い展開からこの物語は始まるんですから…
でもこのあまりにも急激な展開にも振り落とされずについていけたのが実は嬉しかったり^^
心底この作品が大好きで良かったと改めて思っちゃいましたよ♪

やっぱりガルパンって凄い…
凄いと思える要素は色々あるのですが、一番はそれぞれのキャラの存在感の大きさでしょうか。
数えきれれないくらいのキャラが出てくる作品であるにも関わらず、
「あれ、これ誰だっけ…?」
という感じのキャラが少ないんですよね。
勿論、キャラ名まで全てが把握できている訳ではありません。

ですが、大洗女子はもとより黒森峰、聖グロリアーナ、サンダース、アンツィオ、プラウダなど大洗に敵対する相手も魅力的な個性派キャラが揃っているからなんでしょうけれど。
特にひーちゃん演じるカチューシャが登場しようものなら飛び上がって喜んじゃいますよ^^
声優陣の顔ぶれが半端無いのは、もう今さら触れる話じゃありませんね。

そして戦車同士の試合の躍動感が鬼懸かっていることでしょうか。
これも今更感がありますが、この作品の躍動感も言葉で言い表せないくらいの迫力なんですから…
この作品最大の醍醐味といっても過言ではありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、佐咲紗花さんの「Grand symphony」
エンディングテーマは、あんこうチームによる「Enter Enter MISSION! 最終章ver.」
オープニング格好良い~♪
勿論、即ゲットしました。
通勤時の楽しみが増えた気分です。

上映時間40分強の作品でした。
全6話中の第1話目ですが、既に第2話目が気になって仕方がありません。
ですが、これ完結するのにどの位時間がかかるんでしょう。
勿論、首を長くしながら待ち続けますけれど。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 25

75.0 9 ご当地アニメランキング9位
空の青さを知る人よ(アニメ映画)

2019年10月11日
★★★★☆ 3.8 (232)
1070人が棚に入れました
山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。2人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、2人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして金室慎之介の名があがる。あかねのかつての恋人であり、高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が町に帰ってくる…。時を同じくして、あおいの前に、突然“彼"が現れた。“彼"は、しんの。まだあかねと別れる前の、高校時代の姿のままで、13年前の過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会をきっかけに、次第に、しんのに恋心を抱いていくあおい。一方、13年ぶりに再会を果たすあかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。

声優・キャラクター
吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音、松平健、落合福嗣、大地葉、種﨑敦美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

集大成と言えそうな理由

2019年公開のオリジナル劇場版 107分

ここに集う皆さんには“超平和バスターズ秩父三部作の三本目”ですけどなにか?…で紹介は充分かと。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2011年)』『心が叫びたがってるんだ。(2015年)』の流れを汲む4年に一度の超平和の祭典。密かに2023年でまた何かやらかしてくれないか期待してる私です。
制作はCloverWorks。A-1 Pictures高円寺スタジオが改称しただけのようですので、三部作どれも同じ会社&主要クリエイターでの共同作業ということになるんでしょうか。きちんと集大成であることが伝わってくる力作でした。

ただアニメファンだからこその鬼門もありまして、やや一般層を意識した要素が散見されること。ほらほら「万人受け」って言葉は苦手でしょ?
プロデューサーに川村元気氏。オタ全開な新海監督の作品を垢抜けた装いにしメガヒットを飛ばしたお方ですよね。また、売れ筋アーティストの起用&主人公には人気俳優さんを配置ってのでピクッと反応しちゃうところがあります。

岡田麿里脚本ということは、めんどくさい女子だったり青春こじらせ系な物語なんだろうな。今回はマスマーケティングの香りがするぞ。といった事前評価でしょう。その点については良くも悪くも期待に沿ってたと思います。
悪い点は予想の範疇だったこと。常連客が喜ぶいつもの仕様に本作ならではの要素でプラスに転ぶかマイナスに転ぶかどうか。
良い点は俳優さんの演技が想像以上。相生あかね(CV吉岡里帆)と金室慎之介(CV吉沢亮)両名良かったっす。吉岡さんの声質はやみんぽかったり、吉沢さんほぼ2役のようなものでしたが演じ分け出来てました。あと良い点もう一つ。秩父の風景画が過去2作を凌駕する勢い。遠景もありスポットもありました。秩父の宣材資料として申し分なくいくつか組み合わせるだけでPR動画ができそうなくらいです。


周辺はそれぐらいにして内容です。
あらすじは混み入ってるため省略。主人公相生あおい(CV若山詩音)の幼少期にのどに刺さった小骨。その時高校生だった姉のあかねと彼氏の慎之介(しんの)もそれはそれで一悶着あり、が物語の起点。そして時は流れてあおいは高校3年生。人生の分岐点で小骨にどうけじめをつけるのか。
集大成らしくいつもの“こじらせティーン”はもちろんのこと新たに“こじらせアラサー”も加わってやけにめんどくさいことになってます。ファンタジー設定も健在。トラウマ発生地点の13年前で時がストップしてたのか高校生の慎之介くん(生霊!?)が未来の世界に登場し物語を動かします。「おい○○年後の俺、元気でやってるか?」枠。小学校の頃埋めたタイムカプセルを掘り返しそのピュアっピュアな内容に触れて、やさぐれた自分に羞恥の波が襲い掛かってくる感覚に似てます。

青春ものの良さの一つに過ぎ去りし日々への憧憬があります。あの頃は良かった!ってやつですね。
ただそれは視聴者である我々が感じたいことであるわけですが、本作では登場人物にその気があるのです。おそらくアラサーどストライク。社会に出て清濁合わせ飲んでなんとか折り合いをつけてる今日この頃。理と情であれば前者なければ物事が進まないことを熟知してる大人に「大切なのは気持ちだろ!」を突きつけるお話でございました。普段鬱屈してる分心地よさを感じます(笑)

人間関係はやや混み入ってるんですよね。
思えば『あのはな』は ※のネタバレ
{netabare}仲間の事故死という幼少期のトラウマを高校生になって仲間たちと克服する。{/netabare}

思えば『ここさけ』は ※のネタバレ
{netabare}両親離婚の原因は自分という幼少期のトラウマを高校生になって仲間たちと克服する。{/netabare}

そして『空青』は ※のネタバレ
{netabare}幼少期発生した姉向けの自責の念(あおい)と時が止まって動けないアラサーとのコンボを{/netabare}
{netabare}同世代の仲間というより大人たちや小学生だったり今までにない縦の世代軸を使って克服する。{/netabare}
{netabare}しかも恋愛要素は過去2作品の比ではないくらいマシマシ{/netabare}

“トラウマ”と“解決メンバー”でみるとより複雑になってることが分かります。三部作の最後を飾るにふさわしいとの見立ても可能でしょう。
そんなこんなで“集大成”を楽しみながら、いつもながらのめんどくさい青春といつもに増して多層化した物語に触れたい気分に合いそうな大人向けの佳作です。
なお自分には混み入った恋愛ベクトルへの理解が不足しているのと、あおいちゃんがめんどくさい通り過ぎて駄々っ子に見えたこともあって嵐を呼ぶ感動とまではいきませんでした。



※ネタバレ所感

■されど空の青さを知る

{netabare}「井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る」

~を知らず に続きがあることを知ってなんかよくわからんけどスゲーと思ったのはいつだったか…
本作品のメッセージでしたよね。井=秩父、大海=東京みたいな空間的な意味もありましょうが、解釈の拡がりはありそうです。自分はされどの部分を「置かれた場所で咲きなさい」と受け取りました。{/netabare}

{netabare}首を横に振ってみたら周囲を認知できるけれども井戸で遮られたらそこまで。
首を縦に振ってみたら地面と空の青さは確かにわかる。遮るものがない空は井戸の中でできることとしては最上級となりましょう。{/netabare}

{netabare}この縦と横を人間関係に置き換えてみます。
横は言わずもがな仲間たち。同級生ら横の繋がりです。縦は親・姉兄・弟妹・年上・年下の異なる時間軸同志の関係。年齢が違う者らの縦の繋がりです。

繰り返しにはなりますが『あのはな』『ここさけ』はあくまで横の繋がりで完結しているTHE青春ストーリー。縦はあってもスパイス程度でメインには躍り出てはきませんでした。これらは大海を知らないからこその刹那の耀きを感じ取る作品群です。
翻って本作『空青』について
 

 横にしか振ってなかった首を縦に振ってみて初めて見える世界


先述した通りに理解が不足してる俺氏ということで100%楽しめなかった感はあります。
それでも前作以上の深みとコクや雰囲気の良さはこういうところから感じ取れたかなと思います。{/netabare}



視聴時期:2020年10月 

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2020.10.24 初稿
2021.08.14 修正

投稿 : 2024/04/13
♥ : 55
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

井の中の蛙大海を知らず。されど空の青さを知る

世の中は思ったようにならないことのほうが多く、そんなときの悔しさや自分への腹立たしさが身に染みて伝わってくる物語です。

おそらく、順風満帆の人生を送られている方は、この映画の良さが理解しずらいと思います。
でも、失敗や挫折を経験したことのある方が見ると、直ぐにこの映画の登場人物に感情移入でき、感動するでしょう。
最後はハッピーエンドとなる素晴らしい映画でした。

特に若い人たちは、以下のまえおきを読んでいただいたうえで映画を見ると、より一層感動できると思います。

<まえおき>
ガンダーラとはパキスタン北西部にかつてあった古代都市です。
孫悟空で有名な唐の時代に実在した三蔵法師も、ガンダーラに行ったことがあるそうです。
そこに行けばどんな夢もかなう。そんな噂があったかどうかわかりませんが、
約40年前にゴダイゴが歌った『ガンダーラ』は、まさに理想郷でした。

この映画は、まさに理想郷ガンダーラを東京に置き換えて夢を見た若者たちの物語です。


<映画の序章のあらすじ>
※私の思いが含まれています

事故で両親を亡くした二人の姉妹がいた。
姉のあかねは、妹を誰よりも愛していた。
妹のあおいも、姉を誰よりも慕っていた。

だがある日、あおいは、自分のせいで姉が結婚を諦めたことに気づく。
それからは自己嫌悪の日々。
自分さえいなければ姉は幸せになれる…。そんなねじれた考えが日増しに大きくなってゆく。
そしてあおいは、姉を愛するがゆえに{netabare}家を出ることを決意する。{/netabare}

あおいの第一印象は、影と棘とを持ち合わせた少女として映ります。
もし自分が同じ立場だったら、やはりあおいと同じように考え、行動すると思う。
この悔しさを誰にぶつければいいのかと悩むだろう。


姉の元恋人である慎之介は、東京で一旗揚げようと夢を見ていた。
一旗揚げれば、姉妹そろって呼ぶことができる。
そうすればみんなが幸せになれる。彼はそう信じていた。
だが、東京は、そんな夢を見る人がたくさん集う場所。
夢を掴むのは、ほんの一握りの人だった。
さらに、都会で生きていくためには厳しい現実があった。

私も東京に住んでいるので、慎之介の気持ちが良くわかります。
都会で生きていくのは、本当に大変なことです。


そして、ここからこの映画の本編が始まるのです。
ぜひ見てください。


井の中の蛙は大海を知りません。
でも、大海を知らないからこそ、できることもあります。
大海を知ったたがために尻込みして、挑戦せずに諦めるよりも、
大海を知らずに挑戦するほうが断然良い。

たとえ挑戦してその夢がかなわなかったとしても、後悔することはないはず。
挑戦せずに諦めると、一生後悔します。

一度っきりの人生です。
空の青さは誰にでも見ることができ、そして太陽は、誰にでも平等に光を降り注ぐ。
井の中の蛙は、誰にはばかることなく挑戦して良いのです。
挑戦し続けている間は、たとえ何度打ちのめされようとも負けではない。挑戦をあきらめた時が負けなのです。

2019/12/28 一部修正しました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 54
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

さよなら少年の夢

制作、超平和バスターズ。

過去と現在をつなぐ切なくて愛しくて、
ちょっと不思議な、二度目の恋の物語。

あいみょんの「葵」が心に響きます。
あの頃の僕たちが、想像した未来は、
きっと希望に満ち溢れた物語だったのだろう。

人生は強大な現実に折り合いを付けて、
どこかもやついたまま、前へと進む。
どこかでケリを付けたいと思いつつも、
時間のベクトルは、巻き戻りはしない。

{netabare}憧れていた音楽生活に打ち込む少女は、
それはよこしまな動機だという。
憧れていた音楽生活を叶えた大人は、
それは望んだ形ではないという。{/netabare}

誰もが過去に置き忘れてきたものがあり、
そこには自分を縛り付ける法則がある。
どんな夢も叶う場所を探すのは青春の代名詞だ。
ありきたりな物語かも知れない。
しかし共感が持てる優しい物語である。

拒絶が僕たちを待ち受けている。
後悔が僕たちの歩みを鈍くさせる。
それでも次へ、次へ。

空の青さを知る人とはそういう人だろう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 52

54.4 10 ご当地アニメランキング10位
魔法少女大戦(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (130)
748人が棚に入れました
原作:松井健/伊藤桃香/GAINAX、監督:大野木彩乃、キャラクターデザイン:川元まりこ、プロデューサー:アサオヨシノリ、脚本:兵頭一歩、音響:小泉紀介、キャスティング:藤崎淳/中村賢一、荒川美穂、山寺宏一、新谷良子、竹内良太、村川梨衣、新井里美、南條愛乃、岩田光央、小松未可子、千葉繁、小岩井ことり、西口杏里沙、寺崎裕香、山口勝平、、、

声優・キャラクター
荒川美穂、山寺宏一、新谷良子、竹内良太、村川梨衣、新井里美、南條愛乃、岩田光央、小松未可子、千葉繁、小岩井ことり、西口杏里沙、寺崎裕香、山口勝平

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

来週も、かしこみかしこみもーす、ですっ^^

この作品は、各都道府県に散らばっているご当地魔法少女が「マガツヒ」と呼ばれる闇の存在と戦うゲームが基になっているようです。
テレビアニメ版では、さすがに47都道府県分の放送は難しい、という判断があったのでしょう・・・
47都道府県を代表して宮城県、静岡県、東京都、石川県、三重県、熊本県、京都府、島根県のご当地魔法少女の「マガツヒ」との戦いが描かれています。

私は自分と縁やゆかりのある場所しか良く分かりませんでしたが、ご当地魔法少女というだけあって、ご当地を上手く表現したコスチュームなど設定が細かいです。
私が知っているのは宮城県・・・伊達政宗が築城した「青葉城」と「鳴子こけし」が組み合わされて「青葉鳴子」ちゃん・・・
コスチュームは仙台の夏のお祭りである七夕がイメージされていたようです^^
2014年の秋アニメで某作品を視聴しているせいか、鳴子ちゃんの大変ご立派なツインテールは確実に入部条件を満たしてるよね・・・などと一度脳裏に浮かぶと、もう気になって仕方がありませんでした・・・というのは蛇足ですね(//∇//)

この作品のこだわりは、それだけではありません・・・
魔法少女と魔法少女が飼っているペットの声は、原則として声優さんの出身地となっているそうです・・・すごいこだわりですよね^^

一方、物語の方ですが・・・
自分が魔法少女である事を既に受け入れている少女、気づいたらいつの間にか魔法少女になっていた少女など、経緯は皆んなバラバラです^^;
そのため「マガツヒ」との戦いを好む者と、そうではない者が出るのはある意味当たり前だと思います。
でも、魔法少女は一歩前に踏み出すんです・・・

バリエーションが47もあるので、全てが当てはまるわけではありませんが、
守りたいモノがあるから・・・
自分の生まれ育ったその場所が大好きだから・・・

魔法少女・・・私達人間も一緒だと思いますが、突き動かされる衝動ってそんな特別なモノじゃなく、ごく身近にあるモノを大切にしたい・・・
という思いの強さの表れなのかもしれませんね^^

それと、物語の中の台詞でたびたび登場した「かしこみかしこみもうす・・・」
神主さんの祝詞奏上で良く耳にする台詞ですが・・・
ナレーションの最後の「かしこみかしこみもーす、ですっ」がとても耳に残っています。
ただ「ですっ」が付いただけなのに、何でこんなにも可愛らしく聞こえるのだろう・・・と思いながら毎回楽しみにしていました(//∇//)

2クール26話のショート作品です^^
時画面右上のゲームの宣伝のテロップが無ければ・・・と思う事もありましたが、私は総じて楽しむことができた作品でした^^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

47都道府犬の魔法少女版って感じですね〜

全26話 約4分のショートアニメ

日本の各県を「マガツヒ」という敵から地味に守る魔法少女たちのお話です。

一緒に使い魔がいます。使い魔の声優さんが豪華ですね(山寺宏一さん、新井里美さん、千葉繁さん、山口勝平さんなど)

47都道府県にいるらしいですが、アニメでは3~4話に区切って宮城県→静岡県→東京都→石川県→三重県→熊本県→京都府→島根県(途中1話で終了)

コミカルなエピソードやシリアスエピソードもありますが、短いので展開が早くそれほど感情移入はできませんでしたね。

魔法少女のコスチュームが各県の特徴を活かしたもので、可愛い感じのものが多かったです。

多分今後、色々な展開をするためのキャラ紹介アニメという感じでした。

OP やのあんなさんが歌ってます。ショートアニメとしてはしっかりしてました。

最後に、OPのスタッフロールには出身県が一緒に出ていましたね。それでは、かしこみ、かしこみもうーす^^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ギャグ→ギャグ→シリアス→ギャグ→ギャグ→シリアス→シリアス・・・?

約5分のショートアニメ全26話。OP、EDを考慮

すると実質3分弱の作品です。

日本全国47都道府県のご当地魔法少女がおり

マガツヒと呼ばれる存在たちと戦ったりする物語です。

アニメ版では{netabare}宮城県、静岡県、東京都、石川県

三重県、熊本県、京都府、そして島根県の{/netabare}

八つの都道府県をピックアップした物語と

なっています。

早々に私が住んでいるところが出てあんなところが

と思ったりもしましたが、物語は戦いはどれもあるものの

相当なシリアスなものからギャグレベルじゃねと

思えるものがあって比較的楽しめました。

(地元がなかったのは残念でしたが、宣伝アニメ

と思えば仕方がないのかな・・・・・)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

68.3 11 ご当地アニメランキング11位
アクションヒロイン チアフルーツ(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (204)
719人が棚に入れました
20XX年、アクションヒロイン戦国時代―――!
かつて、とある地方都市が企画した小さなお祭りから始まった。
『ご当地ヒロイン戦士』として地元をモチーフにしたアクションが観衆を魅了し、その評判により大人気を獲得。ご当地ヒロイン”ブームが各地で巻き起こった。
その勢いで『ふるさとヒロイン特例法』が成立し、各自治体がステージショーをプロデュース。ご当地ヒロインが群雄割拠するに至る。
人気を競い合うヒロインたちのショーは、国民的人気コンテンツとしてランキング番組が全国放送されるまでとなり、その中心となる“アクションヒロイン”は子供から大人まで愛される憧れの存在となっていた。

ルーツ産地ののどかな地方都市『陽菜野市』はその波に乗り遅れていた。
陽菜野高校3年の城ヶ根御前は危機感を募らせている叔母の県知事から“アクションライブ”をプロデュースするよう唆される。
とまどう御前だが、“アクションヒロイン”を成功させ、この街に活気を取り戻し、祖父が建設に尽力した文化ホールの閉館を覆すために、立ち上がる!!

声優・キャラクター
M・A・O、村川梨衣、伊藤美来、広瀬ゆうき、石田晴香、山崎エリイ、豊田萌絵、白石晴香

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

つまり「ヒーローショー by ろこどる」……、なのか…?(今季ダークホース?) 最終回視聴終了: 面白かったです!

原作めいたものに心当たりはありません。オリジナルTVアニメのようです。

寂れた田舎町の陽菜野市(とはいえ市政を敷けるのだからそこそこ人口はいるはず)で、ろこどる的な存在が街おこしのために頑張るというお話らしい。それも、なぜかヒーローショーで…。ただし、作中世界では「ヒーローショーで街おこし」というのは普通に行われていて、陽菜野市は時流に乗り遅れているという設定ではあるようですが。

第1話では地元の祭によそから来た人気ろこどるヒロイン「超天界カミダイオー」(名前はこんなんですけど、女性)を呼んでいわゆる「ヒーローショー」での集客を図ろうとするところから始まりますが…。

とりあえず第1話での登場人物は街おこしのための策に悩む城ヶ根御前(しろがね みさき)、カミダイオー大好きな妹がいる黄瀬美甘(きせ みかん)、自身が特撮ヒーローやヒーローショーに嵌っている赤来杏(あかぎ あん)といったところ。

御前は不明ですが美甘はチアリーディング、杏は新体操経験者ということで身体能力は普通の女子高生よりは高いようですね。

戦隊モノなどにありがちですが名前から察するに、キャラの名前はおそらくコスチュームの色(城ヶ根=白銀→シルバー/黄瀬→イエロー/赤城→レッド)といった感じの戦隊ユニットになるものと予想されます。

チアフルーツは今のところ推測でしかありませんが、おそらくユニット名なんでしょうか…。

作中や予告でのセリフ「火を点けなさい、胸のエンジンに!」(元ネタ: 宇宙刑事ギャバンOP主題歌)や「天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ」(元ネタ: 仮面ライダー ストロンガー変身時の名乗り)など、作品自体に特撮ヒーローへのリスペクトは感じられます。カミダイオーの主題歌も渡辺宙明ですし。

意外と面白いかも。今季ダークホース…?

2017.7.21追記:
第3話サブタイトル「大暇人カノン」…。

『大魔神カノン』を観ててチアフルーツも観ているなんて人は少ないだろうなあ。あれ、でも私の家には『大魔神カノン』のDVD-BOXがあるぞ…(笑)?

予告では「日本じゃあ二番目だ」(怪傑ズバット)とか言い出すし。「2月2日、飛鳥五郎という男を殺したのは貴様か!」の方は使われませんでしたね…。

2017.8.18追記:
第6話を視聴完了。第7話予告:「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南に金目教という怪しい宗教が流行っていた…」うわ、『仮面の忍者 赤影』懐かしすぎる。でも、これが予備知識なしにナチュラルにわかるのはさすがに50代以上なのでは…?

2017.8.25追記:
第7話タイトル『がんばれ!!ミカピョン』、そしてストーリー中で「ミ~カピョン、100点!」…。ちなみにロボコンは古い方(ガソリンエンジン搭載)と新しい方(充電池搭載)があります。

そして改めてネクターサイン(元ネタは『突撃!ヒューマン!!』のヒューマン・サイン)、やっぱりこれも古いよね…。

いちばんリアリティがないのがチアフルーツメンバーのスキルとプロ意識(笑)。この人たちが女子高生っていうのが一番嘘くさいっていうか既にその設定を無視して観てます…。

2017.9.1追記:
今回の第8話、一番古いネタは『アニメンタリー 決断』かな?

あとは本編の『ポケットモンスター』(モンスターボール)、『ウルトラマンレオ』(ダン隊長と円盤生物)、『宇宙鉄人キョーダイン』(姉妹の絆)、『母を訪ねて三千里』(セインブルーのメキシコ時代)、次回予告の『美少女仮面ポワトリン』、次回サブタイトル『銀の匙 ~Silver Spoon~』あたりがわかりやすかったですね。

蜷川幸雄(演出家)の灰皿投げは、わかる人にしかわからない…(笑)。

ここまで、わかっていて書いていないものもありますけどナチュラルに気づかずいろいろ見落としていると思います。ネタ満載だけに…。

2017.9.15追記:
次回予告の『聖戦士ダンバイン』ナレーションのネタに笑ってしまいました。ちなみに関西では土曜日の夕方じゃなくて、金曜日の夕方の放送だったような気が…。

2017.9.22追記:
最終回に向けての溜め回。映画『アルカトラズからの脱出』は、アニメでも特撮でもないけどなぜ元ネタに…(笑)?

仮面ライダー2号とか、わかりやすいネタは他の方のレビューにお任せします。

2017.9.29追記:
全話観終わりました。ストーリーそのものはある種の王道と言える物で、仮に「そんなに面白くない」という人はいても、積極的に「つまらない」と貶す人もあまりいないのではないでしょうか。

観ている最中には先の展開を読み切れずにいたとしても、観終わって正解を知ってしまったら「うん、こうなることはわかってた!」とか言い放ちそうなストーリーです。でもそれって脚本の基本で、これまでにないものを作れば良いって物でもないのです。

だから私は「脚本の教科書」的な面を買って物語の評価をあえて5にします。「納得と共感」という点ではかなり優れていると思います。ただ、意外性など本来の意味での「面白さ」という尺度だと、もちろん世の中に異論はいっぱいあると思います。

作中のチアフルーツは物語の中盤以降、彼女たちが女子高生であることを忘れかけるくらいに「プロフェッショナル」だったと思います。そしてこのアニメを作ったスタッフたちもプロでした。

だからパロディだかオマージュだかわかりませんが、少々はっちゃけても良いんですよ。

……いや、だいぶんはっちゃけたかな(笑)? まあ、いいや!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 62

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

地方活性化アクションヒロインチーム 国家プロジェクトはソシャゲと大差ないのか

2017年放送のオリジナルアニメ 全12話

監督 草川啓造 構成 荒川稔久 制作 ディオメディア

この監督さんは「なのはエース」(初監督)「なのはストライクス」「ロウきゅーぶ!」などの監督歴任。
なかなかのつわものですね。評判の良い「劇場版なのは」も監督。
構成の人、ベテランです。微妙な作品が多いんですが、代表作は「狼と香辛料」

気になるのはこの企画の立案者と原作者ですがよく分かりません。
またTBSが安易な企画をベテランスタッフに押し付けたものでしょうか?

地域おこしのためのご当地ヒロインですが、この企画に何か目的があるとしても成功したとは思えません。
地方活性化アニメの資金の出どこは?非常に怪しいんですがまあ分からないと言うことで。

ただし、スタッフキャストはいろいろ工夫して楽しい作品に仕上げたとは思います。
まず、9人のヒロイン、これは可愛いすぎです。
80sネタをかましてくれるのはいいんですが、当時観てた人は今いくつなんでしょうかwww
高校生という設定ですが相当ロリが入っていておじさんにはまぶしいキャラですね。
設定だけのJS(中身おばさん)などよりそうとうロリなのは声優が若手なのと、キャラデザが幼いところかな。

内容にはブラックな部分など一切なく、少女たちの奮戦記として普通の青春物語です。
ひねりは無いんですが、そういうものでは無いということで納得するしか無いです。
相当昔の特撮物などのネタを知っている人がこのまっすぐな物語を楽しめるのか?
ちょっと難しいんではないかと思いましたが、子供のころの想いを忘れない年配の方なら・・・

若い人が古いネタなんか気にしないで少女奮戦記として観たほうがいいと思います。

このタイプはおじさん受けのネタより若い女性に観てもらえる工夫をすべきだと思っちゃいました。
無茶な企画に全力で答えたスタッフには敬服します。

地方活性プロジェクトは無責任な企画で通してほしくないですね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 34

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

アクションヒロイン部

2話まで視聴
今期の視聴したアニメでは期待値以上だった、ダークフォース的なの感じたアニメ。

「テンポの良さ」と有能なのに時々ポンコツな「キャラの濃さ」が特徴かな、
オマージュだったり小ネタも入れてくるので、笑えてツツコミたくなる。

これ【ろこどる】やんと思ったら、宇佐美奈々子、にゃにゃこ役の伊藤美未さんもいるし。

2話のプラレール?ヒカリアン?の電車は南海ラピートと名鉄パノラマカーで名鉄は名古屋弁だったし…

ウルトラセブン、ラッキーマンやらちょこちょこ小ネタ。

ろこどるより笑いに振ってる感じだけど、低予算で地域活性化て最初の目的ぶれずに話が進めば期待出来そうです。

視聴完了
ん~メンバー集めの頃まで笑えたし面白いと思ったけど。
ヒロインランキング出てきてからショーのクオリティ上げに力入れすぎてた、クオリティ上げるの大事だけど…普通のヒロイン部活動。
平たく言えば真面目になってつまらなくなった感じ。
悪い部分のバンドリ臭アクア臭してるw

地域活性化してる感じしない、地域のイベントやボランティアとか、地域ケーブルTVレポーターとか無いのかな?

ご当地ヒロイン&ご当地アイドルはnumber1じゃなくてonly1でしょ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 31

60.9 12 ご当地アニメランキング12位
お前はまだグンマを知らない(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (108)
455人が棚に入れました
新潮社のWebマンガサイト・くらげバンチにて連載されている「お前はまだグンマを知らない」は、北カントウ地方西部に位置する謎多き土地・グンマのご当地ネタを題材にしたコメディ。チバ県から転校してきた男子高校生・神月紀の視点から、グンマ独特の文化や、異常にグンマ愛の強い住民の行動をシリアスなタッチで描いていく。

声優・キャラクター
梶原岳人、笠間淳、内田彩、小倉唯、杉田智和、バッキー木場

いぬわん! さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リビングのテレビで、アニマックスが見れるようになっていた。契約した覚えはないのだが・・・

 原作未読です。TVドラマや実写映画の存在も、このアニメ見て初めて知りました。

 『おまえはまだグンマを知らない』って、「あにこれ」のユーザーさんは皆、『よりもい』で、地域限定ではありますが、知っちゃたよね?

 群馬県民しか知らない事実を作中に散りばめていますが、県民からクレームは来ないのでしょうか?風評被害、出ている気がするんですけど・・・


 EDクレジットを見て驚愕しました。信じられなかったので、見直して確認しました。湖川友謙さんがキャラデザと総作画監督を務めています。何か嬉しいです。

 夏に円盤発売の告知もありました。悩みます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

たしかに上毛かるたを語る時の群馬人は熱を帯びる

原作既読


郷土をディスりそして愛でる。魔夜峰央先生『翔んで埼玉』から30年余。原作はご当地パロディの力作です。
5分枠のショートアニメとなりますが、CMやらなんやらで本編は実質2,3分といったところでしょうか。週に一度の一発芸を堪能しました。

親の転勤でチバからグンマへ転学となる高校生神月紀(かみつきのりと読むらしい)が主人公。グンマ在住の幼馴染にメッセで挨拶したところ、返ってきた反応が、

 「……来るな」「グンマに来て……生きて帰った者はいない」

どんなところ?グンマって(笑)
表のおどろおどろしさが笑いに消化されていて、ギャグに笑うというより群馬に限らない地方あるあるに共感するようなエピソードが多かった気がします。
絵や音は期待できません。日曜朝の戦隊もの見慣れた後にご当地戦隊ものを見るようなチープな感じは出ちゃってますね。

・群馬県に所縁のある方はもちろん
・『翔んで埼玉』『秘密のケンミンSHOW』などご当地パロディが好きな方
・え!? 2,3分ならサクッと観るわ~な方

こんな方にお勧めです。ストーリーはあるようでない。一話毎に群馬の名産品や観光名所そして風習などにまつわる群馬あるあるを「んなわけあるかーい!」というくらい過剰にパロディ化したその潔さに敬意を表すべき作品です。


「2時間くらいで東京に着くんですよ。高崎、すごくないですか?」by内田彩

私は他県出身ですが、うっちーのこの感覚わかるわかる。
地方と東京。憧れと拒絶。地元を愛すること。でも自信がなかったり。ことさら地元愛を強調したり。隣の県には負けないと思ってたり。地方在住ないし地方出身者なら共感できる部分は多いはず。


なおこの作品。原作読んでた私は2018年春アニメのラインナップにこの作品があってちょっとばかりアガったのも束の間、放送局が群馬テレビのみだったような気がします。自分の居住地ではNET配信だったらって感じでした。どこまでグンマ愛貫くつもりなのか、けっこう粋なことするなぁと感心した記憶があります。
遅れて半年後。今度は永遠のライバル!?栃木県のローカル局とちぎテレビでの放送開始と殴り込みをかける仕掛け。近隣諸国を制圧してから満を持しての2019年1月に上きょ…いや東京進出を果たしました。
キャストの内田彩さん小倉唯さんらが群馬出身で、しかも群馬至上主義軍団の構成員役だったりします。聞けばスタッフも同県出身者が多いとのこと。
本編の内容とは関係ありませんが、こうした遊び心をこちらも感じながら堪能したい一品でしょう。


さてさて群馬県。
10年以上前になりますが、勤め先で同期(高崎)・後輩(太田)・上司(前橋)とグンマーに囲まれたことがあります。この組み合わせでよく飲みにいってた時に「上毛かるた」の存在を知りました。
目の前で、お互いの土地をディスった挙句、夜が更ける頃には県民同士結束する。同郷ってやはりいいものですね。

そして現在。同じく群馬出身の方に「『お前はまだグンマを知らない』って知ってます?」と問う。答えて曰く、
「もちろん知ってます。」とニヤリ。


峠の釜めしでも食べに行こうかしら…



-----
2019.08.19追記
《配点を修正》-0.1

視聴時期:2019年1~3月



2019.03.31 初稿
2019.08.19 配点修正

投稿 : 2024/04/13
♥ : 28

70.8 13 ご当地アニメランキング13位
きみと、波にのれたら(アニメ映画)

2019年6月21日
★★★★☆ 3.6 (101)
380人が棚に入れました
小さな港町へ越してきたひな子は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、消防士の港(みなと)と偶然出会い、恋に落ちる。お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は溺れた人を助けようとして、海で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子。そんなある日、ひな子が二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れる。「ずっとひな子のこと助けるって約束したろ?」死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子だが…。奇跡がもたらした二人の恋の行方は?そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは?

声優・キャラクター
片寄涼太、川栄李奈、松本穂香、伊藤健太郎

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

彼女の素直な気持ちが伝わってきます

実写には表せないSF感はアニメの長所です。
そして、アニメに多い中学生、高校生ではなく、大学生と社会人(消防士)の恋愛にある意味新鮮さを感じてしまいました。
一緒に歌うおのろけソングはとても印象に残るシーンです。私的には羨ましく感じました。

幸せなシーン。悲しいシーンが随所にありますが、アニメとしての表現の仕方、アニメによって悲しいシーンも映像によってちょっとだけ優しい感じに。また逆も然りで表現できるのアニメの良さを充分に用いているように感じました。

結論としてはエンターテインメントとして非常に優れた作品です。
もっと宣伝しても良かったのではないでしょうか。

本日レンタルで久しぶり観ましたが、やはり楽しかったです。
パッケージは完全に夏ですが冬のシーンもあるので12月に観ても問題なしですよ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 41
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ポニーテールとシュシュ

湯浅政明監督、脚本吉田玲子。
制作サイエンスSARU。

大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。
波乗りが大好きな天真爛漫な少女である。
{netabare}とある火事騒動をきっかけに、
ひな子は消防士の港と出会い、恋に落ちる。{/netabare}
季節を色鮮やかに綴る青春ラブストーリー。

疾走感・躍動感溢れる演出の数々、
ポップソングが軽快に流れ合唱は始まり、
色彩豊かな季節の風景に心まで踊り出す。
監督の真骨頂はここにあって、
いつもながらに美的感性を刺激されます。

物語は至ってシンプルな構造で、
恋愛を謳歌する2人の日常が描かれる。
リアルなデートは空気感まで伝わる。
と、ここまでは大成功でしょう。

僕としては中盤以降が少し気になる。
{netabare}まるでダイジェストを見ているようである。
監督特有の機敏な感情表現の妙技も、
あまり有効に機能していないのか、
悲劇的なものへの眼差しに疑問が浮かぶ。{/netabare}
声優さんの力量不足もあるのでしょうか。

波乗りも人生もバランスが重要だ。
どこに重心を置くのかで方向が決まる。
懸命にパドリングし逆境と向き合わねば、
きっと波には乗れないのでしょう。

波に乗るための、前向きな物語です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 39
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ひな子が波に乗れるまで

ターゲットは俺たちではない

だが良い!

オリジナルアニメ劇場版


試しに湯浅監督の他のを観て「あまり相性良くないかも」と感じてた頃にご紹介いただいた一本。
相性悪いと見切る前にいくつか観てはおきたいなと思ってみたり、公開当時の記憶で「そういえばラブストーリーだっけ」と愛を求めてみたりという理由での鑑賞です。

それにしてもですよ…

 {netabare}顔小っさ!!{/netabare}

そして…

 {netabare}井戸田連れてこ―い!!{/netabare}


実写映えしそうな8頭身モデル体型の若い男女が紡ぐとことん甘ーいラブストーリー。
自転車にサーフボードキャリアつけてジモティーのフリしながら女の子に声かけたる!私みたいなゲス野郎とはとことん対極にいる好印象波乗りさんのお話とも言えるでしょう。
この爽やかなお付き合いっぷりに嫉妬混じりの感情を抱かずにはいられません。

小さい頃過ごした海のある町に大学進学とともに戻ってきた女の子。
その町で消防士として生きてる男の子。

主要キャラの演者さんは本職の声優さんではありませんがご愛嬌。絶対嫌だという感じはしません。
サーフィンのシーンはエグいアングルの空撮ありました。ダイナミックで良いです。最新だとドローンでなんとかなりそうだなーと思ってみたり。


甘い甘いミルク&ハニーな96分。胸焼けするような甘さとは少し違う。幸せが溢れてきます。
海辺の街という舞台もポイント高め。夏真っ盛り。終わる夏の夕暮れ。冬の静けさ。全部入りでした。
ひとつ前の劇場版『夜明け告げるルーのうた』とは相性の良さを感じたりもしており、湯浅氏の“水”モノは続けて当たりを引いたような気分です。吉田玲子脚本との組み合わせも自分には合うのかも。


キャラクターもテンプレアニメキャラに寄せてないですね。ターゲットが普段アニメを観てない層なんでしょう。というより明確にカップル狙い。うっかり一人で劇場に向うと爆死しそうです。
実写寄りで甘めのラブストーリーに触れてみたい。そんな気分にはぴったりな佳作だと思います。




※ネタバレ所感

■「Brand New Story」

{netabare}二人で口ずさんでるのが仲睦まじくて良かったですね。
港が亡くなってからが本番のこの作品において、短時間で二人のラブラブで幸福なストーリーを凝縮させて見せる効果があったように思います。{/netabare}


■洋子ちゃんこそ向水

{netabare}向こう見ず。ヒロイン向水さんの比ではありません。さすがに通報せずに突っ込むのは違うと思うよ。{/netabare}



海から上がっての淹れ立てコーヒーは美味い!!
夏の海しか知らないとまずは出てこない発想です。これ作った人、海が好きそうだなと勝手に自分の中で好感度上がってました。



視聴時期:2020年3月

-----


2020.05.11 初稿
2020.08.10 修正
2020.12.06 修正

投稿 : 2024/04/13
♥ : 36

62.8 14 ご当地アニメランキング14位
やくならマグカップも(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (130)
323人が棚に入れました
脱サラした父親とふたり、幼い頃に亡くなった母の故郷、岐阜県多治見市に引っ越してきた豊川姫乃とよかわひめの。母の母校に通うことになった姫乃はクラスメイトの久々梨三華くくりみかに誘われ、一緒にある場所へ向かうことに。向かった先は陶芸部!そこで初めて母が伝説の陶芸家であったことを知り、姫乃は陶芸の世界に引き込まれていく―。陶芸部のムードメーカー 久々梨三華。いつも部室に入りびたっている個性派女子 成瀬直子。有名な陶芸家の祖父を持つ、陶芸部部長 青木十子。個性豊かな仲間たちと繰り広げる、明るく楽しい陶芸ライフ! 陶芸に魅せられた女子高生たちによる、ゆるかわ陶芸ストーリー!

声優・キャラクター
田中美海、芹澤優、若井友希、本泉莉奈、真山亜子、石川界人、小川真奈
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

萌え土ラ チャンネル

※ショートものはデフォルトの評点を3.5にしてます。
原作未読


作品には視聴のお作法みたいなのありますけど本作はメイン(の声優さん)を覚えることに尽きます。

 豊川姫乃(CV田中美海)
 久々梨三華(CV芹澤優)
 成瀬直子(CV若井友希)
 青木十子(CV本泉莉奈)

主人公姫乃さんが亡母の地元岐阜県の多治見市に父と移り住み、そこで陶芸に出会うというもの。
女子高生がみんなで○○をやってみた…の陶芸版かと思いきや、まあそんなに離れてはいませんが、それほど知見が深まることはありません。焼き物をモチーフにゆるゆるふわふわ(だけ)する感じ。

 Aパート:アニメ
 Bパート:声優さんたちの多治見探訪

蓋を開けたらとっても斬新な構成。戸惑いはありつつもこれはこれで楽しんじゃいましょう。とりあえず毛色の違うABパートについては以下

■Aパート

チュートリアル要素はあまりなく知的好奇心をくすぐられることはありません。ろくろの回し方・器の成型のコツ・金継ぎなどの修復方法…いっさい触れることはありません。よって退屈。
だがしかし制作会社が“日本アニメーション”というのはレアかもしれません。あの世界名作劇場みたいに土日夕方が主戦場な老舗さんです。なかなかどうして懐かしい匂いがします。


■Bパート

これはどうなん!? こちらアニメ観る気満々だったりするから需要と供給が嚙み合ってないです。
だがしかし皆さんコート着てたり半袖だったりとわりとマメにロケをしてたのねエライわってのがあって、毎回しっかり見届けてました。行くかどうかもわからない岐阜の一地方の地元情報です。



私が観たのはリアタイでなんですけど、これが配信に回ったらBパートってどう扱われるんでしょうね。
それはさておき全くもって物足りない25分なのでおススメはしません。

だがしかし(本日3回め)、日本アニメーションさんプレゼンツな作品だったり、手作り感のある実写パートだったり、が妙に安心するっちゃ安心する感あります。
これは中部日本放送(CBC)と地方局が主管とお聞きし至極納得しました。実家帰った時にご当地番組やご当地CM観てるのと似たような感覚なんだと思われます。
{netabare}地元岩手だったら、柴柳二郎キャスターが原稿読んでたり、やけにパチンコホールのCMが多かったりするみたいなアレです。{/netabare}


キー局のそれなりのクオリティなのを見慣れてると地方局制作ものは見劣りするのは当たり前。
これはこれで楽しみ方があるんでしょう。結局最後まで観ました。

※なお、CBCテレビ公式の『燃えドラch』はめっちゃ面白いです。キー局『報ステ』でまともな解説をしてる川上憲伸氏がめっちゃくだけてるのです。現役時代の野武士みたいなイメージは皆無。地方局の良さってこういうところなんだよなぁ~



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.22 初稿
2022.05.22 修正

投稿 : 2024/04/13
♥ : 36
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ゆるキャン、放課後ていぼう日誌、にはなれないかな。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
岐阜県多治見市を舞台に、女子高生がゆるく陶芸にハマっていくアニメ。

実質、15分のアニメで、後半15分は声優さん達の多治見市紹介番組。

多治見市に本社がある歯医者さん関係の会社がメインスポンサーになり、地方自治体と協力して作った、町起こしのフリーペーパーが原作だそうで。

その制作背景には好感を持ちますし、応援もしたいのですが、それとアニメの評価は別ですしね(苦笑)

個人的には、陶芸にも多治見市にも興味がなかったので(笑)、少しは詳しくなれて良かったです。

ただ、低予算感は否めず、趣味導入系の作品としては、可もなく不可もなくといったことでしょうか。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
こういう、「趣味導入系」のアニメは好きです。

ゆるキャン(ソロキャン)も、放課後ていぼう日誌(釣り)も、思わず始めようかと思うほどでしたし(でも、始めないw)。

他にも、「ハナヤマタ(よさこい)」や「いわかける(ボルダリング)」、「放課後さいころ倶楽部(ボードゲーム)」、「恋する小惑星(天文学)」「たまゆら(写真)」、「ステラの魔法(ゲーム作り)」「ライフルイズビューティフル(ビームライフル射撃)」等々、類似を挙げていったらキリがありません。

これらのアニメが成功するかは、「真摯さ」と「丁寧さ」だと思っています。

その競技(趣味)のもつ魅力に対し、真摯に向き合い、良さも悪さも全て含め、きちんと丁寧に描写していくこと。

例えば、前クールの「ゆるキャン(2期)」で好きなカットがあって、主人公のリンがバイクで発車する時、しつこいくらいちゃんと後方確認をするんですよね。キャンプの面白さを伝えるのは当然として、そこに付随する危険さとかもちゃんと細やかに描写していく部分に、「真摯さ」「丁寧さ」(視聴者に対する誠実さと言ってもよい)を感じました。

「放課後ていぼう日誌」も、この辺は優れていましたし。

じゃあ本作はどうかというと、やや「美しい側面」を前面に押し出し過ぎかなとは思いました。陶芸にしても、多治見市にしても。

そこにやや、リアリティの欠如を感じ、趣味導入系としては中の中、作画が下で、更に実質ハーフアニメですから、総合評価は下の上って感じかな?

1話~4話くらいまでは、結構ちゃんと面白くて、特に、父親の茶碗のクダリは良かった。父親の反応はリアルであり、陶芸に対して真摯で丁寧だった(☆4つくた)。ああいう、オーダーメイドで作れるのって、「日用品」としての陶芸の良さだよな~と。10話からの展示会も、「芸術作品」としての陶芸の見せ方も良かった。

8話からのワケワカラン、ファンタジー回を作るくらいなら、4話や10話(座布団の試行錯誤)みたく、ちゃんと陶芸を丁寧に魅せて欲しかったし、先輩サイドの「本格的に渋い陶芸」も、より丁寧に魅せてほしかったな。

たまたまですが、先日、「プロフェッショナル仕事の流儀」で、「孤高の陶芸家 辻村史朗」を観たのですが、本作と真逆の作風でした。「美しい側面2割、厳しい側面8割」(笑)

もちろん、「女子高生陶芸家」と「世界的に評価される孤高のプロ」は両極端ですが、そのどっちもがバランスよく描ければ、アニメとしては更に深みが増したように思います。

「陶芸」って面白いジャンルだと思うから、これに懲りず、どっかの制作会社で30分枠でもう一度観てみたいですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なかなかシリアスな設定を明るく紹介している。母親の遺作を持っていくにしては、もう少し、大事に梱包しろよ、と思う。

2話目 ☆3
ちょっと説明くさいな。あと、街ブラという、ち報じの「欲」を感じるな(苦笑)

3話目 ☆3
ムダなサービスカット(笑) サンタのマグカップ、アイディアは良いけど、洗いにくそう(笑) 

4話目 ☆4
形あるものは必ず壊れる。これ、大事な考え方だと思う。本来、こういうオーダーメイドできることや、相手のことを思いやる気持ちで作るのが、陶芸の良さだよな。茶碗、かなりダサい(笑) そこで、もっと上手くなりたいってのは良いね。

5話目 ☆3
今回は、多治見市(岐阜県)回というところでしょうか。ホタル。わりと地元にいたから(笑) あの「食べられるモザイクタイル」は、ぜったい、画板になる和菓子(ビスケット的な物)と、接着剤になる和菓子(チューブ状のもの)を1セットで販売し、自分でモザイクアートを作ってから食べられる、「お菓子の家形式」にした方が売れるだろうと思った(すでにあるかもしれないけど)。画板のサイズも大中小にして、モザイクタイルも、基本の「色ミックス」の他に、各色をバラ売りするとか。もしくは、「太陽と海辺の景色セット」みたいに。まあ、レゴの売り方と同じ発想だね。

6話目 ☆3
あんなにデカイ陶器、どうやって焼いたのかな。本当にあれ、あるのかな?

7話目 ☆3
ガンタンク(笑)

8話目 ☆1
水着を見せたいだけ? この作風でファンタジーぶちこむのは愚策でしょ。

9話目 ☆2
陶芸しようぜ。

10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆3
ラスト、これはこれで悪くないけど、先輩の話にもちゃんとケリをつけて欲しかったかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 26

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

美濃焼を広めるための地域活性化プロジェクト

公式略称は「やくも」です。

アニメの公式ページから情報をたどることができますが、陶芸の街である岐阜県多治見市とそこで作られている美濃焼を広めるための、地域活性化プロジェクトがベースになっているらしいです。

原作コミックは当該地域でフリーペーパーとして配布されているらしく、PDFとしてダウンロードして読むことができます。

放送枠は30分ですが、番組としての構成は:
アバンタイトル+OP主題歌 → アニメ本編 → 実写パート → ED主題歌

となっていて、アニメが放送されるのは実質前半だけです。
(ただし最終話のみ特殊EDでCパート相当あり。)

「陶芸」というテーマのニッチさや実写パートの是非などで、本作の評価はかなり割れるかも?

あとジャ○アントロボぽい何かや「パパ上(うえ)」といった台詞など、キャラが女子高生なのに「お前はいったいいつの生まれだ」とツッコみたくなるような描写がちょくちょく挟まれるのを見過ごしたり我慢したりできるか否かも評価を分ける要因になるかもしれません。

実写パートはメインキャスト4人(田中美海・芹澤優・若井友希・本泉莉奈)による多治見市内の紹介や作陶体験、作った食器を使うための料理などになっています。

ストーリー的には高名な陶芸家だった多治見出身の母を持ちながら、父が脱サラして喫茶店を開くために多治見に引っ越してくるまで陶芸とはほとんど縁がなかった主人公の豊川姫乃が、近所に住む同級生で小さいころ一緒に遊んだこともある直子(成瀬直子)、同学年になったククリちゃん(久々梨三華)、そしてククリちゃんと陶芸部をやっているトウコ先輩(青木十子)とともに、初心者ながら陶芸の楽しさに目覚めていくといった感じです。

キャラクターデザインにクセがある感じですがキャラの動き、釉薬独特の色合い、背景など総じて作画全体のレベルは高いです。

「綺麗な絵のアニメを観たい」というだけでいえば、本作は2021年春クール随一なのかも。

あと、メインキャストが歌うOP主題歌「扉を開けたら」が、局長はカントリーっぽくてのんびりした感じだけどわりと芯の通った歌詞で私は結構好きです。ED主題歌は、まあ普通?

第2期製作が決定したそうで、多治見市としてはかなりガチでの取り組みなのかもしれません。

余談:
株式会社プラネットというところの提供でテレビ放送していて、アニメ視聴層と何の係わりもなさそうな「Dental X [R](デンタルテンアール)」という歯科医用の診療データ管理システムのCMをやっているのが謎すぎる(笑)。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 25

65.8 15 ご当地アニメランキング15位
八十亀ちゃんかんさつにっき 3さつめ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (91)
269人が棚に入れました
東京育ちの高校生、陣界斗(じんかいと)が転校した先の名古屋で出会ったのは方言丸出しの女子高生「八十亀最中」(やとがめもなか)だった。ネコのような風貌と露骨な名古屋弁を操る八十亀ちゃんは全然懐いてくれず…。かわいい八十亀ちゃんを観察し、名古屋の地位を向上させる、大人気局地コメディ!!

声優・キャラクター
戸松遥、市来光弘、若井友希、小松未可子、東城日沙子、南條愛乃、松井恵理子、赤羽根健治、黒木ほの香、伊藤彩沙、長縄まりあ、間島淳司

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

地方自慢選手権

原作未読 全12話 1話5分のショートアニメ

八十亀ちゃんかんさつにっきの3期です。3期から観ても問題ないかと思います。

今回も新キャラが多く出ていました。

名古屋のことがメインながら結構他の地方の自慢話しも多かったですね。

ネタ切れでしょうかw

箸休めにどうぞ〜

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

味が濃くて旨い名古屋グルメと違い、やればやるほど味が薄くなっていく第3期

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
名古屋ご当地ネタアニメ。ショートアニメとはいえ、このニッチな内容で3期まで続いていることがスゴい。

とはいえ、やはりネタ切れ感があり、正直、1期が一番面白く、2期、3期とパワーダウンしている印象はあります。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作で「へぇ~」となったネタは、

①八丁味噌は三河のもの。
②冷やし中華にマヨネーズをかける。
③からあげ屋でタピオカを買う。

の3点くらいでしょうか。あとはぶっちゃけ、岐阜や三重、静岡のネタの方が面白かった(というか、他の都道府県に頼ってたよね)。

あと、第三都市は、人口なら横浜ですね。地理的なことを言うなら、札幌か福岡って感じがします。

ちょっと親近感を覚えたのは、新幹線で「名古屋駅まであと8分で着くことを知らせるだけの三河安城駅」と言うくだり。あれは笑ったw なぜなら、東北新幹線にも、「いわて沼宮内駅」という、盛岡まであと10分で着く、ほぼ同じ立場の駅があるからね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
岐阜vs三重、戦争。よく分からんが、ただイメージだけだけど、岐阜が勝っている気がする(三重の人に怒られるわw) 八丁味噌は三河のもの。わりと静かなスタート。

2話目 ☆2
3英傑いるのに、ね。

3話目 ☆3
キャプつば のゲーム、懐かしいな。

4話目 ☆
録画ミス。

5話目 ☆3
三河あんじょう駅、あと8分で名古屋(笑) いわて沼宮内駅みたいなもんだな(笑)

6話目 ☆2
一宮、初対面だな。よく知らん。

7話目 ☆3
冷やし中華にマヨネーズ、かけたことないな。からあげ屋でタピオカ(笑)

8話目 ☆2
水族館。まい、可愛いな(笑)

9話目 ☆2
静岡割り、緑茶ハイとは違うのね。

10話目 ☆2
なんか、三河の方がすごくないか?

11話目 ☆2
富士宮でも、うみゃ~なんだ。へぇ。

12話目 ☆3
第三都市アイドル(笑) いや、仙台はないだろ(笑) だから、第三都市は横浜だって(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

名古屋えーとこ3回(さんきゃー)きてちょ~

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第2期は視聴済です。
私も仕事上、愛知県に約9年ほど住んでいたので、とても愛着のある作品です。


東京育ちの高校生、陣界斗(じんかいと)が転校した先の名古屋で出会ったのは
方言丸出しの女子高生「八十亀最中」(やとがめもなか)だった。

ネコのような風貌と露骨な名古屋弁を操る八十亀ちゃんは全然懐いてくれず…。

かわいい八十亀ちゃんを観察し、名古屋の地位を向上させる、大人気局地コメディ!!


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

この作品が第3期まで制作された理由が良く分かります。
地元愛がしっかり感じられる上、メッチャ面白いですから…

東海地方がネタの宝庫なんでしょうけれど、それだけじゃなく原作者の視点や切り口がこの面白さの原点なんだと思います。

加えて声優陣も、ハルカス、みかこし、南條さんに長縄さんと豪華な顔ぶれがズラリ…
声優さんにはご当地出身縛りがあるにも関わらず、これだけの声優陣が揃うなんて、東海地方出身の方が多いことの表れだと思います。

今回視聴していて思わず吹いたのが第3話でした。
キャプテン翼のオマージュ…正確に言うと、ファミコンゲームの1シーンが突然画面に現れた時にはメッチャ懐かしさを感じたと同時に吹いていました^^;
ゲームをプレイした人にしか分からないツボだったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、Taikiさんの「雑草魂なめんなよ!」

1クール全12話の物語でした。
現在原作は9巻まで刊行されているそうです。
地元ならではの小ネタで、ここまで連載が続けられるのって凄いと思います。
原作のストックも残っていると思うので、続編の制作を希望します。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

61.2 16 ご当地アニメランキング16位
レヱル・ロマネスク(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (74)
267人が棚に入れました
正和63年10月。大廃線により鉄路の殆どが失われてしまった国――日ノ本。九洲は隈元県御一夜市。疲弊しきった経済の立て直しを、蒸気機関車8620とそのレイルロオド・ハチロクとを主役に据えた観光振興により見事成功させ鉄道復興の聖地となった同市は、さらなる復興への機運や全国の鉄道事業者・まいてつたちの交流を盛り上げるべく、『第一回まいてつ祭』の開催を企画する。鉄道車両の運転制御用人型モジュール「レイルロオド」達もそれぞれのマスター達につれられ全国から集う。人間達の連日の会議に刺激され、「自分たちも何かをしたい」と意気投合した彼女たちは、有名レイルロオド「すずしろ」を中心として「レイルロオドサミット」を主催。駅前の「cafe亜麻色」に集合し、「まいてつ祭」へ更なる彩りを加えるべく知恵を絞っていく。

声優・キャラクター
上坂すみれ、洲崎綾、降幡愛、黒沢ともよ、久保ユリカ、永井真衣、上絛千尋、伊ヶ崎綾香

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まいてつ祭へ、ようこそ!

この作品の原作ゲームは未プレイです。
演じている声優さんが何気に凄いので、完走してwikiをチラ見するまで分かりませんでしたが、原作ゲームは18禁だったんですね。


正和63年10月。

大廃線により鉄路の殆どが失われてしまった国――日ノ本。九洲は隈元県御一夜市。

疲弊しきった経済の立て直しを、蒸気機関車8620とそのレイルロオド・ハチロクとを主役に据えた観光振興により
見事成功させ鉄道復興の聖地となった同市は、
さらなる復興への機運や全国の鉄道事業者・まいてつたちの交流を盛り上げるべく、
『第一回まいてつ祭』の開催を企画する。

鉄道車両の運転制御用人型モジュール「レイルロオド」達もそれぞれのマスター達につれられ全国から集う。

人間達の連日の会議に刺激され、「自分たちも何かをしたい」と意気投合した彼女たちは、
有名レイルロオド「すずしろ」を中心として「レイルロオドサミット」を主催。

駅前の「cafe亜麻色」に集合し、「まいてつ祭」へ更なる彩りを加えるべく知恵を絞っていく。


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

ざっくり書くと、全国から集まったレイルロオドが、サミットと称してレイルロオドのご当地グッズを順番に考案し、順番待ちのレイルロオドは御一夜市内の観光をするという、こんな感じの作品です。
でも先述した通り、演じて言える声優陣が何気に凄いんですよ。

すずしろ(CV:すみぺ):万岡鉄道C12 67専用レイルロオド
ラン(CV:うっちー):高嵜鉄道D51 840専用レイルロオド
汽子(CV:洲崎綾さん):名児耶鉄路ホジ6005形 ホジ6016専用レイルロオド
いよ(CV:降幡愛さん):いよかん鉄道甲1形 1号蒸気機関車専用レイルロオド
紅(CV:黒沢ともよさん):旧南颯鉄道キハ100形 キハ101専用レイルロオド
りいこ(CV:久保ユリカさん):頭部鉄道5号機関車専用レイルロオド
かかあ(CV:永井真衣さん):常州電鉄デハ100形 デハ101専用レイルロオド
しろがね(CV:上絛千尋さん):關門鉄道EF10 23専用レイルロオド
西瓜(CV:伊ヶ崎綾香さん):仲国鉄道総公東富4 2000専用レイルロオド

上記登場キャラクターはwikiを参考にさせて貰いましたが、登場キャラクター欄で何やら気になる記述を見つけました。

かにこ(CV:田中理恵さん):第2期より登場予定。
これに先立ち、蓄音レヱル第11弾で先行登場した。
北開道鉄道C11形 C11202専用レイルロオド。

えっ、この作品って2期あるの…!?
調べてみると、一応コミックナタリーの12月12日付けの記事に第2期の事が触れられていました。
公式HPにも記載はありませんが、一応チェックしておこうと思います。

アニメーション制作はサエッタさん。
これまで「八十亀ちゃんかんさつにっき」を手掛けられた会社みたいです。
作画の乱れなどは全然気になりませんでしたね。
キャラデザの高いクオリティをしっかり保持できていたと思います。

主題歌は、Ayumi.さんの「Wonderful Rail」、櫻川めぐさんの「Singing Wheel」、新海雅代さんの「Bon Voy@ge!」
個人的には「Singing Wheel」の曲調が好みだったかな。

1クール全12話の物語でした。
5分枠のショート作品なのでサクッと視聴することができます。
キャラデザも可愛いし、出演している声優陣も凄いことを踏まえると、手軽に満喫できる物凄くお得な作品なのではないでしょうか。
もちろん、第2期も視聴させて頂きますよ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

超会社的!

アダルトゲームがベースだなんて思えないほど、真面目なアニメ。
声優も超豪華。
レエルサミットで良い結果を出すために、グッズ販売のビジネスモデルを描き、
小グループに分けて分科会でのミーティング、全体プレゼン。
どこかの企業で日常やっていることをそのままアニメにしている。
絵柄やしゃべりからは想像つかないような真面目で渋いアニメ。
せっかく商品化した各グッズなので、リアルに販売してほしいが、需要はどうかなあ・・。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

良く分からんけど組み立て式チョコは欲しい

序盤 なるほど

中盤 ふむ

終盤 ほほお

この話は交通手段として鉄道が用いられなくなりつつある時代での鉄道の話
ジャンルは鉄道・擬人化
鉄道が擬人化して鉄道をいかに盛り上げるかを話し合うだけのアニメ、といえば聞こえは悪いですが、良くも悪くも普通な内容でした。
五分アニメにも関わらず一話あたり2つの物語があるおかげで一つあたりが短い短い。流れるように物語が進行して行きます。

原作は18禁ゲームの「まいてつ」だそうです。
しかし濡れ場の「ぬ」の字もなく、恋愛という要素もまるでないので、安心して親子で見てください。

総監督・音響監督はひらさわひさよしさん。捏造トラップの総監督をされた方ですね
脚本・原案は進行豹さん。
劇伴は酒井陽一さん。変好きの劇伴をされた方ですね
アニメ制作はサエッタさん。八十亀ちゃんかんさつにっきなどの会社ですね

作画は普通。手抜きかんがあったのが残念。ある意味可愛かったけど。
音楽も普通。
主題歌色々。個人的にはBon Voy@geが好きです。

総合評価 組み立て式チョコあったらほしい

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

62.3 17 ご当地アニメランキング17位
てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (95)
243人が棚に入れました
お笑いが大好きな阪本やよいは、大阪・なんばにある私立華月高校に入学。小さい頃に「こなもんず」というコンビを組んでいた幼馴染み・高橋よもぎと再会する。早速、商店街のコンテストに出るために、思い出の公園でネタ合わせしていると、謎の少女が声をかけてきた――。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

漫才のビジュアライズって、こういうことだよね!(個人的納得)

最終話まで観終わりました。

本作は上方漫才のスピリットをアニメという媒体に見事に落とし込んだ快作で、ノリや勢いが重視されがちな現代の笑いに反したロジックの積み上げによる丁寧な昭和の笑いを提供しています。

漫才が日常をデフォルメして「あり得んやろ」とツッコませつつ、それでもどこかで見たような風景や会話をベースに成り立っている、綿密な脚本によって作られた笑いであることを思い出させてくれるような、古典的な漫才のスタイルを本作は体現していました。

それでいて舞台はしっかりと現代であり、社会状況や作中のガジェットはそれを踏まえたものになっている名作です。

ただ、刺さらない人には全く刺さらない作品でもあるようには思われます。

なお、漫画『てっぺんっ!!!』は時系列的に本作の前日譚ということのようでした。

== [以下は第9話視聴終了時のレビュー] ==
漫画『てっぺんっ!!!』には同じヤングワイワイが出ていますが、直接的なストーリーとしての原作ではなさそうです。

一時お蔵入りが危惧された第2話は9/10に放送・配信されることになったようです。良かった良かった。

アニメでネタにされている事象はちゃんと現代を踏まえたものですけど、ホン(漫才の台本)的には古典的なものを感じるというか、笑いの方向がけっこう昭和を感じさせるものになっています。

同じく女子高生のお笑い芸人が出てくる『まえせつ!』は「お笑い芸人を目指す女子高生の青春ストーリー」を志向していると思いますが、本作では各話ストーリー自体がいわば「漫才をビジュアル化した」ような物なのです。

古典落語を落語家が語っているのに合わせて役者が口パクで演じたドラマを見せるNHK「超入門!落語 THE MOVIE」という番組があるのですが、方向性としてはそれに近い物があるかもしれないです。

つまり、このアニメで各キャラがドタバタ動いているのはその世界で本当に発生している出来事ではなくて、漫才として語っている内容が誇張された表現されたものと考えるととてもしっくりします。

上沼恵美子さんの設定として「淡路島全島を所有している」という物があって、そういう体(てい)でバラエティー番組などに出演して喋ったりしますが、もちろん実際に所有しているわけではありません。

各メンバーのキャラ付けをそうした視点で見てアニメ本編を見るととてもしっくりきます。関西人が日常会話でもいろいろと「盛ってくる」のとも感性的には近いかもしれないです。

というわけで私はこのアニメがものすごく好きですが、まあそんな人がたくさんいるとも思えないのでお勧めできるかどうかは微妙なところですね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 18
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

べっぴんっ!!!!!!!!!!!!

【紹介】
大阪や名古屋など全国各地で同じ地方出身の3人の美少女でお笑いトリオを作ってお笑いのてっぺんを目指すアニメ

※第2話が放送延期になった理由は予告されていたあらすじが「大統領暗殺を防ぐ話」だったので前日に起きた例の事件を受けて自粛したのでしょうね
その後、無事放送されました

【感想】
笑えるポイントなかったけど、女の子達の掛け合いは面白いところもありました
芸人トリオがテーマですが、芸人というよりもバラエティに特化したご当地アイドル番組を見ているような感じでキャラクターは可愛くて良かったです

なんかよくわからない話が多かったし、漫才とかネタはまったく笑えなかったけど、日常シーンでのキャラのかけあいは良くていい萌えアニメだと思います
「てっぺん」は見れなかったけど「べっぴん」はたくさん見れました!!!

・・・はい、こんな感じでネタがずっと滑ってて笑いどころはなかったのがちょっと残念です

日常で起きたことを生かしてネタ作りするところは良かった
良い話もあったし笑いにこだわらなければいいアニメだと思います
{netabare}
話の面白さにムラがあって面白い回も2回くらいあったけど、北海道の七不思議タイムループネタは特に退屈で私には何が面白いのかわかりませんでした
ただお笑いがテーマのアニメだからつまらないって思ったけど、そうじゃないアニメだったら特に気にならなかったかも
{/netabare}
【主題歌】
曲は響かなかったけど、OPアニメはいい感じ

【作画】
あまり作画は良くないけど、CM前後のポップなアイキャッチなど良かった

投稿 : 2024/04/13
♥ : 17

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

女子ワチャワチャ系のコメディとしては及第点は超えているのか。

いわゆる「お笑い」をテーマにした作品はいくつかある中で、「作品として」のコメディと言う点では及第点を越えているかな、とは思った。
「コメディ作品」として楽しめるレベルになっていたという評価です。


この手の作品や、あるいはアイドル(歌手)なんかをテーマにした作品だと、作品自体の面白さの他に、その作品に内包される「ネタ」や「歌」が強烈に作品の評価に影響してくる。

ガッツリその世界を描こうとすればするほど「このネタでそうはならんやろ」とか「この歌でそれはないわ」と言った視聴者側のシラケムードをクリアしなければならないからだ。

そんななか、この作品は、ワチャワチャしたお話と各グループの個性とそれを活かした構成で上手にその点を回避していたと思う。
もっとも、それゆえ、ガチ作品だとかお笑いで成上がっていくプロセスを描く、とかクリエイターの生みの苦しみを描く、と言った路線からは完全に外れているのだがw。
そこが目的でないなら、このことは大きな問題ではない。


あとは、いろいろな作品のコメディやパロディも盛り込まれていましたね。
古くは昭和のセブンとメトロン星人のちゃぶ台会議・・・、いやなんでもないです、ほか、人気ドラマ、人気アニメ、あの通販、あの人々ほか多彩でした。
シチュエーションもループものなど、話題になったタイプを上手に盛り込んでいました。


作画もキャラ造形もなかなかに良かったですね。
そもそもタレントが豊富過ぎて、頭に入るか心配だったのですが、トリオのユニットごとに個性的な設定があったのと、構成自体も各話で区切られていたりしていたので混乱なく視聴できました。
今作では、どのキャラが、という事はなく、私的には割と平等に、どのキャラクタも楽しく観れたと思いました。
意外とこれって珍しいなぁ、と個人的には思いました。



一年後、あるいは数年後に記憶にちゃんと残っているか?と言われると少々、答えに窮してしまいますが、視聴時点では確かに楽しめた感はありました。


女子のわちゃわちゃ楽しい系をご覧になりたい方は観てみても良いのではないかと思いました。
コメディとしても視聴にネガティブな影響があるレベルでは無かったと思いましたし、機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

65.9 18 ご当地アニメランキング18位
やくならマグカップも 二番窯(やくも)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (79)
225人が棚に入れました
みつけたよ!私だけの素敵。伝説の陶芸家である亡き母・姫菜の影響で陶芸に出会った姫乃。美濃焼コンテストに出品し、作品を通して“自分の気持ち”を伝えることができた姫乃は “もっと素敵なもの”を作ると意気込む。一方、コンテストで最優秀賞を逃した十子はめずらしくうわの空で…陶芸が繋いだ新しい仲間との出会い。三華が作った“あの作品”の誕生秘話や、姫乃と直子の絆、そして十子の秘めた願い。たくさんの事を経験する姫乃達は、自分が本当に作りたいものを探し始める。陶芸に魅せられた女子高生たちによる、「昨日よりちょっとだけ胸を張れる」陶芸ストーリー!まだまだ続く、『やくならマグカップも 二番窯』!
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

焼くならとっとと焼こう

[文量→小盛り・内容→酷評系]

【総括】
陶芸アニメの2期。前半のみがアニメで、後半は実写の観光PR。

1期を観た惰性で観た感じですね。まあ、低予算の中でも頑張って作ったのかな。

別に不快感はないものの、取り立てて何か面白いかと問われると、ちょいと困るアニメですかなね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
う~ん、もっとシンプルに陶芸を魅せてほしかった。

10話だったかな、十子先輩がお祖父さんと和解する話。あれなんか、ちゃんと起点に陶芸が絡んでいた。それから、8話ラストの陶芸の作画は力入っていて良かった。

あれだけで良いんだけどな~、普通に。

本作はかなりキャラクターを追いかけました。豊川姫乃と母親の関係性は確かに軸になるんだろうけど、そこに時間をかけすぎたせいで、陶芸要素が薄れてしまった印象。最後のマグカップ自体も、あんまり素敵じゃなかったしね。

むしろ、コンクールに挑戦した1期の方が、陶芸していましたね。


陶芸アニメにしたいのか、キャラアニメにしたいのか、ご当地アニメにしたいのか。なんとも中途半端でした。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆


2話目 ☆


3話目 ☆


4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆
モブの棒読みがヤバイが、あれは起用した方の問題。

7話目 ☆
すげぇところでぶったぎったな。

8話目 ☆3
なんも、黙って最後の陶芸くらいの作画でやってくれれば良いだけ。

9話目 ☆


10話目 ☆3
普通にこういう話で良いよな。

11話目 ☆


12話目 ☆3
最終回、実写を先にもってたのは英断。ラスト、意外だな。まあでも、アリか展開かな。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

キャラクターデザインに馴染めないかもしれないけど、実はけっこう良作画。

岐阜県多治見市を舞台にした、ご当地宣伝アニメの2期目。

人間関係的に1期目を観ておかないとダメな気がします。2期目からいきなり観るのはお勧めしません。


キャラクターの絵柄は人によっては忌避感がありそうですが、OPアニメーションでの人物作画、本編での焼物の釉薬の発色、風景など地味に作画の良い作品でしたね。1期目も作画はそこそこ良かったと思いますが、2期目の方がグレードは上がっている気がします。

1期目同様、前半がアニメ本編パートで後半が出演声優による実写パートとなっています。私はだらだらと観てましたが、アニメ本編を楽しむうえで実写パートは特に重要じゃないので観なくても良いんじゃないでしょうか。

1期目では人間関係が主人公である姫乃の家族や陶芸部でほぼ閉じていた感じですが、この2期目では姫乃に大きな影響を与える人物としてメキシコから来たヒメナ、十子(とおこ)先輩にライバル心を燃やす他校の松瀬理央といったキャラが加わります。

姫乃や十子の成長を描く青春物として、意外と見応えのあるストーリーになっていますよ。

本編だけ観れば1期からでもサクっと観られるので、青春ストーリーが好きなら地味にお勧めです。

余談: ヒメナ役は天城サリー(22/7: 藤間桜役)なのですが、地味にスペイン語が上手かったです。この人、英語だけじゃないんですね…。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 18

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いい意味で予想を裏切られました

【紹介】
一応これは2期なので、先に一期をご覧ください。
岐阜県多治見市の高校陶芸部に入部した女子高校生が仲間たちと陶芸やる話です。

【作画など】
全体的にクオリティが上がっていていい感じでいい意味で想定外でした。
一期の評判が微妙な2期目って大抵クオリティが悲惨なことになるのに。

一期の評判あまり良くなかったし二期ありきな作りだったので、もしかしたらこれが本来出したかったクオリティで、一期はコロナの影響で不本意な出来だったのかも。

でもキャラデザは相変わらず癖が強いし、キャラクターの表情変化の表現が大げさな漫画表現で、とても古臭く感じる。
特に笑ったり驚いたりするときの口元がすごく気になる。なんであんな古臭い表現にしてしまったんでしょう?

【キャラクター】
キャラデザは結構独特で気になりますが、メインキャラクター達の性格はバランスが取れていていい。

【シナリオ】
一期から引き続き見ていて、凄く面白いってことはないけど陶芸ってあまり知らないから
興味深いことも多くて、思ったよりいいアニメになったなって思いました。
シナリオは一期のほうが良かったけど、2期も面白かったです。

【総評】
一期よりクオリティ上がっていい感じだと思います。
ストレスなく視聴できて、最後まで安定して面白かったです。

相変わらず後半の声優多治見町探訪は面白くなくて、声優のファン以外見る必要ないかな。
一期でも同じこと書いたけど、声優が自由気ままに旅番組しても、
素人の感想みたいな無難なことしか言わなくて、何も面白くないですね。

声優さんはバラエティ慣れしてないでしょうから、仕方ないんですが。
バラエティ慣れした芸能人を2人くらい入れて会話を回してもらったほうがいいと思います。

アニメパートだけ見ればいいかな。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 17

60.1 19 ご当地アニメランキング19位
シキザクラ(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (71)
207人が棚に入れました
紅葉と共に桜が咲き誇るシキザクラの地―現世と異界の交わる特別な場所で、人の世を救うための儀式が行われようとしていた・・・高校生の『三輪 翔(ミワ カケル)』は、異界から現れ人を喰らう『オニ』と、パワードスーツとの争いに巻き込まれる。人に取り憑き、現世に顕(あらわ)れようとするオニ。人々をオニから守ることができるのは、古代の秘術と最新技術が融合したパワードスーツ『ヨロイ』のみ。翔は、ひょんなことからパワードスーツを身にまとい、オニと戦うチームのイレギュラーなメンバーとなる。ヒーローになる決意をした翔は、世界を救う宿命の巫女『明神 逢花(ミョウジン オウカ)』を守りオニと戦う。シキザクラの季節。紅葉と桜吹雪の中で、逢花は巫女として舞う。過去と未来、現世と異界、想いと願いが交差する、活劇英雄譚(ヒロイックアクション)、ここに開幕!

声優・キャラクター
野田雄大、茉白実歩、中元大介、水上翔斗、坂崎絵理、落合菜月、米山伸伍、矢方美紀、新井ユウト、イヲリ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

地方局はこれでよいのだ

オリジナルアニメ

パワードスーツを着て“オニ”と闘うバトルもの。一見ゲーム原作に見えてれっきとしたオリジナルアニメとのことです。8年前の因縁が絡んで物語の良いアクセントとなってもいます。
出来栄えとして特筆すべき良いところはありませんがそつない感じと言いましょうか。良くも悪くも休日朝の佇まい『妖怪ウォッチ』が抵抗なければ視聴に問題はなさそうです。

声優さんが聞いたことない人ばかり。かつての子供たち直撃のオマージュ小ネタの寒さ。
一見マイナスに働くこうした要素がえもいえぬ味と感じるのはこの作品の出自のせいかもしれません。


■ナゴヤアニメプロジェクト

読んで字のごとく地方発アニメの意。中京テレビさんが主体だそうです。「株式会社サブリメイション」の名古屋スタジオ開設に伴い東海発のアニメ発信が可能になっての第一弾。
京都や富山にスタジオ構えてる有名な会社はありますけど地方局が幹事というのは面白いと思います。

そのまんま地方制作の番組でして、聞いたことない声優さんというのも地元の方たちだったり小ネタもわりとマニアックな地元民ならわかるというものが散りばめられて(る気がして)ちょっとキー局ではお目にかかれないものとなってます。中京テレビのアナウンサーもちゃっかり登場してましたよ。
そうして差し込まれる地元ネタが前後関係ガン無視で挿入されてくる自由さがたまりません。
メインストリームでは難しい。ただし続けていけば『水曜どうでしょう』『たかじんの○○』のようなユニークな存在感を出し爪痕を残す作品がそのうち出てくるかもしれません。

先クールで『やくならマグカップも』岐阜県多治見市全面協力でだだスベりしながら実験してたのもCBC(中部日本放送)だし、東海地方が新たなムーブメントを起こしてくれることを期待してます。


感想というものでもありませんが一応触れておきますと、実家や旅行先でTVをつけて流れてるご当地タレント番組のノリです。脚本も演者もバタついてる感じを愛でた全12話でした。



視聴時期:2021年10月~12月 地上波リアタイ

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2021.12.29 初稿

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

アマチュアが一生懸命作ったような感じ

【紹介】
愛知県を舞台にしたご当地戦隊ヒーロー系アニメ。
高校生がパワードスーツに身を包んで人を襲う鬼と戦う話

【作画】
作画は丁寧な感じはするけど、特別いいってわけでもないかな。

【声優】
ところどころ聞き取りづらいセリフがありますね。
新人声優で固めているようです。
主役と親友キャラの声質が似ていて個性が出せていないので技術力がまだまだって感じでした。
今後の成長に期待ですね。

【キャラクター】
パワードスーツのデザインはそれなりに好きだけど、他のデザインは微妙。
キャラづくりの教科書なんてものがあるなら、そのテンプレをそのままコピーしたようなキャラクターで、もう少し個性が欲しい。

ところどころ会話が不自然でかみ合ってない感じがして、キャラクター以前の問題かも。

【音楽】
OP「BELIEVE MYSELF」亜咲花
May'nさんのEDも良かったし、結構主題歌はいい感じです。

【シナリオ】
シナリオというか、キャラクター同士の会話のちぐはぐさが気になることがたくさんありました。
なんでそんなセリフが出てくるの?って何度か思った。
間のセリフをいくつか尺の関係で削除したんじゃないかっていう唐突さ。

シナリオもコンセプトがしっかり定まってないのになんか変わったことをやろうとして外している感じ。

【総評】
何がダメなのか説明しづらいのですが、作品愛は感じるし、一生懸命丁寧に作っている感じはしますが、シナリオも演出も全体的にぎくしゃくした不器用さを感じますね。
名古屋が舞台なので興味はありましたが、それ以外は目立った魅力もなく、叩かれるほどひどいわけでもなく。
好きにも嫌いにもならない感じの微妙な作品。
この情熱に技術力がついてくればいい作品が生まれるかも?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

名古屋発の本格フルCGアニメ

この作品は漫画が若干先行していますが、オリジナルアニメだそうです。
まさか名古屋からこんなにも本格的な作品が発信されるとは、正直意外でした。

ですが、完走後にwikiをチラ見したところ、地方発のアニメ制作を定着させ、名古屋がアニメ好きの人たちの楽しめる場所にすることをビジネスチャンスと捉えた「ナゴヤアニメプロジェクト」の一環として本作品が制作されたそうです。

名古屋は日本第3の都市ですからね…
本格的に取り組もうと思ったら実現する実力は持ち合わせているんだと思います。


紅葉と共に桜が咲き誇るシキザクラの地――
現世と異界の交わる特別な場所で、
人の世を救うための儀式が行われようとしていた…

高校生の「三輪 翔」は、
異界から現れ人を喰らう「オニ」と、パワードスーツとの争いに巻き込まれる。

人に取り憑き、現世に顕れようとするオニ。
人々をオニから守ることができるのは、古代の秘術と最新技術が融合したパワードスーツ「ヨロイ」のみ。

翔は、ひょんなことからパワードスーツを身にまとい、オニと戦うチームのイレギュラーなメンバーとなる。
ヒーローになる決意をした翔は、世界を救う宿命の巫女「明神 逢花」を守りオニと戦う。

シキザクラの季節。
紅葉と桜吹雪の中で、逢花は巫女として舞う。

過去と未来、現世と異界、想い願いが交差する、
活劇英雄譚、ここに開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

キャストの皆さまは正直知らない人ばかりでしたが、主題歌は亜咲花さんとMay'nが歌唱するという豪華キャスティング…

物語も既視感が無かったわけではありませんが、決して悪くはなかったのではないでしょうか。
寧ろ、地元がしっかり取り上げられている点は高評価に値すると思います。

現在、名古屋を代表するアニメの一つとして、「八十亀ちゃんかんさつにっき」が挙げられると思います。
アニメも3期目まで放送されている上、八十亀ちゃんは名古屋市の「観光文化交流特命大使」に起用されているくらいですから…
この作品もそのうち、そういう場に起用されるかもしれませんね。

と思ったら、逢花を演じた茉白実歩さんは、2020年の10月に小原観光協会より「おばらシキザクラ観光大使」に任命されていたようです。
小原では、山里を埋め尽くす四季桜と紅葉の美しいコントラストが楽しめるそうです。

小原観光協会の公式サイトをググってみると、この作品についても触れられていました。
「当観光協会では、アニメのヒットを祈願しつつ、小原を聖地として訪れる「シキザクラ」ファンのため、小原支所のアニメ「シキザクラ」コーナーに、パネルを1枚追加しました。
支所にお立ちよりの際は、是非ごらんください。
とのことです。

そのコーナーも気になるところですが、最も目を引かれるのが艶やかに彩られたシキザクラのラッピングカーだと思います。
1人乗りの超小型電気自動車がベースになっているので、見た目の可愛らしいのが特徴です。
このラッピングEVと一緒に観光大使の茉白実歩さんが映っている写真も掲載されていましたよ^^

物語の内容としてはINTRODUCTIONに掲載されている通りです。
公式サイトのキャラクター紹介欄に記載されていましたが、登場キャラクターは東海三県(愛知県、岐阜県、三重県)出身で固められていました。

キャラデザは悪くありませんでした。
特にヒロインの逢花は、十分可愛らしく魅力的な女の子だったと思います。

話が飛び飛びになっていますが、最終話で面白い方たちがカメオ出演されてました。
やっぱりこの人たちを抜きにして名古屋は語れないんですね^^
個人的には全く予想していませんでしたが、見た瞬間ニヤリとできる感じに仕上がっていたと思いました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、亜咲花さんによる「BELIEVE MYSELF」
エンディングテーマは、May'nさんによる「シキザクラ」

1クール全12話の物語でした。
しっかり堪能させて貰いました。
私の地元でもこんな感じのプロジェクトが立ち上がれば良いのに…
なんて思ってしまいました^^;

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

63.8 20 ご当地アニメランキング20位
なつなぐ! (TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (60)
183人が棚に入れました
「なつなぐ!」は、2016年に発生した熊本地震以降、熊本県が展開している復興プロモーションの一環として制作されるアニメで、自治体が1クール全12話のアニメ作品を制作し地上波で放送する初めての作品。監督の本多康之さん、プロデューサーの福留俊さん、脚本のどめしさんら主要スタッフには熊本県出身者が名を連ね、またメインキャストにも千葉いずみ役の青山吉能さんら、熊本県出身者が起用される。テレビ放送のほか、アプリでの無料配信も予定されている。

声優・キャラクター
橋本愛、青山吉能、千葉繁

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

復興に励む熊本県民を応援しよう

全編が温かく、ほっこりするアニメです。
熊本の人たちの人柄・人情がよく表現されています。
それと共に物語の随所で、熊本地震による傷跡が垣間見られます。

オンラインゲームを通じて友達になった東京に住む夏奈(なつな)と熊本県に住む伊月(いつき)。
夏奈は伊月に会うために熊本にやってきます。
しかし、熊本地震のため、伊月は家を引っ越してしまい、住所がわかりません。
ですが、夏奈のために多くの人たちが協力してくれます。
それがとても頬笑ましく、いつの間にか見入ってしまいます。

このアニメの主題は、主人公の「なつな」と「つなぐ」を掛け合わせたものです。多くの人の協力を得て、夏奈は伊月を探します。


熊本地震は熊本県民に大きな傷跡を残しました。
熊本以外の人たちにはその状況のすべては、なかなか伝わりません。
このアニメを見て、「ああ、こんなところにも地震の影響はあったのか」と改めて感じることができました。

でも、みんなは復興に向けて一歩一歩と頑張っています。
私には募金することしかできませんが、頑張ってほしいと願っています。


エンディングは、Rioが歌うCamellia
心が安らぐ、とてもいい歌でした。

各話4分で12話完結。YouTubeで視聴することができます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 27

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

つなぐ

オンラインゲームを通じて友人となった欅夏奈と楠伊月。
ある日、伊月から夏奈へメッセージが届く。
その真意を確かめるために、夏奈は熊本へ旅立った。

本作品のテーマは人と人の繋がり。
「なつなぐ」というタイトルの「つなぐ」でしょう。

伊月は夏奈に繋がりを求めました。
夏奈は熊本へ。
熊本で夏奈は千葉や前園と繋がります。
繋がりのバトンリレー。
リアルな世界で伊月と繋がる事ができるのか。

希薄な人間関係の東京。
熊本では、その反対の濃厚に。
田舎が良いという一般論ではありません。
都会には都会の、田舎には田舎の良さが それぞれあります。
ただ、人情に厚いのは田舎だっただけ。
互助の精神がある田舎。
人間関係が煩わしい人だったら上京したいと思うかもしれません。
住めば都、ですから。

2016年に地震のあった熊本。
西郷隆盛でさえ攻略するのが大変だった熊本城。
震災で石垣などが崩れました。
復興のシンボルなのでしょうね。
熊本城を修繕する事=震災から立ち直るという事なのでしょう。

夏奈が たどっていく繋がり。
これが「なつなぐ」です。
伊月と繋がる事ができるかどうか。
たまには人情話。
ツマミは馬刺し。
熊本の地酒でも飲みながら のんびりしましょう。
(ユーチューブで公式配信されているので、気楽に見て下さい)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

忘れないで

全12話 1話4分程のショートアニメ

YouTubeで視聴できるという情報を聞いたので一気に観させていただきました。

東京の大学生がオンラインゲームで知り合い熊本地震で連絡が取れなくなった友人を探すために熊本に訪れて、地元の人たちと触れ合いながら友人の手がかりを探していく旅のお話です。

主要スタッフさんや声優さんがみなさん熊本出身の方ばかりですね。主人公は女優さんの橋本愛さんが演じていました。

心が温かくなるお話です。熊本の方言やイントネーションがアクセントになっていますね。

ED Rioさんが歌っています。儚くも力強く歌われていてこの作品に合っていると思いました。

最後に、私の職場にも熊本出身が何人かいます。復興もそうですが、熊本のシンボルである熊本城を早く再建してほしいという願いですね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

58.3 21 ご当地アニメランキング21位
カイトアンサ(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (29)
156人が棚に入れました
危機に直面した東京都立川市を舞台とする冒険活劇。地元を愛する阿園魁斗(あえんかいと)と有進杏茶(ありしんあんさ)という2名の男性が主人公。時には協力し時には反発しながらも刺客から出されたナゾに挑む姿を描いていく。

声優・キャラクター
加藤和樹、櫻井孝宏、小野大輔、天龍源一郎、諏訪部順一、鈴村健一、下野紘、徳井青空、原奈津子、新田恵海、チョー

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

いろいろ吹っ切れてさらに磨きがかかったナゾトキネ

なんつーか、もう何でもアリっしょ。

パロディー部分ってあれいいの?wってこっちが言いたくなるぐらい。

主人この女もすっかり世界になじんで先輩面ww


もう、大丈夫!これはこれで非常に面白かった

クイズはしょぼくなりつつある。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

立川を救え! 頼むぞ! カイト、アンサ!

この作品は、2016年秋アニメで放送された「ナゾトキネ」の後継作となっています。
ナゾトキネ…広告代理店の社長秘書である網野解音が主人公を務めたこの作品は、突如現れる謎の空間「クイズン」の中でQフォームという姿に変身しながら謎を解き進めていきました。

クイズには全く不必要なのですが、解音ちゃんと可愛らしさと変身後の妙な色っぽさは視聴意欲を加速してくれたことを覚えています。

なので、最初はナゾトキネとの繋がりなんて全然知りませんでしたが、1話でいきなり解音ちゃんが登場してくれた時には正直嬉しさを感じちゃいました。
もちろん、彼女らしさ…魅力も健在です。

こうして物語が幕を上げる訳ですが…
物語の基本構成はナゾトキネと一緒で、主人公であるカイトとアンサがQフォーマーとして謎を解きながら進めていくのですが、カイトとアンサが倒すべき16臣封の皆さまを見て思わず吹いてしまいました。

例えば16臣封はこんな感じです。
このゆるいパクリ具合が堪りません…
三鷹琴美(みたか ことみ):自販機と共に登場したエレクトーンマスター。指でコインを撃ち出すことができ、無能力者をレベル0と呼ぶ。
貝柱 遊斬(かいばしら ゆうざん):16臣封イチの美食家。駄菓子屋で究極を名乗る資格はないと、山盛次郎(やまもり じろう)を追い出す。
帆茂田 寄道(ほもだ よりみち):超速自転車部。自転車を変形させたようなものを着ている。
ウッキーズ:砂川中央地区東野球場担当。16臣封最強球団。

そして名前と技だけでなく、一目見て分かるそのキャラデザも申し分無しです。
ナゾトキネの時には気付きませんでしたが、こういう気付きがあると作品の楽しさが一挙に倍増します。
中には立川に縁もゆかりも無い人もいますが、結果的に面白ければOKです。

さぁ、Qフォーマーは制限時間内にクイズに全問正解して立川を救うことができるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

このシリーズの特徴は番組の最後で出題されるクイズが公式HPにも載っています。
ナゾトキネの時には中盤で挫折してしまいましたが、今回は序盤で挫折…
この手のクイズってどうして難しいんだろう…
さっぱり解けませんでした。
公式HPのクイズに回答すると、ご褒美画像がゲットできるんだそうです。
私は1枚もゲットできませんでしたが、我こそは…という方は是非チャレンジしてみては如何でしょうか。

主題歌は、256さんの「星の数だけ」
エンディングテーマは、SuGさんの「AGAKU」

1クール12話で10分枠のショート作品でした。
クイズが好きな方、若しくは気になる声優さんが出演されている方にはお勧めできる作品だと思いました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4
ネタバレ

名無すのレビュアー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

クイズが解けない(ノ-_-)ノ~┻━┻

こんな、しょーもないおバカアニメは個人的には好物なのだが…


本編と最後に出てくるクイズがなかなか解けない。
(ノ-_-)ノ~┻━┻

結局、3割程度しか解けなかったし。
(ノ-_-)ノ~┻━┻

おバカアニメだから、尚更腹が立つ。
(ノ-_-)ノ~┻━┻


ほとんど見る人はいないと思うけど、出題のヒント以外に、これを頭に入れておくといいかも?!特に番組の最後の問題♪
{netabare}
本編にヒントがある場合が多い!
{/netabare}

上のヒントで解けない時は攻略サイトもあったので…
{netabare}
運営してる人は知って欲しいみたいだから。勝手にアップしちゃえ♪

http://animedeeply.com/kumako/kaitoansa/6039/
{/netabare}


ほとんど解けた人はいるのかなぁ?( ゚ ρ ゚ )ボー

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1
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