すき焼きで日常系なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのすき焼きで日常系な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月19日の時点で一番のすき焼きで日常系なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.6 1 すき焼きで日常系なアニメランキング1位
まちカドまぞく 2丁目(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (278)
901人が棚に入れました
大人気ご町内日常ファンタジーが帰ってくる!魔族の力に目覚めて以来、闇の一族の封印を解くためポンコツながらも戦ってきた主人公・シャミ子。ライバルだったはずの魔法少女・桃とは、なぜか協力関係になってしまい、町から姿を消した魔法少女の謎をともに追うことに……!?さらに町に潜む新たな魔族も登場し、シャミ子たちの行く末やいかに──。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

かわいいだけじゃないシャミ子さん

【紹介】
ぽんこつで優しい善良な魔族とマイペースで優しい魔法少女と2人を取り巻く変な住人達がおくるハートフルゆるギャグ系萌えアニメの2期

【感想】
私はまちカドまぞくのファンです、シャミ子可愛すぎ
相変わらず本人は魔族らしく悪くなろうとしているのに発想が善人すぎてたまらなくかわいい
シャミ子のしっぽの動きから目が離せなくて困る

期待通りの2期でした、最初から最後まで綺麗、かわいい、楽しい、癒される!
ただのゆるくてかわいい萌えアニメと思いきや、ストーリーも伏線も小ネタもしっかりしています
話自体は特に面白さはないんですが、かわいいだけで価値のある萌えアニメなのにちゃんと細かいところまでこだわって世界観を作っているところがいい
きらら系の萌えアニメが苦手な人が楽しめるかはわかりませんが、きらら系が好きな人ならかわいい+やり取りの面白さもあっていい作品だと思います
{netabare}
6話は神回でまるで最終回のような盛り上がりでしたね
ここで一区切りついてからの後半ですが、これもまた伏線がしっかりしていて最後ちゃんと締めていていい最終回でした、安定した良作です
{/netabare}
面白さはこれより上の作品はいっぱりありますが、一番好きなのはコレ!
好きです!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 30

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

安定した小ボケ、と見せかけて本筋の話はしっかり展開してたりする

<2022/5/13 初投稿>
原作は未読。
6話まで見ました。

相変わらず小気味良い小ボケが気持ちいい。
銀玉鉄砲でピスピス撃たれてるような気分。

その小ボケで目を眩まされそうになるけど、本筋のストーリーはしっかり展開されています。

どんな話かは、1期のレビューも書いたのでよかったらそちらをご覧ください。

変わっていく桃がいいですね。
6話の最後は「桃園の誓い」
桃だけに?
桃だから?笑

<2022/7/20 追記>
リアタイで最終回見ました。
安定の面白さ。
感動しそうなところでもちゃんと細かくボケてくるところは作品の価値を忘れない作りで好感度大!

ちなみに本作、今んところ最終回まで見た唯一の魔法少女ものです。
(まどマギは10話くらいまで見てなんとなく放置してるという人非人でございます)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 26

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

このアニメが面白いのはメソポタでは常識

原作漫画自体も大好きですが、アニメ化のクオリティが素晴らしいですね。

2期目が作られる予定なんか一切なかったと思われるのにあえてそのまま話が続くかのように作られた1期目最終回でしたが、そんな1期目を受けて普通に2期目が始まったのが笑ってしまいますね。

そんなアニメのストーリーはわりと原作に忠実です。でも演出面で「アニメならでは」と思わせる描写が多々あり、そのあたりは流石ですね。

あと、原作のアニメ化エピソード時点では小倉さんはアニメほどには目立っていなかったという気がしますが、アニメでは小倉さんがとても目立ちます。アニメ以後のストーリーへの関与から出番が多くもらえているのか、それとも単にアニメ制作スタッフに愛されているのか…?

エピソード個々の描写はコミカルなのに、ストーリーの本質部分は結構シリアスな設定になっていて不思議なバランスの作品ですよね。何千年も闇の中で孤独に耐えていた御先祖が不憫。無邪気にキャラ萌えもできるし考察要素や伏線もけっこうあります。

2期目を全部観終わった後に1期目を見直してみるのも面白いかもしれないです。ちなみに1期目の最終話でこの2期からのキャラであるはずの白澤店長とかも街中を歩いています。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24

72.9 2 すき焼きで日常系なアニメランキング2位
異国迷路のクロワーゼ The Animation (TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (953)
4405人が棚に入れました
私ハ…このギャルリの家族ニナリタイ・・。
19世紀の仏蘭西、巴里――。 近代化の流れに忘れられた小さな商店街、ロアの歩廊に、 ある日、小さな日本の少女が足を 踏み入れました。彼女の名前は湯音。 長崎から一人、パリへ奉公にやってきたのです。 全く違う異国の文化や慣習に戸惑う毎日。 それでも一生懸命な湯音は、鉄工芸品店「ロアの看板店」で働きながら、店主のクロード、そしてパリの人々との温かな出会いを通じて、一つずつ、文化や言葉の違いを乗り越えていくのでした。優しい日差し差し込む、この時代遅れな商店街に 迷い込んだ日本人形。 いつか、ギャルリの家族になれるよう、少女は今日も奉公に励みます…。
ネタバレ

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

湯音がお人形さんのように可愛いのです

湯音ちゃん、私の家に奉公にきて~!!

◆この作品の概要は・・・
時は19世紀後半、長崎一の看板娘だった小さな女の子の湯音が家のしきたりによりパリへ行き、鉄工芸品店で奉公するというお話。

◆まず主人公の湯音が・・・
と~ても可愛いのです!
黒髪のおかっぱ頭でお人形さんみたいです!
第1話目のピンクの華やかな着物姿や、下駄をコツコツ音を立てて小走りに歩く姿を一目見た時からその可愛らしさに目を奪われました。
人の言いつけを必ず守りしっかり者、でも小さい小柄な容姿から危なっかしくて目が離せない。
また可愛らしい外見とともに、その仕草や豊かな表情がとっても微笑ましいです。
始めて体験する異国の文化や食べ物に戸惑うものの、好奇心旺盛。
微笑んだ顔・悲しそうな顔・驚いた顔・ふてくされた顔・泣いた顔など・・・。
ひとつひとつの表情にとっても癒されます。

◆声優陣は・・・
主人公湯音の声優の「東山奈央」は現在19歳の新人です。
しかし、綺麗な透き通った声でこれから大いに活躍が見込めるような声優さんではないか?と思っています。
そしてメインキャラであるアリス・ブランシュの声優は「ゴシックのヴィクトリカ」を演じた「悠木碧」。
このアニメの舞台が19世紀なのでゴシック感も漂うこのアニメでの「悠木碧」のキャスティングはとてもイキな計らいですね。

◆タイトルが示す通り・・・
日本では長崎一の看板娘でも、風習や文化が違うパリではいろいろ厳しい事が待っていると思います。
異国迷路というように、日本とは文化が全く違うパリで生活するというのは迷路に迷い込んだようなものです。
19世紀ヨーロッパの異国情緒あふれる舞台で、この可愛らしい日本人の小さな女の子がどのように過ごしていくのか非常に楽しみですね。

◆ストーリーは・・・
ストーリーはとてもゆっくりと進みます。
特に中盤あたりでは中だるみ感も感じられるかもしれない。
この作品は全12話(本編11話+TV未放送エピソード1話)。
原作1、2巻の内容を1クールで11話に納めています。
作品にもよるけど、原作がノベルやコミックからくるアニメはだいたい五巻~十数巻の内容を1クールで納めてしまう作品が多いのではないでしょうか?
原作2巻分の内容を1クールで描いているので、とても丁寧にゆっくりとした繊細なストーリーで仕上がっています。

◆なぜあのエピソードを放送しなかったのか・・・
最終話は屋根の上のお話。
原作を読んでいる人には、最終話にこの話を持って行った事に疑問を感じるのではないでしょうか?
パリに来た湯音の一番の見せ場?ともいうべきあのシーンが削られていたのは非常に残念でした。
ストーリー的にもハラハラさせられたシーンなのに・・・。
2期が制作されるのか?OVAに追加シナリオで制作されるのかはわかりませんが、せっかくなので内容を以下に紹介。
知りたくない人は回覧はしないで下さい。
{netabare}
百貨店を毛嫌いしているクロード、しかし百貨店に行きたい湯音の為に2人で行くことになります。
複雑な想いのクロードとは逆に湯音は興味深く周りを見て楽しみますが、2人ははぐれてしまう。
さらに湯音は百貨店の店員に盗人の疑いがかけられます。
そんな中、百貨店は火事に・・・。
お店の中は逃げ惑うお客達でごった返し。
大きな身体の外国人達の群衆にあの小さな身体の湯音が巻き込まれたらひとたまりないと焦るクロード。
そんな時に湯音がとった行動は・・・・。
{/netabare}
このエピソードに私泣けましたよ(゜-Å) ホロリ 。
興味ある人は原作をぜひ^^。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 70

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

湯音ちゃんの笑顔で癒されました(´ー*`)キラーン

■湯音ちゃんと出会ったときの日記(*^-^)
舞台は19世紀ヨーロッパ。フランスの古き良き街並みの雰囲気を丁寧に表現できている作画には圧倒されました♪
 
そんな素敵な背景の中でひときわ輝いていたのが、湯音(yune)でしたね(゚ー゚☆キラッ
艶やかな着物姿が一見ミスマッチと思われる背景に、不思議と溶け込んでいるのですよ♪
そして、湯音が歩くたびに、「こっぽり」「ぽっくり」 と舞妓下駄の奏でる心地よい音☆彡
まるで「こっちだよ」って呼びかけられている様な、素敵な音色がいつまでも耳から離れませんでした♪
 
湯音は小柄で、黒髪で、ショートカットで、献身的で、真っ直ぐな瞳で、環境の違う異国の地で、何を感じ、何を想い、様々な人と出会い、どんな風に日々を過ごして行くのでしょうねo(*^▽^*)o~♪
今後の展開にとっても期待が持てる第一印象だったのです!!
 
 
■最終回を観終わって(・ω・)ノ
(〃´o`)=3はひーって感じで体の隅々まで癒されちゃいました♪
最初から最後まで湯音ちゃんの魅力を存分にひき出す演出は秀逸でした。
フランスの情緒溢れる雰囲気を引き立てるBGMと、スクロールやズームの仕方でゆっくり流れる時間を演出したカメラワーク。
さらに、さりげなく耳に残るドアの開閉の鈴の音や下駄の音などの音響効果や、やわらかい光の差し加減で優しいほんわかした雰囲気作りなど、癒し系の作品のお手本となるようなハイクオリティな作りは作画だけで考えればARIAを超える出来栄えだったと感じました♪
 
そんな雰囲気の中、湯音ちゃんの生き生きした表情や仕草がとっても魅力的で、アリスお嬢様が湯音ちゃんに抱きつきたくなっちゃう気持ちが良くわかります♪
健気でいつも一生懸命な湯音ちゃんだけど、たまに見せる頑固な一面は、今のNOと言えない日本の政治家にも見習って欲しいくらいです( ゚ー゚)( 。_。)ウン♪
 
 
■総評
遠い異国の地、日本から来た湯音ちゃんの魅力が、ギャルリ・ド・ロアやブランシュ家の人達に少しずつ変化をもたらす様子が本作品の一番の見所だったのだと私は思います♪
頑固で不器用なクロードさえも、ちょっとずつ湯音ちゃんのペースに振り回されてだいぶ考え方も変わってきたように見えましたね♪
 
また、湯音ちゃんが失敗したり戸惑ってたりした時に、さりげなく声をかけるオスカーさんも素敵でしたね♪
ときに「魔法」と表現するくらいに湯音ちゃんにとっては、オスカーさんの言葉って心の支えになってるんだなって感じられました(*^-^)
 
ブランシュ家のカミーユ姉さまは地味な役回りでしたけど、妹のアリスちゃんの事を愛し、とっても大事に思っているのが良く伝わってきましたね♪
アリスちゃんに少しでも自由に過ごさせてあげたい気持ちや、クロードとすごしてた幼少の頃の思い出や、貴族としての立場など、複雑な心情をさりげなく描写してましたね♪
 
とにかく、本作品「THE ANIMATION」では湯音ちゃんと街の人達との触れ合いから、次第に第2の故郷となりえる場所となるまでの心温まるストーリーでしたけど、是非2期を見てみたいですね♪
2期では、各キャラ毎の掘り下げたストーリーや、今回は変化がなかったカミーユとクロードの関係を是非見たいなぁって思ってます♪
 
こういう癒し系の作品は、つまらないと言う人もいると思います。
ただ、人生の中でいつかいいなって思える時期が来るのもこういった作品だと思うのです♪
なので、つまらないと思ってもそっと覚えておいて欲しい作品です(o*。_。)o
σ(・・*)アタシみたいに癒し系大好きな人はたくさん観ましょうね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『世界は踊るよ、君と。』
 歌:羊毛とおはな
 アコースティックギターの音色が心地よい、温かいサウンドです♪
 
ED曲『ここからはじまる物語』
 歌:湯音(東山奈央)
 湯音ちゃんの声優さんが歌ってくれてるだけで、ほのぼのしちゃいますね(*^-^)
 
ED曲『遠く君へ』
 歌:アンヌ(中島愛)
 4.5話を思い出す曲ですね♪やっぱりランカちゃんだねw
 
ED曲『Tomorrow's Smile』
 歌:A.m.u.
 カミーユお嬢様全快の8話限定のED曲でしたね♪
 優しくしっとり歌ってくれてます♪名場面を思い出させてくれる歌声です(*^o^*)
 
 
2011.07.07・第一の手記
2011.07.08・一部言い回しを修正
2011.09.21・第二の手記(追記:■最終回を観終わって■総評■MUSIC)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 62

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とっても癒されるアニメ。L面に墜ちそうになった……

原作未読。


時は19世紀。
湯音(ゆね)という少女が奉公の目的でパリへ渡る。
ギャルリ・ド・ロアという商店街にあるアンセーニュ・ド・ロアという看板店に住み込みで働くことに。
当初は右も左も分からない湯音。
彼女がギャルリ・ド・ロアになじむまでのストーリー。


笑顔になれる癒しアニメです。
日常系ではありません。
ストーリーはしっかり進みます。

主要人物は以下。

・湯音 → 日本からパリに奉公に来た13歳の少女。ロリッ子
・クロード → アンセーニュ・ド・ロアを経営する青年。ツンデレ
・オスカー → 湯音を日本からパリへ連れてきた老人。いい歳をしてプレイボーイ
・アリス → ギャルリ・ド・ロア全体を管理する大富豪の少女。高飛車だけど湯音にぞっこん


湯音の行動は日本人なら大いに納得できるものです。
しかし、パリでは不自然に見えます。
クロードがそれをどう扱うかが、話の軸です。
したがって、湯音よりもクロード目線のストーリーと言ったほうがいいかもしれません。
そして、間を取り持つのがオスカーじいさんの役割です。

オスカー「日本では~」

と、毎回解説してくれます。


また、湯音にとっては異国で右往左往するストーリー。
しかし、それはクロードにとっても同じこと。
異国から来た少女をどう扱っていいか分からず迷走します。
異なる方向に歩いているふたり。
迷路のように、あちらこちらに行ったりしながらも、クロワーゼ(交差点)で出会います。


演出面では、キャラクターの細かいしぐさにこだわりを感じました。
湯音が危ない行動をしたら、おろおろしたり、はらはらしたり。
また、舞台がパリなので、湯音はカタコトでしゃべります。
これがかわいいんだな(*´д`*)
……L面に墜ちそうになりました。


いざこざは起きますが、毎話のようにニコニコできます。
癒しのツボをしっかり押さえていると思います。

「クロワーゼ・レ・ドワ(うまくやれますように)」

十分うまくやれていると思います。
毎回とってもいい気分で見られました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 53

70.4 3 すき焼きで日常系なアニメランキング3位
ゆゆ式 困らせたり、困らされたり(OVA)

2017年2月22日
★★★★☆ 3.8 (81)
418人が棚に入れました
ノーイベント・グッドライフ!あの情報処理部が帰ってくる!
『まんがタイムきらら』の人気作「ゆゆ式」の新作エピソードがOVAでリリース決定!
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今日も元気な「唯ちゃん困らし」に、癒される♪

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ゆゆ式は、今日も元気に通常運転です♪ ゆゆ式好きなら外れないし、嫌いなら当たらないっすね。作画とかテンポもまんまで、嬉しかったな~。


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一番笑ったネタ→「誰だ! 敵か? それともパン派か!?」「どんな二択だよ!」

流石というか、感心したツッコミは→「愛してるから困らせるんだよ~」に対して「DVの人か」。「一度で良いから~」に対して「悪い男か!」

あんなバカな感じに見せといて、帰ってすぐ勉強している ゆず子の、微妙に歪んだ感じがたまらなく好きです。

何気に、あいちゃん&岡ちー&ふみおちゃん、のトリオ好きなんだな~♪
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「しゅぽーん…」←この作品の特徴を良く捉えた台詞だと思います。

この作品は、ゆゆ式1期の続編に位置するOVAです。
物語が3人の女子高校生の日常を中心に描いているので、この作品から視聴しても問題無いと思いますが、キャラの説明などは何一つ入らず物語が始まった途端、この作品の世界にどっぷり浸かっていく感じなので、作品をより堪能したい方は1期からの視聴をお勧めします。

このOVAのタイトルは「困らせたり、困らされたり」…という事で、主要登場人物である野々原ゆずこ(CV:大久保瑠美さん)、日向縁(CV:種田梨沙さん)、櫟井唯(CV:津田美波さん)の3人が学校の休み時間を過ごす過程で発生した展開なのですが、この作品の持つ「ほんわか感」も相まって、タイトルの意味を額面通りに受け取ってはいけない作品…だと思いました。

何故なら、困らせようとする言動の一つ一つを見ると、正直殆ど困らないモノばかり…
多少のウザさは感じるモノもありますが、普通に考えて許容範囲の内容ばかりなんです。
それでも、このタイトルが採用されたのは3人が3人ともお互いの事が大好きで、一緒にいる時間をとても大切にしているから…そして普段の当たり前の一つ一つを決して忘れない思い出に昇華させようとしているから…こんな風に感じました。

会話の展開としては、まずゆずこがボケて、縁がそのボケに乗っかり唯が突っ込む…この三角形が見事な調和を醸し出しています。

ゆずこのボケ…ハッキリ言って中々凄いと思います。何故なら「火の無いところに煙は立たぬ」というコトワザがありますが、ゆずこは火の無いところに煙を立たせるに止まらず、消火用の水まで用意するレベルなんですから…
ゆずこの頭脳明晰な一面を垣間見れる点だと思います。
そして大切な思い出に…と思って行動するのはゆずこも縁も一緒です。

それでは、唯が二人とベクトルが異なっているか…というと決してそんな事はありません。
唯が突っ込み役に徹しているのは、恥ずかしがり屋の性格も手伝って二の足を踏んでいるからだと思いますが基本的に一般人だから…
頭脳明晰なゆずこのボケのタイミングとテンポの速さは抜群なので、そのボケに乗れなくても全然おかしくありません。
でも唯の良いところは、目の前の出来事を自分なりの解釈を加えて反芻するところ…

唯が反芻するのもきっと彼女の性格のせい…
だから自分がボケるタイミングは、きっとこれまで数多く失ってきたんだと思います。
口には出さなくても唯なりの胸への落とし方…つまり彼女なりの昇華方法があるのが第3者の視点で見ると良く分かります。

この作品を視聴したのは2013年の春なので今から約4年前…当時は感動系の作品ばかり視聴していて、日常系の作品はあまり馴染みがありませんでした。
でも色んな日常系の作品を経て改めてこの作品を見ると、このゆったり感に堪らない心地良さを感じます。
本レビュータイトルの「しゅぽーん…」を含め、食いつきたい点のある方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは「きらめきっ!の日」
エンディングテーマ「青空のつくりかた」
どちらも主要登場人物3人で構成している「情報処理部」が歌っています。

30分1話のOVAでしたが、彼女達の「らしさ」が30分に凝縮された作品だったと思います。
この作品で気になったのが…種田さんの動向です。
病気療養に伴う代役にこの作品が入っていなかったこと…
2016年の11月に上映された「きんモザ」の様に休止前に収録が完了している訳でも無さそうですし…
これはいよいよ種田さん復活の兆しと考えても…などと一人で勝手に盛り上がっています。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

やまだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

★4/ Giverの協奏

1期しかないのかと思ったらこんなものが!

相変わらずメチャクチャ面白い。OVAだけあって仕草が細やか。終了後数年経ってOVAを1話だけ制作するってどういう状況なのかな。OPED全然悪くないしむしろ良いんだけど本編がぶっちぎりで良過ぎたからな。

スペシャルエピソードと言っても結局はいつもの感じ。そうでなくては。ゆゆ式かくあるべし。至福の時間をありがとうございました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11
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