アスリードでトレーニングなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのアスリードでトレーニングな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月23日の時点で一番のアスリードでトレーニングなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.6 1 アスリードでトレーニングなアニメランキング1位
競女!!!!!!!!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (433)
1940人が棚に入れました
水着姿の美少女たちによるエキサイティングな水上の闘い「競女」!
ルールはシンプル。「ランド」と呼ばれる水上に浮かぶステージの上で、尻や胸を駆使して戦い、最後まで立っていた選手が勝者だ。
鍛え上げた肉体から繰り出される、胸と尻の超絶技! 熱き魂がこもった、荒ぶる尻、激しい胸のぶつかり合いに人々は魅了され、その勝者は富と名声が思いのまま!
そんな競女のトップ選手を目指し、選ばれた美少女アスリートたちが集う、瀬戸内競女養成学校。神無のぞみをはじめとした生徒たちは、みんな各自の得意分野を活かしつつ、自らの尻と胸を磨いてゆく。
競女に青春を捧げる熱き乙女たちの、汗と友情の物語がいま始まる!

声優・キャラクター
Lynn、M・A・O、本渡楓、大西沙織、前田玲奈、山村響、高橋李依
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まじめでおばかなスポ根アニメ…視聴者に強烈なインパクトを残した作品

1話…これって面白そう
{netabare}競女、尻で戦う、それはつまり…水着アイドルお尻でドンをスポーツにしたもの。その発想はなかった。
フワッと1話を見たら…けっこうなスポ根かもしれませんね。狙いすぎかと思ったら、意外とキャラも描写もしっかりしている感じです。はまりそうな予感が{/netabare}

2話…基礎練習は大事
{netabare}で、尻八の字?競女スクワット?競女タイヤ転がし?…と思ったら普通の筋トレもあるし。座学もあるのね。尻学に胸学…。
ヒップトス、こちらの青葉ちゃんは大人しいのかと思ったら普通にしゃべるではないか。
そして真空烈尻ですと?なんだそりゃ?
もう、笑ってしまうくらいアホっぽい。でも癖になりそう。{/netabare}

3話…大リーグ養成…じゃない養成ギプス
{netabare}のぞみが発した強烈な技は真空跳び膝蹴り…じゃない、真空烈尻というらしい。超絶な技らしく、選手生命さえ奪いかねない危険な技でもある。のぞみは強くなりたい一心で(賞金女王に)覚悟を決め、元セイレーンの用意した養成ギプスをつける。
一方、さやかも強さを極めようと尻ガトリングを特訓。上位クラス生徒達の混じった対決に挑む。

お馬鹿な設定と展開を真面目にスポ根させているところがスゴい。本当に飽きないわ…{/netabare}

4話…食い込みさせるだけで覚醒
{netabare}りんりん対さやか、スピード対尻は白熱。尻ガトリング対決は互角、なのに追い詰められるさやか。りんりんの特殊能力は肺活量の凄さ。耐えてラスト30秒で放った「アクセラレーション」、さすがに決まった。
次にのんが登場。何と何と!!柔らかすぎる尻でゴツいエリートに勝利。風音は尻さわっただけで相手が何をするか分かる能力持ち。が、相手が悪すぎた、学園一だもの…。そしてのぞみが出てきて次週へ。

相変わらスゴい。技がスゴいし、なんてったって、胸催眠…。今回も笑わせていただきました。{/netabare}

5話…ケルベロスが追ってくるよ~
{netabare}のぞみと対するエリートは親も姉も競女選手というサラブレッドの琴音。この子、実は腐女子。対戦前なのにBLのCDを聞いて、雲の形だけで想像できちゃう本物。
いざ戦って見ると琴音は尻を向けたまま。なんと、尻がフルオートで追ってくる技名「ケルベロス」の持ち主。追い込まれるのぞみだが、そこは身体能力の良さで避けきる。本気を出した琴音にのぞみはついに真空烈尻を解き放つ。ケルベロスと真空烈尻のぶつかり合いはのぞみの勝ち。

一人だけ負けた青葉がガッカリしているなか、309号室全員がエリートクラスへ編成替え。そりゃそうだ、ゴッドハンドの持ち主がくすぶっていてはいけない。

しかしまぁ…ケルベロスときたか。フルオートで尻が接近するって恐ろしいわ。あと、BLのシーン、中の人が無駄に豪華な気がしたんだが…{/netabare}

6話…プロとの差は尻の皮10枚ほど違う
{netabare}309は全員がエリートクラスへ。待ち受けていたのは合宿。なんか修学旅行っぽくなったが、さやかが可愛い。309はみんな仲間だ、それがさやかにはとても新鮮で、嬉しい出来事だったようだ。
さて、合宿は厳しくなるとのこと。待っていたのは京都のプロ。プロから直接指導を受けることになる。のぞみは自らの力を試そうとA級プロの白雪京子に挑むが力の差は歴然で…という内容。

まともな王道スポ根内容だし、ギャグも無いんだが、何故か毎回2、3回は吹き出してしまいます。「尻カンチョー」って…ビール吹き出した。{/netabare}

7話…コツだよ、コツ
{netabare}合宿が始まり、それぞれのところで練習に励む教習生たち。のぞみは白雪の強さがどこから来ているのかを観察するが、それを体験してみてその凄さが改めて分かった。白雪ものぞみの可能性を感じていて、のぞみ専用の特別メニューを用意していた。それは…尻力で蕪を抜き取るというもの。苦戦するのぞみだが、最後にはコツを掴み抜き取ることに成功する。

裸になったり、描写がエロかったりするんですが、相変わらずエロさを感じません。もう展開とキャラの面白さでエロさが無くなるんですよね。改めてとんでもないアニメです。{/netabare}

8話…「認めんぞ!こんな世界!」
{netabare}さやかパパから名言出ました!分かります、認められません、こんなニヤニヤ&爆笑してしまうアニメは!(いい意味で)

合宿最終日に模擬レースが組まれ、のぞみの相手は何故かのぞみに恨みを表す月下うさぎ。小さいのを最大限に生かす戦術にのぞみは苦戦。しかし、カブ特訓を経たのぞみはワンランクも力がアップ。新たに身に付けた技を繰り出し勝利。にしても、ラビットなんとか、メテオなんとか、相変わらずネーミングセンスが昭和を感じます。

合宿から1か月後、東西戦が行われることに。西は東に完敗が続いているという、一時期の美浦と栗東の関係(分かる人は分かる)になっており、瀬戸内養成所を廃止せよと東の先生が言う始末。それに反応したのぞみが怒り言い返す。東西の生徒が一触即発に。東西対抗戦はメンツをかけた戦いへと進むことに。そして始まる…さやかのおっ○い丸出しの攻撃とともに!(なんじゃそりゃ!しかも「乳首が立ってる」って井口に言わすか‼)

もう…バカバカしいったりゃありゃしない(いい意味で)。そりゃさやかの父親が認めんぞと言いたくもなるよ(笑)。{/netabare}

9話…その発想はなかった!
{netabare}フリフラと動揺…同様、感じるアニメです(いろんな意味で)。考えるより、見て感じる、笑うもよし、感動するもよし(するのか?)。とにかくすげぇぇと言いたくなった9話でした。

美桜、藤崎、さやか(もう一人モブ)たちのチームが出陣。相手チームも曲者揃い。いつの間にかチームとして機能している瀬戸内(ほんと、いつのまにだよ)、それでも苦戦。藤崎のケルベロスは効かない。さやかもピンチ。そこでさやかはとうとう柔道技を繰り出す。手が使えないのに何をやらかすかと思ったら、「乳首一本背負い」な、なに~‼なんじゃそりゃ…爆笑と呆れ、驚愕。作った人、天才過ぎる…。
美桜は楽勝、さやかも残り、瀬戸内の勝利。そしてさやかパパも魅了され(パパまでこの世界に引き込まれたか)、さやかの行く先を認めて次回へ。

もうね、なにも言うまい。本当にすげぇよこのアニメ。番組終わったあと、話題のキーワードに軒並み競女の言葉並んでましたし。乳首一本背負いが5位に入っていたの見て吹き出しましたが…。{/netabare}

10話…なんでもアリじゃ
{netabare}第2戦、駿河は一人一人紹介なのに、瀬戸内は登場のアナウンスすらなし(さすがにひでぇ…)。風音、のん、金剛尻、ウサギちゃんのチームはバラバラ戦うが、個々の能力は駿河が圧倒。追い詰められる瀬戸内。しかし、これは事前に決めておいた作戦、バラバラにしておいてバランスを崩して相手を落とす。二人が落水。
それでも残った二人は強者で、金剛尻がやられ、ウサギは道連れで落水。残る一人に風音とのんが頑張るけど、なんと相手は「パイ·パイル·パイパー」なる技を繰り出す。風音はゴッドハンドがパワーアップ。瀬戸内選手、コーチの技をコピーしていた。のんが作ってくれた隙をついて、瀬戸内の総力をあげて挑む風音。同時着水かと思ったら、なんと、パイパーが効いていてわずかに風音が早く落水…

それにしても、毎度毎度凄い技が繰り出されて驚かされる。笑いを堪えるのも必死です。ただ、対抗戦になってから尻より胸にスゴワザが集まっている気がするんだが…{/netabare}

11話…最終決戦もとんでも技のオンパレード
{netabare}1勝1敗で迎えた最終戦。駿河にはクルーゼ面をつけたやつや巨人やいて大変…さらにナンバー2の坂城真夜がいた。一方、瀬戸内はのぞみ、鈴、花火、小刀の4人。真夜とのぞみは互いに意識して一騎打ち。望みの先制パンチ(尻)を簡単に受け止める真夜。何度打っても響かない真夜の謎をのぞみは尻に顔をうずめる真夜いわく「変態!」で理解してしまう(このアニメに変態という言葉が飛び出すとは思わなかった)。気功が関係しているらしい。これで真夜は周りから孤立していたところをコーチに見出されたらしい。
一方、花火と鈴は緑髪と変態仮面マジシャンもどきに苦戦。特に仮面は謎のフラッシュ技を繰り出し、追い込まれる。スピードスターの鈴でも追いつけない。そこを鈴が技の欠点を見抜いて追い込むが、なんと、合体技(二人羽織水着バージョン)で逆に追い込まれる。そこに助太刀したのがモブかと思っていた小刀沙弥。なんと、乳抜刀という強力な技を繰り出し、変態仮面を倒してしまう(最後に来てこんなキャラを登場させるとは)。鈴と花火も緑を飛ばして瀬戸内は優位に立つ。
のぞみと真夜の対決は続き、意地の張り合い。真空烈尻を何度も繰り出すが、未完成らしく倒せない。しかし、真夜が力を使い果たそうとなった瞬間、真夜からもう一人の人格が現れて…で最終回へ

真夜がナンバー2の意味はもう一人の人格がナンバー1なのだからだろう。たぶん、のぞみ以外はあっという間に吹っ飛ばされちゃうんだろうな。
しかしまぁ…真空烈尻が普通の技に見えるほど、頭が麻痺してしまっている。本当におかしいよこのアニメ(悪い意味ではない)。もう最終回か…残念な気がしてしょうがない。{/netabare}

12話(最終回)…私たちの戦いはこれからだ!
{netabare}マヤから出てきたのはもう一人の人格「カヤ」。やはり駿河のナンバー1だった。その強さはデタラメ。味方であるはずの巨人を一撃で追い払い、4対1になってもことごとく瀬戸内メンバーの技を跳ね返し、小刀が落とされ、ピンチに。花火はのぞみに後を託すため乳秘孔で乳魂(もうよく分からん)。覚醒するのぞみ。カヤの技を受けきり、跳ね返す。のぞみはマヤと戦いたいと言い放ち、マヤがそれに答えて再び登場。そして最後の激突。のぞみが繰り出す全身全力真空烈尻は天翔龍閃のごとく二段抜刀術…みたいな感じ。マヤを落水させ、瀬戸内勝利!
戦いの後はノーサイド。全力で戦った者たちにしか味わえないさわやかなもの。そして、養成学校を卒業。生徒たちは次のステージでエンド!

見事なほどのスポ根の終わり方。なにも嫌な感じを残さず、次の戦いが待っている!感を出すエンドでした。作画が大変なことになっているとのことでしたが、最後、水着が破れたり直っていたりが交互に繰り返されていたので、なるほどという感じです。円盤では修正すると思いますが。

終わっちゃった…まじめでおばかなこの作品が大好きでした。{/netabare}

放送コードを意識しているのかどうか分からないが、ぎりぎりなような、大丈夫なような。でも、ちっともエロくないのは内容が内容だったからだと思います。何があっても真剣に技出してしまうから、逆におかしくって。特に後半のめちゃくちゃな技のオンパレードには笑いが止まらなかったです。よくまぁこれだけのものを作ったと拍手送ります。

キャラデザインは自分の好みだったから、みんな可愛く、この秋一番だと感じました。真剣な場面のBGMもかっこよかったのですが、そこで繰り出される技で笑ってしまうという、なんか残念な感じもしますが、まじめに作っているんだからよしです。それにしても、アフレコとか、中の人たち、どんな感じだったんだろう。面白すぎて笑いが止まらなかったのではないかと。

1巻円盤の売り上げが爆死だったとの話。二期はないだろうな…というより、養成学校の戦いでこれだから、プロの話になったらもはや人類の戦いではなくなってしまうか{笑}

見た人を笑顔にする{?}インパクトのあるアニメでした。ただ、内容はいたって普通のスポ根もの。軽く笑えるものを見たいなと思う人にお勧めできます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 37
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

熱さと馬鹿馬鹿しさが萌えを超える時、裸もまたギャグになる!

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
「馬鹿になれ とことん馬鹿になれ 恥をかけ とことん恥をかけ かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる 本当の自分が見えてくる 本当の自分も笑ってた そのくらい馬鹿になれ」「尻が一番 尻があれば何でもできる」「いくぞー! 1、2、3、ダー!」

ん? 一部違うぞ? まあでも、そんなアニメです(笑)

内容は、バカ要素もありつつ、スポ根もありつつ。バカを真剣にやってる感じが好印象でした♪ アニメ玄人?にオススメしたいアニメですね(オンリーワンなので)!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
内容は、バカ要素もありつつ、スポ根もありつつ。バカを真剣にやってる感じが好印象。「競女」という謎のおバカ種目を「公営ギャンブル」にしたのは、面白いというより、上手い設定だと思う。バカなことをやっているのに、なぜか説得力が出てくる。少女達が厳しい練習に耐える理由がシンプルに「お金」ってのも分かりやすい。

てかこの競技、実際に競技化したらリアルに人気でるかもね(笑) おじさん達は喜びそうだw

何気に、各キャラクターごとにオリジナリティーある「ケツ技」があって、バトルものとしても面白い。まあ、各必殺技には無理矢理感あるのもあるけど、それに突っ込むのは無粋ってもんでしょう。

一番笑ったのは8話の次回予告w 「構えが変わった!? 乳首が立ってる!!{」って、どんな次回予告だよ(笑) 久々にアニメで声だして笑ったわwww

9話、馬鹿馬鹿しさがひとつの壁を越えた(笑)

11話、もう何があっても驚かない(笑)

12話、よくもまあ、色々考えるもんだな(笑)

感想➡他の方もレビューで書かれていますが、多分このアニメ、ここで終わるのがちょうど良いです。プロ編とか、2期やる余地はいくらでもあるけど、これ以上やっても、1期を超えられる気はしないかな。馬鹿馬鹿しさのMAXは通りすぎ、これ以上やってもマンネリ化するというか、強さのインフレがおきて、いったい誰が強いのか分からなくなってくる気がする(晩年のBLEACHのような状態)。

まあ、面白いアニメでした! 好評価です!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 42
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

尻圧(けつあつ)の高い熱尻(ねっけつ)アニメ!!!!!!!!

キャッキャウフフというナンパな要素はなく「女子で水着」ということでエロ目線で見てたのに以外とバカバカしくも真面目に取り組んでる競技に目が離せなくなりました。

競馬・競輪・競艇といった公営ギャンブルに新たに70年代盛況だったアイドル水泳大会のような競技が誕生。その名は「競女」!ゆえに競技は「レース」と呼ばれてるみたいですね。
水上に浮かぶ「ランド」といわれる小さなフロートに数人の女子が手足を使わず尻相撲で相手を押し出して落水させて最後まで残った者が勝利するというもの。

そんな競女の魅力に惹かれ、賞金女王を目指し一攫千金を狙おうと瀬戸内競女養成学校に入門してきた(大阪系?)関西出身の「神無のぞみ」(何やら意味ありげな名前。神は無くとも望みを持てということか?)
高校時分は新体操をやっていただけにバランス感覚は優れ、関西人らしく人懐っこい少女でムードメーカー的な存在かな。
同期に入った「宮田さやか」は柔道の実力者。その道への周りの期待が大きかったものの本人は「のぞみ」と同じく競女に憧れて入門。プライドが高く優れた運動能力や柔道の反射速度を応用したスピード戦が得意。根が真面目なので「のぞみ」へのツッコミ役もしばしば。しかし貧乳。
ルームメイトの「青葉風音」と「豊口のん」。
「青葉風音」は無口で超人見知り。皆の会話や相談の輪に入りたがらないのだけど、その訳は{netabare}口下手で感情的になると地元方言の広島弁が出てしまう為(じゃけん、それが知られるのが恥ずかしいんじゃ)。{/netabare}しかし右手をかざしてオーダー・・・じゃなくて空間把握能力が優れ、相手の動きの先読みが得意。
人見知りの訳を皆に知られてからスポーツ実況を流暢に解説する分析能力も高そうですね。
「豊口のん」は鹿児島出身。こちらも感情が高まると一般的に解りずらい方言が出ますが気にしてないようです。本人に自覚はありませんが天然で超ドジっ子です。

数々の試練や強敵のエリート先輩達と対戦しプロの競女選手を目指す彼女たちの活躍に期待してます。

作画は熱尻・・・じゃなく熱血モノらしくフェイスアップになると「線」が太くなって雰囲気イイですね。レースの緊迫した接戦シーンのBGMも盛り上がる感じにしてるのでけっこう目が離せません。状況解説の「文字」も立体にして背景の一部になってる演出も面白いと思います。
ローンアグルカットもウイッチーズ並に多いのは嬉しいところ。(静止画で見てスジを見つけると、なお嬉しい)

【スゴイ!カッコイイぞ!!異名が付くほどの必尻技&特技】
第1話「瀬戸内競女養成学校!!!!」{netabare}
・入学試験の模擬レース
【尻(しり)キャノン砲】走っった勢いで加速をつけ、その勢いでヒップアタック。(神無のぞみ)
【尻(しり)ギロチン】空中高く舞い上がり相手の頭部めがけて大股開きで落下。まともに当たれば失神もの(たぶん)。けっこう仮面の「おっぴろげアタック」に近いかも。(河合花火)
【BTB(バストトゥバスト)アタック】自分の胸を相手の胸に押し当てた状態をキープし動きを封じる。あわよくばそのままランド外へ押し出すこととも。応用で乳はさみも可能。(神無のぞみ){/netabare}

第2話「団結のヒップトス!!!!」{netabare}
・基礎体力をつけるためのトレーニングの日々
【尻(しり)ガトリング】ペガサス流星拳のお尻版(宮田さやか){/netabare}

第3話「真空烈尻(しんくうれっけつ)!!!!」{netabare}
・教員相手の模擬戦とさやかの最速トレーニング&のぞみのUTM(氏部・特別・水着)着用による日常生活。(筋肉操作のため)
【真空烈尻(未完成)】無数の回転で加速に勢いをつけ重い一撃のヒップアタックを仕掛けるつもりが偶然腰をひねったときに放った一撃はカマイタチを起こした。しかし慣れない動きをしたせいで激しく腰周りを痛めることに。(神無のぞみ){/netabare}

第4話「最速尻定戦(さいそくけつていせん)!!!!」{netabare}
・クラス替えレース 六堂鈴の最速自慢にあてられて宮田さやかが挑む!
【疾風 三刀撃(しっぷうさんとうげき)】バランスを崩した相手の懐に入り体制を立て直そうとするところへ素早く三連撃のヒップアタック(宮田さやか)
【尻ガトリング・応酬】笑っちゃダメだけど、いや~~~イイ音しますね~~。(宮田さやか・六堂鈴)
【K-acceleration(クイこませアクセラレーション)】水着をクイこませることにより臀部にかかる水着の負荷を無くし通常の数倍の速さで加速した動きができる。しかしその負担も大きく、30秒ほどしかもたない。(宮田さやか)
【金剛尻(こんごうけつ)】鍛えられた臀部に力を込めることで、どんな攻撃も受け付けない鋼鉄の盾になる。(吉田敦子)
【一槍剛尻(いっそうごうけつ)】金剛尻の状態のまま相手にヒップアタック。それはまさに鋼鉄の槍の如し。(吉田敦子)
【軟尻体質(なんけつたいしつ)】攻撃による衝撃を吸収してしまう柔らかなお尻。運がよければ攻撃をそのまま弾き飛ばして返すことも可能(豊口のん) ダイバーダウンか!
【知りつくす右手(スキャニングハンド)】上記の通り右手で読み取る空間認識。空気の流れで相手の動きやクセまでも読み取り、先回りして攻撃することが可能(青葉風音)
【乳催眠】巨乳を揺らし続け相手を催眠状態に陥らせ、動けなくさせる技。当然、動けない相手は簡単に押し出され落水。バカバカしい技とも思えますが対戦競技において異常に高まった集中力の状態でトリッキーな動きに目が追っていく時に使える技のようですね。(日下生美桜){/netabare}

第5話「自動迎撃(フルオート)ケルベロス!!!!」{netabare}
・UTMの成果が試される神無のぞみ。ミストで滑りやすいランドでエリート先輩、藤崎琴音にかてるのか?
【ケルベロス】地獄の番犬でなく猟犬という意味合い。常に相手に背を向け、人より敏感な下半身でランド上の動きを察知。自身とお尻を別意識とし、攻撃時は猟犬の如くオーラを放ちながらどこに逃げようと「尻」が追い詰めてヒップアタック。ちなみにお尻の愛称は「ケルちゃん」。(藤崎琴音)
【バイブリングヒップ】敏感すぎる下半身の相手に対し、尻同士でお互いの動きを押さえた時に小刻みに臀部を振動させることで相手をチョットHな気持ちにさせて脱力させる技。濡れてるのは水しぶきだよね?感じてるからじゃないよね?(神無のぞみ)
【昇龍胸(しょうりゅうパイ)】ストⅡでお馴染み「昇龍拳」のオッパイ版。巨乳だったら「竜巻旋風胸(たつまきせんぷうパイ)」や「波動胸(はどうパイ)」なんか出来そう。
【真空烈尻VS全力ケルベロス】追い詰められたのぞみは、氏部教員から禁止されていた真空烈尻を使うことに。琴音もランド上で回転を加え、全力のケルベロスを放つ。勝者はかろうじてのぞみに軍配が上がった。{/netabare}

第6話「魅惑の京都合宿!!!!」{netabare}
・エリートクラスに昇格したのぞみ達。他のエリートクラス練習生と共に強化合宿へ。やってきたのは京都・嵯峨野の嵐山(たぶん)。待ち受けていたのは現役選手による指導だった。練習場所は桂川?
【対地尻ミサイル】尻キャノン砲のように助走や回転などの加速で勢いをつけず、素の状態からから飛び蹴りのように打ち出すヒップアタック。さらに連撃をこなすとは、さすが現役選手。(白雪京子)
【尻ミサイル五ノ型・カンチョーMISSILE!!】幾つかのバリエーションがあるような尻ミサイル。カンチョーMISSILEは文字通り相手の尻の間にこちらの臀部を突き刺すように打ち出すピンポイント技。これでのぞみは10mほど吹き飛ばされた。(白雪京子){/netabare}

第7話「カブの導く先!!!!」{netabare}
・UTMと真空烈尻により大技に慣れた体になったのぞみは白雪選手から特別特訓を受けることに。
【瞬尻(しゅんけつ)特訓】「瞬発力」ならぬ「瞬尻」。劇中の説明によると、
手ごろな普通のバッグは手軽に振り回せる:通常のヒップアタック(基本的な攻撃)
大きなバッグに大量の荷物は振り回しづらい:真空烈尻(威力は大きいが動きが読まれやすく散漫)
今までパワーバトルで何とかやってきたのぞみにとって今度はデリケートな力加減が必要な特訓が待っていた。それは尻筋(尻力)によるカブ抜き。
京都出身の白雪選手は知り合いの地元農家の協力により、カブの茎と自身の腰にロープを結んで引き抜く特訓をのぞみに指導。しかし力任せで引くばかりで茎切れやチュウボレ(一部地域の表現。土中の野菜を掘り出す時に途中で割れたり折れたりすること)のカブの山が出来てしまうことに。
果たしてのぞみは、うまくカブを引き抜くことができるのか?
(ちなみに京漬物で有名な「千枚漬け」。カブをスライス状にした漬物ですが、使われているのは合宿している右京区ではなく左京区の聖護院カブらしいです。){/netabare}

第8話「波乱必至の東西戦!!!!」{netabare}
・合宿の仕上げは模擬レース。日下生の寵愛をうけるのぞみに対し嫉妬の炎を燃やす「月下うさぎ」。うさぎVSのぞみの勝敗は?
【回転敵兎尻打(スピニングラビットヒップ)】軽量ボディの特性を生かしランドを軽快に飛び跳ね、さらに自信を回転することでトリッキーな尻打をうちだす。(月下うさぎ)
【瞬尻(完成形)】特訓の成果により少ないモーションで鋭いヒップアタックを連続して打てるようになった。(神無のぞみ)
【重力落下尻(メテオヒップ)】瞬尻攻撃によりランドの縁まで追い詰められたうさぎ。隙をついてのぞみの尻下側から逃れようとするも振り上がったのぞみの尻はそのままウサギのボディめがけて急速落下!(神無のぞみ)
・東西戦の為、アウェイの駿河競女養成学校に乗りこんだ瀬戸内競女養成学校の面々。初っ端から波乱の含みの展開に・・・
【謎の(尻)発頸】記者インタビューに応える駿河競女養成学校教官・坂城綾子。瀬戸内側を卑下する暴言に詰め寄ろうとするのぞみの前に立ち塞がった駿河側「坂城真夜」。尻を軽く当てるだけで吹き飛んだのぞみ。その気功技の実力やいかに?(坂城真夜)
【尻巻砂塵(けつまきさじん)】もはやランド上で使う技とは関係なし。尻スイングで巻きあげる砂嵐。{/netabare}

第9話「ジャングルジムの覇者!!!!」{netabare}
・東西戦開幕。ランドの形状は巨大ジャングルジム。駿河側「七瀬奈美」の挑発に乗ってしまうのか宮田さやか?技の応酬がスゴイぞ!
【ゴッドヒップインパクト】吉田敦子と同じくガチムチマッチョタイプの駿河側「花山咲」が繰り出す技。空中高く飛び上がりランドめがけてヒップダウンし足場全体を(揺らして)崩す。(花山咲)
【流星残輝尻(りゅうせいざんこうけつ)】駿河側「冬空星天・叶星」の双子による連携技。叶星が相手の動きを封じ星天が空中回転ヒップアタックをかける。技を受けた者は星空の露光写真を見たという。(冬空星天・叶星)
【瀬戸内式合体技・弾尻三連砲(だんけつさんれんほう)】体躯の大きな花山に対し宮田・藤崎・日下生による三人同時ヒップアタック。
【牙突尻(がとつけつ)】相手のヒップアタックにこちらもヒップアタックで返し、ガチで尻がぶつかる技。(藤崎琴音)
【高貴な食事作法(メルシーセテトレボン)】プレデターのメット越しに見るサーモグラフの如く相手の体の力の入れ加減を「視覚」で捉えることができる特異体質(共感覚?)の駿河側のカウンター「七瀬奈美」。ピンポイントで相手の弱い所を攻撃する技。(七瀬奈美)
【女王様のごほうび(クィーン・オブ・ヒップ)】カワイイ女の子大好き、セクハラ専門の日下生の尻技。冬空姉妹のお尻に尻ビンタ。うけた相手は痛いはずなのに快感に嬌声を上げてしまう事に。(日下生美桜)
【牙突乳(がとつにゅう】牙突尻の胸版。乳房のケルちゃん。(藤崎琴音)
【真ケルベロス】乳×1頭、尻×2頭で真のケルベロスによる攻撃。しかし満身創痍だった為に七瀬には効かず敗れることに。(藤崎琴音)
【K-accelerationフルパージ】水着のクイこませを極限まで引き上げ股間を破ることに。正に「前掛け」状態の水着になったさやか。しかし尻の負担が全く無くなった為、超神速のスピードを手に入れた。だが通常でも使用後の負担が大きいのに、これでは…(宮田さやか)
【愛ある尻振動】日下生のさらなるセクハラ尻技。相手の胸に尻ビンタ。かけられた相手はもう快感でヘロヘロに。(日下生美桜)
【野蛮な食事作法(バルバール・ジュスィ・プレンヌ)】「高貴な食事作法」の暴食版。しぶといさやかに七瀬がラッシュをかける。(七瀬奈美)
【乳首一本背負い】満身創痍の宮田さやか。自分で乳房を揉みしだいて乳首を勃〇させ、右側ブラを引き上げ起った乳首で相手の水着を引っかけ一本背負い。羞恥より勝負に賭ける彼女は美しい。(宮田さやか){/netabare}

第10話「東西戦第二レース!!!!」{netabare}
・ついにスタッフも息が切れたか?作画も画面構成もグレードダウン。それでも始まる第二レース。今度のランドは主翼と尾翼が繋がった2機の飛行艇!
【防御の尻舞(ガードワルツ)】バレエの様に片足を垂直に上げ、リズムよく回転する防御技。(糸枝舞)
【連撃の尻舞(バトルワルツ)】ガードワルツから繰り出す尻の連撃技。(糸枝舞)
【金剛尻・改(こんごうけつ・かい)】技を繰り出す前に九字結界の文言を唱えただけみたい。(吉田敦子)
【精霊尻(せいれいけつ)】中二病気味の黒霧綾瀬が呪文のような自己暗示により尻強度が金剛尻並に。(黒霧綾瀬)
【熱尻(ねっけつ)】相手の尻を合わせた時に素早く摩擦させることにより火を起こす。相手も熱いが自分も熱いのでは?ストⅡのフェイ・ロンみたい。(火口京)
【尻の財宝(ヒップ・オブ・バビロン)】瀬戸内チームの協力により風音のスキャニングハンドで40人分の尻技が使えることに。(青葉風音)
【反鏡尻(はんきょうけつ)】村田マリのコピー技。相手と同じ動きと尻撃を打ち出す。(青葉風音)
【凶蛇連尻(きょうじゃれんけつ)】スピードファイター六堂鈴のコピー技。蛇が一瞬で嚙みつくが如く素早い尻の連撃をを打ち出す。(青葉風音)
【ハンマー・ヒップ】河合花火のコピー技。尻を大きく振りかざして打ち出す重い一撃。(青葉風音)
【即射二連撃(デリンジャーヒップ)】日下生美桜のコピー技。一撃で相手に上下(または左右?)2発も当てる高等そうな技。(青葉風音)
【パイ・パイル・パイパー】「ひねり」が得意な鳳凰院。自身の両乳房をひねり、戻る衝撃波を相手にバストアタックで打ち込む。(鳳凰院早苗)
【1.6キロ乳ナパーム】上方から乳房を叩き落とす技。片方800g?(豊口のん)
【乳ダンク】日下生美桜のコピー技。バスケのダンクシュートの如く上方から乳房を押し込むバストアタック。(青葉風音)
【片(レフト)パイ・パイル・パイパー】のんの落水前にランドにかけた足が鳳凰院のバランスを崩し、右乳のスイッチが外れ左乳で風音と対決することに。(鳳凰院早苗)
勝敗は鳳凰院・風音、同時落水と思われたが鳳凰院の片パイ・パイル・パイパーの余韻が鳳凰院の落水を遅らせ駿河側に軍配が上がった。{/netabare}

第11話 「決戦の城!!!!」{netabare}
・「もう『尻』を描くのはイヤだぁぁぁ!」というスタッフの悲鳴がしそうなほど前回に続き画力ダウン!最終ランドは天守閣だ!のぞみと真夜の対尻(たいけつ)が始まる!
【進撃の巨尻(しんげきのきょじり)】駿河一の巨漢、横杉妙の打ち出すヒップアタックは・・・もう「アレ」ですな。「駆逐してやる!!!」(横杉妙)
【尻発頸(しりはっけい)】ゲームでもお馴染み、気功を尻に集中してノーモーションで相手を吹き飛ばす。(坂城真夜)
【乳発頸(ちちはっけい)】発頸は、お胸でも打ち出せることが可能。(坂城真夜)
【パイ・ザ・フラッシュ】大胸筋に薄っすら塗ったオイルを太陽光で反射させる目眩まし技。雨天じゃ無理だネ。(室町光)
【二人一水着(ヒップップトレイン)】森本緑のビキニパンツに室町光の両足を入れた密着合体形態。スンゴク動きにくそうだが二人分の尻&乳パワーの連撃は伊達じゃない。(森本緑・室町光)
【インビジブルバスト】乳を高速に揺らして見えなくする技。あんまり意味にような気が・・・(室町光)
【乳抜刀(ちちばっとう)】剣術の居合抜刀が得意な紗弥。「抜乳(ばつにゅう)」の掛け声と共にビキニブラの片パイを外し片生乳の瞬速な振り払いで相手を吹き飛ばす。(小刀紗弥)
【弐尻(にけつ)ブリッジ】瀬戸内式合体技。相手の正面、左右同時に仕掛けるヒップアタック(河合花火・六堂鈴)
のぞみの真空烈尻VS真夜の尻発頸。お互い意地とプライドの勝負はほぼ互角。しかし精神的に追い詰められた真夜に何やら「別人格」が現れだして・・・{/netabare}

第12話「熱戦終尻(しゅうけつ)!!!!」(最終話){netabare}
・負けてはいけないという強迫観念のストレスから現れた超・強気の別人格「坂城カヤ」。瀬戸内側三人掛かりでも苦戦する強敵。どうするのぞみ!
【真乳白刃取り(しんにゅうしらはどり)】小刀の乳抜刀を瞬時に自分の両乳房で挟み込みそのまま薙ぎ払った。(坂城カヤ)
【乳万力(ちちまんりき)】六堂鈴の尻ガトリングを両乳房で掴みこんで、そのまま力任せに締め付ける。苦悶の絶叫の鈴にチョット興奮!(坂城カヤ)
【ハートブレイク】ピンポイントで相手の心臓に打ち込む点欠のバストアタック。(河合花火)
【乳凶乱破(にゅうきょうらんぱ)】自分の左乳を手で激しく上下に揺らし、そこへ右乳を打ち込むことによって発生する超音波技。相手はバランス器官(血液・リンパ・三半規管)が揺らされて目眩を起こすことに。(坂城カヤ)
【乳魂(にゅうこん)】花火が満身創痍ののぞみ施術した乳秘孔(乳首の指圧=乳首圧)。するとスーパーサ〇ヤ人みたく超回復!花火さん、私もお願いします!(河合花火)
【双乳咆哮弾(そうにゅうほうこうだん)】相手に突進して打ち出す乳発頸。しかし超回復したのぞみには効かなかった。(坂城カヤ)
【スパイクバスト】のぞみのヒップアタックに対し「気」を乳首に集中してガードしたが、超回復したのぞみに吹き飛ばされた。(坂城カヤ)
【全身全力真空烈尻VS盾胸と矛胸(ヘブンアンドヘル)】ついに最後の全力でぶち当たるのぞみの「尻」と真夜の「胸」。一歩も譲らない競り合いだが真夜の胸がのぞみの尻をさばいた。しかし態勢を変えたのぞみは真空烈尻の回転エネルギーを胸に集中しお互い胸の競り合いに。
のぞみの左乳房が真夜の谷間を押しのけようとするも頑なにガード。「貫け!ウチの乳首!!」のぞみの気合が入った一撃がビキニブラを破り、衝撃波が真夜を吹き飛ばす。東西線はみごと西の瀬戸内が勝利した。
勝利したのぞみ。ビキニの左は破れたのに次のカットでは元に戻ってる?{/netabare}

[視聴終了]
よくこれだけの尻技&乳技が考えられたもんだ。プロになってからの活躍も見たかったけどOADでやるのかな?
ただ惜しむらくは東西戦以降ほとんどのパートが絵・動画・効果・カットアングル・背景が「下手糞なプロ」の方が手掛けたのが残念。
事情はあったのでしょうが、円盤になった時はリテイクしてくれてたらいいいな。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

67.7 2 アスリードでトレーニングなアニメランキング2位
ViVid Strike!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (240)
1279人が棚に入れました
孤児院で暮らす少女、フーカとリンネは、貧しい暮らしの中でも明るい未来を夢見て暮らしていた。
しかし数年後、リンネと離別して孤児院を出たフーカは苦しい生活の中で荒んだ暮らしを送っていた。
そんなある日、不良との喧嘩で負傷したフーカを救った少女がいた。
少女の名はアインハルト・ストラトス。挌闘競技選手である彼女との出会いが、フーカの運命を変えてゆく。

声優・キャラクター
水瀬いのり、小倉唯、水橋かおり、能登麻美子、上坂すみれ、喜多村英梨、福圓美里、伊藤かな恵、斎藤千和、佐倉綾音、阿澄佳奈

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

何ていうか、普通に面白くて次回が気になる。

作中の競技、ストライクアーツで少女たちがガチで殴り合ってます。
とりあえず、経験上わかることは頭を蹴られると痛いです。(痛いだけじゃない、脳震盪で意識飛んだ人も実際に知っています。)

2016年12月19日時点で、特番が残っているようですが一応本編終了のようなので「観終わった」ということにしてレビューを書いています。

まず最初に断っておくと、私はリリカルなのはの他のシリーズ作品を観ておらず本作が最初の視聴となります。

で、まあ本作ですが過去のシリーズの登場人物がたくさん出てきているようではありますが、「本作のメインストーリーを理解する」という上ではそれは特に障害ではなかったと思います。

作中オリジナル競技のストライクアーツについても魔法力的なもので打撃効果を高めたり、謎の安全システムによって危険度が下げられたりはしているようですが基本的には「打撃中心の総合格闘技」という理解で良さそうです。

で、本作なんですがストーリーの作り方は基本的に格闘技系の少年マンガのそれですね。ライバルとの因縁、ちょっとした行きがかりで入門、同門の仲間との練習、師匠の導き、etc.

女の子ばかり出てくるという点を除けば、普通に王道の熱血スポ根ものと言えます。わりと手堅く作られていますが熱めのストーリーでそこそこ楽しめる良作と言えます。本作が魔法少女ものかって聞かれると、違うと思います(笑)。

私的にはブラジルの格闘技であるカポエイラ(蹴りおよび回避が中心)を約10年、ロシアの格闘技であるシステマ(攻撃はなんでもあり+呼吸による早期回復など)を若干経験しているので、彼女たちほどガチガチに痛い思いをする機会はほぼないにしてもなんとなく共感できる部分もあり毎回楽しんで視聴していました。

シリーズの他作品も観ると、また別の楽しみ方もあるのかもしれません。が、とりあえず本作だけでも過去のシリーズ作品でのエピソードの片鱗などもうかがわれてわりと面白かったです。

最後に、作中での「いじめへの報復」について:
行使できる実力があって周囲に止める人間もいなければ、むしろ本作の描写がリアルに近いんじゃないかと思う(やって良いとは言ってない)。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 41

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

悲しみの記憶は勇気の種になる 希望の光 貫いて

2016年放送のテレビアニメ 全12話 OVA3話

原作 都築真紀 監督 西村純二 制作 セブン・アークス・ピクチャーズ

なのはシリーズの第五弾となるようですが、
タイトルからは「魔法少女なのは」は消えて続編ではありますが主人公は変わりました。
シリーズで中心人物だった「なのは」と「フェイト」は登場せず、
前作「魔法少女なのはViVid」の主人公「高町ヴィヴィオ」は準主役級または脇役止まりです。

フーカ・レヴィントン CV水瀬いのり 
リンネ・ベルリネッタ CV小倉唯 

孤児院出身の二人の少女が主人公となる格闘アスリートストーリー。

タイトルから魔法少女が外され、所属も「ナカジマジム」と言うことで、
ほぼ、美少女格闘スポコンアニメになっています。
総合格闘技つまりキックボクシングの進化系ですが、
寝技や投げは少なく、パンチ偏重のようです。
格闘系にはあまり詳しくないので分かりませんが。

孤児院と言うことで虐げられた過去から這い上がる努力と根性物で、
梶原一騎の作品へのリスペクトがこの作品の真髄かとも思います。

「タイガーマスク」「あしたのジョー」「キックの鬼」「空手バカ一代」などですが、
その後のK-1などの総合格闘技とストリートファイターなどの格闘ゲームも、
視野に入り、ネタは十分だと思います。

それを魔法少女風ファッションの10代美少女に行わせるというアイディアは、
そのうちやるだろうと予測していた人も多かったと思います。

この作品は四角いリング内のファイトという選択で、70年代スポコンものの流れです。
少女と言うことでコメディ、お色気、ゆとり、などの可能性があったと思いますが、
梶原一騎風一本に絞ったようで、個人的にはちょっと微妙かなという感じです。

可能性があるジャンルなので、エロゲキャラではなく、現代少女キャラで見たいと言う希望です。

なのは系を期待すると肩透かし、スポコン系として観るとキャラデがかみ合わない、
やっぱり、なのはのスピンアウトとして楽しめればと思いましたが、
「魔法少女なのはViVid」と同様にイマイチ合いませんでした。
レビューを見ると比較的好評のようなので、魔法少女と思わずスポコンと思って観れば楽しめそうです。
ただ、リングの上での魔法少女ファッションは心震わせるものがありました。

わたし個人としては「劇場版魔法少女なのは」に期待と言うことで。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

男前ヒロインの肉弾戦、再び!・・・でも「なのは無印」&「A's」には劣る

都築真紀氏原作の「魔法少女リリカルなのは」シリーズの最新作、ということで視聴してみましたが、内容自体は相変わらず・・・ですね。
作画は最近のアニメにしては余り動かず、エフェクトなどの工夫も余りない感じで、低予算?だったのかも知れませんね。
でも、たとえワン・パターンと呼ばれようとも、シナリオ&設定の突っ込みどころが多かろうとも、ひたすら「なのは」シリーズに視聴者が期待するモノを、狙い外さずぶち込んでくる制作姿勢は流石と思ってしまいました。

本作を見てるうちに、無性に「なのは」シリーズの第1作(無印)から第2作(A's)までを再視聴したくなって、見終わって直ぐに無印の第1話を見てみたのですが、そのOP「Innocent Starter」を聴くだけで何だか燃えてきました笑(こういうのが本当の名曲ですね)。

本作が面白いと思った方は、是非、「なのは(無印)」そして「なのはA's」(※シリーズ最高傑作)を視聴してみて下さいね。(劇場版2本もお勧めです)

因みに「なのは」シリーズ(初期の2作品)の三人娘で、私が一番好きなのは「はやて」ですが、本作は彼女に相当するキャラがいなかった点が残念でした。

{netabare}※「なのは」役 → ヴィヴィオ+フーカ
※「フェイト」役 → リンネ
※「はやて」役 → なし{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========= ViVid Strike! (2016年10-12月) ========

{netabare}第1話 フーカ・レヴェントン ☆ ※これだけでは何とも・・・
第2話 ナカジマジム ☆
第3話 挑戦 ★
第4話 リンネ・ベルリネッタ ★ 4年前の出来事
第5話 ウラカン ★ 続き、フーカの決意
第6話 ウインターカップ ★ 大会開始、ミウラvs.リンネ
第7話 高町ヴィヴィオ ★ ヴィヴィオvs.リンネ
第8話 勝者と敗者 ★★ 続き ※なのは1期(なのはvs.フェイト)がフラッシュバック
第9話 再会 ★ リンネvs.フーカ
第10話 雨 ★ 続き
第11話 撃ち抜く一撃(ストライク) ★ 続き
第12話 繋いだ手の中に ☆ 続き、後日譚{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)8、☆(並回)3、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.9


OP 「Future Strike」
ED 「Starry Wish」

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23

69.5 3 アスリードでトレーニングなアニメランキング3位
Levius -レビウス-(Webアニメ)

2020年1月1日
★★★★☆ 3.6 (74)
268人が棚に入れました
新生歴19世紀。アガルタ・ウォーター採掘の領有権を争ったフォサニア紛争が終結して5年。あらゆる動力に“蒸気"を用いるこの時代では人体に機械を融合させて戦う機関拳闘なる格闘技が隆盛を極めていた。戦争によって父親と自分の右腕を失い、母親も植物状態となった孤独な少年レビウスは、伯父・ザックの元で運命に引き寄せられるかのように機関拳闘に没頭し、才能を開花させていく。そして、機関拳闘Grade-Ⅲで強敵を乗り越えていくレビウスを不敵な笑みで見つめる謎の男・Dr.クラウン。レビウスの脳裏にフラッシュバックする戦争の記憶――。

声優・キャラクター
島﨑信長、諏訪部順一、櫻井孝宏、佐倉綾音、大塚芳忠、小野大輔、早見沙織、宮野真守

レビウスをこよなく愛 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

悲しい。レビウスはボクシングだとおもわないで

このような形でレビウスが世に知れるのは僕としては残念でした。と言うのも、原作とアニメでは大きくが異なる点がありました。今回このアニメの原作者である中田先生は、製作会社には原作通りやらなくてもいいと伝えたのだそうです。多少中田先生も製作に関わっているそうですが、結果として原作とはまるで違う「王道ボクシング漫画」だと言われてしまう結末に終ってしまいました。そもそも漫画版のレビウスはボクシングではなくどちらかというとキックボクシングです(それもちょっと違うけど)。原作ではアニメのように小さなボクシングリングで戦うことはなく、コロッセオの闘技場のような広大なリングで戦います。派手に蒸気を生かした演出は戦いの臨場感を高め、見ている読者を画面に惹きつけます。手に汗にぎる魅力的なキャラクターがみせる戦いには目頭が熱くなります。漫画では、映画を観ているかのような作者のセンス溢れる演出が続き絵を見ているだけで十分に楽しめます。今回このアニメ版レビウスで普通のボクシングアニメだと思った方や、このレビューを見て気になった方は是非みて下さい。後悔することはまずないと断言します。ちなみにレビウスとレビウスエストの2つが在るのですがエストの方は続編なのでオレンジ色のレビウスから読んで下さい

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

冴え渡る、ポリピクCG!!!!

ネトフリのアカウントを休止中なので、
地上波放送の第1話、リアタイで観終えました。

ポリゴン・ピクチュアズさんのCG作画が素晴らしいですね!

みなさんのご指摘のとおり、「メガロボクス」にちょっと似てるけど、
「メガロボクス」が強化外骨格を使う、近未来っぽいSF設定なのに比べて、
{netabare}こっちは機械文明や風景は20世紀前半頃の雰囲気で、
義手製造技術だけが異常に発達した、
ちょうど、「鋼の錬金術師」みたいな感じの、ヨーロッパっぽい世界。
それで、義手操作の動力源に蒸気機関を使っていて、
レビウスをはじめとして、戦士は義手での「機関拳闘」を戦うんですけど、
この義手の描き方をスチームパンクっぽい感じにしてるのが、{/netabare}
作品世界でのリアリティ、凄く強く感じられて、とにかく格好いい!


作品に影を落としている世界観の奥行きがありそうな感じとか、
キャラクターが声優さんとピタリとハマったキャラ立ちのよさとか、
それぞれの人物の過去や、人間関係が微妙にデリケートな感じとか、
とてもしっかり作りこまれている感じがして、
全部、凄く、いいです!

なにより、ポリゴン・ピクチュアズさんのCG作画が、
「亜人」の頃と比べて格段の進歩!
アクションの切れ味はいつも通りすごくいいんだけど、
日常シーンでも作画のクォリティが高くて、すごく綺麗です!
このあたりの蓄積が「空挺ドラゴンズ」での作画にも効いているのかも?
(制作時期は、レビウスの方が2019年で、先だったということです)


アクションも楽しめそうだし、
ストーリー展開も面白そうで、
次回の放送がすごく待ち遠しい・・・っていうか、
ネトフリを再アカウントして、一気視聴しちゃうかも!?です!!


視聴終了。
{netabare}戦争とか、科学と人類の距離とか、複雑な問題はあったけど、
そういうのは全部スルーしちゃって、
シンプルな友情と熱血のストーリーでした。
みなさんのレビュー拝読してて、「単純すぎる」というご意見が多かったの、その通りだと思います。

でも、
この作品って、
レビウスのキャラクターと、作画の美しさを、
ただひたすら堪能できれば、
それで十分だなって思うし、
そういう期待には100%こたえてくれていたと、
思うんです。
戦争の惨禍のせいで義手の人が増えてしまって、
でもそういう人たちがアスリートとして活躍する場が、
ちゃんとあるって、パラスポーツの精神ですよね?
それだけで、
私は十分おっけーだと思ってしまいました。

レビウスも、レビウスを取り巻く人たちも、とても素敵だったって思います!

お気に入りは、寡黙なレビウスらしく、
毎日早朝、ロードワークをし続けるすがた。
まんまアスリート、格好よかったなって、
そう思っています。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

機会不均等な機関拳闘

原作未読

スタンダードになりつつあるネトフリお下がりもの。これまでもいくつか観てきましたが

 1.円盤頼みの一本足打法では出会えない作品が拝める
 2.万策尽きた!に遭遇しにくい制作体制が組める(かも)

一定水準は期待できるよねとの信頼が醸成されつつある昨今です。

“機関拳闘(きかんけんとう)”と呼ばれる機械と生身の肉体とをがっちゃんこさせた人間同士が殴り合うスポーツ!?が人気を博している世界のお話。
大きな戦争の傷跡がくすぶってる情勢で登場人物各々がなにかしら抱えております。主人公レビウス(CV島﨑信長)もそんな一人。闘う背景が悲劇に基づいてるのは『あしたのジョー』から脈々と続く系譜といえましょう。少なくとも『バキ』みたいな能天気さはありません。
戦争で亡くしたものと言うべきか答えの出なさそうな何かを見つけたくて拳闘の世界に身を委ねているテイストは好きです。『あしたのジョー』の他にもボクシングといえば『ロッキー』なんて名作もありまして、そのシリーズ4つめ“炎の友情”みたいな展開っす、でオールド映画ファンには通じそうな仕上がりでした。ドラゴに該当する役を早見沙織さんがやっとります、と言うと混乱が加速しそうですね。

比較したら怒られそうですが最近であれば、戦争で傷ついた心を何かの仕事を通して恢復を図っていく『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とも物語の親和性がありそうです。
あっちは帰還兵。こっちはなすすべもなかった少年だとの差はありますが、戦争のPTSDへの向き合いっぷりでいえばとても真摯なように見受けられました。ここだけに限れば率直にエヴァガより真面目です。既視感ありだとか王道だとかの前置きしつつも“真面目”でしたよ。この一点で買いです。



※ネタバレ所感

■機関拳闘との矛盾

作中の拳闘場はローマのコロッセウムみたいな外観でした。古今東西、肉体のぶつかり合いが人々の熱狂を誘うのはよくわかります。

{netabare}ただし本作みたいにドロイド化させるのは単にドーピングなのでは?と思う私です。
生身の拳なら肉体が耐え得る閾値をそうそう超えないから競技が成立するわけです。そこに異常に発達した“義手”をもって殺傷力増す競技が機関拳闘ですからね。古代ローマでの猛獣出して一部ショー化した見世物だったらわかるんですが、一応、競技の体裁を保ちたいのならなんか違う気がします。
HP100・攻撃力20でやりあえば殴り合いの応酬を楽しめるのに、ナイフや拳銃装備して攻撃力100超えてると言えば妥当でしょうか。

 応酬より一撃必殺の居合い

これを楽しむ前提でしたらなんとかぎりぎり理解可能な機関拳闘のレギュレーションでした。
それなのに繰り広げられたのは“殴り合いの応酬”なのですよ。違和感は拭えぬままです。{/netabare}

{netabare}そして肉体と関係ないとこで生じるアンバランス(不均等)というかフェアネスの欠落。
開発費用(資金力)の多寡で機会の不均等が生じてます。そのへん『あしたのジョー』というより『下町ロケット』に近かったかもしれませんね。
戦争で片腕木っ端みじんになれば生活のために義手というのはわかるし、戦後なんだから片腕片足無い人もわんさかいるのもわかるとして、競技そのものとして見たらほとほと魅力がありません。
道具で左右される肉体のぶつかり合いに人々が熱狂するのってどうなんでしょう?
そんなんみんな嫌で、グローブに変なの仕込んだり、ドーピングしてみたり、ボディがヌルヌルしてたりしたら「ふざけんなっ!」ってなるわけですから。{/netabare}

{netabare}フォローしとくと、『ロッキー』のドラゴも肉体改造ソ連人の設定でした。完璧な敵役に不完全な主人公が立ち向かう構図はいいですよね。大好きです。ドロイド化しての殴り合いもドーピングのマウント合戦にしてみた、と捉えればよいのかもしれません。{/netabare}


とどのつまりこねくりまわさずボクシングでいーじゃん!
ここ気にならないか、目を瞑っちゃえばわりかし面白がれることでしょう。



視聴時期:2021年1月~3月 地上波リアタイ視聴

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2021.03.28 初稿
2022.01.03 配点修正 -0.1

投稿 : 2024/04/20
♥ : 22

55.1 4 アスリードでトレーニングなアニメランキング4位
バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 2.6 (52)
146人が棚に入れました
宇宙からの侵略者・ネリリ星人を退けた人類は、太陽系全域にまで居住区を広げ、その繁栄を謳歌していた。その100年後──人類が熱狂するのは、神(しん)・大運動会!大学衛星と呼ばれるスペースコロニーに、太陽系の各地から少女たちが集結。宇宙一の座をかけて、様々なスポーツで激闘を繰り広げるのだ。最後に勝ち残った者は宇宙撫子(コスモビューティー)と呼ばれ、太陽系の女王の座に就くことができる。地球の少女・明星(あけほし)かなたは、幼い頃に交わしたある約束を果たすため、宇宙撫子を目指す。南極訓練校での予選を見事に勝ち抜き、大学衛星にやって来たかなた。そこで、かつて約束を交わした少女と再会を果たす。勇気と希望と誇りをかけた、少女たちの熱いスポーツバトルが幕を開ける!

ぽに さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

私達が見たいのは「大運動会」であって、ヘンテコな「陰謀」ではない。

旧作視聴済み。

競技シーンにまったく締まりが無く、ハラハラドキドキが全く感じられません。そのくせ、変な陰謀が裏で進行していることは無駄に描写……。私達が見たいのはそんなものじゃありません。

旧作は旧作で超展開でしたが、そこに選手同士の絆や負けられない理由などがキッチリと描かれており、アツい展開として許容出来る素地がありました。しかし、本作は最後の最後まで首をかしげるプロットが続き、どうしてこんな脚本が会議を通過してしまったのか首をかしげざるを得ません。

「んだよ、意味が分かんねえ」系の虚無クソアニメ、地面に直接置かれた地雷アニメです。視聴する際は相当な覚悟を持って臨んでください。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4
ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リメイクかと思ったら続編だった…

1995年、「エヴァすげーよ!(´・ω・`)」と個人的にエヴァで初めてオタク的にアニメにハマり、アニメ全てが楽しくてしょうがなかった1997年に放送されていた「バトルアスリーテス大運動会」。

内容はガチ目の萌えスポ根で、そもそもキャラデザが「美少女アニメ」から「萌えアニメ」に変わってきた初期の辺り、多分「萌えスポ根」のパイオニアが一期だったんじゃないかと思ってます。

第一作では主人公あかりの親友でありライバルのいっちゃんが(以降一期のネタバレ){netabare}、自分を慕って普段から後ろをついてくる主人公あかりに負けそうになり、「あかりと親友でいたい、絶対に負けるわけにはいかない」という想いが瞬間的に爆発し、結果としてアクシデントが発生し、開放骨折という大怪我を負ってしまう…という萌え百合な関係性と超シリアスなスポ根が混ざった展開が序盤で繰り広げられ、そこからドハマリした記憶があります。
後半20話近くからいわゆる超展開になりドン引きしたのももはや遠い思い出です…w{/netabare}

そのリメイク(?)が作られるとの初報があったのが2020年秋。
楽しみにしてたんですが、最近ウマ娘にハマってしまい「萌えスポ根(ガチめ)として大運動会のが先輩だけど、どう考えても同系統でウマ娘のほうが洗練されている…大丈夫か」と大きなお世話的な心配をしてました。

で、ReSTART一話です。
舞台は前作の100年後。主人公の「明星かなた」は一期の「神崎あかり」と名字も違い、関係性が明らかにされていません。見た目かなり似てますが。
他の登場人物は全て一期のキャラクタの末裔?っぽい感じですが、多分これは「あのキャラが!」的なファンサービスな関係性で、ストーリーには絡んでこない気がします。

またスタッフ面でも、一期のメインシナリオライターであり、ノベライズも書いていた倉田英之の名前も無し。
つまり多分、世界観だけは一緒の全くの別物であると思われます。
出来は可もなく不可もなく。
前作のファンだった者として、過剰な期待はせず見続ける所存です。

------
積みアニメの棚整理。
多分この先も見ないので断念。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

スポーツを否定するためのアニメ

リステとのコラボイベントで存在を知り視聴
前作については見たことない

とりあえず1話だけ
{netabare}
舞台設定にもキャラクター設定にもシナリオ運びにも全くついていけない
古い時代のアニメの続きって理由からか悪い意味で古臭さを強調している印象が強い
というか古臭さを別にしてもただただ不親切で場面の転換が雑に思える場面が多い

宇宙規模の大運動会が開かれる世界が舞台ってのは突飛だけど問題ない
その大会に向けて地球出身の女の子が合宿に参加するのも理解できる
幼い頃に出会った女の子との約束を果たすことが目的なのも(描写が甘すぎて共感できないけど)わかる
でもそれらを繋ぐ全てが駄目

もう最初から言ってしまうけど、開始直後に大会の場で主人公がスタートを切る場面から
クラウチングスタートなのにスターティングブロックを蹴る動きが甘い
そしてスタート直後の場面からすぐ上体を起こしきって、しかもアラレちゃん走り
スタートの動きにも走る姿にも躍動感がないのは致命的でしょ
走る動きを描くのが難しいのは分かるけど、そもそも最初から下半身の作画から逃げるのは酷い
というか「運動会」だの「アスリーテス」だのを掲げるならアラレちゃん走りは駄目だろうと

周りにライバルになる選手が誰もいないのはイメージ映像なり地球の大会とルールが違うなりあるだろうけど、
一番大事にするべき要素のはずの競技中の動きを
「光の中にかっこいいポーズで消えるとおしゃれやん?」
みたいな雑な狙いで蔑ろにする時点でもう駄目
まぁそもそもアラレちゃんがかっこよくておしゃれだと思ってる時点でお察し

そして競技の様子が描かれる最中に登場する悪巧みしてる系のオッサン
これ登場させるタイミング明らかにここじゃないでしょ
この段階では運動会の概要もライバルキャラの姿も主人公の性格も説明されてない
本筋の運動会部分すら提示されてない状態で舞台裏を見せられてもただ置いてけぼりなだけ
「ぼくのかんがえたこみかるでかっこいいあくやく」を脚本担当が早く見せたくてしかたなかったんだろうなと
というか知らんオッサンが会議中にバナナ食ってるとか普通に笑えないでしょ
そういうキャラ造形のギャップは本筋がちゃんと存在するから笑えるわけ
何一つ説明されてない状況でバナナ大好きおじさんが登場することになにを感じればいいの?
古い時代のコミカルなノリを目指したのかもしれないけど、やりたいことと実際の姿の乖離が酷すぎる

そういう序盤の脇道(序盤から脇道作んなって感じだけど)を無視しても本編を詰め込みすぎ
芋農家の主人公が隕石の落下を目撃したと思ったら実は宇宙船で、
そこに倒れてた女の子からお願いをされて請け負って、
助けを呼びに行ったら女の子と宇宙船は消えてました

簡単に安請け合いすんなよとか
あの重量の芋を担げるなら芋降ろして女の子担いで行けよ命より芋かよとか
消えちゃったーもしかして夢なのーみたいな沈黙じゃなくて物証のリストバンドだせよとか
この場面から一気に時間軸飛ぶから約束に対する心情伝わってこねえよとか
もうなんか最初からツッコミどころが多すぎて頭抱えるけどこの辺はまだ良く出来てる
回想を終えて現在の時間に戻ってからが余計にキツい

ライバル兼友人キャラの女の子との初対面
身体的なハンデから親切心を同情と受け取って攻撃的になるって性格はいいと思う
天真爛漫な主人公と、素直になれない友人の対比が互いの成長を描く要素になりそう
だけどこの友人キャラが情緒不安定すぎて見ていて意味がわからない

周囲に攻撃的になったり、周りの目を気にして人間関係にやや臆病な部分があるのはいいんだけど、
それと同時に地雷を踏まれない限りフランクで誰とでも気軽に話せる様子のせいで感情の繋がりが見えない
1話なんだから常に敵意むき出しにするなり表面上フランクな性格を装ってるなり統一すればいいじゃん
数分おきに楽しげに笑ったり唐突にキレたりネガティブになったりって普通にやべーやつでしょ…
これも黒服バナナおじさんと一緒で、ライターが考えた設定を披露するのに必死でシナリオに落とし込むのを放棄してる

こういうキャラ描写の部分に限らず、この1話に関しては脚本の自己満足みたいな部分が多すぎ
バスを乗り間違えて最果てに行っちゃったとか、地元から芋を持ってきたとか、
そういう「古き良きコミカル主人公」みたいな場面については古臭いけど許容できる
でも、そういう主人公の性格を描くための描写よりも
「ぼくのかんがえたおりじなるてんかい」ばっかり注力して全体をぶち壊してる

最果てで道に迷った様子とか、脚力を活かして合宿所まで駆け抜けたとか、
主人公を描く場面は何故かカット
そのクセ上に書いたような脇道おじさんだったり情緒不安定ガールの場面を増やす
そして芋に関するいい話風の普通の話をしたあと腕相撲をしてもっかい情緒不安定ガール大爆発
トドメに宇宙船ガールに似た女の子と出会ったけど人違いでしたーでシメ

30分の尺に収まるわけ無いじゃん
というか芋トークとか腕相撲みたいな部分は2話に持ってくればいいじゃん
全体的に詰め込んで慌ただしい中でそれっぽい会話をしても結局腕相撲で流されただけ
キャラの交流に焦点を当てた回を作って、そこで友人の成長を描く場面としてこの会話をすれば印象も違ったはず
腕相撲したけりゃそういう日常回でやればいいのに、知らん人と知らん人が知らん人の立ち会いで勝負しただけになってる

腕相撲のログハウス云々は主人公の実力アピールのつもりだろうけど、それなら最果てから走るシーンを描けよと
主人公周りの設定は宇宙人要素以外は昔ながらのスポーツアニメっぽいから、
脚本家がオリジナリティ(笑)を出せなくて書くの嫌いなんだろうな
そのせいで脚力アピール出来る場面をカットしてまでつまらん腕相撲を挿入する始末

こんだけ脇道に逸れ続けた結果、運動会がどんなものかも主人公の特異な種目もなにも伝わらない
まぁ前作で運動会とはなんぞや?ってのを描いたんだろうからそこをカットするのはいい
古い作品なんだから予習前提にすんなって感じだけど、そこは自分の問題だし
でも主人公についての描写が芋大好きってこと以外伝わらないとか論外でしょ
なんなら陸上選手なのに体に負担がかかる量の芋を持ち歩いてるとか
不注意で転んだりぶつかったりするとかアニメ表現にしてもアスリート失格

というか一番致命的なのは「スポーツ」っていう盛り上がれる要素を軽視している点
走ったり飛んだりすればそれだけで魅力になるんだよ?じゃないとスポーツ中継なんてやるわけないじゃん?
なのになんで1話からイベント全部人間関係のトラブルなんかやってんだよ

例えばこれがトラブルを発端にレースが始まるならわかる
でも実際は腕相撲をしただけで、それだって「主人公が強すぎて腕が動かない!」って…
スポーツアニメの初っ端から作画枚数に配慮して動かない腕相撲なんかすんな
腕相撲にしてもせめて攻防の中で腕が震えるなりしろよ
序盤の走るシーンも上半身の動きが甘すぎるし、動かす気がないならスポーツを題材にしたアニメにしなきゃいいじゃん
{/netabare}

担当の頭の中だけで盛り上がってるような脚本
動きの描写を抑えるために上半身だけで走ったりピクリとも動かない腕相撲に終始する作画
見どころに関しては今の所ゼロ
リステコラボの義理でもうちょい見るけど、こんな感じが続くなら3話で視聴はやめる

2話視聴
{netabare}独りよがりが加速した脚本
とりあえずスポーツしろよ…なんで運動会をテーマにしてるのにほぼダイジェストなんだよ
制作会議中の思いつきをただずらーっと並べただけだからシナリオとして成立してない

寝坊した主人公が慌てて練習場に向かう途中、カンガルーに道を塞がれて云々の行
完全にいらないでしょ?まだ日常生活も日々の練習もなにも描かれてないんだよ?
これでカンガルーとバトルをしたり、トレーナーがカンガルーだったりするならわかる
でもコーチからは「カンガルーなんていねえよ!」って扱いでスルーされて本筋には絡まない
こっちはスポーツに励む姿が見たいのであって、登場意図の存在しないカンガルーなんか見たくもない

もしかしたら途中から話に絡むのかもしれないけど、その場合カンガルーはチラ見せでいいじゃん
寝坊して廊下を走ってたらカンガルーが佇んでたとか、そのくらいで十分
話に中途半端に絡ませたせいで完全に浮いた存在になっていて、登場したことがマイナスになっている

そして刑事みたいなヒゲのおっさんと、寄宿舎?の管理人みたいなおばあさんの会話
ここの内容はサブキャラじゃなくてメインの選手たちの会話で説明しろよ…
テロが起こったとかは流行りの「粉もん屋」が一時閉店してて悲しいとかいくらでも会話に差し込める
なにより月で抗争が起こって云々とかはそれこそ今回当番の二人に触れてちゃんと説明するべき

というか選手同士の顔合わせと会話の場面なんだけど、なんで走らせてるの?
走る前の準備運動とかストレッチの最中に会話させればいいじゃん
太陽系で1番を決める大会に向けた練習なのにダラダラお喋りしながら走るって馬鹿でしょ
黙々と走った選手が息を乱していない様子を見て、
「このペースで走って平然としてるなんて……」
とか言ってるけどそりゃお前ら全員お喋りして自分から呼吸乱してるんだから当たり前だろと
場当たり的に適当なシナリオを組んだせいで説得力がなくなってる

本来なら
ストレッチをしながら互いに自己紹介をして、
その中で険悪な二人組を目にして月の話に広げていって、
タイム計測をする際にそれぞれの心理描写として一言ずつ熱意を語らせて、
そんなキャラたちを追い抜いて余裕を見せる白髪キャラの実力をアピール
みたいな流れじゃないと駄目でしょ

テロだの月だのの話と選手たちの様子が別々に語られてるせいで何度か戻して台詞を聞き直さないとよく分からなくなった
そもそもテロに関する話や月の状況についての説明の場面は関連する絵をちゃんと見せろよと
会話をするときはずっと会話をしてる人物だけを映してるせいで、耳に入る情報だけで場面整理をしないといけない

というか月の抗争は断片的すぎて何もわからないし、テロについては多分今後の軸になるからまだ語られてない
そのせいで会話の内容と関係のない映像を見ながら必死に声だけに集中したところで、
「あーなんか語られてないけどなんか大変なことがあるんだなー」
以上のものが伝わってこない

伝わらないだけなら(十分問題だけど)まだ許せるのに、今回の話は月のドロドロとそれを扇動する武器商人の話じゃん?
商人の娘はともかく、月の代表選手に関してはどういう立場で抗争に関わってるか分からないのにメインになってるから、
「商人の娘とよく分からん立場の女の子がよく分からんイザコザが原因で喧嘩してる」
以上のものが何も語られない
立場を超えた友情みたいなそれっぽいテーマを描きたいのは分かるけど、それを描く情報も積み重ねもないんじゃ論外

その辺の雑なトレーニングシーンを終えたら悪役3人組のシーン
やっぱコイツらいらんなぁ
後半あたりこの人達の陰謀が原因でなにかトラブルが起きるんだろうけど、
本筋の「運動会」部分が描かれてないんだから今は蛇足でしかない
そんな蛇足連中が人質つかって女を脱がせて、しかもその裸は描かれないって何を楽しめばいいの?
別に裸を見たいわけじゃないけど、何一つ見せ場もないのに登場して陰謀やられても笑いすら起こらない

そういうよく分からんシーンが連続した後ようやく競技シーン
ランニング関係ないやん…それなら競技内容に合わせた練習にしろよ…
内容的にはトラブルに耐えながら協力して勝利を掴む的なやつ
ただ、その描き方があまりにもおかしい

起こるトラブルは友人の義肢が壊れるというもので、それ自体はおかしくない
ただ、友人との時間の積み重ねが足りないこととウォームアップから不調だったことが問題
特に義肢のトラブルを感じさせる要素がないまま本番前の肩慣らしで壊れたせいで、
単純に義肢のメンテナンスを忘れていただけに見えてしまう
そのくせいざ試合中に壊れたら「なんとかする!」なんて努力アピールされても、
試合に向けた体調管理っていう努力を怠っただけに思えて白けるだけ
というか協力して勝利を掴むならまだしも、結局手足が壊れた友人は放置して主人公が勝利を決めるのは…

義肢のトラブルがあるのはいいけど、それを描くならもっと展開を積み重ねないと
Aパートを二人の練習で費やして、その際にメンテ技師の到着が遅れてるとか描きようはあった
展開の作り方が雑な原因はやっぱり脇道の部分が多いせいで、メイン二人を差し置いてまでサブの当番をやったせいでもある

主人公チームとサブキャラチームの人間関係の対比をしたかったのはわかる
ただ、情報や人物を詰め込みすぎたせいでどちらの描写も中途半端になった
その上試合中に義肢が壊れたせいでサブキャラの問題には主人公だけが関わることになって主軸がブレる始末
というかお節介焼きキャラを表に出したいならちゃんと主人公の振る舞いを描かないとなおさら駄目
荷物持ちと腕相撲の代理しただけだから言うほどお節介描写はない

もっと根本的なことを言うと試合の対戦相手はモブキャラじゃなくて当番のコンビニするべきだった
友情を深める二人と足を引っ張り合う二人を対比的に描いて、そこから問題解決に繋げるべき
そうすれば試合をダイジェストにせずしっかり描ける部分もあったはず
全部をバラバラの場面で描いたせいで全部が断片的になってしまって、結局全てがダイジェストみたいな扱い
このアニメがなにをテーマにしているのか、ちゃんと整理してから脚本に直さないとどうしようもない

あと、作画がぎこちないせいで相変わらず躍動感がないのはいいけど、音響もなんかおかしい
不親切な説明台詞が多くを占めるアニメなのに、その台詞を隠すような音量のBGMで集中ができない
ついでに挿入歌のアレはなんだったんだろう…絶対に必要なかったよね?
各々が好き勝手やった挙げ句すり合わせをしてないんだろうなって印象がますます強まった

3話見るの本当につらい…
{/netabare}

4話まで視聴
{netabare}お遊戯会の外側ばかりが盛り上がってるシナリオ
3話に関しては次の競技に向けた合宿をしよう、という内容
ちょっとだけ良い点があって、それは扉をノックする場面の作画

2話では台詞(口パク)と腕の動きが連動しておらず、一音ずつ言葉を区切った喋り方と連打するノックが噛み合っていなかった
これがきちんと改善されていて、ノックに合わせて大声を出して相手を起こす動きが改善されていた
…そもそも共用スペースはほとんど使わず寝る時は一人部屋ならルームメイト設定いらんやろとか、
直後の様子から部屋に鍵かかってないのが描かれてるんだし中に入って起こせとか根本的な部分でアレなんだけど

細かく場面ごとに書いてたら終わらなくなりそうなのであとはザックリいくけど、
結局この制作陣ってスポーツアニメを書かされるの本当に嫌だったんだろうな

競技や練習のシーンはほとんどダイジェストで尺を抑える良質な脚本
種目についても作画の負担をしっかりと考えた素敵な内容ばかり
手足の動きが曖昧でも通用する無重力ドッジボール
体の動きは揺れと髪の動きだけで済むパラグライダーとハンググライダー
下半身を描かず手だけ動かせばいい水泳
手足の動きは固定で背景を動かすだけで伝わる崖登り

もうね、天才かと
ドッジボールは点数の推移がないダイジェストで、キックOKルールのせいで当たり判定が曖昧
空の種目は手の動きも体重の移動もないまま突然グライダーが加減速して上下動までできる謎エンジン仕様
水泳は息継ぎせず口から下だけ水中に入ってる拷問のような泳ぎ方で下半身は動かない
崖は手で掴む部分がない平坦さで手足の動きより明らかに速い速度でスライドする不思議な壁
汎用の走る動きも背景の速度と手足の動きがあってない謎の平行移動
もう「大運動会」を名乗るのやめちまえよって感じ

じゃあこれで脚本家肝いりの陰謀パートがちゃんとしてるかっていうと全然駄目
悪役3人組のあのゴリラは陰謀パートの空気感を壊すだけで何の役にも立ってない
この人達は本当にマイナス要素以外のなにも存在してないし、ウホウホやられても笑えない
せめて1ミリくらいは考えてキャラを配置してくれって感じ

あと、刑事の車に爆弾が仕掛けられてて死んでしまうかも…ってシーンを2話で見せるけど、
そもそもOPに登場するキャラが活躍する前に爆死するとかあるわけないじゃん
というか出演時間5分もないキャラの爆発シーンでED入ろうが
「このあとが気になる!続きが早く見たい」なんて思うわけないでしょ
そして4話でもまた同じ爆弾で同じ用に車を爆発されて、更には爆弾をボンネットに乗せた車に突撃される

ワンパターンなのがコミカルだとでも思ってるの?んなわけないじゃん
そもそも内戦だテロだ太陽系の支配だってやってるとこをギャグみたいにする意味が分からない
つーか爆発前にアラーム鳴って警告してくれる爆弾とか舐めすぎでしょ
刑事のおっさんがいくら格好いいこと言おうが全てが台無しになってる

スポーツ要素はシナリオも作画も全てが適当
陰謀要素はコミカル演出を混ぜてるため台無し
内戦がどうしたって内容は実際の様子を一切語らないから興味もわかない

ついでに言うと画面効果も音響もおかしい
OPの一部もそうなんだけど、暗い画面を作るときに単純に画面全体の明度を下げてるでしょ?
例えば1話でかなたがショックを受けるシーンとか、普通は背景だけ暗いのに差し替えるなりするはず
それを何故か画面全体の明度を下げて視認性を落とす意味不明な効果の付け方をしている
OPにしても文字やキャラが連続で表示されるシーンの一部だけあからさまにフィルターの掛け方間違えて暗くなってる
音響についてはボリューム調整の意図がよく分からない
台詞と同じくらい大きいこともあれば、挿入歌なのにものすごく小さく、遠くで流れててほとんど聞こえないこともある
街の遠くの店で流れる音楽とかを演出したいのかもしれないけど、そんなとこに挿入歌いれる意味ないでしょ
「なんか歌声っぽいのが聞こえるけど気のせいかな…」と思ってたらEDに挿入歌のクレジットが入っててドン引き

作画や脚本は手を抜きたいとかスポーツなんか嫌いだっていう(最低なりの)意思が見えるけど、
画面効果と音響周りに関してはそれすら感じられなくて最早怖いまである
本当に全てにおいて出来が悪いんだけど、虚無アニメと違って感情が揺さぶられるだけ見れてしまうのが困ったところ
この調子なら全編低評価なまま最後まで見てしまうかもしれない…
{/netabare}

6話視聴
{netabare}輪をかけて酷くなる内容
5話に関しては開幕からずっとギャグシーンの連発だった
種目に合わせた練習をするシーンが全然ないから説得力がない…のはもうどうでもいいや
それより笑ったのは義肢のビリビリ

生体パルスの逆流が起きたって言ってたけど、書いてて自分で違和感なかったのかな?
義肢に向けた脳からの信号が上手く伝達せず、不具合が起きるのはわかる
でも生体パルスが体全体を覆うほどの放電現象として視覚化されるって……
金星人ってもしかしてみんなシスの暗黒卿だったりするの?放電が起きた瞬間腹抱えて笑ってしまった

レース内容に関しては意味不明
ゴールが動いてるのはいいとして、いつ海面に浮上するか分からないクジラを扱うのはちょっと…
で、エヴァは一度クジラを撃つのを躊躇うんだけど、二回目の場面を見るに躊躇う要素全く無いよね?
クジラを撃つって状況自体が色々アレな要素を孕んでるからマイルドに描写したんだろうとは思う
でもそれならクジラなんか使うなと、機械式で定期的に浮上する潜水艦を使えと

エヴァがクジラを撃つのを躊躇って、それを受けて「優しさがある」と黒幕がキャッキャする場面を作りたかったのは分かる
でも、それは義肢の故障を見てオールを漕ぐ手が止まるとかでいいじゃん
出す意味がないクジラを登場させて、批判が怖くて描写は逃げて、そのせいでシーン自体の違和感が生まれる
なにかの風刺のつもりだったのかもしれないけど、とにかくダサいって印象

その後は全部蛇足
医療班はあのロン毛しかいないのかとか、
義肢のメンテは選手だけでやってんのかとか、
アスリートの宿泊施設に治療設備がないってどうなってんのとか、
参加中の競技なのにエントリーし直しとかあるかとか、
エントリーするにしても普通電話だろ直接本人が窓口に行くわけねえよとか、
病院ならタクシーの用意なり大会スタッフが車を用意するなりあるだろとか、
シーン全てその場のノリだけで構成されてるので、ギャグとして以外に見どころはなかった

これが終わっての6話
正直感動した
まさか腕立て伏せを描くなんて!このアニメがスポーツ物だって認識がまだ制作陣にあったなんて!
しかもランニングまでするとは!クジラみたいな意味不明シーンでもなきゃスポーツ要素は描かないと思ってた!
話の内容はろくでもないし、運動の描写も甘いけど描いてるだけマシに思えるんだからすごい

この回で気になるのはエヴァの前に現れた女の子
よく似た顔立ちで、無表情なまま感情の起伏を見せない
ロン毛も「次のレースで1位になれないなら…」と思わせぶりな様子をみせてる
そしてメガネちゃんが言っていた「デザイナーズチャイルド」という言葉

これらから普通に考えると、あの少女はエヴァと同一の遺伝子を持ったスペアという疑惑がある
ただ、ここで問題になるのが謎の少女の容姿について

髪の色どころか瞳の色すらまったく違う……
同じ遺伝子から同じように身体能力を伸ばすよう調整したのに、形質に決定的な違いが現れるのはないよなぁ
もうエヴァはメディアで注目選手として話題を集めていて、姿は映像に残っている
そんな人間のスペアを作るのに瞳の色が違うって普通ならありえない
だからきっとあの子は人質の少女ってことだろうなぁ
決してキャラデザの時点で設定を忘れて色違いを作ったわけじゃないんだろうなぁ

ヤナに関しては割とどうでもいい
月の大会の顛末がそもそもユシルの自業自得だし、リディアとの関係性も固まっている
そんな状態から何話もこのネタで引っ張られてもついていけないってくらいの感想しかない
そもそも脇道でこういうことやられても重要性が低いのが分かりきってるから気にもならない

あとはメガネちゃん誘拐
そこは誘拐じゃなくて遺伝子操作技術を巡っての取引と裏切りでいいじゃん?
中途半端に変化球を入れようとした結果、また脇道で大事が起こってしまった
そもそもエヴァの情報を仕入れるとロン毛の素性がわかるってデータベースの整理整頓が出来て無さすぎでは…
というかロン毛とMIBモドキが立ち話してるだけの場面を画像に残してるってどういう意図があるんだよ
現状だとロン毛が本筋に関わる要素がないから無理やり結びつけたんだろうけど、
それにしたってやり方が雑すぎて繋がりが突飛になってる

肝心のレースに関してはまぁ予想通り
主人公たちは優勝を目指してると言いつつやる気はないので、
スタートの合図が鳴ってからお喋りを始めるのが当たり前になってる
この辺は今までの話の中で競技よりお喋りを優先している様子がずっと描かれていたので、しっかりとした説得力がある
……本来あってはならない部分に説得力なんか持たせんなって感じだけど

あとは中継のカメラがある中で姿を表して道を爆破して壊すのはギャグかな?ってくらい
いつになったらこのシナリオに「整合性」って要素がでてくるのかが現状一番の楽しみ
{/netabare}

最終話視聴
{netabare}いやぁひどかった!もう清々しさすら感じるほどに全てが悲惨だった
展開が纏まっていないどころか、ただの会話すら微妙に噛み合ってないズレた返しとズレたテンポ
ファンサービスにしても若い頃からまともな変更もしてないせいで髪型が痛々しいお婆ちゃん
武器商人のトップが変わるだけでアッサリ集結する月の内紛
通信越しでしか会話をしていない末端を捕まえただけで本拠地がバレるガバガバ秘密組織
全部ギャグのつもりかも知れないけど、ギャグにしたってもうちょいちゃんと展開を組み立てるでしょ

そして競技シーンに関しては結局どういうルールで選考が進んでいたのか最後まで不明なまま
それどころかメインキャラの活躍(というか失敗集)が静止画でのオールダイジェスト
というか終盤の競技は個人の種目をそれぞれやってるだけで、運動会として成立していない
加えて選手兼医療スタッフの眼鏡が何故か解説役をやっていたり配役すら適当

というか全体的にキャラの個性や役割が一面的すぎていて掘り下げがない
特に義肢の子が顕著で、どんな種目に参加しても「義肢のメンテができてないから」以外に何も言わない
リディアとヤナは二人でいちゃつくだけで、競技的な意味での活躍は特にない
かなたは何を聞いても明るい…どころか他人がどういう状況だろうが何も感じないサイコパスになっている
セヴァが強いというだけならまだしも、生命の危機にあるから助けてあげてと請われても笑い声を上げるのは流石に…

最終的に残った感想は「光ったら勝ち」というだけ
競技に勝てるってだけじゃなくて、光らせることで動きの作画を省略させられるから製作的にも嬉しい場面だったろうなと
もうジャンプしても走っても全部「すごいシーン=エフェクト」の図式でばかり描かれている
スポーツが嫌いな人がスポーツを貶めるために作ったと思えば一貫した素晴らしい演出だった

決勝戦のレースに関しても、ゴール判定がつま先にある始末でもう笑いすら起きないレベル
今までと違ってハッキリ競技内容が定まっている短距離走で、なんで基本ルールすら間違ってるんだよ
その直前の無重力ビリヤード(重力あり)でもう心が折れかけてたけど、現実の競技すら描けないのはただの勉強不足
「どういう種目にするか」「選んだ種目をどう描くか」すらろくに検討していないのが丸わかり
陰謀をメインにするは百歩譲って許すし、スポーツが余計な脇道なのもいいけど、脇道なりにちゃんと描かないと台無し

こんなにスポーツが嫌いなくせに最後だけ取ってつけたように「スポーツと政治は分けよう!」とか言っちゃうのもダサい
それまでずっとスポーツを否定するような展開ばかりに執心してたのに、最後で日和って誤魔化すのは本当にかっこ悪い

内紛・黒人・クジラ・クローン・政治介入のようなネタでスポーツを愚弄し続けて、選手もそれを乗り越えようとしていない
それなのにリストバンドで告発したら一発ですべてが解決してスポーツ最高!みんな素敵!なんて説得力がない
{/netabare}

スポ根のくだらなさと陰謀と戦う刑事の強さ、クローン技術は万能ということを描くためのアニメ
これをスポーツ物だと思って視聴するのは製作側の意図に反する行為だと思う
「運動会ってタイトルで、走る姿が描かれてるからきっとスポーツと無関係な陰謀モノ!」
と正しく推測できる人だけが視聴すればいいんじゃないかな
……それがどれだけの数いるかなんて知らんけど

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

61.8 5 アスリードでトレーニングなアニメランキング5位
破邪巨星G弾劾凰(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (10)
96人が棚に入れました
ある日、九州近海に浮かぶ「双神島」に、宇宙から謎の物体が飛来。凄まじい衝撃と爆風を発生させ、島を壊滅状態に陥れた。

その惨劇から十数年。双神島に白き要塞が建造されていた。その名は「新未来創世機関アヴァルダ」。宇宙からの侵略者に対抗するために、謎の「財団」が創りあげた超科学研究組織である。そして、アヴァルダが完成させた巨大ロボット「ダンガイオー(弾劾凰)」こそ、地球防衛の最大の切り札であった。

宇宙からもたらされた超科学によって無敵の強さを発揮するダンガイオー。しかし、その敵は宇宙からの侵略者だけではない。超科学の秘密を欲する大国、更には、かつて財団から離反し超科学を悪用する者たちまでもが、アヴァルダに牙をむいて襲いかかる。四方八方の侵略者から地球を守るため、ダンガイオーはいつ果てるとも知れぬ戦いへとその身を投じるのだった。
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

破邪大星ダンガイオーの現代版(2001年放送)

破邪大星ダンガイオーの監督がやってるので
正統続編(?)ではあるのですが、アニメファンから
すこぶる評判が悪い、所謂クソアニメですね。
ロボットのデザインも少しダサイのですw

最悪なのが前作同様打ち切り展開で最終回を終えるため
未完という意味でもダメなアニメと言えます。

けれど、私はこのアニメが大好きでしてw

このサイトの悪い部分ですが、星の評価だけが戦力の決定的差でない
ことを教えてやって下さい赤い人。
星高く付けてもつまんないアニメもありますしね。

内容に少し触れると、主人公が道場で亡き兄を思いながら
精神統一をする場面が何度も出てくるのですけど、
主人公以外のパイロットである、“2人のヒロイン”も含め
全員がアスリート並みの体力や、人並み外れた知識や頭脳を持ち
搭乗者から優秀なのが特徴でもあります。
度々トレーニングのシーンが出てくるところも好感が持てます。

他作品でもロボット操者は優秀でありますが、
操者としての努力をせず才能や宿命に選ばれるパターンが多いので、
この辺りも好きな理由ですかね。

面白いのが、例えば機械獣軍団や恐竜帝国、邪魔大王国といったように
敵の軍団はある程度シリーズ通して一貫されているものです
けれど、破邪巨星G弾劾凰では、大げさに言えば1話につき1組織を
壊滅させるという・・地球を狙う軍団多すぎ問題がありますw

ロボットアニメを多く見てる方なら、往年のロボット発射基地や
ドッキングシステム、必殺技の名乗り、ロケットパンチや
数々のオマージュやお約束が楽しめるかな?

特に素敵なのが、無限に広がるロケットパンチの可能性ですね!
掴んだり小突いたり多彩な攻撃法が魅力。
万能過ぎて、毎回楽しみでした(ちなみにヒロインはパンチに乗りません
{netabare}
グレートマジンガーオチ、最低~ とか言うなあ! 笑えたやろ!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
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