アメリカ人で復讐なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのアメリカ人で復讐な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月19日の時点で一番のアメリカ人で復讐なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.3 1 アメリカ人で復讐なアニメランキング1位
魔法少女特殊戦あすか(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (228)
926人が棚に入れました
21世紀。人類は遂に他の知的生命体との接触を果たす。しかし、その出会いは幸福なものではなかった。地冥界より侵攻する化け物は、現用兵器の多くを無効化し、人類の運命は風前の灯火と思われた。だが同じく地冥界に苦しめられていた、精霊環境条約機構の助けにより、人類は起死回生の一手を手にする。魔法少女である。強大な魔力を手にした少女たちは、心身に多くの傷を負いながらも、人類を勝利に導き、ついに大戦を終結させる。しかし、それさえも、新たな戦いの始まりに過ぎなかった。国際犯罪、無差別テロ、内戦、紛争……。魔法少女の戦いは終わらない――

声優・キャラクター
洲崎綾、関根明良、松井恵理子、竹達彩奈、高橋李依、橋本ちなみ、M・A・O、日笠陽子、乃村健次、菊池こころ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ(違

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
原作マンガは未読で、第2話まで視聴済みです。

かつてあすかの同僚で、あすかが自らスカウトしたらしい第二の魔法少女、ウォーナースくるみが出てきました。どうやらくるみと一緒に戦うときには、あすかがくるみを守ると約束したらしいです。

曰く、「約束、これからは守ってくださいね。私、強くないんです…。」

誰のというわけでもないですが、今後も作中でPTSD的な描写は多そうです。くるみの考え方が、魔法少女なのに軍人っぽいのは面白いですね。敵が弱すぎないのも良い感じだと思います。

第3話以降も楽しみです。
== [第2話まで視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.4.1追記:
第12話(最終回)まで視聴完了していましたが、レビュー更新が遅れていました。

さて、本作における「魔法少女を近現代戦における『戦力』として扱う」という視点はなかなか斬新だったと思います。もしかしたら『Re:CREATORS』にそういう視点はあったといえるかもしれませんが、そもそも魔法少女の戦闘がリアルな人の生死に直結する戦争の一部というあたりが本作の魅力の一つかもしれません。

自衛隊における「特殊作戦群」は存在は認められているものの詳細は明かされず、『GATE』など他作品でも時々名前は耳にするものの一般人にとっては都市伝説級の謎組織ですが、それ故にファンタジーとの相性は良いかもしれないですね。

そこに十代の少女が所属することは現実にはおおよそあり得ないわけですが、それを許す秀逸な作品設定の中で、魔法少女が実戦部隊として戦力に換算されているのはとても面白かったです。

中国のペイペイを除くあすか以外のマジカル・ファイブ(先の大戦の生き残りの魔法少女)の面々も、それぞれの国軍に所属し然るべき戦力として戦っています。そんな中で行方をくらませたペイペイもそれはそれで凄い(笑)。

そのような作中で唐突に出てくる「マジカル○○」(何にでも「マジカル」をつけて、さも特殊なもののように解説するネタ)が笑いを誘いました。「マジカルスパンキング」ってなんやねん(笑)!?

そして大好きなあすかに近づくものあらば瞬時に察知しさりげなく間に割って入る、そんなウォーナースくるみこと夢源くるみさんが大変魅力的なキャラでした…。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 33
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

このままでは、魔法少女は、子供がなりたくない職業1位になるぞ(苦笑)

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
グロ、鬱ありの、新しい時代の魔法少女モノの定番。

全体としては悪くなく、平均すれば☆3くらいには楽しめた感じもするんだけど、、、どうにも私とは相容れないモノがあるというか。。。胸くそ悪い、いくつかのシーンで大きく評価を下げさせて頂きました。

ただ、クオリティ的にはそんなに悪くはないので、こういう作風が好きな方だったら、まずまず楽しめるアニメかと。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
9話や10話(沖縄防衛戦)のように、きちんとバトルしている時は、標準以上に楽しめた。

「魔法少女の辛さや、背負った業」を表現するために、グロが必要というのも分からなくはないので、最低評価はしません。が、やはり「焼けたトングに皮膚がはりつく」とか「脳に直接注射して感覚を強め、お胸をモミモミ」とか、贔屓目に見てもやり過ぎな描写が多く、手放しには誉められない。

う~む、評価が難しい。
{/netabare}

【余談~私にとっての味噌ラーメンと魔法少女~】
{netabare}
これは、極々個人的な話なのですが、私にとっての味噌ラーメンって、「白味噌 卵麺 野菜たっぷり」の甘いラーメンなんすよ。北東北は、それがスタンダートだと思います(少なくともウチの地域はそうでした)。

例えば仙台に行って、初めて「辛味噌ラーメン」なるものを食べた時、「これも味噌ラーメンなのか!?」という衝撃を受けました。でも、メチャクチャ美味しくて、今でも時々食べたくなる味です。

とはいえ、やはり(私にとっては)味噌ラーメンといえば、白味噌であり、野菜の甘味が感じられるやさしいものであり、他は、亜流に過ぎません。もし、店のメニューに「辛味噌」や「赤味噌」と表記がなく、ただ「味噌ラーメン」と書いてあるのに、辛い味噌ラーメンが出てきたら、ちょっとガッカリします(まあでも、美味しく完食しますがw)。

でも、東京に行って分かったのは、「白味噌 卵麺 野菜たっぷり」の甘い味噌ラーメンって、むしろ少数派なんですよね。なんか、寂しかったです。

魔法少女モノもそうです。

私にとっての魔法少女モノとは、「魔法使いサリー」を出発点にし、「美少女戦士セーラームーン」や「魔法騎士レイアース」を経由し、「カードキャプターさくら」くらいまでを指します。さくら なんかは少し現代に近づいていますが、基本的には、「勧善懲悪」で「ヒーロー的な」、優しく強い存在でした。

それが、初めて「魔法少女まどか☆マギカ」を観たとき、「これも魔法少女なのか!?」という衝撃を受けました。でもメチャクチャ面白くて、今でも記憶に残っている作品です。

ただ、それがスタンダートかと言われれば、やっぱりなんか違う気はする。

本作なんかも、ガッツリ激辛の、蒙古タンメン系味噌ラーメン的な魔法少女モノです。正直、やや食傷気味です。

本作や、マギカ以降の魔法少女モノもあって良いんですが、やはりベースは、人々を幸せにし、自らも幸せなる、魔法少女モノを観たい。そんな気持ちを込めたのが、このレビュータイトルです。

セーラームーンに憧れる少女はいても、あすか に憧れる少女はいないんじゃないかと思うわけですよ(まあ、そっち方面はプリキュアがカバーしてるから大丈夫という説もありますが)。

ただ、勿論出身地が違えばベースになる味噌ラーメンも違うわけで、本作のような魔法少女モノこそ本流で、他は亜流だという方もいて当然だと思います。

あくまで、「私は」という話です。(って書いてたら、深夜にラーメン食いたくなった)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
大戦後の魔法少女。これ、グロに流れていくなら、ノゾミやらサヤコやら、死んじゃうかもな~、惨たらしく。いや、出血多量で死ぬだろう。ストーリーを売りにするなら観られるし、グロを売りにするなら、途中離脱かな。

2話目 ☆3
ノゾミの父、拷問官か。女キャラ全員、半端ない巨乳だな。ナース、正論だな。

3話目 ☆3
ナースも、病んでるの、か。わりと平和な日常系見せたか。作風的に、次は更なるグロ、かな。。。

4話目 ☆1
焼肉トングに、皮膚の張り付き。BPO、大丈夫か?

5話目 ☆2
魔術斧は回収して使おうよ、特殊部隊の良い武器になるよ。記憶消去で解決ね。まあ、1週間くらいなら、良しとしないと。

6話目 ☆2
まあ、死んだと思われた魔術少女の誰かだろうけど。あんな都合よく、ピンポイントで落ちるか?

7話目 ☆2
とりあえず、腕を切り落としがち。

8話目 ☆3
マジでクソだな、あの親父。宜野湾、、、内村さま~ずのイメージ(笑) ゴーナース、汚れ仕事担当なのか。マジカルスパンキング、は、ギャグなのか? 無駄なサービスシーンに、ドン引き。スゲェ、魔法少女試験だな。

9話目 ☆4
タマラ、お前も変なのか(笑) なんかちゃんと組織戦をしてるな、相手も味方も。

10話目 ☆4
まあ、足が折れてても走るよな、普通は。ミアは、ハロウィン3体くらいでやられるの? これは、タビラ将軍が弱いのか、敵が強いのか。

11話目 ☆3
どした?? ああ、やっぱり斧は回収してたのね。

12話目 ☆2
拷問シーンはやはり胸くそ。ただ、後半の説教は、良い話、、、なのかな? よくワカラン。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 30

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

まさに魔法少女特殊戦。ただし、グロ注意!

原作未読。最終話まで視聴。

「魔法少女」はともかく、何故「特殊戦」なんだろう?って思いながら視聴開始。
魔法戦アリ、武器戦闘アリ、肉弾戦アリとまさに何でもありのまさに「特殊戦」でした。

彼女たち魔法少女が各国の軍隊の特殊部隊に属しているとか、こういう設定は大好きですね。
魔法少女たちが各々、心に傷を持っているという設定も好印象。

かなりグロイ演出もありまが、最後まで面白く視聴出来ました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 27

60.2 2 アメリカ人で復讐なアニメランキング2位
AFRO SAMURAIアフロサムライ(アニメ映画)

2007年10月27日
★★★★☆ 3.6 (44)
250人が棚に入れました
「一番」のハチマキを持つ者は世界を制する力を持つ。「一番」に挑戦できるのは「二番」のハチマキを持つ者のみ。だが「二番」に対しては誰でも挑戦でき、ハチマキを狙う者達から常に狙われ続けることになる。かつて「一番」を持つ父を殺されたアフロは復讐のため「二番」を手に入れ終わることのない戦いに身を投じる。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

時代劇×アフロヘアー×ヒップホップ

No.1になる者は世界を制する神になるという掟。
そしてNo.2だけがNo.1と闘うことが許されているという
シンプルでわかりやすいテーマ。

幼い頃、No.2だった父を目の前で殺され、復讐の旅を続ける
アフロヘアーの剣客「No.2」。
来る日も来る日もバトルに明け暮れているが、彼の最終目的は
父の仇であり闇の剣客道の頂点に君臨するガンマン「No.1」。
果たして「No.2」は悲願を成就できるのか・・・というお話。

原作は岡崎能士の自費出版による漫画で、アメリカで先駆けて
公開したのち、数ヵ月後にwowowにて日本で放送されたという作品。

日本語の吹き替えはなく、言葉は英語のままで字幕スーパー。
作画は荒々しくワイルドな感じを強調しているからか、
荒削りで、油ギッシュ。カラーなのに色合いはモノトーンに近く、
セリフは極力少なめに抑え、主人公の寡黙さを強調。
ロボットやクマの着ぐるみの刺客は登場するし
侍という外見だけあって周囲の登場人物もみな、江戸時代的な服装なのに
ケータイを駆使してたりと、いろいろぶっ飛びつつ、
海外から見た日本って感じの背景や小道具の数々にも
なぜかそれが違和感なくまとまって見えてしまうから不思議。

まぁそういう作品なので、好みはかなりハッキリ分かれると思う。
けれど、何でもアリな世界が展開される中、仇を討つという
クライマックスに向けての盛り上がりは悪くないし
最後の最後まで、「おぅ!そうくるかーーー」っと
思わず笑ってしまうほどの死闘が繰り広げられるのは面白かった。

ただ、血しぶきが大量にあふれ、血まみれの首が転がるなんて
シーンやグロ映像が苦手の方にはオススメできない。
とにかく、あまりに内容がシンプルなため、
これ以上書くとネタバレばかりになりそうなのだが、
もう少し評価されても良さそうかなと思える作品だった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 48

che さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

剣は銃よりも強し

追記
このアニメには常識は無いと言っても過言ではないほど、自由な発想でつくられてますw
そう言うのを楽しめない人は面白く感じないかもしれません、「銃」も出てくるしRPGだってて出来ます、おまけにロボまで出てくる始末w
これをエンターテイメントと捉える事が出来ない人はつらいと思います。


昨夜久々にウィスキー呑んで寝たら、喉カラカラで6時ぐらいに目覚めちゃたよw
なんで、アフロサムライのレビューを書き直しましたw
理由はまあ、ほとんど評価がない=ほとんど知られていないからかなと思いまして。

まず、このアニメはGONZOが北米向けに作ったアニメで、日本には逆輸入されたアニメです。
多分、知名度が低いのは逆輸入だからだと思うんですが、、。
もし、知名度が有るのにこの評価なら、僕は正直この国の人間のセンスは終わっていると思います、マジで。
それ程の出来のアニメです!

あ、まずこのアニメは北米からの逆輸入なんで、
日本っぽい舞台で日本人ぽいキャラにも拘らず全部セリフは英語で日本語字幕です!(ここがまず面白いw)
吹き替えは有るか知りません、僕は映画を吹き替えで観る事はまずないので。
アフロ(主人公)とニンジャx2の声優は役者のサムエルLジャクソンと言う豪華さw
と言うかサムエルはこのアニメをスーパー気に入っててTVシリーズの総指揮とかしてたみたいです、
多分映画は違うと思います。

音楽は基本ブラックミュージックでキルビル(タランティーノ)や
ゴーストドッグ(有名B級映画、監督ジムジャーウィッシュだったかな?)の音楽やってる人。

あと、オマージュの嵐ですwハリウッド有名作品は片っ端からオマージュした感じw
映画好きなら面白いと思うw

簡単に内容を説明すると、、

「一番のハチマキをもつものは神になれる。」
というお題のもとに、最強を得んがために、1番のハチマキを求めるのですが、
1番のハチマキを持つ者と戦う資格が有るのは2番のハチマキを持つ者だけで、
って感じのベタベタな無いようですw
そんで、アフロは2番のハチマキを求め旅してる的なw
ハッキリって内容なんてまず、「無い」と言っていいと思います、
メッセージ性も無い事は事無いんですが、、まあ「無い」でいいと思いますw

多分、まあ、、他のレビュアーの顰蹙(ひんしゅく)を買うと思うけど、、。
ハッキリ言って最近の日本のアニメって内容が「無い」に等しいアニメ多いですよね。
このアニメもハッキリ言って内容は「無い」です。
でも、この二つには大きな違いがあって、
アフロサムライは、内容は「要らない」という域まで仕上がっています。
要するに、作画、音楽、演出に特化させて其れだけで満足できるレベルに仕上げてるんです。
悲しいかな日本の内容が無いアニメは作画、音楽、演出だけで満足させられるほどの、
センスもお金も(製作費)が制作側に無いんだ、、って思いましたね。
内容のないバトルアニメ作品の中で段違いのレベルですw
僕は戦闘シーンに対して拘りが無いから、刀語の様なバトルでも観れますが、
バトルアニメのレビュー書いてる人がバトルシーンが凄い!とか良く動く!とか書いてるの見たら、
ああ、これで凄いんだ、、、ってよく思ったりします、正直アフロサムライの戦闘観たら、
他のバトルアニメなんてまあ、観れませんよw

正直このアニメと他のアニメを比べるのはハナから無理が有るんですけどね。
(ハリウッドの手も入ってるし、恐らく制作費用もかなり出てるお思うので、でも回収は出来てると思う)
ズルイと解っていてわざわざ比較したのは、この作品の評価が不当に低すぎるのと、それに解りやすいしw
こんなにいい出来のアニメがこんなに低評価なんて、、、悲しいからねw

見どころは、特にないかなwあえて言うなら最後の方wバトルが激しくなるからw
作画、音楽、演出、動き、センスがすべてハイレベルにまとまってるので、
ただ見てるだけで、面白いアニメだと思います

因みに僕のお気に入りのキャラは、
無無坊主(ノンノンボウズ)のDJ和尚ですw多分一言も喋ってないですw

タイトルはアフロサムライのキャッチコピーです、このコピーからすでに、純粋なバトルアニメを作った事がわかるでしょうw
僕が、純粋なバトルアニメで唯一満足できたアニメです、興味が有る方はぜひ見てね!

こんな人にオススメ

音楽の人
英語の人
ハリウッドの人
面白ければ何でもいい人
エンターテイメントの人
アフロの人

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11
ネタバレ

ワッキーワッキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

三度の寝落ちの末やっと完走orz(酷評注意)

設定というか…世界観は面白いです

そしてバトルの作画は最高にカッコイイと思いました。

さらに声優もたぶん豪華(全て英語で吹き替えはありませんが、英語しゃべっている人が確か有名だった気がします)

と観る要素はたくさんありましたが…

私には合わなかったようです、まず主人公が無口と言うのがイマイチかなと言うのが感想です。
さらに{netabare}アフロ忍者が主人公が作り出した幻想と言うのは、伏線からの流はいいと思いますが、あまりに主人公と離別しすぎて伏線が回収されたときに「あぁ主人公はこういう風に葛藤していたのか」とならなかったのが残念で、どちらかと言うと作品にテンポを付けるにとどまっていたのが好感が持てませんでした{/netabare}

そして、主人公が無口故に負けそうになる雰囲気が全く出ていなかった、と言いますかギリギリ感が表現できていなかったところも眠くなる要因でした。

また回想に入るタイミングが、小説的すぎる気もしました。
どこがと言うと、バトルが始まってから一振りの間に回想が入る所です、
小説では、スローモーションにする際使われる技法ですが、アニメとして観るのであれば、そこは前半で伏線をばらまいて、バトルの相手がだれかわかって回収して、ラスト一振りでフラッシュ的に過去の映像が流れるといった方がよかったのではと思いました。


と酷評を書いてしまいましたが、この作品はとてもスタイリッシュでカッコイイアクションなので好きな方は好きかと思います。

雰囲気的にシャフト(一応アニメにもなっていますが、黒人のバンパイアの映画で制作会社の方ではないです)みたいな主人公で、バジリスクみたいな作画で、サムライチャンプルーのようなスタイリッシュさのある作品かなと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 6

63.5 3 アメリカ人で復讐なアニメランキング3位
アフロサムライ:RESURRECTION-AFRO SAMURAI(アニメ映画)

2009年12月12日
★★★★☆ 3.8 (38)
235人が棚に入れました
「一番」のハチマキを持つ者は世界を制する力を持つ。「一番」に挑戦できるのは「二番」のハチマキを持つ者のみ。だが「二番」に対しては誰でも挑戦でき、ハチマキを狙う者達から常に狙われ続けることになる。かつて「一番」を持つ父を殺されたアフロは復讐のため「二番」を手に入れ終わることのない戦いに身を投じる。
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

GONZO×RZA×サミュエル・L・ジャクソン 

岡崎能士氏の原作をGONZOが見出しアニメーション化を企画。
偶然ハリウッド俳優サミュエル・L・ジャクソンがこの企画を見つけるや
「俺がアフロサムライだ!」と、自ら製作への参加を表明。
主人公アフロサムライを含む二役で、ボイスアクターとしても出演を快諾したらしい。

そして本作では、ルーシー・リューが登場。
主役アフロに対し復讐の執念を燃やす魅惑な謎の女敵役 シヲを華麗に演じる。
さらに音楽をヒップホップグループ、ウータン・クランの総帥で、「キル・ビル」
「ゴースト・ドッグ」などの映画音楽でも有名なカリスマアーティストThe RZAが
担当するなど、日本アニメとハリウッドメジャーの豪華共演を実現させた。(以上 公式サイトより抜粋)


主人公は巨大なアフロヘアの黒人の侍、そしてBGMはヒップホップ。
アンドロイドやアメリカンバイク、コンピューターも登場するはちゃめちゃ振り。
セリフは全編英語100%で字幕スーパー。
海外向けに日本が作った日本のアニメが全米で大人気らしいという
ニュースを見たのは2~3年前だっただろうか?
その時はあまり気に留めていなかったのだが、
今回この作品を観て、アメリカンなものを散りばめてはいるものの、
決して海外に媚びた作品だとは思わなかった。

そして前作より物語は深くなっており、背景の美術もきれいだった。
特に印象に残っているのは、何度か出てくる満開の桜のシーンと
ねぷたが行く祭りでのスタイリッシュなバトルシーン。
それからキラキラとさざめく海を見渡す丘からの眺めなどなど。

音楽は好みが分かれるかもしれないが、ヒップホップが苦手じゃなければ
たいていの人に聴き易い渋めのサウンドだ。

そして前作と何より違うのは、メインキャストに女性がいること。
主人公アフロの友人の妹であり、アフロを兄の仇として追う立ち居地が
物語と映像全体に奥行きと深みを与え、しっとりとした味わいが出ていた。

アフロの過去と友人関係、父親を乗り越えるという意味、
親子の絆というものが、殺伐としたシーンに織り込まれていく中
{netabare}「この世には血よりも濃い絆があるんだ」{/netabare}
というセリフが印象的。
桜の花びら舞う切ないシーンも、とても良かった。

いつか『ゲド戦記』を読んだときも思ったのだけれど
特に息子というのは、父親を自分の手で殺すくらいの覚悟で
精神的に乗り越えなければ、一人前とは言えないのかもなぁ・・

投稿 : 2024/04/13
♥ : 33

che さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

Hy buddy!! This is the entertainment of entertainment men!!

帰ってきたアフロサムライ!アフロサムライの続編!
ハッキリいって前回以上の出来です!悪乗りも磨きがましてます!
今度はアメリカンのバイクが出てきますwフロントフォークやフレームが竹ですww
ヘッドライトのしたに注連飾りついてますw
しかもハンドクラッチです!!無駄にcoolですww

今回は前回より少し内容もある感じですね。でももはや無くても楽しめるからww
音楽も前作に引き続き安定したCoolサウンドです!
今回ヒロイン役をルーシーリューがやってます、アニメにハリウッド俳優ってw
まあこの時点でもう、観る価値あるアニメだと思いますよw

前回より少し違ったかなと思うのが、美術ですかね。
前作から美術も圧倒的なクォリティだったんですが、今回はねぶた祭りのねぶたとか出来てきて、
その上でDJがプレイしてる「祭り」(祭り=(クラブ)イベントてニュアンスなんでしょうがね)
とかが有って凄く面白かったです。
ってかこんなイベント有ったら絶対きます!絶対おもしろいでしょ!!
話それましたが、そのねぶたの上での戦闘や、ねぶたを突き破って中に入って戦闘したり、その時ねぶたにアフロと敵の戦ってる影が映るじゃないですか、中に入ってるわけだから、それを外から描写したりとか。
そいう、面白い描写もあったし、
城の天守閣の屋根の上で戦ったり、桜吹雪が舞う中桜の大輪の下で戦ったりと、
いわゆる日本文化の美を描写した美術が前作に比べて多かった気がしました、それがとても良かったです。

現実離れした美の表現などはアニメでこそ、表現しやすいと思うのでもっとそう言うのを表現するアニメが有ってもいい気がしますが、少ない気がしてとても残念だと思います。
多分日本って国がもつ美意識は独特でその感覚はが他国より勝ってると思うんで、だからかな。
逆にエンターテイメントをやらせたらアメリカ人の右に出る人種は絶対いないと思ってま僕はw
彼等はいい意味でも悪い意味でもバカだからwMTVとか観たらその差は歴然ですw
美しい作品は無い事は無いんだけどね、ジブリの作品とか、最近だたらサマーウォーズ綺麗だったかな
「モノノ怪」の美術や表現はTV作品としてはかなりハイセンスだと思うし、ただやっぱりマイノリティだよね。
あ、因みにこの作品、美術でエミー賞とってますよ、それ程です。

悪乗りや、日本の美意識、こう言った多角的な視点から訴える表現が出来る作品、
それが僕がアフロサムライは「最高のエンターテイメント」だと思う理由です。
ってかこの映像作品つくった監督パネエよまじでw
あ、第3段するらしいですよ!絶対映画館いこw

タイトルは
「ヘイ、兄弟達!! これこそエンターテイメントの中のエンターテイメントだぜ!」


こう言う人にオススメ

前作の人
音楽の人
バトルの人
ルーシーの人
サムエルの人
Qタランティーノの人(QTの映画に感じがにてるからw)
モンスターアフロの人(今作アフロの頭はアフロとは言えないほどの域に達しているからw)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヒップホップなサムライ

サムライチャンプルーが好きなら…とお勧めされたので。
アクションシーンが凝っていて、ヒップホップが効いているので雰囲気は近いかも。

監督はバジリスクの木崎文智さん。
バジリスクは1話しか観てないけど、印象的なキャラ作りと、舞台を最大限に生かした戦闘シーンの見せ方が上手な人なんだなと思った。


良かったところ
作画が常にぬるぬる動いてる。アフロもキャラも常に動いてる。GONZOの気合の入れ方がハンパないなと思った。

バトルシーンは最初の橋上の戦いとねぶた上の戦いが好き
橋の戦いは
揺れながら敵との距離をつめて、傍観視点で斬りかかり、キャラの近くで断面を見せる。この流れるような剣劇が美しいなと思った。
そして最後に木の橋の下を描いて、びちょびちょ垂れる血で上の惨事を表現。とても印象に深く残った。

ねぶたの戦い
こちらは行動範囲が広いため、基本的に傍観視点でのアクション描写だったけれど、ねぶたの内側で戦い、外側から影だけで写す演出はねぶたの大きさも動きの大きさも見せられて面白いと思った。

キャラは濃いキャラだらけだけど、その中でもクマ(仁之助)が好き
着ぐるみのクマの被り物をしたサムライで虚ろな目は吸い込まれそう。
キュートな見かけによらず、バイクを乗り回しアフロに斬りかかるギャップに恐怖と格好良さと可愛さが強調されていて存在感が半端なかった。


気になったところ

物語の縫合性がイマイチ
復讐にハチマキを奪う必要性を感じないし、
最初の襲撃直後は二番のハチマキを手に入れるのに消極的だったアフロが、何故七五郎に戦いを挑んだのだろう。
最後に記憶を取り戻したクマだが、それまで記憶を失っていたという描写がなかったので、唐突に感じてしまった。

それから緩急の差が無くて途中で集中力が切れてしまった。
後半部分は非常に長く感じて、ハチマキはお土産屋さんで入手して早く決着付けよう?
とずっと思ってた。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2
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