インターネットで災害なおすすめアニメランキング 1

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57.1 1 インターネットで災害なアニメランキング1位
日本沈没2020(Webアニメ)

2020年7月1日
★★★☆☆ 2.6 (134)
394人が棚に入れました
2020年、東京オリンピックという大きな国家事業を終えたばかりの日本を襲った突然の大地震。都内に住むごく普通の家族、武藤家の歩(あゆむ)と剛(ごう)の姉弟は、大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく武藤家の面々を追い詰めていく。極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。途方もない現実と向き合う中、武藤家の姉弟、歩と剛は、未来を信じ、懸命に生き抜く強さを身につけていく…

声優・キャラクター
上田麗奈、村中知、佐々木優子、てらそままさき、吉野裕行、森なな子、小野賢章、佐々木梅治、塩田朋子、濱野大輝、ジョージ・カックル、武田太一
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

日本アニメの評判まで沈没しませんように。。海外向けを意識したのか、作画が気になる話題作

NETFLIXオリジナルアニメ。2020年視聴。

原作は小松左京の小説『日本沈没』(未読)。
アニメーション制作はサイエンスSARU。そう、「映像研には手を出すな」を制作した会社ですね。
キャストは、上田麗奈・・・他

ぶっちゃけ、低予算なのかと勘ぐりたくなる作画だったかと。
背景は綺麗なんだけど、車や人の動きになると、ちょっとアラが目立つ。
正直、映像研を作った会社とは思えない。。
初めて作画崩壊をリアルタイムで目にしたかも。。

サバイバル系は好きなので、それだけで興味を持って観れるんですが、アラが気になって物語にあまり没頭出来ず、残念です。

ストーリーは都市サバイバルとしては鉄板かな。
~{netabare}
都市部を離れ山間部に行き、人や集団と合流し文化的生活を始めるも人間の醜さで問題が起こって災害で崩壊。海上へ逃れて救助。
原作を読んでいないのでどれだけ原作のストーリーが入っているのか不明ですが、期待外れではないけど期待以上ではなかったかな。

色々ツッコミどころはあるけど、特に気になったのは、病院でたまたま出会った寝たきりの小野寺。彼が何者かの説明が浅すぎるし、彼をどうやって介護してるのかとか、彼がなぜ地震予知できたのかとか、謎過ぎでしょや。

また集団生活のくだりは、サバイバルと関係ないようなエピソードが多く、ちょっと長かったのが残念でした。

あ、上田麗奈さんの声は可愛いかったですよw
彼女が温泉シーンで言っていた、日本人はこうだとか外人はこうだとか、枠で考えるのをやめようみたいなメッセージが、この作品で言いたかったから、こういうキャラ設定になったのかも知れませんね。
最終回は、多様性と日本の文化を讃えようとしている風に、自分は思えました。

それを感じてさえもなお、日本人オンリーのスタッフならこの作画クオリティはなかったんじゃないかな。特に泣き顔になると違うキャラにしか見えないし。
視聴に耐えうるプロとしての最低品質はあるかと思います。
{/netabare}~

音楽には力が入っていると感じました。
NETFLIXという事なので、海外ユーザーを意識してのキャラや物語設定だったのかも知れません。エンドロールに出る実に多くの名前が、何かを物語っていそうです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

それでも人は、前を向く

この作品の原作は未読です。
見た瞬間、「DEVILMAN crybabyに作画が似てるなぁ…」と思いましたが、監督が一緒だったんですね。


沈みゆく日本、
それでも人は、前を向く

2020年、平和な日常が続く日本を襲った突然の大地震。
都内に住むごく普通の一家、武藤家の歩(あゆむ)と剛(ごう)の姉弟は、
大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、
容赦なく彼らを追い詰めていく。

極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。
途方もない現実と向き合う中、歩と剛は、未来を信じ、
件名に生き抜く強さを身につけていく…


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

原作は、日本の沈没を学術的にとらえた作品の様ですが、本作は武藤家というごく普通の家族を対象に、日本で発生した巨大地震による顛末が描かれています。
物語の纏め方もアニオリのようです。

正直結構な改変をしていると思います。
何故、この様な改変をしたのか…
巷では原作への冒涜か…などとも噂されているようです。

確かに、原作、或いは著者のファンの方なら、あまりの内容の違いに、そう思われても仕方ないのかもしれません。

ですが、私は本作でより地震とその顛末が身近に感じた気がします。
学術的に難しいことを言われてもピンときませんし、地殻変動は止めようがありませんし、何よりこんな地震が起こったら、私たちは逃げることしかできません。

最近、日本のあちこちで地震が多発していますし、南海トラフ地震のようにマグニチュード9クラスの巨大地震や、首都圏直下型地震の発生する可能性だって示唆されています。
この作品は、この様な身近に迫りつつある災害に対する警鐘と受け取ることができると思うんです。

だから、この作品は「どう逃げる?」「どう生きる?」というメッセージを常に発信し続けたんじゃないか…と個人的には思っています。

そしてキャラデザについて…
湯浅監督の描くキャラは格好良い、とか、可愛い、という感じではなく、バランスを多少崩しても伝えたいメッセージを全面に押し出している印象があります。
時には作画が溶けてしまっているような感じさえ受けることがあります。

小松左京さんの執筆した本作は「空前の大ベストセラー」と評される作品です。
私の実家にも原作があったのを覚えていますから…

でも色々考えましたが、結果的に湯浅監督のキャラデザで良かったのかも…
というのが私の結論でした。

可愛い、格好良い…そんなキャラデザは山ほどあります。
でも現実の周りの人はみんな普通の人で、アニメのキャラデザみたいな人は居ないと思います。
それに、カチっとしたキャラデザならしっかり描きこまないと作画が乱れて見えますし、無残なシーンをしっかり描きこんだら余計に心の折れる人が増えてしまうと思うんです。

だからメッセージ性は強調しつつ、細かい部分を少々デフォルメできるキャラデザとなると選択の幅はぐっと狭り、本来着地すべき場所に着地した…これが結論に至った経緯です。
私の個人的私見なので、思いきり間違っているかもしれませんけど^^;

主題歌は、大貫妙子さん & 坂本龍一さんによる「a life」
作詞は大貫さんで作曲は教授だそうです。
ここに教授が出てくるとは思いもしなかったので嬉しいサプライズでした。

1クール全10話の物語でした。
物語の纏め方…アニオリで、構成にはツッコミどころがありそうでしたが、絶望だけで終わるのではなく、ちゃんと希望の光が見えたのは良かったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

何やらファンタジーな作品でした。

小松左京によるSF小説が原作です、47年も前の作品なんですね。
湯浅政明が監督するWebアニメです。

日本が地殻変動で短期間のうちに沈没するというストーリーですが、今作はある家族の避難していく過程を追い続けるような内容になっています。
原作とは、ほぼ別の作品となってるので、それを期待するとガッカリな作品なんでしょうね。

避難していく過程で、家族が体験する悲惨な出来事も、リアルというより何処かファンタジーな感じでした。

しかし破滅というテーマは、ファンタジーによくマッチするように思います。
湯浅監督の幻想的な持ち味が良く生かされた作品でした。

日本沈没といえば、K国やC国の一部の人が歓喜しそうなネタかもしれないけどw
あまり色々考えずに、普通に日本が沈んてしまうファンタジー作品として見れば、良い作品だと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12
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