2020年度のウエイトレスおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2020年度のウエイトレス成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番の2020年度のウエイトレスおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.0 1 2020年度のウエイトレスアニメランキング1位
虫籠のカガステル(Webアニメ)

2020年2月6日
★★★★☆ 3.5 (97)
427人が棚に入れました
21世紀末、人が巨大な虫になる奇病「カガステル」が発症する。“虫(カガステル)"は理性を失い、人を襲う。だが世界的に“虫"の〈駆除〉が認められたのは、世界人口の三分の二が喰い殺された後だった…。カガステル発生から30年後の西暦2125年。人殺しと言われる無情な〈駆除屋〉の青年キドウは、“虫"の巣窟である“虫籠"に近い黄砂の地で絶命寸前の男を発見し、彼の娘を託された。その娘の名は、イリ。父の死の悲しみに打ちひしがれ動こうとしないイリの頬を叩くキドウ。この出会いが二人を、世界を変える。

声優・キャラクター
細谷佳正、花澤香菜、花江夏樹、櫻井孝宏、浪川大輔、森川智之、興津和幸、諏訪部順一、塩崎智弘、茅野愛衣、白鳥哲、間宮康弘、山下大輝、鬼頭明里、杉田智和、悠木碧、鳥海浩輔

KANO さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

全てが水準以上

時は西暦2125年、30年前に人が虫(カガステル)に
変貌する奇病が発見され、全人口の2/3を失う羽目に。
発症してから20分で、人から虫に変貌を遂げる前に
唯一の処理方法は首をはねる事…
ようやく認められた駆除屋として生きるキドウは、
郊外で虫の襲撃を受ける父娘を助けるが
父は瀕死の状態からキドウに娘のイリを母親の元へと
託される。
やがてイリを通じて、世界の謎、真実が少しづつ
明かされて行く…

NETFLIX独占配信作品 フルCGによるSF作品
原作未読
17才の駆除屋キドウと謎の少女イリを中心に
虫(カガステル)と戦う人間社会が描かれてます。
ストーリーは王道的な流れで1クールで比較的綺麗に
纏まっていると思います。

作画はフルCGなので、個人的にはキャラは未だに
見慣れないですが、バトルシーンなどは綺麗で見応えは
有ります。

声優陣も豪華で主人公を細谷佳正さん、ヒロインと
ヒロインの母親役を花澤香菜さん。全く安定ですが、
17才役と14才役なのでどうかな?とは思います。

OP、ED曲は共にHilcrhymeです。
TOCの歌声は久しぶりに聴くような…

NETFLIX独占配信作品だけあって全てにおいて
水準以上だと思いますので、
SFとしてのストーリー内容や世界観、作画等が好みの方に
とっては、良作だと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

どうして、こんな世界に生まれてしまったのだろう。どうして、こんな世界でも生きたいと願うのだろう。

この作品の原作は未読です。
私はNETFLIXで視聴しましたが、久々にNETFLIXに入会した旨味を感じた作品だったと思います。
大人の事情による総集編祭りや放送日時の遅延など、TVアニメ放送における需要と供給のバランスが崩れている状況を最近ちょいちょい目にすることがあります。

個人的にはそれら全てが悪いことだとは思いません。
人間のやっていることですから、いくら重厚なバックアップ体制をとっていたとしても綻びが出るのはある意味仕方無いと思います。
インフルエンザや、新型ウィルスなども世の中蔓延していますし…
ただ出来ることなら、放送日の遅延は止む無しとしてもクオリティだけは最後の最後まで頑張ってほしいですけれど。
ただ言いたかったのは、NETFLIXならそんな心配は皆無であるということ…
放送が遅れることも無ければ相応のクオリティが約束されているって、当たり前のことかもしれませんが、視聴する側からすると嬉しい限りです。
NETFLIXの有料会員数が鰻登りで増えているのも分かる気がします。


西暦2125年一人が巨大な虫になる奇病"カガステル"が発症。
虫は理性を失い、人を襲い繁殖し続ける。

これはカガステルを狩る"駆除屋"の青年・キドウと
閉ざされた過去を持つ少女・イリの物語。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

人が虫化するのに前振りはありません。
発症してから完全に虫化するまで約20分…
この間に仕留めないと取り返しのつかない大惨事に発展してしまうのが、この作品の世界観です。

物語は虫に襲われて絶命寸前の男を極東で育った凄腕駆除屋であるキドウが発見するところから始まります。
その男からの最後の伝言は一緒に居た娘のイリを母親のところに連れて行って欲しいとのこと…
こうしてキドウとイリは出会い、物語が動いていきます。

キドウ役に細谷さん、イリ役に香菜ちゃんが起用されていること…
それにかやのんや鬼頭明里ちゃんが登場するのも相まって耳は幸せ一杯でした。
しかし香菜ちゃん…もうどれだけ鬼懸かった演技をするんでしょう。
しかも声質がとても綺麗…もう何度聞き惚れてしまったことか…^^;

ですが、このカガステルの世界は香菜ちゃんのスーパー癒しボイスをひたすら堪能できるほど甘くはありませんでした。
確かに虫の人当たりの厳しさは正直半端ありません。
大の大人ですら、一噛みで絶命させられるほどの強靭な顎と羽を持っていますし、硬い身体は銃弾ですら容易に弾き返すんです。

ですが、個人的にはその虫の脅威の物陰で暗躍する人間の方が怖かったかな…
確かに目的はあったのかもしれない…
けれど、目的と代償の大きさがまるで噛み合っていないのですから堪りません。
そんな理不尽が通用して欲しく無いと本気で思いながら視聴していました。

でも…この物語はそんな痛みだけの作品ではありませんでした。
揺れ動く心…これまでの生き方が言葉や態度を捻じ曲げてしまう…
それでも勇気を振り絞って一歩ずつ歩み入ろうとする姿勢が個人的には大好物でした。

キドウとイリは互いを知って何を選択するのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「Be ZERO」
エンディングテーマは、「臆病な狼 2019」
どちらもHilcrhymeさんが歌っています。
どちらも相当格好良い楽曲だと思いました。

1クール全12話の物語でした。
物語が1クールの中で綺麗に収まっていたと思いますし、見応えも十分だったと思います。
何より地に足の付いた丁寧な仕事っぷりが感じられたのも個人的にはプラスのポイントでした。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 18
ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作の下地にあるものの上にアニメがある。

前半は未視聴の方後半は視聴済み推奨のためタグで隠しますね。
原作は未読のため、的外れな可能性は多いにあるので、その辺はお察しで。

葛藤と決断。過去と未来。
アニメの語り口ではこの切り口で見せてるのかなと感じました。
感動を呼び起こすような演出が良く、普通におじさんは泣いてしまった。しかも序盤だったのでかなりの不意打ちです。アニメを見てもらう事を意識すると掴みって大事で上手くやられたと思いました。
ちなみに、グロ注意な描写もあるので苦手な方は・・・でも見てほしいとは思います。挑戦する価値はあるかなと。

キャラの背景に時間を割いてしっかり描いています。特に主人公とヒロインの二人には一話づつプレゼントしていますね。これは中盤で物語全体の転換期に合わせて行われるので、キャラの行動原理が後半に向けて意味不明って事にはならないように配慮された上手い構成だと思いました。丁寧な作りだと思います。
しかも、また泣かされるっていう。お前一日で何回泣くの?って自分にツッコミを入れるレベルに痛い人になってました。

音楽は適所に無難なBGMが入ります。これを良いと思うかは個人的な嗜好だと思いますが、二度目に見た時にはちゃんと効果あったと自覚的に感じられたので、音楽としてではなく演出としての良さという点でベリーグッときました。無難である事が最高の演出になっているって事です。壮大すぎると絵が負けてしまうのはありがちな罠。
音という事では剣戟の音や銃弾、戦車のキャタピラなどの音も臨場感あって良いです。こういう所も丁寧な感じしますね。好きなシーンは主人公がRPGをぶっ放すシーンですね、砲弾を追う演出たまらないっす(音含めてね)。

声優は豪華すぎるのでどのキャラも聞いたことあんなみたいな感じ。演技が安定しているのは良いんですけれどね。
その中でもイリ役の花澤香菜さんは二役演じるんですが…スゴイの一言。二役演じる事も凄いんですが、キャラの変化による演技の変化に胸が締め付けられた。
もう一人、出番は少ないですがかなりの印象を与えるキャラの役として杉田智和さんも何かを抑えている演技が胸を締め付けて…ん?何度締め付けられてるんだ私は。

演出なんですけれど、基本的にCGでキャラを動かします。出来が良い悪いはこの際あまり語りません(正直よく分らんし)。ですがダイアローグの最中に視線が動く、キョドったり視線を外したり、逆に見返したり揺れたりする。こういう仕草の中にキャラの性格だったり内面が現れてくる事があるので、無いのと在るのとでは物語の説得力に違いが出る。
それに、まったく絵を使ってないかといえばそれも違う。随所に見せる作画には迫力がある。まぁ一度しか出ないキャラだからとかそういう理由かもしれませんけれどね。
美術背景が最高に良い。ちょくちょくアニメを見ていると、部屋の中などで違和感があったりする場合がある、んでそれを無くそうとしてカットが少なくなったり、簡単なパンもしくはスライドのみでしかカメラが動かない何て事はよくある。つまり定点カメラの多さがスゴイって話です。
これはCGだからできる芸当なのかもしれませんね。

全体を通して丁寧に良く作られていると思います。感動するポイントも前半中盤後半とちゃんと練られているし、どう見せたいのかとかもなんとなくわかる作品なので一本見た時の充実感はあります。ご都合主事的なところも多少見受けられますが、これ位許容しないと楽しめる作品なくなっちまいます。
楽しめる作品ですので、どうぞお召し上がりください。


ここからはネタバレガンガンして内容を掘り下げて行きたい。
{netabare}
さて、どこから語ろうか。

まず今作のテーマ性について書いていきたいと思います。
原作という下地には、不条理、人間のエゴ、人間と虫の境界。

不条理は元々虫になる素質のある者とないものにに分けられている事と、どうしてなってしまうかという明確な理由がなくいつなってしまうかわからないという所ですね。
人間のエゴは虫にならない人は虫籠を作り、安全を確保するためなら、虫になってしまう人を虫にさせて守らせるという事をする。これはその因子を持っているだけですでに虫であるという認識をもっている。悪だなと思うのは、駆除するにあたって決められたルールに翼が生えたら殺して良いって自分たちは間引いてるのによく言うわ、この東邦連合のアドハムさん。
エゴという点ではフランツもなかなかだと思うけれど、このキャラに関しては最後まで正直なところ分からなかった。純粋にカガステルの真実を見つけたい…?自分の無垢を信じる者は他人の罪には残酷だというセリフは自分は無垢ではないと言いたいのか、それとも無垢であり、他人の罪に残酷でありながらそれを自覚しているという事なのか。もっともエゴを自覚してるのはこのキャラだったのかしれないなとか思う次第です。まぁ分かんないんですけれどね。
人間と虫の境界。
翼が生えたら虫でその前に殺したら殺人だという。これは一つの境界の在り方ではあるが、この作品には大きな問題提起としてアハトという存在を生み出している。
主人公の葛藤はここにある。やはりラザロの存在が大きく影響する。育ての親を殺した彼は、それ以降(それ以前も)積極的に自分から他人との仲を深めていこうとしない。最終話で本人から語られる。

「明日誰の首でも落とす覚悟がある。だけどその上で誰かと生きる覚悟はできない。前にそう言ったよな(うんうん)でも本当はそうじゃない。~略~首を落とすのは大抵他人じゃない。それが怖くて少しでも距離を取りたかった、でも取った距離にまた後悔するんだ、何で生きている間にもっと…ってな」
このセリフはカシムの存在がマジで響く。あれありきでしかこの言葉の意味は通じない。そして私はここでもう一度泣いた。
このセリフから私は彼が殺してきたのは虫じゃない、人間なんだってその覚悟が言葉という形になったんだと強く感じた。
本当は境界なんてないんだって。だから一緒にいて大丈夫なんだって。そうイリに言ってるんや(勝手な想像です)。

というのが、この物語全体を通じて感じるポイントでした。

でも、これをアニメにするってなった時に方向性として、この12話の中でどうドラマを演出するか考えたんだろ思う。キャッチーで分かりやすいテーマとして選ばれたのが、葛藤と決断。過去から未来って話なのかなって。これらは作品のテーマ性と大きく重なる部分もあるので良い。
そして、主人公とヒロイン二人がそれぞれ抱える葛藤を振り払い未来へ進む決断をし共に歩んでいく良い話だなぁってなれる分かりやすいストーリーを組み立て、その葛藤を丁寧に演出した結果として原作の中にあるものをしっかりと掬いあげられているのではないだろうか。

カシムについて少し触れたのでついでに語りたい。
ここまで読んでいただいた方はご存じの通り殺されますね。
彼の死は序盤の山場という構成上の役割として、そして主人公の進む道を示す友人としての役割を担っていました。
そんな彼も、過去に悩み今の仕事に葛藤を抱き、未来に対してどうしていくかという考えを持っています。彼の持つ覚悟は地下に侵入した虫との戦いで見せてくれます。カッコ良かったです。
カシムと主人公は最初は敵対している。というのも、カシムは確か親を駆除やに殺されているんだったか、恨みがあったと記憶しています(見直したいけど場所忘れた)。そんなカシムも主人公の事を認めるようになる。主人公もおそらくそんなカシムの変化を嬉しく感じていた。
カシムは人殺しと言われた時の事を後悔はしていないだろうが心のどこかで苦悩していた。それが許されたと思った矢先にカガステル化してしまう。この暴力的な不条理をどうしてくれよう、ご都合主義だと言うのは野暮だろ?そんなこと思う余地は私にはなかった。
主人公はカシムの首を切る。
帰宅し、慟哭する。その姿に私は胸を打たれ、激しく泣いた。この時の慟哭をどういう気持ちでイリは聞いていたのだろう。だからこそ、彼の過去を知りたくなったのだろうか。
「目の前で誰が虫になっても首をはねる覚悟はできてる、だけどその上で誰かと生きていく覚悟はできない」
このセリフには重さがある。

ああ、ヤバい。もう一人語りたい人間がおる。
フランツなんだけれど…フランツってなるとアハトも書きたくなるし、でももう書くの疲れた。
書き始めて3日位この作品の事考えてたんで、とりあえずこの辺にしておきます。
奇跡的にサンキューが50超えたらフランツ追記でもするかな。いや、越えなくても書きたくなったら書きます。んな需要ないって知ってる。

長々書いてしまいましたが、多分この作品で最大の難点は声優にあったと思う。やっぱりCGは作画より表情がのっぺりする、だから表情に変化をつけて感情を伝えさせたりしたんだと思うけれど、やっぱり声って大きい。
どのキャラも素晴らしいけれど、やっぱり花澤さんだし、細谷さんだし諏訪部さんだし森川さんだし櫻井さんなんだよね。
まぁ全員好きだ!

あ、最後にEDのイントロはすっごい好き。曲だけで歌詞なしを一曲聞いてみたいなとか思ったりしました。
{/netabare}

さてそれではここまでです。お疲れ様。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 7

76.6 2 2020年度のウエイトレスアニメランキング2位
プリンセスコネクト!Re:Dive(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (396)
1337人が棚に入れました
穏やかな風が吹き抜ける美しき大地・アストライア大陸。その一角で記憶を失った少年・ユウキは目を覚ます。彼を世話する小さなガイド役・コッコロ。いつも腹ペコな美少女剣士・ペコリーヌ。ちょっとクールなネコ耳魔法少女のキャル。運命に導かれるまま、彼らが立ち上げたギルドの名は「美食殿」。今、ユウキと彼女たちの冒険の幕が開けるーー

声優・キャラクター
M・A・O、伊藤美来、立花理香、阿部敦、高橋李依、沢城みゆき、洲崎綾、日高里菜、諸星すみれ、小倉唯

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ソシャゲアニメを成功させる奇跡

原作のソシャゲの方は全く存じません。何度もCMがやってたので名前と歌は聞いたことある程度。
近年のソシャゲアニメと言えば目に余るほどの打率の低さで、Fateやまどマギの人気コンテンツすらソシャゲデバフの前にクソアニメと化しました。
本作も視聴前は一応見てみるか程度の期待値でしたが、いやいやさすがはCygamesさんというところでしょうか。
どうやったらソシャゲアニメが面白くなるか創意工夫が非常に感じられる良アニメでした。

第一にゲーム未プレイ組の新規にもやさしかったことが最大の工夫でしょう。
既存のソシャゲアニメと言えば、次から次へとワラワラ新しいキャラクターが出てきてとっ散らかるのが最大のネックですが、本作は主要ヒロインを3名に絞るという難しい決断を下しておりました。
結果、我々のようなゲーム未プレイ組も序盤から作品にのめり込むことができ非常に見易いアニメに仕上がったと思います。

第二にその3人のヒロイン(と主人公)が満点評価を付けられるくらい魅力的に描かれていたことです。
子供なのに聖母のような優しさと温かみがあるコッコロたん大好きだったし、ぺコリーヌとキャルの絆は百合好きでなくても最高に尊くてほっこりしました。
キャラの評価を五ツ星にしましたが、これは美食殿のメンバーに限った評価に限定しておりますのでやや甘めかもです。
なんだかんだ途中からソシャゲらしく沢山のヒロインが登場しますが有象無象という感じのサブキャラ程度に留められており、アニメ内で魅力を引き出せてたのはメイン3人のみでした。
あと、何気に主人公が記憶を失ってる設定を取り入れることで、ガイジ化もとい幼児退行化させてたのも良かったです。
そのおかげでハーレムアニメの主人公のような嫌味がなかったし、コッコロママの献身的介護の様子が俺に「バブみ」という新たな境地を見せてくれたし…w

ストーリーは美食殿の日常を描いたり、サブキャラ回をやったりしつつ、ラスト2話でメインストーリーの中ボスみたいなのを倒して終了となりました。
無論、物語が完結することはなく「俺たちの戦いはこれからだ」エンドですが、これはこれでいいんです。
4人の絆が最大限に深まったところで、続きを知りたければゲームでやるも良し、アニメで2期をやってくれるならなお良し。
販促アニメ特有の切りが悪いだけの投げっぱなしエンドとは全く訳が違います。

というわけで全体的に素晴らしいアニメでサイゲアニメにハズレ無しの定説がまたも継続した形です。
確かにソシャゲ特有のワラワラ感がゼロだったわけではありませんし、本格的なストーリー物と比べればシナリオ面も未熟かもしれませんが、ソシャゲ原作のアニメを面白くさせる工夫は全部やった作品だと思います。
アニメでは有象無象だった美食殿以外のヒロインたちもきっとゲームでは魅力的なキャラに掘り下げされてると思いますし、ソシャゲもプレイすれば多分面白いという興味も十分に沸きました。(時間の都合で出来るかは分からないが)
最後に制作スタッフへの感謝の意とアニメ2期への期待を込めたところでレビューを締め括ります。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 14

麦わらにゃんこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神アニメ!!今季の癒し!

このすばの監督なだけあってこのすばが好きだった私からしたら好き以外ない!プリコネ好きのゲームをしてる人にはとにかく満足しかない!美食殿最高すぎる可愛いと癒ししか詰まってない。騎手君、「プリコネ、最高!」
このアニメをつまらないと言う人の大半はプリコネの性能注もしくは全く知らない人のみ!プリコネを好きな人がつまらないがまずない!ただ愛がない!
それくらい素晴らしい作品!!とにかく可愛いと癒し!
反面、初見さん、プリコネを知らない人からしたら、壮大なストーリーをお求めなら10話以降じゃないとおそらく可愛いキャラがキャピキャピしてるだけのゆるっゆる作品になるから全くつまらない意見も納得!
それでも同会社のグランブルーファンタジーに比べて作品に登場するキャラクターに毎話に登場してる魅力キャラ達が登場するたびに、ゲームファンは発狂歓喜してキャラ数が少ないこのゲームの良さを生かしてくれてる本当に良い作品!プリコネはストーリーのアニメーションさながらキャラに魅力が詰まってる作品!男の子がでない作品だから男キャラが好きな人にはオススメ全くしません!
あとこのすば監督さん特有というか…虫ネタが多すぎるのは個人的に好きなれません←
そのかわり可愛い女の子に癒しと可愛さを求めてこのすばのノリテンポが好きな方には俄然オススメします!
プリコネ最高!ヤバイですねっ☆
最新話まで欠かさず見ていますが全く評価は変わりません!
プリコネ好きの為のアニメは凄い分かりやすすぎるくらい満足度120%です!!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

あや さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

原作ソシャゲでは成功したほうかも

ソシャゲからアニメになるものが多い中、原作ゲーム世界観が伝わらない、原作からのあまりの乖離など、こけるモノも多い中、成功したほうではないでしょうか。
このすばの監督を起用したとの発表の時点で面白くなると思いました。
BD特典でグラブルアイテム含む、展開・ネタがこのすば、など批判的な意見もありますがゲームストーリーとは微妙に外すことで逆に新鮮に見られました。
原作を知らない側からの初見の印象が気になります。
ユーザー数拡大の販促の意味も持っているはずなので作中数回しか登場しないキャラが浮いていないかなど、1ユーザーとして逆に心配になりますね。
1話切りも多く、売り込み方にアンチも多いのではないかと邪推します。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3

67.6 3 2020年度のウエイトレスアニメランキング3位
ネコぱら(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (151)
526人が棚に入れました
水無月嘉祥は伝統ある老舗和菓子屋である実家を出て、パティシエとして自身のケーキ屋『ラ・ソレイユ』の開店準備を進めていた。そこに送られてきた荷物の中に、実家で飼っていた人型ネコのショコラとバニラが紛れ込んでいた。追い返そうとするも二匹の必死の嘆願に嘉祥が折れ、いっしょにソレイユをオープンする。妹の時雨やショコラとバニラのお姉さんネコであるアズキ、メイプル、シナモン、ココナツといった実家ネコたちもお店に手伝いにきてくれ、楽しくもにぎやかな生活を送っていた。ある日、ショコラはおつかいの途中で見知らぬ仔ネコに出会う…。どこか気になる仔ネコとの出会いから始まるハートフルネコストーリーがここに開幕!

声優・キャラクター
八木侑紀、佐伯伊織、井澤詩織、伊藤美来、のぐちゆり、水谷麻鈴、M・A・O、立花慎之介、森嶋優花

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニオタ(猫耳;尻尾好き)用猫カフェ(アニメ版)

いや、タイトルはアニオタをディスっているわけではないです!!

事実、私もしっかり完走してしまいましたので・・・w


いやー、普通、ここまで思いっきり狙って作られてしまうと
私的には拒否反応が出てもおかしくないんだけど、この作品は出なかったなぁ。
不思議だわー。


あえて分析すると、
・無理やりなボヨンボヨンがなかった。
・無理やりなパーツアップ煽りシーンが少なかった。
・無理やりなそういうシーンがなかった(まったく無いとは言っていない)
・絵柄がきれいで、普通の作品としてしっかりとしていた。
から、かなぁ。

1人(匹)、すぐに潤っちゃう娘(猫)はいましたけどね。


一点、気になったところと言えば、そういう設定とは言え、
コミュニケーションが取れ、人間の形をしている者を、ほぼほぼ「猫」として扱っているところが、微妙に気になってしまった。
だったら、どう扱えというのか?は判らないけれども、ちょっとした引っ掛かりと言うやつだ。


物語は全体をとおして、と言うものはどちらかと言うと希薄。
それぞれのエピソードは特に違和感のあるものはなく、それなりに筋がとおったものだったと思います。


作画はとてもきれいで、しっかりとしていました。
観(魅)せる力を持った絵柄だったと思います。


それぞれの声優さんも、猫語尾を使われるのですが、聞いているこちらの背中がくすぐったくなるようなこともなく、ちゃんと作品を観ることが出来ました。


音楽も、OP/EDともに良かったと思います。
OPは元気で楽しくって感じで、
EDはかわいらしく、アルバム写真を懐かしく観るようなシーンと合っていましたね。
また、作品中の猫ふんじゃったのアレンジBGMも楽しかったです。


キャラクターはどの猫も個性的でよかったです。

ショコラとバニラがセットですかね。
まぁ、メインどころと言ってもいいんでしょうか。
にぎやかなショコラと冷静っぽいバニラの対比がなかなかに味がありました。

アズキとココナツもセットかな。
よくケンカ?シーンでサービスショット的な・・・のがあった気が・・・。
どちらも活発で楽しい。
ココナツのオッドアイは違和感なく綺麗に表現されていましたね。

メイプルとシナモンはセットなのか・・・なぁ
そんなシーンあったかな、ちょっと忘れてしまったけれども、
メイプルはなかなか器用に歌うたったり、あとはビビりまくってたとこが可愛らしかった。
シナモンは潤ってばかりいた・・・、この容姿でそっち系っていうのは意外なんじゃないだろうか、一般論的にはw。

あとは途中から参加したカカオ。
この子はショコラとバニラに+1かな。
お子様キャラ扱いなだけにかわいらしかったですね。

そしてご主人様こと人間の嘉祥さんと
メインの飼い主時雨さん。

ここら辺が、メインどころかな。
カカオの友達になったチヨちゃんも結構登場するか。

これらの人と猫たちがわちゃわちゃ賑やかにしているのを楽しむアニメ!!ってことで間違いはないんじゃないでしょうか。



猫耳+尻尾+女の子+猫語尾にアレルギーがなく
楽しめる人なら見て損はないと思います。



・・・しかし、猫鈴を免許化するってアイディアは地味に「ふ~ん」と思ってしまった。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

人型ネコとご主人様が織りなすハートフルな物語を召し上がれ…^^

この作品の原作ゲームは未プレイですが、「ネコぱらOVA」と「ネコぱらOVA 仔ネコの日の約束」は視聴済です。
思い返すと、OVAは私にとって「一目惚れ」的な作品でした。

擬人化された猫ちゃんの可愛らしさが半端無い点は言わずもがななんですが…
OVAのレビューにも記載しましたが、キャラの可愛らしさだけなら「ごちうさ」と良い勝負になると思っています。
思わず「あみあみ」でショコラとバニラのチャイナドレスeditionフィギュアをポチってしまいましたよ(*ノωノ)
そんな作品が満を持してTVアニメ化されるんです。
しかも、M・A・Oさんやしーちゃんが出演されるとあっては視聴しない訳にはいきません。
私の中で視聴の楽しみな作品でした。


水無月嘉祥は伝統ある老舗和菓子屋である実家を出て、
パティシエとして自身のケーキ屋『ラ・ソレイユ』の開店準備を進めていた。

そこに送られてきた荷物の中に、
実家で飼っていた人型ネコのショコラとバニラが紛れ込んでいた。
追い返そうとするも二匹の必死の嘆願に嘉祥が折れ、いっしょにソレイユをオープンする。

妹の時雨やショコラとバニラのお姉さんネコである
アズキ、メイプル、シナモン、ココナツといった
実家ネコたちもお店に手伝いにきてくれ、楽しくもにぎやかな生活を送っていた。

ある日、ショコラはおつかいの途中で見知らぬ仔ネコに出会う…。

どこか気になる仔ネコとの出会いから始まるハートフルネコストーリーがここに開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
OVAからTVアニメになって、声優さんも総入れ替えされていたんですね。
最初に少しだけ違いを感じましたが、違和感は感じませんでした。

TVアニメ本編の物語はOVAからの続きになっています。
ですので、この作品を徹底的に堪能されたい方は、是非OVAからの視聴をお勧めします。
現状に至るまでのネコちゃんたちのいきさつがOVAには描かれているので…

キャラは相変わらず可愛らしく、とても丁寧に作画されているのが好印象…
アニメーション制作が気になってググってみると、「FelixFilm」という会社でした。
2014年からアニメーション制作に参画していますが、共同請負や制作協力という形が多く、制作全般を初めて請け負った作品が「ネコパラOVA」だったようです。
きっと作り手の皆さまにも思い入れのある作品なんでしょうね。

会社をググっていて1点ビックリしたことがあります。
それは本作に3DCGが用いられていたことです。
3DCGって独特な雰囲気があるじゃありませんか。
でも、この作品にはその独特な雰囲気が微塵も感じられませんでしたから…
技術が進歩し続けるモノであるのを改めて実感しました。

きらら枠の作品ではありませんが、癒しポイントが随所に散りばめられています。
でもこの作品の魅力は癒しだけじゃありません。
INTRODUCTIONに記載されている通り、ハートフルな物語もしっかり用意されているんです。
まぁ、ストーリー的には王道で、直球で先読みできる展開…でも涙腺にガツンと来るときってありますよね。
この作品のハートフルな部分もそんな感じです。

キャラの推しはショコラとバニラ…
OVAではどちらかと言うとショコラに気持ちが傾いていましたが、本作品でバニラがまさかの大逆転…
でもこの2匹がOVAを視聴していた頃より好きになったのは間違いありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、猫ちゃん総出演による「Shiny Happy Days」
エンディングテーマは、ショコラとバニラによる「陽だまりの香り」
ポップなオープニングとメロディアスなエンディング…
どちらもこの作品にピッタリだったと思います。

1クール全12話の物語でした。
途中作画が崩れることもなく、総じてクオリティが高いレベルで推移した作品だと思います。
擬人化ネコちゃんの無双っぷりをしっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 13

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自分の価値基準崩壊

原作は海外で人気の18禁ゲーム?中国産?よく分からないが。
ただ、アニメは成人向けゲームとは一線を画す健全な日常萌えアニメだった。
いわゆる美少女動物園ってやつだろうか。
系統的にはきらら作品とまったく同じ。
きらら作品が苦手な僕だけど、なぜだか自分でもよく分からないのだが、本作は1話から最終話までかなり楽しんで完走してしまった。
なので普通の人よりも評価点を高めに付けてしまったとは思う。
まさに自分の価値基準が崩壊した瞬間である。

数年前から"ごちうさ"などに代表される美少女動物園を受け付けなくなった自分が、なぜ本作にハマれたか理由を考察してみる。
パッと思い浮かぶのはキャラの可愛さか。
本作に登場するヒロインたちはネコである。
人の形をしているけど正真正銘の家畜のネコだ。
かなり強引だがペットが人間と同じ見た目で言葉を喋る世界なのだ。
個人的にはこの不思議な世界観は"ウマ娘"で慣れたから問題ない。(少女を家畜扱いする外道アニメというフェミさん方の苦情は無視する)
飼い主に従順で、見た目より幼い性格のネコちゃんたちは、他作品にはない新鮮な愛らしさを醸し出せてたと思う。

6匹のネコたちはそれぞれ個性的にキャラ立ちしており、それぞれカップリングが出来あがってたのも分かりやすかった。
ドジだけど頑張り屋のショコラは主人公ポジとして優秀だったと思うし、ショコラが大好きなしっかり者のバニラも可愛らしかった。
バニラの声…というか喋り方が好きで、声優は誰かなと思ったが佐伯伊織さんという知らない人だった。
wikiで出演作確認したら、これまた"ウマ娘"に登場したキングヘイロー役だった人かぁ。ヘイローのキャラ自体はめっちゃ印象に残ってるけど、出番は少なめだったのでさすがに声は覚えてなかったわ。なかなかの好演だったのでもっと作品に抜擢されてほしいね。

ストーリーに関しては、とりあえず萌え一辺倒な作品ということもあり中身がないっちゃないんだが…
それでもキャラ可愛さで飽きずに完走することが出来た。
ベストエピソードを挙げるとすれば9話のメイプル&シナモン回かなぁ。
いつも「潤ってる」だけのシナモンがここぞというときは親友の背中を押すのが王道展開ながら感動した。ワイの目元が潤っちゃう~!w

作画に関しては崩れることがなく安定感抜群で、何気にそれこそが本作を評価する一番のポイントなのではないかと思う。
総集編を挟んだりクール内で完成させられないだりする作品が増える近年で、このクオリティを保ったのは素晴らしいことである。
声優のキャスティングも完璧で、演出も萌えコメディとして最大限の仕事をしており、内容を抜きにしてもアニメとしての完成度が高い良作だったと思う。

結論として、美少女動物園でも最後まで楽しめた要因は終始完成度の高いアニメだったこと、それに尽きるという考えに至る。
まさに「これこれ!こういうのでいいんだよ!」を地で行くアニメだった。
1クール癒しを与えてくれて有難うございました。2期があれば見ます。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 6
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