エイリアンアニメOVAランキング 2

あにこれの全ユーザーがアニメOVAのエイリアン成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番のエイリアンアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.8 1 エイリアンアニメランキング1位
ほしのこえThe voice of a distant star(OVA)

2002年2月2日
★★★★☆ 3.4 (585)
2962人が棚に入れました
『ほしのこえ -The voices of a distant star-』 は、新海誠 監督 が制作し2002年に公開されたアニメーション映画。
2039年、人類の調査隊は火星のタルシス台地で異文明の遺跡を発見したが、突然現れた異生命体によって全滅させられてしまう。その異生命体はタルシアンと名づけられ、その脅威に対抗すべく国連宇宙軍が組織された。
2046年、中学三年生の長峰美加子は、国連宇宙軍のロボットのパイロットの選抜メンバーとなり、翌年にはタルシアンの追跡調査のため編成されたリシテア艦隊の一員として、同艦隊旗艦〔リシテア〕に乗艦、地球を発つ。ほのかな恋心を抱く友人寺尾昇を残して。調査艦隊がタルシアンの痕跡を追って、地球から離れてゆくにつれ、ミカコとノボルの距離も光年単位で離れ、二人の携帯電話メールのやりとりにかかる時間も次第に長くなってしまう。
ついにはミカコは地球から8.7光年の距離に位置する惑星アガルタに降り立つ。そこでミカコは、地球に届くのに8年もかかるメールを ノボルに送信する。

しょうすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

さすが新海監督作品ですね(/□≦、)

たった25分の作品だというのにこんなにも切なくさせられるとは…
近未来に火星じゃチョット設定キツイかもだけど宇宙に行ったらありえるよなって考えると切なさ一杯にさせられる作品でした。。。
絵は新海ワールドだけあって神作画ですね。
女子高生がロボットパイロットにって設定だけでも敬遠されちゃうかもだけど絵だけでも観る価値はありそうな。。
まぁワープなんてしちゃって光速まで超えちゃったら電波届かないどころか相対性に考えると時空間までズレちゃう気がするから要注意って事で。。。チャンチャン

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

言葉では言い表せない切なさ

「雲のむこう・約束の場所」「秒速5センチメートル」と並ぶ新海監督の代表作。

新海作品では個人的に一番好きです。(2013.9.23現在)

時間と距離、それに伴う空間と想いが絶妙に描かれています。
映像や台詞にはないところをどれだけ汲み取れるかがカギになるでしょう。

見ながら「1年後に届くメールを送信するときって、どんな気持ちなんだろう・・・」とか、
「何時来るかもわからないメールを待つってどんな気持ちなんだろう・・・」
とか考えて見ていました。

同じ時系列の同じ空間を生きているのに、距離が・・・。
でも、最後の台詞でどこか救われたような気がします。

しかしながら、新海監督の作品はレビュー書くの大変(泣)
でも好きなんだよなあ(笑)
(2013.9.23修正)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 18

k-papa さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自作アニメでも素晴らしいクオリティ

こんなアニメを一人で作成するなんて凄いですね。
背景と個々の小道具に凝ったディーテルに参ります。
その丁寧さと拘りで宮崎駿監督に似ているように感じました。
優秀なクリエィターって、なんか同じようになるのですね。

声優さんはオリジナル版でしか見て無いので、
自信の声やご友人を使って、声優さんではないので
ちょっと苦しいです。
自作のアニメに自分の声を使うなんて、
なんかウォルト・ディズニーみたいで面白いですが。

物語の時間差を使った恋人の交信で切なくて
旨い演出だなと感動しました。

踏み切りの映像があんなに美しいなんて
実写映画でも感じたこと無かったです。
日常の場面の表し方がどれも美しかった。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 12

64.8 2 エイリアンアニメランキング2位
エイリアン9(OVA)

2001年6月25日
★★★★☆ 3.6 (76)
258人が棚に入れました
第9小学校に通う主人公・大谷ゆりは6年生に進級して早々、危険で気持ち悪くて誰もやりたがらない係「エイリアン対策係」に選ばれてしまった。その活動内容は、ボウグと呼ばれる共生型エイリアンを頭にかぶり、学校に出没するエイリアンを撃退・捕獲すること。対策係となった3人の少女たちは、「エイリアン対策」の日々の中でそれぞれが抱える心の問題に向き合い、絆を深め合っていく。そんな彼女たちをよそに、次々に襲い来るエイリアン達や、学校の大人達は、様々な陰謀を張り巡らせ彼女らを巻き込もうとしていた。

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ガッツリと心をえぐってくる怪作<追記>

ヤングチャンピオンで連載されていた原作 富沢ひとしの作品。
一部の間で人気を博したらしい作品。原作既読。

「電脳コイル」に「まどマギ」を足した感じ。
危険で気持ち悪くて誰もやりたがらない係「エイリアン対策係」に選ばれたJS3人が、
学校に出没するエイリアンを撃退・捕獲する物語。

本作最大の売りはグロくて造形深いデザインのエイリアンと、
ジュブナイル風でありながら、気持ち悪い質感が伝わってくる演出と世界観。

体操着にスパッツ、ローラーブレードとプロテクターの装備。頭には共生型エイリアンを装着しエイリアンと戦うという不思議設定。捕獲優先で麻酔銃で不殺する戦闘。エイリアンのバリエーションも豊富で、その都度、戦い方を模索し葛藤する様子が描かれる。敵なのか味方なのか、はたまた共生を目論んでいるのか。


不思議の国のアリスやグリム童話を初めて観聞きした時の、
あの得も知れぬ怖さと面白さはなぜだろう。

本作はそんな感覚に陥る作品だ。

不安や恐怖や悲しみといったネガティブな感情は人間の一番強い感情という。
「恐怖と笑いは本質的に同じもの」ともいう。
「よく分からないけど面白い作品」は、こうしたネガティブな感情を含む傾向がある。

あまり多くを語ると面白さが減るのでここまでにしますが、確実に賛否分かれる作品で、万人受けはしない。鬱もの、グロ、ホラー耐性のある方にはおすすめ。整合性重視の方はきついかもしれません。

惜しむらくはいいところで終わった点。
もし最後まで制作してくれればまどマギ系譜に入ったであろう作品。それでも充分な出来栄え。

Q.面白いアニメとは
A.何年経っても心に残っている作品=エイリアン9

投稿 : 2024/03/23
♥ : 10
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作愛が高じてアニメ化されたような作品

【レビューNo.92】(初回登録:2023/10/28)
コミック原作のOVAで2001-2002年作品。全4話。
交流ある「お茶さん」のレビューが琴線に触れたので、どんな作品なんやと。
>ガッツリと心をえぐってくる怪作(改題前)
なるほどこれは・・・

(ストーリー)
大谷ゆりは第9小学校に通う6年生。
この世界は度々エイリアンが飛来してくるので、学校には「エイリアン対策係」
が存在し、ゆりはその係に選ばれてしまう。
「エイリアン対策係」とは
・「ボウグ」と呼ばれる共生型エイリアンを頭にかぶり、学校に出没するエイ
 リアンを撃退・捕獲
・他のクラスから
 ・川村くみ:優等生でしっかり者。(ずっとやっていた学級委員長に嫌気が
       差し、それを辞めるために自ら志願)
 ・遠峰かすみ:天真爛漫な性格ながらも文武両道の天才児。(好きで志願)
優秀な2人に比べ臆病で泣き虫なゆりは、お荷物状態ながらも辞めることも許さ
れず、時には叱咤され、時には友情を育みながら活動に励むのだった。

(評 価)
ジャンル的にはSFダークファンタジーの部類に入るんですかね。
JSの緩い日常にエイリアンを登場させ、「鬱アニメ」的な展開をぶっ込んで
くるみたいな。

・原作愛が高じてアニメ化されたような作品
 率直な感想がコレですね。
 {netabare}・人気作だからとかヒットが期待できそうとかではなく
  (って当時のことは知らんけどw)
 ・逆に尖った表現等クリエイター魂を見せるといった気負いとかでもなく
 純粋に「ワイ、この作品めっちゃ好きだからアニメ化しちゃうぞ♡」みたいな?!
 原作愛を感じる制作陣の仕事ぶりだったなあっと。
 (って原作は知らんけどwそういう空気感がある作品かなっと) 
 視聴後の感想としては「鬱アニメ」なので、(ある意味気分は最悪ですがw)
 それ以上のモノが残るって感じですね。{/netabare}

・いろいろとバランスが絶妙
 「鬱アニメ」だからといって、ただ単に「胸くそ絶望展開」を見せればいい
 というのではなく、きちんと面白い作品として成立させるために、いろいろ
 と考えられているなっと。
 {netabare}・JSという設定が絶妙
  例えばこの世界の教師は何か企みがあり、対策係には厳しく当たります。 
  そんな先生は絶対的で逆らえないという従順さ(絶望具合)がいかにもJS
  らしい。
  そしてエイリアンとのバトルシーンなども、JSだからこそ少し緩さが生ま
  れ、この作品として収まりのいいシリアス加減になっているという印象。
  また全体を通して、まだ中学に上がる一歩手前の心の不安定さや純真さ具合
  等も上手く織り込んでいるなというのを感じますね。
 ・ボウグ(共生型エイリアン)のデザイン等が秀逸
  他のエイリアンはそれなりに敵っぽいデザインですが、このボウグは
  ・JSが頭にかぶったときどう見えるかを計算した「キモカワ」具合が絶妙
  ・戦闘形態といった「機能美」的な描写も秀逸
  ・JSと会話出来るのだが、その性格(作品での立ち位置)も巧み
   (ついでにCV:中尾隆聖さんがこれまた名演)
  作品のキモとなるだけに、本当によく考えられているなっと。
 ・陰と陽の使い分けも上手い
  キャラデザや(一見した)世界観は緩い感じなので、鬱展開(陰)だけでなく  
  ・その辺を活かした(陽)の描写だったり
  ・その(陽)があるから次の(陰)がまた映える
  というバランスも上手く取ってるなという印象ですね。{/netabare}

・その他補足
 「鬱アニメ」×「エイリアン」ということで、酷い展開や絶望感、グロ描写
 が多く、この時点でかなり視聴者を選ぶ作品ですが、
 {netabare}・振り返ると主人公ゆりのシーンの8割位は「涙目」描写だったのではw
  しかもグズグズ・ウジウジって感じで結構イライラが募る。
  → でも作品としてはベターな描写になるのかなあ。
 ・原作は完結しているらしいが、アニメは途中で終わる。
  → 個人的には、これはこれで余韻を残す終わり方でアリかなあ。
 ・あとOPはキャラソンなんですが、1話目は微笑ましく聴いてましたが、
  2話目以降は冒頭の歌詞
  「~普通じゃない朝が来て~ナイフが刺さったハートが疼く~♪」
  に何気に心が削られるんだよなw{/netabare}

個人的には
・好みかどうかでいえばあまり好みではないが
・面白かったかどうかでいえば、結構面白かったなあ
・客観的には4話であの完成度はかなり評価できるのでは
という感じですかね。
原作のよさもありますが、制作陣はホントいい仕事してるなと思います。

こんな作品、自分じゃ絶対手を伸ばさないだろうから、心を動かしてくださった
「お茶さん」には感謝ですね。

(追 記)
>原作愛が高じてアニメ化されたような作品
まあ原作は一定のコアなファンがつきそうなんだろうなって印象ですね。
・他の方のレビューを拝読するとやはりそんな感じ。
・原作は本編3巻を始め、続編の中学編やその後日談が連載されるなど、それなり
 に支持されてた様が伺える。
いうても、そういう背景もあったからアニメ化にGOサインが出たのかなっと。

>個人的には、これはこれで余韻を残す終わり方でアリかなあ
下書き後、YOUTUBEに原作のネタバレがアップされてたので視聴したのですが、以降
の話も面白そうだが、「OVAは敢えてここで止めておく」という「制作陣なりの美学」
だったのかなあって感じもしましたね。
(単純に売り上げ等で撤退しただけかもしれんけどw)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

うどんこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

悪いアニメ

可愛い子が気持ち悪いエイリアンと戦って泣くところが見たいと言う、悪い大人の慰み者としての小学生キャラ。キャラが無垢で、可愛ければ可愛いほど悪さが引き立つ。

作画がすごくいい。主人公の子の泣き顔が可愛い。つい、また泣いてくれないかな?なんて思ってしまう。

1話が何よりよかった。どう言う設定なのか、世界観はどうなっているのか、興味を惹かれた。

エイリアンのキャラ造形が良い。可愛らしい人物と対照的に、リアルでグロテスクなキャラクター。1話で虫が細かく震える所とかは、本当に気持ち悪くて、よかった。

小学校、小学生らしさがすごく出ていた。校内放送の独特の抑揚のつけ方、次回予告の箇条書きの日記など。



どうやら作中の曲が、youは何しに日本へ?で使われてるっぽい。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3
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