カウンセラーおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのカウンセラー成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月16日の時点で一番のカウンセラーおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.7 1 カウンセラーアニメランキング1位
ブラック★ロックシューター(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (965)
5170人が棚に入れました
中学校へ進学した黒衣マトは、同じクラスの小鳥遊ヨミと親しくなる。1年間を通じて友情を深めあった2人だったが、2年生になって違うクラスに分かれ、マトに友人が増え始めた頃から、2人は少しずつすれ違うようになっていく。ある日、ヨミが学校を欠席していることを気にかけたマトはメールや電話をしてみるが、一向に通じない。落ち込むマトの携帯に一通のメールが入るが、それはヨミからではなく母からのものだった。「小鳥遊さんが行方不明になり、警察が事情を聞きに来ている。すぐ帰ってきなさい」と…

同じ頃。この世界とは違うどこかの世界で、左目に青い炎を灯し、大型の砲を左腕に装着した謎の少女が、何者かと戦いを繰り広げていた。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

大人になっていく段階で必要なキズ

以前、OVA作品のほうを先に観ていて。
精神世界、現実世界ともにキャラデザはOVAのほうが好みだった。
が、OVAだけでは謎過ぎた部分が今作で説明しすぎないように描かれ、
その「説明しすぎない」せいで、視聴者によっては
わかりにくかった部分もあるかもしれない。

自分の中学時代を思い出しながら、そういえばこんなことでこんなふうに感じたり、
苦しんだり、つまらないことで嫉妬してみたり、疎外感を感じたりしたなと。
大人の放つ一言にもグサっときたり、考え方を狂わされたり。
そういう時期の葛藤や悩みが、とてもリアルに描かれていた。

また、精神世界でのバトルシーンの迫力ある作画はお見事。
あの金属的な感じと、凄まじいほどのスピード感、各人のキャラデザ。
個人的には特にブラックゴールドソーが造形的なバランスが良い気がして
かなり好みだが、開いた傷に粗塩をすり込む以上の強烈な痛みが伝わる映像の数々、
少女主体のアニメであそこまでの暴力映像は数えるほどしか観たことがない。
なんとなく観ている自分の精神世界でも、ブラックロックシューターが
代わりに戦ってくれているような擬似感覚もあった。
けれどマトの想いは、半分やりきれなくて哀しかった。

この世界にはいろいろな色がある。
そのいろんな色を見るために、彼女達は飛ぶ。
ことりとりのように。

誰かを傷つけ、自分も傷つき、それでも繋がっていたい。
きたない色や哀しい色があっても、この世界はやはり美しい。
そう信じたいから、ひとつひとつ受け止めて、
そうしながらひとつひとつ、大人へと成長していく。
人には誰しも痛みや傷があって、それらを背負いながら闘っている。
逃げることなく、真正面から自力で向き合ってこそ、
ほんとうの強さ、ほんとうの友情、ほんとうの愛が育っていくのだから。

最終話を観て、不覚にも涙があふれて止まらなくなった。
つらい涙ではなく、あたたかな涙。
人間のダークな裏面に時折鬱な気分になり、実を言うと途中で何度か
切ろうかと思ったりしたのだけれど、最後まで観てみて良かった。

ちなみに、supercellが歌うEDの『僕らのあしあと』がとても好きです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 55

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

恐怖のマカロンのお話です(゚ロ゚*;)エェッ!?

■ブラック★ロックシューターってこんなアニメです ρ( ̄∇ ̄*)
『ブラック★ロックシューター』はOVA先に発売されているのですが、TVアニメ版はOVAとストーリー上とくに繋がっていないようですね♪
って事なのでOVAを観ないでTVアニメ版を観ることにしたのです(ノ´∀`*)
ジャンル的にはhukeさんの独創的なイラストを独特の世界観で描いた学園・異空間アクションアニメです。
それにシナリオ構成が岡田麿里さんとなってるのでさらにエキセントリックな印象に仕上がっている感じですw
この世界観にどこまでついて行けるかが楽しめるかどうかのポイントかも知れませんね♪
舞台は主人公でヒロインの黒衣マトちゃんが通う中学校で、小鳥遊ヨミちゃんと出逢うことから物語が動いていきます。
マトちゃんが夢で見る不思議な世界、ブラック★ロックシューターが戦う世界とはいったい…
思春期の不安定な感情を見事に描いたこの作品はちょっと鬱な展開もあるので見る人を選ぶ作品かもしれませんね♪


■総評
この作品ってただのアクションアニメかな?って思ってたので軽い気持ちで見始めたんですけど…油断してると話についていけなくなる可能性がありますね(〃´o`)=3 フゥ
けっこう頭フル回転で1クール8話を一気に駆け抜けた感じでしたw≡≡≡ヘ(*--)ノ
現実世界と精神世界を並行して描いていく中で、「感情」を「色」で表現したり、「心の葛藤」を「バトル」で表現したりと独特な世界観で作品を彩っていましたね♪
精神世界も異空間的な造形美と色彩感覚が満載で「まどマギ」や「夢喰いメリー」や「Persona4」とはまた違った異空間の色を見せてくれてました。
そんな中でのバトルシーンは凄惨な描写はあるのですけど、躍動感があって心の葛藤をとっても良く表現してたとも思います!
不安や心の痛みなどの負の感情を無意識に処理している映像が精神世界なんですよね♪(* ̄  ̄)b

もちろんキャラの「感情」や「表情」が誇張気味に表現されてはいますが、スピード感ある展開と感情の起伏がこの作品の最大の魅力なのかなって思います☆彡
それと精神的に未熟で不安定な年頃の少女達を中心に描いているのもポイントでしたね♪
「今まで出会ったことのない感情や痛みを知り、傷つけ傷つけられながら大人になってゆく…」
マトにとってのことりとり、マトにとってのブラック★ロックシューター、色んなメッセージが込められた作品でした d(-_^)
OVAも今度見てみようかなぁ(^ー^* )フフ♪


■MUSIC♫
OP曲『ブラック★ロックシューター』
 【作詞・作曲・編曲】ryo【歌】初音ミク
 個人的にはTVアニメなので普段VOCALOIDに馴染みがない人には敷居が高かったんじゃないかなって思います。
 歌詞や楽曲はryoさんらしい納得のデジタルチューンナンバーですね♪
 声優さんとのタイアップでも面白かったかも、supercellとしてはそうはしたくないのでしょうけどねw
 

ED曲『僕らのあしあと』
 【作詞・作曲・編曲】ryo【歌】supercell(こゑだ)
 こゑだちゃんの歌声の魅力は物憂い中にも力強さを感じることが出来るところ♪
 特に低音域の安定感は抜群で、とっても心地良く感じられます!
 こゑだちゃんの魅力をめいいっぱい表現できたローテンポなバラードナンバーです(゚∇^d) グッ!!


2012.09.02・第一の手記

投稿 : 2024/04/13
♥ : 52
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

1曲の歌から作られた「心のつながり」を扱った物語。十分な出来じゃないか!

OVA視聴済み。

「ブラック★ロックシューター」というボーカロイドの曲から作られた物語です。

主人公の黒衣マト(くろいまと)は、中学生活を始めたが、同じクラスの小鳥遊ヨミ(たかなしよみ)と親しくなることで、周囲の環境が変化していく。
その頃、どこか別の世界ではブラック★ロックシューターが何者かと戦い続けていた。
通常世界のキャラクターと、精神世界のキャラクターが密接にリンクするストーリー。


十分な出来じゃないか!

迫力のあるキャラクターの動き、色鮮やかな世界、スピード感あふれるアクション。
映像作品としてだけでも楽しめました。

ただ、精神世界での戦いと日常の作画に差がありすぎたのがちょっと残念。

設定に関していえば、世界観の説明不足があります。
しかし、何でもかんでも説明し尽くしてしまうと、キャラクターの行動に矛盾が生じたり、ご都合主義な展開が目立ってしまうんですよね。
世界観を小出しにしていったのは、プラスに働いたと思います。

そして、要所要所に歌詞と全く同じセリフが出てくるのも、忘れちゃいけないポイントです。
視聴前に歌詞を見ておくといいかもしれません。
内容、セリフともに歌詞と上手に繋がっています。

たった1曲の歌から作られたアニメとしては、ストーリーも演出も満足のいく仕上がり。


テーマは「心のつながり」です。
人間はそれぞれ自分の「色」を持っている。
しかし、他人と触れ合うことでその色は混じり合い、やがて濁ってしまう。
そんな真理を「コトリトリ」という本のエピソードを通して表現しています。

また、中学生という多感な時期の少女の心。
ちょっとしたことで、心が大きく傷ついてしまいます。
それが、異世界での激しく、そして痛々しい戦いとして描かれています。


みなさんのレビューを読むと、「意味が分からない」という意見が多いようですね。
世界観が明らかになるのは後半ですし、前半は抽象的な表現を使っているので、流し見していると、たしかに意味が分からないと思います。

↓分からなかった方はこちら(私の解釈です)↓
{netabare}
心が傷つくたび、その傷を異世界の自分が、肉体的ダメージとして代わりに引受けてくれる。
そして、異世界の自分が死んでしまえば、その傷は綺麗さっぱりなくなってしまう。
その影響は現実世界にも及び、「忘却」という形で心の奥底にしまいこまれてしまう。

他人や自分が傷つく(他の色に染まる)のを怖れ、心を開くことなく暮らしてきた黒衣マト。
おかげで彼女の分身であるブラック★ロックシューターは、力を隠し、常に戦い続けています。

一方、現実世界での苦しみに耐えきれず、精神世界のストレングスと役割を交換した神足ユウ(こうたりゆう)。
ここから、現実世界と精神世界は互いに行き来できることが分かります。

そして、この二人の立場から、心のつながりによって生じる「痛み」をどう扱うか描いています。
心の痛みの原因を作らないようにするのか、心の痛みから逃げるのか。

自分のせいでヨミがおかしくなってしまったと思ったマトは、現実世界にいたユウ(=実はストレングス)の力によって、精神世界に行くことになります。
しかし、それがブラック★ロックシューターの本当の力を目覚めさせてしまうことに……。


コトリトリのエピソードにあるように、人間の持つ色は、混じり合うとどんどん濁ってしまいます。
しかし、そうしないと人間は繋がっていけないものです。

異世界での戦い、そして、ストレングスやサヤ先生の呼びかけの中、人間は傷つけ合わないと、本当の意味で繋がっていけないことを知ったマト。
彼女は、自分を傷つけ、人を傷つけ、そうやって繋がっていく方法を選択……つまり、心を開き、世界の壁を壊すことを決意しました。

そして、最後に放った光は七色に輝き、真っ白な世界を作り上げました。
その時に混じり合った色は、絵の具の色ではなく、光の色だったのかもしれません。

すべてが終わり、精神世界にいたマトもユウも現実世界に戻ってきました。
この後も、精神世界での戦いは続くでしょうが、それはお互いがいがみ合っているからではなく、そうしないと人は繋がっていけないから。
好きだからこそ、傷つけあい、本当の友情をはぐくんでいく。
そうやって、彼女たちは大人になっていく、という物語です。
{/netabare}

8話という短さですが、内容は濃いです。
もっともっと評価されてもいい作品だと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 44

63.9 2 カウンセラーアニメランキング2位
怪病医ラムネ(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (121)
408人が棚に入れました
人に心がある限り、悩みを抱える者がいる。そこに“怪"が入り込み、身体に奇妙な症状を引き起こす。“怪病"と呼ばれるその病は、人知れず、だが確かに存在している。現代医学では治す手立ての見込めないその病に、弟子と共に立ち向かう医者がいた。その名はラムネ。風貌は決して医者には見えず、どんな時も自由にふるまい、さらに口まで悪い。けれどひとたび怪病に向き合えば患者たちが心の底に隠していた悩みの原因を、瞬時に暴いて治療する。そしてその先には――。

声優・キャラクター
内田雄馬、永塚拓馬、植田佳奈、岡本信彦
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

怪病をマジックアイテムで治療するカウンセラー

原作は未読。
現実世界ではあり得ない奇病(この作品では怪病と呼んでいる)にかかった患者がやってきて、その治療を行うという内容でした。
治療と言っても怪病の場合は聴診器を当てたり、手術したりするわけではなく、心が弱った者に「怪?」がとりつくので、その心が弱った原因を取り除くことで治療するということらしいです。

やってることは医者と言うよりもカウンセラーですね。
その治療の方法も普通ではなく、謎のマジックアイテムを使って原因を探り、かなり荒療治な方法で治していました。
怪病の原因をマジックアイテムで探って魔法っぽい方法で治すカウンセラーって感じでしょうか?

内容は良いと思うが、「勧善懲悪」をテーマにしているようで、見た目もシナリオの構成も全体的に教育アニメ感がありますね。

ただ、作りは教育番組風なのに、話のネタが大人向けが多く、
どういう層をターゲットにしているのかを意識していないように思える

子供むけだけあって全体的に丁寧な作りをしている。
話は結構ちゃんとしていて、細かいことを気にしなければ面白い。

EDテーマも割といい曲ですね。

子ども向けな見た目が気にならないのなら視聴しても悪くないんじゃないでしょうか。



第一話 調味料の涙
{netabare}
目から調味料が出るようになった天才子役の少女の治療。

話としてはいい話だと思った。
ただ、娘を心配する気持ちがまったく感じられなかったのに、あの程度で改心して優しい母親になるとはまったく思わない。人の本質ってそう簡単には変わらないものですよ。

子供向けの教育アニメならばいいとは思うのだが、ちょっと落差が激しすぎてこの母親の人格どうなってんの?って思ってしまった。
{/netabare}


第二話の次回予告だけで何が原因なのかと、解決方法もある程度読める。
次回予告を見た印象での2話の予想
{netabare}
第二話は男性器がチクワになるというまた意味不明な奇病のようです。

たぶん、不倫か浮気してる男で、妻か彼女に浮気していることを正直に話せばもとに戻るとかいうんじゃないでしょうかね?

いい意味で予想を裏切ってくれることを期待したい。


※視聴後追記。
だいたい合ってたけど、思っていた以上のクズだった。
まあ、勧善懲悪がテーマならこれくらい当然か。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

心温まる良い作品ですが、どんな視聴者層を目指したのだろう?

怪奇な病気を治す医者ラムネの物語です。
心に病を持った人は怪異に付け込まれやすく、それが身体に影響を及ぼしてしまうそうです。
ラムネは患者の心を治療することで病気を完治させます。
それぞれの話には、心を打つ話があるので、それなりに感動します。

この物語はアニコレのキャッチさんから推薦されたので見始めました。
一人だとこのアニメを知る機会がなかったので、教えていただいたことに感謝します。

数話を紹介しますね。

第一話:
芸能界の子役の女の子が病気になり、目からマヨネーズが流れる話
母子家庭の女の子は、昔は貧しいながらも母親と一緒に楽しい夕食をしていました。
しかし、子役として女の子の人気が高まれば高まるほど、母親は女の子をお金を稼ぐ道具としか見ないようになってしまいました。夕食を一緒に食べることもなくなり、女の子は孤独でした。
この子の病を治すためにラムネがとった治療法は…。とても心が温まります。

第二話:
青年の局部が竹輪になった話
青年は複数の女性と結婚の約束をしています。それぞれの女性に大金を貢がせています。
病気が発症したとき、青年は病気の原因をうすうす感じていました。
こんな生き方をしていたのではダメだと青年は知っていました。でも欲望を抑えることができません。
そんな青年にラムネは勇気をもって恥をさらしてくるようにと伝えます。
そして青年がとった行動は…

第五話、第六話
耳が餃子の皮になった母親の話
母親には小さな子供が二人いました。しかし長男は誘拐され、猟奇的な犯罪者から殺されます。
母親は長男が死んだなんて思いたくなかった。だから都合が悪い話には耳を傾けなくなりました。耳をふさぎました。そして耳がいつの間にか餃子の皮に変ってしまい、いないはずの長男に話しかけ、生きている次男の声は聞こえなくなったのです。
この病気に対するラムネの治療方法は…、結構感動しますよ。


しかし、このアニメには気になる点があります。
このアニメの原作は、最初は「月刊少年シリウス」でした。少年向けの雑誌です。
しかし、途中でウェブコミック配信サイト『マガジンポケット』に移籍したのです。
つまり読者の年齢層が一挙に上がったのです。
だから、このアニメは年齢層が中途半端なものとなっているように思えます。

少年向けにつくるのであれば、それなりに内容を取捨選択して、青年向けにつくるのであればもっと深く考慮すべき点もあると思います。


ところで、怪異が居ようが居まいが心の病は誰にでも起こりうることであり、それを治療するには温かい思いやりや優しさが必要です。
このアニメでは暖かな治療を見ることができるので、私は好きです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

OPはカッコ良かった。それ以外は・・・?

原作未読。最終話まで視聴。
スタッフに”織田哲郎”さんの名前が!?
え、マジ?

様々な悩みから生じる心の隙。
その心のスキマから入り込み奇妙な症状「怪病」を発生させる「怪」。
それを解決していく『怪病医』のお話。

目の中からマヨネーズが出たり、指先が唐辛子に変化したり、○○がちくわになったりとか、症状が食べ物絡みなのが特徴かな。

口の悪い主人公と冷静沈着な弟子のコンビは悪くなかった。
個人的にはロリばばぁが一番興味深いキャラだった。
もう少し、ロリばばぁに活躍の場があれば面白かったかも。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

57.2 3 カウンセラーアニメランキング3位
ルー=ガルー(アニメ映画)

2010年8月28日
★★★★☆ 3.3 (88)
382人が棚に入れました
近未来、ヒトはヒトと端末(モニタ)によって繋がっていた。管理社会に統制された都市に住む住民達は、常に現在地情報が監視された状態であり、物理接触(リアルコミュニケーション)が希薄になっていた。そんな中、学校のみが少年少女にとってのコミュニケーションの場だったが、少年少女を対象とした連続殺人事件が起こったことによって、リアルに人と関わり合うことがなかった主人公牧野葉月、天才少女都築美緒、人と関わることを避ける少女神埜歩未らは偶然被害者の一人、矢部祐子と接触したことから事件の渦中に巻き込まれていく。真相に近付いていく中で、牧野葉月は次第に、外には今まで知っていたモニタの中だけの世界とは違うものが広がっていることに気付き始める。

声優・キャラクター
沖佳苗、五十嵐裕美、井上麻里奈、沢城みゆき、植竹香菜、青山穣、河本邦弘、平田絵里子、西村知道、佐藤晴男、坂巻学、勝沼紀義

ソーカー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

世界観は良いけど、方向性が見えない

近未来、人々はSVCという企業の独裁体制下にあった。
全ての人間は「モニタ」と呼ばれる認証デバイスを携帯し、
それによって位置や行動の全てがSVCによって管理されている。
そんな中、街では少年少女の連続殺人事件が起こっていた、、、。

原作は京極夏彦の小説。原作未読。
主人公はコミュニケーション障害の少女で
友人たちとともにSVCに立ち向かう?まぁそんな感じの内容です
ちょっとキャラデザが変わってはいますが、問題はないかな。

社会派SFの世界観はとても良いし、ミステリー要素もある。
おそらく原作は良いのだろうなぁとは想像出来るのですが
全然雰囲気が出てないので、どうもぱっとしない内容です
怪奇的な雰囲気を全く出せてないので、チープに見えてしまう・・・
それと少女たちを中心に話を進みますが、どうも感情移入がしづらい。
色々と問題はあるのでしょうが、主人公の存在感が希薄すぎるんでしょうね。

大人向けにしてはちょっと内容が薄すぎなので、子供向けなのかな・・・
それにしてはアクションシーンとか山場不足な感が否めないし
ワクワク感もあまり感じられない、イマイチ方向性が見えない映画でした
まぁ低予算で作られたんでしょう・・・
ライトなアニメなので、気楽に見る分にはいいかもしれませんね

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

SFサスペンスでよくできた作品。

原作は京極夏彦先生のSF小説です。
管理された社会で起こる連続殺人事件の真相をメインキャラの少女たちが迫っていく内容です。ハラハラドキドキして最後まで観てしまいました。

とてもおもしろかったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

トナマク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

冷静な子供たちだなぁ(^^;)

ほとんどの事が機械でできてしまう近未来の世界で、連続殺人事件が起き、謎を解くために子供たちが頑張るお話です。たぶん。


自分は頭が悪いので、理解に苦しむところがちょくちょくありましたが、全体的な流れとしては話がサクサク進むので見やすかったと思います。

機械ばかりの世界では、人とのコミュニケーションが苦手になってしまう、というのが主人公に反映されていたところがリアルだったと思います。

ただ、ちょっと子供たちの表情があまり豊かではなく、悲しむところはもっとあってもよかったのではないかと思いました。
いくら人との関わりが無いと言っても、もう少しショックを受けるんじゃ…(σ´・v・`*)


うーん…。オススメまではしませんが、気になった人は見てみるといいと思います!←なげやりw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7
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