ギリシャTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のギリシャ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番のギリシャTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.1 1 ギリシャアニメランキング1位
ヘタリア The Beautiful World(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (131)
916人が棚に入れました
「ヘタリア」アニメシリーズ、待望の新作! “キラ☆キラ"をテーマに、パワーアップした「ヘタリア」が帰ってきた! !

日丸屋秀和の描く驚異の大ヒットコミックス「ヘタリア Axis Powers」(幻冬舎コミックス刊)をアニメ化。
世界各国を擬人化した「キャラクターの魅力」や卓越したギャグセンス、さらに「感動」や「ときめき」まで詰め込んだショートアニメーション。

takumi@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

1話を観ての感想

ストーリーや設定の元は世界史であり、世界のさまざまな風潮、気風、風土など
国を擬人化したキャラクター達で繰り広げる歴史コメディー。
過去、4期まで作られており、個人的にけっこう好きだったりする。
ショートアニメなのでサクっと観れるのも気に入っているけれど
ブラックで風刺的な内容もあるし、ギャグも時々寒いので
好き嫌いはけっこう分かれるかもしれない。
作画も決して今風ではないしね。

でも、世界史や国際政治、地理なんかが好きな人にはオススメ。
新たに勉強になることはあまりないけれど、知ってると笑えるネタが多いのは確か。

コーヒーがないと機嫌が悪いオーストリアとか、
機能よりデザインを重視してしまうイタリアとか、
逆に機能重視で几帳面、質実剛健なドイツ、
物腰は柔らかいのに意外と頑固な日本などなど他にも今後
続々といろんな国が登場するはず。

ちなみに、これはちょこっと余談だが。
ドイツがオーストリアに勧めていたタンポポコーヒーは
やさしい味のコーヒーって感じの香りだけど、コーヒー豆は入っておらず
ノンカフェインで、しかも妊産婦が飲むと母乳の出が良くなったり
肝臓や不眠症にも良いとされる事で有名だったりするよ~

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

段々とキャラアニメになってきた

”国”を擬人化した、のんきでシュールでありながらも、結構ブラックなジョークを含んだショートアニメ。
歴史とお国柄を反映したキャラをみるのが楽しい一風変わったシリーズ作品です。

じつは5期にあたる本作。
製作スタッフが一部変更になっています。
ちょっと絵柄が濃くなったかんじですが・・・バカっぽさと毒が確実に薄くなっています。


5期まで続いて何となく、擬人化から離れていきました。
風刺的なネタは相変わらず扱いますが、”国”を皮肉っているというより、もう確立してしまっているキャラをイジっているだけになってましった様相。
ヨーロッパの中世史から近代史をベースに、危険な毒を振りまいていた前作に比べるとイキオイが無くなったなぁ・・・と思うのは、慣れてしまったせいなのか、作風が変わってしまったせいなのか。

ただ、アニメーションとしての質は向上してます。
少し丸みが増して色彩が濃くなった作画は好みのわかれるところですが、総じて安定していました。
まぁ、面白キャラを見る作品なので、作画の良し悪しはあまり関係ないのですが、1期当初の頃のお手軽感から比べると随分と”アニメらしく”なってます。

元々キャラは腐女子ウケしそうな男子キャラばかりでしたが、今作では女の子にも結構スポットがあたっていて、エピソードにも絡んできます。
これはこれで可愛いのですが、やはり無難というか毒はない話が多く、イマイチ物足りなく感じてしまいます。
というか、キャラが入り乱れて、誰が”国”で、誰が人間なのやら、よーわからん状態にw
なんか、世界観が変わってきてます。


色々と多彩になってきてますが、やっぱり枢軸3国同盟トリオ(イタリア、ドイツ、日本)がでる話が一番面白い。
この3人はキャラ立ちが抜群なうえに仲がよく、イタリアのボケをドイツや日本がフォローするという役割が出来上がっていて、コメディがサマになります。
もっと彼等の活躍を・・・と、思いますが、そもそも偶像劇的な構成で風刺をするのがお決まりなのであまり特定のキャラに寄った作り方はしないのが少し残念。
一応、主人公はイタリアなんですけどね^^


面白いは面白いですが、正直ちょっと飽きてきた感は否めない。
もっと近代の風刺など(ギリシャの破綻や中国の経済成長)も入れて黒いネタをやると面白いと思うのですが・・・・シャレで済まない気もします^^;

投稿 : 2024/04/20
♥ : 24

じぇりー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

擬人化、擬ネコ化に次いで・・・

擬もち化までし始めた最新(最終?)シリーズ。
どんどん女子ウケを狙っている感が強くなっている。

とはいえ、前作World Seriesに比べると、まだ各国の歴史や風習が学べる「ちょっとためになる」アニメには仕上がっていると感じた。

1話5分×20話で100分、さらにエンディングの歌をスキップすればより短い時間で視聴可能な作品なので、世界史や各国の事情等ちょっと勉強してみたい人には、おススメできる作品だ。

・・・が、致命的な欠点が。

パツ金男キャラが多すぎるのである。特に北欧、バルト三国などの国々は全員パツ金男キャラなので、登場してもテロップが出てくれない限り、誰がどの国かの判別は非常につき難い。

判別がつくようになるまでには、この100分を一体何周見ればいいのだろうか。
誰か検証してください★(ヲイ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

52.6 2 ギリシャアニメランキング2位
聖闘士星矢Ω[オメガ](TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (109)
430人が棚に入れました
新世代キャラクターによるオリジナルの冒険アクション・ストーリー『聖闘士星矢Ω(セイントセイヤ・オメガ)』は伝説の聖闘士・星矢の背中を追いかける、新世代キャラクター・光牙(こうが)によるオリジナルの冒険アクション・ストーリーだ。地上の平和、生きとし生けるものを守る女神アテナをさらい、新世界を樹立しようとする巨大な悪マルスを倒すため、戦い続ける光牙とその仲間たち。絶対不利・敗北必至の状況でも決してあきらめず、何度でも立ち上がり、女神アテナ、そして仲間のために戦い続ける主人公たちの感動を呼ぶ熱い姿を徹底的に描く!聖闘士(セイント)とは女神アテナを守るために戦う闘士たちの総称。アテナに仕えることから「アテナの聖闘士」ともいう。聖闘士を志す者はその実力と守護星の導きに応じ、聖闘士の証である聖衣(クロス)と呼ばれる鎧を与えられる。その聖衣の種類に応じて黄金聖闘士(ゴールドセイント)、白銀聖闘士(シルバーセイント)、青銅聖闘士(ブロンズセイント)の3階級に分けられる。

ストーリー:
十二宮が見えるギリシャ、聖域(サンクチュアリ)にで、女神アテナは眠る赤子・光牙を見ていた。ところがそのとき、巨大な闇が生じ、爆発する。赤子の上に倒れてきそうになる、崩れた柱…。とそこへ、金色に輝く黄金聖闘士・星矢が現れた! さらに、マントを羽織った邪悪な敵マルスも姿を現す。星矢VSマルス。果たしてその戦いの行方は!? そして光牙の運命は…!?

ストライク さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

「聖闘士星矢Ω」って・・・主人公は光牙ですけど~!

原作:漫画 既読

全97話 
(序章:全27話 / 十二宮編:全24話 / 新生聖衣編:全26話 / Ω覚醒編:全20話)

初代聖闘士星矢 視聴済み

感想

初代ファンとしては、ガッカリ

まず、キャラデザがプリキュア風

メインキャラクター6人のブロンズセイント(青銅聖闘士)が、初代と比べて軟弱

新しくスチールセイント(鋼鉄聖闘士)登場・・・なんじゃそりゃ!ダサ軽!(苦笑)

初代で神の様な存在だったゴールドセイント(黄金聖闘士)が、Ωで格下扱いで弱すぎ設定に不満

初代ブロンズセイントだったキャラの声優さん達が、星矢以外変更
アテナのCVが、まさかの中川翔子さん
演技 酷い^^;
いかに普段声優さん達が素晴らしい演技しているのか 改めてよく分かります。

何度やられてもゾンビのように復活するワンパターン

話の先が読めてしまう。


初代見てた頃は中学生だったので、星矢達が強敵相手にバカの一つ覚えのような努力と根性で、何度もゾンビみたいに立ち上がって敵を倒す話に感動していたけど・・・
もう大人になったせいか、Ωでは臭くて苦笑いでした。

ホントは断念するつもりだったけど、視聴を続けた理由は
やっぱ、初代ブロンズセイントが出ると分かったからです。
出てこなかったら絶対切ってた。
星矢は勿論、やっと一輝が出てきた時は感動でしたよ!^^(それまで、ま~長い長い^^;)
一輝兄さん カッちょいい~!
CVが 杉田智和さんでしたが、そんなに違和感なかったので良かったです。
フェニックス幻魔拳 鳳翼天翔は痺れましたw
一輝が出てた回が自分ではピークでしたね

ラストバトルの〆も、なんだか無難でイマイチ残念感が・・・

初代ファンじゃない大人には、絶対すすめれません(ファンでもオススメできない)
放送時間帯が日曜早朝だったので、やっぱり子供向けですね~
ジャンプ系が好きな小中学生にはオススメ。
(=^・ω・^)キリ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ハートキャッチセイントセイヤ!wwキマシタワー!

個人的にすごくこの作品が面白いなってのが、オッサンホイホイとして捕らえるのか、海外、キッズ向けと捕らえるのかですごく評価が分かれるところじゃないかと。
原作や旧作アニメに対する印象でも・・。

聖矢という作品はワンパな展開、聖衣のデザインのかっこよさ、バカバカしい車田演出、そして薄い本の伝説的な燃料、といろいろな特徴がありますが、そのどれがらしいのか、好きなのか・・

実際に人によって印象、感想がさまざまで新旧の聖衣コンプしてるようなマニアのお友達は一発全否定、聖矢って元から話が面白い作品でもないだろ?ってやつらはΩおもしろいんじゃない?みたいな。実体験です。


潔くキャラクターを変えてしまったのはいいと思います。
原作のアニメ化は今世紀に終わったとこだし、OVAが売れたからって調子のって・・失敗してるもの。声優さんの問題もある。

馬越キャラの時点でありえない!って人も多いのですが、予算や試聴対象、いままでの変遷を見ていると、それがいいんだけどなぁ・・って。
動きや迫力優先で『聖衣』という商売道具を捨て去ったバンダイの心意気、それが可能になってしまったアニメや時代の移ろいに驚嘆しているのですけれども。
キライなひとは嫌いなのだからしょうがない。


本編に関して
セイントの学校に入学するというある意味斜め上なところから始まって、属性とかキッズ、厨二な設定が・・。
旧作の彼がいい歳して留年してて現役世代のメタ的な発言までw
孫子曰く『兵は詭道なり』て具合にウンチク垂れながらのバトルだったんだけど、最終的にはバンバン人は死ぬは、根性と友情で黄金たちと戦う往年のノリに。属性どこいったw

馬越作画の最終回とかなかなかどーして・・楽しいんだけどな。

彼が出てこなかった時点で2期があるのは予想しちゃった方も多いはず。ペンダント式は廃止でオブジェ復活とな。
日曜朝6.30の番組として捕らえるなら十分面白かったです。
メーカーさん的にも商売になったみたいで、めでたしめでたしじゃないのかしら。

狼の子がなぜか忍者で、手裏剣やらなんやらで掟をやぶりまくりw
別にいいけど、シャイナさんなんかどうなんだよね。
当時から言われてましたけど聖矢や部下たちとハーレムか皆殺ししかない。

不満をぶちまけるとしたら
『セブンセンシズ』じゃねええ!!『セブンセンシス』だ!!
響きがかっこいいから触れてこなかったのに。
英語だったらセブンセンスが正しいわけで、作品固有の用語なんだからw、なぜ直した・・・そこだけがわからん。


開始時覚書
アニメの世界でもギリシャ危機が勃発でございます!
いろんな意味で?・・まぁしょこたんは許してやるしかねえ・・。オトナってひどいよな・・。
藩さん本人はさすがに?じゃぁせめて日テレから娘を連れて来いやww当時木戸さん13歳ってのが今考えるとねえよな。
一番むかつくのが芸能人⇒ギャラの問題でさらわれるフラグじゃんかよ・・。

よくもまぁ沙織以外のリアルタイム面子あつめられたなと。一度は鬼籍も増えたので後輩の為に全員そろって引退って形になったんですけどね。
マリンさんがいないので、カシオスの弟弟子という設定です。
しかも流れもセリフもオマージュよ。
私は先代アニメから数年後、理科や物理でやっと自分の中にコスモを感じましたよ・・魔鈴さん・・。
原子とか分子とか電子とか生命のシステムとかさ・・宇宙そのものだよね。

辰巳の声優さん、セリフに感涙。辰巳の聖衣はやっぱり剣道防具だZE!

ブロンズクロスにしては防御範囲が多い気がするが、マリンさんの後継者?顔見せしていいのか?クロスがオブジェにならず、コンパクトになってたりいろいろゆとり仕様いや・・魔法少女・・いや『便利』になってる。
作画を優先させるための馬越仕様なのはあきらかなのでいいんじゃないの・・バンダイさん的におkならさ。

セブンセンシスに目覚めたり、コスモを高めるときはちゃんと上半身は脱いでほしい。真の聖闘士は聖衣がなくても・・。
これは老師の教えであり星矢のジャスティス!!

変身バンクはあたりまえだけどプリキュアでしかない。
個人的にはオブジェが分解して・・ちゃんと直立固定で・・あの音(ガンダムのカメラアイの音?)。一応意識はしてるけど。緑川さんだぜ?ブッピガン系だろ。
あのスーツデザインで馬越クルーだからしょうがないし異論はない!がオッサンはさみしい。
それよりも流星拳の打ち方もなってねえ。全蔵と銀さんに局やメディアの枠超えてツッコミされるぞw
ちゃんと打つ前にペガサスの星座を描け!作画の問題と勝手に解釈してきっと修正が入ると予測・・。

話の展開が速いので半リアルタイム世代からするとよい意味でありえない。

ゆりさんいや、アテナが変身しないのが不自然。オープンマイハートっていいそうで言わない。きっとあの黄金の錫杖を出すときに変身バンクくる・・といいな。


驚くべきはオープニング。中川さんだけじゃなくてまさかの先代の歌い手とデュエットwすげえよw影山さんじゃないぞw
ものまねしてたらまさかのご本人登場!的な。
ただドラムがダサいなぁ・・あれは打ち込みかい?アレンジがちょっと残念。

脚本的にも打ち切りにならないよう追い風を祈る・・。
あと敵でもモブでもなんでもいいから水原さんだしてやれ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

カナカス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

プリキュア星矢?期待しつつ視聴中…

初作の大ファンです。

現状はどうしても、比べてしまって評価低くなってます。

低い理由
①クロス…聖衣と書いてクロスと読む。まさに聖なる衣。
師匠から厳しい修行を受け、小宇宙(コスモ)を体得し、ライバルに打ち勝つ、或いはクロスそのものに認められた者のみが与えられる。
収納時と装着時の形が異なり、格があがれば、クロスの質もあがる(質と量(体を覆う表面積))

Ωはペンダント?いつもらったの?まさにこのあたりがプリキュアっぽい。初作のクロスの玩具のCMが流れちゃってますが。。。

②必殺技…車田作品の必殺技は、最高のネーミングセンスと派手な演出。ただし、実体は謎に満ちたものが魅力だと思っています。
その、すごさを表現するのは、対戦相手や傍観者の「あの技の正体はまさか!」という発言と表情で十分。
しかも種明かし無し。
聖闘士星矢は、ある程度星座の特徴?を取り入れた実体のある技が多いのですが、とにかく、小学生が技名を叫ぶ程熱いものでした。

Ωは今のところ、派手ですが、ひとつひとつの技が大事にされていない気がします。
光や風などの属性による演出は良いのですが、星座の演出が弱いことが残念。
必殺技を出す前の構えも欲しい。

とはいえ、サジタリアスの聖矢の雄姿は嬉しい限りですし、期待しながら視聴中。

(初作見てない人は、是非)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

65.3 3 ギリシャアニメランキング3位
別冊オリンピア・キュクロス(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (39)
103人が棚に入れました
古代ギリシャの青年デメトリオスは、絵や自然を愛する、心優しい壺絵師見習い。そして“ムダに"高い運動能力を持つ。そんな彼は、思い悩んだときに甕(カメ)に入ると、遥かな時を超え、東京へタイムスリップしてしまうのだった!漂着した東京から、様々な知恵や習慣を持ち帰り、危機を乗り越えるデメトリオス!時空を超えた奇跡の喜劇が、ここに開幕――!!

声優・キャラクター
小野大輔、片桐仁、佐藤貴史

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

総天然色アニメーション

この作品の原作は未読です。
ずっと視聴を迷っていましたが、録り貯めていた分を一気見しました。

作品のジャケットを見て「石膏ボーイズ」の様な作品を勝手にイメージしていましたが、蓋を開けてみたら評価の難しい作品だった…というのが本音です^^;


古代ギリシャの青年デメトリオスは、壺絵師見習いの“草食系オタク”。
絵師を目指して日々精進する彼には、持って生まれた類稀なる運動能力があった。

そんなある日、村の争いに巻き込まれ、自分の無力さに思い悩むデメトリオスは雷に打たれてしまう!
そして気がついたとき、そこは自分が暮らしているギリシャではなく、
言葉も通じず、風貌も違う人々が暮らす地・・・・

そう、1964年の東京だったのだ!
もちろん日本という概念を知らないデメトリオス。
果たして彼の運命は・・・!?


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

本作の主人公であるデメトリオスや、村長ののテオフィロス、テオフィロスの一人娘であるアポロニアスなど古代ギリシャ人が描かれている「ギリシャパート」は、粘土の様な材料で制作されたクレイアニメで、デメトリオスがタイムスリップした先の東京は紙芝居+実写という組み合わせで制作された作品でした。

どうしてクレイアニメにしたのか皆目見当が付きません。
粘土で作られたキャラをぬるぬる動かすのはまず無理だと思います。
普通の動きすら再現するのが困難なくらい、ハードルの高いことにどうしてチャレンジしたんでしょうね…
ギリシャパートのキャラはお世辞でも綺麗だとは思えませんでした。

そして紙芝居+実写の東京パートも、アニメとして捉えるとレベルは決して高くはありません。
だから「綺麗に魅せる」という枠にとらわれない作品だったと思っています。
この点は好き嫌いの分かれるところなのではないでしょうか。

物語もワンパターン…
とにかく村長が金の亡者で、毎回儲け話を見つけてこいとデメテリオスに無理難題を押し付けるんです。
そして雷に打たれたデメトリオスは東京にタイプスリップした先でヒントを見つけて持ち帰る…
だいたいこのサイクルが繰り返される感じです。

唯一良いと思ったのは、デメトリオスの住む村の周囲は荒くれ者ばかりで、ちょいちょい戦争が勃発しそうになるんですけど、争いの嫌いなデメトリオスは何とかして平和的な手段で事を収めようと奔走するところくらい…

そして唯一笑えたのは、デメトリオスのタイムスリップ先は毎回異なるのですが、何故かタイムスリップ先で毎回出会う教授がやけに飄々としていたところです。
粘土で作られたデメトリオスが突然現れて最初こそ驚いたと言っていましたが、表情はちっとも驚いていませんでしたし、直ぐにその状況にも馴染んでいましたから…
そして喋りも飄々としているので、デメトリオスとの掛け合いは面白かったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

2クール全24話の物語でした。
普通のアニメを視聴する感覚だと違和感を覚える作品だと思います。
本作の作者であるヤマザキマリさんは、「テルマエ・ロマエ」を執筆された方なんだそうです。
本作はオリンピックを題材にしていましたが、「テルマエ・ロマエ」ではお風呂を題材にしているとか…
そちらを視聴済の方なら作風も知っているでしょうから抵抗感は無いのかもしれません。
私は、「テルマエ・ロマエ」未視聴組なので、色々とショッキングな作品という印象を受けました。
ところどころ笑えたので結果オーライかと…

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゆるコント<54>

コロナ禍のせいか中途半端なところまで伸びて終わってて放置してたわ。4月から11月までやってたのね。
タイムスリップの扱いがどんどんぞんざいになり、村長に「ほれ、行ってこんかい」と蹴られてタイムスリップする等、ゆるいコント風でなかなか楽しかった。
オリンピック開催するからそれに合わせた番組だったろうに。

4話時点から再放送5週、放映再開して6話まで視聴。

オリンピック合わせ<53>
2話まで視聴。
古代ギリシャ人の石膏風クレイとカラーイラスト切り抜きと紙芝居風現代日本の邂逅。
オリンピックに合わせて放映のはずなやーつー。
2話にしてクレイが雑になってる気がするが、初回からこんなんだっけ?
ゆるいショートギャグだしEDの変歌まで含めてゆるく視聴。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

♪ トリンピックの顔と顔 ♪

2021/09/12 投稿

原作 ヤマザキマリ

原作未読です。
予想通り,テルマエ的内容。
古代ローマ小ネタが古代ギリシャ小ネタに置換されています。
世界史ネタ的に面白いです。

アニメーションはというと
かなり意欲作と言っていいのでしょうか?
ギリシャパート(と現代でもギリシャ人のデメトリオス)はクレイアニメ(というらしい,粘土の人形を動かして撮影したやつ)。ギリシャの彫刻っぽさを出したかったのかと思います。ゆるさを出すためにわざわざゆらぎを付けて撮影しています(笑)余談ですが自分には,デメトリオスが脳内で阿部寛に変換されて見えていましたw。

1964年の東京パートは紙芝居風。というかほぼ「闇芝居」です。絵を描いている人が同じなのかも?(違ったらすいません・・・でも似てるw)

特筆すべきは,毎回歌も映像も違ったED!古代ギリシャ小ネタも満載でした。個人的には最終回の「東京トリンピック音頭」がツボでしたwww頭の中にいつまでも残っているのはOPの「ウィリアムテル序曲」の方ですが・・・

率直に言えば,途中からちょっと飽きてきました,1クールなら評価+0.5ですw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

61.8 4 ギリシャアニメランキング4位
妖怪人間ベム(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (16)
72人が棚に入れました
いつどこで誰が生み出したのか誰も知らない、人でも怪物でもない異形の生物……それが「ベム」「ベラ」「ベロ」の「妖怪人間」である。時には人々に迫害され、また時には友情を育みながら、いつか人間になれる日を夢見て彼らは世にあだなす悪と戦い続けるのだった。3人の合言葉は『早く人間になりたい!』
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

親子関係に時代性を反映した佳作

2006年4月~10月放送のTVアニメ。全26話。
1968年に放送されたTVアニメ「妖怪人間ベム」の新作。2018年4月から9月まで放送50周年プロジェクトで再放送されていて、実質初視聴でした。

より子ども向けの内容で、描写も若干ソフトになった印象。
妖怪人間たちの人間の姿は3本指から5本指に変更され、顔立ちも少し柔和なキャラクターデザインに。
終盤で結構ハードな展開になっていて、細かな部分でも1968年版をリスペクトしています。
OP、EDどちらも良かったです。EDラストに子ども達の家族がいるのが好き。
1968年版の「呪いの幽霊船」で母子が歌っていたわらべ歌でベロが遊んでいたり、ピアノの演奏で流れて嬉しかったです。BGMも音楽の使い方も好きなシーンが結構多くて楽しかった。


【1968年版との差異】
{netabare}
主にふたつ挙げられます。
ひとつは妖怪人間たちが日本の港のある大きな都市に滞在すること。
1968年版では妖怪の姿で目撃されればそのまま旅に出てしまうけど、本作では妖怪の巣窟になっている都市に長く滞在することに。
このことにより、人間になかなか認められない展開とそれによる妖怪人間たちの苦悩が強調されています。
舞台となるのもきらびやかな高層ビル街と暗いスラム街が混在する架空の都市で、現代社会の縮図みたいなイメージでしょうか。
1968年版では外敵(妖怪や怪異)に人間に襲われることが多かったのに対し、人間が身近に敵を探すような疑心暗鬼や疑り深さが印象的でした。
自然破壊の話もいくつかあり、それは共通しているかな。

もうひとつは親の考えが絶対的な価値観ではなくなったこと。
1968年版では大人は子どもを守るために命を懸け、子どもも親の言うことをよく聞き、良くも悪くも反抗することは稀。良い親でも悪い親でもそれは同じです。母(親や祖父母)と子は一心同体に描かれていました。
2006年版で登場する母子の距離感の複雑さには、時代の変化と、大人の自信喪失が表れているように思います。 {/netabare}


【人間は本当に良いものなのか】
人間の業の深さは相変わらずよく描かれていて、結構胸を抉るような話も。
細かいツッコミ所は結構あるんだけど、「人間とは、心を正しく持ち続けられる存在」という点は一貫してよく描かれたと思います。
{netabare}
ベロがとにかく健気。これでもかっていうくらい健気…
それからベラと女性の妖怪を対比する話が多かった。

他の映像化2作品(1968年版と実写版)と違うなあと思ったのが、人間になることを諦めかけるような展開や、人間は本当に良いものなのか葛藤する展開があること。
「妖怪でも人間でもない」からではなく「妖怪でも人間でもある」から葛藤が生まれ、中立的な立場で妖怪と人間を助けようとしたことが妖怪人間を窮地に追い込んでいくという点は本作の特徴ではないかと思います。

そして妖怪人間を子ども達が受け入れたとき、「魔の世紀」を終わらせる可能性となる。子ども達が希望のある未来を見据えて終わるのは良い落し所でした(魔のモニュメントに関してはもう少し説明が欲しかったけど、「この先良い時代を築けるかは君たち次第だよ」っていう子どもへのメッセージなのかな)。
ゲストキャラクターの再登場率の高さは同じ街に滞在していることに意味が見いだせるし、ベロとの関係を通して人間の心の強さや弱さも描くことが出来ています。{/netabare}


【親子の関係】{netabare}
「人間とは何か」という問いがベムとベラに迷いを生む展開に繋がっていきます。
本作では妖怪人間たちに生きる道を示した人物が回想で登場します。
デモクリトス老師は「妖怪でも魔物でも、正しい心を持ち続ければいつかは人間と呼ばれるようになる」と言い、ベムたちもそれを指標に生きている。
人間も妖怪も善悪の心を持つ者がおり、強者と弱者が存在することを、本作では描き続けています。

一方でベムにも、ある意味では親ともいえる存在が設定されたと考えると面白い。
しかも老師はホムンクルスを生み出したこと自体が仇となり、子ども同然のゴアに殺されてしまう。ホムンクルスたちに対して情愛があったにも関わらずです。

ベム・ベラとベロの家族の関係は1968年版と変わり、ベムの絶対的な父親像は廃され、ベラは子どもに優しく世話焼きな母親のよう。
妖怪人間たちが親子に近い描写なのは変わりませんが、ベム・ベラが迷いを抱き、ベロの心の強さとベロが築いてきた人間関係に救われることもしばしば。(しかもベムはベロに「正しい心を持って生きればいつか人間になれる」と言い聞かせながら、自分自身もそう信じたいと思っている節がある。)
それは人間の普通の家族と変わりません。
むしろ、本作で描かれる親子関係の中では最も健全です。

本作では多彩な親子関係が描かれています。
子どもを守るために言うことを聞かせるのか、子どもの判断を信じて自由を許すのか。これは1968年版にはない命題。

裕福な日向家の一人娘である雲英(きら)は特にそれが顕著でした。
雲英が母親と幾度となくぶつかるのは、母子であっても別の個人だから。雲英は母親のことを本当によく見ていて、第2話で「ママは物事の表面しか見てないから」みたいなことを言えてしまう。
だけどそこまで強い子はそうはいなくて、美月はぎこちない親子関係のために孤独を抱えているし、仕事で忙しくしている三上刑事の息子との関係は三上自身が変わるまで改善できない。この辺りは結構リアルかも。

終盤では美月の母と空の家族が小さな妖怪たちを守ろうとする描写や、最終話では雲英の父の「友達と嘘つきの違いが分からないような子に育てた覚えはない」という言葉や、雲英の母が後悔するシーンがありました。
この人達に育てられたからこそこの子達はベムと友達になれた、ということかなと思います。

そして、最も意志の強い雲英が最後に「この人達(ベロ達妖怪人間)は、私たちと同じ心を持つ人間なんです」と大人たちに訴える。ベロを守るためには戦わないといけないと決意してボーイッシュな服装になっているのも可愛い。ベロにもらったクマのぬいぐるみを失ったのも象徴的でしたね。

最後のベムの「人間だと認めてくれない人がいても良いじゃないか。あの子たちが友だちでいてくれるなら」っていう台詞はとても良かったです。
メタな視点では、妖怪人間たちが人間になれないのは確定してしまっている。でもそれが後味の悪い結末にならないように徹底してストーリーを運んでいたことが、子ども向けとして本当に素晴らしかった。
「悪い妖怪だと思われたままで良いの?それで人間になれるの?」ってはっきり言ったベロは偉かったと思います。{/netabare}

全体のテーマは一貫していて、なかなかうまく回っていたかなと思います。
ただ脚本ごとに細かい齟齬が出ていた感じ?単発回にツッコミ所が結構あったり、「ここはベロを信じた方が自然じゃないかな?」と思ったシーンもあって、ちょっと気にはなるけど…まあご愛敬かなwシリーズ構成が遊戯王GXと同じ武上純希さんだからねw
最終回は本当に良かった。子ども向けとしても結構な満足度でした。


【2006年アニメ版と2011年実写版の共通点や相違点について】
実写版も視聴済みですが出来も良く、とても面白かったです。
2006年版とは時代が近いこともあり、社会背景は共通点が多い印象でした。人間の心の美醜が強く描かれるのも共通。
それでいて、ターゲット層が子どもか大人か、人間とは何かという結論によって作風は全く違います。
{netabare}
実写版は完全に大人向けで、ベムが主人公に設定されています。根本的な設定の変更はいくつかあるものの、1968年版へのリスペクトは内容にも演出にも多々見られますし(月の演出やナレーション部分の映像を本編内に使用したりといった工夫には特に感心させられました)、「早く人間になりたい」という言葉の重みを感じるドラマに仕上がっています。
妖怪人間たちのキャスティングも良かった。ベム役に若い男性俳優を起用しているのも、作品の方向性に合致しています。ベム・ベラ・ベロって声優俳優に関わらず役者さんにとても恵まれていますね。

2006年版は基本的に妖怪人間の理解者は子どもで、親子の関係性もテーマに据えられている印象なのに対し、実写版は子どもか大人かに関係ないお話。人間の定義も、2006年版は「姿に関わらず正しい心を持つ存在」と示されたのに対し、実写版は1968年版とも2006年版とも違う切り口で臨んでいます。
連続性の高い濃い展開で出来も良いので、興味があればどうぞって感じです。 {/netabare}
(2018.10.7)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18

ace さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

1968年の前作を視聴後、すぐに見たほうがいい

・注意!
前作との比較がかなり多いレビューです
「前作」の文字がめちゃ頻繁に出ます

・前作視聴後、すぐに今作を見よう!
早い話が前作→今作と連続視聴しろということです
前作の3人が現在の日本に降り立つとどうなるのか・・・
なるほど~~~~こうなるのかぁ!!
って感じ
なかなかにワクワクする
前作では1960年代アメリカが舞台で、登場人物は全員白人でしたからねぇ
彼らが現在日本に降臨するとどうなっていたのか?
こうなる!
そして前作の続きなので、素直な気持ちで「38年後の3人」を見ることができる

・前作リスペクトはけっこうなもの
妖怪人間3人のビジュアルといい、喋り方や性格、OPの後のイントロはまぁまぁ忠実
前作リスペクトが見て取れてとても良い!
ただ前作は指3本だったのに、5本になってる
他はそこそこ忠実なのになぜ指だけ変えるんだ???

・前作未視聴でもなんの問題もない
特に問題ないです
上に書いた「ワクワク」はないけどね

・前作の正当後継作品
俺はそう見なしている
つまり前作(1968年)から38年後の彼ら、と自分は見なして楽しんでいます
前作最終話でアホな警官どもが洋館に火をつけて、妖怪3人衆は生死不明となり終わったが
とんでもない速さで移動したり、壁をすり抜ける能力、水中でも息ができる能力もあるし
家に火放った程度で死ぬわけないだろ、と思っていた
やはり、彼らは生きていて、38年間どこぞで妖怪を退治しながら存在していた
そして2006年、ようやく前作からの彼らがお披露目となった・・・と、俺は認識している

・タイトルは妖怪人間ベムだけど、主人公はベロ
前作と同じ現象
タイトルだけを見るとベムが主人公だと思うんですが
ベムは実は3人衆の中で一番出番が少なく、一番地味
戦闘力はベラが最も強く、出番が最も多いのはベロ
ベロは他の2人よりも5倍くらい出番が多いので、実質主人公
ベムが10秒くらいしか出ない回もある

というか今作の主人公は人間のキラちゃんと言ってもいいのではないかってほど活躍する

・視聴者年齢はかなり低い
小学生低学年向けだと思う
視聴者層はプリキュアやポケモン、妖怪ウォッチに近い、というか、もろにそこ

・前作とはかなり性質が違う
イケメン退魔師が出てきたり
ベロに特定の友達ができたり
人間のヒロインができたりとまぁ~~なにもかもが違う
しかも今作は「ベロとその友達たち」の話がメインで
妖怪退治は付属品というか、このメインをもり立てる役目に過ぎない
妖怪はただの珍獣にされるしまつ

・驚きの連続
前作は毎話土地を移ってた
まさか1つの土地に拠点を構え、同じ町で活動するとはね
そしてあのベラが微妙にギャグ要員に転職している
料理洗濯掃除など主婦っぽいことやってるのも驚いた・・・

・ベロ、現在日本を楽しみまくるwww
あのベロが携帯ゲーム機に夢中で妖怪探索をサボったり
小学校に潜入し、小学校生活を楽しんだり
サッカーでいいプレイして女子生徒からキャッキャ言われたり
友達たちとおばけ屋敷に遊びに行ったり
前作ではただただ駆除対象にすぎなかった妖怪の友だちができたり
進化したなぁ・・・ベロ
俺は嬉しい!

前作は子供が大好きで、かくれんぼとかしてたけど
クールな熱血少年と言った感じでおどけたり、女に照れたりなんてことはなかったと思う
38年経って普通の子供っぽい感情を手に入れた様子
うん、ベロはこっちのほうがいい!

前作のベロは悪党や妖怪退治が至上命題!
妖怪探索をさぼってゲームなんて、考えられんwww
宿題をさぼってゲームをやり、親から怒られる普通の子供のように見えるのは親近感がわく
ベロのことがもっと好きになった

◯よい

・前作リスペクト
3人衆の服装、容姿は前作とほぼ一緒
指が3→5本になったくらいからな
38年の間に生えてきた模様wwww

・人間味が出てきた
前作はただただ妖怪や悪党と戦うロボットみたいでベロ以外人間味なんかなかったが
今作はベロ以外もけっこう人間っぽい心を持っているように感じられる

・素敵なお姉様ベラ
上にも書いたように前作でベラは戦闘ロボットみたいな感じで
人間っぽい心など感じられなかったが
今作は自分に好意を寄せている男子小学生を気にかけていたり
めちゃくちゃ豪勢な料理を作ったり
主婦のように掃除洗濯をしたり、
ベロに膝枕してあげたり
人間っぽい心を感じられる
38年間で一番変わったなぁベラ・・・
好戦的なのは同じだけど

・キラちゃん
私立小に通う小4の女の子
ベロの親友
前作はベロに友達ができても1話限りだった
ソラ(ベロとキラちゃん共通の友達)曰く、彼女の通う私立小は頭がいいらしい

小4なのに精神年齢は20超えの大人
一休さんのサヨちゃん(6歳なのに精神年齢は大人)を思い起こさせる
かわいくて、性格はよく、心優しい
親父は大病院のトップ
おしゃれな豪邸に住んでいてクルーザーも持っているwww
キラちゃんなくして今作はないと断言できるほど大きな存在
出ない回は寂しい

ちなみに名前は「雲英」でキラと読む
まったく読めんわこんなもん!!
日向雲英ちゃん


◯わるい

・聞いてられないOP曲
なんだこれは
プロが作ったんか本当に・・・
よくないです
前作のほうが10倍はマシ
雑音

・戦闘がひどすぎる
紙芝居です
見てられん・・・
ラグい格ゲーみたい

・作画やばい
目が変なところ向いてるなんてしょっちゅうで
体格もおかしい
ひどい出来
アニメーターたちは給料が低いと泣き言たれてるネット記事をよく見ますが
その前にやることをやろう
ちゃんと仕事ができないんだから給料が低いのは道理でしょw

・妖怪の造形がしょーもない
これは作画のせいというより才能のせいだね
ってことはつまり作画のせいなんだけどwww

前作はマジで不気味な造形で、怖かったんですが
今作の妖怪やバケモンはギャグか?ってくらい怖くない
しょーもない造形
前作のような不気味でおどろおどろしい妖怪なんてのは狙って書けるもんじゃない
才能のなせる技だと思う
まぁー視聴年齢をだいぶ下げてるのでナンセンスな比較かもしれんけど

・ベロの友達たちの心の移り変わりがしつこい
ベロは悪い妖怪!→やっぱりいい妖怪だ!やっぱり悪い妖怪!→やっぱりいい妖怪だ!
と、コロコロ心が変わるのはちとしつこいと思った

このアニメではベロにはメイン友達が3人いる
金持ちで私立小に通うベロの親友で、今作のヒロインのキラちゃん、
「妖怪退治隊長」を名乗る、やんちゃなソラくん、
母ちゃんを名前(りょうこさんww)で呼ぶ三月くん
このメイン友達3人、さんざんベロに助けてもらいながら、ベロを疑いまくるwww
キラの母ちゃんなんか死亡確定の海難事故から助けてもらっときながら
ベロを気にかけている娘を見てブチギレるwww
お前ら、ベロにどんだけ助けられてると思っとるんや・・・

親友のキラちゃんまでも「今まで助けてくれたのは私を信用させるためだったの?(笑)」と
アホなこと言い出すしまつ
お前を信用させて悪さしてベロになんの特があるんや・・・
本当に頭いい私立小行ってんのか?と疑う

キラちゃんだけは心の移り変わりはしてほしくなかったなぁ
再びベロを信用するきっかけも、ただただ偶然妖怪退治の現場に遭遇しただけだし

・めちゃくちゃ弱体化してしまった3人
透明化→できなくなる
高速移動→めったに使わなくなる
耐久性→前作より遥かに落ちる
幻術→消滅
力→弱くなる

前作より全体的にかなり弱体化
前作は不死身といっていいほどの耐久性があり
ナルトか?ってくらい高速移動ができた
前作で第1話から登場し、彼らを代表する能力の1つだった透明化がなくなってしまった
変身前でも本気で走れば某忍者アニメ並みの加速で一瞬で移動していたのに
今作はすばしっこいだけになってる

妖怪にちょっと殴られたら深手をおって負けかけるし
前作なんかクビをすっ飛ばされても自分で頭を拾ってくっつけていたレベルだったのに・・

警察に追われて銃にビビっているのは悲しかった・・・
前作なら一瞬で逃走していただろうに

まぁ前作でもあんまり強くなかったけど、今作はやられっぷりがひどい
「前作なら・・・」とか「透明化があれば・・・」とか度々思った

高速移動はたまに使うが、なぜか要所では使わずにトロトロ走って捕まったりするので
前作に続いて、なんだかなぁ・・・都合よすぎだろ

・しょーもない過去の大戦が追加されてしまった・・・
過去に人間と妖怪は争い合った(笑)
人間の善なる心で封印された(爆)
と、わけのわからん過去歴史が追加されてしまって萎えた

・ひどすぎる人間VS妖怪
妖怪が町に降りてきたチンパンジーみたいな存在になっていてがっかりした
警察による「妖怪掃討作戦」がはじまり
くっそ気持ち悪い妖怪どもがうじゃうじゃと警察に捕まりまくって笑えるwwww
妖怪の子供を拾って飼うバカまで現れるしまつ

前作の妖怪たちが見たら号泣するだろこれ・・・
前作の幼児や悪党をむさぼり食う、恐ろしく不気味で容赦など一切ない妖怪たちはどこへやら・・・
妖怪→珍獣にクラスチェンジしたのか?

◯VERDICT

前作から連続視聴→9/10
今作単体→7/10

前半はかなり良かった
だが後半はひどかった
まぁそういうタイプのアニメは数多いけど、今作は残念ながらそれです

最終話がまぁまぁ良かったのが救い
ずっと前半のままの展開でいってくれたら余裕で満点だったんですが
ま、そうはいかんか・・・

・前作を見た後に今作を見ると、愛着が湧くはず
ベムは前作とほぼ変わらんけど
ベロに親友ができ、ベラは人間味が増し子供を気にかけるという前作ではなかった成長が書かれている
前作と連続視聴したことで、彼らに愛着が湧き、評価が良くなった
今作だけ見た人は・・・かなり微妙な出来だと思うはず

3人は現代日本の生活にちゃんと適用していて、もっともっと彼らの先が見たいもんだ

ベラは前作でそのへんの子供の魂を追い出して、ベロの魂を入れようとしていたwww
(彼らが人間になる最も簡単な方法)
かなりやばいヤツだったのに、今作では1番変わった

・うーん・・・年齢層が合わなかったなぁ
これが評価が悪くなった原因の1つかな
下手すりゃアンパンマン見てる層もターゲットに入ってるんじゃないかと疑うレベルの
低年齢向けな感じ・・・

・WIKIは見ない
俺は通常、アニメレビューを投稿する時、自分が書く内容に嘘はないか
加筆すべき部分はないかほぼ必ずWIKIで確認するのですが、今回は見ない
なぜなら、余計な情報を見てしまい、水を差されるのを防ぐためだ

俺は今作を「前作の続き」「前作から38年後の彼ら」と見なし楽しんだ
この考え方なくして、間違いなく今ほど楽しめなかった
前作の続きと考えたからこそ、彼らに強い愛着が湧いたのだ

それを、WIKIを見て「前作と繋がりはない」だとか「前作は関係ない」だとか「完全新規妖怪人間」だとか
余計な情報を目にしてしまうと、愛着が消失してしまう可能性がかなり高い
これはめちゃくちゃ大損だ
なくていいそんなことは
だから一切見ない
まぁそもそもそんなことどこにも書かれてないかもしれないけど
でもこれでいい

・微妙にギャグ入っている
前作はバリバリの硬派なホラーアニメだったんだが
今作は若干ギャグ寄りな気がする
「妖怪人間」と言えば硬派なホラーアニメと認識しているので、個人的に残念かな
だが前作と同じホラー寄りだとキラちゃんやソラくんなどおもしろおかしい愉快なキャラとは
出会わなかっただろうし、まぁこれは仕方がないことか・・・

・ベラの過去???
大昔、人間の男と恋愛(結婚?)してた過去が発覚wwwwwwwww
いや、こいつらは妖怪細胞から作られた人造人間だろ?
人間味が出てきたのはいいことだが、恋愛てwwwww
あのベラが?wwwww
まぁベロも急接近したキラちゃんに頬を赤らめる場面もあったし、そういう感情はあるようだが
ベラてwwww
ベムよりないわ~・・・

と思ったが、ベラは小学生男子のソラくんに好意を寄せられまんざらではない様子だったので、
けっこう男には弱いんかもしれんwww
キラちゃん曰くベラは「美人」とのこと
たしかに趣味の悪い目の上の紫の化粧がなければ美人な気がする

・まとめ
よくないです!
俺が楽しんだのは前作と連続視聴したことで、彼らへの愛着が湧いたからであって
今作だけ見たのであれば「なんだこりゃ」だったと思う
「妖怪掃討作戦」がはじまる後半は特にひどい・・
大人しく前半のようにキラちゃんとワイワイやりながらたまに妖怪退治でもしてればよかったのに
なぜあんな妙な展開にするのか
高くていい素材を使って、まずい料理ができたと言う他ない
残念です


・最後に、彼らの年齢について
興味があるのでざっと考察してみた

ベラは、不死身の命を求め200年生きた妖怪に「たった200年」と言っていた
ベムも自分たちの年齢に「途方もない時間」と言っていたし
相当長い時間生きている妖怪3人衆だとわかる
では、一体どれだけ生きているのか?

彼ら3人衆は、錬金術師により、妖怪細胞から作られた
錬金術によって作られたわけです

WIKIで調べたところ4世紀、古代ギリシャですでに錬金術の記録があるが、
3人衆を生み出した錬金術師の服装や施設からして、そこまで昔ではないと思う

候補は3種
最初に西洋に錬金術が伝わった1144年と、
錬金術の最盛期、16世紀(1500~1600年)と、その間

恐らく16世紀の方だと予想します
理由は錬金術師や彼の住む村人の服装、錬金施設の装備品など1144年のものに見えなかった
そもそも1144年のほうは、「西洋に伝わっただけ」で、
多分研究もそこまで進んでなかったはず

そしてこの錬金術師、貴族の風貌にも見えなかったので一般人だと思う
一般人にまで錬金術が浸透したのは全盛のころ
まぁあの装備からけっこうな金持ちではあるとは思うけど

以上の理由から、自分は錬金術の全盛期である16世紀に彼らは誕生したと考えている
つまり、約400~500歳ほど、
真ん中を取って450歳と予想します

投稿 : 2024/04/20
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