スポーツで笑いなおすすめアニメランキング 19

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのスポーツで笑いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月19日の時点で一番のスポーツで笑いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.2 1 スポーツで笑いなアニメランキング1位
黒子のバスケ(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2078)
11072人が棚に入れました
バスケットボールの強豪として知られる帝光中学校は、特に「キセキの世代」と呼ばれる10年に1人の天才が5人同時に存在していた時は、無敗を誇っていた。時は流れ、彼らはそれぞれちがう高校に進学するが「キセキの世代」には奇妙な噂があった。それはもう1人「幻の6人目」がいたと…。

声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、木村良平、小野大輔、斎藤千和、細谷佳正、野島裕史、江口拓也、保志総一朗、鈴木達央
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<最終回まで視聴完了> それぞれのキャラが魅力的だった

<最終回を観終えて>

結局2クール、全25話。
序盤は黒子と火神の出会いから2人の試合中の活躍を描き
中盤は奇跡の世代の一員だった緑間くんの活躍ぶり
終盤は奇跡の世代だった青峰くんと黄瀬くんの格闘ぶり。
どれも試合中心で見せる緊張感のある演出法で、
技術的にはリアリティがないとしても、リアルにありえる技に
見えてしまうほどだったので、
これってアニメ作品としては上出来だったと言って良いのではないかな。

迫力ある試合風景は、各自のモノローグで心のうちを吐露させつつ
想いと裏腹な部分や葛藤なんかをうまく表現できていたと思うし
なにしろ脇役の先輩方や仲間達も含めて、みんな魅力的だった。

特に後半の黄瀬、青峰の試合でのせめぎ合いは、
じっくり描かれていて見応えがあった。
{netabare}
勝ちたい、越えたい、だけど負けて欲しくない。
憧れてしまっているから勝てない。
なら、憧れるのをやめてしまおう・・・

黄瀬が青峰に抱く感情には、ものすごく共感できるものがあったけど
同時に、本当は憧れをやめることなんてできないさ・・とも思って。
なのでなおさら試合終了後の彼の想いも痛いほど伝わってきて
もらい泣きしそうになった。
{/netabare}

さてこれからってところで終わってるので
2期が今から待ち遠しい。待ち遠しいよー

<16話までの感想>

この作品も、1クールでは終わらず、2クールなのか、もしくは
さらにもっと続きがあるのかないのか?
とりあえず今時点で言えるのは、キセキの世代と言われた全員が
登場していないので、まだもう少しかかるんだろうなと。

バスケの試合シーンはそれなりにスピード感もあり、
監督の指示にもほぉ~っと思う部分があり、各キャラの持ち味を生かした
動かし方もなかなか面白い上、超能力技などを使わないのは好感が持てる。
ただ、バスケを知り尽くした人から見ると少々、苦言もあるようだ。

僕個人としてはそういう専門的な視点で観ていないので、
けっこう楽しめてる。 で、何に一番楽しめてるのかよく考えたら
やはりそれは、それぞれのキャラなんだろうなと。

占いを心底信じて、ラッキーアイテムが何であろうと試合に持ち込む緑間。
けっこう軽いノリのモデル兼高校生でもある黄瀬。
他のキャストも、性格が細かく描かれているのでそのへんにいそうな
リアルな雰囲気が面白い。

試合に関しては、黒子くんの元彼女を自称している桐皇学園高校の
マネージャー桃井さんが登場してから、ちょっと面白さが増してきた気がする。

とりあえずは、まだまだ新たなキャラが投入されるはずなので
このまま視聴続行しつつ、展開を楽しみにしていようと思う。
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原作は読んでおらず、詳しい予備知識がないまま視聴。
舞台は高校のバスケ部。

背景の描き方は美しいし、キャラデザもかわいくカッコ良いのだが、
首に描かれるあごの影の描き方がどうも気になって仕方ない。

ちなみに、黒子というのは、登場人物の1人の苗字なんだけれど、
彼はバスケ強豪校だった中学から進学してきた1人であり、
その「キセキの世代」と言われる中学時代のバスケ部で
「幻の6人目」だったと言われていた存在。
存在感のなさを生かして影となって活躍する彼を見て
なるほど!それで黒子なわけか!と思わず納得。

黒子が影となり、光となるのはアメリカ帰りの大柄なプレイヤー火神大我(かがみ たいが)。
彼のキャラとか顔立ち見てると、『世界一初恋』に出てきた
高野さんにあまりに似ていて、ちょっと笑ってしまったが
黒子くんとの名コンビぶりをこれから見せてくれそうで
そのあたりも楽しみではある。

1話は、登場人物をざっと紹介するような内容にとどまっていたが、
1人1人、自分の能力をどの程度、そしてどんなふうに
生かしていくのか、また強豪校の中学から散らばっていったメンバーと
確実に今後、試合で顔を合わせるのだろうし、
そのあたりの熱い展開も期待したいところだ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 53

エウネル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

面白かったけど女の子成分が足りない。

まぁ、面白かったと思います。僕は特にバスケが好きではありませんが楽しめました。

スポーツアニメなので仕方ないとは思うのですが、女の子成分が足りない…。監督と中学時代の友達くらいしか女の子がいないではありませんか!!僕は萌アニメが好きなわけではありませんが、せっかくアニメなんですからカワイイ女の子が見たいと思うのは仕方がないと思います!!この点だけが僕のスポーツアニメが好きになれない理由なんですよね。女の子のスポーツアニメだと熱い展開がなくて物足りない気もしますし。

話の展開はとても熱かったです。少し迫力やスピード感がないシーンもありましたが、めっちゃテンション上がりました。特に最後の試合はヤバかったです。

よくテニプリのバスケ版と言われているのを聞きますが、僕は良いと思っています。原作が少年マンガのジャンプである以上、少しありえない技があるくらいが面白いのです。新テニプリはやりすぎだと思いますが…。だって最近は流血無しでは試合に勝ててませんよ!?まぁ、新テニプリの話は置いといて、まだ黒子のバスケは面白い範囲のありえなさです。

スポーツアニメが好きな人は絶対楽しめます。あとカッコいい系の男子がバスケをしているので女子向きなのか?そこらへんは好みなのでわかりません。僕は女の子成分の不足を感じながらも、いい作品だと思いました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 48

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

光が強ければ影も強くなる!

内容は高校に入学した1年生達と先輩たちで数々の難敵を倒して高校バスケの全国制覇を目指していくというものです!
帰国子女で本場アメリカから帰国し、日本のバスケを舐めきっている火神と中学時代全国大会3連覇を果たした際の『幻のシックスマン』である黒子が誠凛高校バスケ部を盛り上げる^ ^

原作を読み終えています。なのでアニメがどういう風になるのかというとこに注目して観ました^_^
そこで感じたのがやはりスポーツものなのになんかリアル感のない動きが目立ちました…
opの『Can Do』 はとても良かったです!

声ですが原作を読んだ時の脳内再生での声に各キャラ近くて良かったです!

物語は飽きさせない展開で楽しく観れました。
青峰くんが最後持って行ってしまいましたがやはり他とは異才の力を持ってますね!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 47

86.2 2 スポーツで笑いなアニメランキング2位
ハイキュー!!(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1735)
9233人が棚に入れました
ふとしたきっかけでバレーボールに魅せられた少年、日向翔陽。
部員がいない逆風にも負けず、やっとの思いで出場した
中学最初で最後の公式戦で、日向のチームは「コート上の王様」
と異名 を取る天才プレイヤー、影山飛雄に惨敗。

リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩いた日向だが、
何とそこにはにっくきライバル、影山の姿が!?

青春のヒリヒリもイライラワクワクも詰め込んで、
熱血青春バレーボール物語、いざ開幕!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、神谷浩史、田中一成、浪川大輔、吉野裕行、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介

Baal さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

バレーボールと共にある高校生の青春

バレーボールに打ち込む高校生の青春スポーツ

物語です。原作未読。

小さな巨人に憧れ、バレーボールを始めた日向は

運動神経は優れているものの中学時代は

チームメイトに恵まれなかった。そんな彼が

中学時代惨敗した相手の天才セッター影山にリベンジ

するために選んだ高校で顔合わせしてしまう。

そんなところから始まった、県立烏野高校排球部

の青春でした。

お互い最初は反発し合っていたものの先輩や同級生

との練習や試合で烏野高校排球部の一員へと

成長していくのはとても良かったと思いました。

何かに熱くなることができ、そして成長していく。

そんな世界を押し広げていく、最後まで目の離せない

作品でした。

それにOPの『イマジネーション』と『Ah Yeah!』共に

良かったのもこの作品を最後まで見ることの出来た

要素の一つです。

スポーツアニメをあまり見ない私でも

最後まで楽しく、そして熱くなれるいい作品でした。

◆個人的点数評価 80.590点

投稿 : 2024/04/13
♥ : 61

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

バレーボールってこんなにおもしろいんだね☆

原作をちょこっとみたら
おもいのほかはまり今ではハイキュー原作もアニメも大好きになりましたd(>ω<*)☆

ハイキューは試合ももちろんおもしろいですが
ちゃんと笑える要素も盛りだくさんで
全然あきないで観れちゃいます。
キャラのやり取りや言動がとてもおもしろいヽ(´∀`*)ノ

キャラクターみんなそれぞれ個性豊かですごくバランスいいです!
個人的には月島が好き♡

単語の説明とかも分かりやすいので
バレーボール全然知らなくても楽しめる作品だと思います☆
なんか元気もらえるような気がします♪

2期楽しみです!
映画も決まりましたね♪(1期総集編みたいですが・・)


すごくオススメ作品です(●・ω・)b
お気に入り♪

読んでくださりありがとうございましたヽ(*´∪`*)ノ"

投稿 : 2024/04/13
♥ : 61

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。

久々に涙を流してアニメを観れました。
原作はだいぶ昔に読んでおり、物語の大筋は判っていたけど、泣けました。
すごく楽しかったですし、すごく良かったです。

この作品はスポーツ根性ものです。
そして、バレーボールというスポーツを通しての選手の成長がしっかりと伝わります。
バレーボールで勝ちたい日向。
才能があるゆえ孤立した影山。
レギュラーと取られた菅原。
自信を無くしたエース東峰。
試合に出たいと願う山口。
そしてライバルチーム。
どのエピソードでも挫折からの復活には涙が出てきます。

また、ハイキューにはピンチを救うシーンも沢山あり、そこも泣けるのです。
新チームの監督をする鵜飼監督の言葉。
リベロの西谷の行動。
顧問の武田先生の送り出す言葉。

更にうまいのは
高校3年生としての部活引退を含めたシーンも上手に取り入れています。烏野に負けて行くチームの思い出や烏野高校女子バレー部の話も涙を流してしまいます。

25話と長いけれど、心にグッとくる物語ばかりです。
熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 58

83.4 3 スポーツで笑いなアニメランキング3位
ピンポン(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★★ 4.1 (1621)
6593人が棚に入れました
原作:松本大洋(小学館 ビッグスピリッツコミック刊)、監督:湯浅政明、ペコとスマイルの、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の2人が主人公。ペコは卓球は強いが自分の才能に自惚れているところがあり、先輩に対しても挑発的である。スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と命名した。内気で無口だが卓球は強い。2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。
そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生がスマイルを偵察するため参上する。ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、絶対にインターハイで優勝すると宣言する。

声優・キャラクター
片山福十郎、内山昂輝、咲野俊介、木村昴、文曄星、野沢雅子、屋良有作

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

クセが強いけどハマれば面白い♪ そこんとこよろしく!

あらすじ

ペコとスマイルの、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の2人が主人公。
ペコは卓球は強いが自分の才能に自惚れているところがあり、
先輩に対しても挑発的である。
スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と命名した。
内気で無口だが卓球は強い。

2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている
辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。
チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。

そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生が
スマイルを偵察するため参上する。
ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。
片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、
絶対にインターハイで優勝すると宣言する。

そしてインターハイが開幕する。



感想

まず作画が印象的
これは好き嫌いは分かれると思うが
個人的には超ハマった

他のアニメにはない独特の作画と演出が特徴です。
受け付けない人はとことん受け付けないでしょうが、
私にとってはどんぴしゃでした。

ストーリーは今のところ王道を地で行くような感じです。
毎回引きが良く、1週間が待ち遠しい。
また、会話のテンポやキレも良さ、


今時こうゆうのは
珍しく新鮮だった
なんか久しぶりに見た感じ
こうゆう作品を求めてたのかも

原作や映画も
あったらしいけど
そっちの方は見てないです
でも友達が言うには
原作の再現がすごいらしい

卓球に関しても
結構リアルに描かれてる
気がします
超能力的な技などないが
それでも凄いことが
わかって面白い

キャラが個性的で面白い!
モブも魅力的なキャラが
多くて良いと思った!
少ししか出番が無いのに魅力的なモブも、
ストーリーに華を添えています
声優の演技もキャラにハマってるし

最初は期待してなかったが
今はハマって
毎週楽しみにしてる作品


そして10話まで見てきて
ペコが超かっこいいですね!
そこんとこよろしく!ハマりそうですw
最初はスマイルが主人公かと思いましたが
ペコとのダブル主人公的な感じなんですかね?

前半ももちろん良かったんですが
後半はさらに良い♪熱い展開ですね!
大体展開はどうなるかわかるんですが
それでも楽しめます!

BGMもそれを盛り上げてて良い感じ!
特に9話のラストが超好きだったな!
10話のBGMが駄目だと言ってる人がいるが
個人的にはスマイルのペコに対する歌だし
楽しんでるんシーンなので合ってるんじゃないかと思うが
賛否は分かれる所かもしれないですね

そしてとうとう後一話
早く続きが見てみたいです!
ラストの試合楽しみ♪


最終話見てきました
思っていたよりは試合の描写は
少なかったですね
でも作画なども充分満足な出来でした

OPの映像が話と合ってて良かったです!
このためのOPだったんですね

そしてそれぞれの
その後のシーンも見れて良かったです
みんな大分成長して・・・

最終話見てから1話見返すと
あれが伏線だったんだと納得
スマイル良かったな~

ペコも風間も結構変りましたね
いやペコはそこまで変ってないのかなw?
最終回までしっかり楽しませてもらいました

個人的には盛り上がりの最高潮は
9話のラストでしたがw
最近見たなかでもかなりの良作でした!

まぁ賛否両論というか
どうしても好き嫌いが分かれやすい
作品なのでそこは少し残念ですが
個人的にはお勧めの作品ですね!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 110

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

松本大洋の超名作漫画を湯浅監督でアニメ化

鎌倉にある高校の卓球部を舞台にした青春群青作です。登場人物のほとんどが男性で女性キャラは小さな卓球場を営んでいるお婆さんとちょっよ美人なお姉さんの2人です(笑)なので可愛い女の子がぎょうさん出てくるアニメを求める方は向いてないと思います。原作者である松本大洋の独特な作風を湯浅監督が上手く表現しています。また漫画に登場しないアニメオリジナルキャラや漫画では数ページしか登場しないキャラクターが度々登場したりと漫画とアニメで差別化をした点は良かったと思います。最後にこのアニメの見所は「個性的な登場人物5人の頑張り」です。人が頑張っている姿を見ると元気をもらったり、また明日から頑張ろうという気持ちになりますよね。この作品を通してフィクションでもノーフィクションでもそれは変わらないのだと実感することができました。特に元気がない人、落ち込んでいる人にオススメしたい作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 93
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この作品を手がけてくれた全ての人へ『愛してるぜ!』

2014年4月放送。
ノイタミナ枠、全11話。


【前置き】

『心のなかで、3回唱えろ!!

 ヒーロー見参! ヒーロー見参! ヒーロー見参!

 そうすりゃオイラがやってくる! ピンポン星からやってくる!』


こんな明朗闊達な台詞が清々しい本作は、卓球を軸にした人間ドラマを描いた快作です。

原作は、こちらもアニメ映画化された「鉄コン筋クリート」でも有名な「松本大洋さん」で、1996~7年に連載。全5巻。
でもやっぱり、松本大洋さんの代表作といえば、本作『ピンポン』だと個人的に思います。

連載から4年後には窪塚洋介さん主演で実写映画化もされ、当時かなりの話題作となりました。
(実際にメチャ面白かったです、クドカン&窪塚さんだし。ブクロサイコー!)

私はこの実写映画から入り、後に原作も読みこの独特の松本大洋ワールドにのめり込んでいった人間です。
一時の感情に過ぎることなく、今も心に残り続ける程に…。


さて本作は、更にそれから10年余り経ってからのアニメ化。
しかも、予てより松本さんと交流が深い「湯浅政明さん」が監督に就任。
前情報としては、もう「これでどこから文句が出ようか!」と思うレベルでしたね。
発表時の私は、発狂にも似た歓喜の声を上げたものです。

あの独特の絵柄をクールアニメとしてどう描くのかという不安も勿論ありましたけど、何よりシナリオが1クールで描きやすい量なので、原作通り描けばそれだけで十分に面白くなるという確信もあったのです。

……ただ、そのシナリオが新たな味付けで更に魅力を増すとは…、これは嬉しい誤算でした。


では、勢い余って原作や実写映画まで再視聴しちゃったので、それを踏まえて「ピンポン」という作品と、アニメ版の良さを存分に語りたいと思います。



【あらすじ】

片瀬高校1年で、幼少期から一緒に卓球をしていたペコとスマイルが主人公。

卓球は強いがその才能に自惚れていたペコと、ずっとそのペコの後ろにいた内気なスマイル。
ただ、その卓球の才能は静かに、スマイルにも微笑みかけていたのです。

コーチとの試合からインハーハイ予選、これまで試合に消極的だったスマイルが、その才能の片鱗を見せます。
しかしペコは自身の実力を過信し続け、圧倒的に実力差が合った筈の旧友にも敗北をきすのでした。

コーチから見初められ、メキメキと頭角を現すスマイル。

自暴自棄になったペコは再び、スマイルのヒーローとして彼の元へ返り咲けるのか……。



【論じてみる】
{netabare}
さて、本作で徹底されているのは、『才能があるか否か』だと私は思います。
才能がない者は、どれだけ努力して足掻こうが、その才能という壁に阻まれて超えられない。

「友情、努力、勝利」という謳い文句が少年ジャンプではよくありますが、本作においては全く違います。
必要なのは、才能と、それを育む環境。
まさに、「才能、環境、勝利」という感じですね。

実際、本作は高校卓球を舞台にしていることからも、王道的展開では部員同士の助け合いやチームプレーも主軸となると思うのですが、作中ではそういう描写は全くと言って良い程ありません。
孤高の実力を持つ人間を、周囲は最終的には受け入れて、賞賛するしか無いのです。

この徹底したリアリズムが、この卓球という極限の反射神経が求められる世界では、非常に説得力がありました。


ただ、才能を持った人物だけでなく、その才能を得られなかった者達の、歯痒くもその力に渇望し藻掻く様…。
そしてそれでも、自身の才能の限界を感じ納得せざるを得ない様…。
本作『ピンポン』は、そういう描写を生々しく描いていて、ここが非常に胸を揺さぶられます。

勿論それは、才能に恵まれた勝者側の「孤独と苦痛」も、しっかり描かれています。
この生々しさこそ、私が本作を大好きになった要因でした。



作画は、かなり独特な松本大洋さんの原作漫画を、忠実に再現したと言って良いかと思います。
ちなみに絵コンテは、全て湯浅監督自ら手がけたようですね。

同じ原作者の映画「鉄コン筋クリート」も良かったですが、「ピンポン」は更に漫画のコマ割り的に画面を割って見せる演出もされていて、まるで動く漫画を見ているようで、とても見栄えがありました。
パッと見だけで雰囲気が他の作品と違うというのは、やはり大きな強みですね。
まぁ…、大きな賭けでもあると思いますが。

総じて、一枚重視よりも枚数重視の作画のように感じましたね。
スポーツアニメでは、その方が断然合っている気がします。
最終戦の、キャラだけでなく画面全体がグイグイと動くラリーなんて、もぅ最高でした。

ただ、背景ですら基本的に物差しを一切使わない描き方なので、子綺麗なデザインを好む方には向かないかと思います。

加えて(WUGの時もそうでしたが)、タツノコプロ制作の作画が、所々不安定な回があり、シナリオやゲーム展開に100%集中出来なかったことは、大きなマイナスでした。
原作は、パッと見ではヨレヨレに見えても芯の通ったリアリティ重視の作画であったのですが、アニメでは本気で顔や動きがヨレヨレになっているように感じたシーンが幾つかあり、そこは残念に思えました。

オープニング曲の映像が当初は本編映像の使い回しだった点から見ても、スケジュールが十分でなかったのかもしれませんね。



音楽的な面で言うと、オープニングもエンディングも作風を活かしたテイストで好きなのですけど…。
比べるのも少し如何なものかとも思うのですが私は、劇中のサウンドはSUPERCARが担当した実写映画の方が、頭二つ抜けて好きでしたね。

中でも、頂点であるドラゴンとの対決で流れる「Free Your Soul」という曲は、劇中最高の盛り上がりを見せる曲で、実写映画はこの曲だからこそ鳥肌が立つ程の最高のシーンになったと個人的には思った程です。
この試合のシーンにある

「俺の名前はっ!! 星野!! 裕だ~!! そこんとこヨロシク!!!」

の部分も、映画のほうが音楽的にも演出的にも非常に格好良かったです。
SUPERCARは、アニメでも「交響詩篇エウレカセブン」で劇中音楽を担当されていますので、本作もまたSUPERCARだったら…と、どうしても比べて考えてしまいました。



……と、所々惜しい面もあるのですが。
それを補って余りある、原作から非常に上手く味付けをされたシナリオ構成は、本作最大の魅力でした。

味付けされたのは主にサブキャラクターのバックストーリーですが、これは松本大洋さん監修の上で新たに描かれたもので、原作ファンの方も違和感無く受け入れやすい…と言うよりかなり好印象だったのではないでしょうか。
(ドラゴンの彼女や彼の生い立ち、チャイナの母親も登場するクリスマス回、スマイルに跳ばされて海外に翔ぶ江上ww、などがアニメオリジナルです。)

映画版では110分程度でまとめなければいけない故に切り捨てられた部分も非常に多かったのですが、本作では多くのキャラクターが原作以上に描かれており、

「ピンポンを深く知るには、原作だけでなくアニメ版も絶対に欠かせない!!」

と思わせてくれ、総じて作品の満足度を飛躍的に上げてくれました。
{/netabare}


では、ここからはキャラクターについて、好きなシーンを交えて語りたいと思います。
(※全部読むと長くなるので、視聴した方が好きなキャラのトコだけでも見て下されば嬉しいですwww)

【ペコとスマイル】
{netabare}
「ボク…先に行くよ、ペコ。」

これは第2話の終わり、コーチとの試合の後にスマイルがペコに行った台詞でしたが、この台詞は、ただ「先に帰るよ」とは、少し違う気がしますね。
ここからインターハイ以降、プレイスタイルが大きく変化していったスマイルを振り返ってみても、これは、

「先に高みへ登って、ヒーローを待っているよ。」

と言う意味合いだったと解釈出来るかもしれません。

そして、当のペコもこのスマイルの本心を、実は見抜いていた事が後に語られます。


『アイツが笑わんくなったんは、オイラの卓球がしょっぱくなってたから…。

 気が付いてたけど知らん振りしてた、ビビって必至に耳塞いでたさ……!』


「格好悪いペコを見るのは嫌いだ。」「再びヒーローとして自分の前に現れてほしい。」と願うスマイルの願望に、ペコは応えられる自信が無かった。
才能に自惚れていた点も勿論あるのかもしれませんが、そういう要因からもペコは練習をサボりがちだったのかもしれませんね。


そう考えると最終話の、2人の試合直前にスマイルがペコに言った

「遅いよ、ペコ。」

と言うのも、ただ「試合会場に来るのが遅いよ。」とは、違う意味合いに聞こえますね。
それは、ペコの

「そう言ってくれるな、これでもすっ飛ばして来たんよ。」

にも、通じます。
直接言葉にしなくても本心が通じ合う、この2人だからこそ出来た見えない信号を出しあうような会話でしたね。

そんな2人の最終戦。
再びヒーローに出会えたスマイルの、本気で戦った試合で見せた最高の【笑顔(スマイル)】は、本作を最後まで追って良かったと思わせるには十分なシーンでした。
{/netabare}



【佐久間 学(さくま まなぶ)/アクマ】
{netabare}
個人的に作中、一番印象強く心に残った大好きなキャラクターです。

王者海王に属するペコの旧友で、彼もまた…昔ペコに憧れた人間の一人でしたね。
まぁ…そんな素振り、基本的に彼は微塵も見せませんけど。

ただ彼は、才能が大きくものを言う卓球において、高みを目指す資格すら与えられませんでした。
それでも、コーチ曰く

「不器用さを絵に書きゃ、即コンクールで入選するってタイプの男だ。」

「10やれと言えば、100でも1000でも続けるような男だった…。」

と称される男で、コーチに心情的に「好き」とも言わせた、(見た目とは裏腹に)実直なヤツなのでした。
作中で彼は王者の先鋒を任される実力を身につけるワケですが、それは彼の凄まじいまでの努力がさせた結果だったのでしょう。


そんな彼が卓球から足を洗うきっかけとなったスマイルとの試合と後の傷害事件は、見ていて胸が張り裂けるような内容でした。
最後にスマイルが言い放った

「それは、アクマに卓球の才能が無いからだよ。

 単純にそれだけのことだよ、大声で騒ぐほどのことじゃない。」

長い目から見ると、アクマにとっては【現実を見る良い機会】だった。
こうまとめてしまうのは簡単で、正論だとも思います…。
それでも、言葉にするのは胸が苦しくなるものですね…、大好きなキャラクターだけに。


彼の良いところは、ここからただ自暴自棄にならず、卓球を避けていたペコに本音を吐露してエールを送ってくれるところでした。


「俺はオマエの才能が欲しかった!!

 戦型もラケットも…、フォームも全部オマエを真似たっ!!!

 でも、オマエにはなれなかったよっ!!!!

 クラスの皆々…、オマエに憧れてた……、俺らにとってオマエは…

 オマエ誰より卓球好きじゃんよっ!!!」


「続けろ卓球。

 血反吐吐くまで走りこめ、血便出るまで素振りしろ。

 ちったぁ今よかラクになんぜ、ヒーローさんよ。」


これは、アクマが自分を「凡人」だと認めたからこそ、ストレートに言えた台詞でしたね。


最後のインターハイでは、アホっぽい彼女ムー子を連れて観戦者として登場していましたが、エピローグでは3人目の子供が産まれると聞き、彼は彼なりの卓球とは違う新たな幸せな人生を送れたことに、嬉しさ…と言うより救われたような気がしました。
不器用だけど、アクマはとても良いお父さんな気がします。



そういえば、副部長の真田がアクマのことをこう言う台詞がありましたね。

「アレは、盲腸腫らしてんラケット振る男たい。

 奴が部屋に貼っとぅポスターば、ワシは笑えん。」

作中で語られることはありませんでしたが、このアクマの部屋のポスターとは、1960年代に活躍した「円谷幸吉さん」と言う長距離ランナーのことです。
(原作では、「円谷幸吉のポスター」とフルネームで真田が言っています。)

幾度の逆境にも負けずオーバーワークを重ね…、悲痛な最後を遂げた選手なのですが、アクマがこの選手の志を常に胸に刻み努力を続けていたことを考えると、より一層アクマというキャラクターに深みが出ます。
ただ…真田の言う通り、彼の姿勢を見ると全く笑えませんけどね。
{/netabare}



【孔 文革(コン・ウェンガ)/チャイナ】
{netabare}
アニメのオリジナルストーリーのおかげで一番人間味が増したのが、このチャイナな気がしますね。
(チャンピオンの重圧を背に戦うドラゴンのオリジナル展開も良いのですが、個人的にはチャイナ推しです。)

彼は、現卓球王国である中国のエリートから漏れ日本で再起を狙う選手である為、そもそも日本でプレーしていることに大きな不満を抱えており、日本人を見て

「お遊戯みてぇな卓球やりやがって、こんなヤツらと打つとはな。」

と小馬鹿にしていました。

ただ、スマイルとの戦いやドラゴンとの敗北の後、彼は自分を見限り心機一転し、異国の部員とも卓球を通じて絆を深めていくのです。
そのきっかけとなったのは、試合後のこのコーチの言葉でした。


『ウェンガ…、君の人生は始まったばかりだ。今スタートラインに着いたところだよ。

 卓球じゃないよ、人生の話をしてる。

 そしてこれはコーチとしての言葉ではない。

 君をよく知る友人としての意見さ。』


笑って「救われるよ…。」と言ったチャイナ。
実はこの2人が、とても深い信頼関係の上で成り立っているのが見えた名シーンでした。


ここから良い意味で、性格が丸くなったチャイナ。
アニメオリジナル要素でもあるクリスマス回で、チャイナの母親が日本に来たエピソードは、彼の人物像がより掘り下げられ好感が持てる作りになっていたように思えます。

母親の手料理(チャイナの好物のワンタン)を、部員皆で手伝うシーンは微笑ましかったですね。
おまけに部員達にカラオケで浜田省吾まで披露して…、良い声出すなぁ…。


2回目のインターハイ。
彼はコーチに、こう言っていました。

「信じられないかもしれないけど、ウチもけっこう強いチームになってきたんだ。

 それこそ、一から赤子に読み書き教えるみてぇにしてよ。」

去年のインターハイの時の台詞からは、とても考えられない台詞ですね。
卓球から少し足を遠ざけて初めて見えてきた、心から信頼出来るコーチと、いつも自分のことを考えてくれる母親の存在が、彼をこうも変えたのでした。


このチャイナの中国語にしても、アニメだからという手抜き感が全く無くしっかりと中国人を起用して好演をされており、総じて彼の描写に関してはアニメでは大満足の出来でした。


ちなみにエピローグでは、日本に帰化し母国の中国を倒したと報じられているチャイナですが、これはアニメオリジナル要素です。

彼がどういった経緯で日本に帰化して、卓球を続けたのか……。
それは、彼の帰化した名前に入れられた【辻堂】(←高校の名前)を見ると、少し見えてくる気がしますね。
{/netabare}



【オババとバタフライジョー】
{netabare}
さて…選手だけでなく、ペコのコーチを務めた「タムラのオババ」と、スマイルのコーチである「小泉 丈(こいずみ じょう)/バタフライジョー」にも、少しスポットを当てましょう。

バタフライジョーに関しては、高校の指導者としては失格極まりない依怙贔屓を見せていますが、その熱意が向けられたスマイルに対しては好転したように思いますね。
キャラ立ちとしても、あの英語教師ならではのルー大柴ばりの英単語を織り交ぜた会話や、スマイルに対しての危険なまでのラブコールは、個人的に大好きでした。
端から見ると、ホントただの危ないジジィですけどね。

ただ、72歳という高齢でありながらその実力は本物で、第2話でのスマイルとの試合でもペコが

「こりゃ、棺桶に片足突っ込んだジイさんのプレイでねぇぞ。」

と言わせるぐらいの卓球を見せてくれるので、これが中々馬鹿に出来ないジジィなんですよね。


「頂上に立たねば、見えない風景がある。」

そう言える程の、かつてのトッププレイヤーの指導は、とても贅沢なんでしょうね。
環境だけで言えば、王者海王の設備とは比べ物にならないですが、スマイルがそれでも海王の誘いを断り片瀬高校に残った理由の一つには、このバタフライジョーの指導に対しての答を示したような気がしました。

「私の知る限り、君は最高のプレイヤーだよ、Mr.月本。」

こう言えるようになるまで、スマイルを指導出来たこのジイさんは、良い余生を過ごせたことでしょうね。
愛情表現とは言えデートにまで誘い出す辺りを見ると、そろそろ頭のネジがオカシイ頃合いだったのでしょうし。



でも指導者としては、ペコを見つめ続けたオババの方が何枚も上手に見えますね。
環境の面からも、途中からは大学のコーチをしている息子にペコを預けはしましたが、卓球場を開いていたその見る目はジジイ以上。
言葉の節々で挟まれるオババの『愛してるぜ!』も、ペコへの深い愛を感じましたしね。

ドラゴンとの一戦では、ペコが防戦の時は「そうじゃねぇだろ。」と、攻めてからは「そうだ!」「そう!」と、熱い視線を送りながらの応援で、本当にプレイヤー思いの良いオババでした。


声を担当されたのは、超大御所である野沢雅子さん。
悟空のような活発な男キャラを演じることが多い方ですが、渋いバァサンを演じられても、これまた非常に声に厚みがあって格好良いのです。

ペコの足腰を鍛え直す石段の指導の時でも

「うっせぇ、黙れ、喋るな、従え、殴るぞ!!」

「アタシをオマエのハニーだと思って、登ってギュッと抱きしめてくれ!!!」

などは、台詞の良さも勿論ですが、声の力でより痛快に聞こえた気がします。
まぁ、言われた当のペコは吐いてましたけど。
(登るがしんどくて……のハズ。)

総じて、野沢雅子さんだからこそ原作以上に印象値の強いキャラクターになったのではないか…と、個人的に思いました。
{/netabare}



【総評】

原作にも実写映画にも無い、新たな「ピンポン」の魅力を引き出せたアニメとなったのではないでしょうか。

監督と原作者が深い交流であるからこそ、ここまでの仕上がりを見せられたとも言えるでしょうね。


自分の中では、シナリオ構成はアニメ、絵は原作、音楽面は実写映画、と綺麗に票を分けた結果となりました。
先でも述べた通り、こう別のメディアを比べ合うのもおかしな話かもしれませんが。
それでも、他の媒体では出来ないアニメならではの良さを活かした内容だったのは、間違い無いです。


多少の不満はありましたが、それでも大いに3ヶ月間楽しませてもらった感謝の気持ちを込めて、タイトルの通り製作者全ての人に、オババみたく


『『 愛してるぜ! 』』


って言いたくなりました。

絵に抵抗が無い方も、むしろある方も、是非このシナリオを思う存分楽しんでいただきたいと思います。
作中の台詞を引用すると

「真夏にカーテン閉めきって、たかが2.7gの玉の行方を必至に追いかける根暗なスポーツ」

に、大の男達が思いっきり必至に向きあう様を描いたのが、本作です。


ではでは、とても長々としてしまいましたが、読んで下さり本当にありがとうございました。



◆一番好きなキャラクター◆
『佐久間 学/アクマ』声 - 木村昴さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『ムー子』声 - 栗田エリナさん


以降、どーでもいい話なので、〆ます。
{netabare}
レビュー内でも述べましたが本作は、選手だけでなく高齢者のジジババ2人の格好良さも大きな魅力です。


特に野沢雅子さんのオババの格好良さときたら、私に新たな性癖を刻みつけるには十分な程、魅力的なキャラクターでした。

↓本音↓

◇一番可愛いキャラクター◇
『オババ』声 - 野沢雅子さん



一度でいいので、こんな格好良いバァさんから見初められて、作中のように

「愛してるぜ!」

と、言われたいものです…。


「全く、高齢者は最高だぜっ!!!」
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 71

76.4 4 スポーツで笑いなアニメランキング4位
黒子のバスケ(第2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1008)
6355人が棚に入れました
誠凛高校バスケ部は、ウィンターカップでの『キセキの世代』との全面戦争へ向けて、激しい練習を積んでいた。
そんなある休日ストリートバスケの大会に参加した黒子たちは、会場で火神のアメリカ時代の兄貴分
氷室辰也と出会う。
かつて共にバスケを学び、技術を競い、決着をつけられないまま別れてしまった因縁の相手に対し、
煮え切らない態度を見せる火神。そんな火神だが・・・?
さらにそこへ、氷室と同じく陽泉高校バスケ部に所属する『キセキの世代』紫原敦が現れる。


声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、斎藤千和、細谷佳正、野島裕史、浜田賢二、江口拓也、井上剛、三木眞一郎、木村良平、保志総一朗、小野大輔、鈴木達央、諏訪部順一、中井和哉、折笠富美子、鈴村健一、谷山紀章、神谷浩史、甲斐田ゆき、武田幸史、石川界人、須嵜成幸、嶋村侑

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

みんなの想いを背負ったエースは絶対負けない!!

黒バス第2期! 原作は読み進めてる真っ最中です。
3期に間に合いませんでしたがあとちょっとなので放送回には間に合うかな・・。

アニメ2期。
赤司くんの登場にココロ踊りました♡
性格やばい・・^^;
でもかっこいいです。黒バスで1番好きですー。
さらに言えば帝光中メンバー(キセキの世代)が好きです。

なんて思いながらチラチラ映る赤司くんを・・じゃなく・・
桐皇戦観てましたっヾ(●´□`●)ノ

ストーリー的には良くも悪くも想像通りでした。

桐皇戦すごかったです。観てる側も疲れる^^;
そのくらい魅せられた試合だったと思います。
この試合終了後から青峰くんも結構好きなキャラになりました。


一個気になったのはVS陽泉との戦いが思ったより短く感じました。
桐皇戦が長かったからかな??

第3期ではいよいよ洛山でてきますね。
赤司くんがたっぷり観れたら嬉しいです。(たっぷり堪能中)

スポーツのアニメっておもしろいなーって改めて思えた作品でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 48

momomax さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

めちゃくちゃ楽しみです♪→くぅわぁ~~~(≧ ≦)Ω ♪***やっぱイイ!!

黒子&火神、誠凛高校を応援!!
どんなプレイが見れるかな☆

声フェチmomomaxとしては
神谷さんの赤司 征十郎がどんな活躍をするか
楽しみで仕方ありません。

試合は燃えますよね~~!

イケメン揃で女性好みとは思いますが
男性はどう見るのかレビューが気になります!!


----☆追記☆-----
いよいよ始まりました!!(*^_^*)

絵は綺麗だし、キャラは魅力的だし!
試合やバスケシーンの躍動感が好きです。

キセキの世代(特に赤司征十郎!!)との戦いに
ワクワクo(^^o) (o^^o) (o^^)o
ドキドキ(((((*^o^*)♪
楽しみで仕方ありません!!

2期スタートで、可也気に入っていたのだと実感!
この作品は間違いが無い。
安心して観れます。

---☆追記☆----
やっぱり試合は燃えますね!!
誠凛バスケ部は良いチームです。
他のライバル高校もそれぞれのカラーがあって
魅力的です。

3期早く観たいな!!
赤司の活躍が楽しみです。

この作品はmomomax溺愛アニメですよ!o(*^▽^*)o~♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 26

ねここ時計 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

向う先は前だけ

登場人物たちに魅力があります。
なので、その人物のファンが多いですね。
確かに格好いいです。

私はみるまで少し誤解していました。
登場人物たちの人気が先行してしまっていますが、この作品は熱いスポ根アニメです。

黒子の存在感の無さを生かしたプレイは面白いです。
「ミスディレクション」
存在感の薄さと視線誘導を使った技。

私の友達で、行動が静かすぎて黒子と同じ様な子がいるので、かなり共感してしまいました。
本当に存在が消えるんですよね。
それで突然隣にいたりして、いつも驚かされます。
黒子のあの技は、天性のものと習得した技術ですね。

登場人物たちのバスケのプレイは超能力ではなく、
毎日一生懸命に練習してきて、努力、その積み重ねで辿り着いた境地なのだと思います。

試合が熱いです。
コートの中に入ったら勝つか負けるかしかなく、
勝つために皆その場所に立っています。

最後の瞬間さえも勝ちにいこうとする心、そんな彼らの熱い魂をみることになります。
感動、とういよりそんな姿にみていて心打たれます。

勝つ、
勝ちを望むこと。
あきらめない心。
姿勢、心意気、意気込み。
自分を信じること、仲間を信じること。
プライドを持つこと、反対にプライドを捨てること。

負けていいなんて誰も思っていません。皆勝ちにいきます。
けれど、あの負けたときにみえる景色。
それも凄いものなのです。
負けてもいいと思った試合では、何も得れないです。
真剣に勝ちを望んだものにしかその景色をみることはできません。

勝つことでみえる景色もあります。
負けたくないからこそ誰よりも努力をし続け、
勝利を掴んだときのあの気持ち、みえるもの。

ライバルもいいものです。
そんな相手がいるから自分がまた大きく強くなれます。

だからこそ、私はみていて心動かされました。

作画とてもいいと思います。
試合時の体の動きの描写は本当に鮮やかです。
みていると自分がそこに居るような感覚になります。
画面から目を離すととんでもない展開になったりしているので目が離せませんよ。

試合時はあと5秒が非常に長いのが気になりますね。
皆が思っていることを語る間に、こちらの時間は10分はたっていたりします。
そこが1番手に汗握る展開なんですけどね。


スポーツをやったことある方は、きっと胸アツになるでしょう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24

77.9 5 スポーツで笑いなアニメランキング5位
ハイキュー!! セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (792)
4805人が棚に入れました
すべては、“進化”する―!!「週刊少年ジャンプ」で絶賛連載中・コミックス累計1,600万部突破の次世代王道スポーツ漫画、『ハイキュー!!』。2014年4月~9月に放送されたTVアニメの好評を受け、2015年10月から、TVアニメ セカンドシーズンが待望の放送スタート!監督には『おおきく振りかぶって』でアクション作画監督を務めた満仲勧を迎え、キャラクターデザインには『デュラララ!!』、『魔法少女まどか☆マギカ』の岸田隆宏。そして制作は常に最高のアニメーションを送り出し続けるProduction I.Gと、ファーストシーズンから引き続き、ヒットメーカーによる最高のチーム体制!
日向・影山を演じるフレッシュな若手を、実力派キャストが力強くサポート!セカンドシーズンでは、新たなライバルを演じるキャストも続々と参戦します!
3度のボレーで攻撃へと“繋ぐ”バレーボールに青春を燃やす少年たちの、チームメイトへの熱い思いと、ライバルとの死力を尽くす真剣勝負。本格バレーボール作品の魅力を、さらに“進化”したアニメーション表現でお届けします!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、田中一成、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介、石井マーク、木村良平、逢坂良太、浪川大輔、吉野裕行、竹内良太
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

託す人、託される人

1期に続き大満足な内容でした
熱いスポ根好きにはたまらないです

キャラ一人一人感情移入しやすい掘り下げ方や
烏野高校以外の敵チームにも思わず声援を送りたくなるくらい個性的なキャラ達に心掴まれました

{netabare} 試合の臨場感やスピード感がアニメから伝わって来ます
烏野vs青葉城西戦が熱かった 3期では強豪・白鳥沢戦が観れると思うとワクワクする・・!
何かに夢中になって戦うことと、仲間がいることの心強さって良いですね。
今回もそうでしたが、敗者となったチームの悔しさが伝わってきて思わず胸がさっと熱くなった
その悔しさも、勝利に対する想いも、次に託していくのだろうと感じました {/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

飛べ!FLY HIGH!!

原作未読 全25話

1期から観ることをオススメします。(全25話) 今回は、他校合同合宿から春体の予選の途中まで描かれています。

何度叩きのめされても立ち上がり這い上がる烏野高校排球部、泥臭い感じですがそこが魅力ですね。

主人公の翔陽と影山以外も他の部員のみなさんの成長が見られるところがよかったです。

新キャラもたくさん出てきます。色々と個性的なキャラばかりでしたw

作画は1期もよかったのですが、2期はさらに試合もスピード感と迫力を伝えるような観ているこちらまで熱くなる作画でした。

長さを感じさせない熱い作品です。スポーツアニメが好きな方は是非観てくださいね^^

OP 前半のSPYAIRさんの「アイム・ア・ビリーバー」も良かったのですが、後半のBURNOUT SYNDROMESの「FLY HIGH!!」も好きでしたね。
ED 前半はGalileo Galileiさんの曲を聴くと「青春」って感じがします。後半のtacicaさんのこの作品の雰囲気に合っている曲でした。

最後に、秋に3期決定しました。早く続きがみたいですね^^

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。2

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。
決して悲しさの涙ではありません。悔しさの涙と乗り越えた涙を堪能できます。
号泣はしませんでしたがその都度涙が溢れそうになりました。
1期から3期まで通してでも泣けるのですよね~不思議。

ハイキュー!!全体で言えることですが対戦相手にも物語がしっかりあります。
この作品はその点がとても上手だと思いますね。
対戦相手のエピソードでも不思議なくらい涙が溢れてくるんです。

条善寺
和久谷
伊達工業
青葉城西

各高校本当良い物語詰め込まれています。内容は観てのお楽しみ。

特に烏野のスポットライトは山口。
1期からあるトラウマを克服する描き方がよかったです。やっぱり涙が溢れそうになりました。

目から汗が出ること間違いなし!とてもオススメです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32

71.3 6 スポーツで笑いなアニメランキング6位
Free! Eternal Summer(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (743)
4359人が棚に入れました
前回の大会を経て、更に絆を深めた遙、真琴、渚、怜。
いつもと変わらない日常の中、それぞれの成長した姿を見せていた。
一方、凛は過去の自分を乗り越えて自分の夢へと走り出し、
そして新たな仲間と共に最高のチームを作ることを目指す。
岩鳶と鮫柄、仲間と水泳……そして彼らの未来。
彼らは自分自身と向き合い、それぞれの思いを胸に秘めながら、
新たな夏を迎える――。
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

神秘的な異性の領域

制作は京都アニメーション
高校での部活動。水泳、青春、をテーマにした一期から続く二期

女性だけが知る世界があるように
男性にも、男性だけの世界がありますよね
私は自分が入り込めない世界を持ちそこで勝負を争う異性に心惹かれます。
異性の魅力は神秘的な領域...

異性の私は知らない....男子高校生の部活での青春をこの作品から観ました

部活で毎日仲間と汗を流し、笑い、時には涙し...
水泳を舞台に魅せてくれます

作画の綺麗さ。水泳時の描写も細かく水の流れも躍動感に溢れていました。
水の流れだけではなく脱衣シーンまでもが躍動感があります。まるで変身シーンのようで(着るのではなく脱ぐ!!)無駄に格好いいシーンです。
変わらず仲間同士が過剰なぐらい距離が近く、裸と筋肉美の強調。これにもいい加減慣れました。

印象的なのは皆の弾ける笑顔。笑顔って素敵ですよね!!
見てるだけで幸せな気分になれますから!
挑発的な凛の笑顔は一番好き!

青春に悩みや葛藤はつきもの
悩み。。男の人はいつだって私の前では全くそんな素振りを見せない
たまには弱音もはいてほしいんだけど
でも私もあなたのプライドにかけてそんな素振りは見せません...

水泳を通して彼らが成長していく人間ドラマ
仲間たちと心をひとつにしながら何かに打ち込む素晴らしさと輝くその青春のかけがえなさが溢れていました。

不安、挫折、仲間との友情、先輩後輩の励まし、そっと見守ってくれる大人たち。それら全ての思いと積み重ねた練習が最後の夏に泳ぐ一本のレースに繋がっているんだ。

思えば水泳部を作るところから始まってよくここまで来ました
{netabare}
共に未来を見つけることが出きた仲間と見たことのない景色を見るシーンは爽快感抜群でした
友情と絆を手にした表情忘れられません
{/netabare}
見終わった後、爽やかな余韻を残す作品でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 49
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

凛くんの前なら、泣けるかなぁ♡

Free! Eternal Summerを見終わりました。

七瀬遙くん以外はみんなかっこいい♡
(遥、迷っています、という感じ?)

特にお気に入りは、真琴くん、凜くん、宗介くん。{netabare}

真琴くん、とってもやさしいなぁ♡
宗介くん、寡黙で、でも苦しみながらもリレーに参加することで楽しかった選手時代に幕引きをしようとしている姿、とっても潔い感じでした。

それに、鮫歯の凜くん♡ 仲間思いで熱くって、泣き虫でキュンキュンします♡♡
地方大会での宗介くんの心を聞いて大泣きした凜くん、お前は泣くから言わなかったんだと宗介くん、お互い友達思いですよね。
{/netabare}
ドラマ見て泣いてばかりいる私でも、凜くんの前だったら、しっかりしなきゃ!という気持ちになれそうな気がします(♡^^♡)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 45
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

爽やか、疾走感、清々しい、声援、爽快感

原作未読 全13話

Free!の2期です。1期から観ることをオススメします。

岩鳶高校の水泳部を復活させた幼馴染の七瀬 遙(ななせ はるか)、橘 真琴(たちばな まこと)、葉月 渚(はづき なぎさ)、そして陸上部からスカウトした竜ヶ崎 怜(りゅうがざき れい)4人と水泳の強豪で鮫柄学園の水泳部で幼馴染の松岡 凛(まつおか りん)が水泳大会を中心に成長する高校生活を描いたお話です。

1期とはまるで性格が変わったような印象の凛ですが、こちらが本来の姿なのでしょうね~ もちろんこちらの方が好きです。

今回は新キャラで凛の幼馴染の山崎 宗介(やまざき そうすけ)が{netabare}鮫柄学園に転校してきて、{/netabare}良い意味でも悪い意味でもみんなを引っ掻きましてくれます。

宗介と遥、他はみんな前を向いて進んでいくのに2人は対照的ではありますが、共通してどうにももどかしい思いが募っているところがうまく表現できていました。

1期より感情のぶつかり合いが多かったように思います。

遙は相変わらず普段は無口で無愛想ですが、1期以上よりよくしゃべり感情の変化も分かりやすくなっていましたね。

最後も綺麗に終わってます。清々しかったですね。作画も水の表現が良かったです。

男子がメインのお話ですが、女の子向けということではなく万人が観れる作品だと思います。

最後に、葉月 渚(はづき なぎさ)役の代永翼さん、同時期にLOVE STAGE!!の主人公 瀬名泉水の声だったので聞いているとついつい思い出してしまいましたw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 43

79.8 7 スポーツで笑いなアニメランキング7位
ハイキュー!! 烏野高校 VS 白鳥沢学園高校(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (622)
3314人が棚に入れました
「堕ちた強豪、飛べない烏」―――。
かつてそう呼ばれた烏野高校が、ついに辿り着いた“頂"の舞台。
春の高校バレー宮城県代表決定戦、決勝。

インターハイ予選準決勝で青葉城西高校に惜敗し、春高予選へと再始動した烏野が、
さらなるレベルアップを求めて挑んだのは関東強豪チームとの合同合宿だった。
梟谷、生川、森然、音駒と並み居る全国レベルのチームとの力量差を痛感しながらも、
烏野高校はチームの“進化"を求めてただひたすらに挑戦をし続けた。

迎えた春高予選。
一度は封印した日向と影山の「変人速攻」もさらなる進化を見せ、
個々の歯車が噛み合い、チーム全体が動きだし、烏野は並み居る強豪を打ち破っていく。

そして宮城県代表決定戦準決勝で再び立ちはだかった、宿敵・青葉城西。
因縁の相手を前に一歩も譲らぬ攻防を繰り広げ、試合は総力戦にもつれ込んでいく。
ぶつかり合うプライドとプライドの果て、
体力の限界を超えた激戦を制したのは、烏野高校だった。

全国まで、あと一つ。

対するは絶対王者、白鳥沢学園高校。
超高校級エース・牛島若利を擁する県内最強のチーム。
激闘を制し、春への切符を掴むのは一校のみ。

烏野高校 VS 白鳥沢学園高校

今、烏野高校最大の挑戦が始まる――!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、田中一成、竹内良太、木村昴、豊永利行、丹沢晃之、寺島拓篤、中尾隆聖、土屋神葉、福田賢二、大森大樹
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。3

こんな良い作品とは思いませんでした。
ハイキュー作品を観るきっかけは本作品からです。
最近、BSで3期まで放送して改めて毎週楽しませていただきました。
やっぱり各所で泣けるんですよね。いい作品です。

こういう作品は再放送でもっと世の中にアニメ自体を知られてほしいと思います。
(私的にはお気に入り作品群のことですが・・・)



4話・・・この回はすっごく良いです。これはテレビアニメで久々感動しました。
6話もたまらないですね。
セットを {netabare} 取るところも震えますが、3年生の気持ちも短い時間ですが非常に伝わってきます。{/netabare}2回ほどグッと来ました!!

このアニメ、動きが早くて臨場感アリ。いろんなアングルで表現できるアニメの長所がとてもうまく使われています。
そしてガッツポーズがかっこいいですね。個性的に工夫しているみたいで。

私の中では今期ダークホース。正直、感動をくれそうだと思っております!!!
OP、EDも本編に非常に合ってますね!


最後まで観終わって。

正直に面白かったです。
3期の原作を読んでいませんのでどっちが勝つのか分かりませんでした。
烏野が勝ったら4期は春高シリーズ 負けても1,2年生の新体制シリーズなんて考えていましたので。
でも、{netabare} やっぱり(5セット目21-19でサッパリ(笑))勝ちましたね!{/netabare}
そしてアニメは4期へ!
まだ未定でしょうけど、是非観たいと思います。

私的に3期は4話が最高です。MVPは月島で全会一致。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 48
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ヒカリアレ!

原作未読 全10話

主人公が所属している烏野高校バレー部が、宮城県最強の高校である白鳥沢学園高校と春高バレーの出場をかけて戦うお話です。

事前に1期(全25話)・2期(全25話)を観ることをおススメします。

10話と短い作品ですが、1つの試合に的を絞ることで敵や味方の心理状態やそれぞれのキャラの過去まで丁寧に描かれていました。

どちらかといえば、主人公以外のキャラに焦点を当てていましたね。

この作品を観て以前より月島くんが好きなキャラになりました。

敵も味方も応援も精一杯、戦っているのがよく分かる作品です。みなさん凄かったですね^^

コンセプトの全く異なるチームの戦い、面白かったです^^

このお話で一区切りをつきました。原作にストックが出来たらまた続きを観たいですね。

OP 挑戦する感じが出ていて、そして力強い曲でしたね。このレビューのタイトルにしました。
ED のんびりとした感じの曲です。全キャラのイラストが横に切れずに流れていて、それぞれ個性が出ていましたねw

最後に、烏野高校コーチである烏養 繋心役の「田中一成」さんがこの作品の途中で突然お亡くなりになられました。8話までの収録だったそうですが、8話で繋心の最後のセリフ {netabare}「下を向くんじゃ ねえええええ!!!バレーは!!!常に上を向くスポーツだ」{/netabare}には感動しました。もっとお声を聴きたかったのですが、残念でなりません。合掌。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心に風穴を開ける一瞬

現在も週刊少年ジャンプで連載されている同名タイトルのアニメ化
第三シリーズである今作では全国行きがかかった県予選決勝県内一の強豪
白鳥沢学園高校との試合が主な内容となるようです。

最近原作でとても印象に残った好きなシーンが今回ついにアニメ化で映像として見れたので
中途半端な時期ですがレビュー書いてみました。
{netabare}
さてその好きなシーンとは第4話第2セットデュースの末ついに白鳥沢が擁す大エース牛島から
ドシャットをもぎ取りそのセットをものにするシーン
このシーンは原作で初めて読んだ時も凄いなと思っててまず梟谷学園の木兎曰く月島が
「バレーにはまる瞬間」という伏線をアニメで言うと1シリーズまたいで
コミックスだと実に10巻から19巻ごしの伏線が回収されたシーンだしそれを抜きにしても
部活なり芸事なりを続けているうちに自分はなんでこんなこと・・・なんて
誰しも心によぎると思いますがそれでも続ける理由、色々あると思います
好きだから、勝ちたいから、楽しいから、どれもあると思いますが
うまくいった、たった1度、一瞬の1プレーの快感が忘れられないっていうのも個人的に
すごくわかるんで共感したしそれに月島自身一筋縄ではいかないキャラクターで
兄との複雑な関係、想い然り将来プロになるという展望も特になく上には上がいることも
薄々わかってる、それでもバレーに背を向けれない
たかが25点中の1点、たかが部活それに対する明確な反駁はなく代わりに
見開きでドシャットを決めた月島のガッツポーズ
自分は普段漫画を読むときは伏線がどうとかこのセリフの意図はどうとか文学的解釈をしがちなんですが
先に書いたようにそれもあるがそんなものや月島自身のごちゃごちゃした考えを吹き飛ばす
快感を伴った一瞬を描き切った、改めて漫画は画が命だなと痛感したし作者の伝えたい思いに
演出が見事に乗った最高の一瞬、素晴らしいシーンだと思います。
さてそんな原作をうけてのアニメ化、楽しみにしてたんですがやっぱりよかったです
目立った改変はないように感じましたが冒頭から徐々に月島にフォーカスを当てていき
回想や独白を交えつつ盛り上がりが最高潮になるところで例のガッツポーズ、やっぱり
映像で見ると違いますね~原作ではセリフはなかったんですがアニメではきめた後月島の雄たけびが
追加されていて普段とのギャップもあり感無量でした。
{/netabare}


原作についてつらつらと(アニメのことあんま書いてないです)
{netabare}
さて自分は今でも毎週楽しみに読んでいる原作漫画のほうの「ハイキュー!!」ですが
自分は情けないことに人気になってから読み始めたくちでもちろん読み始めてすぐ好きになったんですが
特に印象に残っててすごいなぁと思ったのは第1話 
「ハイキュー!!」を連載してる週刊少年ジャンプではアンケ至上主義なので
最初のつかみってすごく重要だと個人的に思ってるんですが
初めてバレーを見て魅了されるが自分の学校にはバレー部がなく細々と続けてきて友達や
やっと入った新入部員をかき集めてようやく出れた3年最後の大会、だが初戦の相手は強豪校で実力差は歴然
これまで必死の思いで繋ぎとめてきた小さいが純粋な思いが大会という外の世界で粉々に打ち砕かれる
バレーが好きだ、誰よりバレーを、その競技を長く楽しみたい、だが勝った方しか続ける権利は得られない
そして勝負に勝つのは強いほうだけ、それでも
「お前がコートに君臨する王様ならそいつを倒して俺が一番長くコートに立ってやる」
そして決意も新たにバレーがそこそこ強い高校へと進学、だがそこにいたのは
自分がコテンパンにやられ強豪校へと進学したと思っていたセッターだった。
作者の勝負に対する考え方というか哲学、次回への興味、キャラ紹介と新連載に求められるインパクトが
高水準に詰まっててあ~こりゃ人気出るだろうな~とまぁ外野から好き勝手言ってる
後付けの結果論なんですけどw

自分はいい年して未だにジャンプを購読してるんですが理由は色々あってまぁでもなんだかんだ言って
少年漫画特有の熱い展開が好きでだから精神論結構、ご都合主義上等という楽しみ方をしてますが
それでも作者も読者も素通りしたいネガティブな要素も少しでも盛り込んでくれると
リアリティがぐッと増すというか「ハイキュー!!」の場合それはチームであることの
心強さと煩わしさだと個人的に思っててバレーという競技はボールを落としてもダメ、
持ってもダメ、続けて同じ人が2回触れられない、当然のことながら独りでは戦えない
仲間とのコミュニュケーションが必須になってくる、最近ではコミュ力なんて身もふたもない
世渡りのための道具にカデコライズされてるように感じますが現実では実力差やポジションが
違うんだから当然奢りやうしろめたさ、軋轢が生まれてくる、そんな中でも自分の殻を破り自ら考え
それをチームメイトに伝える、たったそれだけのプロセスにどれだけドラマが詰まってるか
そしてそれを乗り越え歯車がかみ合う瞬間といういわばチームプレイの悲喜こもごもの
描き方がすごくうまいなぁと感じていてそれからのアニメ化、これがまた非常に素晴らしい
映像化によるバレーシーンの迫力はもとより最もすごいと思ったのは情緒面で
日向、影山が入った当初は部内は多少ぎくしゃくしていて少年漫画の文脈で言うと仲間集めの段階で
2人が関わったり、自身にフォーカスが当たったりしながら物語は進んでいくんですが
入部をかけた練習試合で影山の援護によってはじめてブロックを振り切った時の
独りではたどり着けなかった景色を見たときの日向の表情や独白だったり
チームプレイのはずなのに1人で責任を感じ殻に閉じこもっていた東峰が自分の視野の狭さを
西谷の叫びによって気づかされるシーンだったり日向が囮というポジションに不満を持ってるが
それに対する影山の熱い叫びだったりが本当に印象的に再現されていて特に原作を改変はしてないんですが
ただ原作をなぞるのではなくどのシーンを特に強調するかという取捨選択がうまい印象で
有体に言ってしまえばすごく泣かせどころを心得てる印象なんですよね
だから改めてこんなにいいシーンだったのかと原作既読にもかかわらず再発見できて
(ちなみに原作でもちょいちょい挿入される時に狂気すらはらんだ日向の上達への貪欲さも
原作では1コマ2コマのシーンですがアニメでもちゃんと拾っていて多分今後の展開で活かされると
思う設定なのでアニメのそういう丁寧なところも好きです)

つまり、何が言いたいのかというと「ハイキュー!!」漫画もアニメもオススメです!{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21

72.0 8 スポーツで笑いなアニメランキング8位
ONE OUTS - ワンナウツ(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (653)
3214人が棚に入れました
プロ野球チーム「埼京彩珠リカオンズ」の児島弘道は、実力はありながらも一度も優勝をしたことがないという不運の天才打者。優勝するために必要な何かを探すためシーズンオフに沖縄で自主トレーニングに励んでいた。そこで児島は賭野球「ワンナウト」で無敗を誇るピッチャー、天才勝負師渡久地東亜と出会う。

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

理があることの利点(と効果)

本作を一言で表現するのであれば
「野球版アカギ」
これ以上本作を的確に表現したフレーズを考えつくことは私にはできません。
言うなればこれで本作のレビューはThe endなんです。

ここからは蛇足と分かっていても一応説明していきます。
まず本作のサムネを見てみてください。これが主人公の渡久地東亜(とくちトーア)です。
逆立つような金髪で目つきは極めて悪い。ベンチでも堂々と煙草を吸っているふてぶてしい奴です。
ですが、駆け引きや心理戦では人の心の裏の裏のそのまた裏も読み取るくらいの洞察力を持ち合わせ、そして掌握・支配していくというもう完璧超人の悪魔なんです。
CVはアカギやカイジでもおなじみの俳優の萩原聖人さんです。
ここまで渡久地東亜の説明ですけど、アカギの説明をするにしても記述内容はほぼ一緒でしょうw

ギャンブル野球で無敗を誇っていたこの渡久地東亜が
最下位が定位置の弱小球団埼京彩珠リカオンズに特別枠で入団します。

そこでリカオンズのオーナーと交わした契約は「ワンナウツ契約」
これは渡久地がアウト1つ取ればオーナーから500万支払われ、
逆に1失点したら渡久地からオーナーに5000万支払うというシステムです。
つまり渡久地VSオーナーです。
オーナーからすれば球団が負けようが渡久地が失点すれば大喜びという分かりやすい対立構造です。

オーナーはあの手この手で渡久地に失点させる為の罠を張り巡らせてきますし、
相手球団も曲者揃いです。
そんな中でも渡久地は冷静に状況を分析し、
こちら(視聴者)が想像もつかないような打開策を講じていくわけです。

渡久地が「バカかテメーら。まだ気付かねーのかよ?」
とリカオンズメンバーに言うのですが、
視聴者も「え?え?何?何なの?」と食い付いてしまうこと必至ですw
渡久地「こうこうこうすりゃいいだけの話じゃねーか」
リカオンズメンバー&視聴者「ええええええええええ!!?そんなのありなの~~~!?」
本作は大体こういう流れですw

野球好きな方でも「え?そんなルールあったの?」なんて反応をしてしまうような
ルールの穴を突いてくることもあれば、
いやいや、さすがにそれはねーよ!なんて
型破りというか破天荒というかもう滅茶苦茶なこともありますw

そりゃあね、主人公補正とかご都合主義なんてものは大なり小なり存在しますけど、
原作者である甲斐谷忍先生は、
現在ヤングジャンプに連載されている「LIAR GAME」もそうですが、
何故この戦術は破綻したのかとかの理屈の部分をきっちりと作り上げてきます。
従って過剰な演出等で飾り立て、理をぼかすというような作品ではないです。
これは一見滅茶苦茶だけど一応理は通ってるという
福本伸行先生の作品にも同じことが言えると思います。

もちろん理があれば良い作品というわけではなく、
それがなくとも過剰な演出、ダイナミックな絵の動き、勢い等で
楽しませてくれるアニメというのは存在します。
むしろそういう作品の方がアニメらしいアニメと言えるかもしれません。

理があることの利点は
駆け引きや心理戦をよりエキサイティングに、そしてドラマチックにするという効果や
そこに説得力を持たせられることですかね。
さらに相手が用いてくる戦術やその戦術を破るというやり取りに
まるでミステリの謎解きのような楽しみ方を付与できる点にあると思います。

その効果は敢えて記述するまでもないことかもしれませんが、
自分の推理が当たっているのかどうかということもあり
「続きが気になってしょうがない!!」ですw
なので全25話の本作を一気に視聴してしまったなんてことになるかもしれませんよw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38

kwm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

青春野球アニメだと思った?残念!騙しあいのライアーゲームでした!

投手が三振を取るか打者がヒットを打つかで勝負が決まる『ワンナウツ』という1対1の賭け野球において、相手の心理を巧みに操る事で無敗を貫いてきた主人公が、ある人物との勝負をきっかけにプロ球団へ入団し、相手チームや自球団のオーナーをも相手にした心理戦や頭脳戦を挑んでいく心理エンターテイメント。
『野球』『スポーツ』を描いた作品の中ではかなりの異色作です。

努力型の主人公が中心となって天才型の相手を打ち負かしていく従来のスポーツアニメとは対照的に、本作はまともなトレーニングもせずに野球に対して特別な思い入れすらない主人公の『トクチ』が、知略の限りを尽くし、野球選手としてではなく『勝負師』として相手を打ち破っていくのが見所の作品です。
練習で自身を強化するのではなく、人並外れた洞察力で相手の弱点を見抜くという戦い方はとても新鮮でした。
相手の心を揺さぶる心理線はとても緊迫感があり、ライアーゲームの秋山やコードギアスのルルーシュのように、敵を陥れて高笑いする姿を見て爽快感を覚える方や、二転三転する攻防戦が好きな方には特にお奨めしたいです。

しかし徹底的に『勝負』に対してフォーカスされた作風には青春や恋愛要素が一切なく、見る人を選びます。
また、限られたルールの中で行われる頭脳戦には毎回驚かされますが、現実では起こりえない奇策を多く含む奇抜さ故、好みがハッキリと分かれるでしょう。
エピソードタイトルにもなっている『9人内野』なんて現実には絶対に起こりません。
私はルールを逸脱さえしていなければ『行き過ぎたご都合主義』とは受け止めないタイプなのでとても楽しく見れましたが、こんなのは野球じゃないと思う方もいるであろう難しい部分です。

勝負師の彼の『野球』ではなく『勝負』を見る事ができれば楽しめると思います。
見るべきポイントが心理戦や頭脳戦が中心になるため点数は低めになりましたが、非常に個性的なスポーツアニメでとても満足できました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 23

こたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

悪人ヅラしたヒーロー

漫画原作。
”熱い”といえる野球漫画ですが爽やかさからは程遠い内容です。
主人公はスポーツマンというより、肩書きとしては「勝負師」と呼ばれます。
威力のあるスピードボールも変化球もない。
巧妙な心理戦とボールコントロールで、駆け引きを駆使して戦うピッチャーの覇道の物語。
端的に表現すれば、アカギまたはカイジの野球版といえば解りやすいと思います。
ちなみに、中の人も同じです^^


まず目を引くのがビジュアルです。
作画がどーのこーのではなく、主人公の面構えがもう完璧に悪人w
切れ長でスマートですが、腹にイチモツがあって何か企んでいそうな表情、クールな薄笑いが似合うような見た目です。
よく敵役に出てくる冷酷無比でヒーローを最後まで苦しめる、まさしく嫌な悪役のような造形。
悪態をついては相手を陥れ細く冷笑する。
そんなのがとっても良く似合いそうな、ちょっと主人公っぽくないキャラデザインになっています。

で、実際はというと、その見たどうりの性格と行動のキャラ^^;
これが本作の最大の魅力。
不遜にして大胆、並居る強敵を勝負勘と知略で翻弄するダークヒーローです。


ダークーヒーローと表現しましたが、この主人公は基本的に悪事は働きません。
勝負事に対してとことん真摯。
狡猾で思慮深く、常に何かを見越して冷静。
態度はデカく罵詈雑言を吐くし勝つためにやれる事は何でもやりますが、研究や観察に余念がなく勝利に貪欲。
視聴者していても嫌いになれない筋の通った部分があります。
何より結果をキッチリだして、多少の強引さや横暴は仕方ないと納得できる頼りになる存在。
最後までみればわかりますが、義理堅く仲間想いなところも見せてくれたり。
敵に廻せば厄介このうえないけど、味方にすればとてつもなく頼もしい主人公の傍らで、攻略不能といわれる難敵を次々に沈めていくのを供に味わうのが痛快でたまらない感覚です。


攻略の方もかなり錬り込まれていて面白い。
原作は未読な状態で視聴しましたが、「こうなるだろう」という短絡的な私の浅知恵では及ばないような展開で、いい意味で裏切られる事の連続。
もう、次が気になって仕方なくなって、一気に視聴してしまいました。
野球の科学的なスポーツ理論や細かいプロ野球規定やルール、球界事情の事まで丁寧に調べてあり、それを活かしたアイデアがとても秀逸。
何重にも張り巡らせた伏線が、連戦のなかで回収されていくのが気持ちいい。
冷静に考えると、結構なご都合主義なところもありますが、理論武装がしっかりしているので、そんなところは気になりません。
野球の描写が丁寧でスポーツものとしての作画や演出の水準が高いので、多少の粗などは指摘に値しない些事と思えます。

野球だけでなく、金の亡者である契約者(球団オーナー)との契約金の奪い合いも、ドラマを盛り上げる要素になっています。
当の主人公は、あんまり金銭バトルには興味なさそうですが・・・そこがまた面白いところ。
球場以外で勝手に行われる戦いが、本作の面白さを2倍、3倍に膨らませています。
オーナーは第二の主人公と思えるぐらいキャラが立っていて素敵でした。


正直、あまり期待もせずに視聴しましたが、もう観だしたたらワクワクが止まらない面白さでした。
さすがに野球に興味がない方の視聴は辛いところがありますが、スポ恨成分なしでここまで楽しめる野球モノも珍しい。
駆け引き、頭脳戦、トリック、そういう要素に満ちあふれた娯楽性抜群の良作です。オススメ!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 23

76.0 9 スポーツで笑いなアニメランキング9位
ユーリ!!! on ICE(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (739)
2974人が棚に入れました
日本中の期待を背負って挑んだグランプリファイナルで惨敗…
故郷吸収に帰ることになったフィギュアスケーター勝生有利。

「現役続行と引退はハーフ ハーフ…」そんな気持ちで実家に引きこもっていた勇利のところに突然やってきたのは世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフで…

日本の崖っぷちスケーター勝生勇利と、ロシアの下克上スケーター ユーリ・プリセツキー。

2人のユーリと、王者ヴィクトル・ニキフォロフで挑む前代未聞のグランプリシリーズが今、幕をあける!

声優・キャラクター
豊永利行、諏訪部順一、内山昂輝、細谷佳正、本城雄太郎、安元洋貴、宮野真守、小野賢章、前野智昭、村瀬歩、野島健児、福山潤、日野聡、羽多野渉、土岐隼一

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

BLアニメというけれど?

「男子フギィアスケート」なんて書いてあるので当初期待してませんでしたが、非常に良い作品です!!!
1話、2話にて物語の掴みはOK。勇利の成長に焦点を当てます。
無論、ユーリにも成長の過程が組み込まれますが、やはり主役は勇利。
憧れ、ライバル、嫉妬、勝負、挫折、涙、達成、努力・・・たくさん要素が組み込まれています。観ていて楽しいですよ。

このアニメ、BLアニメというけれど、師弟関係とはそういうものではないでしょうか。
選手はコーチを信じて演技をして
コーチは選手を信じて大会に送り出す。
もし、これが男女の話の方が当たり前のようでつまらない展開になるのではないかと思いました。これで良し!
陽気に振る舞うビクトル。
憧れの選手にコーチをしてもらえるユーリ。
この組み合わせは最高だと思います。

敢えて残念なのは、このアニメ1クールで最後が急ぎ足。もっと個々の選手を掘り下げて欲しかった。個性のあるキャラが多いのでもっと楽しめたのではないでしょうか。

最後にOPのディーンフジオカにびっくり!良い曲です!

2018年2月平昌オリンピック開催。
2月12日付けの東京新聞 「東京エンタメ堂書店」記事にて
ユーリ!!!ONICEを絶賛しております。
それと、日本男女ペアが劇中曲にて挑戦するそうですよ。
プロも作品を楽しんでいるようですね(笑)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 54
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スケートにも関係にもハラハラしましたー

フィギュアスケートを題材にしたオリジナルアニメ。


主人公の勝生勇利(かつきゆうり、以下ユーリ)は最初から日本一クラスの実力選手。
メンタルの弱さが目立ちますが、悔しさをバネに努力を重ねるというスポ根的な話ではありません。
そういう意味で主人公っぽいのは、同名のユーリ・プリセツキー(ユリオ)のほう。

この作品は、感情が変化することによって、演技にどう表れるかに焦点を当てています。
感情によって目的が生まれたなら、努力は勝手についてきます。
感情が乱されたなら、力があっても結果を出せません。
意識の変化を追いかけつつ、感情を語りながら演技に乗せるのは、強弱のあるフィギュアスケートと相性が抜群です。


よって、裏話はそこそこに、大部分が結果を見せる演技シーンに割り当てられています。
実況や解説まで付いていて、スポーツ番組を見ている感覚です。

この見せ方でもけっこう語れるもんなんですね。
ユーリやユリオはともかく、サブキャラは滑りながら心情を述べ、演技の流れで自己紹介しているに近い。
それなのに、キャラがちゃんと立っています。

サブキャラが活躍することで、それぞれの演技がうまくいくかどうか、ハラハラ。


ユーリの感情の核になるのは「愛」。
これはコーチであるヴィクトルとの絡みを中心に、「つながり」という形で描かれています。

最初は、男にしては近すぎる距離感の描写が単なる腐向けサービスシーンに見え、邪魔くさく感じていました。
しかし、中盤になると、どうにも中心になりそうなテーマだということが見えてきます。
この作品には各キャラにテーマがあり、それをストーリーに還元してるんですよね。
(「大人のエロス」をテーマにしていたクリスが主人公だったら、エロエロなストーリーになっていたはずです)。

「どんどん濃密になるよ」ということを匂わせることで、篩(ふるい)にかけていたんじゃないかという気もします。
そう考えて序盤のサービスっぽい要素に勝手に理由付けしたら、妙にしっくりきました。

でも結局は、テーマを探るよりも、「どこまで進むんだろう」というのが一番気になっていました。
実際に、{netabare}キスに見えるシーン{/netabare}とか{netabare}ペアリング{/netabare}とか見ながら、ハラハラ。
狙い通りに乗せられた気がしますが、えぐることはせず、落とし所は上手だったと思います。


映像・音楽はとても良いです。
最初から最後までめちゃくちゃ動くし、テーマソング含めて素晴らしく、見ていて飽きません。
1話まるごと使った見事な演技が何度も出てきます。
演技構成点が高いアニメです。


異なるハラハラが同居しているので、多種多様な感想が読めるというのも楽しかったりします。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 51

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

普通に面白いですが、フィギュア好きじゃない人はどうなんだろう…?

特に序盤から中盤まではかなり面白かったです。

いや、私自身がフィギュアスケート好きなせいもあるかもしらんけど…。

でも終盤は「お付き合いしました」感が強くて、「凄く面白かった」とは言えない感じです。

あ、第1話に出てきたヴィクトルのフリーのプログラムはめっちゃ高難易度ですよ…!?

なんだろう、普通にフィギュアスケートの試合を観ているような気分になっちゃったかな?

ステファン・ランビエールとか実在の人物が作中に出てきちゃったせいかもしれないですね。

元々フィギュアスケートって同じプログラムをシーズンを通じて難易度を上げながら煮詰める競技なので、「そんなん知らんわ!」って人なら競技映像ばかりだと普通に飽きるでしょうしね…。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 47

66.8 10 スポーツで笑いなアニメランキング10位
アイシールド21-EYESHIELD21(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (383)
2235人が棚に入れました
私立泥門(でいもん)高等学校に通う気弱な高校生、小早川瀬那は入学早々ひょんな事から泥門高校アメフト部「泥門デビルバッツ」に主務として入ることになった。
その帰り道、彼をパシリにしていた不良たちに絡まれ、逃れるために泥門駅まで爆走して駆け込み乗車をした。それを目撃したアメフト部主将ヒル魔に翌日強制的に選手にされ、唯一の取り柄である俊足で選手登録名「アイシールド21」として試合に参加することになる。
多くの強豪と戦いアイシールド21として瀬那自身も成長していくことで、全国大会決勝(クリスマスボウル)出場を仲間達と共に目指していく。

◎TARGET さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どんなに絶望的な状況でも最後まで絶対にあきらめない男たち

❏総評

原作者は「稲垣理一郎(原案)、村田雄介(作画)」。

ネタバレしない程度にあらすじ

部員2人で部活動すらままならない弱小の泥門高校アメフト部
「泥門デビルバッツ」が、主将のヒル魔(蛭魔)があらゆる手段を使って
仲間を集めながら共に成長し、ライバル校の猛者達と切磋琢磨
しながら、クリスマスボウル(※)出場を夢みて努力奮闘するという、
スポコンアニメの王道とも言える作品。

(※クリスマスボウルとは高校野球で言う甲子園決勝戦のこと。)


作者も公言しているが「リアル40%、ファンタジー60%」の作品なので
いわゆる少年漫画向けの一般的なスポコン漫画同様、演出は
かなりオーバーではある。反面、アメリカン・フットボールを全く
知らない人が見てもわかりやすく、アメフトがいかに面白いスポーツか
視聴者に感じさせるよう色々工夫されているように感じた。


❏アメフトアニメとしての見所

アメフトは他の一般的な球技と異なり、ポジションそれぞれに求められる仕事が
かなり限られているので、ジェネラリストだけでではなく「○○しかできないけど
他はからきしダメ」といったスペシャリストの活躍が許される唯一のスポーツ
と言っても過言ではない。

だから主将のヒル魔は、

小さい頃からいじめられっ子で不良にパシられてきた「逃げ足」だけが取り柄の
主人公のセナをスカウトしたり、野球部で2軍にも入れないが「ボールのキャッチ」
だけは誰にも負けないモン太をスカウトしたりして、他のスポーツでは活躍が難しく
埋もれてしまうような凡人達の個性、「アメフトの世界では光り輝く個性」を見極め、
スペシャリストの集団を作っていく。

しかし当然、1つだけできるより2つも3つももしくは何でもできる選手の方が
選手としては使いやすいのも確かである、しかしそのようなプレーヤーは
皆アメフトの名門高校でプレイしており、泥門高校には居ない。だからヒル魔は
そんな個性的なメンバーを自らの頭脳をフル活用して、効果的な場面で
効果的に使っていくことで本来勝てないような格上の相手にも勝つための
活路を見出してゆく。

アメフトは体力だけの戦いではなく、将棋のようにプレイヤーを駒として
どのようにプレイさせるかで戦局が変わっていく頭脳スポーツなのである。

これらの選手スカウティングから選手へのコーチング、さらに選手本人の
がんばりによる成長までの過程と、ヒル魔の試合中、試合前の頭脳戦/心理戦が
このアメフトアニメの最大の見所である。


❏原作>アニメ

途中、原作の連載に追いついてしまった際のオリジナルストーリーは
盛り下がるものの、原作に沿った方のストーリーラインは原作と遜色ない
レベルですごく面白くできている。

オリジナルストーリーは「ながら見」「1.5倍速」で見ればOK。

アニメの方はストーリーライン上かなり盛り上がってる所で
打ち切りになってしまったので、その後の話は原作で必ず読もう。
というか、読まずにはいられないはず。

主役の1人「ヒル魔」の声優がロンブー敦なのだが、かなりのハマリ役だった。
賛否両論あるが、個人的にはかなりキャラにマッチしていたと思う。
彼はプロの声優ではないので、最初ちょっと下手っぴーだったが、
徐々に良くなっていき途中からは声優として違和感を感じなくなっていった。

あとチアリーダーの「瀧鈴音」役の声優さんが素敵だったので、調べてみたら
なんと「しょこたん」だったw 全然気付かなかった…


❏蛭魔妖一という男

当作品の表の主人公を「小早川瀬那」とすれば
裏の主人公は「蛭魔妖一」である。

「小早川瀬那」はこのチームが勝つためのキーマンの一人であることは事実だが、
選手層も薄く、初心者ばかりのチームを勝利に導いていく大役を担っているのは
圧倒的にヒル魔の方なのである。

上にも記載した通りアメフトは同じプレイヤーで戦っても、戦術次第で強くもなれば
弱くもなる要素がとても強いスポーツなので、心理戦、頭脳戦を介して戦況に応じて
戦術を臨機応変に組み立てられるヒル魔こそが最大のキーマンなのである。

週間少年ジャンプの作品なので、セナが主人公だが、
青年誌向けの連載だったら、ヒル魔を主人公にする設定でもいいぐらいである。

大人(特に社会人)が見る場合は、ヒル魔の勝利への執念と行動力、
どんなに絶望的な状況でも心折れずに最後まで勝利までの道筋を
冷静に考え続ける姿勢に考えさせられる場面もあるのではないだろうか。


❏最後に

最後まで絶対にあきらめない熱い心
狡猾な心理戦、頭脳戦

色々な要素が楽しめるスポコンアニメの良作!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

麦チョコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【 アイシールド21 】

どんな人間にも、必ずひとつ素晴らしい才能がある。
例えば、俺は「軟派」だ。( 意味不明@それは才能とは言わない。 )

このアニメは、俺の3大ジャンル、恋愛、スポーツ、
ロボットのスポーツ部門の頂点に君臨するアニメなのだ。

つまり、心情的には「神のみぞ知るセカイ」と、
ほぼ、同格に位置しているという事だろう。

マジに、このアニメを観て熱くなれなかったら、
大事な何かを失っているかもしれないよ。

俺もクリスマスボウル行ってみてぇ~!

俺は何でもいいと思うんだ、好きな事を精一杯やってたらね。
或は、それが出来るという事は幸せという事ではないだろうか。
普通の人は、そういうものを見つける事に苦しんでいる。

一生懸命な奴を斜めから見て、批判だけは人一倍するが、
実際は何もできない奴は多い。
そんな生き方、淋しいとは思わないか?

俺は、中学生の頃は陸上部、高校生の頃はヨット部だったが、
このアニメを観て、アメフトをやれていたら良かったのにぃ~!
と、強く感じた。

同じレビューをブログで公開中
http://perfectnet1004.blog.fc2.com/

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

ねこひげ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

あまり・・・・

私はこの作品が大好きであり、作画担当の村田雄介さんの大ファンです。
それだけにこのアニメには少しがっかりしてしまいました
というのも私はこの作品は原作も全巻持ち、村田作品もいろいろ読んできたつもりです。
彼は色々な所でも言われているように画力が高く魅力的な絵を描く人です。
アイシールド21も週刊でしかも一度も休載をしたことがないとは思えないほどのクオリティで話も面白く作画もかなりのものでした。
ですがこのアニメは映像の使いまわし、原作より作画や演出が圧倒的に劣る、見ていて不快なものでした。
コレは個人的になのですが声もあっていない、アニメなのに疾走感もなくキャラの魅力も出せていない感じでした。
このアニメを先に見てつまらない、絵が気にいらないと思ってしまう人もいるかもしれないと思うと何とも嫌な気持ちです。
この作品は間違いなく漫画で見たほうがいい作品です。
完全に別物です

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

59.8 11 スポーツで笑いなアニメランキング11位
そふてにっ(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (436)
1986人が棚に入れました
マイペースな白玉中学校女子ソフトテニス部だけど、目指すは全国大会制覇!?恋とかライバルとか熱血とか妄想とか満載で贈る、お気楽軟式庭球少女たちによる青春コメディー!

声優・キャラクター
伊藤かな恵、喜多村英梨、伊藤静、明坂聡美、矢作紗友里、松本忍、沢城みゆき

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アニメタイトルの小さな「つ」がこの作品を象徴している。

このアニメは、中学ソフトテニス部の女の子5人の明るく楽しい部活動を描いた作品ではありません。
女子中学生の差し障りのあるエロスを堪能するアニメです。

テニス風味のコメディーが、突拍子もなくエロ弾け飛ぷ。
その思いっきりの良さに笑いを通り越してむしろ感心です。

当然ストーリーはあってなきがごとし。
そして、次第に非日常の空間へ。
どうしてこうなるこのアニメ。
ついてくるなと言わんばかりです。

スポーツとしてのテニスを冒涜しているような気が・・・。
おちゃらけエロコメディーと思えば、腹も立つまい。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 29

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ソフトテニスって日本発祥だったんですね!っていうかストーリーがこんなんだとネタバレの心配がない(^^!

原作は既読で視聴しました

この作品
タイトルの「そふてにっ」から分かるように
ソフトテニスを題材としたギャグ漫画原作です

しかし
ストーリーには
なんの脈絡もありません

行き当たりばったりといいますか

一応
練習やら試合やらをやっているのですが
私の中で
それらがまともに「完結」した記憶が一度もないのです

なにが本筋のテーマなのか最後まで分かりませんでした
といいますか
原作を読んでる今現在も
着地点がはっきり分かりません


でも

ちょっとしたところや
正直
どうでもいいようなところに
と~っても
こだわりを感じました


例えば

なにげに女の子がカワイイです

メインの5人(後半は6人)の女の子がみんな個性的ですごくカワイイんです
とくに
主人公のあすなちゃんは見た目もかわいいし
ちょっとHぃ妄想癖があるところなんかもかわいいんです
ほかのメインの女の子達も
みんな
ひと癖もふた癖もあるのにかわいい子ぞろいです


なにげにテーマソングがいい曲です

オープニングはノリノリの「青春」って感じで
エンディングは爽やか系の「青春」って感じです

とくに
エンディングは
あすなちゃん役の伊藤かな恵さんが歌う
「つまさきだち」がグッときました
なんかストーリーはハチャメチャなのに歌が「青春」っぽいのって
もったいなくね?って感じでした


なにげに「ソフテニ」です

ストーリーがハチャメチャなのに
ソフトテニスの説明がやたらと詳しかったり
ちょっとしたプレーのシーンがやたらと本格的だったり

このシーンの続き
もう少し引っ張ってほしかった~
ってところが
いっぱいありました


なにげに「北海道」です

この作品
舞台は北海道なんですね
あすなちゃんちが牧場だったり
テニスコートのすぐ横が牧場だったり
牛さんや
ヒグマさんや
オオサンショウウオさんが出てきたり
って
オオサンショウウオって
北海道にいたかな?


なにげに登場人物が多いです

一応
他校との試合やら
他校との合同合宿やらのお話もあるので
多いのはわかるのですが
話が進むにつれ
芋づる式のように登場人物がふえていきます

原作を読んでたら
これ
このまま増え続けたら永久に終わらないんじゃね?

って余計な心配するくらい登場人物が多いです


なにげに「問題映像」が入っています

Hぃシーンが多く
危ない部分は熊さんや牛さんなどの
"動物マーク"で隠されているのですが(ちなみにDVDは隠されていません)

問題なのは
第3話の9分50秒当たりから1分間ほど
「諸事情により、内容を一部変更して放送しております」
というテロップがでて
謎の映像が流れます

これ
テレビ放送だけみたいですが・・・

まあ
"こだわり"という表現はふさわしくないですね
(これはHぃシーンではありません)


何度もいいますが
ストーリーがあまりにも吹っ飛んでいるのですが
それ以外のところがやたらと気になる作品です


もし2期もやるんだったら見てみたいですね

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

そふとな作品

ストーリーはほぼ皆無です
明日菜を中心にソフトテニス部のメンバーと
その仲間たちががバカやってるだけです
まぁけっこう好きなんですが

最終回は一体何だったのだろう
いつも通りやってほしかったです

EDの「つまさきだち」は何気に良い曲
かな恵さんの歌声は癒されますな

登場人物は基本皆、おばか又はあほ
こうなると作品の雰囲気も自ずと決まってきますねw
明日菜の変態っぷりはお見事
疲れずに観れて良かったと思います

大丈夫だとは思いますが熱いテニスは期待しないでください
熱いを阿呆いに変換させてください
阿呆いとは阿呆の形容詞です今作りました

それとどうでもいいですが
明日菜がとらぶるのモモに少し似てました
髪型とピンクと変態というところです
まぁモモ様にはかわいさという点で遠く及びませぬが(ノ´∀`*)エヘ

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

69.6 12 スポーツで笑いなアニメランキング12位
競女!!!!!!!!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (433)
1940人が棚に入れました
水着姿の美少女たちによるエキサイティングな水上の闘い「競女」!
ルールはシンプル。「ランド」と呼ばれる水上に浮かぶステージの上で、尻や胸を駆使して戦い、最後まで立っていた選手が勝者だ。
鍛え上げた肉体から繰り出される、胸と尻の超絶技! 熱き魂がこもった、荒ぶる尻、激しい胸のぶつかり合いに人々は魅了され、その勝者は富と名声が思いのまま!
そんな競女のトップ選手を目指し、選ばれた美少女アスリートたちが集う、瀬戸内競女養成学校。神無のぞみをはじめとした生徒たちは、みんな各自の得意分野を活かしつつ、自らの尻と胸を磨いてゆく。
競女に青春を捧げる熱き乙女たちの、汗と友情の物語がいま始まる!

声優・キャラクター
Lynn、M・A・O、本渡楓、大西沙織、前田玲奈、山村響、高橋李依
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

熱さと馬鹿馬鹿しさが萌えを超える時、裸もまたギャグになる!

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
「馬鹿になれ とことん馬鹿になれ 恥をかけ とことん恥をかけ かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる 本当の自分が見えてくる 本当の自分も笑ってた そのくらい馬鹿になれ」「尻が一番 尻があれば何でもできる」「いくぞー! 1、2、3、ダー!」

ん? 一部違うぞ? まあでも、そんなアニメです(笑)

内容は、バカ要素もありつつ、スポ根もありつつ。バカを真剣にやってる感じが好印象でした♪ アニメ玄人?にオススメしたいアニメですね(オンリーワンなので)!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
内容は、バカ要素もありつつ、スポ根もありつつ。バカを真剣にやってる感じが好印象。「競女」という謎のおバカ種目を「公営ギャンブル」にしたのは、面白いというより、上手い設定だと思う。バカなことをやっているのに、なぜか説得力が出てくる。少女達が厳しい練習に耐える理由がシンプルに「お金」ってのも分かりやすい。

てかこの競技、実際に競技化したらリアルに人気でるかもね(笑) おじさん達は喜びそうだw

何気に、各キャラクターごとにオリジナリティーある「ケツ技」があって、バトルものとしても面白い。まあ、各必殺技には無理矢理感あるのもあるけど、それに突っ込むのは無粋ってもんでしょう。

一番笑ったのは8話の次回予告w 「構えが変わった!? 乳首が立ってる!!{」って、どんな次回予告だよ(笑) 久々にアニメで声だして笑ったわwww

9話、馬鹿馬鹿しさがひとつの壁を越えた(笑)

11話、もう何があっても驚かない(笑)

12話、よくもまあ、色々考えるもんだな(笑)

感想➡他の方もレビューで書かれていますが、多分このアニメ、ここで終わるのがちょうど良いです。プロ編とか、2期やる余地はいくらでもあるけど、これ以上やっても、1期を超えられる気はしないかな。馬鹿馬鹿しさのMAXは通りすぎ、これ以上やってもマンネリ化するというか、強さのインフレがおきて、いったい誰が強いのか分からなくなってくる気がする(晩年のBLEACHのような状態)。

まあ、面白いアニメでした! 好評価です!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 42
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まじめでおばかなスポ根アニメ…視聴者に強烈なインパクトを残した作品

1話…これって面白そう
{netabare}競女、尻で戦う、それはつまり…水着アイドルお尻でドンをスポーツにしたもの。その発想はなかった。
フワッと1話を見たら…けっこうなスポ根かもしれませんね。狙いすぎかと思ったら、意外とキャラも描写もしっかりしている感じです。はまりそうな予感が{/netabare}

2話…基礎練習は大事
{netabare}で、尻八の字?競女スクワット?競女タイヤ転がし?…と思ったら普通の筋トレもあるし。座学もあるのね。尻学に胸学…。
ヒップトス、こちらの青葉ちゃんは大人しいのかと思ったら普通にしゃべるではないか。
そして真空烈尻ですと?なんだそりゃ?
もう、笑ってしまうくらいアホっぽい。でも癖になりそう。{/netabare}

3話…大リーグ養成…じゃない養成ギプス
{netabare}のぞみが発した強烈な技は真空跳び膝蹴り…じゃない、真空烈尻というらしい。超絶な技らしく、選手生命さえ奪いかねない危険な技でもある。のぞみは強くなりたい一心で(賞金女王に)覚悟を決め、元セイレーンの用意した養成ギプスをつける。
一方、さやかも強さを極めようと尻ガトリングを特訓。上位クラス生徒達の混じった対決に挑む。

お馬鹿な設定と展開を真面目にスポ根させているところがスゴい。本当に飽きないわ…{/netabare}

4話…食い込みさせるだけで覚醒
{netabare}りんりん対さやか、スピード対尻は白熱。尻ガトリング対決は互角、なのに追い詰められるさやか。りんりんの特殊能力は肺活量の凄さ。耐えてラスト30秒で放った「アクセラレーション」、さすがに決まった。
次にのんが登場。何と何と!!柔らかすぎる尻でゴツいエリートに勝利。風音は尻さわっただけで相手が何をするか分かる能力持ち。が、相手が悪すぎた、学園一だもの…。そしてのぞみが出てきて次週へ。

相変わらスゴい。技がスゴいし、なんてったって、胸催眠…。今回も笑わせていただきました。{/netabare}

5話…ケルベロスが追ってくるよ~
{netabare}のぞみと対するエリートは親も姉も競女選手というサラブレッドの琴音。この子、実は腐女子。対戦前なのにBLのCDを聞いて、雲の形だけで想像できちゃう本物。
いざ戦って見ると琴音は尻を向けたまま。なんと、尻がフルオートで追ってくる技名「ケルベロス」の持ち主。追い込まれるのぞみだが、そこは身体能力の良さで避けきる。本気を出した琴音にのぞみはついに真空烈尻を解き放つ。ケルベロスと真空烈尻のぶつかり合いはのぞみの勝ち。

一人だけ負けた青葉がガッカリしているなか、309号室全員がエリートクラスへ編成替え。そりゃそうだ、ゴッドハンドの持ち主がくすぶっていてはいけない。

しかしまぁ…ケルベロスときたか。フルオートで尻が接近するって恐ろしいわ。あと、BLのシーン、中の人が無駄に豪華な気がしたんだが…{/netabare}

6話…プロとの差は尻の皮10枚ほど違う
{netabare}309は全員がエリートクラスへ。待ち受けていたのは合宿。なんか修学旅行っぽくなったが、さやかが可愛い。309はみんな仲間だ、それがさやかにはとても新鮮で、嬉しい出来事だったようだ。
さて、合宿は厳しくなるとのこと。待っていたのは京都のプロ。プロから直接指導を受けることになる。のぞみは自らの力を試そうとA級プロの白雪京子に挑むが力の差は歴然で…という内容。

まともな王道スポ根内容だし、ギャグも無いんだが、何故か毎回2、3回は吹き出してしまいます。「尻カンチョー」って…ビール吹き出した。{/netabare}

7話…コツだよ、コツ
{netabare}合宿が始まり、それぞれのところで練習に励む教習生たち。のぞみは白雪の強さがどこから来ているのかを観察するが、それを体験してみてその凄さが改めて分かった。白雪ものぞみの可能性を感じていて、のぞみ専用の特別メニューを用意していた。それは…尻力で蕪を抜き取るというもの。苦戦するのぞみだが、最後にはコツを掴み抜き取ることに成功する。

裸になったり、描写がエロかったりするんですが、相変わらずエロさを感じません。もう展開とキャラの面白さでエロさが無くなるんですよね。改めてとんでもないアニメです。{/netabare}

8話…「認めんぞ!こんな世界!」
{netabare}さやかパパから名言出ました!分かります、認められません、こんなニヤニヤ&爆笑してしまうアニメは!(いい意味で)

合宿最終日に模擬レースが組まれ、のぞみの相手は何故かのぞみに恨みを表す月下うさぎ。小さいのを最大限に生かす戦術にのぞみは苦戦。しかし、カブ特訓を経たのぞみはワンランクも力がアップ。新たに身に付けた技を繰り出し勝利。にしても、ラビットなんとか、メテオなんとか、相変わらずネーミングセンスが昭和を感じます。

合宿から1か月後、東西戦が行われることに。西は東に完敗が続いているという、一時期の美浦と栗東の関係(分かる人は分かる)になっており、瀬戸内養成所を廃止せよと東の先生が言う始末。それに反応したのぞみが怒り言い返す。東西の生徒が一触即発に。東西対抗戦はメンツをかけた戦いへと進むことに。そして始まる…さやかのおっ○い丸出しの攻撃とともに!(なんじゃそりゃ!しかも「乳首が立ってる」って井口に言わすか‼)

もう…バカバカしいったりゃありゃしない(いい意味で)。そりゃさやかの父親が認めんぞと言いたくもなるよ(笑)。{/netabare}

9話…その発想はなかった!
{netabare}フリフラと動揺…同様、感じるアニメです(いろんな意味で)。考えるより、見て感じる、笑うもよし、感動するもよし(するのか?)。とにかくすげぇぇと言いたくなった9話でした。

美桜、藤崎、さやか(もう一人モブ)たちのチームが出陣。相手チームも曲者揃い。いつの間にかチームとして機能している瀬戸内(ほんと、いつのまにだよ)、それでも苦戦。藤崎のケルベロスは効かない。さやかもピンチ。そこでさやかはとうとう柔道技を繰り出す。手が使えないのに何をやらかすかと思ったら、「乳首一本背負い」な、なに~‼なんじゃそりゃ…爆笑と呆れ、驚愕。作った人、天才過ぎる…。
美桜は楽勝、さやかも残り、瀬戸内の勝利。そしてさやかパパも魅了され(パパまでこの世界に引き込まれたか)、さやかの行く先を認めて次回へ。

もうね、なにも言うまい。本当にすげぇよこのアニメ。番組終わったあと、話題のキーワードに軒並み競女の言葉並んでましたし。乳首一本背負いが5位に入っていたの見て吹き出しましたが…。{/netabare}

10話…なんでもアリじゃ
{netabare}第2戦、駿河は一人一人紹介なのに、瀬戸内は登場のアナウンスすらなし(さすがにひでぇ…)。風音、のん、金剛尻、ウサギちゃんのチームはバラバラ戦うが、個々の能力は駿河が圧倒。追い詰められる瀬戸内。しかし、これは事前に決めておいた作戦、バラバラにしておいてバランスを崩して相手を落とす。二人が落水。
それでも残った二人は強者で、金剛尻がやられ、ウサギは道連れで落水。残る一人に風音とのんが頑張るけど、なんと相手は「パイ·パイル·パイパー」なる技を繰り出す。風音はゴッドハンドがパワーアップ。瀬戸内選手、コーチの技をコピーしていた。のんが作ってくれた隙をついて、瀬戸内の総力をあげて挑む風音。同時着水かと思ったら、なんと、パイパーが効いていてわずかに風音が早く落水…

それにしても、毎度毎度凄い技が繰り出されて驚かされる。笑いを堪えるのも必死です。ただ、対抗戦になってから尻より胸にスゴワザが集まっている気がするんだが…{/netabare}

11話…最終決戦もとんでも技のオンパレード
{netabare}1勝1敗で迎えた最終戦。駿河にはクルーゼ面をつけたやつや巨人やいて大変…さらにナンバー2の坂城真夜がいた。一方、瀬戸内はのぞみ、鈴、花火、小刀の4人。真夜とのぞみは互いに意識して一騎打ち。望みの先制パンチ(尻)を簡単に受け止める真夜。何度打っても響かない真夜の謎をのぞみは尻に顔をうずめる真夜いわく「変態!」で理解してしまう(このアニメに変態という言葉が飛び出すとは思わなかった)。気功が関係しているらしい。これで真夜は周りから孤立していたところをコーチに見出されたらしい。
一方、花火と鈴は緑髪と変態仮面マジシャンもどきに苦戦。特に仮面は謎のフラッシュ技を繰り出し、追い込まれる。スピードスターの鈴でも追いつけない。そこを鈴が技の欠点を見抜いて追い込むが、なんと、合体技(二人羽織水着バージョン)で逆に追い込まれる。そこに助太刀したのがモブかと思っていた小刀沙弥。なんと、乳抜刀という強力な技を繰り出し、変態仮面を倒してしまう(最後に来てこんなキャラを登場させるとは)。鈴と花火も緑を飛ばして瀬戸内は優位に立つ。
のぞみと真夜の対決は続き、意地の張り合い。真空烈尻を何度も繰り出すが、未完成らしく倒せない。しかし、真夜が力を使い果たそうとなった瞬間、真夜からもう一人の人格が現れて…で最終回へ

真夜がナンバー2の意味はもう一人の人格がナンバー1なのだからだろう。たぶん、のぞみ以外はあっという間に吹っ飛ばされちゃうんだろうな。
しかしまぁ…真空烈尻が普通の技に見えるほど、頭が麻痺してしまっている。本当におかしいよこのアニメ(悪い意味ではない)。もう最終回か…残念な気がしてしょうがない。{/netabare}

12話(最終回)…私たちの戦いはこれからだ!
{netabare}マヤから出てきたのはもう一人の人格「カヤ」。やはり駿河のナンバー1だった。その強さはデタラメ。味方であるはずの巨人を一撃で追い払い、4対1になってもことごとく瀬戸内メンバーの技を跳ね返し、小刀が落とされ、ピンチに。花火はのぞみに後を託すため乳秘孔で乳魂(もうよく分からん)。覚醒するのぞみ。カヤの技を受けきり、跳ね返す。のぞみはマヤと戦いたいと言い放ち、マヤがそれに答えて再び登場。そして最後の激突。のぞみが繰り出す全身全力真空烈尻は天翔龍閃のごとく二段抜刀術…みたいな感じ。マヤを落水させ、瀬戸内勝利!
戦いの後はノーサイド。全力で戦った者たちにしか味わえないさわやかなもの。そして、養成学校を卒業。生徒たちは次のステージでエンド!

見事なほどのスポ根の終わり方。なにも嫌な感じを残さず、次の戦いが待っている!感を出すエンドでした。作画が大変なことになっているとのことでしたが、最後、水着が破れたり直っていたりが交互に繰り返されていたので、なるほどという感じです。円盤では修正すると思いますが。

終わっちゃった…まじめでおばかなこの作品が大好きでした。{/netabare}

放送コードを意識しているのかどうか分からないが、ぎりぎりなような、大丈夫なような。でも、ちっともエロくないのは内容が内容だったからだと思います。何があっても真剣に技出してしまうから、逆におかしくって。特に後半のめちゃくちゃな技のオンパレードには笑いが止まらなかったです。よくまぁこれだけのものを作ったと拍手送ります。

キャラデザインは自分の好みだったから、みんな可愛く、この秋一番だと感じました。真剣な場面のBGMもかっこよかったのですが、そこで繰り出される技で笑ってしまうという、なんか残念な感じもしますが、まじめに作っているんだからよしです。それにしても、アフレコとか、中の人たち、どんな感じだったんだろう。面白すぎて笑いが止まらなかったのではないかと。

1巻円盤の売り上げが爆死だったとの話。二期はないだろうな…というより、養成学校の戦いでこれだから、プロの話になったらもはや人類の戦いではなくなってしまうか{笑}

見た人を笑顔にする{?}インパクトのあるアニメでした。ただ、内容はいたって普通のスポ根もの。軽く笑えるものを見たいなと思う人にお勧めできます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 37
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

色んなものを混ぜるとこんなアニメができるんですね。目から鱗です。

人類の英知を結集したスポコンものアニメ。
ただし、そのべクトルは明後日の方向。
エロを超越した描写はもう芸術といっていいでしょう。

原型は尻相撲。
競馬的な興行をとりつつ。
女性がプール上で臀部と胸部をぶつけあう。

しかし、このアニメ、それだけはありません。
各自が持つ技が究極シュール。
技名は活字にするのがはばかられほど生々しい。
でも、あえてここは私の大好きな宮田ちゃんの技をば。
{netabare}乳首一本背負い!!!!!!!!{/netabare}
あの衝撃的な場面が今でも脳裏に浮かびます。

ボロがでるので、この辺でやめときましょう。
あーあ、くだらなかった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 33

72.2 13 スポーツで笑いなアニメランキング13位
茄子 アンダルシアの夏(アニメ映画)

2003年7月26日
★★★★☆ 3.9 (190)
943人が棚に入れました
『茄子 アンダルシアの夏』(なす アンダルシアのなつ)とは黒田硫黄の漫画『茄子』の短編『アンダルシアの夏』を原作として2003年に公開された上映時間47分のアニメーション映画。
【ストーリー】スペインの自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャを舞台に主人公ペペ・ベネンヘリが解雇の危機に直面しながらなおかつ、かつての恋人と兄の結婚という複雑な思いの中にあってもプロ自転車選手として「仕事」に取り組むさまを描く。

声優・キャラクター
大泉洋、小池栄子、平野稔、岡田吉弘、平田広明、坂口芳貞、羽鳥慎一、市川雅敏、筧利夫
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アンダルシアの猫

アニメーション制作:マッドハウス、
監督・脚本・作画監督:高坂希太郎、
演出:前田敦史、音楽:本多俊之、
原作:黒田硫黄(『茄子』)

『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』で
作画監督を務めた高坂希太郎の初監督作品。
制作はマッドハウスだが、
原作漫画『茄子』の大ファンだった宮崎駿が
高坂監督に作品を薦めた経緯があるなど、
スタジオジブリに縁のある作品といえる。
高坂監督は、浦沢直樹作品とも縁が深く、
『YAWARA』や『MASTERキートン』のアニメ化では、
作画の中心的なポジションで活躍し、
『MONSTER』では浦沢直樹からの指名で
キャラクター原案を手掛けた。
ちなみに最近では『若女将は小学生』の監督も務める。

個人的には2003年の公開時から
作品を知っていて、何となく気にはなっていた。
dアニメストアでの配信が今月いっぱいで
終わることを知って、17年越しの視聴となった。

スペインで毎年9月に行われるブエルタ・ア・エスパーニャ。
ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアと併せて
グランツールと呼ばれている、
サイクルロードレース最大のイベントのひとつだ。
私はサイクルロードレースに関して全くの無知だが、
この作品を観て、レース描写に圧倒的なリアリティを感じた。
おそらくそれは、原作者はもちろん、
高坂監督自身がアニメ業界屈指のサイクリストとして
知られることも大きな要因だろう。

レースの駆け引き、チームとしての戦い、
横風が吹いたときの対応、
ヘルメットをかぶるタイミング、
水分補給の仕種、スプリント時の描写など、
真に迫ったものが感じられる。
これは「本物」が持つ何かという感じがする。

サイクルロードレースの繊細な描写とともに
焦点が当たるのが、主人公・ペペと
兄のアンヘル、元恋人カルメンとの関係、
忘れたい故郷のスペイン南部・アンダルシアだ。

アンダルシアはスペイン南海岸を含む自治州で、
観光地として人気のある場所。
ある意味、バルセロナに次ぐ知名度を誇り、
闘牛やフラメンコは、この南部で盛んに行われる。
照り付ける陽光から一瞬だけ隠してくれる
闘牛の看板や結婚式でのフラメンコなどで
その一端を感じられる。
実際に行ったことはないので、偉そうなことは言えないが、
この地方のグラナダにあるイスラム建築の至宝・
アルハンブラ宮殿には一度は訪れてみたい。
まさに芸術品と呼ぶにふさわしい建造物だと思う。

しかし作品内には、そんな観光地は登場しない。
痩せた土地と鋭い陽光が照り付ける田舎町。
{netabare}ペペが生まれ育ち、自転車と女性を兄と取り合い、
兵役が運命を分けた苦い思い出の残る故郷。
レース当日は、兄と元恋人の結婚式が行われる。{/netabare}
ペペにとっては、レースで通り過ぎる場所に過ぎない。
名物の茄子のアサディジョ漬けも
最近は口にしていない。
(実際には茄子のアサディジョ漬けは
アンダルシアの名物ではなく、少し北にある
カスティーリャ=ラ・マンチャ州の名物のようだ)
そんな背景を思い出しつつ、
ペペはスポンサーの意向を汲みながら
チームとしての勝利を目指し、レースに挑むのだった。

キャラの背景や人物描写がしっかりしているため、
物語にすんなりと入っていける。
あくまでも中心はサイクルロードレースだが、
そこに主人公や周囲のやり取りが
小気味よく挟まれ、観ていて飽きない。
動きや心情表現は、ジブリからの影響を感じさせる。

何かを赦したり、マイナスの感情を
乗り越えたりするのは難しいものだ。
ひとつの出来事が単純に作用するとは限らず、
重層的に心に染み入っていき、
徐々に和らいでいくことが多いのではないだろうか。
それは時間の経過や劇的な環境の変化、
偶然が重なることもあるだろう。
ひと言では表現できないようなものが
ゆっくりと、しかし確実にもたらす状況。
この作品は、46分間という限られた時間のなかで
心の動きを上手く表現している。
ある1日の出来事に過ぎないが、
さまざまな感情が入り込んでくる。

人々の熱狂とアンダルシアの陽光のなか。
男の故郷への想いと未来の希望が溶けていく。
(2020年6月20日初投稿)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 45

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

無駄のない仕上がり

なんだか作品名からして、自転車ロードレースものだとは思わなかった。

本作は非常にカラッとした出来栄えになっております。砂漠のような大地の中央に道があり、スタートからゴールまでを単純に映した尺構成。尺だけではなく、セリフ、映像なども、無駄なモノを一切省いたご様子。これでけを見ると精巧、でもなんだか薄いと感じたら、それは昨今のお楽しみ要素に慣れ親しんだ習慣かもしれません。このコンパクトさは成功だと感じる。

まぁ単純にスタートからゴールまでの流れなんすけど、最初はどんなアニメを見ても、ここら辺がすごいな、とか思うわけで、本作においては主にレースにおける無線のやり取りや、水分補給などの観てる側ではなく、走ってる側の模様の描写が面白かった。照り付ける太陽の中の息づかいや、心拍数まで自転車に表示されているし、風やコーナーに対してチームでカバーし合いながら盾役になったりする描写だけで魅せてくる。セリフ数はほんと少ない。だからその一つが際立つ。作画にしても背景が砂漠+空だけで、こういう単純さが背景に目を配る必要がなく、焦点に集中できる。

レースものの弱点として、勝つと分かっているところをどう魅せるかが宿命で、本作において序盤チームの別の選手を勝たせるための役回りだった主人公。そこからどうのこうのなって、主人公の地元のレースだからとか、でも地元が嫌いだからとか、でも今日は特別な日だからとかを、サッと脳裏をよぎるように映像を割り込ませる。競馬で言えばセイウンスカイのようにガンガン逃げまくる、追ってくる猛者ども、というのが大体のところでしょうか。

本作で感動したのは上にも含まれますが、主人公がどのような思いで走っているかを、ほんと遠回しで映している点。本人は逃げレースの中ひたすら前だけを進んでいる。セリフが極端に少ない。その間地元仲間で応援してる者たちがあれこれと主人公の話をしたりしてるけど、彼はいたって孤独。もろもろの絵で心情を表現するモンタージュをはじめ、その孤独の中の彼の心境変化から勝利に至るまでの、これまた無駄を省いた演出の技は本作ならではでしょう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 39

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アンダルシアの熱い夏

冒頭シーンに登場する「茄子のアサディジョ漬け」
これ、最初聞いたときはてっきり
「茄子の浅塩漬け」って言ったように聞こえた。
で、調べたところ、アンダルシアにはこのような漬物、実際にはないらしい。

物語の舞台はスペインのアンダルシア。
スペインの自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャを中心に、
主人公 ペペのかつての恋人と自分の兄が結婚することへの複雑な想いや、
ロードレーサーとしてのプロの世界を描いている。

ロードレースには詳しくないのだけれど、
アンダルシアの風景や、主人公 ぺぺの明るくて面白いキャラをはじめ、
人情豊かな登場人物たちのおかげでけっこう楽しめた。

声の出演は、主要な役柄に俳優やタレント、
実際のアナウンサーや元ロードレーサーなど起用されているせいか、
賛否あるようだが、個人的には、アナウンサーを起用したのは正解だったかなと。
実写映画を観ているような感覚で、特に実況中継のシーンがすごくリアルだったし、
終盤のゴールのシーンはいつ見ても手に汗握ってしまう。

ちなみに、EDの「自転車ショー」という歌は
ご自身も自転車が趣味だったという忌野清志郎氏が歌っています。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 39

68.0 14 スポーツで笑いなアニメランキング14位
セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん(TVアニメ動画)

1998年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (136)
708人が棚に入れました
『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』(セクシーコマンドーがいでん すごいよ マサルさん)は、うすた京介による漫画。アニメ版は、漫画の連載終了後の1998年1月6日から1998年4月3日まで、『ワンダフル』内の10分枠で放送。
とある高校を舞台に、不良の先輩をもあっさりと倒すという究極の格闘技"セクシーコマンドー"をめぐっての珍騒動を描く、抱腹絶倒のギャグ・アニメである。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

今日は何の日~♪

かなり真面目な本格派のバトルアニメ。謎の物体を持ち、宇宙からやってきた異星人と、その物体を偶然に拾った地球人の心温まる交流。そして知らされる、地球の危機。主人公のマサルは、一子相伝により伝えられる秘技、「セクシーコマンドー」を用いて、未知なる敵と戦うが……。

はい、全部ウソですm(._.)m いや、今日は4月1日なんで、ちょっとウソをつきたくなりましたw

本当は、ジャンプ史上最高のギャグマンガだと思ってます(「レベルE」と悩むけど、笑いの数では本作かなと)。個人的にはLEGEND級です。

笑いのジャンルとしては、「シュール」「パロディー」「ブラックジョーク」といったところ。

シュールな笑い、というのはこういうことなんだと思いさらされます。

好きな話(原作込み)ベスト3は、

1位
{netabare}
マチャ彦が原付の免許をとる話。「目を開け、後ろを振り返ると、どうやら3人ほどひいていたらしく、逆に笑えました」の流れは、何度読んでも爆笑でしたw ブラックジョークが好きなら、この回は神回です♪
{/netabare}

2位
{netabare}
フーミンが、自分の特技をツッコミだと言われて落ち込む話。最後の最後まで溜めて溜めて溜めて爆発させた、「な、ん、で、だー!」という心の叫び。そして爽やかな笑顔。アイデンティティーの確立w まさに感動巨編です(笑)
{/netabare}

3位
{netabare}
クリスマスの話。モエモエの可愛いクリスマストークから、マサルの話への落差w 「ドサリ。グチャリ。街は血に染まり…」(笑)
{/netabare}

それ以外にも、本当に秀逸な話が多い♪

アニメは当時、「ワンダフル」という深夜のエロ番組内で放送され、(小学生だった私は)目覚ましをかけ、親に隠れて観ていました(当然、ワンダフル込みでw)

アニメでの原作再現度は意外に高く、あの独特の間やシュールさも良く表現されていました(まあ、絵がどうでも良い作品だから作画が楽というのもあるでしょうが)。OPの「ロマンス」はPENICILLINの代表曲で、今でもたまに聴きます。時代を反映したバリバリのヴィジュアル系の曲で、カラオケでは酔っぱらわないと絶対に歌えない(キーが高すぎて外すから、ギャグぐらいで歌わないと)w

とはいえ、個人的にはやっぱり原作をオススメしたいです。クソ面白いよ。マジで。若い年代にオススメしたい、「後世に残っていない名作」と言えます♪ (実際、今の中高生はほとんど知らないみたいです。勿体ない!)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24

CC さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

外伝!?・・・本伝は??

なんてツッコミは野暮だぜ☆

【ご注意】
これから始まるアニメーションはやけに良心ぶった方、くそまじめ野郎、いいこぶりっこは見る必要なし!!
あと、批判は断る!!

こんな冒頭から始まる作品です。女ナレーションは、大音量でお楽しみください。っと言っているので大音量で楽しんでくださいね。

【物語】
究極の格闘技『セクシーコマンドー』の使い手・マサルが巻き起こす騒動を描く。
ギャグアニメ。(1話10分程度・全48話+ダイジェスト2話)

名言・パロディ・意味不明のオンパレードですよw

【音楽】
OP「ロマンス」/PENICILLIN
この曲、当時はカナリ売れていた。CDTVの上位にヴィジュアル系バンド(しかもアニソン)が食い込むのは珍しかった時代。なので浮いていた曲w MALICE MIZER(Gacktのいたバンド)、SHAZNA(IZAMUのいたバンド)が流行りだしたのもこの辺りの時期。DIR EN GREYはもう少し後になるかな。
まぁ、そんなことどーでもいっかw OPはカッコイィってだけでなく作りも凄いんです。YOU TUBEでもこのOPを元にしたMADもたくさん上がってます。そんなカッコイィOPですが、実はパロディネタなんですよね。当時私は「こどものおもちゃ」をパロしてるくらいしか気が付きませんでしたが、全部で5つパロってるので調べずに、何が元ネタになってるかちょっと考えて見てみてくださいなw

【総評】
この作品は、私が初めて見た深夜アニメだと思います。当時ワンダフルという番組内で0:35~0:45くらいに放送してました。これがまた曖昧で0:27とかから始まったりもするんですよ。録画するのも一苦労w しかも毎週ではなく平日毎日放送してたので、当時子供だった私には割とキツかったですw 録画の苦労もあって今では一番大事にしてるVHSかもしれませんww

ワンダフル内のアニメには「浦安鉄筋家族」・「イケてる2人」etc,などありましたが、私はこの作品が一番好きでしたね。とにかくギャグが面白い、テンポが良い。今から見ても十分に楽しめる作品ではないでしょうか。

【最後に…】
うえだゆうじ good job!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

セクシーコマンドとは相手の隙を無理矢理引き出して、その隙を利用して攻撃するという格闘技である。

ストーリー

藤山 起目粒は友達100人作るのを目標して転校先のわかめ高校に転校しましたが、転校先のクラスにはある問題児がいました。その問題児はクラスに謎の歌を歌いながらやってきました。この物語は花中島 マサルを中心としたセクシーコマンドを習うための作品です。

私の感想。

笑いました。ぼろくそ笑いました。腹と背中が裏返るほど笑いました。この作品は感動、シリアス、情報、ストーリー性などを完全に捨て、我々を笑わせるようにぐいぐい押して来ました。それはもう、内臓を抉るように。

この作品の面白さの源はマサルくんのキャラクターと個性のおかげです。マサルくんの行動一つ一つが本当に面白かったです。私がマサルくんのギャグで一番気に入っているのが、ツッコミをしているのに不意打ちボケになっている謎のツッコミです。あのツッコミ(?)には毎回腹をつつかれました。次にこの作品を面白くしているのは謎の存在たちです。色々謎ばかり残しましたが、その謎が好奇心&面白さに変えてくれるのです。

この作品の作画はかなり古い作品なので少々残念な感じになっていましたが、それが私的にはこの作品の売りだと思います。この残念な感じが私たちに彼の謎の逆をもっと理解できるようにしているのでしょう。今のようにテクノロジーが進化したアニメですと、この作品のような笑いが取れないのです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品内に所々マサルくんが歌う曲が非常に気になります!! CDは無いのでしょうか・・ 

っと言う事で、マサルくんの謎の曲に注目してください。

オープニング

「ロマンス」
ある意味革命的面白い発想だと思いました。完全にギャグアニメなのにビジュアル系の曲をオープニングに選択するという大胆だけれど、どこかこの作品にぴったりのようなそうでもないような私が知る限りでしたら、このオープニングは神オープニング一つに認定されています。今まで。いや、今でもビジュアル系の曲をアニメのオープニングにするなんて無謀で大胆なことは。これからもこのオープニングが伝説であってほしいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

69.9 15 スポーツで笑いなアニメランキング15位
RE-MAIN(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (121)
343人が棚に入れました
知らない自分に、僕らは出会う
総監督・脚本 西田征史(「TIGER & BUNNY」) × アニメーション制作 MAPPA(「呪術廻戦」)の初タッグで水球に挑む!

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

もっと単純につくってほしかった

この物語は、おそらく原作者の方が工夫に工夫を凝らしたのだと思われます。
でも、工夫を凝らせばいいものができるとは限りません。
もっとシンプルにつくってほしかった。
そうすれば、かなり感動できたと思います。

主人公のミナトは、中学で水球日本一になったチームのエースストライカー。
その彼が、突然事故で意識不明となります。
意識が戻ったのは一年後、しかも過去の記憶をすっかり失くしていました。そのうえ、まるで別人のように、性格もすっかり変わっていたのです。
もちろん一年間も寝たっきりの状態だったので、たくましかった筋肉もすっかり削げ落ちています。水球の技術もゼロになりました。

そんなミナトがゼロの状態から再び水球をやり始め、仲間と一緒に切磋琢磨します。
ここまでは凄く良い内容でした。
この延長で最後までやってほしかったと、つくづく思います。


でも、ここからは、見たくないものを見せられた気分です。
原作者は工夫を凝らしたつもりかもしれませんが、
それが視聴者の私には、不愉快にしか感じられませんでした。

確かに車の事故を起こしたのは母親ですが、あそこまでひどく恨み言を言うのはやめてほしい。まるで幼稚園児のようなふるまいです。

それに、エースは自分勝手に振る舞って良いといった監督さん。あなたは本当に水球を知っているの? と思わず言いたくなります。
しかもそれを真に受けて、ミナトはチームメイトに独裁者のようにふるまってしまう。
これじゃあ、みんなやる気をなくします。
視聴者も、見る気を失くします。

最終回にしても、いきなり怒鳴り散らして、最後にあればフェイクだったと言われても、そのとき感じた不愉快さは、なかったことには戻りません。

もっと単純につくってほしかった。つくづくそう思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ワイも不時着

オリジナルアニメ


岡山舞台の水球アニメ。中学で全国制覇した主人公が不慮の事故で記憶(だけ)を亡くし浦島太郎状態で高校生活をスタートするというとこから。競技の記憶もごっそり抜けてることもあって全国制覇メンバーのお友達も寂しそうなんだけど本人はどうにも反応しづらい。
この記憶の欠落した時点を境に前後の自分はまるで別物。ある意味で生まれ変わったようなものですがいかんせん同一人物なんでね。徐々に記憶を取り戻したリなんだりでビフォアアフターが混じったり反目したりと単なる水球アニメになるところへコショウ一振りスパイスつけてる感じです。

 創部(または再建)→なんかしらの結果出す

これを1クール尺で頑張るので区切りのいいところまでになりますがどこで一服つかせるかは腕の見せ所。評判良かったら続編も…を念頭に置いてるかもしれません。

 夏・プール・男の裸

とリアタイ視聴期の季節感にも合い納涼一服気分で楽しみました。
男だらけアニメにたまに見られる“男同士の変な距離感”はありませんでした。一方でプールだけに『Free!』みたいなスイミー作画を期待したところこちらもさほどでもないです。作画はよくわかりませんが目立ってスゲー!みたいなのはありません。
私としては特に刺さらず可もなく不可もないという評価です。後述ネタバレのどうでもいい理由が気になってたのと、よくよく考えたらオリパラ開催期間中で未知なるスポーツにワクワクするのもドキドキするのもアニメ外で充足できてたのでお腹いっぱいだったかも。
夏場の清涼剤くらいの感覚で臨まれてはいかがでしょうか。。。



※雑感

■『forget me not』

水球で有名な人だと吉川晃司さんを思い浮かべる人も多いでしょう。たしか広島ご出身だったから岡山の隣県ですわな。その飲み友達だった故尾崎豊の代表曲一つと同名タイトルがOPに使用されてます。もちろん尾崎のとは全く違う楽曲ですよ。
めっちゃ爽やかで夏やプールや男の裸が映えるチューンでした。K-POPみたいですね。「煌めく日差しが♪」が「煌めくぅひじゃしが」に聞こえてたのであーなるほどでした。
で、めっちゃ爽やかなのはいいとしてたぶん私がバカ耳だからだと思うんですけど
{netabare}サビ部分がユーミン『守ってあげたい』のソレと被るんですよこれが。ユードンハフトゥウォーオリ♪のとこ。以来脳内にカチッとセットされてしまい最後までユーミンの顔がチラつき邪魔をしました。{/netabare}

{netabare}気になりだすとユーミンだろうがKーPOPだろうが脳内比率のうちOPを占める割合が高くなってきます。こじれると、、、
K繋がりで韓流ドラマあるあるの一つ“とりあえず記憶喪失!”と本作の基本設定の相性が良いじゃーんとかどうでもいいことを考えるに至ります。
そしたら関連してもっとすごいのぶっ込んできましたね。“記憶喪失してる期間のスライド”という力技。今度は一部思いだしたけど別の期間の記憶が抜けちゃうという脳医学臨床の最先端をゆく症例でございます。なにか糸が切れた瞬間でした。{/netabare}

王道スポーツものではなく韓流ドラマという魔解釈から抜けきれないため本レビューは参考にしないでくださいませ。


■韓流おかわり

悪ノリ続きです。ここまで来たらどんどんいったれーっ!とそれっぽい違和感が残った3点を追加

1.{netabare}曙学館(しょがくかん)の備前監督(CV緑川光){/netabare}
 {netabare}高校の学校スポーツは教育の一環です。仮に建前でもですよ。なので中学優勝時の記憶が戻った主人公に対する大人の態度としてあれはないかな、と。体調やメンタルなどみなと君その人個人への気遣いはなし。かつての教え子に大きな変化が生じているのにです。「大丈夫か?どうだ?」くらい声かけてあげりゃいいのに、あくまで競技者視点でのうんぬんかんぬんのみ。全国クラスならなおさらメンタルケアなんて大事だろうに。どうにも違和感しかない監督さんの対応でした。アニメ的にも大人は魅力的に描かないとだめよね。{/netabare}

2.{netabare}川窪ちぬ(CV Lynn){/netabare}
 {netabare}つまり記憶無くなる前のオラオラみなとくんが気になってたということね。KISSも意味不明で「ズキュゥゥン」な唐突さでした。同じオラオラでも適宜適切ワードをぶち込んでキュン死させるのが日本の少女漫画。オラオラなまま性格どんなでも結果出しちゃうあなたがどうにも気になるわの韓流ドラマ。ちぬちゃんは後者っすね。好きな人は好きなんでしょう。{/netabare}

3.{netabare}曙学館手前の試合{/netabare}
 {netabare}試合展開、心理描写、軒並み稚拙なんだけど試合には勝利。プロセスより結果重視。順位序列が上であることを優先。なんだかなぁ{/netabare}
 {netabare}最終回。曙学館に1点取るとこも上手いことやったった感醸し出してたけど自身の競技力低下には見ぬふりで、だまくらかしただけでドヤられてもなぁ{/netabare}

歌と記憶喪失設定だけではないと魔解釈をさらにこじらせてるためやっぱり本レビューを参考にしてはいけません。



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ   

------


2021.10.03 初稿

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

知らない自分に、僕らは出会う

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
この索引では水球を題材にしたいましたが、こういうマイナーなスポーツにも脚光が浴びるのは個人的にとても良いことだと思っています。

最近、カバディや男子新体操などを題材にしたアニメが放送されたましたが、マイナーなスポーツのアニメ化が流行っているのでしょうか。


アニメ「TIGER & BUNNY」などの脚本を手がけた西田征史が
原作・総監督・シリーズ構成・全話脚本・音響監督を務め、
「呪術廻戦」などの話題作を生み出し続ける
アニメーション制作会社MAPPAとタッグを組み、
誰も見たことのない本格水球TVアニメに挑む。

中学3年の冬、水球の全国大会で優勝した清水みなとはその帰宅途中、
交通事故に遭い昏睡状態となってしまう。

203日後、ようやく目覚めたものの、彼は中学3年間の記憶を失っていた。

水球から離れ、気持ちも新たに山南高校へ入学したみなとだったが、
ひとつの約束をキッカケにそこで出会った仲間たちと水球を始めることになる。

しかし、弱小水球部には様々な困難が待ち受けていて……。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

事故で記憶を失う…
私は経験がありませんが、どんな感覚なんでしょう。
記憶を失った本人は、その期間の記憶を失ったことに対する違和感は感じるんでしょうか。

きっと自分一人だけだったら何も感じないのかもしれません。
一番堪えるのは、記憶を失うことによって自分と自分以外の人たちの間に溝を感じる瞬間なんだと思います。

相手は自分の知らない自分を知っている…
思い出せない自分の言動を自分だけが知らないなんて、違和感を感じずにはいられないと思います。

才能に恵まれ、日々の鍛錬も欠かさなかった。
掴むべくして掴んだ栄光の日本一…
これが足元から崩れ落ちるとは誰一人として微塵も思わなかったことでしょう。

今回初めて知ったのは水球のルールです。
これまで水球というスポーツの存在は知っていましたが、恥ずかしながらルールまでは知りませんでした。
まぁ、カバディのルールも知りませんでしたけれど…

公式サイトに「Water Polo Rules」としてルールが掲載されていました。

水球は、「ボールを持っている選手に対してはコンタクトが許されているため、選手同士が激しくぶつかり合うことから「水中の格闘技」と称される。試合中はプールの底に足をつけず泳ぎ続けなければいけないタフな競技でもある!」
なんだそうです。

私はハンドボールを水中でプレイするくらいのイメージしか持ち合わせていなかったので、このギャップには正直驚かされました。

それと一つ疑問に思ったのが、何故物語の舞台が「倉敷」だったんだろう、という点です。
公式サイトに倉敷市の公式観光サイトへのバナーが貼ってあったり、その公式観光サイトでも結構大きく取り扱われていたり…

少しググって分かりました。
倉敷は「水球の聖地」だったんだそうです。
そういえば、「推しが武道館いってくれたら死ぬ」も岡山が舞台でしたよね。
念のため岡山の観光サイトもチェックしてみましたが、残念ながら「推し武道」を見かけることはできませんでした。

それだけ倉敷市が水球に力を入れている、ということなんでしょうね。
倉敷市の公式観光サイトでは、アニメで取り上げられた聖地が掲載されていました。
普通なら相応の盛り上がりを見せるのでしょうが、このコロナの予断を許さない状況ではなんとも…

オープニグテーマは、ENHYPENさんによる「Forget Me Not」
エンディングテーマは、仲村宗悟さんによる「壊れた世界の秒針は」

1クール全12話の物語でした。
主人公の失意のどん底から始まった物語でしたが、キチンと纏まっており見せ場もしっかり設けられていたと思います。
個人的には、Lynnさん演じた川窪ちぬがどう変わっていくかが気になりますけれど…
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

63.9 16 スポーツで笑いなアニメランキング16位
ガンバリスト!駿(TVアニメ動画)

1996年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (46)
239人が棚に入れました
始めは逆上がりすらできなかった駿が、練習を重ねることで徐々に才能を開花させ、最後にはオリンピックなどの国際的な大会で華々しい活躍をする。また、彼が所属する平成学園体操部の部員や、合宿や遠征先で出会った仲間と共に、時には励まし合い、時にはライバルとしてお互いに成長していく。

runa21 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

なぜBOX化しないのか

子どもの頃毎週楽しみにしていました。

初めは逆上がりもできない主人公ですが、
体操に向ける熱意が非常に強く、
そして体操をするための恵まれた感覚を持っていました。

主人公が徐々に技を覚えていったり、
ダメダメな先輩が
ちょっと頼もしく見えたり・・・。

なかなか面白かったのに・・・
なぜDVD化やBOX化しないのだろうか・・・。

結構楽しみにしているのだけどな。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

原作とタイトルが違う…

ちなみに原作はガンバ! Fly highです

なぜ変えたしww

主人公を筆頭に個性あふれるキャラクターばかりで見ていて

飽きませんでした。中でも「吊り輪のヘラクレス」には爆笑

!でしょう

アンドレアノフも忘れてはいけません

当時は李軍団がめちゃくちゃ嫌いでしたね

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

めじな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

感想

昔観た、体操入門のアニメです。

平均的な評価の作品。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1

61.7 17 スポーツで笑いなアニメランキング17位
ぽんのみち(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (83)
231人が棚に入れました
「でてけぇー」! 広島県尾道市に住む女子高生・十返舎なしこは家を追い出され困っていた。「友達と遊べる場所がないけん…」父親が昔経営していた雀荘が今は空き家になっていることを知ったなしこは、みんなで集まれる場所に作り直すことを決めた。友達のぱい、泉とともに。遊び場を手に入れたなしこたちは、遊んだり、料理をしたり、お茶をしたり、時々麻雀をしたり…。そんな、なんでもない日常が愛おしくなる物語です。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

五等分の女子会

本格麻雀アニメっぽいタイトルだけど別に麻雀なくてもいいくらいの話
キャラデザ原案は五等分の花嫁の人、眼や口の描き方がそれっぽいけど五等分を意識すると劣化版に見えちゃうので意識しないほうが良さそう
真剣に麻雀バトルする話ではなくて、ただ可愛い女の子が集まって楽しそうに遊んでいるだけですが、これはこれでいいとおもう

女子高生たちの話なのに話のネタやギャグがたまにおじさんくさくて、美少女の中におじさんが入ってる感じの気持ち悪さがある
オリジナルアニメみたいなので、女性の監修も受けたほうが良かったですね
1話の古い麻雀アニメネタ??がかなり寒いし、女子高生に合わな過ぎて酷かった、一話はホント酷い、切ろうかと思った
それから友達同士でワイワイ遊んでいるのにイカサマはないんじゃない?

派手さやワクワク感はないですが、女の子達が楽しそうに遊んでいるのを見ているだけで幸せな人には良いアニメかも

OPED両方ともアニソンらしくていいですね、ドット絵のキャラクターがぴょこぴょこ跳ねるのも可愛い

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ギャグは寒いが…。可愛い女子達と尾道、そして親父趣味の麻雀…。狙っていますねぇ。いや…、段々これじゃない感が…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.03.23

 無理矢理終わらせた感じの最終話でした。元々雀荘なので雀卓は一台しかないわけでは無いし、リーチェは大金持ちのはず…。

 特に内容の無い日常系の物語なので、強引にオチをつけなくても良かった気がします。

 登場人物達を尾道のお祭りに参加させたり、盛り上げようと色々したのは分かりますが、どうにも跳ねない感じでした。

 この頃、日常系の話が流行しない時代と言われていますが、他のアニメに埋もれてしまった感じです。

 麻雀はやはり、金を賭けてタバコを吸いまくってやらないと面白く無い様です。

 学生の頃、良く徹マンしましたが、懐かしいなぁ…位の感想しかありませんでした。何かが足らんのですね。
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2024.02.22

 海に遊びに行く!水着回だぁ〜!って…。コレで興奮したり喜ぶ視聴者もいるかも知れませんが、何を今さら…。

 そして、麻雀要素が少し絡んだゲーム等してJK達が楽しそうに遊びますが、別に面白くも無いので何を見せられているんだ感が強いです。

 一体何がしたいのか?謎アニメになりつつあります。
………………………………………………………………………

 6話まで観ました。2024.02.11

 5話で五人目が加入しました。テンポが悪くなるだけのパロディーは影を潜めました。ネタ切れかな?

 しかし…、この五人目が他の四人程浮世離れしておらず、真剣に麻雀やりたいキャラなので浮いています。四人でキャッキャウフフしてた方が良かったんじゃ?

 ゲストキャラならともかく、これから五人で話を回していくのかな?主人公達仲良し三人組はそれほど麻雀好きそうじゃないし、ギャグマンガにあるまじき不穏さが漂ってきてます。

 五人目は排除した方が良い様な…。要らない子が混じっている感じは良くないですねぇ。後半どうするのかとても心配です。

………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2024.01.15

 ワンクール、ネタ保つのか?と心配になる様なお話です。今回は全自動卓なのにツミコミしたり、燕返しするネタでしたが、これから何やるのかな?段々と上級者になるのかな?

 女子高生なのであまりギャンブル廃人的な話は出来ないし、おふざけギャグなので真面目に打つのもちょとなぁ。

 視聴継続しますが、段々とパワーが落ちてフェードアウトしそうです。最後までテンション保つかが一番気になります。
……………………………………………………………………… 

 1話観ました。2024.01.08

 何故かパパの持っている古い雀荘で仲良し女子達が麻雀やるそうです。

 初回、ギャグが寒いです。往年の麻雀漫画のパロディーなのは分かりますが、若いねーちゃんのやることではないです。非存在女子の面目躍如ってやつです。

 今の所、どうなるのか余談を許しませんが、麻雀に興味があるなら観ても良いかもです。

 

投稿 : 2024/04/13
♥ : 4

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

尾道を舞台とした日常アニメ

家に居づらくなった女子高生が、放置された雀荘に入り浸るお話。
せっかく尾道の素晴らしい景色が見られるのに、麻雀だけで終わるのだろうか。
序盤は往年の麻雀漫画、麻雀アニメのパロディばかりだった。
終盤にきて、尾道市のお祭りや風景を多く映すようになった。

それにしても物語の本筋は、仲良し女子5人組が麻雀しながら日常を送るだけ。
何のドラマも起こらないのはどうなんでしょう。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 2

66.0 18 スポーツで笑いなアニメランキング18位
侍ジャイアンツ(TVアニメ動画)

1973年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (45)
190人が棚に入れました
巨人軍V9時代。連勝を重ねながらも、監督・川上哲治は完成され過ぎた巨人軍の規格を破壊しうる、侍のごときパワーの選手を求めていた。候補となった土佐嵐高校の投手・番場蛮に川上はその可能性を認めるが、当の蛮は巨人軍が大っ嫌いだった。だが気になる先輩・美波理香の進言で巨人に入団することになる蛮。蛮は川上監督に真っ向から挑戦するが。

声優・キャラクター
富山敬、納谷六朗、武藤礼子、吉田理保子、井上真樹夫、西尾徳、西田昭市、キートン山田、石森達幸
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

エビ投げハイジャンプ魔球VSスクリュー打法 男が燃えていた時代

1973年~1974年放送のテレビアニメ 全46話

原作 梶原一騎 井上コウ 監督 長浜忠夫 制作 東京ムービー
絵コンテは富野由悠季氏と出崎哲氏がほぼ交代で担当

一言でいえば、巨人の星(少年マガジン)の少年ジャンプバージョン
後に「アストロ球団」などの無茶な野球漫画のもとになった梶原一騎の力作。
望月三起也のアシスタントが井上コウでそのアシスタントが車田正美だそうです。

巨人の星と同様に根性の少年が巨人軍で大活躍するストーリーですが、
だいぶ印象が違う設定のため、吸引力がそれほどでもなく、
何度再放送されても全話観ることは無かったという微妙な作品。
まあ、スポ根というより、超人プロ野球アニメという感じで、
巨人の星にのめり込んでしまったものとしては、断じて認められない面があったんですね。
原作とアニメ監督は同じ人ですが。

なんといっても魔球、「ハイジャンプ魔球」「大回転魔球」「分身魔球」
ですが、草野球で真似しようという人は居ませんでした。

ただ、意外にコミカルだった巨人の星より10倍はコミカルな楽しい作品で、
見始めるとやめられない、まさに当時の少年ジャンプのイメージそのもの。
「ど根性ガエル」もジャンプでしたね。

主人公番場蛮 なにげにハーレム 母と妹 陰から見つめる女性美波理香
ライバル 
眉月光 血みどろで大回転魔球ハイジャンプ魔球を打ち込む。
大砲万作 元木こりのスラッガー 
明智学 東大卒の理論派ヒッター

梶原一騎もジャンプの連載と言うことで笑えるネタを仕込んだようだが、
出版社の方針で実在の選手を大量出演させることとなり、ちょっと中途半端になった模様。

最終回を視聴しました。
{netabare}ハイジャンプ大回転分身魔球で大リーガーを打ち取って世界一ですね。{/netabare}

この作品を最後に長浜忠夫氏はアニメ監督を引退。
翌々年「勇者ライディーン」を降板した富野由悠季氏の代役で復帰する。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 27

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

元祖、スポーツアニメ必殺技宝庫(私的)

二期OP 歌手:子門真人
王者!侍ジャイアンツ を

王者の星が♪俺を呼ぶ~
俺はサムライ~呼ばれたからは~
鉄の左腕の 折れるまで~
熱い血潮の 燃えつきるまで~
熱球ひとすじ 命をかけた~
ジャイアンツの ジャイアンツの
旗のもと~

一期のズンタタン~の方がインパクトありますが、曲のカッコよさならこっちこっちです!

さらに OP中の映像が衝撃的…
長嶋茂雄さんに殴られた主人公が壁(コンクリート製)突き破って部屋から廊下まで吹っ飛ばされる…
でも平然と走りだす主人公!

長嶋茂雄さんパンチはじめの一歩、鷹村より上!
それでも平気な主人公w
本当何で気になる方はYouTube見て下さいw


奇想天外、必殺技スポーツアニメ、元祖は巨人の星でしょうが私的にはこれだったです。
努力すれば魔球投げられる感も当時の子供達の心掴んだアニメ。
実際は絶対無理w


必殺技誕生日法則
ライバルに打たれる→特訓→必殺技誕生→ライバル倒す→新たなライバルに敗れる→特訓
無限ループ
ドラゴンボールの法則
ライバルに敗れる→特訓→新たな技誕生→ライバル倒す→新たなライバルに敗れる→特訓
無限ループ…同じじゃんw

巨人の星より必殺技が凄く奇想天外
でも野球アニメのカッコよさ出てた記憶あります
ちなみに原作は衝撃的な結末迎えます。


蛇足

スポーツアニメの奇想天外必殺技
ネーミング的にはテニプリの「ヒグマ落とし」
ヒグマにバックドロップかましてる感じ強すぎw
キン肉マンのキンニクバスターより強そうw

大人の事情で技が改変の必殺技
黒子バスケ、黒子のイグナイトパス
初期の漫画だとグーパンチ(正拳)パス
実はヴァイオレーシヨンファールになる為、掌底打ちに変更、作者ルール知っとけ…

インパクト必殺技
キャプテン翼の立花兄弟のスカイラヴハリケーンか?

昨今のスポーツアニメ、奇想天外感が無さすぎ
今期だとはるかなレシーブ、ポーキ
はねバド、クロスファイャー…ショボいw

みなさんの必殺技アニメってなにかな。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10
ネタバレ

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

威張ったヤツは嫌いだぜぇ

・・・私は昔からドラゴンズファンですよ(゜-゜)
 
子供のころに漁師の父を鯨に殺され、以来、強大なモノに異常に闘志を燃やすようになった
番場 蛮(ばんば ばん)が主人公のスポ根(?)アニメ(´ω`)
 
「バッター、キャッチャー ぶっ飛んで ボールの唸りに 地獄が見えた」と歌われる破壊的な
剛速球が武器で
「デッドボールの一つや二つ 蛙の面に ションベンだ」と歌われる殺人的な
ノーコンが特徴の左腕(゜Д゜)

V9を果たし、王者の座にあぐらをかく巨人軍にはサムライが必要だと考えた川上監督の
指示の下、白羽の矢が立ったのが番場 蛮。
{netabare} しかし、球界の巨鯨、巨人軍の指名に対し、かたくなに拒否するが、なぜかあっさり快諾(゜-゜) 
その魂胆は、鯨の腹の中に入り、内側から壊してやるというものだった。
その魂胆を知った陣営を敵に回し、地獄の特訓の日々(゜Д゜)
しかし、侍・番場 蛮はそのことごとくを乗り切り、ついには川上監督との直接対決に(゜Д゜)
対決では引き分けたものの、川上監督の懐の深さに感服し、巨人軍よりも強大な敵と
戦う決意をし、巨人軍を死に場所と決めるd(`・ω・´) {/netabare}

「王者の星が 俺を呼ぶ 俺は侍 呼ばれたからは」と歌われた武士道で巨人軍に忠誠を誓った
サムライの破天荒で荒唐無稽な大活躍(゜∀゜)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

66.4 19 スポーツで笑いなアニメランキング19位
大正野球娘。(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (456)
1985人が棚に入れました
時は大正14年――。良家の子女が集う東邦星華高等女学院に通う鈴川小梅に、親友の小笠原晶子が声を掛けた。「一緒に野球をしていただきたいの!」
 突然のお願いに、思わず頷いてしまう小梅。
しかし、ルールも使う道具も分からないことだらけ。
はたして、本当に9人集まり、男子と試合が出来るのか!?
可憐な乙女たちの奮闘が、始まる!

声優・キャラクター
伊藤かな恵、中原麻衣、植田佳奈、能登麻美子、甲斐田裕子、喜多村英梨、広橋涼、牧野由依、後藤沙緒里、藤村歩、新井里美

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

すみません、変なテンションでレビューしちゃいました。こんなレビューは金輪際書きません。

さあ、この作品を分析してみよう。

時代は大正。
明治の混沌と昭和の混乱の狭間の比較的穏やかな時代で、自由な庶民文化が華開いた時である。
大正時代設定のアニメとしては、「ハイカラさんが通る」であろう。
ちょっと粋なものをハイカラと呼んだ時代。
このアニメの印象もまさにハイカラ。
時代の最先端を行くお嬢様の奇抜な姿に注目である。

題材は野球。
明治時代にアメリカから伝わったベースボール。
この時代はまだ、物珍しいスポーツである。
とは言え、六大学野球の草創期であるため普及途上と思われる。
野球アニメとしては、超スポコンで有名な「巨人の星」であろう。
80年代になると、恋愛・感動要素を絡めた「タッチ」が有名。
2000年代だと「メジャー」とか「おおきく振りかぶって」だろうか。
このアニメは本格的な野球ではなく、若干のスポコンを伴うほんわかしたものである。

主要登場人物は娘。
この作品の最大の特徴と言えよう。
女の子がアクションを起こす作品は近年大量に制作されている。
萌え文化の浸透であろうか。
「ガルパン」とか「咲」とか「艦コレ」などがそれに当たる。
しかし、この作品は、全然雰囲気が違う。
緩い感じが心地いいのである。

最後に結論。
華やかな時代を生きるお嬢様が、ひょんなことをきっかけに始めた野球に徐々に真剣になる、友情を基本とした微スポコン萌えアニメ。
これがこの作品の本質と考える。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 47

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大正時代・・・野球に打ち込んだ女学生達の物語です^^

この物語の舞台は、大正時代の女学院・・・ヒロインである鈴川 小梅(すずかわ こうめ)の親友である小笠原 晶子(おがさわら あきこ)が、突然野球を始めたいと言い出します。それは、小笠原の許嫁が言い放ったあからさまな男尊女卑の考えに対し、許嫁が打ち込んでいる野球で考えを改めさせようという、彼女なりの反骨心だったのですが・・・こうして、一緒に野球してくれるメンバーを探す・・・というところから、この物語は始まります。

大正時代・・・女学生・・・野球・・・??
視聴する前はこれら3つの単語が頭の中で上手く結び付かず、どのような物語が始まるのか期待と不安が50%ずつ・・・という状況でした。

・・・結論から言うと視聴して良かったです^^
前記の3つの単語が結びつかなかったのは、私のイメージ不足が原因です。この作品の中でヒロインを始めとする彼女達は、しっかり野球をやっています。
普段の日常は、大正時代を作品のあちこちで感じる事ができますが、野球をやっている時に大正時代を感じたのは、彼女達のユニフォームがモダンで可愛らしかった事と金属バッドが無かった事位です。女学生が野球に打ち込む姿もすぐ馴染んで・・・ところどころでしっかり感動させて貰いました^^;

私は知らなかったのですが、学校の授業が終わると「おジャンでございます。」と言ってみんなが拍手するシーンがあるのですが、その当時の風習なんだそうです。何とも言えない可愛らしさがあったと思います・・・そのキャラのCVが能登さんだったから余計にそう思えたのかもしれませんが・・・(//∇//)

「○○だからできない・・・」と何もせず最初から諦めてしまう事があります。でも、直向きに野球に打ち込む彼女達を見ていると、最初から諦めるのは色々勿体無いことなんだ・・・という事を教えてくれる作品です^^;

彼女達の道のりは決して易しいものではなかったと思います。元々は野球を殆ど知らない即席チーム・・・最初から上手くいくはずがありません^^; 彼女達は何度も下唇を噛む思いを積み重ねてきました。でも、彼女達は決して逃げる事なく悔しい思いを受け止めるんです。自分達の弱点を知り、そこを補っていく・・・補い方は個人の能力を高めたり、チームの総合力でカバーしたりと沢山あるのですが、地に足の付いた練習を積み重ねて、チーム力を上げていきます。

でも、一方で「努力は裏切る」・・・という言葉があります。
それは、結果って運も影響するので、必ずしも努力と結びつかないことがあるから、このような言葉があるのだと思います。だけど、努力による伸び代は、努力した分だけ着実に糧になるのでまた違った形で良い結果を得ることができる・・・その可能性があるから頑張れるんだと思います。そして、この‌作品では、このような前向きな気持ちの描写がしっかり表現されていたと思います。

そして、彼女達の野球がどこまで進化していくのか・・・毎回楽しみにしながら視聴していました^^
真剣に野球に打ち込む彼女達の姿は印象的でしたし、声優さんも豪華だったので視聴して良かったと思える作品でした♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 45

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

おてんばハイカラさんのスポーツ

主人公は女学校に通う鈴川小梅(すずかわ こうめ)。
ある時、友人の小笠原晶子(おがさわら あきこ)の呼びかけに応じるような形で野球を始める事となる。
まずは野球をするのに必要な人数である9人のチームを作る事から始める事となる。

時代は大正時代、しかも女性の野球となるとチーム自体すら作る事は難しいです。
日本野球の始めの頃は大学野球が盛んで、明治時代には早慶戦などが盛り上がっていました。
ただし、あまりにも応援に熱を入れ過ぎたために試合自体が中止になる事もあったそうです。
このように荒れるスポーツであった野球を淑女が集まってするという事は、かなりハードルが高そうです。
ちなみに明治時代の日本野球については、ハチャハチャで有名なSF作家である横田順彌さんの著書に詳しく書かれているので興味のある人は一読するのもいいかもしれません。

本作品の意図としては男性優位のスポーツでも女性が活躍できる事なのではないでしょうか。
数年前、日本やアメリカの独立リーグで選手だった吉田えり選手の登場も作品を作る上でのヒントになったのかもしれません。
吉田選手のニックネームでもある「ナックル姫」あたりから、本作品の揺れる魔球の構想があったように思います。

野球のプレー自体には疑問を感じます。
バットの芯を外す魔球や揺れる魔球、ダブルプレーなどの連携プレー、スコアブック以外にも映像で相手選手の研究をする事など、本作品の野球は近代野球に近いと思います。
昔のピッチャーで変化球を投げる人はいなかったとは言いませんが、意図して狙ったボールを投げるのは聊か疑問を持ってしまいます。

授業の終了の合図である鐘や「おじゃんでございます。」という挨拶などは、よく調べていると感心します。
(自分が知らなかった事なので勉強になりました^^)
ただし、大正時代という時代性や野球のプレー以外にもツッコミ所がありそうなのですが、そこは本作品の意図するところではないので触れない方がいいですね^^;

あまり懐疑的に本作品を視聴しても面白くないです。
色々とイチャモンのような事を言うのは野暮ってもんです。
(お前が言うなと指摘されそうですがw)

野球に詳しくない人でも、チームプレーの大切さや一生懸命な努力などが伝わればいいのでしょう。
女性でも男性と対等に戦う事ができるスポーツとしてのスポ根作品だと考えれば合点がいきます。

仲間が集まって目標に向かって努力をすることが一番重要であるという、
スポーツ本来の目的を再認識するには良い作品だと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 43
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