テラフォーミングおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのテラフォーミング成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月19日の時点で一番のテラフォーミングおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.6 1 テラフォーミングアニメランキング1位
ARIA The OVA ~ARIETTA~ [アリアジオーブイエー・アリエッタ](OVA)

2007年9月2日
★★★★★ 4.1 (484)
2627人が棚に入れました
ネオ・ヴェネツィアを舞台に、水先案内人(ウンディーネ)の水無灯里の成長と人々の触れ合いを綴った人気アニメのOVA。
とある日の朝。アリシアのいない朝の食卓、ドアを開けて入ってくる見知らぬ後輩…。
灯里はその場に立ちつくすことしかできなかった。
プリマになった夢を見た灯里は、いつもと違う日常風景に戸惑いを覚え、目が覚めたあとも、その不安は消えない。そして、頭をよぎったひとつの疑問…。「アリシアさんは、どうして私を選んだんだろう?」
灯里は、アリシアにそのことを打ち明ける。するとアリシアは、自らの過去を語り始める。

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

素敵をいっぱいいっぱい伝えたい

恥ずかしいセリフ禁止!ってあいかちゃんに言われそうですか、アリシアさんが言ったせりふでは言えないですねw

30分と少ない時間の中で、3大妖精アリシア・アテナ・アキラのプリマになりたてだった時のお話とアリシアさんとあかりちゃんの絆のお話です。

最初の印象はキャラの作画がちょっと違う~って思いました。声優さんは一緒なので少しずつ慣れた頃に、物語が終わりましたw

3期の前にこの短いお話を持って来ているということは…いや詮索はやめましょう。

これから最後の3期ORIGINATIONを視聴します。どんな最終章になっているのか、楽しみでもあり寂しくもあり、複雑な気分です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 55

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アリシア&灯里ちゃんの秘話ですよぉ! 観ないと損しちゃいますよぉ♪

●ARIETTAってこんな作品です(o^∇^o)ノ
本作品「ARIETTA」は「NATURAL」まで観て来られた方にはぜひ観てほしい作品です♪
灯里ちゃんはある夢をみましたZZzz(~▽~).。o0O○《 (*^^)ノ・σ(^^*))。。》
その夢を見て灯里ちゃんはこう思いました♪
「どうしてアリシアさんが自分をARIAカンパニーに選んでくれたんだろう!?」えーΣ( ̄ロ ̄/
と疑問に思うところから物語が始まるのです!!
そして、アリシアさんが独り立ちしてプリマになった頃のエピソードが始まるのです♪

ARIAの良さは、イタリア(ヴェネチア)の実在する街並みや情景をうまくリンクさせているところです!!
まぁフィクションの部分も多いのですが、本作品の舞台となっております「カンパニーレ」はどうなのかと
言いますと・・・・・『実在します』""ハ(^▽^*) パチパチ♪

ここで、ちょっとだけ『カンパニーレ』についてちょっと知っておいて欲しいのです♪
なぜかっていうと!?今の自分達の職業「ウンディーネ」と「カンパニーレ」を重ねて表現しているシーン
があるので、より一層ARIAの世界観に浸れるからなのですよ(* ̄0 ̄)/ オオー

●カンパニーレとは!!
サン・マルコ広場に隣接して建つ赤レンガ姿の鐘楼なのです♪
いまだに、日に数回は鐘が鳴らされていて、タイミング良く!?登っていると耳がキーンとなります♪
なんと、9世紀も前に海の見張台として建てられたそうですが、何度も崩れる度に元の形に修復させてき
たのです!!
ヴェネチアだけではなく、ローマなどの建物はすべて、景観を尊重し「元の場所に、元のままの姿で」を
もとに建てられているのです♪普通のホテルとかもですが、そのせいかどうか知りませんが、お湯が使えなかったホテルもありますよw(体験談)


さぁ、アリシアさんや灯里ちゃん達は、どんな想いで「カンパニーレ」に訪れたのでしょうね?
ぜひ、注目しながら「ARIETTA」を観てくださいね♪

私は「ARIETTA」を見て思ったことは、アニメを好きな人たちと、素敵な作品を沢山共有できたらなぁ~っ
て改めて思っちゃいました♪(はっはずかしいセリフ禁止~!!!! by藍華)

そして、いよいよクライマックスに向けて「ORIGINATION」を楽しみましょうね(=^・ェ・^=))ノ彡☆バイニャ♪
 
 
■MISIC♪
OP曲『七色の空を』
 【作詞・作曲・歌】SONOROUS
 ピアノの弾き語りとふわっとした歌声はARIAの空気感にピッタリなナンバーなのですよ♪
 
ED曲『明日、夕暮れまで』
 【作詞】伊藤利恵子【作曲・編曲】北川勝利【編曲】桜井康史【歌】葉月絵理乃
 ROUND TABLEのメンバーが作った曲に灯里ちゃんの歌声を乗せたナンバーなのです♪
 夕暮れまでにどんな素敵な出逢いや思い出があったのかなって思っちゃうような、
 心温まる歌詞と優雅なピアノの音色がとっても素敵です♪
 
挿入歌『コッコロ』
 「NATURAL」のレビューにて記載の為省略(^▽^;)
 
 
2011.10.17・第二の手記(追記:■MUSIC♪)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 49
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ARIA2期と3期の間の物語。始まりの話。雰囲気をつかむのにいいかも

原作未読。ARIAシリーズのOVA。

テラフォーミングによって作られた水の惑星アクア。
そこで働く「ウンディーネ」と呼ばれる水先案内人の日常、そして、成長を描いた物語。

1期「ARIA The ANIMATION」:全13話
2期「ARIA The NATURAL」:全26話
OVA「ARIA The OVA ~ARIETTA~」:全1話
3期「ARIA The ORIGINATION」:全13話

それではOVA「ARIA The OVA ~ARIETTA~」のレビューを。


オレンジ色のタイトルとOPテーマ「七色の空を」が美しいですね。

アカリとアリシアの出会いが描かれています。
30分程度で終わりますし、特に困ったネタバレもありません。
ARIAとは、空気や雰囲気のこと。
ARIETTAとは、小さなARIAという意味。
ARIAシリーズがどんな雰囲気か他人に紹介するのに最適かもしれませんね。

サイエンスフィクション?
いいえ、SF=「最初の 触れ合い」です。
{netabare}「恥ずかしいセリフ禁止!」{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 49

73.2 2 テラフォーミングアニメランキング2位
無人惑星サヴァイヴ(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (332)
2131人が棚に入れました
宇宙開発が盛んに進み、人類の手によって壊滅状態となり、人が住めなくなった地球に代わり、コロニーと呼ばれる新たな生活圏で暮らすようになった22世紀の時代。
コロニーの一つ、ロカA2の名門私立学校「ソリア学園」に転校した早々、学園の修学旅行で木星への惑星開拓の実習旅行に行く事になった主人公ルナと、ペットのチャコに6人の生徒達だったが、宇宙船が重力嵐に遭ってしまう。ルナ達は船長の指示に従い、小型シャトルに避難するが、生徒の一人ハワードがトラブルを起こした為、ルナ達のシャトルが母船から切り離されてしまった。宇宙を漂流した後、文明が存在しそうにもない謎の惑星に漂着。
惑星は、かつて人々が繁栄を築いた地球と酷似していたが、巨大生物が徘徊する危険な星であった。
こうして自分達のコロニーに帰る為の7人の少年少女と1匹のネコ型ロボットは、襲い来る未知の巨大生物や人喰い植物に立ち向かいながらのサバイバルが始まるのであった。

声優・キャラクター
岩居由希子、小飯塚貴世江、安藤麻吹、木下菜穂子、石田彰、皆川純子、真殿光昭、高瀬右光、奥島和美

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心はいつも青空

宇宙開発が盛んな時代―――
スペースコロニーで何不自由無く暮らしていた私達七人と一匹は
修学旅行に出発したその日に、宇宙の嵐に遭い、見知らぬ惑星に流れ着いた
・・・そして、私達のサバイバルが始まった!


数多くの名作を輩出しているNHKアニメの中でも
本作は知名度こそ低いものの、根強いファンも多い作品。

これぞ古き良き正統派ジュブナイルといった趣で、大長編ドラえもんをTV版4クールにした印象。
ドラえもんのように何でも叶えてくれる便利な道具はないので
(科学的な分析ができる猫型ロボットはいるけど)
基本的には、子供たちが自分たちだけの力で協力し合い、生活の基盤を作っていく。
火を起こすところから始まり、水や食糧の確保、そして家の建築。
実に逞しいというか、子供たちの異常なまでの適応力・生活能力の高さに驚かされるw

本作で特に素晴らしいと思ったのが、ある重大な決断を迫られた時に
必ずと言っていいほど意見の衝突が見られること。
どれだけ結束力が高まっても、人それぞれ考え方が違うのは当然であって
そこから生じるドラマが大きな見所になっている。
皆が皆、最初から同じ方向を向くのではなく、きっちり反対意見も出す。
各キャラの役割分担が本当によく考えられていて感心させられる。

序盤の純粋なサバイバル生活をしている頃の出来が素晴らしいので
中盤以降、その路線から外れてしまうことに戸惑う人は多いだろうし
ご都合主義も多々見受けられる。それでも全体を通して、子供たちが幾多の困難を乗り越え、
時には衝突しながらも協力し合い、成長していく姿には胸を打たれてしまう。
4クールじっくり尺を取っている分、各キャラの内面も丹念に描写されていて
キャラへの愛着も非常にわきやすい。

子供向けですが、昨今の深夜アニメのオタク的なノリや媚びた萌えに辟易気味の人などには
ちょっと古くさいけど純粋でシンプルな作風が心地よく感じられるかも。お勧めです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 45
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

男女7人(+1匹)サバイバル生活物語

2003年放送のNHKアニメで全52話です。

大長編ドラえもんは、ボリュームで言えば上映時間90分強程度なんですけど、
あのネタ1本でシーンを引き伸ばしたり、様々なキャラにスポットを当てたりすれば
長期アニメを作れるのではないだろうかというくらい高密度な内容なんですよね。
それだけ藤子・F・不二雄先生の発想力だったり着眼点は非凡なものなのですが、
それを実際に実行したというのが本作に対する私の率直な感想です。
言うなれば「ドラえもん のび太と無人惑星サヴァイヴ」ですw
もちろん、ドラえもんものび太も出てきませんけどねw

というわけで簡単なあらすじです(知っている方は飛ばしてください)。
22世紀、何不自由なくスペース・コロニーで暮らしていた
男女7人(ほとんどのキャラが14歳)と
主人公ルナのペットであるネコ型ロボット(ドラえもんじゃないですよ!w)1匹が
巨大生物が徘徊する危険な惑星でサバイバル生活を余儀なくされるというお話です。

サバイバル生活と言えば「獲ったどー!」で有名な某TV番組を思い出しますが、
「獲ったどー!」が好きなら本作に興味を持てる素地は備わっているような気がしますw
まぁあれはバラエティ番組で所謂「なんちゃってサバイバル生活」なんですけど、
本作にもそういう所があって、言うなれば突っ込みどころというやつですねw
ちゃんとした道具も使わずきりもみ式発火法は無理だろうとかねw
(後に弓切り式発火法も登場しますが最初からそれを・・・)
他にも何の経験もないJCが断崖絶壁をロッククライミングとか
さすがにこれはというシーンはいくつかあります。
子供向けということなのかもしれませんが、サバイバル術の専門家に
「アニメとは言え理にかなっている」と言わせるくらいのリアリティを
落とし込んでくれた方が私の好みでしたね。

ストーリー構成は非常に良いと思います。
序章、そしてサバイバル生活、その後も要所要所で山場のある構成になっています。
とはいえ全52話ですからね。。
家を作るにしても材料集めで1話、家の組み立てで1話と非常にスローテンポです。
その中でも仲間内で諍いが生じたり、猛獣などの外敵が表れたりで
なんとか飽きさせないようにという工夫は施されてはいますが、
冗長に感じるかどうかは人それぞれでしょうね。

仲間内の諍いというのは結構頻繁に発生します。
この男女7人(+1匹)は仲良しグループではなく、
そのほとんどが普段なら相容れない個性の集まりなので、
激しく対立することがしばしばありますが、
逼迫した状況下の割には凝りを残さずやけにあっさり解決するな
と思ったりすることもありました。
けれども、ここにリアリティを追求して
泥沼の人間模様なんて描いても作風と合わないでしょうからね。
これでいいと思います。

また、男4人、女3人と年頃の男女7人が集えば何か起こりそうなものですが、
当然のことながら健全な関係を終始保っています。
52話もあるので誰が誰を想っているのかというのは大体分かりますし、
それを仄めかすような回もありますが、
基本的には冒険モノなので恋愛描写というのは稀と思って頂いても結構だと思いますw

総評としては、サバイバル生活以降の話はSF色が濃くなっていくのですが、
やはり私はサバイバル生活の方が好きですねw
個人的にはこのサバイバル生活をもっとクローズアップして
飲水や食料の確保、食料の保存方法、道具の使い方等リアルなサバイバル術を
もっと作中に取り込んで欲しかったと思っています。
全52話中、カットできるシーンやストーリーの構成ユニットは確実に存在していたので
もっとコンパクトにまとめることはできたでしょう。
けれでも、視聴後にはそれぞれのキャラにも愛着が持てましたし、
大長編ドラえもんを観終わった時のような爽快感があり、良質なアニメだと思います。



「視聴後の雑談(各キャラについて)」

{netabare}足を引っ張るキャラにイラッとくることがしばしばありましたが、
それとまったくの無縁だったのがカオルですw
そもそも有能なキャラと足を引っ張るキャラの格差が結構露骨でしたねw
とにかくカオルは圧倒的万能でしたw
カオル頼みの糞サバイバル生活と言ってもいい位完璧超人過ぎですw
10メートルくらいの高さでジャンプしている場面もあったしw

ハワードは本当に酷かったですが、あそこまでゲスだと逆に好感が持てましたw
不思議と最後の方は結構愛着が持てるキャラでしたw

メノリが1番の萌えキャラでしたw
演劇の時のメノリ様は最高でした~~~!!ブヒィィィ!!

文学少女シャアラが命名のセンスがあるみたいな立ち位置でしたけど
「大いなる木」とか「みんなのいえ」とか正直私はあまりセンスを感じなかったですねw

主人公のルナを含め他のキャラについては割愛w{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 31

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

子供の頃に見たかった。あなたは、あなたじゃない

52話と長いのですが、しっかりと内容を推敲して、作られたアニメでした。伏線の回収がうまかったです。

OPの映像も13話までの映像が使われており、随分前もって制作をしていた様子が伺えました。

それにタイトル、やりますな。完璧だと思います。

キャラクターに、共感をもてないことがしばしばありましたが、それは少年少女であるがゆえに、仕方のないこと。少年少女の幼さ、成長過程が上手く描かれています。NHKが制作したこともあり、教育的メッセージを随所に感じることができました。
個人的ですが、ヒロインのルナはどストライクでしたw。あんな子と結婚したいものです。

もし、自身が小学生の時に見ていれば、随分とのめり込んだと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22

65.8 3 テラフォーミングアニメランキング3位
ブラック★★ロックシューター DAWN FALL(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (64)
218人が棚に入れました
2022年春
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

存在する意味を一撃に込めて敵を貫け

【紹介】
どうも続編みたいですけど、前作とのつながりは見てないのでよくわかりません
でも前作見てなくてもちゃんと楽しめました!

【感想】
とても面白いSFアニメでした
敵の目的や行動がかなり気持ち悪かったけど、話の展開がうまくてわかりやすいしよく動くいいCGアニメだと思いました{netabare}
最近、かなり低質でいい加減なCGアニメばかり見ているので久しぶりに良質なCGアニメが見れて良かった
CG特有の欠点はどうしても出てしまいますが、よくできてると思います
エンプレス達または敵側の目的や行動ははっきりしていてわかりやすく、SF作品でありながら設定や世界観の謎も丁寧でわかりやすく見せられるので
どうなっているのかわからないってこともなく視聴しやすい作品だと思いました

味方の動きも敵の動きもしっかり描いていて全体像もわかりやすくて良かったです
{/netabare}
【作画】{netabare}
荒廃した世界を描くのがとてもうまいですね!
かなり細かいところまで描いていて思わず絵を止めて細部まで見てしまった場面もあった、動きもいいし綺麗
安っぽく感じるところはいくつかあって最高のCGとは言えないですけど、これだけできてれば十分だと思います
色使いは独特なので苦手な人はいるかも {/netabare}

【シナリオと世界観】{netabare}
SF作品らしく世界観の謎の見せ方がうまくて物語への没入感が高め、熱い展開も多くエンプレス達の戦いは苦難の連続で応援したくなる、とても良かったです
ブラックロックシューターについては詳しく知らないので語れませんが世界観も良かった
常にエンプレス側は劣勢で息をつく暇もなく、緊張感が続くシナリオは見ていて面白い
絶望的な世界で人類を守る!!ってコンセプトがはっきりしているのでそういう作品が好きなかたには合いそう

月とのエレベーターから侵略者がやってくるのはよくみる設定ですがこういう外敵襲来の話には相性のいい設定でいいですね
{/netabare}
【欠点】{netabare}
主役やスマイリーやアルテミスはとても個性的でよかったけど、そうでないキャラクターや敵兵がとても没個性的なのは少し残念かも、でもその没個性的な動きも大量に襲来するとなると不気味で脅威を感じるので世界観には合っていたと思います

あとは女の子を性的にみてるところも気になります
例えばヘーミテオスユニットであるエンプレスや疑似のシャーロットをメンテナンスするときに透明なカプセルにみんなの前で裸で入って眠りについてますけど、元々は女の子なのであんなに外から丸見えな状態でさらすのはかなり気になりますね
スマイリーも目的があるとは言ってもいちいち発言が変態的で、洗脳とか改造とかこづくりといった少女を好き勝手いじりたいっていう嗜好が見えて、シナリオ書いた人の性癖なのかなーって思ってしまいます、面白い話だったけどそこだけ気になりました
{/netabare}
【少女を道具扱いする世界】{netabare}
シナリオは面白いけど、少女を性的な視点で見て道具扱いする世界観と敵の目的には嫌悪感があります、めっちゃキモいです
直接的なシーンはなくてもそれを想像させるようなセリフや描写が多い
ヘーミテオスユニットに適合する者を探すために少女をさらって改造手術して、自分の子どもを産ませようとするとかキモすぎでしょー
子どもを作るって言いながらやってることは少女を誘拐して強制してるだけですから最低です
{/netabare}
【主題歌】{netabare}
主題歌はなんでブラック★ロックシューターじゃないの?って思ったけど普通にいい曲で結構好きです
でも最後はちゃんと流れたので、最終回のためにとっておいたみたいです {/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

闇を駆ける星、運命を打ち抜け

この作品の前譚となるOVAと、ブラック★ロックシューターの第1期は視聴済です。

元々、本作が放送されるのを知り、急いでOVAと第1期を視聴した訳ですが…
物語的には、殆ど繋がりはありませんでした。

なので、この作品から視聴しても十分通ると思います。
もちろん、前作から登場しているキャラもいるので、全くの別ものという訳でもありませんでしたけれど…


西暦2062年。
労働力の大幅な自動化プロジェクトの失敗後、
その中核となる人工知能アルテミスが人類との戦いを選んだ末、
荒廃した二十年後の地球。

とある基地の地下研究施設で、ひとりの少女、エンプレスが目覚める。
彼女は人類の守護者3人の生き残りのうちのひとりであった。
しかし彼女には以前の記憶がない。
そんなエンプレスに平和構築軍の大佐は告げる。

エンプレスには、現在、アルテミスが建設中の月と地球を結ぶ
軌道エレベーターを完成前に破壊する使命があることを。
完成すれば月で大量生産中の巨大機械軍が大挙して地球へやってくるからだ。

だが、その行く手を仲間であったはずのデッドマスターやストレングス、
アルテミスの手先である無人軍隊やカルト集団<教育機関>のスマイリーらが阻もうとする。

さまざまな思惑が交差する中、大佐らと軌道エレベーターを目指して進んでいくエンプレス。
その先で待ち受けるものとは……。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…
第1期とは世界観がまるで違っていました。

第1期は、現実の世界とブラック★ロックシューターたちの住む虚の世界があって、現実世界に生きる少女たちの心のゆらぎに虚の世界が看過されていくような、そんな感じでしたが、今回はひたすらドンパチし続けていた印象がありました。

それに、声優さんも思いきり入れ替わっているんですよ。
例えば、主人公に位置付けられるブラック★ロックシューターですが、前作は香菜ちゃんが演じていましたが、今回は石川由依さんが演じています。
それに、今作では「エンプレス」と呼ばれていましたし…

その他、「かつて仲間だった」キャラクターも、立ち位置が思い切り変わっているんです。
もちろん、こちらのキャラの声優さんも変更されています。

前作とこれだけの違いがあったら、もはや別ものと言っても過言ではないのでは…
と思えてしまうレベルだったような気がします。

しかも、今回は軌道エレベーターに向かうという明確な理由もありましたしね…
ですが、wikiをチラ見した際に目にしたのですが、
今回はブラック★ロックシューターがカッコ良く戦って、暴れまくる「ストレート」な作風を目指していたそうなので、結果的に所期の目標を完遂したと言えるのではないでしょうか。

監督は天衝さん。
きんモザ、グリザリア、Rewrite、アズレンなど数々の名作を輩出してくれている監督さんです。
2022年夏アニメで放送されていて、現時点で私の中で高評価の「プリマ・ドール」の監督も務めていらっしゃいます。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ZAQさんによる「ASEED」
エンディングテーマは、高槻かなこさんによる「Before the Nightmare」
どちらも甲乙付け難いくらい格好良い楽曲でした。
もちろん、supercell feat. 初音ミクによる「ブラック★ロックシューター」も、
ちゃんと準備されていましたので^^

1クール全12話の物語でした。
と思っていたのですが、wikiには「ep13 Memories of the Journey(総集編)」が6月26日に放送されたと記載がありました。
あれ…思いきり見逃しちゃったんですけど…
私的には結構楽しませて貰った作品になりました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

世界観が良い。バーチャル美少女を消費する日本のアナロジー…かも。

 ここまで作り込んだSFを作ったことは素晴らしいと思います。ストーリーもこじんまりと小さくまとめず、壮大な部分までもって行きました。キャラもなかなかバックグラウンドを描いていました。

 さて、本作を語るにはまず「ブラックロックシューター(以下BRS)」の名を冠するのに、ふさわしいか、ということでしょう。世界観やキャラ設定などは、あの名作のニコニコ動画の感じが出てました。ニコニコのBRSは挫折からの再生という感じのストーリーでしたので、完全ではないですが、前作のインナースペース的な訳の分からないBRSよりも格段に良かったです。

 キャラとしてのBRSですが、岩じゃないじゃん、という突っ込みはさておいて、キャラ造形は良かったですね。特に戦闘シーンはちょっと感動しました。黒い巨大な武器の雰囲気も出てます。
 室内のシーンは手足のCGが貧弱すぎるのはなぜかよくわかりません。この点だけ不満です。

 ということで、BRSの名を使った本作。かなり曲の世界観の再現が出来ていたと思います。

 で、本作について。話全体もそうですが、特に冒頭の2、3話はかなりセリフによる説明が多かったです。見てればわかるじゃん、いや、それはストーリーで表現しようよ、という印象です。
 さらに、構成として戦闘、エモいシーン、謎解き、施設の発見などを繰り返します。このパターンでの進行します。これはいくらなんでも視聴者をバカにしてるだろう、という印象を持ちかけましたが、考えなおしました。
 これは非常にゲーム的だし、説明がないと嫌になってしまう視聴者向けの配慮だろうなあ、という気はします。

 SFは設定や世界観の他、パズル、謎解き、考察を楽しむんですけど、他の作品を見ていると頭を使って読み解くのは忌避されるみたいです。設定の説明が冒頭に丁寧にされた上で分かりやすい展開にしないと、2020年代において作品として成立しないと考えたのでしょう。止むを得ません。
 が、そうはいってもラストに向かっていろんな事実が明らかになってゆく部分はうまく謎を織り込めていましたので、ここはわかりやすいながらも興味を持てる話になっています。

 次に過剰に性的な内容です。直接シーンとして見せるわけではありませんが、容易に性的な状況だとわかる表現、セリフが多用されていました。
 教育機関のスマイリー…これをなんのアナロジーとみるか、によると思います。ロリ美少女に性的な行為を繰り返す教師みたいにも見えます。が、実際は、マッチョな肉体にキューピー的な童顔は、身体は大人で頭は子供。「成長しない現代人」もっと悪意をこめれば「日本人」を表現しているのでしょう。
 自己主張を身体に文字で描いているのはSNSによる虚構のアイデンティティにも見えます。あるいは作り物のような肉体は拡張現実を想起させます。男性の部分がのっぺりしてました。本物がついているのかすらわかりません。性行為に見えて性行為でないことをしているという可能性もあります。
 教育機関=SNS、ユーチューブだとスマイリーみたいに育つという皮肉もあるかも知れません。
 
 お互いの意思を尊重しないで一方的にロリ美少女を性的に消費するアナロジーなんでしょうね。子供を作らなきゃといいながら、教育機関に赤ん坊の影はありません。美少女をさらって来ては消費する。これはこのアニメを見ているあるいはVチューバ―ばっかり見ているオタク層に対する皮肉になっている、と取るべきなのかもしれません。

 で、更に悪意があるとすれば、BRSは初音ミクの名曲・名作です。初音ミクはバーチャルアイドルですし、BRSも作られた美少女サイボーグ。ラスボスもAIの美少女です。
 皮肉な見方をすれば本作は、虚構のロリで性処理をしていると、子供を作れなくなると、世界が滅びるよ、という話につながります。
 最後、子供らしきものが現れていましたね。虚構の美少女が消えて初めて子供ができるという意味にも取れます。

 百合はまあ、ディズニーですから入れざるを得ないんでしょうね。百合も子供は作れないという意味にも取れますけど。

 AIや機械文明に対する警鐘的なものもあるかもしれませんが、そこはあまり深掘りされません。むしろ、性表現、作られたロリ美少女たちに込められたテーマを読み解くべきだと思いました。

 軌道エレベーターは外から入ってくる脅威のアナロジーなんでしょうか。そこばかり気にして作戦を立てていたら思わぬ方法で攻撃を受けますので、この軌道エレベーターが象徴するものは考えたほうが良さそうです。
 また、日本の技術ばかり吸い取られて、海外に逆転されている現状にも見えます。AIと核融合炉ですからね。
 そして、ラストはでかけて行って戦う。この結末が描かれないのは、結果よりも「日本人よ。子供をつくれ、海外と戦え」と言う風に感じました。


 類似性はいいでしょう。さまざまなSF的表現はどこかで見たものが多いですが、SFのセンスオブワンダーは今や組み合わせです。その点ではBRSというキャラありきの話をうまくストーリーに落とし込めていました。

 CGは良かったですね。一部あれ?という部分がなくはないですが、キャラ達はかき分けられてたしちゃんと美少女になっていました。日本の記号的美少女とCGというのはひょっとしたら相性がいいのかもしれません。武器やバイクなどの乗り物など、非常にSF的な映像表現になっていまいた。

 で、肝心の曲ですけど、前作があるから使われないのはしょうがない、さみしいけど、と思っていました。が、ここはまあ、見てください。

 総評すると、BRSの世界観を上手く使っています。SFとしての話も分かりやす過ぎという欠点はあるものの、ちゃんと尻つぼみにならず大きな方向に向かってゆくので面白いしワクワクもあります。キャラたちのデザインもキャラ造形も満足でした。
 性的な表現にテーマ性を見出せるかどうかで、ここで不快感を持つ人はいるかなあ、と思います。テーマについては私が考察しきれているかわかりませんので、もう1度見たい気もします。

 なお、こんな考察をしなくてもアニメ作品としてストーリーは結構面白いと思います。キャラもいいし、CGを楽しむだけでもいいと思います。曲が好きな人ならなおさらです。

 最後に、ユーチューブの無料1話見てがまんできなくなりました。ディズニー+独占かあ、と思いましたけど月990円ですからね。うまく乗せられて悔しいですが、昔のレンタルに比べれば全然お得かあと開き直って本作見られて良かったです。
 ネトフリのオリジナルもいいのが出てきてますから、それでアニメが進化するなら…でも…うーん。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8

66.3 4 テラフォーミングアニメランキング4位
メガトン級ムサシ シーズン1(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (86)
152人が棚に入れました
ごくふつうの町で、 穏やかに満たされた生活をおくる人々がいた。しかし彼らは、それが、偽りの平和であることを知らなかった。知られざる真実…地球はすでに、滅んでいるということを…。宇宙からの謎の異星人勢力の攻撃を受け、人類は 99.9%が死滅。その敵は『ドラクター』と名付けられた。やがて地球には大きな穴があけられ、異星人の居住に適した環境にテラフォーミングされた。人類は彼らの目を逃れ、シェルターに身を潜めるしかなかった。いつ訪れるかわからない、復活の日を待ちながら…。シェルターイクシアの住人たちは、滅びの日の記憶を消され、何も知らず普通の生活を送っていた。しかし、その中の一部の『選ばれし者』たちは、パイロットとなり、『ローグ』と呼ばれる巨大ロボットを駆り、異星人と戦っていた。そして、今日もまた、新たなパイロットが選出される…。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

意外と良かった

【紹介】
地球がエイリアンによって侵略されて人類の99%が死滅、エイリアンにとって最適な環境に作り替えられて
侵略された事実を記憶から消された人々。
そんな中、人類の未来を守るために立ち上がりロボに乗って戦う少年たちの話
レベルファイブアニメの伝統なのか、ゲームもほぼ同時に発売されています

【作画】
妖怪ウォッチやイナズマイレブンで有名なレベルファイブ制作で作画はとても綺麗だけど、デザインが子ども向けなのでそこが気になる人にはきついかも。
さすが長年子ども向けコンテンツをたくさん手掛けてきた会社なだけあって、丁寧に作られている感じがしますね。

【キャラクター】
イナズマイレブンや妖怪ウォッチのキャラを精神が子どものまま頭身だけ伸ばして高校生くらいにしたようなキャラが多い
イナイレや妖怪ウォッチは頭身が低くて、子ども達が頑張っている感じだから気にならないけどメガトン級ムサシは見た目の割に精神年齢がちょっと幼く感じるのでちょっと気になった。

でも気になったのは最初だけで、話に熱中しているとそんなに気にならなくなってきます。
話が丁寧に作られているからでしょうかね。

【シナリオ】
設定は大人向けですが、シナリオはわかりやすくて視聴しやすい。
わりとありきたりなシナリオで、特にここがすごいってのはないしめっちゃ面白いなんてこともないですが、王道なロボアニメのシナリオで、シンプルな面白さがありますね。

【総評】
クオリティは安定しているし、普通に面白いアニメだと思いました。
見た目の子ども向け感さえクリアできれば、視聴して損はないと思いますよ。
子ども向けっぽかったから期待してなかったけど、思っていたよりも良いアニメでした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ちょっと古臭いし目をつぶって観るところもあるけど、シナリオは結構まともで意外と面白いロボットアニメ!

「ドーナツ地球」とか「一般市民集団洗脳」とか、それはどうなんだという気もする設定は一部あるんですけど、敵対する異星人との交流とか、少し「前世紀のロボットアニメ」的な展開も交えつつ、思ったよりは手堅く展開的にも熱くて王道ロボットアニメ的な作品でした。

SF考証的には気になる点は少なからずあるんですけど、「ロボットアニメってそういうもんじゃん?」という割り切りがあれば、シナリオや心理描写として突飛な点はほとんどなくて、物語として楽しむことは充分にできるアニメだったと思います。

いかにもLEVEL5製作だよなあ、という癖のあるキャラクターデザインや今風でないメカデザインも視聴を阻む要因たり得ますが、個人的には観て良かったと思いますし続きも観たいと思います。

ゲームとの兼ね合いもあって必殺技を叫ぶのは良くも悪くもスーパーロボットっぽいですね。出撃したパイロットが個々に勝手に戦うわけではなく、指揮管制の音声がきちっと入っているのが、個人的には好みです。

オペレーターの音声に厚みがあるのは、初代マクロスなどを彷彿とさせるとても良い演出ですね。

基本的にLEVEL5自社での一社提供で乗り切った潔さも個人的には買いです。

ということで古臭さの障害を超えられれば、2021年秋クールの中ではけっこう良かったんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

反撃は、これからだ。

この作品はゲームと連動したメディアミックス作品だったようです。
アニメの放送が10月1日からで、ゲームの販売が11月11日からだったようなので、アニメの放送を見てからゲームに手を伸ばす方もいらっしゃったと思います。


異星人に奪われた地球

ごくふつうの町で、穏やかに満たされた生活をおくる人々がいた。
しかし彼らは、それが、偽りの平和であることを知らなかった。
知られざる真実…。
地球はすでに、滅んでいるということを…。

宇宙からの謎の異星人勢力の攻撃を受け、人類は99.9%が死滅。
その敵は『ドラクター』と名付けられた。
やがて、地球には大きな穴があけられ、
異星人の居住に適した環境にテラフォーミングされた。
人類は彼らの目を逃れ、シェルターに身を潜めるしかなかった。
いつ訪れるかわからない、復活の日を待ちながら…。

シェルターイクシアの住人たちは、滅びの日の記憶を消され、
何も知らず普通の生活を送っていた。
しかし、その中の一部の『選ばれし者』たちは、パイロットとなり、
『ローグ』と呼ばれる巨大ロボットを駆り、異星人と戦っていた。
そして、今日もまた、新たなパイロットが選出される…。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

私は作り手の皆さまに謝らなければなりません。
最初にキャラデザを見た時、てっきり子供向けの作品だとばかり思ってしまいました。

そのため、最初から視聴しない作品として取り扱っていましたが、マイNEWSにキャッチしているレビュワーさんのレビューのタイトルが流れてきますよね。
そのタイトルが私の予想と反する反応が見られたので、気になって視聴を始めたところ…

半端無く面白いではありませんか…!

特にバトルシーンは圧巻で、序盤から魅了されてしまいました。
視聴する前は、ずんぐりむっくりしてあまり格好良いロボットじゃないな…
なんて思っていましたが、このスタイルが作品にマッチしていて堪らなく格好良いんです。
キャラデザに関しても、直ぐに慣れるので極めて些細なことでしかありませんでした。

そして、序盤はバトルシーンで視聴者を引き込む作品というイメージがありましたが、中盤~終盤にかけて物語の展開も一気に面白くなるんです。
しかも、何度も目頭が熱くなる特典までついてくるのですから堪りません。

「キャラデザだけで視聴を判断してはいけない作品」のTOP10に入ると言っても過言ではないと思いました。
時折、こういうトラップがあるんですよね…
危うく見逃してしまうところでしたよ^^;

物語の全容は壮大で、この第1期は序章にしか過ぎないことが視聴早々分かりました。
既に第2期が22年の秋からの放送が予定されていますが、この後の物語はとても1クールに収まるスケールの大きさではありません。

今は大人の事情で尺が大幅に削られることがないのを祈るばかりです。
因みにYOU TUBEで、「シーズン2解明スペシャル」なる動画も公開されていました。
第1期を総集編でおさらいしつつ、第2期の現時点で公開できる情報で構成されていたので、第2期への期待を否が応でも高めてくれる内容になっていたと思います。

そして視聴意欲を高めてくれるネタがもう一つ…
声優陣がムッチャ豪華なんですよ。
旬の声優さんが惜しみなく投入されているので、声優さんの配役を聞き分けるのも、この作品の楽しみ方の一つだと思います。

オープニングテーマは、ずま(虹色侍)さんによる「MUSASHI」
エンディングテーマは、マナさんによる「滅亡世界のバラッド」と、「奇跡の命」
個人的にはマナさんのよる「滅亡世界のバラッド」がお気に入りでした。

1クール全13話の物語でした。
このレビューのタイトル通り、人類の反撃はこれからです。
ですが、アーシェムが本懐を遂げられることを切に願っています。
しっかり堪能させて貰いました。
第2期の放送も期待しています。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

72.5 5 テラフォーミングアニメランキング5位
大雪海のカイナ ほしのけんじゃ(アニメ映画)

2023年10月13日
★★★★☆ 3.8 (16)
92人が棚に入れました
雪海に沈んでしまった世界で、人々は“軌道樹”という巨木から広がる世界で暮らしている。文字を読むことのできるカイナとアドランドの王女リリハは、水源を求めて“大軌道樹”を目指す。しかし、そこにあったのはビョウザンが君臨する独裁国家、プラナトだった。“建設者”と呼ばれる兵を自由に操るビョウザンは、人類のためと大軌道樹の破壊を目論む。そんななか、カイナとリリハは失われた文字を解読し、衰退する世界の謎に迫ろうとしていた。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

知能より心を選抜する驚異の惑星システム

【物語 3.5点】
今冬放送された1クールTVアニメ版の劇場版完結編。

良く言えば王道。悪く言えば昭和のジブリの焼き直し。

超古代文明の知識や力に陶酔した野心家の凶行に、
ピュアなボーイミーツガールが立ち向かう典型的な構図が継続。

本シリーズならではの個性を見出すとすれば、
この星に“賢者”たちが組み込んだシステムが、大願成就の最大の障害を人間の欲望に設定し、
心の清らかな人間にのみ核心的な権限を与える選抜機能を組み込んだこと。

これにより力なき少年少女が奇跡を起こすお約束を、
シナリオの都合ではなく、先人たちが遺したシステムも後押しした必然として展開可能に。

とは言え、マイペースなカイナでも容易に潜入できる警備甘すぎな敵アジトなど、ツッコミ所はチラホラ。

“大軌道樹”での駆け引きも地階と上階を行ったり来たりする、世界の命運をかけるにはスケールが小さく単調な感じ。
正直、結局最後に2人で{netabare} バルス{/netabare} やりたかっただけでしょうwという私が抱いた邪念を振り払うには、もうワンパンチ足りない印象。
例えば最後は天膜上の宇宙空間でやり合うなど、もう少し多彩なロケーションで没入させて欲しかったなとは思いました。


解答編としては、概ね全ての謎について答えを示唆する材料は提供されました。
予想通りの{netabare} テラフォーミング{/netabare} でしたが、{netabare} 磁場の安定{/netabare} までプランに入っていた。
軌道樹に反応する“コンパス”も伏線だったなど意外な設定も開示されました。

一方で“ひかり”を基軸にした心の良し悪しを選抜するシステムのメカニズムなど不明点も残されました。
ただ、こちらについてはオープンにされないままで良かったとも感じています。

深読みすると、心の選抜システム周りには、知識の制限と文明後退により、人類を無垢の赤子に精神浄化するプログラムも含まれると思われるわけで。
これって一歩間違えばクメール・ルージュにも通じる危険思想を“東亜重工”のAIに持たせるってことですからねw
{netabare} 心が汚いとみなした人間の脳を幻覚も交えてぶっ壊す“亡霊”システム{/netabare} とか背筋が凍ります。

本当は怖い『大雪海のカイナ』よりも(※核心的ネタバレ){netabare} カイナとリリハの結婚{/netabare} という若者の前途を祝した方が後味爽やかですから。


【作画 4.5点】
ポリゴン・ピクチュアズによるCGアニメーション。

惑星全体に組み込まれた賢者のシステムが稼働する描写は圧巻。
巨大ロボ枠の“建設者”も大量動員されバトルを盛り上げる。
SFアニメとして申し分ない劇場版クオリティで魅せる。

ですが私がTVアニメ版に引き続き魅入ったのは人物の表情描写。
アメロテさんの面従腹背の表情は相変わらず含蓄があり読み解きがいがあります。

本シリーズは空から少女が降ってこないで浮上して来るなどの逆転発想の映像が面白い要素ですが、
劇場版でもユニークな映像で、{netabare} “大海溝”{/netabare} ってこっちだったのねwって感じで刺激を与えてくれます。

生物では雪海馬の成獣・大雪海馬が活躍。
馬というよりほぼ首長竜って感じで古生物ファンの私の心をくすぐります。
{netabare} 船に大浮遊棒として使用された大雪海馬の首に反応して寄ってきた
大雪海馬の番(つがい)を眺めて、ロマンとカイナへの好意を感じるリリハ様の赤い顔。
そんな乙女心に気が付かないカイナw{/netabare}
大雪海馬を材料に設定面でも恋愛面でも独特かつ印象的な映像が構築されていました。


【キャラ 3.5点】
劇場版のラスボス・ビョウザン。
大きな犠牲を払う“事業”に勤しむ野心家。
TVアニメ版・ボスのハンダーギル同様、人の心を軽んじて墓穴を掘るパターン。
異なるのは、ビョウザンも昔は“ひかり”が見え、純粋に知識で世界を良くしようと行動していた点。
より情状酌量の余地があるボスキャラで、勧善懲悪な明快さはやや弱い印象。

そう言えばハンダーギルには“建設者”の暴力的なシステムに精神を蝕まれ狂気を深めるといった設定がありましたが、
ハンダーギル以上の東亜重工製品ヘビーユーザーであるビョウザンは案外、自我を保っていた感じ。


リリハは自らの判断により人々が傷つくことを悔やみ、これが弱さだと卑下する。
アメロテは先祖伝来の賢者の鎧の力を受け継ぎながら、祖国を滅ぼした敵に助力してきたことを自嘲する。
2人のリーダーの率直な会話が印象的でした。

決断の結果傷ついた人々の心を無視しないリリハは弱くない。
本作や惑星システムが重視する心の在り方を象徴しています。


恋愛面では、カイナとリリハの関係進展の予感を横目に、
オリノガがアメロテさんの攻略を開始。
乙女なアメロテさんを目撃したい方は劇場に急ぎましょうw


【声優 4.0点】
CGの調整力を生かしたプレスコ収録。

ボスキャラ・ビョウザン役には花江 夏樹さんを起用。
割りとヒーロー役も務めることが多い声優さんですが、
本作では外面が優しいサイコパスを好演。

そんな息子を憂う母親役には桑島 法子さん。
清らかな母に語られると、ますますビョウザンが倒し辛くなりますw

主人公・カイナ役の細谷 佳正さんの飄々としたピュアボイスは健在。
{netabare} 精神を蝕む“亡霊”が出る“関門”{/netabare} という極悪なブラック労働環境に放り込まれる時も淡々としていて、
ある意味、頼もしいような怖いようなw

リリハ様の弟・ヤオナ王子役の村瀬 歩さんにも終盤意外と見せ場あり。
{netabare} 建設者と“シンクロ”して絶叫する熱演が様になっていました。
彼の演じるロボットアニメなんかも是非見てみたいです。{/netabare}


【音楽 4.0点】
劇伴は長瀬 みさき氏とKOHTA YAMAMOTO氏の楽曲が大多数。
澤野 弘之氏はメインテーマとそのバリエーションを提供するだけという体制が継続。
ですが、そのメインテーマをOP曲にした導入は上々のスケール感。
要所を締める役回りでも結果を出す辺りは流石。

ED主題歌はヨルシカ「月光浴」
一聴しただけでは解釈し切れない詩的なラブバラード。
ただ一つ感じるのはカイナよ、リリハ様の気持ちにようやく気が付いたのかという感慨。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

TV版からの手のひら返し?! 壮大なスケール感は劇場版ならでは

【レビューNo.104】(初回登録:2024/1/21)
オリジナルアニメ映画で2023年作品。100分程度。
(TV版の完結編)

(ストーリー)
地表を覆った大雪原から逃げるように人々は巨樹「軌道樹」の上に「天膜」を
作って生活していた。 天膜に住む少年カイナは、軌道樹の根元から登ってきた
リリハという少女と出会う。
リリハはアトランドの王女で、
・雪海に住む者は水を求め、軌道樹のふもとで暮らしていること
・現在水を巡る争いが起き、アトランドがバルギアと対立していること
・リリハは水を無限に出せるという賢者に助けを求め、天膜に登ってきたこと
が明かされる。
賢者がいないことがわかると、リリハはカイナとともに軌道樹を降り、アトラ
ンドへ戻ろうとする。途中リリハはバルギアにさらわれるも
・カイナはアトランドの人々と協力して、無事リリハを救出。
・バルギアとの戦争にも勝利。
・アトランドの地下にある旗が巨大な軌道樹と水への地図になっていることを
 発見。
 → バルギアの造船技術があればそこへいくことが可能。
劇場版ではアトランドとバルギアが協力して、巨大な軌道樹を目指すところか
ら描かれています。

(評 価)
・TV版からの手のひら返し?! 劇場版は高評価
 ・TV版の方もリアタイで観ていましたが、
  ・はじめは独特の世界観が琴線に触れ、興味深く視聴していたが
  ・次第に間延び感等失速を感じはじめ
  ・最後は「約ネバ2」を彷彿させるような、やっつけ感と「ご都合主義の
   権化」と化して閉口。
  ということで、個人的にはあまりいい印象はなかったので、劇場版も正直
  あまり期待せずって感じでしたが・・・
 ・劇場版はハッキリというと、「ナウシカ」そのものです!!
  まあTV版の頃から「ナウシカ」っぽさがありましたが、劇場版では更にそ
  の傾向が強まり(一部をオマージュしたとかいうレベルではなく)誤解を
  恐れずにいうと、最初から最後まで完全トレースといっていい位のレベル
  だなっとw
  しかし個人的には
  ・その名作をしっかり下敷きにしているからこそ、過不足なく物語が奇麗
   に流れ、一本筋が通った作品に仕上がっている。
  ・それでいて(「ナウシカ」のパ●リを見せられたという感じではなく、)
   ちゃんと「大雪海のカイナ」という作品を観たという満足感が得られる。
  TV版の低評価を手のひら返しするに十分な内容だったかなっと。

・尺の割り振りが丁度よかった
 個人的には(プロフィールにも書いてあるように)劇場版のような長時間の
 作品は苦手なんですが、そんなことも気にする暇がない程、没入することが
 出来たかなっと。その要因の一つが序盤・中盤・終盤がしっかり形成され、
 それぞれに見どころがあり、尺の割り振りも丁度よかったように感じました。
 ~以下重要ネタバレ~
 {netabare}・序盤
  ・アトランドとバルギアが協力体制を築きつつも一枚岩でない不穏な描写
   を挟んでおいて、眼前に現れた「大海溝」に飲まれないようまさに「呉
   越同舟」ともいうべき、両者が手を取ってこの困難に立ち向かっていく。
   そして「大海溝」を乗り切ったと思えば、間髪を入れずに「プラナト」
   という新たな巨大国家の襲撃を受けるという。
   ここまでの展開が大迫力でスピード感もあり、息もつかせぬ勢いで物語
   の中に引き込まれていく仕掛けがホント秀逸。
 ・中盤
  ・「プラナト」を統治する最高指導者は「ビョウザン」。
   彼は世界を作った賢者たちの残した大量の資料を読み解き、世界を救う
   たったひとつの方法に辿りついていた。しかしそれを実現するには、賢
   者の残した古代アイテムが必要なようで・・・
   今回初登場となるビョウザンというキャラや、バルギアとは違う統治シ
   ステムで運用されているプラナトという国に成り立ちや彼らの目的等新
   たな展開を過不足なく、面白く描写していたように思います。
 ・終盤
  ・囚われて「労働者扱い」されていたカイナたちの反撃~ビョウザンとの
   対決、そして賢者たちの残していた世界を救う本当の方法とは・・・
   「壮大なファンタジーここに極まれり!!」
   って感じで、広げた風呂敷を見事に畳んだなっと。
   ラストも物語の締めにふさわしい終わり方だったのでは。{/netabare}

伊達に「劇場版」を語っているわけではなく、純粋に
「これ、劇場で観た方勝ち組やろ!!」
と思える程「劇場映え」する出来だったように感じました。
個人的には
{netabare}・アトランドの親衛隊長:オリノガとバルギアの代表:アメロテのロマンスが
 どうなったのだけが気がかりw{/netabare}
という位で、非の打ちどころがないんじゃないですかね。
メインテーマも「Re:CREATORS」で触れた澤野弘之さんで、こちらも作品を
盛り上げるのに一役買ってたように思いますし。

TV版からの手のひら返しが凄いですが、その位個人的にはよく出来た作品で、
劇場でみせるに相応しい内容だったと思います。
それだけにTV版の失速ぶりが勿体なかったなと。 

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12
ネタバレ

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

そういう世界観設定だったのかとすっきりしました。

封切2日めの夕方に鑑賞しました。

お客さんはよくて3割くらいの入りで、人気薄!って感じでした。

TV版は小粒な印象でしたが、それを上書きするアイディアはたっぷり盛り込まれてあったと思います。

ただし、TV版と違って {netabare} 水着回 {/netabare} はありません。

至極真っ当な、正統派ファンタジー作品です。



弐瓶勉氏の原作作品。 実は初見になります。

今回、弐瓶氏は「ファンタジーを描こう」ってことで、その世界観はしっかりと構築されていたように感じました。

劇場で観たのは、やっぱり正解でした。
スケール感はモニターサイズをはるかに凌ぎますし、キャラの演技はさらに微細で、天衣無縫そのものでした。

そして物語は・・・、これは "観た方だけのお楽しみ" ということにしておきます。


あとあと、ひと言だけ。
あの "天膜" のヒミツが、終幕間際になって明かされます。

「え? そうなの?・・そういうことだったの!」と、その大仕掛けにしばらくのあいだ思考が停止してしまいました。

SF的な雰囲気を醸しながらも、しっかりとファンタジー色がちりばめられていたなと感に入りました。



私のお気に入りは、冒頭の映像表現です。

復習のつもりでTV版を観返しておいたのですが、どちらかというと未消化なままの印象が残っています。

それを、のっけから、するどくエッジを打ち込むが如くの映像美術です。

何やら不穏な空気感を打ち出し、やおらに緊張感をブーストする出だしです。

期待値を否応なしにアゲまくる演出。

私はみるみるうちに引き込まれてしまいました。



それにつけても、なにぶんとプンプンするほどにファンタジーしてますので、すべてが理詰めというわけにはいきません。

「うんうん大丈夫。丸のみしちゃうから平気!」って心がまえも必要です。

もちろん、あの作品に似てるとか、説明が足りないっていうのは無粋というもの。

心を広く持って受け止めてくださいね。


滅びかけている世界を、再生へと向かわせる少年と少女の視点。

つまるところ、ボーイミーツガールは "間違いなし" です。

というわけで、カイナ役の細谷佳正氏、リリハ役の高橋李依氏は、この世界観になくてはならない存在感を演じきる難しさがあったのではないかなぁとの思いを馳せました。



TV版の評価は今ひとつでしたが、私は最初から観ると決めていましたので、見届けられたことは十分に満足しています。

ポリゴン・ピクチュアズの3DCG技術は、かなりリアル寄りで好印象。

人物のアクションも、無難にまとまっていて、的を得ていたように感じました。

ただ、デフォルメの面白さという観点では、いささかスポイルされるように見えてしまうのは仕方がありません。

分厚い防寒着だったり、鎧だったりは、もう一つ見栄え性に "華が足りない" ようには感じました。


その分、ストーリーの設定に、そのまま没入することをお勧めします。

とどのつまり、"世界観の余白" を自分なりに咀嚼・解釈すること。

それが弐瓶氏の狙いをキャッチする "確かなキーワード" のように感じました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 11

66.4 6 テラフォーミングアニメランキング6位
アミテージ・ザ・サード(OVA)

1995年2月25日
★★★★☆ 3.7 (13)
80人が棚に入れました
火星に赴任してきた刑事 ロス・シリバスは到着早々、カントリー歌手のケリー・マッキャノンが殺害される事件に巻き込まれる。
そして、その遺体の分析結果からある事実が判明する。
殺害されたのは人間ではなく、セカンドの水準を超える非合法の存在サードであったことが判明する。
ロスはアミテージと共にこの事件を追うことになる。そして、その先にサードに纏わる事実も徐々にその姿を現す。

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

カッコいい

人物の作画はアメコミ風なので好き嫌いが分かれるところ。バトルシーンとメカはカッコいい。ロボットが人間の子供産むとか設定がぶっ飛んでいるが、気にしてもしょうがない。

ちなみに映画版では母親になったアミテージが出てくるが、外見もギャル系から大人の女に成長している。なぜロボットが成長するのか謎だ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 1
ページの先頭へ