テロリズムで頭脳戦なおすすめアニメランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番のテロリズムで頭脳戦なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.3 1 テロリズムで頭脳戦なアニメランキング1位
攻殻機動隊S.A.C 2nd GIG(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★★ 4.3 (2326)
12346人が棚に入れました
「笑い男事件」が解決して半年…労働力不足を補うため国外から招かれた約300万人の招慰難民。日に日に存在感を増す招慰難民と、国家の孤立を謳うインディビジュアリストたちの対立は深まり、テロが頻発するようになった。その状況の中で「個別の11人」を名乗るテロリストがテロと自決を決行する。
だが「個別の11人」のその行為の背後には、あるからくりがあり、その仕掛けに踊らされていただけだった。それに気づいた公安9課は、その事件の黒幕へと迫っていく。
一方、自決した「個別の11人」の生き残りであるクゼは、招慰難民のカリスマ的指導者となり政府と対立を深めていく。そして素子(もとこ)はそのクゼとの間に奇妙な因縁を感じ始める…。

声優・キャラクター
田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、小野塚貴志、山口太郎、玉川砂記子

AKIRA さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

かくいう私も童貞でね(元ネタ知らなかった…)

↑これが元ネタだったのか… 

1期を一気に視聴したので、その勢いのまま視聴。

1期ほどは難解なストーリーではなかったですが相変わらず難しい話ではありました。1期は刑事モノ色が強かったですが2期は政治色が強いですね。難民のくだりなどは色々と考えさせられるものがありました。

後半になるに連れてクゼとゴーダという重要人物を交えての三つ巴は次の展開が読めずハラハラさせられましたし、間に挟んでくる素子の過去のの話もこれまで語られてこなかった過去の話なので非常に興味をもてました。

最後の4話は画面に釘付けになって見ていた。予想はしていたのだけれどもタチコマのくだりはグッとくるものがありましたね。

OP・BGMはもはや言うまでもあるまい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

campanule さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

公安9課、再結成!

前回に引き続き、監督は神山健治、しかしストーリーコンセプトにはあの押井守が参加しています。

主軸のストーリーは公安9課VSテロリストという感じですが、1話完結のストーリーも要所に織り交ぜながら進行します。
相変わらず、非常に細かいデティールで綴られており、見ていて飽きません。

少し難解な思想論も出てきますが、それが攻殻の世界観です。

文句なしに高評価できる作品です。
個人的にはパズが最高にかっこいいです!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

策謀渦巻く戦い、一期を凌駕する内容の濃さ

言わずと知れた、攻殻シリーズのテレビアニメ2期
個別の11人と呼ばれる謎の組織が起こす事件の数々
招慰難民、米帝(アメリカ)や内閣情報庁などの思惑が交錯していく

本筋のストーリーに加えて、一話完結型のエピソードが入ってくるので
一期よりか若干ストーリーのテンポが悪くなったような気がします
それでもやはりクオリティは素晴らしいですね
政治的な内容が多いですから、一期より内容は結構難しいかもしれません
もし日本が難民を受け容れたら、こんなことになるやも知れません。

登場人物や組織が一体何をしようとしているのか、
これを頭の中で常に整理しながら見ていかないと、終盤はなかなか理解が難しい・・・
一回全部見たあとからそれを考えてみるのもありかなと思います
策謀うずまく戦いは見ていて楽しいし、少佐の心情の描き方も秀逸だった。
娯楽性の面では一期の方が優れているし、テーマも分かりやすいので好きなのですが
二期の方が圧倒的に内容が濃いので、ひとつひとつの台詞も聞き逃せない緊張感がありましたw

しかし、やはり個人的に政治的なものを扱ってる作品は
あまり好みではないので一期の方がお気に入り。この辺は好みの問題だと思うけど。

追記

このアニメの内容は極めて政治的内容が濃いので
右派と左派では違った見方があるのかなぁと思ったりする
特にネット右派の人はどう感じるのだろう・・・

茅葺総理の理想に共感する人は多いのは間違いありません。
彼女の言ってることは、今の日本の理想ですから。
しかし、クゼの思想というのはネット社会に対しての痛烈な批判に聞こえる
(ネットに限った話ではないが)
これは一期の笑い男事件でもそうだったわけですが・・・

この攻殻シリーズは、ネットユーザーをかなり意識した問題提起しているので
その辺を考えながら見ると、より楽しめると思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 26

73.1 2 テロリズムで頭脳戦なアニメランキング2位
東のエデン-Paradise Lost-パラダイスロスト(アニメ映画)

2010年1月30日
★★★★☆ 3.8 (1082)
5958人が棚に入れました
ニューヨークから帰国した滝沢朗は、“東のエデン”のメンバーと合流。セレソンゲームに決着をつけるため、内閣総理大臣の別邸へ向かう。滝沢の帰国と同時に、セレソンたちの思惑も交錯する。ゲームはいよいよ最終局面を迎えつつあった。一方咲は、滝沢の過去にまつわる、ある秘密を掴むのだが……。

声優・キャラクター
木村良平、早見沙織、宮内敦士、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、玉川砂記子

DEIMOS さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

世直しアニメの続編の続編。

テレビシリーズで人気を博した東のエデンの続編の劇場版後編。セレソン同士のゲームの終了までを描き切った。しかし、どうも、この決着に納得感がない。ゲームマスターの一存で尻すぼみにゲームが収束していった感が否めないのだ。

神山作品の特徴は、政治、行政、ITなど先端技術、テロリズムなどを取り込んだ社会性にあるのは明らかだが、ここに独特の台詞回しや絶妙な距離感の人間関係といった文学性を加味するのが面白い。学生の頃に見ると、社会全体を世直ししようという気概に溢れた作風に壮大なスケールを感じたものだ。

しかし、ある程度歳をとってからこの作品を見ると、各人のモチベーションがどうも理解しがたい。物部の国民総体に対する考え方は漠然としていて官僚の割にはアプローチに具体性がないし、滝沢に至っては、国民全体に対して何を訴えたいか、あのメッセージでは伝わらないだろう。詰まるところ、何がしたいねん、という感想しか残らない。テレビシリーズのように、ニートという特定層を扇動する手法の方がよっぽど現実性があるし、面白いアプローチだと思った。また、個人の趣味趣向で行動する他のセレソンの方がよほどリアリティがあった。

本作は、リアリティがある箱庭の中で世直しシミュレーションをした良作アニメ、という印象だったが、その観点から見るならば、劇場版は蛇足ではないか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「東のエデン」映画2作目

制作はProduction I.Gのオリジナルアニメ映画です。
ジャンルはSFサスペンス・セカイ系です。


日本に戻ってきた滝沢と咲。
飯沼の姓、セレソンゲーム、Mr.Outsideの全てが明らかになる。


{netabare}冒頭のジョニーに吹いたw{/netabare}

本作で終了です。
前作よりも格段にテンポが良かったですね。
あんまり派手なシーンはないものの、ほぼ全てが明らかになったはず。


今回は滝沢、物部、亜東の国・国民などへの考え方が提示されています。
○滝沢の考え
{netabare}・一人一人は何者かになりたい個人
・個人を尊重した方が、国としての力が増す
・金は貰うより払う方が楽しいという社会の方が健全
 →個人に期待し、みんなで協力し、国力を上げる{/netabare}

○物部の考え
{netabare}・国民は一億人のエゴイスト集団
・無責任で何も決められないくせに他人の意志で動かされるのを嫌う
・国民は個人的感情を注ぐ対象ではない
・この国の人間は呆れるほどシニカル
 →個人に期待せず、徹底した効率化で国を無理やりに動かす{/netabare}

○亜東の考え
{netabare}・我々が築いてきたものは過去の遺物として汚点のように叩かれる
・救世主は日々をコツコツ生きたものであり歴史の敗者のこと
 →表に立っているものに、国を動かしたものなどいない{/netabare}

こんなところでしょうか。
滝沢の考えは彼のずば抜けた人の好さから、物部の考えは元官僚という職業柄から、亜東の考えは裏社会の巨魁であることからそれぞれうかがえますね。
それにしても、物部の官僚組織を見限って官僚制を敷くような考え方は何かの皮肉でしょうか?

{netabare}「俺には同じ方向を見ているように見える」{/netabare}
この言葉は物部と滝沢のどちらも国を良くしようと必死に考えている。
そういうことですよね?


滝沢がどうしても最後にやらなければならないこと。
それは{netabare}亜東を殴ることというねw
しかもスリッパw{/netabare}

結局、{netabare}亜東により記憶を消されるあたりを考えるとセレソンが可哀そうすぎる展開でした。{/netabare}
そこは何とかならなかったのでしょうか。
全体的にあんまりハッピーエンドではないように感じました。


総括して、セカイ系なのでちょっとゴリ押し感が強い所もありますが概ね満足です。
興味があるならば、早めに見るとよいでしょう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 37

sobako777 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

セリフで説明しまくってストーリーを追うだけの失敗作!

これはもう不運としか言いようがない!TVの前半4話までのワクワクをなんとか取り返して欲しいと、願いを込めて見た駄作映画の後半がコレ! 何とかまとめ上げるために、ひたすらセリフでの説明をいろんなキャラに長々とやらせ・・・で、観る側はひたすらストレスを溜め込むはめになった。主人公以外のキャラをちゃんと一人ひとり魅力的に活かしてないから、こんな説明だらけの駄作に成り下がったのだと思う。御大層な構想もモチーフも、キャラが中途半端だと死ぬぜ、全く!主人公の青年以外ぜーんぶ、中途半端!特に恋人役の女の子・・・せめて彼女くらい何とかしろよ、バーカ!・・・と今更ながらムカついている。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3
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