テンプレTVアニメ動画ランキング 7

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のテンプレ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月23日の時点で一番のテンプレTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.8 1 テンプレアニメランキング1位
アイシールド21-EYESHIELD21(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (384)
2235人が棚に入れました
私立泥門(でいもん)高等学校に通う気弱な高校生、小早川瀬那は入学早々ひょんな事から泥門高校アメフト部「泥門デビルバッツ」に主務として入ることになった。
その帰り道、彼をパシリにしていた不良たちに絡まれ、逃れるために泥門駅まで爆走して駆け込み乗車をした。それを目撃したアメフト部主将ヒル魔に翌日強制的に選手にされ、唯一の取り柄である俊足で選手登録名「アイシールド21」として試合に参加することになる。
多くの強豪と戦いアイシールド21として瀬那自身も成長していくことで、全国大会決勝(クリスマスボウル)出場を仲間達と共に目指していく。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

好きなものを語る。

ちょうど小学4年生のときからジャンプを読みはじめました。コロコロコミックより大人なものを読みたかったのでしょうか。
1人で寝るようになったのもそのときだったような気がします。それはもうすごく離れたかったw
その頃のジャンプの看板は終わってしまったものもありますが、今とそんなに変わらなかった気がします。
初めて読んだとき、ワンピやボーボボは知っていたけど、他の作品はまったく知らず、とにかく新しいものに触れた感触だけは残っています。
それと3つだけ覚えているのがあります。後にドハマりするBLEACHは海燕の過去編が気持ち悪くて最初は、
とても読む気になれなかったことと、いちご100%がエロかったことw、そしてアイシールド21に一発でハマったことです。

僕が初めて読んだ号では、アイシールド21はちょうどムサシを探していた話の終わりでした。
「57th down 全て遠い日の花火だと」いまでもガラスに映ったムサシの姿を描いた扉絵をはっきりと思い出せます。
この回のどこに惹かれたのかなは自分でもわからないけれど、でもこの話を読んだときにビビッとくるものがあってそこから春の訪れとともに始まる雪崩のように一気にハマりました。


『アイシールド21』はアメリカンフットボールを扱った話です。
2年のクォーターバック(投手)のヒル魔に、ラインの栗田の2人しかいなかった部活が、
主人公のランニングバック(走者)の小早川セナを皮切りにどんどん人数を増やしていく。
しかし、彼らの高校「泥門高校」の部活は3年の夏まで。
彼らが目指すクリスマスボウル(全国大会決勝戦)への挑戦権は、今年が最後のチャンスなのです。
そんな急造チーム「泥門デビルバッツ」が、アメリカンドリームの精神を胸に、強敵チームを地道に倒していくお話です。

人気少年漫画の宿命なのか(すべてではないけどね)、やはりこの作品も最後に進むに連れてだんだんとつまらなくなっていくものの、1~7巻まではなによりも面白い!
駆け抜けるような展開に、挫折があり、成長がある。ヒル魔を起点とした笑いの部分も最高です。
話のタネにこのキャラを使おうといったところがなく、絶えず歩を進めていく、時間と共に描かれる彼らの描写は自然で、とても素直に感じます。
変に作られた話はなく、彼らの意志が剥き出しのままに肌にビシビシときます。
漫画の絵は未熟なんだけれども(けっこう線も曲がっていたりする)、僕は断然こっちの方が好きです。
この作品は、稲垣理一郎さんが話を考え、村田雄介さんが絵を描いています。
7年も連載されていたので、当然なんだけど絵はだんだんと上手くなっていきます。
線がシャープに、どんどん「綺麗に」洗練化されていきます。
それはそれでいいんだけど、個人的にはマンガ原稿用紙に直接描いたような跡が見える方が結構好みだったりします。
ほんと直線とかうにょうにょなんだけど好きだなーって思います。

しかし、話がだんだんと進んでいくとともに、天才たちが多くなり、あとは必殺技の応酬です。
そして言葉の論理通りに試合が運んでしまっている。
前までに描かれていた話と比べると、試合は1人の選手にフォーカスし過ぎて全体の流れは死んでしまっているし、
点数は話の筋の調整として入れらていきます。試合中も見せ場がないせいか、攻撃の合間に敵チームとしゃべりまくりです。
んー、これではちょっと、と思ってしまう。
それにキャラクターの登場したての頃の良さはどんどん削られていきます。
試合に勝ったあいつの反応は?このときあいつはどう思った?というのがだんだんと描かれなくなっていきます。
そのスペースは他チームの天才たちに取られてしまいます。淋しいですよね。
これをしょうがないと片づけてしまうのであれば、何も言うことはありません。そういうことです。
でも僕が読み始めたのは、そのちょうどこの漫画の転機である58話の1話前です。
僕はこの回からはっきりと漫画の色を変えてきたなと思います。話の作りから絵から構図から何から何まで。
だから不思議だなあって思います。

{netabare}

目に見えて分かるのはエイリアンズ戦のブリッツ。
セナが経験的にホーマーの腕を潰しにいくことに気づき、実践することを描いているけれど、
これはヒル魔が一言教えればそれで済むのではないかと思うのです。こんなことで1話を使うなんてらしくないな、と最近読み返して思いました。

{/netabare}

この漫画の好きなところは、試合で天才たちに一矢報いるところです。
絶対強者である敵になんとかして勝ってやろうというところが面白い。
ヒル魔が奇策を練り、それぞれの努力で培った体と技術で試練をくぐり抜ける様は何度読んでも勇ましい。
鳥肌が手から腕へと駆け上がり、全身へと広がっていき、鼓動もドクドクと早く打つ音が聞こえるくらい興奮します。
ほんとに面白いし、好きです。

でも一番好きなところはと訊かれると、あまり共感はないのかもしれないし、とても小さなことですが、
どんなに強い選手でも自惚れず、ちゃんと先輩に敬意を払うことができるところです。
というかむしろ考えるまでもなく当然だというそれに読んでいてじーんときます。
それはポセイドン戦。
体格の大きい一年生が主戦力のチーム「ポセイドン」では、上級生が少しばかり隅に追いやられているようなイメージがあります。
活躍するのは一年生ばかりで、上級生はトーナメントの最初に出場して負けそうになって交代していきました。
その試合はもちろんポセイドンの一年生が圧勝。
泥門との試合のラストのタイムアウトで、小判鮫先輩が「俺らとかすっかり役立たずで……」と言います。
読んでいるこちらとしても、初めはそりゃあそうだよなあとか思うのだけけれど、それに2人はぽかんとした顔をして返す。
「小判鮫先輩とかが役立たずなんて、俺だって水町だって全員一度も思ったこと無いっすよ。」
ここは本当に素晴らしいなあって思います。僕も運動なんて全然できないから小判鮫に共感するし、
いくらアメフトの部活とはいえ、実力のあるなしで判断をしない彼らのそういうところには感動しました。
最終巻の末尾に描いてあるキャラクター紹介でも、新しく泥門にはいっていきた子(名前忘れた)の紹介文に、
「十文字らの実力をすぐに追い越すが、先輩たちへの尊敬だけは忘れなかった。」と書いてあったと思います。
これを見たときにポセイドン戦のこのシーンも思い出したし、ちゃんと大事にしているんだなと感心しました。
こういうのってなかなか簡単に描けることではないなと思うのです。
ちなみに我王のあれはファッションです。あれはむちゃくちゃですw


と、批判を交えながらいろいろと書いてきましたが、とにかく大好きです。
小学校4年から中学の途中までは、僕のダークヒーローはずっとヒル魔でした。
とにかくかっこよかったし、憧れていた。 ほんとになれるものならヒル魔になりたかったw
まあそんな思い出のある少年漫画です。興味が湧いたらぜひ。

{netabare}

一番好きな試合は、神龍寺戦。

好きなシーンは、盤戸戦の後、セナが疲れ果てて鈴奈に倒れ込んで、鈴奈が一言「セナ、背伸びた?」
このシーンと、この台詞はドキッとしました。こんな台詞出ないよね。
もうひとつは、関東大会の王城戦の後、初詣で大田原と高見さんに会ったとき、去り際に、
「ばっはっは!お前らへのリベンジマッチは、来世か」「もう一度君らと、一緒のフィールドで戦いたかったよ…」
この一言は僕はずしっときました。二度と繰り返されることのない高校のアメフト部。
そこで生涯一度きりの、最高のライバルと、最高のチームに巡り逢え、戦うことのできた喜び。
「来世か」なんて大田原の台詞も、馬鹿にできない。本当にそう思っているから。そうすることができたらいいのにと心の底から思っているから。
王城戦で言った大田原のあの言葉、「本当は、泥門とクリスマスボウルで戦いたかった。」
なんてバカなことをいうんでしょうね。泣かせてくれます。


{/netabare}


あでゅー。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

◎TARGET さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どんなに絶望的な状況でも最後まで絶対にあきらめない男たち

❏総評

原作者は「稲垣理一郎(原案)、村田雄介(作画)」。

ネタバレしない程度にあらすじ

部員2人で部活動すらままならない弱小の泥門高校アメフト部
「泥門デビルバッツ」が、主将のヒル魔(蛭魔)があらゆる手段を使って
仲間を集めながら共に成長し、ライバル校の猛者達と切磋琢磨
しながら、クリスマスボウル(※)出場を夢みて努力奮闘するという、
スポコンアニメの王道とも言える作品。

(※クリスマスボウルとは高校野球で言う甲子園決勝戦のこと。)


作者も公言しているが「リアル40%、ファンタジー60%」の作品なので
いわゆる少年漫画向けの一般的なスポコン漫画同様、演出は
かなりオーバーではある。反面、アメリカン・フットボールを全く
知らない人が見てもわかりやすく、アメフトがいかに面白いスポーツか
視聴者に感じさせるよう色々工夫されているように感じた。


❏アメフトアニメとしての見所

アメフトは他の一般的な球技と異なり、ポジションそれぞれに求められる仕事が
かなり限られているので、ジェネラリストだけでではなく「○○しかできないけど
他はからきしダメ」といったスペシャリストの活躍が許される唯一のスポーツ
と言っても過言ではない。

だから主将のヒル魔は、

小さい頃からいじめられっ子で不良にパシられてきた「逃げ足」だけが取り柄の
主人公のセナをスカウトしたり、野球部で2軍にも入れないが「ボールのキャッチ」
だけは誰にも負けないモン太をスカウトしたりして、他のスポーツでは活躍が難しく
埋もれてしまうような凡人達の個性、「アメフトの世界では光り輝く個性」を見極め、
スペシャリストの集団を作っていく。

しかし当然、1つだけできるより2つも3つももしくは何でもできる選手の方が
選手としては使いやすいのも確かである、しかしそのようなプレーヤーは
皆アメフトの名門高校でプレイしており、泥門高校には居ない。だからヒル魔は
そんな個性的なメンバーを自らの頭脳をフル活用して、効果的な場面で
効果的に使っていくことで本来勝てないような格上の相手にも勝つための
活路を見出してゆく。

アメフトは体力だけの戦いではなく、将棋のようにプレイヤーを駒として
どのようにプレイさせるかで戦局が変わっていく頭脳スポーツなのである。

これらの選手スカウティングから選手へのコーチング、さらに選手本人の
がんばりによる成長までの過程と、ヒル魔の試合中、試合前の頭脳戦/心理戦が
このアメフトアニメの最大の見所である。


❏原作>アニメ

途中、原作の連載に追いついてしまった際のオリジナルストーリーは
盛り下がるものの、原作に沿った方のストーリーラインは原作と遜色ない
レベルですごく面白くできている。

オリジナルストーリーは「ながら見」「1.5倍速」で見ればOK。

アニメの方はストーリーライン上かなり盛り上がってる所で
打ち切りになってしまったので、その後の話は原作で必ず読もう。
というか、読まずにはいられないはず。

主役の1人「ヒル魔」の声優がロンブー敦なのだが、かなりのハマリ役だった。
賛否両論あるが、個人的にはかなりキャラにマッチしていたと思う。
彼はプロの声優ではないので、最初ちょっと下手っぴーだったが、
徐々に良くなっていき途中からは声優として違和感を感じなくなっていった。

あとチアリーダーの「瀧鈴音」役の声優さんが素敵だったので、調べてみたら
なんと「しょこたん」だったw 全然気付かなかった…


❏蛭魔妖一という男

当作品の表の主人公を「小早川瀬那」とすれば
裏の主人公は「蛭魔妖一」である。

「小早川瀬那」はこのチームが勝つためのキーマンの一人であることは事実だが、
選手層も薄く、初心者ばかりのチームを勝利に導いていく大役を担っているのは
圧倒的にヒル魔の方なのである。

上にも記載した通りアメフトは同じプレイヤーで戦っても、戦術次第で強くもなれば
弱くもなる要素がとても強いスポーツなので、心理戦、頭脳戦を介して戦況に応じて
戦術を臨機応変に組み立てられるヒル魔こそが最大のキーマンなのである。

週間少年ジャンプの作品なので、セナが主人公だが、
青年誌向けの連載だったら、ヒル魔を主人公にする設定でもいいぐらいである。

大人(特に社会人)が見る場合は、ヒル魔の勝利への執念と行動力、
どんなに絶望的な状況でも心折れずに最後まで勝利までの道筋を
冷静に考え続ける姿勢に考えさせられる場面もあるのではないだろうか。


❏最後に

最後まで絶対にあきらめない熱い心
狡猾な心理戦、頭脳戦

色々な要素が楽しめるスポコンアニメの良作!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

prost さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

うん、おもしろかった!

アメフトという競技そのものを知らなかったけど、逆輸入状態でハマった作品。
アメリカで人気のスポーツらしいのは、秒単位で試合が展開しちゃう早さ。
攻守同じメンツなのに体力持っちゃうとことかちょっと無理な展開もあるけど、許せちゃうのはなじみがないスポーツだからかな?
キャラクターの個性は圧倒的におもしろい。
頂点めざすスポ根アニメだけどキャラの心理的成長とうまくあっててしつこく感じないと思う。
後半部の閉め方があまり納得できなかったのが残念。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

67.1 2 テンプレアニメランキング2位
治癒魔法の間違った使い方(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (126)
395人が棚に入れました
平凡な高校生・兎里 健(ウサト)は、帰宅の途中、生徒会長の犬上鈴音(スズネ)、クラスメイトの龍泉一樹(カズキ)とともに突如現れた魔法陣に飲み込まれてしまう――。 気づくと、そこは異世界。 3人は王国に攻め込んでくる魔王軍に対抗できる『勇者』として召喚された……はずが、勇者の適性を持っていたのはスズネとカズキのみ。 ウサトは巻き込まれただけだった! しかし、ウサトに“治癒魔法”の適性があることが判ると事態は一変。 救命団団長を名乗るローズが現れ、ウサトを力ずくで連れ去ってしまう。 そこでウサトを待っていたのは、想像を超える地獄の訓練の日々だった――!

声優・キャラクター
ウサト:坂田将吾
スズネ:七瀬彩夏
カズキ:高梨謙吾
アマコ:会沢紗弥
ローズ:田中敦子
ブルリン:渡辺明乃
オルガ:中村源太
ウルル:青山吉能
トング:伊藤健太郎
ミル:堀井茶渡
アレク:奈良徹
ゴムル:堀総士郎
グルド:藤井隼
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

設定も話も面白かったですが、キャラに入り込めなかったです。

 面白い話だったと思います。肉体修行そのものが強さにつながって行くしギャグにもなっているのが面白いですね。治療魔術が最強なわけでなく、辛い修行とセットで身体性が養われる=強くなる感じです。全体的に修行ギャグとキャラ萌えの話でした。

 最後の対黒騎士は治療魔法をそっちの方向で見せるのは、変なチートにつながるのでちょっと疑問でした。が、本作のエピソードとしては、北風と太陽というか、傷つけるものは傷つくし、治す人は相手を懐柔することができる…という寓話になっているのかもしれません。勇者との対比が活きていました。

 キャラとしてはスズネが非常に可愛いかったですね。キャラデザとしては最高に好みでした。ローズは意図的に「ガラスの仮面」の月影先生に似ているのでしょうか。怖くて厳しい過去がある教師を意識したのかもしれません。

 ただ、最大の欠点なんですけど、主人公が「記号」なんですよね。無自覚でやられキャラ。そのくせ最強という駒ですね。無垢すぎて内面が感じられません。先ほど「ガラスの仮面」と言いましたが、北島マヤも同じでした。サブキャラたちは非常に魅力的だし話は面白いんですけど、「主人公」という名の記号になってしまい、魅力を感じません。

 そして、それはスズネ会長にも言えます。ヒロインとして内面の深みが弱いのでせっかくいい設定・造形なのに、単なるおバカキャラに見えてしまい今一つ惚れられない感じがします。

 ローズだけに物語がありました。過去回想の手法は良くなかったですが、現状では内面が見えるのはローズだけかなあ。

 総評すると発想も設定も話も面白いと思いますが、主人公とヒロインが見えてこないので没入感がなかったかなあ。再視聴したくなる感じがありません。作画は良かったですね。量産型の異世界ものとしてはトップクラスに良かったと思います。

 ということで、話は4ですが、キャラは3.5かなあ。設定は良いんですけどね。キャラ萌えの構造の話なのにキャラに萌えられないというのは痛かったと思います。
 作画は4.5。声優はスズネ役が可愛かったし調整として3.5。音楽は3にします。






1話 コメディよりで変化球な感じ。シンエイ動画最近いいですね。

{netabare} シンエイ動画、最近いいですね。「僕ヤバ」「高木さん」の作画のクオリティにかなり感心しましたが、本作も異世界ものの作画としてはかなりいいと思います。

 かなりコミカルな感じで、異世界テンプレからは少しキャラの反応や異世界側の対応も変化球になっているので、ちょっと期待がもてます。

 生徒会長のキャラに悩み事もあるみたいですけど、転生でワクワクしてましたので、どうなんでしょう?ヒューマンドラマがあるのかないのか。がっつり考察するような話ではないでしょうけど、毎週の配信が楽しみになるレベルの作品になればいいと思います。

 掴みは悪くないと思います。なによりアニメが綺麗なのが好感がもてます。{/netabare}


2話 話もキャラも設定も演出もとても良い。会長が可愛い。

{netabare} 今期は異世界モノをチェックしていこうと思い、いろいろ見てますがなかなか面白い話だと思います。

 設定それ自体が秀逸なのはもちろんですが、それを支えるテンポも演出もいい思います。訓練シーンとローズと会長のキャラ造形が秀逸なのが今のところの面白さでしょう。

 超回復のメカニズムとか、身体を鍛えるとテストステロンで性格がポジティブになるらしいのでその辺が主人公の成長と非常に自然にマッチしています。また、同僚と肉体を通じて仲が良くなってゆく描写もいいですね。モブサイコをちょっと思い出しました。我々オタクも少し見習いたいものです。

 途中「訓練についてこられるというお墨付き」は言葉の使い方が間違っていると思います。お墨付きは偉い人が権威を与える時に使う言葉です。

OPの曲名が「CURE」なのは笑いました。この辺がセンスなんでしょう。EDは会長のイメージビデオですね。とてもかわいい絵でした。

 視聴継続ですね。{/netabare}


3話 展開が面白いです。シリアスもギャグも考えられる進行ですね。

{netabare} 不思議なもので、荒唐無稽ご都合主義でも面白い作品と言うのはあるものです。本作はその良い一例かと。今のところですけど。

 誰も今の段階で主人公が死ぬとは思いませんので、その点では安心して見ていますが、展開が面白いんでしょうね。会長が助けにくることも期待しましたけど出番は一瞬でしたね。もうちょっと会長成分が欲しい。

 今期は本作と「俺だけレベルアップ」「最弱テイマー」が苦労しながら話が進む感じなのが、なかなかいいと思います。なろう系ですからどこかで強くなるんだとは思いますが、今のところ話がちゃんと面白いです。

 魔族側が巨乳のお姉さんでしたけど、ローズがいるし主人公の初陣ですから負けキャラですよね。ひと昔前ならローズが死んで後を継ぐ的な展開もありそうですけど、本作はそこまでシリアスは入れないと思いますがどうでしょう?会長たちも活躍が少ないので、悩みとか出てくるのでしょうか?

 シリアスよりでもいいし、ギャグになってもいいです。1クールなら面白く見られそうな気がします。{/netabare}


4話 シリアスな要素もありつつギャグで行く感じかな?委員長可愛すぎ。

{netabare}  シリアスギャグという感じでしょうか。魔族側を見るとコメディ臭がプンプンします。真面目なコンセプトではありますが全体的な雰囲気はそれほど重くしなさそうですね。

 委員長やもう1人の描写も含め、努力が必要な点で転生設定がなかなか有意義になっている気がする一方で、もう現地出身者の努力でも同じ話が作れそうなので、転生であることが無意味になっている感じもします。ただ、そこがコメディタッチであるために気にならなくなっているのでしょう。

 で、委員長が無駄に可愛いですね。可愛すぎです。一見極めて平均的な委員長キャラの割に、なぜか印象に残るいいキャラです。

 視聴継続決定ですね。{/netabare}


5話 サブキャラの描写が丁寧なのがいいかも。

{netabare} もう1歩転生した意味、転生後の悩みなどに入り込めればなあ、と思う反面、委員長のキャラ付けにちゃんとできている点がいいですね。面白い作品ですね。勇者も主人公もオレTUEEEだけじゃないし。サブの描写もおろそかにしていないし。ストーリーというよりキャラで見てるかなあ。 {/netabare}


8話 ちょっとローズの説明頼りになっちゃいましたね。ここまでは十分面白いですが、この数話は若干冗長感がありました。

{netabare} ちゃんと話になっているし、各キャラクターのキャラ付けがあってエピソードもありますので、作品としてちゃんと成立している感じがします。ただ、話の展開をローズに任せてしまっている感じなのが、どうか?ですね。

 ウサトの無自覚とか勇者2人を描くのに、狂言回しが必要でしょうし、ポジション的に全部が見渡せる視点にいるローズが適任なのは理解しますが、どうもセリフで説明する感じがします。

 中間の総括にもなりますが、「なろう」作品としては、かなりのストーリー力だとは思いますが、アニメ化にするときもうちょっと構成とか展開を工夫出来ないものでしょうか。特にこの数話、セリフでの説明が顕著な気がして、6~8話の3話で1話分くらい冗長だった気がします。

 この作品出落ち感は少ないのですが、キャラも増えてきてこの後の展開次第では話が続かないのかな?という危惧もあります。作画も丁寧だしいいと思いますが、1クール分なら十分面白く見られそうですが、それ以降が心配になる作品ですね。 {/netabare}


9話 回想シーンは日本のコンテンツの悪しき点だと思います。

{netabare}  8話のレビューで、1クールなら面白く見られると書きましたが、回想の入れ方ですね。12話でほぼ2話回想は長過ぎでしょう。「なろう」全般に言えることですが、設定を後付けで説明する場合どうしても回想を使いたくなるみたいですが、これは感情移入の視点がズレるからやめた方がいいと思います。週刊連載も同じですけどね。回想か学園パートが始まると醒めてしまいます。

 本作の場合、ローズの目の事とキャラ付けから言って決して後付け設定ということではないと思いますし、生還した魔族もキャラが立ってますので何かあるのでしょうけど。それにしては長いです。アニメ化の問題というよりこれは原作からじゃないかと思います。

 回想シーンは必要最小限にしてほしいなあ。感動ポルノにもなり勝ちだし。日本のアニメ・マンガ・ラノベのすべてに共通する悪い点だなあ、と思います。{/netabare}


10話 話は思ったより…ですけど、会長の作画が無駄にいい。

{netabare} 治癒魔法で反転ですからね。話は読めますけどそっちの方向?悪魔には白魔法がきく的なやつでしょうか。
 もっと治癒…治療行為とはなにかをクローズアップしないのかなあ…という気がしなくはないです。そっちにいっちゃうと治癒魔法が無敵魔法になる俺TUEEEになってしまいます。

 戦場における治癒行為って着目点としては悪くないですからね。今回のフォーメーションも設定としてよく考えられています。

 当初思っていたほどストーリー展開が飛び切り面白いわけでもないし、テーマも深いわけではなさそうですが、しかし、なろう系としてはここまでは悪くないと思います。

 問題は会長ですよ。会長可愛すぎですけど、ちょっとあざといですよね。ウサトくんラブにもうちょっとストーリーがあると良かったんですけど。

 しかし、作画がいいなあ…無駄にと言っては失礼ですけど、異世界転生ものでこのレベルって、無職とかオバロとかのビッグネーム以外だと「聖女の力」くらいでしたけど、本作の作画、特に会長は最高です。顔のバランスがいいので非常にいいです。
 これは原画がいいという奴なんですかね。CGが優れているのでしょうか。よくわからいけど、スタジオアドとシンエイ動画…どちらの技術か知りませんが、これは本当に感心しました。

 まあ、あと数話ですもんね。作画と設定は評価したいですね。 {/netabare}









 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

脳筋ヒーラーの正しい使い方

序盤は自分にヒールかけながら地獄のようなトレーニングで鍛え上げて脳筋な話だなーって思ったけど、回復をどう戦闘に生かすのかな?って思ったら、「ああ、そういうことね」って思って、戦闘も脳筋な感じだしストーリーも単純で最後まで脳筋な印象のまま終わった
難しいことなく気軽に見れて、面白かったです!

メイン3人、元々は現代の普通の学生のはずなのに、元々ファンタジー世界の住人なの?ってくらい異世界になじみすぎています
そんな感じで細かいことは気にするなっていうノリがなろう系だなーって思った

だんだん面白くなってくる感じだったので2期あるなら期待してもいいかも

良い人ばっかりで不快なポイントがなくストレスを感じない話なので、異世界なろうアレルギーじゃないならそこそこ楽しめるんじゃないでしょうか?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最後まで楽しめた優良なろう

なろうで原作は未読。学校での人気者の二人、犬上先輩とカズキが勇者として異世界召喚されたところ、偶然一緒に居たウサトも召喚されてしまう。彼はモブキャラで元々これといった特技がないものの、異世界では珍しい治療術属性持ちと判定される。しかしなぜか異世界人たちは慌てふためき、彼を隔離しようとしてるところを、突然やってきた救命団団長ローズに見つかり強引にさらわれて彼女の部下にされ血のにじむ特訓を課せられる、、、

と、なろうお約束の異世界召喚よりもずいぶんと斜めから入る。そもそも主人公のウサトには最初から俺Tueeのチート能力は無く、ローズ団長から血の特訓を受けさせられて才能を開花させていくみたい

ウサトは心根がいい奴で、自分は勇者では無いとしても犬上先輩とカズキが勇者として役立つようにと前向きに協力したいって考えてたりする。それに負けず嫌いで、ローズ団長の特訓に色々文句を言いつつもあっという間に救命団に馴染んでる。彼、性格いいよね。その点は好感触

周りの人たちもいいよね。特に犬上先輩が、見た目は才色兼備の生徒会長なのに、実はかなり中二っぽく勇者として燃えていそうな所や、救命団団長とその部下たちがかなり危ない脳筋バカっぽいけどそれぞれ人はよさそう

私は人間関係にストレスの無い話が好きなんで、今期のなろう枠では一番期待できるアニメかな

最終話まで見て

ローズ団長の過去話以降、ちょっとストーリー展開がごちゃごちゃしてバランスがイマイチだったかも。特に黒騎士と獣耳の娘は、出てきたはいいけど紹介だけでおわちゃった感じでもう一歩ウサトに絡んできてほしかった

とはいえ悪いわけじゃない。ウサトは相変わらず負けず嫌いの頑張り屋でローズ団長からの特訓に文句を言いつつもまじめに取り組んでるし、犬神先輩も相変わらず残念なまま。とはいえ俺Tueeeなろうは、能力アップのたびに妙ないきりキャラになりがちなことも多いから、ぶれないいい人たち、ってのは意外に新鮮でよかった

終わり方から見て、第二シーズンを念頭にいれてるのか、それともまだまだお話が続く感じを見せて原作/マンガの販促につなげたいのか分からないけど、この部分で終わらせたのはちょうどよかったかもね。実際続きを読みたくなったので読んでみます

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

67.2 3 テンプレアニメランキング3位
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (110)
342人が棚に入れました
公爵令嬢リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナーには秘密があった。それは『20歳で命を落としては5年前の婚約破棄の瞬間に戻る』こと。 商人、薬師、侍女、騎士など様々な生き方を存分に満喫してきたが、7回目を迎えた今回の人生こそ長生きしてごろごろすると決心する。 しかし、決意を胸に城を飛び出そうとしたところ、残虐と名高いガルクハイン国の皇太子アルノルト・ハインと邂逅。 彼こそ騎士人生でリーシェを殺した張本人だが、妙に気に入られ――「願わくはどうか――どうか、俺の妻になってほしい」 生き残るため、戦争を起こさせないため、過去に得た経験を駆使し、敵国の花嫁となったリーシェの7回目の人生が始まる。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

令嬢の生き様

重すぎず手軽すぎずちょうどいい感じで安定して面白いアニメでした
例によってこのアニメもぜんぜん悪役令嬢感ないですね・・・

この作品でまず目を引くのはリーシェの華やかなドレス七変化
他のキャラクターも変化していますがやっぱり主役、際立ってます!
場面ごとに次々と華やかな衣装を披露してくれるリーシェ、髪型や髪飾りもさりげなく変化しています!
せっかく貴族令嬢として生きているのに毎日同じドレスじゃつまんないですよね?
女性作者のこういうこだわり好き

7回の人生を一生懸命生きて色々なスキルや知識を身につけてきたリーシェの前向きな生き方、そんな百戦錬磨のリーシェとすら対等以上?に立ち回るアルノルト殿下のミステリアスで底知れない魅力
自分も強くありたいけど、やっぱりパートナーになる男性は対等か自分以上の殿方じゃないと!っていう作者の理想が垣間見えて素敵ですね!
これだけ立ち回りが強い2人なのに恋愛に関しては奥手な感じでもどかしくてキュンとしちゃいますね
なのにここぞという場面では余裕たっぷりに決めてくれるアルノルト殿下カッコ良すぎませんか?

目いっぱい人生を楽しむ姿勢に、向上心、綺麗な服装に理想の王子様像、作者の「好き」がいっぱい詰まってますから、魅力的なのでしょう

7回真剣に生きてきたからこそのアドバンテージで、ズルしてる感じは薄いしリーシェの立ち回りに納得感もある、丁寧に考えられた物語で好感が持てました

OPもEDも作品愛にあふれていてとてもいいですね

アルノルト殿下がここからどうして戦争に向かってしまうのか?
リーシェの7回のループもなんでループしているのか、過去のループで何があったのか、謎や語られてない部分があります
いい感じに終わったけど、物語はまだまだこれからって感じがしましたね
続きがとても気になります

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

たナか さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

NTRフェニックス

おもしれー女のオレツエーイケメンアニメ。
ちっとも悪役令嬢ではないのでそこが許せない人は無理。

死に戻るたびに専門知識と特殊技能を積み上げてきた超人リーシェだが戦禍に没すること既に6回。今回は戦犯である皇帝と事前に遭遇、興味を引いた彼の元へと嫁ぐことに。優位な立場を活用し「これ、前世でみたやつだ!」でサクサクと影響力を拡大し戦争回避を目指す。

OPは心地よいイケボ。EDは映像が素敵。

古典の嫌味をことごとく潰す話運びの妙義が楽しい。擦られ設定だがビジネス品質。建築や内装などの美麗背景や凝った衣装など美術面のこだわりも随所に。CGも上手く馴染んで違和感はなし。リーシェの作画も萌え萌えしてなくて見やすい。アルノルトの作画は超安定で最初から一貫して高品質。正面も横顔もヒキも背中もイケメンと一切の妥協なし。イケメンアニメの鏡だよ。

06
テオドール陥落ゥ、メインの謎に絡まないとはいえやや性急気味

エルゼとカミルの状況を汲んで口裏合わせてテオドールの茶番に乗ったフリするリーセだが、二人がテオドールに逆らえない状況説明はあったほうがよかったかなあ。テオドールが貧民街に肩入れするのも皇帝に相応しくないと思われたいからなのか。執心なのにポッと出のやつに掻っ攫われて取り乱しては地固まるという鉄板イベントのイイハナシダナーではあるけども、これではお互いに思い込みが激しいだけのアスペ兄弟になってしまう。

んで今回はリーシェのイキリがいただけない。せっかくの前世設定を使わないなんて。商談の時には異世界ものでキャラがビジネスを語る痛々しさを「前世で見たやつだ!」で消臭できる利点を利かせてたのに。今回も「前世のどこかで学んだやつ!」ってのを回想で演出しないと。多分原作はちゃんとしてたのではと。もうそんなのいちいちやらなくてもわかってるだろ、と同じことの繰り返しを避けたのかもしれないけど。あそこを切り取ったらいつものやつレベルのイタイやつでしかない。

幾多の縁に支えられての人格形成や能力開発ってのがいつもの安易な天啓スキルマスターではないこの作品の良さだと思うのです。ルート分岐→失敗→はい次!ではなくてこれまでの人生で受け継いできたさまざまな師匠たちの想いを積み重ねてきたリーシェの生き様が、出会いの大切さをそのまま物語っている作品の根幹をなす部分。ここを安易に端折るようならまるで回想のないフリーレンみたいに別物になってしまう。

お役立ち姉上ショタのセットアップは完了。しかし相変わらずアルノルトはいったい何がしたいねんというミステリアスキャラはブレずに徹底。イケメンの胸中の思惑を謎とするミステリとして、異世界オレツエーのガワだがきちんと少女マンガとしても成立してて両立させてるのすごい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

悪役令嬢とはいったい?

悪役令嬢ものにしては戦闘に力が入っていて見応えがあった。
タイトル回収も早く7回ループした理由もキチンと表現していた。
主人公はとても明るくまっすぐな性格で、真面目で行動力があり働き者で超正統派ヒロインでとても好感がもてる。
好感が持てるからこそ思う。
悪役令嬢とは何なのか?
悪い役の令嬢のはず。このヒロイン特に悪い感じがしない。むしろ、貶められたヒロイン令嬢って感じ。
そこが気にならなければ楽しめるかな。

2話視聴
普通に面白い。今までの悪役令嬢物の中では一番好きかな。作画もよくあるなろう系のゆるキャラでなく少女漫画みたいなキャラ。
まあ、ご都合的ではあるけど今までの7回の人生で培った知識や技術を使ってチヤホヤされる感じ。
ラッキーで手に入ったチート能力ではないから好感もてる。
まあ、あくまで低い期待よりかは面白いって感じ。

6話まで視聴
回を追うごとに七回ループしたという設定が薄れていき、
ただ優しいお嬢様が頑張るアニメに。
その結果この作品のオリジナリティがなくなり飽きた。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

68.8 4 テンプレアニメランキング4位
ゆびさきと恋々(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (100)
283人が棚に入れました
この手で「好き」って伝えたい…。 累計発行部数360万部突破(電子含む)、各種賞にランクインし、SNS などでも多くの反響を集める森下 suuが描く『ゆびさきと恋々』。 女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けてもらう。 聴覚障がいがあって耳が聴こえない雪にも動じることなく、自然に接してくれる逸臣。 自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…⁉ 聴覚障がいのある女の子・雪と世界を旅する大学の先輩・逸臣のピュアラブストーリーがはじまる。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 少女マンガ的な感じが好みではないので視聴中止します。

1話 2人のやり取りがさっぱりわからない。僧侶的な何かなんでしょうか?

{netabare} 僧侶的な何かかと思ってたら、ラブストーリーでした。で、聴覚障碍者の女の子の恋愛なんですけど…うーん、ルッキズム?ちょっと2人の心のやり取りがまったくわかりませんでした。予告編だと私に戸惑わなくて…とか言ってましたけど…それでいちいち惚れちゃうの?

 一旦障害は横においておきましょう。

 雪の世界に入れて???なんでそうなるの?あの店の2人はいかがわしいことこの上ないですが、女子の好きなタイプと言うのは分かります。男が好む作品で、ロリ巨乳のドジっ子JKがセーラー服で店でバイトしているようなモノでしょう。そのマインドと同じで、一目ぼれとか或いは「助けてもらった」「特別視しない」というもっともらしい理由をつけて興味を持つのはいいでしょう。

 ただ…うーん…分かりません。リアリティが全く感じられません。とりあえず付き合ってやることやるだけの話なんでしょうか?遊ぶだけ遊んで捨てるつもりが心惹かれてという展開だということ?いや、結局女子にとってのリアリティというものをやっぱり私が理解していないということだと思いますが…

 障碍者とのボーダレスという点では特別な意味付けをする必要はないと思います。まあ、きっかけの一つでというのはいいでしょうけど…

 あまりに分からな過ぎてかえって興味があるかも。何が描きたいの?登場人物多いけど群像劇…じゃないですよね?ゆびさきって手話の事ですよね?

 それとも消防士というか僧侶的な何かなんでしょうか?女性なら理解できるんでしょうか?まあ100%女性原作でしょう。 {/netabare}


2話「いっそ安全なところにいてくれればいいのに」というセリフが琴線に触れました。

{netabare}  中盤で「いっそ安全なところにいてくれればいいのに」というセリフが無ければ2話切りだったかも。その後、ラオスに行く=世界が広がるという展開の前振りかな?

 かなり評価しているアニメ映画版の「ジョゼと虎と魚たち」がまさにこのテーマだったので、琴線に引っかかりました。もしそこを描いてくるなら見たいかも。ラブの理由は前提として受け入れて見た方が素直に見えるのかもしれません。

 先天性で、手話と筆談とスマホとリップリーディングと補聴器を全部使う人って珍しい気もするのですが、その辺はリアリティあるんでしょうか?ここは知識不足で適当な事は言えませんが、ちょっと気になったので調べるかも。{/netabare}


3話 エピソードの連続とポエミーなモノローグだけの感動ポルノに見えなくはない。

{netabare} うーん…話になっていない気がします。小さなエピソードの積み重ねが延々とあるだけで。モノローグで恥ずかしいポエムを延々と聞かされて、エモい場面が連続するだけです。

 聴覚障害で問題がある場面があっても、周囲の人が全部解決してしまいヒロインの苦労として描かれないので、真面目に描いている(つもり)なら申し訳ないですが、感動ポルノとしての障害に見えてしまいます。

 その点で言えば、手話ノートは例えば小学生とかなら心温まる話なんでしょうけど、大学生がやることか?という気がします。スマホ持っているというこはネットでもユーチューブでもいくらでも動きがある手話学習ができますし…

 うーん…あと1話だけ見て判断しますが、印象としては昔はやったケータイ小説のような物語のないエピソードの連続で終わってしまいそうな気がします。{/netabare}


4話 少女マンガ的な感じが好みではないので視聴中止します。

 あまり障碍が活きていなかったと思います。いろんな立場の人を作品に登場させるのはいいと思いますし、そこに意味性を持たせようとしすぎるとおかしなことになるのでそれはある意味いい事なのかもしれません。

 しかし、肝心のストーリーというか感情の動きが理解不能でした。場面中心の少女マンガ的な表現が多く、読み取れる人にはちゃんとわかるのだと思いますが、私には無理でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

聴覚障害の描写はよかったが・・・キャラ描写に違和感

【レビューNo.115】(初回登録:2024/3/24)
コミック原作で2024年作品。全12話。

(ストーリー)
聴覚障害を持つ女子大生糸瀬雪は、困っているところを波岐逸臣に助けて
もらう。実は逸臣は同じ大学の先輩で国際サークルに入っていて、バック
パックで海外を飛び回る学生生活を送っているのだった。
耳の聞こえない雪にも動じることなく接してくれた逸臣に、少しずつ雪は
惹かれていく。

(評 価)
・聴覚障害の描写はよくできていた
 ・主人公は聴覚障害を持つ女子大生・雪ということで、この聴覚障害の
  描写はホントよかったと思います。
  ・手話から始まり、最初逸臣のキャラデザをみたとき「唇」が特徴的
   で凄く違和感を覚えたのだが
   → 後に雪が「唇の動きを読む」という描写があり、そのために唇
     を細やかに動かす必要があるということで凄く納得できた。
  ・それから
   ・背後から不意に近寄り触れられると(足音が聞こえないので)ビ
    ックリする。
   ・聴覚障害がネックになって、なかなかバイトが見つからない。
  といった描写は、言われてみれば「なるほど!」なんですが、普段だ
  と健常者には気づかないわけで、特にバイトの話は個人的にかなり衝
  撃を受けましたね。
  それでいて、聴覚障害を前面に押し出した「感動ポルノ」的な創りで
  なく、「雪の日常の一コマ」的な自然な描写は好感が持てましたし。
 ・また逸臣の
  ・バックパッカーで感性が日本人離れしているところがある。
  ・「言語習得マニア」的なところがあり、「手話も言語のひとつ」と
   いう捉え方をして雪と関わっていく。
  というキャラ造形は自然さがあり、この辺りはよかったと思います。
 
・ラブストーリーというかキャラ描写に不満が残る
 ・主人公・雪が逸臣に少しずつ惹かれていく描写はかなり丁寧で納得感
  もあり、この辺りは上手く描けていたのかなっと感じました。
 ・しかし逸臣の方の描写が・・・
  「『雪』という名前のように『白く無垢な純心さ』に惹かれたのかな」
  と感じる部分はあるのですが、全体的に
  「はじめから都合よくイケメン男子に惚れられた」
  という唐突感が凄くて・・・
  まるで「わた婚:清霞様」を彷彿させるような女性原作者さんの妄想
  「『理想の王子様』を描きたかっただけなんかい!」
  という感じが拭えなかったんですよね。
 ・逸臣については、会って間もないのに「頭ポンポン」がネット上で物
  議を醸したらしいのですが、個人的にはこれより
  {netabare}「俺を雪の世界に入れて」{/netabare}
  の方が、「こいついきなり何言ってんだ?!」って感じで「ムリ!」
  って思ってしまいました。
  女性的にはこういうセリフがグッとくるのでしょうか?!
  上述したように逸臣は感性が日本人離れしているところがあるので、
  「こういう距離の詰め方が逸臣らしい」
  と言われれば、そうなのかなあとしか言いようがないのですが。
 ・それにこの2人以外の登場人物も「親友」「恋敵」等のサブキャラに
  魅力がなく
  「こういうキャラがいた方がエピソード創りやすいよね♡」
  みたいな原作者都合が透けて見えるというか・・・
  サブキャラの掘り下げなんかもあるんですが、それを見ても「とって
  つけたような」という印象の方が強いというか、こちらに積み重って
  くるものがないんですよね。極論でいうと
  「2人を引き立てるために、他のキャラが存在する」
  という構図に見えてしまうみたいな。

・雪というキャラへの思い入れが強すぎる?!
 こういう表現が適切かどうか分からないですが、感覚的には
 ・原作者はある意味雪というキャラへの思い入れが強すぎる
 ・それ故に「雪目線」で視点が固定されてしまい、物語を大きく俯瞰
  できていないようにも感じる
 という印象かな。なのでキャラの造形が
 ・雪:凄く共感できる「理想的な主人公」
 ・逸臣:雪からみた「理想の王子様」
 ・サブキャラ:雪からみた「都合よく関わってくる存在」
 という構図に見えてしまうみたいな。
 そういう意味では、雪にしっかり感情移入して視聴できれば
 (「雪目線」ではきれいな世界が構築されているので)
 「理想的なストーリー展開で凄くいい作品だった!」
 と感じられる反面、私のように1歩引いてしまうと
 「何だか歪な世界に感じてしまう」
 という評価になってしまうのかなっと。
 そういうところが少女漫画原作らしいといえばまま納得感もありますが。

「声」に頼らず「手話」「読唇」「筆談」で2人の時間を紡いでいく描写は、
美しく愛おしさを感じましたし、聴覚障害の描写はよくできていたと思いま
すが、ラブストーリーというか主人公以外のキャラ描写に違和感を覚えたの
は残念でした。
特に物語に厚みや深みを出すために、サブキャラを魅力的に育てるってかな
り重要だよなって感じましたね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

難聴のヒロインが恋に盲目になる話。

1話視聴
よくある、クール系イケメン。
だけど、電車でほぼ初対面ですれ違いままに
頭ポンって怖くない?イケメンならキュンってなるのかな?別の意味でドキッとしそうだけど。
ヒロインの耳が聞こえないことによる心理描写は
リアルでよかったんだけど、ちょっとチョロ過ぎる気がする
2話視聴
ヒロインはまあ一目惚れしたって事で受け入れると可愛いかな。耳が聞こえない個性もある程度活かされてると思う。
ただやっぱり主人公がきになる。
頭ポンポンポンポンバカにしてんのかってウザくなりそう。言動がチャラい。
幼馴染くんの方が常識的で好感持てる。

6話視聴
作品へのこだわりも感じるし、他の恋愛ものと差別化もできてる。
けど、キャラのことがどうしても好きになれずここで打ち切り…と思って見てたんだけど、いやー最後は正直やられた。
予想はできたけど、あの壁ドン、描写からのEDへの入りちょっとかっこいいと思ってしまった。
それに、耳が聞こえないからこそ成立するシュチュエーション、うまい。
もう少し見ようかな。
ただ、人の色恋に口を出すつもりはないけど2人とも好きになれない。

最終話視聴。
やっぱり六話で打ち切ってよかった気がする。
何か大きな変化やひと悶着あるのかなって思ってたけど、最後の最後まで
主人公君はこんなに素晴らしいんだよ!と必死に伝えようとして終わった。
主人公の周りを顧みない自分勝手な行動ばかりうつし、難聴なだけで大変だろうにヒロインは恋に盲目になりカッコいい!の繰り返し。
ホントにカッコいいキャラってあんなに説明されなくても自然とカッコいいって思えるんだよね。

最後まで二人とも好きになれなかった。絶対おうし君の方がいいよ。
あと、主人公君が棒読み過ぎて感情がないのはキャラ設定なのかな?
最終話抑揚のない「おいしそー。」は聞こえてたら嫌味に取れるほど、
棒読みだった。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

59.5 5 テンプレアニメランキング5位
結婚指輪物語(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (77)
244人が棚に入れました
月刊「ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス刊)にて大好評連載中のめいびいによる漫画『結婚指輪物語』。累計部数130万部(電子書籍含む)の人気作がいよいよアニメ化! どこにでもいる普通の学生サトウは、幼馴染のヒメへ密かに想いを寄せていた。 告白を決意したある日、サトウはヒメから遠いところへ引っ越さなくてはならないと突然の別れを告げられてしまう。 恋心を諦められないサトウがヒメを追って辿り着いたのは、なんと異世界だった。 ヒメは、異世界に5人存在する「指輪の姫君」のひとりだったのだ。 サトウはヒメからいきなり結婚を求められ、勇者「指輪王」として世界の脅威に立ち向かうことに。 さらに、指輪の真の力を引き出すには、残り4人の姫たちとも結婚する必要があり……!? 5人の姫との異世界新婚ファンタジーが、ここに始まる――!

声優・キャラクター
サトウ:佐藤元
ヒメ:鬼頭明里
ネフリティス:島袋美由利
グラナート:上田瞳
サフィール:加隈亜衣
アンバル:小松未可子

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ポルノとしての価値しか無いモノを地上波で放映する意味は?

 最終話(12話)まで観ました。2024.03.27

 深淵王倒せないのか…。で、2期に続くと…。ハーレム完成しているのに次は何をするのかな?

 ハーレムものと、世界を救う勇者の物語は、相性が悪いですね。男と女のイチャイチャ話は構造的に世間から隔離されているため、外界の情勢と連携できません。

 恋愛において、外部の都合は雑音でしか無いので、ハラハラする冒険譚を上手く作るには相当な技量が必要な様です。結局、セカイ系になって、物語が破綻します。

 本作品も、主人公達だけ撤退していますが、命懸けで深淵王と戦っていた味方の戦士達はどうなったの?置き去りで全滅かな?

 ハーレム外の敵味方の動静を描かけていませんし、描く気も無い様です。

 1期を観る限り、ポルノ的なハーレム物語と、異世界冒険ファンタジーの良いとこ取りをしようとして、上手く消化出来ていない失敗作としか評価出来ません。

 2期で挽回出来るか期待しています。今期のHIGH CARD、ノアールと、1期が駄目なら2期も駄目な感じだったので、ジンクスを破って欲しいです。
……………………………………………………………………… 

 6話まで観ました。2024.02.11

 異世界ハーレムものですが、地上波では規制が厳しいので、中途半端です。

 この手の話は、色んな種族の女とヤリまくりたいというポルノ的な価値しか無いので、湯気や謎の光の邪魔があってはいけません。

 スマホ太郎もそうですが、ハーレム要員を連れ回る話は、女性達を人格のある存在として描き難いので、物語としても面白くありません。

 無理なくハーレムを成立させるには、大奥や後宮の様に女性達を社会から切り離す、もしくは源氏物語の様に妻のもとへ男が通うスタイルで、女性達の横のつながりや社会との関係を生じさせない様にしないといけません。

 珍ポは一本しか無く、無限発射出来ない以上、取り合いもしないで強制や規制もないのに男の都合のよい時に股を開いて待っている女性達など、非現実の妄想ポルノでしかありません。

 ワザワザアニメ化しなくても、原作をポルノとして楽しんでいれば良かったんじゃね?としか思えません。もしくはOVAや18禁ネット配信専用とかで公開するとか、やりようは色々ありそうです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

RIGHT and LIGHT

異世界ハーレム×古典王道ハイファンタジー。
構造こそハーレムっぽいが可哀想を楽しむ作品ではない。

2期へ続く!

サトウの幼馴染のヒメは異世界の姫だった。異世界を救うには5人の姫の持つ5つの指輪が必要。指輪王となったサトウは異世界そして何よりヒメのため、残り4つの指輪を求める旅へと向かう。

OP・コテコテに王道で壮大な楽曲と映像が最高。ラストは罠。
ED・ヒドい手抜き映像だが見た目で判断するなって挑戦状かも。

異種族が交差するハイファンタジーの醍醐味を軽いノリでサクサクライトに味わえる楽しさがある。フリーレン以上にハイコンテクストで、シリアス・コメディ・微エロが入り混じるのも人を選ぶか。本格ファンタジーだと長くてシリアスで重たい硬派な雰囲気が逆にハードルの高さにもなるが、異世界ハーレムとの融合で気楽にサクサク楽しめるよう時勢に合わせて軽めのファスト作品へと昇華させた逸品。

光の国・人間_ヒメ_ツンデレギャル
風の国・エルフ_ネフリティス(54)_モジモジロリ
火の国・獣人_グラナート_オラオラ姉御
水の国・竜人_サフィール_ドSわらわ
土の国・ドワーフ製ロボ_アンバル_サイコパス

12
指輪が揃うも深淵王の撃破ならず。リベンジに向けて花嫁修行!

花嫁修行言いたいだけだろ、と思えば2期はヒロインズのバトルもありなのかな。メンバー集めが終わってここからが本番って感じか。各々の見せ場も作れてより面白くなりそう。生き別れの妹も出てきてやれることも増えた。今期で戦闘要員ではなかったヒメとネフリティスも魔法を覚えて参戦って流れ?あの二人が前線でバリバリ戦うのはなんか違うのでバッファーとかのサポート役でいてほしいところ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

うーん、ハーレムが好きで見たのですが… ハーレム物として失格。ハズレです

1話感想 3.3 うーん、ハーレムを作る主人公は嫌いじゃないのですが…

何でしょうね?
基本的には悪くないんですよ。
異世界転移してハーレムで、というのはまあ全然普通ですし、そういう話は大好きです。

ヒロインはなかなか可愛いと思いました。
では申し分ないはずなのですが… うーん?
主人公がいまいち気に入らなかったかなぁ。

なんとなく煮えきらないというか…。
何でしょうね。いや本当に悪い、という程でもないのですが。

調子に乗っている、という程でもないですし…。
うーん、主人公の見た目かな? あまり格好良くは無いですが。
何だろう。まあ幼馴染でずっと好きで、そこはガツンといけよ、というところで煮えきらない、という感じがやっぱり何だこいつ、感があったのかな。
そういう部分で主人公を一発で好きにはなれませんでした。

主人公に都合の良い話しは主人公を好きになれないと残念になるんですよね。

作画はそこまで綺麗ではないですね。ただちょっとエッチな所は良かったです。
そこまで気に入ったわけでは無いですが好きなタイプの話しなので見たいとは思っています。
本数次第で諦めます。

全話感想 
まあ「ちょっとエッチ」と「ハーレム」を目当てに最後まで見ました。
結論としては… 残念ですね。おすすめできるハーレムものではありません。
良いハーレムものとは何か。
それはヒロイン全員を愛することです。
この主人公、5人の嫁と結婚しなきゃならん設定なのに、一人の本命が居るんですよ。
ちょっとないですね。
ハーレム主人公たる者、ハーレムメンバー全員を愛することは必要最低限です。
残念ながら良いハーレムモノではありません。失格です。

ハーレムものの良いところは、ヒロインを不幸にしない点にあるのです。
ヒロインを1人だけ選ぶと、選ばれなかった他のヒロインは不幸になってしまいます。
じゃあ選ばれなかったヒロインには別の男をあてがえば良いかというと、オタクってのはそういうのが大嫌いでしてね…。じゃあヒロイン全員を幸せにしようと思ったら、ハーレムしか無いじゃん、となるわけです。
皆愛して皆幸せ。めでたしめでたしです。

しかし本作では本命ヒロインがはっきりしていて、全員幸せにできないんだったらハーレムものにするんじゃねぇって話ですよ。
なんだかなぁ。わかってねぇなあ。

ストーリーもきっちり一期で締めずに続くような作りで… いや続きは原作で、と言いたいのでしょうが、微妙にしか思えません。

まあハーレムが好きだからと、わざわざ見たけれどいまいち報われなかった感じですね。残念です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

55.4 6 テンプレアニメランキング6位
THE MARGINAL SERVICE(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.7 (61)
139人が棚に入れました
ある日、地球はグレイ型エイリアンに襲われた。エイリアンの攻撃になすすべもなく壊滅状態の航空自衛隊を救ったのは、実在するはずのない人間の顔を持つ“伝説上の生き物”だった。 国家はその事件で彼らが地球で共存していたことを初めて認識することとなり、彼らを≪境界人≫と呼び監視下においた。 そして数年後……移民や不可解なテロ事件が発生し、混沌とする世界にある機関が発足された。それが≪マージナルサービス≫≪境界人≫専門の犯罪を取り締まり、その存在を徹底的に隠蔽する機関である。 舞台はジャパン澁宿……集められた精鋭たちがジャパンの誇り“ニッカポッカ”をまとい、日夜≪境界人≫と対峙しながら地球を守る物語である。

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

首尾一貫して終始茶番!主人公達が要らねぇという壮絶なオチに戦慄せよ!

 12話(最終話)まで観ました。2023.07.03

 境界人は悪い奴では無かったようです。真の敵は…。

 と、言うか最終話で雑に謎が明らかになるため、以前の話が全て要らんことに。結局、主人公達は居ても居なくても良かった…、むしろ余分なことをしてたらしいです。

 何となく、ギャグ路線だったのは、最後に視聴者が怒らんための逃げだったんですねぇ…。

 ゼノと主人公以外のメンバーは始終空気でしたが、最後まで活躍しませんでした。

 ゼノもムスコー!ムスコー!で組織の足を引っ張る困ったちゃんで、いる意味が良く分かりませんでした。

 最終話でゼノが、「この世は糞だ!」とか語っていますが、お前らがクソだろ!と、ツッコミたくなります。

 なんで、こんな企画が通ったのか誰か教えて欲しいです。

………………………………………………………………………
 7話まで観ました。2023.05.25

 中々脚本が狂っていますね〜。アニメオリジナルはこれだからたまりません。

 雑な作戦の末に捕まるマッチョとメガネ…。残った味方組織の半分のメンバーは日焼けするからと勝手に帰ってしまいます。

 浅い理由で敵のアジトで仲間割れするマッチョとメガネ…。チャラい主人公が一番マトモな奴なんですが…。

 組織の体をなしてない秘密組織ってなんなん?こんな組織のために殉職したりしたくないんですが…。

 ギャグかシリアスか迷走しており、観ていると困惑します。酒でも飲みながら観ると良いかもしれません。

……………………………………………………………………… 

 5話まで観ました。2023.05.11

 どうも、あまり物を考えずに流行りのテーマをぶっ込んできているようです。

 今回は紅一点のライラ掘り下げ回プラス管理社会がテーマですが、いい話風を装って雑に人が死にます。

 アンブレラの研究所じゃ無いんだから、内部の人間ごと殺すセキュリティって酷くない!?

 敵の境界人も雑な奴です。ネットワーク支配してんじゃないのかよ…。

 ギャグっぼいのに組織と主人公達が無能なため、モブが死ぬ展開が平気な人向けです。

 主人公達が全員脳筋なので、観ていて唖然とします。これは酷い…。

………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2023.05.04

 移民排斥、政治的テロと、難しいテーマをぶっ込んできますが、真面目にとりあう気は無いようです。

 境界人は、妖怪的な生き物で、不法移民と同じで社会の底辺に追いやられているそうです。

 で、もって麻薬を作って売ったり爆弾テロをしたりするのですが、何かチグハグです。

 主人公達の本部も爆弾で狙われたりしますが、いくら何でも警備とかがザル過ぎます。マスコット的なキャラが吹き飛ばされているのに、反応が…。

 主人公のバディも、深刻ぶった奴ですが、何か根本的な所が抜けています。本当に人間なのかな?

 シリアスでもギャグでも無い、土方ヒーロー達は、組織としても人間としても無能というか、人間性が欠如しているというか…。

 このアニメ、作っている奴が境界人なんじゃね?と言うくらい、登場人物達が一般常識を持っていないので、何が言いたいのか終始不明です。

 流行りのテーマである移民問題やテロ、麻薬なんかを取扱っていますが、多分消化不良で何となく物語が進んで行きそうです。

 スタイリッシュさだけを求めた雰囲気アニメで終わるのは、多分間違い無いでしょうが、オチがどうなるのかは少し気になります。

………………………………………………………………………

 1話視聴しました。2023.04.12

 熱血正義漢の主人公が仲間とともに悪い「キョウカイジン」をやっつける話です。

 まぁ、どこかで観たことある感じです。メン・イン・ブラックみたいです。

 「キョウカイジン」は倫理感や思考が人間と違うので事件を起こすそうです。

 この設定で大丈夫か?と少し心配になります。思考形態がちが〜うで片付けてしまうと、そもそもコミュニケーションが取れない化物とただ戦うだけの話になりそうです。

 まだ判断出来ないので、取り敢えず視聴継続です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

京野菜 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

何を見せられてるのか

バディモノと筋肉とUMAをどうにか無理やりくっつけた、意味不明なアニメ。
タイガー&バニーみたくしようとして失敗してるのと、BL要素を狙って腐ったお姉様方をターゲットにしようとしてるのと、そこにUMAをひっつけて筋肉で固めようとしてダダ滑りしてる、やりすぎ都市伝説のアニメ版みたいな訳の分からないアニメ。

筋肉要素が全く生かされてない。

声優さん達も仕事とはいえ、こんなのに携わるの可哀想に思えてくる。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【優生思想】まるで「イエローモンキー」を嘲笑うかのような作品

イエローモンキーとは黄色い猿のことであり、日本人に対する蔑称であります。

日本は欧米列強に果敢に挑み、大戦にて惨敗を喫したのであります。

そしてご存じの通り今に至るわけでありますが、GHQが敗戦国の日本人に対して行ったのは
ありとあらゆる思想的トラップを駆使したような洗脳工作でありました。

「科学万能主義」教育もその洗脳工作の最たるものでありまして、
別に証明されたわけでもない単なる仮説でしか過ぎない「進化論」を盲目的に信じ込まされ
日本人の祖先は猿であるというトンデモ説に対して疑いの余地を挟むこともないのが現状であります。

知能水準が猿並みの日本人にこの推理ゲームの謎が解けるか?と言わんばかりに突きつけられたのが
本作でありまして、故に本作の解釈難易度はスーパーハードになっているのかもしれません。

もちろん「メインインブラック」も本作の謎を解く手掛かりとなりますが、
「They live」もかなりのヒントになるような気がします。

話をわかりやすくざっくり言えば「プリプリ」の主人公アンジェの口癖である「黒蜥蜴星人」を{netabare}
題材にしたような作品でありまして、本作は「黒蜥蜴星人」の伏線回収作品であると
考えられるわけであります。

「黒蜥蜴星人」の元ネタは爬虫類型宇宙人の「レプティリアン」というやつであり
「They live」、即ち「レプ」が我々のすぐ傍に潜んで暮らしているような説を唱え
世界に衝撃を与えたのがカリスマ陰謀論者で名が通ったデイビット・アイクであります。

結論から言いますとカリスマ的な地位に祭り上げられる時点で彼は工作員確定であり
「レプティリアン」なんていう地球外生命体がいるわけがないのですが、それに追い打ちを
かけるようにして、デイビット・アイク以外にもアメリカ国家安全保障局(NSA)及びCIAの元局員
であるエドワード・スノーデンなる人物が「地底人」いる説を暴露しつつ
ロシアに亡命を果たすという騒動が起きたのでございます。

しかしながら話は簡単であります。
「レプティリアン」にしても「地底人」してもいるなら証拠を出せばいいというだけのことで
証拠がないないなら存在しないと同じことになるわけですが、当方がこれらの
未確認生物の存在を全否定しないのはスピリチュアル系と呼ばれる奇妙な思想傾向を持つ
ある種のオカルティズムに毒されたような種族がいることを知っているからであります。

スピリチュアル系の思想を前提にそこから導かれる「レプティリアン」とは何であるか
についての仮説その1は「レプティリアン」とは生物ではなく精神体であり、従いまして
目視できないものであるというものあります。

目視できない、手でも触れられない幽霊のような精神体をどのようにして認識するのかと言うと
スピリチュアル系の人が得意とする【チャネリング】という方法でこれと
アクセスするということであります。

【チャネリング】と言うとまさにオカルトトンデモ話のように思えますが、【呪術文化】においては
【チャネリング】は当たり前のように行われており、世界のいたるところで
この儀式の痕跡を確認できるのであります。

卑弥呼の事例や戦前の日本、そして世界中で当たり前のように行われている【呪術】の儀式を
まるで認識できない現代の日本人とは、一体何を見ている種族なのでありましょうかと
何とも言えないような残念な気持ちになります。

【チャネリング】を別の言葉で言い表すと「神降ろし」であり、「幽体離脱」ということになります。

「ガンダム」とは「【ガンド】アーム」のことでありますがこの【ガンド】も【呪術】の幽体離脱に
似たような意味合いがある言葉だったりします。

【チャネリング】する際に欠かせないのが「ドラッグ」でありまして、マジックマッシュルームや
大麻そしてアヤワスカなどの幻覚作用のあるドラッグが使用されるのが常であります。

今から3年位前のことになりますが日本の若者、主にスピリチュアル系の人たちの間で
わざわざアマゾンの密林にまで出向いてアヤワスカなるドラッグを吸いに行くのが
ちょっとしたブームになったことがありました。

アヤワスカなどのドラッグを吸引するとトランス状態になり様々な幻覚を見るとのことであります。
体験者の聞き取り調査をした学者さんがおりまして、その事例をまとめたところ
「2匹の賢い【蛇】」が語りかけてきたりとか、【クラウン】というトランプのジョーカーに
あるような道化師が語りかけてきたなどの報告例が複数ありまして、ある特定の傾向が
確認できたということであります。

神社には「しめ縄」があり、正月には「鏡餅」を飾りますが、「しめ縄」も「鏡餅」も
【蛇】が由来であります。

幻覚ドラッグを用いた【チャネリング】=「神降ろし」の儀式で「賢い蛇」の意識体と繋がることが
できるためそれが「蛇神信仰」となり、謎の精神体信仰が生まれたと、このように
理解できるわけであります。

呪術文化を前提に考えれば爬虫類型宇宙人の正体も容易に理解できますが
【レプティリアン】にはもう1つの解釈が存在します。

ネットではこのような噂話がありました。
実は英国女王は「レプティリアン」であるというものです。

中には英国女王が爬虫類型宇宙人であると本当に信じている人もいるのかもしれませんが
この説の闇が深いところは、「レプティリアン」とは比喩であり意図するところは
別にあるということであります。

英国王室には秘密があり、その秘密を暗示するのが「レプティリアン」でありまして
つまり意図するところは「トカゲ脳」の人種であるということであります。

世界に暗躍する【英国東インド会社】とともに英国の黒歴史はあり、英国王室もその黒歴史に
関わってきた闇の種族であることからこれを「トカゲ脳」の人種というわけであります。

英国国教会の首長たる英国王室は【ローマカトリック教会】と結託して
カナダ先住民モホーク寄宿学生の子どもたちを見事にまでに大量殺戮したのであります。

https://youtu.be/AAy_LO39svQ

https://youtu.be/AFDqRCPvi18

更に英国王室のアンドリュー王子は今世紀最大のスキャンダルとも言うべき
【ジェフリーエプスタイン事件】の舞台となった通称「ロリータアイランド」に赴き
売春案件に関わった嫌疑をかけられ米国捜査当局より事情聴取のための出頭要請を受けるも
だんまりを決め込むのであります。

「黒蜥蜴星人」とは英国王室が「トカゲ脳」を持つ人種であることに対する皮肉なのでしょう。

血の伯爵夫人【エリザベート・バートリー】と同じように英国王室も【優生思想】に毒されており
人の血が通っているとは到底思えないまるで異人種のような生き物であるわけであります。

歴史を見れば一目瞭然であります。
【上級国民】とはなるべきしてそうなったのであります。

【世界の支配方法とは?】ヨーロッパの黒の貴族 失われない植民地世界支配の伝統
https://youtu.be/b6Hpl_7E0lM{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

56.1 7 テンプレアニメランキング7位
攻略うぉんてっど!~異世界救います!?~(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★☆☆ 2.8 (35)
105人が棚に入れました
2022年「中国優秀ネット視聴作品」受賞! 同年、bilibiliにて配信されたオリジナル新番アニメ作品にて堂々の第2位! 合計視聴数8000万回を突破した、この秋一番かわいい異世界ファンタジーコメディがここに! 社畜生活を送っていたアラサー女子・イノーは、ある日不慮の事故によってゲーム世界へと召喚されることに。 魔王によって平和が脅かされる異世界で、同じく召喚された引きこもりニートにして美少女勇者のエンヤァとともに、現実世界へと戻る方法を探りながら、異世界を救う大冒険が始まる――!?

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

3Dになって作画は良く。でもキャラ、内容は悪い。中国アニメは相変わらずか

3Dになって作画は良い感じですね。
日本でも十分通用しそうなレベルです。
大体原神とか、日本人でも楽しんでいる作品を中国は作れているんだから本来はこれくらいのグラフィックは作れるはず。
3Dになって、良くなったのではないでしょうか。

しかし内容は…
相変わらずの中国クオリティですね。
なんか中国人が描くストーリーでは、キャラが微妙なんですよね。
いちいちうざく感じる。

キャラが全員人の話を聞かないし自分勝手で…。
基本全員性格が悪く感じます。
いつもの、死んでも金にがめつい中国クオリティな性格しているなぁ、という感じでした。

まだまだ中国アニメが普通に楽しめる時代は来ないのかな。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「やらなくていいゲーム」

中国×フルCG×ゲーム世界×暴力女というHSPには悪夢のようなアニメ。
原神ライクなキャラがわちゃわちゃする冒険活劇。

3Dモデリングや質感などCGそのものを楽しめないとキツイのかも。

社畜OL30歳がゲーム世界でドタバタ珍道中。日本人好みのウェットさは皆無でキャラが基本姑息でしたたか。ニチアサの綺麗事メルヘンや深夜ラノベのご都合オ◯ニーでもない自己中で人間くさいキャラは上級者ほど馴染みが薄くて違和感を感じるのかも。「リアルではこんなことできないよね」とゲーム世界と割り切ってるからこそ傍若無人に振る舞う彼女たち。ネット弁慶に対する批判や皮肉も含んでいるのかも。中国は日本より酷そうだし。

ディープなオタクにはネタが薄いしアニメ上級者にはガサツさが不快かも。CGはかなりハイレベル。構図も工夫されてて安易にグルグル回すだけのやつとは違ってちゃんとアニメの画角になってる。現場が安くこき使われてる日本製手書きアニメより全然金かかってるはず。

06
やはり特には話が進まない

魔神の攻撃に対してのMISS判定は救世主ゆえの超回避かと思わせといて他のキャラでもMISS判定?で実際はノーツのMISS判定だったとはね。こういうとこゲーマーじゃないと面白がれないかな。ガチャの高レア確定レインボー演出とかのお約束も。ただの天丼を「ククク…先が読めるぞォ」ってなっちゃいそう。

もうちょっとネタの濃度と頻度を濃くしてくれたらなあ。オマケに頼りすぎ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

本作品よりつまんないのってあったかな?

 
(6話視聴後)

一話あたり3~5回寝てしまう。おかげで何回も見返すからスゴい時間かけて観る羽目に。なぜ寝るかって、ハナシに脈絡が無くて全く集中できないから。お国柄だろうか。

わちゃわちゃしたコメディ風だが、笑いのツボも全然合わない。同じ日本人だったとしても様々なんで、国が違えば致し方ないと諦めるしかないのかも。日本語訳もそのまんま訳したわけじゃないだろう。そのまんまなら絶望的に笑えないのか、訳し方に問題があったのか、そのへんはわからない。

作画というか3DCG自体は頑張ってるんだろうけど、バトル等以外で必要ないというか面白さに寄与してない。まぁ頑張ってるで賞くらいは授与するかな…。

正直観てて眠すぎて苦痛ではあるんだけど、なんとかひとつでも面白さを見つけたいと思い視聴継続。中華系だからと毛嫌いせず、面白いと感じる自分のツボを開発していきたい。
…が、今のとこ苦痛。あと何話で終わるんやろ。評価はまた後ほど。
__________

(全話視聴後)

で、最後まで観たんだが…
話数が進むほど困惑する。「何が面白いと思って作ってんだろ?」観てる間ずっとこの疑問だけが何十回も頭に浮かんだ。で、結局何がなんだか分からず終了。

すいません、中国の人でレビュー書いてくれる方いませんか? この作品の内容、個人的には最低最悪のカスとしか言いようがないんすよね。そういや作中で男性の声を聞いた記憶がないな…?

別に中国産だから文句言ってるわけじゃないんで。今期で言えば、翻訳版「クズ悪役の自己救済システム」とか結構好きだし。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
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