ドジっ子でコミカルなおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのドジっ子でコミカルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番のドジっ子でコミカルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.1 1 ドジっ子でコミカルなアニメランキング1位
この美術部には問題がある!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1193)
6277人が棚に入れました
なんのへんてつもない普通の学び舎「月杜中学校」にある、普通の美術部。
そこには、絵の才能があるにも関わらず理想の「二次元嫁」を描くことに使命を燃やす内巻すばるくんと、そんなどーしようもない内巻くんのことが気になっちゃう宇佐美みずきさんがいた。
そして、2人を気にしていないようで気にしている寝てばかりの部長に、そこはかとなく気配だけしている謎の部員コレットさん。
そうした少し残念な人達が集まった美術部では、今日も何か問題が起きてーーー。

声優・キャラクター
小澤亜李、小林裕介、上坂すみれ、東山奈央、水樹奈々、利根健太朗、掛川裕彦、徳井青空、丸塚香奈、田中あいみ、小松未可子、佐倉綾音、しもがまちあき
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

この美術部の問題はほぼほぼ『コレちゃん』である(๑˃́ꇴ˂๑)ノ

原作コミック 全12話 原作未読

この美術部には問題がある!⇒通称「この美」


‘16年夏放送の隠れた名ラブコメ作品との声が名高い本作はそう!
コレがw 実に面白く見どころ満載の~

”初々(ういうい)” ”照れ照れ” ”バチコーン” 学園ラブコメ作品♡


美術部というままめずらしい題材を舞台に描かれ
画材とか、彫刻とか、キャンパスとか、ディーゼルとか
あと、○レットとか( ´艸`)w

繰り広げられるドタバタバカラブコメディなのですが⇒
コレがw私的にかなりツボって、笑えて面白かったので
ぜひぜひ皆さまにもご覧頂き楽しんで頂きたい作品です♪


誰かを好きになったり、恋に夢中になってしまうと
ついつい周りが見えなくなってしまいますね(✿´ ꒳ ` )

今作のヒロイン、恋する乙女『宇佐美さん』はというと…

顔を真っ赤にして、キャーキャー(*ゝェ艸)も~内巻くんのバカァ―♪キャー
と気持ちが全部表情に出まくっていて、見ているこっちが恥ずかしく
なっちゃうくらい、わかりやすくってかわいかったですネ♪


私、既に皆さまの本作レビューを何件か拝読させて頂きましたが

“宇佐美さんがかわいい” “ただただ宇佐美さんを愛でるアニメ♪”
“宇佐美さんの宇佐美さんによる宇佐美さんの為のアニメ★”

との意見が大半を占めていて、ぅんぅん๑•̀ω•́๑
そーですネ! それは間違いないぞ!
うさぎさんの髪どめ、かわいいしネ(・×・)ゥンゥン♪

だけど… だけどもだっけど~(*ゝェ艸)!!!!

いや、むしろ私が書きたいのはまわりの問題がある!
アホキャラ(←大絶賛♡)たちについてなんだけれどもφ(‘ω`∞フフーン♪

あ、あれ?! ひょっとして…
私が注視しているところってやっぱりちょっとおかしいのかなぁ、かなぁ

だって基本本作視聴時の態勢は
常に『コレちゃん』待機モードだったんですもの(*´Д`*)ハァハァ♡

わんさかいる問題児さんたちの中でも…
まずその筆頭が『コレットさん』こと『コレちゃん』でしたよネ!

毎回いろいろやらかしてくれますネ♪
はい、意味不ですね♪
それが、コレちゃんへの褒め言葉ですよ…_φ(゚∀゚ )アヒャ

ぴゅーーーーん◟꒰◍♡Д<◍꒱◞ ぉぉおおおーーー(๑˃́ꇴ˂๑)ノ
宇佐美せぇ~んぱいッ♪ ゆ~めせんせ~ヾ(o´∀`o)ノ ししょう~|♡Д<。)ノ!!!
クルックー♪ クルックー♪ クルックルックルックー♪ ε(*゚△゚*)з ♪

まぁ~とりあえず、すみぺさんが毛深すぎるんですよネ(*´Д`*)ハァハァ♡
ED「恋する図形(cubic futurismo)」最高です★ ぁのダンス♪ PV最高です♡
もちろんアニメの絵も面白くって大好きですよ♪

“何やら中二病でも恋がしたいの某凸キャラを彷彿させますが
その匂わせ具合も個人的にツボだったりします(*ノ∀`*

勘違いトレイン回”は特に秀逸でしたネ!
トラブルの起点は全てコレちゃんから始まるのでーす(∩`ω´)⊃)) しゅっしゅっ

{netabare}◟꒰◍´肉‵◍꒱◞ ٩(๑´肉`๑)۶ (♥ó肉ò)ノo(๑˃́肉˂๑)ノ♡{/netabare}

屋上の陽気に抗えず、思わぬ現場を目撃してしまう『部長先輩』と
コレが現場に戻る犯人の気分かぁと落込む『コレちゃん』の…、

2人の会話が…
まぁー噛みあわない噛みあわない(ヾノ・∀・`) 滅裂トークたちw

「ぇ、何の話´゚д゚`)?!」
最高に腹がよじれふきだました(*ノ∀<ฺ*)σww

とにかく、『コレちゃん』が
ぶっとんでて面白くってかわゆすぎです꒰◍´∀‵◍꒱o♡oコレマチガイナシ!!


問題児といえば
部をまとめる『部長先輩』も大問題でしたネ!

Yシャツのボタン全開でダボッとズボンに手をつっこみサンダル姿の
部長先輩は“美術部の活動”は寝ることの一択のみ♪

あとはひたすら、宇佐美さんと内巻くんにチャチャを
入れて楽しみ、しまいにはコレちゃんとバカをしだすというとんでもない始末。
ぐ~たら気ままなな優しいおじさん★ で良いキャラで好感でした!

というか、部長とコレちゃんは何を思って、何でまたw
美術部にいるのですかネ(*` 艸 ´)w

とにかく趣味⇒寝ること 
このキャラに悪い人はいませんネメモメモ_〆(・ω・`)≡(´・ω・)ノペタ■

それを強く感じられたのが” もえさんぽ回”でした♪

“ほのぼのゆる萌回”でこの話だけでもぁたし永遠に見ていられますネ♪
むしろ私、こーいう話をずーと観ていたい人なんです(✿´ ꒳ ` )

何を隠そう、萌香声が…!!!
まさかのう○る声優あてでキュン死するレベル(*´Д`*)ハァハァ♡

部長さんが萌香を抱きかかえるシーンが特にキュン♡ってなりすネ♪
とにかくコレさんぽ、もえさんぽは回は必見なのでまず見てください((人´Д゚))


□*■*まとめると□*■*

宇佐美さん(みずぅー)が可愛い♡ コレ間違いなし!!

“美術部はかわいい女のコを書く部活”と公言し
三次元など全く興味ないと言い切る内巻くんも

中二病全開でコレちゃんを手なずけ、かの㊙秘伝、魔道書
“ネクロノミコ”を探しては、エロ本に顔を真っ赤にする伊万里ちゃんも

おっとりマイペース、おどおど、小心者で”{netabare}寝込みロックオン”{/netabare}なゆめ先生も

大問題だったのですが…

全てのハプニング、トラブルの根源は
全部コレちゃん、ほぼほぼコレちゃん♪ 絶対コレちゃんであって◟꒰◍´∀`◍꒱◞

I need love『コレちゃん♡』でした!! ぁ、たまに部長先輩もw


ゆる日常、ラボコメ好きな方!!

あと「中二病でも恋がしたい」や「干物妹うまるちゃん!!」などが
好みな方には合いそうな予感♬ ぜひご覧頂きたい作品です٩( ´ᆺ`)۶♫ ★

おススメです!! ぜひщ(゚д゚щ)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 62
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

この美は宇佐美さんの可愛さで保ってる!

途中ダレた回もあったけど、楽しく観させていただきました。
登場人物が特徴があって分かりやすいです。
ベタな対応がまたおもしろい。
最終話の {netabare} 「そんな簡単には呼ばせてあげないんだから」{/netabare}はとても良かったです。最後に来ておじさんもドキッとしちゃいました。

前半は全力でドタバタ回で始まり、
文化祭と最終話など良い話もありました。
原作は続いているようですし次があれば、他のキャラをもっといじってベタ対応が観てみたいです。


美術部部長殺人事件の {netabare} グーパンチの後、拳に赤ペンキ、頬に赤ペンキ、頬に赤ペンキ。私的に非常にGOODでした。{/netabare}
缶接キッスでは {netabare} 友達が部室に来るのが嫌だったけど最後には感謝してほんのり良い気分の物語。{/netabare}
美術部へようこそでは{netabare} 立花先生の新顧問へのサプライズを前顧問と美術部員で行うお話。これまた良い気分になるはなしでよかったです。。。。。でも一体コレットさんはなにをしているのでしょうか。{/netabare}
勘違いトレインでは{netabare} やっぱり行動意味不明なコレットさんが物語の種をまきます。アフリカ系キン肉マン?
勘違いが勘違いを生んで、最後はみずきの恋の方向へ。この恋成就できるのかなぁ。{/netabare}
謎の美少女転校生では{netabare}間違いなく部長は40代の大人です!枕投げをするみずきとすばるのことを自分の子供のような対応している感じ。絶対中3じゃあ無いな。
また転校生は美少女だけど残念な中二病。どんな絡みをするか楽しみです。{/netabare}
マスター伊万莉では{netabare}将来なりたいもの。みずきはいいね。ベタに「お嫁さん」です。今週もアフリカ系キン肉マンが登場してました。{/netabare}
団結!空き缶!文化祭!はオチが良かったです。{netabare}キン肉マン兄弟登場回数多いね。今回はコレットさんの転倒に心配してました。あと、学校でジュース売っていいのかなぁと思うけど、まぁ良いか!{/netabare}


楽しめました!!

妄想+恋愛+コメディは自分の中で「お気に入り」ジャンルかも。
でも{netabare}「そんな簡単にはお気に入りには入れてあげないんだから」ということで。。。(笑顔+風){/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 71
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ココロパレット

原作未読。最終話まで視聴。

片思い系ラブコメディ+中二病+etc
おもしろ要素の詰め合わせというか、『何があってもぶれない面々』の言動を愛でる作品かと。

物語についてはいろいろな要素が詰め込み過ぎの感がありましたが、コメディ要素が強い作品であることは確かです。
ただし、万人受けするかどうかは微妙かも。
{netabare}
内巻くんの2次元好きキャラの押しが強すぎて、宇佐美さんが気の毒なくらいでした。
もう少し進展があれば・・・とも思ったのですが、あくまでも『一方通行』が作品のコンセプトなんでしょうね。{/netabare}
{netabare}
第7話。まりあとコレットのくだりを見て、京アニの某アニメを思い出した方も多いのでは?
そう言えば、コレットと凸森は『中の人』が同一人物ですしね!
{/netabare}
作画は最後まで安定していて、すごく見やすかったです。
音楽はOP、EDとも良かったです。
個人的には11話の挿入歌、12話のEDの「ココロ*パレット」がお気に入りです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 64

80.8 2 ドジっ子でコミカルなアニメランキング2位
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (770)
3200人が棚に入れました
ステータスポイントをVITのみに捧げた少女メイプル。その結果得たのは、物理・魔法攻撃・状態異常無効に強豪プレイヤーも一撃死のカウンタースキル!? 自らの異常さに気づくことなく、今日も楽しく冒険に挑む!

声優・キャラクター
本渡楓、野口瑠璃子、早見沙織、新井里美、加隈亜衣、諏訪ななか、杉山紀彰、佐藤聡美、小野賢章、山崎たくみ、竹達彩奈、神奈延年、佐藤利奈、山口勝平、石田彰、皆口裕子、丹下桜
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

好き嫌いがはっきりと分かれそうな作品。

原作未読。最終話まで視聴。

序盤から中盤までは、とても面白かった。
{netabare}主人公・メイプルが『痛いのは嫌だから・・・』という理由から防御力に極振りしたことから始まる物語。

運営が悪ふざけで作ったとしか思えない隠し要素を手に入れたメイプルのぶっ飛んだ言動のせいで、メイプルの”付属品”が毎話毎話増えていくのが、単純に面白かった。{/netabare}

終盤のギルド戦は、正直、面白くなかった。
{netabare}『楓の木』は各々個性豊かなのに、『集う聖剣』も『炎帝ノ国』も、モブの面々がお揃いの防具姿なのがとても気持ち悪かった。
デザインが大変?
お揃いじゃないと、所属ギルドを描き分けできない?

だけどこれでは、ギルドの正規メンバーと下部組織のメンバーくらいの違いが出てしまう。
『大ギルド』が聞いて呆れる。
ログ・ホラとか、ちゃんと描き分けてますよ。
VRMMOって、やはり個性豊かなキャラデザが生命線でしょう?

肝心のバトルも、主役級同士の戦いのみ。
モブの面々は、ほとんど戦闘にすら参加させてもらえない。

そもそも「大ギルド」VS「小ギルド」を描く気が無いなら、無理にギルド戦とか描かなければ良かったのに・・・。

盛り上げるだけ盛り上げといて、煽るだけ煽っておいて、これでは少々残念。{/netabare}

酷評っぽくなってますが、『お気に入りの棚』に入れています(笑)。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 45

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SAOの対極をゆくアホ作品(嫌いじゃないです)

原作のライトノベルは未読です。

まずナーヴギア風のマンマシンインターフェースを身につけて「NewWorld Online」なるVRMMOゲームにログインする楓ちゃん。このゲームへのダイブ時の画面が、ほぼ『ソードアート・オンライン』なのに笑ってしまいました。

本名が楓だからハンドルが「メイプル」…、うん何の捻りもないね(笑)。「もちろんログアウト不能でゲーム内の死が実際の死に直結するデスゲーム」などではあるわけなく、任意の時間にイン・アウト可能なのです。

ということはこれ、リアル世界の話も出てくるんですかね。

キャラクター・メイキングでステータスパラメータの振り分けを全て防御力に割り当てた結果起こったことといえば…。うん、これもう完全に仕様バグですね。「テストプレイが足らないままβリリース→本番」みたいなことになってしまったのでしょう。

ということでツッコミを入れながら観るのに向いたギャグ・コメディー寄りの作品なんでしょうね。真面目な人は観ない方が良いと思います(笑)。

2020.3.26追記:
第12話(最終回)まで視聴終了。最後のアレ、完全に「火の七日間」…(笑)。
なんか2期目がありそうな引きで終わりましたね…。

こう言っちゃなんですけど、私はけっこう楽しめましたよ!?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 51
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

天然系少女の防御力は無限大

アニメーション制作:SILVER LINK.、
監督:大沼心・湊未來、シリーズ構成:志茂文彦、
キャラクターデザイン・総作画監督:平田和也、
音楽:増田太郎、原作:夕蜜柑

シルバーリンク+なろう系という
普通に考えると観てはいけない組み合わせだが、
1話目が面白くて何となく手を出してしまう。
ゲーム初心者の本条楓(メイプル)が
友人の白峯理沙(サリー)から誘われて
VRMMOの「New World Online」というゲームに参加し、
痛いのは嫌だからと言って、防御力に極振りした結果、
運営の想定の斜め上を行って最強になる物語。

この作品の良いところは、最弱のゲーム開始から
展開をきちんと見せてくれるところ。
ほとんどのなろう系は、最初から特殊な能力を持っていたり、
物語が始まるときには、最強の場合が多いため、
強くなった過程がいまひとつ分からない。
というのも、弱い段階から描いていくと、
普通は物語が冗長になってしまうからだ。
その点、この作品は右も左も分からない
ゲーム初心者のメイプルがレベル1の状況から
強くなっていくところを上手く見せている。
痛いのが嫌だからと不人気の大盾を選び、
得たステータスを全てVIT(防御力・体力)に極振りする。
すばやさが0なので歩くのはとても遅い。
普通なら、攻撃力が皆無なので、
弱い敵しか倒せず、レベルが上がらないはずだが、
偶然に偶然が重なって特殊なスキルを手に入れ、
ダンジョン最奥のヒドラを食べて倒したことで
最強の道を歩んでいく。
この作品に近いのは、ヴェルドラを取り込んだ
『転スラ』だろうが、あちらは、世界作りの話になるため
ゲーム内で楽しく遊ぶ極振りとは方向性が違う。
攻撃力がないため、盾を使って敵を圧し潰すという
荒技によってゲームを攻略していく。

天然の性格のメイプルが運を味方につけて、
どんどん強くなっていく過程を楽しむ作品。
主人公・本条楓のCVが本渡楓という
まるで作者が声優を狙ったような名前だが、
キャラクターと声の可愛さが一致するのもポイントが高い。
また、相棒のサリーがメイプルとは正反対の
ガチゲーマーで、頭脳派&運動能力も
ずば抜けているという設定。
それを活かし「回避盾」というダメージを避ける
キャラクター作りで「盾のコンビ」という
バランスで攻めていくのが好印象だ。
メイプル単独やサリーと2人で戦っていく序盤は、
アニメーションの動きの良さも相まって引き込まれる。

シルバーリンクといえば、どうしても万策尽きるという
イメージが先に立ってしまうが、今回の作画は、
キャラデザが優れていて、乱れることもなかった。
また、時おりアクションゲームらしい動きも
しっかり見せてくれていて思わず
スロー再生で観る部分もあったほど。
見せ場での動きを重視するためか、毎話に1度は
BGMを流して、止め絵で表現する手法を
取り入れており、これも悪くなかった。

ただ、ギルドを作った中盤以降から失速した印象。
新たに加わったカスミ、カナデ、イズ、クロムの面々の
キャラクター像が薄く、あまり良い効果をもたらさない。
キャラクターの人数が増えたせいもあり、
終盤は、サリーまで影が薄くなったように感じてしまう。
また、ほかのギルドのペインやミイ、フレデリカなどの
キャラクターも深掘りされないため、
対抗戦をやっていてもあまり盛り上がらない。

メイプルが飛び抜けて強くなっていくため、
ストーリーの作り方が難しくなっているのだろう。
途中からはメイプルが新たなスキルを獲得して
皆が驚くという展開が続いて飽きてしまう。
{netabare}最後には、ペインやミイとも共闘しているが、
この後はどうするのだろうと心配になる。{/netabare}
2期制作が決定したが、個人的にはサリー以外のキャラを
もう少し立たせるような展開にしないと、
さらに下降線を辿る印象だ。

「ノンストレス」と「エンジョイ」が
魅力になっている作品。
それを貫きつつ、どうやって今後のストーリーを
面白くしていくのかがポイント。
メイプルとサリーのキャラの可愛らしさと
その姿形に似合わない強さの表現を
上手く持続してもらいたい。

2期からは、どこに重点を置いて
展開させていくのかが気になるところだ。
(2020年6月13日初投稿)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 63

79.6 3 ドジっ子でコミカルなアニメランキング3位
このはな綺譚(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (557)
2408人が棚に入れました
あの世とこの世の間にある宿場町に建つ「此花亭」。
ここは神様に仕える狐っ娘たちが働く温泉宿。
期待と緊張で胸をふくらませ「此花亭」へ奉公にやってきた柚。
個性的な先輩たちに迎えられ、仲居修行が始まりました。
ある日、ちょっと頑張り過ぎてしまった柚は、お客様である薬屋さんを転ばせてしまい、
先輩仲居である皐とともに謝罪へと向かうのですが…。

声優・キャラクター
大野柚布子、秦佐和子、諏訪彩花、久保田梨沙、加隈亜衣、沼倉愛美

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

背景の美しさが際立つ、心温まるほのぼの系アニメ

原作未読。最終話まで視聴。

最初は、花咲くいろは+うらら迷路帳的な作品だと思っていた。
『ケモ耳は正義』って人向けの作品かなぁ・・・くらいの印象でした。

その印象は第5話で一掃されました。

前半はお菊ちゃん絡みのコメディ回。お菊ちゃんが面白可愛い。
後半は神作画回。モノトーンの背景に傘の『赤』とアジサイの『青・紫』が、息を飲むほど美しい。

第6話は打って変わって感動回。柚と八百比丘尼の心温まる物語。

『背景の美しさ+コメディ+心温まる物語』のバランスの良さ。
これがこの作品の魅力だと思います。

第8話は物語として完璧すぎる神回。
ラストの展開が見事すぎる・・・。

第10話の紅葉の風景も絶品。

そして感動の最終話。
ラストの所で、少し泣きそうになったじゃないか!(笑)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 57

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キャラの見た目に騙されるけど、意外とちゃんと仕事しています!

==[下記は6話目まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。]==
原作マンガ『此花亭奇譚』および『このはな綺譚』は未読です。これを書いている時点では第6話まで視聴済み。

此花亭の「あの世とこの世の間にある宿場町にある温泉宿」という設定が、わかったようなわからないような……、な本作ですが仲居として働いているのは(女の子の姿をした)狐ということで、ケモノ耳と尻尾がついています。

主人公の柚(ゆず)は狐でありながら人間(?:伝承通りなら不死ですけど…)である八百比丘尼(やおびくに)に育てられたため、人間界には他の狐たちよりも詳しいようですが、新人仲居として働いています。

基本的にはカワイイ仲居の狐たちの様子を観ていて和むという感じの作品ですが、仲居たちの間での恋愛(?:でも最初の連載が「コミック百合姫S」だったらしいですし)的な関係性や、接客などを通しての成長の様子を見守る感じの作品でもあります。

各エピソードは基本的に1話完結ですし、各話の中でもキャラクター間の(いわゆる「カップリング」的な意味での)関係は分かりやすく描かれていますので、途中からの視聴でもそんなに置いてきぼり感はないと思います。

各話毎のストーリーは、大別すると主にお客との関係に重きを置いたいわゆる「いい話」系のものか、従業員のみで進行するコメディ的なもの(「百合」的ラブコメ(笑)含む)に分かれると思います。

後者の展開のときには「あんたら仕事してんの?」と思いますが、前者の展開のときには意外とちゃんとした仕事ぶりですね。

作画も良いようですし、普通に面白いですよ。観てて疲れませんし、深夜アニメに癒しを求める向きにはお勧めできます。

あ、入浴シーンはけっこうあります…。
==[6話目まで視聴時のレビュー、ここまで。]==

2017.12.21追記:
全話観終わって思いましたが、これは原作もさることながらシリーズ構成・脚本がとても良い仕事をしていたと思います。

各話に含まれている複数パートであるパートが別パートの伏線になっていたりで全パート合わせてきちんと「1話」を構成していて、素晴らしい脚本になっていました。

さらに話数が進むにつれてのキャラクター同士の親密度なども、きちんと計算された脚本だった思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 57

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ずっと、レズビアン~(空耳)。1話完結のお手本な脚本

只のありがちな百合日常系と侮るなかれ、凄く良くできた百合日常系ですし、旅館アニメの傑作と言っても過言じゃない作品です。


opを見て頂ければわかると思いますが、上手くない日常系とは違い、わちゃわちゃした女子動物園ではなく、抑制と清潔感、優しさと上手さが同居していて、百合萌えだけでないウェルメイドという言葉が相応しい薫りが余韻にある。


特に8話の前編後編の構成は本当に上手い!。この回だけ取り出して見ても素晴らしさは充分にわかっていただけると思います。


百合日常系なんて糞食らえ!な人(そんな人って今時いるか?)、以外にはオススメで、「ゆゆ式」の次にもっと評価されて欲しい、2期が見たい作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

71.1 4 ドジっ子でコミカルなアニメランキング4位
美少女戦士セーラームーン(TVアニメ動画)

1992年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (264)
1562人が棚に入れました
『美少女戦士セーラームーン』は、1992年の放送開始後、爆発的な人気を誇り社会現象にまでなった、武内直子原作によるファンタジーアクションアニメの第1シリーズ。【ストーリー】東京の麻布十番街(作中では東京の十番町、中学名は十番中学校)を舞台に、平凡だった中学2年生(初期シリーズ)の月野うさぎが黒猫ルナと出会い、セーラームーンに変身し、仲間たちと共に街を襲う悪者(妖魔、ダイモーンなど多数)を倒して行く。

声優・キャラクター
三石琴乃、久川綾、富沢美智恵、篠原恵美、深見梨加、潘恵子、高戸靖広、古谷徹、小野坂昌也、柿沼紫乃、真地勇志、高木早苗、川島千代子

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Cawaii!

以前TVかネットでイタリアの女子達がセラムンのコスが流行っているのを思い出したのでレビュー。

セーラームーンって魔法少女バトルを確立させたと同時に必殺技や、太陽系を属性にし明確なキャラ分けと、意図的なヒロインの複数化した雛形アニメなのでしょうか。

本作は従来男子の土俵だったバトルと、女子の憧れだった魔法美少女を上手く融合させてヒットしたんですかね。ただ、引っかかるのは女子の気持ちは分かりかねますが、戦う女子に憧れを見出す姿とかって男子の妄想でもあったりして、男子も隠れながら観ていた気がします。

もう死語なのかも知れませんがCawaiiは独自の言語として、外国では扱われているし、外国からするとかわいいは女性に対して失礼な言葉を持つ側面もあって、男性に対してかわいいと日本で言う意味と同じような意味合いで解釈される側面も持つ。

セーラームーンの世界の敵は、見るからに大人の女性でしかも半裸wそこにまだ未熟な美少女達が戦う構図がCawaiiを再現している。敵は蛇などの隠喩的エロ要素を持ち、逆にセラムン戦士達の未熟なかわいさを映しているように感じる。またタキシード仮面がピンチで登場するのも一つのかわいさの表れである気もする。やはり男に守ってもらうという構図は、彼女達がいかに強かろうと、その時は脆弱な乙女に戻る。

この脆弱さこそが、儚げでロマンティックで、懐かしくもすぐ手に届くようで届かない。凡庸だからこその親密性と、脆弱だからこその神秘性がCawaiiと勝手に感じております。ただ、そう考えるとかわいいと言われて嫌な気持ちも分からなくはないと思ったりもします。

日本ならではの感覚の言葉で無常を「もののあはれ」と表現したり、「いき」とか「わびさび」とか「うまみ」何て言う抽象的な言葉の一つとして「かわいい」が定着してきたのかもしれません。何でも枕草子が「かわゆし」と表現した言葉が源流のようですし。

ちなみに自分は何故かセーラーウラヌスが好きだったんですよね。ボーイッシュなのに乙女なところがギャップっていうんですかねwよく分からんレビューになってしまいましたが日本に生まれてヒャッハーーー最高だぜprpr

投稿 : 2024/04/20
♥ : 38

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今みたらまぁきたない画なんすけど・・

当時は演出がかっこよくってみんなハマってましたね。
Rまではおもしろかったかな・・原作も読んでた。
男子は結局誰派かの派閥闘争なわけで。物語では感動もしないし泣きもしない。女子はなぜないてるんだと。。。ただかっこいいと思うだけ。
当時小学生だったわたくし、初代からの生粋の亜美ちゃん派だった。今思うとバカじゃないかと・・マイノリティでしたね。
ガキってだいたいは、うさぎ、レイ後半で美奈子なんだけど。
もちろん大友では亜美ちゃんがぶっちぎりでしたが最初はそうでもなかったすよね。そもそも打ち切りの危険があった作品ですし。そういえば大友て久川さんが名付け親でしたね。いろんな意味で偉大な作品

たまに聞かれたりするが、リメイクしたら儲からない?てかオトナ向けのグッズなくない? 
それは・・・『子供はどうしたらできるの』ってくらい答えづらい質問だよ。。。。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

はんぺん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

懐かしい・・・

結構最近、懐かしくなって見直しました(笑)

今はプリキュアとかが人気ですけど、やっぱり楽しかったです。面白いっていうより楽しいです!

セーラー戦士ってすごい発育良いけど実は中学生だったんですもんね。そこからびっくり(笑)
プリキュアの絵柄も、もう少し大人っぽかったらはまれそうな気がするんだけどなあ…。

セーラームーンは悪役がかっこいい人ばっかりです。特にネフライトが大好きです。あとは緑川光さんとかもイケメンの悪役で出てきます(笑)

同じような話の繰り返しもありますが、基本的にどの回も楽しいし、話の終盤は純粋に感動できるので昔見た人とかは見直してみるのも楽しいかもしれないです!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

70.0 5 ドジっ子でコミカルなアニメランキング5位
美少女戦士セーラームーンS[スーパー](TVアニメ動画)

1994年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (96)
787人が棚に入れました
うさぎたちの活躍で平穏を取り戻した街……セーラームーンの未来の娘・ちびうさも未来の世界へ帰り、うさぎ・レイ・亜美・まこと・美奈子らセーラー戦士たちは中学3年生になって、穏やかな日常を過ごしていた。……だがそんな平和な日々の中、霊感の強いレイは、世界が闇に包まれ崩壊する悪夢を見る。それはただの夢なのか、それとも新たな危機の予兆なのか……?そして、悪夢の原因を探ろうとしていたレイは、新たなる敵の差し向けた怪人・ダイモーンに襲撃される。かけつけたうさぎはセーラームーンに変身、ダイモーンと闘うが、パワーアップした敵の強大な力にかなわず、変身ブローチを破壊されてしまった!

hanapoko30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

セーラーウラヌスに仔猫ちゃんと言われたい!

セーラームーンは無印が1番好きですが2番目はSかな?

スーパーセーラームーンのコスチューム
裾のグラデーションとか蝶をモチーフにしたかんじとか可愛くてお気に入りです!
必殺技のロッドはRの方が好みなのですが…

ミストレスナインとなったほたるちゃんを最後まで信じ続けて守ろうとしたうさぎちゃんの優しさや想いに涙。この回のアバンタイトルのささやくようなうさぎちゃんの言葉が印象的です。

そして覚醒したセーラーサターンが一人でファラオ90へ挑むとき、スーパーセーラームーンに変身できなくて「変わってよおっ!」と悲痛に叫ぶ三石さんの演技に鳥肌たちます!


そしてSといえば……
アニメ界きっての公認レズカップルはるかさんとみちるさんww
かっこよくて美しいから許せちゃう(//∀)ノ
2人の変身シーンの曲がバイオリンだったりバラの花びら舞ったりリップがきらーんってなるとこととかたまらん!
もちろんプルートも好きですよ!

ウラヌスの台詞って超クサイのに緒方さんが言うとなんでも決まってしまうww
かっこよすぎです!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3
ネタバレ

まみあな さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Rのブラックムーン編よりはましだったが

物語の始まりとして「沈黙が迫ってくる」というレイの予知夢で始めたのが、「何のことだろう」という興味を駆り立てられて巧かった。ウラヌスとネプチューンの登場過程も関心を持たせる感じでよかった。
 しかし、ちびうさで全てぶち壊しになった。登場してきた時「ああ、なんで又」と心底思った。ましてや「ちびムーン」なんて。同年代の女の子はちびムーンなどに自己投影しない。自分たちが中学生、高校生になった時はうさぎやみちる達のようになりたい、と憧れながら観てるはずだ。グッズを売ろうとするバンダイの要求に原作者とアニメ製作者が屈したのではないか。
巧かったところ:
{netabare} 土萌教授が、ほたるの友達(うさぎとちびうさだったかな)が訪ねてきたときに、マッドサイエンティストであることはおくびにも出さず、まともを装っていたのが絵も演技も実に上手だった。観ていて思わず「別人の設定だったのか」と思う程だった。帰るちびうさ達に「また遊びに来てくださいよ」と優しく言った後、鼻歌を歌いながら白衣に着替えて、というところに不気味さが出ていた。
 ほたるも、首領と同一体であったのに、そうなのか違うのかと興味を持たせるように演出されていて、巧かった。{/netabare}
 ウィッチーズ5は最初の二人に時間を取り過ぎた。残りのメンバの登場が慌ただしくて、キャラがもったいなかった。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

りんご さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

受験編。違うか。

世界の終わりの始まり的なスタートはあの頃の私には衝撃でした。

このシリーズから作画の劣化回がマジで目立つようになったのが残念。
シリーズ初めの戦士たちのバージョンアップはいつも楽しみでした。

なんといってもはるかとみちるですよね。
緒方さんがハマってたのもあると思いますが、どうしてあんなに普段は男(じゃないけど)、戦士では女で違和感がないものか。
いやぁ、本当にはるかはかっこいい。
今の子ども向けアニメではあんな百合表現出来ないと思いますが、一緒に観ていた大人も特に気にする時代じゃなかったのかもしれませんね。

同じ戦士なのに相容れない感じは最後まで辛いものがあった。
蛍ちゃんもいいキャラですよね。破滅の戦士ってマジかっこいい。

恋したい、遊びたい、勉強もしなきゃいけない。
普通の人間として生きていかなきゃいけない現実と、でも私は戦士なんだっていう使命との葛藤が、この受験編で鮮明に伝わってきました。
「夢は素敵なお嫁さん」なんて言ってるところは可愛いですよね。
魔法少女やら戦隊少女に憧れる子ども向けの反面、本人たちが「実はちょっと嫌」みたいなスタンスになってるのが絶妙に思えます。

要点だけ抽出したら1クール程度で終わってしまうような構成ですが、どうでもいい回も子どもの頃は楽しめた。
まとめBDみたいなの作ればいいのに。
いや本当リメイク希望~。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

66.2 6 ドジっ子でコミカルなアニメランキング6位
メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (122)
447人が棚に入れました
モンスターの心を癒やす力を持つ癒術士の少年・ユウは、幼い頃に父から不思議な瓶をプレゼントされる。
ユウが瓶に触れると中から出てきたのは液体状の少女・メルク。
そしてユウと出会う前の記憶がないメルクは自分が何者なのか知りたいと言い、2人はさまざまな国を巡る旅に出た。
モンスター恐怖症の見習い癒術士ユウと、瓶詰め少女のメルクが引き起こす2人のコミカルファンタジー開幕!

声優・キャラクター
田村睦心、水瀬いのり、花守ゆみり、チョー

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

よくできたアニメーション

ラストピリオドと同会社ということでもっと破壊的な内容かと想像していたのですが、まったく経路の違うやさしいおはなしでした。

主人公自身もいちおうストーリーを持っていますが、基本的には1~2話完結のゲストが主人公で、主人公はそれに巻き込まれていくお話。
アニメの中で主人公ユウの成長も描かれますがほぼオマケで、ゲストのエピソードの良いとこどりをしていく感じです。

シティハンター、ゴルゴ、007、剣客商売、水戸黄門など、古くから「主人公は手伝う人」という形式のお話は枚挙にいとまがありません。
このアニメでは、その形式をうまく使っています。

なにしろゲストキャラの方がソーシャルゲームでは主力商品なわけでなかなか存在感がありますし、バックストーリーもしっかりしています。
ソシャゲアニメでこの形式ってあんがいなかったのですが、正解に近いのではないでしょうか。

優しいつくりの短編連作が見たい気分の時には、安心してオススメできる1本です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

このお話は、意外と悪くなかったりするのですよ…?

== [下記、第5話視聴終了時のレビュー: 全話視聴後の追記あり。] ==
このレビューを書いている時点では第5話まで視聴済みです。

Happy Elements(ハッピー・エレメンツ)のスマホゲーム『メルクストーリア』(メルスト)が原作らしいTVアニメ作品。ちなみにメルストを遊んだことはないのですよ。

ちなみに「無気力少年」とあるのは主人公のユウ、「瓶の中の少女」とあるのは語尾が「~なのですよ」という喋り方をするメルクのことなのですよ。

一般的に人間とモンスターの共存が難しいと考えられている世界で、モンスターを「癒す」ことで鎮静化させて人に害を及ぼさない状態にする「癒術(ゆじゅつ)」と呼ばれるものがあり、これが使える人が「癒術士」と呼ばれているようです。

ユウの家でたまたま買い取った瓶の中からメルが現れ、記憶を失っているらしいメルが自身が何者かを知るために旅に出たいというのにユウが付き合って旅立つことになり、旅商人ジャモの護衛という職を得て、仲間になったモンスターのトトも合わせた四人(?)で諸国を旅しているといった感じの冒険ファンタジーです。

旅先で問題が起きているところをユウの癒術などもあって解決し、またその旅先で出会った人(← いつも姫様のような気がする)の成長やユウ自身の成長なども絡めながらの王道ストーリーといった感じで、同じようにハピエレのゲームが原作だった『ラストピリオド』のような尖がった作風ではありません。

が、王道には王道なりの良さというものがありまして心穏やかに観られる作品になっています。10月末時点でのベスト10には入れませんでしたが、私は意外と好きですよ。

ところで予告に出てくるティティとチョチョって、誰なのですよ…?
(↑きっとゲームをやっていればわかるんだろうな(笑)!)
== [ここまで] ==

2018.12.30追記:
最終回まで、視聴終了。URAHARAほどPOPではないにしても、キャラクターデザインがちょっと独特な感じで街並みなどの背景美術も物語絵本風でアニメとしてはちょっと変わっていて、私はけっこう好きでした。

ゲーム自体が続いている以上そんなにカッチリと終わることはないのですが、それでも「一つの冒険が終わった」という感じはありました。

EDの背景は各話で巡った国々をなぞっていたのですね。あれ、けっこう良かったと思います!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

深夜らしからぬ作風の癒しアニメ

2018年秋アニメ。全12話。
ソーシャルゲーム原作、未プレイです。
物語として大きなヤマはないため刺激が欲しい人には向かない作風ですが、私は好きでした。

舞台は人間とモンスターが暮らす世界「メフテルハーネ」。
時として衝突する人間とモンスターを、癒しの力「癒術」で導く「癒術士」が存在します。
その才能を持つちょっと無気力でモンスターが苦手なユウは、瓶に宿る少女メルクと共に、メルクが何者であるかを探す旅へ。様々な国を訪れて沢山の人に出会い、ユウは癒術士として成長していきます。


内容はどちらかというと感動系寄り。原作よりもキャラクター数を絞り、各クエストのストーリーをコンパクトに纏めているようです。
それぞれの国の風習や文化が物語に反映されているのが興味深く、ハッピーエンドで終わるので安心して見ていられました。子どもや若者に結構重いもの背負わせるけど、最後は気持ちよく終わるのが良いですね。

ビジュアルは全体通して世界観に合っていました。キャラクターデザインは原作よりかなりシンプルになっていて、絵柄も子ども向けに近いはっきりした優しい印象。作画は標準的ですが、動きにメリハリがあって好みでした。
背景の美しさ、国ごとの街並みや植生の違いも見ていて楽しかったです。

ターゲットは癒されたい人とか、可愛いキャラ(萌えキャラに非ず)が好きな人とか、 ハッピーエンドが好きな人とか?
ユウとメルクが好きになれれば結構楽しく見られるんじゃないかと。

{netabare}
ユウは主張の強い子ではないため、視聴者の視点に立つタイプの主役かも。それでもメルクやオルトスに対しては遠慮のないやり取りをしています。
最初はメルクに引っ張られるばかりで面倒事には首を突っ込もうとしなかったのに、ストーリーが進むにつれて誰かのために、傷ついたモンスターのために自分から行動するようになっていきます。

メルクも主張ははっきりしているけれども優しく可愛らしい。瓶詰め少女っていうよくわからない存在なんだけど、だからこそユウと自然なやり取りをしてるのが友達って感じで良いですね。(…メルクの正体が知りたければ、ゲームをやれってことですね解ります)


問題の当事者の気持ちの変化が物事を良い方向へ導く展開を一貫しており、癒術を使うのは本当に危険な時だけだったのが好感度大。

ユウとメルクが訪れる国にはそれぞれに独自の文化や価値観があり、そのために何か問題を抱えていたり、今を生きる若者たちの悩みになっていたり。
それぞれの恋愛観、死生観、宗教観、信仰が描かれ、それを否定することなく受け入れつつも、新しい考え方や若い力によってより良い方向へ向かう、というのが好きでした。

印象的だったのが第8・9話。外見と歌が絶対的な美の基準となる国の物語で、ありのままの相手を愛するため(相手の隣に立つため)に外見と歌を磨くという、ちょっと世知辛い(?)展開を納得のいくハッピーエンドにしちゃう所が好き。「まだらも水玉に変える」ルピエが全てをありのまま愛されるよう、ヴォイシアさえも美しく変える結末は何とも心憎いなあと。

第10・11話もちょっと趣が違って、ユウがメルクとオルトス…二人の友人のために珍しく無茶をするんですよね。最終話でも、ユウはメルクのために一人でモンスターを探して洞窟に入っていく。この時にはユウはトトと意思疎通できるようにさえなっていて、ユウの成長がわかる良い最終回でした。
ユウの物語としては第1話、第10・11話、最終話で起承転結がきちんと作られていた印象。第1話と最終回はアニメオリジナルで上手くまとめていたそうです。
{/netabare}
個人的には朝か夕方に子ども向けとして1年くらいかけてやって欲しいなあ…なんて。和んだし楽しかったです。(2019.1.7)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

65.9 7 ドジっ子でコミカルなアニメランキング7位
明治東亰恋伽(TVアニメ)(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (75)
302人が棚に入れました
「不思議な世界があなたを誘う――今宵はストロベリームーンライト」赤い満月の夜、女子高生の綾月芽衣は、妖しげな奇術師チャーリーのマジックに誘われ箱の中へ。目を覚ますと、そこは明治時代の「東亰」だった!戸惑う芽衣を助けたのは、森鴎外と菱田春草。言われるがまま馬車に乗せられ、着いたところは鹿鳴館。高官たちが集う華やかな舞踏会の場で、泉鏡花、川上音二郎、小泉八雲、藤田五郎といった歴史上の人物たちと出会う。この世界では、日没から明け方の「朧ノ刻(おぼろのとき)」に、「物の怪」たちが姿を現す。その姿を見ることができる者は「魂依(たまより)」と呼ばれ、芽衣もこの力を持っていた。慣れない生活の中、彼らと触れ合い芽生えていく恋心。「魂依」の力は、芽衣と彼らをより強い絆で結びつけていく。しかし、現代に戻るチャンスは一か月後の満月の夜。芽衣が選ぶのは現代か、それとも……少し不思議な明治の東亰で、時を越えた恋の物語が開花する――

声優・キャラクター
諸星すみれ、浪川大輔、KENN、鳥海浩輔、岡本信彦、福山潤、立花慎之介、細谷佳正、森川智之

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

明治のイケメン偉人大集合!?

いわゆる「乙女ゲー」、つまり女性主人公がイケメン男性に囲まれるタイプのゲームが原作のようですね。もちろんプレイ経験などありません(笑)。

お話としては、現在の女子高生(霊視能力あり)が明治時代にタイムリープして、そこで当時の有名人とお知り合いになってどうこうなる感じのお話です。主人公である綾月芽衣(あやつき めい)の霊視能力とレギュラー男性陣のストーリー中での関連は第1話目時点では良くわかりませんでした。

ストーリーというか、ゲームの設定上の特長としては男性陣が実在人物をモデルにしており実名で出てくるところですかね。第1話目で親切にも名前をスーパーで表示してくれたので把握できたのは下記の人たちでした。

森鴎外(もり おうがい): 本名は林太郎。言わずと知れた明治の文豪で、軍医であったこともわりと知られていると思います。

菱田春草(ひしだ しゅんそう): 本名は三男治(みおじ)。後に大画家として知られることになりますが、作中年代では画学生のようです。

川上音二郎(かわかみ おとじろう): 自由民権運動の闘士や「オッペケペー節」という歌の作詞者として日本史的には有名人。記事を書いて何度も投獄されていますが、作中年代では川上音二郎一座という劇団の主宰です。

泉鏡花(いずみ きょうか): 本名は鏡太郎(きょうたろう)。後に小説家として知られることになりますが、作中では森鴎外の書生のようでした。(← これの史実については知りません、悪しからず。)

藤田五郎(ふじた ごろう): たぶん新撰組にいた斎藤一(さいとう はじめ)なんだと思います。アニメ第1話を観ただけでは良くわかりませんでしたが、警官やってましたし…。

小泉八雲(こいずみ やくも): 『遠野物語』の著作で知られる、ラフカディオ・ハーンの帰化名。作中年代では東京帝国大学の講師です。

岩崎桃介(いわさき ももすけ): 後の福澤桃介で、電力事業で大成功するはずの実業家です。実在ベースの登場人物の中では知名度は一番低そう…。

あと、芽衣のタイムリープに関与したと思われる奇術師がいますがこの人のことは良くわかりません。(架空の人物でしょうし…。)

第一印象では、『ニル・アドミラリの天秤』と同程度には楽しめる気がします。一応ストーリーっぽいものはあるんじゃないかと思いますが1話目だけでは良くわかりませんでした。

2019.4.5追記:
観終わっていましたが、レビュー更新が遅れてしまいました。男性の私でもわりと楽しく観れたのですが、それはたぶん芽衣ちゃんが可愛かったからでしょう。

アイドリッシュセブンで紡(つむぎ)ちゃんが可愛かったから観れたのと似たような感じ。

それと、一応いろいろなキャラのルートと思しきエピソードは各キャラに関してあったのですがほぼ本命ルート固定でストーリーがフラフラしなかった点も良かったと思います。

乙女ゲーム原作にしては面白い方だったと思いました。ただ、時間を無理やり捻出してまで頑張って観なくても良いとは思いますね…。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23

みたらし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

明治の偉人よりどりみどり…

原作は乙女ゲー。時代モノの逆ハーレムアニメ。
この手の恋愛作品は、壮大なストーリー展開があるわけでもないので
感情移入できるか、共感できるか否かで自分は好き嫌いが分かれるのですが
結末が好きじゃなかった…。ヒロインの決断に共感してあげれなかった。
ヒロイン成長譚として見てたら別だったかもしれないのですが、
端から恋愛アニメとして見てしまっているので、
恋愛を軸に考えて、逆ハーレムまで作っておきながらこの結末、誰得?
ってなってしまった。そこ以外は好きでしたよ!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ここは自分らしく、居られるところ…。

この作品の原作ゲームは未プレイです。
あにこれでこの作品のジャケットを見た時、一目で女性向きと分かるキャラデザだったので、視聴するか迷っていましたが、ヒロインのCVを諸星すみれさんが演じると知り視聴を決めた作品です。

諸星さんに対して改めて思うこと…
芸歴がとても長い声優さんなんですよね。
初出演が何と7歳…
その後、2012年に「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」の鷹ノ宮ありさ役を演じているんですが、その時って諸星さん中学1年生なんですよね…
中学1年で深夜アニメのキャラを演じるってアリなんでしょうか…なんて思ったり?

諸星さんは色んな役を演じられていますが、個人的には天真爛漫で明るく元気な女の子役が好きです。
「ハイキュー!!」の谷地仁花、「神撃のバハムート VIRGIN SOUL」のニーナ・ドランゴ、「ボールルームへようこそ」の赤城真子などが挙げられます。
そう、この作品と同時期に放送された「約束のネバーランド」のエマは絶対に外せませんね。
これだけの経歴を持つ諸星さんはまだ弱冠20歳…今後の活躍が楽しみです。

諸星さんの事となり、少しヒートアップしてしまいました^^;


赤い満月の夜、女子高生の綾月芽衣は、
怪しげな奇術師チャーリーのマジックに誘われ箱の中へ。
目を覚ますと、そこは明治時代の「東京」だった!

戸惑う芽衣を助けたのは、森鴎外と菱田春草。
言われるがままに馬車に乗せられ、着いたところは鹿鳴館。
高官たちが集う華やかな舞踏会の場で、
泉鏡花、川上音二郎、小泉八雲、藤田五郎といった歴史上の人物たちと出会う。

この世界では、日没から明け方の「朧ノ刻(おぼろのとき)」に、「物の怪」たちが姿を現す。
その姿を見ることができる者は「魂依(たまより)」と呼ばれ、芽衣もこの力を持っていた。
慣れない生活の中、彼らと触れ合い芽生えていく恋心。
「魂依」の力は、芽衣と彼らをより強い絆で結び付けていく。

しかし、現代に戻るチャンスは一か月後の満月の夜。
芽衣が選ぶのは現代か、それとも…
少し不思議な明治の東京で、時を超えた恋の物語が開花する…


公式HPのIntroductionを引用させて頂きました。

諸星さん演じるヒロインの綾月芽衣…
少し流されやすい面もありますが、芯の強く優しい女の子です。
そして何より明るく、困っている人を放っておけないタイプ…

一方、森鴎外を始めとする男性陣は、これまたイケメン揃い…
この頃の男性は大きな髭を生やし、この作品を始めとする女性向け作品からはかけ離れた容姿だったんですけどね…

そういえば、戦国時代モノにおいても「ちょんまげ」「着物」「槍や刀」といった当時の基本3点セットから大きく逸脱しているキャラがたくさんいますからね…
まぁ、写真や肖像画のキャラがそのまま出てきても困ってしまいそうですけれど…

この物語は芽衣がこの一か月の期間を経て何を選択するか…という物語です。
普通なら間髪入れずに現代に帰りたいと思うでしょう。
現代の方が間違いなく生活しやすいですから…

でも、その状況を額面通りに受け止められない事情が芽衣にあったのも事実です。

だから迷い…躊躇する…
そんな揺れ動く芽衣の心情が綺麗に描かれています。
それもそのはず…明治時代の芽衣の立ち位置はイケメンに囲まれた逆ハーレム状態なのですから…

特に芽衣に対して良くしてくれた森鴎外の芽衣の呼び方は「子リスちゃん」…
いやいや、そんな恥ずかしい台詞、誰も言いませんから…
その手の台詞を臆面も無くサラっと聞いたのは久しぶりだったのではないでしょうか?

でもイメケンという要素だけで芽衣の気持ちが揺れるかというと別問題…
彼らは優しさを兼ね備えているんです。
それだけじゃありません。
「あななだけに見せる特別な優しさ」を皆さん醸し出すんです。

それでも、芽衣の歌う挿入歌「星屑の詠み人」を背景に紡がれた物語は、優しさが溢れていて見ていて胸が熱くなりました。
ラストの纏め方も良かったのではないでしょうか。
芽衣がどんな未来を選択するのか…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは「月灯りの狂詩曲(ラプソディア)」
エンディングテーマは「星屑の詠み人」「メロウな夜に踊りましょう」「宵や、酔いや 〜Yoiya Yoiya〜」

個人的には挿入歌に軍配です。
エレキテルショー・ダンサーズによる「エレキテルショー」
綾月芽衣(諸星すみれ)による「星屑の詠み人」
特に芽衣の「星屑の詠み人」はお気に入りになりました。

1クール全12話の物語でした。
「迷ったら見る!」
これを実践してホントに良かったと思えた作品でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9
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