2014年度のドロドロおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2014年度のドロドロ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月26日の時点で一番の2014年度のドロドロおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

57.6 1 2014年度のドロドロアニメランキング1位
M3 -ソノ黑キ鋼-(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (347)
1780人が棚に入れました
歪で、どこまでも濃い黒。黒が全てを飲み込み、全てを奪い去ったその場所は、無明領域(むみょうりょういき)と呼ばれるようになる。人間の絶望と混沌をそっくり引き写したかのような異形のものたち。彼らはこう呼ばれた。イマシメと。
ネタバレ

ゆうき。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヒロインが他の男に取られる鬱展開

求めていた鬱展開とチガウ。
いや、ちゃんとストーリーも鬱要素があったけど
ヒロインが取られるのはまぢ無理。

検査の結果、同調率が高い者同士がパートナーに任命されることになった。
主人公とヒロインは潜在的に好き同士だったけど、パートナーにはなれず
ヒロインは別の男の元へ。

パートナー同士はテレパシーによって考えていることがすべてわかってしまう。
主人公よりもパートナーの方がヒロインを理解できてしまうのだ。
「ぼくの方が彼女のことをわかっているんだよ」

はぁ、死にたい。(ヽ´ω`)


まじめな感想↓
{netabare}
10話あたりまでは見続けるのが辛かった。
夏入とヘイトというサイコパスを2人も登場させたのはオーバーフロー気味に感じました。夏入の方がこの世界感の現況となる背景があったので気が違っている必要があったと思いますが、ヘイトのキャラはどうでしょうか。
エミルの恐怖を煽る、アカシを煽るなど、見ている視聴者をイライラさせる要員かな? 
アカシを責めるヘイトのセリフはキャラとしてどうかと思いました。
ヘイトの両親がアカシに指摘したような性格だったとしても、
ヘイトが恐怖に快感を覚える要因にはならないと思います。


本編最大の謎、幼少期に何をしていたのか。
いまいちインパクトに欠ける内容でした。
ササメがツグミに共振ですぐに状況説明をすればよかったとか
ツグミが一番気にしていた他人に見せてはいけない躯で登場するな
と言いたい。
{/netabare}
最終的に、このアニメは自業自得因果応報という言葉がぴったりだと思います。セリフや行ないがブーメランになっていて結構面白かったです。

最後まで見れば少なくとも1500位以内の評価になるはず。

雑談↓
{netabare}
アカシを含めて男女4人ずつだったのに、アカシのマヴェスのLIMが兄だったので人数が合わないなと思っていました。
私の予想ではアカシのアージェントが壊れて、別のヒロインとパートナーになるんじゃないかと考えていたのでまさかヘイトだったとは予想外です。


メンバーが揃いだしたころ一番キャラが濃かったのがヘイトだったので、
これはカモフラージュだと思っていました。
むしろミナシの登場の仕方とその後のいい奴感が逆に怪しかったです。
何も考えてないように見えるやつが一番予想外で予想しやすい。


ササメはノーマークだったので、あそこまで主要人物だったとは思いもよらず、ミナシがササメに見せた記憶をまるでスルーしてしまった。
ササメが取られたことのショックの方が大きかったです。


すべての現況となった夏入のキャラが濃すぎて本当にムカついていました。夏入の死亡シーンはこれでもかってほどスッキリ。ヘイトと夏入のせいでストレスがマッハだったので二人共退場してくれて心が大分楽になりました。

あとはエミルとアカシが仲良くなっているシーンがあれば大満足。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

痛々しい鬱屈感

プリンセスチュチュとかカレイドスターの監督のロボット鬱アニメってどんなやねんということで視聴。
まあ、結構面白かった。
既存アニメで例えるなら、電脳コイルの世界観的要素や、無限のリヴァイアスのキャラ造形を思い出させる。
私は痛々しいモノが好物なので、前半が特に好みだった。後半も良い部分は度々あったけど、ちょっと話の大筋に重点が行ってしまっていて、私はそこに興味がなかった。無限のリヴァイアスに似ているというのは確かに当たっていると思う。ただ、思い出補正もあろうけど、あっちの方が好きだな。こっちは主人公が出来すぎというか。モテすぎというか。その上主人公に重点を置かれすぎなところがある。そこが群像劇もどきという感じで、個人的にはせっかくそこそこピーキーにキャラ造形しているんだから、もう少し主人公以外にスポットを当てて欲しかった。

好きなキャラクタは結構多かった。ナツイリとか、ヘイト、マームとか、エミルとか。(どんだけコジレてるかって感じの選び方だなこりゃ。)
例えば {netabare}ナツイリのパスワードがナポリタンという絶妙さ {/netabare}とか好きですね。
個人的に大きな難点は{netabare}エミルとヘイトの捨てられ感。エミルはせめて回想とかで出番作ってもいいじゃんけと思った。マーム以外みんな忘れてそうだ。このハナシで一推しはエミルだった俺としては大分ツライ。
そして、エミルはまだ死前の盛り上がりがあったけど、まじでヘイトは何のためのキャラかわからん。申し訳程度に最終盤にチラリと見せ場?を用意しているのが哀愁を誘う。あんなピーキーな設定にしといて何が目的だったんだ、という。終盤はサイコが残らず消えて個人的にこの作品の面白みがほぼ消失した。あとミナシの形成についてはもうひと押し丁寧に描写が必要だったかなと思う。{/netabare}全般的にキャラクタの材料は結構いいけどもう少し料理してほしい感じが割とあった。

まあともかく、タイプ的には結構好きな作品だな。個人的にはあにこれの評価よりかなり高い評価を下したい。少なくともクオリティの低いアニメではないし。暗いと言われたらそうかもしれないけど、これくらい暗いアニメはまあ昔はたくさんあったと思う。別に展開が停滞して退屈するみたいなアニメでもないし。でも世評は違うみたいですね。ともかくアタリなひとにはアタリだと思うので、試しに見てみても良いかなと思います。

個人的には特色はむしろ前半だと思っているので、普通に1,2話見て合わなければ切ればいいと思います。終盤の盛り上がりは平易なモノなので頑張ってまで見つづける必要はないと思います。

蛇足
噂では、制作が前倒しになって、進行させながら、設定練ったりハナシ作っていたということ。それで全体の文脈が(キャラの回し方とか)ちょっと弱いのかな。御愁傷様です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1
ネタバレ

うり さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

理解はできるが共感できない人たち

なんとか見終わりました。

街を覆う異変と戦うために召集され、翻弄される子供達とその周辺の物語。

他の方のコメントにあるように、2クール目でようやく本題が動きだす感じ。
そこまでが、長い!

その長い、と思わされる原因のひとつに、この物語の登場人物それぞれ、彼らの誰にも共感できない、という部分があるように思います。
それぞれ思うところあるのでしょう、というのはわかる。
でも、その描き方がまず引っ張りすぎ、ぼかしすぎて、まるで彼らの物語に入っていけない。
共感できる人がいないから、見ていて面白くない。
秘密を隠したまま話を進めようとしすぎて、彼らの行動が所々突発的に見えて「あれ?いつの間に?」という状況になっていることもある。
ただただ「なんか苦悩している」姿を見ている1クール目はとにかく苦痛に感じてくる。

2クール目に入っても、人物への共感はまるでないが、この世界の「謎」やこれまで隠されていた「秘密」について動き出してくるので、その部分については面白くなってくる。
後半はそれなりに一息に見ることができました。

絵はきれいだとは思うものの、そもそものキャラ絵に癖が強く、微妙に見分けがつきにくいのも少しマイナス。これは、私だけかもしれませんが。

設定や雰囲気は嫌いじゃない。
このお話、エピソードや演出をもっと吟味して、話を1クールに収めれば、もっと面白い話になったのではないか?と思います。
(秘密、のはずのネタが結構バレバレで引っ張る必要もないと思ってしまうし。)
{netabare} 「つながり、つながり」という割に、ちっとも仲間の絆やつながりがあるように感じられない彼らの「つながり」(そうは言っても、実は大したつながりでもないのですが)を、言葉だけでなく、せめてもう少しエピソードで納得させてもらえたなら…と。 {/netabare}
そういう意味では「惜しい作品」と言えるのかも?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

62.0 2 2014年度のドロドロアニメランキング2位
劇場版 Wake Up,Girls! 七人のアイドル(アニメ映画)

2014年1月10日
★★★★☆ 3.5 (254)
1188人が棚に入れました
グリーンリーヴズ・エンタテインメントは、仙台で活動する弱小芸能プロダクション。しかし最後の所属タレントに逃げられ、社長の丹下は次の手としてアイドルユニットの結成を思い立つ。丹下の無茶振りにしぶしぶ街に繰り出しスカウトを始めたマネージャーの松田は、公園で一人歌を口ずさむ少女に出会う。その素晴らしい歌声に思わず声をかけるのだが、彼女は「アイドル」という言葉に表情を曇らせ、逃げるように立ち去ってしまう。松田は知らなかったのだが、その少女こそかつて国民的人気アイドルユニット『I-1クラブ』のセンターを務めながらも、ある事情で脱退した元アイドル、島田真夢であった。
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

七人の侍を意識するなんて、また大上段に振りかぶりましたねえ。<再視聴により微修正>

劇場版とTV版の同時公開という思い切った商法で始まった正統派アイドルアニメ。
劇場版はTV版の前段に当たり、デビュー前の話です。
WUG ZEROといったところかな。

舞台は東北の大都会仙台。
背景が美しく描かれます。
何故、仙台?
それはおいおいわかります。

その仙台で、6人の女の子によるアイドルユニットが結成されます。
{netabare}しかし、センターがいない。
そこで、元アイドル島田真夢に白羽の矢がささります。
でもでも、そして・・・、王道展開です。{/netabare}

とにかくデビュー前からスッタモンダ。
{netabare}一時は解散説が・・・{/netabare}
新人声優さんの素人感も手伝って、この作品大丈夫かっていう感じです。

杜の都仙台にアイドルという斬新なミスマッチ?
{netabare}最底辺からの出発。{/netabare}
サクセスストーリーを予感させる雪のファーストライブ。
キャラはかわいいし、個性的。
等々、TV版への期待大です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「松田、アイドルとは何?」「アイドルとは物語よ、物語とはすなわち可能性よ」

まずはおかえりヤマカン!
そしてアニメ映画デビューおめでとう!
大変素晴らしかったです^^b


新人声優の育成とアニメ作品を同時進行させる『Wake Up Girls!』の【エピソード0】となるのが本作です
コレを観てからだとテレビアニメ第1話の印象がだいぶ変わります


監督はアニメ業界にダンス作画ブーム、ライブ作画ブーム、聖地巡礼ブームを巻き起こしたヤマカンこと「山本寛」
脚本に『らきすた』、『アイドルマスター』の「待田堂子」
キャラクターデザインにTV版『今日の5の2』、『ヤマノススメ』7話、『宮河家の空腹』1話の「近岡直」
そしてもはやヤマカン作品の常連、「神前暁」
とまあ、まずスタッフが実にオイラ好み(笑)


シリーズの最大の特徴は主役に抜擢された“ド新人”声優の7人を劇中のヒロイン達とリンクさせ、虚実混在の物語とするというもの
当て字こそ違うものの、登場人物と担当声優の名前が同じで、キャラデザも実際の声優の容姿をモデルとしているのです
おかげで名前と顔はすぐ覚えられそうですw


仙台に拠点を置く弱小芸能事務所のマネージャーを務める「松田」
彼は社長の命令でアイドルユニットを結成するべく“金の卵”となる美少女のスカウトに勤しんでいた
偶然にも国民的アイドルユニット「I-1 club」の元センター、「島田真夢」を見つけるがアイドルは彼女にとって過去の傷であり、オーディションに参加することを頑なに拒む
一方、彼女の他に6人のアイドル候補生を見つけ出すことに漕ぎ付けるものの、センターに相応しい存在感のある少女が欠けていることが問題視されていた
各々の思惑で参加したアイドルオーディションだったが、やがて一つのユニット「Wake Up Girls」(略称:WUG)として結束していく6人
しかしCDデビュー直前になって社長が運転資金を持って失踪
WUGのデビューは白紙となってしまったが・・・


時はアイドル戦国時代
いや、アイドルアニメ戦国時代です!
豪華ベテランスタッフが集結した実力の『アイマス』、CG演出を効果的に挟んでくる技術の『ラブライブ』、そしてポップアートを積極的に取り入れて老若男女関係なく人気幅を広げる挑戦の『アイカツ』


それらどれとも違った2014年の急先鋒となった『WUG』ですが、近岡の緩いラインと自由奔放な作画を軸に若手故の勢い余る演技で魅せる声優陣とまあ、今作はどの部分をどの作品と比べても実に【未完成】であると言えます


しかしながら【未完成】であるとはすなわち、劇中の台詞通りに【可能性】を感じさせてくれるものだと思います
これから広がっていくテレビシリーズの展開、「WUG」の行方、さらにその先にある新人声優たちの未来
その全てが“この映画をスタートにしている”と言える日が来ることをゆっくり待ち望みたい、そんな気持ちにさせてくれる希望感に満ち満ちた作品ですb


こんな素晴らしい映画が1発目とは・・・2014年もアニメ映画から目が離せない!
ちなみにオイラは夏夜さん推しだ!w

投稿 : 2024/04/20
♥ : 27

takarock さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

2.5次元アイドル、その名もWake Up,Girls!

まず、あらすじよりもこの作品が制作されるまでの流れを簡単に紹介したいと思います。

2012年9月10日に東北を舞台としたアイドルアニメの制作が発表されるとともに、
スタッフが公開された。
主役7人の声優はプロダクションに所属していない一般人から
81プロデュースとavexが共同でオーディションで選考することが発表された。
(wikipediaより抜粋)

原案・監督 はヤマカンこと山本寛監督です。

上記の通り、Wake Up,Girls!メンバー7人の声優は素人です。
また、島田真夢→(声優 吉岡茉祐)、林田藍里→(声優 永野愛理)という具合に
役名と声優の名前をリンクさせています。
さらにキャラデザもその担当声優をモデルにしているという徹底ぶりです。

この作品ではアイドル界の汚い部分や業界の裏側も描写していくということなので、
メンバー間の争い、事務所の資金繰りやTV業界やスポンサーとの関係、セクハラシーン、
さらにいえば枕営業を強要されるシーンなんていうのもあるのかもしれません。

言い方は悪いですけど、
これはアイドルアニメを介して新人声優を見世物にしていると言えるでしょう。
泥に塗れてそれでも必死に夢に向かって頑張っていくメンバーの姿を応援することは
メンバーの声優を応援することに直結するような作りになっているわけです。
2.5次元といったところでしょうが、正直かなりえぐいやり方です。

最近では女性声優は声だけの役割だけでなく、アイドルとしての役割を
求められているのはすでに周知のことだと思います。
例えば、「探偵オペラ ミルキィホームズ」はアニメの思わぬヒットにより
その声優(若手中心)のLIVEは武道館も満員御礼になる程の
人気っぷりだったのは記憶に新しいところです。

この作品もアニメがある程度人気になれば、
無名の新人声優を一躍有名にすると共に
雀の涙程度のギャラの新人声優のLIVEで客を埋め、
イベント収入やそれに付随するグッズ収入等で
稼げるコンテンツに育っていくのかもしれません。
DVDやBDの売上に頼っている形態からの脱却という点でいえば
おもしろい試みだとは思います。
あまりに露骨で阿漕なやり方なのかもしれませんが、
「悲しいけど、これ商売なのよね」とスレッガー中尉もおっしゃることでしょう。
もっともこれは単なる私の推測に過ぎない話なんですけどねw

一応ストーリーにも触れておきましょう。
映画ではメンバー結成→初LIVEまでの話です。
アニメの0話の位置付けの話となります。

私はアニメから視聴したのですが、
まぁ映画を観てなくてもなんとか脳内補完できるとは思いますが、
やはり映画を最初に観るべきでしょう。有料ですがニコニコ動画でも視聴できます。
でもこの話は無料で流せよ。撒き餌を有料にして誰が食いつくんだよって話です。

俺か・・・でもそんな奇特な人はそんなにいるわけもなく
案の定あにこれだけでなくアニメから視聴した層からは大不評です。
「意味がわからない」「超劣化版アイマス」などと散々な言われようです。
奇しくもこの状況は誰からも期待されていない
地方の無名アイドルWake Up,Girls!のはじまりと似ているのかもしれません。
(ただ、この作品は無関心どころか嫌われている状態なのかもしれませんが)

ちなみに現在放送中のアニメは2話まで視聴していますが、
未だにメンバーを把握し切れていません。全員同じ顔に見える状態ですw
この辺もある意味リアルなのかもしれませんねw

Wake Up,Girls!はこれから作中でどんどん有名になっていくのでしょうが、
この作品もそうなっていくのでしょうか?
まぁ正直無理だとは思いますが・・
現実でも数多のアイドルが存在する中でトップアイドルになるのは
それこそ奇跡といえるような確率だと思います。
この作品も奇跡を起こせればいいですね。
まぁ正直(以下略)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 39
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