バンドでファンタジーなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバンドでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月26日の時点で一番のバンドでファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.1 1 バンドでファンタジーなアニメランキング1位
Angel Beats!-エンジェルビーツ!(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★★ 4.2 (14630)
48143人が棚に入れました
森に囲まれた丘陵地にある、生徒総数2000名を越える全寮制のとある学園。一見するとごく普通の生徒らが生活を送っている学園だが、そこは死後の世界だった。現世で理不尽な人生を体験し、青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラの生徒達と共に学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、消滅(成仏)し、転生する。しかし、転生することを拒む人々がいた。少女・ゆりをリーダーとする「死んだ世界戦線(以降、戦線)」は、理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、死ぬことのないこの世界で、学校の秩序を守る「天使」と日夜戦いを繰り広げていた。生前の記憶を失った少年・音無は、戦線のメンバーと行動を共にするが、次第にこの世界の真実を知ることとなる。

声優・キャラクター
神谷浩史、櫻井浩美、花澤香菜、喜多村英梨、木村良平、水島大宙、高木俊、斎藤楓子、牧野由依、増田裕生、Michael Rivas、徳本英一郎、小林由美子、東地宏樹、沢城みゆき、松浦チエ、阿澄佳奈、加藤英美里

ティラミス さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

なかなか

個人的には結構すきだった
声優も個人的には満足
話もオリジナリティーが強い
が、すこし意味わからなかったり、ちょいちょい雑で
矛盾もあるが、凄い気になる程ではなかった。

キャラ一人一人の設定も良い
俺はこの主人公はあまり好きになれるタイプじゃなかったけど
かなで、あやと、は最高だったw
あやとが出てくるのが少し遅いww

25話くらいにしたらもっとよかったような気もする


俺は結局どの話も泣かなかった
けど感動できる、ばっちり保障するb笑
銀魂やこち亀ほど笑えないが、ギャグも普通におもしろい

学園ものなんだが、リアルティには程遠いい;;
かなりSFww

最後は結構衝撃!!
ずっと、かなでが◇◇◇だったのかよくわかって
スッキリビックリ満足

最後は、果たして
ハッピーエンドなのか、そうじゃないのかよくわからない(どっちにもとれる)

バンドの話もあり音楽性に関してもよかったが、
特に心打たれる良い曲はない
バックミュージックは悪くないが
感動、悲しいシーンの時にはもう少し入り込める音楽(バックミュージック)が欲しかった

面白いし
見て損はないと思います!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 54
ネタバレ

むんむん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

―――神への復讐。その最前線

     放送    :2010年4月放送、全13+1話
     原作    :無し(アニメが原作)
アニメーション制作:P.A. Works


Q.どんなアニメ?
A.PV第6弾を観てください。


★★★★★★★★★あらすじ★★★★★★★★★

記憶を失った少年・音無が迷い込んだのは「死後の世界」。
生前に理不尽な人生を体験し、青春時代をまともに送れずに死んだ者はこの世界に送られ、あらかじめ用意されたエキストラの生徒達と共に学園で楽しい青春時代を過ごす内に未練を無くし、成仏し、転生する。

しかし、転生を拒む者たちがいた。

少女・ゆりをリーダーとする「死んだ世界戦線」。
戦線は理不尽な人生を強いた神への復讐を目的とし、この世界で学校の秩序を守る「天使」と戦いを繰り広げていた・・・


★★★★★★★★★★感想★★★★★★★★★★

今まで観てきたアニメでTOP3に入る良い作品でした!

笑いあり、涙ありの最高傑作です。
1クールアニメの頂点だと思います。

観ていて本当に面白かったです。
その証明といったらなんですが、昨日、観るのは3回目なのに、なんと2日で観終えてしまいました。
何度観ても飽きません。
やはり、ストーリーが素晴らしいからだと思います。

死後の世界に迷い込んだ少年。
抗い続けてきた戦線の仲間達。
その敵である「天使」と呼ばれる少女・・・

第1話から引き込まれます。
所々のギャグも面白く、飽きるなんてもってのほか、早く次回を観たくてたまりません。
ギャグだけではなく、ストーリーの合間に明かされる他の戦線メンバーの「人生」が物語をシリアスにしていきます。
ゆりの理不尽な過去が、岩沢の孤独な人生が、日向の悔しい想いが、この世界での彼らの存在意義であるのです。

本当に良いストーリーだと思います。

次に、私が5点満点をつけた「声優」「音楽」について。

声優さんは本当に豪華でした。(個人的な好み)
神谷浩史、花澤香菜、沢城みゆき、喜多村英梨、中原麻衣・・・
いや~最高です。

更に「音楽」も最高でした。

OP「My Soul,Your Beats!」
ED「Brave Song」
挿入歌「Crow Song」
    「Thousand Enemies」
    「一番の宝物」

など良い曲と沢山出会いました!
曲を聴いてるだけでこのアニメと出会えて良かったと感じます。
特にお気に入りは「Thousand Enemies」「一番の宝物」です!
是非、一度は聴いてみてください。
BGMも、ピアノをメインに素晴らしい音を奏で、アニメを盛り上げてくれました。

最後に、私が感動し、本当に良い話だと思った回について
{netabare}
第6話 Family Affair
~これは最後らへんの音無の台詞です。
 「お前の人生だって本物だったはずだろぉっ!」
 このアニメの最大の名言です。
 最終話でも感動する台詞がありましたが、これがNo.1です。

第9話 In Your Memory
~音無の過去が全て明らかになった回。
 妹との別れを通じて、新たに生きる一歩を踏み出し始めた音無に最悪の災難が。
 自分を犠牲にしつつも他の人々を助けようとする、そんな音無に感動です。
 ドナー登録のシーンは、感動&ナイス伏線でした。

第10話 Goodbye days
~ユイの話。
 生前、寝たきりでテレビを見ることしか出来なかったユイの「やりたいこと」を音無が叶え、成仏してや  ろうという話。
 バンド、プロレス、サッカー、野球・・・
 そして「結婚」。
 日向の「俺が結婚してやんよ」は、私の心に響きました。
 その時のBGM兼EDも最高でした。

最終話 Graduation
~Graduation=卒業。
 戦線の戦うべき相手がいなくなり、最後にのこったメンバー5人を成仏させるための卒業式。
 一人一人成仏するのは悲しいような嬉しいような、そんな涙の中、観させてもらいました。
 泣かせるための演出だと分かっていても、泣いてしまいます。
 最後に明らかになった「天使」こと立花奏の「やりのこしたこと」。
 それは、自分に「生」をくれた少年に「ありがとう」を届けるためでした。
 一緒に残らないか、大好きだという音無の言葉に「ありがとう」を伝えた奏は、無事この世界から去って いきました。
 奏が去った後、音無が中を抱くシーンは、自分のアニメ歴史の中の最大の涙を流させました。
{/netabare}

このアニメに出会って本当に良かったです。
登場人物たちが自分の理不尽な人生を受け入れながらも日々戦い、抗う姿は私にとても勇気と感動をくれました。
これからも、このような素晴らしい「物語」に、アニメであっても、小説であっても、ゲームであっても、現実であっても出会えていけたら、私の人生はとても豊かなものになると思います。


★★★★★★★★★★最後に★★★★★★★★★★

僕はこの作品に文句は一切ありませんが、こうしたほうがもっと良かったのではないかという考えがあります。
{netabare}
「話が短い」

もっと長くすれば良かったです。
というより、ただの2クール希望です。
ストーリー自体は良いのですが、一つ一つの話が短くて、なんか物足りないといえば物足りないですね。
終盤で、音無がゆりを助けた後、戦線メンバーは既にこの世界から消えていましたが、いくらなんでもその扱いは酷いんじゃないのかと。
9話(ユイが消える回)みたいに一人一人消していくのは流石にないですが、それでもある程度は彼らの物語を語るべきだと思います。
あと、全般的に話を長くしたり、もっと他の話を組み込めて2クールにしたら、世間の評価も更に上がったのではないのでしょうか。

ぶっちゃけ、アニメーション制作会社はこれから変な萌えアニメを制作するより、「Angel Beats!」を2クールにして放送してほしいです。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 100

肉無し青椒肉絲 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

本当に面白くなって来るのは第五話からです!! OPも必見です

序盤はキャラはギャルゲーっぽいし、学園、天使、銃器、ガールズバンド、ギャグなど色々な要素が入り組んで、どういった位置付けなのかフワフワしている気がして余り入り込めず、四話迄で一度途中リタイアしてしまいました・・・。
 ですが本当に面白くなるのは五話からでした!OPもいつもはチェックするのですが入り込めなかったせいか、五話迄全飛ばししてしまい改めて見始めた時、度肝抜かれてしまい余りの映像と音楽のコラボレーションに感動して号泣してしまいました!!

 自分の様な残念な方をこれ以上出さない為にもこのレビューを見た方が「見てみようかなぁ」と思って頂けたなら幸いです。

 ストーリーは、最初に出て来る女の子のあだ名?が妙にダサイのですが、そこも後々ちゃんと意味がある事に納得です。決して原作者のセンスが古い訳では有りませんのであしからず!!
 序盤は、色々「ん?」な所が出て来ると思いますが後半に向けての布石です。四話迄は、この物語の世界観を把握する為のプロローグだと思ってみる位で良いと思います。
 中盤からラスト迄、ガラッと物語の方向性が変わって入り込めますよ。

 最後まで見ない人はきっと損しますよ。そしてラスト思う存分に号泣してください。
 一度断念している自分が言うのもなんですがあえて言わせてください!!下手なドラマなんかより全然心に残る作品です。

特にカップルで見るのもお薦めです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 64

67.2 2 バンドでファンタジーなアニメランキング2位
SHOW BY ROCK!!(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (416)
2458人が棚に入れました
音楽都市【MIDICITY】。ゴスロリ好きなネコの女の子【シアン】は、通りすがの怪しい音楽事務所社長【有栖川メイプル】にスカウトされる。優等生ウサギの【チュチュ】、ネットギークイヌの【レトリー】、宇宙ヒツジ?の【モア】、3人の仲間と出会い、ガールズバンド【Plasmagica(プラズマジカ)】を結成。バンドで世界の頂点を目指す事になる。
だが、トップバンドへの道は長く険しく、ノリが大事。数々のクセのあるアーティスト達と対バンし、Plasmagicaは少しずつ成長して行く。やがてMIDICITYの音楽シーンを牽引する存在にまで上り詰める・・・かも?
Gonna be a music millionaire!(音楽で億万長者になってやる!)


声優・キャラクター
稲川英里、上坂すみれ、佐倉綾音、沼倉愛美、谷山紀章、内山昂輝、柿原徹也、細谷佳正、潘めぐみ、早見沙織、松井恵理子、宮野真守、逢坂良太、村瀬歩、日高里菜、茅野愛衣、村川梨衣、五十嵐裕美

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

3DCGによる驚異のクオリティのライブパートは必見!(追記アリ

視聴前レビュー

サンリオの音ゲーSHOW BY ROCK!!のアニメ化です
サンリオというと女性向け子供向けというようなイメージが強いですが
サンリオ社内で男性をターゲットにした作品を作ろうという形でスタートしたのがこの企画

しかし出来上がったスマホ向け音ゲーは
音ゲーマニアからすればゆるすぎる代物で
結局居ついたのは元々のサンリオの顧客だった女性客が中心のようです

私自身はアニメ化の話が持ち上がった頃に
アニメ化されるくらいだから面白いのかな?
と少し気になって始めた感じなのですが
音ゲーとしてはちょっと物足りない感じでした

しかし、オリジナルのバンドと
実在ミュージシャンとのコラボバンドと
合わせて20組にも及ぶバンドの奏でる
100曲近い多彩な音楽に強く惹かれて
そのまま継続して遊んでいます

オリジナルバンドの中では
「徒然なる操り霧幻庵」が推しバンド
もともと和ロック大好きなんです

タイアップバンドの中では
植田真梨恵さんとコラボした
「しにものぐるい」が好み

一昔前の音ゲーは曲追加ごとにお金をせびられるものでしたが
全楽曲が無料で遊べるスクフェスのヒット以降
ゲーム内楽曲は客寄せのために無料にして
それ以外のところで稼ぐスタイルの音ゲーが増えています
コレもその一つでガチャを無視すれば
基本無料でだいぶ遊び倒せます

ほんとに多彩なバンドが揃っているので
多分誰でも一つか二つかは琴線に触れるバンドがあるんじゃないでしょうか?
という事でシステムが若干微妙ですが
曲はガチなのでゲームとしては十分お勧めできます

まぁでもそれとアニメが期待できるかってのとはまったくの別問題ですよね
そもそもゲーム内にストーリーと呼べるほどのものは無いので
PVには原作:サンリオなんて書いてありますが
ゲーム原作というよりはゲームキャラを使ったオリジナルアニメだと思っていいでしょう
アニメとして面白くなりそうなのかどうかは
正直全くわかりません

なので個人的な興味はアニメ化によって追加される楽曲にあります
ただし一部ゲーム版とキャスト変更があるようなので
その辺ちょっと心配です

キービジュアルにあるバンド「プラズマジカ」が
OPEDと挿入歌を発売することが発表されています
シアン:稲川英里
チュチュ:上坂すみれ
モア:佐倉綾音
レトリー:喜多村英梨⇒沼倉愛美
レトリーのキャラソン好きだったので
キャスト変更はちょっと残念に思っていましたが
アニメジャパンのレトリーコスのぬーぬーがかわいかったので
なんかどうでもよくなりました(何
まぁぬーも歌唱力の高さは文句ないですしね

中二病バンド「シンガンクリムゾン」は挿入歌一曲発表
クロウ:谷山紀章
アイオーン:柳田淳一⇒内山昂輝
ヤイバ:市来光弘⇒柿原徹也
ロム:丹沢晃之⇒細谷佳正
こちらは大幅にキャスト変更されていますが
ヴォーカルはクロウのみなので特に問題はなさそう

個人的イチオシ「徒然なる操り霧幻庵」も挿入歌一曲
阿:?⇒早見沙織
吽:松井恵理子
ダル太夫:潘めぐみ
ヴォーカルは阿ですが
今まで歌ってたのははやみんではない(と思う)
ので歌手自体が変更になるのか
演技部分と楽曲部分で分ける形で行くのか気になります

シンガンと腐女子人気を二分するゲームの稼ぎ頭「トライクロニカ」
シュウ☆ゾー粕谷大介⇒宮野真守
カイ:逢坂良太
リク:村瀬歩
こちらもヴォーカル変更なのか
演技と歌で分けるのか気になるところ

ゲーム内未実装のアニオリバンド「クリティクリスタ」
ロージア:日高里菜
ツキノ:茅野愛衣
ホルミー:五十嵐裕美
ジャクリン:村川梨衣
ゲームがいまいち男性層の囲い込みに失敗しているので
テコ入れで別路線のバンドを投入という事なんでしょうかw
睦月あるいは延珠
めんまあるいは白
ひなだお!あるいは杏
りえしょんだけは一条蛍くらいしか思いつかないけど
幼女役で名を馳せた声優を集めました!
って感じのユニットなのはわかりますw

プラマジの挿入歌は両A面であるそうなので
OPED+挿入歌6曲?
結構豪華な感じですね
アニメジャパンのステージ観に行った時の話だと
「ライブシーンも結構多い」ということでした
その辺も少し気になりますね

アニメがどんな感じになるのかは
とりあえず来週末の先行上映会行ってみてきますn(・x・

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一話視聴後レビュー

一話上映会に行ってきました

2等身のミューモン体の3DCGによるバトルシーンと
擬人化verをメインに使った作画で構成される日常シーン
元々のゲームPV内の説明だとテンションが上がると擬人化体になる
という話だったような気がするけどまぁどうでもいいや

第一話なので当り前ではありますが
CGパートも作画パートもクオリティ高いです
でもふたつセットにして説明なく出したら
ご新規さんは混乱するだけだと思うんだよね
なにしろゲームプレイヤーでも展開に置いて行かれそうになったので

今回のアニメ化の目的は男性客層の開拓にある
というような話がアニメジャパンであったので
新規層にやさしい導入が必要だったと思うんだけど
その辺かなり強引な印象を受けました

あとキャスト変更のあったバンドは
歌も変更後のキャストにやらせるみたいですね
元のバンドよりもアニメのキャラソンっぽさが増してる感じ
開拓したい客層を考えるとまぁコレはこれでいいのかな?
しかし今は音楽を題材にしたアニメで溢れているうえ
そうでないアニメからもキャラソンなんかがガンガン出ている時代です
アニオタの嗜好に合わせてしまうと他の作品との差別化が難しくなるので
元のゲームが曲の多彩さ幅広さが売りなのを考えると
そのままの路線を貫いた方がオンリーワンなアピールができた気もするんだよねぇ

とりあえず2話以降も継続して観ていきますが
他人に勧めるならアニメより先にゲームかな?

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最終話視聴後レビュー

話の大筋は深夜アニメというよりは
夕方に放送される子供向けアニメです
そこに原作ゲーム組や大友向けのネタを
ちょいちょい差し込んだような作りになっています
実際深夜に最速放送されているだけで
そのあと夕方にリピート放送されているので
深夜の客層にちょっと配慮しつつも
基本は夕方アニメだと思えば良いでしょう

純粋に深夜放送のオリジナルアニメとしてみた場合
キャラが多すぎる分掘り下げが足りないとか
何だかよくわからないバトル展開から
なし崩し的にすべて解決する
おおざっぱなストーリー展開とか
色々気になる点は多かったです

ただ3DCGシーンのクオリティだけは異常に高かったです
綺麗にデフォルメされたミューモン体の豊かな表情と滑らかな動きは
3DCGアニメーションとしては最高峰クラスだと思います
制作費の桁が一つか、下手したら二つくらい違うディズニーアニメと遜色ないレベル
これみてるとなんか他の国産CGアニメ(劇場版除く)がものすごく粗悪に見えてきます

あとはOP/EDから挿入歌の数々まで
中々クオリティが高かったのでゲーム組としても満足です
特にED曲のhave a nice music
挿入歌の迷宮Destiny&流星ドリームライン
とプラズマ絡みの曲はミューモンCGによる演奏付きで
すごく良いPV映像だったと思います
挿入曲2種に関しては最終回での使われ方もバッチリ!
あれはバンド演奏シーンで使った曲を
最終回で使いまわしたというよりも
最終回のクライマックスシーンに合わせて作った曲に
あとからCGアニメーションをつけてライブシーンを作ったのかもしれませんね

一応(?)音楽を題材にしたアニメですし
音楽部分がしっかりしていないと話にならないんですが
ゲーム内でもしばらくはアニメ曲がプレイできる形になっていたので
楽曲でアピールして本家の音ゲーへユーザーを呼び込むのにはまぁまぁ成功していたようです

ゲームユーザーの中には
アニメ化によるボーカル変更に抵抗のある方もいるようですが
宮野版シュウ☆ゾー(通称宮ゾー)以外は違和感ありませんでした
宮ゾーもまぁあれはあれで別物と割り切れさえすれば悪くないと思います

一番心配していたのは徒然なる操り霧幻庵でしたが
はやみんの歌唱力が尋常じゃないことを再確認させられて終りました

沼倉レトリーも悪くなかったですね
ちなみに沼倉さんはオーディションで選ばれたそうなのですが
最初呼ばれたのはクリティクリスタのオーディションだったそうで
自分に中学生役ができるか悩んでたところに
後からレトリー枠が追加されたんだそうな
おそらくその間にキタエリからNGが出たんでしょうねw
スケジュール合わなかったのかな?

シンガンに関してはVo変更ではなく追加だったこともあって
こちらは全く違和感なしでした
ちなみにシンガンの曲を作ってるのはボカロPのマチゲリータさん
ボカロ界では割と知られた鬼才ですね
かなりぶっ飛んだ曲を作ってるイメージしかなかったので
正直同じアーティストが作ったものとは思えませんでしたw

アニメではライブパートをもらえなかった
それ以外のグループもちょこちょこ出てきていたのが
ゲーム組には嬉しい演出でしたね
楽屋で一緒になる雫シークレットマインド
MIDICITYの音楽イベント情報を視聴者に伝える
チョイ役の田舎者集団ウワサノペタルズ
トライクロニカの追っかけでライブの最前列にいた豚は
ゲーム組以外はただのモブにしか見えなかったと思いますが
実はドーリィドルチというガールズバンドのメンバーですw

しかし一番優遇されていたのはしにものぐるい
ゲーム内でも特に人気の高いバンドです
アニメに出てきた中では唯一
ゲームオリジナルではない
実在アーティストとのコラボユニットなので
たぶん大人の事情でライブ披露とはいかなかったんだと思いますが
なんと個別回をもらう程の厚遇ぶり
さらにゲームでもまだ出てきていない「つぎはぎ」の擬人化Verが
緑髪のショタキャラとしてお披露目されて驚きました

そんな感じにゲーム組視点でみると
ファンサービスに溢れたいいアニメでした
あくまで純粋にアニメとして評価したので
ストーリーの☆評価は高くしませんでしたが
ゲームの販促映像としてはとてもよくできていました

アニメからのファンをゲームへ誘導し
ゲームからのファンへのサービスも欠かさず
さらに従来のサンリオファンにもアピールできるような
深夜アニメとしては相当マイルドなつくりで
老若男女問わず楽しめる作品になりました
これはスマホゲー原作のアニメとしては
大成功だったんじゃないでしょうか?

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

11月8日に行われたガールズバンドフェスティバル
昼の部&夜の部ともに参加してまいりました
歌える人気声優がずらりと並ぶ姿は壮観でした

対バンニコニャマの出張版も楽しかったし
各バンドの楽曲が生で聴けて最高でしたが
まぁそれはアニメとはあまり関係ないので割愛するとして

夜の部のラストに今後の展開についての新発表がありました
アニメと関係あるものだけ上げておくと
各バンドをフィーチャーしたショートアニメと
そしてTVアニメ2期の制作が決定しました

キービジュ一枚とキャッチフレーズのみの発表でしたが
その場にいたキャストさんたちにもサプライズだったようで
みなさん驚いていました

これは今後の追加情報に期待ですね!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

オレのギターが真っ赤に燃える、おまえに届けと火を噴き叫ぶぅ、響けぇひぃ~っさつのぉおレーーーーーッドトマホゥーーーーーク! Beat END!!

ただ、これ(出来は38点のタイトル)を言いたかっただけなんだ。

さて、萌え燃えもえもえキャラアニメなのでキャラ紹介だけします。
※公式と異なるかも知れませんが悪しからず


♡シアン♡{netabare}
私、ひじりかわしあん♪
入学したばかりのごくごく普通の女子高生☆ ギターが好きなメガネっこ♯
軽音部に入ろうと思ったんだけど、もう4月も終わっちゃう!
GWには合宿もあるっていうし早く入らなくちゃ!!
・・・でも勇気が出ない、人見知りの小猫ちゃん、
もうビビリかわダメやん!!!

そんなこんなで自分の部屋でスマホゲームしてたら、あれあれ、
怖い画像が現れて喋ってきた!
えっ、どこに連れていくの!!!!!

なんだかんだでゴスロリファッションのスーパーギタリストとして、
プラズマジカでギターを奏でるにゃん♪

あと、なんかゴスロリファッション好きとか誰かが言ってるけど、
好きだけど、そういう服は1つも持ってないです☆

女の子がマリスミゼルみたいな恰好は好きだけど、男はやめてほしいにゃん!
{/netabare}

うさこ
プラスマジカのギターでリーダー、バニー服は夏に快適ですの♪

ぴるみ
プラスマジカのドラマー「ぴる」じゃなくて「ぴゅる」だぴゅる~!

めがつー
プラスマジカのベーシスト、ネット(だけ)は友達♯

社長{netabare}
ドMの覗き魔{/netabare}

秘書
セクシー


以下、Shingancrimsonz{netabare}

クロコリン
聞こえるぜ、家畜共の叫び声、
ギターで響かせて、声で震わせて、歌で燃え上がらせて!
・・・待つ必要はない、オレならいつでもココにいる!!
その渇きを炎で、この赤で、この魂で満たしてやる!!!
叫べ、喚け、求めろ、
おまえたちが望むのなら何度でも奏でてやる、この紅蓮の轟きを!!!!
さあ、オレのギターが真っ赤に燃える・・・!!!!!

アイオーン
我、闇の太陽神は聖なる太陽と交わらぬ、
唯一無二にして絶対なる存在。
さ、最近、プラスマジカもメンバー増えて、その、
我が禁じられた黒衣の波動を纏うホーリーアークにその身を焦がさぬよう、
はな、離れるがよい。
おい、か弱き小動物よ。
昏き玉座に傅くのは其方だけで十分過ぎる。
まずは100mから、と伝えてこい。

この対なす鏡が見るは真の闇。内なる黒き影に染まりし毒蛇。
その邪悪さ故にか弱き背丈の小さなものは下がるがよい。
磨かれしこの肉体、この魂を共にするは故に、
拙者の得物は森羅万象を司る真髄 
龍虎無双神威流 故に龍剣伝 刃 参上

労務
・・・音楽を続けるとは、そういうことだ。

{/netabare}以上

あと、その他いろいろ。


そう、何を隠そう、
シンガンクリムゾンズとシアンが好きだ!!!!!
wikiとかセリフ集とか見ずにイメージだけだと、
シンガンのカッコよさが伝わらないな。
ロム、ちゃんとカッコイイです。

この作品はシンガンのカッコよさとかわいさと、
シアンのかわいさだけで出来ていると言っても過言ではない。

シアンの声がええ☆
あのちょっと籠ったちょっと低めのちょっとハスキーで
一言に高低さがある、なんだろ、
アニメ声って言うのかな?
あの独特の声と、
猫耳と特に髪が湿ったときの巻き毛伸び伸びヘアーがええ。

あとベリーさん書き忘れたけど、{netabare}
おねえ言葉やめて欲しかったな。別に面白くも何ともなかったし。
普通にカッコよかったのになぁ。{/netabare}

別にケモナーではない。というかこれだけは覚えてほしい。
かわいい女の子がケモ耳や尻尾を付けているからかわいいのであって、
獣がケモ耳と尻尾を付けたところで、獣は獣だ。
つまり、
人間の女の子がケモ耳を付けた姿を見たいのであって、
マスコットを見たいわけではない、断じて。
そこのところ勘違いしないでよね。

素晴らしい3Dを見せてくれたが、
あの滑らかなピン○ーみたいなのは2Dと合わない気がする。
何より人間の面影が何一つない。
猫耳王国め!

さて、サン○オは活き活きとこの作品を作ってたんだろうな。
最近規制が煩い中、漆黒の闇を悠々自適に飛び回る梟のように!!!!!


というわけで、
シンガンクリムゾンズかシアンが好きになったら最後まで割と楽しめると思います♪


音楽も結構いいけど、
対バンにこ生を見ると{netabare}「ロックをぐぐれ」と萎える。
ロックのことを有名どころしか知らない自分でも思うよ。{/netabare}
そもそもニコ生って面白いのあんまないかも。ものすごいファンよりの作品。

変化するOPから分かるように萌え燃えキャラアニメなので、
ストーリーには期待しないでね、
それじゃあみんなBooDooKanでオレサマたちに握手!しに行こうぜ♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

異世界ROCK歌合戦!

オリジナルアニメーション 全12話

音楽大好きで自分でも曲を弾いたり歌ったりできるけれど、内気で恥ずかしがりやなのでなかなか高校の軽音部に入部をためらう主人公の聖川 詩杏(ひじりかわ しあん)が、突然プレイしていた音楽ゲームの世界に引きずり込まれ、ネコ属性のシアンとして3人組ガールズバンド「プラズマジカ」に加入して、色々な妨害に遭いながらも少しずつ友情を暖めつつバントとしても人間?としても成長して、華やかな舞台に活躍していくお話です。

サンリオが原作です。サンリオというと、キティちゃんみたいなキャラが出てきてゆるふわした感じのお話になるのかという事前に想像を持って視聴を開始しましたが、アニメは思った以上に結構しっかりとしたお話でしたね。

女の子は可愛く描かれていますね。男の子は結構イケメン揃いです^^
作画も崩れることなく綺麗でした。

ただ、舞台に立って演奏し歌うと2頭身3Dキャラに変わっていて凄く凝っているのは分かるのですが、3Dのキャラデザが私はあまり好きではありませんでした。(グッズやゲームなど多方面の展開があるのでしかたがないのですが)

普段のキャラで演奏してる方が良かったですね。(シアンの2頭身キャラが、どうしても鼻が口に見えてしまいますw)

主人公がいるブラズマジカがメインですが、脇を固めるキャラクター個性的で好きでした。

1つはブラズマジカと同じ事務所に所属している「シンガンクリムゾンズ」メンバー、キャラも強烈ですが色々なエピソードで笑わせてくれましたw

もう一つは、「徒然なる操り霧幻庵」メンバーのダル太夫(ダルだゆう)ですね。あの独特の話し方(花魁風)はキャラに合ってましたね{netabare}(まさか最後は名前の通りだるまになるとはw){/netabare}また、九州弁を話すキャラもいましたね。

ファンタジー色の強い作品ですが、笑いあり、涙あり、音楽ありと、視聴前はあまり期待していませんでしたが、観てみると面白かったですね。

お話も綺麗に終わっています。最終話も良かったですね。ウルウルしました。

気になった方は観てくださいね。オススメです。

OP・EDともに主人公シアンが所属している「プラズマジカ」が歌ってます。どちらも聞くと元気になれる曲です。お気に入りの曲です^^

最後に、今年「シンガンクリムゾンズ」はサンリオのキャラクター大賞で2位(1位は「ポムポムプリン」6位に「プラズマジカ」)になりました。某N○Kの番組でも取り上げられていましたね。2位になったのもびっくりですが、この大賞が30回も行っていることに驚きでしたw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 27

72.1 3 バンドでファンタジーなアニメランキング3位
結城友奈は勇者である 大満開の章 (TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (166)
545人が棚に入れました
TVアニメ新シリーズ『大満開の章』
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「車輪の下敷きにならないように」

原作小説で今回アニメ化された部分では『乃木若葉は勇者である』の一部を連載雑誌で見たくらい。

【物語 3.5点】
原案等でシリーズに関わって来たタカヒロ氏もまた2010年代に相次いだ
18禁含むテキスト型アドベンチャーゲームからのアニメ業界進出例。

『ゆゆゆ』でも適宜、前日譚や歴史を豊富なテキスト量でじっくりと紐解き、
設定の深さを伝える。
クライマックスに向けさらに事の発端となった時代にまで遡り、
過去と未来をつなぐ因果を提示していく。
【防人編】(現在)、【西暦勇者編】(過去)、総括(未来)の3部構成にて、
如何にも美少女ゲーム色の強いスケール感の出し方でシリーズを集大成。

結局、少女が身を削って戦って得たのは衰退までの時間稼ぎ程度という「大赦」の通常運転。
「神樹」様が少女に気まぐれに{netabare}神婚{/netabare}を求める(このロリコン神めw)
というパターンの繰り返し?との既視感もありました。
が、勇者たちの歴史を振り返り、
何故、大赦は勇者活動について秘密主義に至ったのか?など根本的な疑問に解答した。
その上で改めて「勇者部」が頑張る意義を再提示した。
スッキリ感は3期が一番でした。

まさか3期から初見する方もいないとは思いますが……。
第1話は、勇者部のこれまでの苦闘とノリを共有していれば、
彼女たちの日常はこれでいいんだと納得できます。
が、知らない方が観ると放送事故級の日常カオス回が直撃するので、
ここからいきなり飛び込むのは厳に慎みましょうw

【作画 3.5点】
アニメーション制作・Studio五組

萌えキャラが可愛らしい白目でリアクションするゆる~いコミカルシーンと、
CGの助力も得て表現したバーテックスの数の暴力などの絶望。
日常と戦闘の激しい落差という個性を貫き通す。

目を引いたのは【西暦勇者編】の精霊の力を宿す作画。
この種のパワーアップ機構のプロトタイプは大体、安全性に問題点が多くエグいが、
それが悪名高き「満開」システムの元ともなれば目を覆わんばかりの惨状。
胸に表示されるカウントダウンを見て、
『ゆゆゆ』は魔法少女ではなく特撮変身ヒーローの系譜だと再認識。

魔法少女ではない……と言えば、本シリーズの「樹海化」設定の背景美術。
元々、一面深緑の鬱蒼とした文字通りの樹海でデザインしていたが、
四国にロケハンに行ったスタッフが、
田舎じゃ森は当たり前すぎると実感し、某・魔女結界の如きカラフルな“樹海”に変更したとのこと。
私は初期設定の緑の樹海で見たかったという願望が未だに捨てきれません。
ラストの{netabare}緑で覆われた廃墟{/netabare}を見て、こっちの方が個性出たはずだと、ますます思います。

【キャラ 4.0点】
【防人編】主役の楠芽吹。レビュータイトルは彼女の座右の銘。
歯車の意地……胸に響きます。

【西暦勇者編】主役の乃木若葉。あの会見……グッと来ました。
このエピソードでは結城じゃない方の友奈も登場し、
神による友奈への執着の由来が示唆され、
同時に全ての勇者たちが積み重ねた想いが友奈に集約される流れを作る。

【声優 4.5点】
【防人編】で印象的だったのが加賀城雀役の種崎 敦美さん。
「ぎゃあああ!死んじゃうーー!!」などバーテックスを前に勇者のCVにあるまじき狼狽、大絶叫w
でも、これが化け物に対する中学生女子のごく自然な反応であり、ある意味安心しますw

【西暦勇者編】では郡 千景役の鈴木 愛奈さん。
戦いや勇者システムの副作用だけでなく、{netabare}勇者をバッシングするネット世論{/netabare}からも精神を蝕まれる。
{netabare}眩しすぎる若葉への嫉妬、友奈への重たすぎる百合。{/netabare}
病んだ心情をぶちまけた、迫真の演技に圧倒されました。
ただ、誠に申し訳ありませんが、{netabare}劣等感を爆発させ部屋で暴れる千景を見ていて、
不謹慎にも私はパチンコで駄賃をすって破れかぶれになっている邪神ちゃんを思い出してしまいましたw{/netabare}

友奈“二役”を担った照井 春佳さん。勇者パンチにも二人分以上の気持ちがこもっていました。
8話の{netabare}友奈が友奈に苦しい胸の内を明かす{/netabare}シーンお見事でした。

【音楽 4.0点】
劇伴はシリーズ通じて制作集団・MONACAの面々で完走。
音響がボケるシーンに戦闘曲を宛がう独特の采配もありましたがw
定番の和風女声コーラスなどで概ね無難に締めくくる。

主題歌は讃州中学勇者部。
OPは「アシタノハナタチ」
エピソードを経る度に、勇者たちの歴史と悲願を噛みしめることができるスルメ曲。
ただ……OPアニメが勇者部の少女たちのフルヌードなので目のやり場に困りますw

EDは「地平線の向こうへ」
アコースティックギターの優しい調べがお馴染みのアレンジ。
ラストの{netabare}樹が路上コンサートで歌い始める{/netabare}演出も感慨深かったです。


【感想】
メインストーリーはこれで一区切り。
ただメディアミックスは継続しており、アプリ等で勇者たちのエピソードは制作中。
私はタカヒロ氏ら本シリーズの文体はやはりリズムが合わないのでw
良いシナリオは映像化して頂けるとありがたいです。
後日談として、{netabare}友奈&美森で少女終末紀行{/netabare}とかやっても良いんですよ♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

結城友奈じゃなくても勇者である

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ゆゆゆ、は1期☆4、2期☆4と、高評価しています。好きなシリーズです。

本作は3期というより、ほぼスピンオフですね。ゆゆゆ自体は2期で大団円を迎えていますから、当たり前と言えば当たり前ですが。

本作、普通に普通以上の面白さがあるアニメです(だから☆4)。

ただ、「結城友奈は勇者である」という冠から、3期(2期の後日談)を期待した私が悪いのですが、思ってた作品とちょっと違いましたね、個人的には。

スピンオフならスピンオフと、言ってもらえればね、そういう姿勢で視聴するのですが。

本作、時系列が複雑なので、一応、余談に入れときますね。視聴の参考までに。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
正直、1度綺麗に完結した物語を、無理に引き延ばそうとしている感じがした。

おそらく、スピンオフにあたる「楠芽吹は勇者である」と「乃木若葉は勇者である」を、無理に「本編の中に入れたような演出」が違和感を醸し出していたのかな、と。

いや、2作とも単体として、とても面白かったですよ。

特に、「楠芽吹」はキャラの立ち位置として良かった。ああいう、「凡人の最強」みたいなの好きなんですよね。自分が量産型・消耗品でないことを証明するために戦ってきた結果として、本来なりたかった「勇者」として仲間に認められる。

良いじゃないですか。格好良いです。

加賀城雀や弥勒夕海子などサブキャラも魅力あったし。勇者部に匹敵する素敵なパーティ。まあ、やたら「ガンバスター」みたいな雰囲気でしたけど(笑)

ただ、本作の1話目を「勇者の章」の前(がっつり日常系)にしたせいで、「勇者の章」の続き(神を失った後の人類及び勇者部の営み)を期待していた私にとっては、???みたいな感じでした(これは、事前にアニメの情報は入れない私の視聴スタイルが災いした感じです)。

ファーストガンダムの後に、Ζガンダムの1話だけ流して、0083を放送したような違和感(ガンダム好き以外には伝わらないw)。

「勇者の章」ではバッチリ決まっていた、スピンオフを絡めながらの時系列シャッフル。それと同じことしているわけですが、本作ではハマらなかった感じ。

違いはやはり、「進行中の物語」でやったか、「完結後の物語」でやったか、かな。「進行中」なら、視聴者であるこちらも、内容を深めたいと思って観るけど、「完結後」、しかも、あれだけ熱く綺麗に完結した後に、今さら過去を掘り下げられても、もはや蛇足にしか感じられませんでした。

重ねて言うけど、「楠芽吹は勇者である」も「乃木若葉は勇者である」も、凄く面白かったんです。むしろ、もっと丁寧に、6話くらいかけてちゃんと観たかったくらいです(それぞれに単独で1クール使っても全然文句ないです)。

本作のタイトルを、「結城友奈は勇者である 大満開の章」とつけず、「楠芽吹と乃木若葉も勇者であった」とかにして、完全にOVA扱いにするくらいの、

「結城友奈という看板に頼らなくてもいける自信(作品に対する信頼)」

があれば、また少し違ったのですが。もしくは、本作の12話Aパート(純粋な3期)を1話目にもってきて、諸々を描き、12話編成でCパートまでたどり着くようにするか。

と、なんとなく酷評っぽくなっちゃいましたが、最後の友奈の幸せそうな笑顔見ちゃったら、もうどうでも良くなりますね(笑) 

1期からのトータルで、最後まで綺麗に完結した、素晴らしいアニメシリーズだったと思います。制作者の皆さん、お疲れ様でした♪
{/netabare}

【余談~時系列まとめ~】
{netabare}
複雑過ぎるので、多分、ですけど(苦笑)

①「乃木若葉は勇者である」
(アニメ3期5話~7話)
※西暦2018年。地の神VS天の神バトル開始。初代勇者、乃木若葉の物語。神世紀開始。

②「鷲尾須美は勇者である」
(アニメ2期1話~7話)
※神世紀298年。何代目になるかは分からないが、鷲尾須美たちが勇者として活躍していた時代の話。

③「楠芽吹は勇者である」
(アニメ3期2話)
※神世紀300年。あと一歩で勇者になれず、守人となった楠芽吹の話。

④「結城友奈は勇者である」
(アニメ1期1話~12話)
※神世紀300年。結城友奈をはじめとした、勇者部の話。以下、⑦まではほぼ同時期の話。

⑤「結城友奈は勇者である-大満開の章-」
(アニメ3期1話)

⑥「楠芽吹は勇者である」
(アニメ3期3話、4話、8話)

⑦「結城友奈は勇者である-勇者の章-」
(アニメ2期8話~13話&アニメ3期9話~11話)

⑧「結城友奈は勇者である-大満開の章-」
(アニメ3期12話)
※神樹様及び天の神がいなくなった後の世界。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
青い鳥。時系列は、神不在後? 楽器、上手いな。めっちゃ日常系。ゆゆゆの場合、さらなる悲劇への序章にしか感じないんだよね(苦笑)

2話目 ☆4
なんかもう、ノリがガンバスターになってきたな(笑) 量産型と量産型の戦いは熱い。そして、量産型でないことを証明しようとする主人公はもっと熱い。

3話目 ☆4
勇者部を外から見る。防人の歌。城マニア(笑) ここからシリアスか。やはり、勇者の章の前か。

4話目 ☆4
バーテックス倒すとか、かなり強いな。弥勒が犠牲者の1人目か。

5話目 ☆3
すごろく(笑)  ん? また過去編?

6話目 ☆4
さらに、スピンオフか。なかなか闇が深い話。もうちょい、ちゃんと観たいよな。

7話目 ☆5
郡と乃木。最後に、群千景は勇者であると宣言する乃木、格好良いな。

8話目 ☆4
ここでまた、楠芽吹の話に、また戻るか。カリンを励ます元ライバル。

9話目 ☆


10話目 ☆4
熱いバトルだったな~。銀の斧。台詞。千景砲。スナ~(笑)

11話目 ☆3
風の技、普通にめっちゃ格好良いよな。つまりは、ゆゆゆ完全版だね。

12話目 ☆5
ここでようやく後日談か。2期のCパートって感じだよな。やはりテーマは自立か。インフラ、資源はもう無限じゃないしな。クーデター(笑) 人の力になれるのは、人。4年後。むしろその4年を観たいのだが。天の神、放射能? チーム防人。まあ、希望を魅せたラスト、と。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 24

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

無理せず、自分も幸せであること

全12話

結城友奈は勇者であるの3期です。事前に1・2期を観ることをオススメします。

2期で大円団で終わったのでどんな展開になるのか思いましたが、エピローグ的な内容でしたね。

結城友奈たちばかりではなく、他の勇者のことや勇者ではない人たちのお話が多かったですね。

最初はほのぼの、段々と過酷なお話となり最後はこの世界の本当の決着がつきます。

最終的には結城友奈たちのお話でしたが、楠 芽吹たちが主人公ではないかと思うぐらいの活躍でした。

これで「ゆゆゆ」も最後となりそうです。(このあとの展開が想像できませんw)

OP・EDは讃州中学勇者部のみなさんが歌っています。EDの勇者部みなさんの穏やかな笑顔が好きでした。

最後に、2014年から始まり、途中映画もあり、約8年間お疲れ様でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

70.7 4 バンドでファンタジーなアニメランキング4位
SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!! (TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (83)
314人が棚に入れました
奇跡、出会えたかも!?北国の小さな村で生まれ育った、白っぽいきつね族の女の子『ほわん』。オーディションをきっかけに憧れの都会、Under North Zawa(アンダーノースザワ)へ旅立つ事に。縞々猫族のマシマヒメコ、デビルミント鬼龍族のデルミン、狼娘族のルフユ達と出会い、バンドを組む事になる。のか?きらきらがいっぱいのRockな音楽物語が、いま始まろうとしている。よーし、やるぞ♪

声優・キャラクター
遠野ひかる、夏吉ゆうこ、和多田美咲、山根綺、伊東健人、小松昌平、小野友樹、白井悠介、Lynn、芹澤優、鈴木みのり

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

シリーズ前作を観ていなくても問題なさそうな異世界のロックバンド・ストーリー

『SHOW BY ROCK!!』(1期目)、『SHOW BY ROCK!!#』(2期目)と同じく、我々の世界とは異なる異世界にある音楽都市「MIDICITY(ミディシティ)」における、ロック音楽やバンドをめぐるストーリー。

『SHOW BY ROCK!!』はサンリオが版権を持っているメディアミックスプロジェクトで、上記アニメの他にもスマートフォン・ゲームアプリとしても展開していますね。ゲームやったことないですけど。

本作中では前作に登場のバンド『クリティ・クリスタ』が既に活躍中であったり、時系列的にもつながりのあるお話のようではあるのですが、ここまでのストーリーで見る限り特に前作を観ていなくても話がわからなくなるようなことはなさそうですね。

既にバンドとして練習を始めている三人に主人公(今作ではほぁん、前作だとシアン)が出会うという形式は踏襲しています。OP/ED主題歌から考えてもほぁんが合流して4人でのバンド活動を行うことになりそうなのは明らかですが、とりあえず前半はメンバー同士が絆を深めてほぁんが合流するまでの紆余曲折を楽しむお話になりそうです。

余談: 本作シリーズにはショートアニメ『SHOW BY ROCK!!しょ~と!!』もあります。これは『SHOW BY ROCK!!』に出てきたバンドのメンバーが出演する、『徹子の部屋』のパロディーみたいな作品ですね。

2020.3.6追記:
1期目の「プラズマジカ」のポジションに「ましゅまいれっしゅ」が、「シンガンクリムゾンズ」のポジションに「DOKONJOFINGER」が、「徒然なる操り夢幻庵」のポジションに「REIJINGSIGNAL」が、という感じで基本構造が良く似ていますね。徒然はちょっと違うけど楽器編成も似てます。

1期目と違って今作はダークモンスターと戦ったりしない分、ストーリー的には王道かつ無難な感じになっています。

第8話でのREIJINGSIGNALのステージで、楽器持って出てきたのは最初だけで曲の途中からはただ歌って踊っていたのにましゅましゅ相手にドヤっていたのは、ちょっと納得がいかないです(笑)。

2020.3.30追記:
第12話(最終話)まで視聴終了。ある意味、今クールで一番「百合百合しい」作品(カップリング固定)だったかもしれないです。

作画面では安定していましたし、ストーリー的にも突飛なところはなくてそこそこ楽しめたと思います。

上で挙げたクリティ・クリスタ以外にも前作登場メンバーが現れたりで何かあるかな、と思いましたが最終話放送後に、シリーズ次回作『SHOW BY ROCK!!STARS!!』制作決定のアナウンスがありました。

次回作のキービジュアルを観る限りだと、本作で登場したバンドの他に前作の主役バンドPlasmagica(プラズマジカ)やプラマジとの絡みもあったSHINGANCRIMSONZ(シンガンクリムゾンズ)、徒然なる操り夢幻庵(つれづれなるあやつりむげんあん)、BUDVIRGINLOGIC(バッドヴァージンロジック)、Trychronika(トライクロニカ)、Criticrista(クリティクリスタ)といったバンドも出てくるようで楽しみですね。

ただ、次回作については「どのバンドが主役」とかはないのかもしれないです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

プラスマジカからMashumairesh!!へ…

この作品の原作ゲームじゃ未プレイですが、アニメ2期とショ~ト!!は視聴済です。
「SHOW BY ROCK!!」というと、「プラスマジカ」や「徒然なる操り霧幻庵」が頭に浮かびますが、前作まで登場したバンドはバッサリ切り捨てた構成にはビックリしました。
前作のバンドで登場したのはシンガンクリムゾンズが少しだけでしたから…


奇跡、出会えたかも!?
北国の小さな村で生まれ育った、白っぽいきつね族の女の子『ほわん』。
オーディションをきっかけに憧れの都会、
Under North Zawa(アンダーノースザワ)へ旅立つ事に。

縞々猫族のマシマヒメコ、デビルミント鬼龍族のデルミン、狼娘族のルフユ達と出会い、
バンドを組む事になる。のか?

きらきらがいっぱいのRockな音楽物語が、いま始まろうとしている。

よーし、やるぞ♪


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

流石サンリオ…キャラの可愛らしさには余念も妥協もありませんね。
キャラの可愛らしさだけで見ると、前作より着実に進化していると思います。

皆さん立派なケモ耳をお持ちなので、最初はみんなネコちゃんかと思っていましたが、完走してwikiをチラ見した際、みんな種族がバラバラだったと知りました。

Mashumairesh!!のメンバーを紹介します。

ほわん(CV:遠野ひかるさん):白っぽいきつね族でボーカルとギター担当。
マシマヒメコ(CV:夏吉ゆうこさん):縞々猫族でボーカルとギター担当。
デルミン(CV:和多田美咲さん):デビルミント鬼龍族でボーカルとベースを担当。
ルフユ(CV:山根綺さん):狼娘族でボーカルとドラム担当。

デルミンは角が生えていますし、物語の中でも珍しい種族であることがネタになっていたので違うと分っていましたが、ほわんがきつね、ルフユが狼だったとは思いもよりませんでした。

前期の「シンガンクリムゾンズ」の立ち位置に相当するのが、DOKONJOFINGERの4人です。
元々は全員別々の学校の番長だったとか…
私が学生の頃は確かに番長とか居ましたけれど、今でも番長とかって学校に居るんでしょうか?

そして前期の「クリティクリスタ」や「徒然なる操り霧幻庵」の立ち位置と被るのが、3人組の実力派バンドであるREIJINGSIGNALです。
Lynnさん、芹澤優さんに鈴木みのりという超豪華なメンバーで構成されているので、劇中歌も聴き応えがありますよ。

少し懐かしさもあったので前期のキャラを見てみました。
すると改めて豪華声優陣にビックリです。

プラズマジカは、稲川英里さん、すみぺ、ぬーさんこと沼倉愛美さんにあやねるいという布陣で、クリティクリスタは、ちゃんりな、かやのん、五十嵐裕美さんにりえしょんという布陣なんです。
いやぁ、贅沢なアニメを見ていたんだなぁ…と改めて思いました。

物語はMashumairesh!!のメンバーがほわんを交えて4人になりバンド活動を開始…
対バンや曲作りの苦しみを経てFESに参加するまでが描かれています。
ストーリー性よりもキャラの可愛らしさを愛でるアニメという位置付けの作品だと思いました。
もちろん、主軸となる楽曲も良かったと思います。
特にREIJINGSIGNALの歌う2曲は抜群だったのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「ヒロメネス」
エンディングテーマは、「キミのラプソディー」
どちらもMashumairesh!!が歌っています。

1クール全12話の物語でした。
物語の最後に一瞬だけですけど、懐かしいキャラが登場しましたね。
もしや…と思いましたが、最終話で「SHOW BY ROCK!! STARS!!」の制作が発表になったのは嬉しいサプライズです。
これまでテレビアニメに登場した歴代バンドに新たなバンドを1組加え、合計11ものバンドが登場するんだそうです。
きっと本作はこの新作に向けた布石だったんですね。
しっかり堪能させて貰いましたけれど…^^

Mashumairesh!!では3組のバンドが登場しましたが、前期のバンドは何度も死線を潜り抜けてきた猛者揃いです。
新旧のバンドがどう絡んでいくかが楽しみです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

序盤で切らなくてよかった。。終わってみたら良いバンドストーリーでした。鉄板は必要だよねw

「東京マグニチュード8.0」「メイドインアビス」「盾の勇者の成り上がり」などを手掛けたキネマシトラスにより2020年に制作。

あの「シドニアの騎士」を制作したポリゴンピクチュアズがCGプロデュース。
テコ入れに期待が持てます。

タイトル、「マシュ、マイレッシュ」?
いやいや「ましゅまいれっしゅ」と一気に発音しましょうw
FGOのマシュが尻ならこっちは胸への愛を感じますw

opエモエモでいいですね。

主人公のホワンは、キャラ設定と声が某アニメの唯ちゃんに似ている気がします。マネというよりこの手の作品の鉄板として歓迎したい。
{netabare}
モブキャラがちっこいので動画の労力をメインキャラに注げて良いかも。
バンドストーリーだと◯物語のように全く描かないワケにも行かないし。
そのせいか、気のせいか、ホワン、デルミンは全てのカットが可愛いw

水着回や温泉回、前作バンド登場など鉄板もちゃんと入ってましたねw
終盤ではちょっとした百合っぽさが、ほんわかさせてくれましたw
個人的には野郎バンドはウザいから、あずにゃんを昇華させたようなデルミンや、律っちゃんを転生させたようなルフユを、もっと掘り下げて欲しかったなぁ。。
てか最終話のシアン、なんでいるんw
一体いつの時間軸かなw
{/netabare}
序盤はどうなることかと心配になりましたが、5話以降は良質なバンド物語でした。
けもフレによるガールズバンドって最強かもw
でも、こうなってくるとCGプチキャラ不要論を唱えたくなるw
あと声優陣も優秀かと。今後も応援したくなります。

次期のSHOW BY ROCK!!STARS!!も決定という事で、既にHPが出来てました。シアンとホワンの共演に期待が高まります。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8
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