パラレルワールドでパロディなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのパラレルワールドでパロディな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番のパラレルワールドでパロディなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.2 1 パラレルワールドでパロディなアニメランキング1位
アベノ橋魔法☆商店街(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (161)
879人が棚に入れました
『アベノ橋魔法☆商店街』(あべのばし まほう☆しょうてんがい)は、ガイナックスが制作したアニメ作品。
【ストーリー】夏休みのある日、大阪の下町、アベノ橋商店街に住むサッシと幼馴染のあるみ。
昔ながらの商店街は再開発で立退きの憂き目にあっており、風呂屋を営んでいたサッシの家も取り壊された。あるみ一家も北海道に引越しを考えてると聞き、愕然のサッシ。しかし頑固に反対するあるみの祖父。そんな中、二人はお互いの店に商店街の四方を護る四神獣が奉られていることを知る。
だがあるみの店のシンボルであり四神獣の最後の1つであった「ペリカン」が事故で壊れてしまう。いよいよ立ち退きが決まったその夜、奇怪な出来事が起こりはじめた。空を飛ぶドラゴン…そして、神社で体操していた人たちがキノコに…
必死で逃げるサッシとあるみ。だが、逃げる途中街は崩れていき、目の前には大きな城が建っていた。

声優・キャラクター
松岡由貴、サエキトモ、久川綾、小山力也、藤原啓治、青野武、金月真美、渡部猛、龍田直樹、氷上恭子、岡村明美、石井康嗣、小西克幸

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

人間なんちゅうたかて達者が何よりや

どツボや・・・


アベノ橋商店街に住まう今宮聖志、朝比奈あるみはひょんなことがきっかけで次々に異世界に飛ばされてしまいます。
RGPのような世界、スペースオペラ、ダイナソー、学園もの、時代劇、様々な世界を渡り歩いて、二人はある事実に気づいていく、みたいな話です。
これがめっちゃ面白いです。
まず流れるような大阪弁、これは大阪弁の監修にあの吉本興業で台本作家もしていた田中哲弥さんが入ってるのもあって、とにかく出来が良いです。
そんでもって大阪弁って、聞いてるとなんか面白いですよね、イントネーションというか独特の雰囲気があって。
あるみが北海道に引っ越すことになった聖志が、"シャケが生まれて戻ってくるちゅう北海道かいな?"と間髪入れずに言うんですがね、そうそうー、大阪の人って流れるようなレスポンスをすらっと入れて来るよねー、という風に台詞回しは特に洗練されてます。
まず一つ会話劇が心地よい部分と、その次に基本的に1話完結のオムニバスで色んな時代背景の世界を楽しめるという部分ですね。
「ヤミと帽子と本の旅人」をさらに尖らせた感じで、なんかこういうの、いいですよね、1つのアニメで色んな世界が楽しめて。
それぞれの世界に行って順応性を高めていく聖志と馴染めないあるみが面白おかしく描かれていて、次はどんな世界に行くのだろう?と楽しみになってくるわけです。
登場人物達の掛け合いは面白く、世界観も得てして素晴らしい、まさにプロの技を見たといった具合です。
他にも物語の核心的部分に触れてしまう気がするので控えますが、まだまだ魅力はあって、百聞は一見にしかずといった感じで是非見て欲しいアニメです。

この作品、天下のGAINAXが企画していて、制作自体はマッドハウスと協同みたいなんですが、とにかく絵のクオリティはずば抜けています。
なんと文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞しています。
ただこの受賞、少々曰く付きで・・・

>なお、審査員が全員見たのは第一話であり、剣と魔法が活躍する第二話からの印象は大きく変わりそうなので、第一話のみに対する授賞とした。

とまぁ審査員を以てして1話しか見てないけど1話のクオリティが高かったから優秀賞をあげました、と言ってるのです。
いや、勿論1話の出来も素晴らしいんですが、全編を通して見えて来るものもあって1話だけじゃないだぞというのをここで言っておかないといけませんね。

主人公の今宮聖志役を演じるのはサエキトモさん、コテコテの大阪府出身です。
「ラジオアベノ橋魔法☆商店街」で披露された武勇伝は後に語り継がれることになったとか、ならなかったとか。
この方、病気の治療のため、長らく声優業を休業していたのですね、最近はちょいちょいアニメに出ているようですが。
ヒロインの朝比奈あるみ役は松岡由貴さん、生粋の大阪は阿倍野区の隣の東住吉区ご出身。
その他、久川綾さん、小山力也さんなど関西出身の方をメインを据えられて声優に関しては太鼓判です。

さてOP、EDともにアニソン界の大御所・林原めぐみさんが歌っています。
もはや何も言うことが御座いません。
OP「Treat or Goblins」はラップ調、ED「あなたの心に」は中山千夏さんのかの名曲のカバーとなっております。

さてキャラクターに関しては、さっきもちょっと述べちゃったんですが。
ちょい根暗でボケ担当の聖志と明るくてツッコミ担当のあるみの関係がすんごくいいです、掛け合いも面白い。
それから他にも行く先々の世界で共通して登場するキャラクターがままいますが、心に留めておいてくとよいでしょう。
最後に驚きの展開が待っていると思います。


このアニメ、ゼロ年代で最もクオリティが高いんじゃないかと思うくらいの作品です。
作り手の、作りたいものを作ってるんだ!って感じが伝わってきて、良い作品に巡り合えたものだと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

テモテ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ユニフォームは大塚晶則

ひょんなことから摩訶不思議なパラレルアベノ橋商店街に迷い込んだアルミとサッシが“もとの”商店街に戻るべく奮闘するお話。

子どもっぽくてバカだけど、大好きな女の子を守るために一生懸命になれるサッシが純粋でかっこいいです。

大団円の結末を迎えるところに納得いかない方もいるみたいですが、むしろ私はサッシが子どもの流儀を貫き通し、力づくでハッピーエンドを実現したところを評価したいです。
子どもが無理して大人になる必要はないですし、好きな子のためにした努力はやっぱり無駄になってほしくないので。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

商店街、それは夢と希望が溢れていた場所

(2014.2/27)

昨今、シャッター街と化しつつある商店街ですが昔は行けば近場でほぼ何でも買えてしまう。
大人にとっては食品や雑貨などがある便利な場所、子供にとってはプラモデルなどのおもちゃのある夢の場所だったんだろうな。

そんな商店街ならではの人情と哀愁を「アベノ橋魔法☆商店街」で感じてみてはいかがでしょうか?

また、大阪弁で進められる会話のテンポの良さと間と1クールという短い作品なのですんなり観る事ができると思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

66.7 2 パラレルワールドでパロディなアニメランキング2位
ラストピリオド ―終わりなき螺旋の物語―(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (158)
626人が棚に入れました
『ピリオド』とは、絶縁から生まれた異形の怪物『スパイラル』を倒す者達の名である。アーク・エンド第8支部に所属する見習いピリオド・ハルもまた、絶縁の輪廻を断ち切るため、果てなき闘いに身を投じるのだった......。

ーーだったのだが!

謎の盗難事件により財政破綻し、本部からも見捨てられた第8支部に残ったピリオドは、なんとハル達3人のに。彼らは支部再建のため、果て無き闇営業へと身を投じるのだった!

声優・キャラクター
花江夏樹、田村ゆかり、菊地美香、村瀬歩、加隈亜衣、M・A・O、金城大和、上田麗奈、茅野愛衣、原田彩楓、鬼頭明里、真野あゆみ、井澤詩織、田辺留依
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

しれっと何てこと言うんだ!

全くノーマークの作品だったのですが、「ソシャゲ原作のソシャゲメタアニメ」というレビューを見かけてこのタイミングで見始めました。
結構面白いです。

ED「ワイズマンのテーマ」
春アニメ一の推しソングです。
ワイ!ズマ!ンー!ワイズマン!!
イワザルのンーが良い味出してます。超可愛いのに面白い。楽しい曲です。

キャラデザ
衣装がゴテゴテしてて書きづらそう。
特にカプ・コケコっぽい謎の飾りのついた女の子。あれとったらバフ発動しそう。2回速くらい高まりそう。

物語
以下ネタバレあり

1話_終了のお知らせ
ソシャゲネタでは、各所に喧嘩を売っていくスタイルにハラハラ。
{netabare}<緊急メンテ><詫び石><最初だけの報酬><無料ガチャ>

<飛行船飛ばしたり、サッカーチームやお笑いのスポンサー片っ端からやってみたり、挙句の果てに…>
(↑サイゲに何の恨みがあるのかww)

<グラグラしてモンモンする>はて?何の事やらw

こんだけ言っておきながら、ピンチになるとコールという名のガチャを推奨して円を要求するところが生々しい。


その他リアルネタでは、
<若いメンバーばかりのアットホームでやりがいのある職場>
<ノルマは一切なし。実力とやる気次第でどんどん稼げる成長できる現場>
とブラック企業求人のあるあるを披露し、

<TもdもRもポイントつく――>
と、たぬき涙目のポイントシステムに

<そのお姉さんはすぐに居なくなるんです。待っているのは怖いお兄さんだけ>
悪手のキャッチかと思えば

<流しのコールガール>登場wデリ○ルかよ!
<コールガール意味違う>冷静なツッコミありがとう{/netabare}

淡々と進んでいくのでそこまで笑いに入り込める感じではないけど、要点だけ纏めると(いい意味で、)相当ひどい内容。


2話_温泉改
2話目にして温泉回。最近のアニメは定番回しも早いねえ…
{netabare}
温泉回の定番<謎の光発生装置><見えてはいけないところを絶妙に隠す木と岩><間違って女湯に入ってしまうように仕向ける自動入れ替わり暖簾>は勿論、
アニメの<聖地巡礼>による村おこしも掘り下げてゆく。
聖地巡礼の定番スポット<神社><踏切><海岸>これらが無い場合どこに焦点を当てるべきか。
スタッフを豪華にするのも手かもしれない。
例えば<宮さん><誠さん><守さん>
ワイズマン<有名なスタッフにもコネがある>って凄いな!
その次のちょこのセリフ<宮さんは宮さんでも親か息子かが問題>
しれっととんでもないこと言ったよ、この子!!
そんなこと言ったら、守さんだって、細田さんか押井さんかで傾向変わって来るぞ!!

<上手くいけば大笑い><ガールのパンツも見える>ってそうかもしれんが!!{/netabare}

ソシャゲメタも忘れず。
ガチャの沼、ガチャの星5二連に対する星1二連。
ソシャゲの闇は深いが、辞めることは出来ないんだよ。よくわかっていらっしゃる。

視聴終了。最初だけじゃなくて最後までおんなじ感じで楽しめた。
続きは気が向いたら書くかも。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『魔方陣グルグル』っぽいメタさ。こっちの舞台はスマホ向けRPGかな?(最終話:「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」)

まあ、こちらは実際にスマートフォン向けゲームがあるみたいですが。

視聴者にとっては異世界ですが、お話の中のキャラクターたちにとっては普通に日常生活を送っている世界が舞台のようです。そういう意味ではダンまち(『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』)と世界設定は似ていますが、1話目を観た限りかなりギャグ風味が強めのようです。

ギャグを阻害しない程度に、メインストーリーとしては一応「陰謀」っぽいものが進んでいる様子。でも、まあ普通に「娯楽作品」として楽しめそうです。

「メタさ」に関していえばストーリーの中でガチャが引けたり、引いた結果にレアリティっぽい設定(星の数)があって役に立ち具合が違ったりとゲームシステムがストーリーに取り込まれている感じになっている辺りですね。

ファンタジー系RPGで一般的に使われる用語に翻訳(?)すると、アークエンドという組織の各支部がいわゆる「ギルド」、ピリオドが「冒険者」、スパイラルが「モンスター」、そして主人公のハルはピリオド見習いすなわち「駆け出しの冒険者」といったところでしょうか。

敵(?)である「ワイズマン」の三人(ミザル、キカザル、イワザル)+グル(マスコット的なキャラクター)には、アニメ版ポケモンのロケット団やウイッチクラフトワークスのKMM団に通ずるような憎めなさ、愛らしさがあって私は気に入りました。

それと、ハルのパーティーにいる不思議少女ちょこのつかみどころのなさも…。

2018.4.27追記:
第3話、サブタイトルは「その日暮らし」。『ひぐらしのなく頃に』と原作ゲームが公式コラボしているらしくそれがネタに(笑)。これはかなりギリギリまで攻めていてヤバぞ、コラ(笑)!

2018.5.3追記:
第4話、グリーンとかサマーとかオータムとか年末とか。

無駄な豪華建築物の中にお台場の◯ジテレビ社屋っぽい建物が(笑)。二人の浪費っぷりは両さんも真っ青…。

そして、基本的には1話完結でキッチリと収めながらも今回の引きもしっかりと次回への伏線に。

すごくどうでもいいおまけ: イワザルのガトリングガンの弾の出方が正しい(一番上の銃身からしか弾が発射されていない)!

2018.5.18追記:
第6話: 陰謀の黒幕判明。← いや、とっくにわかってますが。
カンパネルラさんの絵日記の絵が無駄にうまい(笑)。USJ!、USJ!

2018.5.24追記:
第7話: サブタイトルは「アニマルともだち」ということで、『けも〇フレ〇ズ』回。すご~い、た~のし~!

「〇〇レルム」はちゃんと独立国で、観光ビザと就労ビザは区別されているのですね…。今回はすごく面白かったのですが、CM入りとCM明けでさらに笑わされてしまいました。

うにゅ。ついにちょこちゃんが「現実もこうなら」とか言い出したけど、じゃあ一体全体キミの「現実」とは何なのだ(笑)!

ゲストキャラに「尾崎」さん(別人)と「内田」さん(別人)をキャスティングしたのはたまたま? というか、まさかこれも狙ったとか…?

2018.6.7追記:
第9話:「うにゅ、今回はそういうことだったか…。」ということで今回は振り切れてたなあ。

リンゴを噛ってあのマークとか、ソニ◯タイマーとか、膨張して爆発とか、機内持ち込み禁止とかいろいろやってくれましたね。おいおい一方を「嫌い」って言い切っちゃって大丈夫なのか?

……いやいや先行者とか中華キャノンは関係ないよね、懐かしいけど(笑)。

2018.6.23追記:
第11話: 攻めに攻める『ラストピリオド』。緊迫した対峙からまさかの前後編。

2018.7.2追記:
第12話: 超兵器R1号、じゃなくて巨大スパイラル2体が対峙するのを見たキカザルの台詞に、ウルトラセブンからのダンの名台詞「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」が…。

最後の前後編の元ネタはアニメでもゲームでもなく現実の国際関係でしたが、頑張ってネタにしてました。

全編通じて、なかなか面白かったです。制作スタッフ&キャストのみなさん、おつかれさまでした…。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 35

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

かなり笑えた。

スマホ向けRPGが原作らしい。ゲームには興味が無いので、もちろん未プレイ。
最終話まで視聴。

主人公・ハルが所属するアーク・エンドの第8支部は、盗難による財政破綻のため、活動停止に追い込まれてしまう。
ハルたち3人の”ピリオド”は、支部を再建すべく闇営業(笑)に奔走する。

かなりコメディ色強めの作品。

第2話、第3話、第6話、第7話は、かなりツッコミどころが満載の回。
第2話、第8話にテコ入れ水着回(?)。

敵(?)役のワイズマンも魅力たっぷりに描かれていて良かったです。

物語はテンポ良くサクサク進んでいきます。
作画はキレイで、よく動きます。

”ちょこ”のツッコミが癖になる作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13
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