フィンランドTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のフィンランド成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番のフィンランドTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.2 1 フィンランドアニメランキング1位
ヘタリア The Beautiful World(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (130)
914人が棚に入れました
「ヘタリア」アニメシリーズ、待望の新作! “キラ☆キラ"をテーマに、パワーアップした「ヘタリア」が帰ってきた! !

日丸屋秀和の描く驚異の大ヒットコミックス「ヘタリア Axis Powers」(幻冬舎コミックス刊)をアニメ化。
世界各国を擬人化した「キャラクターの魅力」や卓越したギャグセンス、さらに「感動」や「ときめき」まで詰め込んだショートアニメーション。

菊一 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

前より良くなった

ヘタリア1~4期まで観覧済みです。


・作画が細かくて背景などもハッキリ、色が綺麗
ここは本当に前よりも良くなりました。
パッと見て「おおお!!!」という感じでしたw

・ストーリー
マンガや今までのアニメを見ていない人にとっては分かり辛いかと思います。
キャラを把握している人だからこそ楽しめるアニメですねー。
逆にキャラを全く知らない人にとっては「は?」となるかも。

あと、これといってストーリーは特に感じられないです…
1つ1つの話は特に繋がってないですね。

・エンディング
これは個人の好みによりますけど…
よく動きますw やっぱり今までと変わらず中毒性のあるedですね。
何回もリピートしましたww


ヘタリア5期を待望にしていた自分にとっては満足です!!
是非、見てみることをオススメします。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 1

cocolo* さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

二次創作含めて色々と満足な作品

まず宣言しておく・・・・

イギリスは私の嫁である。


5期になって本当に「キラキラっ★」な作画になった。みんなイケメン!
テンポも、4期までは間延びした感じだった(主にアメリカの倉庫掃除www)のだが、そんな感じを5期は全く感じさせない。キャラもいいし、というか擬人化最高ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ
アニメ版はストーリーを原作よりもだいぶプラスしているというかファンへのサービスが増えた気がする。
4期まで絵柄で敬遠していた人も5期からなら大丈夫なので是が非でも見るべき!


そして大事なことなので二回言うが、

イギリスは私の嫁である。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3

73.2 2 フィンランドアニメランキング2位
楽しいムーミン一家(TVアニメ動画)

1990年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (70)
542人が棚に入れました
約20年ぶりに製作された「ムーミン」の第3作。今回のアニメ実製作はビジュアル80が担当し、キャラクターデザインも「とんがり帽子のメモル」の名倉靖博が手がけている。作品全体の雰囲気は原作者側の意向が大きく反映された。春が訪れたムーミン谷。目覚めたムーミン・トロールは旅から帰ったスナフキンと再会し、その演奏を久々に楽しむ。やがて良家のスノークやその妹フローレンたちとともにムーミンはおさびし山へ向かうがそこにあったものは…。

声優・キャラクター
高山みなみ、大塚明夫、谷育子、かないみか、子安武人、佐久間レイ、白鳥英美子

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ムーミンアニメの集大成。

カルピス版とはまったくちがうムーミン。
本作では原作者トーベヤンソンの介入があり非常に丁寧に作りこまれている。ムーミンの家の書き込みとかもすごい。
声優さんもちょっと不気味なカルピスとちがい非常にかわいくてナチュラルな配役。

大きな特徴はスノークのおじょうさん→ノンノンではなくフローレンに。あとはすべて原作準拠。
お話も原作と同じ、原作通に進んでいきます。

本を読んでいた子供の私は数々のシーンの映像化に狂喜しました。
非常に高い評価をうけ2年目に突入。冒険日記と名前と製作スタッフが変わります。TVスタッフオリジナルシナリオベース。そちらはちょっと・・・人気ありすぎて原作消化しちゃったんです・・・・

五輪のテーマ、FF9でおなじみ、白鳥 英美子さんのOP,EDも染みるぜ・・・

最近東京圏では再放送が始まりました。毎日たのしみにしています。やっぱりおもしろいというか雰囲気がいいです。



投稿 : 2024/03/23
♥ : 10

おにぽん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

癒しの権化

一年前からちょこちょこ見てたら全部見てた(^-^)vすみませんが冒険日記は含めません…^^;

OPから雰囲気抜群!テレビからマイナスイオンが!ってくらいに癒されます^^
画面の色合いやフィンランドののどかな風景(フィンランドの本物の風景はよく知りませんが゜∀゜;)、また外国の小物や生活、そしてなんといってもかわいいムーミン谷の住人( ^∀^)何歳になってもたまらない!

しかも話もただかわいいだけじゃない!なんだかしみじみとさせられる話、また(意外とカオスな)おもしろい話もあってムーミンの世界に興味が湧くのでは?ムーミンのキャラはみんな濃いし、意外とこんなこと言っちゃうのねwwキャラがいっぱいwww
みんな思ったことぽろっと口にするのでおもしろいwww

この前、キャラ別にいい話がまとめられたDVDが売ってたのでそちらもぜひ買おうと思います^^

投稿 : 2024/03/23
♥ : 2
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アニメは日本人向け!?

 原作はトーベ・ヤンソンさんの小説「楽しいムーミン一家(ムーミンシリーズ第3作)」。トーベヤンソンさん自身もこのアニメの監修をしたそうです。(メインで監修をされたのはトーベヤンソンさんの弟の漫画家ラッセ・ヤンソンさん)このテレビアニメのメインの原作は「楽しいムーミン一家」ですが、「ムーミン谷の冬」や「ムーミン谷の仲間たち」などの内容もこのテレビアニメに含まれています。


□概要
{netabare}制作スタッフ
 原作
  トーベ・ヤンソン(小説)、ラッセ・ヤンソン(漫画)
 監修:ラッセ・ヤンソン、トーベ・ヤンソン
 プロデューサー
  清水 睦夫(テレビ東京)、田村 學(テレスクリーン)
  宮下 勇治(ビジュアル80)
 監督:斉藤 博
 シリーズ演出:小島 正幸
 シリーズ構成:宮崎 晃
 脚本
  宮崎 晃、松田 昭三、三宅 直子、
  杉原 めぐみ、岸間 信明
 キャラクターデザイン:名倉 靖博
 美術設定:河野 次郎
 音楽:白鳥 澄夫
キャスト
 ムーミン:高山 みなみ
 スニフ:中尾 隆聖
 ミイ:佐久間 レイ
 スナフキン:子安 武人
 フローレン:かない みか
 スノーク:平田 康之
 ムーミンママ:谷 育子
 ムーミンパパ:大塚 明夫
 トゥーティッキー:土井 美加
 ヘムレン:矢田 稔
 ナレーター:白鳥 英美子
OPテーマ
 作詞、歌唱:白鳥 英美子
 作曲:白鳥 澄夫
 編曲:渡辺 雅二
 「夢の世界へ」(1-52話)
 作詞:芹口 希理子
 作曲:白鳥 澄夫
 編曲:渡辺 雅二
 歌唱:キャスト達
 「おまじないの歌」(53-78話)
EDテーマ
 作詞.歌唱:白鳥 英美子
 作曲:白鳥 澄夫
 編曲:渡辺 雅二
 「遠いあこがれ」(1-52話)
 「いつかすてき旅」(53-78話)
挿入歌
 作詞.歌唱:白鳥 英美子、
 作曲:白鳥 澄夫
 編曲:渡辺 雅二
 「ムーミン谷に春が来た」
制作会社
 テレスクリーン、テレビ東京
 テレ・イメージ(アニメーション制作)
 ビジュアル80(アニメーション制作)
放送期間:1990年4月12日 - 1991年10月3日
話数:全78話{/netabare}



□好きな回:ムーミン谷の冬シリーズ(22話、23話)
{netabare} 原作は「ムーミン谷の冬(ムーミンシリーズ第6作)」。雪景色が大変美しいです。原作には風変わりな生き物が沢山登場しますがアニメでは少ししか描かれません。


第22話:「ムーミンとミイの大冒険」
 冬眠するはずのムーミンとミイが何故か目覚めてしまい、初めて見る冬の世界を冒険する物語。(1990年9月13日に放送)

見所1:冬の風景
{netabare} 楽しいムーミン一家では明るく賑やかな話が多いのですが、冬は木に葉っぱがなく静かな風景が魅力的です。{/netabare}
見所2:氷姫
{netabare} 原作では来たという文章でしか表現されなかったキャラクターですが、アニメでその姿が描かれました。氷姫が来る不気味な演出が素晴らしいです。{/netabare}


第23話:「ムーミン谷の冬の住人」
 体育会系なスキーヤーのヘムレンがムーミン谷に来ます。その他にも自称狼な犬のメソメソというキャラも登場します。(1990年9月20日に放送)

見所:ムーミンがスキーに挑戦!?
{netabare} ムーミンにスキーを教えるヘムレンさん。初スキーのムーミンがダイナミックに転ぶシーン。ヘムレンの台詞「ダイナミック!ユニーク!アートだねぇ!」いやいやあなたの台詞がユニークですよ!笑{/netabare}{/netabare}



□アニメの魅力:音楽
{netabare}①白鳥澄夫さんのBGM。
 「ムーミン谷の冬」という曲がオススメです。悲しげな曲調ですが、一部転調して明るく綺麗な曲調になる所が魅力的な曲です。静かな中に美しさがある冬にピッタリな曲です。
②OP曲「夢の世界へ」。
 最初は悲しいメロディーでスタートして、途中から転調してワルツになるところが魅力的な曲です。白鳥英美子さんの歌声も魅力的です。{/netabare}



□原作との相違点:キャラクターの性格
{netabare} 他にもカットされている部分だったり、原作では名前は出ても描かれてないキャラなど色々相違点はあります。
ただ一番違うと思ったのはキャラクターの性格です。

どう違うか?
{netabare} アニメの方は良くいうと性格が良いです。特に主役のムーミンは真っ直ぐで人当たりが良いのが特徴です。しかし原作はもっと自分の意思を主張するし、自分の価値観を人に押し付ける所があるようにおもいます。原作スニフは悪く言うとワガママです。アニメで慣れた人は原作のスニフをみるとイラっとするはずです。また一番分かりやすいのは冬シリーズのトゥーティッキー。アニメでは優しいお姉さんですが、原作は冷たく無愛想で突き放す感じが特徴です。{/netabare}{/netabare}



□アニメ「楽しいムーミン一家」は日本人向け!?
{netabare} 原作とアニメのキャラクターの性格の違い。それはこのアニメが「日本人向け」だということです。フィンランドと日本の「国民性の違い」が大きな理由と考えられます。
 日本では「和を以て貴しとなす」という聖徳太子の十七条憲法の一条であります。そのことから「協調」という言葉が大事にされていると感じます。人の和を大事にする文化のある日本では、その和から外れないように、自分の意見を犠牲にしてでも相手に合わせようとするところがあります。また本当は良く思ってなくても「お世話」を言い、「愛想笑い」をする事に円満にその場を収めることを優先します。相手を傷つけないようにという気遣いと、和から外れることを恐れる気持ちが大きいと思います。
 フィンランドは「集団」よりも「個」を意識しています。個人の意見を犠牲にしてでも相手に合わせようとはしません。「愛想笑い」をしてまでお世辞も言いません。個々がそれぞれ自分の意思を守った上でどう相手と渡り合うか。まとめると「個々がそれぞれ正直に自分を犠牲にせず対等に生きる」ということでしょう。ある意味「民主主義」そのものの様に感じます。
 この「国民性の違い」を分かっていれば、私のように原作を読みながら「スニフこの野郎!」とは思わなくなるはずです。

 性格以外に日本人向けだなと感じたアニメの描写は冬シリーズでの描写です。冬シリーズで感じたのは「楽しいムーミン一家」の冬の風景は明るいなと感じます。トーベ・ヤンソンさんの冬の絵は暗く、キャラクターも暗闇に目だけが見えるという不気味な描かれ方をしています。それは北欧と日本の気候の違いです。北欧は冬は極夜で太陽の日照時間が限りなく少ないのです。{/netabare}



□最後に:「ぶつかる」大切さ
{netabare} まずこの「楽しいムーミン一家」を観賞するとき、原作も必ず読みましょう。前でも後でも良いです。
 この話ではいろいろな風変わりな生き物が登場し、特に冬の生き物は強烈です。フィンランドでは「個々が対等に生きる」と言いましたが、そんな風変わりな生き物とも対等に生きなければならないのです。そのためには「お互いを尊重する」ことが必要になります。お互いがお互いを尊重するためには、まず一度「ぶつかる」ことが大切です。ぶつからなければ相手に自分の意思を伝えることすらできないし、逆に相手の意思を理解することもできません。原作のムーミンのキャラクターは意思が対立するシーンが多かった様に感じます。これはアニメではあまり見られなかったシーンです。{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 4

66.9 3 フィンランドアニメランキング3位
ムーミン [1969年版](TVアニメ動画)

1969年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (36)
193人が棚に入れました
春が訪れたムーミン谷。目覚めたムーミン・トロールは旅から帰ったスナフキンと再会し、その演奏を久々に楽しむ。やがて良家のスノークやその妹フローレンたちとともにムーミンはおさびし山へ向かうがそこにあったものは…。

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

空の上には何がある?ソラの上にはシドがある~

ムーミンといえば、こっちですね(´∀`)
フローレンよりは、ノンノン、高山みなみよりは岸田今日子ですd(`・ω・´)

ムーミンパパとムーミンママはアニメ史上屈指のベスト夫婦であり、ベスト両親
じゃないですかね?(´ω`)
ムーミンママの精神力の強さは「じゃりン子チエ」のヨシ江さんに匹敵しますd(`・ω・´)
 
そんな楽しいムーミン一家と仲間たちの物語、ほっこりしたいときに観てください(´ω`)
 

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ムーミン谷のみんなが教えてくれたこと

幼い頃、ムーミンを最初に見たとき、
カバの親子の物語なんだと思っていたw

成長していく過程で、幾度となく再放送されても
『ムーミン』だけは観ていたし、成長とともに物語への解釈や
感動するシーンや台詞が変化していくのが面白かった。

今ほどはキャラデザにそれほど拘りがなく、ずっと観てしまうのは
なにしろムーミンの性格にすごく共感できるものがあったし、
幼馴染の女の子がミーそっくりだったからかもしれない。
ミーってそういえば、元祖ツンデレだよねって思う。
臆病者のスニフや、おしとやかだけどどこかズルいノンノン。
広川太一郎さんが声を担当されたノンノンの兄スノークは
特に面白かったし、山の洞窟に住む孤独なモランも、
周囲を寄せ付けないジャコウネズミのおじさんも、
実際にあんなおじさんはイヤなんだけど、アニメだと憎めないものがあった。
そしてみんなそれぞれ特徴的だけれど、人間社会の縮図だなと
子ども心にもしっかり理解できていた。

そんな中、一番大好きだったのはスナフキン。
彼の言葉、教えにはすごく強い影響を受けたし、
今でも、深かったなぁと思い出すことがある。

ひとつひとつの話はすっかり忘れてしまっているけれど、
夏祭りのオーロラの話や、ミーが家出してしまう話なんかは覚えてる。
今観たらさらにいろいろな部分で感動するんだろうなぁ。

思えば、自分が妖怪好きになったきっかけって
ゲゲゲの鬼太郎や妖怪人間ベムよりも、案外ムーミンだったのかもしれない。


えっ?そうだったね。
ムーミンは北欧の妖精であって妖怪じゃないけどねw

投稿 : 2024/03/23
♥ : 21
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ねえ ムーミン こっちむいて♪

1969年版のムーミンは、あどけない少年で
原作のように、自然とともに生きるナゾの存在でなく
けっこう俗世にまみれた可愛い“カバ”でしたw
(対称的にスナフキンがカッコイイ大人で
今でもまったく適う気がしません。)

そんな初代ムーミン。実はおどろくような回があります。
{netabare}ミイが悪魔を殺すために“槍”で心臓を一突きにしたり
ムーミンがノンノン以外の女性に夢中になったり{/netabare}
興味本位でやったことが大事件につながったりする
子供ならではの残酷さを持ちあわせた話も多かった。

けれど子供に見せられないか?といったらそうではありません。

それらはすべて、“失敗”や“経験”をした、ムーミン達の
“成長”へと つながる話でもあります。ただの娯楽ではなく
視聴者が客観的に見て、自分の糧にもできる、そんなアニメ。

この時代のアニメには“教訓”や
“見て学ぶ”ことも含まれていたのですね。

平成までは、再放送がくりかえされ“日本”国民に
愛されてきました。まちがいなく名作中の名作なんですが
ザンネンながら再放送は、著作側の意向によりかないません。

今のこども達にも見せてあげたかったですね。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 10

64.6 4 フィンランドアニメランキング4位
新ムーミン [72年版](TVアニメ動画)

1972年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (24)
127人が棚に入れました
前作の好評から1年ぶりに再開された新シリーズ。物語の設定は完全に前作を踏襲する。数ヶ月の冬眠期を経たムーミン谷の住人は、春の訪れと共に目覚める。旅から帰ったスナフキンとも再会したムーミンの新たな毎日が始まった。ムーミン家には、ちょっと気弱な愛犬のメソメソくんが仲間入り。また谷の新しい住人として、男の子だか女の子だかわからない物静かなおしゃまさんも現れた。今日のムーミンはどんな体験をするのだろう?

68.2 5 フィンランドアニメランキング5位
牧場の少女カトリ(TVアニメ動画)

1984年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (30)
108人が棚に入れました
日本アニメーションによる「世界名作劇場」の第10作。フィンランドの作家アウニ・エリザベト・ヌオリワーラが1936年に発表した自伝的な児童文学をアニメ化。20世紀初頭のフィンランド。そこの小さな農村に住む少女カトリ・ウコンネミは、ドイツへ出稼ぎにいった母の帰りを待ちつつ、老父母と3人で日々を過ごしていた。だが戦争が始まり、母の安否もわからない中、カトリは9歳の年齢ながら働くことを選択。家畜番を経て、クウセラ家の屋敷で愛犬のアベルと一緒に小間使いとして働くことに。明るい性格のカトリは屋敷の夫人ロッタや息子クラウスとも懇意になるが、やがてロッタの夫が戦争で負傷したという報せが……。本作は年代設定をはじめ、相当の部分がアニメオリジナルによるもの。クウセラ家の物語などがアニメ版独自に描かれた。

声優・キャラクター
及川ひとみ、松島みのり、滝沢久美子、塩屋翼、古谷徹

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

視聴率は低かったけど私は好きです

世界名作劇場の中でも平均視聴率11.9%と低かった物語ですが、孤児系、片親系が好きであまり悲劇てきではないお話が好きな私にとってはとても見やすいアニメでした。

牧場の少女カトリの原作はフィンランドの作家アウニ・ヌオリワーラが書いた小説ですが原作はアニメよりも悲惨な物語だそうです。興味の有る方は自分で調べてくださいね(笑)

アニメは主人公のカトリがとても可愛く描かれ、愛犬アベルがとても賢い働きををします。

声優さんも古谷徹さんとか井上和彦さんとか出演されています。

放送時は名劇伴「おしん」と言われたこともあったようですがそこまででもないです。

少し残念なのは他の方も書いてらっしゃるように後半がアニメオリジナルのシナリオだとしても端折り過ぎているのではないかという点です。もう少し後半も丁寧に描いてほしかったです。
 視聴率主義の民放には期待できませんが名作劇場のようなアニメは今の時代ならNetflixのよう配信サイトで制作してもらいたいアニメです。

 話がそれてしまいましたが、牧場の少女カトリは名作劇場の中では力を抜いてみるにはちょうど良いお話ではないでしょうか。

全てのアニメに関わる人に感謝を!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 2

かっぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

心あらわれて

カトリや周りの人たちの優しさに心あらわれます。
フィンランドが舞台の作品で、名作劇場ならではの素晴しい背景や情景、人物の表情も凄くいいです。

主人公であるカトリがいつかまた母に会えると信じ、まだ小さいのに働きにでて色々な人と出会い、その時その時の生活を丁寧に表現している作品だと思います。

これも名作劇場ならではだと思いますが、異国の古い時代の人々の生活にふれることができるのも魅力的ですね。

もっと誠実に生きたいと思わせてくれる作品です。
原作も読んでみようと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3

R子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

真面目さが功を奏する

世界名作劇場。

父を亡くし、母とも生き別れたカトリは、貧しさから家畜の世話係として屋敷で働く。
ストーリーは大きな山場もなく、危なげもなく進んでいく。
他の世界名作劇場の作品と比べると劇的な展開は無かったが、どんな時も決して人を恨まず、ただ実直に自分の役割を全うしようとするカトリが健気でとてもかわいかった。
そんなカトリなので、周囲にもカトリの味方がたくさんいた。

物語は後半に雲行きが怪しくなっていくが、やはりカトリの真面目さが人々の心を動かしていく。

牧場での出来事を見守るような展開が多く、少し退屈してしまうこともあったが、カトリが家畜を思いやり、仕事を真面目にやりこなしていく姿を見るのが楽しみだった。

少し気になったのは、単語のイントネーションだ。
人物の名前や地名など、単語の頭にアクセントを置いていたが、これはわざとだったのだと思う。(ある場面で一度だけ違和感の無いアクセントで話、次の場面で同じ人物が同じ単語を言ったときにやはりアクセントが変わっていた)
アクセントが気になるアニメだった。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 5
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