フリーターで熱いなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのフリーターで熱いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月24日の時点で一番のフリーターで熱いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.5 1 フリーターで熱いなアニメランキング1位
推しが武道館いってくれたら死ぬ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (463)
1678人が棚に入れました
岡山県在住のえりぴよは、マイナー地下アイドル『ChamJam』のメンバー・舞菜に人生を捧げている熱狂的なオタク。えりぴよが身を包むのは高校時代の赤ジャージ。えりぴよが振り回すのはサーモンピンクのキンブレ。えりぴよが推すのは舞菜ただ一人。収入の全てを推しに貢ぎ、24時間推しのことを想い、声の限りを尽くして推しの名前を叫ぶその姿はオタク仲間の間で伝説と呼ばれ、誰もが一目置く存在となっていた。『いつか舞菜が武道館のステージに立ってくれたなら...死んでもいい!』そう断言する伝説の女・えりぴよのドルオタ活動は、アイドルもオタクも巻き込んで今日も続く...!

声優・キャラクター
ファイルーズあい、立花日菜、本渡楓、長谷川育美、榎吉麻弥、石原夏織、和多田美咲、伊藤麻菜美、前野智昭、山谷祥生、市ノ瀬加那

素塔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

夢みる権利

評判の「推し武道」をやっと視聴できました。良作ですね。

岡山のローカル地下アイドルグループ『ChamJam』。
そのメンバー、舞菜との運命的な出会いから
突如オタク道に開眼し、一路邁進するドルオタ女子、えりぴよ。

作中、芳しい百合の香りもほのかに漂いますが、
この二人の関係はちょっと違っていて独特です。
通常のアイドルとファンとの関係ともどこか違う、不思議なものです。


ドルオタって、「夢を買う」人たちなんでしょうか?
作中で描かれるオタク種の生態については、こんな理解に導かれました。

推しに捧げる愛は、見返りを求めない無私の愛。
あるいは永遠に変わることのない、絶対の愛。
そんなものは恋人同士の間にも夫婦の間にも、
世間一般のどこにも存在しない、現実の彼岸に属するイデア的な愛です。

そんな愛に献身するためのいわば権利を、金を払って手に入れる。
常識的に見れば現実に背を向けた非生産的な倒錯でしょう。
でも、逆から見れば、現実には存在しない特別な価値を
自らの幸福感の根本として確保することは、合理的な行動だとも言えます。

気づかないだけで我々も、自分の思い描く幸福のために
同じようなことを違うやり方でやっているのだと思います。
「夢」に全てを捧げる極端な、痛々しい彼らの所業に「人間」の不完全さを見て、
愛おしく思えるなら、あなたは哲学的な人です。


さて、「夢を売る」側のアイドルたちと共に、
彼らはさらに大きな「夢」を育てていきます。それが「武道館」。
同じ大きな目標の中に、互いの幸福が一体になる、
ファンとアイドルの理想的な関係がこの場所に象徴されています。

一方、えりぴよと舞菜ですが、
ストーリーの軸となる二人の心のすれ違いには、
舞菜が内気なためという以上に、二人の関係の未成熟さが感じられます。
それは、舞菜一人だけが「夢」の外にいるように感じられるからで、
夢を共有することで心を通わせられるはずの相手(ファン)が見えず、
結果、リアルなえりぴよを意識してその距離に悩んでしまう。
つまり舞菜はまだアイドルになり切れていないんですね。
だから、二人が夢を共有できたとき、本当の関係がはじまるわけです。

いつかきっと、舞菜が(を)センターになる(する)。
いつかきっと、舞菜が(を)武道館のステージに立つ(立たせる)。
えりぴよが絶対にそこに導くと誓ったシンデレラストーリーを
舞菜もまた自分の夢として受け容れられたときに、
アイドルとファンとしての二人の幸福な関係がスタートします。

豪快で男らしいえりぴよ。可憐でしおらしい舞菜。
ちょっと童話の王子様とお姫様を連想させる組み合わせですね。
「武道館に行く!」、この強力な魔法の呪文で
舞菜の中に眠っていたアイドルを覚醒させたえりぴよは
シンデレラの魔法使いと白雪姫の王子の一人二役をこなしたようです。

例えば、物語の核心がメルヘンだとすると、
その周りに展開される「夢」のストーリーと共鳴し合うことで、
リアルの生々しさが昇華されて、現代的なファンタジーに生まれ変わります。
絵本を見るようにカラフルで優しい映像も
彼らの見ている夢の美しさをフォローしているようで、
かなり丁寧に設計されている印象を受けました。

本質的にスポ根であるアイドルアニメの感動とは異質な、
優しいメルヘン調の味わいのある、後味の爽やかな作品でした。


人間とは夢を見る動物です。カントも言うように、
そもそも人間はこの世界をありのままには認識できません。
誰の現実であっても、夢の混入していない現実というものはないはずで、
要はどこまで浸食を許しているかの、程度とバランスの問題になります。

この世界には実にさまざまな夢のかたちがあって、
本作では確かにちょっと美化され過ぎている感もありますが、
はじめは現実逃避であったとしても、夢を見続けるには勇気がいります。
そしていつか、その人の世界を変えることだってありえる。
一概に夢を否定することは、人間という存在の複雑さに目をつぶる態度でしょう。


レビューのタイトルはフランスの科学哲学者にして詩論家、
ガストン・バシュラールの著書の表題をパクりました。
このアニメ、見かけによらず中々に哲学的なので、まあいいかな、と(笑)。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アイドルオタ道、ここに見たり。

マキ「ユメも風邪ひいてみる?」のエロさは直接的なエロを遥かに超えてた…。


当店は様々な百合をとり扱っておりますので、お好きな百合をお楽しみ下さい。


マキ×ユメリ派


全体的にビジュアルが丁寧で非常に好感がもてる。アイドルアニメなのにダンスシーンとか動きの作画はまぁまぁくらいだが、本作は全体的な安定感がしっかりしてる。背景もとばした感じのところが多い、目立たないがちゃんと作画にあった物で○。


本作は百合アニメとしてかなり高スペックだが、私にはアイドル教アニメと思えた。彼等にとってアイドルはまさに舞い降りた神。彼女たちこそが意味、価値、目的の源泉。


彼女たちのために働き、彼女たちのために生きる。そして、彼女たちは2次元だから弱さを抱えつつもファンに不誠実なことは行わないし、ファンも僭越な考えを持つこともない。神なき時代に現れた理想の宗教のあり方を見た。


ただ、舞菜のレベルの可愛さでいくら対応が塩気味とはいえ全然人気ないってのはないだろ…ってのはあるが。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 56
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

推して知るべし現実を ※酷評注意

原作未読


それこそタイトルからして推して知るべしな分かりやすさ。
応援してる女の子が武道館でライブできるくらいになったら死んでもい~!と情熱を捧ぐドルオタさんのコメディです。
アイドルが主役の物語は腐るほどあるけどアイドルファンが主役とは視点がナナメ上で斬新です。

ご多分に漏れず私はこのテの方々が苦手。

 「情熱を傾けられるのがあっていい」
 「なんの権利があって反対するの?」
 「あなたの価値観を押し付けないで!」

当事者の方いるやもしれませんが、ごめんなさい。もし家族や近い人にいたら全力で取り戻しにいきます。飯星晃一が “本人の自由” なんて理由で娘の奪還を諦めたでしょうか?私にとっちゃそれくらいのレベルですね。
どうしようもないなと思っちゃうのが、収入の大半を蒸発させる本作のキャラのような人たち。余剰資金の中から費やす額を決めて楽しんでる分にはいいんじゃないかとは思ってます。


 いくらコメディでも笑うに笑えんだろうな


そんな不安が脳裏をよぎりました。そして…
案の定、いらぬ先入観で自分は損してるんじゃないかと思えるくらい笑うに笑えませんでしたね。

そんな第1話を経てそれでも踏みとどまった理由、

 {netabare}『♡桃色片想い♡』{/netabare}

{netabare}リリース当時、松浦亜弥は15歳。まだ中学生。この作品ではヒロイン?えりぴよさん役のファイルーズあいさんが歌います。これで踏みとどまった人手を挙げて!{/netabare}


おそらく私は古いタイプの人間で、CDを複数枚購入して握手をしてもらうなどに代表されるここ10年くらいのムーブメントの渦中から外れたところにいるし、またその行為も理解ができません。それが時代というのなら世間に背を向け老兵は去るのみと思ってます。

ちょっと遡って考えてみました。※主観総動員なので間違ってたらゴメン

功罪あれど秋元康氏がAKB方式のビジネスモデルを作って定着してるのが現在地。
本作もその土台の上に立っております。
この人もおニャン子クラブから四半世紀の時を経て、似て非なる素人売り出しのムーブメント起こすわけですからやっぱりすごい方です。
ひとまず元ネタのAKB活動開始が2005年ですのでかれこれ15年と長い歴史を持ってることになります。会いに行けるアイドルってやつですね。

その前はつんくプロデュースのハロプロの面々で代表格はモーニング娘。起爆剤となったのが『ASAYAN』オーディション番組だったことを覚えている諸氏も多いと思います。
米映画『トゥルーマンショー』の公開が1998年。今ではすっかり市民権を得たリアリティ番組の走りみたいなオーディション番組で、プロセス丸ごと見せる演出が斬新でした。
言うてもスターはスターだった時代。泥臭さやコミカルさ。芸能人だって私たちと同じ人間だよね、と一気に敷居を下げたのがつんくの功績其の一であります。
功績其の二はメンバーの脱退と新加入をパッケージ化したこと。その土台にAKB系が立ってます。

さらに前となると90年代前半か80年代まで遡らないと見つかりません。アイドル冬の時代です。
試しに90年代後半/アイドルで検索かけて名前が挙がったのは以下のお歴々。


安室奈美恵・MAX・華原朋美・雛形あきこ・SPEED・ともさかりえ・仲間由紀恵・広末涼子・松たか子・モーニング娘。・鈴木あみ・チェキッ娘(熊切あさ美・藤岡麻美)・深田恭子・太陽とシスコムーン…


見ての通り、歌う女の子は安室奈美恵さんやSPEEDのようにアーティスト志向でないと見向きもされてなかった時代。J-POP全盛期やダンスミュージック勃興期と重なり、抜群の歌唱力かキレのあるダンスが求められておりアイドル然としたアイドルはお呼びではありませんでした。努力は陰でしとけ、と。
歌で食っていくのでなければ、女優業に傾注していったのかと。現在もご活躍の方が多い印象です。

1.長いアイドル冬の時代
  ↓
2.モー娘による敷居の低下効果
  ↓
3.会いに行けるアイドル

この2.と3.の狭間に全く異質の輝きを放つアイドル然としたアイドルがいた。主戦場はソロ。
年齢・ルックス・類稀なる歌唱力・そしてフリルの衣装が似合うTHEアイドルofアイドル。敷居を下げてく潮流に抗うかのように突然変異かの如く現れた女の子の代表曲をフィーチャー。
そして彼女は武道館でソロのコンサートをしたことないはずです。背景に夢や物語を滲ませていや妄想をこじらせて鑑賞するにはうってつけのチョイスをしたのがこのアニメのスタッフと思ったわけです。
サーモンピンクに片思いしてるっていう作品に沿った選曲でもありますしね。
以上、長い脱線話で失礼しました。


なお作品評価は別。複数話経ても笑うに笑えないのは変わりませんでした。
ある意味それが狙いなのかもしれませんが…
展開されてるのは極端な例でしょうよと差し引いてみても普通にヒキます。


{netabare}・推しに認知されることが幸せって慎ましすぎて泣ける
・5秒1000円とキャバクラより低いコスパ。その積みあがったCD始めとするグッズどうすんのさ?
・多くを犠牲にして得られる果実が握手回数/秒数や前列位置/センターポジ確保ってなんかもう…
・オタクたちの統制の取れたコールや練度の高いパフォには敬服する。この一体感はわかる!
・なお、ライブシーンは思ってる以上に力が入ってる!
・ただ基本的にオタ自体は修行僧だが修行内容と方向性が決定的に間違ってると思われる
・お!シリーズ構成が元アイドルの赤尾でこさんじゃないの!とか
・本渡楓ちゃんセンターなんて源さくらみたいじゃん!とかはひとまず置いておく
・本渡楓⇔石原夏織の祖母孫コンビに市ノ瀬加那さんも絡んで長崎じゃなくて岡山かぁとかは考えない
・舞奈はもう少し自己演出というものを真剣に考えたほうがよい
・ファンも推しに刹那の輝きを求めてるならある程度したら卒業しなければならない。
・結局さー、秋元康のダイエットの邪魔をしてるんだよ{/netabare}


人気投票とかも茶番と思ってる了見の狭い私にゃあ合わないのでしょう。だって、

{netabare}「空音に後ろに立たれるの緊張するなあ…」
「気にしないで!後ろからじっくり見てるから!」{/netabare}

ある種、ファンを救ったとも言えるプロフェッショナルなれおと空音の対応なんて普段なら「いい話だね~」って評価してるはずなのに。

やはり、、、収入の全てを注ぎ込んではいけません。ある種、設定がリアルであるあるの宝庫のためファンタジーと割り切れないものがありました。


・いくらファイルーズあいが好演してても
・いくらChamJamなんかいい感じでも
・ライブシーン良くても
・くまさ/えりぴよ/基にプラス感情抱いても

 やっぱ駄目だわ~ 

…ってこれしか言ってないですね。
塩対応だったけど実は好意持たれてたんだ!な勘違いをする人が出てこないことを望んで終了。

{netabare}最終話の特殊ED。なんといいますか最後までソロを貫いてほしかったっす。松浦亜弥へのリスペクトが足りない!と思った私も充分キモいのだ。{/netabare}




■元も子もないこと言っていい?

{netabare}個人的な話。現役のアイドル活動してた娘らと仲良かったりした時期がございましてね。もちろん事務所入ってる子ですよ。役務を提供する側からドルヲタを眺めるという経験は貴重でした。{/netabare}

実際はこうだ!みたいな話をする気はありませんけど、なんか気の毒で気の毒で(T_T)



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.03.28 初稿
2020.10.12 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/04/20
♥ : 59

74.3 2 フリーターで熱いなアニメランキング2位
東京リベンジャーズ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (389)
1434人が棚に入れました
人生どん底のダメフリーター花垣武道(タケミチ)。中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が、最凶最悪の悪党連合"東京卍會"に殺されたことを知る。事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!

声優・キャラクター
新祐樹、和氣あず未、逢坂良太、林勇、鈴木達央

種馬 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

つまらなさに驚愕する(21話現在)

何が面白いのかサッパリわからない。
現代にヤンキーものがないからなのか?
しかし、世間ではウケている…
どこが面白いのか自分にはまったく理解できず、
それが悔しいが為に継続視聴している(21話)

私は、主観としての評価とは別に客観的な目線も人より持てている自負がある。だがこれに関しては現状完全敗北。
鬼滅の刃も同様に何が面白いの?の心持ちで我慢して観てたが、多少、理解出来るところはあった。

ヤンキーものは嫌いではない。漫画だけど、
「今日から俺は」「カメレオン」あたりは大好き。
タイムリープ的な要素でいえば「カフス」なんかも当時めちゃくちゃハマった。
原作を見ていない上で言うのでフェアではないが、それらと比べるとハッキリ言って超駄作。
面白いって言ってる人の頭の中を覗きたい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6
ネタバレ

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

放送の基準って何なんだろ?

 
原作未読。

(全話視聴後)

いったん脱落してたが機会があったので最後まで視聴。
…て、2クールやったくせに中途半端にぶった切って終了。まあ続き観たいわけじゃないんでいいけど。

視聴者というか読者?の裏をかこうと頑張ってるのは理解するけど、相変わらずキャラが不自然な言動になってるのがツライ。
そのへん不問にできるなら楽しく感じるのかも、最後まで雑な話だったが、思考が必要ない分ある意味ストレスが無いし。

にしても、よくこんなの放送できるな~と不思議に思う。エロい部分に修正入れるアニメがあるけど、このアニメこそ修正入れたほうがよくね? そう感じるオレのがオカシイのかな?

まあ、仮に続編があってもスルー確定の評価。
殺しときゃ刺激的でしょ?みたいなアニメからは刺激を感じないので。

__________

(13話視聴後)

序盤からハードル下げ気味で眺めてたが、その後も断続的にハードルを下げ、生温かい目で視聴中。

気に入らないのは、キャラがストーリーに操られてブレた行動をしてるところ。ソレ絶対不自然でしょ?って行動では感情移入などできないし、制作側が狙った展開に持ち込む意図が透けちゃうから萎える。

おそらく今後もキャラは不自然思考のままだろうし、個人的にはかなり期待値が下がってるが…脱落ラインが近づいてる。

あと、ここまでガバガバな内容は珍しくて苦笑い。{netabare}タイムリープ{/netabare}は基本的に穴があるんで普段わざわざ言わないんだけど、これはなかなか酷くて面白い。というか面白がってる。

__________

(3話視聴後)

いろいろと粗い部分が目立つ。{netabare}例えば…
冒頭のニュースは、7/1の死亡事件を7/2に伝える内容だと思うが、ニュースの前の天気予報が7/2に流すには不自然な内容。それは作品的にどうでもいいんだけど、書いてるとき何も思わないのかな?

その後も結構こまかく粗があるのは残念。周囲に4~5人いる駅の医務室で「君はタイムリープしたんです!」って大声で言っちゃう?とか。特別な能力って描写もあるのに。{/netabare}
すごく評価高い作品ってそういう部分もキッチリしてるんで、これは壁が越えられない作品になりそう…という不安はある。

ただ、少しハードルを下げれば問題なく観れると思うんで視聴継続。
{netabare}主人公の記憶力低すぎる気もするけど、ずっと過去を思い出さないよう忘れるよう努めてたなら分からないでもないかな?みたいに。{/netabare}

結局、作者が思う「カッコイイ不良」を描きたい作品なんだろう。{netabare}授業破壊するようなのがカッコイイとか全然思わんけど。普段ワルぶってるのが少し優しくするギャップ萌えとか嫌いなんで。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

力入ってるなぁとは思いましたけど・・・。

原作は週刊少年マガジンで連載中で、アニメ化以外にも、実写映画化と舞台化って凄いなぁって。
力入ってるなぁって。
原作未読の私のハードルが上がっちゃっても仕方ないですよね。

だけど、「タイムリープもの」特有のアラが目立っちゃって・・・。
いや、タイムリープが悪い訳じゃなくて、きちんとしてさえいればむしろOKなんだけど・・・。

12年前にタイムリープして過去改変して12年後に戻る。
当然、タイムリープする前とは異なる12年間の歴史を持つ12年後に・・・。

その場合、その12年間の記憶というのは、どうなるのが正解なのか?
①元の時間軸の記憶はあるけど、改変以降の12年間の歴史は全く知らない。
②元の時間軸の記憶はなくなり、改変以降の12年間の歴史しか知らない。
③元の時間軸の記憶も、改変以降の12年間の歴史も、どちらも知っている。
④元の時間軸の記憶も、改変以降の12年間の歴史も、どちらも知らない。

まあ、実際にタイムリープしたこと無いので、どれが正解かどうかは知らない(笑)。
まあ、どれが正解でもいいと思います。
問題は、『統一感』

本作において、タケミチは①っぽいです。
まあ、これでは改変後の新たな時間軸ではいろいろ苦労しそうだなぁって。
そんなことが気になっちゃって。
まあ、別にいいんですけど・・・。

タケミチ以外の人は当然②っぽいです。
まあ、当然ですよね。

問題はナオト。
元の時間軸の記憶も、改変以降の新たな時間軸の記憶も、どちらも持ち合わせてしまっている。
これって、さすがにおかしくありませんか?
しかも、何度もタイムリープを繰り返すのに・・・。
何通りもの12年間の記憶って(笑)。

あと、別な作品のレビューでも書いたけど、タイムリープは必要最小回数じゃないと、さすがに萎えます。
何度も何度もでは、さすがにチート過ぎる気がする。


作画やキャラデザは好みの問題だから、何も言うまい。(笑)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 27

66.8 3 フリーターで熱いなアニメランキング3位
GOLDEN BOY さすらいのお勉強野郎(OVA)

1995年4月1日
★★★★☆ 3.7 (54)
286人が棚に入れました
主人公・大江錦太郎は、東京大学に入学するも、机の上だけの勉強では本当の勉強にはならないと、大学を自主退学。その後は真の「お勉強」をする為に自転車で日本中を旅し、その先々で知り合った人達と触れ合い、時に騙され、罵倒されながらも彼らを軽蔑することなく、救済の手を差し伸べていく。そして学んだことを「お勉強ノート」に事細かに記していく。ところが、ある街でおでんの屋台を営んでいる時に知り合った青年、正彦の悩みを聞いた事で、ある組織の陰謀に巻き込まれていくこととなる。その組織のトップはかつての大学時代のクラスメイト、金剛寺正宗であった。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

これはひどいアニメ!!絶対に見ないでください!(酷評注意)

『男はつらいよ』のアレンジに見えなくもない・・?
女に惚れられて、別れて。惚れられて、別れて。
そんな放浪記。

でもこれはかなり下品で低俗です。
あ、でもOPはカッコイイぞ!OP詐欺ですこれは。
音楽だけは硬派にイカしてますね。

キャラクターが大体アホです。
そして作者は絶対アホの変態です。
こういう作品大嫌いなので、恨みつらみを長々と書いてやります。


設定がもう、ひどいもんです。

主人公の大江錦太郎(CV:岩田光央)は東大法学部に入学後、全課程を修了した後自主退学。
フリーターをしつつ全国を放浪中の25歳。
{netabare}
好みの女の子を見つけると、使用後のトイレに入って便座にほおずりする。
{/netabare}

そこまでしたなら卒業しろよって感じです。
ちょっとバブリーすぎます。
あと、もう変態として許されない段階まで来てます。
{netabare}
可愛い子いるな→便座にあの子の温もりが・・・!って発想の飛び方が怖いです。
{/netabare}
この変態が!


あと全部で6人出てくるヒロインの設定。
{netabare}
・女社長(CV:鶴ひろみ)
ソフトウェア開発社の若手社長。
クールな性格でいつも乳首の浮き出たラバースーツみたいなのを着てる、歩くわいせつ物。
乳揺れが激しいです。
{netabare}
錦太郎が一人でソフトを開発してしまってメロメロ~っていう、有り得ない展開で堕ちます。
頭の良い敏腕社長って設定ぶち壊しです・・。
{/netabare}


・勝田奈緒子(CV:皆口裕子)
地元の大物政治家の一人娘。
一見清楚でお淑やかに見えるのだが、実は男を誘惑して楽しむ変態娘。
この子、一番頭おかしかったです。
{netabare}
路上をノーパンノーブラで走り回るわ淫語を連発するわ・・。
なんかかんやで錦太郎に惚れて自分の下着をプレゼントします。おかしい。
{/netabare}


・紀子(CV:白鳥由里)
老夫婦の営むうどん屋の看板娘。のりちゃん。
一途でどこか垢抜けていない、今時珍しい娘さん。
この子は天使です。薄汚れたヒロインばかりの中美しく輝いていました。
ただ、男に騙されやすい将来が心配になるタイプです。
この子にだけは錦太郎も綺麗な錦太郎になりました。


・速水鮎子(CV:井上喜久子)
水泳教室の主任を務めるスタイリッシュな美女。
女が憧れる女みたいな感じで第一印象は良かったのですが、やっぱりアホでした。
水泳になると前が見えなくなるタイプみたいです。


・寺山麗子(CV:玉川紗己子)
由緒正しき家柄のご令嬢。趣味はバイク。
なんとなく予想できていましたが狂っていますねー・・・。
{netabare}
自身の愛車こそが恋人だと言って半裸でバイクにまたがって喘いでる変態さんです。
私を抱きたいなら峠のレースで私に勝ってみなさい!→錦太郎勝利→素敵!抱いて!
・・・・・・・・・。
{/netabare}


・知絵(CV:かないみか)
新人アニメーター。気が利く娘さん。ちえちゃん。
なんかここにきてやっとまともな子が来たという感じで、感動してしまいました。一番可愛いです。
{netabare}
唯一錦太郎にアタックしていかなかったのが印象的です。
身を引いちゃうタイプなのかな。
すごいリアリティのあるキャラだったからドキドキしました。
気立てが良くてでもどっか頼りない、助けてあげたくなる女の子でした。
{/netabare}
{/netabare}
のりちゃんと知絵ちゃん以外は変態!変態!
知絵ちゃんは僕の中でかなり上位に来るヒロインです。
他のナイスバディな女性より何故かエロい気がする。
ポニーテールからのうなじ、とか。うんうん。
かないみかさんはキンキン声より落ち着いた声の方が可愛らしいと思います。
それがより知絵ちゃんを魅力的にしています。



ヒロインの設定≠物語の設定というくらい、女の尻を追っかけまわすお話です。
一応錦太郎には目指してることがあって、そのために色んな場所で経験を積んで‘お勉強’してるみたいなんですが・・・多分作者が描きたいのは行く先々で超人的な才能を見せつけ女をはべらすとこだけ。

何がしたいんだ江川達也!
本当にエロが描きたいだけなのか!
そうなんだな、よし!!


川元利浩さんのデザインする女性は肉感的で生々しさがあって非常によろしいです。
関係ないけど08MS小隊の女性もセクシーでしたよ。
江川達也さんの絵より江口寿史さんの絵の方がセクシーだと思うけど、このアニメは作画が良くてやらしい。
あと最近のアニメと違ってお姉さんヒロインばかりなのが嬉しいです。


声優のキャスティングは変態的にベストマッチでした。
北久保弘之さんもきっと変態ですよ。
「この声優にこのエロい台詞を言わせたい!」って一心で選んでる気がしました。
もしかして江川さんが関わっていたのかも。
ていうか、出演してました作者。本当に図々しい。マイナスしとこ。


岩田光央さんのスケベっぷりがひどかったです。
男の下心丸出しのいやらしさを存分に発揮してくれました。
こんな気持ち悪い演技をできる声優はめったにいないと思います。
この役を松岡禎丞さんがやってみたら面白そうです。


ヒロインが、すごい。90年代のオールスターという感じ。
かき集めてきてますね。金で。
皆口裕子さんの下品な台詞と井上喜久子さんのボーイッシュな感じが貴重でちょっと衝撃でした。特に前者が。
だって凄い事言わせるんですよ!!
{netabare}
「○起してるじゃない・・」とか「○ン○ンもあんなに○っちゃって・・」とか、エロ漫画みたいな台詞を・・。ああ恐ろしい・・!!
{/netabare}
皆口さんのイメージが・・・。
声優って大変ですね。

ED、ヒロイン役6人で一緒に歌うんですが、間奏で雑談が入るのがこの頃にしては斬新で驚きました。
ただ毎回全部同じやり取りだったのでどうせなら6話全部録り直してほしかったですね。
最後の白鳥さんの台詞がすごくすごく可愛い。
「STUDY A GO!! GO!」・・作詞、北久保さん・・。やっぱり変態だ・・。



こんな作品は変態向けのキワモノOVAです。
絶対に許せません。
皆さんは間違えて見ないように気を付けてください。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

企画物のAVみたいな内容

なんというか、江川達也というのは「まじかるタルるートくん」もそうだが、ほとんどエロ漫画である。ドラえもんの秘密道具があったら真っ先にエロいことに使うような人間であり、確かアダルトビデオの監督とかもしていた気がする。

声優が結構豪華で大御所使ってエロアニメ作るんだからそりゃ一度はみるし、しかも結構卑猥なことまで言わせてる。

ハイスクールD×Dやゆらぎ荘の優奈さん、しいては電影少女やToらぶるなどはこういったアニメの派生なんですよね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

古い作品だけれどシナリオは単純ながら面白い

東大法学部を全課程履修した後に自主退学し、机の上では得られない真の勉強をすべく
自転車で全国を放浪しながらバイトをし、人助けをするフリーターの物語。

主人公・大江錦太郎は天才的な頭脳を持っているが、
歳相応の健全な男子なので、エッチな妄想もかなりのもの。
アホか!と思うほどドスケベだが、声優さんがうまくて笑える。
時には騙されたり、ボコボコにされたりなんてこともあるのだが
人の良さと機転の良さで、さまざまな人を救っていく姿は
観ていてとても心地良いし面白い。

そして彼の大切にしているお勉強ノートが興味深い。
あれはいわゆる、シナリオライターや小説家、漫画家などが
必ず持っているネタ帳にかなり近いかも。
きっと原作者の江川達也氏も、あんなノートをつけていそう(笑)

90年代初めの作品なので作画はもちろん、ファッションもヘアスタイルも
すごく古いし、今現在とは女の子たちの雰囲気も全然違うから
特にキャラデザの好みはすごく分かれそう。

でも全6話と短いながらも、最後まで無駄がなく、錦太郎が関わったバイト先や
ふれあった人々が1つの場所に集まってくるシナリオ運びも自然だった。
フリーターと言えど、そのバイト経験や出会った人の数、質は
一種の宝物なんだよなとあらためて気づかされる。
また、最近の作品では観られないようなセリフやシーンもたくさんあるので
それこそ「お勉強」になるかも(笑)

ちなみに6話はアニメ制作会社が舞台となり、アニメが仕上がるまでの行程や
仕事ぶりが垣間見れるのも面白かった。
それにパソコンがめちゃ古くて懐かしく、思わず時代の流れを感じた(笑)

投稿 : 2024/04/20
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