マイペースおすすめアニメランキング 13

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのマイペース成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月24日の時点で一番のマイペースおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.6 1 マイペースアニメランキング1位
らき☆すた(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (3595)
17589人が棚に入れました
そもそもは、連載を予定していた作品ではなく、コンプティークで急にページが空いてしまい、そこを埋めるために掲載したのが始まりだが、人気を博したため連載となった。タイトルは、“Lucky Star(ラッキースター)”の意味であり、単行本表紙のロゴにもデザインされている。連載開始時は、主な登場人物4名は高校1年生で、実際の年度が進むと共に2年生、さらに3年生へと進級している(アニメの開始時点では2年生)。ほとんどのキャラクターが左利きである。
女の子たちの、まったり、ゆる~いふだんの生活を描く。

声優・キャラクター
平野綾、加藤英美里、福原香織、遠藤綾、今野宏美、白石稔、長谷川静香、茅原実里、ささきのぞみ、清水香里、前田このみ、西原さおり、平松広和、井上喜久子、古澤徹、小菅真美

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

『ロリコンではない!ロリコン「でも」あるのだ!』ちょwおやじ、おまえwww(80点)

全24話。
4コマ漫画原作。原作未読。

個人的満足点:80点
アニメ系統:日常系ギャグ

日常系の代表作の1つであろう本作。
日常系が苦手な自分にとってはある意味「鬼門」といえる。

実際、始めて見た時は、キャラの絵も好きになれず
面白みを感じないまま、2話で封印したほど。

しかしながら、段々と日常系にもなれてきた現在
今ならいけるかもと再度チャレンジしてみた。

2度目というのもありちょっと我慢して観てみると、面白いじゃないかw
2度目ということで多少慣れた為か?
日常系に耐性が出来てきたためか?
それとも5話にして監督交代したためか?
とにかく5話以降はかなり面白い。

主役のこなたのオタクっぷりが秀逸。
ゲーセン、ネトゲネタなんかは共感してしまったw
「そうそう、あるある」ってな感じ。
「17歳の女子高生がオタク」そこに萌えるのか?!w
おやじネタも満載。
こなたあんたいくつですかとツッコミたくなるw

まわりのキャラも立っていて
こなたを引き立てるのに大いに役にたっている。
かがみのツッコミが鋭くいい味だしていて
こなたとかがみの掛け合いが見所となっている。

パロネタも古い所から最近の物まで幅が広く
きっとあなたのお気に入りのパロがあるだろう。
まあパロが全く分からないとちょっとキツイかとは思うが。
全く分からないパロはあまり気にしてはいけないw

個人的には6話のパロには爆笑してしまった。
そこまでやるかあああって感じw
1人で画面の前で爆笑していた自分を
客観的に見るとキモイのだが、そこはご愛嬌。

各話終わりの「らっきー☆ちゃんねる」も楽しい。
アキラのキャラもこなたに負けないぐらい濃い。
アキラとみのるのやり取り、アキラのギャップがたまらんw
後半のみのるも見逃せない。

OP曲は最初はなんじゃこりゃって感じだったが段々はまってきたw
かなりの中毒性である。
最後にちょっとしたサプライズもあるので是非観ていただきたい。

EDも毎話楽しみ。
毎話毎話EDが変わるのである。
どのように変わるかは是非観て確認していただきたい。

ついついOPとEDは飛ばしがちな私だが
こと「らき☆すた」に限って言えば
OPED飛ばさず全てをしゃぶりつくした。

ストーリーなんていうものは皆無だが
このアニメにそんなものを求めてはいけない。
一瞬一瞬をニヤニヤしながら所々爆笑できればいいのである。
最後の方にゆるいながらも、少しいい話もあるので、そこも見逃せない。

後半少しだれて来るのが少々残念な部分もあるが
全体的には非常に笑わせてもらえた。

日常系が苦手だという方にこそ見ていただきたい。
頭をからっぽにして見ていただければ
きっと「らき☆すた」の楽しさが見えてくると思う。


とまあ色々書いてきたが
何が言いたいかというと・・・

いつも私のレビューを観てくれている方は
絶対このオチだと期待していることだろう。
そして、ここはあえてこう言わせていただこう!

























貧乳はステータスだ!希少価値だ!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 56

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

曖昧3センチ そりゃぷにってことかい?

曖昧3センチ→大体3くらい→円周率→π→おっぱい→ぷにっ
という説があります。畑亜貴さんの発想力は神がかってますねw

原作は萌え4コマ漫画。
ハルヒで一躍注目を浴びた京アニ制作。全24話。

まずOPに度肝を抜かれましたね。キャラを踊らせてくるだろうとは予想してましたが
予想以上にキャラがクネクネ動いており、思わず何度も見返してしまいました。
歌詞も曲も電波っぷりが強烈で、とてもクセになります。

で、内容ですが1話が一番微妙。淡々とし過ぎていて演出にメリハリがありません。
しかし2話は演出レベルが格段に上がっていると感じ、それ以降は毎回楽しめました。
1話で切っちゃうのは勿体ないですね。

基本的にキャラの会話劇主体の作品です。あるあるネタやオタクネタ、
爆笑はなくともクスっと笑えてしまうネタが盛り沢山です。
そして何よりキャラに萌えますね。デフォルメチックなキャラデザが可愛らしい。

私の一番のお気に入りキャラは柊かがみ。
典型的なツンデレキャラで、ツンデレ好きにはたまらないと思います(笑)

不満な点は2クール目以降のED。実験的な演出が多く見受けられる本作ですが、
実写は流石にやり過ぎ。正直萎えました。白石稔は嫌いじゃないんですけどね。

作品の性質からして一気見するようなものではないと思います。
一気見だと流石に飽きがくると思うので1日1~2話のペースで見るのが最適でしょうか。
また、作業用BGM代わりに垂れ流すってのもアリですね。

最後に、つかさのキャラソンがお勧めです。
キャラソンCDが多く出てますが、つかさのキャラソンは群を抜いて素晴らしい出来です。
失敗だって Good night! 寝逃げすることも悪くないよね♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 45

color さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

「らき☆すた」らしさは5話から

ヲタ女子高生とかの日常系ギャグアニメ

何度も寝落ちしながらの完走です
基本ストーリーがないのでパロに反応できないと厳しい作品だと思います
正直2007年だからヒットしたんだろうなと感じる内容でした

1話から4話までは全然おもしろくない会話の連続なので断念しそうになりますが、
本編は5話からだったのかと納得する激変ぶりまで、なんとか5話まで粘る必要があります

だんだんコンセプトが固まってきたのか、後半に向けてパロの質も上がり脇役キャラも安定してきます
キャラの役割がしっかりし出してきてからはわりと楽しめました

ミニコーナーとED、わたしには理解不能でした

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23

82.5 2 マイペースアニメランキング2位
荒川アンダーザブリッジ(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2479)
13572人が棚に入れました
主人公・市ノ宮行は世界のトップ企業社長の御曹司。幼い頃から父に「他人に借りを作るな」と教えられ、その教え通りに借りを作らずに生きてきた。
しかし、ひょんなことから溺れかけた際、荒川河川敷に住むニノに命を救われる。「命の恩人」という余りに重すぎる借り。その恩返しとしてニノが行に要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」という事だった。こうして行はニノの恋人となり、自身も橋の下で生活することになる。
荒川の橋下では常識から外れた人々がいっぱい住んでいた。行は「リクルート」という名前を与えられ、橋下の住人の一人として暮らす事に…。

声優・キャラクター
坂本真綾、神谷浩史、藤原啓治、杉田智和、子安武人、沢城みゆき、斎藤千和、大塚芳忠、小見川千明、三瓶由布子、新谷良子、小山力也、チョー、田中理恵、中村悠一、立木文彦、後藤邑子、小林ゆう

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

強力な個性による無駄に高いテンションの笑いとオシャレな演出の良作。【総合評価:86点】

2010年春に全13話で放送された作品。

荒川の河川敷に住まう、かなり変わった面々
そして、常識人?な主人公が送るギャグ満載の作品です。

各キャラクターにツッコミ所満載な設定
強烈なキャラクター同士のやり取りは、互いの個性を殺す事無くより強力にしています。

当初、視聴する予定には無かった作品だったのですが、一応確認程度に視聴をしてみると……
第一話の冒頭から、シャフト独特の演出と耳に残る音楽、ギャグの融合に引き込まれました。
テンポは物凄く早く、笑いを次から次へと放り込んできます。
バックミュージックもギャグシーンをより面白く演出しています。
軽快なテンポ、台詞回し、勢いのあるツッコミ、作画とバックミュージックの質の高い演出
非常にレベルが高く、今まで自分が見てきたギャグアニメでもトップクラスです。

そして、超豪華な声優陣、大半の声優が一度は耳にした事のある方でした。
声優陣の演技力もギャグの面白さを大いに引き立たせています。

そして、ギャグの合間に人間味溢れ心温まる話が組み込まれています。
ギャグから唐突に温かい話を組み込んでくるのも憎い演出でした。


ギャグアニメの中でも自分はこの作品を一押しします。
是非とも一度視聴をしてみて下さい!!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 64

私、598歳です。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

実際の荒川河川敷で、友人とビールを飲みたいと思った。

いやはや、面白いです。
間違いないですね、ハイセンスです。

荒川は原作も読んでるのですが、原作の中のカラー絵等の印象的で少し抽象的な数ページ等も、アニメできっちり再現されていて『美しい』の一言です。

パッケージ的には6,70年代のポップアートからサイケデリックに至る感じを可愛らしく落とし込んだ感じだと思います、オープニング曲と映像辺りで。
物語としてはゆっくり進んで行くとゆうか、既にあったレールをこれから辿っていく感じなんでしょうか、キャラ毎に細かく設定ありそうですしね、ニノは特に。

とにかく荒川ってキャラを楽しむとゆうのが醍醐味なのではないでしょうか。
近年稀に見るぶっとび設定ですよね。
特化しすぎて苦手な人もいるかも知れませんが、中盤辺りまで観れば、
凄く心暖まるエピソードやシーンもたくさんありますし、その作品毎に慣れってゆうモノはあると思うので、そこに至るまでは観て欲しいなと思います。
私自身初めはこの作品を観たとき、狙いすぎてちょっととゆう感はありましたが、段々と心惹き寄せられましたね。

声優陣のハマり具合も文句なしですね。
特にコレ皆さんもそうだと思うのですが、主人公リク役の神谷さんなのですがツッコミはもちろんですけど、主人公の心の声の語りとかあるじゃないですか?他作品ですけど夏目友人帳やら化物語やら、あれでも効果的に使われてますけど、なんか神谷さんの語りって凄く真摯なんですよね。凄く誠実な言霊みたいな。男の私がゆうのもちょっと気持ち悪いんですけど、凄く心地いいんですよね。皆さんは思わなかったでしょうか?

とゆうか少し脱線しましたが、『荒川アンダーザブリッジ』
間違いなく良作だと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

ジョニー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

シャフトの技

この作品に登場するキャラは、全員個性の塊ですw
例えば、
自称、金星人の電波美少女
河童のスーツを着た村長
元軍人のシスター(男)
孤児院出身のチンピラ幼女
鉄仮面を被ったエスパー兄弟
星のマスクを被った元プロミュージシャン
などなど、、、、
他にもまだまだ個性溢れるキャラクターが沢山いて、その人達が荒川の河川敷に住んでいるのですw
そこに主人公である大企業の社長の息子が一緒に生活をする事になるのです。
もうこの設定だけでも面白いはずなのですが、それが豪華な声優陣とシャフト特有の演出と間の取り方が見事にマッチして、この荒川アンダーザブリッジの世界観を表現してくれてます。
この笑いは一度ハマると抜け出せませんww
是非おススメします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

84.5 3 マイペースアニメランキング3位
サムライチャンプルー(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1648)
8868人が棚に入れました
天涯孤独のフウはだんご屋でバイトをしながらもいつか向日葵の匂いのする侍を探すために旅に出ようと考えていた。
そんな中、フウはムゲンとジンに出会い、だんご屋が燃えてしまったことを契機に、その2人を用心棒に旅立つ決心をする。物語はそんな三人の道中を描いたものである。


声優・キャラクター
中井和哉、川澄綾子、佐藤銀平

color さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

フウがたまに太ります

茶屋でアルバイトをする身寄りのない娘フウ。
琉球からきた傍若無人な浪人ムゲン。
口数少ない流浪のメガネ剣士ジン。
何のつながりもない三人がある日起こった事件をきっかけに、
フウの長年の目的「向日葵の匂いのするお侍さん」を探す旅に出ます。

時代劇にヒップホップを組み合わせ英語や若者言葉も当たり前な世界観。
一見めちゃくちゃな設定ですが実際観てみると想像を裏切られる骨太時代劇に嬉しくなりました。

時代考証を指摘するなんてナンセンスと言わんばかりの演出のわりに、
時代劇好きがニヤニヤする本格派のストーリーときたもんだ。
チャンバラのかっこよさに萌えるもよし市井ものの侘しさに涙するもよしと、
変幻自在に違う色を魅せる脚本こそサムライチャンプルーの本質です。

旅先の土地ごとの史実をさり気なく織り交ぜたり要所を押さえた専門用語の使い方も好印象。
これはもう立派な時代劇です。
足抜け、御庭番、公儀の意味がわかる方は観て損はないでしょう。
時代劇が苦手な方は本作で興味を持ってもらえたら幸いです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

現代的なものがミックスされても違和感のない不思議

全26話ながら、17話までを1期、18話から26話を2期としている。

音楽はHIPHOP中心。
監督は渡辺信一郎氏で、制作はスタジオマングローブ。
綿密に計算されたスタイリッシュなアクションが
テンポよく繰り広げられ、観ていてとても心地良い。

舞台は江戸末期で服装も和服ベースだけど、主人公たちは現代風な着こなし。
「ひまわりの匂いのする侍」を捜し求めている天涯孤独なフウと、
喧嘩早くてめっぽう強いが女には弱いらしい赤い羽織を着たピアス男、ムゲン。
寡黙で冷静沈着、繊細そうで気は優しい細身のメガネ侍、ジンの着物はブルー。

この3人が、ひょんなことで知り合い、フウの人探し旅の用心棒として
全国を旅するロードムービー。

だが、底抜けに明るくて大食らいで人懐っこいフウは、
何かと事件に巻き込まれやすく、ジンとムゲンの2人は
その度に彼女を救出しながら一緒に旅を続ける。
この2人、本当にどこをとっても対照的。

時代考証とか言葉遣いとか、いい加減そうに見えても
時代劇特有の専門用語など、押さえるところは押さえてるし、
ハチャメチャな展開であっても、脇役の隅々にまで細かなキャラ作りが
成されており、案外こちらのほうがリアルなのかも?と思わせてくれる。

特に、昔の日本女性らしい芯の強さ、逞しさと儚さが滲み出る11話
普段は女っ気ひとつないジンが、{netabare}女郎屋に売られてしまった人妻に恋をし、{/netabare}
珍しく気持ちを素直に言葉に出したり、ある大胆な行動に出た「堕落天使」が
個人的には強く印象に残り、好きだった。

各話で心に残るセリフやシーンがあるけれど、この11話の中の
{netabare}「本当に悲しいときは笑うのよ。悔しいから笑い飛ばしてやるの」
っていう{/netabare}
人妻のセリフに、それまで彼女が見せていたギャップそのものを感じた。

シリアスとコミカルを交互に、1つのラストへと収束していくのも、
三人のキャラの絶妙な組み合せぶりも、
どこかチャンプルーに通じるものを感じる。

果たして・・ひまわりの匂いのする侍とは?
そしてなぜ、ひまわりなのか。
どうやらそれは2期(18話~26話)へとつづくらしい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 79

ジョニー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

日本より、、、

日本より海外での人気が高いですね。
ブルーレイもアメリカでしか発売されてません。
アニメーションとしての質、演出、トラック、全てが斬新です。(カウボーイビバップのスタッフが制作)
アクションも素晴らしく、刀を使ったアクションは必見!
主要キャラは、凄腕のサムライ2人と人探しの少女の計3人で、男達は少女の人探しに付き合い、日本中を旅をします。

この3人のボケとツッコミのトライアングルが絶妙で毎回笑わせてくれるのですが、それ以外に、旅をする中で登場する個性溢れるサブキャラが笑いや面白さに拍車をかけますw
ストーリーとして、単純で深さや感動は弱いですが、1話~2話(最後は3話)で完結するストーリーは、とてもスピーディーでダラダラ感が無く、最終回を観た後もスッキリ爽快な気分です。
この作品が海外で評価されているのは、けしてサムライ要素という理由ではなく、エンターテイメントとして求められているモノを見事に表現しているからだと思います。
萌やお色気は無いですが、最高に楽しめる作品です。



自分はHIPHOPをよく聴くので、その要素を取り入れ、違和感なく織り交ぜるどころか、相乗効果として機能させているトラックメイカーの面々を見つけ出し、起用したスタッフに脱帽です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

71.3 4 マイペースアニメランキング4位
となりの関くん(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1209)
6737人が棚に入れました
--とある学校の授業中。先生の目を盗んで机での一人遊びに興じる男子生徒・関くんと、そんな関くんの遊びを隣の席から観察(or 妨害or 参加)する女子生徒・横井さん。毎回予想外の展開を見せる関くんの遊び、さて今回は……?

声優・キャラクター
下野紘、花澤香菜
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

花澤さんのリアクション無双アニメ♪

花澤さんがひたすら独白でツッコミ入れまくってるのが
かわいくて面白いです^^

{netabare}将棋の妄想シーン{/netabare}はすごかったですね。
関くんよりも花澤さんのほうが問題児かも?

■第1話~第15話
{netabare}
第15話目にして初めて花澤さん欠席でしたね。
代わりに、後藤さんが花澤さんに負けず劣らずのツッコミと
妄想ブリ(笑)
たまにはいいかも^^
{/netabare}

■第16話
{netabare}
今回、関くんのセリフが多かったですね^^
アニメ始まって以来かも。
(といっても驚愕しているときの声ばかりですが(笑))
{/netabare}

■第17話~第23話
{netabare}
最後、関くんの黒歴史が(笑)
またアニメやってくれるといいですね^^
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 98

ストライク さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

花ざーさん 今期は忙しかったね。

原作 漫画 未読

全13話

ジャンル:学園シュールギャグ

10分枠のショートアニメ

教室の窓側一番後ろの席で、授業中に繰り広げられる関くんの全力お遊び
それに振り回される横井さんの日常

感想

はっきり言えばくだらない、しょーもな!

これを面白いと思うか 思わないかで評価が分かれる

自分は後者

リアルに言えば、教室の一番後ろの席って、意外と先生がいる教壇からよく目立ちます!
授業中、机いっぱい使ってお遊びしてたら 即 見つかります

まぁ、ギャグ漫画にフィクション求めても駄目なんですけどね^^;


結局、横井さんの方が関くんより嵌っちゃてるんだけど、毎回、殆どそのパターンなので飽きてしまう。
笑ったのは中盤まで
あとは、関くんがどんなネタで来るか?って所が気になって見てたかな

横井さんと関くん、何だかんだで二人は似ているのかも・・・^^


オススメはしないが
ワンパターンのシュールギャグが好きなら楽しめるかと。。。


 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 55

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

花澤さんは多弁、下野さんは無口。

授業中に物語性のある一人遊びをする関君。
関君は用意周到な上、器用。
遊びというより、職人芸の域です。

隣の席の好奇心旺盛な横井さん。
そんな関君が気になるご様子。
こちらも、なんだかんだ言いながら授業そっちのけ。
横井さんの心のツッコミと驚きと興奮が楽しいです。

関君は横井さんを意識している感じ。
横井さんも関君をじっと見つめています。
こう書くと、二人は相思相愛のようですが・・・。
少なくとも、横井さんは関君の最大の理解者でしょう。

このアニメを支えるのは声優さんの演技ですね。
関君役の下野さんはセリフなし。
セリフなしでの演技は難しそう。
一方、横井さん役の花澤さんは語りっぱなし。
豊かな感情表現が笑えます。
ラストのタイトルコールは本編テンションのまま。
GJでした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 42

74.8 5 マイペースアニメランキング5位
たまゆら~hitotose~(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1106)
5085人が棚に入れました
人気OVAのテレビアニメ化。写真が大好きな高校1年生沢渡楓と、彼女をとりまく人たちの日常とささやかな夢を描いた物語。写真が大好きな高校1年生、沢渡楓。あだ名は「ぽって」。この春、海と山に囲まれた穏やかな瀬戸内海の町、広島県竹原市に引っ越してきました。そこは亡くなった父親が子供のころに住んでいた町。古い町並み、美しい海と島々、暖かな人々とそして新しくできた素敵な友達…。大好きになったこの町で撮った楓の写真には、ときどきたまゆらが写ります。たまゆらは楓の心がふわふわと舞い上がって幸せな気持ちの時に写るかわいい光。幸せが形になったような不思議な何か…。そして、その写真はみんなをちょっとだけ幸せな気持ちにしてくれるんです。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

また一つ大切な宝物発見です(´ー*`)♪

●「たまゆら」ってどんなアニメなの(*'ω'*)......?
天国に行った大好きなお父さんに教えてもらった写真♪
その時、その一瞬の想いを、小さな一枚の枠の中にギュッと閉じ込めてくれる写真。
そっとしまっていた父さんの形見のカメラ「Rollei 35S」で写真を撮りたいと想うようになった主人公こと沢渡 楓(ぽって)が、お父さんとの楽しかった想いでを悲しい色に染めないように、前向きに生きていく日常を描いた作品なのです♪
 
ふわふわと幸せな気持ちのときに撮った写真に写る不思議な小さな光りの子供達♪
そ・れ・が『たまゆら』なのです!
たまゆらの写真は見る人をちょっぴり幸せにしてくれる♪
そうなんです、そんなちょっとの幸せを分けてくれるようなアニメが「たまゆら」なのです♪
 
そして「たまゆら」を手掛けるのが、「ARIA」でお馴染みの佐藤順一監督とスタッフ達なのです♪
サトジュンが作り出すゆっくりとした時の流れの中から繰り出される、ほんわか心温まるストーリーがジャブのように効いてきて、見ている人全員が幸せになれてしまうと言う「サトジュンマジック」をこの作品「たまゆら」でもきっと味わえるのでしょうね♪
 
 
●「たまゆら」~hitotose~と出逢った日の日記♪♪v(⌒o⌒)v♪♪
いきなりお空から桃色の物体か降ってきましたね♪
ももねこ様w
空から女の子?が振ってくるアニメは名作だっていう勝手なジンクスに無理矢理あてはめて、「たまゆら」の幸先の良いスタートを喜んでみましたヾ(〃^∇^)ノ♪
 
でも実際に1話目からこんなに涙を流したアニメは始めてかもしれません(。>0<。)
ぽってが引っ越す前に横須賀市汐入に住んでいた小・中学生時代の親友「ちひろ」ちゃんとのエピソードだったのですけど、ちひろちゃんの涙もろさが移ったのか、とにかく心奪われっぱなしの第1話でした
(゚ーÅ)
OVAを見ていたので、感情移入値は当然「MAX」状態なので涙腺ゆるゆるでしたよ(/ω\)
この作品を観る前にOVAの方を観ていた方が楽しめるのは間違いないので、まだOVA観てない人は手軽に観れるOVAを是非観てから視聴してほしいです♪
 
作画も優しいタッチで描かれていて、最低限のCGしか使ってないのがとっても好印象でした♪
同時期に始まった「WORKING!!」とは対照的な印象ですね。
2話からは広島県の瀬戸内の風景を満喫できそうですし、楽しみでしょうがないです♪
 
今期一番期待していた作品だけに、予想以上の好発進!
癒し系大好きなアタシσ(゚-^*)の中でかなりの名作になる予感がします♪
 
 
■キャスティングについて
「たまゆら」で登場するお店で、竹原市のお好み焼き屋さん「ほぼろ」と、呉市のカフェ「カサブランカ」はどちらも広島弁を話す女店主という設定なのですけど、「ほぼろ」店主の八色ちも[yakusa -]役に、松来未祐さん、「カサブランカ」店主の藤井 みその[fujii -]役に大亀あすかさんと、どちらも広島県出身の声優さんをキャスティングしているなど、広島県の良さを余すことなく伝えようとする姿勢がこういったところからも感じられますね♪

また、ARIAからのキャストも需要なキャラでキャスティングされているので、ARIAファンとしては嬉しいですね♪
志保美りほ(cv葉月絵理乃)・・・灯里ちゃん
塙 さよみ(cv大原さやか)・・・アリシアさん
飛田 志麻子(cv斎藤千和)・・・藍華ちゃん
篠田 こまち(cv広橋涼)・・・アリスちゃん


■総評
あぁ~o(*´Д`*) 1クールじゃ物足りない気持ちでいっぱいです♪
「たまゆら」のゆったりとした雰囲気にもっともっと浸っていたいですね(>o<")
一見、なんの変哲もないなにげない日常を描いた「たまゆら~hitotose~」ですけど、この作品から何を感じ取るかは観る人によって様々だと思うのです。
(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!何も得るものがないって・・・そういう人は・・・色々悩んだりした時に是非観てみてくださいねw

今回の「~hitotose~」ではOVAでは描ききれなかった部分にスポットを当てて作られている印象を受けました♪
ストーリーの前半は、ぽってのかけがえのない友達一人一人にスポットを当てた素敵なエピソードを用意してくれていて、キャラの新たな一面が見れたりと、その魅力を存分に引き出してくれていましたね♪
仲良し4人組みがまだ出逢う前のエピソードや、「行き先のない切符」のようにゆらゆらと揺らいでいる気持ちなど、どれも丁寧に描かれていてとっても満足のいく内容でしたo(`⌒´*)o

メインキャラの、ぽって、かおたん、のりえちゃん、まおんちゃん、ちひろちゃんはまだ高校生なので人生において色々と立ち止まる事もあるのは当然ですけど、大人になっても迷ったり立ち止まったりする事もありますよね♪
ぽっての憧れの人の志保美さんが空の写真を撮らなくなったエピソードや、志麻子さんのちょっと大人の大失恋のエピソードなど、そういったぽって達と違う世代の人たちの話も盛り込まれているのがまた好印象でした♪

移り行く街並みと変わらぬ街並みを欲張りに見ていたいと思う気持ち。
行き先は自由、今後その行きたい道が変わったとしても、決めるのは自分。
でも迷った時に戻ってこれる場所や人がそこにはいるのです♪
そんな想いを抱きつつ、今の気持ちを形として残そうとした「私達展」☆⌒d(*^ー゚)b
彼女達の姿を見ているとなんだか前向きに頑張らないとって気持ちにさせてくれますね♪

全13話(特別編含む)どの回も心に響く素敵なストーリーに本当に感謝したいです♪
「たまゆら~hitotose~」とはひとまずお別れですけど、なんとなく次回作があるような気がしてならないです♪
ぽって達の卒業までのストーリーを見たいと願いながら楽しみに待っていたいと思います。人(^□^*) オネガイ!!


■ひとり言(# ̄З ̄) ブツブツ
お気に入りのキャラといえば・・・
・これって何の絵・・・肉球です(≧ヘ≦ )プンプン!!
・かおたん!!かおたん言うなぁ~( `ー´)ノ
・まおんちゃんのほとばしる妄想( ̄¬ ̄).。o0O○
・なー! こないだのこまっしゃくれー!(;`O´)o
・タイトルはあつくてさむーい瞬感彡(-_-;)彡ヒューヒュー
・そいじゃー20枚ずつ焼くけーみんな残さずたべんさいよー(☆Д☆)キラリーン♪

第1位:ちもさん 第2位:こまっしゃくれ 第三位:のりえちゃん
でもみんな大好きですよ♪


■MUSIC
OP曲『おかえりなさい』
 歌:坂本真綾
 OVAに引き続き松任谷由実さん作曲に歌詞・歌に坂本真綾さんの最強タッグですね♪
 綺麗な坂本さんの声にユーミンの曲はとっても心地よくって大好きです♪
 
ED曲『神様のいたずら』
 歌:中島愛
 こちらの大江千里さんと中島愛さんのコンビも負けてはないですね♪
 かつて男ユーミンと言われたこともある大江さんって知らない人もいるのかなぁ(^▽^;)
 優しい歌声と情緒溢れる歌詞にしっとり聞かせるギターの音色がほっとさせてくれます♪
 
ED曲『夏鳥-うたとぴあの-』[2話]
 歌:中島愛
 OVAのED曲としても使われていたこの曲は私の大好きな曲の一つなんです♪
 ピアノが奏でる優しい音色と中島愛さんの声がベストマッチな名曲なのです(´ー*`)キラーン
 なんだか懐かしい気持ちにさせてくれる曲は、コーヒーや紅茶を飲みながら昔の写真を見たくなるよう
 な気持ちにさせてくれますよ(*^o^*)
 
挿入歌『やさしさに包まれたなら』[4話]
 歌:坂本真綾
 この曲もOVAのOP曲で使われてた名曲ですね♪
 この曲を朝聴くととってもテンションが上がる元気をくれるお気に入りのナンバーです(*^-^)
 
※「たまゆら-hitotose-」ボーカルアルバム12/28発売♪
 
 
評価は全話視聴後に採点させて頂きます♪
 
2011.10.08・第一の手記
2011.11.06・第二の手記(追記:■MUSIC)
2011.12.24・第三の手記(追記:■キャスティングについて、■総評、■ひとり言(# ̄З ̄) ブツブツ)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 80
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

幸せのおすそ分け・・・なので  【ねこ's満足度:88pts】

”安芸の小京都”竹原を舞台とした、女子高生達の日常を描く心温まる優しい物語。
ARIA等でお馴染みの佐藤順一監督による、待望の”たまゆら”TVアニメ版です。

先に発表されたOVA(全4話)を観ていなくても十分楽しめますが、
お話は繋がっているので、これから視聴される方は是非そちらを先にご覧ください。

テーマは「人と人との繋がり」。
家族がいて、友達がいて、町のひとたちがいて・・・。
心はきっと通じ合う。伝えられる。そしてその繋がりは幸せなキモチをも運んでくれる。
そんな監督からの素敵なメッセージが、色々な形で各話に散りばめられています。

メインキャラはOVAから引き続き、楓(ふう)・かおり・のりえ・麻音(まおん)の4人。
OVAでは主に、楓と亡くなったお父さんとの思い出を中心に物語が進行していましたが、
今作では4人全員にしっかりとスポットをあて、お互いの友情やそれぞれの家族との絆を通し、
彼女たちが緩やかだけど力強く成長していく様を、優しく柔らかく描いています。

当たり前の日常にある当たり前の幸せやそのありがたみ。
佐藤監督の作品を観ると、本当に大切なものってなんだろう?っていつも考えさせられます。
おかげで今回も全話通してほぼウル②しっぱなしでした。まったくやってくれるぜ!ジュミス!(笑)。

あと、個人的に何度観ても感動してしまうのはEDです。
OPEDともに”写真”が登場するんですが、OPはヒロイン楓が撮ったもの。
そして、EDは亡くなったお父さんが、楓が生まれてから自身が亡くなるまでに撮ったと思われるものです。
愛娘を撮ったその写真からは、親の溢れんばかりの愛情が感じられ暖かい気持ちになれるのと同時に、
娘の成長を見届ける事ができなかった父の無念さも伝わってくるようで、切なさで胸がいっぱいになります。中島愛さんの歌う『神様のいたずら』との相乗効果で、涙腺は常に決壊気味でした。

ホントに・・・やってくれるぜ!ジュミス!(笑)。


-以下各話簡単メモ&採点-
{netabare}
1話90点 中学生時代のエピソード。ちひろちゃんにもらい泣き。いい子や~。
2話95点 お泊り回。さよみお姉ちゃんのセリフに涙が・・・。
3話85点 のりえ&お食事回。相手を想い気遣う心は最高の隠し味。
4話85点 まおん回。娘を想う親心に感動。両親のcvはまさかのあの人たち!
5話85点 ちひろ回。相変わらずの泣き虫さんwどこにいたって友達は友達。繋がっている。
6話90点
◇Aパート 回想(幼稚園時)。伝えようとする想い。伝わる想い。のりえちゃんは昔から変わらない・・・w
◇Bパート 回想(中学生時)。のりえとまおん、正反対な二人の気持ちが繋がった瞬間。
7話95点 天国へのメッセージ。必ず届く。見ててくれてる。想いの強さの分だけきっと・・・。
8話85点 『行き先のない切符』。夢に迷い夢に傷つき、それでもこの町は変わらず優しく包んでくれる。
9話80点
◇Aパート まさかのももねこ様回w可愛いけどちょっと・・・。まぁ監督の趣味ということでw
◇Bパート 辛い失恋。それでも大切なひとがいる。繋がってる。だから前を向ける。輝ける。
10話85点 かおたん回。焦らず今できることを全力で。最終話に繋がるエピソード、てか終わっちゃイヤ!
11話90点 まおん回。今あるのはみんなのおかげ。だから頑張れる。絆の強さとその素晴らしさ。
12話90点 さよなら竹原。また会う日まで。その時は言わせてください。「おかえりなさい」と。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 83

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

有限の時の中で、なので。

たまゆらの1期(全12話)。
1期の視聴前に1話約15分×4話のOVAを視聴することが望ましいです。
監督の佐藤順一氏を始め、「ARIA」のスタッフが中心となって制作されている作品です。

本作は広島県竹原市を舞台に、主人公の佐渡楓(さわたりふう)、あだ名はぽってと
かおる、のりえ、まおんといった
同じ高校の同級生たちとのやり取りがメインになる作品なんですけど、
このように書くと、何も考えずにゆったりと楽しめ、
小動物のような少女たちにひたすらブヒブヒする、
所謂「日常系アニメ」と言われているような作品のように思えますが、
本作はそれとはかなり趣きを違えるところがあります。

もちろん、そうした要素が皆無というわけではなく、
デフォルメされたぽってなんてリスのように可愛いくてブヒブヒですし、
現実には存在しない猫のももねこ様なんかは、
作られた世界であることを強調するような存在になっていると思います。

可愛いキャラたち、安芸の小京都と呼ばれる竹原の情緒ある景観、
悪人が誰もいないやさしい世界、どこか「のんのんびより」に通じるところがあります。
さらに共通項としてどちらの作品も、
時にとてもセンチメンタルな気分にさせられるということが挙げられると思います。
「のんのんびより」は鄙びた田舎の風景や懐かしい駄菓子や遊びといった
ノスタルジックさによってそうした感情を誘うのに対して、
本作は、今という時間は二度とやってこないという永続性の否定からそれを感じます。
基本的に日常系と呼ばれる作品は終わりなき日常です。
学年は変わってもやってることは同じ、
人間関係も人(キャラ)が増えても、原則その逆はないわけです。
時にはりぴーとすることもありますw
本作でも誰かがいなくなるなんてことはないです。
では、何故「今という時間は二度とやってこない」ということを感じるのか?
本作の2つのテーマがその答えとなります。

1つ目は「写真」です。
そもそもぽってとその家族は、
汐入(神奈川県横須賀市)から竹原(広島県)に一家揃って引っ越して来ます。
これはぽってが5年前に死別した父親が育った町(竹原)の高校に進学することが
きっかけとなっているわけですが、このことはぽってが父親の死を乗り越えたことを意味します。
そしてぽっては再び父親の形見であるカメラで写真を撮り始めるのです。
将来は写真家になることを考えています。
ちなみにぽってが撮った写真には「たまゆら」と呼ばれる白い光が映り込むことがあるということから
それが本作のタイトルになっています。

写真というのは今という一瞬が切り取られたものであり、次の瞬間に過去の記録となります。
大事な友だちや家族たち、あの時出会った町の人たち、みんなで眺めた景色、
ぽってがシャッターを切った次の瞬間、それらは写真として過去の記録になってしまいます。
そのことがたまらなく切ないのです。
そう感じるのは、私が時の経過の重さや残酷さを実感できるからということとも
関係しているのでしょうけどw

本作のテーマの2つ目は「夢」です。
ぽってには、写真家という夢があります。
メインキャラたちも明確な夢を持っている者、まだ漠然とやりたいことを模索している者、
まちまちですが、彼女たちはその夢に向かって今出来ることを精一杯しようとします。
時に失敗したり、それを友達たちが支えてくれたり、
家族がしっかりと見守っていてくれていたことに気付いたり、
彼女たちは成長していきます。

さて、この2つのテーマを否が応でも直視せざるを得ない本作なのですが、
これはもう今という場所に留まることは許されない、
そしてやがて終わり(卒業)を迎えるであろうという予感を強く感じました。
それはなんだか悲しい気持ちになりますし、とても切ないことです。
ですが、私は敢えてこう言いたい。
終わりがあるからこそ、その一瞬一瞬が輝くのです。
青春真っ只中の輝かしい彼女たちの今を是非堪能してみてください。


おまけ「ご当地アニメ」について

ぽってたち主要キュラはJKですけど、学校が舞台になることはほぼ皆無です。
舞台は主に竹原の町で、その景観を描くということはかなり気合が入っていると思います。
ですが、実在する町を描くというのは作画が綺麗とかそういうことはあまり重要ではないと思います。
大切なのは、その町に住む人を描くこと、文化、そして歴史を描くということです。
それがなければどれだけ作画が綺麗だろうとそんなものはただの背景でしかありません。
もっと言ってしまうと実在しない町を描くにしても、それは大切なことなのです。
海の中の都市を描くとして、そこで生活している人たちは陸上で生活している人たちとどう違うのか、
どういうやり取りがなされ、どうしてそうした風習が形成されていったのか、
そこを描かなきゃいけないんです。
取って付けたような背景を貼り付けて「ご当地アニメです」だなんて言っても、
そんなものに何の価値もありません。
では、本作はどうなのか?
それは実際に本作を視聴して検証してみてはどうでしょうか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30

82.7 6 マイペースアニメランキング6位
フルーツバスケット [スタジオディーン版](TVアニメ動画)

2001年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (882)
4958人が棚に入れました
わけあってテントで一人暮らしをしていた元気な女子高生・主人公「本田透」は、ひょんな事から同級生にして、全女子生徒のアイドル、草摩由希の家に住み込むことになる。
由希と保護者役の草摩紫呉が暮らす、一見なんの変哲も無い普通の家庭の草摩家。実はこの草摩家には隠された重大な秘密があった…。異性に抱きつかれると動物に変身してしまうという十二支の呪いにかかっているという秘密が!?由希は鼠に、紫呉は犬に、転がり込んできた、いとこの夾は猫に…。
一癖も二癖もある草摩の一族の人々に囲まれながら、透のちょっと不思議で刺激的な生活が始まる。次々と現れる十二支の物の怪に取り付かれた個性あふれる草摩家メンバーたちと、透とのふれあい、透のあるがままを受け入れる前向きな性格と、不器用だけど優しい眼差しは固く閉ざされた草摩家の人々の心を少しずつ変えていくのだった…。

声優・キャラクター
堀江由衣、久川綾、関智一、置鮎龍太郎、今井由香、安原麗子、三石琴乃、齋藤彩夏、井上和彦

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

あなたを想ってくれている人が・・・きっといる  【ねこ's満足度:96pts】

名作中の名作☆
わたしにとっての「人生のバイブル」と言ってもいいくらいに大好きな、
ちょっと不思議でとってもステキなハートウォーミングな物語です。

ヒロインの透は心優しい天真爛漫な女子高生。
彼女は、ひょんなことからクラスメイト由希の住む草摩家に同居することになります。
ところがその草摩家には十二支の呪いという哀しい秘密が・・・。
彼らはその秘密により、幼い頃から同族にさえも差別をされ心を閉ざしてきました。
しかし透はそのすべてを知った上で、決して彼らを色眼鏡で見ようとせず、
それどころか彼らをもっと理解しようと積極的に草摩家の人達に接していきます。
果たして透は凍ってしまった彼らの心を溶かすことができるのでしょうか。
1話から涙腺ホロホロ。毎話感動的なお話の連続です。

この作品の最大の魅力は「言葉」。たかが言葉と馬鹿にしてはいけません。
人は欲しい時に欲しい言葉を投げ掛けてくれる人に心から癒されるものです。
草摩家の人達にとってそれをくれたのが透。
透にとってそれをくれたのは親友や草摩家の人達。
そして、透に生きる道筋を示してくれたのも、亡くなった母の言葉だったのです。
作中次々と発せられる言葉の温かさは、観てるわたしの心までも癒してくれました。

音楽はOPEDいずれも岡崎律子さんが担当。
心の琴線に触れるその優しい歌声は、聴けば聴くほど心に染み渡ります。
少女漫画アニメだと敬遠するにはあまりにもったいない。
幸せの価値観を考えさせてくれるとても素晴らしい作品だと、そう思います。

※オマケ※
ちなみに原作はもっとも~っと長く続きますよ~。
気になる方は漫画の方も是非チェックしてみてくださいね☆

投稿 : 2024/04/20
♥ : 71
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

やさしくなりたい

制作はスタジオディーンで原作は少女漫画です。
ジャンルはラブコメ・ファンタジーです。


本田透は唯一の家族であった母親を亡くし、一人テントで生活していた。
彼女は土砂災害でテントを失い、それがきっかけで学校中の人気者である草摩由希が住む家に居候することになる。
居候してすぐ、透は草摩一族の秘密を知ることになる。
彼らは異性に抱きつかれると、取りつかれた十二支の獣になってしまうのだった。


「もっとも売れている少女漫画」として有名な作品。
草摩家一人一人のドラマに意外と深みがあり、一話あたりの内容がとても濃いですね。
ギャグ回かと思っていたら、後半で一気にシリアス回になったりするので油断ができないw
ギャグも一級品でそこまで作品の古さは感じませんでした。
でも演出とかはかなりベタだったりします。
男性の顔がキラキラするのは少女漫画仕様。

本作の一番の特徴は、主人公である透の凄まじい優しさ。
こんなに素晴らしい人格者がいるの?と疑問に思ったりもしましたが、終始聖人なので途中から全然気にならなくなりました。
とても魅力的な主人公です。
ニヤニヤが止まらない。

その他友人、草摩家の一族も濃いキャラ揃いです。
個人的には草摩綾女、草摩はとり、草摩紅葉あたりが好きでした。
はとりの回である8話、紅葉の回である15話は普通に泣いた。
綾女は{netabare}「この僕に欲情すればいい!!」{/netabare}のセリフで不覚にもツボってしまいましたw


当初は秘密の設定が大したことでもないなと思っていた自分がいました。
しかし話が進むうちに、秘密がどれほど重いものだったのかひしひしと感じました。

アニメではデフォルメされていてかわいいですけど、その人に近しい人たち(愛情を注ぐ人たち)はいったい秘密をどう思うか?
まあ、だいたいどうなるかは分かりますよねえ。
それに気づかずに見ていた私は大馬鹿野郎です。

「過去の記憶」も重要な要素として関わってきます。
正直、泣けた理由はここにありますね。
「思い出が残っている方がつらい」とはよく言ったものです。


本作の良いところは優しさの輪が広がっているところ。
透は母親・友人から救われ、草摩家を救っていく。
だんだんと広がっていく優しさで、誰もが救われていく。
心に響く名言揃いなのも良いですね。

難点はやはり作画でしょう。
ちょっと絵柄も古いし、少女漫画チックだし、あまり動きもないしで見始めは少々きついかも。
でも男性でも見れるはず。
ちょいちょいBL臭がするのを笑い飛ばせればねw


総括して、まさかここまで感動してしまうとは思いもしませんでした。
原作未完の割に、〆方も違和感なく良かったです。
むしろ感動したくらいです。
人の優しさを感じることができる素敵な作品だと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 66
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

人に優しくなれる作品です。

異性に抱きつかれると「十二支」+「猫」の13種に変身してしまう草摩家の人達との、学園恋愛ファンタジー。

主人公で、ヒロインの本田透(ほんだ とおる)は女子高生で、両親を亡くし、ビル清掃のアルバイトで自活する直向きで逞しい少女。

明るく真面目で、演技でも誰かを怒ったり罵ったりする事が出来ない。
どんなものでもありのまま受け入れる事の出来る慈悲深さを持っていて、自分のことより他人のことを思う優しい性格で、天然ボケで少々ズレた所もある。

草摩 由希(そうま ゆき)透の同級生。
十二支の鼠(子)の物の怪が憑いている。
十二支の頂点にして神に一番近い特別な存在とされている。
優しげで容姿端麗・成績優秀な王子様タイプ。
他人と壁を作ってしまう所がある。
直ぐに誰とでも仲良くできる夾の事を羨ましく思っている。

草摩 夾(そうま きょう)透の同級生。
十二支に入れなかった猫の物の怪が憑いている。
それにより、十二支の頂点である鼠(子)の由希の事が羨ましく思っている。
性格は男らしくて行動的。
自然と周りに人が集まって来て、友達が出来るタイプ。典型的なツンデレ。
由希とは犬猿の仲で、いつも喧嘩が絶えない。

透ると3角関係に・・・

このTV作品では、原作途中で終わってしまうので、続きが気になって、速攻で原作読みました。
泣けて癒され感動でき、心が洗われました。
人に優しくなれる作品です。
{netabare}
漫画では、幾つか共感できる所があります。
私はですが・・・。
由希が言った言葉に、「人に優しくするのは、嫌われたくないから、自分が優しくされたいから・・・。だから偽善者なのかも・・・」(正確には違うかもでけど、みたいな感じだった)
これは自分と同じだと思い、気づかされました。
だから、自分って偽善者なのか・・・ちっちゃいやつだな・・・って。
由希が、夾の回りに自然と友達が集まるのを羨ましく思う所も自分と同じでした。
何かちょと切なくもなりました。
でも、自分も少しずつでも変われるよう、頑張りたいと思える作品でした。
{/netabare}

是非、原作の漫画も読んで欲しい作品です。

作者 高屋奈月
出版社 白泉社
掲載誌 花とゆめ
巻数 全23巻

オススメです。

参考になれば幸いです。m(_ _)m

投稿 : 2024/04/20
♥ : 64

83.7 7 マイペースアニメランキング7位
少女終末旅行(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (966)
3872人が棚に入れました
繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が終わりを迎えてから長い年月が過ぎた。人間たちのほとんどが死に絶え、生き物さえもいなくなった終わりを迎えた世界。複雑に建造された都市はまるで迷路のような廃墟となり、整備するものがいなくなった機械たちは徐々にその動きを止めていく。いつ終わってしまったのか、いつから終わっているのか、そんなことを考えることさえなくなった終末の世界であてのない旅を続ける二人の少女。チトとユーリは今日も愛車ケッテンクラートに乗って廃墟の中を彷徨っていた。

終末の世界をほのぼのと生き抜くディストピアファンタジーが今、幕を開ける。

声優・キャラクター
水瀬いのり、久保ユリカ
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

その先にあるのは希望か、絶望か?

原作未読。最終話まで視聴。

【物語】
終末を思わせる風景の中を、二人の少女が旅をする物語。

何故、世界は終末を迎えてしまったのか?
何故、チトとユーリは二人きりで旅を続けているのか?
何故、何故、何故・・・?

物語が進むにつれて増えていく疑問点。

そして、それらが一気に解き明かされる{netabare}最終話{/netabare}。

素晴らしい物語・演出だったと思います。

【作画】
ほのぼのしたキャラデザと、すっかり荒廃した近未来の風景のミスマッチが良かった。

私もチトちゃんと同様に高所恐怖症なもので・・・。
第8話のらせん階段の迂回路のくだりは、見ているだけなのに心臓がバクバクしちゃいました(笑)
見ているだけなのに・・・。
本当に見事だったと思います!

【声優・キャラ】
水瀬いのりさんと久保ユリカさんの好演が光ります。
時折、暴走しすぎるユーリが評価の分かれ目か?

【音楽】
物語には合っていたと思います。
私の好みではありませんでしたけど・・・(笑)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 91

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

終末旅してますか? 燃料ありますか? ごはんもらっていいですか?(3の倍数になると「短編映画」になっちゃう!)

同タイトルのマンガ原作は未読です。

第1話を観た限りでは、なんで世界が「滅んで」いるかは視聴者には良くわからないまま、少女ふたりが世界をさまよう「日常」を追いかけるお話のようです。

背景とか物とか人物の動きとか、作画はけっこう良いですね。

なんで乗り物がケッテンクラートとか、ふたりの服は軍服っぽく見えるし銃器もあるけど元軍人というわけでもなさそうだしとかツッコミどころはありますが、ツッコんだら負けな感じですね。

基本的に「生産」というものが行われていない世界のようで、食料も燃料も基本的には遺物に頼るしかなさそうな世界観。

一応、世界が滅ぶ原因は戦争だったようなことは風景やふたりの会話の内容でわかりますが、どんな戦争だったのかは謎でした。

頭脳担当のチトと体技担当のユーリ、非日常的世界のなかでの「日常」を描く物語のようで、この先も楽しみです。

2017.10.14追記:
「エンディングアニメーション: つくみず」- 原作者本人、マジか(笑)!

2017.10.16追記:
原作マンガを読み始めたら止まらなくて一気読みしてしまいました。ちなみに未完です。どこまでアニメ化されるんでしょうね。あと、原作のこの先も楽しみ。

2017.11.4追記:
第5話、音響最高! 演出最高!! 特殊ED最高!!!

2017.12.23追記:
最終話まで視聴完了。うーん、「アート」だなあ…。

シリーズ構成でわざとそうしたのかたまたまなのか知らないんですけど、3の倍数回はわりとその1話でも観れてしまうような「短編アニメ映画」的になっています。

アバンタイトルからのタイトルの出し方や、EDでのクレジットの出し方、脚本(本編中でのイベントの配置)…。

これはやっぱり、狙ってやっていると考えた方がしっくりきますね。

やー、こいつはスゲーや…。

2018.7.18追記:
情報更新。原作は全6巻で完結しています。それと、公式アンソロジー・コミックが1巻出ていて、つくみず先生本人の8ページ作品も収録されています。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 86
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

上を向いて歩こう

WHITE FOX制作。
文明が崩壊し全てが滅んでしまった世界。
チトとユーリは愛車ケッテンクラートに乗り、
瓦礫と化した廃墟を当てもなく彷徨う。

陰鬱でディストピアな世界で、
ゆるいキャラのゆるい会話が心地良い。
BGMは芸術点高し。
登場人物も少なく静かな時間が流れています。

戦争後の瓦礫の山、
放置された機関銃、砲台、戦車。
2人の少女が多層構造の都市を彷徨い、
「戦争」について「食料」について、
そして「生命」について学んでいく。

真っ暗な世界を照らす月明り。
満点の星空を明るいねと言った、
ダイアローグがとても印象に残りました。

5話視聴追記。
{netabare}人が「音」の素晴らしさに気づく。
その対比としての静かな終末世界。{/netabare}
設定の持ち味が存分に活きた素晴らしい演出でした。

最終話視聴追記。
生命の営みに欠かせないものが、
シンプルな形で提示され、
壮大なシナリオでもないのに染みる。
この静寂の世界が如何に雄弁だったのか、
学ぶべきものが多い素敵な作品でしたね。

主役の声優2人に盛大な拍手を。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 105

85.3 8 マイペースアニメランキング8位
女子高生の無駄づかい(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (831)
3314人が棚に入れました
ちょっと残念な女子が集う、さいのたま女子高校を舞台に、とてつもないバカ・田中(通称:バカ)、アニメや漫画を愛するオタク女子・菊池(通称:ヲタ)、いつも無表情でロボットのような少女・鷺宮(通称:ロボ)を中心に、個性豊かで魅力的な仲間たちが、女子高生というキラめきに溢れた青春を無駄に浪費していく抱腹絶倒のJK学園コメディが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
赤﨑千夏、戸松遥、豊崎愛生、長縄まりあ、富田美憂、高橋李依、佐藤聡美、M・A・O、興津和幸
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ひらひらと神が舞い降りた第七話

<2019/7/6 初投稿>
原作未読。
観始めなので評価はデフォルトの3.0

今1話観ました。
モテたい、彼氏を作りたい
そんなことばかり考えてる女子高生が主人公。
ボケ役です。

つまりコントアニメ。
主人公のボケ役の子は個人的には好感度高く、割と面白い。

しかし。
おしむらくはツッコミが弱い。
ツッコミは大事。

ヒナまつりの新田さん並みのツッコミ役がいれば化けるのにな。

<2019/7/16 追記>
錦織を圧倒したフェデラーを
最後の最後、精神力だけで打ち倒すジョコビッチ
ジョコのメンタルはどうなってるんだろう?

というわけで2話観ました。

今週のツボ
「足が曲がらない病気」
なんか昔、そんな話聞いたことある 笑
下手な少女漫画あるあるだったかな

ところで作者はヲタに自己投影してますね。
ヲタのエピソードの時、やたら生き生きしてました( ・∇・)

<2019/8/5 追記>
5話まで見たんですけど。
主人公のバカ、割と好きなキャラなんですけどねえ。
笑いがつまらない。

周囲のキャラの方が面白いんだよなー。

ところで毎回出てくる公園とか通学路、妙に雰囲気が良いっすね。
実在なんでしょうか。

<2019/8/16 追記>
第7話
街ブラ番組なんかで定番の顔を嵌める観光地の"あれ"
実際やってみるとさして面白いわけでもない"あれ"

そんな"あれ"で奇蹟的に笑いに包まれてしまった。
それは笑いの神がひらひらと舞い降りた瞬間。

このアニメ、たまに一発入る。
侮れないっす。

<2019/8/24 追記>
8話、水着回。

確かに水着回だったけど、笑いのツボはフジツボでした。

秋田だったか青森だったか
食用フジツボの養殖やってますね。
食用は結構でかい。
高級和食店で出されてるそうです。
一説では精力剤だとか。

まあでもフジツボと言えばやはり
「膝の皿の裏側にびっしり」
の都市伝説が定番で私はちょー苦手です。
群体恐怖症の気があるのかも

<2019/9/16 追記>
11話

今回はぴーなっつPの話(ウソ)笑
それにしても落合福嗣さんはモグゾウといい凡田夏之介といい、良い味出してます。

今回は「何も知らない{netabare} お父さんが突然客で来てうろたえるキャバ嬢{/netabare}」みたいな話・・・であってますか( ・∇・)?

主役はヲタですが
ヲタ回はやっぱり作者の情感こもってる気がするなー。

もうすぐ終わりなのでとりあえず評点つけてみました。

ワセダとミロの区別がつかなくなりつつあるのは私だけでしょうか?

<2019/9/22 追記>
最終12話

最終話は初心に戻って「バカのボケ」と「ヲタのツッコミ」そして「ロボの放置プレイ」

こう書くとこの3人、
最近人気のお笑いトリオ「四千頭身」と同じ構成なんですね、
ということに気がつきました。

それはさておきネタ自体はかなり面白かった。
原作だったらおそらく大爆笑してたと思う
読んでないから想像だけど

ところが自分にはヲタの声がどうもダメでした。
ツッコミのリズムもさることながら、「元は綺麗な声した女性が無理矢理低い声出してる」感がどうも苦手。
普通のトーンの女性の声でも十分だったのにな

原作が大好きな場合を別にすると、「声優の声が合わなくて困る」って自分はほとんどないんですよ。
記憶にない。
もしかしたら過去レビューでどっかの作品にそんなこと書いてるかもしれないけど少なくとも今は思い出せない、くらいない。

↑の方で「バカのキャラは好きだけどボケがつまらない」なんてこと書きましたけど、バカのボケがどうこうというより、ボケへのツッコミの方がどうも自分の中ではハマってなかったようです。

それがなければ評価プラス0.3ぐらい上がってたかも。

でも他の方のレビューではヲタの声×って全くないからたぶん自分が合わないだけなんでしょう。

<2019/9/24 補足>
ヲタの声が苦手、というのは正確に言うと「ヲタのツッコミの時の声が苦手」というかなりマニアックな苦手です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 61

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

1話切りした人もったいないですヨ

2019夏アニメ開始早々
「女子高生の無駄づかい」1話観て視聴断念してました。

あにこれも途中まで今期ナンバーワンの地位を走っていたので
ずっと自分には合わない作品だと思っていました。。。。

後日、たまたま
11話を観て「あれ、面白いぞ」と感じてしまい、
10話を観て「えっ、面白いぞ」と感じてしまい、
 2話を観て「うわ、面白いぞ」と感じてしまい、
 3話を観て久しぶり声を出して笑ってしまいました
 4話5話6話7話8話9話観た後に改めて
 1話をみて「あぁ、やっぱいちばんおもしろくない」でした。

1話切りした人もったいないですヨ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 50

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

他愛もないから残らない

だらだら日常コメディー。
とりたてて、ストーリーはありません。
濃い個性のごった煮を楽しむアニメです。

中心人物は、バカ、ヲタ、ロボ。
バカは文字通りバカ。
ヲタはヲタの割には常識ツッコミ人。
ロボは無機質マイペースな変人。
三人のやり取りはトリオ漫才といえるでしょう。

脇を固める、ロリ、マジメ、リリィ、ヤマイ、マジョ。
皆それぞれのポジションで光っています。
あと、ロリ婆、マジョ妹、担任ワセダ(男)もツッコミ担当で加えておこう。
なかでもワセダのツッコミは一流。
その間髪入れない的確な技術は是非習得したいです。

私のお気に入りはヤマイ。
どうしても中二病患者を見ると楽しくて。
彼女の唯我独尊的な言動が微笑ましくて仕方ありません。

時々ツボに入る瞬間があって、笑いが止まらなくなります。
でも、どこだっけ?と今は思い出せません。
瞬間的突発的に笑ってストレスを解消する作品だから、まあいっか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 39

69.6 9 マイペースアニメランキング9位
あまんちゅ!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (506)
2335人が棚に入れました
魅力的で美しい世界観とキャラクターで人気だった『ARIA』の天野こずえさんが、アリアの次に書き始めた漫画作品がついにアニメ化!ダイビング部に所属する海が大好きな少女・小日向光と、都会から転校してきた内気な少女・大木双葉を中心に、日常をゆるく描いた学園ストーリー。

声優・キャラクター
鈴木絵理、茅野愛衣、大西沙織、梅原裕一郎、伊藤静、久保ユリカ、井上喜久子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

正統派のガールミーツガール

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルとしては非常に珍しい、ダイビングアニメ。場所は伊豆。ダイビング入門としてはやや物足りなさは感じるが、雰囲気や音楽で癒されるアニメとしては及第点以上♪ 今期(2016夏)は、癒し系アニメの水準が高かったと思う。「甘々と稲妻」や「NEW GAME」とか。その一角として、十分に見ごたえのあるアニメでした。

2期あったら観たいと思います♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
うん、青春だな(笑) 名言を言っては照れてる感じが良かった。たまに、ホントに良いこと言うし(7話目の「友達が+の時間を過ごしているのに、自分が寂しがったら±0」とか良かった)。

トゲはなく、安心して観られる作風。日常回をはさみつつ、ゴール地点に向かって少しずつ前進していくストーリー展開で、意外と飽きがこなかった。

音楽は流石のクオリティだが、坂本真綾さんの力が大きいかな。

ダイビングアニメなのに、水中の作画が思ったほど良くなかったのが、この作品の最大の弱点(むしろ陸上の方ががんばってた印象)。まあ、京アニとかP.A.WORKSを基準にしてはダメ(期待しすぎ)か。でもそれ以外はこれといった欠点も見られず、良アニメの部類に入ると思う。

ただ、序盤からピカリのキャラ頼みになってしまい、終盤は正直ダレた。もう少し序盤から、先輩方を生かすか、より一層、ダイビングを見せても良かったかも。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
キャラデザは好み分かれそう。絵は、期待したほどではない。なんか、音楽とかアリアっぽすぎて、むしろファンほど怒るんじゃ? それとも喜ぶのか? まだまだ様子見だけど、多分このペースで進むんだろうね。とりあえず、光はナイスキャラ♪

第2話
やはり、スカートのデザインが気になる。普通(にミニとか)の方が良くない? 「走りにくそう」とか考えちゃうw ガールミーツガールのストーリー。今のところ、光のキャラで成り立ってますね。ちなみに、卒業式や入学式に桜が咲くのは、関東以南の方の感覚で、岩手では、4月だって下手すれば雪降りますよ(笑) 桜はGWに楽しむものです(笑)

第3話
光は「ただの明るいバカ」じゃないんですね。さらに良い感じ♪ なんかこう、私の中では、部活=「インターハイを目指す」という熱血路線なので、こういう、趣味の延長線上のような、「楽しむ部活」って昔から、「憧れと侮蔑」という、相反する複雑な感情を抱いてしまいます。いや、ただの嫉妬ですな~(苦笑)

第4話
新しい出会いや、新しいことに挑戦するって、大事だね。ついつい日常に甘んじてるけど、自分さえその気になれば、色んなことができるんだと感じた。ダイビングだってしたことないけど、その気にさえなれば、明日にだって出来る。自分が知らない世界って、世の中にまだまだある。意外と純情なピカリ、可愛い♪

第5話
白いジャージって洗濯しにくいから、普通ないよねw ブルマって、昭和か(笑) ピカリのキャラって初めてのパターンで、かなり好き! チョークであのクオリティ……美術部なの?w つーか、携帯の形とか含め、時代設定は現在ではなく、10年くらい前にしてるのかな? なんの意味が……?

第6話
ここまでは基本的に、ピカリがリードし、てこが成長する、という展開ですが、そろそろ逆を観たいですね。こういう作風に「マンネリ」と言うのは不粋だけれど、やはりそれを感じる。

第7話
モラトリアム全開やなw なかなか哲学的な回でしたね。「友達が+の時間を過ごしているのに、自分が寂しがったら±0」という台詞はかなり素敵でした。「雨の日には雨の中を。風の日には風の中を。 byみつを」w

第8話
そだね、ここまでピカリ頼りだったから、そろそろサブキャラにも光を当てないとね♪ 姉さんが恥じらう乙女になった時の弟君の描写は、斬新やった(笑) 弟は弟なりに姉を心配し、語り手が替わって、姉は姉なりに弟を心配する。良い♪ どうせなら、Bパートまるごと使って、姉さん目線の弟君の話をしても良かったとは思います。握力33㎏は、大したことないよ、剣道部の女子なんで、全国レベルなら50㎏とか普通にあるしw

第9話
中学生てこ♪ ちゃんと「少し」幼く描けてますね♪ てこが冒頭で感じた「むなしさ」は、すごくよく分かる。私は、旅行とか行くと、むしろ絶対に写真なんて撮りたくない。アインシュタインが「学校で習った全てのことを忘れた後に、それでも残っているのが真の教育だ」と述べていた。それに近い感覚。写真に残さないと忘れちゃう程度の思い出ならいらないというか、そうじゃない思い出だけを残しておきたいというか。(誰かの為に撮る写真は好きなんだけど、自分の為に撮る写真は嫌いなんだよね、伝わらないなw)。その解決法は、正直予想の範囲内。にしても、ピカリは良い子だな~♪

第10話
ピカリの髪型が変わってたけど、アップも似合うね♪ 今回は「女子会(回)」ですね(笑) ちなみに、水着選びで迷ったことは、生涯ない(笑) てか、てこ、ワンピは体型に自信ないと着られない水着らしいっすよw 女子会らしく、歯に衣着せぬ女子トーク、ナイス! 「迷うはチャンス」……今日の名言、来たね! 明石家さんまさんが、「緊張しなくなったら、芸人終わり」って言ってました。緊張=失敗したくない=向上心 とのこと。似てる気がする。

第11話
手乗り子猫可愛すぎでしょ(笑) 最終話1話前にして、ダイビング関係なくなってるやん(笑) そして、ここにきてのアリアのオマージュか、ファンサービス回だね♪ まあ、次話はガチでダイビングするんだろうし、これでも良いんじゃないかな。

第12話
いよいよメインの海洋実習。パブリックビューとオウンビューを使い分けながら、ダイビングの様子をしっかり伝えようって感じでした。ただ、水中の作画がカクカクしてたのが気になりました。ラストのピカリの告白も良かったです。確かに、ピカリのような子を「ウザイ」って思う人もいるだろうね。ああいう、前向きで強引に見えて、ちゃんと繊細で微妙に暗い影があるのがまた、ピカリの良さですね!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 41

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

物事に対して前向きになれます。元気をもらえます。

とても気持ちの良い作品です。
このアニメを見ると、前向きになれます。元気をもらえます。
人生に悩んでいる人、学校や会社でストレスを感じている人にお勧めです。

あらすじ:
東京から引っ越してきた高校生の大木双葉(愛称てこ)が地元の小日向光(愛称ピカリ)と出会い、少しずつ成長していく物語です。

ピカリは、太陽のように明るい性格です。
てこは、元々引っ込み思案で根暗でした。学校へ行くのも嫌な消極的な少女です。
でも、ピカリと出会い、あだ名を『てこ』と命名され、初めて友達ができます。
てこは、次の日から、ピカリがいるので学校へ行きたいと思うようになりました。

私たちの周りにも、ピカリのような子がいると、救われる人が沢山いると思います。
あの人が笑顔で応えてくれるから学校へ行きたい、会社へ行きたい。
動機は不純ですが、それがきっかけで前向きになれば、結果オーライだと思います。

ピカリがてこに言った言葉 
『今日を幸せだと感じる人は、明日も幸せを感じられる。
 今日を不幸だと感じる人は、明日も不幸を感じてしまう。』
は、とても感動しました。確かにその通りだと思います。
人間は、考え方一つで幸せにもなれるし、不幸にもなれます。
だから、私も気持ちを切り替えて、幸せを感じるようにしたいと思います。

それ以外にも、ピカリは感動することを結構言います。
ピカリの言葉で前向きになったのはてこだけではありません。
私も、アニメを見ている人たちも、前向きになったと思います。

総監督は、ARIAの監督だった佐藤順一さんです。
佐藤さんの作品は、いつも安心してみることができます。

オープニングは、坂本真綾さんの Million Clouds です。
エンディングは、てこぴかりの、ふたり少女 です。
どちらも美しく気持ちの良い歌です。 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 42
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ドキドキを超えて、わくわくを抱きしめて

原作未読 全12話

みんなの前で話すと顔を真っ赤になるほど引っ込み思案な性格の大木 双葉(おおき ふたば)通称「てこ」は、高校入学前に東京から伊豆へ引っ越ししてきました。同じクラスに元気で明るい性格の小日向 光(こひなた ひかり)通称「ぴかり」と出会い友達となりました。てこは自分を変えたいとぴかりとともにスキューバダイビング部に入部して少しずつ成長していくお話です。

原作はARIAの天野こずえさん、総監督をARIAのアニメーション監督の佐藤順一さんということで、ARIAと雰囲気が似てますね~ {netabare} (ARIA社長と同じような猫も出ていましたねw){/netabare}

てこがスキューバダイビングの初心者ということもあり、お話の中で丁寧に教えてくれるので経験のない私にとっては非常に分かりやすかったです。

ARIAと同じように口癖や変顔も出てきます。ぴかりの口癖はちょっと多すぎた感じがしましたね。

また、2人以外のキャラで先輩の二宮姉弟は漫才みたいなやりとりが面白かったですね。ちょっと弟さんがかわいそうでしたがw

心地いいひと時でした。

まだまだスタートラインに立ったばかりです。続きを観たい作品ですね。

ARIAの雰囲気が好きな方にはおススメです^^

OPは坂本真綾さん、優しい歌声と美しい海の作画がマッチしてましたね。大好きな曲です。
EDはてことぴかりこと茅野愛衣さんと鈴木絵理さんが歌っています。作画も曲もほのぼのとしていますね。

最後に、びかりの祖母が作る豚汁美味しそうでしたね。

追記
ATXでTV未放映の13話観ました^^
双葉の東京にいるときの親友2人が遊びに来たお話でしたね。
親友の声がARIAの灯里役の葉月絵理乃さん、藍華役の斎藤千和さんが演じていました。
性格もARIAのキャラと似ていて、コラボした感じがしましたね。
お話も素敵でした。~あどばんす~楽しみです^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 35

71.7 10 マイペースアニメランキング10位
鬼灯の冷徹 第弐期(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (281)
1449人が棚に入れました
これは地獄のお話。
あいもかわらず亡者で溢れかえっている地獄では、閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大王の補佐はもとより、亡者の呵責や獄卒たちの指導に、現世への視察と大忙しの日々を送っていた。
そんな鬼灯といつもの愉快な仲間たちに、鬼灯の幼なじみや双子の妖怪、自由気ままな雪鬼などなど新たな面々も加わり、騒々しくも楽しい地獄の毎日がいま再び幕を開ける!

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、喜多村英梨、青山桐子、柿原徹也、種﨑敦美、上坂すみれ、平川大輔、遊佐浩二、佐藤聡美、小倉唯、諏訪彩花
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

鬼灯様の”面白地獄案内!”

原作未読。

地獄を舞台にしたコメディの第2期。

歴史上の人物やおとぎ話の登場人物が地獄で獄卒として働いていたりするものだから・・・。
鬼灯さんの分かり易い解説が、耳に心地良い。

獄卒のウサギ・芥子ちゃんと座敷童子の一子と二子が面白く、可愛かった。

第6話。{netabare}咲耶姫のくだり。
まさかこの後、同クールの別作品で、再び咲耶姫の話を耳にするとは・・・。
{netabare}ちなみに、このはな綺譚の第9話。{/netabare}
この時はだれも予想していなかったでしょう?(笑){/netabare}

この手の物語はいつまででも見ていられる。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

実写化灼熱望

実写化して地獄の恐ろしさを見せしめていただきたい。
コメディー部分を除き、地獄の罰のみをひたすら再現し、
罪びとの行き着く先、辿り着かない終わりを映す。

そうすればこの作品を観て
「地獄も面白そうだし、そろそろ人生を終わらせるかぁ」
と世迷い言を抜かすアホを減らせる可能性があるかも。
いるのかどうだか知らんが。
・・・まあ言うだけならいいか、いや言うことも思うすらも罪か??


さて、原作はちょいちょい読んでおります。
一話完結なので面白いから読み続けることはあっても
きっちり一話を読めば、続きを読まなくても大丈夫。

内容は地獄コメディー。

日本では古くから仏教と神道が根付いているので、
それらに基づいた地獄は複雑怪奇です。
古事記と経典を読んで学びましょう。
わ、わたしも古事記は持ってますよ。
ちゃんと、読んで、読みますよ、生まれ変わる前に。

数百年数千年の時代の流れに伴い、
地獄社会も成長し成熟しながらも変化を続けております。
変化のない事業は破滅の一途を辿りますからね。

主人公は閻魔大王の補佐官、鬼灯(ほおずき)様。
そしてマスコットキャラは桃太郎の仲間、犬のシロさん。
登場人物はその他大勢。
その、あの、マジで登場人物が多いので説明無理です。
日本の地獄事情は中国とも関りが深いので、
作品では桃源郷も出てきます。


このアニメ作品でも一話完結で物語が描かれております。
静かな情熱と冷徹と厳格さを持って職務を遂行する鬼灯様、
好き好んでやっているのですが、傍から見れば完璧過ぎるブラック社畜。
そして愛らしいシロさん。
そしてその他大勢。

OPでシロさんが「魑魅魍魎って絶対書けない」と困り顔になります。
撫でたいその真っ白な毛並み。
EDは話が進むに連れ少し変化しております。
さすが何千何百年も続いた地獄事業、抜かりはありません。

一期を観ていないのでその違いは評価できません。

いつもは女性キャラの評価をしているのですが、
強いて評価するならキャラデザについてしましょうか。
キャラの顔が特徴的なのですが、
まず饅頭顔。
女性キャラはそれが顕著。
そして眼が大きめ。
女性キャラは真ん丸で大き目が多いが、
垂れ目、猫目、黒目部分の大小など割とバリエーションが豊富。
基本は目が大きく黒目部分も大きい。
私の中では勝手に「いきなり団子顔」と表現している。
他の表現もなくもないのですが、何かそれではないと思うし使いたくない。
けど、その特徴的な女性の顔もかわええですよ♪

あとマキミキならミキちゃん派です。
どっちも好きですけどね。


この作品の何が面白いかってなかなか表現しづらいのですが、
地獄を学べる、
ブラックユーモアコメディ、
時事ネタ多少、
現世に行く話があるのですがBGMのチョイスが秀逸、という普通にBGMええ、
お化けや神様も出てくる、海外からも出張してくる、
登場人物が非人なので非常に魅力的、動物も聖獣も幻獣も出てくる、

そういえば動物(っぽいのを動物とする虫とかも含めちゃう)
の造詣がきれい。
すごい写実的と思えばちゃんと古典的な資料に則ってそうだし、
と思えばうまくデフォルメされていたり、
うん、
この作品の動物みんな好き♪

基本、一回で二話構成。
どの話も全てが面白いとは言い難いが、
ツボな話は爆笑する。
つまらなくても一つ二つは知らない知識や情報が手に入る。
※この作品のネタ以外の情報が正しいかどうかは確信はない、
 けど作者さんや編集さんが良く勉強してそう

3期観ます。1期も観ないとなぁ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

騒々しくも楽しい地獄の毎日が今再び幕を開ける!

1期は録り貯めした分を一気見して色々笑わせて貰ったので、続編は絶対リアルタイムで視聴しようと心に決めていた作品です。

地獄のごくありふれた日常を切り取って描いたこの作品ですが、この作品の特徴といえば、何といってもキャラが活き活きしている事でしょうか。

鬼灯さんのどSっぷりは相も変わらず健在…
1期を視聴した時には上司と部下から信頼されている理想の中間管理職像だと思っていました。
もちろん、その印象は今でも変わらないのですが、だいぶマイペースな方だという印象が付加された感じです。
そして恨みがとても根深く、やり方がねちっこい…
でも何だかんだ言いながら閻魔大王の事を気にかけている、そのギャップは嫌いじゃなかったです。

相も変わらず健在といえば閻魔大王もでしたね…
地獄で一番偉く、強大な力を持っているのが閻魔大王…のはずなのですが、この作品では閻魔大王のどの辺が凄いかが全く分からないのが面白さのポイントだと思います。
CVの長嶝高士さんの演技も閻魔大王の魅力に拍車を掛けていると思います。

この物語の切り込み隊長といえば、桃太郎ブラザーズのシロ、柿助。ルリオの3人組です。
彼らが口火を切って鬼灯が切り返して物語が動いて行く…というのが一つのパターンなのですが、シロなんかが特にあっけらかんとしているので、パターン化していても飽きがこないんですよね…

でも今回の作品で個人的に一番気になったのが座敷童の双子の少女です。
1期を視聴したのが約3年前になるのでうろ覚えですが、1期には登場していなかったと思うんです。
登場していたら覚えていると思うんですが…
だって、この双子の少女のCVは、さとさとと小倉さんですよ…
それにあんなにセカセカと画面の中を縦横無尽に走り回るんです。
このインパクトって結構強烈だと思うんですけど…

この座敷童の女の子…顔立ちはとても可愛い上、キャラの仕草や言動と声優さんの声質がしっかり噛み合っているんです。
メインの役どころではないので登場する機会は限られていましたが、登場するのが楽しみなキャラでした。
閻魔大王のお腹の上で二人でスヤスヤ眠っているシーンなんか可愛さ炸裂です。
次はもう少し登場機会が増えるのを期待しています。

座敷童の他に個人的に高評価だったのが芥子でした。
パッと見は可愛い兎さん…でも一度スイッチが入ると真っ赤な目をした狂暴兎に早変わり…
そのギャップが私のツボに入ったようです。
CVが種崎さん、というのもポイントに加算されていますけれど…

タイトル通り騒がしい地獄の日常…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、地獄の沙汰オールスターズの「大!地獄地獄節」
エンディングテーマは、上坂すみれさんの「リバーサイド・ラヴァーズ(奈落の恋)」と最終話だけ「地獄の沙汰も君次第」
上坂さんのしっとりとしたエンディングは言うに及ばず…
でも思わず笑ってしまったのがオープニングで聞こえてくるシロの一言です。
「魑魅魍魎って絶対書けない…」
はい、私も書けませんので…

1クール全13話の物語でした。
1期も相当の人気作でしたが、2期も同じくらい人気が出るんでしょうね。
続編「第弐期 その弐」が2018年4月より放送される事が決定しているようですから…
もちろん続編もリアルタイムで視聴するつもりです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

70.3 11 マイペースアニメランキング11位
川柳少女(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (288)
1160人が棚に入れました
言いたいことは五七五の川柳で伝える女の子・雪白七々子と、見た目は怖いけど心優しい文芸部の毒島エイジ。たった17音で紡がれる2人の日常は、いつだって幸せいっぱい!

声優・キャラクター
花澤香菜、畠中祐、矢作紗友里、逢田梨香子、久野美咲、上坂すみれ
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ざーさん喋んなくても良かったのでは?

原作未読


タイトルに惹かれたのがきっかけ。“文学的”ななにかを期待しての視聴開始です。
蓋をあければ、コミュニケーション手段が川柳のみという内向的な少女をヒロインにしたラブコメ寄りのショートストーリーでした。1話15分で全12話。
雪白七々子(CV花澤香菜)が自分の想いを五七五で短冊に書きとめて、周囲が各々アクション/リアクションしていく進行が基本的な流れです。


で、これ、、、ツッコんだらだめなんでしょうけど、すごい不自然です。
{netabare}何より不自然なのは、ヒロインがなんでこの方式!?を採るまたは採らざるを得なかったかの説明が最後までなかったこと。特異なコミュニケーションスタイルの理由背景は欲しかったかな。{/netabare}

短冊どこにストックしてんの?
いつ書いてるの?

なーんてのは微塵も気にしてません。会話があっても二往復止まりです。それは筆談しかも五七五縛りと制約があることが影響しているのでしょう。会話の内容もテンポも悪くなってしまいました。
また、七々子が句を詠みあげる音声が視聴者には聞こえても、登場キャラには文字情報だけでリアクションする設定ですから、キャラと私たちとで受け取る感覚に差が生じます。


そして川柳…

捻りもなければ奥行きも感じられない凡句のオンパレード。俳句や川柳は短い語の組み合わせだからこそ言外に意味を含ませるようにするものです。堅苦しいものではありません。サラリーマン川柳の入賞作など身近なやつを検索してみればわかります。
または技法。韻を踏むことも言葉遊びもありません。あくまで口頭会話の代替手段で音だけを五七五に収めただけ。それ以上の意味を成さないため五七五が単なる足枷にしかなってないのがもったいない。設定の独自性をもっと活かして欲しかったところです。

{netabare}例えば、
 ・回の終わり “今日の一句” のようなパートで渾身のやつをあてがうとか。
 ・返歌のイメージで以前詠んだ句を想像させるような句をもってくるとか。{/netabare}

それなりに川柳だということを意識させる仕掛けをやろうと思えばできたはずなのに。
音や動きの入るアニメだと原作漫画では目立たなかったであろう“粗”が出てきちゃったんでしょう。漫画止まりでアニメ化しないでも良かったのではないかと思います。



そして悲しい哉、設定を活かせないぶん他で活路を見出さざるを得ず、皮肉にもそこが本作の良いポイントとなったように見えました。
以下の点だけでもニーズはあると思いますので、ご興味のある方はどうぞ。それは、

 雪白七々子の表情

句を披露する時。相手の反応に応えるかたちで。はにかんだり、恥じらったりと。このへんのざーさんの演技はさすがです。画も表情は頑張ってた気がします。
恥ずかしがり屋さんがもじもじするところを愛でるにはとても良い、とあまりその気のない私でもそう思うクオリティでした。

{netabare}結局キャラでもたせるしかなくて、絵でのみ会話する子を登場させたり、水着回(第8話)設けて隠れ巨乳設定入れてみたり、と後半は顕著になっておりました。{/netabare}

ヒロイン以外では、喋らない七々子の通訳としての片桐アマネ(CV矢作紗友里)の存在が救い。矢作パイセンのツッコミはさすがのキレがあります。
想い人のはずの毒島エイジ(CV畠中祐)がここにのっかかってくればもう少し違ったでしょうが、七々子と双璧をなす存在感を発揮できたか?または見事な引き立て役を演じられたか?というとどちらも中途半端だったと思います。これは演者の力に依るところが大きい。



総論としてはこんな感じ↓


 川柳で なくてもいいじゃん キャラだけじゃん


コミュニケーションの不自然さはしょうがないですが、私の場合“文学的”ななにかを期待してしまったことで追い打ちをかけられちゃいました。これはもう私の失敗です。


うーん、これ全く別物になるんでしょうけど、七々子の句を会話相手が代読するみたいな台本は考えられなかったんでしょうか?
七々子の表情の豊かさはそのままに。ざーさんの台本は「あ」とか「うーん」止まり(笑) ここに全てを集中してもらうのです。
「なんて贅沢な使い方をするんだ」と話題先行させといて、ここ一番でざーさん情感たっぷりに句を読み上げる(心の声)!みたいなので良かったんじゃないかなあと夢想してます。



■余談
エーちゃんは「しゃばい」と何度言っただろう 若い子は分かるんかいな



----
視聴時期:2019年4月~6月


2019.06.24 初稿
2019.07.17 修正
2020.01.27 追記

投稿 : 2024/04/20
♥ : 47
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想を 川柳使い まとめたいw

[文量→中盛り・内容→各話感想系]

【総括】
設定が 少し変わった ラブコメだ。

川柳で 気持ち表す リズム良し。

ヒロインが アワアワしてて 可愛いし。

暇なくも ショートアニメで 観やすいよ♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
五七調、使って書こう、本レビュー。これ以下は、長歌形式、使いますw

1話目「しゃべらない ことで引き立つ 魅力かな」
{netabare}
散々に、やりつくされた、ラブコメも、ガチでしゃべらぬ、ヒロインは、レアな存在、ちゃんと可愛し。
{/netabare}


2話目「短冊に その使い方 あるんかいw」
{netabare}
短冊を、フルに使いし、その姿勢、作者のセンス、こだわりに、好印象だ。新キャラの、琴姉いつか、ライバルに、なってくるのか、わからぬが、七々子には、勝てぬ戦い、無理せずいこう。 {/netabare}

3話目「遊園地 異世界だから 言えること」
{netabare}
先輩が、いい性格を、してやがるw 序盤はギャグが、満載で、靴ナメるとこ、笑ったわw。遊園地、普段は言えぬ、ことだって、言ってしまえる、七々子さん。あざといが、確かに萌えた、靴紐に、気づかぬエイジ、総ツッコミだw
{/netabare}

4話「新しき コミュ障少女 ノリは良し」
{netabare}
川柳の、次は絵画で、表現を、している少女、登場し、ツッコミが、冴える部長の、キャラが立つ。既存のキャラの、関係を、崩さずプラス、アルファーを、付与す新キャラ、素晴らしい。七々子とエイジ、変わらない、イチャイチャを、温かく見る、キノの立ち位置。
{/netabare}

5話「Tシャツに 萌える童貞 愛らしいw」
{netabare}
どんどんと、七々子がデレる、ラブコメの、基本おさえた、展開が、面白いけど、マンネリに。サブキャラ使い、変化出す、けれど結局、ゲストキャラ。ユキ姉の、三角要素、必要かもね。
{/netabare}

6話「反抗期 ナナコは無縁 メチャ良い子」
{netabare}
父親の、暴走ネタを、取り入れて、マンネリ防ぐ、家族愛。されど記憶に、残るのは、ナナーコという、謎呼び名、後は七々子の、可愛さだけだw
{/netabare}

7話「雨の日も 小屋壊れても 素敵な日♪」
{netabare}
雨で髪、気にする七々子、ちゃんと女子。えいちゃんの、ウサギ伏線、活かしてる、サブキャラもいて、賑やかな、回ではあるが、ふと思う。まともな人は、いないのかw 相合傘は、男のロマン(笑)
{/netabare}


8話「水着とは 何着るかより 誰着るか(笑)」
{netabare}
水着着る、前に選んだ、その過程、しっかり魅せて、萌えを生む。ビキニでも、カメオつけても、変わらない、結局誰が、着るかだから。
{/netabare}

9話「何人(なんぴと)も 恋するナナコ 止められぬ」
{netabare}
サブキャラの、日常見せる、それだけで、楽しく観れる、優秀な、アニメの証。ラーメンの、クダリはかなり、笑ったわw 麦わら帽子、似合ってる、恋するナナコ、無敵の可愛さ。
{/netabare}

10話目「何を見る よりも大切 誰と見る」
{netabare}
胆試し、演出わりと、ちゃんとして、ガチで怖がる、視聴者もw ホタル見た、感想上五、えいちゃんと。ナナコにとって、ホタルより、えいちゃんと見る、ことが大切。
{/netabare}

11話目「花火より 指輪が光る 河川敷」
{netabare}
お祭りで、テンション上がる、ナナコさん、可愛さ倍増、レア顔も。想い人、前で平気に、イカ焼きを、食べるナナコは、素敵だな。花火より、光るナナコを、見つけたエイジ。
{/netabare}

12話「川柳が 繋ぐ二人の 恋模様」
{netabare}
最終話、0話に戻る、構成に、消化不良を、感じるが、もし二期あれば、繋がるな。馴れ初めも、可愛い二人、応援を、したくなったな、これからも。まあ結局は、ナナコ可愛い、だけなんすけどw
{/netabare}

……もう2度と、こんなメンドイ、書き方は、しないと誓う、午前2時w このアニメ、結局ナナコ、可愛いくて、許されている、だけなんすよね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なるほど、少し変わったラブコメながら、アニメだと心の声も入るから、違和感なし。毒島君にも魅力あり。七々子も、大人しくて可愛いな。「なな、ご、ね(笑)

「しゃべらない ことで引き立つ 魅力かな」

2話目 ☆4
17音、崩れてない? 腹さわらせるとこ、可愛かったですね♪

「短冊に その使い方 あるんかいw」

3話目 ☆4
遊園地回、先輩、良い性格してやがる(笑) 靴をナメるマスコット(笑) 七々子、わりと積極的だな。

「遊園地 異世界だから 言えること」

4話目 ☆4
折った(笑) 別タイプのコミュ障害。実際の音声(笑) メタネタもあるんですね(笑) 意外としゃべる(笑) 優れた適応力、、、ノリツッコミ(笑) てか、川柳作れよ(笑) 「毎日君を見てるから(萌)w」

「新しき コミュ障少女 ノリは良し」

5話目 ☆4
しゃばいこと、って久々に聞いたな(笑) イチャイチャすんなや(笑) 言い直して攻撃力アップ(笑) 下ネタか(笑) 五位野雷(笑)

「Tシャツに 萌える童貞 愛らしいw」

6話目 ☆3
アグー、豚じゃん(笑) 反抗期娘を持つ父親は大変だな(笑) ナナコの、メンチ顔w 父親は、最弱だしな、家族内で(笑) ナナーコ(笑) ウサギって、食糞するんかい? 本当にエイちゃんうんち食べてるの?(笑)

「反抗期 七々子は無縁 メチャ良い子」

7話目 ☆3
ナナコ、意外とというか、結構ちゃんと女子だよな。この学校、まともな人間いないんかい(笑)

「雨の日も 小屋壊れても 素敵な日」

8話目 ☆3
水着ってほとんど下着、ですよね(笑) ホント、わりとよく喋る(笑) 赤子以来(笑) 短冊の可能性(笑)

水着とは 何着るかより 誰着るか

9話目 ☆4
恋するナナコ、可愛いな~。エイちゃんも、可愛いし。ナナコにいじめられてた設定は、良いと思う。エイちゃんに惚れる理由にも説得力が生まれる。サブキャラの日常を魅せるのも良かったね。

「何人(なんぴと)も 恋するナナコ 止められぬ」

10話目 ☆3
ホタル、普通に周りにいたな(笑) ナナコ、蛍キャラ、似合っているな。タロット手裏剣。これは怖いよな(笑) ででででも(笑) 気合い?(笑) エイちゃんと、から始めようとするあたり、本当にベタ惚れな(笑)

「何を見る よりも大切 誰と見る」

11話目 ☆4
ナナコが満面の笑みなのが良いね♪ ナナコ、叫ぶとか、テンション高いな♪ イカ焼きを食べるのがまた、ナナコの可愛らしさ♪ 指輪の伏線も効いてたし。

「花火より 指輪が光る 河川敷」

12話目 ☆4
中学生かよ! と思ったら、中学生だったな(笑) 9話のイジメ伏線も効いてたし、多少浅かろうと、エイジに惹かれる過程を描いてるのは良いね。

「川柳が 繋ぐ二人の 恋模様」
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 24

えりりん908 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

川柳で レビューしたくて してみます(`_´)

週末の 川柳少女 観てみたよ(@_@)
初回では 作画は割と いい感じ(^o^)
脚本は どうなんでしょう 微妙かな(-.-;

五七五の レベルの低さ 気に掛かる(>.<)
文芸部 名乗るのならば 和歌でしょう?
ちはやふる 気にして和歌を 避けたかな?

短冊と 筆はしっかり 持つけれど…
五七五を 歌い上げてよ 七々子ちゃん!
これもまた 花澤さんの 無駄使い?

然りとて 川柳少女 可愛くて(///▽///)♪
金曜の 夜はとうぶん 楽しそう(*^_^*)
フルバスも ぼっちもこれも いい出だし(^~^)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
漫然と 視聴終了 にべもなし(-.-)
ギミックの 川柳だけが みせどころ?
展開が 何もないのが 退屈で・・・
最後まで みてはいたけど 惰性かな(><)


川柳も 文藝なのに ぞんざいな!
原作が よくなかったのかも知れず(・_・)
短冊に なんのひねりも ないままに・・・
五・七・五が なかったならば 何もなし(๑`^´๑)


アニメには 不向きな素材 だったかも(ーー;)
青ちゃんの 引き立て役に なっちゃって(´△`)
ざーさんの ちからをしても 楽しめず( ・ὢ・ )
やっぱりね 川柳縛り 駄目ですよ!!!




■■■ここからは勝手に俳句詠みました■■■

つゆしらず庭木をすべる梅雨の露

傘の柄が隔つきみとの梅雨そぞろ

梅雨の降りみてTo Youと独りごち

梅雨のみず乳呑み児のごつつち吸いし

投稿 : 2024/04/20
♥ : 28

60.1 12 マイペースアニメランキング12位
破天荒遊戯(TVアニメ動画)

2008年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (78)
439人が棚に入れました
「世界を少し見てみたいと思わないかい?」という義父の思い付きで、突然家を追い出されてしまった少女・ラゼル。突然の事態に落ち込みつつも旅の連れを探していた時、彼女はアルゼイドという青年に出会う。彼の旅の目的、それは父親を殺した犯人を見つける事。これを知ったラゼルは、「アンタの人生、アタシが面白おかしく演出してやるわ!」と宣言する。こうして、アルゼイドは父親を殺した犯人を捜す為に、ラゼルはアルゼイドの人生を面白おかしくする為に、旅をする事になるのであった。

声優・キャラクター
小林沙苗、櫻井孝宏、三木眞一郎

アルカット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

人という字は、明らかに左のやつが楽をしている!

題名は、主人公である少女・ラゼル自身の性格や生き様をあらわした名台詞です。人という字は、左側の人間の方が、右の人にもたれかかっている。人と人とが支えあって生きているのは空想でしか無いと言いたかったのかなと思います。


 原作者の遠藤海成さんは、まりあほりっく等も書いた人で有名です。独特の感性とタッチを持たれた方ですね。

 私は、ドラマCDからこの作品に入ったクチなので、全10話と短いながらも、かなり楽しめました。

ですが。
「バロックヒート(CV三木眞一郎さん)が何故かいきなり仲間で、その経緯が説明されない」だったり、「内容をはしょったり」と、少しお話としては理解しづらい部分も有るかと思いますが、ラゼル(CV小林沙苗さん)やアルゼイド(CV櫻井孝宏さん)の名台詞のオンパレードでそこは十分カバーできていました。


 中でも私が好きなセリフは、これまたラゼルの「一緒にお茶でもしばき倒さない?」・・・最高ですね。どこからこういったセリフを思い付くのでしょうか。こんな事ラゼルに言われたら、付いていくしかないですw
こういったセリフから滲み出る人物像もまた、破天荒といったタイトルが付けられた理由の一つなのでしょうね。


また、声優ファンの方にとっては、小林沙苗さんがこういった声を出していた事はビックリされる方もいらっしゃるかと思います。ここ数年は少年声やおばあさんの声がメインになってらっしゃいますからね。新鮮かも知れません。


主題歌も、いとうかなこさんが歌っていてOPEDともに安定しています。全10話の中でも、少ないながら見所も有りますので、絶対のオススメでは有りませんが興味を持たれた方は観てみて下さい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

面白おかしい破天荒な旅

全10話じゃ物足りない…。
何気に気に入った作品です。


色々な経緯から、
ラゼル(14歳女)、アルゼイド(24歳男)、バロックヒート(28歳男)
の3人で旅をする物語です。
中身は全く違えど、「キノの旅」や「神さまのいない日曜日」が好きな方は楽しめると思います。
私は2つともお気に入りで、本作も同様でした。


『アンタの人生、アタシが面白おかしく演出してやるわ!』
これはラゼルがアルゼイドに出会ったときに放った一言。
まさにこの作品を象徴するかのような言葉であります。
作品名からしても、何となく明るい作品なのかなということは想像して頂けるかと思います。
ときにはシリアスを匂わせる話もありますが、
それでも全体をとおして笑って観れる作品です。


キャラが魅力的。
正直、これに尽きます。
旅の途中で起きる事件も面白いのですが、
それを解決する3人はもっと面白いです。
3人の会話のやり取り、言葉の掛け合いが笑えました。
ラゼルとバロックヒートに振り回されるアルゼイドに草。
それにラゼルは可愛らしかったです。

3人を見てるだけで不思議と心が温まります。
そう、ラゼルたちはそれこそ三位一体。
3人の強い"繋がり"がこちらまで伝わってくるかのようで、
観ててとても心地よい気分でした。


OP「Heartbreaking Romance」 歌ーいとうかなこ
ED「手の中の永遠」 歌ー引田香織

ED良い曲。
爽やかなメロディが素敵です。



ここまで楽しめるとは。
期待以上の内容で満足しています。
旅アニメって面白い。そう改めて感じました。

バロックヒートが破天荒チャンピオンだと思います。
次点でラゼル。
やはりアルゼイドの扱われようが見所ですね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「アンタの人生、アタシが面白おかしく演出してやるわ!」

2008年1月-3月TV放送。同タイトル漫画が原作。全10話。

タイトル通り破天荒な雰囲気のアニメ。
天真爛漫で傍若無人?自由気儘なようで何処かお人好し。
旅を続ける中で、色々な人と出逢い・・何だかんだと人
を助けてしまう事に・・それがどんな相手だろうと・・

「アンタの人生、アタシが面白おかしく演出してやるわ!」
そんなラゼルと目的が違う2人の男との愉快痛快な旅物語。

時には悪と解っていても切ない話も・・
善い行いにも悲壮感が漂う結果も・・

持ち前の天真爛漫な明るい性格で乗り越えていく♪

爆笑というほどでもないけど、そこそこ根明に笑える感じ
のコミカルな描写と・・多少残忍な描写と・・抑揚がある。

後半と言っても10話と話数短過ぎですが、一応登場人物の
掘り下げがあり、本当はこういう風に謎が多い的な展開。

色々端折ってる感じは否めないし・・世界観の一部として
の部分しか描かれていない感じだけど・・・逆に短いので
登場人物に魅力を感じて興味を持てた所で終わる感じかな。

その為そこそこ楽しめたけど途中で終わった感は否めない。
興味が出た人は原作読んでね~という雰囲気?

作画や音はそれなりで雰囲気は有り此処!という部分は
外さない感じで好印象だった。
キャラデザも甘すぎずに作風にあった感じかな。
14歳の美少女風=ロリ系小学生の様なアニメ多いので・・
そういうのとは明らかに違って視やすい。

アルゼイド:櫻井孝宏との出逢・・此処が私のツボ。
櫻井孝宏さんの声が良い感じ♪ 役で印象変わるね・・



ラゼル・アナディス:小林沙苗
義父・セラの思い付きで、突然旅に出されてしまう。
天真爛漫で快活で勝気。短気で我侭だが優しさを持つ。
「クマバッグ」を愛用。魔法が使え、肉弾戦も得意。
旅に出るまではセラと2人暮らしで、ファザコン。
幼い頃に訳あって実父に捨てられた暗い過去を持つ。
驚異的なネーミングセンスを持ち、かなりの方向音痴。

アルゼイド:櫻井孝宏/少年時代:甲斐田裕子
父を殺した人物(黒髪に青い目の女)を捜す旅をしてる。
銀髪赤眼のアルビノ。視力はあり日光を浴びても平気。
洗礼名:おにゃんこぽん。武器は前文明のアンティーク銃。
空間転移・治癒等の魔法が使える。クールで朴念仁だった。

バロックヒート:三木眞一郎
アルゼイドの旧友。通称「ひーたん」茶髪青眼。自称28歳。
女好きでよくナンパやセクハラ(特にラゼル)をしている。
好物は女、酒、煙草、シャワー、海鮮料理。男性嫌い。
出会った経緯は不明だが何時の間にか何故か旅に同行する。

キアラ:下野紘
バロックヒートの次兄。ラゼルの前に度々現れる自称「敵」
ラゼルを「俺のモノ」と言うが、真意や狙う目的は一切不明。

セラティード・アナディス:子安武人
ラゼルの義父で、バロックヒートの長兄。通称:セラ。
元々子供は嫌いだったが、現在ではラゼル一筋の親馬鹿に。
エンジェル・テクストにより魔法が使えるようになった。

嘯月:諏訪部順一:プロメテウス最高の科学者。16歳。
気分屋かつマイペースで、熱中すると周りが見えなくなる。
非常に飽きっぽい。周囲から「アホの子」と言われる。

フェイ・リゼット:野島健児:准尉。17歳。
常に鋏を持っているが、これは武器ではなく一切不明。
夢は可愛いお嫁さんをもらって温かい家庭を築くこと。

ソレスタ:谷山紀章
アルゼイドとバロックヒートの元戦友。

ヴィク:野田順子
警邏隊の重要書類を盗み、追いかけられていた女性。

サイキ:坪井智浩:ヴィクと知り合いの男性。

リィナ・レンフォード:中原麻衣
貿易商を営む父を持ち、大事に育てられた少女。

タキ:宮田幸季:リィナの使用人。

ノマ:根谷美智子:ロドリーと駆け落ちの約束相手。

ロドリー:藤原啓治:幽霊退治を依頼した男性。

ヴィンセント:氷上恭子:オフプレイ国王の隠し子。

ララウェル:清水愛:墓の前で拾われた少女。

ジェンフープ:遊佐浩二
ララウェルと共に宿屋を営む男性。

マデイラ: 大浦冬華
ラゼル達が宿代わりとして訪れた屋敷に住んでいた女性。
出来の良い妹(声:後藤沙緒里)に劣等感を抱く。
祖父(声:有本欽隆)が遺した宝物探しをラゼル達に頼む。


エルマー:三瓶由布子
父の敵を討つ為にリィズフェルトの命を狙う少年。
ラゼル達と共に監獄に入れられてしまう。

リィズフェルト:長嶝高士:アリアメイル監獄の所長。
地下闘技場でゼロサム・ゲームを催していた。

ロマリオ:松来未祐
ラゼル達がサーカスで出会った少年。

イリージャ・バートネル:斎賀みつき
サーカス団の座長を務める女性。

ヴァイオラ:イリージャに造られた"子供"。

ルドヴィカ:名塚佳織:アルビノの少女。

ファビエン・ローズ:小形満
ラゼル(ラゼンシア)の実父。

イリリア・ローズ:田中敦子
ラゼル(ラゼンシア)の実母。

クラリサ: 川澄綾子:ラゼルのクラスメイトで親友。
ラゼル曰く「べらぼうの美少女」。極度の男嫌い。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

68.6 13 マイペースアニメランキング13位
家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ(TVアニメ動画)

1981年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (49)
266人が棚に入れました
世界名作劇場第七作。厳しい無人島のサバイバル生活を、家族揃って楽しげに切り抜けていく物語が人気を呼ぶ。スイスに住むエルンスト医師とその家族は、医者が不足しているという未開の地オーストラリアに出向くことに。しかし旅の途中乗っていた船が沈没。命からがら近くの孤島へ逃げのびた一家はそこで自給自足の暮らしを始める。長女フローネはそんな境遇にもめげず、元気に美しい自然と戯れるが…。

声優・キャラクター
松尾佳子、古谷徹、高坂真琴、平井道子、小林勝彦、小林修
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

人間として、家族として理想的な在り方。

世界名作劇場シリーズは登場人物が苦境に立たされるものが多いと思いますが、フローネの境遇も中々のものです。


あらすじ
{netabare}
ロビンソン一家は、居住地であったスイスから転勤のため家族総出でオーストラリアに移住することになる。
移住を決める際一悶着あったが、なんとか全員でオーストラリア行の船に乗り込んだ。

しかし一家はその航海の途中で大嵐に巻き込まれ船は座礁してしまう。父エルンストの機転で急ごしらえのイカダを作り一家は船からなんとか脱出。

イカダが偶然たどり着いた陸地はなんと無人島。その日から一家の無人島生活が始まる・・・・・・。
{/netabare}


それまで裕福な暮らしをしていた医者の家族が、一転して無人島でのサバイバルを強いられることになる。過酷な物語です。

今思うと、当時イギリスの植民地であったオーストラリア自体あまり治安の良い場所でなかったと聞いたので、どちらにしろサバイバルなのでは・・・とも思いました(笑)


いきなり無人島に放り出されたことによる絶望や、島で待ち受ける様々な苦難の連続に、一家は打ちのめされます。

しかし、フローネはじめロビンソン一家の人々はお互いに助け合い励まし合い、この苦難に逞しく立ち向かっていくのです。


では、そのロビンソン一家の紹介です。
{netabare}
まず一家の大黒柱であり父親のエルンスト。

彼は世界中どこを探し回っても見つからない位に頼もしい父親です。

医者として彼より腕の立つ人間はいても、彼より精神力が強くこのような過酷な場所で生き抜いていける人間は存在しないでしょう。

彼の判断力と行動力、そして家族を支えぬく家主としての責任感の強さは驚嘆に値します。


次は子供達の支えである母親のアンナ。

最初こそ現実を悲観して頼りないものでしたが、次第に元来持つ芯の強さが表れはじめ肝っ玉母さんとして活躍していきます。

子供達のため・家族のためを思うと無類の強さを発揮する、頼もしい女性だと思います。

気品に満ちた人柄で、どんな環境でも身辺の整理や子供達の教育そして自尊心道徳心を忘れない、大人の鏡です。


そしてしっかり者で一家を助ける長男のフランツ。

母のアンナと同じく最初は挫けそうなほど気弱だった彼は、何度も挫折を繰り返すことで頼もしく成長していきます。

島での生活の中で長男として、また男手としての自覚を持ち一家を支えていきました。

下の姉弟の面倒見もよく、両親に強く信頼されていたことと思います。


主人公であり元気いっぱいに笑顔を振りまく次女のフローネ。

彼女はタイトルでも主題歌でも強調され、あたかも彼女を中心に物語が進むのかと思えば意外とそうでもありません。

彼女の天真爛漫さが一家を絶望の淵から救った、そういう意味での主人公であると言えます。

なんだか美少女じゃないとやたら喧伝されていますが、彼女が常に頭に挿している赤いハイビスカスの花言葉は「繊細な美」。そういった奥ゆかしい美しさを彼女は持っていると思います。


最後に純真無垢な三男のジャック。

彼はまだ幼く他の家族に比べ現実を直視できていない面もあると思いますが、それ故に彼の無邪気な行動は癒しを与えてくれます。

幼いため島での生活への順応も早く、愚図ったりして家族を困らせるようなことも少なかったと思います。

マイペースで時々家族をハッとさせるような行動を見せる彼のこれからの成長が楽しみです。
{/netabare}



こんな一家の生活は、残酷な現実に反して非常に生き生きしています。
ただ毎日を生き抜いていくばかりか、チェスや音楽を楽しみ、島中を探検し、まるで自然と戯れているようです。

だから見ていてとても胸が温かくなります。サバイバルだからといって殺伐とした雰囲気ではなく、常に人情味あふれる優しさに包まれているよう。ある種非日常的な空間での日常を描いた作品といってもいいでしょう。

長男のフランツと長女のフローネの年齢設定が絶妙です。(フランツ:15歳 フローネ:10歳) これフランツとフローネの年齢が逆だともっと複雑になってしまいますね。お年頃の女の子が主人公だと色々大変ですし・・・これで良かったのだと思います。

フローネが些細なことで傷ついてしまったときはフランツが兄らしく落ち着いたフォローを、逆にフランツが繊細さゆえに塞ぎこんでしまったときはフローネが元気一杯励まします。

この二人がとても兄妹らしい関係で微笑ましく、たとえ非情な出来事が起こっても、一家で力を合わせて乗り越えていく強い絆がそこにはあります。


そういった過酷な環境を生きる人間達の強い姿や、今や失われた家族の共同体としての形がこのアニメには息づいていると感じました。



作画、特に人物や小物の作画に関しては今見るには厳しいかもしれません。

対して背景・風景の作画は淡い水彩画のようなタッチで、美しい出来栄えです。
だから人・物における作画の粗を考慮してもこれ以上の低評価は付けられません。


また作中の音楽は主題歌をはじめとして、今なおクオリティの高さを感じられるほど完成されています。
南国系とでも言えばいいのか・・・明るさと静けさが同居した不思議な感じです。アニメのサントラの域を超えた普遍的な音楽だと思えます。

総じて風景画および楽曲の美しさは芸術的とさえ思えるものでした。


そして感じたのは、1話1話の起承転結の展開の巧みさと、登場人物の交わす台詞一つ一つの人情深さ。
特に後者は、制作者が相当に気を使って言葉を選んでいたんだろうと想像できます。世界名作劇場の名に恥じない丁寧さ。
台詞から温かみを感じたことで、聞き入るだけでなんだか心が満たされます。


全50話という尺の長さ、人物作画の粗さ等を許容できる人には是非オススメしたい名作アニメです。




あとは個人的名エピソードのメモです。
{netabare}
まず第12話「おかあさんの活躍」。
ロビンソン一家が住んでいた住処が野犬に襲われ、母のアンナが一晩の間死力を尽くして守り抜くという壮絶な回。

この回は今までの回とは毛色が異なり、本気の恐怖を突き付けてきました。アンナの強さに感服です。


次に第13話「フランツの目」。
フランツが虫が放った毒を目に浴び、危うく失明しかける話。

二週連続で息がつまるような回が続き、こっちまで参ってしまいそうでした。


あと第21話「亀の赤ちゃん」。
ある日浜辺で海亀を見かけたロビンソン一家。その海亀が産卵期であることを知り、産卵の様子を見届ける回。

親子揃って生命が誕生する瞬間を見ることは現実滅多に叶わないと思います。そうした貴重な体験を通じて、親子の絆が深まる感動的なエピソードです。


最も好きな回が第27話「無人島の音楽会」。
父エルンストと母アンナの結婚20周年を子供達が祝福する回。

別荘を作って夫婦を二人きりにしてあげたり、そこでささやかな音楽会を開いてお祝いする子供達の愛は素晴らしいものでした。

そうした子供の成長を喜んで涙する母の姿も感動的でした。


続いて第28話「ジャックの病気」。
ジャックがマラリアのような病気に罹り高熱を出して寝込んでしまう回。

生死をさまようジャックを救うために、家族で必死に助け合う姿に心打たれます。


そして第31話「わたしはのけもの?」。
フローネの11歳の誕生日を祝うために、フローネに内緒でプレゼントを用意するべく奮闘する回。

ちょっとフローネちゃんが可哀想ですが、それだけに最後の真心の籠ったパーティーとプレゼントの感動はひとしお。


ラストにかけた第45話「死なないでロバさん」第46話「ヤギをすてないで」第47話「続ヤギをすてないで」第48話「さようなら無人島」。
島自身と、今まで関わってきた生物への別れを体験する回。

長い生活の中で愛着が湧いてきたものたちへの別れの感情を強く体現した名エピソードの数々。

ここまで見てきた感慨深さもありますが、親しい者との別れの辛さがフローネを通して感じられる、名作と呼ぶにふさわしい幕引きです。(まだちょっと続きますが)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

aitatesoka さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

父ちゃんが神!

15少年漂流記とロビンソン・クルーソーと同じく無人島に漂着した人々のサバイバルな生活を描いた冒険譚である
本来過酷な状況であるはずなんだがあまり悲壮感はなくむしろ最初と最後を除けば日常系アニメと言ってもいいくらいの作品ではないだろうか
主人公は一応一家の長女であるのだが私的には真のヒーローはお父さんではないかと思うほど万能選手だ

私がもし無人島に漂流する事になったらこのお父さんとご一緒したいと思うのである

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

大人になって見てもおもしろかった

子供の頃見たけど、ほとんど覚えておらず大人になってまた見ました。

漂流前の一家は長男の進路についてなどガヤガヤしており、こんなヤワそうな一家が漂流して大丈夫なのかと心配に。

ややあって島についてしまうわけですが、このややある部分もとても丁寧です。船が完全に沈むまで段階が踏まれており、まず何を持って行くべきかを一家は選択する。この提案と話し合い、折り合いをつける作業がいい。自ら考えて感じて選び、決めることをここから徹底して体験して行きます。

野犬との攻防、ヤシの実とり、森林探索と家作り、植物からロウソクを作る、こんなとこでも兄妹喧嘩、小さな友達との出会い、田畑作りの苦戦、やはり苦戦の船作り、自分の手に出来る美しいものでプレゼントを作る兄妹、植物で編みもの、生存者との遭遇…無人島での日常が創意工夫を凝らして描かれます。

心理的葛藤を受け持つ兄さんの成長や、それを受け止め希望を失わない父さん、基本インドア派なのに危機の際には勇気と知恵を振り絞った母さん。そして楽観担当フローネ。

{netabare}
この子はソコソコかわいいんだけど凡庸で、うつくしかったり萌えキャラだったりでなくてよかった。(戦時ドラマなのに色艶のいい身綺麗な俳優とか…)

島を去る際の日常感がまたよかった。
もう来ることもない畑の草むしりを、ついしてしまう母さん。
つい、家の補修をしてしまう父さん。
非日常が日常に馴染んでしまった姿が微笑ましかった。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7
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