ヤングジャンプで熱いなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのヤングジャンプで熱いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月26日の時点で一番のヤングジャンプで熱いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.0 1 ヤングジャンプで熱いなアニメランキング1位
ワンパンマン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2072)
11547人が棚に入れました
「ワンパンマン」は、強くなりすぎたためにどんな怪人も一撃で倒してしまうヒーロー・サイタマが主人公のアクションもの。

声優・キャラクター
古川慎、石川界人、梶裕貴、悠木碧、山路和弘、津田健次郎、高山みなみ、玄田哲章、安元洋貴、櫻井孝宏、上田燿司、浪川大輔、日野聡、うえだゆうじ、鳥海浩輔、小西克幸、羽多野渉、小野坂昌也、宮野真守、早見沙織、中村悠一

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

フランスやアメリカでは人気

いわゆるアニメ調の絵でアメコミっぽいことをやっているおかげで、欧州や北米ではとっつきやすいのか、日本以上に人気が高い。

最近は「NARUTO」や「ONEPIECE」についで、「進撃の巨人」とこの「ワンパンマン」が西洋圏ではウケがいい。

やはり「忍者」とか「ヒーロー」というものに慣れ親しんだ文化だけあって許容されているのだろう。

日本食の次はやはりアニメ、漫画が日本文化として人気が高い。

秋葉原に行くとほぼ外人だらけだしね~(笑)

恐らくは欧州からだろう。北米はまだアメコミが人気だ。

漫画も読みました。恐らくすべてフルデジタルでしか描けない作画でした。キャラクターの造形も原作がついているおかげでかなり楽になっていると思います。
原作ウェブ漫画をうまく利用して読み易くわかり易くしていますね。
話の展開やキャラクター造詣がガモウひろしの「ラッキーマン」にそっくりだと思ったのは僕だけじゃないはずです。笑

ギャグも冴えてるので2期が楽しみ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

lostmemory さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ギャグっぽく見えて実はかなり深い作品

ギャグ成分多めで思わず本質が薄れがちだが、この作品はかなり深いテーマを扱っていると思う。

そもそもヒーローとは何なのか?

個々によって理想のヒーロー像は違う。強ければ良いという人もいれば、弱さも必要という人もいる。単にかっこよければ良いと言う人もいるだろう。

そう考えるとサイタマの何気ない悩みにも重みが出てくる
「自分が強すぎる」「知名度が低い」「見た目のせいで人気が出ない」

ヒーローが強すぎて何が悪いのか?
誰にも知られてない者はどんなに活躍してもヒーローではないのか?
男ならイケメンじゃないとヒーローではないのか?

この作品は色んなタイプのヒーローを登場させることで、上記に書いたヒーローとは何なのかを視聴者に問いかけてくる。

ヒーローは特に男性なら子供の頃から憧れの存在だろう。仮面ライダーとか。
だがヒーローとは何か?具体的に説明出来る人はいるだろうか?
今作はそんなヒーローというタブーに深く切り込んだ作品なのだ。

※追記
見終わりました。最後まで良い作画だった。ただ進撃の巨人もそうなん
だけど原作が完結してからアニメ化して欲しかった作品だなあ…

※追記 2017/02/12
円盤の売上も十分良くて2期も余裕で行けますね。ただ上記に書いた
ようにやるなら完結してからにして欲しいなあ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 22
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

腕立て・スクワット万能説

原作さわりだけ


2期を控えた地上波再放送を機に初視聴。
もともとは某国民的コンテンツをもじった言葉遊びから生まれた代物だったでしょうに、ここまで成長するとはたいしたもんだ。
あらすじは省略。そのまんま名は体を表しております。

 「どうせワンパンで倒しちゃうんでしょ?」

その通りです。
「なんだかんだ結局勝っちゃうよね」 ではなく、勝利が前提の大筋に異論の余地はありません。観てて清々しさを感じるまでに主人公最強に振り切っちゃってる潔さは白眉ものです。
だからこそ、見どころは2つ。

1.事前の煽りにクスクスしよう
2.ワンパンを見逃さない

敵味方関係なくあれやこれやの前フリが面白いのです。そしてワンパン一閃の凝ったバトル作画。
主人公が拳を抜けば全てが決まるため、それまでに敵 (怪人) がどれだけ強いか絵に音に言葉に、と煽りマシマシ詰め込んできます。前座・・・もとい敵とそして対峙する味方もしっかり場を温めます{netabare} (もちろんジェノスのことですよん) 。{/netabare}
そうやってボルテージが上がりまくったところで待ってました!の以下同文。

“大立ち回りの後に格さんが印籠を出す”
“好きなように喋らせた後に金さんが桜吹雪をお披露目する”

諦めようが諦めまいがそこで試合は終了、です。
シンプルにして琴線に触れる構成であるため、馬鹿馬鹿しくもくだらないくらいの豪快なバトル演出だけでも鑑賞に価する作品でしょう。自分も好きです。


ここに物語が絡めば良かったんですけどね。本作の不満足ポイントです。全12話終わってみて物語性には乏しいと感じましたので、よりバトルアニメとしての見方を強めていった私です。

 “ヒーローってなんだろう?”

{netabare}この世に敵なし、となったサイタマの心持ちはシニカルなギャグとして消化できてました。ここはOK!
しかし、無敵だからこそヒーローの再定義をしてほしかった。第1話からわりとはっきりテーマのように提示されてたものには結論が出なかったように思えます。 {/netabare}

 「趣味でヒーローをやっている者だ」

{netabare}バトル系ギャグに隠れて、ヒーロー像を模索してはいました。
・もともとサイタマは皆に憧れられるヒーローになりたかったし
・サイタマは知名度人気度を気にしてたし
・それに合わせて途中からヒーロー協会というランク付け組織が出てきた
・最強=ヒーローではないという描写多数

趣味で・・・なんてサイタマの謙遜というより自信のなさの表れだったんじゃないかと思います。おおっぴらにヒーローを名乗るのは忍びない、、、的ななにか。{/netabare}


■夢と志
端的に、パティシエになりたい(夢)とケーキで人々を笑顔にしたい(志)、ワールドカップで優勝したい(夢)と優勝して勇気を届けたい(志)、との違いでしょうか?よく言われるのは夢は自分のため、志は社会のため。
似て非なるものだったりしますが、サイタマの場合、ヒーローになりたい(夢)が動機付けだったとしても“志”が無いんですよね。しかも本人のヒーロー像が定まってないので迷走する。間違いなく『強い=ヒーロー』のイメージからのスタートだったでしょうから、思ったほどそうでもない現状に悶々とする。

 “ヒーローになってあなたはなにを成すのか?”

サイタマが自覚して行動に移した時、みどころのバトルに加えて胸熱な展開が待ってるかもしれません。
{netabare}2期やるといっても宇宙最強を倒した以上、敵能力のインフレだけではマンネリになるのでは?{/netabare}
2期でもしあればサイタマの葛藤あたりにも注目してみたいです。今からとても楽しみです。



※オマケ
■だったらやってやんよ
{netabare}「腕立て伏せ・上体起こし・スクワット各100回とランニング10kmを体調に異変があっても毎日やる」
「朝はバナナでもいいから毎日三食欠かさず食べる」
「精神を鍛えるため夏冬問わずエアコンの使用厳禁」

なわけないじゃーん!のツッコミ待ちではある。
が、コツコツまじめにやってきたとしても先述の“志”や“目的意識”がないと宝の持ち腐れなんだよということを意味しているのかもしれない(妄想)。{/netabare}



視聴時期:2019年1月~3月(再放送)

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2020.02.02追記

録画映像をスマホにリンクさせての視聴だったのが初。
TVをモニターにしたら当たり前ですけどこっちが良いですね。



2019.03.23 初稿
2019.07.27 修正
2020.02.02 追記/タイトル修正

投稿 : 2024/04/20
♥ : 65

71.3 2 ヤングジャンプで熱いなアニメランキング2位
キングダム(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (629)
3076人が棚に入れました
紀元前、中国。時代は春秋戦国時代。西方の国・秦で、戦災孤児として暮らしていたふたりの少年・信(しん)と漂(ひょう)の夢は、日々鍛錬を積み、いつか戦で武功を立てて天下の大将軍になること。そんなふたりにある転機が訪れる。王宮に仕える大臣・昌文君(しょうぶんくん)の目に留まった漂が王宮に召し上げられたのだ。だがほどなくして王宮の勢力争いに巻き込まれ大けがを負った漂が、命からがら故郷へと戻ってくる。そして漂から託された地図を頼りに訪れた村で信は、漂とうり二つの少年・政(せい)と出会う。この少年こそ秦王・嬴政(えいせい)―――後の始皇帝であった。

声優・キャラクター
森田成一、福山潤、釘宮理恵、日笠陽子、小山力也、仲野裕、宮田幸季、遊佐浩二

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ひどい3DCGに我慢ができれば面白さは折り紙つき

ヤングジャンプ連載中の人気漫画のアニメ化です
原作は非常に面白いので期待していたのですが
あまりに稚拙なCGアニメーションに一話で一度断念しました
一昨年ゲーム化された時のクオリティも悲惨でしたし
ほんとメディアミックス運のない不遇の作品ですね

いや、原作は掛け値なしに面白いんですよ
時は百家争鳴の春秋戦国時代
後に初の中国統一を成し遂げる秦の始皇帝の幼年期である嬴政と
歴史書にかろうじて名前が散見される程度のマイナー武将である李信将軍
ほとんど無名の李信の出自から性格まで記録と呼べるものが碌に存在しないことを逆手に取り
戦災孤児だった信が数奇な運命のもとに失脚寸前の政と出会い
共に世界を変えていくという大胆なオリジナル設定
史実に沿った歴史の流れをベースに脚色と創作を加えて描かれる中華ファンタジー
いわゆる伝奇ものです

6月スタート全38話というNHKならではの変則構成
序盤の15話は原作1~4巻の内乱編ですが
この漫画はこの内乱編までとそれ以降ではかなり毛色が違うものになっています
ほとんど別の漫画といってもいいレベルです
ただし一つ言えるのは
どちらも甲乙つけがたい面白さであるという事

しかしおそらくたいていの人は序盤の低クオリティな3DCGに
合戦場を主舞台とした初陣~秦趙攻防戦を見ることなく
投げ出してしまうに違いないでしょう
中盤からは3DCGの割合が減ってまぁまぁ観れるようになりますが
それにしたって度を越した悪ふざけレベルから
まぁ観れる程度に緩和されただけで
映像面はクオリティが高いとは言い難いでしょう

それでも、そこさえ目を瞑ればやはり話は面白いんですね
原作が面白いのだから当たり前なのですが
毎週息の詰まる思いで読んでいた極限の戦いが
アニメで再現されるのは感慨深いものがあります

原作からアニメになる際にいろいろ端折って
シェイプアップされています
初陣のあとの嬴政暗殺未遂の話は丸々カットされ
ただ羌瘣が身の上話をするだけに変わっていますが
あのエピソードに関しては原作を読んでいても
中弛みしている感があったので
アニメの形でさっと切り上げるのが正解だったと思います

逆にもう少し時間をかけてほしかったのは馮忌戦ですね
放送された中ではあそこが飛信隊の最大の見せ場でしょう
首級を挙げるか皆殺しにされるか二つに一つの極限状態
徐々に全滅の方に傾きかけた運命の天秤を
機転とチームワークで押し返しては
その度にまたすぐ次の絶望的状況に追い込まれての繰り返し
王騎の策謀と飛信隊の奮戦と信の天運と
全てが噛み合った上での薄氷の勝利
あれを一話分に詰め込んでしまうのは
ちょっともったいない気がしました

1期が終了したこの作品ですが
本日より再放送が開始され6月からは2期が予定されているようです
原作のペースから考えるとおそらく2期の終盤には
原作に追いつくかそれに近い状態になる気がします
今ちょうど連載中の原作が国家存亡の崖っぷちの戦いの真っ最中なので
この戦いが終結するあたりまでが2期になるんじゃないでしょうかね?

追記
と思っていたのですが函谷関直前で2期終わっちゃいました
NHKだし視聴率が~売り上げが~みたいのは無いと思いますし
きっと3期もやってくれると信じています!

追記2

実写映画を観てきました
漫画原作の実写映画は大体ろくでもない感じですが
今回はしっかり原作に寄せようと努力しているのが感じられる作品でした

昔はアニメと実写どちらの業界も
原作ファンに向けて原作通りに作ることよりも
原作の名前や設定を借りて自分の作りたいものを作る
というのが当たり前の考え方でした

しかし原作を無視したアニメが叩かれまくって商業的にもこける
というのを繰り返すうちに
最近のアニメはできるだけ原作に忠実に作るものが多くなりました

それでも実写の場合原作ファンからすると何だこりゃ?
ってものが多い時代が続いていましたが
最近ようやく原作に寄せて作ろうという実写映画が増えてきた気がします

橋本環奈がまるっきり性別不詳に見えなかった以外は
全体的にキャストも納得のいくものでしたし
タジフやバジオウといった山の民の見せ場が減った以外は
全体的な構成も悪くなかったと思います
アニメにもあのくらい予算を使っていれば・・・

アニメ1期の最初の1クール分くらいしか実写化されていませんが
正直アニメを見るくらいなら
実写の方がよっぽどましでしょう

アニメのクオリティが低すぎるおかげで
実写化とアニメ化両方された作品の中で
アニメよりも実写のほうがおすすめできる
大変稀有な作品になってしまいました

投稿 : 2024/04/20
♥ : 35

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

次に時代の舵を取り、中華の戦を回すのは誰か。これだから乱世はおもしろい。

人気漫画が原作のNHK製作アニメ。

中国が始皇帝に統一される前の、
乱世が舞台です。

戦国武将やら戦やら、
そこまで興味がなかった私も

「戦国武将ってこんなにかっこいいのか!」
と引き込まれるように観ていました^^

全38話です。
(1話のみ60分構成です。)


● ストーリー
500年の争乱が続く、春秋戦国時代の中国。

7つの国の1つ、秦(しん)に大将軍を目指す二人の戦災孤児がいた。
一人は信(しん)、もう一人は漂(ひょう)。

下僕の身分から大将軍を目指し、戦場を駆け巡る。


1話から「さっそくこの展開!?」という超展開のため、
詳しいストーリーは説明できません。

その代わり、観れば必ず引き込まれるはず!
どうなるの?どうなるの?と気になってばかりでした。


1期のストーリーは大きく3つに展開されます。
◆秦国内の反乱
◆信の初陣――秦vs魏
◆王騎(おうき)将軍による戦――秦vs趙

次から次へと新しい展開が待っていて息つく暇もなく、
38話という長さもまったく苦になりませんでした。

普段は戦国時代関連の話には関心が薄いけれど、
この作品は面白く観れました^^

純粋な力による闘いよりも、戦略的なものも多いからかな。


≪ 戦国武将のかっこよさ ≫

武将は力が強いだけではいけない。
兵たちの士気を高め、率い、戦局を冷静に分析できなければならない。

作品の主人公は信たちなのでしょうが、
それ以上に周りの武将たちの生き様や戦う姿がかっこよくて…!

ああ、武将ってこんなにかっこいいんだ…。

武将によって戦法も違ったりと、深く知れば知るほど興味深く感じました。
歴史や武将にハマる人の気持ちが分かった気がします。


数多く登場する武将の中でも特に印象強いのが、王騎将軍です。

第一印象は『分厚い唇のおかまキャラ』でしたが、
キャラの中ではダントツ№1のかっこよさなのではないでしょうか。

1期のMVPは間違いなく彼でしょう。
かっこよすぎて涙が止まりませんでした;;


● 作画
さて、ストーリーは絶賛したのですが、ここからは残念な評価です(笑)

視聴前からこの作品の作画については散々な評価を聞いていました。
そして、まったくその通りでした。

人物の動きにはCGが多く取り入れられているのですが、
これがものすごく違和感。

まるでからくり蝋人形が動いているようで怖い。ぎこちない。

また、一騎打ちなどの戦闘シーンにおいても、
ストーリーの流れから考えるとなかなか見ごたえがありそうなのに、

動きがトロ過ぎてむしろ笑えてしまいましたww


ストーリーは楽しめるのに作画がすべてを台無しにしていました。

CG以外の作画は普通なのに、どうしてこうなった…。

後半からは使用頻度が減ったのかこちらが慣れたのか、
それほど気にならなくなりましたけど。

作画が良ければストーリーにもっと迫力が出て、
全体的な評価も高くなっただろうに残念です。


● キャラクター
上で触れたようにかっこよさ№1は王騎だと思います。

しかし、それ以外にも魅力的なキャラは多数登場♪

個人的にお気に入りなのは河了貂(かりょうてん)です♪

貂かわいいよ貂♪
あのミノムシ衣装はいつまで着用するのかなww


もう一人、気になるキャラは羌瘣(きょうかい)。

羌瘣については、主要キャラなのに掘り下げが甘いなー…と
残念に思っていたのですが、

どうやら原作の羌瘣に関わるエピソードが
アニメでは丸々カットされているのですね。

王騎編を最後まで描くためには仕方がなかったのかな。


● 音楽
【 OP「Pride」/ Nothing's Carved In Stone 】

OPで使われるのはこの1曲だけです。

しかし、38話の間飽きることなく聴き続けられる良曲です♪

敵の映像が変わったり、信が出世したら一緒に戦う仲間が増えたりと、
映像は何気に凝っていました。



EDは
【「Voice of Soul」/ 石田匠 】
【「Destiny Sky」/ 若井友希 】
【「Never Ending」/ 蛇足 】
の3曲です。

3曲ともしっとりと心に響く歌ですね。
どの曲も好きです♪

一番印象強いのは「Never Ending」かな。
歌詞を見ると王騎の心情がよく表れた歌ですね;;


● まとめ
最初は作画が受け入れられなくていまひとつだったけど、
ストーリーはすごくよかった。特に最終話。

おもしろいストーリーのためならば、作画はある程度我慢しよう…
と思える人にはおすすめです。

これからの未来を託された人物たちが、
中華をどのように駆け回り活躍するのか。

2期を観るのが楽しみです!^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

三期が始まるんですってよ

<2020/1/26 初投稿>
原作は40巻ぐらいまで既読。
アニメは1、2期観ました。

言わずと知れたハガレンとか進撃の巨人とかに並ぶ名作

中国の春秋戦国時代末期。
秦の始皇帝が覇権を握るまでの物語。

つまり中国の戦国もの。
それもよくある三国志の時代から400年くらい遡った時代のお話
戦国浪漫です。

主人公は信(しん)と嬴政(えい せい)
信はいわゆる熱血バカの根性バカの体力バカの好漢
嬴政は落ちぶれ彷徨う王子。といってもやはり根性は相当なもので「中華王に俺はなるっ!」

ヒロインは羌瘣(きょうかい)と河了貂(かりょう てん)
羌瘣は最強ツンデレ?で河了貂は幼馴染キャラの匂いがする(幼馴染ではないけど 笑)

まあ、でも、やはり、一番人気は王騎さんじゃないでしょうか。
この存在感とキャラの濃さ!
筆舌に尽くしがたい!
漫画、アニメ史上最強かも。

{netabare} 絶命した{/netabare} 時は{netabare} 泣き{/netabare} ました。

個人的には王騎の次に羌瘣さんが好きです。
これも卑怯なキャラで 笑
好きになるに決まってるじゃん、こんなの!

他にも桓騎とか王翦とか騰とか楊端和とか
魅力的なキャラクターが詰め込まれてます。

今春に三期が始まるとのこと。
ありがたいお話です。

<2020/1/27 追記>
新キャラクターの声優が発表されてました。
楚の武将
春申君は内田夕夜さん
汗明は田中美央さん
そして素敵でドSな和田アキ子こと禍燐(かりん)には田中敦子さん、なんと草薙素子少佐の人です!

キングダムのアニメは原作ファンには満足いかない方もいる、という話も聞きますが、私はかなり好きです。
そりゃ原作の方が迫力ありますけど・・・
でもあの人たちが動くってだけでなんかもう楽しいんですよ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 26

61.3 3 ヤングジャンプで熱いなアニメランキング3位
テラフォーマーズ リベンジ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (269)
1477人が棚に入れました
西暦2620年。火星生まれの致死率100%の病原体、エイリアンエンジンウィルスのワクチン製造のため、
異常な進化を遂げた人間大のゴキブリ、通称「テラフォーマー」のサンプルを確保するべく、膝丸燈らは火星へと降り立った。
想定外のアクシデント、テラフォーマー達の猛攻を受けながらも何とか生き延びた燈達であったが、任務遂行の裏で人類同士の争いが勃発する…。
火星を舞台にした極限のサバイバル、その第2ラウンドが今始まる!

声優・キャラクター
細谷佳正、木内秀信、伊藤静、石川界人、KENN、小野大輔、たかはし智秋、豊崎愛生、石塚運昇、赤羽根健治、奈良徹、小村哲生、大原さやか、小野友樹、高橋英則、藤原貴弘、ささきのぞみ、石田彰、杉田智和

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

火星での戦いは混沌の泥沼へと変貌・・・

この作品は「TERRA FORMARS」の続編に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、1期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

地球上で猛威を奮い始めた致死率100%の「A・Eウィルス」は、先に火星に向かったバグズ2号が結果的に持ち込んでしまった予期せぬ事態が引き金になっていました。
治療薬を開発するには、たくさんのテラフォーマーの素体が必要・・・
これをきっかけにアレックス計画が立ち上がり、肉体強化手術が施された100名の乗組員が火星に赴く事になりました。
しかし、火星のテラフォーマーは人類の予想を遥かに超える数と能力で立ち向かってきたのです。
人類が取る道はただ一つ・・・生きて素体を地球に持って帰ること・・・
そんな人類とテラフォーマーとの熱い戦いの物語・・・第2弾です。

前期からテラフォーマーに相当苦戦を強いられている・・・という印象を強く持っていましたが、今期を完走して振り返ってみると、前期は小手調べに過ぎなかった・・・と言っても過言では無いと思います。
火星に送り込まれた人類の選択肢は一つしかない・・・その筈なのに、それ以上に人間ってしたたかで狡猾だったんです。
そしてそれはテラフォーマーも一緒でした。

圧倒的な数で迫り来るテラフォーマー・・・対する人類は100人いますが、全員が戦闘員ではありません。
数的不利を支えるのは、施された強化手術による個人能力アップ分以外は気合や使命感といった気持ちだけ・・・だから気持ちを一瞬でも切ったらテラフォーマーの手にかかって殺されてしまう・・・

前期でも沢山の仲間の尊い命が奪われてきました。
だから、もう誰ひとりとして絶対に失いたくない・・・
こんな時こそ一致団結して有事に臨む必要があると思うのですが、人間はどこまでも愚かでした・・・
戦場から遠く離れた地球で勃発した国家間利益の争奪に向け、水面下で様々な工作が施されてきましたが、その刃は火星にも向いていたのです・・・

結果的に火星で何が起こったか・・・それは裏切りによる訣別でした。
人類の敵はテラフォーマーの筈なのに、どうして火星に来てまで人類同士で喧嘩しなきゃいけないの・・・?
組織が分かれるという事は、個々人に対する脅威のリスクも跳ね上がるのに・・・
こんな事ばかり繰り返すから、地球から戦争が無くならないんだ・・・
確かに自国は大事です。でも、いつ何を優先させるべきかは、現場の第1線が判断しないと・・・
「事件は会議室で起きてるんじゃない・・・現場で起きているんだ!」
という声が飛び交うのをちょっとは期待しましたけれど・・・なんかとっても残念です。

そして事態は更に最悪に向けて転がり落ちていきます。
テラフォーマーが知恵を使い、組織間で連携しながら人類を襲ってくるだけでなく、バグズ2号で生還できなかった人類の人体改造手術を手に入れ、テラフォーマー自身を強化改造していたのです。

これまでも十分過ぎるくらい強い相手だったのに・・・
火星に送り込まれた人類はどれだけ苦しまなきゃいけないの・・・?

正直視聴していてちょっと辛かったです・・・
火星に来た人は、大なり小なりこれまで背負ってきた重荷に報いようと危険も顧みず真っ向から勝負を挑む勇敢な集団なんです。

ボロボロに傷ついても身体は戦う事を諦めません・・・
その瞳に映っているのは敵の姿ではなく、走馬灯のように駆け巡るこれまで大切にしてきた唯一無二・・・
「そうだよね・・・まだ諦めちゃ駄目だよね・・・」
人間のどこにそんなパワーが秘められているのか分かりませんが、次の瞬間、一矢報いるため渾身の一撃を放つ雄姿が目の前に広がるんです・・・
それを放った後どうなるか・・・そんな事を考えている人は、きっと誰もいません・・・
自分なりに約束を守り使命を全うする・・・そんな姿に何度も目頭が熱くなりました。

物語の展開としては今期の方が容赦がありませんでしたが、その分物語が秘める熱さも前期以上だったと思います。

オープニングテーマは、聖飢魔IIさんの「荒涼たる新世界」と「PLANET / THE HELL」
エンディングテーマは、Zweiさんの「Red Zone」、Fukiさんの「Strength」、そしてnaoさんの「Revolution」の3曲が使用されました。
閣下の歌を聞くのが久しぶりだったので、懐かしさを感じちゃいました。
エンディグはどれも格好良いですが、一番はnaoさんの「Revolution」です。
曲も然ることながらnaoさんの歌声が抜群に可愛いんです。

1クール全13話の作品でしたが、物語は完結していません。
膝丸 燈とミッシェルさんをちゃんと地球に生還させるまで、この物語は終われないでしょう・・・
原作のストックが無くなったのでしょうか・・・?
いずれにしても続編の情報を待ちたいと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

赤羽 和人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ゴキブリ

テラフォーマーズ は二期めだから一期から見ないと分らないよー一期見てみてね~
一期もかなり面白かったけど二期も面白い

オープニングテーマ「荒涼たる新世界」聖飢魔II
             「PLANET / THE HELL」聖飢魔II
エンディングテーマ「Red Zone」Zwei
            「Strength」Fuki
            「Revolution」nao

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメ化する意義

「東京グール」や「うまるちゃん」のアニメ化は大成功と言えるほどクオリティが高く海外でも人気が高いが、「テラフォーマーズ」に関してはお座なり程度のクオリティでしかなく、「キングダム」のアニメ化くらい印象に残らない。

原作も正直言って面白いのだが、読者層が非常に狭く感じ、若年オタク層を取り込めていない感じがする。

古風な作画とギャグが一切ない堅実なストーリーだが「東京グール」や「うまるちゃん」ほどインパクトが少ないのに加えて、かといって「キングダム」ほど話を練りこんでいるわけでもないので非常に中途半端な印象を受けます。

初期はそれなりに評価されていましたが、ここに来るまでヤングジャンプ内でも秀作が増えたため、影が薄くなってしまったことが残念です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

66.7 4 ヤングジャンプで熱いなアニメランキング4位
ライフル・イズ・ビューティフル(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (151)
573人が棚に入れました
距離10m、直径1mm、弾数60発、競技時間45分硬いジャケットを身にまとい、見た目よりもずっと気力を振り絞る過酷な勝負の世界──ビームライフル競技。……のはずが、誰もわかってくれないのが知名度の低いスポーツのつらいところ。でも私、世界を目指してます!千鳥高校に偶然集った、小倉ひかり、渋沢泉水、姪浜エリカ、五十嵐雪緒の女子高生4人がおくる、ゆるーいけどひたむきな射撃部ライフ!!

声優・キャラクター
Machico、熊田茜音、南早紀、八巻アンナ
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

試合・ワズ・ソーソー・エクサイティング

[2019/11/15 v1:第5話で化けた?じんわり熱い、遠赤外線部活もの。]
[2019/11/17 v2:第5話で化けた?じんわり熱い、遠赤外線部活もの。(5話は化けてた?)]
[2020/01/23 v3:試合・ワズ・ソー・エクサイティング]
[2020/02/09 v4:試合・ワズ・ソーソー・エクサイティング]

==v1&2 第5話で化けた?じんわり熱い、遠赤外線部活もの。(5話は化けてた?)==
{netabare}
ビーム射撃に情熱を。女子高生スナイパーたちの部活物語、といった感じでしょうか。

原作知らず。皆さんのレビューを拝見して、四コマ漫画がベースらしいことを知りました。なお、個人的には雪緒と泉水が良い感じです。ここ(あにこれ)では芳しくない評価がおおいですね。応援の気持ちも込めて、いま、投下です。

第一話から四話まで、四コマ原作特有の話題、流れの切れ目が悪い方に働いていたと思います。ギャグ・コメディーとしても微妙。でも、だらだら観ていました。

だらだらながら見続けているのは、僕個人の性質だとおもいます。思い当たる理由は二つ。

ひとつは、ダーツ。文字通り下手の横好きですが、なんだかんだ10年ほどやってます。「狙い・当てる」という行為が共通なので、(僕の勝手な思い込みですが)なんとなく彼女たちの心境に思い当たるものを感じながら観られます。そういう視点でみると、競技中の彼女たちのセリフに妙な納得感を感じます({netabare}ひとつ目小僧さんこっち向いて~、頼むわよ3号~、とか。5話でひかりが言った「うまくいく理由も駄目な理由もわからない」はダーツ投げてる僕そのもの。いや、これは真理だよ。{/netabare})。銃の支え方に個性があるように描かれているのも、ダーツと同じ(握り方、千差万別)で面白い。

もうひとつは、知らないスポーツ大好き気質。なんか楽しくありませんか?知らない競技・スポーツやってる人を観るのって。Youtubeとかで映像観たりして。。。いえ、知ってます。そういう人が少ないことは。でも、本作は結構うまく「ビーム射撃」を教えてくれていて、楽しめます。射撃服(?)の効果だとか(高価だとか)、ビーム銃の仕組み、試合の形式など、観ていて面白く感じます。45分で60発というのは正直びっくりしました。ゾーンに入って思考レスで行ける状態ならわかるけど、ちょっとでも思考モード入ったら打ち切れない気がします。あ、ちなみに最近のマイブームは「ファウストボール」です。

とはいえ、さすがにつまらなく感じ始めていました。微妙なテンポで続く部活日常ものという雰囲気が強くなっていたからです。

ところが、第5話で主人公・ひかりとともに、本作品そのものが覚醒した感じがします。5話に至って4コマスタイルから脱却した(?)のも良かったです(あるいは、原作が連続4コマだったのか?)。

ビーム射撃という、見た目が地味な競技の、しかしそれならではの盛り上がりを感じることができたように思います。一瞬で熱量が上がる、例えばサッカーのゴールシーンやバレーボールのスパイクやレシーブのような華々しさは皆無です。それとは対極の、緩やかで持続的な痺れを感じました。願わくば、この遠赤外線効果のようなじんわりした熱量を維持していってほしい。{netabare}そうはいっても、第五話はそれなりに上下動がありました。なぜだか「一番驚いているのは、私です!」にほろっと来ました。{/netabare}

ここに来て思うのは、部活ものの構成としては結構シビアで、現実路線だなということです。「隠れた才能が競技に出会って・・」のようなぽっと出サクセスストーリーはおそらくないのでしょう。もちろん、実力下位の主人公があれよあれよと、という展開にはなるのでしょうが、そんな彼女も(少なく見積もっても)競技歴五年なわけです。そして、まぐれかも知れないけど実績もある。

その点で、素人顧問の導入は必須であり効果的と思います。素人顧問のおかげで、観るべきところ、競技者の状態を視聴者に明示できるようになっています。かなりしらけた第4話ではありましたが、舞台のSetUpとしてやむなしだったのでしょう。彼女の趣味が生かされる場面も結構いい感じです。

評点は暫定、見終わったら感想を連ねていきたいと思います。

==6話リアタイ視聴直後に追記
え~・・・・・ って感じでした。
間の悪さ大復活です。。。
{/netabare}


==v3 試合・ワズ・ソー・エクサイティング==
{netabare}
やっと最終話を観られた。
最終話ふっとばし延期の上にdアニメ。時間がかかる。

日常パートは正直あまり楽しめなかったけど、競技もの、部活ものとして十分に楽しかった。ビームライフルものとしては他作品の追随を許しません(笑)。主たる感想はv1から変わらず。競技の描写がとてもよかった。動きのない競技なのに、なんか引き込まれました。実は凄いことなのではないだろうか。

最終話は拍子抜けするくらい「うすーい」展開から入りましたが、そういうことだったんだね。最後まで、「甘くない」部活ものでした。以前の僕の予想をさらに超えて甘くない終わり方。茫然自失は画面の前の僕もだよw。でも、これはこれでいいと思います。
どんなに思いが強くとも、ダメなときはダメ。ガッちゃんですらしくじる。そういうもんだよね、競技って。逆にここで甘くない終わり方をしているからこそ、「次」が欲しくなるところでもあります。かもーんщ(゚Д゚щ)。
{/netabare}

==v4 試合・ワズ・ソーソー・エクサイティング
レビュータイトル変更。冷静になって思い返してみると、そこまででもなかったかも、と思い直したから。 So excitingからso-soに。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 27
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ほのぼの熱血!?騙されたと思って第5話まで視聴して欲しい作品。

原作未読。最終話まで視聴。

第1話。『高校射撃部を舞台にした日常ほのぼの系の作品なんだなぁ』って程度の評価。
ビームライフル競技やライフルジャケットの説明はあったけど、後はお茶とお菓子でまったり。

第2話から第4話までも同じような展開。
まあ、「けいおん!」の劣化版かなって程度の評価。

第5話。これまで評価は全くの見当違いだったことに気付いた。
{netabare}全国大会出場権をかけた県予選本番。
ここまで通り、まったりスタートした序盤から、徐々に緊張感が高まってくる中盤。
中盤以降、いよいよ競技が始まる。
BGMが物語を盛り上げる。
真剣な表情。
引金を引く指先。
緊張感がこちらにも伝わってくる。

競技の性質上もあるが、終盤まで緊張感が途切れない。
BGMが効果的に物語を盛り上げる。

しかも、合間合間に笑いの要素を散りばめながら・・・。{/netabare}

学生モノの定番、期末テストでドタバタの第7話を挟んでいよいよ全国大会へ。
宿舎入りした第8話は、まったり回。

第9話以降、いよいよ全国大会開幕。
{netabare}合間合間に笑いの要素を散りばめながら、緊張感のある競技の様子がしっかりと描かれている。
しかも、他の高校の選手の掘り下げもしつつ・・・。

BGMも、もの凄く効果的に物語を盛り上げてくれる。{/netabare}

そして・・・!

最終話も良かったですね。
{netabare}これなら『主人公補正』とは呼べない(笑)。
人知れず、がっちゃんも・・・、というのも良い。{/netabare}

ほのぼのと熱血を融合させた見事な手腕が見どころの作品でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これ凄いねっ!!

【作品紹介】
射撃部、女子高生、日常。
これだけですっ!!!

【感想】
これ凄いねっ!!
射撃部って、実際あったらどんな感じなのか?
を再現したのが、これっ!!
・動かない
・待ってる人は暇
・競技中は会話もない
これだけ見ると、超つまらなさそうに見えるのに、面白く見せてくれたのが凄い!!

シリアスになりきれない部分もいいし、熱くならないのもいい。
何より、主人公補正が少ないのがいい!!
普通こういうのって、
1.「よ~し、部を結成するぞ~」
2.「部員が揃ったから、全国目指すぞー!」
3.「苦しい戦いだったけど、全国制覇だー!」
みたいなのがありがちですが、補正が少ないため、負ける時は負ける。

作中のキャラも熱くならないので、雰囲気は良いし、見ている方も疲れないのもいいです。
競技というより、仲の良い女子高生達で旅行をしている感じが近いかも。

射撃をしてない時の会話も、普通にありそうな感じなので、見ていて楽しかったです。
何より、主人公が主人公らしい魅力的なキャラだったのが高ポイント!!

【おまけ】
{netabare}
9話の最後で、雪緒のポイントが626.3(画面上)だったのに、その後の泉水の台詞で「629」と言っていた。
10話ではどっちになるか気になっていたら「629」と表示されていた。

キャラが多すぎて、名前と高校が覚えきれない。

射撃専用の服が汗で臭そう!!
{/netabare}

女の子いっぱい、ぬるい感じが好きな人にはオススメ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 22

77.0 5 ヤングジャンプで熱いなアニメランキング5位
THE FIRST SLAM DUNK(アニメ映画)

2022年12月3日
★★★★★ 4.1 (106)
385人が棚に入れました
キャプテン・赤木剛憲(三宅健太)のワンマンチームだった、湘北高校バスケ部。

1回戦敗退が常の弱小チームだったが、桜木花道(木村昴)、流川楓(神尾晋一郎)、三井寿(笠間淳)、そして宮城リョータ(仲村宗悟)の加入によって、全国レベルのチームに成長していく。

そして迎えた重要な一戦。湘北は圧倒的に格上のチームを相手に善戦するが、徐々に綻びが生じてきて……。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

日本一有名なバスケの試合を大迫力の劇場スクリーンで!

【物語 4.0点】
レビュタイでこんなこと言うとバスケファンからボール投げ付けられそうですがw
実際、昨シーズンのNBA覇者が{netabare} デンバー・ナゲッツ{/netabare} であることを知らなくても、
『スラダン』の山王戦は知っているという方は少なくないと思われ。

山王工業VS湘北はそれ自体が傑出した“コンテンツ力”を有した一戦。
本劇場版は山王戦の熱量を最大化してぶつけることで成功した一本と言えるでしょう。

制作方法も、まず山王戦を一試合通して映像化してみる。
シナリオ、脚本だのはその後で……という型破りな手法。

監督・脚本を原作者自らが行うという体制は多くの場合、混沌を招きますが、
山王戦に込められた熱情(パッション)をアニメ制作のセオリーに邪魔されずに
ダイレクトにぶつければ良かった本作の場合は上策でした。

そもそも漫画で描かれたゲームを、そのまま試合映像化しても破綻をきたさない時点で、
原作コミックは緻密さという点でも図抜けた逸材でした。


ではストーリーは後付けの添え物かと言うとそんなことはなく。
敢えて宮城リョータを主人公視点に据え再構築した群像劇は、
この一戦にかける各々の情熱を再加熱するのに大いに貢献。

宮城家も、{netabare} リョータが越えられない才能を持った兄・ソータという挫折。
ソータとの突然の死別。リョータも母カオルも喪失を受け入れられないまま沖縄から神奈川へ転居。
そりゃリョータもグレるし、バイクで事故る。{/netabare}
と色々やっていたわけですが、長い半生の中に改めて山王戦を位置づけることで、
この試合が単なるインターハイ2回戦以上の意味を持つゲームであることを再認識させてくれました。


【作画 5.0点】
アニメーション制作・東映アニメーション、ダンデライオンアニメーションスタジオ

巷ではCGは嫌だとの前評判も目立ちましたが、
近年、東映関連のCGアニメーションに大きな手応えを感じていた私は、
CGで構築された試合映像をPVで見た時から楽しみで仕方がありませんでした。


本作の企画は、2003年にプロデューサーが原作者サイドに打診してから、
四度にわたるパイロットフィルムによる提案を経て、
2014年にようやくOKが出て制作開始と、長い年月を費やしています。

20年前のCGの水準じゃ、原作者が10人のプレイヤーが躍動する試合を映像化するには手描きよりCGだと決断するなんて考えられなかったと思います。

2010年代に入って『プリキュア』ED等で東映のCGの着実な進歩は感じられたけどまだまだ……。

2010年代後半になってようやく、東映のCGアニメーションかなり面白いんじゃないか?となり。

企画が難航している間に、或いは時を待ったのか。
本作の完成と、CGの進化の曲線が、丁度良く交わった。
機が熟したタイミングで世に出すことができたのが本作なのだと思います。


迫真のバスケ再現だけではなく、キャラ表現も上々。
スタッフも「お前のサラサラヘアーが気に入らねぇ」と毒づきながら
不良時代の三井のロン毛を描写したり、
あとは安西先生の頬肉、顎肉の弾力感とかw


ですが、作画班が一番カット数を費やしたのはケーキをカットする宮城家の日常シーンだったとか。
心情湿度多めの一コマにまで寄与できるようになったCGアニメーションはいよいよ本物です。


あとは演出・宮原 直樹氏、プロデューサー・松井 俊之氏と『ポッピンQ』スタッフ陣の名も目に留まりました。
あのオリジナル映画、東映史上に残る大コケ作品でしたがw
東映のCGアニメーションの進化史上において『ポッピンQ』は何気に重要な作品です。


【キャラ 4.5点】
元々、回想&モノローグ多めの群像劇である山王戦。
2時間程度の尺の中でも、湘北メンバーの主要5人のキャラ要素を厳選して好再現。
一試合通した中でキャラクターを交錯させることで、
誰ひとり欠けてもあり得なかった名勝負に説得力を持たせています。


宮城リョータのイキっているようで内心本当はビビっている、それでも……。
という描写が震える手などで表現されていたのは勇気付けられました。

山王工業メンバーの中から、リョータと対になる強者として、
高校ナンバーワンプレイヤー沢北をピックアップしたのも好判断でした。

同じ高校2年なのに俺はビビリで、あいつはスター級。
岩山にぶつかりにいくようなリョータの心境。
高校部活動の大会って、才能無差別級なのが面白くて、また残酷なのだなと、改めて思い知らされます。

最後の{netabare} バスケ留学先での沢北とリョータの再会。
相変わらずリョータはビビって試合前トイレで戻してましたが、そこも含めてグッと来ました。{/netabare}


【声優 4.0点】
映画化に当りキャストは一新。
PVの第一印象はちょっとボイスが低いかな?
特にTVアニメ版主人公の桜木花道辺りは、
高音ボイスで、ひょうきんなギャグ要素もカバーしていただけに尚更。

ですが、コメディ要素を極力削ぎ落とした本編通して見たら、
生々しいボイスを求めたリアリティ追求の一環だと納得しました。
後から調整が容易なCGの利点を生かして、多くの場面でプレスコを選択したのも、
生っぽい演技を際立たせていたのだと思います。

原作者は収録でも多くの助言とディレクションを与える“音響監督”ぶりで、
キャラクター構築をアシスト。
少なくともキャラ崩壊を招く、安直なキャスト一新ではなかったです。


私が一番評価したいのが宮城リョータの母・カオル役の園崎 未恵さん。
江の島の大海原にも流しきれない過去を抱えた、湿っぽい演技で、宮城家の愛憎を巧みに表現されていました。


【音楽 5.0点】
OP主題歌はThe Birthday「LOVE ROCKETS」
ED主題歌は10-FEET「第ゼロ感」

これも単体で聴くと、ロック新譜でゴリゴリに押して来るの?
WANDSやZARDじゃ駄目なんでしょうか?となりかねませんがw
本編通して見るとロックで正解だと分かる構成。

10-FEETは劇伴制作にも参加。
局面変化におけるバンドサウンドがパンチの効いた転換のシグナルとして機能。

その他の心情曲等を武部 聡志氏がピアノ曲などでカバーして、
作品に緩急のリズムを生み出す。


音楽満点まで突き抜けたのはSE含めた音響面全体が素晴らしかったから。
特に回想シーンの環境音を、試合場面に戻ってからも“残す”演出は、
過去を抱えたプレイヤーが、この試合にかける心情表現を好アシスト。


【付記】
2022年12月公開から来月で9ヶ月のロングラン上映となった本作。
8月3日には作中の山王戦の試合開始時刻に合わせて上映する粋なイベントも企画されています。

そんな本作も来月8月いっぱいで終映となるそうで。
この夏がスクリーンであの名試合を目撃する取り敢えずのラストチャンス。

特に、もし未だに観るかどうか迷っていて、後で配信でいいかな~とか思っている方がいたら、
これ後でテレビで観て、映画館で観ておけば良かった~と絶対後悔するやつなので、
劇場“観戦”するなら早目の決断をオススメします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ひゃっぺらぺん、THE FIRST !

連載開始から32年。

それはもう、ひゃっぺらぺん読み返してきました。

どの巻から読んでも、いくらでも感情移入できます。

そんな作品のアニメ化は、まさかの嬉しすぎるニュースでした。

ひな鳥が、ついに巣立っていく歓びです。


~     ~     ~


井上氏が、手ずから監督・演出を手掛けていらっしゃるので、これはもう「正調」です。

口をはさむ余地などどこにもないという受け止めです。


ストーリーはほぼ原作をトレースしてくるだろうと思っていましたので、今さら感があるかもとの予感がありましたが、全くの杞憂でした。


加えて "No.1ガード" のサプライズプレゼント。

見たことも聞いたことも、想像さえもできなかった、まさに、♪~煌(キラ)めく瞬間(トキ)に捕われ夢中でいたい~♪ (*1) のままの世界観に、どっぷりと浸ることができました。


制作陣の心意気と技術力とに心服です。

ファンの期待と心悸とを昂ぶらせます。

31巻が、いよいよ円熟した感慨でいっぱいです。


(*1  MANISH 煌めく瞬間に捕われて 1996年8月)


~     ~     ~


話題になっているキャストの交代については、私はそれほど気になりませんでした。

あえて言えば、丸ゴリの声に「あれ?イメージと違うみたいな?」と感じたくらいです。
(個人的に些細なものです。)


~     ~     ~


息をのむ熱い想いと、胸を打つ高鳴る鼓動と、迸(ほとばし)る勇気をくれた漢たちの最高の40分(+α)。


時が終わるまでに映像化を願っていた幾千の夜。

君が好きだ!と叫びたくて仕方のなかった日々。

ようやく願い事が叶ったと爽やかな朝を迎えたキモチです。



これは・・・、円盤は買っちゃうんだろうなぁ・・・。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

スラダンが大好きです。嘘じゃないっす。

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
映画館で観てきました。最高。

間違いなく、映画館で観るべき作品。

賛否両論あるのは分かる。これだけの名作だ。思い入れもある人も多い。何をやろうが賛否両論だろう。

私は原作のガチファンだが、本作には大満足している。

ストーリー云々は、とりあえず観てから批判するならすれば良いと思うが、とにかく、あのバスケットの試合の作画を、動いている湘北高校バスケット部を、大スクリーンで観られただけでも、☆10である(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
31回。

これは、私がスラムダンクの原作を「全巻読んだ」回数だ。

約12,000冊。

これは、私が所有する漫画本の数だが、その中のNo.1はスラムダンクだ。

マイフレンド。

これは、私が人生で初めて買ったCDだ。

とまあ、とにかく私は、スラダンを愛している!(笑)

さて、「映画化」と聞いたとき、3つの可能性を考えた。

①山王戦を原作通りに映画化
②アナザーストーリーを映画化(原作にない話)
③アフターストーリーを映画化(原作後の話)

本命は①だが、期待していたのは③。ここで、「スラダン第2章」が始まってくれたら最高だった。②なら少し残念かなと思っていた。

結果、本作はこの①②③の全てを内包する作品になっていた。

井上先生が本作でやりたかったことは、大きく2つ。

1、バスケットの試合をリアルに映像化したい。
2、宮城リョータのキャラを深めたい。

まず、1は、ほぼ完璧だった。本作で特徴的だったのは、原作にある心理描写を極力省き、会話とプレーを中心に魅せたことと、漫画的な「溜め」を作らず、リアルな時間進行に乗せたこと。

よくある「バトルの最中にずっとしゃべってる」というのは、実に漫画的な表現になる。もちろん、そこで雰囲気を盛り上げ、見開きバーンで名シーンを印象付けられるので、この手法を批判はしない。が、「リアリティ」という点では落ちる。

井上先生は、漫画を極めているような方だし、スラムダンクは、漫画の歴史の頂点にあるような作品だ。だからこそ、漫画的な表現は原作に譲り、アニメではアニメーションならではの表現を追いかけたのだろう。まあ、漫画に比べると、1プレー1プレーは軽くなり、ギャグの「間」みたいなものも作れてはいない。

けれど、そこに文句があるなら、「じゃあ漫画を読んだら?」となると思う。私個人としては、湘北と山王がリアルに試合してたらこんな感じだったのか、という映像が観られた方が、ずっと価値があるように感じた。

ということで、映像は間違いなく☆5。

次に、最も賛否が分かれるであろう、2の宮城リョータの過去の設定を掘り下げたストーリー面。

もしこれを、井上先生が監修せず、誰かが勝手に作っていれば、「ふざけんなや」と怒りを覚えるだろう。

が、宮城リョータを生み出した原作者自らの作品である。これが、原作段階からあった裏設定なのか、原作者完結後に考えた後付け設定なのかは分からないが、とにもかくにも、宮城に対する、井上先生の「愛」を感じた。私には、それで十分。

ちなみに、私が湘北メンバーで好きな順番は、

三井→(小暮)→桜木→赤木→流川→宮城 の順番だった。もちろん、「宮城が一番好き」っていう方も多いだろうが、正直、レギュラーメンバーでは一番影が薄かったと思う。だからこそ、井上先生がここで、桜木や流川ではなく、宮城にスポットを当てたことは、、、感動したなぁ。
 
ここからは、やや飛躍した「妄想」になるが、

映画を観ながら、「もしやこれは、スラダン2期のフラグなのか!?」と、ワクワクしてしまった。

というのは、宮城が7番にこだわりを持ち、それが、「亡くなった兄貴の番号」だからだ。

原作でも、次のキャプテンは宮城に決まっている。背番号は4番になるだろう。

たがらこそ、この映画で「兄貴を乗り越え」「7番を卒業」させたのではないだろうか?

私は、スラダンの新章があるとしたら、桜木達が1年のウィンターカップではなく、新入生を迎えた後、桜木達が2年になったインターハイだろうと思っていた。

でも、この映画により、もう1つの可能性が生まれた。それが、「大学編」か「全国選抜VSアメリカ選抜編」「Bjリーグ編」だ。

映画のCパートで、宮城はアメリカに留学していた。あれにはビックリで、正直、「いらないな~」と思う展開だった。それは、宮城がアメリカ行ってる時点で、「湘北高校の話」は、もうやる気がないんじゃないかと思ったから。

が、もしこうなったらどうだろう?

赤木、三井、流川、宮城だけでなく、沢北、河田、深津、牧、神、仙道、、、だけではなく、諸星とかヒロシとか南とか池上とか他のキャラクター達もみんなごちゃまぜになって、各大学(あるいBjリーグの各チーム)に散っている。

例えば、牧・藤真・三井・花形・赤木という神奈川同級生チーム。例えば、深津・神・仙道・沢北・河田という化物チーム。

そんなチームに対して、大学バスケットボール界に復帰した、安西監督率いる弱小大学(キャプテン小暮w)に進学することにした、流川、清田、ヒロシら、黄金の1年生軍団。そこに、怪我から回復し、3年間のブランクがある「初心者」桜木花道が入部してくる、、、なんて、胸熱な展開があるかもしれない(笑)

まあ、これは完全に私の妄想だし、もし新章があるなら、流川と桜木は敵としてぶつかった方が面白そうだ。全日本選抜対アメリカ選抜で、相手に宮城や沢北がいるのも熱い。

この作品に「ファースト」とつけたからには、「セカンド」を期待してしまう。どのようなカタチであっても。

井上先生、お願いします! スラダン、本当に好きなんです!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23
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