2017年度のラブコメTVアニメ動画ランキング 23

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2017年度のラブコメ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の2017年度のラブコメTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.8 1 2017年度のラブコメアニメランキング1位
冴えない彼女の育てかた♭(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1420)
7695人が棚に入れました
オタク高校生の「安芸倫也」は桜舞い散る坂道で、ある少女と運命的な出会いをする。インスピレーションを受けた倫也は、その少女をメインヒロインにしたギャルゲーの制作を思いつき、同学年の美術部エース「澤村・スペンサー・英梨々」と学年一位の優等生の先輩「霞ヶ丘詩羽」をスタッフに迎えようと邁進する。そんなある時、倫也は運命的な出会いをした少女が、特に目立たない普通のクラスメイトの女子「加藤恵」だったことを知り、愕然とする。倫也は加藤恵をゲーム中で絶対的なヒロインにしようと決意するのだが…。

声優・キャラクター
松岡禎丞、安野希世乃、大西沙織、茅野愛衣、矢作紗友里、赤﨑千夏、柿原徹也

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

冴えわたる加藤恵の人間観察力!(劇場版制作決定おめでとうございます!)

原作はライトノベル『冴えない彼女(ヒロイン)の育て方』で、本作品は1期目『冴えない彼女の育て方』の続編となる2期目です。

このレビューを書いている時点では第3話まで視聴済みです。

原作は未読なんですがいい加減、読んでも良いかなという気分になりつつある今日この頃。

1期目のレビューに書いた通り「ハーレムラブコメ」のテンプレート総括作品とみなせるような本作品ですが、本作品を特長づけているのは何といっても「ステルス属性」ヒロイン、加藤恵(かとう めぐみ)の存在ですよね。

なぜ安芸(あき)くんの同人ゲーム作りに参加しているのか良くわからない、などともいわれる加藤さんですがたぶん少なくとも心理学で言うところの「行動主義」的にいちばん安芸くんの言動を理解しているのは加藤さんですよね。

*「行動主義(behaviorism)」の細かい説明は割愛: 本当に気になったら自分で調べてください。

というか加藤さんは対象を安芸くんに限らず、詩羽(うたは)先輩や英梨々(えりり)、美知留そして果ては出海(いずみ)ちゃんまでその内心や行動原理への理解を示さないままでも的確に行動を予測し、ゲーム制作への障害に適切に対処しています。

「ステルス」による隠密性の他、人間観察力の権化でありサークル「blessing software」は加藤恵の存在無くしては立ち行かないでしょう。

しかしそんな加藤さんの影に日向にの奮闘にも関わらずゲーム制作には様々な危機が。その行く末やいかに…。

2017.5.12追記:
未読だった原作は、ゴールデンウィーク中に既刊分(1~12巻、Girls Side 1, 2)を全巻読んでしまいました。というか読み始めたら止まらなかった…。

♭(2期目)は原作7巻までの内容になるようですね。少なくとも原作の内容的には1期目よりも2期目相当分の方が私は好きです。残りの話数も楽しみにしています。

2017.6.9追記:
原作Girls Sideからのシリアス展開。まあ、時系列的にはそうなるのか…。2期目の終わりが見えてきましたが、原作はここからがさらに面白いのでどんな形でも良いので2期目の続編を完結までアニメ化して欲しいです。

2017.6.23追記:
最終回。新幹線のホームの場面は原作でも好きな箇所だったので、英梨々の表情の描写も含めて大変満足しました。原作最新巻のGirls Side 3は加藤恵ファンにとって破壊力がハンパなかったので、やっぱり続きもアニメ化して欲しいです。「第三次正妻戦争」もアニメで観たいし…。

2017.12.5追記:
12/3に、公式に劇場版制作決定のアナウンスがありました。内容の詳細については不明ですが、アニメは劇場版で完結という形になると嬉しいです。

ちなみに、原作は無事に完結しました。本編13巻+FD 1巻+Girls Side 3巻で計17巻の長編でした。丸戸先生、おつかれさまでした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 76
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ヒロインはきみだ

A-1 Pictures制作。

ハーレムラブコメから、
ほのかに苦い青春群像劇へ。

{netabare}自分を向上させるために、
今いるコミュニティを卒業する。
一時的にとはいえ、仲間との別れを選ぶ。
取り返しのつかないことも多々あるわけで、
この年代の子達にはとても難しい決断でしょう。{/netabare}
彼女たちの勇気ある一歩を評価したい。

モノ作りへの情熱と葛藤が見え、
全身全霊で向き合うその姿が印象的です。
ここを描いてくれた分、2期の方が好きです。
少数派でしょうが「葛藤」のある作品が好みです。

そして語らずにはいられない加藤恵、
本当に好感の持てる素晴らしいキャラは、
登場していなくても存在感があるのものです。
抑揚のないフラットな台詞回しが良い、
彼女の冷静なつっこみが楽しい、
メインヒロインの底力でしょうか。
{netabare}メタ演出となりましたが、
最後のセリフは涼やかで素敵でした。{/netabare}

ヒロインはやはり冴えています。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 75
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

さぁ 踊ろう 世界が終わるまで

原作は全18巻だとか。。。

アニメも続きものになっており、途中参加はイマイチですので先にそちらを。それでは以下1期を視聴済前提で。なお、1期より評価は高いです。


0話+11話の全12話。1期が0話+12話の全13話だったので1話少ないですね。またこの0話が円盤特典=本編補完のOVAみたいな内容なのが独特です。
1期を通過すると、この第0話に対しての心構えもできてるはずでしょう。


萌えぶ…いや男性諸氏向け過剰サービス回キターッ!


変わらぬクオリティに1期からのファンは胸を撫で下ろすわけです。
このレインボーブリッジを見下ろす構図どっかで見たことあると思ったらホテル日航東京。プールもラウンジもあんな感じの雰囲気良さげなホテルです。隣のメリディアンよか湾岸寄りのため景色も上。宿泊費もこっちがちょっと高めでした。
高校生には分不相応ですね。稼げるようになってからと言いかけてそういえばプロの物書きさんが一人いたな、と本作において普通の高校生の中に二人ほど自分の職能で報酬を受け取っているJKが混じっていたことを思い出します。
そしてこのホテル日航東京。いろんなことがあって現在はヒルトンになりました。お隣のメリディアンもこちらも紆余曲折があって、今はグランドニッコー東京。ん?ニッコー?
推して知るべし!そういうことです。買収に絡んでのあれやこれや・人材の引き抜きその他水面下でいろいろキナ臭いことがあったんだろうねと勘繰ることができる因縁の場所からの2期はスタートです。

{netabare}まさかモデルとなったホテルの来歴からさっそく伏線が張られていたとは! {netabare}ってことはないです、たぶん。ただのハーレムメンバー全員集合お色気回でした。{/netabare}{/netabare}


戻りまして『冴えない彼女の育て方』。原作・シリーズ構成・脚本を手掛ける丸戸史明氏の攻めてる感じがよろしいかと。
このオタク限定ともいえる作品の視聴層ともしかすると一緒に楽しもうとでもしてるのでは?そんな仕掛けがところどころにありますね。
もう彼の掌の上で素直に踊ってしまえばいいんじゃないか、と思えた2期です。


★王道テンプレハーレムとそれに沿ったキャラ達の言動
 ⇒予想通りとツッコミながら黒髪と金髪を愛でる
 ⇒⇒ハーレム好きオタ仕様

★そこに投げ込まれた異色のヒロイン
 ⇒なにこれ?新鮮っ、と低体温ステルスヒロインを愛でる
 ⇒⇒ちょいとハーレムに飽き気味歴戦オタ仕様

★あまりにもあからさまなフラグやらなんちゃら
 ⇒つきあってられんとディスりなんなら撤退する
 ⇒⇒歴戦オタの分派仕様
 ※ディスられることもディスられ内容も想定済み

★コミケ・ギャルゲ・同人その他諸々
 ⇒青春の一ページとにやける
 ⇒⇒本職向け


けっこう万遍なく拾ってます。
一見キャラものと思しき本作。加藤恵(CV安野希世乃)、澤村・スペンサー・英梨々(CV大西沙織)、霞ヶ丘詩羽(CV茅野愛衣)の三巨頭は光り輝き、続く波島出海(CV赤﨑千夏)、氷堂美智留(CV矢作紗友里)も並作品ならヒロイン級。
好意を寄せる理由も頷ける背景があったりするのでテンプレキャラの皮をかぶった詩羽先輩とえりりらには深みがあり、1期のレビューで“擬似三次元女子”と評した加藤恵のオリジナリティは群を抜いてます。みちるたちだってキャラ被りなしですね。あ、「icy tail」もお忘れなく!

{netabare}ハーレムものよろしく序盤のセンター争いは熾烈を極めておりました。詩羽先輩が先手を取り、OPのメインヒロイン感ハンパないえりりが猛烈にまくって正妻ポジションを奪ったかと見えたその横で、しれっと加藤恵が合鍵使って家に入ってる、みたいな。{/netabare}

キャラにハマれば、中盤以降の変化も喜んだりもしかすると悲しんだり1期に上乗せしてキャラに愛着を持てる展開になってます。



そんなキャラに視点が行きがちな一方で、私が1期で面白がってたのは“未熟なクリエイター集団の行く末”でした。
劣化版スティーブ・ジョブズ(と私が思っている)安芸倫也くん(CV 松岡禎丞)。この右往左往と取り巻く女性陣の反応が良い。


■人気のない安芸くんまとめ
・でもこれハーレムじゃなくね?
{netabare}ハーレムの定義はお任せします。主要3人に絞りますがけっこう深いところで全員安芸くんから心が離れてたりするのです。

詩羽先輩:2√を安芸くんに提示してボールを投げても応えてくれなかった近辺が好き好きモードのピークかしら。卒業式の流れから紅坂朱音の誘いに乗った話をする時、これまでの“倫理くん”から“倫也くん”になってたのがなによりきっつい。いつも通りに見えてガードが固い。こうなったらもう戻っては来ません。

えりり:こっちも那須高原がピーク。ゲットしたら冷めるって単純な話でもなく。いずみに頭下げたり学校で地の自分を出したり、本来であれば幸せなはずなのに、幸せだと思い込もうとして焦ってる行動みたいでした。満たされるとダメになるって自覚するのは彼女にはきつかったことでしょう。

二人ともクリエイター魂が好きより勝っちゃうんです。このくらいの年齢なら恋愛脳満開でも誰も文句は言わないだろうに。逆説的にプロ根性あるところを見せつけた二人に個人的には拍手でした。

加藤恵:六天馬モールで置いてけぼりくらって拗ねたりとそれらしき描写はあったものの一番掴めない彼女。2期最後まで恋心はどうだったのか良くわからずです。でも信頼を裏切る行為があってこちらは分かり易く心が離れておりました。{/netabare}


・優男の功罪
オラオラ男子の変節は失敗します。
{netabare}慣れてないですから。。。
劣化版ジョブズからさらに“hungry”も“foolish”の欠片も抜いてしまえば凡人以下です。それが人間らしさだったり若さの表れだったりするので嫌いではないのですが。
この安芸くんはたとえ行動力があっても心情の機微がわからない子です。そんな子から熱量を取ったらただの(どうでも)いい人になってしまう。受け取る側も難しいところですが、作品を通して彼の浮き沈みを描いてくれたことは自分好みの展開でした。{/netabare}



こうしてみると表面的に男性向け萌えアニメを装い、“自立した女性の美しさ”を謳った作品のように思えなくもない。
しっかり萌えぶ…いやいや男連中を踊らせつつ、密かに毒を仕込んでいるのです。

{netabare}「あなたがこのプロジェクトに参加するというのなら真正面からたたきつぶしてあげるから」{/netabare}

安芸倫也そっちのけ(笑)


不思議な気持ちです。
『冴えカノ』このオタハーレムラノベ系ロングタイトルアニメはこれでもかのテンプレ詰め合わせ。
が、終わってみると2期途中からのシリアス成分はけっこうえげつない。

“♭”(フラット)これがブラックジョークに思えるほど、平穏無事に観ることを許してはくれません。

{netabare}…と身構えてたらラストでまたまたお約束を放り込んできたりw{/netabare}


1期から辿ると第1話いきなりのサービス回から始まって、視聴者を安心安全のテンプレ世界へ誘ったかと思わせて、ステルスヒロインという異色の存在を投入し、ウザ系の主人公でざわつかせ、業界あれやこれやでオタの好奇心をくすぐる。
2期は2期でこれまで述べてきた通りの感じ。物語がすこぶる良いかと言われるとちょっと違くて、良い意味で継ぎ接ぎが上手いといったらいいかしら。バラバラになってもおかしくない濃ゆい要素を複数盛り込んでバランスを取る作業が巧みです。利害調整の鬼ですね。
例えるなら演歌とメタルを自然に繋げられる力量を持ったDJのイベントみたいなもんでした。


しばらくはここらで踊ってみてはいかがでしょうか?
そして作者に踊らされてみてはいかがでしょうか?
この世界の結末はどちらに転んでもおそらく相応の納得感が得られそうな確信があります。

今度劇場版がありますがそれ含めてもしっかり完結させてほしいな~



視聴時期:2019年6月 
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2019.06.23 初稿
2019.11.27 修正
2021.08.24 修正

投稿 : 2024/04/13
♥ : 73

93.7 2 2017年度のラブコメアニメランキング2位
エロマンガ先生(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1815)
9127人が棚に入れました
高校生兼ライトノベル作家である主人公和泉正宗には、引きこもりの妹和泉紗霧がいる。一年前に二人は兄妹となったのだが、妹はまったく部屋から出てこないほど徹底した引きこもりである。

ある日和泉正宗は、担当イラストレーターエロマンガ先生が自分の妹であることに気づき……。


声優・キャラクター
藤田茜、松岡禎丞、高橋未奈美、大西沙織、木戸衣吹、石川由依、小松未可子、島﨑信長
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ハーレム系ラブコメの秀作

原作未読。最終話まで視聴。

ハーレム系ラブコメの秀作。
メインヒロインの紗霧ちゃんをはじめ、魅力的な女の子に囲まれた主人公がうらやましい・・・。
{netabare}11話の感動回、最終話の爆笑回など、{/netabare}物語全体を通してテンポとバランスの良さが魅力の作品。

あと、何と言っても紗霧ちゃんを愛でる作品か?

【物語】
ヒロインの女の子たちが中学生のせいか、恋愛要素は割とあっさりとした印象。
私は純粋な恋愛物が得意では無いので、この点は高評価。
コメディ要素のバランスが良く高評価。
テンポとバランスが優れている印象。

【作画】
『沙霧アニメーター』に支えられた紗霧ちゃんの可愛さの安定感は絶品。
それ以外のキャラ(特に女性)も終始安定していた。

【声優・キャラ】
どのキャラも好人物が多く、視聴していて心地よかった。
声優さんもキャラに合っていた。

【音楽】
OP・EDとも作品にマッチした良い楽曲。
OP・EDとも紗霧ちゃんのダンスが可愛かった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 98

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

スタートはだいたい原作通り→期待通り、いや期待以上のクオリティで駆け抜けました!

*最初に書いたレビューでもその後の追記でも「本作がどんな話なのか」がロクに書かれていないことに気がつきました。これはレビューとしてあかん奴です。本作は「ライトノベル作家およびイラストレーターによるラブコメ」です。(← 2017.10.23追記)

原作は同タイトルのライトノベル(電撃文庫刊)。

原作は8巻まで出ています。8巻目は「月刊コミック電撃大王」に短編を連載していたのをまとめて、さらに加筆修正したものです。現時点で、原作未完。

※8巻は1話開始時情報です。2017年6月9日に最新巻である9巻が出ました。

1話目で登場したのは主人公の和泉正宗、妹の沙霧、マサムネの高校の同級生の高砂智恵、沙霧の中学の同級生の神野めぐみです。

1話目のストーリー進行は原作を踏襲していましたが、引っ越しトラックの横で何か指示していたっぽい山田エルフ先生、書斎っぽいところで和服を着て座っていた千寿ムラマサ先輩などもっと後で出てくるメインキャラたちがアニメではちょろちょろと画面に映っていました。

原作3巻まで届けば、作中で水着回&温泉回になるはずです。まあ、ここまでは意地でも届かせると思うけど3巻か4巻あたりまでかな?

確か、俺妹のときには1期目で原作3巻まででしたっけ…。

2017.4.18追記:
同じ人がキャラクターデザインしているせいなのでしょうが、クラクラ(Classroom☆Crisis)の瀬良ミズキを観るたびに、神野めぐみと似てて頭の中で混同してます…。

2017.4.24追記:
メインヒロイン沙霧の表情/仕草ともにとても良いです。さすがは謎のシステム、「沙霧アニメーター」…(笑)。

2017.5.14追記:
6話目視聴。原作ライトノベル2巻目の内容に入りました。ムラマサ先輩に初セリフ。これはやっぱり、原作3巻目までのアニメ化でしょうね。俺妹アニメ1期目のときのように、4巻目の内容のweb配信とかはあるかもしれません。

2017.6.4追記:
原作3巻の内容なのに、思わず6巻のタイトル「山田エルフちゃんと結婚すべき十の理由」を書いてしまう9話でした(笑)。

2017.6.25追記:
無事、最終回まで完走。アニメがストーリーの初見でも楽しめるように作られていたと思いますが、俺妹からのファンや原作ファンへの配慮、さらには電撃文庫のファン(笑)へのサービスまでサービス精神に溢れたコメディ作品だったと思います。

ところで沙霧、エルフちゃん、ムラマサ先輩、めぐみんいずれのヒロインにも一定数のファンは付くと思うのですが、私は恋愛表現が一番「文学的」な智恵(本屋ちゃん)が何気なくこの作品のお気に入りだったりします。
(何しろ表現が文学的過ぎて、実はかなり強力にアピールしているつもりなんだろうけどいつも正宗にスルーされる。不憫…。)

単なるラブコメではなくて、「クリエイターの業」みたいなものがコメディに昇華されていたのも良かったです。開始時の想定通り合宿回も入って、満足の1期目でした。(と、あえて書きます。2期目ありますよね?)

投稿 : 2024/04/13
♥ : 95
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

そんな萌えられる人は知らないっ ※酷評注意

2019.01.11記


原作未読


タイトルがタイトルなだけに敬遠されがちですが、実際観てみたら面白かったです。

{netabare}・・・とは一切ならなかった作品。面白さどころか嫌悪感すら覚えるほどの駄作。{/netabare}

もともとタイトルだけは知っていて、あにこれでの評価も低くない。地上波再放送で敷居が下がったこともあり視聴しました。


高校生ライトノベル作家の兄(和泉正宗)と引きこもり妹(和泉紗霧)のラブコメです。二人は血が繋がっておらず、引きこもり妹が裏ではイラストレーターをやっていて、実は、兄の小説のカバー絵・挿絵を手掛けている「エロマンガ先生(ペンネーム)」その人でした、という導入。
追加の女性キャストらがこの2人を取り巻き、一様に正宗に好意を寄せるハーレム展開がこの後繰り広げられることになります。

ストーリーは軽めで設定には粗さが目立つものの、専属絵師をつけるほど紗霧の作画にはこだわりを見せ、取り巻く女性陣(エルフ、ムラマサ、書店の子、あと紗霧の同級生の子)も複数いる。


 ≪ご都合展開は気にせず、“紗霧”を愛でる≫


この作品を鑑賞する上でのお作法になりましょう。
物語性重視の私のようなタイプにとっては、ご都合展開を超えて作品を楽しむにはどこか尖った要素が必須です。本作でそれにあたるものが“萌え”。
気に入るか気に入らないかの分水嶺で、ここを突破できれば「紗霧かわいい」、弾かれた者には何も残りません。

私は後者。ハーレムもご都合展開も、おそらく萌えに対しても抵抗はないのですが、


■中学生で中途半端なエロ描写は不快

自分の良識が邪魔をします。正直たいしたエロではありません。ただし、ついこの間までランドセル背負っていた少女たちが、{netabare}おち○ちんと言ってるのを見て喜んだり、全裸でピアノ演奏してる姿にブヒったり、{/netabare}きわどいアングルで映されてる尻に鼻を伸ばしたりする趣味が私にはありません。一歩下がって、喜ばないまでもせめて微笑ましいとこちらが思うことすら躊躇われる年齢です。
なにも「健全にやれ!」というつもりはなく、例えば思春期ならではの視野狭窄の中で大人たちに翻弄されながらも的な設定だったら中学生が妥当であるとの物語上の必然性が生じます。記号的なエロで表現する対象としては若すぎるのです。シナリオが薄く物語で魅せる作風でない分、余計にキャラデザ、仕草といった見ため箇所が浮き彫りになりました。他(物語、心情描写)でカバーできない仕様になっているのです。

この年齢を起点にすると、兄妹のイチャコラも入り込む余地がなくなってきます。
さらに、“上目づかいで「お兄ちゃん♡」”がキラーワードだとよく聞くが、この感覚も私にはどうにもわかりません。せいぜい飲み会の席でやるネタくらいの価値しかないです。これはあくまで個人的な嗜好の話。


■紗霧についても

間違いなくこの作品を楽しめるかどうかは紗霧に対するこちらの態度にかかってます。
社会と接点を絶つことでの弊害の一つが、とある対象者への“依存強化”にあるとしたら、本作ではその対象者が正宗になります。口では邪険にしてても対象に甘える様は典型的なひきこニートの行動パターンと言えるでしょう。この構図は作中では兄妹ですが、年老いた両親と中年息子の間でも成り立ちます。置き換えてみるとどうかと思いますよね。
一方で紗霧は、ツンデレ・ヤンデレ・妹属性全開で正宗に向かってくるキャラクターでした。ご都合展開を突破する萌え要素を充分に備えているので、表面上はそれでOKだったりするのです。

しかし一見したらテンプレ的萌えと見せかけて、紗霧はひきこもり特有の依存からくる部分と記号的な萌えの部分が混在してるキャラクターなんです。
{netabare}兄の買ってきた都こんぶと落雁に文句を言えるのは、自分でおやつを買いに行ける能力を持った者のみに許される行為です。{/netabare}

他には、正宗への嫉妬についても恋愛感情による束縛なのか単なる依存による囲い込みなのか両方が顔を出してきて、シンプルに萌えることはできませんでした。
こちらもシナリオが薄いことで、引きこもりになった経緯の説明が粗く共感を呼ぶには至らなかったことも致命的といえます。




なお、紗霧に対する視聴者の態度は以下に分類される気がします。


 1.そんな萌えられる人は知らないっ 
 2.シンプルに萌える 
 3.自己投影して萌えが倍加する


私は当然ながら1番。ボリュームゾーンは2番でしょうか。


原作は10巻まで刊行されており、ここでの評価も500位前後と評価の高い作品ですがそれはそれ。

{netabare}闇キリトくんの「スターバーストストリーンムッ」以外に{/netabare}観る価値を見いだせない作品でした。


■余談
他のとこのレビューでも書きましたが、家族共有のHDD内に本作と「青春ブタ野郎」と「幼女戦記」が並んだ2018年秋でした。家族に白い目で見られるリスクを背負っての視聴だったのに、この時間と社会的信用を返してほしいものです。


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2019.05.16追記
《配点を修正》


視聴時期:2018年10月~。
自分には合わなかったな~というのが全てなんですが、こんな一面も。
映像作品って個人で楽しむのが第一義。作品を共有しわいわい楽しむのが次かその次くらいにくるのでしょうが、私の楽しみ方は若干後者寄りと自覚してます。せっかくなのでリアル知人(非オタ一般人)とあれやこれや盛り上がってたりします。
その上で本作なんですけど、明確に線を引かれる類の作品になっちゃいますね。どんな反応かはみなさん想像できると思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 83

85.7 3 2017年度のラブコメアニメランキング3位
政宗くんのリベンジ(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1248)
6745人が棚に入れました
美少女・安達垣愛姫(あだがき あき)にこっぴどくフラれたデブで冴えなかった少年・真壁政宗(まかべ まさむね)が、激ヤセして名字を変えイケメンに変身。残虐姫の異名を持つドSな愛姫を惚れさせ、最高の形で振るために復讐を果たそうと奮闘するリベンジラブコメディ。

声優・キャラクター
花江夏樹、大橋彩香、水瀬いのり、三森すずこ、田所あずさ、早見沙織、小倉唯、大亀あすか、伊瀬茉莉也、伊藤かな恵、佐藤聡美
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

イケメンになった男子とお嬢様で美少女(性格きつい)のラブコメ…続きや伏線は原作で

普通にラブコメっぽくて面白そうです。普通が一番な気がします。

名前が…政宗に小十郎に愛姫だと? 宮城県民で歴史好きなら知らない人はいない名前ですね。もっとも愛姫の読み方は違いますが。これだけで個人的に興味持ちます。作者は宮城県民なの?

1話…黒歴史を変える努力家
{netabare}ナルシストな主人公。イケメンだが、それは普段の努力の賜物。元々はぽっちゃり…というよりはデブ。過去、好きになった愛姫に「豚足」と言われてフラれたのがきっかけ。
その愛姫、通称を「残虐姫」と言われている。お嬢様で美少女なため言い寄って来る男子が多数。そのたびに残念なあだ名を付けてフッてきた。
愛姫に復讐(愛姫に告白されてそれをフルという…なんともラブコメチックな)するために近づく政宗、はたして遂げることができるのだろうか?

性格きつい上に、超大食いという愛姫の設定が面白い。男嫌いと噂されているが、本当のところはよく分からないんですよね。
政宗はナルだが、その分努力しているし、突き抜けているところが良いです。ただ、過去のデブだったころの写真、愛姫にこやかな顔していた気がしたんだが、気のせいだろうか?
普通にラブコメそうなので、これからの展開が非常に楽しみです。{/netabare}

2話…政宗くんは鈍感男の典型だった
{netabare}可愛い委員長の誘いを断るとは…チキン野郎め。とはいえ、黒歴史を持つ男の子に育ってきたことがそうさせたという展開は納得です。
愛姫は相変わらず食えない性格(大食いだけど)、吉乃をパシリにさせ隠れて大食い。一方、政宗は豚足の手紙を誰が書いたのか怯えながら過ごす毎日。その犯人は意外にも吉乃だった。政宗が愛姫に復習するのを手伝うという。愛姫に恨みでもあるのだろうか?
愛姫のメルアドをゲットしようとした政宗。愛姫もOKするが、さんざん焦らした挙げ句「お断り」の返事。復習するのは並大抵なことではないようだ。

イケメンの裏に隠されたトラウマは深い。メル友も一人もいないという事実が笑ってしまいました。イケメンは表の顔だけで、裏の性格は隠せないというところが面白いです。頑張れ政宗。{/netabare}

3話…お似合いの二人
{netabare}試験が近づく。余裕の小十郎かと思ったが、全教科十点以下のおバカさんだった…。政宗が小十郎の勉強の面倒見ることになり図書館で勉強していると後ろでは吉乃の面倒見ている愛姫。なぜかひと悶着になり、結局は吉乃と小十郎も加えた総点数勝負に発展。愛姫が負けたら政宗とデートする約束をする。余裕の愛姫だったが、政宗が編入試験満点を知り愕然。
勉強頑張った政宗は悠々としていたが、何と、昼食後に腹がピーピーで数学のテストを吹っ飛ばしてしまう。が、愛姫は一日欠席で仲良く(?)補習へ。
愛姫から(正式には吉乃から)連絡があり、愛姫とデートになる。待ち合わせに向かった政宗を待っていたのは某テレ朝日曜の変身魔法少女のコスプレをした愛姫だった。何でも吉乃から初デートのドレスコードの指定だと言われたらしい(恐るべし吉乃)。なんだかんだ言いながらデートする二人。その中で愛姫には何かがあり大食いになったことを示唆する内容が。

愛姫がとても可愛い回でした。世間知らずのお嬢様なんだけど、それがかえって可愛い方に向かってしまうのはラブコメの良いところかもしれません。
吉乃がよく分かりませんね。愛姫の性格を矯正するなんて言っているけど、何だか政宗に惚れてきているような…。
政宗が愛姫の昔を話しているところ見る限り愛姫が好きなんでしょうね。怖かったのと同じくらい優しかったなんてくだりはそのままでしょう。{/netabare}

4話…愛姫が落ちた…のか?
{netabare}読者100万の人気少女マンガで恋愛勉強の政宗。早速実践するも、愛姫からは「マジキモイ」と思われていた。吉乃から押すだけではだめといわれ、無視を徹底。すると、愛姫がおかしくなり始め、政宗に八つ当たり(と捉えたが)。惚れた感じかと思ったら、次の日には怒りモードに。混乱する政宗だったが、実際には吉乃と政宗が話しているのを見られて愛姫も混乱していたのだ。
吉乃から政宗は愛姫しか見ていないと言われ、さらに戸惑う愛姫。ふらふらと歩いていると赤信号の横断歩道にふらりと飛び出し、間一髪で追いかけてきた政宗に救われ…。そこで終わりかと思ったら、車に乗っていたと思われる女性が駆けつけ、無事を確認し、政宗を見てなぜか「お会いしたかった…」と抱きつき次週へ。政宗いわく「誰?」

愛姫の心の変化がよく伝わった回でした。政宗への気持ちに混乱きたしているのは過去のトラウマも関係しているようで、どんな過去なのか、これから明らかになっていくのでしょう。
政宗もまた、恋愛なんてよくわからない状況なので、愛姫への気持ちがよくわかっていない。復讐とは言うものの、政宗も心の変化が始まっている感じです。このあたり、いかにもラブコメチックで面白いです。
ようやく始まるかと思ったら、また余計な人物の登場。さて、いったい何者なんでしょう。政宗に記憶がないということは、政宗に似た誰かのことを思っているのだろうか。{/netabare}

5話…はいてないのか?
{netabare}突然現れた謎の少女、可愛い女の子に政宗は困惑するばかり。そして怒りを表す愛姫。その子は政宗を追いかけて転入してきた。名前は「藤ノ宮寧子」という。
愛姫に宣戦布告とばかりに挨拶に向かうが、その時に寧子がはいていないことが判明。政宗に突っかかる愛姫、裏拳が先生に当たり、二人は罰としてプール掃除に。
仲良く喧嘩する二人。愛姫がプールに落下、助けようと政宗が飛び込むものの、足はつき、そこからまた言い合い。そこで投げ掛けた愛姫の本当に好きなら「キスするとか」で次週。

「寧子」を「ねこ」と読ませるとは芸が細かい。伊達政宗の妾の一人で長子の秀宗(宇和島伊達氏の祖)を産んだ別名「猫御前」から来ているんだろうね。
スレ違いとライバル(っぽい)、うんうん、ラブコメの王道みたいで良い感じです。寧子のはいてないは唖然としましたが。
政宗が愛姫以上に鈍感なのがポイントかも。愛姫には復讐って言い続けているものの、政宗もまたワケわかんない状態なのが見てとれます。このまま王道のラブコメで進んでほしいです。{/netabare}

6話…白そうに見えて黒だと思う
{netabare}キスするとか…と言って政宗を探る愛姫。政宗は覚悟を決めて(?)キスしようと迫るが、当然のごとくアッパーを食らう…。互いによく分からない状況である。
プールから離れたあと、寧子と遭遇。寧子の心遣いと可愛さにちょっと気を向ける政宗。それを見ていた吉乃は寧子の素性を探ろうと寧子を尾行するが、ばれてしまい、対峙することに。そこへ政宗の母が現れ、家へ連れ込まれる。寧子が居たのは政宗の家の前だったのだ。
帰ってきた政宗は驚くが、寧子と吉乃と政宗家族で夕食をすることに。その後、花火を楽しむが、政宗は寧子の姿を見て心が動かされる。吉乃からは心変わりしないようにと言われるが…。帰り、寧子は政宗が隠しておいた過去の写真を盗んできた。その写真を見て何かひらめく寧子。政宗の母が寧子を知っているようだったのだが…。

なかなか近づかない政宗と愛姫に割って入ってくる寧子、実に良い展開です。その寧子はどう見ても分けありなんですが、一体何が目的なのか?
この作品は主人公が鈍感ではなく、思いが分からないのが面白いです。どんどんハマっていく感じがツボです。{/netabare}

7話…落としたのは…
{netabare}夏休み、愛姫の別荘に政宗たちが行くことになった。ここで進展しないとばらすと吉乃に言われ、勝負に出る政宗。愛姫宅の秘書の由井崎の前で付き合っていると宣言したのだ。女子の前ではプライドの高い愛姫は仕方なくそれに従った。
由井崎は男嫌いだった愛姫に彼氏が出来たということで面白くない。肝試しで政宗を驚かしてカッコ悪いところ見せようと企んでいた。一方、政宗は愛姫が怖いものが苦手なのを良いことに、吉乃を使ってカッコいいところを見せようと企んでいた。由井崎の前にジェイソン姿の吉乃が現れ、ドタバタに。由井崎が気を失い、政宗が由井崎をおんぶして連れていき、そこで由井崎が政宗を認めたのだった。

政宗と愛姫の距離が縮まりそうで縮まりません。政宗は意地でも愛姫を振り向かせようとするし愛姫は恋愛感情が欠落してます。このドタバタラブコメがいつまで続くのやら…
寧子、口からだしてたのは血糊じゃなく、本物の血じゃない? いくらなんでもこのシーン多いように思います。ひょっとして、病弱なんじゃ…{/netabare}

8話…そこまで惚れられたら…
{netabare}島から戻った政宗は相変わらず筋トレ。そこに、なんとなんと愛姫から電話が。何でも、政宗がバッグをひとつ忘れてきたらしい。宿題をしようと机を開けたら例の写真がない。政宗は寧子が持っていたのではないかと疑う。
せっかく愛姫と二人きりで会ったのに、上の空の政宗。愛姫は怒りで帰ってしまう(しっかりと食べるものは食べて)。そこに寧子から電話があり、政宗は意を決して寧子の家に。
寧子の家に行き、政宗は写真の行方を探る。こっそり部屋に入り物色してると寧子が…。写真はしっかりと寧子が持っていっていた。そこで政宗は自分の過去を語る。その過去はデブだった頃のつらい過去で、そのために黒歴史として閉じておきたいものだった。しかし寧子は言う、デブでも関係ない、好きなんだと。ぐらつく政宗だったが、寸前のところで振りきり、愛姫を選ぶ、それが俺の復讐だと。
フラれた寧子は翌日行方をくらました。秘書が政宗のもとにやって来て問い詰める。秘書が寧子の本当のことを話す、寧子が病弱で大量の薬を飲んでいて、それを残したまま居なくなったと。政宗は寧子を振り愛姫を選んだと話す。

寧子は何なんだろう…政宗が本気で好きなのは分かったけど、何者なのか分からないからモヤモヤです。愛姫を選んだとみんなの前で宣言した政宗だけど、あの残虐姫を思い通りに落とすのは簡単ではないと思うが、はたしてどう展開するんでしょうか。すごく気になります。{/netabare}

9話…愛姫はそっちの方が好きだった
{netabare}寧子が居なくなり、みんなで探すことに(政宗の告白はスルー)。なかなか見つからないことに焦る政宗は学校で愛姫とばったり。愛姫は寧子が嫌いだけど振られた時の気持ちが分かるというのだ。解せない政宗は豚足を聞いてみるが、愛姫はキョトンとするだけ。そんなとき、屋上から紙飛行機が落ちてくる。政宗は寧子が好きになった漫画のシチュエーションを思いだし、屋上へ行くと寧子がいて、すぐに病院に運ばれた。
病院で寧子は愛姫と政宗を個別に呼び出し、思いを伝えた。政宗にはこれまでのいきさつを話した。病気でどうなるか分からない、思い残すことは恋をしてみたいということで、選ばれたのが政宗だったと。しかし、後悔はしていないという。政宗には伝えなかったが、寧子は幼い頃に政宗に会っており、思いを感じていたのだという。
寧子は愛姫には政宗が愛姫に本気なこと、素直になった方が良いと伝えていた。愛姫は分からなくなっていた。政宗のことをどうしたらよいのかと。愛姫には過去に好きになった男の子がいた。その子はポッチャリしていて愛姫の好みだったのだ。そんなとき、目の前にポッチャリした子が現れる。自分は「まさむね」だと名乗った。

寧子の気持ちが切ない…。本気なのか、作りなのかを曖昧にしたままだけど、多分、初恋の相手なのだろうと思います。はじめは適当だったはずが、幼いときの思い出と重なっていったのかな。
愛姫の好みはポッチャリだったか…。政宗はまさに逆のことをしていることになるな…。恋心は政宗が突然消えたことで破れて、それ以来、男を信用できなくなったということなのか。う~ん、ラブコメ終盤のスレ違いが続くのか…しかも、偽者まで登場かよ。どうなることやら…{/netabare}

10話…その展開は頭になかった
{netabare}愛姫の前に突如現われたぽっちゃりボーイ、「雅宗兼次」(がそうかねつぐ:通称マサムネ→たぶん自称)。安達垣家当主のお墨付きを持って、愛姫の婚約者だと名乗り出た。動揺する吉野は政宗に連絡しようとするが、繋がらない。政宗はなぜか山篭りをしていたのだ。
筋肉増強してようようと新学期登校してくる政宗の目の前に、海外で手術を受けて元気になっている寧子がいた。驚いた政宗はさらに、愛姫がぽっちゃりマサムネと歩いているのを発見した。それでも自分の敵ではないと言い聞かせて愛姫にお土産を渡しにいくと、ぽっちゃりマサムネが愛姫と親しくしていて、さらには許婚であると宣言した。
動揺する政宗、吉乃に真意を確かめると許婚の件は本当で、しかも愛姫は恋をしているというのだ。
政宗はマサムネを追いかけた。運動ができて勉強もできる、しかも誰とでも打ち解けられ、信頼も寄せられると、いいこと尽くめ。さらに、マサムネは愛姫の取り巻きたちにも信頼され、政宗を取り巻きたちの標的に仕立て上げた。
文化祭で白雪姫をすることになった政宗の組と愛姫の組。どちらが良かったか、投票で決めようということになった。政宗の組は白雪姫が小十郎で王子が政宗、愛姫のほうは白雪姫が愛姫で王子がぽっちゃりマサムネだった。


ここに来てこの展開はいかがなものか…。ぽっちゃりは寧子が前に言っていた似てるとかなんとかいっていた奴だと思う。なら仕掛け人は寧子?
それにホの字になる残虐姫が単なるデブ専にしか見えないところが下手な脚本だと思います。過去の政宗のことを思い出してという表現があれば、全然違いけど、今のところ見えてません。それと、政宗が単なる復讐なのか、実は愛姫に惚れているのかも全然伝わってきません。取り巻きたちも邪魔でウザイだけ、ラブコメになってない。ヒロインの魅力も感じられないし、これでは…。あと2回かな?ちゃんとラブコメで終わらせることができるのだろうか…{/netabare}

11話…「やられたらやり返す、倍返しだ」…でもこの行為は犯罪です
{netabare}白雪姫で競うことになった政宗と愛姫&兼次。委員長は蜷川幸雄並みにノリノリで演出する(逃げる小十郎)。
政宗と兼次がばったり出会うが、兼次の言葉にたじろぐ政宗だったが、兼次の女の子への対応をメモる政宗だった…。
突然現れた兼次だったが、兼次の家はかなりピンチだったらしい。そこで目を着けたのが愛姫で、過去のこと(過去、おデブ政宗にホの字だったこと)を知って近づいたのだという。
本番当日、政宗は風邪をひいた。寧子に保健室に連れていかれ時間まで安静にとの配慮だった。そして政宗は愛姫のお付きの一人に拉致監禁された。主人公が消えたらそれでおしまいと考えたお付きの者たちのバカな発想だった。
一方、着替え場所を探していた兼次は謎の白雪姫の老女によって倉庫に閉じ込められてしまった。老女は吉乃だった。
主役を失った両クラスは対応に苦慮したが、政宗は機転を利かしてアホの子から逃れて脱出した。愛姫の方は兼次不在のなか、演劇を始めてしまった。

拉致合戦…。それにしても取り巻きのウザいこと。終盤に来て要らない子達だ。原作通りなのか?
兼次の近づいた理由が自分の家の安定化にあっただなんて、薄っぺらい。それよりも気になったのが、女子更衣室に入っていったことだ。自然に入っていった感じなんだよね。しかも慌てた感じもしないし。まさか、まさかだよな、兼次は女の子?
それにしても、最終回手前なのに、政宗と愛姫の互いの感情が分からない。どう決着つけるんだろう…。最後でまるっきり評価が違うことになりそう…。{/netabare}

12話…俺たちの恋愛はこれからだ!…原作読めということかい…
{netabare}難を逃れた政宗が見たのはすでに上演が始まっていた愛姫のクラスの白雪姫だった。完璧なまでの内容に動揺する政宗。とともに、雅宗がいないことでぶち壊れるのは心苦しく思った。肝心の吉乃は舞台で雅宗の行方はわからない。政宗は自分が出ると言い、舞台に上がる。熱で朦朧としながらも演技をする政宗、クラスの連中も乗ってくれる。そして、ラストのキスシーン。ふらふらだった政宗は本当にキスをしてしまう。
この後、政宗は完全にダウンしてしまい、自分のクラスの白雪姫は演じることはなかった。後日、打ち上げでカラオケに。政宗は…音痴(全カット)だったらしい。帰り、愛姫と二人きりになり、いいところになりそうなところでおしまい。

う~ん、実に中途半端で終わってしまった。雅宗はなんだったのか分からないし、二人の関係もあいまいだし、どこからどう聞いても幼少のころに聞いた「豚足」は吉乃だったのにそれがあいまいだし、全部あいまいなまま終了です。原作を読んで納得させようか…{/netabare}

ラブコメらしいラブコメ展開で進んできたので、かなり楽しめた反面、回が進むごとに心配になってきました。どこをどう転んでも12話では収まりきれない伏線の張り方と、謎。最後まで見てやっぱり…という感じでした。二期がないとこのモヤモヤはどうにもなりませんが、なさそうな気配がしてなりまえん。あとは原作で補完しようと思います。ここが残念でした。

主人公とヒロインのの二人、政宗と愛姫、これまた最後まで感情移入ができないまま終わった感じです。これは、過去にあった出来事の掘り下げが薄いからにほかなりません。政宗の感情が復讐のためから変わったのかどうかも分からないし、愛姫の気持ちも今の政宗を本心ではどう感じているのかも分かりません。これも原作補完なんでしょうか…寧子や吉乃のほうがヒロインぽいし、ちょっと残念でした。

作画はまずまずだったと思います。OP、EDもなかなか良かったです。特にEDは80年代アイドル風の曲調に愛姫と寧子のデュエット映像がどこからどう見ても「無表情アイドルデュオ」(つまりWink)ぽくて、懐かしさを感じて良かったです(これってAT-Xだけだったとか)。

ラブコメとして楽しめる作品でした。ラブコメ好きな人にお勧めします。また、原作で補完することも忘れずです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 46
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「ただしイケメンに限る」という世の中の真実を描いた社会派アニメ(嘘)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
わりと王道なラブコメ。ただ、色んなキャラクターの「(あくまで恋愛面の)策略」が入り乱れ、その部分が作品の個性になっています。

突き抜けたものはないけれど、安定感があり、安心して観られる作風です。

2期あったら普通に観るレベルには楽しめましたね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ストーリー的には、政宗の策略やら他のキャラの策略やら、そのへんが見所ではありますが、早い段階から、最終的にはリベンジを超越し、政宗と安達垣さんがくっつくであろうことが見えているので、そこでのワクワクは少なかったかな(原作連載中ですし、それは2期かな)。

ただ、キャラは良かったです。

一番好きだったのは、藤ノ宮寧子。序盤の影がありつつもあざと可愛い時も良かったし、手術後の、政宗への恋心を冗談で隠す切な可愛い時も良かったです。特に術後かな。なんか、「とらドラ!」の「あーみん」を見ているようでした。かなり萌えポイント高かったです(腹かっさばいた発言とかw)。

二番目に好きだったのは、小岩井吉乃。いや~、主君に忠誠を尽くしつつ裏で動くとか、ホントに「スイムスイム」でしたねw かなりひどいことをやりつつ、隙を見せない師匠が10話で見せたパンチラは、パンチラのお手本です(笑) むしろ、政宗君には師匠をデレさせてほしかった!

三番目に好きだったのは、上記二人とはぐ~んと離れて、木場菊音。これは剣道部補正入ってますが、基本的にボーイッシュなキャラは好きですね。アホから生まれたアホの子、で一気に評価が上がった。剣道少女にスパッツは鉄板ですなw

と、ここまで書いていて、メインヒロインの安達垣愛姫が個人的ベスト3にいません。美人で、金持ちで、貧乳で、ツンデレと、一通りの要素は整えているものの、それ以上というものもないかな。大食いっていう弱点も、序盤以外は機能せず。まあ、過去の失恋を引きずるあまり男性不信になったというのは特徴的だけど、にしては、わりと序盤から政宗にデレかけていたのがイマイチでした。どうせなら、とことん冷たくしても良かったのでは?

似たようなキャラでいくと、「俺ガイル」の「雪ノ下雪乃」と比べてしまうと、やはり「冷たさ」「容赦のなさ」でも、明らかに雪乃の方が上。だからこそ、デレた時の破壊力も抜群!

本作はハーレムアニメではなく、あくまで政宗と安達垣さんの純愛ストーリーだと思います。複数ヒロインが出つつも一人のメインヒロインを追いかける場合、やはりそのメインヒロインが他のヒロインよりも圧倒的に魅力的でなければならないと思います。

安達垣愛姫は、それほど悪いキャラだと思いませんし、他の作品であれば十分にヒロインを張れたと思いますが、やはり、ネコや師匠といった強キャラにのまれていたように思います。

あと、主人公の政宗君ですが、ダイエットにより容姿端麗になったものの、中身はダサい豚足のまま、という設定は面白かったです。

ただ、序盤からかなり全方位にモテモテで、優しくて良い奴で、安達垣さんに(実質)惚れるのも早く、「リベンジ(復讐)」という負の感情が形骸化し、言葉だけが虚しく響いている感じがしました。「なんかあんた幸せそうだし、リベンジなんてやめたら?」と、何度も思いました。どうせなら、序盤から中盤は、心底ヒロインを嫌い、視聴者からも嫌われるくらいの覚悟が欲しかったです。どうせ、最後には男女ともデレるわけだし。やはり、政宗君が一番生き生きとしてたのは、師匠に虐げられている時でしたよw
{/netabare}

【OAD評価 ☆3】
{netabare}
従姉妹と叔母さんが登場。序盤のメイクのクダリなど、ギャグは良かった。2期に向けての顔見せかな?

旅行編。師匠が恋バナで追い詰められるところは良かった。最後にちゃんと、恋愛入れてきたし。

師匠のお出掛け編。惚れさせて、捨ててやろう(笑) その毒舌の後に、愛姫のところに駆け寄る笑顔がまたね、素敵でやられた。やっぱり、師匠がメインヒロインでは?

総じて、たくさんキャラを出し、軽くてちょっと深い、OADとして非常にバランスよくできてましたね。
{/netabare}

【余談 ~ただし、イケメンに限る(苦笑)~】
{netabare}
以前、「今夜比べてみました」で、グラドルの祥子さんが「男の色気を感じる部分」ってことで、「ヒゲの剃り残し」「1日洗ってない臭い」なんて言ってました。

でもそこに、明らかに(イケメンの)という単語が隠れてましたね。んでそれを、フットの後藤さんなんかが華麗にツッコんで(笑)

その後、実際に、メンクイだってことも分かったし。なんか、このアニメを思い出しました(笑)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ん~、男性視聴者にひがまれなければ良いな(笑) ヒロインのアキ、弱点見つかるの早すぎ。何気に作画が良いね。安達垣さんを裏切る小岩井さんを観てみたいな、スイムスイム(水瀬いのりさん)だけに(笑)

2話目
小岩井さん、やはりスイムスイム(笑) キャスティング、狙ったよね?(笑) う~ん、設定とか色々面白いけど、登場人物の誰にも好感を抱けないっていうのも、どうなんだろう?

3話目
テストの結論は悪くない。魔法少女(笑) う~ん、安達垣さん、デレるの早すぎだし、弱さを見せるの安易すぎ。

4話目
なんか、神のみぞ知る世界、みたいになったな。分かりやすく、デレたw 小岩井さんと政宗のラブコメを観たくなってきたw 新キャラ登場。

5話目
新キャラの藤ノ宮寧子、良いキャラしてるなw コメの要素が増してきた。政宗と安達垣は、このくらい言い合ってる方が良いね♪

6話目
ネコはこれ、政宗を惚れさせて、ふろうとしてる?(政宗と同じこと)。つか多分、ネコも昔は太ってたのかな?

7話目
ネコの在り様がよく分からないな。ふ~ん、この展開でネコが本気で政宗に惚れるってのもありだね。う~ん、ネコはこれで病弱キャラか。萌えポイント高し。

8話目
う~ん、過去の真実&未来の結末が分かっているだけに、政宗と安達垣さんの展開にはあまり惹かれないな。どんでん返しがほしいな。ネコには興味があるな。意外と何にも因縁がなかった(笑) う~ん、やっぱり安達垣さんよりネコが好きかな。

9話目
お魚くわえたドラネコ~♪ 追っかけて~♪ いや、違うけどねw 居なくなったネコを皆で捜索。ネコ、味のある良いヒロインになってきたけど、ここでメインストーリーからは退場かな? 残念。

10話目
偽政宗登場。こいつがOPに出てて真政宗登場人物対決してる時点で、実は安達垣さんが太っちょ政宗を好きだったこととか、その他色々予想がついちゃってつまらないんだよね。いや、だから竹刀の握り方、1カット目は逆(本来は右手が上)だし、2カット目は両手の幅がくっつき過ぎ且つ、手首が有り得ない方向に曲がってるよ。ハイ、やり直しねw 師匠のあざといパンチラに萌えたw

11話目
パロディ満載でしたね。恐ろしい子w 小十郎とネコのカップリングですか。悪くはないかな、小十郎、良い奴だし。ヤバイ、やっぱりネコが可愛すぎる♪ アホから生まれたアホ太郎w

12話目
てっきり、ダブル王子さまで対決する流れかと思ったら。劇の後にキレる師匠が観たかったな。ちゃんとした曲でカラオケやるんだなw 現役高校生が歌うには、曲のチョイスが古い(制作の年がバレるぞ)w
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 39

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

面白そうなので期待!

同タイトルのマンガ原作があるようですが未読です。

原作マンガで作画を担当されているTivさん、最近はいろいろなマンガやラノベのイラスト担当としてよく見かけますね。

ストーリーですが、むかし太っていた主人公の真壁政宗(まかべ まさむね)は、幼少時にヒロインの安達垣愛姫(あだがき あき)に告白するも「豚足」と呼ばれあえなくふられてしまいます。

そんな愛姫に復讐するために政宗は一度実家を離れて身体を鍛え、痩せたイケメンに変身して愛姫を自分に惚れさせた後にこっぴどくふるという目標を立てて愛姫の通う高校に転入する。果たして復讐の行方はどうなるか…、といった感じです。

政宗に愛姫以外の女性キャラ、そして「総受け」男性キャラの朱里小十郎(あけさと こじゅうろう)がどうからんでくるのかが楽しみです。

2017.3.24追記:
ということで全話観終わったわけですが、原作が続くので仕方がない面はあるにしてもいささか中途半端な終わり方をしてしまいましたね。終わり方がもっと良ければストーリーの点数はもっと高くつけたかと。ただ、原作に関心を向かせ販促アニメとしてはそこそこ成功したんじゃないかと思います。

アニメでも続編をやってほしいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38

84.0 4 2017年度のラブコメアニメランキング4位
ゲーマーズ!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1087)
5136人が棚に入れました
ゲーム好きで“ぼっち”な高校生・雨野景太、学園一の美少女でゲーム部の部長・天道花憐、景太と犬猿の仲の星ノ守千秋、“リア充”だが実はゲーム好きの一面もある上原裕ら個性的なゲーマーの青春を描いたラブコメディー。

声優・キャラクター
潘めぐみ、金元寿子、石見舞菜香、大久保瑠美、豊永利行

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キャラ付けが実に上手いラブコメ。面白かったです。

原作のラノベは未読なんですが、アニメ3話までの時点でとても楽しく観ています。

タイトルの「ゲーマーズ」= gamers、つまり「ゲームをする人たち」ということで、それぞれのスタンスでゲームをする主人公の雨野くんを含めたメインキャラたちによるラブコメディーです。

各々の言動により誤解が誤解を呼び、すれ違いと混乱に彩られたグチャグチャな人間関係になっていくのを楽しむラブコメディーのようですね。

OPの背景アニメーションも、いろいろなテレビゲームの画面を元にしていてとても楽しいです。

ゲームに限らずオタク特有の「他の人から見るとどうでも良いこだわり」みたいなものを譲ろうとしないために話がこじれたり、特に意識することもなく性格の良さみたいなところから世話を焼いてしまったり、それを見かけて嫉妬したり、実にキャラクターが活きている感じがしてとても面白いです。

そんな物語を紡ぐメインキャラクター5人(第3話時点)は以下の通り。

雨野 景太(あまの けいた): 主人公。もちろんゲームをプレイする以上ある程度上手くはなりたいけれども、ゲームに全てを賭けるということでもなくゲームで遊ぶことを楽しみたいタイプ。ひとりゲームをプレイするためこれまで友達がいなかった。家庭用ゲーム機、アーケード、スマホのソーシャルゲームなどジャンルは問わずゲーム好き。

天道 花憐(てんどう かれん): 音吹高校のゲーム部立ち上げに奔走し、景太をゲーム部に勧誘するも、ゲーム部のゲーム上達に賭けるスタンスの違いから入部を断られる。ソシャゲはゲームと認めず、敵視している模様。スクールカーストでトップクラスの美人。

上原 祐(うえはら たすく): イケメン高身長ということでスクールカースト上位に位置するも、実は高校デビュー組で元々は地味なゲームオタク。ゲーム好きを隠そうとしない主人公を意気に感じ、友人関係に。たぶんメインキャラの中では一番の常識人。

亜玖璃(あぐり): 上原 佑の彼女。自身は特にゲーマーというわけではないが、佑がゲーマーたちとの付き合いのせいで自分と過ごす時間が減っていることに不満を持っている様子。

星ノ守 千秋(ほしのもり ちあき): ゲームに関して景太と非常によく似たスタンスで取り組むものの、ある一点に関してだけは正反対の意見を持っているため景太と話は合うはずなのになぜか大ゲンカになる。


こういう「ちゃんと人間が描けている」作品は、特にラブコメということでなくても大好物です。今後の展開も楽しみです。

2017.8.18追記:
第6話で、とうとう第1話冒頭場面につながりました。ですが、原作ではここからの展開がまた面白いんですよ。

7月末ぐらいなのですが、第1話視聴時には未読だった原作既刊分を読了してしまいました。原作もメチャメチャ面白いです。まだアニメに出てきていないキャラもいるのですが、それも含めてヒロイン勢で今のところ一番好きなのは千秋ですね。

アニメを観てなかったら原作に出会えていなかったかも。アニメ化ありがとう!

2017.9.1追記:
ということで第8話までで原作3巻を消化。ということで次回から原作4巻相当分に突入ですが、アニメでは4巻を全部使い切らずに終わるかもしれないですね。ちなみに原作は8巻まで刊行されています。

2017.9.29追記:
最終回視聴終了。アバンタイトルの三角くんエピソード、原作にもあるんだけど原作でも謎のままです。というか、まさかアニメで一部でも使われるとは思わなかったのですが(笑)。

本編のエピソードも、会話内容は原作準拠。ただし原作では放課後の教室で駄弁っていただけなのが、「ゲーム同好会の合宿で温泉旅館に宿泊」というシチュエーション変更。良改変だったと思います。

前回までの「事実上の本編」と比べると、最終回の入浴シーンの作画は力入ってたな…(笑)。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 64
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

恋の錯綜ペンタゴンですです。

「ですです。」
{netabare}このアニメで最も報われない{/netabare}ヒロイン星ノ森千秋の口癖です。
これが、かわいくてかわいくて耳から離れない。
以前住んでいた宮崎ではよく聞いていて、自分でもよく「ですです。」って言いそうになりました。
相手を強く肯定する言葉に何の執着もありませんが、何故か懐かしいです。

そんなことより、このアニメ、錯綜系ラブコメです。
高校生男女5人が織りなす恋のすったもんだが見どころ。
心の声により、誰が誰にどんな感情を持っていて、どんな勘違いをしているかまるわかり。
互いに翻弄される各キャラの表情が楽しいです。
それでもなお、複雑に絡み合った人間関係を把握するのが面倒。
もつれた糸を引きちぎりたくなります。

しか~し、この作品でもっとも印象に残っているのは・・・
やっぱり、当然、察しの通り「ですです。」です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 42
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

もやもやするラブコメ

一言だけ言わせて欲しい…お前らちゃんとコミュニケーション取れw

勘違いから勘違いが生まれて、その勘違いから新たな疑惑が生まれるという
勘違いスパイラルアニメ

キャラはどれもいい人なのに、なぜか噛み合わない。
ほんとこれでもかってぐらいに。

むずむずしながら「あーなんでそうなるかなw」とツッコミながら見てました。
基本的には全員がボケのポジションなので視聴者がツッコミなのかも?

キャラは千秋が好き。声優の声・演技共にあってて「ですです」って言葉遣いが
すごく可愛かった。

続きはすごく気になるので2期があればぜひ見たい

2019.12.06 原作最終巻の読了!
最後まで、面白かったですー

以下、原作ネタバレ注意
{netabare}
中々良いまとめ方だったかな…と
(最近、読んでるラノベの中では)

しかし、光正に自覚があったのは驚いたw
(あったんかい!)って自分も突っ込んだっす。

さて、一応めでたくハッピーエンド?
になった訳ですが…
あの中で結婚するなら誰かを考えてみました。

■エントリーNo.1 天道花憐
きらっきらのブロンド美少女だけど
結婚するとなると、どうだろう?
なんかすっごい束縛系女子な気がする…
子供の躾とか家庭内ルールとかにはとことん拘って
煩そうなイメージ
でも金銭面では雑ゆるで家計を任せるには不安…w

■エントリーNo.2 星ノ守千秋
ワカメ系DeathDeath女子
結婚する…ん~中々イメージ難しい
家事全般ダメそうなイメージ(特に掃除!)
あとなんかずっとゲーム作ってそう…
自分にはお金使わなそうだけど
子供にはめっちゃ甘くて無駄なプレゼント買いそう

■エントリーNo.3 亜玖璃
高校デビューの根はマジメ系ギャル
なんか結婚するイメージは一番あるかも?
前二人のポンコツと比べたら家事出来そう
あと家計はやりくり上手なイメージ
だけどその分しっかり財布握られて小遣い制…
子供には時に優しく、特に厳しくで
良妻、良母になるイメージ

んで、おいら的に誰を選ぶかというと
…ドコドコドコ ジャン!{netabare}コノハさんです!
だってだって、{netabare}夜が{/netabare}凄そうじゃないですか
結婚生活長いからね。そういうの大事。
というか、最終巻で凄い可愛いなと
評価爆上げしたのコノハさんなんです~w
あとアニメの声も超かわいいしw
{/netabare}
って事になりましたw
{/netabare}

どたばたラブコメディ観たい人にはオススメ
あとアニメ気に入ったなら原作もオススメっす!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 42

71.8 5 2017年度のラブコメアニメランキング5位
異世界はスマートフォンとともに。(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (972)
4047人が棚に入れました
神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第2の人生をスタートさせる。
彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、
異世界でも使用可能にしてもらったスマートフォン。
様々な人達と出会い、大切な仲間を得ていく中で、
いつしか主人公はこの世界の秘密を知る。
古代文明の遺産を受け継ぎ、お気楽な世界の王たちと力を合わせながら、
彼はのほほんと世界を巡っていく−

声優・キャラクター
福原かつみ、内田真礼、福緒唯、赤﨑千夏、高野麻里佳、山下七海、上坂すみれ、甲斐田ゆき
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

【酷評注意】異世界転生+主人公最強+ハーレムラブコメ=どうしてこうなった?

原作未読。最終話まで視聴。

異世界転生、主人公最強、ハーレムラブコメ。
人気ジャンルを組み合わせた結果、どういう訳か、全く面白くなくなってしまったという、とても残念な作品。

ただし、物語自体が軽くサクサクと進むので、ブツブツとツッコミながら最終話まで視聴しちゃいましたけどね。(笑)
ガバガバな設定にツッコミながら視聴するコメディとしては、もしかしたら需要有りなのかも知れないです。(笑)

無駄に声優が豪華なところと、EDを日替わりにする工夫など、一応、高評価すべきところは高評価してます(笑)。
EDに関しては、曲も良かったし・・・。

【以下、酷評のため一応隠しておきます】

{netabare}この作品が面白くなくなってしまった一番の原因は、主人公最強ではなく、単なるチートなこと。

『異世界転生~冒険』までは流れとして良いけど、主人公がチートでは面白味が無くなってしまう。

「主人公最強系」とは「結果として最強」なのであって、その過程では苦戦や苦悩、努力がつきものである。
その苦戦こそが面白く、主人公の苦悩や努力を見て、視聴者に主人公に対する思い入れ、愛着が生まれるのだと思う。

チート能力を何の努力も無しに神様から与えられるという展開では、主人公に対する思い入れや愛着は全く湧かない。

思い入れや愛着の無い主人公のハーレムラブコメを見せられても、視聴者には苦痛でしかない。
そもそも、興味が湧かない。
人気が出る訳がない。

原作がこうなのか、アニメの演出でこうなったのか知らないけど、どちらにしても勉強不足が過ぎる。
視聴者を馬鹿にし過ぎ。

----------------------------------------

もう一つの問題はタイトルにもある、本来、最重要アイテムであるはずのスマホの存在。
結論から言うと、『異世界ではスマートフォンがお荷物に』が、この作品の正しいタイトルではないかと・・・。

物語の割と早い段階で、スマホの役割がマップとカメラ、神様との通話だけになっている。

マップに関しては、魔法にも同じような物が存在するが、スマホの方が表示エリアが広いというだけ。
カメラについては、写真を現像する魔法があるのに、カメラが存在しないという矛盾について、まさかの説明なし。
神様との通話は、そもそも電話である必要がない。

要するに、無理矢理に役割を与えているだけで、スマホが全く有効利用されていないのだ。
『タイトルに「スマートフォン」って付けっちゃったから、無理矢理にでも役割を考えなきゃ・・・』
こんな思いが見え隠れしてしまう。
浅はかでお粗末な印象しか感じない。

----------------------------------------

バトルシーンは静止画+効果線のみ。
作画は手抜き過ぎ。{/netabare}

あえて、ツッコミどころ満載のガバガバな設定にして、『ツッコミながら視聴するアニメ』を狙ってやっているのなら、原作者、アニメスタッフは天才である。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 75
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

何でも出来ることは、何にも出来ないことに等しい

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
とにかく、「主人公がなんの努力も苦労もせずにチートクラスに強く、無条件で可愛い娘からウハウハされる」のが楽しめるんなら、観ても良いアニメかと。

まあ、気楽な作品ではあり、最後まで「ツッコミ」を楽しみながら観るには最適なアニメでした。私はやってないけど、ニコ動やアニメ実況なんか好きなら、最高の素材じゃないかな?(知らんけど)w

まあ、そんな邪道な楽しみ方しか出来ない抵クオリティアニメとも言えますが。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ガチで何でも出来る人をアニメにするのと、ガチで何にも出来ない人をアニメにするのって、どっちが面白くなるのかな? まあ、どっちも面白くならないだろうね。「強くてNEW GAME」って、2周目だからまだ楽しめるんだよね。

ストレスフリー(超ご都合主義)は、逆にストレスになるということも、本作で学んだw

この作品、「異世界にスマホ」は良いとして、「身体能力、魔力適性、その他諸々パワーアップ」がいらない設定だったんだろうな、と。

しかも、「スマホが異世界使用」もいらない設定だったかな。

「異世界の常識やルールに右往左往する貧弱主人公が、現実世界の情報をググって応用し、ギリギリ乗り越えていく話」で普通に良かったと思う。

それこそ、科学的な話から歴史的な話、工学や建築学、格闘技の知識、なんなら怪談やトリビアを話すとか、何でもかんでもググって解決していく話。

(しかもそれが、実際にあるサイトとかでも調べられて、視聴者もスマホ片手に観るとか……まあ、権利がムリだろうが)。

例えば、1話目のアイス作るクダリなんかが良いイメージに近い。でも、あれでも接待ゴルフしすぎ。例えば食材にしても、卵とか牛乳の味が違ったり、ない食材があった方が良かったと思う(てか、バニラビーンズとかあったのかな)。

んで、時には「ググってもなんともできないこと」も当然あったり、「ネットの嘘に踊らされて」みたり。そこで初めて「検索も万能じゃないことを知る」で、良かったんじゃないかな~と。

他にもツッコミ所多数(長いからたたみます)、{netabare}例えば、1話で冬夜の服が「珍しい」という理由で売れたが、だったら異世界人の服のキャラデザを、もっとオリジナリティあるものにせんと。つか、九重八重がどう見ても、サクラ大戦の「真宮寺さくら」やん。つか、感覚強化で血の臭いを感じたなら普通は逃げる(回避する)やん。つか、スマホより有用な無属性&全属性魔法とかあれば、スマホいらんやん。つか、文化や風習、倫理観など現実世界と共通しすぎていて、異世界である意味あるの? つか、回復魔法の呪文がリカバリーって、英語かい。オリジナルのネーミングくらい考えろよ。つか、2時間後に宿に集合って、4000万もってて少しも奢らないんかい。つか、主人公、たまには現実世界を懐かしめよ。つか、主人公チート級の戦闘力あるくせに、ポジション司令塔って。つか、敵が人外なのに内緒話する意味は? つか、能力がチート過ぎて推理にならんよ。つか、拭き取っただけで毒を除去できるとなぜわかる? つか、ユミナ姫、人の本質を見抜く看破の魔眼なんて便利なもんもってるなら、バルサ伯爵の本質を見抜けよ。父親殺されかけなくてすんだやん。つか、この世界の常識は分からんが、普通は男性の王族の方が王位継承権上じゃね? つか、別に悪くはないが、琥珀って普通は茶色だけどね。つか、スライム、本の紙だけ溶かして革表紙を溶かせないなら、革製の衣類を着ていけば良いんじゃね? 建物が燃えるかもって、石造りやん。つか、今度は探索系のチート魔法かい。つか、シャボン玉があるなら普通真っ先にイメージするやん。つか、どこまでチート重ねるんだい。つか、船酔い患者をおんぶって更に酔うやん。つか、「こちらの様子を伺っていた何者か」で検索かければ良いやん。都合に合わせて出来ないこともあるんやね。つか、シャイニングジャベリンは氷を貫けないんかい。つか、竜の牙、なぜ村長は上から目線? つか、気になるなら「この剣の持ち主」で検索しろや。つか、王とのバトルで致命傷可って。つか、アクセルを使えるのは良いとして、その状態で切り合うって、アクセルは動体視力も上がるの? つか、銃へのプログラムかなり複雑やん。いや、自転車って、ゲート以外の交通手段が必要かい? ゲートの発動条件が、行ったことある場所から、行った記憶がある場所に、微妙に変わってるやん。つか、母上若すぎ。つか、バイオハザードやん。つか、プログラムまで瞬間で組むんかい。つか、殲滅魔法強すぎ。つか、山本勘助って信玄の忠臣だろ。つか、スティールで心臓とか奪えよ。つか、信玄が二度死んだのに四天王あっさり過ぎるだろ。つか、王族みんなヒマなのか、働け。つか、全員水着の面積狭すぎ、恥女か。つか、つか、これ朱雀も青龍も出る流れね。つか、永続魔法って、MPはどうなってんの? つか、ディフォルメ化して浮けるなら、それでスリップ回避してから元に戻れば良いやん。つか、これ以上戦力増強してどうするん? つか、王族になれば一夫多妻すらOKかい。つか、ユミナ正妻は確定かい。つか、何の悩みもなくハーレムエンドまっしぐらとか楽なアニメだな。つか、ただのクズ男やん。つか、ガラスの仮面かい。つか、USBポートの規格が合うんかい。つか、次は未来予知に巨大ロボかい。つか、深く考えなくてよいっていう神のアドバイスは、視聴者に向けたものなのか? つか、恋愛神って、名前のヒネリなしかい。つか、神様のクダリは必要か? つか、責任もてないって理由なのに婚約はできるんかい。つか、いよいよスマホ関係ないな、純粋な意味でのハーレムアニメだな。{/netabare}

あ~、ツッコミ疲れたw でも、このへん、なんか(アホくさ過ぎて)ニクメナイんだよな~という感じで少しは楽しめたんで、評価1は付けませんw


さて、ネタではなく、ここからガチで酷評です。

まあ、簡単に言うと、主人公を「何でも出来る」という風にデザインしたのに、都合に合わせて「出来ない(やらない)ことがある」から、変になる。

「何でも出来る」なら、本来ピンチや困ったことにはならないはずなのに、作者の都合に合わせて、ピンチを演出している。キャラ自身が、そのキャラなりの思考回路やおかれた状況の中で考えて行動しているのではなく、作者が自分の都合の良いように、駒のようにキャラを動かしているタイプの作品に感じた。キャラが生きていない。

(「ロードス島戦記」の作者、「水野良先生」とかはその辺が凄いよ。「キャラが動いてくれないと書けない」「キャラが動き出したら全部書き直すこともある」と公言されてるし、それは読んでいても感じる。だから、出版が遅れる遅れるw)

つまり、根本的な問題として、作者に、登場人物を愛し、共に苦労して冒険しようという気概を感じないんだよね。

本当に良い作品というのは(それがファンタジーであれ恋愛であれスポ根であれ何であれ)、「作者が登場人物をリスペクト」しているように感じる。例えば、自身が産み出したキャラクターをストーリーの都合上どうしても殺さなくてはいけなくなった時、本気で悩み、泣きながら描くような、そんな姿勢だ(「キングダム」の「原泰久先生」は、あのシーンやあのシーンなんか、本当に泣きながら描いてました。「尾田栄一郎先生」もそうだそうです)。

きっと、そういう作者の思いって、読者(視聴者)に伝わると思う。

登場人物が、作者の「妄想」を具現化させるだけの「単なる道具」なら、多分、人は泣けない。それを、自身の「夢」を具現化させるための「相棒」にまで昇華できれば、多分、人は泣ける。やってることは近いんだけどね。

とはいえ、「小説家になろう」原作ということで、原作者はセミプロ?みたいなものなのかな。小学生の時、「RPGツクール」で作ったゲームのシナリオを思い出した。それでもまあアニメ化されるくらいには注目されているということなんで、(原作者の)今後の動向(成長)には期待して注目していきたいと思います♪
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 39

雀犬 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

駄作、そしてサンドバッグ。

クソアニメは単なる駄作の通称ではなく一種のジャンルになってて、
好んでクソアニメを見る愛好家も存在するらしい。
そんなネットの悪ノリを利用する形で、
わざとクソアニメに仕立てることもまれにあるらしい。
予算や原作のクオリティー、その他諸々の事情を考えて、良いものがつくれそうにない。
だったらわざとひどく作って話題を集めようと。

そうして作られたアニメで有名なのが「クソアニメのハードルを押し上げた」と称される

 「聖剣使いの禁呪詠唱(ワールドブレイク)」

そして、今季新たなるクソアニメが爆誕。その名は

 「異世界はスマートフォンとともに」

聞いただけでつまらなそうなタイトルだなと思うでしょう。
ご心配なく。ちゃんとつまらないです。
あにこれの点数は現在3点割れ。まーひどいっすよこのアニメは。
もう叩かれることを前提にしたいわばサンドバッグ・アニメ。
楽しみ方は配信サイトや実況スレで見ながら突っ込みコメントを書き込むのが基本。
ニコ生のコメントが面白いと聞いて試しに見てみたけど
「まるで将棋だな」と「は?www」がコメントの9割を占めててあまり面白くなかった。
それよりは面白いコメント拾っているまとめサイトを見る方が良いかもしれない。
いずれにせよ、アニメ単品で楽しむようなもんじゃないですね。

全体的にチープなつくりなんだけど、クソアニメとしての最大の特徴は超高速展開。
とにかく問題が起きてから解決するまでが異常に早い。
冗談抜きで、お湯をわかしている間に次の場面に進んでいたりする。

最近の異世界ものは主人公を最初から最強にして俺TUEEEをするのが流行っているらしい。
これってソシャゲの影響なんですかね。
本作も開始5分で神様から間違って死なせてしまったお詫びとして破格の能力を得る。
異世界に行くついでにスマホを持ち込むのだけど、このスマホはほとんど活用せず
神様からもらったチート能力であらゆる障害を克服し、
あとはお決まりの美少女モテモテハーレムパーティーを築き上げる。

そんな原作に対する皮肉なんだろうか、話のストックだけは豊富にあるのをいいことに、
わざとしか思えない乱暴な進め方でどんどん話を消化していく。
テンポがいいとか、サクサクとかいう次元じゃないです。
たまに「原作ではもっと丁寧に書かれている」という擁護コメントも見かけるけど、
「大差ない」という意見もあります。

イセスマはシュールギャグ作品と思われます。
タイトルのスマホは全然活躍しない、
強そうな敵が出てきても無属性魔法で瞬殺、
ヒロイン達はどんどん増えてすぐ主人公に惚れる、
そういうおかしな状況を楽しむアニメなのでしょう。
しかし「ツッコミ役がいない」という致命的な欠陥があります。
それに対して手抜き作画やら高速進行やらで「おかしさ」を増長させたうえで
「視聴者にツッコミ役をやらせる」というのが本作最大のギミックであり、
それに皆が乗せられた形になっていたわけです。
視聴者参加型アニメと言えばまともな作品に聞こえるから不思議。

ところが後半から徐々に物語の進行が緩やかになり、最後は普通のアニメとそう変わりません。
ひどかった作画も第10話くらいから改善されてきます。

結局この制作会社はお金がなかったのだと思います。
原作が面白くないのも分かっているけど、人気作を元請で作れらせてもらえるような状況でもなく
なんとかこの作品で社員を食わせないといけない。
苦肉の策で、イチかバチかのクソアニメ化作戦に出たのだと思う。
結果として炎上商法は成功しています。
配信サイトの視聴数は多いし円盤も健闘しているようです。
クソアニメとして話題を集め、収益の見込みが立ってから通常進行に戻す。
実にしたたかなやり方です。
では、本来の姿になった本作は面白かったのでしょうか?

前半の方がまだマシだったと思えるほどにつまらない。当然のことですね。
世界観を作りこむ、キャラクターの魅力を表現するという基本の基本を
蔑ろにしてきた作品が面白いわけがありません。
クソアニメとしてのアイデンティティを失った後半は
粗悪なハーレムアニメでしかなく、何一つ面白くなかったです。
特にヒロインの顔がハンコ絵で変り映えしないのはハーレムものとして致命的です。

盛り上がったネットの書き込みもみんなでクソアニメ、クソアニメと叩いていたうちは
奇妙な連帯感があったけれど、後半になると面白い派と面白くない派の言い争いになり
随分と荒れていましたね。
最終回を見る限り制作会社は二期やる気満々のようですがみんなが大好きな将棋に例えると
盤上はすでに詰んでいますので、投了された方が宜しいかと思います。

こんなアニメが生まれてしまう背景には
深夜アニメが供給過多になっている現状があるんだと思う。
つまりはアニメの原作になるコンテンツが枯渇気味で、
冲方先生の言うところの「大砲はあれど砲弾がない」状態なのでしょう。

アニメ好きを自認されている方は1話だけでも見てみるといいかもしれません。
色々と感じるところがあるのではないかと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38

79.8 6 2017年度のラブコメアニメランキング6位
妹さえいればいい。(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (745)
3566人が棚に入れました
「妹さえいれば人生は常に最高なのに、 なぜ俺には妹がいないのか……」

妹モノの作品ばかりを書き続けている妹バカの小説家・羽島伊月の周囲には、 天才作家にして変態の可児那由多、 女子大生の白川京、 イラストレーターのぷりけつ、 鬼畜税理士の大野アシュリーなど、 個性豊かな人物たちが集まっている。

それぞれ悩みを抱えながらも、小説を書いたりゲームをやったりお酒を飲んだり確定申告をしたりといった、賑やかな日常を送る伊月たち。
そんな彼らを温かく見守る伊月の義理の弟・千尋には、ある大きな秘密があって―。

楽しくも心に刺さる、天才や凡人や変人たちが繰り広げる青春ラブコメ群像劇、スタート!

声優・キャラクター
小林裕介、山本希望、金元寿子、加隈亜衣、日野聡、鳥海浩輔、代永翼、沼倉愛美、藤田茜

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンタジーのない『ばけらの!』?(← いや、みんな『ばけらの!』自体知らないから…。)最終話: 羽島伊月はいかに羽島伊月になったか?

*とりあえず評価は保留(デフォルトの3)です。

『僕は友達が少ない』(通称:「はがない」)の作者、平坂読(ひらさか よみ)先生が書いたライトノベルが原作のアニメです。

私自身は「はがない」はアンソロジーも含めて読んでいますが、本アニメの原作は未読です。

以前から気になってはいましたが手を出さずにいて、「アニメ化を機会にどんな話か観てみるか、テレビで観る分にはタダだし」というパターンで視聴を開始。

私が手を出さなかった理由はまさにこのアニメ1話冒頭シーンみたいなものを原作に感じて(完全にダメというわけではないが、得意ということでもない)のことだったのですが、実際にアニメを2話ほど観てみると杞憂だったようで、もしかしたら原作を読んだら「はがない」よりも面白いと思うかもしれないとまで考え始めています。

ちなみにタイトルに挙げた『ばけらの!』は『神様のメモ帳』の作者である杉井光(すぎい ひかる)先生が書いたライトノベルです。

『ばけらの!』では主に電撃文庫をメインにその他のライトノベルレーベルも含めたライトノベル作家をモデルにしたキャラクターが、麻雀を打ったりファミレスでダベったり、酒を飲んだりFXでお金を溶かしたり(おい、仕事しろよ)、……という感じの作品です。

ただし『ばけらの!』では主人公の杉井ヒカル以外は人外(狼女、座敷童、サキュバス、etc.)ですが、『妹さえいればいい。』のキャラクターたちはちゃんと人間のようですね(笑)。『ばけらの!』ほどはっきりとモデルの作家がいるかはわかりませんが。

おそらくライトノベル作家による青春群像劇あるいはラブコメという方向に進むのではないかと思われますが、執筆スタイルの違いや書きたいテーマなどが各人各様になりそうで、「クリエーター論」的な観点でも楽しめそうな気はします。

ただし、絵面としてはエロを挟んでくる姿勢は貫いてくる模様…。

2017.11.20追記:
まだアニメに追いつけていませんが、原作を読み始めました。結構面白いです。

アニメの方は7話目で春斗がゲームマスターになって、TRPGをプレイするお話でした。GMはともかく、作家がプレイヤーをやることでの文章力というか叙述能力のムダ遣い(笑)。カニ公の行動申告がムダにエロくて面白かったです!

そしてカニ公のキャラクター名がデスマスクって、『聖闘士☆星矢』かよ(笑)!

2017.11.27追記:
原作既刊分8巻を読み終えてからの、初めての原作既読部分が先行してのアニメ視聴だった8話目です。今回の8話は、原作3巻収録のエピソードがベースになっていました。

「子供の頃は20歳はもっと大人だと思っていた」(要旨)という京の発言には、結構共感できるところがありますね。これは20歳の時も30歳の時も思いましたが、節目の年齢が来るたびにいまだに思います。

毎回サブタイトルは上手く付けていると思うのですが、今回の「恋と友情さえあればいい。」は実に的確だったと思いました。

2017.12.5追記:
原作4巻エピソードの「マンガ家 vs イラストレーター」、「逆襲の全裸」による全裸派 vs 下着派の対決回。原作でも最高に「アタマガワルイ」感じのエピソードですが、本作らしいといえばらしいです。

マンガ家の蚕が本格的にメインキャラとして本編に絡んでいくきっかけとも言える回なので、エピソード的には外せなかったんでしょうね。

2017.12.25追記:
最終12話、視聴完了。前半は原作にもあった、主人公の羽島伊月がラノベ作家となるきっかけの話でタイトル回収。後半はこの作品おなじみのメインキャラ5人がボードゲームをプレイするお話で、ゲームは題して「ラノベ作家の人生」(笑)。

ゲーム中にラノベレーベルは、原作ではもっとあからさまでしたがアニメでは具体名は伏せられました。しかし、あのエピソードをアニメ化に含めるとは…(笑)。

皆、それぞれの決意を固めて最終回らしいお話だったと思います。面白かったです。

おまけ: ゲーム場面前に映った料理の作画は、今回はけっこう雑でした(笑)。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 52

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「好きなラノベはエロ・・・」「そうか、君の妹愛は伝わった!」

2017年放送のテレビアニメ 全12話

原作構成脚本 平坂読 監督 大沼心 制作 SILVER LINK.

2010年の「バカテス」以来快調なSILVER LINK×大沼心作品。
今回は「僕は友達が少ない」の作者平坂読と組んだラノベ原作アニメです。

羽島伊月 CV小林裕介 プロのラノベ作家 20歳
羽島千尋 CV山本希望 伊月の義理の母の連れ子 
可児那由多 CV金本寿子 伊月の後輩のプロの小説家
白川京 CV加隅亜依 伊月の大学時代の同級生
不破春斗 CV日野聡 伊月と同期のプロの小説家

その他、楽しげなメンバーによるプロのラノベ作家の日常ドラマ。
作中「エロマンガ先生」らしき単語も登場し、リスペクトを隠さない。

はがないNでは構成も担当した平坂氏が全話脚本担当と言うことで注目度が上がりました。
大沼心監督と言うことで、作画演出共に高レベルで、
このタイプとしては今期抜きんでた作品だと思います。
原作は未読ですが、楽しくも厳しく文学性もある作品であると想像できます。

問題はやはり構成脚本、プロでは無いのでなかなか安心して観ていられない回もあります。
この作品、すべての回が面白いと言うわけではないと感じてしまいました。
半々くらいでしょうか、でも面白いと感じた回の破壊力はすさまじく、
あっという間に観終わって幸せな気分に浸れました。
物語は地味に進行して、二期を確信させる終わり方でした。
エロマンガ先生二期とどっちが早いか分かりませんが、どちらも待ちきれない作品です。

輝くような「エロマンガ先生」と静かな幸せを感じる「妹さえいればいい」
ラノベ作家主人公アニメの双璧として三期くらいまで期待しちゃいます。

こちらは大人が主人公なので、もろにエロな会話も多いですが、
下品とは感じさせない文学性が持ち味だと思います。
メンバーでゲームをやる回は最高なんですが、物語進行的に停滞してしまうので、
構成の腕の見せ所として続編ではさらに楽しませてもらえることを信じたいです。

まあ、大沼さんが見てますから失敗と言うことは無いでしょう。
多少大目に見る広い心があれば最高に面白い作品と言えます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 43
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

妹さえいればいい。でさえなければいい(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
タイトルだけなら、「妹がいっぱい出てくるバカハーレムもの」ですが、そんなことないです。普通のハーレムラブコメです(笑) だから、タイトルだけで敬遠している人には観てほしいっすね。ちゃんと面白い作品ですよ♪

ひとつ言えることは、多くの方が述べているように、最初の15秒だけ我慢ですw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作の主題は、「足りないものがあるから頑張れる」でしょうか? 「足りないもの」は、「劣等感」や「不満」に置き換えても良いけれど。

伊月は「主人公としての人生」(妹w)、カニ公は「伊月の愛」、京は「夢中になれるもの」、春斗は「才能」。

皆が、「今より一歩でも前へ」進もうとあがく姿は、素直に応援したくなるものでした。

本作はラブコメですが、ラブコメで一番大きな要素はキャラの良さだと思います。

その点では及第点以上のアニメかと。

まず、メインヒロインの可児那由多は、これまでにないヒロインだったと思います。超積極的でエロい裸族で下ネタ大好きで、でも純情で。しかも、ちゃんと主人公の羽島伊月に惚れる過程も描かれていて。あまりメインヒロインにはハマらない私も、本作では一番好きなキャラでした(屈折しているキャラ好きなんですw)。

主人公の羽島伊月も、わりとちゃんと働いてるし、なかなか真っ直ぐで味のある男でした。カニ公のことが本当は大好きでも、自身のプライドの為には付き合えないというのは悪くなかったし、11話で可児公への素直な気持ちを吐露するシーンは、なんか嬉しくなりました。

この大天才&天才カップル、幸せになってほしいです♪

白川京と不破春斗も、自分に出来る何かを探している秀才カップル。幸せになってほしいです♪

羽島千尋は、これから深まるキャラですね。

途中に何度か挟み込まれたゲームは、まあ可もなく不可もなく。TRPGは知っていただけに、少し楽しかったかな。

作中、かなりの頻度で全裸及びヒドイ下ネタが出てきます。エロいというより馬鹿馬鹿しいので、(あからさまなエロは苦手ですが)あまり気にならず観られました。

あとはまあ、最近多い、ラノベ作家やアニメーターを主人公にしたメタ的な要素は、あまり好きではありませんでした。(それが本当のリアルかは別にして)「BAKUMAN」「SHIROBAKO」くらい、リアル「風」にして業務の内容を教えつつも高いドラマ性をもたせられれば別ですが、、、この2作品は別格ですしね。ただ、上記の二作品との決定的な違いは、「子供達がその職業に憧れるのか」ということで、「BAKUMAN」「SHIROBAKO」を観て、漫画家や制作会社で働きたいと思う子はいても、本作を観てラノベ作家になりたいと思う子供はほぼいないでしょうね(まあ、あんなハーレムがもれなく付いてくるなら別ですがw)。

ラノベ作家(あるいは小説家)が「楽しい」「好きだ」とはキャラに言わせているものの、それが「具体的にどんなことか」は示されていないし、少なくとも私には伝わりませんでした。そもそも、原作者は、「ラノベ作家の良さ(魅力)」って、何だと思っているのかな? 一度聞いてみたいです。

とりあえず、ちょっと女々しいメタ的な要素は、カニ公が可愛かったから目をつぶりますが(笑) 2期に期待ですね♪

、、、でも、ラノベ作家(少なくとも原作者)はこんなウハウハな生活をしているのだろうか、と、勘違いされるんじゃないかな(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
妹ラブは苦手だが、純愛ではなく、ギャグテイストなら、なんとか、、、。とりあえず、少し様子見。しっかし、ラノベ作家が主人公って、最近多いね。海亀ゲームはそこそこ。可児 那由多はなかなかのヒロイン力。作家としての力量差で手を出せない主人公もなかなか。

2話目
京のヒロイン力もなかなか。自分との時間も無駄と言われた気がしたわけですね。那由多と京の関係性も良いね♪ にゃんぱす(笑) ほしいモノと、もってるモノ、ね。

3話目
なんかそのエピソードは、最近観たぞ(苦笑) 新キャラ。ラノベ作家がこんな生活してるって思われるぞw

4話目


5話目
混浴露天風呂、ギャグがかなり強目(笑) ちゃんと仕事してたなw

6話目
シロバコ(笑) 実況、「エクスカリバーとかF○t○のパクリかよ」とか、そんなにリアルにしなくて良いから(苦笑) 作画キツいのはどうしようもないよね、原作者的に。原作者の嘆きは、正直、レクリエイターズよりも、シロバコよりも、ガーリッシュナンバーよりも、響いたな。

7話目
「負けたな、ガハハハハ」とかw TRPGか、ロードスだな~。TRPGやったことあるんだよね、学生時代。ロードス好きで集まってw レールガン(笑) だからなぜ、エロゲに展開させるんだよ(笑) ク○アニメをあまり批判するな、ということかな(苦笑)

8話目
不破と京、お似合いだけどな。普通であることにコンプレックスを抱いているあたり、お揃いだし。ダブルヒロインで両者共に魅力ある時の解決法としては、魅力ある男キャラもう一人ね。

9話目
下着の有無にそんなに熱くなられてもw 久々に変態仮面見たなw いや、パンツリボンの作り方なんていらんよw どんなラブシーンやねんw エロというより、ギャグw なぜこのアホみたいな回で特殊EDをw

10話目
8割くらいの動物は、実物よりもぬいぐるみの方が可愛いw

11話目
京まで、全裸が基本になってる(汗) バクマンでも言ってたけど、自分で書ければ編集になってないんだよね。京への可児公へのセクハラ(笑) 伊月が結婚したいまで言うのは嬉しかったな、なんか。主人公になりたいか。ラストの照れてる可児公がかわいかったな。

12話目
伊月の過去編。まあ、キャラを深めるためには良いし、主人公になりたいという、ある種病的なまでの伊月の執着の原点が見られて良かったかな。後半はまあ、メタ的なネタで自虐ですか。うーむ。ラスト、妹がいないから頑張れるってのは、タイトル回収として良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 39

77.3 7 2017年度のラブコメアニメランキング7位
ネト充のススメ(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (717)
3122人が棚に入れました
盛岡森子(♀)、30歳・独身・ニート。
現実(リアル)世界からドロップアウトしました。
安息の地を求め、たどり着いた先は-----ネット世界!!

「世の中クソだな」
脱サラニートとなった”盛岡森子(もりおかもりこ)”は、
充実した生活を求めてネットの世界へと旅立った!たどり着いた場所は、
ネットゲーム----通称“ネトゲ”。
ネトゲ世界では、サラサラヘアーの爽やかイケメン”林(はやし)”として新たな生活を始めた森子。
初心者丸出しで死にまくっていたところ、可憐な少女“リリィ”が救いの手を差し伸べる。
「天使だコレーーーーッ!!!!」
リリィとの出会いをきっかけに信頼する仲間もでき、充実していくネトゲ生活。
そんな中、リアル世界では、謎の金髪碧眼・イケメンエリート会社員の”桜井優太(さくらいゆうた)” と衝撃的な出会いを果たす。

彼との出会いで変わり始める現実世界、その影響はネトゲにも!?
果たして森子の“ネト充”生活はどうなってしまうのか!!

ホンモノの“充実”を求めて--------
ネットとリアルが交差する世界に、君もログイン!

声優・キャラクター
能登麻美子、櫻井孝宏、前野智昭、寺島拓篤、鈴木崚汰、上田麗奈、中村悠一、相坂優歌、寸石和弘、八木隆典
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

まさかの月9展開( ゚д゚)

<2018/4/5追記>
久しぶりに、といっても三ヶ月ぶりくらいですが視直してみました。
やっぱいいですね。
自尊感情の低い三十路ヒロインと歳下の誠実で優しいイケメン。
男女ひっくり返したら逃げ恥に少し似てるかも。
つか、おまえら結婚しろ。

<2017/12/12追記>
最終回観ました。
感想は
{netabare}「おまえら中学生かよ(・ω・`)」{/netabare}
{netabare}「You やっちゃいなよ(・ω・`)」{/netabare}
{netabare}「おまえらさっさと結婚しろ(・ω・`)」{/netabare}
こんな感じです。

最終回のストーリーは
雨に濡れながら泣く女を
{netabare}部屋に連れ込んで{/netabare}
{netabare}シャワー浴びさせて{/netabare}
{netabare}ノーブラ・ノーパンにして{/netabare}
{netabare}自分のだぼだぼパーカー着せて{/netabare}
{netabare}一緒に料理して{/netabare}
{netabare}そのまま一緒にご飯食べて{/netabare}
{netabare}一緒にお皿洗いして{/netabare}
{netabare}元の服着せて{/netabare}
送って帰す。

そんな話でした。
最後、そこは{netabare}恋人つなぎじゃないのかよ(・ω・`){/netabare}

二期欲しいなー。
でも二期がなくても大丈夫なような終わり方しやがったなー

<2017/10/19初レビュー>
今期観るつもりのなかったこの作品。
危うくスルーするところでした。
タイトルと絵だけで判断すると危険ですね。

主人公の盛岡森子(酷い名前 笑)は三十路のOL。
モリコは仕事に疲れ果て会社を辞めてニートの道に。
そしてRPG系ネトゲに女性であることを隠して男キャラで登録するところから物語は始まります。
キャラの名前は「林」。
木が一本減ってる。

ネトゲの世界で林(ニート・モリコ)はリリィという1人の少女と出会います。
優しく、誠実で可愛らしい、そんなリリィの人柄に林は少しずつ惹かれていきます。
中身はニート・モリコなのに。

ところが実は{netabare}リリィの中の人は櫻井孝宏{/netabare}だったのです。

いや訂正。

ところが実は{netabare}リリィは現実の世界では若くて爽やかなイケメンサラリーマン「桜井優太くん」{/netabare}だったのです。

まあその{netabare}桜井優太は櫻井孝宏{/netabare}が演じてるってだけなんですけどね。

現実でもたまにごく稀に起こるんじゃないかと思ってしまうような、こんがらがった関係性が笑えます。

拗れて、拗らせて

これからそんな展開になるならかなりの良作になるんじゃないかな、と期待してます。

<2017/10/31追記>
4話目観ました。
良い感じに拗らせてますね。
そりゃいつかは{netabare}自分の悩みを男女逆にして相談するだろなぁ{/netabare}と思ってました。
リリィからすると思ったら林モリモリからでしたね。
これ、中毒性高いなー♪

<2017/11/7追記>
5話目観ました。
まさかの月9展開での引き!
こういうのいいですね。
なんだろう・・・あんマーガリンのコッペパンみたいなアンマッチで、でも美味しい。
次期の月9は海月姫だそうですが、ネト充やればフジテレビ見直すのにな。

<2017/11/14追記>
6話目を観て。
ガッキー主演でドラマでやってほしい 笑
ガッキーも三十路近いし。

<2017/11/19追記>
評価デフォルト3にしてましたが、今期も半分超えたので評価値付けてみました。
現時点では4.6!
とにかくお話が面白い。
モリモリと桜井くんのキャラも楽しい。
毎週楽しみにしてます。

<2017/11/21追記>
第7話見終えました。
今回は力をためる回でしたね。
野球で言ったらテイクバック。
次週はきれいなフルスイングが見れそう。

<2017/11/28追記>
第8話観ました。
桜井くん、フルスイングでしたね。
まるでマーリンズのスタントンのよな。
悶えるモリモリが可愛らしかった回でもあります。

<2017/12/5追記>
先週から更に更に{netabare}身悶えする{/netabare}モリモリと{netabare}悩める{/netabare}桜井くん。
{netabare}気づけよお前ら!{/netabare}と言いたくなるのは良質なラブコメの証し。
{netabare}部屋に行って、シャワー浴びて、{/netabare}どうしてこうなった?と{netabare}ドギマギする{/netabare}二人
こういうのはご飯何杯もおかわりできますね。
評価点上げました。
で、Blu-ray BOX予約しました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 80
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アラサー男女の純愛ストーリー

原作未読。最終話&11話まで視聴。

ネトゲで知り合った男女のラブコメ。
その男女がアラサーというのが斬新!

個人的に、ラブコメはあまり好みではないんだけど、この作品は面白かったです。
大人向けの良作だったと思います。

{netabare}盛岡さんと桜井さんの、「真面目」で「恋愛経験が低め」という共通点が、とても好印象です。

大人のピュアでウブな恋愛に、終始ニヤニヤが止まりませんでした。
(もちろん、いい意味でですよ){/netabare}

能登麻美子さんと櫻井孝宏さんの好演が光る作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 75
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

EVERYBODY GOES

漫画アプリcomicoで連載。

盛岡森子は働き盛りの三十路女、
しかし会社生活に疲れ、現在無職。
安息の地を求めたどり着いた先はネトゲの世界。
リアルは♀、ネットは♂の恋愛コメディ。

ヒロインが地味な感じの30歳って、
アニメでは新鮮で好感が持てますね。
一昔前の歌謡曲みたいで主題歌も好き。

会社勤めの苦労は骨身に染みます。
心身共に疲弊して逃げ出したくなる気持ちも分かる。
趣味を見つけて夢中になって、
何とか現実に折り合いをつける。
森子を見ていると何だか励まされますね。

恋愛もコメディも主題ではないのでしょう。
{netabare}初々しい2人の接近に結論を急がず、
少しの希望を見せてくれた幸せな結末が素敵でした。{/netabare}
これは働く人々へのエールではないのでしょうか。

EVERYBODY GOES、
みんな必死で生きている。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 59

74.1 8 2017年度のラブコメアニメランキング8位
武装少女マキャヴェリズム(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (568)
3089人が棚に入れました
自由を愛する高校生・納村不道が転校してきた愛地共生学園では、護身の名目で武装した女子達による無慈悲な男子支配が行われていた!
男子は女子との「共生」の名のもとに、男を捨てて生活することを「強制」される。
納村は転校早々、学園を統率する「天下五剣」の一人で
「鹿島神傳直心影流」の使い手・鬼瓦輪に目を付けられ、新たな『矯正』対象として勝負を挑まれることになるのだが…。
武装少女達に「無刀」で抗い、自由を求める納村不道の運命は! ?

声優・キャラクター
畠中祐、高田憂希、北原沙弥香、西田望見、日高里菜、日岡なつみ、松井恵理子、伊藤美来、小日向茜、花井美春、武藤志織、澤田美晴、山田悠希、山田奈都美、藤田咲、太田哲治
ネタバレ

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

KillkiR:autcounter

もしも
オススメされていなかったら…

絶対観なかったであろう
『武装少女マキャヴェリズム』!

女の子達のキャイキャイ恋バトル♪みたいなお話だと、勝手に思い込んでいた…
私は大馬鹿者です。


見事に裏切られましたねー!
びっくりしました。申し訳ない(笑)


最近のアニメ、

大風呂敷広げてそのまま…とか、
設定作り込みすぎて迷走…とか、

そういう感じの作品が目についてしまって、避けてしまう傾向に…なっていて。

なんだかなー、と思っていた時にこの作品ですよ!


例えるなら

『2人分サイズの重箱の中に、11種類の美味しいオカズと調度良い量の御飯がよそってあって、
Cuteでモダンな風呂敷で包んである』

そんな感じの作品です(笑)


登場人物は、
『天下五剣』(生徒会的な?)と呼ばれる女の子達、

鬼瓦 輪(中恋のあの娘に見た目似てる)
亀鶴城 メアリ(インカンお姉さま)
花酒 蕨(某アニメの忍ちゃんに思える)
眠目 さとり(某ひぐらしの◎音と共通点多し!?)
因幡 月夜(可愛すぎ注意!デンジャー!)


そして
『女帝』と呼ばれる謎多き女の子…

天羽 斬々(美麗。破れた黒ストが…最高です!)


で、主人公の

納村 不動(魔弾と拳の使い手、タレ目)

その友達、
増子寺 楠男(大物有名人、そのまんま)


まぁ、個性豊かな彼女彼らの
学園(君主制)マジバトル…話は王道ですね(笑)

ですが、
女の子達の質の高さに拍手!!
全員大好き!

『あの子は好きだけど、あの子は…』が、ない!


1話、1話、丁寧に描かれている証拠だと思います。

あと
いちいち音楽が良すぎます。本当に作品と曲がシンクロしてて、力入ってますね~♪




あのー…私は、この作品、
どうもエッチいと思うんです…よ…ね。

想像力をかきたてられる、というか…
体感的…あー!『体感的』だ!(笑)

{netabare}「まわし」を絞めるシーン{/netabare}とか…
「魔弾」を受けると、{netabare}皆さんアヘ顔に…気持ちいいの!?{/netabare}


もー!
何とも言い難い作品なので、とりあえず観てみてください!(笑)



『お前、私のモノになれ』

『えっ?なんで?』

『私がそう決めたからだ。お前は私のモノだ。言うことを聞け、もう…何も言うな。』
…(捏造?)

そんな事言われたら、『はい。』としか言えないから!キャー




とてもシンプルで
笑える作品です。

考察系アニメに疲れた時とかにお勧め!
軽~く観るにピッタリ。


面白いって、こういうことだったね!

アニメって、楽しいね!!


そう思えるって、幸せなんだね。



みなさんも観てみて!
『武装少女マキャヴェリズム』布教しましょう!(笑)




乱文失礼。。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 40

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

バトル: 主人公 & チョロインズ vs. other武装少女

ちなみに原作マンガはまったく知りません。
このレビューを記載時点で第4話まで視聴済みです。

学園バトルとハーレムラブコメの合体ですかね。登場キャラクターは下記の通り。

納村 不動: 主人公(防刃繊維で作られた手袋を着用しての徒手格闘)
天羽 斬々: 女帝(学内最強っぽいが格闘スタイル不明?)
鬼瓦 輪: 天下五剣/チョロインその1(鹿島神傳直心影流)
亀鶴城 メアリ: 天下五剣/チョロインその2(レイピア使用の西洋剣術)
花酒 蕨: 天下五剣/最年長(タイ捨流)
因幡 月夜: 天下五剣/最年少(薬丸自顕流)
眠目 さとり: 天下五剣/五剣会議では自己主張皆無(神道無念流)

おまけ - 増子寺 楠男: 情報屋兼便利屋的存在

主人公が入学した学園(中高一貫校のようです)は元女子高で、女子が当初は自衛のために男子を徹底的に矯正して今に至るらしく、天下五剣というのが学内で帯剣を許されていて、学内風紀的な秩序を維持している5人ということになっているようです。

転入してきた納村不動は自身の自由を統制されることを良しとせず、学外への外出の自由を得るべく天下五剣を筆頭とする「武装女子」たちに歯向かいますが、その行く末やいかに…。

2017.6.22追記:
無事に最終回まで完走しました。伝統のジャンプバトルシステム+美少女ハーレム。タイトルに「武装少女」を冠するだけあって、バトル場面もなかなか頑張っていたんじゃないでしょうか。ただ、天羽の回し受けの作画は雑でしたね(笑)。

「無手と剣術との関係」とか、剣術や格闘技に関して適当なことしか言っていないようで意外とそうでもなかったりしたのが個人的にはツボでした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 33
ネタバレ

NEOたちばな さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

和菓子と我が師@武装少女マキャヴェリズム布教し隊!

原作コミック絶賛購読中
この数年で1番大好きで愛着のあるアニメ
なぜ大好きかって?
キーワードは「絶妙な抜け感」

【要素】
可愛い女の子+主人公最強+ハーレム+剣術=歴史好きに嬉しい学園ハーレムバトルアニメ

【物語】
学園の中という狭い世界で物語が展開され、登場人物も程よく少ない
そのため毎話ごとにキチンと一人一人のキャラを取り上げて(掘り下げて)物語を進めており、キャラの魅力を引き出しながらも非常に見やすい物語構成となっている
またバトルシーンは見応えがある、なんなら見応えがありすぎる笑?
レディーファースト?関係ないね!って姿勢が最高
ある意味でジェンダーフリー推奨アニメかもしれない
{netabare}天下五剣(因幡ちゃん以外は)には魔弾ぶちかましてるし、天羽斬々は女だけど思いっきり主人公と顔面殴りあってるしw
女と男が拳で語り合うのは面白い!!!
そういうところ好きだ笑
最後はとても綺麗に終わりましたよね、あんな清々しい終わり方は初めての経験{/netabare}
ちなみにコミックでは剣技の解説に力が入ってる
なーんにも考えずに見れるのがGOOD!!!

【キャラ】
天下五剣+天羽斬々それぞれ魅力があってみんな可愛い
{netabare}天羽斬々のヤンデレたまらん、あれは反則すぎる{/netabare}
キャラの魅力を際立たせる工夫も随所に見受けられた!
{netabare}それぞれの話(キャラ)ごとに異なるアイキャッチや挿入歌で仕事が細かいと思った
鬼瓦輪がメインヒロイン…?って感じがおもしろかった笑{/netabare}

【声優】
主人公の納村不動役の畠中祐さんの声は不動と超絶マッチしてた
眠目さとり役の西田望見さんの好演も作品の魅力を底上げしている
「ひとのこころはわからないなー」

【作画】
よく頑張った!!!
これしか言わぬ!

-OP&ED考察-
OP曲「Shocking Blue」
歌:伊藤美来
必ずしもOP曲の歌詞に作品の世界観を反映させてほしいとは思わないが、サラッとそういう歌詞を入れ込んでるところがたちばな的にポイント高い!
Bメロが「あれ?これがサビ!?」って感じに聴こえるから「サビ→サビ」みたくになって曲が盛り上がりすぎる!
本編を観る前からワクワクさせるってすごくないっすか!?

-印象に残った歌詞-
{netabare}誰も 誰も 誰も 君を止められない
引き留めても振り切ったら
もう二度と誰も何も言えないさ
自由は心の強さが勝ち獲るものだから
過去の自分の怖れを倒して行け 明日へ{/netabare}
まさにサビ歌詞!まさに王道!
これだけでどんなアニメか分かっちゃう、それがいいんですよ
こういうバトル要素のあるアニメにピッタリの歌詞だと思う
曲だけでなくもちろんOP映像もGOOD!
曲と映像がリンクしてて毎回観たくなる
OP映像だけである程度の物語が分かる
こういうのがOPには大切じゃないかな

ED曲「DECIDE」
歌:天下五剣
観終わり後の余韻をいい意味でスッキリ終わらせてくれる爽快なロックナンバー
個人的に今だかつてないほどハマってる曲
何回聞いても飽きない
自分の車内では7ヶ月この曲しか流れていない、もはや病気かもしれない

一印象に残った歌詞一
こちらはBメロ
{netabare}迷った切っ先 魂(こころ)を
弱気な自分(わたし)を
戸惑いさえ 斬り裂いて
→「切り」裂くではなく、「斬り」裂くという歌詞が天羽斬々を意識してる(適当推測)のか歌詞カードみたときにグッときた{/netabare}
ED映像に関しては特に感想なし、なんか遠くの方を見てますよね(適当)

【ザクッと総評】
見やすく分かりやすい物語展開と魅力的なキャラの面々、それにビシッとハマった声優陣
超盛り上がるOP曲とかっこいいED曲
すべてがいい感じ、この抜け感がたまらない!

自信を持っておすすめします!
観てみてください!!!
「武装少女マキャヴェリズム布教し隊」の隊員を随時募集中です
活動内容?特になし!
みんなで武装少女マキャヴェリズムを応援しましょー!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32

71.2 9 2017年度のラブコメアニメランキング9位
セイレン(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (535)
2659人が棚に入れました
高校2年生の夏。「嘉味田正一」は進路希望表の内容で担任に呼び出されたことをきっかけに、大人になることへの不安を覚えはじめる。
そんな彼が様々な女の子と出会い……そしてどんな将来を目指していくのか。
未来へ向かって駆け出す等身大の高校生と清廉(セイレン)可憐なヒロイン達の恋愛物語が、今始まる!

声優・キャラクター
佐倉綾音、木村珠莉、井澤詩織、三上枝織、沼倉愛美、下地紫野、黒木ほの香、江口拓也、田村ゆかり、藤田咲、藤井ゆきよ、長妻樹里
ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アマガミまだ観てないけど……

最終回まで観終えて

主人公アマガミの主人公と比べられるようだけど、何気に好感持てる主人公だったと思う。
とびきり良くもないが、悪いとも言えない作品くらいには収まった感じ。
奥華子さんが歌うOPは作品観なくても一度聴いてみて。

☆個人的なハマり度
(※あくまでも目安です)
★ピーク
1話☆☆☆
2〃☆☆☆☆
3〃☆☆☆
4〃☆☆☆★
5〃☆☆☆
6〃☆☆☆
7〃☆☆☆
8〃☆☆☆☆
9〃☆☆☆
10〃☆☆☆
11〃☆☆☆
12〃☆☆☆

宮前透編までを観終えて≪軽い感想≫
宮前先輩はとにかく変わり過ぎw
主人公が追いかけるっていうタイプのヒロインだね。
突き放してしまっても、その後も一人の世界に没頭して何だかんだで楽しく生きていきそうな。
そんな変わり者の彼女でも、最後の回でこんなにも繊細かつ魅力的な性格、また女の子らしく可愛い一面があるんだよって伝わって、宮前透というキャラのパズルが完成したような感じ。
たとえ世の中でいう変人・奇人であっても、運命の人と出会えば、人と並み以上の幸せを(家庭も)築けるんだってメッセージかな。
相変わらずOPが胸に響きます。
{netabare}鹿の交配のくだりは可笑しかったw{/netabare}
次回からはいよいよ桃乃さん編、作品のラストスパートにもなるし楽しみ。


常木耀編までを観終えて≪軽い感想≫
OPがすごく耳に浸透してきたので、ちょっと期待を込めて視聴。
アマガミは以前桜井編と上崎編を興味本位で観てみただけで、スト子以外は内容もあまり覚えてない。確か主人公が受け付けなかったような…。
今作のセイレンは主人公にイライラすることは少ないし、キャラデザが黒髪でロングという(不満な人は多いというけど)落ち着いた感じで、近頃のアニメ作品を観ているとなんだか新鮮に思えた。それと目に余るほどではない程度に色っぽいシーンはあるけれど、それが最近の「あー萌えかー」「パンチラかー」ってテンプレに収まってる感じじゃなくて、本当に背徳感を感じてしまうものだった(;'∀')
脚本の担当者によると、2話だけでは各ヒロインの魅力を十分に伝えようにも伝えられないとのことで、やむを得ず6人いる女性キャラのうち3人にのみにスポットを当てる形になってしまったらしいけれど、物語の進行も丁寧で、結果的にいい形になったと思う。4話までは割と高得点かな。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 50
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リアル高校生「風」恋愛アニメ

「アマガミSS」「キミキス」などが好きな方は当然合うでしょうね♪

オムニバス形式の高校を舞台にした恋愛アニメ。OPは、奥華子さんの透明感溢れる歌声がキラリと光り、今期(2017冬)では屈指に好きな歌です♪

【各話感想】
《常木耀 編》
{netabare}
1話目
ある意味凄いな。何のインパクトもない初回(ラストだけやや印象アリ)w いや、悪くはないですよ。どう考えても、リアル路線の恋愛系で、最終的には、「タヒね! リア充め!」的になっていくのだろうからw ゆっくり愛を育んでいくのもアリだとは思いますよ。もしくは普通に、「アマガミ系」(オムニバス形式)なのかな? ただ、このアニメ氾濫時代において、1話切りされても文句言えない、普通さです。とりあえず、様子見♪

2話目
予備校の合宿なんて行ったことないから、よく分からんな。普通の男子高校生らしいといえばらしい、妄想やら欲求やら。ヒロインの常木さんは、アニメには珍しいタイプ。完全リアルではないが、似非リアル女子高生キャラ。オムニバスだから仕方がないが、ヒロインデレるの早過ぎ、チョロ過ぎだな。

3話目
う~む、リア充してますな~w 勉強しろや(笑)という一言につきます。吉田さんと宮前先生のショートコントは笑ったw

4話目
女子って怖い……。毎週、「ALL OUT」を観た直後に観てるから、落差が(笑) やっぱり、来世も生まれ変わるなら男が良いなw ん? 作画、若干、体に対して顔がデカいシーンない? 海のシーンで思ったこと。まず確実に、スマホが水没してる(笑) なんかこう、応援したくならないカップルだな。嫉妬かな、嫉妬だな(笑)

《視聴終了》
結論。一番応援したいカップルは吉田さんと宮前先生です♪ 本編とカンケーな~い(笑)

アニメには珍しい「イケてる女子高生」がヒロインというのはなかなか良かった。が、なんか萌えられず。やっぱり、イケてる女子高生が、大きな理由やきっかけもないのに、イケてないカミタ君に惚れる展開にムリを感じたからかな。
{/netabare}

【宮前透 編】
{netabare}
5話目
ゲーム好き女子か。ゲーム好き男子からすれば嬉しいよね。しかも、特撮好きで美人で天然エロなんて、妄想の産物やな(笑) ラストに、なにやら怪しいシーンが。

6話目
プリクラ、昔(出始めの頃)から好きじゃないけど、こんだけ、スマホのカメラやプリンターが高性能の時代に、まだ需要があるのかな? 「女の子からの評判を聞きたい」って、どこのギャルゲだよw 常木さん、ゲームできるんだw てか、コメ要素必要かな?
なんだ? ネタ的な微エロもぶちこんできたけどw

7話目
確かに、ゲーム好きで大人しい女子グループに、モデル並みの美人がいたら、浮くよね。男子のグループにおいて、取るとか取らないとか存在しないんだけど、そこを心配するあたり、宮前先輩も女子ですね。もう、さっさと付き合えや(苦笑)

8話目
へ~、コミケって服飾のコーナーもあるのか。いつも(アニメだと)同人誌コーナーか同人ゲームコーナーばかりだったから(笑) ファスナーの場所エロすぎだけど、合理的だ(笑) 正一、諦めるの早っw 喉仏を吸うって、どんなフェチだ(笑)

最終回Cパート(未来の話)は、常木さん編の方が好きだったかな。ただ、ゲームとも服飾とも関係ない職業に就いてるってのが、妙にリアルで良かった。

《視聴終了》
オタク系男子の妄想を具現化したようなヒロインでしたね。ゲーム好きで、行動をリードしてくれて、美形で、エロくて、積極的で、でも清純で。なかなか魅力的なキャラでした。(制作の狙い通りと)分かっていてもハマるという(笑)
{/netabare}

【桃乃今日子 編】
{netabare}
9話目
今までで一番の「らしい」ヒロインかな。良くも悪くも「普通のアニメになった」感じですね。

10話目
どんな格好で寝てるんだよw 恥ずかしがろうよw 常木さん、すっかりギャグ要員に(笑) う~ん、あざとい……。(今日子の)問「どうして男の人はイヴになるとHなことをしたがるですか?」(視聴者の)答「イヴだけでなく、いつもです」(笑)

11話目
トラック回避とか、風夏と被るw 下着のクダリはよく分からなかった。パンツの穴のクダリは意味不明w プレゼントのパンツに穴を開ける=男性として意識していることの証明、っていうのは流石にムリがあるでしょw

12話目
なんか、イライラする(笑) とっくに両想いなのに、いつまでも牽制している生殺し感がイライラするw (可愛い)幼馴染を女として見られないって、アニメなら定番だけど、実際はそんなこと100%ないw

最終話Cパートは、一番普通かな。漫画編集者って、なぜ(笑)? まあ確かに、未来的に考えても、一番うまくいきそうな二人ではあるかな。

【視聴終了】
これまでのシリーズと違い、二人が幼馴染なため、(ゲーム風に言うと)スタートからパラメーターがMAXな二人。そのため、ヒロイン攻略に伴うドキドキ感は少なかった印象。

結論は分かっていて、しかも通じあっているのに、互いに気が付かない二人を、ニヤニヤしながら眺めるぐらいの態度が良いのかな?
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
主人公は共通、ヒロインは各シリーズごとに違うという構成で、恋愛AVGをやっている気分になります。

作り方としては「ヨスガノソラ」と一緒。

楽しみ方としては、各シリーズごとの純愛にニタニタするもよし、他シリーズではヒロインだったキャラとの微妙なすれ違いに切なくなるもよし。

ただ、主人公が共通なので、ある意味では「一風変わったハーレムもの」と観れなくもないです。「ハーレムもの」の正否は、「主人公(男)が、そのハーレムを築くに足る人物か」だと思っています。

本作の主人公「嘉味田正一」は、「優しさ」がメインの男子。それなりの積極性はあるが、基本的には受け身で草食系男子。

個人的に一番評価しているのは、「宮前透 編」。正一が唯一主人公らしく「惚れさせ」にいったシリーズだった。

常木耀は、モテ系女子なので、わざわざ正一に惚れる理由が分からない。たまたまの偶然、かもしれないが、これまで言い寄ってきた男子の中には、正一のようなタイプの奴もいただろうし。

桃乃今日子は、幼馴染み補正が入っているので、主人公に惚れてて当たり前。ノーカウント。

宮前透は、人間的に欠陥があり、コミュ力が低いので、ゲームで繋がった正一に惚れていく展開には説得力があった。自分的に一番好きなヒロインだったし、楽しめたシリーズだった。

そう考えると、(あえて字を当てるなら)「誠恋」をしていたのは、やはり宮前透編だけのように思う。後の二人は、別に主人公を変えても良かったのでは?

(でも1番好きなカップリングは、宮前先生と吉田さんですw)

巷では、桃乃今日子が一番人気のようですね。確かに、一番可愛かった印象です。ただ、なんか一番「アニメらしい」キャラだったな、と。リアルな高校生の恋愛が売りだとしたら、一番リアルにいそうなのは常木さんだと思うし、特殊なキャラという点では宮前さんかな。「普通に可愛い」今日子は、どこかインパクトに欠け、自分的には一番印象に残らなかった(別に今日子が嫌いなわけじゃないですよ。むしろ萌えたんですがw)。

全編を通し、女同士の恋愛がらみ時のドロドロさ(思慮深さ)と、男同士の友情の爽やかさ(バカさ)がかなりフォーカスされていた印象。そこはなかなかリアルで良かった。
{/netabare}

【総括】
ファンタジー設定や展開は皆無で、リアルな高校生の恋愛を描いている。と、思いきや、高校生のリアルな恋愛ってこんな感じですか(苦笑)? だとしたら、私が行ってた高校は、きっと高校じゃなかったんだなw

リアル風に描いていることで、かえってファンタジーよりファンタジーを感じることも(いや、私が部活ばかりやってたせいで、皆はこんな高校生活を送っていたのかも)w

OPは共通していますが、EDは各キャラごとのキャラソンになっている。いずれもレベルは高いと思った(特にOP)。

まあ、とりあえず、主人公の正一に殺意を覚えるアニメだった(笑) リア充タヒね~w

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

『セイレン』でもフェチズム全開w

恋愛ゲームが原作だった『アマガミ』と舞台は共通ながら、
アニメオリジナルストーリーで製作された本作。

ギャルゲーと距離を取ることで、“変態紳士”の系譜を受け継ぐであろう、
主人公少年の性格設定も、多少は大人しくなるだろうと思ったら、
むしろゲームの枠に囚われずに、フリーダムにフェチズムを追及w
視点もさらにマニアックになっている気がします。

{netabare} 女の子が座った机のぬくもりに価値を見出すとは(笑)
この少年……冒頭から手に負えませんw

部活女子が躍動する体育館を覗く時は床付近の下窓からw
という着眼に覗きを極めし作者の悟りの境地を感じましたw

それで、なになに?
女の子のおなかにできたジャージ痕とおヘソは水平線に沈む夕日ですと!?(笑)
キミ……アタマダイジョウブデスカ~~??(笑)

もっとも、そんなシーンにすら鼻の下伸ばしてる尊氏も既に手遅れですがw{/netabare}


フェチズムついでに、ゲーマー度、特撮愛等も不思議要素を絡めつつパワーアップ♪
{netabare}シカを育てて交配させるゲーム……どんな開拓精神で製作したのか謎ですw{/netabare}
これらマニアックな設定が独特な世界観に拍車をかけていますw


一方で、本筋の恋愛要素については、ある種の誠実さも感じました。
“攻略”対象の美少女は、あくまで紳士が妄想する理想の女の子像のままですが、
彼女に釣り合う男になろう!との主人公の成長要素強調は、
王道ながら清々しさを感じました。

特に{netabare} ゴールインした女の子によって、様々な職業選択がなされるのが心地よかったです。
『セイレン』から始める“変態紳士”のハローワークといった感じ?{/netabare}

未来のことは女の子が教えてくれます。


個人的に印象に……と言うより深く同情したキャラは、{netabare}夏期講習の男性講師。

まったく、この世界の高校生たちは訳が分かりませんよね~w
彼らと対峙する為に、グラサンに竹刀で武装するというのは、
決して大袈裟じゃないと思いますw
何なら尊氏の甲冑もお貸ししましょうか?
腰回りも重点的に防御できますよw{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 34

76.6 10 2017年度のラブコメアニメランキング10位
徒然チルドレン(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (567)
2651人が棚に入れました
本作は、どこにでもいる様な、ごく普通の高校生たちが、
恋に燃えたり、揺れたり、悩んだり、
笑ったり、泣いたり、傷ついたり、
うまくいったり、いかなかったりしながらも、
かけがえのない青春の日々を過ごしていく様子を描いた、青春群像劇です。
主人公は、登場人物全員。
あなたもきっと、誰かの気持ちに乗っかれるはず。

声優・キャラクター
石川界人、水瀬いのり、前野智昭、小倉唯、小野賢章、佐倉綾音、熊谷健太郎、三宅晴佳、花澤香菜、天崎滉平、戸松遥、浪川大輔
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

徒然なるままに 高校生男女のよしなし事を そこはかとなくアニメにすれば 恥ずかしうこそものぐるほしけれ

徒然草風レビュー!
各カップルを発熱順にランキングしてみた。

まず第一位は!「ピュアな想い、それが恋だよ」
<高野と菅原君>
{netabare}感情が平坦な高野は恋愛がわからない。
自信がなく、思い込みも激しい。
そんな高野のことが好きな菅原君。
自分の気持ちが旨く伝わらない。
鈍感な高野、菅原君の気持ちに気づけ!

何度か菅原君と触れ合っていくにつれ、気になる存在に。
なにやらボーっとする高野。
胸が苦しく、風邪と勘違い。
水泳の授業中、互いに目が合う。
ホント、微妙な距離感。
そして、「見てたのは、高野だよ」って。
「えっ」ドキドキの高野。
それが恋って言うんだよ高野!

「菅原君は海に行かないの?」
「菅原君がいないと楽しくないと思う。」
「じゃ、水着買わなくちゃ。」
・・・そして夏が始まる。{/netabare}

次点第二位は・・・「実直男と遠慮女のたどたどしい恋」
<上根と剛田君>
{netabare}硬派実直鈍感の剛田君。
剛田君を陰ながら想う、恥ずかしがり屋の上根。
でも何この展開!
付き合うことに。

付き合ってもぎこちなく。
剛田君の気持ちがわからない上根。
そんな時はスキンシップ。
と突然のキス。
初キスでむせた上根はキスをやり直したい。
再びの公園。
寄りかかる上根。
ついに膝枕。
思わず寝る剛田君。
あやうく・・・
もうどうにでもしてくれ!お幸せに!{/netabare}

第三位はというと、「親友カップルのすれ違い」
<千秋と香奈>
{netabare}友達関係からなかなか脱却できない関係。
つきあっているけど、会話がついついコント。

ある日の千秋の部屋での出来事。
残念!母親が邪魔に入る。
土手でもふざけているうちに変な雰囲気に。
それでもふざけるちあき。
で、またチュー未遂。
サッカーキスにトライ
なかなかゴールにちかづけない。
そして、はずした。
またまた千秋の家。
誰もいない。
酔った勢いで千秋がついにキス。

女心がわからない千秋。
怒る香奈。
スマホポチャッと事件でまたまたすれ違う。
下駄箱で再びの告白。
涙、だー。{/netabare}

第四位の発表。「すべてをお見通し、生徒会長編」
<生徒会長赤木と梶さん>
{netabare}一見真面目な生徒会長、自信満々でグイグイ来る。
不良の梶さんは虚勢を張りつつ純情。
生徒会長に完全に翻弄されている。

生徒会長の確信ボケにツッコム梶さんがかわいい!
けんか腰梶さんの上を行く生徒会長。
すべてお見通しの生徒会長はストレートだ。
勉強するって、キス。
切れる梶さん、正直な生徒会長
「じゃ私のいい所は・・・」
「すべてが好きだよ」
真っ赤っか梶さん。

梶さんの決断は、生徒会長と同じ大学に・・・
勉強する梶さん。
人の優しさが身に染みる梶さん。
感動のラスト・・・{/netabare}

第五位はなんと・・・「すべてをお見通し、皆川さん編」
<皆川さんと古屋君>
{netabare}皆川さんがナチュラルで大胆、好きだとついついからかっちゃうタイプ。
それに翻弄される古屋君はおどおど。

ブラコンほたる登場、そして発狂。
それでも余裕しゃくしゃくの皆川さん。
ああ哀れ古屋兄!

返事をしたい古屋君。
すべてをお見通しの皆川さん、なかなかの策士。
にんまり皆川さんがかわいい!

ほたるライン乗っ取り事件発生。
でも皆川さんはお見通し、ほたるが返り討ちに。
ほたる「そーゆーことかー、うあああああ」
ああ哀れ古屋兄妹!

そんなある日、「好きっ」って皆川さん。
翻弄される古屋君。
そして、キス?
やっぱり翻弄。
小悪魔だぁ!皆川 由紀。{/netabare}

第六位。「メールでの告白はやめましょう。」
<高瀬と神田>
{netabare}メールで告白。
タイミング悪!
えーーーーーー

その後、学校で気まずい雰囲気に
それが1か月も続く。
お互い好きなのに、すれ違う。
やっぱりタイミング悪!{/netabare}

そして、ラスト第七位は「ぶ男物語」
<栗原さんと山根 WITH本山君>
{netabare}助けた栗原さんに誘われデートへ。
テンパル山根、目がまん丸。

ぶ男本山君登場
親友山根に映画の先約を譲る本山君。
本山君の優しさに山根事実を告白。
ぶ男同盟解除も本山君は全力で応援する。
本山君の男気が眩しい!{/netabare}

番外編。「神出鬼没。恋愛マスター香取先輩」
{netabare}香取先輩はめんどくさい性格、そして神出鬼没。
トイレに出現、木の上から登場、あなたは忍者ですか。

気障が代名詞の恋愛マスター香取先輩。
女の子に「子ネコちゃん」って
「ウィー」って、「やけどするよ」って。

傷つき倒れる香取先輩。
追われている?香取先輩。
再び「子ネコちゃん」って、「ふふっ」って。
残像攻撃って?
なんだこのコントは!{/netabare}


恋に落ちると自分ではどうすることもできない。
だからこそ、様々なドラマが生じるのだ。
そして、喜怒哀楽を内に秘め、知らず知らず自分が変わっていく。
好きだなあ、このアニメ。
青春を感じる。
2期よ来い、そして夏よ始まれ! 

投稿 : 2024/04/13
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

笑えて萌えてニヤけて感動して、リア充爆発しろを楽しむ、幕の内弁当風ラブコメw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
いや~、楽しい! 恋愛系のショートアニメではトップレベルに好き!

ショートアニメなのに、更に分割しているオムニバス形式で、様々なカップルが登場します(15分で4エピソード)。それが、カップルによってラブコメだったり純愛だったり片想いだったりギャグだったりするので、飽きがこないところが良かったです♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これは、好きなキャラではなく、好きなカップルで語るアニメかな~と♪

ということで、個人的に好きなカップルは、


1位 赤木正文×梶亮子
肉食系生徒会長(男)と純情ヤンキー(女)という異色の組み合わせ。見所は梶さんの萌え度の高さ。「だがしかし」の「サヤ師」を思わせます。梶さんは、個人で見ても成長しましたね(テストのくだりとか)。ドSと、実はドMな感じが良かったです!

2位 内村千秋×飯島香奈
一番コメディ色の強い夫婦漫才カップル。4話の「もののけ姫」ネタは笑ったw ジブリに怒られるぞ(笑) 剛田&上根を実況中継してる回も好きだw なんだかんだ、安定感があった。最終話も良かった。こいつら、結婚するなw

3位 古屋純×皆川由紀×古屋ほたる
ドSの由紀にからかわれ続ける兄妹。ここはむしろ、由紀とほたるの掛け合いというか、あしらわれている ほたるが面白いw フレーフレーお兄ちゃん!(相手をフレと、頑張れのダジャレ)は、笑ったw

4位 菅原卓郎×高野千鶴
なんか、一番普通っぽいカップル。高野(ちーちゃん)のイマイチ自分に自信がない感じは良いね。最終話、積極的になる高野に萌え。なんか、応援したくなるカップルでした。

5位 香取慎一×細川数子
No.1ギャグカップル。香取先輩の言動は、ほぼ,NON STYLEの井上さんw イチャラブ系のカップルが多い中での清涼剤的というか、彼らが出てくると、不思議とほっとする(笑)

6位
加賀優樹×七瀬薫
お隣同士の幼馴染カップル。キスシーンの後に、家の用事で訪問するのには萌えたw もっともっと観たかったカップル。

7位
山根隆夫×栗原ちよ
オタク男子と美少女という妄想の産物カップル。二人の恋路よりも、山根と本山の友情、というか本山君の男前さが際立ったw

8位
高瀬春彦×神田沙希
勘違い&すれ違いカップル。アンジャッシュさんのすれ違いコントみたい。心理戦だね。

9位
剛田武×上根綾香
湯川ひでき×笹原さつき
天文部カップル。付き合うきっかけになるシーンは良かった。後輩君との絡み含め、この四人でアニメ1本作れる。もっと観たかった。

10位
No.1いちゃラブカップル。おしとやかそうに見えて積極的な上根と、武骨ながらも優しい剛田にニヤニヤできるか。むしろ、女子らしい女子の上根に萌えられるかがポイント。


原作未読ですが、Wikiなんかを観ると、まだまだカップルはいるみたいですね。正直、全然物足りないですw (もっと観たい!)

色んなカップルの結末までちゃんと観たい。2期があれば、と言わず、4期くらいまで観たいって思いました。ショートだし、この構成なら飽きずに観られそうだし♪ 期待してます!
{/netabare}

【余談~ タイトルを直訳するとw ~】
{netabare}
にしても、「徒然チルドレン」を直訳すると、「やることがなくてヒマな子供達」ですね。ヒマだから恋愛しているという意味ですか(笑)?

いや、勿論「もの思いにふける」「しんみりして寂しい」「なるがままに」という訳もあり、そっちで使っているのは分かりますけどw 「徒然」というと一般的に「徒然草」を思い浮かべるわけで、じゃあ、「やることがなくてヒマな」と訳されちゃってもしょうがないっすよw
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
生徒会長とタバコヤンキーの話は良かったな~。

2話目
妹の、「フレーフレー」は笑ったw

3話目
幼馴染漫才、楽しいw 続いてドツキ漫才w

4話目
ジブリに怒られるぞ(笑)

5話目
なんかエピソードとも純愛ニヤニヤ系だね。幼馴染も登場。

6話目
このカップル好き♪ ヤンキーなのに可愛いw このカップルも好き♪ 夫婦漫才w 本山くん、超格好良いわ(笑) 香取先輩もバカで良いわw

7話目
この三角関係も笑えるよねw んで、一番の純愛カップルか。ここは微妙。すれ違いカップル。

8話目
微笑ましさNo.1のカップルやね。言い換えれば、リア充爆発しろNo.1カップルw ヒーローインタビュー風のいちゃつきw 外した~オチ(笑) マジバカップルw 相変わらずのドS(笑) 香取先輩、No.1ギャグ要員w イチャラブ三連発の後に、落ち着くわ~w

9話目
ドリフのコントかいw この二人はなんとなく、普通だよねw 色々考えすぎのすれ違いカップル。

10話目
本山君、格好良すぎw 実況中継w 酔った勢いでマジ切れ。そりゃそうだ。

11話目
女子会、珍しいパターン。まあ、ビリギャルもいるけど、あれ、あくまで進学校の学内偏差値30なだけで、普通の奴よりずっと頭良い子だしね、もともと。しかも、英語と小論文の2教科入試だから、英語が苦手じゃないなら、短期間でも受かる可能性あるし。

12話目
ファイヤーショット、何歳まで通じるかな(笑) 次はカミソリシュートかw ラストは、まあ良いところに落としたかな、感動系で。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 29

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これが、若さか・・・

感想

原作の漫画は週刊マガジンなので、立ち読みでたまに読む程度。
ジャンルは、高校生の男女が魅せる初々しい恋愛もの。
話は毎週人物(カプ)が変わり、1話まるまるストーリーが続く1話完結型4コマ漫画になってます。
原作の感想としては、作画の画力がイマイチなのと、ちょっとした男女のすれ違いの件や、男側、女側のそれぞれの視点で、なかなか思うように気持ちが伝わらないヤキモキさせられる件が多いので、マンネリ化してきて段々飽きてきてます。
連載当初は、結構面白かったんですが、今では読んだり読まなかったりで、可もなく不可もなくって感じかな。
 アニメになって観てみましたが、連載当初読んで面白かった気持ちに近い感情で観れてました。
やっぱ声優さんが声あてて絵が動くって凄いよね。
こちらも週刊マガジンのアホガールと同じく、15分のハーフ枠だったので、丁度いい感じで飽きることなく観れたのがいいです。
オムニバス形式なので、どうしても登場人物が多くなり、全然名前は覚えられないのはしゃーなしだな。^^;
個人的には、ヤンキー亮子こと あやねる(声優)と生徒会長との二人のカプの話が良かった。
亮子の赤面デレ顔(ヤンデレ)が可愛かったです。
終始ニヤニヤできるのはアニメならではかな?
2期があればまた観たいです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 26

70.4 11 2017年度のラブコメアニメランキング11位
はじめてのギャル(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (516)
2526人が棚に入れました
DT(童貞)を捨てたいと悩む非リア充高校生・羽柴ジュンイチが「ギャルに土下座で頼めば卒業できる」という迷信を聞き、クラスのギャル・八乙女ゆかなに土下座で告白したところ、まさかの大成功。しかし、身持ちの固い彼女に羽柴は、その先へ進めず弄ばれる毎日を過ごすハメに陥ってしまう。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、長久友紀、喜多村英梨、竹達彩奈、小倉唯、豊永利行、赤羽根健治、白石稔、荒浪和沙、原奈津子

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男女の意識差を描いた作品

マンガ原作があるようですが、未読です。

深夜アニメとしては「八女さんをはじめとした女性陣がエロを振りまき、主人公のジュンイチくんをはじめとした非リア男子(+視聴者?)たちを興奮と混乱に陥れる作品」で、その解釈で基本的には問題ないと思います。

ただ、「女性陣の行動時における心情的な無謬性」みたいなものも意外としっかり描かれているようには思います。

男子側からは「エロい」行動も女子側の意識としては、自分がカワイイと思っていたり、同性からの目を意識していることによって取る行動なのであって、いわゆる「サービス」のつもりは全然ないということです。

またジュンイチくんにしても高校生男子として並かそれ以上に異性を意識することはあっても、つるんでいる他の3人よりはかなり高いモラル意識と常識を持っているといえます。

付き合い始めたきっかけはさておき、八女さんから見てジュンイチくんは意外と好印象というのは、思ったよりは無理のないストーリー展開なのかもしれないです。

ビジュアル的には単なるエロアニメなのですが、こう言っては何ですが意外と心理描写は丁寧なので実はけっこう普通に毎回楽しめていたりします。

でも、たぶんあにこれで高く評価されることはないでしょう(笑)。それに寧音ちゃん(ジュンイチくんの幼なじみ)みたいな巨乳(奇乳?)キャラは、正直なところ苦手ではあったりします…。

2017.9.15追記:
無事に完走。面白かったです。気づいたらけっこう高得点つけてましたね。

まあ、もしかしたら「不良がたまに良いことすると優しく見える」的なバイアスはかかっているかもしれないのですけども、八女さんの性格はかなりカワイイですよね。

いや、八女さんは見た目がギャルなだけで不良ではありませんが…。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 37

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ギャルとイケてない男子の正統派ラブコメ

DT男子高校生のジュンイチと、ギャルっ娘ゆかなのラブコメ。

土下座告白という、なんだそれ?てきな始まりから、二人が本当の恋人になっていくという、ラブコメとしてはスタンダードな内容。イケてないのになぜかハーレムになっていくのがこの世界の話。正直、ジュンイチは最後に男を見せたくらいで、あとは香椎や寧音、蘭子、友人たちに翻弄されっぱなしの印象が強いです。
ヒロインたちのなかでもメインヒロインの八女ゆかなが一番の乙女というのが特長です。ギャルはこうあってほしいという願望みたいなヒロイン像なのか?
ちょっと残念だったのは、何故ゆかながジュンイチを好きになったのか、最後まで分からなかった点です。劇中のゆかなの惚れかたが本気でジュンイチを好きなのが良く分かるだけに、そこが描かれなかったのが惜しいなという感じです。

とても正統派のラブコメです。ラブコメ好きな人には見て損はない内容のアニメだと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 27

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ギャルの純真

原作未読 全10話

高校生で主人公の羽柴ジュンイチは、友人たちと話をしていたノリと勢いで、同じクラスのギャルの八女ゆかなに玉砕覚悟で告白したらOKをもらい付き合うことになりました。ゆかなの友人やジュンイチの友人達、幼馴染、クラスメイトの一癖も二癖もある連中に囲まれてぎくしゃくしながらもゆかなとの恋を描く学園ラブコメ作品です。

ヒロインのゆかなは見た目はギャルですが、恋愛には純真でしたね。

主人公の妄想が酷くて現実なのか妄想なのか、ほとんど妄想でしたが途中で分からなくなる場面が多々ありましたw

10話と短いですが、私にはちょうど良かったです。

終盤シリアスな場面がありますが、ほとんどはちょっとエッチなコメディなので、お気楽な作品を観たいときに良いかもしれません。

最後に、ジュンイチの友人たちの中にひとり危ない人がいましたね^^;

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22

71.1 12 2017年度のラブコメアニメランキング12位
Fate/Apocrypha(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (541)
2468人が棚に入れました
かつて、冬木と呼ばれる街で執り行われていた、 七人の魔術師と英霊たちによる「聖杯戦争」。しかし第二次世界大戦の混乱に乗じて、"とある魔術師"が聖杯を強奪する――。
数十年が経ち、その聖杯を象徴に掲げたユグドミレニア一族は、魔術協会からの離反、独立を宣言。怒れる魔術協会は刺客を送り込むが、 彼らが召喚したサーヴァントによって返り討ちに遭う。
――サーヴァントに対抗するにはサーヴァント。
「聖杯戦争」のシステムが変更され、七騎対七騎というかつてない規模の戦争が勃発。かくして、ルーマニア・トゥリファスを舞台に空前絶後の規模の戦争――「聖杯大戦」が幕を開ける。

声優・キャラクター
花江夏樹、坂本真綾、内山昂輝、沢城みゆき、早見沙織、遊佐浩二、古川慎、稲田徹、鶴岡聡、真堂圭、諏訪部順一、武内駿輔、置鮎龍太郎、大久保瑠美、宮本充、野中藍、丹下桜、乃村健次、檜山修之、赤﨑千夏、小林裕介、大川透、石上静香、加藤英美里、中原麻衣

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ドキッ! トラブルだらけの聖杯大戦!(ラブコメもあるよ!)

Apocrypha(外典)というだけあって、普通のFateとは違う点も多々あるような…。ただ、尺の方はFateとしては標準的な2クールです。

まず今回の舞台は「聖杯大戦」、通常の聖杯戦争(バトルロワイヤル)とは異なり赤陣営と黒陣営それぞれ7騎ずつのチーム戦ということで、それだけでも普通の聖杯戦争とは違っていました。

そして聖杯大戦には裁定者(ルーラー)という、どちらの陣営にも属さずまたサーヴァントでありながら特定のマスターの意向に沿って動かない特殊な存在がいます。裁定者(ルーラー)はサーヴァント(今回はジャンヌ・ダルク)が通常の現界ではなく人間の体に宿った状態となるみたいです。

この聖杯大戦というただでさえ通常の聖杯戦争とは違うシステムで戦うという状況がある上に、今回のストーリーでは聖杯大戦としても異例な様々なことが起きてしまいます。そして赤陣営の事故で、「サーヴァントの能力を発揮可能なマスター」も発生してしまいます。

ということで通常なら特定のマスターとサーヴァントのペアが「主人公陣営」ということになるFateですが、今回はそういう通常展開ではありませんでした。

それ以外にもいろいろあって今回はラブコメ的な展開もありましたが、どちらが楽しめるかは人それぞれとしても、他のFateとはかなり趣の違うストーリーだったと思います。

ちなみに私はけっこう楽しめました。サーヴァント勢も有名どころを取りそろえた感じでしたし。ただ、5話くらい観て合わなかったら素直に諦めた方が良いかも。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 37
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

英霊やマスターに集団行動なんて出来るわけないだろうw

原作スピンアウト小説は未読。

実は私にとって『Fate』本伝アニメ化作品は
高評価ですが一方で苦手意識もあるシリーズ。
重厚な物語、世界観に一度入ってしまえば堪能できますが、
それまでに費やす視聴エネルギーが膨大。
スタジオディーン版の『~/stay night』もufotable版の『~[Unlimited Blade Works]』も
初見時は序盤で挫折して、後年、仕切り直したりしています。

よって、こんなの『Fate』じゃない……。との批判も見受けられたこの外伝アニメ。
私にとっては、重厚さに欠けると言う部分も、
気軽にラノベファンタジーバトルでも楽しむノリで行けば、結構イケるのではないか?
と妙な自信を持っての?後日動画配信視聴と相成りました。

狙い通り?多種多様な能力バトルをド派手なエフェクト&音楽と共に満喫できた。
その点では楽しめた作品でした。


ただ、それでも、事前に私が抱いていた「聖杯大戦」という集団戦設定への懸念……。
赤VS黒、各7組のマスター&サーヴァント(+α)が大聖杯を巡って戦争を繰り広げる!?
そもそも、各マスター&サーヴァントは、因果を覆すほどの願いを掛ける故に、
時空を越えて英霊召喚されたり、聖杯争奪の殺し合いを繰り広げていると言うのに……。
統率されたチーム戦など果たして成立するのだろうか?

その不安は、私の想像を遙かに超える聖杯大戦ルール崩壊となって的中しましたw

例えば……{netabare}己の信念故、自ら命を差し出すサーヴァントとか、
ドヤ顔で傍観者を宣言する劇作家の英霊とか、
最初からチームに参加せずに猟奇殺人に勤しむアサシンとか。
切り札「令呪」の使用法すら感情的な傾向で、
高度な軍略など差し挟む余地が見出せません。{/netabare}

当初、覚悟していたバトルマニアによるチームワークの放棄や、
裏切りによる戦線崩壊など、軽く超越するワンマンプレーの連続w
え~いwまるで戦にならぬわ~~(ノ`m´)ノ ~┻━┻

大戦の体を保つ名目で、一応、調停者役を担う15騎目のサーヴァントとして、
ルーラーが新設されたようですが、焼け石に水。
「今回の聖杯大戦は何かおかしい」とルーラーは訝しみますが、
ハッキリ申し上げて、この聖杯大戦は最初からどこもかしこもおかしいと思いますw
まぁ、この違和感も伏線ではあるわけですが……。

特に序盤は調停とか無茶振りするくらいだったら、
もういっそルーラーを天に還してあげてと何度も思いました。
願わくば……{netabare} 黒のアサシンによる連続猟奇殺人はイレギュラーとして、
真っ先に止めて頂ければ、聖杯に無関係な地域住民にとっては
有り難かったな?とも思いました。{/netabare}


もっともシリーズ通じて「聖杯戦争」と言うガチガチのルール設定は、
参加者による常識を逸脱するほど強烈な宿願に叩き壊される物。
願う故に世界を鳴動させてしまう、人間の業の大きさを表現する、
言わばサンドバッグみたいな存在だと私は捉えてもいます。

本作の「聖杯大戦」も、そういう意味では『Fate』らしい末路を辿ったとも思われますが、
サンドバッグにしたって、流石にもう少し耐久性がないと、張り合いがないと感じます。

私にとっては願う故、自他を傷つけてしまう人間の性と葛藤を表現したという点で、
本作もまた『Fate』でしたが、
加えて堅牢な秩序の中の重厚さがあってこそ『Fate』という方にとっては、
大英雄の野望が巻き起こす波乱と共に、自分たちの『Fate』が壊されてしまった。
こう悔恨する方がいても否定はできないと思います。

マスター&サーヴァントたちの野心激突に一定の秩序をもたらしていた、
元祖「聖杯戦争」を考えた人って偉かったんだなぁ~と
逆説的に本伝の緻密さを再認識しました。


散々愚痴も並べてしまいましたが、
それでも、英雄たちがチームも世界も薙ぎ倒す勢いで己の生き様を貫く様は、
観ていて何かキモチヨカッタです。

そう言えば、この『Fate』に関しては、
私は視聴中、一度もリタイアしたいとは思いませんでした。

ヒーローがルール無用で暴れまくる。
本作はある種のアニメの王道を歩んだ作品だったのかもしれません。

私にとっては、評点は凡庸になってしまいますが、
余韻はそんなに悪くない。満足度はまずまずの作品でした。


好きなキャラは黒のライダー。
荒れた展開の中、割と大変な目にも、変態な目にも遭っていて、
普段、割とヘッポコで自虐的なことも言っているのに、
終始ポジティブな雰囲気に元気付けられました。
因みに決め台詞?は{netabare}「僕が来たからには泥船に乗った気分でいていいよ!」{/netabare}

頼りねぇ~~(笑)


せいぜいふるい落とされないように、しっかりしがみ付いて行きたい。
『Fate』の名を冠した暴れ馬みたいなヒーローアニメです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 25
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

聖杯大戦中の恋心

原作未読 全25話

聖杯戦争の舞台であるいつもの冬木市から離れた場所で、大聖杯を求めて2つの勢力(赤と黒の陣営)のサーバント同士の戦いを描く作品です。

Fateシリーズのスピンオフ的な位置でしょうか、これまでにメインで出てきたキャラは一人も出ていません。

また、この戦いには審判役として2人のルーラー{netabare}(天草四郎時貞・ジャンヌダルク){/netabare}という名のサーバントが登場します。このお話のキーになっていますね。

これだけのサーバントがいるのでバトルが多いのですが、淡い恋のような表現がありましたね。
{netabare}
黒のバーサーカーとカウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア
赤のアーチャーと赤のランサー
赤のキャスターとルーラーのシロウ・コトミネ
ルーラーのジャンヌダルクとホムンクルスのジーク
{/netabare}
一番好きなサーバントは黒のバーサーカーですね。今回の中で一番マスターに献身的で忠実ではなかったでしょうか。{netabare}(お花畑が似合うバーサーカーが出てくるとは思いませんでしたw){/netabare}

キャラが多すぎてあっさりとした部分もありましたが、それぞれのマスターとサーバントの思惑がギュッと詰まっていて面白かったです。

OPはEGOISTとLISAさん、EDはGARNiDELiAとASCAさんが歌っています。

最後に、バトルシーンは結構力を入れていましたが、終盤のバトルは何がどうなったのか全然わかりませんでしたw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 24

68.2 13 2017年度のラブコメアニメランキング13位
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (463)
2228人が棚に入れました
純愛・下ネタ・ラブラブコメディ!
普通の学校生活を送り、普通のクラスに属し、普通に恋をし、意を決して告白する……そんな至極まっとうな青春を謳歌していた篠崎遥。だが恋をした相手だけが『普通』ではなかった――。
溢れかえる下世話なワードの数々! あからさまに湧き出るエキサイトな性知識!
だが、すべては健やかで円満な恋人であるため――そう、これは紛うことなき純愛の物語!

声優・キャラクター
悠木碧、市来光弘、武田羅梨沙多湖、山田奈津美、八木侑紀、長妻樹里、長谷美希、水谷麻鈴

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「しょびっち」ってこういうものなの…?

ヒロインが古めのところの言葉で言うところの「耳年増」というものの究極な奴なわけですが…。

純愛でもエロでも下ネタでもそれ自体がダメということはないはずなのですが、このアニメは見続けるのが苦痛かもしれません。

読んでませんが、おそらく原作マンガでもダメなんだと思います。メディアの問題ではなくて、もしこれが「しょびっち」というものなのだとしたらこのジャンルそのものと私との相性が悪いのだと思いますが、そもそも「しょびっち」とはこういうものではないような気も…。

あるいはこの主人公との相性が悪い?

別にキャストも作画も悪くないので、余計にイライラするのかも?
ギャグなんだとしても、下セカとかの方が面白いですしね…。

タイトルに惑わされず、単なるラブコメだと思うことにしよう、そうしよう。

2017.10.19当日追記:
実は最初に下記のようなことを書いていたのですが書き直しで消してしまっていました。いただいたコメントから、明記しておいた良さそうだと考え直したので改めて書いておきます。

ヒロインの感情として行為そのものへの性的欲求でも憧れでもコンプレックスでも良いのですが、何か伴っていると感じないと不自然に感じるのだと思いますね。また、それがあってこその「しょびっち」(or 処女ビッチ)だと私は思います。

まあ、今後巻き返すかもしれませんけどね…。

2018.1.2追記:
最終回まで視聴完了。序盤のイメージからは巻き返した感じでしたが、逆にストーリーのメインな部分は凡庸なラブコメになってしまいました。

隙あらば下ネタを押し込んでゆくというスタイルは崩さなかったので、そこで他のラブコメとの差別化を図ろうとしていたのでしょうかね。

たぶん需要はあるジャンルではありますが、私の好みではありませんでした。ただ、サブキャラの方が案外良かったのと幼なじみの「姉ちゃん」(雫)の不憫カワイさは良かったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 43

空知 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ここまで徹底すると逆に憎めない作品になってしまいました

評価どうしようかなと迷う作品でした。

エロ作品は好きなジャンルではないですし、下品な作風は嫌いです。
なので第1話第2話あたりでは全く笑えませんでした。

ただ第3話あたりから、意気込みを感じるほどの下ネタの徹底ぶり。
それが逆にイヤミをなくした感があります。

そのためか、少しずつクスッと笑える場面が出て来たり、
「それを下ネタに繋げるのかよ!」と驚くシーンもあり、徹底した下ネタに脱帽するほかなかったです(笑)。


非常にお下劣な下ネタもあるのですが、汚らしさや嫌悪感をほとんど感じさせずに連発できたのはスゴイと賞めてあげるしかない作品だと僕は感じました。


24分×1クール持たせるのはキツイだろうと当初は思ったのですが、やり遂げたことに感心しました(10話完結で正解)。

主人公の男子のツッコミが良かったですね。

それてにしても、またも悠木碧さんのすごさを感じさせた作品。
特に第6話のCパートでの彼女の「とある声」を聴いた方は分かるはず。
あれは演技でできる域を超えてました。

悠木碧さんのプロフェッショナル精神に脱帽です。

新人声優さんも多いようです。
なかなか良い演技できていたと思います。

若干行き過ぎの部分もありますし、好みが分れる作品であることは間違いありませんが、

「憎めない」

作品でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

それ言ったら、男子中学生の大半は「どびっち」でしょうが(笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
キャラ設定に一捻りある、ラブコメ作品。ラブよりはギャグ寄り。ギャグの大半は下ネタなわけだけど、「生徒会役員共」ほどのキレ味はなく、「変ゼミ」ほど猟奇的でもない。当然、ラブも「月がきれい」などとは比べるべくもない。

まあ、規制がかからないレベルでの、ラブ(シモ)コメ作品として、気軽に観るのが吉でしょう。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「しょびっち」=「耳年増」。「下ネタ」=「下世話な親父ギャグ」。と、本作の場合は解釈してもいいのだろうか? 違うなら、違いをちゃんと教えてほしい(汗)

処女でビッチ(淫乱な女)を「しょびっち」と略すのが今後定着するかは知らんが、それ言ったら、童貞の大半はド変態なわけ(偏見)だから、みんな「どびっち」です(英語圏では男性にもbitchを使うこともあるそうです)。それ考えると、しょびっちがそんなに珍しいか? と、思わなくはない。まあ、アニメの視聴層にはウケなそうだなとは思うけど。

つか、単純に「篠崎遥」がヘタレなだけで、彼女がヤル気まんまんなんだから、何の問題もないんじゃないかと思ってしまう。

まあ、妄想具現化系のアニメですね(自分が草食系で彼女が肉食系で、でも、処女で純情で一途という、あり得なさ)。

でもこういうのって、タイトルで宣言する必要あるのかな? 例えば、「生徒会役員共」の「天草シノ」なんかは完全に「しょびっち」なわけだけど、それは言わない美学的なやつじゃないのかな~と思ったり。

「しょびっち」と宣言しといて、意外と純情なところを見せて、ギャップで萌えさせようというのが、あざとすぎて冷める感じはありましたね。

「ツンデレとは、デレる瞬間にこそ価値がある」というのは私の持論ですが、その為には、ツンの時間をどれだけとるか、その間に嫌なキャラにならないようにする工夫、なんかが必要だと思ってます。

1話目からいきなりツンツンデレデレしているチョロインには、大して魅力を感じません。

同じように、本作の「香坂秋穂」も、初回から「純情」と「ビッチ」を行ったり来たりしてるので、どうも微妙でした。例えば、「3話目くらいまではマジでビッチに迫り、主人公がノッてきたら純情モード発動」とか、「暫くは純情乙女キャラで、次第にビッチを隠せなくなる」とかの方が、同じ「しょびっち」でも、萌え度が高くなると思うんだよな~。

とはいえ、この原作のタイトルがもし、「僕の彼女がマジメ過ぎる耳年増な件」だったら、アニメ化されるほど注目されなかったかもね(汗) やっぱりタイトルって大事だし、そういう意味では、このタイトル、「しょびっち」というワードを考えた原作者の勝ちかな。

お気に入りのキャラクターは、五十嵐沙織。さきっちょも良かったかな。共に、弄られてる姿は可愛らしかった。サブキャラだけど、萌え度としてはメインをも上回ると思います。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
う~ん、ラブコメに求めるのは、萌えなんだけどな~。

2話目
彼女以外も、大抵しょびっちという。キャラ被りは、吉とでるか凶とでるか。

3話目
娘にそんな下ネタ言われたらドン引きですよ。こんな母親は嫌だな。

4話目
新キャラ。百合キャラ? ツッコミのテンションも低いんだよな。防御力低い雫姉と、友達出来て喜ぶ(主人公にトントンする)香坂さんは可愛かった。下ネタというより、もはや親父ギャグだよな。

5話目
なんか、作風変わった? 4コマ的な感じ。会議はわりと面白いw ツッコミ役は、五十嵐沙織の方が良い感じ、てか、各委員長、変態ばかりかw

6話目


7話目


8話目
委員長のクダリはかわいかったな、面白かったし。

9話目


10話目


11話目


12話目


13話目
今更純愛やられてもなー。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 31

69.8 14 2017年度のラブコメアニメランキング14位
風夏(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (427)
2131人が棚に入れました
両親がアメリカへ行くことになり、姉妹と一緒に暮らすため東京の高校へ転校生てきた榛名優。
内気で人付き合いが苦手な彼のコミュニケーションツールは、もっぱらツイッターでのやりとりがメイフィールド。
引っ越してきた街を散策していた優は、ツイッターのチェック中に目の前に現れた少女、秋月風夏とぶつかってしまい……。

内気で人付き合いが苦手な榛名優と、不思議な魅力を持つ少女、秋月風夏。
2人の前に現れる優の幼馴染、氷無小雪。

音楽が紡ぎ出す新たなラブストーリーが今、始まる――。

声優・キャラクター
Lynn、早見沙織、小林裕介、小松未可子、斉藤壮馬、興津和幸、高橋美佳子、大西沙織、本渡楓、日笠陽子、沼倉愛美、三橋加奈子、中村太亮

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「バンド×ラブコメ」は実は王道…?

同タイトルの少年マンガ原作。私は『君のいる街』までの瀬尾公治原作長編は読んでいますが、『風夏』は原作のほんの序盤しか読んでいませんので初の(事実上の)原作未読作品となります。

主人公が読者をイライラさせることでは定評のある(?)瀬尾公治先生ですが、今回もその流れは変わらない模様。じゃあそんなマンガ作品が嫌いかというと、意外と瀬尾公治作品は嫌いじゃありません。

瀬尾公治作品の主人公の性格は基本ダメなんですけど、基本的な針路が定まるとラブコメ的な紆余曲折はさておき、『涼風』の大和くんにしろ『君のいる街』の青大(はると)くんにしろ、職業的には意外と大成しています。

つまり、意外なことかもしれませんが才能面での凡人主人公はいないのです。まあ、本作の優くんについては良くわかりませんが、短期間の練習であれだけベースを弾けたらやはり凡人ではあり得ない気がします。

私は多少性格がアレでも「才能にロマンを感じる」タイプです。なので、瀬尾公治作品はそんなに相性は悪くないんだと思います。

…それはそれとしてタイトルにある「バンド×ラブコメ」ですが、マンガ作品では意外とたくさんある題材(とはいえ、たぶん少女マンガの方により多い)だと思います。

バンド文化というのが男女混ざっていてもわりと違和感がなかったり、けっこう簡単に別れたりくっついたりといったあたりでラブコメと相性が良いからじゃないかと思うのですが、そのあたりがちゃんと描かれていれば私は意外と付いていける人なので、本作には過度な期待を持たずそれでもウォッチしようと思います。

2017.3.26追記: 視聴を終わって
終盤3話ばかり、アニメでのオリジナル展開だったようです。賛否両論あるでしょうが、「わかりやすいラブコメアニメ」と思うのであれば、改変はアリではないかと思います。ただ、原作の展開が好きだという人には極めて評判が悪いんでしょうね。

バンド楽曲もなかなか良かったですし、「深みのある話」にはならなかったでしょうが、原作に思い入れのない私は満足して視聴を終えました。

あ、沙羅先輩が不憫キャラでしたが実は「優さんに一途」で個人的には報われて欲しいキャラです。まあ、原作的にも無理でしょうけど…。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 37
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

週刊「少年」マガジンに連載中の、「恋愛」ストーリーです

「WHITE ALBUM2」「NANA」などが好きな方は合うかもしれません♪

ちなみに私は、「涼風」は未視聴なんで、そこを踏まえてのレビューはできないっす。

また、原作は「読んでる」というより、「知ってる」程度(たまに立ち読みでパラパラ~)で、別にファンではないです。

《以下ネタバレ》

【各話感想】
{netabare}
1話目
恋愛モノです。古典的な感じが逆に新鮮。風夏は、ボーイッシュで積極的、最近のラブコメだと減ってきたヒロインですね。

2話目
う~ん、なんか思いっきりドロドロにさせようとしてるな~。ダブルヒロインか。あまり好きではないんですけどね。

3話目
足つったくらいで沈むか? なのに、気を失った男一人担いで岸まで泳ぐ体力ってw 展開が少女漫画みたい。

4話目
Twitterやら裏垢やら普通に出てくるのに、時代を感じるな(汗) ヘッジホックス? 大ファンなら気づこうや(苦笑) う~ん、ベースのことといい、「アニメだから」で全て許されると思うなよ(笑)

5話目
楽器って、バンドって、そんなに甘いもんなのかい? 沙羅先輩、急にキャラが変わった(笑) なんだ、良い人なんかい(笑) なんだ? 天才か? そんなすぐに形になるもんかい?

6話目
おいおい、家族(父)との別れより、好きな人との別れが辛いのかい(苦笑) ダブルヒロインがダブルで男前なのね(笑) デリカシーの無さ、ハンパないな
w 小雪、健気(涙) アイドルが銭湯に入るのに気を使う細やかさは良い。サービス回w

7話目
まあ、プロ意識の欠如としか言えないが。ベッキー及び矢口にも見せてやりたい(笑) お~、なかなか良い展開。今のところ小雪派だな、アニメではどうせ風夏に負けるんだろうけどw

8話目
う~ん、小雪の軽率さが、なんかウザく感じたな~。なんか、バンドリとカブる展開(笑) この時点では、少し風夏派。話数を重ねるごとに、ヒロインの好感度が入れ替わるのは、ダブルヒロインの王道ですね。あと、優の中途半端な優しさも腹立ってきた(笑)

9話目
優君、コウモリ君ですな~。まあ、優君的には小雪を励ましたかったんだよね。

10話目
原作組にとっては、衝撃の展開。さあ、どう帰着させる?

11話目
優の根性のなさに、イライラするわ! だったらハナから小雪に優しくするな、と。普通に小雪とバンド結成した方が幸せだと思うが……。メンバー骨折中に新メンバー誘うとか、マジ、ゲスバンドw

12話目
いや、ダメでしょう。バンドに戻っちゃ。ソロデビューに向かって、すでに色んな大人が動いてると思うんだけど。バンドのメンバーが怒るとか怒らないとか、そんなレベルじゃなく。(EDでバンドのデビュー決まりましたが、だったら最初からそれで良いやん、と)
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
漫画にするときにトップレベルの難しさがあるのに、音楽モノがあると思います。当然、音は漫画に描けないからです。

その点、アニメは(声優さんのレベルの劇的な進化もあり)得意なジャンルですね。でも、原作ファンからすればハードルが上がるわけで、その想像を越えていかなければならない難しさもありますね。

肝心の音楽、ですが、これはLynnさんや早見沙織さんの歌唱力もあり、なかなかの出来に。これに関して「は」、原作ファンも満足では?

た、だ、し。ストーリーに関しては別。詳しくは下記の原作ネタバレに書いたけど、あり得ないと思いました。これ、絶対に2期できないでしょ?

特に後半は、各キャラの勝手さに腹がたちました。特に優。大事な時にはなにもしないくせに、タイミング逃してから自分勝手に動くとか、小雪に対する、自分勝手な対応とか。

それに、サラ先輩や真琴はまだ良いとして、那智先輩はバンドに戻っちゃダメでしょ。陸上の特待生なのに、バンドやるとか条件によってはoutだし。もしこれで音楽に集中する(陸上部辞める)なら、高校のコーチの顔も潰すことになるよ。その後、後輩たちもその大学にとってもらえなくなるし。我が儘が過ぎると思います(この点は、私自身が剣道で大学にいっている関係もあり、厳しい評価です。特待生だから競技以外は何もするな、なんてわけではないですが、息抜きレベルではないのなら別です。両方本気でやるのなら、多分、二足のわらじで出来るほど甘くないと思います、陸上も音楽も。なんか、陸上や音楽を軽く扱っている気がして、門外漢ながら不愉快でした)。

うん、やっぱり全体を通し、音楽を馬鹿にして(軽く扱って)いる感じがしました(まあ、音楽アニメではなく、恋愛アニメだけどね)。

最後、風夏がバンドに戻ってくるのは予定調和だけど、それってかなり沢山の大人に迷惑かけてない? 違約金とかあるんじゃない?

アニメに合わせて原作を変えるのが全て悪だとは思いませんが、程度があると思います。自分的にはこの作品はoutです。アニオリ展開入ってから、明らかにキャラがぶれているというか、無理があると感じましたし、作品の根幹を変えていますからね。

まあ、原作で悲しい思いをしていたファンにとっては、救いのあるラストとも言えるのでしょうが。
{/netabare}

【総評】
ラブコメというよりは、わりと真剣な恋愛アニメ。ただし、あくまでターゲットは中学生の男子って感じです。良く言えば純粋でストレートな恋愛感情と表現、ストーリー。悪く言えば、深みや苦味の点で物足りなさを感じます。

まあ、現在進行形で少年の方と、今でも少年の心を持ち続けられている大人の方にはオススメできるっすね♪ ⬅「これはあくまで、アニメ限定の感想です」

【余談(成増懐かしいな♪)】
{netabare}
成増、懐かしいな~。東武東上線ですね。学生時代に友達が住んでいて、よく行ったな~。成増を自信満々で東京って言い切るところが、素敵♪ (東京に詳しくない方もいると思うけど)成増は埼玉と東京の県境にある駅です。東京都民の中にも、埼玉だと思っている人も多いのでは?(失礼)w ちなみに、モスバーガー発祥の地で、1号店があったりします。石橋貴明さんの出身地としても有名ですね。あと、昔駅前のスポーツジムに行ったら、北島康介さんが来ていました(マジ)。あとは、特にな~んの特徴もない、極めて平凡で素敵な街です♪
{/netabare}

【余談2 原作ネタバレにつき、視聴注意】
{netabare}
このアニメ、原作のネタバレして観るかどうかで、味わい方が180度違うと思います。原作では{netabare}メインヒロインと思われていた秋月風夏が、10話の交通事故で死ぬ{/netabare}という衝撃の展開です。それを知った上でこのアニメを観ると、{netabare}1話からの全てが切なく、尊く、眩しく{/netabare}なります。そこら辺、描こうと思えば間違いなく2期前提になりますから、アニメでは仕方ないのかもしれない。でも、ここまで大きく変えてしまうと、2期は100%できない。だとすると、じゃあなぜこの漫画をアニメ化したの? と思ってしまう。まあ、2期を完全オリジナル展開でやる気概があるなら、後日、謝りますw{/netabare}

【追記 原作ネタバレ2】
{netabare}
さて、風夏が生きてることが賛否を呼んでいますが、他の方のレビューを拝見し、この展開を「原作者サイド」から要望したことを知り、「それならアリかな」とも思いました。まあ、アニメで亡くなったヒロインを、どんなカタチであれ生かしてあげたいっていう、ファンや原作者の心理も分かります(なので、評価を+1しました)。

つまりこの作品は、一種のアナザーワールドなんですね。

ふと思ったのは、第10話の改変は、尺的に視聴者が「悲しい気持ち」のまま終わるのを防ぐためなんだろうけど、アニメで完結させる時、第10話の交通事故のシーンを1話にもってきて(風夏がなくなるバージョン)、その後、バンド再結成までを魅せられれば、2期にも繋がったし、悲恋の物語として、ちゃんと成立できていたんじゃないかなぁ、と。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 36

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夏の風のような女の子と白い雪のような女の子と普通の男の子の恋愛模様…バンドもあるよ

個人的にこの作者の作品が苦手です。涼風にしても君町にしても、読み終わった後のモヤモヤ感がスゴいことになります。
この作者の描き方が合わないのでしょうね。
・ヒロインはきれいなショートの子ときれいなロングの子が極端な性格で現れる。
・最初は明るい感じで「ラブコメ?」と思わせておいて、途中で「どうしてこうなる?」「どうしてこうなった…」と追い込む。
・最後は「何だったんだ…」となる。
・主人公は必ずふらついてイライラさせる。
こんな感じです。

アニメは君町だけ見ましたが、無理やり1クールにまとめたもんだから、かなりキツイ出来になっています。心情や心の変化をすっ飛ばしているので、ヒロインが単なるビッチにしか見えず、主人公もバカ男に仕上がってしまいました。

風夏はもいい感じで始まりましたが、どう展開するんでしょう…。どんな展開になろうとも見届けます。

【全話終了】
夏風と優、小雪の三角関係の展開に見えて、風夏も優もは最後の方まで本心に気づかなかったということで、三角関係ぽいといったほうが良いかもしれません。ラブコメと恋愛の中間ものという感じがする展開でした。

キャラでは沙羅がお気に入りです。登場時の無愛想な感じが一転して普通に可愛い子になるギャップと、演奏時のカッコ良さに魅力を感じました。もう少し出番が欲しかったです…。

バンド感は同時期に放送していたアイドル系バンドものより圧倒的に出ていたと思います(比べるのも間違っている気もするが…)。中の人たちの歌声はもちろんのこと、曲も良かったし、演奏シーンも頑張っていたと思います。

問題は…というか、原作を大幅改編した結末をどう捉えるか、ここで評価が全く違ってきます。ネットで話題になっていたので、そこを読んでみたのですが、成る程…。原作通りなら二期ないと無理ですね。でも、個人的にはアニメの方がしっくりきました。途中のレビューでも書いたとおり、この原作者の作品はモヤモヤたっぷりで苦手です。まとめ方としては一期で終わらせるにはこれが一番なのではないでしょうか。原作ファンはお怒りでしょうけど。

恋愛物好きな人にお勧めですが深くはないので、軽いものが好みだという方に合うと思います。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 27

69.2 15 2017年度のラブコメアニメランキング15位
恋愛暴君(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (404)
2106人が棚に入れました
ある日突然、男子高校生・藍野青司のもとに任意の二人を強制的にキスさせるという
不思議アイテム「キスノート」を持った死神風の少女・グリが現れ、
“24時間以内にキスしないと書いた者(グリ)は死に、書かれた者(青司)も
一生童貞のまま生涯を終える"と告げ・・・。
愛のキューピット(?)グリと青司とその仲間たちが“キスをする相手"を求めて
繰り広げるハイテンションラブコメディにあなたもきっと恋がしたくなるはず(!?)。

声優・キャラクター
青山吉能、小野賢章、沼倉愛美、長野佑紀、原由実、檜山修之、大塚芳忠、子安武人、堀内賢雄、内匠靖明、高橋李依

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1話:「このパクり具合からすると…」

オマエ、作中でそれを言うのか(笑)!
(何が「パクり」かは第1話でご確認ください。)

という訳で真に「ラブコメディ」。いや、「むしろコメディのためにラブはある」みたいな異常作品。他作品に優先して観るほどではないですが、けっこう笑えます。

いや、原作マンガはまったく存じませんでしたが…。切っても惜しくはなさそうなのに、なんとなく観るかも。

→とりあえず完走しました。また改めて更新します。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 28
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

変化球なラブコメ…最初の設定は何処へ? 

このタイトルを見たとき、けっこうハード(重厚な)なラブコメなのかな?と思っていたら、別の意味でハード(ヤンデレ)でした。

主人公の青司がヒロインたちの騒動に巻き込まれる、いわゆるハーレム系なんですが、ヒロインたちが強烈すぎです。
メインヒロインのグリ。{netabare}天使と悪魔のハーフという、設定そのものが変化球。天使なのに確かに見た目が悪魔っぽいからなにかあるのかな?と思っていたら…。でも悪魔バージョンのビジュアルはなかなかのものでした。{/netabare}この子の存在そのものが騒動に巻き込む原因ではあります。

もう一人のメインヒロイン茜。こっちの茜は超ヤンデレ。青司のためなら殺傷も厭わない…行き過ぎであると思った。青司が本気で好きなのはよく分かるんですけどね…。それにしても今年、茜が多すぎな件。まぁ、いろんな茜がいるから良いのですけどね。

茜の腹違いの妹柚。茜好きすぎだけど、実は一番まともな(?)子だった。従妹の樒。ちょっと恐い、サイコすぎ。この子が最後にまともには…まぁいいか。

グリが天使悪魔なら、ヒロインたちは本人もバックがとんでもないという、変化球。話の内容よりも、キャラを追いかけた方が楽しめるように思いました。最後の感動系、この作品に必要かどうか、難しいところです。ドタバタ系のラブコメが好きな人にお勧めします。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 27

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

恋愛暴走

原作未読 全12話

ある日、高校生で主人公の藍野青司(あいの せいじ)前に突然、死神のような格好しているグリという女の子が現れて、デスノートならぬキスノートを使って色々な人たちの恋のキューピットの手伝いをしなければならなくなります。
恋を知らないグリの暴走、主人公に恋しているヤンデレの緋山茜(ひやま あかね)、茜に恋しているお金持ちお嬢様の黄蝶ヶ崎柚(きちょうがさき ゆず)、人のもの奪い取らないの気が済まない性格の白峰樒(しらみね しきみ)たちが現世、天界、魔界を巻き込んでの大騒動に発展するハーレムラブコメ作品です。

この作品に出てくるキャラはみんな極端なキャラが多く、どちらかというと残念な性格のキャラが多いですね。

前半はグリの暴走に振り回される主人公(コミカルな展開)、中盤はヒロインたちに振り回される主人公(若干シリアスな展開)、そして終盤はまたまたグリに振り回されて終わり(シリアスな展開)という感じでした。

中盤からは当初の目的がなんだったのか忘れるぐらい空気な感じでしたねw

ギャクが前面に出てくるお話と思ったのですが意外とシリアスなお話が多かったです。

私は、序盤のコミカルな感じで続いてくれるともっと楽しめました。

設定もお話もメチャクチャなのに最後はなんとか綺麗にまとめた印象です。

1話観てヒロインのグリちゃんが気に入ったら観てもいいかもしれませんね。

OP WakeUp,Girls!が歌っています。明るくて楽しくなる曲です。 ED 大坪由佳(smileY inc.)さんが歌っています。グリちゃんバージョンもあり(CDにも入っていました)、どちらも素敵な曲でした。

最後に、某動物役で堀内賢雄さんが演じていますが、前クールで鬼平を演じていたのでギャップにちょっと笑ってしまいましたw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 19

70.7 16 2017年度のラブコメアニメランキング16位
天使の3P!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (422)
1764人が棚に入れました
過去のトラウマから不登校気味の高校生・貫井響(ぬくい きょう)は、密かに歌唱ソフトで曲を制作するのが趣味だった。そんな彼にメールしてきたのは、小学5年生になったばかりの少女たち――泣き虫っ子な五島潤(通称:潤たん)、強気そうな紅葉谷希美(通称:ぞみ)、少し眠そうで常にマイペースな金城そら(通称:くー)の3人だった。

 子どものころから姉妹のように一緒に育ったという3人には、響と共通する悩みがあるようで……。

声優・キャラクター
大野柚布子、遠藤ゆりか、古賀葵、井上雄貴、日高里菜、伊藤かな恵、大川透、花澤香菜、井口裕香

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

楽器と機材が素晴らしい。

原作である、同タイトルのライトノベル作品は未読です。

原作は『ロウきゅーぶ!』のライトノベル作家とイラストレーターが同じタッグで臨む第2弾という感じなわけですが、やはり小学生の女の子がたくさん出てきます。

「メインの舞台が(教会を成り立ちの基盤とする)児童養護施設」というのと、「保護者の趣味に影響されて音楽好きになった」ということで『ロウきゅーぶ!』との差別化は図られています。

メインの小学生女子キャラ3人によるバンド「リヤン・ド・ファミユ」が使用していた楽器と機材につい目が行ってしまい、最終話まで完走しました。

ロリ要素をあまり得意としない私ですが、ストーリーは主人公の響も含めたわりと穏当な成長物語でしたので抵抗はあまりなく、すんなりと観ることができました。

ただ、響の妹であるくるみが一緒にお風呂に入るほか、個人的に抵抗を感じるシーンは多々ありました。そういうのが苦手じゃないとか、むしろ得意とかいう人は、どんどん観たら良いと思います(笑)!

そういえば潤、希美(のぞみ)、そらの3人と桜花(さくら)ってキリスト教徒なのかしらん…?(← あんまり本筋に関係ないけど、疑問に思ってしまった…。)

余談: アイキャッチがレコードジャケットのオマージュっぽかったのは、地味に良かったですね!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 43
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

良く出来たロリ系ハーレムラブコメ

原作未読。最終話まで視聴。

ロリ系ハーレムラブコメ。
物語は良く出来ていると思いました。(面白いかどうかは別として)

控えめな妹風キャラ、ツンデレ、天然マイペース、ブラコンなリアル妹、女王様キャラとその従者・・・。
なかなかに、キャラが渋滞しています。
良く言えば、『選り取り見取り』ということでしょうか?
(注)私は決してロリコンではありません!

お気に入りのキャラが見つかると、楽しめる作品かも知れません。
ちなみに私は天然マイペースなソラがお気に入り。
(注)ロリコン的な意味ではありませんよ!

第8話の、ムカデを倒した後の一言{netabare}、『虫はそんなに怖くない。多分生まれつき・・・』{/netabare}は面白かった。
ソラVSシカも笑えた。

【以下、酷評注意】
第6話は、物語に無理がありすぎた。

{netabare}ノゾミがいなくなると、物語上問題があるのは分かるけど、ヒビキが引き留めるのはどうなんだろう?
ちゃんと責任がとれるのか?(ノゾミの面倒を見る的な意味で){/netabare}

恐らく、感動回のつもりなんだろうけど・・・。物語上、全く必要のない話だと思う。
だけど、感動が止まらない話でもある。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 40
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「小学生にドッキリ!」→繊細なハートにドキドキ

原作ライトノベルは未読。


はむ、
ロリ、バンド、ピュアストーリー……構成するそれぞれの要素が、
ある意味、とても濃厚な作品だと感じましたw
それらが三位一体となって表現される、
と言うより襲いかかってくるとも言えなくもないw
事前に警戒していた通り?強烈なロリアニメ体験でした。


はむ、
主人公の高校生男子とロリっ娘・ロックバンド等が織り成す、
現実離れした大胆不敵なハプニング。

反面、楽器に関しては素人にも伝わるくらい
描き込みにリアリティがあり突出していました。
それらを活用した楽曲作りも結構、本格的に感じました。


はむ、
そしてロリに包囲された主人公男子や、
小学生少女たちが、音楽の力により、
世知辛い現実に踏み出していくストーリー。

その心理描写が、ハチャメチャなサービスシーンとは対照的に、
とても繊細で、虚を突かれました。

ぶち当たる世界そのものは、標準的な社会の現実レベル。
ですが、挑んでいく小学生少女+高校生男子のメンタルは、
暴言一つで砕けてしまいそうなガラスのハート。


はむ、
けれど、世界は思っているほど残酷じゃない……。
ロックに背中を押される小さな一歩。
私は、手に意外に多量の汗を握らされました。


はむ、
どーせ、ロリっ娘・小学生と戯れていればいい楽な番組だろう。
私も現実やハードな作品に疲れた時に本作で息抜きしよう……。
そう高をくくっていたら、胃に想定外の負担がかかる。
私にとっては精神に一つ余裕がある時に挑むポジションの作品でした。


もっとも、{netabare} 小五にもなって兄と混浴する妹とかw
唐突で当たり前の無邪気な小学生少女の全裸とかw{/netabare}
強烈なロリエロシーンの連発からして既に落ち着かないアニメw
そもそも作品のイメージビジュアルからして、
ロリのオーラが禍々しいレベルで漂っているので、
鑑賞時の心理状態以前に、
事前に、安易に立ち入らないのが一般的な感覚なのかもしれませんがw


はむ、
好きな小学生……いやwキャラは、くーちゃん、こと金城そらちゃん。
ストーリー面でもハプニング面でも、無自覚な踏み込みが凄まじいw
典型的なマイペース型のロリっ娘キャラ。

はむ、
会話の頭に「はむ、」と付けるのが、くーちゃんの口癖。
と言うより、先程から、私もはむはむが止まりませんwどーしましょうw

バンドではドラムを担当して楽曲を支えているくーちゃん。
次回予告では、どんなひょうきんな因果なのかw
くーちゃんが壇上で天使として祭り上げられ、
迷える子羊たち?に罪を告白されたりしていますw


折角なので、私も懺悔を……

この尊氏……楽器や曲作りが結構、本格的だったとか、
物語がピュアだったとか、あれこれ御託を並べながら、
結局、小学生女子が仕掛けるハプニングシーンに、
ドキドキしながら鼻の下を伸ばしていました。
毎回、何かデレデレできるシーンがないかと期待していました。

さらに、あろうことかレビューで天使の口癖「はむ、」までパクってしまいました。
誠に申し開きのしようもございませぬ~~。



……おや?天井から水音が聞こえてくるw

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38

62.6 17 2017年度のラブコメアニメランキング17位
ハンドシェイカー(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (266)
1227人が棚に入れました
ハンドシェイカー――
手を繋ぎ、深層心理から生まれた武器”ニムロデ”をもって互いに戦う者達。
己が「願い」を叶えるため、”神”にまみえ、
”神”を打ち破らんと数多のハンドシェイカー達がその頂点を目指し、競い争う。
その果てにあるものとは――。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、諸星すみれ、茅野愛衣、村瀬歩、上坂すみれ、石川界人、小松未可子、杉田智和、福山潤、日笠陽子、森久保祥太郎、雨宮天、浅沼晋太郎、佐藤聡美、小林裕介、浪川大輔、加隈亜衣、津田健次郎、早見沙織

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

目がチカチカする…。→ マシになった?(そして謎の551蓬莱推し?)

原作無しのオリジナルTVアニメらしいですが、作りとしてはなんとなくこのままの設定でゲームとかになりそう。

とりあえずバトルものみたいだし、キャラクターの3Dモデリングもできてるっぽいし…。

で、面白いかどうかよりも第1話で出てきた金色と銀色の鎖とか歯車とか背景とか、画面に映っているものの輝度が凄く高くて観ていると目がチカチカします。アバン映像中に出てくるクレジットも良くわからんけどもの凄く見づらかったし。

とりあえず目に優しくないので、なんとかして欲しい…。

2017.1.25追記:
気のせいかもしれないけど2話、3話と観てて1話目よりも画面は落ち着いた気がします。これは、だいたい1バトル2話ペースなのでしょうか?

予告付けるなら、ネタばれ風味はもうちょっと考えて欲しい(笑)。

2017.3.29追記:
つまらなくはなかったけど、まるで続きがあるかのような終わり方でした。本作終了時点で他の人に薦める感じではないですが、続編が作られるようならたぶん観ると思います。

槇原先生が作中で豚まんや焼売やアイスキャンディーを勧めてきましたが、これらの商品が同一店舗で買えるといえば、関西人にはお馴染み551蓬莱…?

投稿 : 2024/04/13
♥ : 32

カミカゼ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ここまでのブラコンは久しぶりだな・・・。

 これも微妙な終わり方してやがるのです。(+o+)

 CGアニメを観たのはこれが初めてなのだけども結構いつもとは違う感じがあって楽しめた。それにキャラがかわいかった。特にヒロインが。ああいう感じもいいなあって思いました。それにヒロインの姉妹のハンドシェイカ-の声が初代遊戯王の海馬さんの声だったのでとても興奮してしまいました。

 このアニメはおススメです!

投稿 : 2024/04/13
♥ : 29
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

噛み合ってない

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
現在(2019冬)放送中の「W'z《ウィズ》」の1期、というより、10年前の世界のお話。登場人物や設定など、重なる部分は多い。

CG作画は悪くはなかったけど、好みは分かれると思います。CGか手描きかという好みではなく、「CG好きの中でも」好みが分かれるという意味です。まあ、「K」が楽しめた視聴者なら大丈夫でしょう。

ただ、作画云々を別にしても、あんまり面白くなかったです。ギャグは滑ってるし、キャラは変だし、突っ込み処多すぎるし、バトルは微妙だし、設定生かせてないし、ストーリーつまんないし、伏線未回収だし。

全部、噛み合っていません(苦笑) あまりオススメできませんね。

個人的には、まさか続編が作られるとは思わなかった。そのくらい、面白くないアニメだと思ってましたが、やっぱり(続編が作られるということは)人気があったということなんでしょうか。まあ、好みは人それぞれということですね(汗)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
独特の映像美、を目指しているのでしょうが、「この男子~」や「K」のような感じに見えた。

やっぱり、個人的にCGは苦手。

単純に、女性キャラが可愛く見えなかったな~。

本作をバトルものと見ると、ホントに残念な出来。バトルに面白さがない。雰囲気と勢いだけで戦っている。ハンドシェイカーならではの良さが生かされてないし、各キャラのニムロデの特殊能力がわかりにくい。

例えば、「ハンドシェイカー」という設定を生かすのなら、フィギアスケートのアイスダンスのような、男女が手を繋いで滑るように、踊るように戦うバトルが観たかった(せっかく作画を張り切ってるんだし)。

もしくは、ニムロデを生かすなら、各キャラの設定を生かした特殊能力が見たかった。例えば、タズナの「メカ好き」「歯車」という要素を生かすなら、剣とか盾だけでなく、「どんな機械も再現できる」というのでとか良かったと思う(歯車の剣と、普通の剣との違いは?)。

能力系バトルもののポイントは、「どんな能力で戦うか」ではなく、「その能力をどう駆使して戦うか」だと思う。そういう意味では、「ONE PIECE」の「ルフィ(ゴム技)」、「NARUTO」の「ナルト(多重影分身)」などは、あれ一本を様々に使い分け、あれだけ長く戦わせているんだから、大したもの(まあ、ONE PIECEは力業だけど)。そういう工夫が、「ハンドシェイカー」には見られなかった。

また、学園ラブコメとして観ても微妙は出来。中盤以降、タズナとコヨリが手を離す場面が多くなったが、なぜ?(研究が進んだというアニメ世界内での理屈付けは分かるが)。「ハンドシェイク」こそがこの作品のオリジナリティであり、アイデンティティだったのでは? なぜそれを自ら放棄する? (まあ、ずっと手を繋いでいるだけで面白くなったかは別として)「反重力」というワンアイディアをしっかり追求し、表現しきった「サカサマのパテマ(アニメ映画)」を見習った方が良かったと思う。

後半はもう、分かりやすく迷走。色々ぶちこんだ結果、まとめきれなくなったという、アニオリ作品にありそうな話だった(序盤にあれだけ推してたタヅナのメカフェチ設定も、後半は全く生かされてないとか、謎の551推しとか、設定をばらまいただけ)。

ラストですが、やっぱりよく分からなかった。色々とムリヤリ美談にしてる感じがした。ナガオカは、なんだかんだ理由つけているけど、マユミを薬漬けにして無理矢理バトルさせてただけだし。それでマユミが「ナガオカ先生を愛している」ってなっても、素直に応援できない。薬の影響じゃないって、なんで言えるの? また、リリ会長はガチショタで近親相姦の恐れがあるので、怖い。鎖の人と日笠さんの娘、なんか普通にラブラブしててタズナを応援してたけど、どこにそう変わる描写ががあった? あれはただのプレイだったの?

敵も味方も、誰でもとりあえず良い人にすれば良いってもんじゃないと思う。

そんな中、純粋に応援できるのは、「チヅル×ハヤテ」と「コダマ×ヒビキ」かな。どちらも女性上位で男がヘコヘコしてるけど、まあ、平和だし、うまくいきそうなカップルだと思う。

最後、コヨリとマユミが手を繋ぎ和解した部分や、コヨリの「たくさんの人と戦うことで繋がってきた」あたりから、(敵味方を越えた)絆を表現するあたりが主題なんだろうけど、それも微妙。まず、鎖の人とは戦ったのに何も繋がってないし、リリ会長やチヅル達なら、戦わなくてもちゃんと繋がれたと思う。なんか、後付けの理由付けに感じた。

そして、結局、「ハンドシェイカーって何?」「バトルに勝ち続けるとどうなるの?」「つか、ナガオカの病気も、コヨリの体質も、何も解決してないじゃん」とか。強いて言えば、タズナが(彼女ができて)妹の死を払拭できたことと、コヨリが感情豊かになったことくらいが、作中での成長(解決)かな。

このへん(伏線未回収)は、ラストに神様?っぽい浪川さんを出し、2期に伏線を残してましたが、このクオリティで2期やるつもりですか? 正直、あまり期待してません。

出来ないなら、ムリに伏線はったりシリアスにストーリー追っかけたりしないで、それこそバトルはオマケにして、2話(お風呂回)みたいにハンドシェイクを生かした、エロいラブコメに持っていけば良かった気もします。正直、2話が一番面白かったです。

最後に、主人公「タズナ」の決め台詞「噛み合った」は、作品自体の低クオリティと唐突感を合わせ、某ネタアニメの、「思い、、、出した!」を、思い出させた(笑) 良いネタになるのでは?
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
手を離せば死ぬって……一生拘束か……かなりハイリスクだな。なんかこう、手術で縫い付けるとか、グローブ的なもので結びつけとくとかしないと、うっかり離してしまいそうだな。日笠さん、大変っすね(苦笑)

2話目
なんだ、少しなら離しても大丈夫なんだね。サービス回。風呂は手を繋いだままの方が(男性視聴者的には)良かったのでは?

3話目
食事は、手を繋いだままでいけたんじゃ? バトルは、ホントに雰囲気だけだな。

4話目
説明回ですな。

5話目
いやだから、iPad?の操作くらい握手しながらやろうよ(汗) 寿命縮むんでしょ? たんだん、「極力、手を繋ぎっぱなし」の設定、緩んできてない? 自分達で作った設定(オリジナリティ)を、なぜ自分達で殺しにいくのか。キャラ、たまに4頭身くらいになりません(頭がでかすぎて)? おっさんと立ち話してる余裕あるの? お~、びっっくりするくらいつまらないし、頼りの作画も変じゃない?

6話目
バトル回。アニメイトに気を使いすぎw なにがどうして強いのか弱いのか。

7話目
だんだん、手を離す時間が増えてきたね。研究が進んできたということなんだろうけど、「ハンドシェイク」こそ、この作品のオリジナリティであり、アイデンティティでは?

8話目
分かりやすく迷走。

9話目
歌って踊ってバトルって。そして、魔法少女モノになったw

10話目
以下、書く気を無くすw
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22

71.4 18 2017年度のラブコメアニメランキング18位
神撃のバハムート VIRGIN SOUL(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (260)
1147人が棚に入れました
ここは、《人》《神》《魔》あらゆる種族が入り混じる神秘の世界ミスタルシア バハムート復活による世界崩壊を免れてから10年─── 新たな《人》の王は《神》の神殿を襲い《魔》の国を攻め落とした 壊滅寸前だった状況からの復興と更なる発展 王都は《人》に富をもたらす 王都復興の糧として奴隷となる《魔》 消えゆく信仰心により力を失った《神》 均衡を失っていく世界で《人》《神》《魔》それぞれの正義が交錯する―――

声優・キャラクター
諸星すみれ、梅原裕一郎、吉野裕行、井上剛、森田成一、沢城みゆき、岩崎ひろし、森久保祥太郎、潘めぐみ、坂本真綾、間宮康弘、小野賢章
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー

ゲームはしてない


1期に続いて2期を観たという流れです。1期が面白かったので特に抵抗なく。。。

1期全13話(総集編的なの1話込み) 2014年10月~
2期全24話(こっちは総集編無し)  2017年4月~

掘り出し物です。

Cygamesさんの数少ない一社提供のうち一つ。肝いりの2クールの割には話題にならなかったのかな? その頃アニメ観てないのでよう知りません。
レビュー・感想数207件(2019.02.06時点)は同期の作品の中でもTOP20にも入り込まないながらも、得点では地味に8番手くらいにつけてるというあにこれの評価です。同期に『月がきれい』『エロマンガ先生』『進撃の巨人2期』とあるなかで健闘してるように見えます。
観た人はそこそこ満足したと思われる客観評価。私も同様でした。
さて、、、、

・ゲーム原作かよ?
・〈神〉?〈悪魔〉? ファンタジー系はちょっと・・・
・1期逃してるのでスンマセン

安心してください。

“ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー”

でした。・・・いや・・・まあファンタジーなんだけどさ。ラブストーリーであり冒険活劇であり成長物語であったりと毎話Bパートの引きの良さもあって、2クール分一気に観せる力のある作品でした。
ソシャゲ原作特有のグダグダなところもなく、主人公が1期と変わるので、2期から参入しても問題は無さそうです。

1期でのファバロ、カイザル、アーミラ、リタを中心とした物語から10年後。ダークな世界観はそのままに2期の主人公をニーナ(CV諸星すみれ)にバトンタッチして、話は進んでいきます。
このニーナ、これあくまで私の思い込みですが、ヲタ受けしないヒロインさんです。少々イケメンならすぐ赤くなる恋愛体質に見えてしまう彼女は早々にビッチ認定されてしまいそうww
それも数話経てば霧散することでしょう。どんな娘かというとあれです。寝ちゃいけないって思うと眠くなっちゃう的なアレ。こちらは本編でお確かめください。彼女については表情が多彩というか喜怒哀楽で何パターンあるんだというくらい作画班が良い仕事してます。

繊細な“心情”を描写してのラブストーリーとは毛色が違う、“感情”を全面に出したり押し殺したりの全力投球ヒロインはとても好印象でした。
ちょっと脱線すると、全力投球ヒロイン設定は意外とリスクって高いです。さじ加減を間違えると

1.躁鬱の“躁”状態に見えてしまう
2.一歩間違えればコミュニケーション障害
3.ドジっ子空回りキャラみたいな型にはめたくなる誘惑に勝てずブヒる層以外が離れてく

この手の女の子でおバカっぽく見えないようにキャラ設定を組んだ製作陣の勝利だと思います。


そんな彼女のラブストーリーの行方と、“成長”物語が、けっして能天気じゃない世界で繰り広げられることになります。

能天気に見える女の子が能天気じゃない世界で能天気のままいられるのか?
能天気でいられないならどんな覚悟を決めたのか?

前半のほっこり回が進んでいる中でも忍び寄る不穏な影が徐々に濃くなっていく中盤あたりからはニーナの笑顔も違った意味をもってきます。このへんは親目線ですが、彼女の成長が頼もしくそして周りの救いとなってくるのです。
そして最終話を観終わると、序盤うっとうしく思った(かもしれない)彼女の能天気さを思いだし、

能天気が能天気でいられる世界がいいよなぁ・・・平和が一番!

ひと回りして“アリ”な娘さんと思える満足の全24話でした。くどい。。。


肯定的に捉えた本作の世界観については1期レビューで触れてますのでよろしければそちらを。


2期からOK!とのたまいつつ、物語を深掘りするならやはり1期からの視聴をお薦めします。1期は1クールと手に取りやすいしこちらも単体で楽しめる仕上がりですよ。
とりわけ重要局面で取った選択。旧主役ファバロと2期主役ニーナとの対比は“なにが正解か誰にも分からない”この世の真理を露わにしてました。やはり主役は主役でした。
ここでは触れてない脇役たちにも主役を食う魅力的なキャラに事欠きませんのでお気に入りをぜひ見つけてみてください。


物語は1期より複雑です。〈神〉〈悪魔〉の二項対立の末、「そうきましたか・・・」の1期だとすると、
2期は〈神〉〈悪魔〉の上に人間が立っちゃったかも、という斬新な種族相関からスタートします。
現実世界でもパワーバランスが崩れた時に戦争は起こるもので、まさに2期の舞台がそれ。極限の状態で人(※本作の場合神も悪魔も)は試されそして輝きを放つのです。


OPは1期から続くラウド系ロック。EDは米津玄師とのコラボで名の売れたDAOKOを配置。前半ED「拝啓グッバイさようなら」は地味ながらクセになる良曲です。

 
ソシャゲ原作の中では群を抜いて完成度の高い本作。言われなければゲームが母体とは気づかないでしょう。あらためて思います。

逆宣伝になるような粗悪品を濫造するくらいなら、しっかりアニメアニメしたものを作ってほしいな。よっぽど宣伝になるはずです。



※オマケ

■ジャンヌダルクは蜘蛛が苦手
ちやほやされた後は落とされる。本邦マスコミの得意技ですが、これをどさらにどでかいスケールでやられちゃったのが歴史上のジャンヌダルクであります。
{netabare}10話の母息子回の余韻が冷めない11話で、{/netabare}蜘蛛が苦手というエピソードを挟んできました。史実ではジャンヌを登用したシャルル7世の跡継ぎルイ11世のあだ名が“蜘蛛”だったとかなんとか。
王室に対しては恨み骨髄でしょうねww


■ジ○リっぽいと言えなくもない
表情筋がよく仕事をする巨匠の作品と似てるな~と思っていたら、{netabare}12話トロッコの脱走劇。{/netabare}どこぞの有名冒険活劇で見たことあるアクションシーンを堪能できます。


■声優“野沢雅子”のお仕事
2クールめ初っ端の14話に登場しました。人間国宝にしてよいと思う。


■サブタイトル“Virgin souls”
本作タイトルを冠した{netabare}第17話の{/netabare}サブタイトルです。
「次会えたら私のなすべきことを伝えよう」この回からクライマックスに向けてエンジンが吹かされる重要回です。
なんですが、ニーナが洞窟池の中に入ってって身を隠してから竜に変身してましたね。みだりに変身すると着ていた物を破壊しちゃうから、律儀に彼女は見えないところで衣服を脱いで変身したんだろうと妄想。
こういった恥じらいは大事です。気にも留めない振りをする男側の度量も試されます。


-----
2019.08.20追記
《配点を修正》 +0.2


視聴時期:2019年2月頭

続編で面白さが継続しているのはたいしたもんだ。それも主人公を変えてたりするのに。
ダンスシーンはこれまで観たものの中でもトップクラスでしたね。



2019.02.07 初稿
2019.08.20 修正

投稿 : 2024/04/13
♥ : 39

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「脚本: 大石静」だと…?→ 1クール目はまずまず順調

「神撃のバハムート」はとても有名なスマホゲームのタイトルです。タイトルからしてそれが原作のアニメなんだと思うんですが、『神撃のバハムート GENESIS』(前シリーズ…?)は観てませんしゲームもやったことありません、すみません。

「脚本: 大石静」という、もうこれだけで観てみようかなと思ってしまいました。ちなみにドラマ脚本ではとても有名な人です。私がちゃんと観た脚本作品はNHKドラマが多いですが、『ふたりっ子』、『オードリー』、『功名が辻』あたり。

あんまりちゃんと観ていなかったけどタイトルは知っているという感じなのは『おとなの選択』、『長男の嫁』、『ガラスの家』、『セカンド・ラブ』、『コントレール〜罪と恋〜』など。

家族ドラマ、恋愛ドラマの脚本に強いというイメージ。アニメの脚本は初じゃないすかね…?

脚本といい、作画といい、なんかお金かかってそうだなあ…。とりあえずGENESISを観ていなくてもついていけそうなので、視聴継続。

2017.7.4追記:
キャラクターデザインやストーリーはシリアス寄りなのに、殴り合いの描写やトロッコアクションなど随所にマンガ的な演出が光る意外と侮れない作品です。

1クール目でキャラクターはほぼ出そろったと思うので、2クール目以降の展開(人間 vs 神々 vs 悪魔 & 主にニーナ周辺の恋愛ドラマ)に期待します。

2017.10.5追記:
観終わっていたのですが、更新を忘れていました(笑)。

「大石静(おおいし しずか)力いかばかりか」という点で注目だった本作でしたが、『神撃のバハムート』のファンタジー的な世界観・設定にうまくなじめなかった印象です。

重要人物を殺すことに意外と躊躇がないのは、さすがにドラマ畑出身の脚本家という感じでした。展開的にアニメ視聴者層には違和感があったかもしれないです。

元々ニーナの恋愛脳はかなり前に出てきていたと思いますが、これをもっと前面に押し出した感じなら、そもそも2クール必要はなかった気もしますね。

つまらなかったわけではないですが、やや凡作感はありました。が、シリーズのファンなら観ておいて良いのではないでしょうか。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 37
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

10年に1度、「???」が大暴れする街?住みたくねぇ~

最終話まで視聴。前シリーズも視聴済。

【物語】
大石静が脚本ということで、かなり期待していたけど、終盤がちょっと・・・。
{netabare}終わってみたら、何か普通っていうか、期待外れっていうか・・・。

{netabare}王の目的が「バハムートの復活ではなく、バハムートの討伐だった」ってところが見せ場だったんだろうけど・・・。{/netabare}

バハムートのパワーが前作より落ちてる?
アーミラの登場が唐突過ぎて、驚いた。{/netabare}

【作画】
見事としか言いようがない。
非の打ち所がない。

【最後に】
前シリーズからリタ推しだった私には大満足の作品でした。
最初から最後まで出っぱなしだったし、終始、大活躍だったし・・・。
何だかんだ言って、『亀の甲より年の功』って事でしょうか?
{netabare}カイザルの死は可哀想だったけど、ラストでゾンビ化したカイザルを見てホッとした。
これからはカイザルとずっと一緒にいられるね!{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 31

71.1 19 2017年度のラブコメアニメランキング19位
魔法陣グルグル (2017)(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (247)
1001人が棚に入れました
1992年に月刊少年ガンガンで連載を開始、
1994年、2000年に続き、連載25周年を記念して3度目のテレビアニメ化!


魔王を倒す勇者を募るというお触れを見た勇者マニアの
父と母によって、半ば強制的に旅に出されたジミナ村の少年ニケ。
村のしきたりに従って、村外れに住む魔法オババの元を訪ねたニケは、
そこで不思議な魔法グルグルを使う少女ククリを託される。
オババの話によれば、彼女はミグミグ族というグルグルを
使うことのできる一族の最後の末裔で、
いずれ現れる勇者を待ち続けていたのだという。

お調子者の小さな勇者と天真爛漫な魔法使いの少女が繰り広げる、
「思いっきり笑えて、ちょっぴり泣ける」
王道冒険ファンタジーが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
石上静香、小原好美、小西克幸、大地葉、藤井ゆきよ、櫻井孝宏、大西沙織、岡本信彦、石田彰
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

世界中の大好きを集めても 君に届けたい思いに足りない

原作未読。最終話まで視聴。

【初めによもやま話を少々・・・】

1995年頃だったと思う。

夜勤明けの帰宅中に車のラジオで聞いていた、奥井亜紀さんがDJをしていた『まんたんMUJIC』という深夜ラジオ番組。
その番組中に流れていた、奥井亜紀さんの『晴れてハレルヤ』という曲・・・。

曲調と歌詞が凄く気に入って、翌日、CDを買いに行ったことを今でも覚えています。
(もちろん,CDは今でも大切に持っています)

という訳で、『魔法陣グルグル』というアニメの存在は、昔から知っていました。

ただ、当時は今ほどアニメに興味が無かったのでアニメ本編は未視聴。
というか、私の記憶では、私の地元ではアニメ本編を放送していなかったような気がする・・・。

だから、今回、凄く楽しみにしていたんです!
20数年の時を経ての視聴です。

【物語】
内容は正直、子供向けアニメかと・・・。
だけど、大人が見ても、十分楽しめる作品でした。

ギャグアニメかと思いきや、しっかり冒険アニメ・・・。だけど、根本的にはギャグアニメ。
下ネタも上品(!?)で悪くなかったと思います。

『ククリちゃんを愛でる作品』だと思っていれば、間違いないと思います(笑)。

【作画・声優・音楽】
いずれも、とても良かったと思います。
作品のイメージにピッタリ。

【キャラ】
ククリちゃん → とても可愛い!
ジュジュ → 可愛い!
ニケ → ナイスツッコミ!
ギップル → 少しウザい!
キタキタおやじ → かなりウザい!だけど、{netabare}たまたま偶然に活躍することもある、{/netabare}憎めないキャラ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 55
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

過去作よりテンポが良く、キッチリ完結する。 綺麗にまとめましたね! 

月刊少年ガンガンで連載されていたギャグファンタジー漫画のアニメ化。

これまでに、

「魔法陣グルグル」 (1994年版、初代) 全45話。
「劇場版 魔法陣グルグル」(1996年、劇場作品)
「ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル」(2000年版、2代目) 全38話。


放送局を変えアニメ化されている。

この(2017年版)が違うのは、全24話で原作のラストまで描くこと。

現在、続編の「魔法陣グルグル2」を連載してるので、終わっていないまま進行していた今までのシリーズと違い、最終目標を定めてアニメが進行していた部分が良かったのでしょうね。今作はキッチリ完結するのでとても見易いと思われます。

全編通して多少急ぎ足ではありましたが、※初めの頃の問題(※STAFFがTwitter上で不平不満を言って問題になった)も解決し、かなりスムーズに良い出来なアニメとして駆け抜けて行きましたね。問題解決してからの出来がほんと良くて、アレなんだったんだと思うくらい。朝アニメとしてやって欲しかったですねw全年齢対象の誰が見ても良い、素敵なアニメでした。

テンポが良くて、ギャグの間合いもバッチリ。特に声優が上手かった。過去に何度もアニメ化されているシリーズなのにほとんど違和感がありません。ニケ役の石上静香さんは完全に自分のものにしてましたね。

グルグル世代だけど過去作が好きだから観てないって人も、観たこと無いって人にもオススメです^^


【↓最終回:感想(ネタバレ)】
{netabare}
今まで出てきたキャラクター大集合のアニメオリジナルは原作愛を感じますね。『Wind Climbing ~風にあそばれて~』が流れた時テレビの前で、小さく「おおっ」と言ってる自分がいました。目頭が熱くなるぜ。シリアスやった後に、ニケの「うんこがしたい・・・うんこがしたくてたまらない!!!」で台無しにされて泣き笑いです。グルグルだなあ~・・ヽ(=´▽`=)ノ大魔王ギリまでギャグキャラになるのが最高ですね。

ラストが続編の「魔方陣グルグル2」に続く引き。アニメスタッフありがとう。
{/netabare}
間違いなく今までで一番のアニメ化でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 41

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

それぞれの時代に、それぞれの冒険を

思っていたよりも丁寧に作られていて好感触です。
声など多少違和感もありますが、個人的には全然アリだと思います。
ただまあ、OPとEDだけは奥井亜紀さんのあの曲にして欲しかったかな。
(とか言って2クール目で変わるという演出だったら、大分涙腺やられそうですが)

とてもふざけた作品ですが、要所要所で心の鐘を鳴らしてくる憎いやつでもあります。(イメージ的にはクレヨンしんちゃんに似てるかも)
ちょっと寒いと思うところもあるかもしれませんが、最後まで見届けるとそれも味だと感じるようになるかもしれません。
時間があるなら是非ご視聴を。

皆さんの愛がグルグルを生むのですぞ~。ピ~ヒャラ~ラ~♪
--------------------------------------
【視聴後】
『Wind Climbing ~風にあそばれて~』を流してくれましたね。
色々やろうとしてごちゃごちゃした感は否めませんが、個人的には満足です。ありがとうございました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 35

67.0 20 2017年度のラブコメアニメランキング20位
いつだって僕らの恋は10センチだった。(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (175)
854人が棚に入れました
桜丘高校の入学式。合田美桜と芹沢春輝は桜の樹の下で出会う。 「美しい桜って書いて、美桜」 「俺は春輝。春が輝く」 春生まれの二人は親近感を覚える。 それ以来、気づいたらお互いは目で追うようになっていた。 美術部の美桜は大人しく、映画研究部の春輝は快活で周りにはいつも誰かがいた。 二人は全く違うタイプだが、いつの間にか一緒に下校する仲になっていた。 付き合っていると勘違いされることもあるが、ずっと友達以上恋人未満の関係。 本当はお互いに「好き」という気持ちを抱えながら―。 いつも帰り道に寄る高台の階段に腰をかける二人。 「春輝君って、好きな人とか、いる?」 思わず聞いてしまった美桜に答える春輝。 「好きなやつ、いるよ。…美桜は?」 二人のその手の距離は 10 センチ。 たった 10 センチなのに、その距離が縮まらない―。

声優・キャラクター
鈴村健一、豊崎愛生、神谷浩史、戸松遥、梶裕貴、阿澄佳奈、緑川光

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「恋愛系少女漫画のアニメ版」的な何か(告白実行委員会シリーズ)

HoneyWorksっていうボカロ楽曲の動画を投稿しているユニットがあって、その楽曲の一つに『初恋の絵本』というのがあるということですね。

一方、HoneyWorksの世界観に基づいて<告白予行練習>シリーズっていうのが角川ビーンズ文庫からいわゆる「ボカロ小説」的なものとして出版されていて、その中の一冊にも『初恋の絵本』っていうのがあります。

キャラクターデザインは前作(劇場版:『ずっと前から好きでした』←観てません、ごめんなさい)同様に角川ビーンズの『告白予行練習』準拠のようです。主人公カップル(あえてこう書きます)が変わりますが、メインキャラも共通です。

ビーンズというレーベルのメインターゲットは小学校高学年から中学生くらいの女の子だと思う(わからん、高校生も読むのか?)のですが、まあそんな感じの恋愛ストーリーですね。

そのわりに深夜アニメなんですけど、時間帯的に中学生ならセーフ?

お話的には高校入学早々の桜の木の下で出会ってしまった、ともに「春に生まれて春っぽい名前を付けられた」美術部の女の子と映研の男の子のお話であります。

全6話で、尺的には劇場版1本に近いものがあります。

2017.12.30追記:
見終わりました。90年代前半くらいの少女マンガを見ているようで懐かしい感じ。キャラクターデザインも好みだったし、作画は安定していたので観やすかったです。

適当に評点付けていったら以外と高いじゃん。まあ、世間でこんな高評価は望めないでしょう。あくまでも「私好みだった」ということで評価についてはご勘弁を。

でも、『コンビニカレシ』もこれくらいのレベルの話にまとめられていたら良かったのに…(笑)。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 38

四文字屋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

恋愛モノならディテールがもっと、ラブコメに振るならテンポがもっと、どっちに行くにもキャラ立ちがもっと欲しいのに、どれも足りなくて、U18状態な半端感がハンパなくて、

全6話で完結っていう短さなんでとりあえず視聴継続するつもりでいるが、
なんか中途半端な感じは、
放送開始時期だけじゃなくて
作品そのものが「それだよ」と、
初回見ながらひとり突っ込んでしまった。。

この制作スタンスでも、
これが18歳未満なら、
楽しく鑑賞できるのかもって意味で
「U18=逆18禁」と書いたんだけど、
キャラでも空気感でもエピソードでも何でもいいから、
「ここは攻めてるゾ!」と
制作が自信もって言い切れるポイントが
どこかに見つけられないと、
18歳以上には、いやいやいまどきなら15歳以上にだって、
退屈なだけになってしまう。

と、
18歳を遥かに越えた恋愛・ラブコメ好きのひとりとして、
完走するかどうかを2話目に保留しつつの感想でした。

あ。そうか、ターゲットが妄想系女子オンリーなのね、
それなら解る。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 25
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

お前らなあ・・・

私の大好きな学園恋愛アニメ。
ちょっと短め、ハーフクール作品です。
私の記憶が確かならばハニーワークス系。
って、ハニーワークスって何者?
少しの不安を抱えつつワクワクしながら視聴開始です。

3組の仲良しカップルが登場します。
しかし、2組はほぼ放置状態。
それなりのドラマがあると思うので、1話完結で観てみたい。
 ※他レビューみてたら、映画があるみたい。今度観よっと。

さて、メインカップルといえば、どったんばったん状態。
これもすべて、ヒロインの自信のなさと罪悪感が原因。
おかげで、3~4話は正直観てられない。
{netabare}5話あたりで持ち直し、最終話ではもちろんハッピーエンド。
当然、お二人の恋は0センチメートルに。
なんでもやって下さいませませ状態です。{/netabare}

思わず感動、そして極度に気恥ずかしい。
期待を裏切らない作りに私の評価は高いです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 21

66.8 21 2017年度のラブコメアニメランキング21位
UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (173)
819人が棚に入れました
平穏で退屈な田舎に暮らしている少年・近衛刀太の夢は、都へ行って一旗揚げること。
刀太は都へ行くため、育ての親であり優れた魔法の使い手である雪姫に挑戦する日々を送っていた。だが、戦いながらも仲良く暮らしていた2人の前に現れた賞金稼ぎによって、田舎での平穏な日々は終わりを告げる。

これは、ろくでもないモノになってしまった者達の物語。

声優・キャラクター
高倉有加、松岡由貴、広瀬ゆうき、佐藤利奈、茅野愛衣、小倉唯、白鳥由里、桑谷夏子、神田朱未、渡辺明乃、堀江由衣、佐久間未帆、能登麻美子、皆川純子、石田彰、原田彩楓、鬼頭明里、柿原徹也、咲野俊介、梶裕貴、小山力也、小野大輔

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「育った」エヴァンジェリン登場(笑)!?(ハイペースの原作消費でした…。)

週刊少年マガジン連載の同タイトルのマンガが原作。
(今は別冊少年マガジンに掲載誌を変更。)

タイトルの「UQ(ユーキュー)」は「悠久」と掛けられていて、作中には前作『魔法先生ネギま!』でもおなじみの吸血鬼エヴァンジェリンをはじめとして、いろいろなタイプの「不死者」が登場します。

一応世界観は継続しているものの、「ネギま!」よりは相当に未来であることもありとりあえず「ネギま!」を観ていなくても特に序盤はそれなりにお話にはついていけると思います。

かなりの長期連載ですが、アニメ化でどこらへんのお話までやるのかは、謎…。
== [以上、視聴前レビュー] ==

…ということで、第1話を観ました。原作だと初期は『魔法先生ネギま!』との関係性を強く押し出さずに始まったのですが、最近の原作の現状を考えて最初からネギま!を匂わせる方向なのですね。

第1回放送の前の特番でも、「これまでのネギま!」まとめみたいなノリでしたし。OP/EDに出てたキャラも考えると、序盤の修行パートとかはけっこうハイペースで進むのかな…?

2017.12.20追記:
全話視聴終了。とにかく「ネギま!2も名乗ったことだし、どんどんネギま!キャラを出してやるぜ」とでも言わんばかりに旧作キャラが目白押し。

女性キャラも巻きでバシバシと登場させて、早期にハーレムアニメっぽい雰囲気を作ってましたね。

前作のネギま!よりは修行とか戦闘パートが目立つ原作でしたが、特に修行に関しては大幅に尺カットで一気に原作を消費しました。

ネギま!自体はずっと原作を読んでいたこともあり、もちろんつまらなくはなかったんですが今後あえて人に薦めるほど面白かったかというとそんなこともないかなといった無難な作品に収まってしまった感があります。

OPを『ハッピー☆マテリアル』(前作OP)のカバー曲にしてしまったのも、無難といえば無難でしたがそこはちょっと冒険して欲しかった気がしました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 29
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハッピー☆マテリアル2

原作未読。最終話まで視聴。

早い段階で、{netabare}少々グロ目の{/netabare}バトル展開。
その後も、{netabare}少々グロ目の{/netabare}バトル展開が続き・・・。

不死者が主人公なので、どうしてもこういう展開にならざるを得ないのだろうが・・・。

コメディパートは面白かった。
特に第9話のドタバタ展開は最高だった。

終盤、前作にあたる「魔法先生ネギま!」のキャラが{netabare}次々と出てくるのは{/netabare}少し贅沢な感じがして良かった。
(直前に「予習」しておいて良かった~(笑))

作画が少々乱れる点と、{netabare}結局、何一つ問題解決していない{/netabare}物語は、評価が分かれるかもしれない。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 28

ISSA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

光る風を追い越したら♪君にきっと逢えるね♪新しい輝き♪HAPPY!LADY!GO!!

前作に当たる「魔法先生ネギま!」は数話見た程度
やたらハーレムで中身の無さそう、つまらなさそうで見なかった。
それでもこの曲はやたら耳に残る主題歌
「ハッピーマテリアル」

いかにも少年漫画らしいアクションファンタジー、ネギま よりハーレム押しがない分見易くなってる感じです。


視聴完了
ん~ありがちだったかな?
今期の作品は個性的なアニメ多いので、その中では古くささを感じてしまう。
美少女ハーレム&バトルだけだと…+α欲しかった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22

58.1 22 2017年度のラブコメアニメランキング22位
コンビニカレシ(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (114)
502人が棚に入れました
春。はじまりの季節。

三島春来とその親友・本田塔羽は、青希空(あおきそら)高校に入学する。
互いに気になる女の子がいるものの、どうにも恋が始まる気配がない。
不器用に日々を過ごす中、同級生の佐々木凪瑳、先輩である明日海夏、中島帝、櫻小路正宗らと出会い、それぞれの想いが絡み合っていく。
誰もが一度は通る道、その瞬間を爽やかに駆け抜けていく純愛物語。

いつもの電車。
いつもの通学路。
いつものコンビニ。
いつもと変わらない風景が、
明日からは少し、違って見えるかもしれない。

声優・キャラクター
寺島拓篤、神田沙也加、鈴村健一、釘宮理恵、立花慎之介、田村ゆかり、梶裕貴、小清水亜美、神谷浩史、沢城みゆき、櫻井孝宏、堀江由衣、武内駿輔、西山宏太朗、永井真里子

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

作中の高校の制服デザインが凄い。(安全安心の恋愛アニメ)

ローソンがメインスポンサーのプロジェクトのアニメ作品のようです。

プロって凄い。

ローソンの制服のコンセプトからのインスパイアであんな制服デザインできるんですね。そこは、真面目に感動しました。

サッカー部の練習着なのかな、あのデザインもなかなかうまくローソンのイメージを取り込んでいますね。

あと各話タイトルですが、第1話: 卯月、第2話: 皐月 ということですのでこのまま第6話: 水無月、第7話: 文月、……、第12話: 弥生 でエピソードは1年分:
全12話となるんですかね。

内容に関しては通学路途中、学校の近くのローソンが登場キャラ(男女)の出会いの場になるような感じです。

EDの背景アニメで男女交互に1列になって歩いていますが、基本的には前後している男女がカップルになるような感じの話なんでしょうかね。

なんとなく紆余曲折はあっても、最終的に破綻するカップルはなさそうな雰囲気ですので、ハッピーエンドが予想されます。めちゃめちゃ面白くはならなそうdすが、そういう幸せそうなカップルが好きな人には良いのかも。

2017.8.8追記:
第5話「葉月」まで視聴済み。各話タイトルについても展開についても当初の想定通りです。ストレスはたまらないけど、特にハラハラもしません。安全安心の恋愛アニメ(笑)。

2017.9.29追記:
第12話「弥生」まで視聴完了。想定通り学年の始まる4月から、翌年の3月までの1年間のエピソードでした。真四季さん関連も落ち着くべきところに落ち着いて、特に何か語ることもありません。

まあ、すぐ後ろにチアフルーツがなかったら観てなかったかも…。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 30
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

convenience=「便利な」「都合の良い」

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
(冗談ですが)なんて最悪なタイトルなんだろうw もし現実で男が「ああ、あいつはコンビニ彼女だから」なんて言った日には、ゲスの極み認定されますよ(笑)

というタイトル解釈は全く関係ない、シンプルな恋愛モノでしたねw でも、誤解されても仕方ないタイトルのような……(苦笑)

恋愛モノとしても……どうかな? 白米そのまんま食べているような味気なさがありました。ロー○ンにはあんなにいっぱいおいしいものがあるのにね(嫌味w)。

と、酷評してますが、最終回で態度が一変。多分私は、このアニメを生涯忘れることは無いでしょう。

詳しくは言えないけど、まだ未試聴の方は、ネタバレ無しで観てほしい。ずっとずっとしんどいけど、諦めないで最終回までたどり着いてほしい。

それがムリそうだな~という方は、以下のネタバレレビューを読んでほしいっすw

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一言で言えば、「いいから早く付き合えよ」と思っていました(苦笑) ニヤニヤもキュンキュンもハラハラもなく、ただただイライラしました(笑)

作画→ペラペラですね。奥行きがない感じ。というか、1話目で三橋真珠が少女マンガ読んでるシーン、本田塔羽がコンビニに入る時点では夕方(オレンジ色)の背景なのに、出る(多分作品内時間も15秒くらいしかたってない)時には、宵の背景(黒、紫系)って、いくらなんでも酷すぎない? (予算とか関係なく)プロの仕事だとは思えなかった……。神無月の辺りとか、紙芝居?とか思う時もあった。

キャラ→ホモホモしかったり、ユリユリしかったり。概ね、面倒くさい人ばかりw 最初はなんで、「委員長が釘宮さん?」と思ったけど、文系ツンデレなんですね。

ストーリー→THE・少女マンガという感じ。カップルは2ペアだけど、そこがスクランブルするわけじゃなく、ドロドロは少ない。第一印象最悪から次第に惹かれ合う二人。定番ではあるが、両思いのくせになかなかくっつかないので、イライラするw

視聴前はタイトル(直訳)が「都合の良い彼氏」だから、「初めは都合よく使っていた草食系の彼氏に、次第に女子の方がハマっていく話」なのかと、勝手に想像していました。実際は、「コンビニによく行く彼氏」なのか、、、と思いきや、「コンビニだけで会える彼氏」というなかなか良い話だと、終盤(睦月)でようやく明かされます。

う~ん、あまり面白くなかったですね。恋愛モノって、「(純情っぷりに)ニヤニヤする」「(キャラの可愛さに)キュンキュンする」「(恋が成就するかに)ハラハラする」のいずれか、もしくは全部が混ざっての良さがあると思うけど、本作は「(両思いなのに牽制ばかりし合って)イライラする」という感じを受けました。まだラブコメなら気楽に観られて良かったのですが、恋愛モノはなかなか難しいですね。(最終エピソードの睦月、如月、弥生は、ドラマ性があり、やや良かったけど)

てか、コンビニの要素必要ですか(苦笑) 無理矢理入れているようにしか感じませんでした。

あと、どうでも良いんですが、三島君の巻く手編みのマフラーが、たまに泥棒の風呂敷柄に見えましたw


さて、総括の話の続きですが、1番の衝撃的だったのは最終回のBパート最終シーン。ここまで12話かけて(無駄に)伸ばしに伸ばしてきた三島君の告白シーン。作品の肝となる絵本「海の王子さま」を、神田さんが素敵に朗読してくれ、ググッと感動気分を盛り上げて、さあ告白!

「真四季、俺が言う。俺、真四季が……すっ」
「ゴォーーー(トラックの通過音)」
「(真四季)ニコッ♪」

、、って、な・ん・じゃ・そ・りゃー!!!!!!

絶対にトラックいらないでしょ! ワザとか? ワザとなんだな?(笑)

(花火とか車の通過音で告白が聞こえないのはラブコメなんかだと定番で、その後のすれ違いに持ち込んだり、「え? 本当に告白なの? このタイミングで? もしかして違うこと言ったんじゃ?」と、視聴者に想像を促す効果はありますが)

本作は一応純愛アニメに属するわけで、二人が両思いで付き合うことは皆の共通理解なわけで、この告白のために12話も積み重ねてきたのに、

「告白を言わせない」

はい、制作ふざけました~。それが規定路線(原作通り)だったのか、世間の酷評を受けての開き直りなのかは分かりませんが、(少しは)素敵な告白シーンを、全12話をかけた長大なフリを生かした壮大なオチにしました~。

いや~、最後に爆笑をさせてもらいましたよ。マジでお気に入り棚に入れようかなw 恋愛アニメとしてはこれっぽっちも面白くなかったけど、ギャグアニメとしては、12話で1つのギャグだけを言う、そのギャグのためだけに全てを犠牲にするという、アニメ界に革命を起こす神アニメへと昇華されました。凄いなー(白目) 最後まで観て本当に良かったー(気絶)。
{/netabare}

【余談 ~ ローソ○で好きな商品ベスト10 ~】
{netabare}
1位「厚切りロースカツサンド」(まちかど厨房)
☆しっとりサクサクの食感、カツの厚さ○

2位「マチカフェ アイスコーヒー」
☆大手コンビニでコーヒーは1番旨いと思う。アイスカフェラテ(ガムシロなし)のミルク感も良い。

3位「新潟コシヒカリおにぎり 明太子卵焼き」
☆ありそうでなかった組み合わせに脱帽。

4位「四川風麻婆丼」
☆山椒の痺れも本格的。私は辛さを更に足します。

5位「ゲンコツメンチ」
☆衝撃的な肉汁に感動。これとビールで晩飯OK(笑)

6位「(冷凍)炒飯」
☆コスパ最強。100円だからオニギリ買うよりお得。

7位「厚切りフレンチトースト ベーコン&チーズ」
☆甘くてしょっぱくて、朝食に最適。絶対温めて。

8位「氷温熟成豚のねぎ塩カルビ弁当」
☆脂の旨味が高級感あり、麦飯との相性も抜群。

9位「もち麦入りおにぎり 枝豆と塩昆布」
☆スープ春雨とかカップラとか、汁物との相性○

10位「鶏肉のトマトチーズソース煮」
☆トマトソースにトーストつけながら食うと旨い。


LAWS○Nといえば、スイーツのイメージが強いけど、甘いもの苦手なんで、こんなランキングです。ちなみに、本当はファ○マが好きです、トイレ綺麗だしw ちなみにちなみに、自炊派(趣味料理)だから、ほんとたまにしかコンビニ飯は利用しないんだけどねw
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
あれ? BL? なんかタイトル的に、少女マンガかと勝手に思っていたけど。作画ひどいな~。家に帰って、何時間制服でいるんだい?

2話目
ん? サブタイが「卯月」→「皐月」って、1話ごとに、作品内時間が1ヶ月たつ構成なの? テンポ早すぎないか心配。必然的に、1話完結になるね。

3話目
コンビニ店員、無駄に絡んできすぎw

4話目


5話目
あっ、この本知ってる~、で、白雪姫?を手に取るセンスのなさ(笑) 日本人みんな知ってるだろw

6話目
以下、書く気をなくす。

10話 ○(やや)

12話
いや、その告白のシーンのトラックの騒音演出、絶対にいらんでしょ。わざとか? わざとかなんだな(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 25

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

だいぶ巻き返したが、出だしが悪すぎる

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:なにこれ?やる気あんの?
期待度:★



よく頑張って全部見たな。俺。
2組の高校生の恋愛アニメなんだけど、やんちゃと優等生、スポーツマンと病気もちという対照的なカップル。
とはいえ、ダラダラうじうじしてもうはっきりしない。何かそれで重厚なことがあるかと言えばペラペラ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16

65.2 23 2017年度のラブコメアニメランキング23位
兄に付ける薬はない!(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (104)
456人が棚に入れました
中国の人気Webマンガ「快把我哥帯走」を原作としたアニメ。バイオレンスな妹がおバカな兄を殴る蹴る!兄弟愛!恋!グルメ…?など全部入りの学園コメディ。監督・脚本は「やわらか戦車」「アグレッシブ烈子」「英国一家、日本を食べる」など数多くのアニメ作品を手がけているラレコが担当。

声優・キャラクター
中村悠一、雨宮天、小野賢章

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

中華風ショートコメディ

最終話まで視聴。

1話5分足らずののショートコメディ。
妙に妹・時秒を可愛く感じてしまう作品。

兄・時分役の中村悠一、妹・時秒役の雨宮天ともに非常に良かった。

OPも何気にテンポが良い。

中華アニメにしては優秀な作品だと思った。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 13

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

中国発日常アニメ。面白いです

配信されていたのを偶然拝見しました。

中国でのアニメは、子供向けの中華時代劇が多いイメージがあったのですが、現在の中学・高校を舞台にした兄妹ものでした。
でも、俗にいう妹物とは違い、その類稀な戦闘力で兄を成敗する物語です。
垣間見える、制服や漢字の違いなど、日本と中国の文化の違いなども面白いです。

これは、十分に面白かったです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

中国国内での合計閲覧数が5億回を超える作品…

この作品の原作は未読です。
タイトルにも記載しましたが、中国国内での合計閲覧数が5億回を超えているとか…
確かに絶対数は凄いと思いますが、中国は人口の母数そのものが多いので、回数と人気度の関係は日本と一緒じゃないでしょうから、この数字の持つ意味は正直良く分かりません。
この作品に食いついた理由はただ一つ…天ちゃんが出演されたからです。

天ちゃん…1週間フレンズ。の藤宮香織で初ヒロインを演じられたのがちょうど3年前…
まだ3年…?
もう3年…?
と考えると、きっと前者の感覚の方が強い気がします。
その間、7つの大罪のエリザベス、プラメモのアイラ、モン娘のミーア、このすばのアクアなど魅力的なヒロインをたくさん見せて貰いました。
エリザベスとアイラには前が見えなくなるほど号泣しましたし、ミーアとアクアには何度も爆笑させて貰いました。
2014年以降の出演作品は、ほぼ主要キャラである事からも彼女の人気が伺えると思います。
私の中でかなり推している天ちゃんが出演されるのであれば、私に見ないという選択肢はありません。
こうして視聴に臨んだ訳ですが…

作画はお世辞にも綺麗とは言えないと思います。
それでも完走できたのは、出演された声優さんの力量にほかなりません。
2人の兄妹の日常を描いた作品で、しょうもない事をする兄を妹が暴力で粛清するある意味お決まりの展開…
天ちゃんは妹役で兄が中村悠一さん、兄の友人として小野賢章さんと花江夏樹さんが出演されています。
中国の作品で5分枠のショート作品にも関わらずこの配役…正直かなりレベルが高いと思います。
実際に声優さんの演技は相当レベルが高かったですけど…

特に天ちゃんの演じた時秒(シーミョ)のはじけっぷりは半端ありませんでした。
普段兄には暴力的な一面ばかりを見せていますが、時折物凄くしおらしくなる事があって、そのギャップが彼女の魅力になっているのですが、それを見事に演じ切っていたと思います。

でもここまで暴力的なキャラって初めての配役だったのではないでしょうか…?
あ、WWW.WORKING!!の鎌倉志保もそうだったかな…?
でも志保はラストの方で頭にお花が咲いていましたからね…
そう考えると、「超」が付くほどのツンデレキャラを演じるのが抜群に上手いのかもしれませんね。

1クール12話の物語でした。
完走して振り返ってみると、天ちゃんの魅力溢れる作品…という気がします。
中国版では違う声優さんが演じているようですが、きっと作品から受ける印象はだいぶ違うんだと思います。
彼女のファンなら視聴して損をする事は無いと思いました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 8
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