リメイクでバトルなおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのリメイクでバトルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月19日の時点で一番のリメイクでバトルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.1 1 リメイクでバトルなアニメランキング1位
どろろ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (528)
2172人が棚に入れました
時は戦国時代、武⼠の醍醐景光は、天下を取るという野望をかなえるために、⽣まれて来るわが⼦の体を⻤神に与えてしまう。そうして⽣まれた⼦供は、命以外すべての⾝体を奪われており、川に流され捨てられてしまう。時は流れ、戦の世を旅する少年・百⻤丸。実は彼こそが、魔物に体を奪われた⾚ん坊の、成⻑した姿であった…。

声優・キャラクター
鈴木拡樹、鈴木梨央、佐々木睦、内田直哉、千葉翔也、大塚明夫、中村千絵、麦人
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

生ける屍の死

時は室町から戦国、
領主である醍醐景光は天下泰平より、
己の野心に忠実に領土の繁栄を願い、
{netabare}我が子を12体の鬼神に生贄とし差し出す。{/netabare}
名誉欲に溺れた為政者である。

時代劇×妖怪×冒険。
MAPPA制作は抜群の相性を誇ります。
古風な寺、蝋燭の火、豪風雨の集落、
陰鬱な描写が素晴らしい世界観を伝える。

飢饉と流行り病に痩せ衰えた民と大地。
死を待つばかりの国の行く末。
死屍累々の荒野を旅する百鬼丸とどろろ。
襲い来る化物と己の「生」を見据え、
百鬼丸は身体を取り戻す戦いに明け暮れる。

鬼か人か、
生ける屍は何を語ると言うのだろう。

5・6話視聴追記。
感覚を取り戻す衝撃、世界は音の洪水だ。
{netabare}激しい「生」の苦しみと「生」の逞しさ。
慈愛に満ちた魂の色は透明である。
正義の到来を切に願おう。{/netabare}
哀悼のメランコリーである。

最終話視聴追記。
響くはずだった産声は呪われ、
因果の旅路の果てにあったものを想像する。
手塚作品は物語の上下運動は少ないのです。
中盤以降やや停滞するものの、
粛々と人の叡智と愚かさが描かれていく。
{netabare}彼は生きる力の中に「菩薩」を見る。{/netabare}
やはり語り継がれるべき作品でしょう。

手塚流曼陀羅、素晴らしいアニメです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 67

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

魔物は12体に減りましたが、思った以上に『どろろ』でした。

== [第1話視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
「今夜(1/7)から放送開始だと思うんですが、あにこれのアニメ番組表に載ってません…。」と1/7当日に書いた手前もあり、さっそくの第1話視聴です。

大雑把にいうと、魔物に身体の一部を少しずつ奪われている百鬼丸が魔物を倒して自分の身体を取り戻していくお話であります。そして身体を奪われた原因は実の父親にあるので、これが「実の父親が仇」

手塚治虫による原作漫画は約50年ほど前の作品で、一度目の連載で途中終了、二度目の連載で打ち切りをくらい百鬼丸が身体をすべて取り戻せたかどうかは不明です。

旧作アニメでは、一応「最終回らしい最終回」を迎えています。リメイク版である本作はおそらくちゃんとシリーズ構成されているでしょうから「最終回らしい最終回」が期待されます。ちなみに原作および旧作アニメ設定では、魔物の数は48体でした。

キャラクターデザインについては漫画原作やそれに準拠した旧作とは大きく変更されていますが、それらしい面影は残っています。

作画に関しては、ツインエンジンが参加しているのでCGなども駆使してきっとそれなりにうまくやるでしょう。第1話の戦闘シーンの動きはなかなか良かったと思います。義手・義足の作り物感もわりと出ていましたね。

ストーリーや設定については、魔物の数以外は概ね原作準拠といった感じでした。

特に「原作・旧作は知らん」という方には、わりとお薦めできる感じだと思います。
== [第1話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.2.12追記:
第6話まで視聴終了。原作が『どろろ』だからと言ってしまえばそれまでですけど、この未央(みお)が出てくる5話/6話の前後編はなかなかに辛い話でしたね…。

2019.5.21追記:
第19話まで視聴終了。まさにサブタイトル通りの「天邪鬼(あまのじゃく)」でした。旧作『どろろ』には良くあったコミカルな感じのお話でした。

オムカエデゴンスとかヒョウタンツギが最近のアニメ作品では珍しく、本編中に出てきて懐かしかったですね。

2019.6.27追記:
最終話まで観終わりました。

百鬼丸の両親である醍醐景光や縫の方の扱いは原作よりも良かったんじゃないでしょうか。ただ、本作オリジナルの妖怪が出たりとかいろいろと改変されているようでいて意外と本筋は原作を踏襲していて、かなり良いアニメ化だったと思います。

「そういう作品だから」といってしまえばそれまでですけど、血が出たり人が死んだりはけっこうしていましたね…。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 61
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原本のエキスを感じられるリメイク

原作は読んでないんだなあこれが…


原作者は説明不要の漫画の神様。1969年(昭和44年)アニメのリメイクです。
制作会社に旧虫プロの流れをくむ(といったらほぼみんなだけど)MAPPA。そして手塚プロ。手塚治虫から始まったアニメーションの歴史の一つの結実みたいで生き証人になった気分です。
昭和44年といえば安田講堂陥落のあった年。節目は節目でこういった世相も作品には反映はされてますね。

時代は応仁の乱近辺で、みんな大好き戦国時代へ向かう過渡期。国は乱れ各地方を治める領主の治下もジリ貧の状態。
荒れた土地そして苦しむ領民。領主醍醐景光は鬼神と取引をし、領地の繁栄と引き換えに自身の子を人身御供に捧げます。はたして産まれてきた子は体のあらゆる部分が欠損していて、ちょっくら一悶着した後に小舟に乗せて川へと流される。
その流された子が主人公百鬼丸。道中出会ったどろろと共に失われた体を取り戻しにいくというお話です。

あらすじ読んでも暗めな雰囲気は伝わってきます。敬遠される向きもあるかもしれませんが、単なる暗い話ではありませんでしたよ。
50年前の原作も前作アニメも知らずフラットに鑑賞できた上でどうだったかというと、これは当たりでした。
新しい古いは正直なところよくわかりません。しかしながら普段観てる作品とは違った描かれ方をしてるなーという部分が自分には心地よかったです。具体的には2点ほど。


■3ステップ構造

基本設定を動かせば収拾がつかなくなるもの。だいたいは“勧善懲悪”だけ。または“二つの正義”だけとどちらかに固めて動かすものではありません。最初に前者と見せて徐々に後半を見せる手法は名作ではまま見受けられます。
ここを段階つけて両方見せてきます。さらにキャラ変“同じ人でも揺れる”が入ってくる仕掛け。それでいて物語がきちんと成り立っているのでした。


STEP1 勧善懲悪
安心安全かつ分かりやすい反面深みを期待してはいけないのが勧善懲悪もの。鬼神VS百鬼丸と外面はその体裁を保ってるのが本作。
当然それだけでは終わらないわけですが、共感しやすい土台がまず敷かれることになります。
{netabare}物語は早々にSTEP2の装いを呈します。が、巡り巡ってラストは人間の善なる部分への期待へと戻ってまいります。{/netabare}

STEP2 二つの正義
互いの正義のぶつかりを上手く消化すると良作が生まれます。ところどころで表出しつつ、代表では百鬼丸と多宝丸にて描かれた本作です。
簡単に言えばよくある良作なわけなんですが、とはいっても単純な勧善懲悪よりも構造が複雑になります。ここに至るまでに収拾のつかなくなった作品なんて山ほどありますよね。

STEP3 同じ人でも・・・
“人”か“そうでない”かという指標が出てきます。「人の皮を被った○○」「畜生道に堕ちる」という文脈での二択。闇落ちという表現が妥当かもしれません。これは主要人物のみならず取り巻きや通りすがりの面々もです。
キャラ変みたいなもので同一人物でも光と闇を行ったり来たりとより複雑化。
{netabare}しまいにはお馬さんまで行ったり来たり。これ「畜生にすら…」を強烈に印象づけました。{/netabare}


{netabare}・簡略するとこんな感じかしら
-STEP1 Aは善 Bは悪
-STEP2 Aなりの正義 Bなりの正義
-STEP3 Aは善であり悪 Bは悪であり善{/netabare}


昭和一桁世代は10代で世の中の価値観が大転換しちゃったのでその影響も・・・
とまことしやかに高説をぶることも可能ですが、いややりかけましたが、シンプルに面白いのです。カオスになりそうなところを纏める手腕は原作の良さもさることながらアニメスタッフも良い仕事をされたと思います。


■分をわきまえた人たち

現代風にいえば、自由には責任が伴うですとか権利を謳うには義務を果たさなければならないですとか、そういった当たり前の感覚を身につけている人たちしか登場しません。
似たようなのに、「ほんとうの悪人が出てこない」がありますがちょっと違います。

 分をわきまえている

のです。派手なキャラ、尖ったキャラ、突出したキャラはいません。そこが良い。
それでいてキャラが誰が誰だかわからんということもなく、じわじわとくるのです。地味なの嫌いでなければたぶん大丈夫ですよ。

{netabare}・例えばこんな人たちかしら
1.お須志(第4話)
再会を心待ちにしてた兄を斬られたわけですが百鬼丸に恨み言一つぶつけないんですよね。兄を想う気持ちと兄の起こした所業とを天秤にかけるような描写すらありません。ただただ受け止めます。兄がやらかしたことを重々承知しているからです。
涙を流しながら「どうして?」と百鬼丸にすがる演出よりも彼女の悲しみがより伝わってきました。

2.ミオ(第5話~第6話)
どろろに仕事の内容がばれた時に、言い訳するでも口止めするでもありません。賤業であることを自覚しそれでもなお希望を失わず。
恥ずかしさに取り乱すなり開き直るなりの描写ではないため、より彼女の諦めの深さが伝わってきます。人としての誇りを失ってないこともわかります。どろろの返しもまたいいんですよね。

海軍大将で日露戦争の勝利に貢献しのちに総理大臣も務めた山本権兵衛。渡辺崋山や高野長英などを弟子に持つ松崎慊堂。いずれも奥さんは元遊女です。
職業に貴賤はありません。そして職業や身分よりも、その人物が、人として尊敬できるかどうかや、人としての矜持を失わずに生きているかどうか、そういうことを大切にしてきたのが日本人です。ミオはそんな人でした。{/netabare}



“3ステップ構造”そして“分をわきまえた人たち”
このへんを「アニメでは珍しいな~」と感じながらの視聴でした。地味ながら見応えのあるお薦めの良作です。


最後にどろろ…
本業声優ではない14歳の子役の方が演じられてますが、めちゃくちゃ巧かったと思います。
アニメ声が出るとかいう話ではなく、子供の喜怒哀楽がストレートに伝わってくる名演。演者は鈴木梨央さん。ハマリ役でした。
全体通しての展開や役回りからタイトルが“どろろ”であることに違和感がない全24話。難しい役どころだったと思います。お疲れ様でした。



※余談
其の一
『進撃の巨人』『ジョジョの奇妙な冒険』そして『どろろ』と、シリーズ構成を小林靖子さんが手がける作品にお世話になりっぱなしです。

其の二
足利義教がけっこう好き ※作中には出てきません

其の三
自分の親父が借りてきた『忍風カムイ外伝』を少年期に観てた私にとってはややダーク感は薄いと感じる



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視聴時期:2019年1月~6月



2019.07.14 初稿
2019.07.22 修正
2020.01.28 追記

投稿 : 2024/04/13
♥ : 60

64.3 2 リメイクでバトルなアニメランキング2位
ドラゴンボール改[DRAGON BALL KAI](TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (162)
969人が棚に入れました
原作者の鳥山明自らが監修に携わり、アフレコは新規に行われた。既に故人となっている声優については、別の声優を起用し、それ以外でも敵キャラクターを中心に声優の変更がある。「スピーディーな展開」という観点から、原作に基づいて『ドラゴンボールZ』におけるオリジナル描写等を大幅に省略し、短めに構成されている。また、戦闘シーンなどにおける一部映像が『Z』当時より早送りしている部分もある(フリーザが身体を切断されるシーンなど)。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

劇場版公開記念! フリーザ編視聴完了。7月からは、完全新作となるTVシリーズ「ドラゴンボール超(スーパー)」が始動。

ドラゴンボールZ 復活の「F」、公開19日間で興行収入31億円を突破! 前作の最終興収(29.9億円)を超えるヒットに
4月18日に公開となったアニメ映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』だが、公開19日間で興行収入31億円を突破したことがわかった。

4月18日より東映史上最大規模の653スクリーン(2D×325/3D×300/4DX×10/IMAX3D×18)で公開された本作だが、公開19日間で動員236.5万人を記録し、興行収入は31億円を突破したことが明らかに。これで、興行収入としては前作「ドラゴンボールZ 神と神」の最終興行収入(29.9億円)を超えたこととなる。

さらに、大ヒット御礼として、5月9日に「悟空の日」として舞台挨拶イベントを実施することが決定。当日は声優の野沢雅子さんが登場し、ファンと一緒に喜びを分かち合うとのこと。

なお、7月からは、完全新作となるTVシリーズ「ドラゴンボール超(スーパー)」が放送される。

ドラゴンボールZ 復活の「F」、公開7日目で動員100万人を突破! 2015公開作品では最速、興行収入13億円に
4月18日に公開となったアニメ映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』だが、公開7日目で動員100万人を突破することが確実となった。

4月18日より東映史上最大規模の653スクリーン(2D×325/3D×300/4DX×10/IMAX3D×18)で公開された本作だが、公開6日目である4月23日までに動員95万人を超え、公開7日目に動員100万人の大台を突破することが確実となった。もちろん、2015年に公開された作品としては最速での100万人突破で、公開6日目までの興行収入は約13億円を記録している。休日は旧作ファンの30~40代や現在放送中の「ドラゴンボール改」を視聴している親子が、平日は10代~20代の男性が友人同士で劇場に足を運んでいるのが特徴的で、前作「神と神」に比べて未就学児童から中学生までの層が大幅に増加。大型連休に突入することで、ファミリー層の観客動員拡大も見込まれる。

なお、このヒットを受け、配給の東映は4月28日に大ヒット御礼舞台挨拶を行うことを決定。詳細は公式サイトで発表される。

ドラゴンボールZ 復活の「F」、初週2日間で興行収入10億円に迫る! 前作対比140%、最終興収50億円も射程圏内
4月18日に公開となったアニメ映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』だが、初週2日間で興行収入9.6億円超という絶好のスタートを切ったことがわかった。

2013年3月に17年ぶりの劇場版として公開された「ドラゴンボールZ 神と神」に続き、19作目の劇場版ドラゴンボールとなる本作。前作「神と神」の続編で、原作者・鳥山明さん自らが脚本を担当することでも注目を集めている。監督は、長きに渡ってシリーズの作画監督を務め、前作では総作画監督として参加した山室直儀さん。キャストは野沢雅子さん、中尾隆聖さん、山寺宏一さん、森田成一さん、堀川りょうさん、佐藤正治さん、鶴ひろみさん、田中真弓さん、古川登志夫さん、草尾毅さん、緑川光さん、皆口裕子さん。主題歌を歌うのはアイドルユニット「ももいろクローバーZ」。

4月18日より東映史上最大規模の653スクリーン(2D×325/3D×300/4DX×10/IMAX3D×18)で公開された本作だが、初週2日間で約71.6万人を動員し、9.6億円を超える興行収入を記録したことが判明。週末ランキングでは動員数・興行収入ともに1位で、30億円近くの最終興行収入を叩き出した前作(2013年「ドラゴンボールZ 神と神」)と比べても、動員127.4%・興収140.3%と絶好の成績となっている。

なお、この数字は今週末のみならず2015年に入ってから公開された全作品の中でもNo.1。最終興収50億円の大台も見えている。

ドラゴンボールZ 復活の「F」、お台場・フジテレビ球体展望室で4月11日より展示イベントを開催! 「F」の復活祭
天下一武道会の壮絶な闘いから5年。世界は、平和を手に入れ、孫悟空も最愛の妻・チチとの間に息子・悟飯が誕生し、平穏な日々を過ごしていた。しかし、ある日突然、強靭な尻尾を持つ謎の男・ラディッツの出現によって、平和はもろくも崩れ去る。その想像を絶するパワーは、悟空や弟弟子のクリリンさえも一撃で倒してしまうほど強力。このラディッツこそ、惑星ベジータが全滅した時、奇跡的に生き残った悟空の兄だったのだ。ラディッツは卑怯にも悟飯を人質に取り、自分たちの仲間に加わることを悟空に強制する。兄たちの狙いは、地球に住む人々を絶滅させて、地球を我がものとすること。一大危機に見舞われた悟空は、宿命のライバル・ピッコロ大魔王と手を組み、兄ラディッツと対決するが…。

サイヤ人編
第1話闘いの幕開け! 帰ってきたぞ孫悟空
かつて、幾度となく地球の危機を救った戦士・孫悟空は、妻のチチや息子の悟飯とともに平和に暮らしていた。そんなある日、悟空は悟飯を連れて師匠の亀仙人のもとを訪れる。

第2話敵は悟空の兄!? 最強戦士サイヤ人の秘密
悟空の前に突如現れた男は、自らを兄・ラディッツだと名乗った! 任務のために、仲間になるよう強要するが、悟空は拒否! 怒りのラディッツに悟飯を連れ去られてしまう!

第3話命をかけた闘い! 悟空とピッコロ捨て身の猛攻
悟飯救出のため、悟空はライバルのピッコロと共闘し、ラディッツに攻撃を仕掛けるが、圧倒的な攻撃を前にまったく太刀打ちができない! 万事休すかと思われたそのとき…。

第4話あの世で走れ孫悟空! 100万キロの蛇の道
ラディッツ戦で天国へ行った悟空は、界王さまのもとで修行を積むため、閻魔大王のもとから蛇の道を走り出す! 一方、ピッコロはサイヤ人襲来に備え、悟飯を育てる特訓を開始する。

第5話荒野のサバイバル! 月夜が悟飯を呼び覚ます
ピッコロが悟飯に課した最初の修行は、6ヶ月間を生き延びること。荒野での厳しい生活に弱音を吐く悟飯だったが、夜中に満月を目撃して、凶暴な大猿へと変身してしまう!

第6話辿り着いた終点! 界王様のおちゃめな試練
蛇の道を走り抜けて界王星にたどり着いた悟空は、界王様をギャグで笑わせるテストに合格! まずは重力が地球の10倍もある界王の星の環境を克服する修行をスタートする。

第7話10倍重力と闘え! 悟空よ修行はかけっこだ
悟飯たちが修行に励んでいる頃、悟空はついにバブルス君を捕まえる課題に成功! 二つ目の課題も見事クリアして、いよいよ界王様から直接修行をつけてもらうことになった。

第8話いでよ神龍! サイヤ人ついに地球到着
孫悟空がついに復活! 界王の星で修行を終え、元気玉をも完成させた悟空はドラゴンボールで生き返り、下界へ急ぐ。だが悟空よりも先にサイヤ人たちのポッドが地球に迫る!

第9話ヤムチャ奮闘! おそるべし栽培マン
地球に降り立ったサイヤ人は、高い戦闘力を求めてピッコロのもとへ。そこへクリリンたちも現れ、栽培マンを相手に戦闘開始! 奮闘するヤムチャに栽培マンの意外な反撃が…。

第10話待ってろ餃子! 天津飯絶叫の気功砲
クリリンたちは修行の成果を発揮し、見事に栽培マンを全滅させた。しかし、次の敵ナッパには餃子の捨て身の攻撃も通用しない。怒った天津飯は、命がけで気功砲を放つ!

第11話間に合うか孫悟空!? 戦闘再開まで3時間
ベジータは悟空の存在が気になり、戦闘を3時間ほど中断。しかし戦闘再開の時が来ても悟空は現れない…。ピッコロたちは何とか持ちこたえようと、巧みな作戦で戦い続ける。

第12話ピッコロが流した涙…孫悟空怒りの大反撃!
予想外の苦戦に激怒したナッパが、悟飯に襲いかかる…! ピッコロは悟飯をかばうが力及ばず、悟飯もトドメをさされようかというその時、筋斗雲に乗った悟空がやって来た!

第13話これが界王拳だ!! 限界バトルの悟空vsベジータ
界王拳でナッパを仕留めた悟空は、場所を移してベジータとの一騎打ちに挑む! しかし、2倍界王拳でもベジータにはかなわず、界王拳を3倍へと引き上げることを決意する。

第14話激突かめはめ波! ベジータ執念の大変身
悟空は体の限界を超え界王拳を3倍から4倍へと強化し、ベジータのギャリック砲をかめはめ波で押し返した。だが、プライドを砕かれたベジータは大猿へと変身してしまう!

第15話絶体絶命の悟空! 元気玉に願いを託せ
ベジータの猛攻を受け、悟空は大ピンチ。そのとき大猿の尻尾を切り、ベジータの変身を解いたのはヤジロベーだった。悟空は最後の力を振り絞り、元気玉をクリリンに託す。

第16話打倒不死身のベジータ! 奇跡を起こせ孫悟飯
運命をかけた元気玉が直撃し勝利を喜ぶ悟空たち! だが、その喜びも束の間、ベジータはボロボロになりながらも命をとりとめていた。絶体絶命と思われたその時、悟飯が…!

フリーザ編
第17話激戦の夜明け…希望の星はピッコロの故郷
悟空たちは死闘の末、ベジータを撃退した。だが、ピッコロの死でドラゴンボールが消滅。二度と仲間を復活させられない。そんな中クリリンは、ある可能性を語り始める…。

第18話ユンザビットに眠る宇宙船! ナメック星へいざ発進
ドラゴンボールのあるナメック星に行くため、ユンザビット高地に宇宙船を探しに来たブルマとミスター・ポポ。そこで二人は、地球の神を運んできた宇宙船を発見する。

第19話新たなる強敵! 宇宙の帝王フリーザ
一ヶ月の旅を終え、ブルマたちは無事ナメック星に到着する。しかし、そこには宿敵・ベジータ、さらには宇宙を力で支配する組織の親玉・フリーザまでもやって来ていた!

第20話フリーザへの反逆! 野望に燃えるベジータ
フリーザは、ナメック星の村々から強引にドラゴンボールを奪い、願いを叶えようとしていた。一方ベジータは、フリーザの部下・キュイを粉砕。ボール集めに取りかかる!

第21話守れドラゴンボール! ナメック星人総攻撃
フリーザ一味は、ドラゴンボールを渡さないナメック星人をいたぶり、倒し、圧倒的な戦力差を見せつける。様子を見ていた悟飯とクリリンだが、一味の強さに手を出せず…。

第22話猛追ドドリアの恐怖! ベジータに明かす真実
ドラゴンボールを脅し取ったフリーザは、残った村人たちまで襲いはじめる! それを見ていた悟飯は、彼らの非道なやり口に逆上! 逃げ惑う子供を救うために飛び出すが…。

第23話暗躍のベジータ! ナメック星人を襲う悲劇
クリリンは、救出した子供・デンデの案内で、星を治める最長老のもとへ向かう。一方ベジータは、ナメック星人の村を強襲! 一つ目のドラゴンボールを手に入れてしまう。

第24話甦る仲間たち! 美戦士ザーボン悪魔の変身
サイヤ人との闘いで敗れたピッコロたちが、界王の星に到着。界王のもとで修行を開始する! 一方ナメック星では、ドラゴンボール探しをしていたザーボンにベジータが襲いかかる!

第25話パワーアップだクリリン! うごめくフリーザの予感
最長老の家に到着したクリリンは、最後のドラゴンボールを託される。一方、フリーザはベジータに隠されたドラゴンボールのありかを吐かせようと画策。ベジータの探索に乗り出す。

第26話砕け散れ陰謀! 逆襲のベジータvsザーボン
フリーザの宇宙船で治療を受けたベジータは、不意をついて、フリーザの持つドラゴンボールをすべて奪って逃走する! フリーザは激怒し、ザーボンを向かわせるのだが…。

第27話一触即発のピンチ! 悟飯よ四星球を守れ
ザーボンを倒したベジータは、ボールをすべて手に入れたと歓喜する。しかし、悟飯がベジータの隠したボールを発見。持ち帰ろうとしていたところ、ベジータと遭遇して…。

第28話迫る超決戦! ギニュー特戦隊只今参上ッ!
最長老のもとへと向かう悟飯とクリリンは、急ぐあまりベジータに居場所を発見されてしまう。一方、宇宙からはフリーザ直属のエリート部隊・ギニュー特戦隊が接近し…。

第29話特戦隊の一番手! グルドの呪縛を打ち崩せ
悟飯たちは、ナメック星に到着したギニュー特戦隊に、すべてのドラゴンボールを強奪されてしまう。強敵を前にベジータと共闘することを決意するクリリンだが…。

第30話地獄のリクーム! 楽しませろよベジータちゃん
不意を突いた攻撃でグルドを倒したベジータは、リクームとの戦いに挑む! 先制攻撃をしかけるベジータだったが、頑丈な体と超絶パワーを持つリクームには通用しない…!

第31話孫悟空ついに到着! 蹴散らせギニュー特戦隊
ついに悟空がナメック星に到着した! 悟飯たちに仙豆を与え、3人の命をつなぎとめた悟空は、特戦隊をひとりで片付けると豪語! 宣言通り、リクームを一撃で倒してしまう。

第32話真打ち登場!? ギニュー隊長vs孫悟空
悟空たちは、まだフリーザが願いを叶えていないと推察。ボール奪還への希望を見出す。一方、ジースの報告を受けたギニューは、悟空を倒すため闘いの場へと戻ることに!

第33話フルパワーだ孫悟空! おののくギニューに秘策あり!?
ギニューは自らの戦闘力を遙かに上回る悟空の力を前に、驚きを隠せない。一方、フリーザはついに最長老のもとへ到着! ドラゴンボールの使い方を聞き出そうとするが…。

第34話ビックリ! 悟空がギニューでギニューが悟空!?
ギニューのボディチェンジが炸裂し、悟空はギニューと体が入れ替わってしまう! 一方、悟飯たちはフリーザの隠したドラゴンボールを発見。願いを叶えようとするのだが…。

第35話悟空大逆転!? 今こそいでよ超神龍!
ギニューは悟空と体を入れ替えたが、精神と肉体が一致しないため、本来の力を引き出すことができない。窮地に陥ったギニューは、今度はベジータの体を奪おうとする。

第36話激昂フリーザが迫る! ポルンガよ…願いを叶えたまえ!
ついにナメック星の神龍が出現する。さっそく3つの願いを叶えようとする悟飯たちだが、1つの願いで生き返らせることが出来るのは1人だけ。迷う悟飯の心に、ピッコロが語りかける。

第37話悪夢の超変身! 戦闘力100万のフリーザ
甦ったピッコロは、悟飯たちのもとへ向かう途中、瀕死のネイルを発見! ネイルと同化してパワーアップを果たす。一方の悟飯たちは、フリーザの強大な気に圧倒されていた。

第38話牙をむくフリーザ! 超絶パワーが悟飯を襲う
フリーザの凶刃にクリリンが貫かれた…。その光景に怒りを爆発させた悟飯は、フリーザに猛攻をしかける。だが、攻撃は通用せず、さらにフリーザの怒りを買ってしまう!

第39話新生ピッコロあらわる! 激怒フリーザ第2の変身
ついに到着したピッコロがフリーザと対決! 悟飯たちは、フリーザと互角の闘いを繰り広げるピッコロの姿に希望を見出すが、フリーザは依然として余裕の態度を崩さない。

第40話フリーザ最後の超変身! 地獄以上の恐怖がはじまる
二度目の変身を遂げたフリーザが、ピッコロを窮地に追い込んでいく…。怒った悟飯が渾身の気功波を放つものの、フリーザには通用せず、簡単に跳ね返されてしまう!

第41話待ちに待ったぜこの瞬間! 孫悟空が復活だ
デンデの力で復活し、自分は超サイヤ人になったと確信したベジータは意気揚々とフリーザに闘いを挑む。だが、フリーザとの実力差に絶望。完全に戦意を喪失してしまう。

第42話フリーザを倒せ孫悟空! 誇り高きベジータの涙
フリーザがベジータに止めを刺そうとしたそのとき、傷を完治させた悟空がついに到着する。復活を喜ぶ仲間たちに、悟空はたったひとりでフリーザと闘うことを宣言する!

第43話孫悟空vsフリーザ! 超決戦の幕開けだ!
宇宙の命運を賭けた悟空とフリーザの最終決戦がついに始まった! 自分と互角の闘いをする悟空の実力を認めたフリーザは、金縛りを使って一気に勝負を決めようとする!

第44話限界突破の肉弾戦! 悟空とフリーザとギニュー再び!?
悟空との闘いに余裕の笑みを見せるフリーザは、手を使わずに闘うと宣言! 悟空は自らにハンデを課すフリーザに先制攻撃を仕掛ける。しかし、その攻撃はほとんど通用せず…。

第45話20倍界王拳だ! すべてを賭けたかめはめ波
悟空とフリーザ…互いに隠していた実力に差がありすぎた。悟空は、フルパワーの50%しか出していないフリーザに一気に劣勢へと追い詰められる。悟空に勝機はあるのか…?

第46話これが最後の切り札だ! 悟空の特大元気玉
絶体絶命の悟空は、最後の切り札として元気玉にすべてを賭ける! 悟空はフリーザの猛攻に耐え、決死の覚悟で元気を集めるのだが、完成直前でフリーザに気付かれてしまう。

第47話目覚めろ伝説の戦士…超サイヤ人、孫悟空!!
悟空の特大元気玉を食らってもなお、フリーザは生きていた! フリーザになすすべもなく倒されていく仲間たち…。その光景を目の当たりにし、悟空の怒りは限界を突破する!

第48話怒れる超サイヤ人! 名乗りを上げろ孫悟空!
悟空はついに伝説の戦士・超サイヤ人へと覚醒した! 悟飯にピッコロを連れて地球へ戻るように促すと、驚異の力でフリーザを圧倒する! だが、フリーザはその自信を崩さず…。

第49話仇を討て孫悟空! 惑星崩壊のカウントダウン
フリーザの放ったエネルギー弾は、ナメック星の中枢を破壊! ナメック星の爆発まで、残り5分となってしまう。悟空は残り時間でフリーザとの決着をつけるべく、最後の闘いに挑む!

第50話フリーザ決死のフルパワー! 願いを届けてくれ神龍
ナメック星の爆発が迫る中、フリーザと悟空の闘いは熾烈を極める! その頃、地球では、ヤムチャたちを生き返らせるため、ミスター・ポポがドラゴンボールを集めていた。

第51話悟空激怒の雄叫び! 間に合え…起死回生の願い!
フリーザの攻撃を受け、悟空の気が消えたことを察した悟飯は、ブルマの制止を振り切ってフリーザのもとへ向かう。悟飯は決死の覚悟で、フリーザに闘いを挑むのだが…。

第52話消えゆく星に残った2人! これが最終決戦だ
ポルンガへの願いが叶い、ナメック星には悟空とフリーザのみが残された。闘いはさらに激化していくかと思われたがフルパワーの反動でフリーザの気が徐々に減りはじめ…。

第53話孫悟空、最後の一撃…ナメック星宇宙に散る
自らの技で自滅し、瀕死となったフリーザは、悟空に命乞いをしてかろうじて命を繋ぎ止める。だが、フリーザは敗北を認めず、立ち去ろうとする悟空に最期の一撃を放つ。

第54話宇宙に消えた悟空…甦れ! 超戦士たち
悟空はナメック星の爆発とともに、宇宙へ散った…。界王からその事実を聞いたヤムチャは、悲しみをこらえながらも地球にいるブルマに、一連の出来事を伝えるのだが…。

劇場版公開前の視聴履歴
魔法少女まどか☆マギカ 2013年10月の経緯
2013年10月からは劇場版 [新編]の公開に合わせ、「魔法少女まどか☆マギカ」をBS11で視聴。(2013年10月時点で視聴回数7以上)
毎日放送で新編公開前日深夜(当日未明)に当たる2013年10月25日に、前後編の地上波初放送を記念した一挙放送特別番組『劇場版公開記念!「魔法少女まどか☆マギカ」朝まで4時間SP』を視聴。
『[新編] 叛逆の物語』は2013年10月26日に公開(初日の午前に視聴)。

ドラゴンボールZ 2015年4月の経緯
BSフジでドラゴンボールZ放送中で2015年4月現在「フリーザ編」視聴。
劇場版公開記念でドラゴンボール改を2015年3月に「サイヤ人編」視聴。
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』は2015年4月18日に公開。

※「魔法少女まどか☆マギカ」と「ドラゴンボールZ」のみ視聴回数が10以上である。

ドラゴンボールZ 復活の「F」、お台場・フジテレビ球体展望室で4月11日より展示イベントを開催! 「F」の復活祭
4月18日に公開となるアニメ映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』だが、お台場・フジテレビ球体展望室「はちたま」で4月11日より展示イベントが開催される。

2013年3月に17年ぶりの劇場版として公開された「ドラゴンボールZ 神と神」に続き、19作目の劇場版ドラゴンボールとなる本作。前作「神と神」の続編で、原作者・鳥山明さん自らが脚本を担当することでも注目を集めている。監督は、長きに渡ってシリーズの作画監督を務め、前作では総作画監督として参加した山室直儀さん。キャストは野沢雅子さん、中尾隆聖さん、山寺宏一さん、森田成一さん、堀川りょうさん、佐藤正治さん、鶴ひろみさん、田中真弓さん、古川登志夫さん、草尾毅さん、緑川光さん、皆口裕子さん。主題歌を歌うのはアイドルユニット「ももいろクローバーZ」。

4月18日の劇場公開に向け、お台場・フジテレビ球体展望室「はちたま」で4月11日よりイベント『ドラゴンボールZ 「F」の復活祭』を開催することが決定。目の前で名言を発するというフリーザロボティクスが出現するほか、映画キャラクター設定画の展示、孫悟空役・野沢雅子さん×フリーザ役・中尾隆聖さんスペシャルインタビューや最新予告映像の上映、映画紹介パネルの展示などが行われる。また、フォトスポットコーナー、イベント限定アトラクション「タイミングゲーム筋斗雲にのろう!」※有料、ドラゴンボールグッズコーナー、プリクラやガチャガチャといったアミューズメントコーナーも設置される。

営業時間は10時~18時で、開催は5月31日まで(※5月10日以降は月曜休館)。入場は無料だが、球体展望室入場料(大人550円/小中学生300円)が別途必要。

1989年4月26日から1996年1月31日までフジテレビ系列で放送されたテレビアニメ『ドラゴンボールZ』(以下『Z』と表記)のうちサイヤ人編から人造人間・セル編までをデジタルリマスター再編集版として2009年4月5日から2011年3月27日まで同系列で放送された。テレビシリーズのレギュラー放送としては、『ドラゴンボールGT』が終了した1997年11月以来、11年4ヶ月ぶりとなる。

原作者の鳥山明自らが監修に携わり、音楽は新規のものに差し替えられ、音声も全て再録された。既に故人となっている声優を中心に、多くのキャラクターの配役が変更された。フリーザ編までは元々の担当声優が現役で活動している場合でも新たな声優を起用する事が多かった。『レイジングブラスト』以降のゲームや映画『神と神』でも本作のキャスティングが踏襲されている。

『Z』では放送内容が原作に追いつかないように、回想シーンを多く挿入したりアニメオリジナルエピソードを挿入するといった引き伸ばし措置が行われていたが、本作では原作が既に完結済みであるためスピーディーな展開が可能となりオリジナルエピソードなどを大幅に省略し、演出のテンポを早めることで『Z』の2話から数話分の展開を1話でこなしている。

2014年4月6日より、魔人ブウ編の放映開始が決定し、3年ぶりに放送再開する。

オープニングテーマ
「Dragon Soul」

エンディングテーマ
第1期前半 「Yeah! Break! Care! Break!(ヤブレカブレ)」
サイヤ人編・フリーザ編(1話 - 54話)で使用。
ドラゴンボールシリーズのエンディング曲としては初めて歌詞字幕が流れている。
第1期後半「心の羽根」
人造人間編(55話 - 98話)で使用。

ドラゴンボールの登場人物
ラディッツは宇宙最強の戦闘民族サイヤ人の戦士であり、孫悟空の実兄。実の甥である孫悟飯を人質に取って地球人100人を殺すよう要求したり、自身が窮地に陥ると命乞いや騙し討ちを試みるなど、冷酷にして卑劣な性格の持ち主。M字型の生え際と、膝あたりまで伸びている細かく尖った長い髪が特徴。エイジ737年の惑星ベジータ消滅の際は、他の星を侵略していたため命拾いし、ベジータ、ナッパ、カカロット(孫悟空)とともに数少ないサイヤ人の生き残りとなった。

戦闘力は息子・悟飯を助けるためとはいえ、本来フェアな勝負を好む悟空が、ライバルのピッコロと手を組んで2人がかりで奇襲を仕掛けるといった手段を選ばざるを得ず、さらには「今度ばかりはワクワクしない、恐ろしくてガタガタくる」と、強い相手との戦いを何よりも楽しむはずの悟空に弱音を吐かせる程の圧倒的な実力差を誇っていた。

後に明かされた戦闘力は1500。これは一人前のサイヤ人の実力としては最低レベルで、ラディッツは最下級戦士の生まれで、さらには強敵との戦闘経験が不足していると判明した。残りのサイヤ人であるナッパとベジータは、それぞれ4000、18000と、ラディッツを遥かに凌いでいる。また、その時に生き残ったサイヤ人4人の中では、弱点である尻尾を唯一鍛えておらず、ナッパに「よわむしラディッツ」と呼ばれるなど馬鹿にされていた。
ラディッツ名前の由来はハツカダイコンの英語ラディッシュから。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 28

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

よく今時朝から流せたね。

さすがDBZ。編集一応いれてあったけどけっこうグロいよね。

リアルタイム世代からすると驚くべき展開の速さ。
カイオウケンだけでどんだけ時間かけたか・・。
スーパーサイヤ人になるのに中断もいれて一ヶ月だったしなぁ・・・。

原作はちゃんと約3週で1ストーリーってリズムだったっけ。
ほんと面白いです。フリーザまでね・・。

本作『改』で残念なのは声優さんの変更。まぁ鬼籍結構いるしギャラとか年齢の問題とか整理したかったのかなぁ・・完全にゲームのための再キャスティングに見えた。BGMはたしか亡くなられているのでしかたない。再利用ってわけにもいかないだろうしね。

気に食わなかったのは画面のカットの仕方。上下切って拡大したのか、無理やりワイドにしたせいですごく汚いでしょ?
普通に銀魂みたいな4:3でよかったんじゃね・・・。

OPが影山さんじゃないのもおかしいな。
はごろもフーズとロートがCMしてないのがなんか不自然だった。ごはんですよ はナイスです。

セル編までしかやってません。売れればまたかってくるのかね・・・。




投稿 : 2024/04/13
♥ : 5

みり仔 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

所詮二番煎じ

はっきり言うと改にしなくて昔放送していたDBZを放送すればよかったと思う。
特に曲がクソ。なんでA○Bとか使ってるんですか。
opも影山氏の曲のほうが何倍もよかった。
子供向けにしたかったんだろうけど、それでも昔のほうがよかった。
新作カット有り!っとか始まる前言ってたのに、数えるくらいしかないし、いくつか消されているとこもあり、原作やDBZファンとしてはショック。
これを見るより昔のDBZをみましょう

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

71.1 3 リメイクでバトルなアニメランキング3位
魔法陣グルグル (2017)(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (247)
1001人が棚に入れました
1992年に月刊少年ガンガンで連載を開始、
1994年、2000年に続き、連載25周年を記念して3度目のテレビアニメ化!


魔王を倒す勇者を募るというお触れを見た勇者マニアの
父と母によって、半ば強制的に旅に出されたジミナ村の少年ニケ。
村のしきたりに従って、村外れに住む魔法オババの元を訪ねたニケは、
そこで不思議な魔法グルグルを使う少女ククリを託される。
オババの話によれば、彼女はミグミグ族というグルグルを
使うことのできる一族の最後の末裔で、
いずれ現れる勇者を待ち続けていたのだという。

お調子者の小さな勇者と天真爛漫な魔法使いの少女が繰り広げる、
「思いっきり笑えて、ちょっぴり泣ける」
王道冒険ファンタジーが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
石上静香、小原好美、小西克幸、大地葉、藤井ゆきよ、櫻井孝宏、大西沙織、岡本信彦、石田彰
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

世界中の大好きを集めても 君に届けたい思いに足りない

原作未読。最終話まで視聴。

【初めによもやま話を少々・・・】

1995年頃だったと思う。

夜勤明けの帰宅中に車のラジオで聞いていた、奥井亜紀さんがDJをしていた『まんたんMUJIC』という深夜ラジオ番組。
その番組中に流れていた、奥井亜紀さんの『晴れてハレルヤ』という曲・・・。

曲調と歌詞が凄く気に入って、翌日、CDを買いに行ったことを今でも覚えています。
(もちろん,CDは今でも大切に持っています)

という訳で、『魔法陣グルグル』というアニメの存在は、昔から知っていました。

ただ、当時は今ほどアニメに興味が無かったのでアニメ本編は未視聴。
というか、私の記憶では、私の地元ではアニメ本編を放送していなかったような気がする・・・。

だから、今回、凄く楽しみにしていたんです!
20数年の時を経ての視聴です。

【物語】
内容は正直、子供向けアニメかと・・・。
だけど、大人が見ても、十分楽しめる作品でした。

ギャグアニメかと思いきや、しっかり冒険アニメ・・・。だけど、根本的にはギャグアニメ。
下ネタも上品(!?)で悪くなかったと思います。

『ククリちゃんを愛でる作品』だと思っていれば、間違いないと思います(笑)。

【作画・声優・音楽】
いずれも、とても良かったと思います。
作品のイメージにピッタリ。

【キャラ】
ククリちゃん → とても可愛い!
ジュジュ → 可愛い!
ニケ → ナイスツッコミ!
ギップル → 少しウザい!
キタキタおやじ → かなりウザい!だけど、{netabare}たまたま偶然に活躍することもある、{/netabare}憎めないキャラ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 55
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

過去作よりテンポが良く、キッチリ完結する。 綺麗にまとめましたね! 

月刊少年ガンガンで連載されていたギャグファンタジー漫画のアニメ化。

これまでに、

「魔法陣グルグル」 (1994年版、初代) 全45話。
「劇場版 魔法陣グルグル」(1996年、劇場作品)
「ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル」(2000年版、2代目) 全38話。


放送局を変えアニメ化されている。

この(2017年版)が違うのは、全24話で原作のラストまで描くこと。

現在、続編の「魔法陣グルグル2」を連載してるので、終わっていないまま進行していた今までのシリーズと違い、最終目標を定めてアニメが進行していた部分が良かったのでしょうね。今作はキッチリ完結するのでとても見易いと思われます。

全編通して多少急ぎ足ではありましたが、※初めの頃の問題(※STAFFがTwitter上で不平不満を言って問題になった)も解決し、かなりスムーズに良い出来なアニメとして駆け抜けて行きましたね。問題解決してからの出来がほんと良くて、アレなんだったんだと思うくらい。朝アニメとしてやって欲しかったですねw全年齢対象の誰が見ても良い、素敵なアニメでした。

テンポが良くて、ギャグの間合いもバッチリ。特に声優が上手かった。過去に何度もアニメ化されているシリーズなのにほとんど違和感がありません。ニケ役の石上静香さんは完全に自分のものにしてましたね。

グルグル世代だけど過去作が好きだから観てないって人も、観たこと無いって人にもオススメです^^


【↓最終回:感想(ネタバレ)】
{netabare}
今まで出てきたキャラクター大集合のアニメオリジナルは原作愛を感じますね。『Wind Climbing ~風にあそばれて~』が流れた時テレビの前で、小さく「おおっ」と言ってる自分がいました。目頭が熱くなるぜ。シリアスやった後に、ニケの「うんこがしたい・・・うんこがしたくてたまらない!!!」で台無しにされて泣き笑いです。グルグルだなあ~・・ヽ(=´▽`=)ノ大魔王ギリまでギャグキャラになるのが最高ですね。

ラストが続編の「魔方陣グルグル2」に続く引き。アニメスタッフありがとう。
{/netabare}
間違いなく今までで一番のアニメ化でした。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 41

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

それぞれの時代に、それぞれの冒険を

思っていたよりも丁寧に作られていて好感触です。
声など多少違和感もありますが、個人的には全然アリだと思います。
ただまあ、OPとEDだけは奥井亜紀さんのあの曲にして欲しかったかな。
(とか言って2クール目で変わるという演出だったら、大分涙腺やられそうですが)

とてもふざけた作品ですが、要所要所で心の鐘を鳴らしてくる憎いやつでもあります。(イメージ的にはクレヨンしんちゃんに似てるかも)
ちょっと寒いと思うところもあるかもしれませんが、最後まで見届けるとそれも味だと感じるようになるかもしれません。
時間があるなら是非ご視聴を。

皆さんの愛がグルグルを生むのですぞ~。ピ~ヒャラ~ラ~♪
--------------------------------------
【視聴後】
『Wind Climbing ~風にあそばれて~』を流してくれましたね。
色々やろうとしてごちゃごちゃした感は否めませんが、個人的には満足です。ありがとうございました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 35

66.8 4 リメイクでバトルなアニメランキング4位
UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (173)
819人が棚に入れました
平穏で退屈な田舎に暮らしている少年・近衛刀太の夢は、都へ行って一旗揚げること。
刀太は都へ行くため、育ての親であり優れた魔法の使い手である雪姫に挑戦する日々を送っていた。だが、戦いながらも仲良く暮らしていた2人の前に現れた賞金稼ぎによって、田舎での平穏な日々は終わりを告げる。

これは、ろくでもないモノになってしまった者達の物語。

声優・キャラクター
高倉有加、松岡由貴、広瀬ゆうき、佐藤利奈、茅野愛衣、小倉唯、白鳥由里、桑谷夏子、神田朱未、渡辺明乃、堀江由衣、佐久間未帆、能登麻美子、皆川純子、石田彰、原田彩楓、鬼頭明里、柿原徹也、咲野俊介、梶裕貴、小山力也、小野大輔

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「育った」エヴァンジェリン登場(笑)!?(ハイペースの原作消費でした…。)

週刊少年マガジン連載の同タイトルのマンガが原作。
(今は別冊少年マガジンに掲載誌を変更。)

タイトルの「UQ(ユーキュー)」は「悠久」と掛けられていて、作中には前作『魔法先生ネギま!』でもおなじみの吸血鬼エヴァンジェリンをはじめとして、いろいろなタイプの「不死者」が登場します。

一応世界観は継続しているものの、「ネギま!」よりは相当に未来であることもありとりあえず「ネギま!」を観ていなくても特に序盤はそれなりにお話にはついていけると思います。

かなりの長期連載ですが、アニメ化でどこらへんのお話までやるのかは、謎…。
== [以上、視聴前レビュー] ==

…ということで、第1話を観ました。原作だと初期は『魔法先生ネギま!』との関係性を強く押し出さずに始まったのですが、最近の原作の現状を考えて最初からネギま!を匂わせる方向なのですね。

第1回放送の前の特番でも、「これまでのネギま!」まとめみたいなノリでしたし。OP/EDに出てたキャラも考えると、序盤の修行パートとかはけっこうハイペースで進むのかな…?

2017.12.20追記:
全話視聴終了。とにかく「ネギま!2も名乗ったことだし、どんどんネギま!キャラを出してやるぜ」とでも言わんばかりに旧作キャラが目白押し。

女性キャラも巻きでバシバシと登場させて、早期にハーレムアニメっぽい雰囲気を作ってましたね。

前作のネギま!よりは修行とか戦闘パートが目立つ原作でしたが、特に修行に関しては大幅に尺カットで一気に原作を消費しました。

ネギま!自体はずっと原作を読んでいたこともあり、もちろんつまらなくはなかったんですが今後あえて人に薦めるほど面白かったかというとそんなこともないかなといった無難な作品に収まってしまった感があります。

OPを『ハッピー☆マテリアル』(前作OP)のカバー曲にしてしまったのも、無難といえば無難でしたがそこはちょっと冒険して欲しかった気がしました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 29
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ハッピー☆マテリアル2

原作未読。最終話まで視聴。

早い段階で、{netabare}少々グロ目の{/netabare}バトル展開。
その後も、{netabare}少々グロ目の{/netabare}バトル展開が続き・・・。

不死者が主人公なので、どうしてもこういう展開にならざるを得ないのだろうが・・・。

コメディパートは面白かった。
特に第9話のドタバタ展開は最高だった。

終盤、前作にあたる「魔法先生ネギま!」のキャラが{netabare}次々と出てくるのは{/netabare}少し贅沢な感じがして良かった。
(直前に「予習」しておいて良かった~(笑))

作画が少々乱れる点と、{netabare}結局、何一つ問題解決していない{/netabare}物語は、評価が分かれるかもしれない。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 28

ISSA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

光る風を追い越したら♪君にきっと逢えるね♪新しい輝き♪HAPPY!LADY!GO!!

前作に当たる「魔法先生ネギま!」は数話見た程度
やたらハーレムで中身の無さそう、つまらなさそうで見なかった。
それでもこの曲はやたら耳に残る主題歌
「ハッピーマテリアル」

いかにも少年漫画らしいアクションファンタジー、ネギま よりハーレム押しがない分見易くなってる感じです。


視聴完了
ん~ありがちだったかな?
今期の作品は個性的なアニメ多いので、その中では古くささを感じてしまう。
美少女ハーレム&バトルだけだと…+α欲しかった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 22

55.6 5 リメイクでバトルなアニメランキング5位
覇穹 封神演義(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (111)
374人が棚に入れました
現在から三千年以上前の古代中国、殷王朝の時代。
時の皇帝・紂王(ちゅうおう)は、文武両道に長けた名君であった。

だが、絶世の美女・妲己(だっき)を皇后に迎えて以来、かつての名君は、
魂の抜殻のような状態に変わり果ててしまう。

邪心を持つ仙女・妲己の術によって、紂王は操り人形と化しているのだ。
妲己とその仲間は、王朝を支配し、民を食い物にしながら、
自分たちは贅沢三昧の日々を送っていた。

そんな人間界を救うために、悪しき仙人・道士たちを
神界に封じ込める“封神計画(ほうしんけいかく)”が実行に移された。

その実行者として、元始天尊(げんしてんそん)に選ばれたのが、
道士・太公望(たいこうぼう)であった――。

声優・キャラクター
小野賢章、櫻井孝宏、古川慎、中村悠一、KENN、細谷佳正、島﨑信長、日笠陽子、浪川大輔、前野智昭、岡本信彦、鳥海浩輔
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

少年ジャンプの名作を復活させた作品…物語を構成している人々と絵を制作している人々が乖離した作品

【視聴前】
このタイトルが再びアニメ化されるということを知ったとき、「なぜ今ごろ?」が正直なところ。ここのところ、懐かしい作品を蘇らせる風潮が強くなっている感じですが、10年に1回くらいこういう時期が来るように思います。その作品を見た人がある程度年を重ねて余裕が出たときに懐かしさを話題として取り上げてもらい、その年齢層を中心に購買層を増やしていくというビジネスモデルです。アニメに限ったことではないですが、成功するパターンと失敗パターンが極端なのもこの手法です。なんか、アニメと関係ない話を書き込んでしまいましたが、この作品の復活を知ったときの感想というか、思いです。

さて、「封神演義」ですが、ジャンプ歴うん十年(いまだに卒業していない超留年生)の自分にとって、とても思い入れの強い作品です。読んでいて面白い作品を挙げよ、と言われたら必ず入れるくらい好きな作品でした。原作も読み込んだくらい。アニメ化を知って、今年、読み返しました。やっぱり面白い。

ストーリーは大きく分けて3つ。太公望の登場から姫昌の死、周の成立までが1。仙界大戦を軸として殷の滅亡までを2。歴史の道標との最終決戦までを3。といったところ。始まりから最後までを滞りなく終わらせているのがこの作品の良いところです。ただ、途中で「マジか?」というところもないわけではありません。{netabare}例えば太公望と王天君の関わりとか、強い相手のためのパワーアップとか、チート過ぎる最初の人とか、けっこう無理矢理感があった。{/netabare}それを加味しても面白いんだけどね…。

あとはキャラが豊富。しかも、全員と言ってもいいくらい魅力的。太公望たちと敵対するキャラですら魅力的ですし。役割分担、立ち位置がとても上手です。
戦いの場面も、宝貝も、何もかもが点から線へと繋がって終結していく、自分好みの作品でした。

さて、前回のアニメ化、自分のなかには無かったことになっています。ジャンプ誌上で初めてキャラデザインを見たときに不安になり(というより、藤竜の線はアニメにしづらいと思う)、その悪寒が的中。アニメは頭の中から消しました。今回は仙界大戦を軸にするということで、とても楽しみです。でも、2クールで大丈夫だろうか、仙界大戦だけでも1クール使ってしまいそうなんですけど…。しかも、問題ある方が構成しているし…。楽しみは前回アニメに出てこなかったキャラの登場、大人スープー(桜井さんの声なら想像に難くない)。あと、もっとも好きな竜吉公主も声も合わせて楽しみ。

【1話見て】…不安
いきなりのクライマックスシーンから入りました。この場面、とても好きなので期待感が大きくなったのですが…。
太公望の登場から仲間作りを始めようとするまでの話。一応原作元にしているけど、ずいぶんとすっ飛ばしたなぁ…。申公豹との出会いまではいいさ、その後がいかん。{netabare}太公望が妲己にやられるまでの話の間はどうしたの?貴人はどこ行った? つーか、陳桐、貴人との話ないと繋がらないって。太公望が単に突っ込んでやられたアホにしかなっていない。{/netabare}普賢を初回に出してきたのもビックリ。あれはあのシーンでこそ生きる貴重なシーンなのに…。
作家陣、ちゃんと原作読み込んだのかな? 読み込んでいてのこの案ならどうしてこうしたのか意図を知りたいわ…。
思い入れの強いファンの勝手な意見だけど、展開がとても不安。
作画はまずまず、声はこれじゃない感あるけど、うまい人が多いので慣れると思う。だけどストーリーはどうか。まずは様子見(やっぱり不安だけど)。

【8話まで見て】…ある意味、色々考えさせられた
ここまで酷い作りになるとは思ってもいなかった…原作を読み込んでないよね、絶対に。原作をなぞっているのに、原作ファンから総すかんを喰らう作品て、なかなかない。いくら酷くとも、普通は擁護するファンもいるんだがこの作品には見られない。それだけ酷いということだろう。
作画は良いと思う。フジリューの絵をうまく動かしているし、色使いもなかなかのもの。そう、これは動くフジリューの絵を楽しむ作品なんだな。内容を楽しむものじゃない。
突っ込みどころが満載過ぎて、何を言っても仕方がない。例えば{netabare}趙公明、雷震子{/netabare}をはじめ、重要な人物がカット。{netabare}魔家四将戦、趙公明戦{/netabare}など、重要な戦いをカット。これカットしたら繋がらないんだよ…。あとでスープーが{netabare}変化するシーン、原作知ってないと何がなんだか分かんなくなるし、太公望のパワーアップもどうすんだろう{/netabare}。これはあくまでも例えであって、きりがないというのはそういうことなんだな。高橋ナツコという人が絡むとろくなことがないということがよく分かった。問題起こしているし、評判も良くないのに、なぜ使われんだろう…人材不足なのか?

【視聴を終えて】
物語を1.0にしました。原作はもちろん5.0ですが。
やっちまいやがったな…感が強い、残念極まりない作品になってしまいました。某ナツコは原作まともに読んでないよね。つーか、ナツコの趣味分かりやすいわ。普賢と楊ゼンを動かしたかっただけなのだろう。

本当に酷いとしか言いようがないまとめ方。歴史の道標、封神台の本当の目的、太公望と王天君の真実、スーパー貝宝、殷対周の決戦、かいつまんで出しては、見事に結末示さずに流した。ダイジェストにすらならなかったのは笑うしかない。最後にスルーしまくっていた雷震子がひょこっと出たときは吹くしかありませんでした。

これに対して、作画陣は頑張ったなと感心しています。フジリュー独特の線や背景をうまく再現していたなと思います。この絵のスタッフがなければ断念したろうと思います。あとは好きなキャラだった竜吉公主がはやみんだったのが救いかな。

これ以上は愚痴(すでにたっぷり愚痴っているが)じゃすまなくなるので、止めときます。

最後に一言…

ナツコは勘弁してくれ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 25
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

詰め込んでいるが前作と比べたらマシ。ただ、ファンを逆なでするような改変に(泣)。

1~2話を観て、どんな作りにするのかが何となく見えてきました。

封神演義には主要人物が何人かいて、

まずは主人公の『太公望』
崑崙山の道士で、崑崙山を束ねる元始天尊の直弟子。敬称で弟子達からは「師叔(スース)」と呼ばれる。
昼行灯の切れ者。霊獣四不象(スープーシャン)に乗る。

そして殷の太師である『聞仲(ぶんちゅう)』
金鰲島の道士。金鰲島でも三強と呼ばれる内の一人。
300年以上も“殷”という国に仕え、軍師として教育係として殷を支えてきた人物。

今回はこの二人に視点を当てています。

冒頭で「仙界大戦」と言われる戦いを先に抜粋して見せているように、今回のゴールは仙界大戦までを描く構成になっています。先行情報で大戦までやるという事は分かっていましたが、どんな構成にするのかと心配でした。

尺を考えると仕方ないかと思うのは前作があまりに酷過ぎたからでしょう。

間でカットできる話はバッサリ。
ファン側からだと辛いですが初見だと違和感ないかと。

太公望は有力な仲間を集める旅に出るのですが、原作が終わっている為、逆算で予想がつきますね。仙界大戦で活躍する人物に焦点を当てた話を一話ずつ持ってきて、並行して聞仲ら殷側の話を進める構成になっています。

これは・・どうなのでしょう?
他の方のレビューを見ると非難轟々ですけど。
キャラデザ含め、リスペクトを感じる作画は中々です。
(原作派が無理だと思うのは・・まあ仕方ない)

とりあえず二話までの感想でした。

【放送前↓】
{netabare}
明日からだ~ PVスゴイ!血の流れ方まで「藤崎 竜」だ!

TOKYO MX
1月12日(金)から毎週金曜日22:00~

サンテレビ
2018年1月12日(金)から毎週金曜日24:00~

KBS京都
2018年1月12日(金)から毎週金曜日24:00~

BS11
2018年1月12日(金)から毎週金曜日25:30~

AT-X
2018年1月13日(土)から 毎週土曜日20:00~ ※リピート放送、毎週(火)12:00~ 毎週(木)28:00~


この「覇穹 封神演義」では原作コミックの13巻の副題。「仙界大戦」と言われるシリーズ屈指の人気キャラクター達が活躍するストーリー中心にやるとのことです。一番思惑や先の伏線や核心に、数多くのキャラクターたちが動く所なので今から楽しみですね。公式のキャラクターページにはそれ以前の主要キャラクターが並んでいることもあり、流石に何の説明もなくいきなり13巻から始めるようでは無いみたいです。

ファンからすると過去のアニメ化がほんとに悔しい出来だったので、今作の原作リスペクトは、時期を逃してるにもかかわらず挑戦してくれた事だけでも嬉しい事なのです。抜粋したぶつ切りでも構いません。仕方ないよ。大丈夫!

毎週の楽しみが出来ただけで僥倖。

待ってた皆さん一緒に楽しみましょう!
{/netabare}


【終盤、追記】
過去のテンションが上がっている自分が悲しいですね。

なんだろう・・・

原作の書き文字を間違えて脚本に起こしていて
普賢真人が寒さで「ハァッ・・」とはく白い息を
ため息の「ハァ・・」と間違える超弩級の構成・脚本。
なんで制作側は誰も気づかないんだろう?(笑)

全体的に声優の声が若すぎるのは、まあ仕方ないとして、
ディレクションの時点で腑に落ちない演技プラン。
ダイジェストなのはもういいや。諦めた。

この企画よく通ったなとそれだけです。

でも、ひとつだけ!ひとつだけ教えてくれ!


「なんで今アニメ化したの???」

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ダイジェスト 封神演義

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:ちょっと早すぎじゃないですか?序盤とは言え、すっ飛ばしすぎ。原作はすげー昔のジャンプ。これは大好きだった。頼むから俺の思い出を汚さないで!!(超願望)
期待度:★★★★

かなり駆け足。
途中まで原作読んで内容は記憶してたんだけど結局こんな話でしたっけ?

文仲はほんとイライラする。
で、ジョカはどうなっちゃったの?
なんで妲己はあんなんなっちゃったの?

まぁ、昔の中国のSFにそんなこと言ってもしょうがないかw

各キャラの個性がことごとく薄まってて残念だった。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 12

67.2 6 リメイクでバトルなアニメランキング6位
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (120)
390人が棚に入れました
コミックスがシリーズ累計7,200万部、実写映画はシリーズ累計興行収入193億円と全世界・全世代からの支持を受ける伝説の名作『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』が、2023年に新作TVアニメシリーズとして蘇る。 和月伸宏による原作は1994年「週刊少年ジャンプ」にて連載開始、1996年には初のTVアニメ化。以降もOVAや劇場映画など数々の展開を経て、現在は『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』が「ジャンプSQ.」にて連載中。 満を持しての今作は、最新のアニメーション技術で原作を第1話から再構築し、現在のアニメファンにもアピールしうる、アニメ『るろうに剣心』を目指す。 制作にあたっては監督・山本秀世(『ストライク・ザ・ブラッド』)、シリーズ構成・倉田英之(『メイドインアビス』)ら実力派スタッフが集結。緋村剣心役に斉藤壮馬などキャスト陣も一新して臨む。さらに原作者・和月伸宏が自ら、キャラクターデザインやシナリオなど全編に渡って完全監修する。 連載開始から約30年を経ての新作TVアニメ『るろうに剣心』。色褪せることのない、王道にして普遍的な物語、登場人物たちの苛烈な信念を、今再び鮮烈に映し出す――

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

幕末の幻影

旧作アニメも原作漫画も知りませんが、昔人気だったのも納得の面白さですね
話は夏秋アニメ通してトップクラスに面白いしキャラクターの生き方がカッコいいし殺伐とした話の中で剣心を見守る薫殿の可憐さがいい感じに癒しです!
これから大きな戦いがはじまるってところで終わったので早く続きが見たい

まずは悪いところから書きます、悪いところっていうか
魅力的な世界観なので要求値が高いだけですが
BGMや効果音はシリアスシーンの緊張感が出せてなくてあんまりよくないかな?
OPは曲自体はいいけどラップの軽快なリズムが世界観に合ってない気がします
作画は可愛い感じでとても綺麗ですが、音も含めていいのか悪いのかわからないけど「軽い」
剣心の抜刀斎への変化の演出が弱い、侍同士の戦いって「間合いの取り方」とか「静と動の駆け引き」が魅力なのかなって思うけど、大技に注目しがちでどちらも曖昧、動きが硬くてアクションシーンが軽く剣戟シーンが安っぽく見える、ただ止まる・暴れる・かわすだけじゃなくて「刃筋とそれを交わす所作」や「静と動」をしっかり描いて欲しいのと、ただ薄暗くしているだけで不気味さがなく、硬派で重い世界観や陰鬱な時代の空気を表現しきれてないように感じます

一方でシナリオはとても重みがあって面白い
明治維新という大変革の陰で犠牲になったものは大きい、明治政府への恨み、殺された家族の仇、ただ戦場を求める性、遂げられなかった武士の本懐
彼らは未だ、幕末の世を彷徨っている

明治政府は長州藩・薩摩藩を中心とした「武士」が中枢を担っていた、武士の本懐を捨てた者達に「刀を捨てろ」と言われて、侍以外の生き方を知らない者達は従えるでしょうか?
彼らはきっと死に場所を求めている、幕末の戦いで「死ねなかった」のは、彼らにとって不幸なのかもしれません

これは生きることか死ぬことか、侍が「武士道」のけじめをつける物語・・・なのでしょうか?

原作も旧作も知らないので、解釈が間違っていたらごめんなさい・・・

投稿 : 2024/04/13
♥ : 20

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やっぱり面白い

もろ世代で、連載当時から漫画も読んでてアニメも前半は見てました。
新アニメやるとの情報を知って久しぶりに旧アニメも完走しました。
最初剣心の声が男性だったので違和感あったのですが、めちゃくちゃ上手かったのですぐ慣れました。薫役の声もいいし、弥彦と左之助もイメージ通りで良かったです。ただ斎藤一の声は旧アニメの方が良かったです。志々雄もたぶん旧アニメの方が合ってる気がします。比古清十郎の声は強キャラ担当でお馴染みの中村悠一さんなので大丈夫だと思います。
京都編も今から楽しみにしてます。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 3

56.5 7 リメイクでバトルなアニメランキング7位
美少女戦士セーラームーン Crystal(クリスタル)(Webアニメ)

2014年7月1日
★★★★☆ 3.1 (173)
831人が棚に入れました
原作:武内直子、監督:境宗久、シリーズ構成:小林雄次、、ももいろクローバーZ

文葉 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

テンポよくあっさりしたリメイク。

名作の「美少女戦士セーラームーン」を
ギュッと濃縮して26話であっさり観られる。

テンポが良くて話もスムーズ。
1部:ダーク・キングダム編と
2部;ブラックムーン編が味わえます。
視聴中「話が進まない!」等のストレスは皆無。

作画は比較的綺麗な気がする。
セーラー戦士のお顔がシャープで鋭い(刺されたら痛そう)AGO(顎)と
小顔×大きな瞳で女の子の憧れと象徴そのもので「コレジャナイ感」が出てるけど気にしない(適当)

私が生まれた頃のアニメなので、セーラームーンのアニメ自体そこそこ観ていましたが全部は見ていなくて一部分のみだったので話自体よく知りませんでした。

母と兄がファンだったらしく、家を探すとレア?なセーラームーンの着せ替えのお人形(危うく、おままごとよりゲームや外遊びが好きだった小さい頃の私の悪戯の餌食になるところだった)やコミックスが出てきます。

深く観たいならリメイク前のを。
あっさり大まかでも良いから観たい方や
懐かしいものを新しくリメイクしたものが観たい方はオススメです。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 31
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラームーン!月に代わって、お仕置きよ!」

1992年から少女漫画雑誌「なかよし」で連載されていた
人気漫画のアニメがリメイクされて登場!

自分もギリギリのセーラームーン世代で、
当時は漫画もアニメも見ていた覚えがあります^^
(内容は全く覚えていませんでしたがw)

本当はリメイク前のアニメを観たいと思っていたんだけど、
残念ながらレンタルショップには置いてなかったのでこちらを視聴。

1期「ダーク・キングダム編」
2期「ブラック・ムーン編」
全26話です。


● ストーリー
月野うさぎ(つきの うさぎ)はドジで泣き虫な中学生の女の子。

額に三日月の模様を持つしゃべる猫・ルナと出会ったことをきっかけに、

セーラー戦士として街の平和を守りながら
「幻の銀水晶」と「月のプリンセス」を探す指令を受ける。


設定は時代に合わせて変えられているところもあれば、
(携帯電話を使うところなど)

普通に考えるとツッコミどころ満載な設定がそのまま残っているところも。
(意図的なギャグよりもこっちの方が笑えますww)

ストーリーは少しダイジェストで駆け足な印象は受けましたが、
設定が凝っていて面白かったです^^
十分見ごたえがありました♪


仕事の先輩にものすごく髪の長い人がいまして。

本人から直接聞いたわけではないですが、
のばしている理由は「セーラームーンになりたいから。」らしいのです。
(50代のおばちゃんなのですけどね。)

そういや確かに時々ツインテールにしてるわ…と
衝撃を受けた覚えがあります。笑

そんなふうに、いまだに世の女性を虜にし続けるセーラームーン。
やはりそれだけの存在感には理由があるわけです。


≪ すべての乙女に捧げる、愛の戦士の物語 ≫

かわいい衣装に変身し、
強い心を持って悪と戦い、

信頼できる大好きな仲間が傍にいて、

ピンチの時にはヒーローが登場してかっこよく助けてくれて、
その正体はちょっと口は悪いけどイケメンの気になるあいつで、

{netabare} お姫様の生まれ変わりで、
愛する人と再び出会って恋に落ち、 {/netabare}

弟は小生意気なかわいい小学生。

……ツボを押さえすぎ!!!(興奮)

さすが少女漫画といいますか、
乙女の憧れや夢がふんだんに盛り込まれています。

これは憧れちゃうよね。
私も憧れます。

女の子の永遠の憧れ、それがセーラームーンなのです。


● キャラクター&声優
主人公のうさぎ以外は新しいキャストです。

昔を覚えていないので違和感は全然ありませんでした。
(アルテミスのおじさん声だけはなかなか慣れませんでしたがww)

声優さんも聞いたことある人ばかりで豪華ですし^^

昔は亜美ちゃんと美奈子ちゃんがかわいいと思っていて、
まこちゃんとレイちゃんのかわいさが全然わかりませんでしたが、

今では全員のかわいさがわかるようになりました^^


さて、今回特別に触れたいのは本作のヒーロー、
タキシード仮面こと地場衛(ちば まもる)です。

うさぎが女の子にとって永遠の憧れならば、
まもちゃんは女の子にとって理想の男性像です。

かっこよくて、頭が良くて、優しくて、ピンチの時には必ず守ってくれる。

うさぎがメロメロになるのも当然ですね。
私も昔はメロメロでしたww

今回何が驚いたって、まもちゃんって高校生だったのですね。
あの色気で高校生って…(;゚Д゚)

上半身裸で目覚めたり、
高層マンションに1人暮らしだったり、
妙に大きいベッドだったり、
いやもう高校生って設定やめようよwwと何度も言いたくなりましたww


● 音楽

【 OP「MOON PRIDE」 / ももいろクローバーZ 】

「ムーンライト伝説」に勝るものは
期待できないだろうと思っていました。

しかし、そんな私の考えを
良い意味で裏切ってくれたのがこのOP!!

「紅蓮の弓矢」などを手掛けたRevoが作詞・作曲を担当。

元祖の名曲に負けない魅力をこの曲も持っていると思います。
非常に気に入りました^^

歌詞がかっこいい♪

これで歌唱力が良ければもっとよかったのだろうけど…(ごにょごにょ)


【 ED「月虹」 / ももいろクローバーZ 】

EDはしっとり系の曲。
これはこれで好きです。

過去にもセーラームーンの曲(「タキシード・ミラージュ」など)を
書いていた小坂明子さんが作曲。

そして作詞は原作者の武内直子先生なのです!

「白薔薇 sumire」という名義だったので、
調べてみて初めて知りました。


● まとめ
懐かしくもあり、
大人になって観ることによる新しい受け止め方もあり、

全体的に楽しんで視聴することができました^^
ああ、でもやっぱり昔のアニメも観たいなあ。

3期「デス・バスターズ編」も2016年春から放送が決まっており、
こちらも楽しみです♪

投稿 : 2024/04/13
♥ : 16
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドラマチック&ロマンチックを具現化した、望外の「原作準拠」リメイク良作

お待たせしました。
みんな大好き“美少女戦士”アニメの紹介レビューです。

といっても、旧作の方は全5期200話もある大長編で、制作時期の古さ(1992年3月~1997年2月)から来る作画・演出の陳腐化に加えて、当作が空前の大人気作となってしまったことから来る追加に次ぐ追加エピソードの嵐で、まるで「過食症でブヨブヨに太ってしまった(もと)美少女(※ただし素材は抜群に良い)・・・」みたいな様相を呈してしまっていて、当作の名高さに惹き寄せられて、「さぁ、これから『セーラームーン』とやらを視聴してみようか・・・」と意気込む熱意溢れる方々に、旧作を素の状態で紹介するのは、いたたまれない気持ちになってしまいます。

・・・と、そう思っていたら、「需要あるところに供給あり」なのか、既に2014年から2016年にかけて、本シリーズの最初から、その“肝(きも)”である第3期(デス・バスターズ編)までが、確りと現代のアニメ技術でリメイク(再制作)されているではありませんか!

いやぁ本当に日本(このくに)に生まれて良かった・・・。

ここでわざわざ、レビュー・タイトルに「原作準拠」と表記しているのは理由があって、旧作アニメの方は、必ずしも「原作マンガ」に忠実な作品ではない(かといって原作からかけ離れた作品という訳でもない)・・・という、ちょっと微妙な関係にあり、もう少し詳しく書くと・・・

(1) 原作マンガの雑誌連載期間は、1992年2月-1997年3月
(2) 旧作アニメのTV放送期間は、1992年3月-1997年2月
(3) ということで、原作マンガと旧作アニメとが、ほぼ同時進行しており、アニメの方は原作者(武内直子氏)から事前に提供されていた原作マンガの設定(世界観や人物設定など)やプロット(具体的に作品として描かれる以前の粗いシナリオ原案)をなるべく尊重しつつも、独自の追加設定や追加エピソード、さらには改変設定・改変エピソードまでをアニメ化に際して大量に導入している。
(4) 中には、原作マンガの設定やプロットが固まる迄の繋ぎとして、完全アニメ・オリジナルで企画・制作されたパート(第2期(セーラームーンR)序盤の「魔界樹編」と第5期(セーラースターズ)序盤の「ネヘレニア復活編」)まである。
(5) その結果、旧作アニメは、原作マンガの世界観やシナリオを大筋ではちゃんと受け継いでいるものの、余りにも当時のアニメ制作者やスポンサーの商業上の打算に都合よく利用されて、現代の目から見て、既に陳腐化してしまい改めて観るだけの作品価値を毀損してしまっているパートが多くなり過ぎている。

※具体的にいうと、
<1> 第1期の場合、原作に準拠した新作ならば14話で収まるところを、旧作アニメでは延々46話にわたって制作・放送されていた。
<2> 第2期の場合、同じく新作では12話で収まるところを、旧作アニメでは延々43話にわたって制作・放送されていた。
<3> 第3期の場合、同じく新作では13話で収まるところを、旧作アニメでは延々38話にわたって制作・放送されていた。

・・・ということで、新作の方は、旧作アニメの最大の問題点である「シナリオの本筋に全然関係ない膨大な水増しエピソード」をゴッソリ削り落とし、なおかつ旧作にあった原作マンガからの改変設定・改変エピソードも綺麗さっぱりリセットして、その結果、旧作では第1-3期併せて127話もあったところを、原作に忠実なスリムでリーンなシナリオの作品に仕上げることで、第1-3期併せて39話の作品へと比較的視聴負荷のかからないものに生まれ変わりました(※ 39/127=約30% にサイズダウン)。

いやぁ本当に良かった。

・・・そう思って、本サイトでのこの新作アニメの評判をチラっと確認してみたら、あれれ???散々な評判ではありませんか。なぜこうなった???

この新作、何が評判悪かったのか?というと、一言でいってCGで制作されたらしいヒロイン(月野うさぎ)の変身後の決めポーズの「コレジャナイ」感が強すぎたのです。
旧作の決めポーズの「可愛い格好いい」感が全然でていない、というか、いかにもCGっぽい不気味で無機質な表情でビシッと決められてもなぁ・・・。
※この大失策には制作側も遅ればせながら気付いたようで、シーズンⅢからは、ナチュラルな手書き?っぽい決めポーズに改められています。

それ以外の、この新作への悪評については、もともとのファンの度を超えた旧作贔屓の産物と思って無視すれば十分です。(※そういう人に限って、過度の思い出補正により、旧作の方には4点以上の高評価をつけ、新作の方には3点台の低評価をつけていますが、そういう人は、もともと好きだった旧作の方をこれからもずっと楽しんでもらえればいいのです。)

・・・ということで、これからこの新作アニメの視聴を開始しようと思っている方に、一言だけアドバイス。

CGによる変身パートについては「諦めて下さい」。

あらかじめ、そこだけ諦めておけば、視聴を始めてから失望してしまうことは余りありません。
なんせ、世界観やキャラ設定は、今後このジャンルでは二度と出てこないと思われるほど優秀(※一例として、「セーラー戦士(Sailor Guardian)」が、そのまま「太陽系の守護者(Solar Guardian)」に音便変化しており、それぞれの守護星に応じた能力を確り保持していること等)、かつ、シナリオも飽きる暇がないほどドラマチックな展開の連続で最後まで一気に突き進んでしまいますから。

ももいろクローバーZが歌うOP「MOON PRIDE」も、聴き慣れてくると旧作OP「ムーンライト伝説」に勝るとも劣らない名曲に思えてくるから不思議です。
因みに、この「MOON PRIDE(※直訳すると「月の誇り」)」という印象的なフレーズは、第1期(ダーク・キングダム編)終盤の山場で{netabare}ヒロインが決意を固める流れ{/netabare}に深く関わってくるので、アニメ本編の視聴を始める前に、このOPのミュージック・クリップを何度か視聴して、本作のノリとテーマ(※それから、おまけとして問題のCGの出来具合)に、あらかじめ見当をつけておくのがお薦めです。

ゴメンね、素直じゃなくて。

※以下、期別の内容紹介。


◆第1期(ダーク・キングダム編)

 ⇒ ドラマチック&ロマンチックな堂々の王道展開を楽しもう!

旧作アニメだと、屋上の月型のマークがデカ過ぎて気付きにくかったのですが、新作では、少女たちがセーラー戦士に目覚める時に、その瞳に一瞬映る白銀色に輝く王宮(ムーン・キャッスル)の姿が、フランスの首都パリに実在する「サクレ・クール(聖なる心)寺院」(※パリのモンマルトルの丘に立つネオ・ビザンティン様式のカトリック寺院)の姿を模したもの、とハッキリわかります。
※因みに、シルバー・ミレニアム(銀色の千年王国)の首都の全体像は、同じフランスにある複合修道院施設島「モン・サン・ミッシェル」を模した形に描かれています。

太古の時代の{netabare}月のプリンセスと地球のプリンスの許されざる恋が招いた悲劇と転生の物語、プリンセスの守護戦士とプリンスの守護騎士たちの因縁、そして繰り返される悲劇{/netabare}・・・まるで、西洋の《古典悲劇》の型を踏襲したかのような見事な構成に魅せられる!
よく見ると本作は、各話が、ACT.~ つまり「第~幕」と表記されており、本作が「演劇」を模した(=つまり劇的 dramatic な=波乱に富んだ)シリーズ構成を意識的に行っていること、が明示されています(※原作マンガ(完全版)の各話構成とも完全に一致)

でも、本作が重苦しい作品なのか、というと全然そうではなくて、ヒロイン(月野うさぎ)が「アホの子」だけに抜群の見易さ!

そして終盤の第12話のラストシーンで、本作の視聴開始直後からずっと気になっていた、OP 「MOON PRIDE」の最初の小節{netabare}「MOON PRIDE 貴方の、力になりたい・・・」という言葉が見事に回収{/netabare}される!
これで本作への好感度がさらに上がってしまい、様式美溢れるこの第1期への個人評価は ★★ 4.5 とかなり高くなりました。


◆第2期(ブラック・ムーン編)

 ⇒ 途中から明かされるトンデモ設定を逆に楽しもう!

第2期は第1期に比較すると、さまざまな点で設定矛盾が目立って、どうしても個人評価は ☆ 3.8 と低くなってしまいますが、それでも途中から明かされる稀に見るトンデモ設定に思わず笑ってしまいました。

それにしても、ちびうさを small lady (背の低いレディ)と呼んでいるのは何か変・・・そこは petite lady (幼いレディ)だろ普通、と思っていたら、{netabare}彼女の実年齢が900歳以上{/netabare}って・・・それじゃ small lady で仕方ないのかな?


◆第3期(デス・バスターズ編)

 ⇒ 本作唯一の《神回》を含む超展開!迫りくる世界の終焉に戦慄すべし!

SeasonⅢ(第3期)は、思い切ってキャラクター・デザインが今風に変更され(※キャラデザ担当の高橋晃氏は、スイプリ&ドキプリのキャラデザを本作以前に担当)、第1-2期ではCGの違和感の大きかった変身シーンが滑らかな手書きに改められています。
なお、音楽は何故か1-2期に比べてインパクトがない印象ですが、それでも聴き続けると次第に耳に馴染んでくる良曲だと思いました。

「セーラームーン」シリーズの中でも白眉といえるこの期の個人評価は、★ 4.3 とやはり高くなりました。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       武内直子(『なかよし』1992年2月-1997年3月連載)
シリーズディレクター 境宗久(第1-2期)、今千秋(第3期)
シリーズ構成      小林雄次
キャラクターデザイン 佐光幸恵(第1-2期)、高橋晃(第3期)
音楽           高梨康治
アニメーション制作  東映アニメーション{/netabare}


◆期別評価

(1) 第1期(ダーク・キングダム編) (14話) ★★ 4.5
(2) 第2期(ブラック・ムーン編)   (12話) ☆   3.8
(3) 第3期(デス・バスターズ編)  (13話) ★   4.3
------------------------------------------------------
  総合評価            (計39話) ★   4.3


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

== 美少女戦士セーラームーンCrystal (第1-2期) (2014年4月-2015年6月) ==

 ------------- ダーク・キングダム編 -------------
{netabare}
Act.1 うさぎ -SAILOR MOON- ★ 宝石店事件 ※CGパートは微妙だが展開の速さは◎
Act.2 亜美 -SAILOR MERCURY- ★ 天才少女、クリスタルゼミナール事件
Act.3 レイ -SAILOR MARS- ★ 火川神社の巫女、魔の6時のバス事件
Act.4 Masquerade -仮面舞踏会- ★★ D国大使館騒動
Act.5 まこと -SAILOR JUPITER- ★ 怪力失恋転校生、ブライダルショップ事件
Act.6 タキシード仮面 -TUXEDO MASK- ★ 幻の銀水晶捜し強制事件、セーラーVの影、うさぎ&衛双方身バレ
Act.7 地場衛 -TUXEDO MASK- ★ 衛の過去と目的、洗脳DVD事件、セーラーV見参
Act.8 美奈子 -SAILOR V- ★ 月のプリンセス?、美奈子おびき出し、東京タワーの戦い、衛被弾
Act.9 セレニティ -PRINCESS- ★★ 続き、前世の記憶回復、封印解除(幻の銀水晶出現)、衛奪わる
Act.10 MOON -月- ★ シルバーミレニアムの廃墟と聖剣、クイン・セレニティのメッセージ、四天王とセーラー戦士たちの前世
Act.11 再会 -ENDYMION- ★ 黒エンディミオン(遠藤君)接近、地下指令室の戦い
Act.12 敵 -QUEEN METARIA- ★★ 続き、クイン・ベリルの最期、北極圏へ、プリンセスの誇りと自信
Act.13 決戦 -REINCARNATION- ☆ クイン・メタリア強大化、二つの奇跡、幻の銀水晶の力解放
Act.14 終結そして始まり -PETITE ÉTRANGÉRE- ★ クイン・メタリア撃滅、月の王宮再生、ちびうさ登場 ※ラスト新展開{/netabare}

 -------------- ブラック・ムーン編 ---------------
{netabare}
Act.15 侵入 -SAILOR MARS- ★ 新たな敵、妖の四姉妹来襲(コーアン)、レイ囚わる(紅のルベウス)
Act.16 誘拐 -SAILOR MERCURY- ☆ 邪黒水晶とブラック・ムーン、亜美vs.ベルチェ、亜美囚わる
Act.17 秘密 -SAILOR JUPITER- ☆ まことvs.ペッツ、まこと囚わる
Act.18 侵略 -SAILOR VENUS- ☆ 美奈子vs.カラベラス、過去と未来の幻の銀水晶、ちびうさの願い
Act.19 タイム・ワープ -SAILOR PLUTO- ★ 30世紀へ、時空の番人(セーラープルート)、クリスタル・パレス到着
Act.20 クリスタル・トーキョー -KING ENDYMION- ★ 続き ※結構なトンデモ設定で笑
Act.21 錯綜 -NEMESIS- ★ 暗黒惑星に囚われたうさぎ、プリンス・デマンドの望み、ちびうさ闇堕ち
Act.22 思惑 -NEMESIS- ★ 幻の銀水晶のパワー解放、ブラックムーン城崩壊・脱出 ※面白いのだがシナリオの整合性のなさが鼻につく点は×
Act.23 暗躍 -WISEMAN- ★ 暗黒城の主、暗黒の女王来襲 ※同上×
Act.24 攻撃 -BLACK LADY- ☆ 黒エンディミオン再び、ラスボス来襲、プリンス・デマンド暴走 ※面白いけど展開が色々と雑な点は×
Act.25 対決 -DEATH PHANTOM- ★ 時間停止(プルート禁忌違反)、ちびうさ復活・セーラー戦士化、プリンス・デマンド死亡、デス・ファントムの怨念
Act.26 再生 -NEVER ENDING- ★ ネオクイン・セレニティの目覚め、ちびうさとの共闘(ラスボス殲滅)、未来の自分との別れ、ちびうさ再来訪{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)18、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「MOON PRIDE」
ED 「月虹」


=== 美少女戦士セーラームーンCrystal SeasonⅢ (第3期) (2016年4-6月) ===

 -------------- デス・バスターズ編 --------------
{netabare}
  ^^^^^^^^^^^ OP「ニュームーンに恋して」、ED「eternal eternity」 ^^^^^^^^^^

Act.27 無限1 予感・前編 ★ 天才レーサー&天才ヴァイオリニスト接近、無限学園生徒の先祖返り ※様式美を感じる変身シーンは◎
 ”   無限1 予感・後編 ★ 無限学園潜入、ウィッチーズ5来襲、土萌研究所の少女、謎のセーラー戦士たち
Act.28 無限2 波紋 ☆ 学園の怪集会、ユージアル撃破、謎のセーラー戦士の警告
Act.29 無限3 2人 NEW SOLDIERS ★ ちびうさ&ほたるの友情、学園の怪コンサート、ミメット撃破、ネプチューン&ウラヌス名乗り

  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^ OP(変わらず)、ED「乙女のススメ」 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^

Act.30 無限4 SAILOR URANUS 天王はるか SAILOR NEPTUNE 海王みちる ★ 破滅の神の夢、亜美の体験入学、ビリユイ撃破
Act.31 無限5 SAILOR PLUTO 冥王せつな ★ 土萌研究所訪問、植物園の罠、プルート転生、テルル撃破
Act.32 無限6 3戦士 ★ 外部惑星3戦士の使命と目的、タウ星系からの侵入者、ほたるの体の秘密、シプリン来襲
Act.33 無限7 変身 SUPER SAILOR MOON ★★ 聖杯の力解放(スーパーセーラームーン覚醒)、シプリン姉妹撃破、滅びの戦士(セーラーサターン)覚醒の悪夢、ミストレス9覚醒

  ^^^^^^^^^^^^^ OP(変わらず)、ED「永遠だけが二人を架ける」 ^^^^^^^^^^^

Act.34 無限8 「無限迷宮」1 ☆ ちびうさ心停止、無限学園突入と罠、マグス・カオリナイト撃破
Act.35 無限9 「無限迷宮」2 ★ 師(マスター)ファラオ90の野望、ダイモン化実験、土萌教授撃破、ミストレス9再出現
Act.36 無限10 無限大―上空 ★ ほたるの戦い・魂消滅、ちびうさ甦生、スーパーセーラーチビムーン覚醒
Act.37 無限11 無限大―審判 ★★★ ミストレス9撃破、師ファラオ90実体化・タウ星系接近、セーラームーン単騎突撃、サーラーサターン覚醒
Act.38 無限12 無限大―旅立ち ★ 沈黙の大鉈(世界の終焉の危機)、うさぎ一瞬メシア化、ほたる転生、後日譚(高校進学、ラスト新展開へ) ※ED「eternal eternity」{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)1、★(良回)9、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


◆(※参考)続編情報

昨年6/30に、第4期(デッド・ムーン編)が、劇場版(前・後編)として制作されることが公式サイトで発表されています。
シリーズディレクター(監督)は第3期と同じ今千秋氏。公開時期は未定。

(2018.12.14)旧作レビューをUP

投稿 : 2024/04/13
♥ : 14

66.9 8 リメイクでバトルなアニメランキング8位
ローゼンメイデン (スタジオディーン版)(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (642)
3702人が棚に入れました
ひきこもりの中学生・桜田ジュンの元に届いた一通のダイレクトメール。

まきますか まきませんか

その選択により世界は枝分かれした。
「まきます」を選んだジュンは真紅と出会い、
「まきません」を選んだジュンは真紅と出会わないまま、やがて大学生になっていた。
決して交わるはずのない世界。
だが、ふたつの世界は繋がってしまった…!!
ひきこもりを克服して外に出たものの、自分の居場所を見つけられない「まか
なかった」ジュン。
「ローゼンメイデン」が存在するはずのない世界にやって来た真紅。
その出会いがもたらすものは…!?

声優・キャラクター
逢坂良太、沢城みゆき、千葉千恵巳、田中理恵、桑谷夏子、森永理科、志村由美、野川さくら、真田アサミ、倉田雅世
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドールのマスターになりたくなる (*´ー`)

原作  漫画  未読

全13話

ジャンル:アンティークドールバトルファンタジー

ローゼンメイデン(第1期)
ローゼンメイデン トロイメント(第2期)
ローゼンメイデン オーベルテューレ(特別編)
      ↓
上記に続く ローゼンメイデン 新作 (3期になるのかな?)

1期、2期、特別編は、中学生の主人公 桜田ジュンが、ドールのネジを【巻いた世界】のお話ですが、
この新作では 、大学生に成長してた桜田ジュンの【巻かなかった世界】のお話です。

話は終始シリアスです。

【巻いた世界】と【巻かなかった世界】が交わります。

大学生で一人暮らしジュンは、生活する為に仕方なくバイトには行くが、大学には行かない半引きこもり・・・
そこへ真紅と出会い、成長していく感じです。

映像は1期2期と比べ、凄く綺麗になってます。
キャラデザは、この新作の方が好みでした。


最後まで視聴した感想
{netabare}
1期2期では、バトルは勿論、ドール達との日常も結構あって楽しめたんですが、
今回は、彼女達 ドールとの日常が殆どありません。
可愛い雛苺に至っては、今回再現シーンでしか出てこない始末。><

ドール達との日常は、賑やかながらも楽しい時間で、皆が動き回る姿を見ているだけで癒されたんですが・・・今回はホントに残念です。
(ノω・、)

そのかわりと言っては、なんですが・・・
今回、ジュンのバイト先の 斉藤さん(可愛い女性)との絡みが多くなってて、何だか二人いい雰囲気でしたね!
見てて この先どうなるの~ って感じでした。
(*´∀`*) 

終盤では、真紅達ドールとのお別れがあり、自分も寂しかったです。
この世界のジュンも、真紅と出合って少し成長できてたのには良かったですね~。

ラストは、まだ何かありそうな感じで終わってしまったので、凄く気になります!
絶対 新作の2期も製作して欲しいです。
{/netabare}


自分は、ドールの中では やっぱり 翠星石がお気に入り。
雛苺も、水銀燈、真紅、金糸雀、蒼星石だって みんな好きですけどね! 
(●´ω`●)ゞ
できることなら、誰かのマスターになりたいです。

まぁ、それは不可能なので・・・
自分は、フィギュアには興味はないんですが
彼女たちの小さなフィギュアなら部屋に飾りたいですね~。
絶対 見てるだけで癒される自信あります! (`・ω・´)キリ  


作品的にはドール達が可愛くて、彼女達見たさに毎週楽しみでした。
良かったです!(*´ー`)


また見たいので新作2期 期待してます!



OP:「私の薔薇を喰みなさい」歌 - ALI PROJECT

ED:「Alternative」歌 - Annabel

投稿 : 2024/04/13
♥ : 62
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

沢城さんキタ――(゚∀゚)――出るか乳酸菌

1期を見ていないので、第1話から
壮大な置いてけぼりを食らってしまいましたが、
第2話から引き込まれています^^


今は1期のローゼンメイデンから
観ている最中です。


沢城さんのセリフが多いのが一番の
ポイントですね☆

■第1期・2期
{netabare}
ローゼンメイデンの第1期・2期見ました。
(新)からローゼンメイデンは入っていったので
だいぶ雰囲気が違うんですね。

沢城さんボイスだけで2期分見れてしまいました^^
が!水銀燈もお気に入りです^^

乳酸菌摂ってるぅ~?

{/netabare}

投稿 : 2024/04/13
♥ : 56
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ムード満点な新シリーズ

原作未読。

1期や2期の続編ではありません。
新シリーズです。

ところが、説明を思いっきり省いています。
知らない人が見たら「なんじゃこりゃ?」です。
世界観を知るためには1期と2期を見たほうがいいでしょう。
内容がつながっていないアニメを先に見ておくべきという、妙な作品です。


さて、肝心のストーリー。

「まきますか」「まきませんか」

「まきます」を選んだ中学生のジュン。
「まきません」を選んだ大学生のジュン。
彼らが主人公の物語です。
とは言っても、ほとんど大学生側の視点です。

ドールたちの戦いを通じ、ネクラなジュンならぬ桜田ジュンがどうやって世間になじんでいくか。
そこに焦点が当てられています。

しかし、せっかくの主題が台無しになるシーンが最終回に……。
{netabare}
自力で友人を作り、大学にもしっかり通う過程をすっとばしています。
コミュ障からいきなりリア充です。
そして、2期を意識した「おれたちの戦いはこれからだぜ!」的な終わり方。

これじゃテーマを放りだしているに近いんですよね。
斉藤ちゃんと店長だけじゃ足りません。
大学生活をしっかり描いてくれないと。
{/netabare}
残念無念です。


そのほかは雰囲気アニメ。

美しいアンティークドールは見物です。
細い線で描かれ、線を閉じきっていません。
おかげで、とても柔らかい絵柄に仕上がっています。
{netabare}
さすがに最後の首だけ真紅には吹きましたがw
{/netabare}

音楽も雰囲気に貢献しています。
特にEDテーマの静けさや懐かしさ。
それらが、視聴者をローゼンメイデンの世界に連れていってくれます。
敵キャラの不気味さともよく合っています。
ムードはほぼ満足です。


全体としては、起伏があまりありません。
一般ウケはしないと思います。

しかし、雰囲気は満点。
私は最終回を除き、十分に楽しめました。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 47
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