人間失格おすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの人間失格成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年10月15日の時点で一番の人間失格おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.2 1 人間失格アニメランキング1位
School Days-スクールデイズ(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (2872)
13078人が棚に入れました
伊藤誠(いとう まこと)は、以前から登校時に時々同じ電車になる隣のクラスの桂言葉(かつら ことのは)の事を気に掛けていた。
「好きな人の写真をケイタイの待受け画面にして、3週間誰にも見られなければ思いが成就する。」
ばかばかしいと思いながらも、誠は学園に伝わるおまじないを実行するが、わずか1日で隣の席の西園寺世界(さいおんじ せかい)に見つかってしまう。そのお詫びという名目で、世界が言葉と誠の間を取り持つことに…。
その日から誠の退屈だった日常が大きく動き始める。

声優・キャラクター
平川大輔、岡嶋妙、河原木志穂、井本恵子、永見はるか、田中涼子、たかはし智秋、亜城めぐ、松本ヨシロウ

らいむぐりーん

★★★★☆ 3.4

ネタばれナシで観てほしい問題作No.1 1クールで展開される究極鬱展開。

まず、
主人公がゲス男です。ゴミです。
これは揺るぎないです。

この作品は、恋愛シミュレーションのアダルトゲームが前身です。
様々な選択肢の先にある展開に喜々とするのがシミュレーションGAMEの
本質であり、同時に醍醐味だと思いますが、
アニメ放送となると、当然視聴者が選択肢を選ぶ余地がないので、
一つの終わり方しかありません。
...で、製作側(School Days製作委員会)が選んだENDが.....( 一一)
最終話「スクールデイズ」の結末は、
世間体に受け入られるかなんてことを度外視した
至極挑戦的な結末となってます。

....「スクールデイズ」直訳すると「学校生活」...かな?
こんな「学校生活」全っっっ然楽しくないし「まぢ誰得だよ?」って内容w


ざっくりくくると、
高校生のハーレム恋愛描写が主の作品です。
男1女2を軸にまわりも巻き込みます。
(巻き込んじゃだめだろーおいw)
ただ、この三角関係が否応なしにこじれていく様が見どころ。
作風自体が暗く、淡々とした雰囲気で進むので
和気あいあいとした日常系をご所望の方には適しませんね。

いやっもう。。。
すごい話ばいこれは。
いろんな終わり方があるんだなーと
すごく印象受けました( 一一)
やりたい放題やっちゃった作品の代名詞でもいいんやないでしょうか?

面白いというか。。。
作品がコメディタッチが多いとかでは決してないんです。

エロゲの主人公ってこんなタイプにも化けるな~
(エロゲまだ未プレイです)
って視点で観れます


もう一度言います
主人公がゲス男です。
ゴミなんです( 一一)マコトシネ

自分史上
アニメで嫌悪感を抱いた男性キャラ 堂々の1位ですよ
ほんっっっともう
そして、個人的にすごく革新的で、挑戦的で、
感銘を受けた大好きな作品です。



おすすめ!!すっごくいろんな意味で!!

投稿 : 2019/10/12
♥ : 86

ゼロスゥ

★★★★☆ 3.2

こういうアニメはすごく新鮮。それが良いか悪いかは置いといてw

このアニメのラストはあまりにも有名ですねw
原作には普通に言葉も世界も誠でさえも幸せになれるエンドがあったみたいなのに制作者は何故このエンドにしてしまったのだろうか?(;゚∀゚)
まぁこのエンドでなければここまで有名になることもなかったでしょうし、おもしろかったから別にいいんだけどねw
見てない人には「このエンド」とか言われてもさっぱり訳がわからないと思いますが、気になったなら見てみるのもいいでしょう。
俺はそのタイプでした。
某動画サイトで先にその衝撃のシーンを見てから、なんでこのような結末になったのかを知りたくなり、アニメ本編を見たというわけです。
にしてもこのラストはまさに「衝撃の結末」というに相応しいですね。

それにしてもこのアニメ以上に主人公に嫌悪感を抱くアニメってないよね(-_-;)
誠よ・・・お前は史上最低の主人公だ・・・

投稿 : 2019/10/12
♥ : 68
ネタバレ

てけ

★★★★☆ 3.9

妙なリアリティ。登場人物のダメっぷりもここまでくるとすがすがしい!

原作未プレイ。


『携帯電話で写真を撮って3週間誰にも見つからなければ恋がかなう』

そんなおまじないとして、伊藤誠(いとうまこと)は、桂言葉(かつら ことのは)をパシャリ。
しかし、誠はそれを同級生の西園寺世界(さいおんじ せかい)に見られてしまう。
世界はおわびのしるしとして、誠と言葉の間を取り持つことになるのだが……。


登場人物がそろいもそろってダメ人間です。

特に誠のダメっぷりは演技とかみ合って、ギャグのレベル。
「誠心誠意」ならぬ「性心性意」と言えば分かるでしょうか。

いや、現実ってこんなものなのかもしれません。
これくらいのけじめのないスケベくんはいくらでも存在します。
単に、主人公にならないだけの話です。


というかおかしいのは周囲の環境。
ずいぶんと自由な学校に、ダメダメな男が入学してしまった。
その時点で、どうあがいても結末は変わらなかった気がします。
{netabare}
あの「休憩室」は、ちょっと無理があるよね。
学校でおおっぴらに開いているラブホに加えて、盗撮上映会なんて。

さらに、常時付いている尾行者(刹那)。
走っている電車内での密会を発見する、スーパー動体視力の持ち主(世界、言葉)。
隠れているつもりでも見つかってしまう誠は不運ですね。

あれ、誠がモテる理由は「運がないから」では?
{/netabare}

さて、重要なストーリー。
序盤~中盤は、普通の恋物語です。
というより見やすい部類に入ります。
しかし、キャラクターの性格が分かってくる頃にはもう遅い。

ご都合主義は多々ありましたが、斬新な内容を1クールでまとめるなら許される範囲でしょう。
かえって、そのご都合展開そのものがギャグに見えていい感じです。
無理にネタをはさまなくてもよかったと思います。
最初から最後までシリアス路線でいったほうが、緊張感が続いて面白かったのではないかと。


なお、サービスシーンは意外と少なめ。
だからといって、子供には見せられませんし、幸せなお話を見たい人にはまったく向いていません。

また、発情期の男性が真剣に見ると不快になると思います。
誠がこれでもかというくらいモテます。
それにあやかって、現役JKと接点ならぬ交点を持つのでうらやまけしからんと。
2次元と3次元は区別しなければ。


しかし、甘ったるい男女間のもつれを見せられるより、ずっといいのかも。
ここまでドロドロしていると逆に気持ちがいいです。
「ああ、もうどうでもいいからもっとひどくなれ~(-∧-)」的な。

ラストこそショッキングなものの、それまでの成り行きはリアルで実に人間らしいです。
一気に見てしまいましたし、あれこれいいながらも楽しめました。

投稿 : 2019/10/12
♥ : 90

69.3 2 人間失格アニメランキング2位
文豪ストレイドッグス(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (626)
3271人が棚に入れました
実在する文豪をモチーフとした探偵たちが活躍する異能力バトルアクション。アニメの監督は五十嵐卓哉、脚本は榎戸洋司と「桜蘭高校ホスト部」「STAR DRIVER 輝きのタクト」などでコンビを組んだ2人が担当し、制作はボンズが手がける。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、小野賢章、谷山紀章、花澤香菜

Ka-ZZ(★)

★★★★☆ 3.7

著名な文豪らが繰り広げる異能バトルアクションです

この作品の原作は未読ですが、放送前から気になっていた作品でした。
太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩などの著名な文豪が登場し、なんかドキドキするような事をやってくれる・・・放送前のこの作品に対する情報はこの程度でしたが、「私、気になります」スイッチを入れるには十分過ぎる情報でした。

この物語の主人公は、「山月記」の著者として有名な中島敦・・・
彼は孤児院を追い出され横浜の街を放浪していたところ、成り行きから川で溺れている人を助ける事になるのです。
溺れていたのは「人間失格」や「走れメロス」の著者である太宰治でした。
太宰は、武装探偵社に所属しており行く宛の無かった敦は武装探偵社での仕事を手伝う事となり・・・物語が動いていきます。

登場する文豪は異能力の持ち主なのですが、キャラの設定を含め文豪自身のエピソードや作品が十分に踏まえられています。

例えば主人公である敦の異能力は月下獣・・・具体的な異能力の内容については本編でご確認頂きたいと思いますが、能力そのものは彼の著書である「山月記」に登場する李徴に起きた出来事から引用されています。

そして太宰治については、自殺願望を物語の中で垣間見る事ができますが、史実で太宰治は愛人である山崎富栄と入水自殺を図ってるんです。山崎富栄さんはネットでググると当時の写真が掲載されていますが、とても綺麗な方です。
物語の中で太宰は、半分ふざけた様に「美人の女性と心中したい・・・」と言っています。
なぜその様な言動をするんだろう・・・と思っていましたが、史実を知るとその設定にも納得です。

史実の改変が物語に彩りを添え、結果的に物語の面白味を加速させたのは、泉鏡花の存在だったと思います。
この物語では和服姿の小柄な14歳の美少女・・・という設定ですが実際には男性でした。
少し影がある彼女・・・でもそれは彼女がこれまで歩まざるを得なかった人生そのものが彼女の行く先を照らす太陽に陰りを落としている・・・
彼女の言動には儚さが付き纏っています・・・だからこそ過去を断ち切り、これからの未来を強く願いながら視聴していましたが、彼女が男性だったらきっとこの物語の評価は変わっていたと思います。

この様な著名な文豪が大勢登場するこの物語は、武装探偵社 vs ポートマフィアの抗争が描かれています。
ポートマフィアは巨額の懸賞金がかけられた敦を執拗に狙ってくるのですが、この次の展開はお約束・・・文豪らによる激しい異能力同士のぶつかり合いが待っていてくれるのです。

皆さんの異能力・・・格好良さが半端ないんですけど・・・
でもこの作品は異能力でバチバチするだけではありません・・・

人間臭さ・・・絆や仲間を思う気持ちで溢れているんです。
皆さん、普段はクールで滅多に人間臭さを感じることはありません。
仲間を思う気持ちに武装探偵社やポートマフィアといった組織は関係ありません。
それに・・・組織以前にみんな日本人なんです。

この作品は分割2クールの前半クールです。物語も更なるスケールの拡大を予感させています。
全ては後半クールで明らかになるのでしょう・・・楽しみで仕方ありません。

オープニングテーマは、GRANRODEOさんの「TRASH CANDY」
エンディングテーマは、ラックライフさんの「名前を呼ぶよ」
どちらも格好良い曲なんですが、カラオケで歌うのは難しそうです。

前半1クール全12話の物語でした。
異能力バトルは見応えがありますし、個人的には鏡花ちゃんが物語における華の核をしっかり担ってくれているので、とても好印象です。
続きは2016年の秋アニメで放送される予定です。
文豪による異能力バトルの顛末・・・放送を楽しみに待っています。

投稿 : 2019/10/12
♥ : 23

offingbook

★★★★☆ 3.7

感想文

2016年4月から6月まで放送。全12話。分割2クールの第1期目。原作漫画未読。

太宰治や中島敦など、実在の文豪をモチーフにした
キャラクター達の活躍を描いた異能力バトルアクションアニメ。

スタイリッシュなキャラクターの造形と、その個性豊かなキャラクターが
繰り広げる派手な異能力バトルに惹かれる作品でした。

時に格好良く、時に美しく、時に馬鹿馬鹿しい、癖が強くて物騒な登場人物達。
でもそれぞれ、不思議で怪しい魅力を漂わせています。キャラクターのスマートな姿形や佇まいも好印象。

そしてバトル。アクションは動き一つ一つ力強い迫力があって、異能力を使った戦いは、
アニメならではのダイナミックな映像表現が存分に凝らされていて、素直に格好良く、観ていて刺激的でした。
ボンズ制作アニメのバトルやアクションに、僕は心を掴まれる事が多いようです。(笑)

物語も、王道的要素があって、小難しさなく、シンプルで見易く楽しかったです。

実在の文豪と、その著書をモチーフにしたキャラクターや異能力が登場するので、
その設定を受け入れられるかが、視聴の分かれ目になりそうです。
正直自分も最初は、その設定や呼び名に寒々しさを感じてしまいましたが(笑)
でもそれを差し引いても、今作のキャラクターやバトルアクション、そして声優陣は魅力的でした。

2016年10月からは続編が放送されるそうです。何だかんだ言いつつも、観てしまうだろうなぁ。(笑)

投稿 : 2019/10/12
♥ : 28
ネタバレ

ninin

★★★★☆ 3.9

トラウマの克服

原作未読 全12話(分割2クールの1クール目)

有名な作家(文豪)の名をもっているキャラクターたちの異能力バトル作品です。

横浜を舞台に、異能力者が集まっている武装探偵社とあることで裏社会に属しているこちらも異能力者ばかりのポートマフィアとのバトルを中心に描いています。

異能力の名もそれぞれの文豪の作品名となっていて斬新ですねw

全然文豪たちとは似ても似つかぬ容姿でイケメンばかりです。女性も可愛い方からかっこいい方まで揃っていますね。

奇抜な設定の方に注目されがちですが、ストーリー部分も観応えがありました。
{netabare}
最初はまったく歯がたたなかった中島敦くんと芥川龍之介との最後のバトルはグッときましたね。
{/netabare}
ほどよくコミカルなところもあり、基本1話完結でテンポよく展開して飽きもなくサクサク観れました。

面白かったですね。2クール目が今から楽しみです。もっと過激になりそうですね。

OP GRANRODEOさんが歌っています。
ED ラックライフさんが歌ってます。落ち着いた良い曲です。何度も繰り返し聴きたくなる曲でした。

最後に、与謝野さんには治療はされたくないですね

投稿 : 2019/10/12
♥ : 23

61.0 3 人間失格アニメランキング3位
青い文学シリーズ(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (155)
861人が棚に入れました
 本作は、太宰治の「人間失格」と「走れメロス」、坂口安吾の「桜の森の満開の下」、夏目漱石の「こゝろ」、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」、「地獄変」の6作品からなる全12話のTVアニメ。ただし物語や設定は大幅に変更・脚色されており、必ずしも原作小説に忠実な内容ではない。
 企画の発端は、2007年6月に集英社文庫の「夏の一冊 ナツイチフェア」企画として週刊少年ジャンプで連載する漫画家が、名作の表紙を新たに描きおろしたこと、さらに太宰治生誕100周年という節目の年であるということから始まった。それぞれ、「人間失格」と「こゝろ」を『DEATH NOTE』や『ヒカルの碁』の小畑健、「桜の森の満開の下」「蜘蛛の糸」「地獄変」を『BLEACH』の久保帯人、「走れメロス」を『テニスの王子様』の許斐剛がカバーイラストを担当。アニメ化にあたり、カバーイラストを担当した漫画家がキャラクター原案を担当し、それぞれの作品は、オムニバス形式で放送された。

ソーカー

★★★★☆ 3.5

名作も真っ青?

各エピソードとも作画も演出もまるで違うので、各々別物として見る必要があります。

「人間失格」
原作既読。ほとんど覚えてないので純粋に楽しめたと言えば楽しめました。
しかし自分のイメージしていた主人公像とちょっと違っていた気がします。
共感出来る部分が結構あったと思うんですが、このアニメの主人公はあまりそういう部分がなかった。
しかし、綺麗に纏めていてぐっとくる内容だったので、アニメとしての出来は非常に良かった。
いずれ読み返したいと思わせる面白さだったので、全然アリだと思います。

「桜の森の満開の下」
原作は読んだこと無ければ粗筋すら知らないが・・・これは唖然とした。
打って変わってコメディタッチで描かれてるわけですが、
時代劇なのに英語喋ったりミュージカルしたり意図がよく分からない。
内容は至極残酷なものなので、そのギャップが悪趣味にしか映らなかったです。
オチの意味もよく分からなかったですが、原作がどんなもんか知りたくはなりますね。

「こころ」
原作既読。Kが自殺に至るまでを過程を2つの解釈で描いた作品。
前編は先生の視点、後編はKの視点で展開されている。
先生からの視点の回は、Kの容姿・性格・心理描写全て酷すぎる出来に映ったのですが、
原作にはないKからの視点の回を見てみると、Kの心理描写はまだまともになりました。
ただ、全ての登場人物が原作と乖離しすぎているので、解釈として成立しているとは思えないです。
作品の要であるKの自殺理由を扱うのであれば、Kの人物像だけは守るべきだと思うんですが・・・
「こころ」を真っ二つにしているような酷い出来だと思いますw

「走れメロス」
原作既読。これは鮮明に覚えています。
アニメ「魍魎の匣」のスタッフということで、さすがという出来。
走れメロスの劇と小説家をリンクさせるというやり方はありがちではありますが
原作を巧く活かしてるという面では一番良い印象を受けました。
ただ本当に小説を執筆する様や汽笛の音まで「魍魎の匣」とかぶり過ぎて笑ってしまったw

「蜘蛛の糸」「地獄変」
「蜘蛛の糸」は既読。「地獄変」は未読。アニメでは同じ世界観で続きものとなっています。
カンダタの生前の描写から始まるのですが・・・とにかく色彩鮮やかな作画が美しかったなと。
地獄の禍々しさとか炎に包まれるところは素晴らしかったと思います。
「地獄変」はよく知らないので、内容についてはなんとも言い難いですが。

原作を結構改変してるので、この辺をどう受け取るかですよね。
良いと思えた作品と悪いと思えてしまった作品の差は結構激しかったです。
原作を読み返そうという気にはさせられたので、そういう意味では良かったのかな。
ただこのアニメを見る時は原作とは違うということを念頭に置かないとひどく痛い目に合う。
繊細な人物描写を、割合とざっくり描写してしまっているのは残念ではあるけど
アニメとして表現するのであれば、ある程度は仕方ないことではあるんでしょうね。

投稿 : 2019/10/12
♥ : 22

ねここ時計

★★★★☆ 4.0

文学が身近に

このアニメ作品、皆さんの評価が低いのですが私はすきです。

日本の代表する文学をアニメ化。

冒頭で語っているのですが、
「若い世代にとっては昔の話、上の世代にとっては昔読まされた話」
・・確かに!

図書館や図書室でいかにも難しそうな書籍たちが並び、その中にこのアニメで表現された作品たちは置いてあります。

人間失格、こゝろ、桜の森の満開の下、蜘蛛の糸、走れメロス

本を開くと、印刷部が古く滲み、茶色くなったページ。まるで読む気にもならない。

けれど、本の中の人たちは特別難しい人間ではなくて、私たちと同じで
青さや愚かさ、悲しみや喜び、時には焦り、怒り、涙。 動く心、衝動。
とても人らしい感情をもった主人公たちが描かれています。
小さな、汲み取らないような感情を丁寧に表現するさまは惹きつけられます。


アニメ化にあたり、それぞれのキャラクター原案が、週刊少年ジャンプの有名な漫画家たちということで
観やすく、文学との距離をとても近いものにしてくれたのだなぁと感じました。

想像していたのと少し違ったり、制作した方たちの原作とは違う解釈があったりしたのですが、
今の人たちに、受け入れてもらいやすいように表現して
もう一度読み返そう!と思ったり、ちょっと読んでみようかな?と思ったりして
本を手にとってもらえたら・・ということなのかな。

鬱々とした雰囲気や堕ちてゆく様、狂気ギリギリの心理描写など、見所満載でした。

投稿 : 2019/10/12
♥ : 26
ネタバレ

takumi@

★★★★★ 4.4

文豪の名作×人気漫画作家によるオムニバスコラボ

文豪の名作×人気漫画作家によるコラボを
全12話のオムニバスにしたアニメ作品。
しかしながら、原作を忠実にアニメ化したわけではなく、
作品によってはかなり勝手な解釈による脚色や書き換えもある。
でも、「走れメロス」など、作品によってはそれがすごく良かったりもして、
独自の切り込み方での脚色も悪くないものだなと思った。
また、こういうオムニバスは好きな作品から観ていけるのも良いよね。

■1話~4話 『人間失格』(太宰治)

キャラクター原案=小畑 健(「DEATH NOTE」、「バクマン。」)
脚本=鈴木 智
美術監督=清水友幸

表題作だけあって、この物語だけ4話使っていた。
個人的に好きな昭和一ケタの時代背景と
東京の銀座を中心にした街並みが、アニメで観れたのは嬉しかった。

幼少の頃から、自分という人間にもがき苦しみ続けた主人公の
波乱に満ちた半生と、行き場のない生き地獄を味わいながら堕落し
狂っていく姿は、小畑氏の得意とするダークで繊細な人物描写が
すごくマッチしていたと思う。

また、主人公の父親が発する「人間失格」についての言葉、
主人公が苦悩の末ふともらす「生まれてきてすみません」という台詞、
タバコ屋の娘の「世間なんてひとりひとりの集まりじゃないですか」
という台詞は、自分の中のある想いに、特に強く心に響いた。


■5話~6話 『桜の森の満開の下』(坂口安吾)

キャラクター原案=久保帯人(「BLEACH」)
脚本=飯塚 健
美術監督=一色美緒

いきなりコミカルな山賊のお出ましで、わぁ~これはまた。。と。
原作から僕がイメージしていた世界とはかけ離れすぎていて、
唖然としてしまった。それに、大柄で筋肉質な主人公の雰囲気に、
堺雅人氏のか細い声はまったく合っていなかった。
背景からくる不気味さと狂気が伝わる美しさだけはあるものの、
途中の変なギャグで台無しになってるとしか思えなかった。
桜がとても美しく妖しげに描かれていただけに、残念。


■7話~8話 『こころ』(夏目漱石)

キャラクター原案=小畑 健(「DEATH NOTE」「バクマン。」)
脚本=阿部美佳
美術監督=上原伸一

前編を冬編、後編を夏編として、2通りの解釈による設定と展開で
見せたのが秀逸。 原作をどう受け取るかという問題そのものを
物語に組み込んだのは、すごく面白いなと思った。

登場人物は、先生、Kという男、お嬢さん、未亡人の4人だけ。
Kが自殺をするまでの出来事を、冬編でのお嬢さんは奥ゆかしく、
夏編でのお嬢さんは積極的でしたたかな女性という設定のもと、
物語の中の大まかな台詞は同じなのに、ニュアンスの違う言い方にして
まるで正反対の展開になってしまうところが、興味深かった。


■9話~10話『走れメロス』(太宰治)

キャラクター原案=許斐剛(「新テニスの王子様」)
脚本=川嶋澄乃
美術監督=金子英俊

物語が始まってまず、自分の大好きなアニメ作品の『魍魎の匣』と
まったく同じ演出と音楽と語り口だったことに感動してしまった。
なるほど、スタッフが同じだったので納得。

縁側に舞い込む桜の花びら、やわらかな光に包まれた部屋、
穏やかで懐かしいピアノのメロディー、美しすぎる万年筆やインク瓶。
それだけでも個人的にはしっかり鷲づかみにされたのだが、
原作の『走れメロス』を劇中劇としてうまく取り入れて再現しつつ、
原作のテーマとなっている約束と友情と信頼を、
このアニメの主人公である作家とかつての親友との甘くて苦い過去に
うまく重ね合わせてあって、それがまた僕の甘くて苦い記憶と
ぴったり一致してしまったものだから、
つきあげる胸の苦しみで、どうにも切なくなってしまった。

川嶋さんの練られた脚本に、胸をこじ開けられて参ったw
心の奥底に仕舞い込んでいたはずのものが一気にあふれ、
「うわぁ~~やられたな・・」と、しばし身動きできなかった。

待つほうがつらいのか、待たせるほうがつらいのか。
{netabare}
「待つことも待たせることも必要なくなってしまうことが一番つらい」
と主人公の独白に、自分も深く共感。
{/netabare}

ただし、どの作品にも言えることだけれど、観る人によっては
まったく違う解釈や感じ方があって当然なわけで、
自分が感動した、良い作品と思ったからといって、
感じる部分は人それぞれだし、逆に受け付けない人もいるとは思う。

でも・・・ほんとうに、この中の『走れメロス』は、
このオムニバスの中でひときわ美しく、味わい深い作品だった。


■11話   『蜘蛛の糸』(芥川龍之介)

キャラクター原案=久保帯人(「BLEACH」)
脚本=小林雄次
美術監督=金子英俊

全体通して原色を使い、特に赤と緑と青が強烈な印象を残す。
サイケデリックで不気味な地獄の様子や、悪の限りを尽くした主人公の
殺戮シーンは、なかなか迫力があった。
それだけのことをしておきながら、子どもに刺された後の彼が、
目の前にいる蜘蛛を殺さなかったのはなぜか。
それがやがて、地獄での蜘蛛の糸に繋がるわけなのだが、
蜘蛛にささやかな情をかけたあの心理描写には、
もう少し丁寧さが欲しかったなと思った。
しかし・・・悪人は地獄に堕ちても悪人というこの物語、
なかなかシュール。


■12話   『地獄変』(芥川龍之介)

キャラクター原案:久保帯人(「BLEACH」)
脚本=小林雄次/いしづかあつこ
美術監督=金子英俊

「蜘蛛の糸」から物語は続いており、
こちらでは国王の悪人ぶりが描かれる。
地位と名声を得ながらも、愚かな人間はどこまでも愚かで。
そしてその国王に目をかけられている絵師の、「地獄を描きたい」
という欲望が強烈で悲惨な犠牲を生み出すにも関わらず、
絵師はどこまでも絵師で・・・
なんとも、最終話にして一番後味の悪いエンディングだった。

それでも、アジアンチックな雰囲気を独特の色彩で描いた背景は
強い個性が感じられて、なかなか良かった。

投稿 : 2019/10/12
♥ : 30

62.9 4 人間失格アニメランキング4位
バーナード嬢曰く。(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (189)
705人が棚に入れました
バーナード嬢こと町田さわ子と読書家の友人たちが図書室で繰り広げるブンガクな日々。古今東西あらゆる本への愛と、「読書家あるある」に満ちた“名著礼賛”ギャグ!

声優・キャラクター
喜多村英梨、小松未可子、市来光弘、洲崎綾

蒼い星

★★★★☆ 3.5

原作は文章だらけ。

アニメーション制作:Creators in Pack
2016年10月 - 12月に放映された全12話のTVアニメ。
原作は、施川ユウキにより『月刊ComicREX』にて連載中の漫画作品。
5分枠でCMを除きEDを含めると3分30秒です。

【概要】

学校の図書室に入り浸ってる4人の生徒の読書ネタ話。

とりわけ、
本の内容を理解する気がないのにファッション感覚で読書通ぶりたい町田さわ子。
本についてこだわりまくりのガチの読書マニアの神林しおり。

お互いに無いものを持ち合わせている二人が小説をネタにトークをして、
互いの知識量と見解の相違から来る会話のズレを楽しむ作品です。

【感想】

絵的に『キルミーベイベー』ぽいアニメなのですが、
原作を読んだら全然違っていて、アニメ向けにキャラデザを可愛くしていますね。
登場人物が少ないのもキルミーっぽいですし、
“ド嬢”こと“さわ子”が“やすな”みたいなものかな?と観てみました。

まず、作家の人名の引用と固有名詞がやたら多くて、
読書家じゃないと会話の中身があまり理解できないのじゃないか?と。
知ってる人なら、ニヤリと出来るのでしょうけどね。

ただ、本をあまり読まない自分でも、
作中のやりとりをみて学生時代を思い出しましたね。

・ちょっと本を読んだだけで本を読まない奴は頭が悪いバカだと見下す奴。
・本を読んでも中身を咀嚼せずに、覚えたての知識を自慢する奴。
・小説の中の台詞を意味もなく前後の文脈を無視して引用してドヤ顔を晒しては場をしらけさせる奴。
・フィクションと現実を混同して『銀河英雄伝説』を引用して、
 いきなり日本の政治と皇室の批判を始める痛々しい奴。

実際に中学・高校時代に周りにいた連中なんですけど、知識との向き合い方が稚拙なんですよね。
私も当時若くて、失敗したこともありましたがw

この作品のなかでは性格の悪い読書好きは、存在しませんけどね!

たかが漫画原作の軽くて短いアニメなのですが、
上記のような傾向のある人間に観てもらいたい、
本との向き合い方に一定の方向性を与えてくれる、
本を好きになるきっかけを与えてくる作品かな?
と私は思いました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2019/10/12
♥ : 42

shino73

★★★★☆ 3.5

「へぇー」と「あるある」 これは傑作

これは短編アニメの傑作かもしれない。
文学全般が好きな僕には、
共感出来てクスっと笑える読書あるあるが満載。
ここに出て来る小説を全然知らなくても大丈夫ですよ。
主人公が名著を読まずに読書家ぶりたい“バーナード嬢”ですから。
いかにして本を読まずに読んだ風に語れるかとか、
映像化前に小説を読んで通ぶるにはどうするかとか、
村上春樹作品の批評はそっちのけで、
村上春樹作品との適切な距離感はどれが正解だとか、
そんなお気楽な小ネタ話ばかりです。
作者には知識だけ豊富な高尚ぶりたい読書家への、
批判も入ってるのかもしれませんね。
でも「本」が好きなんだろうな。
超短編なので好きな時に見れますね。

バーナード嬢、曰く
「人生を変えた1冊について語ってみたいけど、
 人生変えるのが面倒くさい…」

参考までに出て来た作品
「シャーロックホームズ」
「古典SF作品全般」
「銃・病原菌・鉄」
「日本3代奇書」
「フェルマーの最終定理」などなど

サクッと見れてお勧めですよ。

投稿 : 2019/10/12
♥ : 39

ato00

★★★★★ 4.2

バーナード嬢の意味がわかりません。まあいっか。

世にも不思議な読書ショートアニメ。
でも、読書のススメではありません。
本を愛でつつ、個々人の読書観のずれで笑いを誘うコメディーです。

会話がまさに機関銃。
大量の情報が詰まっているので、置いてかれそうになります。
読書好きなら、あるあるネタ。
本を読まないなら、それなりに。
そのテンポ感が心地いいです。

自称バーナード嬢、町田さわ子が主人公。
「さわ子」だけあってひたすらさわがしい。
読書しないで本を語る。
要はとんでもなく横着なお調子者です。

そんなさわ子に、
読書オタク女子、しおり
真面目女子図書委員、長谷川
常識男子、遠藤
が横槍を入れるのがこの作品のお笑いパターン。

中でも、激しいつっこみを見せるしおりがダイナミックです。
「しおり」だけあって、きっちりしたわかりやすい読書オタク。
もちろん、本を語らせたら止まらない。
空気も本も読めないさわ子に激怒することしきり。
このふたりの化学反応が爆発的に楽しいアニメです。

アニメタイトルは堅いけど、予想外に笑わせてもらいました。
コメディー作品としては良質と評価します。

投稿 : 2019/10/12
♥ : 33

計測不能 5 人間失格アニメランキング5位
青い文学シリーズ こころ(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (9)
62人が棚に入れました
日本の文豪による名作群を原作としたオムニバスアニメ『青い文学』。集英社文庫の「ナツイチ」キャンペーンの一環で行われた、著名漫画家が描く各小説のジャケット画を本アニメのビジュアルイメージに用いている。夏目漱石の本作『こころ』は『青い文学』第7~8話として放送された。 下宿で暮らしている一人の学生。彼は下宿先のお嬢さんから「先生」と呼ばれていた。ある日、先生は無愛想な男Kを下宿へ連れて行く。少しずつだが確実に、お嬢さんに対して打ち解けていくK。ついにそのお嬢さんに対する想いをKから聞かされた先生は……。 本作は原作の「下」パートを中心にアニメ化。実制作はマッドハウスが行っている。ちなみに、本作のキャラクター原案となったのは『バクマン』などの小畑健によるビジュアル画。

54.7 6 人間失格アニメランキング6位
青い文学シリーズ 桜の森の満開の下(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (11)
57人が棚に入れました
坂口安吾による集英社文庫『堕落論』に所収された『桜の森の満開の下』を原作とするアニメ。日本の文豪たちの名作を扱ったオムニバスアニメ『青い文学』の第5~6話として放送された。 自らを優しい山賊だと称する猛勇・繁丸。ある日、桜の木に対して理由もわからぬまま恐怖を抱いていた彼は、出くわした旅の一団から金品を奪うだけでなく、一団の中にいた女・彰子に魅かれ、他の一行を斬ってしまう。だが繁丸が考える以上に彰子はわがままで奔放な性格だった。彼が暮らす家に彰子を連れて行くものの、彼女は繁丸と住んでいた元もとの女房たちを殺すよう示唆。はたして彰子の言葉に踊らされるがごとく繁丸は女たちを斬り捨てていった……。 本作の実制作はマッドハウスが手がけた。なお『青い文学』は集英社文庫の「ナツイチ」キャンペーンで集英社の人気漫画家が表紙に描いたビジュアルを原案としており、本作は『BLEACH』の久保帯人がその役を担った。
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