仲間で能力なおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの仲間で能力な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の仲間で能力なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.0 1 仲間で能力なアニメランキング1位
陰の実力者になりたくて! 2nd season(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (209)
827人が棚に入れました
「陰の実力者」に憧れた少年は、道半ばで命を失い、シド・カゲノーとして異世界に転生した。新たな世界で「陰の実力者」設定を楽しむことにしたシドは、陰に潜み、陰を狩る者――シャドウを演じ、付き合いのいい配下の少女たちと闇の教団に対抗する「シャドウガーデン」を組織する。すべては妄想の産物……そのはずだった。ところが世界の闇たる「ディアボロス教団」は実在し、シドの知らぬところで「シャドウガーデン」は教団との抗争を繰り広げていた。次なる舞台は「血の女王」「妖狐」「暴君」の三勢力が統治する無法都市。そこは、ならず者がはびこる弱肉強食の世界だった。吸血鬼たちの支配者「血の女王」の討伐のため、姉のクレアに連行されてきたシドは、またとない「陰の実力者」ムーブの機会に心を躍らせるのだが……。「血の女王」を巡る陰謀が動き出し、無法都市は三つの勢力が入り乱れる。さらに姉のクレアも騒乱に巻き込まれ、シャドウガーデンも独自に行動。混沌を極める中、シドは人知れずシャドウとして暗躍しようとする。赤き月は昇り、覚醒の刻は来た――!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「月が赤い……暴走が始まる……もう時間がない」

引き続き原作未読で視聴継続。

【物語 4.0点】
全体構成は1期の2クールから2期では1クールに。
その中で「無法都市編」「偽札編」「オリアナ王国編」3つのメインエピソードを展開する。

内容は相変わらずシャドウ様が転生異世界にて、
陰の実力者プレイ時々モブムーブを満喫。
シャドウ様が最強過ぎて周りが深読み、翻弄されるループ。
シャドウもレビュタイに拝借させて頂いたお気に入りの決め台詞を何度も繰り返し、
ロールプレイをエンジョイされているようで何よりですw

とは言え、そろそろこのパターンも2期でさらに3ループもすると飽きてくる頃?
と思い始めた矢先の最終回。
(※核心的ネタバレ){netabare} 異空間転移を経て元の世界に戻ってきたシャドウ様。
彼が転生後サイバーパンク気味に崩壊した故郷という{/netabare} 衝撃的なシナリオ転回からの、
続きは劇場版「残響編」で。

これまで私はシャドウの陰の実力者妄想に現実が追い付く物だと思っていましたが、
転生にまで突き抜ける彼のロールプレイ願望そのものが次元レベルの崩壊や新生をもたらす特異点なのでしょうか?
私にとっては近年でもかなりワクワクする続きは劇場版で!の“叡智”の提供を心待ちにしております。

本作は2期1クールというより1クール+劇場版≒2クール相当の企画として捉えた方が良いのかもしれません。


「偽札編」にて信用創造が“陰の叡智”として転生異世界にもたらされ、経済戦争を巻き起こす件。
異世界転生界隈でもこうした経済ネタが提供、消費される素地があると分かったことが収穫でした。

無自覚に世界を振り回す主人公最強同士として『オバロ』のアインズ様とコラボすることが多いシャドウ様。
ここは同じくKADOKAWAが今年4月の新作アニメ放送から再起動を目論む『狼と香辛料』のホロ様との絡みも見てみたいです。
「偽札編」ではケモ耳も多数供給されたことですしw
ジョン・スミスとロレンス中の人同じですし。


【作画 4.0点】
アニメーション制作は引き続きNexus

バンパイアあり、列車上でのワイヤー武器による高速バトルありとバトルアニメーションは変わらずリッチ。

そんな中、作画の力を感じたのは最終回でのデジャヴを狙った対比。
(※核心的ネタバレ){netabare} 崩壊した現実世界にて、1期1話と同アングル、構図を多用して、{/netabare}
1期からの伏線も回収しつつ視聴者にカタルシスを与えたり、{netabare} バール最強{/netabare} のトラウマをほじくり返したりするw絵作りが巧妙でした。
視聴者の記憶を呼び覚ますには、説明都合のセリフや文字情報を長々と垂れ流すよりも、
映像で刺激した方が効果的であることを再認識させられました。


息抜き回となった8話のアニオリ水着回。
巨乳(一部虚乳)揃いのシャドウガーデンの美女たちの水着姿も眼福でしたが、
私が嬉しかったのは1期OPの白スーツの彼女たちの躍動が本編でも見られた事。

あの1期OPは現実世界の高校にヒーローとして身を潜めるシャドウガーデンというネタ映像かと思っていましたが、
2期を完走した上で見返すと、
シャドウが異なる宇宙の自分を観察している感もあって何とも意味深に感じちゃうんですよね。

そんなこんなで2期OPで描かれたシャドウ様の半生振り返り映像風にも、
何かヒントはないかと深読みしてしまう私。
完全に掌の上で踊らされていますw


【キャラ 4.0点】
私が1期で今後一番注目したいと思っていたオリアナ王国の王女ローズ。
「オリアナ王国編」でピックアップされ、おまけにドエム・ケツハットの陰謀も再提供され、
金髪や姫の転落ネタが好物の私は大満足。
シャドウ様はローズに闇の覇王覚醒ルートなどをご所望のようですが、
私は姫にはもう少しピュア路線寄りで救済と幸福をつかんで欲しいと願ってはいます。

もう一人私が1期で、またいつか見てみたいと思っていたヒロインの(※核心的ネタバレ){netabare} 西野アカネ。{/netabare}
意外と早い供給かつ、戦う黒髪美少女という、こちらも好物に再加工され提供され、望外の喜び。
そういう意味でも新作劇場版「残響編」の鑑賞は私にとってマストです。


1期では名前すら把握しきれない内にいつの間にか増殖していた感のあったシャドウガーデンの美女たち。
私は誰が推しかは未だ目移りしたままですが、一緒にいて安心できるのはデルタかなとは思いました。

シャドウに崇高な哲学があると信奉して真剣に迫ってくる絶世の巨乳美女ばかりだと肩が凝りそうでw
それよりはご主人様~♪とペットみたいに懐いて来るデルタ辺りとアホな掛け合いを繰り広げながら、
埋蔵金を発掘したりしている方が楽しいかなとw


【声優 4.0点】
主人公シド・カゲノーことシャドウ役の山下 誠一郎さん。
モブから最強までの振れ幅をカバーする彼の演技をさらに補完するゲストもスパイシーな本シリーズ。

今回は「偽札編」でシャドウが変装したジョン・スミス役に福山 潤さんを起用。
シャドウ様の特徴も捉えつつ、シャドウと既知の中であった狐も騙す変装の説得力も押さえる流石の演技。


“血の女王”エリザベート役に早見 沙織さん、教団第9席モードレッド役に子安 武人さん、強そうだったのにあっという間に退場した{netabare} CV.杉田 智和さんw{/netabare} など、
対峙する勢力の要所に実力者を配しキャスト陣は豪華。
シャドウ様も暗躍しがいがあります。


一方でヒョロ・ガリ役の松岡 茉優さんは、引き続きジャガ・イモ役の松重 慎さんとのタッグで、
アフレコで突如アドリブで{netabare} 「シドくんお金~♪」{/netabare} と高らかに歌い出すwなど、
届かぬ美女ナンパと一攫千金の夢を追い掛けるお約束のモブムーブを磨き上げる。


【音楽 4.0点】
OP主題歌はOxTが「grayscale dominator」で続投。
これまた複雑なピアノ伴奏にテクニカルに裏声を交える、カラオケで歌えなさそうな難曲でして(苦笑)
余人が立ち入れない世界観を構築し、『オバロ』と比肩するOxTの異世界転生アニメシリーズ主題歌提供は続きそうです。

『オバロ』方面からの刺客と言えば偽札編をバラード曲「Everything is Changing」で締めくくった前島 麻由さん。
楽曲提供は作詞・川田 まみさん、作編曲・中沢 伴行さんの夫妻。
まみさん歌手引退後もこうして音楽活動が続いていることを確認できると私も嬉しいです。


ED主題歌は引き続きシャドウガーデンのヒロインズが持ち回りで「Polaris in the Night」を歌唱したり。
最近知って衝撃的だったのが、ED担当順は監督がサイコロ振ったりして適当に決めていたという事実。
一見ランダムに思える順番にもきっと意味があるはず?と考察しかかっていた私w
やはり私はシャドウ様の言動を深読みし過ぎて踊らされるタイプの凡俗のようでw

そんな単純な私が、ラスト、最終話タイトル回収と共に挿入された{netabare} 1期OP「HIGHEST」{/netabare} で舞い上がったのは言う間でもありません。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

3期早く。同時発表しなきゃダメでしょ?追記 やっぱり映画でしたねえ…

 まあ、最後にきてすごい引きでした。世界観の提示とあの方の再登場。途中不満がないわけじゃないですが、上がりの3話が面白かったので、問題ありません。

 そう…物語というのはこうじゃなきゃいけません。伏線とか設定とかエピソードとかそういうのもいいですけど、重要なのは「展開」です。当初は凡百の異世界ワールドかと思っていたら…ですね。1期のOPとかいろいろ仕込んでそうでしたけど。

 本作はテーマ性は薄いですし、シャドウそのものはギャグ・アクション担当です。
 しかし、アルファ、オリアナ、クレア、アレクシア、シェリーなどサブキャラのキャラ造形がとても良くて、そこに感情の部分がはいります。この2重構造が「ワンパンマン」とは違った(いや、似てるか?)究極の俺TUEEEを実現しています。加えて、最終回でこの世界観です。エンタメとはこうでなければ。

 最終回はすごかったですが、オリアナをもう少し描いて欲しかった気がします。

 2期はやっぱり6話のアルファとオメガの対比が一番面白かったかな…単一回の演出というか脚本のうまさでいえばかなり上位に入るくらい良かったです。
 で、スタッフ調べたら、2期は脚本・シリーズ構成が全話加藤還一さん、絵コンテ・監督も全話中西和也さん、総作画監督が1話除いて飯野まことさんという方が担当されたんですね…え、ということは完パケなの?だからクオリティが高かった?

 どうせ人気出るのわかってるなら、同時発表しなきゃダメだろう?と思ってしまいますが…どうでしょう?こういう贅沢な作り方だと3期時間かかるんですかねえ…それとももう準備してるとか…早く発表してほしい。

 続きの発表ないのと、ちょっと面白くない回が2,3話あったので今回はストーリーは満点にしません。4かな。音楽と声優も4。キャラと作画を5とします。
 3期の発表みて、8話を再評価した上でもう1回評価すると思います。え、劇場版かも??考えたくないなあ…


 原作5巻くらいまで読んでて6巻も買ってるんですけど、アニメの方が圧倒的に面白くて途中から寝かしています。もう我慢できないので読みますけどね。



追記 映画かも…といやな予感が走った直後に映画の発表があり、ちょっと落ち込んでます。

 映画…お金はいいんですけど、面倒くさいのと1回だけしかみられないのでコスパと言うより、面白いところを何度もみたいんで…お金取っていいから配信になりませんかねえ…

 それと、テレビだったら見ていた視聴者は離れないんでしょうか?シリーズが下火になって逆効果はないんでしょうか?私は「青ブタ」は面倒になってしまいましたし…せっかく原作ファンだったのに作品そのものから心が離れてしまいます。その辺、マーケティング的な成功失敗は大丈夫なんでしょうか?





1話 話が分からない人は置いて行く潔さが爽快。期待以上です。

{netabare} 2期になってレベルが上がって帰ってきました。この作品を楽しもうと思わない人を置いてけぼりにする展開のスピードが潔くて素晴らしい。登場人物の説明もないです。「死にたくなければ逃げろ」「月が赤い」が気に入って、言いたくなってついでに人助けしている、というのは本作を理解している人に説明は必要ありません。そこが分からない人は1期から見てください、2期なんだから分かる人だけ見ればいいという感じです。
 この作品のクオリティに自信が感じられる無駄を省いたテンポがいい演出が素晴らしい。この制作陣には信頼がおけます。変な課金も独占もないし、風格すら感じられます。

 この超悪乗りでご都合主義の展開が面白く爽快なのは、原作の面白さをちゃんと理解し、マインドをそのままあるいはそれ以上に再現しているからでしょう。
 数多の作品が2期でクオリティを落とす中、大満足の1話となりました。このまま突っ走って欲しいです。{/netabare}


4話 通貨についてかなり面白い話です。
 
{netabare} 信用の本質はやはり感情です。貨幣に疑いが起きればハイパーインフレと取り付け騒ぎになります。そして紙幣の発行は国だけが出来るというのは法律があるからで、その法律が無ければ自治体や私企業でも紙幣は発行できます。その点では本作の今話のやり取りは正しいです。というか、その点を取り上げたのは面白い視点です。複数の紙幣が混在している状況でニセ札による信用のダウンはなかなか物語として理屈が通っています。

 そして、結構鋭い話なのに、相変わらずすっとぼけと真面目が混在して非常に面白かったです。導入の3話のあとで雰囲気が変わらないか見届けました。今期も安定のクオリティですね。{/netabare}


5話 本編が面白いというレビューはもういいでしょう。EDが良いですねえ。癖になります。

{netabare}  5話のEDテトリス花嫁オメガ…よかったですねえ。まあ、そこまでキャラには萌えないのですが、センスといか見せ方というか、とにかくいいです。クセになります。前期のアルファがかなり良かったので、2期はちょっと落ちるかなと思ってましたが、5話で認識を改めました。

 曲ですが、ドラムと管楽器の使い方が面白く、不思議なリズム感がものすごい引っ掛かりがあります。ただ、メロディーを思い出そうと思っても思い出せないという現象で、また聞いてしまうという感じです。
 この難しい歌を平然と…かどうか知りませんが、歌い切る声優さんは本当にすごいですねえ。

 本作はこういうところまでレベルが高いです。原作06巻も届きましたのでしばらくは楽しめそうです。{/netabare}


6話 あれ?信用創造じゃなかったっけ?兌換紙幣なの?俺TUEEEが生み出す歪な構造が、かえって色んな視点の物語を構成している。

{netabare} あれ?換金っていってますが、兌換紙幣だとすると、信用創造の問題じゃない気がするのですが?信用創造の場合は貸付と貸出の規模を裏付けなく「信用」だけで増やすから、取り付け騒ぎが起きるんであって、換金する「金(キンのほう)」があるならその金の範囲でしか、紙幣って発行してないからそもそも取り付けが起きようがない気がするのですが。

(追記 ちょっと調べました。話を追うと金の預かり証としての紙幣の性質と、信用創造をごっちゃにしているみたいですね。信用創造を始めた段階で金本位を止めないと、そりゃあ破綻します。これはニセ札関係ないです。そもそものミツゴシ銀行のやり方が詐欺みたいになってます。金との交換に応じるなら、紙幣と金の量をそろえないと…ドルで言えばそれがアメリカの中央銀行の地下金庫にあったと言われている金の備蓄です。たしか「007ゴールドフィンガー」に出てきた気がします。)

 それはともかく、面白いです。デルタとアルファの戦闘シーンが非常に良かったです。

 そして、俺TUEEEの歪さを逆手にとって立場による違いが非常に興味深い物語の構造になっています。デルタとアルファの知能の差によって、その構造が上手く表現されていました。
 ワンパンマン的ではありますが、本作はアルファ、オリアナそしてシャドウ等々いろんな立場がエピソードで途切れるのではなく、ストーリーの本筋になっているのが秀逸です。6話はそこにデルタが加わったのがいい対比となりました。無条件の信頼の対比ですね。
 1つのストーリーなのに様々な視点から状況を俯瞰するような展開が非常に面白いです。

 アニメの出来も含めやっぱり出色です。6話も非常に満足しました。


追記 デルタとアルファという対極ともいえるけど、もっとも強い2人のキャラとの戦いを1話に入れて、対比を見せるのが工夫したなあと思います。

 そして、その映像化の迫力が凄い。デルタが列車に迫ってくるシーンは鳥肌もので、一方で待ち受けるアルファ。性格が表れています。戦闘シーンも他では見ない丁寧で工夫があるバトル映像でした。

 そしてどちらもシャドウの正体に気が付きますが、その反応の違いがまた良い。
 ストーリーというより演出、画面作り、声優さんの演技も含め、コミカルでもありシリアスでもある見事な映像化でした。{/netabare}


7話 アルファの美しい涙すらギャグにする2重構造が素晴らしい。

{netabare} 本作の面白さが良くでてましたね。シャドウの思惑は矮小で目先の金が欲しい。それ以外のシャドウガーデンや大商会連合は真面目に経済戦争をやります。七陰はシャドウの考えが読めずシャドウの思惑の曲解で一喜一憂している。

 この2重構造が生み出すギャグを端的に見せたような話がこのニセ札編でしょう。
 それはまさにアルファとデルタの対比であり、本編と「かげじつ」の関係でもあります。

 まあ、ちょっと強引ではありますけどね。シャドウというよりはアルファのキャラ性が優れているからこそできる構造でしょう。原作をビジュアル化するときにこの2重性が胆であり、そこを強く意識したんだと思います。それが6話の2つのバトルだったんでしょう。原作にほぼ準拠しているのにアニメの方が各段に見せ方が上手かったです。だから、7話でのアルファの感動の涙がギャグになるということになるんだと思います。 {/netabare}


8話 くだらなすぎて草。逆説じゃなくて本当にくだらなかった。

{netabare} アニオリで期待してたのに…正直あの2人は普段から邪魔だったので、もう出さなくていいです。{/netabare}


9話 少しシャドウの出番を減らして真剣なパートを描いて欲しいかな。

{netabare} オリアナの深刻な想いと、シャドウのいつものフィクサー芸ですね。面白いし、演出はさすがという水準ではあります。

 が、シャドウのコミカル面よりそろそろ女性たちの物語中心に描いていいんじゃないかなと思います。シャドウパートは清涼剤としてコミカル担当で、もうちょっとじっくりオリアナとか他の女性を描いて欲しい。

 まあ、新エピソードのスタート回なのでしょうがないですが、6話のアルファとデルタの対比が素晴らしかっただけに、少し緊張感のある掴みが欲しいですね。{/netabare}


10話 9話よりかなり面白かった。視点なんでしょうか?

{netabare} 9話よりも圧倒的に面白かったです。オリアナ、七陰等の真面目な行動が相対的にギャグになるから、視点をシャドウに合わせない方が面白いということでしょうか?

 そしてギャグと同時にオリアナのシリアスストーリーにも感情移入ができるので、本当に不思議な作品です。 {/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21
ネタバレ

こま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

12話最終回視聴。穴に吸い込まれる主人公!そして劇場版制作決定!やったぜ!!

1期視聴済み。マンガは最新刊まで購入済み。2期以降の部分だけ読んでない(あとから読む派)


なんやかんやあって、あんながこんなで、そんながどんなで、これこれこうして、こんな感じがこうなってぇえええ!こうだ!
ワロタw

まあ1期からそこまで経ってないし、ある程度は覚えてるので個人的には問題無いが…2期から観た人は…2期観れるなら1期も観るよねたぶんw
とは言え2期から観ても作品の雰囲気、どんな感じなのかは分かりやすいと思う。
作品紹介も既存キャラ紹介も分かりやすい。

シャドウも7陰も相変わらずで良いなぁ。
ベータも変わらないなぁw

盗られたら盗り返す倍返しだ!
シャドウ、セリフが気に入ったのか同じセリフを繰り返す。壊れたラジオかなw
不穏な空気が漂うもののシャドウはあの感じなのでギャグアニメにしか見えないの笑うw

待ちに待った2期が来た!楽しみ!視聴確定。

2話視聴。
{netabare}〇〇アトミックで終わるw

相変わらずシャドウは壊れたラジオの如く「死にたくなければ逃げろ。暴走が始まる」
「月が赤い…もう時間がない」「死にたくなければ逃げろ。残された時間はあと僅かだ」
人がいるところでひたすら言いまくるwどんだけ気に入ってるのだろうw

今回もシリアス回だが、シャドウが気の抜けた喋り方で登場するのでアレ?シリアス回だよな?とか思ってしまうの笑うw

アレは流石に予想外の出来事だった…。初見で予想出来るわけがないw
登場の仕方を変えたいと言って登場した瞬間終わった()

これから始まる!とか思ってたのにアレはちょっとw
ちなみに3話以降はちゃんとあるよ!やったね!{/netabare}

3話視聴。
{netabare}シャドウ何も考えていなかった事が分かるw
ベータが戦ってるのを見るの初めてかな?
〇〇〇〇がアトミック唱えてるのワロタw
毎回思うが会話が噛み合ってないの笑うw
「ガンバえー」確かに3歳児w
改めて思ったがシャドウってチートだよねコレ…。
そう言えば忘れてたけどこの都市の建物の景観ヤバいなとw
貯金箱とか言ってるぞコイツw

はぁ毎回面白くて良い…。{/netabare}

4話視聴。
{netabare}最初新キャラかと思ったよw
そう言えば地味なあったよなぁ()
話しの内容で察した()
一般女性が盗賊っぽいのに襲われてナイフで服と下着を切ったと思ったら…。

毎回思うけど計画がガバガバなの笑うw
指摘されるもごり押し→深読みした結果驚かれるいつもの展開()
まあ確かに子供なら誰もが考えそうな事だけどもw実行したやつ初めて見たw
そしてデルタ回。いつものように全裸w(下は履いてたか?)
シャドウの上で毎回いろんな体勢でいるのにいつも通りなシャドウ。まあ無いもんねw
「なら1人くらいは良いか」1000は凄いなぁw
コレまた無駄に終わるんだろうなぁ(トオイメ{/netabare}

5話視聴。
{netabare}ガンマの実力が明らかに…ビームサーベルの持ち方が野球のバットの持ち方なの笑ったw
とにかくテキトーに攻撃するが当たらないwただのごり押しである()
そしてひたすら転ぶ…転んだ瞬間終わっていた…。
最後のアレはやりたい事リストの1つなのだろうか?指の動きが無駄にカッコイイの笑うw {/netabare}

6話視聴。
{netabare}匂いで分かるの草wそしてコレ前にも見たなw
そして話しを聞かない噛み合わない同じ話しを繰り返すwうーん、この()
ジョン・スミスの実力が明らかにw
相変わらず糸を使って今度は7陰2人を圧倒。

シャドウ演出を優先するあまり健康を害すw演出<健康とは?
今回は糸を使ってのバトルが凄まじい。相手が強いと戦いが映えるの良いねw
この感じだとこれ以外も使えるのかな?
杉田さんも大概だったけどそれより酷いとかw{/netabare}

7話視聴。
{netabare}まあ簡単に言うとこれの所為で聞こえなかったの草なんだ。
まあ確かに何か聞こえてた気はしてた。
ようつべで確認してああ、なるほど()
なのでようつべで確認するか2度観ることをオススメする。

今回も気の抜けた話し方するのと相手の所為もあってシリアスがシリアスになっていないw
ボイ◯レ◯ーダーで世界が消滅するだと!?血濡れのサン◯ク◯ースとかよく分からん話しになってるよw「アレ?アレ?話しが繋がらないね?繋がらないね!」

今回で2回目だからね仕方がないね!といういつもの展開デスネ。
そして見つかったアレの中身は何だったのか?{/netabare}

8話視聴。{netabare}8話だけ観るのもオススメ!
男の腹筋ピクピクとか乳首なんていらんのよw
モブ2人に関してはいつも通りなので安心して観れると思う(少しだけ見たけど結局…)
相変わらず扱いが酷くてワロタw

とにかく7陰の水着はエロかったw
他にも温泉に裸にウサミミバニーガールにお尻。…に便○薬w
一瞬欲しいとか言ってた気がするが気のせいだろうw
副作用で穴という穴から体液がダダ漏れw〇〇○ピンチ!幼児化wウサミミバニーのお尻w
こんなので良いんだよw回w

前期のOPのアレをここで回収。

そして当然の流れ…2人の戦いはコレからだ!
声すら出ないのは初めてか?{/netabare}

9話視聴。
{netabare}そう知ってる人は知っているドラゴンクエストである!たぶんゾーマな気がする…。
…だけど女の子にこの格好はちょっと…とか思ってたけど、なんか違うからいいか!

最初誰だっけ?とかふつうに思った。名前で呼んでるし親しいよねコレ、学生?先輩?それともそれ以外で誰かいたっけ?と。
そのまま観てると思い出した。暗くてちゃんと見えてなかった気がするけどこの人か!
服着てるとこんな感じなのかー。

そして…女の子が自分の胸を持ち上げていた…ただそれだけ。
たとえどんなにシリアスで女の子が大変な状況でも見てしまうのはしょうがない…しょうがないよね?
久しぶりのシドの弱弱モブプレイ。ボコボコにされお尻が半分とか久々見たなw
「誰だか知らないけど分かってる奴がいるじゃないか!ボクも負けてなられないな!」…うん

「前からやってみたかった囚人生活を堪能しつつ…」!?違うそうじゃないw絶対違うw
スリル&サスペンス!そしてプリズンブレイク!!目立ちつつ目立たないで目立つとは?

欲しい物は殺してでも奪い取る。良いよね?無法都市ルール。ボクは好きだよ?
要するに強い奴が正しい。つまりボクが正義だ!

「社員番号か何かかな?」まあ知らなきゃそんな反応になるよねw
ただ全く何も知らなかったのには驚いたけどw

〇〇…?ローズ先輩が〇〇!?ボクの陰の実力者プレイを捗らせる為には彼女が〇になる事が必要なんだ!待っていろ!ローズオリアナぁぁぁぁあああ!!{/netabare}

10話視聴。
{netabare}テンプレ悪巧みが始まる!と思ったら始まるのかコレ…。

今こそ僕の磨き上げた縮地が輝く時!…まあ飛んでるしね今更だよね。
縮地って聞くと個人的にはネギまかな。あと似たようなのだとBLEACH、ワンピースもかな?

「スライム率99%…重心の移動に合わせて常に微細な魔力操作を繰り返しているカオス理論すら想定した無駄に無駄の無い無駄な努力。〇の努力の賜物かなって。」
ここまで分かるのも凄いがここまでしてるのも大概w

テンプレ悪役w
「モブにすら手を抜かないテンプレ悪役スタイルとは。その生きやよし。」
「みんなの血税の仇は僕が取るよ。」いつものやつw
触手が見えてんの草。
かなり目立ってたけど大丈夫?

メイドさんはスライム率0%!
手を擦って外したのかアレw
年俸制かーw
美女の誘惑を宗教の勧誘てw
確かに落ちかけてはいたような?

足が震えている?少なくとも主人公は震えてない…。てかすごい体制だなw

一言も喋ったことがないのに愛し合ってるとは?
相手の事を全く考えてないとああなるのか(白目 
表情が分からないってスゴイネ!
自分の好きな相手がイケメン王子様に見えるアレかなw

クッキー食べながら真面目な話ししてるんだけどナニコレwそれも喋ってる間中()
シリアスな場面なはずなんだけど…。食べかすも気になってしょうがないw
ただ…「あなたには覇王になって欲しいんだ!」「私の事をそんなに…!」コレである()

またもやお風呂で股パチンする主人公!オシリw
ベータに対するイータのアレは昔からかーwなるほど前回のアレはそう言う事か。

まず中身を確認しようか!
悪者さん色々企んでるんだけど…さて中身はどこに行ったのでしょうか?(トオイメ{/netabare}

11話視聴。
{netabare}握られた手を外そうとするが外れないwそして顔よw
ストーカーは自分がストーカーである事には気付けない!さてストーカーは誰でしょうか?
へのへのもへじ草。
何で裸にネクタイで演奏してるのに皆んな気付いてないんだろうね?

男女2人が部屋に居て男がズボンを履いてるとアレに見える不思議。
黒きバラ…ああ脱獄した後のやつか。リーダーはあの2人w「アレはなんか違ったしなぁ。」
いつもの話しが噛み合ってない花壇のお話し。
地面歩いてると思ったら…。

母親と濃厚なディープキッス!したのは誰でしょう?
ある場面を目撃したが…この顔は初めてかなw
「コレはアカン。異世界ファンタジーじゃなくて○ドラになってる。どうにか夕方6時台に軌道修正しないと。」やってるの草。コレ見せたらあかんやつ()
なるほど一期の黒幕はこの2人か。ああ…うん…なんか…ごめんじゃないw
ここで耳にくるやつ来たー!!

お風呂で体を洗おうとしたら…本物に見えるレベルかー。
相変わらずの比較対象w「よくぞここまで辿り着いた。」
そして一緒にお風呂!まあ見えるわけがないけどね!

やっと気付いたか…おせぇよ!3回同じ事してんのホントw慌て過ぎるのもまあ分かるw
まだ探してるよ()この子はどこにでもいるなぁほんとw

こうなる事を分かっていて託したのか…。分かっていてもああいうの好き。

そして最後!個人的にアレはテンション上がる!こういうの好きな人多いじゃないかな?
…まあでも一言。がんばぇぇぇぇ!{/netabare}

12話最終回視聴。エロいだけじゃなかったメイドさん!
生首二つと体が半分。今回結構グロいかな。

「流石異世界!コウモリもスケールがデカイ」アレをコウモリ呼ばわりw大災害来たー!
やっぱりこのメイドさん有能だったか。

前髪焦げただけで済んでるのホント草。
糸がお気に入りになったシャドウ!観てて楽しいからイイけどね!
モードレットさんアーティファクトフル装備なのに重症!見た感じ体削られてる?
いつもの、みんな死ぬんだからペラペラ喋ろうか回。
イイよね!別世界!神隠しにアトランティス!
オレは逃げるけどお前達は滅ぶのだ!!グシャ()コレもいつもの。

「ラスボス戦みたいで楽しい」「挙げ句エフェクトは使い回しか」
生きてたけどぼろぼろだったので融合!
「典型的な失敗作だな」デルタ以下とか言われるラスボスさんかわいそう…。
そして宇宙…来たーー!!

色々説明してるんだけど途中から分からなくなり何時ものなんやかんや以下略。
「とにかく凄いエネルギーで。まあ原理なんてどうでもいいか」
ここで耳に響く新アトミック!相手は消滅した!
「たまには力押しの脳筋プレイも悪く無いよね?」
アレ?何時ものは脳筋じゃないと?

アトミック放った後に土星?と惑星がいくつか見えた。似た世界なのか?

フラグはいつもの様に立っていた…ので開いた穴に吸い込まれるシャドウ!
ここってもしかして…。でも何か違う?何この終末世界…。
ある人物が救世主扱いなのだが…。酷い目に遭うのは運命なのだろうか?
何とかスレイヤーさんを知ってる人が居るって事は…。

救世主さん見た感じ魔法みたいなの使えてたし魔力があるのかな?
とは言えあっさり捕まってるし、ここはそこまでじゃない?
そうなると最近観た現実世界をも無双する展開になるんだけどいいのかw
さてホントにこの世界にシャドウが必要なのかw
オマケでベータ巻き込まれてて草。

劇場版(続編)制作決定は素直に嬉しい!けど3期も来て欲しい。
まだまだ先になるだろうけど気長に待ちますか。

最初から最後まで楽しく観れるアニメって良いね!終わり。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

66.7 2 仲間で能力なアニメランキング2位
望まぬ不死の冒険者(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (107)
353人が棚に入れました
「……絶対に、俺は神銀(ミスリル)になる」 その決意を胸に冒険者になって早十年。レントは地道に剣の腕を磨き、知識を蓄え、冒険者組合(ギルド)へ貢献しながらも銅級下位のまま。それでも毎日のように迷宮に潜り、努力を続けていた。そんな中、低位迷宮《水月の迷宮》で未踏破区域を発見するが、そこで遭遇した《龍》に喰われてしまう。 命運尽き果てたと思われたレントだが、何故か意識を取り戻した――最弱の魔物・スケルトンとして。それでも絶望に陥ることなく己にできることを模索するレント。手始めに魔物の特性である《存在進化》を利用して上位の魔物を目指し、人間に戻る道を探すことに。 不死者(アンデッド)となったレントは、再び神銀級冒険者を目指す。
ネタバレ

ヤマナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

基本みんな、いい人。

まず、OPがダサい。
歌も素人かな?酷かった。まぁでも本編とは関係無いものとしてスキップしよう。

1話。
底辺冒険者がダンジョンでスケルトンになって…。
ギャグアニメって感じかな。
作画はまずまず。
説明口調が多く物語に入り込みにくい。
終わってみて、 {netabare}ずっと骨でギャグアニメで行くと思ってたらグールに進化した。ゆっくり一人でコツコツと進化していくのは意外と好みかも。{/netabare}
2話視聴
ぼーっと見てたら楽しめるけど、進行が遅いわりに内容が薄い。特に見せ場もなくダラダラと進んでるけどサラッと街に戻れてる。
世界観とかテーマは好みなんだけど中身が薄くて残念な感じ。先に期待してもう少しみようかな。

全話視聴
思っていたより楽しめた。
タイトル通り、不死になった主人公が冒険者として色々するんだけど、
転生ものでもなくハーレム要素などもなく純粋にファンタジーなアニメとして楽しめた。
王道と思いきや新しいかも、、、。
全体的に平均的、作画も良すぎず悪くもなく、音楽はopはダメだけどedはよかった。
ストーリーも驚きってものはないけど既視感があるほどではない。
しいていうなら、キャラクター性が少し弱いかな。
皆普通にいい人って印象で頭には残らない。
まさしくこの作品のような人たち。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ちゃんとファンタジー世界で冒険者してます。

丘野優(原作)、じゃいあん(イラスト)による原作小説は、『小説家になろう』から『オーバーラップノベルス』(オーバーラップ)で書籍化(既刊13巻、原作未読)。
なお、中曽根ハイジによるコミカライズ版(※原作コミック扱い)が『コミックガルド』(オーバーラップ)で連載中(既刊12巻、コミカライズ版既読)。
アニメは、全12話(2024年)。監督は秋田谷典昭。制作は、『ストライク・ザ・ブラッド』シリーズ、『武装少女マキャベリズム』などのCONNECT(現在、SILVER LINK.に吸収合併)。
(2024.3.27初投稿)

【あらすじ】
主人公のレント・ファイナ(CV.鈴木崚汰)は、最上級冒険者の称号である「ミスリル級」を目指し他の冒険者の面倒見が良いと冒険者ギルド内でも評判であったが、冒険者としての実力は低い銅級冒険者どまりであった。
ある日、いつものように迷宮をソロで探索していたところ、隠し通路を発見し、その先でドラゴンと遭遇して食われてしまう。
しかし、そこからレントが意識を回復したときには、既にレントとしての記憶を残したスケルトン(不死者)になっていて、魔物を倒すことでスケルトンからグールのように上級の魔物に進化することができる「存在進化」という力を手に入れていた。
何とかその迷宮から脱出したレントは、旧知の仲であった銀級魔術師のロレーヌ・「ヴィヴィエ」(CV.小松未可子)を頼ることに。そこで、ミスリル級になる夢が諦めきれなかったレントは、ロレーヌの助力を得て、新たにレント・「ヴィヴィエ」として最下級である鉄級から冒険者をやり直すことになるのだった…(主人公のレントが「望まぬ」形で「不死の冒険者」になったというお話)。


本作は、システムコマンドが空中にポンと出てくるようなゲーム的なファンタジー世界ではなく、主人公がアンデットに転生するものの、異世界転移・転生ものでもない。
テーブルトークRPGの『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のような冒険者の雰囲気を重視したハイファンタジー作品。ちゃんとファンタジー世界で冒険者してます。

本作の魅力の1つは、クソ真面目なレントと、魔女(研究者)としてちょっと世間ずれした美女ロレーヌとの掛け合い。特にロレーヌがレントの「若い娘」発言に反応するところが必見。

ただ、本作は、壮大なストーリーの導入部分をアニメ化したにすぎず、世界観や設定、主要な登場人物、存在進化などの説明を一通りして、さあこれから様々な謎を解いていこう!というあたりで終わってしまう感じ(この手の壮大なストーリーものだとよくあるパターンではある。)。

だから、なんか怪しい人が出てきても、その正体はわからないし、なんでレントがアンデットになってしまったのかや、魔力・気力・聖気という3つの力を操ることができるという稀有な能力を持つのか、などは一切分からないまま(私はコミカライズ版で先を知っているのでストレス感じなかったですが、知らないとストレス感じるかもしれません。)。

唯一、最終話でレントがアンデットになってまでミスリル級冒険者を目指す理由が明かされるのですが、駆け足過ぎて、『望まぬ不死の冒険者』をネットで検索すると、予測で「打ち切り」が出てくる始末…
(確かに、打ち切りエンドっぽいですが、アニメジャパンでレント役の鈴木さんが皆さんの応援があれば、数々の謎が明かされる日がくるかもしれませんと言っておりました。最終話については、序盤の湖の主様の話はカットして、最終話に尺を使った方が話としても面白いし良かったのでは…)

とまあ、他にも色々と突っ込みどころがあるので、なんかもっと面白く出来た感じがするもったいない作品ではあるのですが、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のような世界観が好きな人にはオススメの作品となっております。

あと、本作は、これから面白くなりそうというところで終わってしまうので、個人的には、2期を是非作って欲しいです。


【コミカライズ版の宣伝】
近年、『コミックガルド』(オーバーラップ)からは、『ありふれた職業で世界最強』、『黒の召喚士』、『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』、同シーズンの『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』など続々とファンタジー作品がアニメ化されており、2023年秋季には、『最果てのパラディン(2期)』がアニメ化。

『最果てのパラディン』のアニメ版では、「原作コミック」の表記がなく、アニメ版とコミカライズ版で表現の差が結構あったのですが、本作では、コミカライズ版が原作コミックとしてクレジットされてます。

とはいえ、『最果てのパラディン』ほどではないものの、またしてもコミカライズ版とアニメ版で内容に結構差があるのですよ(個人的には、コミカライズの方が好みですが、両者の差を楽しむのも一興かと。)。

コミックガルドは、webで見られるので、もしアニメを観て興味がわいたのならコミカライズ版もオススメです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ミスリルの輝き

不幸なことでアンデッドになった主人公が人間に戻る方法を探しながら魔物としての進化、冒険者としての成長を目指していくファンタジーアニメ
わかりづらいところなくて見やすかったし、面白かった!

「地味」「マジメ」「低予算っぽい」
最果てのパラディンと似ていますねー
こういうマジメなファンタジー作品好きだけど絶対バズらないですよねー

キャラデザぱっとしない(作画のせい?)、設定はそこまで緻密じゃないけどマジメに世界観と話とキャラクターを作り上げていて、目標に向かって着実に一歩ずつ進んでいる感じの丁寧さがとても良かった

投稿 : 2024/04/20
♥ : 17

68.3 3 仲間で能力なアニメランキング3位
マッシュル MASHLE 神覚者候補選抜試験編(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (85)
360人が棚に入れました
誰もが魔法を使い、その優劣が全てを決める魔法界。人里離れた森の中で、日々筋トレの鬼と化す少年・マッシュの秘密は、魔法が使えないこと。その秘密を他人に知られた時、日常は一変!! なぜか魔法学校に入学し、トップを目指すことに…!? 鍛え上げた筋力とパワーで、全ての魔法を粉砕するアブノーマル魔法ファンタジー、ここに開幕!!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

シンプルな面白さ

ワンパンマンがハリーポッターの世界に迷い込んだようなアニメ
1期とだいたい同じなので、雰囲気が好きなら2期も楽しめると思う
シンプルな面白さは健在、安定して面白かった!
{netabare}
魔法が使えない者に人権がないような世界で、魔法が使えないマッシュが友達だけじゃなくちゃんと実力のある人達から徐々に認められていくのがいいですね

欠点はマッシュが強すぎるから戦闘で負けそうな気がしないので悪い意味で安心して見ていられるところ、これはワンパンマンも一緒ですね
キャラクターが好きになれないとだんだん飽きてくるかも

でも私はマッシュと仲間達みんな好きなので楽しめています
ぜひ最後までアニメ化して欲しいです {/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

サルモネラ菌 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

うーん

ジャンプの連載1話目からマッシュル見てた人だけど
マッシュルは面白いとは思う。けど、全世界で大バズりするほどの物語ではないかなと思う。鬼滅と同じ。例えばドラゴンボールが全世界で大ヒットしたのは必然だと思う。でもマッシュルはopの力でヒットしたという感じ。もちろんマッシュルという作品はおもしろいと思ってるし、結構好きだけど、過大評価かなと思ってる。アニメあんまり見ない人が見たら
面白く感じると思う。
・マッシュの人外戦法(褒めてる)が面白い
・キャラへの感情移入が少しできない
・ギャグが時々寒い
・ストーリーに深みがない
・どんどん上へと行くワクワク感がいい
と言う感じで良いところもあり、悪いところもある
というかんじ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今期のOPがむちゃくちゃ良い

Creepy Nuts
あれ?むっちゃいいやんwと思ってたらなんとSpotifyの海外チャートにランクインしたそうな
元々Creepy NutsのR指定はフリースタイルがとんでもスキルの人ですげーなーの記憶の人で曲なんて知らなかった
それがCreepy Nutsで活動してるってのをアニメ夜ふかしの歌で知った
そもそも夜ふかしの歌自体が曲からのイメージで作られたアニメっての聞いてびっくり
アニメの中で流れるロスタイムが気に入って速攻ミュージック開いて検索したけどまだ出てなくてずっと待機してたほど
なのでいずれまたなにかのアニメで曲提供するだろうなーと期待してたので嬉しかった
今回の曲はドレイクのCurrentsにも使われてるドアがリズムよくキーコーキーコー鳴ってるような音が特徴的なサウンドに相変わらず面白い歌詞
マッシュがそれに合わせてリズミカルに踊る

ぜひOPすっとばさずに見てみてね

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

67.6 4 仲間で能力なアニメランキング4位
弱キャラ友崎くん 2nd STAGE(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (101)
307人が棚に入れました
友崎文也は、日本屈指のゲーマーながら現実ではぼっちの高校生。“人生はクソゲー”だと言い切る彼が出会ったのは、学園のパーフェクトヒロイン・日南葵だった。「この『人生』というゲームに、真剣に向き合いなさい!」人生ははたしてクソゲーか、神ゲーか?日南の指導のもと、弱キャラ高校生の人生攻略が幕を開ける!

声優・キャラクター
友崎文也:佐藤元
水沢孝弘:島﨑信長
日南葵:金元寿子
中村修二:岡本信彦
七海みなみ:長谷川育美
竹井:水野駿太郎
菊池風香:茅野愛衣
夏林花火:前川涼子
泉優鈴:稗田寧々
ネタバレ

あ~にゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

演劇のストーリーが‥

今期も作画がとても良く、女の子達がかわいい。
私のイチオシはみみみです!元気で可愛くてポニーテールが最高。

{netabare}
後半からいよいよ友崎君の彼女選びが始まりましたね。
私は断然、みみみ推しです!
たぶん、みみみが1番友崎のことを好きだし幸せになれると思います!

それにしても、菊池さんの演劇の脚本がつまらな過ぎて時間を無駄にしています。
演劇のシナリオを説明しないと最終回に菊池さんを好きになる理由に説明がつかないのは分かるのですが、イマイチ共感できないし、個人的にはみみみと付き合って欲しかったです。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

なんか、見てて疲れる。

1話視聴感想
二期は強キャラとしてスタート。クラス女子のボスみたいな子を
クラスマッチで本気にさせるには、みたいなことを始める。
...なんのアニメなんだろうと少し思った。
ラブコメか青春物と思ってたけど、どちらも薄いような。
あと作品テーマに絡めているんだろけど、無理やりゲームみたい!
に合わせようとしてて演出やキャラの思考に少し無理があってチープな感じに見える。

一話では可愛いも、キュンも、懐かしいも、青春だなーも、感動も、リアル感も、ドキドキも感じられない。

あとOPちょっと騒がしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

全話視聴
前半はイジメを主軸にした感じ、後半は文化祭+恋人作りメイン。
それはいいとして、、、。
主人公、あと菊池さん考えすぎじゃない?え、そんな考えて人間関係構築してるの?
そんなに考えてたら人間嫌になるしそんなに考えたところで人はそんな思い通りにならない。

そして、物語の設定が好みじゃない。
うらであれこれ話し合ってゲーム感覚で人と付き合う。
あれ菊池さんや、みみみがしったらなんて思うんだろう。
楽しい気持ちにもドキドキもしない。なにを見てるんだろってなる。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

正しさの証明

原作未読ですが面白かった
すごくデキがいいアニメだし、何よりキャラクターの描き方が上手だし、1期の引きこもりな友崎くんの視野はまだ狭くて目の前の出来事で終わってたけど、2期になってリア充の仲間入りした友崎くんの視野は凄く広くなって、クラス全体が見えるようになって人間関係が大きく広がりました、今まで目に入らなかったことが見えるようになって友崎くんの成長がこんなところにも表れています
不自然なこともあるけど、とてもいい作品です!いちばん好きなのは水沢

一期は引きこもりコミュ障だった主人公をリア充に変えていくのがメインテーマのようだったけど、1期の主人公の成り上がりはこの作品全体の本筋ではなく、前フリというか準備期間かな?
キャラクターの描き方がとても上手で、奇抜なキャラ付けに頼らず見事に様々なタイプの高校生を描いているので普通にラブコメとして面白いけど、作者の描きたいものはラブコメのもっと先にあるように思いました

【日南は友崎くんに何をさせたいのでしょうか? 考察】
まず、2期を見ていくと{netabare} この物語にとって主人公が弱キャラからリア充になるのは手段であって目的ではないことがなんとなくわかります、2期の終わり方もハッピーエンドのように見えるけど、この物語の象徴のような位置の日南のことはほとんど掘り下げられてないですからねー
日南はなんで主人公をリア充に導いたのでしょうか?
ゲーム的に表現するなら、私は「ラスボスである日南に挑む勇者を育てたかった」んじゃないかな?って思いました

日南は他人の人生なんて放っておけばいいのにすごく面倒くさいことをしています
「人生なんてクソゲーだ、与えられたものが最初から違う」と言う友崎くんに対し、「私は努力をしてリア充になった」「正しさを証明する」と言う日南
友崎くんをリア充にすることで日南は自分が正しいことを証明したいんですね
じゃあ手間をかけて証明しようとしているその正しいことって何なの?
「一生懸命努力をして作り上げてきた今の日南は正しい」これを証明するのが彼女の目的なんじゃないかな?
「葵に妹って一人しかいないはずなんだよ」これと関係ありそうですね
この一言を言うためだけに10話のBパートまるまるつかってやっていたので日南の鍵になる話だと思う
日南は友崎くんに「彼女を作る」という中くらいの目標を出しました
「彼女を作る」はもっと高いと思うけど中くらいということは、彼女を作ることは日南にとって重要じゃないということです、日南は中学の時に彼氏を作ったけどすぐフったという話がありました、コレ、たぶん日南が自分の正しさの証明の一環でとりあえず彼氏を作るというミッションを達成したかっただけな気がします、だから友崎を自分と同じリア充にさせるために必要な過程なのでしょう
インタビューの時「嘘をついていると思います」と分析する菊池さん、「そのインタビューは聞こえのいい言葉に本音風の毒を混ぜただけのハリボテ」という印象を友崎くんは抱いていました
日南は自分のキャラクターを嘘で塗り固めて本当の自分を隠しているみたい
それと「正しさを証明する」というセリフ
日南ほど努力してきた人なら、本当はそれが正しくないことに気づくと思うから、友崎くんに自分と同じように努力して日南と同じくらいのリア充になってもらって、否定してもらいたかったのかな? パーフェクトヒロインを演じる自分を辞めるきっかけが欲しかったのかな? なんて思いました

日南はキャラというよりまるでこの作品の「システム」のようで、一期から一貫して相手が人間だという感覚を捨て去ったAIのような冷酷さを感じて、1期では不自然さが強かったけど、2期になってキャラが増えていく中、日南だけ意図的に人間味のないキャラクターとして描かれているように思います
日南が言った通りにしたら友崎くんは見事にリア充になることに成功した、っていうことは日南が正しい?
でも、最初から一貫して人間味のないキャラとして描かれている「日南が正しい」という結論でこの物語が終わるとは思えなくて

そんなわけで3期はいよいよ日南のおかげでリア充になった友崎くんが、「日南の努力は正しいかもしれないけど、人生はゲームじゃないよ」って感じで「日南が築き上げてきた圧倒的な正しさ」と戦う話になるんじゃないか?と予想します

そのうえで「弱キャラ友崎くん」というのはどういうことなのか、一期の最初ですら友崎くんは言うほど弱キャラじゃないんですよね、「キャラ」って言葉には「そういう人間を演じている」という側面もあるのでタイトルの「弱キャラ」の意味は、「弱い人間を演じている友崎くん」ということじゃないのかな?って思いました、大好きなゲームを極めた友崎くんは確かな自分を持っていて、リア充になって学校での立ち位置は大きく変わったけど、好きなものを素直に好きと言い、「人生なんてクソゲーだ」と断じる彼は最初から強い人だったようにおもうし、日南は友崎くんが「本当は強キャラ」だって認めたから彼を自分と同じくらいリア充に育て上げたんだと思う
パーフェクトヒロインの彼女が勝てない相手って、ゲームの友崎くんだけだから、一つのことを極めた彼の強さを、努力を信条とする日南が気づかないわけないと思うんです
日南のことはまだ全然良くわからないけど、きっと彼女は強いキャラを演じているだけで本当は強くなんてない
リア充になって弱いキャラを演じることを辞めた友崎くんが、強いキャラを演じている日南と向き合って、彼女を救う?
そんな話なような気がしました{/netabare}

気になったところは、2話3話あたりの {netabare}エリカや花火の行動、クラスメイトの反応や日南の対応がどれも不自然で共感できなくて、まるで全員が台本通りに動かされてるような気持ち悪さを感じた
もうちょっとこのエピソードは自然にできなかったのかな?
例えばエリカのことは、いくらクラス全員が味方でも上位グループの派手で性格がキツい女子を攻撃する勇気ある高校生なんてほとんどいないと思う、クラスで孤立させても他のクラスの子は? 先輩後輩は? 学校外でやばい人と繋がりあったらどうするの?
私はどんな報復されるか怖くてできないです

でも話の面白さとは関係ないのでこのくらいに
{/netabare}
先の話がとても気になります! おもしろかった

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

65.7 5 仲間で能力なアニメランキング5位
妖怪人間ベム[第1作](TVアニメ動画)

1968年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (63)
268人が棚に入れました
無国籍的な雰囲気と異形の主人公たちの独特の哀愁が人気を集め、幾度も再放送された怪奇アニメの名作。どこかの研究所で生まれた怪異な3匹の生物。彼らベム・ベラ・ベロは気高い正義の心を宿しながらも、決して人間ではない妖怪人間だった。善行を重ねればいつか本当の人間になれるという信念から、世の中の悪人や魔性の存在と戦い、人々を助ける旅路を歩み行く彼ら。だが、そんな3人に、人々は必ずしも理解の目を向けなかった。

声優・キャラクター
小林清志、森ひろ子、清水マリ、藤本譲
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

時代性と普遍性を備えた名作

1968年10月~1969年3月放送のテレビアニメ。全26話。
放送50周年記念ということで2017年10月から2018年3月までBS11で再放送されたので初視聴。全26話ですが、諸事情から第5話「せむし男の人魂」、第8話「吸血鬼の寺」、第15話「狙われた目玉」は放送されていません。

国籍を設定しない独特の世界観で、毎回舞台となる街が変わります。三人の妖怪人間ベム、ベラ、ベロは正義の心で正しい行いをしていれば人間になれると信じ、悪い妖怪や怪異から人間を守るというストーリー。
全て一話完結で、様々なバリエーションを持たせています。昔のアニメなので細かい部分は突っ込み出せばキリがないですけど、時代を問わない内容の深さがありました。
60年代作品なので作画や演出は荒いですが、慣れてしまえば独特のパワーにあふれていて魅力的。
ベム、ベラ、ベロのキャスティングがよく合っていて素晴らしかったです。


{netabare}
作品全体に、昭和43年の社会背景がどこか反映されている印象がありました。昭和40年代といえば高度経済成長期。(日本社会はいざなぎ景気と言われて湧き立っていたのと同時に、調べてみれば三億円事件などの大きな事件があったり公害病が認められたり、海外でもベトナム戦争があったり他にも色々…混沌としてますね)
忘れられ葬り去れらていく怪異や妖怪が描かれたり、人間に住処を追われた生き物の物語があったり。
とはいえ同年にアニメ版ゲゲゲの鬼太郎第一作目も放送開始ですし、妖怪に憧れる時代だったかも知れませんね。

「呪いの幽霊船」では、願いが叶えば魂を捧げるという約束に従いおじいさんは帰らぬ人となるのですが、これには人智の及ばない存在に対する畏敬の念を感じます。
逆に「鉄塔の鬼火」では鉄塔の下に置き去りにされた亡者の恨みや怒りを人間は知っていながら葬り去ってしまいました。「恐怖の黒影島」では、人魚のふりをさせられていた少女は妖怪の世界から解放され、人間の世界に帰ります。
他にも色々なお話がありますが、基本的に妖怪や怪異は消え去り、人間の社会に何か影響を与えることはありません。

皮肉なのはベム達三人は葬り去られる側であること。人間に味方しながら妖怪でもある彼らは孤立してもいるわけですね。
三人の絆は強く、明確に家族の関係性を意識した描き方がされています。
ベムとベラはベロをいつも見守り、手に負えないと思えば助けに入り、ベロが大きな間違いをしても、それを理解して謝れば二人は笑って許します。
子どもならベロに、大人ならベムかベラに感情移入できる点も本作の大きな魅力。妖怪人間である彼らに人間的だなんて言うと不思議な感じがしますど、それ以外に言い表しようがないんですよね。

本作のお話は非力な人たち(女性や子どもが多いかな)が怪異に悩まされ、見かねたベム、ベラ、ベロが彼らを助ける展開が基本。登場する子どもたちはベロと仲良くなっていくのですが、個性的で可愛らしくて和みます。
でも最終的にベロが良い友達として別れられるかどうか、三人が気持ちよく旅立てるかは別。
特に「すすり泣く鬼婆」はベロにとっては辛い話でしたが、恐ろしい目に遭った母子を責めることは出来ません。

そのため妖怪人間たちは板挟みとなり悩むことになる。特にベラとベロは顕著です。
ベラは序盤で人間になれない苛立ちをベムに諫められるシーンがありますし、女性特有の苛烈さも時には見せる。ベロは家族とも呼べる仲間はいても友達が居なくて寂しがり、人間に疎まれれば酷く傷つく。
彼らの人間味溢れるキャラクターにとても共感します。

もちろんすべての人間に嫌われるわけではなく、妖怪人間たちには救いもあります。
「怨みの髪の毛」で出会った姉妹とは、正体を隠したままではありますが穏やかに別れることができました。また「ベロを呼ぶ幽霊」で三人の正義の心を理解してくれる占い師の老婆もいました。けれども彼女は三人に感謝しながらも、街の人達に三人が誤解されてしまうだろうと街を離れることを強く勧めるのです。

そして、そのお話の後にあの最終回というのが何とも言えないですよね…。
生きた人間の体を乗っ取れば自分たちは人間になれるけれども、罪のない人を犠牲にすれば正義の心は失われ、人間には見えない悪を倒す力も失うことになる。時に癇癪を起こすほど人間になることを望んでいたベラさえ、妖怪人間のままでいることを何も言わず受け入れるのです。
ただベロに対してだけは人間になる機会を得て欲しいという様子でした。それをベムは理性的に押しとどめる。
二人の母性と父性が明確に表れたシーンで好きでした。

最後には、人智を超えた存在を受け入れない警察の手によって、火を放たれた屋敷の中で三人は消息不明となる。ですが「命とは魂だ」という言葉を信じて、三人は消え去ったわけではないと思いたいですね。ラストのナレーションからも、視聴者に対して希望を残しておきたいという制作側の気持ちが見て取れました。{/netabare}


古いアニメに抵抗のない人にはぜひおすすめしたい作品です。
妖怪人間たちの生き様と業の深さ、人間の温かさや醜さを淡々と突きつけてくるのが印象的でした。これを子ども向けとして制作した(できた)ことが最も時代を感じる部分かもしれません。(2018.5.24)



地元のレンタル店で借りたDVDで第5、8、15話、パートⅡのパイロット版を視聴。{netabare}

【第5、8、15話】
どれも良かったと思います。一番好きなのは「吸血鬼の寺」かな。ラストで囚人がベムに明るく「坊や。君は人間かい?」と聞いて笑って刑務所へ戻っていくシーンが好き。
理解し合って仲良くなれそうな人が登場したことが本作の悲劇性をさらに強めています。

【パートⅡ】
1982年制作のパートⅡのパイロット版の2話分(「血をむすぶ楡の木」「雪降る町の妖鬼」)について。

物語は妖怪人間たちだけでなく人間側のドラマも濃くなっていて、教訓めいた台詞も多くなった印象。
作画は80年代らしい美しい背景と、見やすく丁寧な画面作りが印象的。パイロット版だからか効果音や音楽の使い方に若干違和感もありますが、内容はテレビ放送できる完成度でした。
ちょっと勿体ないのがホラー演出が影を潜めてしまった点。
ですが代わりにドラマパートにはかなり尺を割いていて、一話分としてはかなりのボリューム。
アクションも洗練されてます。当然といえば当然だけどね。

68年版との大きな違いは二つ。
一つ目は舞台設定。68年版は無国籍だったのに対し、パートⅡは19世紀半ばから20世紀のヨーロッパ北部の物語と設定され、全体的に世界名作劇場のような雰囲気になったこと。
二つ目は妖怪人間たちも敵となる邪悪な妖怪も、より深く人間社会に潜り込んでいること。ベムとベラが人間社会に溶け込むために苦労する描写もあります。
とはいえ、脚本家と声優さんは続投なのでテイストは十分残っています。26話全部制作されていたら、時代性をどのように反映したかとても興味があります。

キャラクターデザインが柔和(3本指はそのまま)になり、声優さんたちの演技もそれに合わせてだいぶ変わっている感じ。イメージはベムはそのままで、ベロはストレートに可愛くなっています。
ベラはやっぱり美人だけど、スカートにスリットが入りました!戦いの中で髪がほどける演出などもあって。なんかもう可愛いなおいw
68年版のベラはグラマーで苛烈な美人、こちらはスレンダーで優雅な美人という印象。2006年版も観ていますが、そっちも好き。いずれにせよお母さんポジなんだけどw{/netabare}
(2018.5.28)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23

ぱっつあん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

早く人間になりた~~い!!

おどろおどろしい奇怪なナレーションから始まるオープニング・・・その後耳を覆いたくなる悪魔の叫び声!!ぎゃぁあ~ぁあ~~
これ程恐怖感のあるアニメは他にない、大男(ベム)と口の裂けた女(ベラ)、主人公である全身タイツの少年(ベロ)が1日も早く人間になるため人間に対して良心に問いかける行動をするが、妖怪なので怖がられたり、相手にされない自虐的ストーリー。最終話では人間になれたか、妖怪のまま死んでしまったのか曖昧のまま終わってしまいます。これはテレビ局の都合で終わってしまったので、作者は続編を放送するためにこのエンディングにしたそうです。早く続編がみた~~いww

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

人間を醜いと 子ども心にも初めて感じた作品

何度も再放送していたおかげで、すっかり主題歌を覚えてしまったけど、
最終回、彼らが無事人間になれたのかどうかを
まったく覚えていないのでした。

気になって調べたところ、次回作に持ち込むために
作者はあえて曖昧なまま終わらせたんだって。そうだったのか~

いまだに妖怪モノが好きな自分にとって、おそらくこのアニメが
一番最初の妖怪アニメだったと思います。
ほぼ同じ時期に「ゲゲゲの鬼太郎」も度々再放送してたけれど、
妖しげな音楽とともに、異国情緒のある洋館やおしゃれな車が登場する
こちらの作品のほうが好みでした。

しかし妖怪といっても、ベム、ベラ、ベロの3人は人造人間であり
昔ながらにいる妖怪たちとは別物なんですよね。

「早く人間になりたい・・」と強い希望を持ち、
人間に対して善意100%で向き合い、信じ、
人々を苦しめる悪者をやっつけるのに、外見の恐ろしさのあまり、
多くの人間達から迫害を受けてしまう彼らが不憫でなりませんでした。

見かけはどうあれ、美しい心を持っている彼らが、
エゴ丸出しで愚かな人間たちを見てもなお、
どうして人間になりたがるのか、子ども心にも不思議でしたが、
時々やさしい人間とも出逢い、友情を築けたりすると
つい信じたくなってしまってたのかもしれないですね。

で、観ている当時の自分も、彼らの友達になりたくて仕方なかった・・
「自分なら彼らといいお友達になれる!彼らのことをわかってあげられる」

今、これ綴りながら、そう思ってたことを思い出しましたw

そうか、そうだったんだよな・・・やっぱり。

でもこの作品、大人になって観てみると
人間社会への風刺とか、道徳的なこととか、家族愛とか、
けっこういろんなメッセージが込められてたことに気づきます。

だからやめられないんですよねぇ・・古い作品の発掘^^;

投稿 : 2024/04/20
♥ : 22

62.3 6 仲間で能力なアニメランキング6位
佐々木とピーちゃん(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (132)
375人が棚に入れました
佐々木がペットショップで購入したのは、異世界から転生してきた高名な賢者様だった。 『我が名はピエルカルロ、異界の徒にして星の賢者』ただし、文鳥。 佐々木はこの可愛らしいペットに「ピーちゃん」と名付けて生活を共にすることにした。 賢者様から与えられたのは、異世界に渡る機会と魔法の力。 会社から帰宅したのなら、二人は異世界ライフを満喫! やがては、現代日本で仕入れた品物を異世界に持ち込み、商人として活動することに。 異世界でお金を稼いだり、ピーちゃんから魔法の訓練と受けたり、美味しいものを食べたり。 社畜生活でくたびれた心身を、剣と魔法のファンタジーな世界で癒やされる。 すると、そんなある日。 佐々木は会社の帰り道で「異能力者」なる存在と出会う。 ピーちゃんから教わった魔法で異能バトルを切り抜けるも、異能力者と間違われて、国の機関「内閣府超常現象対策局」にスカウトされてしまう。 脱、社畜! 脱、ブラック企業! しかし、今後は安定した公務員生活......という訳にもいかなそうで......。 一羽の文鳥との出会いが、佐々木の日常に大きな変化をもたらす! 異世界と現代日本を舞台に繰り広げられる、異世界ファンタジー×異能バトルが幕を開ける!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

(最終)会話劇はよかったが全体像でみると・・・まあドンマイw

【レビューNo.113】((最終レビュー)初回登録:2024/3/23)
ラノベ原作(なろう・カクヨム発の模様)で2024年作品。全12話。(初回は1時間)
完全にタイトル切りを決め込んでいたのですが、交流あるかんぱりさんやえり
りんさんのレビューを拝読すると大分イメージしてたものと違う・・・という
かむしろどんな作品か気になるまであるなっとw

(ストーリー)
冴えない中年会社員(社畜)の佐々木は、ペットショップで文鳥「ピーちゃん」
を購入した。ピーちゃんは異世界から転生した高名な文鳥賢者であり、人間の
言葉がわかる特殊な能力を有していた。そんな佐々木とピーちゃんが、異世界
と現実世界を行ったり来たりするストーリー。(wikiより)
(ピーちゃんの転移魔法で現実世界⇔異世界への往来が可能)

(評 価)
・第1話:現実世界と異世界のギャップが・・・これは今期のダークホースなのか?
 {netabare}・原作は意外としっかりしてるっぽい
  異世界でのサクサク感が「なろうっぽいな」と思ったら、やはり元々なろ
  う・カクヨムで連載されていたようです。しかし
  ・「第4回カクヨムWeb小説コンテスト」で特別賞受賞
  ・「このライトノベルがすごい!」で2022年版第1位
  とかなり評価されていた作品のようで(受賞作=当たりではないが)大き
  くは外してこないんじゃないかなっと・・・知らんけどw 
  ちなみに原題は
  「佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で
   異能バトルに巻き込まれた件 〜魔法少女がアップを始めたようです〜」
  と(後述しますが)なかなかに「ごった煮感」が凄いなっとw

 ・ごった煮について
  ざっと1話の流れを列挙すると
  {netabare}・中年会社員の佐々木がピーちゃんの力を借りて異世界へ転移。
   「金貨8万枚」よろしく現実世界の商品を転売ヤーで大儲け。
   (ついでに成り行きでレストランも経営w)
  ・で、ピーちゃんから魔法を教えてもらう。佐々木には魔法の才能もある
   模様。
   一方現実世界には(魔法とは別に)「異能力」が存在。異能力者に襲わ
   れている星崎という女性を魔法で救出。しかしこの星崎、実は異能者を
   秘密裏に管理する政府の組織「内閣府超常現象対策局」の者で、佐々木
   は異能力者と勘違いされ、そのまま組織にスカウト→国家権力も働いて
   なし崩し的に組織の一員に(一応国家公務員に転職www)
   なんかこの辺もそれっぽい作品がなかったか?!  
  ・そして佐々木の住むアパートのお隣さんには、「未来日記:我妻由乃」
   っぽいヤンデレJCが・・・佐々木さんロックオン?!
   (母親が育児放棄してるっぽく、よく玄関の外で過ごしている模様)
  何か系統の違う3作品程のネタをミックスしてる感じですね。
  (ここにまだ魔法少女らが乱入してくる模様w){/netabare}

 ・それでも結構面白かった
  {netabare}・佐々木の中年会社員設定が上手く機能している
   異世界では「本家・異世界なろう作品」もビックリなほどサクサク展開。
   でも不快感がなく意外と面白く観れたかなっと。
   ・佐々木になろう特有の「俺tueee感」とかがなく実に落ち着いている。
   ・商談シーンなども良識ある商社マンっぽさが逆に新鮮。
   現実世界でも「社会人ラブコメ」とかのなんちゃって社会人より、よほ
   ど真面目に社会人してたのは結構ツボったw 
  ・ストーリーが体系立っていて視聴しやすい
   上述のように(既視感にまみれた)ごった煮状態なので全体像をみると
   「一体何の話なんだ?!」
   ってことにはなるのですが、頭から視聴する分には意外と体系立ってい
   て順序よくストーリーが流れ、スンナリ受け入れることができ視聴しや
   すかったという印象ですね。
  ・現実世界と異世界のギャップ
   そして一番上手いと思ったのが両世界のギャップですね。
   ・異世界ではサクサクと脳天気な展開をみせながらも
   ・現実世界では
    ・「内閣府超常現象対策局」という謎組織と不気味な上司・阿久津
    ・お隣さんにはヤンデレJC
    という不穏な空気が漂い、今後の展開が非常に気になるなっと。
    両者のバランスが程よい感じなのも好印象のひとつですね。{/netabare}
   
  作品的にはどう進んでいくのか全く読めないですが、第1話としては上々
  の滑り出しだったのでは。初回1時間は伊達じゃなかったなと。
  今後大化けするか出オチで終わって失速するかを含めて、暫し注目して
  いきたい作品ですかね。{/netabare}

・第2-3話:落ち着いた味のある会話劇が個人的には好み
 {netabare}2話では現実世界メインで
 ・佐々木の初任務で「非正規の異能者組織の一斉摘発」。
 ・しかし敵の能力は強力で、佐々木ら内閣府超常現象対策局は壊滅状態に。
  → 佐々木の交渉術でこの場を手打ちに持ち込む。
 ・危地を救われたお礼に星崎とお食事に。(星崎はまんざらでもない様子w)
  → 星崎はJKであることが発覚!
   (普段は厚化粧と高飛車な言動で年齢を誤魔化していた模様)
 ・帰り道に(ホームレスっぽい)魔法少女と遭遇。

 3話は異世界メインで、スローライフかと思いきや
 ・佐々木が拠点とするヘルツ王国で隣国との戦争が勃発。
 ・佐々木は、そこの領主ミュラー子爵から支援物資の調達を依頼される。
  → 佐々木は見事依頼を完遂するもミュラー子爵は戦死。
 ・ミュラー家の跡目争いが勃発。
  → その争いから危険を避けるために、ミュラー子爵の娘エルザを預かる
    ことに。
 意外と異世界もきな臭い展開でした。

 ・「歳の差ラブコメ」をやりたいのか?!
  ・星崎さんはJKだった
  ・前出のお隣さんヤンデレJC
  ・敵のリーダーも見た目は少女
   (彼女にも気に入られ、仲間に誘われる)
  ・魔法少女
  ・ミュラー子爵の娘エルザ(盛り髪少女)
  ヒロイン候補が何故か少女ばかりなんだよなw
  「歳の差ラブコメ」を狙っているのか、意図してそういうキャラばかり登
  場させている感じがしますね。

 ・落ち着いた味のある会話劇が個人的には好み
  この辺、早くも評価が分かれているようですが、
  ・「佐々木×ピーちゃん(星の賢者)」
  ・「佐々木×ミュラー子爵」
  の会話劇が
  ・落ち着いた大人の感じで、杉田さん他声優陣演技も味があり良き。
  ・セリフにも味・センスがあり、これもなかなかに良き。
  って感じで、個人的には結構高評価ですかね。
  まあ人によっては退屈と感じるところもありそうですが・・・

 という感じで、個人的にはここまではまずまずの評価といったところ。
 ただここからギアを上げていくとなると伸び代があるのかは、少々疑問に感
 じるところではあったかな。
 物語に何かしら基軸が欲しいところですかね。{/netabare}

・第4-7話:やはり会話劇は好みだが・・・評価下方修正⤵
 {netabare}>佐々木は見事依頼を完遂するもミュラー子爵は戦死。
 ミュラー子爵は実は生きていたようですね。
 (戦で敗走するも、政敵を炙り出すために偽情報を流した模様)
 ミュラー子爵との会話劇はやはり味があり、個人的には好みかなっと。
 ただ他の要素が・・・

 現世では
 ・魔法少女とのバトル
  (魔法少女は異能者を憎み、殺してまわっている模様)
 ・「非正規の異能者組織の一斉摘発」の際、対峙した敵のリーダー
  → 二人静さん、佐々木の職場に転職?!
 などエピソードは進むのですが、イマイチ面白くないんですよね。
 なんというか、現世と異世界の相乗効果的なものを期待してたのですが、
 それそれ別物って感じで漠然と2つの世界を見せられている感じですね。
 >物語に何かしら基軸が欲しいところですかね。
 杉田さんや悠木さんらの演技は素晴らしく会話劇は◎ですが、肝心の物語
 は何を見せられているのかちょっと疑問符ですね。
 まあラスト2話位であっと驚く展開でもあれば、最終的には手のひら返し
 になるんでしょうが、正直厳しい感じがしてきましたね。

 7話ラストでエルザが異世界の荷物に紛れて現世にやってきたので、ここ
 に隣のヤンデレJCが絡めば何かが起こるかもですが、さてさて・・・{/netabare}

・第8-9話:危険信号・・・ちらかしただけで終わりそうな 
 {netabare}>7話ラストでエルザが異世界の荷物に紛れて現世にやってきたので、ここ
 >に隣のヤンデレJCが絡めば何かが起こるかもですが、さてさて・・・ 
 特に2人がエンカウントすることもなく、まあ無難に終わりましたね。
 佐々木のエルザを諭すような接し方など、その辺りの声優の演技はやはり
 上手いなって感じで物語自体も点で観る分には悪くなかったですが、全体
 像でみると「このエピソード意味あるんか?!」って疑問符でしたね。
 それから初期の数々の設定等
 ・久しぶりの上司・阿久津に「そういやそんな人物やそんな設定だったけ」
 ・ヤンデレJC久々の登場も「ただ登場しただけ」で見せ場なし。
  そういや星崎さんや魔法少女も長らくみてねーなw
 ・二人静さんも8話で重要任務を任されたが、9話は異世界メインでテンポ
  が悪くて仕方ない。
 >現世と異世界の相乗効果的なものを期待してたのですが
 2つの世界が逆に足を引っ張りあってテンポが悪く、数々の設定も持て余
 し気味に見えてきたのでかなり危険信号ですね。

 また異世界の方も、佐々木の周りが不幸に巻き込まれているだけで、佐々
 木自体は基本行商等順調なんですよねw
 今もお世話になったマルクさんが、政敵の策略により投獄されたので救出
 るすために皆が奔走中。
 脳死で観る分にはそれなりって感じですが、冷静に振り返ると
 「異世界での山場の話がこれなのか?!」
 って感じで、これもどうなのかと。

 う~ん、杉田さんや悠木さんらが演じるキャラはよかっただけで終わりそ
 うな・・・{/netabare}

・第10-12話:可もなく不可もなく
 {netabare}少し持ち直した?!って感もありますが、冷静に考えると
 ・中だるみが酷く、それから比べると相対的にそうみえるだけ
 ・いうても大きなバトル2つぶち込んだだけやしなあ
  → 「ピーちゃん無双」はカッコよかったが、そこまでバトルに魅力
    はなかったかなあ
 ってところで可もなく不可もなくって感じですかね。{/netabare}

(最 終)
・「異世界」のスローライフをみせたい
 → 「現実世界」のごちゃついた設定がノイズに感じる
・「現実世界」の波乱万丈ぶりを描きたい
 → 「異世界」が挟まってきてテンポが悪い
という感じで、本来なら2つの世界の相乗効果で面白くみせたいところが、
逆に足を引っ張り合っているという印象ですかね。
あと例えば
「佐々木の幸福の最大化」
的な基軸みたいなものが前面に出てれば、もう少し面白みもあったように
思うのですが、
「漫然と2つの世界のエピソードをみせられている」
という創りも残念だったかなっと。

>う~ん、杉田さんや悠木さんらが演じるキャラはよかっただけで終わり
>そうな・・・
この辺りの会話劇は味があって面白かったんですけどねえ・・・
これも全体像でみるといろいろごちゃついていて、それを最大限に活かせ
る創りでもないんだよなあ。

全体的に嫌いではなかったので、まあドンマイって感じでw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

異世界⇔現世界ごった煮アニメ

[2024.3見終わって]
1話を見た時点では、先が見えないごった煮な世界観がいい意味でわくわくさせられたんですが・・
んー。。ちょっとごちゃごちゃしてて、もう少し交通整理が必要だったかもと感じました。
新キャラが登場して、え?これからどうなっていくの?ってわくわくするところはあるんだけど、この作品は色んな系統のキャラたちをほぼ一気に出してしまったので、どうしても中途半端な展開になってしまいがちなところがあったかもと思いました。
例えば、ひとつのキャラの話がひと段落してから次のキャラを登場させるとかしたほうが良かったかも。
あの風呂敷の広げ方だと1クールでどうやって終わるんだろう?って思ってたら、2期の告知があって納得・・というか、さらにお隣さんも新キャラ引き連れてって・・w
果たしてこの大風呂敷は綺麗に畳めるのでしょうか。。
色々と書きましたが、佐々木さんの落ち着いたところなんかは好きだったし、ぜひ2期も見たいと思います。

悠木碧さんのピーちゃんの鳴き声上手でした。声優さんってすごいですね。

[初回感想]
アラフォーのサラリーマン佐々木が文鳥のピーちゃんと出会ってから波乱万丈な生活を送ることになり・・で始まるお話。
原作はラノベでコミカライズもあるみたいですが未読です。

PV見てなんとなく面白そうだなと思って見ることにしました。

1話がいきなり1時間!?気合い入ってますねー。
佐々木さんがマイペースでとぼけた感じなのがいいですね。
ピーちゃんの悠木碧さんも鳴き声とか上手。

異世界と現世界を行き来して品物を売ったりする展開って以前やってた金貨8万枚貯める異世界ものみたいかなって思ったけど、{netabare}異能者と呼ばれる魔法とは別の能力者が出てきたり、{/netabare}佐々木さんのお隣の女の子も訳ありでちょっと気になるし、色んな要素が絡み合ってて先の展開が見えないところに面白さを感じました。

佐々木さんのフルネームなんだろうって思って、公式見てみたんですけど、キャラ紹介見たら・・
ん?魔法少女??
・・そんなのまで登場するとか世界観がごった煮すぎてわけわかりません・・w
ちなみに佐々木さんの下の名前は不明でしたw

面白そうなのでちょっと期待しながら見たいと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 22

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

リーマンとロリ美少女と剣と文鳥と魔法少女とサスペンスとメンヘラ少女とファンタジーと陰謀とオタクとスローライフと商談とロリ美少女とまたまたリーマン

色んなジャンルをごちゃごちゃ詰め込み過ぎてとても見づらいアニメ
作者の好きなもの詰め合わせた世界観の中で活躍して賞賛される自分っていう妄想をそのまま見せられている感じ
次々ジャンルの変わる物語の中でただ一つぶれないのは主人公がうまく立ち回って美少女からモテモテなところ
ごちゃごちゃしたものを丁寧につなぎ合わせる気もなさそうだし、どれも雰囲気だけで深みがなく、中途半端なまま終わって消化不良
ジャンル変化しても小説の一章二章みたいに整理整頓されていたら見やすかったかもですが、各章の第一話・二話だけを次々見せてくる
面白い話になっていたのに、急に全然違う話が進行、そっちがちょっと気になってきたらまた違う話になる、物語に浸ろうと思ったら何度も肩透かしを食らう気持ち悪さが評価を大きく下げているように思います
でも好きなものを詰め込んでるので、魅力があって面白いところもありました

2期放送の頃まで覚えてられるかな?
いったいどれだけの人が作者の劇場についていけるのでしょうか・・・
原作未読だけど、アニメよりもマンガのほうが追いやすいかもですね

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23

60.2 7 仲間で能力なアニメランキング7位
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (134)
342人が棚に入れました
全ての敵を即死させる!最強主人公爆誕!! 修学旅行中、高遠夜霧とクラスメイトたちは、突然異世界に召喚された。 召喚したのは賢者を名乗る女、シオン。彼女は《ギフト》と呼ばれる特殊能力を彼らに与え、賢者になるための試練をクリアしろと一方的に宣告する。 突然の事態に動揺しつつも行動を開始する一同。 だが、なぜか《ギフト》を与えられなかった夜霧や壇ノ浦知千佳ら一部の生徒は、 ドラゴンが迫る草原に囮として置き去りにされてしまう。 飛来したドラゴンによって次々に殺されていく残された生徒たち。 夜霧と知千佳も絶体絶命の大ピンチ! ……かに思われたが……。 「死ね」 夜霧はその一言でドラゴンを撃退。 なんと彼は、任意の対象を即座に殺せる《即死チート》の持ち主だった!!! 元いた世界への帰還を目指し、旅を始める夜霧と知千佳。 そんな彼らの前に現れるのは異世界にいるチート能力者たち。不死身の吸血鬼?   やり直しの勇者? 神に溺愛されし転生者? そんなやつら、即死チートの相手にはまるでならないんですが! 前代未聞のチート能力が武器のダウナー系少年とちょっぴり残念な美少女の異世界冒険が今、幕を開ける!!

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

(最終)これは「呪術廻戦」に対するアンチテーゼwww

【レビューNo.110】((最終レビュー)初回登録:2024/3/22)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全12話。
まあ少し違った切り口からこの作品を語ってみようかと。

(ストーリー)
面倒なので省略

(評 価)
・大きな括りでみればよくある「低予算なろう作品」
 大括りでみれば、よくある「すっとぼけ系主人公がチート能力で異世界で
 無双する『低予算なろう作品』」になります。なので
 ・粗を探して観れば、いくらでもツッコミどころ満載
 ・「こういうもの」として割り切り脳死で観ればそれなりに楽しめる
 って感じで、視聴者が「どこにハードルを設定するのか」により評価が変
 わってくるという話でしょうか。

・「Z世代」を象徴したような主人公
 しかし見方を変えてみると、結構いろいろ斬新だなっとw
 すっとぼけ系「俺tueee」主人公ということですが、従来の「無自覚系」で
 「また俺なんかやっちゃいました?!」
 というのとまた違うのかなっと。何というか「無欲・淡泊系」というか、
 執着がないって感じなんですよね。
 ・仲間意識が希薄
  この手の作品にありがちな「仲間思いの正義感あふれる主人公」って
  感じが皆無。ヒロインと旅していても「成り行きで飛んでくる火の粉
  を振り払ってるだけ」みたいな。
  観ていて「ヒロインを守るために」って感情とかが薄いんですよね。
 ・恋愛感情・性欲が皆無
  巨乳でかわいいヒロインと2人きりで旅しているのに、「ラッキースケ
  ベにドギマギ」とかがあるわけでもなく、そもそも
  ・「異性として全く意識してないだろw」とか
  ・「根本的に他人に興味ないだろw」とか
  いう感じなんですよね。
 ・守りたいもの→「ゲームをする時間だけ」
  チート能力があっても無欲で、「ゲームをする時間だけあればいいや」
  で面倒ごとは「タイパ重視」でちゃっちゃと終わらせようみたいなw
 思うに原作者は「『Z世代』を象徴した主人公」を描きたかったのに違い
 ないとwww
 執着を持たないなかなか斬新な主人公だなっと。
 (「Z世代」は正確にいうと執着がないのではなく、「失われた30年」の
  あおりをモロに受け、執着をしたくてもいろいろあきらめざるをえない
  状況下にいるのだと思うのですが)
 
・これは「呪術廻戦」に対するアンチテーゼ
 「呪術廻戦2期」は1期以上に作画が凄かったですね。特にバトルシーンと
 か。もうTV版じゃなく劇場版レベルでしたね。
 しかしこのクオリティーを維持するために、人海戦術とかタイトなスケジ
 ュールで綱渡りとか制作現場はかなりの惨状だったという話も。
 (アニメーターさんがTwitterでぼやいていたとかw)
 本作はそんな「呪術廻戦」に真っ向から喧嘩を売っていきます。
 ・主人公が「死ね」とつぶやくだけで、敵がバタバタ死んでいく。
 ・なので本来なら見どころのひとつである主人公のバトルシーンに全く見
  どころがない。というかバトル自体成立してないだろうw
 って感じなのですが、しかし見方を変えてみると
 ・そもそも「低予算なろう作品」が体力ある「呪術廻戦」と勝負しても勝
  ち目あるわけないやん。
 ・それなら極力バトルシーンを省力化した方がいいやん。
  (どうせ低予算でバトルシーン描いても「作画ガー」で叩かれるし)
 ・バトルシーンが省力化できる本作は、お財布に優しい「低予算なろう作
  品」の救世主やん。
  (面白いとはいっていないw)
 思うにこれは「作画至上主義」ともいえる「呪術廻戦」に対するアンチテ
 ーゼに違いないとwww
 これも「コロンブスの卵」的な発想がなかなかに斬新だなっとw

まあ半分ネタとして書いてるわけですが、切り口を変えてみてみるとなかな
かに斬新で面白みのある作品なのかなあっと。
「呪術廻戦」が白鳥の如く、優雅な姿の水面下で必死に足掻いている様を横
目に、こういう作品をぶつけてきたのは個人的には結構ツボりましたね。
作品自体は脳死で観ているので、まあこんなもんかって感じですが。
ここにきて登場人物がかなり増え、いろいろな勢力が思惑をもって動いてい
るような描写もありましたが、あと数話でどう風呂敷を畳むのでしょうか。
バトルロイヤル的なもので主人公が一気に処分してしまうのか、投げっぱな
しENDで放り出してしまうのかw

あとOP曲「Killer Bars/Hilcrhyme」は個人的には耳に残り結構好きでし
たね。綺麗に韻を踏んでるのはさすがHilcrhyme。

一応中間レビューではありますが、最後まで観ても書きたいことは変わらん
だろうなっと。

(2024/3/22追記)
状態 →「観終わった」に変更

・とりあえず思い付くままいろいろねじ込み、カオスな状態にw
・収拾がつかなくなると主人公のチート能力で「処分」
・そしてお約束の「俺たちの戦いはこれからだ」END
しかし風呂敷を広げても、最後は「死ね」で解決できるんだから、制作陣
にも便利なチート能力だよな。
まあ何かと制作陣に優しい作品だったということでw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

クリエイション・クリティシズム

売れ線アニメをコケにしたようなメタコメディ。
数々のお約束をブッ壊していくカオスな爽快感。

修学旅行のバスごと異世界召喚された高遠たち。無能扱いされ窮地を脱するべく、高遠は過去に自ら封じた「即死チート」を発動。

バカな話はバカには書けない。作品の成立すら難しい設定で既刊14巻。これもっといい作画でやるべきだったよ。もったいねえ。

OP・クソダサい。これ自体もメタなのか。期待通りに必ず飛ばす。
ED・歌上手いなと思えば声優さん。だがメインキャラ担当ではない。謎。

11
おもしれー

こういった何でもアリなのがマンガやアニメの醍醐味だったはず。いろんな表現を自在にできるのでアニメーターとしてもやりごたえのある作品なのでは?とも思うけど、ビジネスとしてはグッズが売れる作品優先になるのはしかたないか。

デスゲーム突入で即死マンから潰すのも上手い。デブヒーラー便利すぎと思えばしっかり自己言及もさすが。毎回「アレはアレ、コレはコレ」と、とにかく引用量が凄まじい濃度なのだが、抽象度をうまく操作しててモロパクリにはせずアンチを引き寄せない作りもさすが。すごい。今回は特に面白かった。情報の摂取量を教養と言うのなら、まさに教養が試される作品と言える。もしくはいにしえのマンガオタク向けのシルバーアニメなのかも。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

死と世界の構造と道徳と…思想的になる面白い話でした。秀作認定でいいかも。

 結論から言ってかなり面白かったです。秀作認定してもいいかもしれません。しかし、この何でもありのチート設定が、なぜ面白いのかは考える必要があるかもしれません。

 まず、世界観が恐らく作り込まれているんだろうな、というのは感じます。多元宇宙というより多層的な構造を上手く作り込んだのでしょう。
 元の世界のセーフティが干渉してきたと篠崎綺香の組み合わせ、シオンとマナの関係とか重層的な視点がなかなか面白い世界観だなあと感心しました。異世界の適当な設定に見えますが、SFマインドを感じるなかなか深い設定です。

 その多層的な世界の中で、それを相対化してしまうアルファオメガという概念ですね。これが上手く機能していました。まあ、深読みすると死というのは人間どころか宇宙ですら避けられない定めです。どんなに大きな構造をみたとしてもいずれ滅びがくる。それを上手くキャラ化したのは画期的ではないでしょうか。

 その死との付き合い方ですが、それを分かりやすくしていたのが高遠の名前を貰った(職員の)お姉さんのほうでしたね。壇ノ浦知千佳もそうでしたが、死の隣にいて平気だというのは言葉を変えれば「悟り」ですからね。

 ラストのお姉さんの道徳観は…うーん…もうお姉さんの行動で見せて欲しかった気もします…いや、もう見せてくれていた気もしますので無くてもよかったかな?まあ、ラスト数十秒がこの作品の意味だとすれば入れて良かったのかもしれませんけど。

 この物語の行く末がどうなるんでしょうね?私としては主人公が自分に対して殺意を持った場合を見たい気もします。

 まあ、そういうお堅いことを言わなくても、サブキャラが上手くできていたし、シオンという存在の謎も機能していたのでストーリーになっていたので、普通に面白かったです。
 偶然なのか意図的なのか…ワンパンマンに触発されただけなのか…更に上を行く思想があるのか…その辺はよくわかりません。
 普段から死とか強さとか世界とか漠然と考えているだけかもしれません。作者が意図的に思想を上手く物語化して、こういうチューニングにしたのだとしたら、大したものだと思います。

 例えば化物語シリーズに出てくる「暗闇」も絶対的な死ですが、あれは非常に観念的で説明的ですよね。その点では本作の方が死を上手く扱えている気がします。

 一応の結末を描けたのも高評価ですね。もちろん続くのでしょうが、主人公の生い立ちというか、主人公=死が描けていたのでここまででもいろいろ感じることができました。

 この作品を酷評すると殺されるかも…と想像してしまうくらいには作品に入り込みました。

 作画はまあそこそこですが、女の子は可愛かったですね。壇之浦さんは気合いが感じられました。
 世界観、設定、キャラ、ストーリー、思想…どれをとっても良くできていたと思います。音楽と作画が若干ついてこれなかった気もしますが、このくらいのデキの方が帰って見やすかったかもしれません。




 1話目からOP含めて情報量が多すぎてどんな話になるのかまったくわかりません。

{netabare} ちょっと見た感じだと、主人公は昔子供のころにこの世界に来たのか、能力を授かっていた?記憶が残ってない感じもあります。いつものあれ?なんかやっちゃいました?系の俺TUEEE…ですが、もうちょっと自覚的みたいです。
 賢者様のセリフで無能力者に何かがありそうな雰囲気はありましたね。

 魔法ファンタジー世界と未来ぽい感じが混在しているので「勇者、辞めます」みたいに昔に文明あって…になるんでしょうか?「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」とか「聖剣学院の魔剣使い」みたいな設定上等で適当な異世界なのかわかりません。

 OPではヒロインは武道が出来るみたいだし、完全に和風の道場みたいなところでお化けと戦ってるし、お化けは後から仲間になる…みたいです。
 EDがここに来るまでの出来事の説明なんでしょう。サラリと流しておしまいにするのかな?次回からは別のEDになるんでしょうか?

 主人公がゲームをずっとやっているのもちょっと気になりますよね。田んぼとか出てくるから、現代日本が舞台でゲーム世界に入っている?かな、とも思わなくはないですが、なろう系なら題名が異世界である以上異世界だと思います。

 うーん…やっぱり、まだ情報が多すぎてよくわかりません。2、3話見て展開しだいです。

 主人公とヒロインの髪の毛の作画も、絵としての情報量がそこだけ多くて気になります。 {/netabare}


2話 相変わらずの情報量。ヒロインが可愛く見えてきました。

{netabare}  変なお化けでた!で、コンシェルジュ?吸血鬼?で、あのロボットはなに?侵略者ってことは自分で来たの?考察厨の私でも良く分かりません…というか考察する気にもなれず。侵略者?異世界に階層というか座標があるって言ってましたが…本当に情報量が多すぎて全然わかりません。

 ただ、1周回って逆にアリなのか?ヒロインがちょっと可愛く見えてきた…SFみたいな武器とか言っちゃってるし…働く魔王様の初期のチーちゃんみたいなキャラで、ちょっと癒されます。

 文明の設定どうなってるの?とか、キャラデザ適当過ぎるだろう?とか、作画は中盤は本当にひどすぎるだろう?とか、もうこういう話だから全然気になりません。文句言いながら見ちゃう感じでしょうか。{/netabare}


3話 壇之浦さんのメタ視点のツッコミがご都合主義を相対化している?

{netabare} なんだろう…ちょっと面白い…アニメを沢山見すぎて感覚がおかしくなったんでしょうか。シリアス要素がありながらも、世界観も主人公の能力は滅茶苦茶で、正直普通なら見てられない話なんですけど、妙に面白いんですよね。

 で、自分なりに理由を絞り出すと、ヒロイン壇之浦さんがこっちが思っているセリフを先取りして言ってしまうので、すべてのツッコミが相対化されてしまうからかな、と思いました。

 究極の俺TUEEEという点でワンパンマンメソッドと言えばそうなんですけど、違いはジェノスと壇之浦さんの役割の差ですね。ワンパンマンも本作も決して主人公に感情移入できませんが、そのサイドにいる人物の視点になります。

 ジェノスが戦いの主体で引き立て役・狂言回し・解説役であるのに対し、壇之浦さんが物語から遊離してメタ的な存在とマスコットという役割だからでしょう。

 ただ、本作とか「もふもふ」「悪役令嬢レベル99」「俺だけレベルアップ」とかが面白く感じている私は、ちょっと末期かもしれません。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12
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