入学試験おすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの入学試験成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2022年12月06日の時点で一番の入学試験おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.3 1 入学試験アニメランキング1位
SPY×FAMILY(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (619)
2008人が棚に入れました
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている―― 世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。 東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。 西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。 その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。 内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。 〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。 だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった! 3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。 ハプニング連続の仮初めの家族に、世界の平和は託された――。
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

余計なことは考えない。偽家族のやり取りをただ楽しむ

30手前の独り身女性だとスパイ容疑て。
魔女狩りに近いものがあるな。女性のほうが独身でも幸せに長生きしていられるイメージはありますけども。むしろ男の生涯独身で長生きはあんまりイメージないなあ。最近は変わってきているでしょうが。
ヨルさんの余所行きの一張羅がよりによってそんなに露出度高いなんて。

嫁の探し方よ。独身女性の個人情報コピーてさすが国家のスパイ。

アーニャが基本的には表情豊かで可愛くてたまらないのを楽しんでいた。種﨑敦美さんの演技も素晴らしくて好き。

打算が3人ともにあって仮初めの家族を形成しているんだけど、話が進むにつれて絆が強まってこれから本当の家族になるんじゃないかなと期待して見ていました。
家族愛に最近つい涙が出てしまうのです。可愛い娘の頼みは断れないし、娘に良い立場になってほしいし、危険からは守ってあげたい。きっかけは変でも子供を想う気持ちははっきり分かる。
お受験は大変だけども。面接にこぎつけて問題を起こしながらも用意周到に立ち向かっていく姿と合格してもはや素直に心から喜んでいるんじゃないってシーンは好きだった。
アーニャもアーニャなりに父と母の役に立ちたい。良い娘でありたいとなんとも健気ではないか。

家族を作らせるのって仕事ばかりで自らを犠牲にしてきたロイに家族の温かみや守るべきものがいると頑張れるんだぞということを国が教えてあげようとしているように思えるんだよなあ。

ダミアンのツンデレと実は敵方のヨルさん弟がどう関わっていくか気になる。
{netabare}キスするよう言っといて直前で止めようとするなんてとんだシスコンじゃ。{/netabare}


OP
ミックスナッツ Official髭男dism
ED
喜劇 星野源
主題歌は内容にぴったりすぎる。映像もかっこよい。
隠し事だらけ継ぎ接ぎだらけのhomeだし、本音は歯に挟まってるし。
さらには不安だらけ成り行きまかせで仮初めまみれの日常。
多分、ここから本物の家族になるでしょ。
内容は完全に喜劇。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている--世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。東国""オスタニア""と西国""ウェスタリス""は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。西国の情報局対東課〈WISE〉""ワイズ""所属である凄腕スパイの〈黄昏〉""たそがれ""は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。その名も、オペレーション〈梟〉""ストリクス""。内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。〈黄昏〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。


【MISSION:1】 オペレーション〈梟(ストリクス)〉
西国(ウェスタリス)情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉は諜報員(エージェント)〈黄昏(たそがれ)〉に、東国(オスタニア)で戦争計画を進めるデズモンドの調査を命じる。〈黄昏(たそがれ)〉は精神科医ロイド・フォージャーに扮し、標的と接触できる名門イーデン校に子供を入学させるため孤児のアーニャを引き取る。実はアーニャは他人の心を読む超能力者だった。ある日、〈黄昏(たそがれ)〉を狙うマフィア組織にアーニャが連れ去られてしまう。ロイドは任務の仕切り直しを考えるが……。

【MISSION:2】 妻役を確保せよ
市役所事務員ヨル・ブライアには、殺し屋〈いばら姫〉という秘密の顔がある。ヨルは独り身の女性がスパイ疑惑をかけられる風潮に不安を感じていた。一方、イーデン校の面接試験に向けてアーニャの母親役を探すロイド。彼は訪れたブティックで偶然ヨルと出会う。ヨルの心を読んで殺し屋と知ったアーニャは、自分のためにも彼女を母親役にしようとロイドを促す。

【MISSION:3】受験対策をせよ
ロイドとアーニャの家にヨルが引っ越してきた。家族の体裁が整い、次は面接試験の準備だ。しかし今のアーニャとヨルでは、まともな面接すらできそうにない。そう判断したロイドは、上流家庭の一般常識や3人の間で共通認識を作るため家族で出かけることに。劇場や美術館を巡るが、アーニャたちにはなかなか響かない。さすがの〈黄昏(たそがれ)〉も挫けそうになるが…

【MISSION:4】 名門校面接試験
ついに決戦の日! 準備を整えたロイドたちはイーデン校の面接試験へ向かった。校内に入った途端、ロイドは何者かの視線を感じ取る。それは陰から受験者を採点する教員たちの監視の目。試験は既に始まっていたのだ。採点を行う寮長(ハウスマスター)ヘンダーソンは、ロイドたちフォージャー家の立ち振る舞いに注目し、彼らが名門イーデン校の面接試験を受けるに相応しいかを見極めるべくさらなる試練を指示する。

【MISSION:5】 合否の行方
この日はイーデン校の合格発表。しかしアーニャの受験番号はなく絶望に沈むロイドたち。そこに現れたヘンダーソン。面接でのロイドたちを高く評価して、アーニャが補欠合格者の1番手であることを告げる。そして3日後、補欠合格の連絡が! フランキーも駆けつけてお祝いで盛り上がり、頑張ったアーニャにご褒美をあげることに。アーニャのお願いとは!?

【MISSION:6】 ナカヨシ作戦
アーニャの制服が仕上がった。ロイドはWISE(ワイズ)の作戦会議のため、制服の受け取りをヨルに任せて隠れ家(セーフハウス)へ。そこでオペレーション〈梟(ストリクス)〉完遂のために、イーデン校で“星(ステラ)”と呼ばれる褒章を8つ獲得し特待生になる必要があることを確認する。一方、制服を手に入れたアーニャは大はしゃぎ。しかし裕福なイーデン校生徒を狙う者も多く、アーニャに目をつけるチンピラ集団が現れる!

【MISSION:7】 標的(ターゲット)の次男
入学初日、デズモンド家の次男ダミアンを殴り飛ばして“雷(トニト)”を食らってしまったアーニャ。早くもクラスで浮いてしまい落ち込むが、ベッキーと友達になって学校が楽しくなっていく。そしてダミアンに殴ったことを謝ろうとするが、なかなか言い出せない。オペレーション〈梟(ストリクス)〉遂行のためにロイドも学校関係者に変装しては、陰からアーニャに仲直りを促すのだが……。

【MISSION:8】 対秘密警察偽装作戦
東国(オスタニア)の防諜機関・国家保安局は、国内の治安維持を目的としたスパイ狩りや市民の監視を行い、「秘密警察」と呼ばれ恐れられている。ヨルの弟ユーリも実は秘密警察の一員で、姉や周囲には正体を隠して国を陥れるスパイを追っている。そんな彼が、突然フォージャー家を訪れることに。秘密を抱えたフォージャー家と、裏の顔を持つユーリが相まみえる!

【MISSION:9】 ラブラブを見せつけよ
ユーリに偽装夫婦と怪しまれたロイドたちは、本物の夫婦であることを証明するためにキスをすることに。オペレーション〈梟(ストリクス)〉のため即座に対応しようとするロイドとは逆に、とてもシラフではできないと、ワインをガブ飲みして泥酔するヨル。そんな姉を見るユーリも、同じく泥酔して正常な判断ができず……。

【MISSION:10】 ドッジボール大作戦
イーデン校1年生の間で、今度の体育の授業で活躍した生徒には“星(ステラ)”が授与されるとの噂が広まっていた。アーニャは“星(ステラ)”を入手するためにヨルの特訓を受け、「ほし、つかむ」と決意を固める。そしてセシル寮とウォルド寮によるクラス対抗ドッジボール戦が始まった!勝利に意気込むアーニャたちの前に、怪童ビル・ワトキンスが立ちはだかる。

【MISSION:11】 〈星(ステラ)〉
イーデン校の懇親会に出席するためには、子供が特待生になる必要があるが、勉強が苦手なアーニャは大苦戦。そこでロイドは勉強以外で“星(ステラ)”を獲得する方法としてアーニャに社会貢献をさせようと考えるが、アーニャはボランティア先の病院で失敗ばかり。そんな最中、アーニャはプールで溺れる子供の声を超能力で察知して--!?

【MISSION:12】 ペンギンパーク
〈WISE(ワイズ)〉の任務に忙殺されて、この日もロイドはヘトヘトになって帰宅。そんな時、彼は自分が家族をないがしろにしているという近隣住人の噂話を聞く。わずかな疑惑がオペレーション〈梟(ストリクス)〉に支障をきたすことを恐れたロイドは、仲の良い家族を周囲に見せつけるため、次の休日に水族館へ行くことに。しかしそこでも〈WISE(ワイズ)〉の新たな任務が発生してしまい……!

投稿 : 2022/12/03
♥ : 12
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

スパイ要素が微妙すぎる。

{netabare}
人気漫画と聞いていただけに期待外れ。
面白く無い部類のコメディアニメだった。
OPEDのヒゲダン、星野源といい、無理やり流行らせた作品と言う印象かな。

このアニメは完全なギャグアニメをしたいのではなく、本筋の話を成立させた上でのコメディアニメをやりたい作品なんだろうけど、本筋の話が適当すぎる。

まずタイトルにもあるスパイ要素が酷すぎる。
1話の時は結構いい感じだなと思ったんだが2話。
なんでヨルさんにばれないのってレベルで、スパイであることを隠す気もない行動。この回だけに限ったことじゃない。
街中で特に意味もなく目立ったりするし本当にスパイなんですかねと言いたくなる。
極めつけは5話。アニオリらしいがあの回はマジでない。
遊園地でスパイ組織総揚げでアーニャのために茶番に付き合うという。
もうこの回で主人公のいるスパイ組織が茶番組織にしか見えなくなってしまった。
この回は特に、合理性とかを完全に無視したギャグアニメになっていて、結局このアニメはシリアス要素に期待して見るべきなのか完全なギャグアニメとして見るべきなのか分からなくなった。
スパイらしい要素を描くなら、例えば補欠合格になった時点で合格確定者を暗殺(はアニメ的にまずいとしても何らかの方法で通えないようにする)、ステラの獲得のために何かしらの自作自演工作を行うなどの展開をやるべきだった。
尤も、確かこの二つは作中でも最終手段的なものとして心の声として描かれていた場面があった気がするけど、実行に移してくれないとスパイらしいことやってるなとはならない。

それと、主人公の子供が泣かない世界を作るためにスパイになったというのも目的と行動が一致しているように思えなくてあまり刺さらず。

まあスパイ要素は置いておいて、これはコメディ作品と言うことで、ギャグ部分はどうだったかというとこれは主観だがそんなに面白くなかった。
ギャグがなぜ面白いかなんて言語化できないけど、たぶん、構図が毎回同じで飽きてしまったことかな。
アーニャが予想外のことをして...と言う構図。
アーニャ絡み以外の部分で面白い要素を作れていない感。
それと、アーニャを見ていると面白いというよりも馬鹿さへのいら立ちの方が上回ってあまり好きになれなかったというのも大きいかも。
アーニャが好きだったなら評価も変わってたかもしれない。

もう一つ駄目な点として雰囲気作りが雑すぎる。
第二次世界大戦中か直後のヨーロッパが舞台らしいが、ところどころ現代を感じるものがあったりで引っかかる。
現代風のオフィスにパソコンが置かれているような感覚でタイプライターが置かれていたり、ものすごく高精度な盗聴器だったり。
一番酷かったのはアーニャがラピュタパロのセリフを言う回かな。一気に現代まで感覚が引き戻されるw
そもそも「アニメ」という単語を聞くだけで現代感があるからヨーロッパ舞台なら尚更そこは「カートゥーン」と言ってほしかったな。
MANGAと言うワードも出てきたしその辺ほんと滅茶苦茶

良かった回としては、ヨルの弟が家に訪問する回。
秘密警察のユーリとスパイの黄昏の接触と言うことで、一歩間違えればスパイばれする状況で会話の一つ一つに緊張感があり良かった。
会話の中でトラップを仕掛けたり、相手の細かな発言を見逃さずに秘密警察であることを特定したりと、スパイものとしての面白さもあった。
その上で、二人の自然な会話の中で行われている過剰に精密な駆け引きがギャグにもなっていて、この回はまさに自分が求めていたような回だった。
その後にヨルに対して、ここまでの仲だからと言って簡単に信頼せず秘密警察の息がかかっているのではないかと疑念をかける部分も完璧。
真意を確かめるにあたって、スパイらしく変装し、かなり綿密な戦略の下で一芝居打つのもまさにスパイアニメと言った感じだった。

今後こういう回が増えるなら手のひら返して絶賛すると思う。

あと、OP映像石浜真史にしては微妙だった。サビ部分の音合わせは好きだけど、サビ前はどうだ?活かしてるだろ?感が強くて。
人気作だから気合入れすぎて却って駄目になったパターン?
ED映像はめっちゃセンスあると思ったけど。
↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
人気作。普通ここはクロスワードじゃなくて数独だろw
てかクロスワードって海外にもあるんだ。
ああ、心を読み取ってクロスワード解いたのか。
何で日本語? その能力のことはもれなかったのね。
こいつ何者。粉塵爆発。まあまあだな。
子供が泣かない世界を作るためにスパイになったって意味不明じゃね。

2話 ☆4
ごり押しOPED OP映像それっぽさはあるけど全然センスを感じないな。殺し屋をやってるってことは弟はしらないの? 条件きつすぎだw
密輸組織の話いる? スパイ既にばれそうw
さすがに言い訳適当すぎんか。

3話 ☆4
アーニャ可愛い。
アニメの話、しかもラピュタパロとかやってくるの世界観ぶっ壊しなんだよな。時代設定のわりに違和感を感じる。
スパイが余計なことして目立つなよ。
これもしかして微妙?

4話 ☆8
もう一枚ありそう。今気づいたけどこれもしかしてギャグ漫画だった? 服結局破れてるじゃんw 親より子に質問しろよ。
いや、志望動機は子供に聞けよ。
てか今適当に校内歩いたら殺せるのでは。リテラシーがない質問だな。急に任務見捨てて切れるのはどうなの?
まあ一話で言ってたな子供が泣くのを見たくないって。
そういった面では整合性が取れてるのか。
ただスパイ=極悪非道なイメージだから子供よりも任務を優先してほしかった感はある。

5話 ☆1
誰かを暗殺しろよ。
ここでだれも暗殺しない辺りスパイっぽくはないんだよな。
は? これガチのギャグアニメなの。
任務を本気でこなそうとするんじゃなくてやりたいのはギャグなのね。なにこれ感がすごい。物理攻撃魔女。

6話 ☆7
料理に暗号ってよく考えられてるな。教師になった方が早くね?
なろうにいそうなチンピラ。てかそんなガバガバなら普通に殺せるくね。は?
まあ本筋かつコメディ多めの回は。

7話 ☆6
茶髪の子かわいい。小学生なのにピタゴラス
ロイドが仲良くなった方が早くね。
こういうサイコパスノリ嫌いだわ。お前スパイだろw

8話 ☆8
スパイ側もこれぐらいの空気感ならリアリティあっていいんだが、スパイ側はお遊びなんだよな。黄昏って主人公か?
ほんとスパイ組織もこれぐらいしっかりしてたら文句なしで面白い作品なのに。てか弟は警察で本人は殺し屋なの?
今回は結構裏組織感あっていいな。

9話 ☆7
情緒不安定弟 しょけえええ これ前回に話まとめられただろw
ヨルを疑ってかかる所はスパイらしくていいな。
けどこのタイプの盗聴器って。これって舞台現代?
時代背景分からなくなるぐらい現代的なものと前近代的なものが混在してる。怪しすぎるな。
けどまあこういう調査をするのは初めてスパイらしいと思った。

10話 ☆4
開幕エレガント。アーニャ出るとつまらんなこのアニメ。
ドッジボールってヨーロッパにもあるんかな。
6歳とは。強いやつ一人いるとだいたい強いよね。
滑ってるぞ。くどい!
ドッジって不意打ちじゃないと大体キャッチされる説ある。
てか外野に回せw うーん、ハズレ!w

11話 ☆4
有能じゃん。試験結果の改竄できるならもう何でもできるじゃん。
スパイなら自作自演で事件起こせ。諸リスクってなんだよ。
MANGAってこの時代絶対海外で一般的じゃないでしょ。
これほんとに時代どうなってんの。
建物も小道具も全部が現代的なわけだけど。
都合良すぎ...。
スパイものならこういう都合のいい展開をを自作自演で作れよって思う。ん?結局自作自演だったの? 今後の話?
それとも子供突き落としでもした?
心読める設定ギャグ以外に活かせんのかなぁ。

12話 ☆4
全然スパイも殺し屋もしてないよね。唐突に重いスパイ任務
ばれるだろw 1時間ぐらい待たされそう。いや引き止めろw

曲評価(好み)
OP「ミックスナッツ」☆7.5
ED「喜劇」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2022/12/03
♥ : 17
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ちょっと分析的になぜ私が本作に惹かれないか考えてみました。

 断念したといいながら、ちょっとだけチェックいれてました。

 いやあ、面白いですね。このアニメの存在が。コミックも含めてですけど。これが売れるという構造は非常に興味があります。

 まずヨーロッパ某国という場所、スパイ、殺し屋のリアリティについては、意味はないです。ここについて指摘したり我慢できないという人はほぼいないと思います。いるとすれば議論のための議論でしょう。

 ヨルの殺し屋設定について、例えば「ヒゲをそる女子高生を拾う」「スーパーカブ」で法律が云々言っていた人ってどう考えてるんだろう、という疑問すら持ちません。この叩きって、結局、叩くための叩きでした。それは深夜アニメ独特の作法みたいなもので、叩くために見る、という人たちのものでした。
 スパイファミリーの購買層は、こういうまあ歪んだ楽しみ方をしない、メジャー層なんだと思います。だからこそ、売れるんでしょう。

 ちょっとマンガのテイストは違いますが「呪術廻戦」の視聴者層とかぶっているのではないでしょうか。
 どうして本作がそう言えるのか。「呪術」もそうですけど萌えがないですね。性消費があからさまではないです。ヨルにそれを見出すことは不可能ではないですけど、30前のお姉さんですからちょっと違いますよね。まして、アーニャにエロを見出す人は病気ですから放っておきましょう。

 で、30前の殺し屋美人がキスにビビる。これはもう完全に子供向けの系譜です。そして、微笑ましいです。つまり、女子も少年少女にも読みやすいということです。
 逆に、正直いえばどんなつまらない異世界ものでも、この点ではまだなろう系の異世界ものの方が私には合っています。

 で、本作には残酷な描写はあるんですけど、全然生々しくないですね。殺される人はNPCみたいなものです。肝心のいつものキャラが手にかからなければ、それは殺しではない、ということでしょう。

 1話1話で話が切れているので、頭を使わないで済みます。で、家族の話なのでちょっとした感動も含んでいます。エロがない、毒がない。電車の中で電子書籍とかで読むには最高な造りになっています。

 秘密を持った3人が疑似家族になる。心を通わせて本当の家族になる。というのは昨今の流行のモチーフです。スパイとか殺し屋とかいろんな要素をいれて深さがあるように見せながら、実は舞台設定だけという感じです。そこにテーマ性を入れません。
 他の疑似家族モノとちがって、貧困問題やコミュニティ、アイデンティティの問題は入りません。あるのは「秘密」を原因としたギャグと愛情があるだけです。「コータローは一人暮らし」の対極です。

「よつばと」と比較しても面白そうです。「よつばと」は大人が大人の視点で子どもの行動を見て微笑ましさに笑う感じです。本作は大人の目線が完全に子供と同じ水準です。ヨルもフォージャーもつまりはアーニャと同じ水準で物を考えています。その滑稽なところが面白さになっています。

 作者がおそらく俯瞰して書いているのでしょう。面白さを計算してあえてテーマ性を入れないようにしている感じです。そのひっかかりの無い純粋な面白さが、本作の魅力になっているのでしょう。感じでいえばもうちょっと年齢層は高いですが浦沢直樹の「YAWARA」に近い雰囲気がします。これがメジャー向けの作品の作り方として成功しているんだとおもいます。

 この趣味嗜好の差を無視して批評でディスりあっても仕方ないですよね。

 例えば、ドラえもんが名作で面白い作品なのは、万人が認めるでしょう。でも、わざわざ成人男性がレアケースを除いて毎週楽しみに見るか、といえばあり得ません。定食屋に単行本が置いてあれば面白がるでしょうが、じゃあ続きを買うかと言えばそんなことはしません。

 怪傑ゾロリやアンパンマン、デンジャラス爺さんならなおさらです。U10くらいでしょう。
 じゃあ、本作や呪術廻戦なら?ドラえもんよりは年齢層は高いかもしれません。ワンピースくらいでしょうか。そう、つまりメジャーになる要因は作家性のない純粋で軽い面白さなんだと思います。

 ということで、考察厨のアニメオタクで、深夜アニメ、SF、萌えが好きな私が好きな分野ではないという理屈付けです。
 考えてみれば歴代マンガ売り上げトップ10のうち、今でも面白く読めるのって2作くらいです。

 なお、ドラえもん、ワンピースの他、ドラゴンボールと名探偵コナンが入ってますね。スパイファミリーと年齢層はあうのでは?この2作は初めの数巻ならまだ読めますが、それ以降は無理です。ナルトもつらいなあ。ゴルゴ13は別の意味でもはやギャグですが。
 歴代10位で読めるのは、ブラックジャックと美味しんぼ…かろうじてこち亀かなあ。

 ただ、全部圧倒的な名作で素晴らしい作品なのは言うまでもありません。スパイファミリーもここまで行くといいですね。

 


以下 視聴時のレビューです。

1話 ということで、超話題作。{netabare} ラッピング電車があったということは相当気合いが入ったビッグコンテンツなんでしょうね。

 もうちょっと対象年齢層が高めの話を想像していましたが、U15向けでまあ大学生くらいまでは面白がる人もいるかもね、という感じでしょうか。 
 ですが、そう思っていた呪術廻戦とかが売れているから、本作ももう少し幅広いんでしょう。
 むしろ深夜アニメに慣れ過ぎて感覚がおかしいのは私かもしれません。(オタでははい)一般の人が受け入れるマンガの面白さってもともと本作のような感じなのかもしれません。

 多分ですけど、リアリティラインのチューニングを合わせそこなうと醒めてしまうと思います。スパイの現実がどうこう言いだすべきではなさそうですね。
 少年少女の心になって「家族になってゆく」プロセスまたはギャグを楽しむんでしょう。スパイものとしてのドキドキは期待しないほうが良さそうなんでしょうか。

 なお、1話目は娘役の「超能力」設定で心が折れかけましたが思い返して、少年の心で視聴中です。うーん。面白さがわからない。
 後は奥さんしだいでしょう。配信サイトの紹介だと早見沙織さんなので清楚キャラ? {/netabare}


2話 まあ、少年向けのギャグということで。

 サイフォンでコーヒー淹れてるのに何でポットからコーヒー注いでいるんだ?とか、ミックスナッツでピーナッツ入りは安物(OP歌詞)だし木の実と勘違いしてるのって無知すぎるだろうとか、まあ、言いたい事はいろいろあります。

 リアリティライン…つまり設定の作り込みやキャラ造形はリアリティを出すことを諦めた、ドタバタギャグの作り込みですね。荒唐無稽でも面白ければいいやという、少年誌的ギャグの作風ですね。
 これは大人が見るのはちょっとなあと言う内容です。ヒューマンドラマパート次第ですけど、テンプレかなあ…

 なにより内面ですね。藤子不二雄的な少年向けの系譜です。少年向けであることと作品のレベルは違いますので、本作のレベルは高いのかもしれませんが、少年少女またはその心がないと無理でしょう。
 3人の主人公はさておいて、あの情報屋の設定とかいじわるOL3人とかのキャラはちょっと真面目に視聴するのは厳しいかなあ。

 力が入った作画ですし、早見沙織さんの天然ボケに癒されるので時々見るかもしれませんが、毎週追うような感じでもなさそうですね。一応今期の初断念にしておきます。これは重ねていいますが、対象の年齢層が私では無かった、というだけの話で作品のレベルの話ではありません。
(なお、マガジン、サンデー系は少年向けでも読めるんですけど…ジャンプ、コロコロ系の少年向けは特にですね。U15向けとU12向けの違いなんでしょうね)

 なぜ深夜アニメなんでしょう。日曜日の朝向けの気がしました。

投稿 : 2022/12/03
♥ : 33

66.8 2 入学試験アニメランキング2位
アブソリュート・デュオ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (934)
5860人が棚に入れました
《焔牙》――それは超化された精神力によって、自らの魂を具現化させて創り出す武器。­九重透流は、千人に一人と言われるその能力を持っていたため、《焔牙》を用いた戦闘技­術を教える学校である昊陵学園に入学することになった。

けれどなぜか、俺の《焔牙》は­武器の形ではなく、防具――《楯》の形をとってしまう。学校では異能扱いされて注目を­浴びる中、《絆双刃》と呼ばれる学園のパートナー制度のせいで、銀髪の美少女・ユリエ­と四六時中同じ部屋で一緒に過ごすことになってしまい......!? 

パートナーとの絆で未来を掴み取る、学園バトルアクション開幕! 魂を灼き尽くしたその果てに待つものは......。
『願わくば、汝がいつか《絶対双­刃》へ至らんことを』

声優・キャラクター
松岡禎丞、山本希望、山崎はるか、今村彩夏、諏訪彩花、戸松遥、田村ゆかり、堀江由衣、花江夏樹、川原慶久
ネタバレ

永遠の初心者 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

視聴継続

原作読んでません。
なので、毎週楽しみにしています。
バトルものだと思ってます。
ユリエかわいい~(*^_^*)
EDがころころと変わるのは人によって考え方あると思いますが私は良いと思います。

以下各話の簡単な流れみたいなものです。
見終わった後に更新していきます。
<現在9話まで視聴済み>


第1話 焔牙/ブレイズ{netabare}
入学式かと思いきやいきなり入学試験!?
ユリエと仮の絆双刃(デュオ)に{/netabare}

第2話 絆双刃/デュオ{netabare}
仮の絆双刃(デュオ)になった透流とユリエ
寮も同じ部屋とか・・・すごいなぁ。
お互いに一緒にいることで何か心境に変化あったのかな。
そして正式な絆双刃(デュオ)を決める日を迎えたのであった・・・。
それにしても、月見先生最後の怖っ!
{/netabare}

第3話 復讐者/アヴェンジャー{netabare}
正式な絆双刃(デュオ)同士で新刃戦~
もちろん次々に他の絆双刃(デュオ)達を倒していくんだけど
人が倒れてる!??
焔牙は、{netabare}人を傷付けようと思えば傷付けられる
って、え~~~! 月見先生まじすか怖すぎますw{/netabare}

透流の過去に何かあったみたいだけど・・・。
ユリエの過去にも何かありそう・・・。{/netabare}

第4話 特別/エクセプション{netabare}
月見先生健在・・・。短期間に生徒達を
強くしたっていうのが評価されたみたい。
リーリスが転校してくる。
リーリスに今日から私の絆双刃(デュオ)だと言われる。
透流は・・・{netabare}もちろん断る。リーリスの言葉を使って
「答えはNOだ」と言ったところは正直ほっとした。{/netabare}
ユリエとショッピングへ(デートでしょw)
試着の場面で流れるファッションショーみたいなの良かった♪
リーリスの焔牙(ブレイズ)はライフル。

新ED・・・個人的には好きです!!(*^_^*)
絵も良いですし、歌も良い!
詳細はこちら
   ↓
{netabare}【アップルティーの味】
作詞:永塚健登
作曲・編曲:楊慶豪
歌:ユリエ=シグトゥーナ(CV:山本希望)
        &
  リーリス=ブリストル(CV:山崎はるか){/netabare}
{/netabare}

第5話 位階昇華/レベルアップ{netabare}
透流達はレベルアップしてレベル2になった。
プールはすごかった・・・。
透流とリーリスが遊園地?へ。っていうか授業中なんですけど(汗
リーリスが透流を絆双刃(デュオ)に再度誘う。
透流は・・・{netabare}再び断る。その時の台詞も良い!{/netabare}
咬竜戦(こうりゅうせん)をやることになるのだが、
リーリスが2年の選抜メンバー1人で全部倒しちゃった。
その代わりに生存闘争(サバイブ)をすることに・・・。
次回はバトル回かな。{/netabare}

第6話 生存闘争/サバイヴ{netabare}
最初からバトルシーン。舞台はショッピングモール。
弓矢の焔牙(ブレイズ)あるのも驚いたけど、リーリスがとにかく強い。
透流とリーリスが戦う。バトル最中の台詞待ちってよくあるけど・・・。
巴とタツとユリエが連携するが、かわされる。
巴の作戦通りに動く。
謎の3人組乱入。実弾を使ってたけど。リーリス狙いみたい。
透流がリーリスを助けに行く。{netabare}あの拳もレベル2になってパワーアップしたのか、階段ぶっ壊してすごかった!{/netabare}
激しい戦闘の後はやっぱりベッドの上。
リーリスみんなの前にもかかわらず透流とキス。見せつけますね~
最後の方に流れてたのは「アップルティーの味」リーリスソロバージョンな気がしました。
次回予告のトラ・・・。やっぱり^^;{/netabare}

第7話 銀色の髪 黄金色の髪/シルバーブロンド イエロートパーズ {netabare}
みやびは前回のサバイヴでみんなの役に立てず、足手まといになったことを気にしてるみたいだし、透流のことが気になるみたいでもあった。
南海の孤島に合宿に行くみたいなんだけど、船使っておいて途中から泳いでいけとかひどいなぁって思った。しかも降ろすの超強引な気が・・・。
海へと放り出される透流達。そこにヘリコプターでリーリスが合流。
無事に島に着いた透流達。
合宿所まであと少しってところの森の中で焔牙(ブレイズ)を持つ集団に襲われる。
巴がピンチになった時のみやびすごかった~
ユリエとリーリスも連携してすごかった~ ユリエが周りの木々なぎ倒していくのはすごいなぁって思った。
あの集団の中に伊万里が
どうやら昊陵学園を去った後に希望すればこの孤島にある分校に来れるらしい。
夜はバーベキュー。みやびもどうやら自分の透流に対する気持ちに気が付いたみたい。最後に出てきたのってサバイヴの時に乱入してきた人だよね。何か企んでるみたいだけど・・・。{/netabare}

第8話 品評会/セレクション{netabare}
朝からすごかったな~
合宿も終わり、お待ちかねの自由時間に。そしてみんなで海に行くことに~なぜか月見先生も一緒。
その後は温泉~ そこで伊万里がみやびに透流のことが好き?と尋ねる。みやびは好きと答える。
そしてみやびは伊万里に励まされる。
その帰り道で足をくじいてしまい・・・。{netabare}伊万里がうまくフォローして、透流がおぶってあげる流れに。
みんなも先に行ってしまう。{/netabare}
いろいろあって、2人きりになった透流とみやび。
みやびは、透流に告白する。{netabare}透流は「その気持ちには答えられない」と言う。みやびはその場を走り去ってしまった。透流はやっぱり過去のことを引きずってるみたい。{/netabare}
その夜、前回の話の最後に出てきた謎の集団が孤島にある分校を襲撃する。
次回はバトル回かな。

新ED・・・個人的には好きです!!(*^_^*)
今までのEDよりカッコいい感じ♪2人とも歌上手いと思います。
詳細はこちら
   ↓
{netabare}【2/2】
作詞:高瀬愛虹
作曲・編曲:白戸佑輔
歌:穂高みやび(CV:今村彩夏)
    &
   橘 巴(CV:諏訪彩花){/netabare}
{/netabare}

第9話 神滅部隊/リベールス{netabare}
分校を襲撃したのはエクイプメント・スミスの所属部隊だったみたい。どうやら神滅部隊(リベールス)っていうみたい。分校が襲撃されているのと同時に昊陵学園も襲撃されているみたい。
理事長が月見先生になにか手渡したけどあれって・・・。
巴達が神滅部隊(リベールス)と戦っていると、透流が合流。
そして、月見先生登場。リミッターが解除された月見先生強すぎる・・・。
イクシードは{netabare}レベル4を超えると、焔牙(ブレイズ)の秘められた力を解放できる{/netabare}みたい。
昊陵学園に襲撃してきたのもOPに出てくる男が1人で倒しちゃったみたい。
その頃、サバイヴの時に乱入してきたKが理事長とリーリスの間に現れて・・・。
理事長が連れていかれてしまった。狙いは理事長?
透流とユリエは理事長を助けに行く、巴達はみやびを探しに行くみたい。
船上でKと対峙する透流とユリエ。透流がピンチになった時、ユリエが覚醒する。
今までとは全然違う速さでKを斬る、斬る、斬る。
エクイプメント・スミスの命令で船を捨てて撤退するK。
理事長は無事に救出できたみたい。どこかから電話がかかってくる。レインカンファレンスってなに?
ユリエの過去が明らかになりましたね。
ユリエはお父さんを殺した男に復讐をするための力が欲しいという思いで学園に来たみたいですね。
エクイプメント・スミスの本当の狙いは理事長ではなく{netabare}みやび{/netabare}だったみたい。
{/netabare}

投稿 : 2022/12/03
♥ : 7

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

女の子は可愛いけどそれ以外は…(´・ω・`)

「星刻の竜騎士」「精霊使いの剣舞」「魔弾の王と戦姫」ときて次は「新妹魔王の契約者」ね!!―と思っていたら実はこっちだった!?的なアニメです。
あぁ,どっちなんだって気になって調べてみたら“石鹸枠”って言われてたんですね!!
ニコ生でアニメ観ないから初めて知った。
あたしが勝手に後釜認定してるだけだと思ってたからなんか嬉しい。
でも,後釜とするからにはタイトルの漢字を英語読み(?)してないとなんだか…と思ったりもして…(;^ω^A

「星刻の竜騎士」は途中で観るのやめちゃったから外しますが(「聖剣使いの禁呪詠唱」は知らないっていうのと「銃皇無尽のファフニール」はまだ観てないので同様に外します),あたし的にお話の好みは
「精霊使いの剣舞」>「アブソリュート・デュオ」≧「魔弾の王と戦姫」>「新妹魔王の契約者」かなっ☆
お話の舞台的には「魔弾の王と戦姫」の方が好きなのだけど,キャラがこちらの方が好きなので悩むトコロではありますが…。

そのキャラですが,女の子に関してはキャラデザもキャラクターもこっちの方が可愛い♪
女の子の可愛さは重要です。
まぁ,ほんとのことを言えばあまり戦う女の子は好きじゃないのだけれど…。
エレンはちょっと男勝りな感じがしたからユリエは可愛いと思いました。
―ってか,「精霊使いの剣舞」のエストと酷似していないか!?
それも“テンプレ”の為せる業なの!?
でも,透流は特にかっこよくはないですね。
あのキャラデザ力ならもっとイケメンにできたんじゃないかな。
ただでさえ,あたしはハーレムアニメの主人公嫌いなので…。
ハーレムでも,内面・ルックス共にイケメンにしてくれればそこまで嫌悪感は抱かないんですけどね。
本作ではやっぱユリエが1番可愛いんですが,観てたら何故かリーリスやみやびを応援したくなります。
透流を振り向かせようとしているのってこの2人だけだから応援したくなるんですよね。
ユリエは透流に恋をしているというよりはデュオとして大切にしてる感じだったし…。
なんか恋愛関係とデュオがごっちゃになってるような感じがあってそれが嫌でした。
透流がユリエ以外デュオを組むのは考えられないのはよく分かったけど,それはそれ,これはこれと言いますか。
だってさ!!あんなに可愛いみやびに告られて普通断りますか!?
あんなに美少女のリーリスに求婚されて流すってなんじゃそりゃって感じです。
だからハーレムアニメの主人公は嫌いだ。
♂だったら十中八九OKのところを…!!―ってあたし♀ですけど…(笑)。

良かったところはですね…
あの学校の校舎とか寮とか建物!!
宮殿みたいで素敵でした。
そして,ユリエと同部屋という設定はドキドキしちゃいますね!!
けどまぁ,透流はハーレム主人公らしくリビドーを持ち合わせていないので安心ですしね(笑)。
一緒に紅茶を飲むのとかなんかほっこりしてて良いですね。
あとは初め透流が頑なにトラとデュオを組もうとしていたところ。
ハーレムアニメって男同士の友情を疎かにしがちじゃないですか。
だから透流がトラを大事に思ってるところは好感もてました。
それとED(Believe×Believe)のユリエ。
可愛かったです♡

逆に自分的にNGだったのは…
OPのアニメーション。
あの戦ってる動きがださい!!
んで,いつの間にかフィギュアスケート(ペア)になってる…。
なんでじゃ。。
あと,主人公くんのブレイズが守りって微妙。。
「魔弾の王と戦姫」のティグルも弓って微妙だと思ったけどこっちはもっと!!
それと月見先生怖い((>_<))
あとは,神滅部隊と戦うようになってから話がつまらなくなっちゃったなぁ。
内容もよく分かってなかったし…。

総合して“石鹸枠”としては「精霊使いの剣舞」には及ばないですね。
最後まで観なくても良かったかな★

投稿 : 2022/12/03
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

汝がいつかアブソリュート・デュオへ至らんことを・・・

この作品の原作は未読ですが、迷わず視聴を決めていました。
異能バトル×美少女を組み合わせたこの手の作品・・・個人的に大好きなんだと思います(//∇//)

この作品の主人公は、九重透流(とおる)・・・物語は、彼が昊陵学園に入学するところから始まるのですが、入学式でこれから進む道の厳しさを彼等は突き付けられ・・・全く予想のできない展開から物語が始まります。
それは、入学を待ち望んできた学生にとっては究極の選択といっても過言ではないと思います。
こうして、波乱に満ちた状態で物語が始まったのですが、この後に訪れるのは所謂お約束の展開で、ヒロイン達が回を重ねる毎にどんどん輝きを増していきます(*^^*)

中でもメインヒロインであるユリエちゃんの破壊力は、半端ありませんでした^^
透明感のある銀髪ロングの色白美少女で深紅の瞳・・・これだけでも魅力は十分なのですが、
「やー(はい)」「ない(いいえ)」
私同様、この台詞に駆逐された方も多かったのではないでしょうか^^;?
この返事はとても新鮮で・・・この台詞を聞くたびに胸がドキドキでした(//∇//)
それにあの可愛らしいアホ毛・・・もうどれだけ武装積んでるのー、って感じです^^
そして、CVは山本希望さん・・・ユリエちゃんの魅力を最大限に引き出してくれていたと思います^^

魅力的なキャラは、ユリエちゃんだけではありません。
透流とのデュオを切望するリーリス・・・
引っ込み思案の巨乳系・・・でも、一生懸命と精一杯の勇気を見せてくれるみやびちゃん・・・
そして、デュオであるみやびを必死に守ろうとする巴・・・
キャラも立ち位置もテンプレなんですが、そのキャラの魅力のせいでしょう・・・
毎週日曜日の放送が楽しみで仕方ありませんでした^^

可愛らしい美少女が沢山登場して主人公はモテモテ・・・
この手の作品の主人公って大概煮え切らず態度が中途半端・・・
まぁ中途半端になってしまう気持ちも分からなくはありませんけれど・・・
でも、透流は軸がブレなかったですね・・・これは好評価の要因の一つでした^^

この手の作品は大好物なのですが、思うところもあります。
まず理事長が事ある毎に口にしていた「アブソリュート・デュオ」って一体何だったのでしょう・・・?
そもそも皆んなは何故闘っていたのでしょう・・・?
それに昊陵学園の設立された目的は・・・?
私がキャラの動きに見とれて聞き漏らしたのかもしれませんが、完走して振り返ってみると内容は良く分からなかったように思います^^;
それでも魅力的なキャラの掛け合いが、そんな不透明感を吹き飛ばしてくれましたけれど^^;

オープニングテーマは、鈴木このみさんの「Absolute Soul」
第12話では挿入歌として使用。
エンディングテーマ
「Believe×Believe」ユリエ・シグトゥーナ(山本希望)
「アップルティーの味」ユリエ・シグトゥーナ(山本希望)×リーリス・ブリストル(山崎はるか)
「2/2」穂高みやび(今村彩夏)×橘巴(諏訪彩花)
エンディングはヒロインが勢揃いでしたね^^
エンディングも悪くありませんでしたが、個人的にはオープニグテーマが大好きでした^^
あの滑るように舞うオープニングアニメともマッチしていたと思いますし・・・^^

1クール全12話の作品でしたが、物語としては導入部だったように思います。
今後、透流やユリエちゃん達がどの様な成長や進展を見せてくれるのかが気になります。
続編・・・是非見たいですね^^

投稿 : 2022/12/03
♥ : 24

65.4 3 入学試験アニメランキング3位
たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (301)
1139人が棚に入れました
都会から遠く遠く離れた村で暮らす少年・ロイド。軍人になる夢を抱く彼は何を隠そう「村で一番弱い男」。そんな彼が軍人を目指すことに周囲の村人は大反対。けれどもロイドの決意は固く、王都へと旅立っていきました。しかし、彼を含む村の人々はある重大な事実を知らなかったのです。自分たちがかつて世界を救った英雄の末裔で、全員が人間離れした力を持っていること。そして「村で一番弱い」ロイドも一般的には常識外れに強いことを……。身体能力バツグン! 古代魔法も完璧! 挙句の果てには家事もおまかせ! 己の強さを勘違いした村人による無自覚最強ファンタジー、ここに開幕です!

声優・キャラクター
花守ゆみり、茅野愛衣、日岡なつみ、朝日奈丸佳、津田美波、伊藤美来、山下誠一郎、斉藤壮馬、日野聡、M・A・O
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

腫れ物扱い

2話までの感想{netabare}
原作未読、前情報一切ナシで視聴。
タイトルから「ドラクエ6の下ライフコッドへのツッコミからアイデア得た作品かな?」と思ったらあながち間違ってもない模様。
1話で軍への試験に落ちるって、ねぇ?
じゃあ2話で馬を捕まえる展開が来たらどうしようw、と思ったがさすがにそこまであからさまじゃなくてひと安心。
…安心なのか?
いやむしろヒヤヒヤですな。

多くの方が指摘されてる通りの「無自覚最強系」で、いつ「オレまた何かやっちゃいました?」が炸裂するか分かったモンじゃない。
が、今のところ「そこ=イラっと来させるライン」はギリギリのところで堪えてて踏み越えてはいない、あくまで私にとってはね。
慇懃無礼に感じる部分は無きにしもあらずだけど、一線を越えずにいられるのは…ヒロインのセレンの扱いがデカいのか?
鼻につくなろう系の多くはヒロインが「どう可愛いでしょ?キレイでしょ?」って部分しか見せない都合の良い人形(人によってはトロフィーと呼んでますね)状態で、それに比べるとこっちは性格に難アリの模様。
まぁ“オバロ”のアルベドや“慎重勇者”のリスタルテやアデネラみたいなもんではあるのだけど、ヒロインのみっともない側面を見せてくれるのは私には効く。
セレンの病みっぷり次第では結構面白くなる…かも?
但し、いつイラっとくるラインを超えてしまうかは分からないのでヒヤヒヤしながら見続けることにはなりそう。


ところで舞台の国名がアザミ王国?ティッスルじゃなくて?モデルはスコットランドなのか?
しかも行方不明中の王女の名前がマリアアザミ(実在する植物の名前)だと?なんて安直な…だったら通称ベルト姫のセレンもベルトーチカとかの名前にした方が良かった気が。{/netabare}

3話感想{netabare}
良いことか悪いことか分からない、とりあえず1話から感じてた違和感があるのだけど、3話でそれがより顕著になったかな?
マリーがマリアだと明かされたが、んん?付き人ナシの単身で隠密行動してたの?
クロムもそう、「繋ぎ」とか居ないの?
まぁそれを言ったらいくら弱小貴族だとはいえセレンやアランにも付き人が居ないのがなんか変。
なによりリホがたった一人で「問題のある傭兵」として国からマークされてたの?
ならず者集団のリーダーだと思ったのだが、姐さんと呼んで付き従う腹心の一人も居なくて…あっれー?
要はそれぞれの集団というか勢力が、擬人化されていちキャラクターにされてるような違和感。
とはいえ、いちいち構成員を出したところでキャラが無駄に多くなるだけだし、話を理解しやすい様に簡略化したんだと思うと悪いとも言いにくい。
“神達に拾われた男”で誰がナンだか分からないギルドメンバーがゾロゾロ登場したことがあったが、あんなことをやられても困るっちゃあ困る。
う~ん、どうなんだろ、今後解消されるのかな?

判断に悩むのは3話祭りシーンの村長もそう。
ロイドとねんごろな関係を狙ってるみたいだが、だったらわざわざ出先ではなく村に居た頃にいくらでもチャンスがあったのでは?
つまり村では監視が居て到底無理だったとか、何か尤もな理由がありそうな気がするが…ちゃんと考えてある?
その…原作は知らんがシリ構が赤尾でこなのでちょっと怖いんよね、二回母とアサプラは私の中では前科になってるので。

でもって中身の感想。
今回ロイドは殆ど蚊帳の外でした。
人間同士の諍いには不干渉だったけど魔王が係わってるということで次回参入してくるのかね?ってことでそれの前振り回。
次回でこの作品の評価が決まる…かも?{/netabare}

4話感想{netabare}
あーそっち行っちゃったかー、想定通りではあるんだけど悪い方向へ行っちゃいました。
ロイドが自分の強さに無自覚&周囲が教えてくれないのは、人間同士の諍いに関与させないためという建前があったからなのに、その対象外の出来事に至っても周囲は相変わらず教えてくれない。
ま、まぁ他の理由が今後明かされるかも知れないのでまだ視聴は切らないけど、せめて「ひょっとしてボクって普通の人と違う?」と僅かにでも疑う描写は欲しかったような…。
もっと欲を言えばアランが死んでたら私好みの展開だった。
どうにも赤尾でこ繋がりの“二回母”と同じ匂い…他には友人と意気投合した“すのはら荘~”の件が頭をよぎる。
どんなに管理人“以外”の連中でイイ感じに話が盛り上がっても、最後管理人が全部踏み潰して更地にしちゃう感じ、あれと同じ方向性なのかなぁ?

期待したセレンの暴走っぷりもいま一つ、これは比較する相手(慎重勇者)が悪い?これも今後次第か。
どっちかというと村長の方がはっちゃけてる。
あと軍軍言ってたがなんかピンと来ない、そこは騎士にでもした方がシックリ来るような…ってそうすると今度は、いくら変わり果てたとはいえ忠誠を誓うべき王を見間違えるのに疑問生まれちゃうか?
ってか今回の一件で戦争は回避できたの?{/netabare}

5話感想{netabare}
慇懃無礼と腫れ物扱いについて、4話までの感想では書き足りてなかったので以降の感想に織り込みながら書いてけばいいやと思ったら…それどころじゃなかった。
5話、なんだこりゃあ!?
あらすじをただなぞっただけ、溜めも無ければイキも無い。
キャラが生きてなければスタッフも息してなさそう。
なんでこんな作りに?と思ってこの回の脚本を調べてみたら普通に仕事できる人みたい、じゃあ演出になるのか?この退屈な流れは。
ってか作画も結構アレになってて現場大変なのか?

ところで新キャラのフィロ、こういう役どころって銀髪ジト目ロリがやるもんじゃないか?
長身でヌボっとした系は…RODの次女みたいなのは、異性にデレるんじゃなくて小動物にデレる方が相応しい気ががが。{/netabare}

6話感想{netabare}
「ロイドは自分が超強いことに気付いてない」って設定である以上、「なんで周囲は教えてあげないの?」という疑問がどうしても付きまとう。
教えてやらないその振る舞いからはロイドを腫れ物扱いしてる、もしくはいじめか?とさえ思えてきてしまうので、それを回避するために更なる設定が必要になる。
「ロイドが超強いことは知ってるけど、ロイドに自覚が無いことには気付いてない」
要はボケにボケを重ねるボケ倒しで、ツッコミ役が居ないとどうにも落ち着かない私にはちょっと厳しいかも。
一応「ロイドが自覚してないことに気付いてるけど教えてやれない理由があるっぽい」には村長とマリアが居るが、村長はまだしもマリアはむしろ自覚の無いことを利用してる様に見えちゃうのがこれまた…。

更には主人公が強いことに気付いてるキャラと気付いてないキャラが居て、こいつら同士で情報交換・意思疎通をしない。
(例:6話でいえば大会でロイドと戦うことになったレナにフィロは忠告しない)
学園長がロイドの強さを見抜けなかったのも不思議だけど、ロイドを含めキャラ同士で情報交換・意思疎通をしないこの状況は、心に壁があるというか溝があるというか…キャラ同士が冷え切った関係でコメディ作品なのにあんまり愉快な世界に見えない。
そこで、恋に盲目でキの字に足を踏み入れてるベルト姫が「そんなん知ったことか」と空気を読まずにブチ抜くことを期待してしまうワケで…早い段階でセレンに期待したのはそういうこともあったのかな?と我ながら納得。
無いのかなぁ、そういう展開。

ってかさ、ロイドの性格ってブラック企業の社長に見られる例としてよく上げられるやつじゃん。
当人は確かに能力高いけど部下も同じくらい働けると思って「え、これくらい簡単にできるでしょ」とオーバーワークを課してしまうやつ。
良い悪いは別にして、前世でツライツライ仕事に追われたので転生先で幸せを掴もう、みたいな転生作品が最近多い中、それを支持する人はこれ(ロイドが無自覚)はどう映ってるんだろう?{/netabare}

7話感想{netabare}
近々文化遺産登録予定の檜林を隠れ蓑にトレント絡みでのタクラミが行われてるみたいで、それを探ってる連中同士で疑い合ってる中にロイドがポンと放り込まれる…って話。
なのだけど、何かおかしい。
ってことで2回見ちゃったよw
後半アランと入れ替わったロイドが「ここで起きてる事件を止めたい」とセレンとリホに伝えるのだが、「いつの間にトレント絡みの陰謀が行われてるのをロイド達は気付いたんだ?」というのが初見では不思議でした。
が、ここで言った「事件」ってのはアランが風呂でノボせたことを指してる?トレントについてはまだ気付いてない??と2回目で思ったり。
合ってるのかどうかは知らない。
もし合ってるのなら、アランがノボせたのを事件扱いしてる描写が足りない気が…。

2回見ても変だと感じたのが変わらなかった部分としては、長年ベルトで素顔を曝す事のできなかった娘の呪いが解かれたにしては、セレンの親のリアクションが薄い。
そう見せかけて実は…って展開が今後あるかも知れないのでそこはいいとして、セレンとアランは見知った間柄なのに親は把握してなかったのか?
また、ロイドがアランの身代わりになるのはスレオニンが承知ならOKだろうけど、客だったリホが従業員に扮するのはコバ的にはOKなのか?
これに関しても次回以降で明かされるのかなぁ?

それはそうと檜林が二次林であることを語るのなら、普通に炭焼き小屋でもあって遺産登録で取り壊されて~って方のが分かり易かったのでは?
人の生活に利用されてたのに遺産登録されると立ち入りができなくなる、ってのがミソだろうに…まぁいっか。{/netabare}

8話感想{netabare}
この回、不自然に感じた点は大雑把に3つ。

1:「アランがのぼせたこと」と「昏睡事件」はイコールだったの?
2:檜林を文化遺産登録しようとしてた勢力は?
3:秘書が正体現してキキョウを襲おうとした時ロイドが割って入れたのは、放り投げられた村長を探しに林に入ったから。
じゃあ村長見つけられてないのにホテルに戻ってきたのはなんで?

1については、前回のうちに「風呂に入ってるアランの背後から陰が迫って「誰だ」と振り向いたところでブラックアウト」みたいな3秒もかからんシーンを入れなかったのがいけなかった気がする。
要は私の感覚ではアランは一人で勝手に風呂でノボせただけにしか見えなく(ってかトレントにやられたなら三日味晩昏睡するらしいがアランは当日に起きてないか?)、そこに朴念仁であるはずのロイドが事件性を見出したのが不自然に映る。
「事件を探るためにデートのフリをして周囲を見回ろう」という目的から8話序盤に繋がってるワケで、発端が曖昧なのはどうなんだろう。
発端が曖昧なら〆も曖昧、原作はどうか知らんがアニメスタッフの怠慢のような…。

2は秘書が一人で出来る規模を超えてる気がするが…目一杯好意的解釈をすればショウマが裏で手を回してた?
…と考えられる、が、最後に村長が関係者以外の記憶を消しただと!?
えっ、証拠隠滅?ってか「関係者」ってどの範囲まで?
と思ったら、ひょっとしてアニメに登場した連中は全員関係者(=記憶消去の対象外)で、実際はホテルには他にも客が沢山居たってことだったりして?
もしそうだとしたら背景にモブを描く手間を省いたアニメスタッフの怠慢のような…。

3は、当初は村長を探しに林に入ったがそこで雑草掃除(前回からの話を継承してるなら枝打ちor下草刈りと言って欲しかった)へと目的が変更した、というのはまだ分かる。
けどそうなら騒動が終わったあと「そういえば村長は?」と誰か突っ込めよと。
視聴者の疑問に答えるかのように騒動終了直後村長がショウマに囚われてたシーンに移るが、そうじゃなくてキャラが疑問に思えよと。
村長が放置されてることに疑問を抱くんじゃなくて、村長が放置されてることにキャラが誰も疑問に思わないのが疑問なんだ、この違いスタッフ分かってるのかな。
しかもアニメはご丁寧に夕方→日暮れと時間経過を表現してて、長い時間村長は放置されてたと印象づけてくれてる、なんでそんな演出を?


個人的な見所、というか心の拠り所になってるセレンのハジケっぷりも…悪くはないのだけどまだ足りないかなぁ。
内容というより見せ方(演出)になるので文章で上手く表現できないけど、もっと過剰演出していいと思う。

原作未読なので推測にしかならないけど、ひょっとしておかしいのはアニメだけなのでは?と疑い始めてます。
「6話感想」で触れた通りキャラ達がロクにほうれんそうをしないで勝手に行動する、動機や目的がバラバラなのだけど、それをマトモに把握しないまんまアニメ作ってないか?
また、アニメ化に際し内容が詰め詰めってのは強く感じる。
今回のエピだったらホテル支配人のコバが居る必要があったのかどうか謎(誰が誰の親父だか混乱を来すだけ)だし、前の話を振り返るのなら聖剣を手に入れる描写なんてかなり酷いと思う。
再登場するとは思うけど5話で登場したミコナ(マリーにホの字らしいヤンデレレズ)も現段階ではスゲー投げっ放し。
ただねぇ、これはねぇ…7&8話のエピソードをもっと話数かけられてもダルいというのも分かるし、“通常攻撃が全体攻撃で~”はそれで失敗したと反省しているとも取れる(あっちは「え、そのエピソードまだ続くの?」というのをダラダラ続けられた)。
問題は原作からの場面のチョイスが良くないって話で…と考えると原作はマトモなのでは?と思い始めてしまったり。
わぁい、この感覚って“アサシンズプライド”と同じだw
そして、無いとは思うけど万が一、原作を売るためにアニメはワザとヘボくしてるのだとしたら…赤尾でこって才能ある?
いやまさかそんな、まさかなぁ…。

因みにセレンを親父が突き飛ばせたのはベルトのオートガード機能は悪意の無いものには反応しないから(6話参照)と解釈して私は違和感は覚えなかった。
魔王の苗といわれるトレントの苗木をモンスター研究所から奪った犯人はフツーにショウマだと思っていいのかなぁ?もうひと工夫あると良さそうなのだが…。{/netabare}

11話までの感想{netabare}
ごちゃごちゃと細かいことは置いといて一言。
ベルト姫のハジケっぷりが無いなら見るトコ無くない?
あ、あれー?{/netabare}

12話感想{netabare}
まぁこうなっちゃうよね…ロイドが世間知らずな設定のせいでゴーレムがロイドに対して強いのか弱いのかワカランw
一旦追い詰められて「やっぱり弱いボクじゃモンスターには…」と挫けそうになるが、なんかおかしくない?
ロイドが手出しできなかったのは取り込んだミコナを盾にされたせいであって強い弱いは関係ない。
それこそ「こんなヤツデコピンで粉砕できるのに人質を取るなんて卑怯だぞ」でもいいワケで…う~ん?
で、そんな程度にしか思えないことに悲壮感漂うBGM増し増しでピンチ演出するもんだから、どうにも空回り感が…。

とはいえ、原作未読だけどひょっとして、原作ではサラっと流してる部分をアニメでは殊更大げさに仕立ててるってことは、無い?
ベルト姫の封印中ヴリトラへの言葉責めもそう、原作だと一コマで終わってるモノなのでは?
なぁんかそんな感じがする。
また、逆のパターンとしてはミコナをマリーのパンツで誘って逃がした後は、リホ「実は私のなんだけどね」ミコナ「ぎゃふん」までが一連のお約束じゃない?
前回の話を踏襲するならエンディングの1カットで済まさないでそんなシーンを入れるのが妥当のような?
これはミコナ初登場回もそうだったなぁ、予め登場させとくにしても印象が薄いというか。
ってことでアニメは場面チョイスのヘンテコさを感じる、12話だけに限らず全体を通してそう。
原作未読なので想像ですけどね、ホントウデス。
まぁ原作のどこまでをアニメ範囲にして、何をクライマックスに設定するかって難しいんだろうけどさ…シリ構を同じ人が手がけた“アサプラ”はそれで変なことになってたし。

で、最後は自殺志望者とショウマがユーグを連れて逃走でエンド、まぁこんなもんだよなぁ。
ところでユーグって名前、同期放送の“エクスアーム”と同様ユグドラシルから来てるのかな?と思ったが、ひょっとしてユーグレナ(ミドリムシ)?
なんか妙に農業押ししてるし…うん、そっち方向への突っ込みは止めとこう。{/netabare}

総評{netabare}
主人公ロイドが無自覚系俺TUEEで、ロイドの無自覚っぷりもさることながら周囲が教えてあげないのが最後まで違和感強かった。
ロイドは「憧れの軍人」になりたがっていて、だけどコンロン村出身者が人間界へ軍事介入が許されるのは魔王絡みという特別な時のみで、ロイドはそれを知らない。
これ、不幸じゃない?
自分はただの人間じゃないことを知り、軍人にもなれない(魔王が暴れてくれるなら別だが)と分かった時、挫折するんじゃないの?と。
…。
だから周囲はお前只者じゃねーぞと教えてあげないのか?地獄への道は善意で舗装されてるってヤツ?
更に物語は「ロイドが活躍できる舞台を用意してやろう」といういわば忖度した黒幕を登場させる、させてくれる。
けど結局はこれも問題を先送りしてるだけ。
アニメ最後「憧れの軍人目指して頑張るぞー」で終わったが応援する気にはなれない、早めに諦めたほうがいいぞという気持ちの方が先に立つ。
士官学校と言ってるし、もしロイドがこのまま軍人になろうものなら指揮下に置かれた兵士は無駄死にすること必至。
人間離れした戦闘力の自分を基準に「あんなヤツなら楽勝で倒せるだろう」とただの人間に無茶な戦闘仕向けそう、アカンでしょそれはー。
なのでいつかは全てを知る時が来るハズで、その時「よくもワシを騙しおったなー」と闇落ちする展開が来てもおかしくない…もし原作がそっち方向へ進んでるなら面白そうではあるが、多分違うでしょ?

と、全体的にアレだった中、ベルト姫だけは良かった、それでなんとか持ち堪えた作品。
“このすば”のアクアや“慎重勇者”のリスタルテに近いものを感じる。
良い意味で頭がおかしいので「教えてあげない」も知能が働かないんだろうということで違和感が無い。
とはいえそんなベルト姫もハジケっぷりはイマイチ弱く前出の2名に比べると下位互換にしか過ぎず、ハジケの源である「暴れるベルト」も9話で封印。
ベルト姫に限らず、主人公のキの字っぷり(マイナス)を補えるポテンシャルを持ったキャラは他にも登場…してた気がするけどそれらもどうにも弱かった。


原作未読だけどアニメは場面のチョイスが変な感じがして、ひょっとしたら原作は面白いのかも?と予感させる出来ではあった。
別の言い方をすればアニメが台無しにしてる感。
シリーズ構成を同じ人が手がけた“アサシンズプライド”が時系列入れ替えをして妙なことになってたのをどうしても思い出してしまう。
シリ構の責任かどうか知らんけどね。{/netabare}

投稿 : 2022/12/03
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

略称「ラスダン」があって本当に良かった…完走してもタイトルが覚えられた気がしないので…^^;

この作品の原作は未読です。
事前情報無しで第1話の視聴を始めたのですが、第1話目で「あれっ?」と思うことがありました。
「イーストエンドの魔女」を演じているのは、かやのんだと直ぐに分かりましたが、主人公であるロイド・ベラドンナ役…
台詞を聞いていると言葉尻に聞きなれた感じ…
もしかして…と思いエンドテロップを見て確信に変わりました。
そう、ロイド役を演じているのはゆみりんだったんです。

ゆみりん、かやのんコンビは、今期「裏世界ピクニック」にもメインキャストとして出演されています。
しかも、この作品と「裏世界ピクニック」は同日放送…
同じ日にゆみりん、かやのんボイスを2作品で堪能できるなんて珍しいことなのではないでしょうか。
少なくても最近はお目にかかれていないと思います。
まぁ、私の記憶なので当てにはなりませんけれど…^^;
でも、これで一気に視聴意欲が上がったのは言うまでもありません。


都会から遠く遠く離れた村で暮らす少年・ロイド。
軍人になる夢を抱く彼は何を隠そう「村で一番弱い男」。

そんな彼が軍人を目指すことに周囲の村人は大反対。
けれどもロイドの決意は固く、王都へと旅立っていきました。
しかし、彼を含む村の人々はある重大な事実を知らなかったのです。

自分たちがかつて世界を救った英雄の末裔で、全員が人間離れした力を持っていること。
そして「村で一番弱い」ロイドも一般的には常識外れに強いことを……。

身体能力バツグン!
古代魔法も完璧!
挙句の果てには家事もおまかせ!

己の強さを勘違いした村人による
無自覚最強ファンタジー、ここに開幕です!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して思ったこと…
一歩間違えば、埋もれかねない作品だと思いました。
主人公が最強の作品は、この世に溢れるほど潤沢…というより既に飽和しています。
主人公が無自覚なのは物語の幹にはなり得ない、ということを踏まえると設定に難があるとしか言いようがありません。

ですが、ロイド役にゆみりんを起用したことで、設定の難を逃れることができたのではないでしょうか。
ロイドの強いことを鼻にかけないところや控えめな性格だって、ややもすると嫌みに取れてしまいますが、これらのマイナス要素をゆみりんが全て払拭してくれたような気がします。

加えて物語を見進めると、津田美波さん、ハルカスにみっくなど錚々たる声優さんが出演されるので、これも楽しみの一つだったり…

アニメーション制作会社はライデンフィルムさん。
なんとライデンフィルムさんは今期のアニメを4本も制作されているんです。
それだけの制作規模を管理するのも大変だと思うんですけど…
因みに対象4本の作品は以下の通りです。

・たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語
・はたらく細胞BLACK
・オルタンシア・サーガ
・裏世界ピクニック

一方、物語の方ですがロイドが終始モテまくりです。
モテるのは女性にだけではありません。
男性にも熱心なファンが出来ちゃう始末…
まぁ、全般的にシリアスな感じではないので割とサラッと視聴できますし、ロイドがゆみりん役ということも相まって羨ましいという気持ちにはならなかったかな^^;
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、山崎はるかさんの「たとえばそれは勇気の魔法」
エンディングテーマは、Luce Twinkle Wink☆さんの「I'mpossible?」

1クール全12話の物語でした。
ゆみりん、かやのんの活躍もあり、最後まで楽しませて貰いました。
唯一気になったのはタイトル、サブタイトル共に長くて覚える気がしなかったことです。
これは作者の趣味なんでしょうか^^;

投稿 : 2022/12/03
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

作品の外側(タイトルや設定)で勝負するの、もうやめません?

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ちょっと変わったタイトルですが、中身はチートが無自覚に無双しまくる話です。

以上です(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴断念(8話まで)】
{netabare}
例えるならば、欽ちゃんの仮装大賞。

アイディア1発勝負の素人芸。衣装も演技力も、当然、プロの領域には届かない。

あの番組は、1分くらいの芸を連続して見られるからまだ面白いが、流石に20分以上、数話にまたがって観るのはキツイ。

「ラストダンジョンの手前に住む村人は、普段からレベルの高いモンスターと戦っているはずだから、序盤の街の勇者より強い」というアイディアからの、「自信のない無自覚なチート」という主人公の設定はそこそこ面白い。

が、結局はただ、チートが無双するだけの話。

私は別に、異世界転生だろうがチートだろうがハーレムだろうが、それだけで作品を否定しません。

そこに、内側(キャラクターの魅力やシナリオの面白さ、会話やギャグのセンス等)の魅力が伴えば、全く問題ない。それで楽しい作品も、たくさんある。

ところが本作は、まずギャグがつまらない。会話にセンスを感じない。作画がひどい。ストーリーに見処がなく、軽い。

これら、「ダメ要素が全て詰まった6話」は、なかなかにヒドイ出来だった。

強いて良さを探すなら、キャラクターかな。ベルト姫の暴走や、ロリババア魔法使いの呪いなどは、やや個性的か。

いい加減、日本のアニメ界には、「テンプレなろう系を10本作るより」、「鬼滅の刃を1本作る」方が、商業的にも成功すると、本数ではなくクオリティで勝負する方に舵を切ってほしい。

あ、「鬼滅を作る」とは、「鬼滅のようなヒット作」ではないですよ。あれがなぜヒットしたかなんて、誰にも分からないから再現は厳しいです。

ただ、「75点くらいの原作でも、100点の作画と熱意でアニメ化すれば、過去イチのヒット作を作れるチャンスがたまにはある」という良い前例になったと思います。

個人的には、1クールの新作が10本程度でも制作会社やアニメーターが潤うようになれば、日本のアニメはもっとよくなるだろうと思います。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なんだろう、アイディア賞ではあるけど、中身は異世界チート転生となにも変わらないんだよな。ベルト姫の豹変っぷりは楽しかった。

2話目 ☆3
だいぶギャグに振ってきたな。でこさんの脚本だからか、普通に観られたな。

3話目 ☆3
黒幕は予想外。チートをどれだけ使わずにシナリオを進められるか大会、になってきたな。

4話目 ☆3
え~!(笑) やっぱ、ギャグベースで片付けていくんだね。いや~、良い最終回だったね(笑)

5話目 ☆2
魔法力もずば抜けてるのね。骨折なんて3時間で治りますしw ギャグが滑るんだよな~。

6話目 ☆1
あれだな、ぜんっぜん、面白くない(笑)

7話目 ☆1


8話目 ☆1
普通に混浴してるが(汗) お前、秘書か、て。やたら説明台詞丁寧。

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2022/12/03
♥ : 30

73.1 4 入学試験アニメランキング4位
アニメ ブルーピリオド(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (242)
751人が棚に入れました
成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。誰もが思う"リア充"……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。「絵は、文字じゃない言語だから」絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。そして八虎は、ついに進路を固める。「第一志望 東京藝術大学」実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ふと足を止めてみたくなる、展覧会の絵

ずっと前、アンディ・ウォーホール展を見に行った時、

  ああ、この人って特別すごい才能があるわけでもないのに、
  シルクスクリーンで一発あてちゃって、
  けっこうしんどい人生を歩むことになったんだなあ。

なんて感想をしみじみと抱いてしまいました。

シルク以前の作品には、ぱっとしたところが感じられないし、
後期の作品には半ばヤケクソみたいな匂いのするものがけっこうあって、
芸術家というのも大変なんだなあと思った次第です。

  いや、もちろんウォーホール好きなんですが。
  そう言えば『中二病でも恋したい』のOPでオマージュ演出ありましたね。
  ママパチオマージュ全盛の中、ああいう使い方っていいなあ、と。


さて、本作『アニメ ブルーピリオド』は、
そういう芸術家というか、
その卵である東京藝術大学の絵画科(油絵)を目指す受験生のお話です。

この作品、放送前は、正直まるで期待していなかったです。

  総監督が『宇宙ショーへようこそ』の舛成孝二さん。
    『マギ』以来9年ぶりの監督で、かなりのブランク。
    作風も、こういうのじゃないという印象が。
  制作が『リリカルなのは』のSeven Arcs。
    作画がちょっとな……ジュニアっぽいというか、かなり微妙。
  主演が元コスプレイヤーの峯田大夢さん。
    所属も声優系ではなく、芸能系のスターダストプロモーションだし。

要するに『いいものができる』と予測する要素が何もないというか、
申し訳ないけれど『コケなければ御の字』ぐらいのつもりで、
とりあえず視聴を始めた次第であります。

  で、結論からいうと、見事に惹き込まれてしまいました。
  まいった。ほんとうにおもしろい。
  偏見もって見始めてほんとうにすまんかった、ごめんなさい。


さて、この作品の魅力は、大別すると以下の三つに集約できると思います。

 ① 絵画技法や芸大受験を全く知らない人でも引き込まれちゃう親切設計
 ② 主人公・八虎を中心とした、悩み彷徨う若者の青春群像劇
 ③ 有無を言わせぬ作品講評のリアリティ


まず①ですが、これ、本当に大事です。

 僕ももちろんそうなんですが、視聴者の大部分というのは、
 絵画の技法だの藝大受験の難しさだのというのは
 まるっきり『知らん』わけでありまして。

 その点、本作ではズブの素人だった八虎が藝大を目指すという、
 視聴者と同じ立ち位置から学びを始める体裁をとっているわけです。

 だからものすごくわかりやすいし、共感できる。
 いや俺アニメぐらいしかわからんし芸術とか言われても……
 というタイプの方でも気軽に見て楽しめる安心設計でないかと。

   おまけに、段々と言われることが専門的かつシビアになってきます。

 初回と二話までは、高校の部活レベルのお話ですから、
 そんなに難しいこととか高度な技法なんてのはでてきません。
 本編後に流れる『ブルピリ豆知識』も基本中の基本ですし。
 {netabare}
 ふふん、そのぐらいオレだって知ってるもんね、
 そんな感じで油断しながら見ているうちに、
 三話目から六話目までの予備校編がスタートします。

   もう、教室に入った瞬間から、雰囲気が全然違います。
   見かけからしてイカレてる奴が多くて、
   リアルなんだろうけど、笑っていいのやら納得したらいいのやら。

 もちろんここは本気で藝大を目指す連中の巣窟ですから、
 知識や技術、さらには視点や意識の持ち方までもが全然違います。
 少なくとも僕は『知らんかったこと』がほとんどだったわけなんですが、
 その解説が自然なうえに丁寧なんだ、これがまた。
 いやあ、勉強になります。

   ここで視聴者は、いろんな技法を知らず知らず学ぶだけでなく、
   プロによる『絵の評価』はどういう視点でなされるのか、
   そんな狭くて難しいことをイチから教えてもらえるわけですね。

 そういうのをこってりアタマに叩き込んだ上で、七話からは藝大入試編。

 このあたりになると見る側もけっこうその気になっていて、
 おお、その手できたか、みたく、
 わかったような感想を持ってみたりみなかったり。

 二次試験の課題がヌ-ドモデルというのも、おおっ、藝大っぽい。
 というか、モデルさんが休憩のたびに前も隠さずストレッチしてるのが、
 新鮮な驚きというか発見というか。 ヨロコビ言うな。
{/netabare}
 総じて、実生活にはまるで役に立たない知識がてんこもりで、
 視聴後はちょっとした知ったかぶりができるぐらいのレベルにあります。
 この辺、うまく知的好奇心をくすぐってるなあと感心してみたり。



そして②の群像劇要素が、じわじわぐいぐいと視聴者を魅了していきます。

 八虎の初期設定は、やるべきことをきっちりやる、イケメンチャラ男。
 それに調子こいてたら単に『イヤなやつ』なんだけど、
 そのきっちりさが『自信のなさの裏返し』なのが、共感度あげています。
 {netabare}
 そしてその自信のなさは、制作姿勢にも現れています。

   俺は天才じゃない。書いた分しかうまくならない。

 そういう自己認識の元、千本ノックのごとく書くわ書くわ。
 講師にダメだしされても、世田介くんに才能の違いを見せつけられても、
 決してココロ折れたりせずひたすら書き続ける。
 もはや『スポコン』ならぬ『芸コン』領域。
 あの『響け!ユ-フォニアム』の、さらにハードモ-ドみたいな感じです。

 そのくせ、わき目もふらず自分のことだけ考えてるわけでもなく、
 藝大受験の二次試験前に、
 親友でもない鮎川に付き合って海まで行くとかね。いい奴なのよほんと。


 その鮎川がまた、いいキャラしているんです。
 性自認は男みたいだから、女装指向のゲイになるのかな?
 いやほんと、告られたら迷っちゃいそうなぐらい美形です。

 鮎川のいいところは『おかしなやつ』じゃないところ。

 外観上は一番かわってるんですが、
 ただ自分の『好き』に正直かつ必死にしがみついてるだけで、
 ポ-ズとはうらはらに、根っこは繊細で、悩める青少年。

 わが道を行ってる顔をしながら自分に対する周囲の目を客観分析したり、
 しんどそうな生き方をしてますが、共感できる部分が多いです。
 八虎にだけ甘えて本音を吐露しちゃう弱さも、なんか純粋でいい感じ。

 てか、この二人、実はけっこう互いを理解し合ってるんですよね。
 そのくせ馴れ合いもせず適度な距離を保っているところが、
 逆に相手を認めている感じがしてステキです。


 そして、天才、世田介くん。
 圧倒的な才能と傲慢なまでの自信、
 そしてそれ以外は何もないというコンプレックスを標準搭載。

 イケメンで友だち多しの八虎に対して
   おまえ、リア充のくせに美少女アニメなんか見んなよ
 的な敵愾心を抱くあたり、見事なよじけっぷりです。

 ぐいぐいくる八虎を表面上は迷惑げに拒否りながらも、
 内心うれしたったり困惑していたり、
 ほんと、わかりやすくひねくれた性格してるなあ、と。
 
 そのくせ、なんやかんやで二次試験のときには、
   今日だけは無理した方がいいよ
 なんて『対等な仲間』としてアドバイスもしたりして、
 けっこうなついちゃってるあたりが、かわいいんだ、これまた。


 そして、迷える秀才、桑名マキ。
 藝大主席合格の姉など、家族全員が藝大出身という血筋の為、
 世田介くんの絵を見てもビビらないし、タイマンはれる実力の持ち主。

 そのくせ、こっちはお姉ちゃんコンプレックスを抱えていて、
 自分のことを天才だとはこれっぽっちも思っていない。
 謙虚なんじゃなくて、自分と比較する相手がデカすぎるんですよね。

 性格はナチュラルそのもので、ふつうのトモダチ感がすごい。
 ちょっと黒い部分もあるけれど、それをきちっと自己批判しているし、
 あたりまえのように八虎に手を貸してあげたりとか、性格かなりいいんだ。
 あと、弁当箱のデカさは、もはやかっこいいレベル。
 {/netabare}

 その他、個性あふれる受験生がびっしり脇を固めていて、
 しかも一人一人の人物造形がしっかりしているから、
   さまざまな若者が、それぞれの思いを胸に抱いて受験に挑む、
 という『ありのまま感』がびしびし伝わってきます。

 これぞ青春群像劇の醍醐味。いやあ、惹き込まれる。
 

で、③の『作品講評のリアリティ』が、ものっそい説得力あるんです。

 なんと言ってもすごいのは、実際に作品を『描いている』こと。
 それも一枚二枚のレベルではなく、
 講評棚にならぶ作品だのボツ作品だのを全部。

 しかもそれが
 ・うまくはないけれど『いい絵』
 ・うまいけれど『つまらない絵』
 ・うまくて面白いけれど『藝大レベルじゃない絵』
 ・うまくて面白くて『藝大レベルの絵』 
 みたく綿密に描き分けられているわけで。

 あの『響け!ユ-フォニアム』でも、
 プロのトランペット奏者と音大生に実際の演奏をしてもらい、
 実力者同士のオ-ディションを再現してましたよね。
 それと全く同じで『ちゃんと描いている』から説得力が違う。

 美術さん、大変だったけど楽しかっただろうなあと感心してみたり。
 {netabare}
 八虎が最初に書いた渋谷の絵なんか、
 確かにこれっぽっちもうまくはないけれど『いい絵』だもの。
 お母さんの絵はちょっと微妙だったけど。
{/netabare}

 で、その講評をする美術部の佐伯先生と予備校の大葉先生が、
 するどいんだ、これがまた。

 佐伯先生は示唆して気づきを与えるような言い方、
 かたや大場先生はズバっと切り込む言い方、
 方向性の違いはあるけれど、どちらも根っこはわしづかみ。
 {netabare}
   矢口にとって『縁』は糸のカタチをしてた?

 なんて大葉先生のセリフ、よくぞ言ってくれた、と思いましたもの。
 昔から言われている直喩の使い回しなんて、思考停止でしかないしね。
 よく聞いとけ、そのへんのラノベ作家。
{/netabare}
 その他の講評も「ふんふん、なるほど」と納得させられることしきり。

 もちろん実物の絵を前にしたら異論を感じる可能性もあるけれど、
 画面に出てくる絵を見る限りでは、
 僕ごときの眼力では「おっしゃるとおりでございます」と平伏するしかありません。

   ちなみに同じ芸大ものでも『僕たちのリメイク』なんか、
   完成作品を一切見せずに「すげえ」なんて言わせてましたよね。
   それがいかにチープで不誠実な演出か、
   本作と比較すると、しみじみご理解いただけるのではあるまいかと。


**************************************************************


僕的な作品の総合評価は、堂々のSランクです。

もちろんアニメに何を求めるかによって個人差はありますし、
一話まるっとバトルとか、萌え萌えきゅんきゅんとかを求める方には、
ぜんぜん、まるっきりおすすめできません。

ですが、きちんと『人のカタチ』をしていて、
誠実に作られた骨のある青春ドラマを求める方には好適の逸品です。


映像は、絵画作品だけでなく本編自体も、
見せたいと狙っているところはきっちりしっかり描けています。
博物館の背景なんか、かなりやばい。美術さん、えらい。
作画も、きちっと見せたいところは力入ってて、
一枚絵としても充分鑑賞に堪えうるレベルにあります。

  ただ、それが全編で貫けてないんですよね。
  カットによる出来不出来がすごい。
  つなぎのカットなんか「え? 中国?」みたいな。
  それが続くと「あのなぁ、Seven Arcs……」と思わざるを得ず。

  美術さんの頑張りに5点をあげたいところなんだけれど、
  京アニ品質を5点とするなら、
  その部分で-1点は致し方ないところ。むしろかなり甘めかと。


かたや役者さんのお芝居は、高レベルで安定しています。

冒頭に書いたけれど、八虎役の峯田大夢さん、
作った感がほとんどしないナチュラルな基礎性質が好感度高し。
あまり『張らない』自然体のお芝居なんだけど、
きっちり感情を載せて台詞の奥にある核みたいなものをうまく引き出し、
矢口八虎という人物像を見事につくりあげています。

  元コスプレイヤーとかで偏見もってほんとにごめんなさい。
  これからいい役を引き続けられれば、人気出るんじゃないかしら。
  お願いだから、乙女系やアイドル系は出ないでね。

鮎川役の花守ゆみりさんの男声もいい感じ。
演技がしっかりしているだけでなく、声そのものに表情がありますよね。
なでしこ演ってることでもわかるけど、使える音域がすごく広い人なんだ。

  まだ24歳とかなり若いし、
  足のケガもあるけど、信念もってアイドル活動控えてるみたいだし、
  さらなる伸びしろのありそうな、いい役者さんです。

そして宮本侑芽さんの演じる桑名マキも、僕的にはかなり惹き込まれます。
作った感じがほとんどしない、ナチュラルなともだち声。
同じくナチュラルな峯田さんとの相性、抜群かも。耳、おおよろこび。

そして、なんと言っても影のMVPは、
佐伯先生を演じたラムちゃんこと平野文さんと、
大葉先生を演じた和優希(かず ゆうき)さんではあるまいかと。

  このお二人には、揺るぎのない言霊、オトナの説得力がありました。
  だからこそ、物語にびしっと芯のようなものが通ったし、
  迷い、右往左往する受験生の『若さ』が浮かび上がったわけで。


音楽も「え? ヤマシタ?」と思わされるOPも、
きれいな声で実はけっこうエグいこと言ってるEDも、いい感じです。

  劇伴は、いささか狙い過ぎなのが気になったかな。
  あと、なんとかならんかったのか、OPのカット割り。
  EDじゃないんだからもうちょっと動かそうよ。



ちなみに、原作者の山口つばささんと画家の山口健太さんが、
ねとらぼで対談やっておられて、こっちもかなり興味深い内容です。
いま35歳以下で年収300万ある油画家って、20人ぐらいじゃないか、とかね。

村上春樹さんの小説の中に、
 「ピアニストの世界っていうのは神童の墓場なのよ」
なんて台詞がありましたが、油画の世界もどっこいどっこいだなあ、と。

  それでも後先考えず飛び込むのが『若さ』の特権だし、
  それぐらいイカれたやつじゃないと
  突き抜けたものなんか創れないんじゃないかと思ってもみたり。

もちろん、イカれたまま最後まで突っ走れる人はほんの一握り。
ほとんどの人は川石のごとくカドを削られ、
海に近づくころにはまあるい普通のおっさん・おばさんになってしまいます。

  何かを『好き』になるのは簡単なことです。
  だけど『好き』に向かって突っ走るには、相応の覚悟と根性が必須。
  さらに『突っ走り続ける』なんて、めったにできることじゃありません。

  そして、足を止めたとき、
  その人の『青春』と呼ばれる心的情景が終わるのではないかと。

だからこそ、本作は『ブルーピリオド』なんですよね。
ブルーピリオド=青の時代=青春時代と掛けたタイトルそのものが、
この作品が描こうとしている情景に他ならないわけで。

  うん、よく描けてる、と僕は思います。


玉石混合のいまのアニメ業界は、
絵をまるでわかってない大富豪が買い漁ったコレクションを一堂に会した、
カオスやサバト的な展覧会のよう。

変な画商が売りつけた、
『なにを描きたかったのかちっともわからない絵』
みたいなものが、相当数まぎれこんでいます。

そんな中で本作は、
思わず足を止めて見入ってしまうだけの『青い輝き』をもっています。

  両手をポケットに突っ込み、
  軽く息を吐いて首なんか回したりしてから、
  改めてじっくりと眺めてみたくなる。

  ぐちゃぐちゃな展覧会で時折見かける、そんな一枚なのでありますよ。
  

投稿 : 2022/12/03
♥ : 25
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

美大を選択するという生き方

アニメーション制作:Seven Arcs
総監督:舛成孝二、監督:浅野勝也
シリーズ構成・脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:下谷智之
美術監督:仲村謙、金子雄司、
美術設定:緒川マミオ、中島美佳
音楽:井上一平、原作:山口つばさ

よく行く飲み屋には、美大出身の人が何人かいた。
多摩美、ムサビ、東京藝大の人もいたように思う。
ひとりはフィギュアを制作する会社に勤めていて、
ほかには、三越に勤務している人や、
飲み屋を経営している人もいた。
彼らと話していると、美大出身の人は
インテリが多いのだと感じさせられた。
幅広い知識を持っているし、音楽や文学、芸術には
やはりこだわりがあって詳しかった。
彼らと話す時間は楽しかった。

今回、美大受験がテーマのこの作品を観ていて、
彼らがなぜ深い知識を有し、面白い話ができるのかが
分かったような気がした。
東京の美大は難関が多いのはよく聞いていたし、
彼らはやはりほかの人と少し違った性質を
持っていたように思う。

それは美大を選択するという困難さ、
そして、受験するに当たり、
自分という人間を深く理解しなければならないという
難しいテーマについて、この若い時期に対峙するからだろう。
しかも、美大に入学したとして、
それが良い就職につながるというイメージはない。
もちろん、美大は優秀なところが多いので、
それなりに良い就職先はあるだろうが、
普通のサラリーマンになることを考えるような人は、
まず選ばない進学先だと思う。
美大を選択することは、将来の仕事というより、
生き方を選択することに近いのかもしれない。

主人公の矢口八虎は、ノルマをクリアする感覚で
楽しく人生を謳歌している人間だった。
頭は良いし、何でもそつなくこなす。
ピアスと夜遊びで、周囲から不良と見られているが、
それは、自分が何を好きなのかが分からないことの
裏返しの行為だった。
趣味のひとつは、サッカー日本代表の試合を
スポーツバーで観戦し、友人たちと騒いで、
喜びを共有することだった。

ある日、八虎は学校で美術を本気で志している人の
F100号という大型サイズの天使の絵を目にする。
そのことによって自分のなかの何かが動く。
美術講師から授業で「好きな風景」の課題を出され、
徹夜明けの渋谷の街が心のなかで膨らむ。
自分の感じたもの、自分の目に見えた渋谷の街を
ブルー基調で紙に表現する。
その絵を多くの人から感じ取ってもらえたことで、
自分の好きなもの、自身の感覚を大切にする
真っ直ぐな生き方に心が動かされる。
そして、絵を描くことで、これまで見えていなかった
現実の景色も、より明瞭に見えるようになるのだった。

この作品は、矢口八虎が美術に出会い、
美大受験に取り組んでいく話でしかないのだが、
内容はとても深く、哲学的ですらある。
物事の「価値」は、一体どこにあるのか。
自分にとって大切なものは、何なのかを
一人ひとりに突き付けてくる。
もちろん、美大受験、あるいは好きなことを
目指すことだけが幸せになるとは限らない。
しかし、自分の好きなことに対して、
真正面から取り組むことは、きっとその人の人生に
豊かな彩りを与えてくれるのだろうと思わせてくれる。

私は美大受験に対して全くの無知なのだが、
東京藝大出身の作者が描くこの世界の論理は
スッと自分のなかにも入ってくる。
結局、東京藝大を目指すには、
「好きなもの」や「表現したいこと」が
自身のなかではっきりしていないといけないし、
そこには誰もが知っているありきたりなものではなく、
自分自身が何度も反芻して導き出した
理屈が必要になってくる。
そこは、企画書作成のやり方に似ているかもしれない。
誰もが分かりやすい表現方法で、問いに対する明快な解答を
オリジナリティを加えながら行わなければならない。

「美術は生き方」だと予備校の大場講師は言う。
人によってゴールの場所が違うし、
ゴールに行くまでの方法は、自分で考えなければならない。
正しい解答があるというよりも、
見た人を納得させられるロジックと技術力が必要なのだ。
これはもう「受験」という部分とは外れているように思える。
一般的な大学と違い、2浪、3浪、4浪以上までが
たくさんいるのもかなり特殊だろう。

受験で興味深いのがスケッチブックを提出すること。
普通の試験なら解答が合っているか間違っているかでしかないのに、
美大受験の場合、作品と一緒にその過程を表現するものも
提出しなければならない。つまり作品を補完する役割のもので、
これがとても重要になってくる。
その解答に至った「過程」や「考え方」を重視するのだ。

受験は人生の重要イベントのひとつだ。
思春期ということもあり、
人によっては色々なことが起こるだろう。
でも、私自身の経験では、やはりかけがえのない日々だったように思う。
自分が将来何をやりたいのかも見えない時期に
ただひたすら勉強ばかりするのは辛くもあるが、
自分の知らなかったことをどんどん吸収できる喜びがあった。
勉強のことしか考えていなかったのに、
未知の世界を旅するような感覚だった気がする。
八虎はそんな時期に龍二の悩みにまで入り込み、
自分自身の問題として捉える。
海に飛び込まないと、冷たさや暗さ、怖さなど、
本当のところが分からないのなら、飛び込むしかないと思える。
これは、八虎が美大受験を通して受け入れた副産物ともいえる
他人に対する考え方でもあったのだろう。

{netabare}東京藝大の一次試験・自画像に続き、
二次試験のモチーフはヌードモデル。
実際に若い裸の女性が現れてモチーフにするという。
こんなテーマが受験で出されることがあるのは驚きだ。
やはり美大受験は一筋縄ではいかない。
八虎は龍二との小旅行時に自分の裸を描いたことで、
自分にとって裸が意味することを理解していた。
毛の生えた薄いゴムのように情けないのが裸で、
だからずっと武装しようとしていたのが
自分自身だと気づいていたのだった。

ありのままを認めること

それが人生において、生き方において
とても大切なことなのだと八虎は最後に行き着く。{/netabare}

受験を通して、主人公が自分自身について深く考え、
成長していく様子をつぶさに見せてくれる。
これはどの世代にも響くだろう。

私は、この作品がとても気に入っているのだが、
はっきり言ってアニメ自体には不満も多い。
いろいろな事情で制作の難しい面はあっただろう。
12話で受験までを構成しなければならないのは、
どう考えても必須だっただろうし、
そのためには、時間をかけずに物語を
進めなければならなかったのも分かる。
ただ、個人的にはメリハリが不足していたと思う。
というのも、内容は良さそうなのに1度観ただけでは、
ぼんやりしている部分が多すぎるのだ。
これは、見せ方や演出、そして捨てる部分を
増やすべきだったのではないだろうか。

内容はとても好きだったので、
アニメを全話鑑賞したあとに、コミックスを全巻購入した。
そして、読後に感じたのが、漫画で大切にして
2ページを使って表現しているような部分を
アニメでは軽く流してしまっているので、
そこが、重要で心に響くシーンなのだということに
気づきにくいのだ。これは演出の問題だと思う。

この作品は作者の「言葉の選び方」も秀逸で、
そこをきっちりと視聴者に伝えないといけないのだが、
アニメでは無頓着に感じる。
原作者との打ち合わせなど擦り合わせが必要な部分も
多かっただろうが、個人的には制作会社の力不足を感じた。

しかし、それはあくまで作品の良さのいくつかを
表現できていないというだけで、
私はアニメを鑑賞して原作購入を決めたので、
十分に奥深い魅力を伝えてくれているとは思う。
あくまで、原作レベルでの良さを
伝えきれていないという意味だ。

おそらく時間や人手不足もあったのだろう。
本編のアニメーションの質自体は、
崩れる一歩手前というレベルの部分など、
観ていて引っかかる場面は多数あった。
美術作品をアニメーションのなかで表現しないといけないという
とてつもない高いハードルもあったので、
仕方ないのかもしれないが、良い作品だけに
余計に気になってしまったのかもしれない。
ただ、OPとEDのアニメーションは、
とても良く出来ていたと思う。美術アニメとしての
イメージを存分に生かして落とし込んでいる。

私の感覚でしかないのだが、
この作品のアニメにおける続編は
BDがよほど売れない限り、
ほぼ期待できないのではないだろうか。
内容がそもそも一般受けしないことに加え、
視聴者に伝わりにくいと思えるからだ。

「青の時代」なのか青春なのか、
それとも全く別の何かなのか。
タイトルへと導く物語の行く末は、
コミックスで最後まで見届けたい。
(2022年2月19日初投稿)

投稿 : 2022/12/03
♥ : 41

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

青い熱量を感じた。

タイトルがおかしな日本語なのは自分でもわかってる。
だけど、この表現がぴったりだと思ったのでそのままにしておきます。

1話視聴時点で、熱量が感じられた。
物語の導入部から主人公の心情の変化のきっかけとなると気づきが描かれる。

気づきを得ることの大切さと気づきを与えてくれる人、承認してくれる人の大切さをしみじみと感じた。

そして、自分のやりたいことに気づき、自分自身の思いを表現する事、したいという欲求。
その思いを評価、承認される喜びというものに気づき、エネルギーが高まっていく。

これは、人というものが「何」を求めているかという根元的な「問い」に対する、大きな「答」の一つであると思う。
勿論「金」「名声」「モノ」等々、欲するモノは人それぞれ、その人のおかれた環境、タイミングにも影響を受け、変化していくものだとは思うが、大抵の人は共感と承認を求めているものだ。



1話の段階で主人公は大きな方向性とエネルギーを得ることとなった。

ワンテーマな青春群像劇なら、テーマは違えども他にも類作品はある。
今回はそれが、たまたま芸大を目指し美術部に入った主人公だっただけ…。

と終わらせてしまえないほど好みの作品だった。

芸術、美術という正解のない世界での「答え探し」は、私の「仲間ができる話が好き」というモノサシと同じくらいのレベルで良作と判断する価値基準の一つになっているみたいです。
ちょっと哲学的な部分とかかな。
ああ、そう言えば「人でない「人」の物語」を好み、良く練られたその手の物語を高く評価するっていうのも、同じか近い感覚かもしれません。


正直、こんなヤロウが主人公の作品で心が震えるような感覚を覚えたのは久しぶりです。
是非とも、今現在、中学~高校生くらいの若者に観て欲しい作品だと思っています。
広い目で観てもらえば、きっと役に立ち、正しいエネルギーをもらえる作品ではないか、と考えます。
そして、自分、自分の好きなモノ、自分のやりたい事を考え、深掘りする機会になるのではないか、とも思っています。
主人公の「思考を動かす」プロセスをじっくりと受け止めてみて下さい。
今後のあなたの方向性を整理、動かすエネルギーが得られるかもしれません。

また、登場してくるキャラクターもとても魅力的でした。
人間的と言うか、個性が強く感じられました。
当然、クリエイターとしての狂気(こだわりや譲れないもの、表現者としての探究心)も感じられます。

ライバルであり、同級生であり、同じ部員であり、友達であり・・・、と複雑な立場、立ち位置が絡み合い、それがいい形で表現されていました。
それぞれが、それぞれの思いを抱え、それを外へ表現する者、抱え込む者、本当の思いに気づいていない者、飄々としている者、色々です。
そんな中、八虎と龍二のカラミは一番大きな固まりかもしれません、確かに私にとっても印象深かったですし、八虎にも大きな影響を与えたと思います。
物語の中でも、見所と言ってもいいと思いました。
しかしながら、全体的な印象としては、各キャラクタの関係性は、ドロドロでも、ねちょねちょでも、アッサリでもなく、本当にいい塩梅だったと思います。
なぜか、いやな気持にならず各キャラクタを観れました。

もっとも、これは各キャラクタの進むベクトルが同じ方向だったのもあるかもしれませんね。
乱れというか、ノイズをあまり感じなかったからかもしれません。


あと、美術部の顧問の佐伯先生と美術予備校の大場先生はいい先生でしたね。
こういう恩師と出会えた生徒さんは幸せだと思います。
「出会い」というモノの大切さを実感します。


この作品は、本当にワンテーマ、ワンクールで表現をした作品としては突出した作品だと感じました。
コンパクトにスピーディに、そしてしっかりと締めくくっていました。
もちろん、各キャラの悲喜交々や今後の姿も気になる終わり方ではあるのですが、主人公の矢口八虎のスタートダッシュの物語としては、完成されていると思います。

私は、エネルギー不足になった時や迷ったとき、もやもやしたときにきっとこの作品を見返すことがあると思っています。
そして、見返したときにきっと新たな発見やエネルギーを貰う事があるんじゃないかと感じています。

ちょっと、誉めすぎかもしれませんが、
本当にコンパクトでよい作品と感じています。
作品の印象は人それぞれだとは思いますが、まだ、見ていらっしゃらない方は観る機会をつくってみてはいかがでしょう。
おススメしたいと思います。



ところで、作品の中で「美術作品」は作家の思いや表現したい事を具現化するために計算しつくされている旨の説明があったかと思いますが、これは、本当にそうなんですよ。
美術展や絵画展などで、学芸員さんの説明を聞きながら回ってみるといいと思います。
最近は、そういう機会を作ってくれている会場も多いはずです。

教えてもらうと、構図、作品の意味や作家の意図、思い、考え、表現したい事が実感でき、その事に気づけると思います。

そして、ごく稀にですが、とんでもないことまで、意図されている作品に出合う事もあります。ひねくれた作家さんのひねくれた思いや、あるいは他の作家さんへの嫌味や批判、嫉妬さえも内包されているケースもあるんですよ。
ほんと、おもしろいものですね。

作品を観て、好き、嫌い、綺麗、そうでもないという視点はもちろん大事ですが、人から教えてもらって、初めて気づき解ることもあります、何でもそうなんでしょうが、そういう機会があるのとないのではだいぶ違うかもしれませんねw。

投稿 : 2022/12/03
♥ : 19

60.8 5 入学試験アニメランキング5位
失格紋の最強賢者(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (211)
635人が棚に入れました
世界最強の魔法使いと謳われながらも、生まれ持った紋章の性能に限界を感じていた【賢者】ガイアス。 その彼が己の紋章を変えるために取った手段――それは転生によって新たな体を得ること! 彼は遥か未来の世界に転生し、求めていた「魔法戦闘に最適な紋章」と、マティアスという名を手に入れた。 しかし、その紋章はこの時代ではなぜか「失格紋」と呼ばれていた……! 時を経た今世では、魔法が衰退し低レベルな魔法理論が跋扈してしまっていたのだ。 魔法戦闘最強の「失格紋」と、賢者の知恵を併せ持つ少年マティアスは、世界の常識を次々と打ち壊していく! 異世界紋章ファンタジー、ここに開幕!!


声優・キャラクター
玉城仁菜、鈴代紗弓、白石晴香、井澤詩織
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

失格なんて嘘だ紋

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
なろう系です。最弱は最弱じゃないし、劣等生は劣等生じゃないので、当然、失格紋は失格してないです。以上(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
作画はかなり酷く、バトルはヤバいくらい面白くない。下手に「俺の戦術凄くね?」感を出しているのが逆に超ダサい。基本、ただ性能でごり押ししているだけのように思う。

本作の個性と言えば、4種の紋章があることだろう。作品内では説明不足も感じたので、一応wiki見て補足を。

栄光紋【天性前のマティアス&ルリイ】
魔法付与などの補助特化。直接的な戦闘には向かない。

常魔紋【アルマ】
火力特化。反面、連射性に欠け。剣より弓に乗せて放つことが多い。

小魔紋【   】
連射特化。反面、威力に欠ける。掃討戦を得意にする。

失格紋【マティアス】
常魔紋の火力と小魔紋の連射性能を併せ持つ。反面、射程が短く、剣などと併用して近距離で戦う必要がある。

だそうです。

本作でかなり不愉快だったのは、マティアスが栄光紋をバカにし過ぎなこと。なろう系作品で駄作と呼ばれるものに共通しているのが、「その世界の人々の歴史や文化を一瞬で無にする」こと。転生者の常識や考えこそ素晴らしく、転生先の世界は、転生者によって駆逐されるための下劣な世界でしかない。

魔族によって歴史(紋章の価値)をねじ曲げられたのは面白い設定だったが、間違った歴史とはいえ、長い間をかけて真剣に研究してきた栄光紋を、その歴史を、(さくさくっと教えただけの)無詠唱魔法で、一瞬にして駆逐する。

そもそも、マティアスだって栄光紋でも最強にまでなれたんでしょ? 要は使い方の問題で、優劣ではないんでしょ? ちょっとくらい栄光紋(第一学園)の生徒も生かしてあげてほしいし、栄光紋の良さもちゃんと評価してほしいんだよね。

閑話休題。

ということで、生前は栄光紋だったマティアスは、「最強」ではあるものの、更なる強さを求めて転生し、失格紋を手に入れた。

、、、と、ここでいくつかの疑問が。

まず、マティアスの人間性。転生理由から伺えるのは、「利己的で探究的な性格」。言い換えるなら、「ワガママでこだわりが強い」。でも、転生後のマティアスはどうだろう? 他者のために労を惜しまず、細かいことにはこだわらないおおらかな性格。

これが例えば、転生後の人格に引っ張られているなら分かるが、ご丁寧にイリスの存在によって否定されている。どうやら、姿かたち以外はガイアスと変わらないようだ。

もし、ガイアスがマティアスと同じ人間だったら、「強くなりたい」という理由で転生なんてするだろうか? それはある意味、「その時に共に生きていた人々を見殺しにする」行為である。自らが真の最強に成れない葛藤を抱えながら、人々の為に尽くしそうなもんである。

それから、仲間を作る必要性。転生前のガイアスは、「孤高」という感じで、仲間を必要としているように思えない。マティアスは、「力が戻るまで」とか言っているが、はっきり言って足手まといでしかない。イリスは別にして)マティアス一人で戦った方が明らかに効率良い。

もし、「力が戻るまでの場繋ぎ」というなら、いつでも切り捨てるくらいの冷酷さがないといけない。(盾の勇者のように)その冷酷さの中で次第に愛情が芽生えてくるなら分かるが、本作にその深みはない。もしあの2人がピンチになったら、マティアスなら自分の身が危険になっても助けそうな気がする。

2人を育てながら勝てる程度の強さの魔族しか襲ってこなかったのは、結果論に過ぎない(自作自演感)。

他にも、魔法学園に入学する意味ないよなとか、同じ栄光紋ならぺーぺーのルリイが作った剣よりも、昔、自分が作った剣を使った方が絶対に良いだろ。

とまあ、矛盾だらけだが、元々そんなにちゃんと考えて作っていないんだろう。「元々最強が転生して更に最強になった話ってま無くね?」「転生したからには当然、美少女に囲まれながら世界救っちゃうっしょ?」という安易な発想で書いているだけな気がする。まあとにかく、なろうらしいなろうだなと。

それが、本作を観た感想。んで、レビューを書くためにwikiを確認していたら、「ガイアス」の紹介として、次の文があってびっくりした。

(長いからたたみます)
{netabare}
魔法戦闘に不向きな第一紋持ちでありながら、千年以上の時を生き賢者や戦神と称されるほどの圧倒的な力を持つに至った。しかし、本人は現状の強さに満足しておらず、新たな戦術や魔法の開発・魔剣や魔道具の作成・紋章の書き換えなど更なる強さを目指してあらゆる研究を進めたが、以前自身が封印した神滅の巨龍との戦いを経て、自身の成長の限界を悟り、やがて来るであろう宇宙にいる更なる強敵に対して、どう足掻いても力不足になると考えた。それ故に、魔法戦闘に最も不向きな第一紋を捨て、もっと魔法戦闘に適した肉体を手に入れることと、ぼっちで共に戦える仲間がいなかったことも改善できることを願い、独自に編み出していた転生魔法を発動して数千年後にマティアスとして生まれ変わった。現在の世界では、魔術の神として信仰されている他、自身の開発した魔剣や魔道具が遺産として時折各地で出土しているが、どれもガイアスとしては中途半端な出来であったり、何故そんな機能を付けたのか覚えていなかったりするものがほとんど。
{/netabare}

いやこれ、めっちゃ大事な設定じゃないの? だとしたら、私の疑問の半分くらいは解決する。

まあ、私も途中から流して見てたから自信はないけど、アニメの中でこんな説明あったっけ? あったらちゃんと観てない私が悪いんだけど、無かったらそれは、アニメ化する際に削っちゃいけないことだと思う。

もしかしたら途中で明かされるのかもしれないけど、途中で種明かし出来るほど引きが強いアニメじゃないから、数話で切られちゃうのかなと。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
タイトルだけで「なろう」っぽいよな(苦笑) 魔族が人間の弱体化を狙う。人間を滅ぼせるほどの絶対数が少ないのか、人間を滅ぼせない理由があるか。

2話目 ☆2
これ、マティアスが魔族と疑われないといけないよな。つか、だったら王国最強の戦士とパーティー組めや。

3話目 ☆2
とにかく、うっすい展開だな。

4話目 ☆2
作画悪いし、バトルもコメディもストーリーもうっすいな。

5話目 ☆2
マティアスの転生の狙いと行動のズレ。栄光紋に配慮なし。

6話目 ☆1
な、な、な、なんてつまらないバトルなんだろう(苦笑) 

7話目 ☆2
コメディタッチにしたところで、笑えないよな(苦笑) 凄い人が凄いことをやっても凄くない。

8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2022/12/03
♥ : 16
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

超ハイテンポなおかげでそこそこ面白かった。

{netabare}
いかにもなテンプレなろう系。
前世だと紋章(=生まれつきながらの才能)がダメだったため、成長が限界値に達していたので転生して当たりの紋章を取得し魔族に立ち向かう、と設定自体はここからいくらでも面白くできそうな感じなのだが、なろう系なので結局無双俺TUEEEに落ち着いてしまう。(後半はそれほど俺TUEEEでもなかったが)
基本的にどこかで見た展開でグダグダととくに目的もなく話が進行。
最強で知識もあるはずの主人公がなぜかわざわざ学ぶこともないはずの学校に通う意味不明さ。結局他生徒に「主人公SUGEEEE」って言わせて気持ちよくなりたいがためだけの展開で整合性なんてものは一切ない。
主人公の住んでいる王都以外は悉く魔物の傀儡になっているという同様のオチだったり、本当に何も考えずにダラダラと書いているんだろうなと言うのが見て取れる。

ただ、この作品にはテンポと言う一ついいところがあって見やすかった。
親の顔より見たなろう展開がダイジェスト化されていることで、飽きを感じずにサクサク見られたので純粋に面白かった作品ではある。
もうこれからのこれ系の作品は全部このテンポでいいのでは。
原作レイプと言われていたけど、原作からつまらないしこれぐらいのテンポがむしろちょうどいい。
この作品で唯一真面目に見ても普通に面白かったギルアスVS魔族の戦闘に関してはちゃんと尺を取って端折ってないし、分かってる監督だと思う。
あと、キャラは良かった。ヒロイン全員、特に赤髪の子は可愛かったし、主人公もイキリだけどそこまで冷たいキャラではなかったので会話部分は結構楽しめたのかな。
最終的には主人公が倒して終わりとは言え、あの序盤の適当に出会ったヒロイン二人にもちゃんと見せ場は作れていたし、その点も悪くなかったと思う。
ギルアス含め、キャラに見せ場を作るのは上手かった。

あと、実はこの作品、友人に面白いと言われて、実際に設定も面白そうだったし漫画を少し読んだことがあるんだけど、これの3倍はきつかったし一巻切り余裕だった。
アニメだと転生後はすぐに街から始まってたはずだけど、原作だと家族の暮らす家にたぶん6歳ぐらいで転生するところから始まるんですよ。
それで、父をあっさり倒すところはまだ良いんだけど、兄との戦闘がマジで地獄。
相手が弱いのを手加減と解釈してイキリながら倒すというこの上ないほどのキモいエピソード。また俺なんかやっちゃいました?なんて当然のように挟まれるしね。
それで収納魔法でイキったりしながら虎を倒したりして(これアニメの冒頭)、アニメのスタート地点に着くという感じ。
マジで家族パートは地獄だったからこの部分をカットしたのは英断だと思う。
急に家族との訓練の回想が出てきて意味が分からないとか言われてたけど、見たら本当にああ、カットされててよかったなってなると思う。

批判してるのか褒めてるのかわからないけど、楽しめた作品なのは確か。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆3
おう。主人公の顔がサイコパス。はぁ、もういいってこういうの。
中学生の妄想かよ。この切れ味は危なすぎるw 
賢者の孫以来かも、こんなに痛いの。一週回って笑えるわ。
詠唱魔法の設定と紋章の設定痛すぎだろw
草、こういう試験でイキるな。
展開早すぎない? いや、無詠唱魔法を認めさせる方法が雑すぎるw
失格紋で差別される展開はないんだw 
もう学校意味ないじゃんこれw 待て、展開早すぎだろ。
この辺の設定もう明かすのかよ。草。普通にまぞくばれしてて草。

2話 ☆4
クソアニメ。展開早いから見やすいわ。主人公を撃て。
ほんと中学生の妄想w てかダンジョンってなんだよ。ゆるキャン△
絶対この後何階まで行くか言ってヒロインに驚かれる展開有りそう。
あった。ダンジョンってマジでなんだよ。
階層ボスwwゲームかよw 

3話 ☆3
いきなり強くなりすぎ...。まだこれで半分尺かよw いつもの流れ 

4話 ☆2
思ってること全部読み取られるの怖いだろ。
なんでぼーっと突っ立ってんねんw 草 ギャグアニメかよw
独り言で笑うわw 作画ww 緊迫感のかけらもない。
腕幻影か? ??? なんで切った断面から魔力が分析できるんだよw 
てかもう一話見た気分なんだけどほんとに展開早いなw
主人公イキるな。安定の人化。けどかわいいじゃん。
試験に同行とか不正疑われそうw また俺なんかやっちゃいました?
ガバガバ試験。イリス可愛いからいいや

5話 ☆4
既視感ねえよ。誰だよ。草、魔物来るのに何断っとんねん。
魔物来るのに何お遊びする気やねんこいつらww
ギャグアニメかこれ? 何がしたいねんw
条件も意味わからんだろ強すぎるから出すなってw 
負け認めとるやん。不正しそう。茶番劇やめろw
せっかくかわいいのにイキリやめて。5秒結構長いなw 
主人公そこはやられろよ 上達速すぎるわ
イリスが可愛いことしかいい点がない。

6話 ☆7
リスキルやめろ。ゲート。攻撃したら集中狙いされそう。
結局ヒロインは噛ませw もうちょっとうまく拮抗させられたと思う。
転スラで見た。戦闘良かったな。今回は悪くない。

7話 ☆3
イキリ顔やめろ。ダイジェストどころか戦闘ほぼカットで草。
いつものなろう展開来そう。領主怪しいな。

8話 ☆6
イキリやめろ。誰向けアニメだよこれ。おもんね。
戦闘はまあまあ面白かったかな。
どうせツダケンも瞬殺なんだろうなぁ。
見つけられるかなって、むしろ向こうが何かしてくるんじゃないのかよ。

9話 ☆7
そんなルール無視してしまえ。失礼だぞ。
無意識で魔法使ってるとか強そう。
主人公君いきらないで グラスホッパー?
魔族って何が目的だよw 支配するだけして何もしないんでしょ?

10話 ☆7
奇行種? 草、ドラえもんかよ、なんでもありかよ。こy
産業革命時代かな? インフレしすぎやろ これは罠だ!
鬼滅で見た。思いっきり出てきて殺してたやん。
イキリ顔やめろ。魔法がなんでもありすぎるw
お前なんでここにいるんだよw
ギルアス主人公にしろ。ちゃんばらごっこかな?
マジでギルアス主人公にしろ。

11話 ☆6
てか主人公いなかったら人類絶滅させるのそんなむずくないだろw
案外対処法普通に合って草 タイミング良いまぞくだなw
突っ立ってないではよ剣取りに行け おい強行突破とっととしろ 

12話 ☆7
こいつ何しに来たんやw 殺したぐらいで死ぬと思ったか?
タイトル回収 周りの王国全部操られてるやんけw

OP「Leap of Faith」☆8
ED「Days of Bright Sunshine」☆8
{/netabare}
{/netabare}
4/1 投稿
6/10 訂正

投稿 : 2022/12/03
♥ : 10
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

マティアスのマティアスによるマティアスのための劇場

【感想】
なろう系好きな私でも全然面白くなかった。
不自然な会話や設定が目立ち、敵味方モブの行動や言動、設定などすべてが主人公の凄さを見せるために仕立てられた舞台でした。

主人公マティアスの一人劇場がきつい。
人がしゃべっている間も全然話聞いてなくて他事考えてるのも感じ悪いし
主人公がモノローグであまりにも長々としゃべりすぎ。
長い説明するなら、せめて会話しましょうよ。

相手を持ち上げておいてそれを軽く倒す俺すげーっていう遠まわしな自画自賛ばっかりでうんざり。
仲間の活躍も主人公の活躍のための前座でしかないみたいです。
他のバトルアニメだと敵の攻撃を見切って攻撃しているものをこの主人公は分析・計算してかわしているんですが賢者ってそういうことじゃないと思うんですよね。

【キャラクター】
主人公のいつも不敵な笑みを浮かべて敵味方すべてを見下した態度が好きじゃないです。
声優のしゃべりかたも少年声ですごく偉そうで、しかも淡々としゃべるから不快感2割増し。

「前世で俺が」って何回モノローグで自慢すれば気が済むんでしょうか?

ヒロインは可愛くていい感じなんだけど主人公に盲目すぎて、主人公もヒロイン達を下に見ているのが残念。

初対面でいきなり主人公に一目惚れして、彼氏いないですアピールするヒロイン。チャームの魔法でも使ったの?
大したきっかけもなくまるで付き人のようにマティアスにいつもついていくヒロインズ。
学園から出て旅するときも何故か特例で一緒に出ていくことを許可されます。

ハーレムでもいいけど、好きになる過程は大事だと思う。
それがないままだからマティアスを絶賛するために用意された人形のようです。

魔族も中ボスか?ってくらい薄っぺらいデザインと性格で威厳がないから脅威感がない。

【作画 声優】 あまり良くない
【音楽】fripSideのOPは良かった。

【シナリオ】
展開が早すぎるし説明もない。
会話の間の間とか、戦闘中の間とかが極端に短くてなんか倍速再生みたいにどんどん話が進むんですよね。
なのに主人公が長々と心の声を喋り続けるから主人公の独り言を聞くアニメになってしまっている。
主人公が不遇なわけでもないので下剋上する爽快感もないですし。

話の展開が大きく2パターンしかなくて、主人公の一人舞台か、マティアスチルドレンの発表会のどちらか。

{netabare}
主人公か周りのキャラが困難で難しい状況だということを説明して、こんなこと無理ですよって前振りしてからの
主人公が余裕な感じで敵の攻撃をよけながらモノローグで一つ一つ状況を解説しつつ分析していって
解説が終わったら主人公の分析通りに事が進んで、ちょっとピンチになったりするけど、それも計算通りの展開でこの程度かこれならこれくらいで十分かって手加減してあげる余裕と手加減した攻撃にまで丁寧にモノローグで解説がつくおまけつき。ピンチになることなく一方的に横綱相撲で勝利。
これくらい当然だと自分の強さに酔いしれたあと周りが凄い凄いと絶賛しても照れることもなく他事を考える主人公
難易度高いアピールしてあっさり勝って賞賛されるっていうパターンがずっと繰り返されるだけ。

主人公が賢いわけじゃなくて、周りが主人公の分析通りに動いているだけで賢さを感じない。
頭良くない主人公を天才に見せるには、周りを愚かにするしかなくて、茶番にしか見えなくなります。

マティアスチルドレンは、主人公にちょっと教えてもらっただけで一瞬で強くなって、今回はお前たちでも倒せるからやってみろみたいに主人公に言われて、えー無理無理って言いながらあっさり倒して、私強くなっちゃいましたーとはしゃぐプチマティアス化していきます。
弟子達の活躍を高みの見物してすごいすごいと褒めてからの、満を持してマティアスはもっとすごいってところ見せて、やっぱり主人公最強って言いたいだけ
{/netabare}

最終回も酷い
{netabare}
最終回は軽く魔族倒して王様から褒美もらって宝物庫物色して、まだ魔族の敵は他にもいる!って危機感だけ煽って終わり。

こんな退屈な最終回なかなかないです。
最後の最後まで「前世の俺が」って言ってて本当に自分大好きな主人公ですね
{/netabare}

【設定について】
{netabare}
無詠唱魔法が廃れた理由に説得力がない。
マティアスが教えたら全員すぐ使えるし、禁止されてもこっそり使う人いると思うし、禁止されているわけでもないのに魔法の修行している人がこっそり試さないわけないし、そんなお手軽で便利なものが廃れるわけない。

主人公の舞台を整えるために魔族が何百年もかけておぜん立てしているようにしかみえない。
{/netabare}

投稿 : 2022/12/03
♥ : 16

67.0 6 入学試験アニメランキング6位
11人いる!(アニメ映画)

1986年11月2日
★★★★☆ 3.6 (73)
408人が棚に入れました
少女漫画としても、SFとしても評判が高い萩尾望都の代表作をアニメ化。宇宙船という密閉空間の中で、サバイバルを行うことになった異星人たちの対立や葛藤を描くSFサスペンス。同時上映は新井素子原作の「扉を開けて」。遙か未来、惑星シベリーヌ出身の少年ダダは、3年に一度行われる宇宙最高峰の大学“コスモ・アカデミー”の入学試験に臨んでいた。最終試験は、10人の受験生たちがひとつのグループになり、漂流する宇宙船の中で53日間サバイバルを行うというもの。しかし、集まった受験生たちは11人いた!

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

これは、よくできた「お話のつくり方講座」

この、30年以上も昔のシーラカンスのごときSF作品を、あえて現在の視点で評価するとすれば、これはもう、ある種のよくできた「お話の作り方講座」として読む(観る)以外に価値はないと断言してもよいのではないでしょうか。
いろいろセンスが古すぎて今観るにはマジきつすぎるし、同じ土俵で評価するのも妥当とは思えない。
あとスペースオペラを期待しても敗北必至でしょう。


●お話の作り方講座としての『11人いる!』

まさに帰納法のお手本のようなプロット*1で、しかも、昔ながらのオーソドックスなフーダニット系ミステリのそれに限りなく近い手法を踏襲しています(…といっても「ノックスの十戒」や「ヴァン・ダインの20則」を踏襲しているという意味ではもちろんなく、物語の組み立て方が古典的な推理小説に近いという意味で)。

つまり、完全に「結末の提示」から逆算する形で、以下のものを、ほとんど機械的に無駄なく配置しているのであります。

 結末
 ↓急展開・予期せぬ事態の発生
 ↓状況の把握・ミスリードの仕込み
 ↓状況発生

 ★本作の場合、これらが下からそっくりきれいに物語の起承転結を成す

実際に観たことがある方ならば、すぐに具体的な作中の出来事に当てはめることができるかと。もちろん「結末」に当たるのは、「11人目が誰か」への回答です。

あまりに洗練され、かつ贅肉がなさすぎて、「面白い!」ではなく「あざやか!」という感想しか出てこない。ほんと、よくできた「脚本」。この作品、wikiによると舞台化もされているようですが、さもあらんというか、絶対やりやすいと思うわ。

*1
手塚治虫が定義するところの帰納法的プロットと演繹的法的プロットのこと。哲学や論理学における帰納・演繹とはだいぶ意味が違う。


**

●雑談 ~洗練されすぎの弱点。様式美としてのロマンス

もう少し話を広げると、本作では、そのように洗練されたプロットの中に、サブストーリ的に恋愛的興味を放り込んできます。上述したミステリの観点から言うと、これはまさにアガサ・クリスティの作品を読んでいる感覚なんですよ。無味乾燥としすぎないように、軽くロマンスを挟んでくる、あの感じ。ヴァン・ダイン先生は「そんなもん要らん」と怒りそうだけど。

で、本作においてその恋愛的興味(ロマンス)が説得力のある形に料理できていたかというと、たぶん観た人のほとんどが「NO」と答えるんじゃないかしら。あまりにも心の機微が描けてなさすぎ、と。予定調和すぎて醒める人も多いと思います。
クリスティ作品で描かれるロマンスとかまさにそーいう感じなんですわ。あーはいはい、って感じで。そもそも心の機微なんざ描こうとしてないんだもん、仕方ないわな。

この手の作品は基本的に贅肉のない物語を指向するので、キャラ立ちというものを表現しにくい。『11人~』にしてもキャラの「描き分け」は短い時間の中でかなり頑張っているけれども、キャラ立ちはしていない。人間の深いところを探ったり、魅力を引き出していくことを半ば放棄しているから仕方がないんだな。

本作の描くロマンスに説得力が生れないのも原因はこれ。帰納法寄りの組立をすることの最大の弱点といってよいです。あらかじめこうと決めた結末やその周辺に対して、「ロジック的に意味を持たない言動」をキャラにとらせにくいのです。だからキャラが立たない。*2

そこへいくと、我々が普段から親しんでいるアニメや漫画の多くは、キャラに魅力を持たせることを非常に重視しています。そこが出発点といっても過言じゃない。あにこれにも、さも当然のように「キャラ」という評価項目がありますよな。
十分な魅力を備え、消費者に支持されるキャラを作った上で、物語を展開していくやり方(それを帰納法に対して演繹的なプロット作成法と呼ぶ向きがある)が主流なわけです。

キャラの魅力が高度に煮詰まってくると、いわゆるキャラが「独り歩きする」状態になり、ある程度の話の流れさえ用意すれば、あとはもう、まるでリアクション芸のごとき感覚で物語を成立させてしまう。両津勘吉とかイカ娘とかそれに近いですよね。連載形式のコンテンツの場合、これがたいへんな武器になるのです。

で、ロマンスの話に立ち戻ると。
心の機微を正面から描こうとして派手に失敗しちゃってるラブストーリーなんかに出会ってしまうと、ぶっちゃけ本作のように、ある意味で様式美じみたロマンスのほうが、よっぽど綺麗で納得できるものだと私なんかは思ってしまう。
描こうとして失敗している目も当てられない悲惨さに比べたら、こっちのほうが全然マシと感じてしまうのですよ…。*3

*2
これに対する最も効果的で手っ取り早い解決策が、名物キャラを作ってシリーズ化することである。ホームズとワトソン、ポアロとヘイスティングズetc…。そうしておけば、少なくとも主人公級のキャラクターに限っては十分なキャラ立ちを確保することができる。

*3
本来は、「映画的なもの」と「TVアニメ的なもの」との手法的差異、という観点からも説明加えないとフェアではない…。


**

えらいとりとめのない雑談になってしまいました。

とにかくも、この作品は、「お話の作り方」の教科書として鑑賞する分には、非常にわかりやすく、すぐれたものだと言わざるを得ません。
どうやったら観る人の興味を引き続けることができるか、というのを、帰納法的プロット作成の観点から、見事に実践している一作なのです。

もう一度断言します。それ以外に価値はないです。


なお。
この感想みたいに、頭に浮かんだことを行き当たりばったり勢いで書いちゃう態度が、まさに帰納法の真逆ですよね。
まったく着地点を決めていない。

投稿 : 2022/12/03
♥ : 5
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

今となっては作れないかも

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 初見でした。90分ほどのSFサスペンス。

 作品としては、起承転結がしっかりしていて、どんでん返しあり、シリアスあり、コメディーありと、幅が広いのが特徴です。キャラクターも立っているし、テンポもいいし、あまり悪いところが浮かびません。オープニングから苦労せずに作品の世界に入っていくことができました。テンポの速さが若干脚本を圧迫していますが、許容範囲内だと思われます。ミステリーの教科書的な作りになっていますが、謎解きの助けとなるような描写はないので、ジャンルとしてはサスペンスと言えるでしょう。

 物語の流れは、現在では使い古されたものですが、古典的という意味では良作に該当すると思います。1986年の作品ですので、作画やBGM・SEなどが古いのは当然ですけどね。
 SFとして見ても、当時のSF感というのが分かる作品になっています。今見るのと少し荒唐無稽で陳腐な感じもありますが、これも現代の尺度で語っても仕方ないことですからね。


 私のレビューのタイトルは、この辺に関することではありません。現在のSFレベルに刷新して、脚本と作画を少しいじれば十分楽しめる作品としてリメイクできるでしょう。問題は、エンディングにおけるアイデンティティや性の描き方に関してです。この作品のテーマにジェンダーがあるのですが、今の価値観からすると少し古いように思えました。
{netabare}
 ヒロイン的ポジションのフロル。彼女は男女の区別がない両性体であって、将来的には「男になりたい」という目的をもって、試験に参加しているわけです。エンディングでは、主人公タダの恋愛感情もあって、「女性」を選択するという結論を出します。
 彼女とは別に、対比構造を作るために男女未分化のヌーというキャラクターが出てきます。彼(?)が述べるのは徹底して「定め(運命)」です。
 フロルがいた社会は、男性優位で女性は不自由な立場にあります。そして、対比構造をもつキャラクターは「定め」だと言う。そんな中で、フロルは女性としての価値を認め、女性として生きることを宣言する、という流れですね。当時の社会を色濃く反映しているように思えました。

 で、この描き方なんですが、いつごろからフロルが男性になりたいと思い始めたのかは正確には分かりませんが、彼女の行動原理やアイデンティティとしては確立されていたように見えました。「男になりたい」という言葉には結構説得力がある。これに対して、女性の方の理由付けがやや弱く感じるんです。「女がいい!」ではなくて、あくまでも「女でもいいや」のレベルに思えてしまう。

 私は十分楽しめましたし、説得性が欲しいのは願望レベルなのだと重々承知しています。ただ、これを現在の作品として公開するにはリスキーかな、とも思いました。
 現代では、例え社会的性差の問題が未だに解消されていないとしても、ここまで女性の地位が低いわけではなく、もう少しボトムの高いところでジェンダーが語られている気がするんです。さらに言えば、現代における性の問題はジェンダーのみならず、LGBTとかの別の視点も加わってきている。
 フロルが強い恋愛感情を見せていないために、ある社会でその性が受け入れられないなら、別の社会で生きて行こうという姿勢にも映ってしまうわけです。これが前向きではなく後ろ向きの「逃げ」として捉えられて、「もっと戦え!」と批判を受けるような感じですね。現代における性の問題は、当時の女性の地位向上という単一的な視点よりも、より複雑になってきている。男女未分化と性の選択を描くには相当気を使わないといけないでしょうね。
{/netabare}
 リボンの騎士やベルばらのような男装でもなく、らんま1/2のような性のスイッチでもない。性の選択を正面から語るには、現代の視点から見ると、この作品は少し怖い。この作品自体はすばらしいものですが、やはり古典と言っておかないといけないような気がします。
 「私は気にしない」とも言いたいのですが、この発想が正に批判の対象になるわけです。思想の変化によって、作品の表現が狭められていくのは残念ですが、どの作品も社会的背景なしに語れませんからね。当時は何の気なしに作れ、議論の先端であった作品でも、現在の視点からは規制の対象になるかもしれない。そういう意味では、当時の価値観の中でこそ誕生した作品なのかもしれません。


対象年齢等:
 ちょっと難しいですね。男女どちらも見れる作品だとは思いますが、対象年齢を具体的に挙げるのは困難です。見るだけなら小学校高学年くらいからでも大丈夫ですが、テーマへの批評が必須とすると、もう少し上の方がいいかもしれません。
 ジャンルから見ても、サスペンス・ミステリー・SF、いずれも現在のが洗練されていますからね。この辺のジャンルが好きで、古典にまで遡りたい人なら楽しめると思います。むしろ古典としては必見レベルかもしれません。
 個人的には、食わず嫌いせずに見て欲しい作品です。

投稿 : 2022/12/03
♥ : 10

◎TARGET さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

10人しか居ないはずなのに11人いる!! (((( ;゚Д゚)))

❏総評

 いかにも80年代なアニメなので、今見ると色々な部分で古臭さを
 感じるが、ストーリーが面白いので見る価値は十分ある。

 ジャンルはSFサスペンス。

 ネタバレしない程度に、作品の導入部分を以下に記載。

 宇宙最高峰の大学の最終選抜試験が舞台。最終選考は個人個人の
 試験ではなく、グループ単位の試験だった。お互いに見ず知らずで
 初対面の10人の受験生が1チームで宇宙船という密室空間にて
 53日間サバイバルを行うのだが、それは一人でも脱落したら、
 グループ毎不合格となってしまう過酷な試験だった。
 そして、実際に集まった受験生は何故か11人!!

 得体の知れない人間が紛れ込んでしまった事を知った受験生たちは
 お互いに疑心暗鬼になりながらも、誰が紛れ込んだ人間なのか
 わからないままサバイバル生活をスタートさせていく…

 そこから物語がどのように展開して、ラストがどうなるのかは
 見てのお楽しみ。


❏TVシリーズ(12話ぐらい)でリメイクして欲しい

 上にも書いたが、典型的な80年代のアニメなので今見ると
 絵も音楽も演出も脚本(セリフ)も全部が古臭く感じる。

 だからストーリー以外の評価はどうしても低めになってしまう。

 ストーリーのアイデアというか骨組みはすごく面白いのだが、
 演出、脚本が古臭いのでどうも今見るとどうにも惜しい感じが。。
 現代のスタッフでアニメ化したら、なかなか面白くできそうな予感。

 また、キャラクターも11人それぞれ色々と個性があって
 面白そうな奴がそろってるのだが、そのうち作中で活躍するのは
 半分ぐらいである。映画だと尺が短いので11人全員の個性を発揮
 する時間がないのかもしれないが、ここも惜しい部分かな。

 なのでリメイクの際にはTVでリメイクして欲しい。
 原作では11人いるの続編もあるようなので、
 6話+6話=12話ぐらいでもいいかも。


❏河合美智子w

 準主役(ヒロイン?)のフロルベリチェリ・フロル役の声優さんが
 異質な感じだったので調べてみたら河合美智子さんだったw

 「いい味出してる」と「下手糞」の中間な微妙な雰囲気。

 他の声優さんが神谷明さん(主役)とか、典型的なプロの声優さんで
 固められてたので、河合美智子が下手に見えるのかもしれない。

 個人的には、この状況だったら河合美智子さんじゃなくて
 普通の声優さんでよかったのではないかと思う。


❏トリビア

 2012年のTVアニメ「氷菓」にて、伊原摩耶花が文化祭でコスプレしてたのが
 上記のヒロインのフロルベリチェリ・フロルのはずなのだが、見比べると
 全然服が違う。

 何故なら原作とアニメではフロルの服が全然違っていて
 伊原摩耶花がコスプレしてたのは原作の方のフロルだったのだ。

 原作は70年代に描かれているのだが、アニメが1986年の作品なので、
 アニメの方のフロルは80年代風ファッションに書き換えられているw

 未来の話なんだからそのままでいいのに‎(´・ω・`)

投稿 : 2022/12/03
♥ : 5
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