助手でトリックなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの助手でトリックな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番の助手でトリックなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.0 1 助手でトリックなアニメランキング1位
櫻子さんの足下には死体が埋まっている(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (934)
4966人が棚に入れました
北海道の旭川を舞台に、抜群の美貌とスタイルを持っているのに美しい骨を愛でるのが大好きなお嬢様の九条櫻子と、そんな彼女に振り回される平凡な高校生の館脇正太郎の2人が、骨にまつわる事件にかかわっていく物語。

声優・キャラクター
伊藤静、榎木淳弥、今村彩夏、磯辺万沙子、高橋広樹、石田彰、柿原徹也
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

あの世に持っていけるもの

TROYCA制作。

舞台は北海道旭川市、
風光明媚な描写が美しい。
過去に生きた人たちを愛しむ人がいる。
九条櫻子である、
良家のお嬢様にして骨愛ずる姫君。
単話形式で送る秀逸なサスペンスドラマ。

生きた証としての骨、
語らない骨が教えてくれるもの。
犯人探しが目的ではなく、
その骨に関係する人たちの、
心理描写や環境設定に主軸を置き、
心温まるエピソードも多い。
作画も終始素晴らしかったですね。
お薦めは夏に眠る骨/お祖母ちゃんのプリン。

死に際してあの世に持っていけるもの。
{netabare}それは誰かを愛した記憶、
大切に想い、大切に想われた記憶、
そして共に過ごした時間であろう。{/netabare}

食物連鎖の大きな生命の輪の中で、
私たちは支え合って生きているのだ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 64

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とりあえずここで終わるしかないよな…

原作(角川文庫刊)はアニメ視聴時に既読。

原作は巻の通し番号がふられていないので、後から既刊分を読もうとすると面倒くさいですね。サブタイトル見ても順番はわからないですし。角川文庫の公式サイトとかで刊行順を確認してから読むと良いです。

2017年4月から(~7月まで?)フジテレビ系列で同タイトルのドラマを放送していますが、あのドラマは登場人物の名前以外の設定はかなり原作から変更されているのであまり本作品を観る参考にはならないと思います。

主人公は櫻子さんの近くにいることで事件に巻き込まれる館脇正太郎(たてわき しょうたろう)くんなのですが、櫻子さんもヒロインというよりは正太郎くんとのW主人公的なポジションです。

ジャンル的には一応「ミステリー」ということなんだと思います。骨格標本士であるところの櫻子さんが、骨や死体に関係する知識によって事件の真相を暴いていきます。つまり職業的には探偵ではないのですが、櫻子さんの作中での役割はほぼ「探偵」ですね。

アニメ化されたのは1~4巻くらいの内容+7巻収録の「アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ」(ただし、作中の季節は原作の冬から夏に変更)です。

それと12話はドンピシャ原作にあたるエピソードはないのですが、内容的には6巻「白から始まる秘密」の再構成みたいな感じですかね。アニメを観てから原作を読むという方は、6巻までを一つの目安とされると良いと思います。

一応1話もしくは前後編で各話が完結する形式になっていますが、原作では3巻ないしは4巻あたりまで読む、あるいはアニメだけを観ていても1~12話通して観ればシリーズとしての大きなストーリーが存在することはわかるかと思われます。

アニメ化にあたっての原作からの大きな変更は1~4巻原作の内容よりも百合子が推されてよりヒロインっぽく描写されている点、原作では準レギュラーっぽい薔子さんが「呪われた男」(後編)以外でスルーされている点、原作を読んだらわかる「在原さん」がアニメではほぼ影も形もない点といったところでしょうか。

あとは警官が出てくる必要があるときには原作では別の警官だった場合でも、アニメでは全部内海さんになっている辺りですかね。ただ内海さんは原作でも5巻以降準レギュラーっぽいのでこれはあんまり気にはならないです。

たぶんシリーズ構成的に12話だとここで終わるしかないという感じの最終回ですが、10~12話あたりまで付き合うと続きはとても気になるかもしれません。

ですが、原作も完結していないのでアニメ化範囲は妥当だったと考えますし、2期目は作りたくてもしばらく作れない気がします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 47
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

氷菓のような評価をされたかった作品?

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
リアル路線のミステリーアニメ。本格的なミステリーもの、推理ものと考えてしまうと、やや物足りないが、変な特殊能力とか使わないだけ、まともにおもえる。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
冒頭の、桜舞い散る学園やそこに流れる雰囲気は明らかに、ライトミステリーの名作「氷菓」を思わせる。

ただ、氷菓との決定的な違いは、「キラキラしていない」という点だろう。むしろ、推理面では氷菓よりも納得できる点が多く、ミステリー小説としては面白いのかもしれない。ただ、「キラキラ」していない。「ワクワク」しない。「ドキドキ」しない。

この作風なら、むしろ実写で連続ドラマ化し、火曜なんちゃらとか木曜なんちゃらで放送した方が良かったのでは? キャストによっては数字とれたと思う。タイトルにもインパクトあるし。

まあ、アニメは嗜好品だから、色んな種類があって良いし、それを好みに合わせて我々視聴者が選べば良いんだろうけど、個人的にはやっぱり、心が温かくなったり熱くなるものが好きだな。折角の現実逃避だからね。

最後まで視聴ができたのはただの一点、第1話で紹介された、「梶井の小説がどう生きてくるか」を見たかっただけである(まさか最終話で、はっきり言っちゃう&本当に死体が埋まっているとは思わなかったがw)。
{/netabare}

【余談~ 梶井基次郎 桜の樹の下には と本作の関連性(文学部的レビュー) ~】
{netabare}
この作品を語る上で、梶井基次郎の「桜の樹の下には」を念頭に置くことは避けられないだろう。

なんで、まずは「桜の樹の下には」を全文掲載します(青空文庫より)。少し長い詩ですが、興味があれば読んでみて下さい♪ 難解ですがね(汗)
{netabare}
桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている!

これは信じていいことなんだよ。何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。

どうして俺が毎晩家へ帰って来る道で、俺の部屋の数ある道具のうちの、選(より)に選ってちっぽけな薄っぺらいもの、安全剃刀の刃なんぞが、千里眼のように思い浮かんで来るのか――おまえはそれがわからないと言ったが――そして俺にもやはりそれがわからないのだが――それもこれもやっぱり同じようなことにちがいない。

いったいどんな樹の花でも、いわゆる真っ盛りという状態に達すると、あたりの空気のなかへ一種神秘な雰囲気を撒き散らすものだ。それは、よく廻った独楽(こま)が完全な静止に澄むように、また、音楽の上手な演奏がきまってなにかの幻覚を伴うように、灼熱し生殖の幻覚させる後光のようなものだ。それは人の心を撲(う)たずにはおかない、不思議な、生き生きとした、美しさだ。

しかし、昨日、一昨日、俺の心をひどく陰気にしたものもそれなのだ。俺にはその美しさがなにか信じられないもののような気がした。俺は反対に不安になり、憂鬱になり、空虚な気持になった。しかし、俺はいまやっとわかった。

おまえ、この爛漫(らんまん)と咲き乱れている桜の樹の下へ、一つ一つ屍体が埋まっていると想像してみるがいい。何が俺をそんなに不安にしていたかがおまえには納得がいくだろう。

馬のような屍体、犬猫のような屍体、そして人間のような屍体、屍体はみな腐爛(ふらん)して蛆(うじ)が湧き、堪らなく臭い。それでいて水晶のような液をたらたらとたらしている。桜の根は貪婪(どんらん)な蛸(たこ)のように、それを抱きかかえ、いそぎんちゃくの食糸のような毛根を聚(あつ)めて、その液体を吸っている。

何があんな花弁を作り、何があんな蕊しべを作っているのか、俺は毛根の吸いあげる水晶のような液が、静かな行列を作って、維管束のなかを夢のようにあがってゆくのが見えるようだ。

――おまえは何をそう苦しそうな顔をしているのだ。美しい透視術じゃないか。俺はいまようやく瞳を据えて桜の花が見られるようになったのだ。昨日、一昨日、俺を不安がらせた神秘から自由になったのだ。

二三日前、俺は、ここの溪(たに)へ下りて、石の上を伝い歩きしていた。水のしぶきのなかからは、あちらからもこちらからも、薄羽かげろうがアフロディットのように生まれて来て、溪の空をめがけて舞い上がってゆくのが見えた。おまえも知っているとおり、彼らはそこで美しい結婚をするのだ。しばらく歩いていると、俺は変なものに出喰(でくわ)した。それは溪の水が乾いた磧(かわら)へ、小さい水溜を残している、その水のなかだった。思いがけない石油を流したような光彩が、一面に浮いているのだ。おまえはそれを何だったと思う。それは何万匹とも数の知れない、薄羽かげろうの屍体だったのだ。隙間なく水の面を被っている、彼らのかさなりあった翅(はね)が、光にちぢれて油のような光彩を流しているのだ。そこが、産卵を終わった彼らの墓場だったのだ。

俺はそれを見たとき、胸が衝かれるような気がした。墓場をあばいて屍体を嗜(この)む変質者のような残忍なよろこびを俺は味わった。

この溪間ではなにも俺をよろこばすものはない。鶯(うぐいす)や四十雀(しじゅうから)も、白い日光をさ青に煙らせている木の若芽も、ただそれだけでは、もうろうとした心象に過ぎない。俺には惨劇が必要なんだ。その平衡があって、はじめて俺の心象は明確になって来る。俺の心は悪鬼のように憂鬱に渇いている。俺の心に憂鬱が完成するときにばかり、俺の心は和なごんでくる。

――おまえは腋(わき)の下を拭ふいているね。冷汗が出るのか。それは俺も同じことだ。何もそれを不愉快がることはない。べたべたとまるで精液のようだと思ってごらん。それで俺達の憂鬱は完成するのだ。

ああ、桜の樹の下には屍体が埋まっている!

いったいどこから浮かんで来た空想かさっぱり見当のつかない屍体が、いまはまるで桜の樹と一つになって、どんなに頭を振っても離れてゆこうとはしない。

今こそ俺は、あの桜の樹の下で酒宴をひらいている村人たちと同じ権利で、花見の酒が呑のめそうな気がする。
{/netabare}

、、、梶井といえば、「檸檬」が代表作である夭逝の作家である。作家というより、詩人。私はむしろ内面的には女子だと思っている。

梶井は、武骨な外見とは裏腹に、とても繊細で移り気(感覚的)な人物だ。

梶井の友人として有名なのは川端康成。一方、梶井の作品と近い性質(デカタンス)を持つのは芥川龍之介である。私はこの二人を、「日本文学史上、最も優れた天才作家」だと思っている。現代ではNo.1の評価を受けている村上春樹ですら、裸足で逃げ出すほどの才能だ(と、勝手に思っている)。

川端、芥川の対比は面白い。これはウチのゼミの教授の受け売りだが、川端は「醜なるものに美を見い出す作家」であり、芥川は「美なるものに醜を見い出す作家」である。例えば川端は、遊女や孤児などをよく書いたが、いわゆる社会の中で低く見られている人々に対し、僅かながらの光や輝きを見ようとしている。一方芥川は、上流階級の女性や優しき人間を書きつつも、そこに必ず醜さを見いだしている(基本的に人間が嫌いなのだろう)。

梶井に関しては、この美意識が作品ごとに変わっている印象がある。その辺が感覚的な作家であるという評価に繋がっているのだろう。

梶井の代表作である「檸檬」に関しては、川端的な「醜なるものに美をみる」姿勢が見られるし、「桜の樹の下には」芥川的な「美なるものに醜をみる」姿勢が見られる。

梶井は、桜の木の下に死体が埋まっていることを「妄想」と認めている。しかし、この妄想が完成するまでは、爛漫と咲く桜に対して、「ひどく陰気な」心を抱いている。それは、自らが深刻な健康被害を被っていた故の、生命への畏れだろうか。それとも、完璧な美が存在するのなら、自らの文学が価値を失ってしまうということへの恐れだろうか。

おそらく梶井は、「純粋に、無邪気に、存在そのものが美しいもの」を無条件には信じられないのだろう。美しいものには、美しい為の理由がある。それを解き明かせないかぎり、梶井にとってその対象物は恐怖の対象(得たいの知れないもの)になるのだ。

日本人は桜が大好きだ。桜は美しい。皆が口を揃えて言う。にも関わらず、なぜ桜が美しいか、桜を好きなのかをはっきり説明できる人は少ない。

ピンク色だから? 散るから? 期間限定だから?

じゃあ、なぜピンク色だと美しいんだろう? 散るのはなぜ美しいのだ? と、なっていく。

無条件に皆に好かれる存在は、恐怖だ。

例えば、クラスメイトにそんな人はいなかっただろうか? 特別に何が秀でているわけではないのに、なぜだかみんなに好かれている存在。みんなが口を揃えて「あいつは良い奴だ」と言う奴は、なんだか不気味だ。でも、もしそいつに何らかの短所や欠陥を見つけられたら、そいつのことを本当の意味で好きになれないだろうか?

桜の木の下には、死体がある。桜は、死を吸っているから、生を謳歌できる。桜だって、完璧ではない。醜さを内包している。

そう妄想することで、梶井は初めて「あの桜の樹の下で酒宴をひらいている村人たちと同じ権利で、花見の酒を飲めそうな気がする」のだ。

……頭が良すぎる人ってのは、花見ひとつするにも大変だねぇ(笑)

さて、櫻子さんの話である。櫻子さんは、死体(骨)が好きだ。しかし、死が好きなわけではない。むしろ、死を嫌悪している。櫻子さんにとっての死体とは、生の裏返しであり、生を語るものだ。

櫻子さんは、生を無条件には信じられない。死体を見て初めて、「あぁこの死体は生きていたのだな」と感じることができる。これは梶井が、桜の木の下に死体があることを妄想して初めて、「あぁ桜の花はきれいなのだな」と感じられる感覚に似ている。

梶井は深刻な健康被害を抱え、常に死を身近なものと感じていた。自らが死を内包しているからこそ、普通の人なら見逃してしまうような、身近な景色や出来事にも価値を見い出だすことができたのだ。だからこそ、「何の代償も払わないような、無邪気な、無条件な、美や生」には懐疑的だったのだろう。

櫻子さんも、(弟の)死を抱えていた。だからこそ、「ただそこにある生」を感覚的に素直には受け止められず、そんな生にも価値を見いだせない。一見すると冷たく、非人道的な人間のように描かれていた。でも、良く考えると可哀想な人間である。

やはり、頭が良すぎるというのは、大変だな。

もしくは、これは正太郎から見た櫻子さんへの感想なのかもしれない。櫻子さんの正体不明な美しさを説明するための比喩として、「死を吸っているから」としたのか? いや、正太郎はそんな考え方をする子じゃないな。ということはやはり、第三者的な視点で、櫻子さんの本質を言い表していると考える方が自然か。

正太郎は冒頭で、作品の舞台である旭川のことを、「時間が停滞している」「この街には過去の記録がひっそりと優しく息ずいている」と、評している。それは、櫻子さんが死体に抱く感覚と同じではないだろうか。

死を見ることで生を感じる。つまりはそういうアニメである。

この一点において、梶井の「桜の樹の下には」が有効に生かされている。が、多分その一点以外においては、関連性は見られない(ひょっとすると、タイトルのインパクトだけで流用し、小説の中身までちゃんと生かしていないのかもしれない)。まあ、文学部的なレビューの結論としてはそんなところかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 42

59.8 2 助手でトリックなアニメランキング2位
探偵オペラ ミルキィホームズ Alternative ONE ~小林オペラと5枚の絵画~(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (111)
547人が棚に入れました
せっかくトイズが戻ってきたのもつかの間、またまたトイズを失ってしまったミルキィホームズの4人。好敵手の復活を強く望むアルセーヌ(=アンリエット)は、ミルキィホームズがトイズを取り戻すようにと、陰になり日向になり4人をサポートするが、トイズが復活する気配は全くない。それどころか、4人は貧乏生活にすっかり慣れ、ダメダメ街道まっしぐら。遂にはトイズだけでなく、学院生活に一番大事なものもすっかり忘れてしまい・・・。

声優・キャラクター
三森すずこ、徳井青空、佐々木未来、橘田いずみ、明坂聡美、岸尾だいすけ、寺島拓篤、下野紘、南條愛乃、新谷良子、田村ゆかり、沢城みゆき、阿澄佳奈、櫻井浩美、中原麻衣、小川真司

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

推理はするわ、トイズは使いまくるわ、爆破オチは無いわの驚異的につまらないミルキィホームズ(笑)

不条理ギャグの応酬とハジケた(ぶっ飛んでるとも言う)雰囲気がごく一部のコアなヲタと奈須きのこ先生に人気のミルキィホームズシリーズ


今作ではムチャクチャなテレビシリーズとは違い、そもそもの原作であるゲーム版第1作に準拠した設定に修正され、至って真面目な(?)作品になっておりますw


ゲーム版の主人公である私立探偵の小林オペラ、彼に師事する見習い探偵の面々(シャロ、ネロ、コーデリア、エリー)
舞台は偵都ヨコハマではなく英国ロンドン


しかしながら4人にはテレビシリーズのような果てしないドジッぷりは皆無w
トイズもちゃんと使いこなすww
トリックとかはかなりちゃっちぃんですけど、ちゃんと推理らしいこともしてますwww


これでは普通に絵柄が可愛いだけの萌えミステリーアニメじゃないか!w
どーゆーことなの!?w
(・・・それが本来あるべき姿だろ(´・ω・`)?)


そうそう、作画もハイライトをバリバリに入れた整ったものでして、テレビシリーズの【何やっても許されてた荒唐無稽作画】は一切nothingですw


ちなみに監督はオイラが敬愛する岩崎良明
ものの見事な雰囲気の違いに(根本的にコンセプトが違うし、作品への姿勢も森脇監督と全く異なる)思わず「こんなのミルキィじゃない\(`д´)ノ」とちゃぶ台をひっくり返したくなりますがwww【結果として爆笑したので全て許す!】


ちなみにゲストキャラのキャスティングには阿澄佳奈、櫻井浩美、中原麻衣といったミルキィでは見慣れぬ面々を起用


また、ED曲はミルキィホームズとSV TRIBEのコラボ
どう考えてもこのカッコよさは無駄w

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13
ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

TV版が苦手な人におススメ。しかし、いかんせん地味! B

原作未プレイ

物語は、小林オペラ(探偵学院でミルキィホームズの担当官だった)が現在居住しているロンドンを舞台としており、ミルキィホームズの4人がロンドンを訪れるところからスタートします。ミルキィホームズの4人は、そこで引ったくりにあった女の子に出くわし、犯人を捕まえます。そして、その女の子から小林オペラにある依頼がありました・・・。

TV版ではトイズ(超能力の一種)を失って、探偵学院の中のエリートの地位から没落していく4人のキャラクターを、ぶっ飛びまくりで誰にも止められないギャグの連続で描いていました。それに対して、この作品ではトイズを失わず、ギャグもなし、非常に真面目な探偵ものとして描いています。ゲーム準拠であり、TV番とは全く異なるということで「Alternative」とタイトルが付けられているのでしょう。

事件解決のためトイズに頼る部分があるので、純粋な探偵ものとは言い難いところもあるのですが、トイズの威力は非常に控えめに描かれており、これだけでは事件の解決には至りません。名探偵コナンが所持している数々の道具のように、補助的なものと考えていただいた方が宜しいかと思います。

TV版のような派手さはなく、地味に話が進められていきます。ミルキィホームズの4人は、アニメ版のようなお馬鹿さんではなく、ほんのちょっとしたことにも気づき、事件を紐解いていく優秀さを持っています。小林オペラは過去にトイズを失っているらしく、純粋に頭脳だけで事件に臨んでいきますが、ミルキィホームズの気づきを制して自分で話すような出しゃばりではなく、あくまでも4人をサポートするような形で話を進めており、4人の師であることがよく表れています。

本編は、{netabare}5枚の絵画の盗難をどのように解決していくのかが見所なのですが、{/netabare}推理はなるほどと唸らされるようなものでもありませんし、トイズを使った華々しさも余りありません。しかも、最後に気になることが残されたまま終わります。この作品だけで終わったならば、消化不良に感じることでしょう。それを解消してくれる続編がありますのでぜひご覧下さい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

えーっと、どちらさまでしょうか?

原作準拠のミルキィホームズ。
我が愛すべきアホアホームズではなく、フツーの優秀な探偵少女達になってる。
トイズの能力も同じですが、使い方が地味で、あくまで探偵ものとして謎解きや推理で事件を解決するスタンスです。

本来あるべき姿はこちらの方、
むしろTVアニメ版が激しく狂ってるというのは、理屈ではわかってます。
わかっていますが・・・
「誰?こいつら?」状態でした、やっぱり(^。^;)

ヨゴレ芸をやらないミルキィホームズなんて、私の知ってるMHとはもはや別人です。
キリッとした顔つきで、真面目な・・・いや、まともな常識的な事を言ってるMH達は、まるで探偵アニメの主人公のようです。
あれ?それでいいのか(゚∀゚)


さて、では全くの邪念や先入観や予備知識なしで、探偵アニメとして本作をみた場合、どうでしょう?
設定としては、ロンドンで開業している貧乏探偵のところに、教え子である少女達が押し掛けてきて助手をするというもの。
お決まりの展開として、その探偵への調査依頼を切っ掛けに事件が発展していきます。

OVAという尺の短さの関係もあり、ミステリーとして物足りないし、謎解きも単純。
次に向けての伏線的なエピソードになるので、その点では仕方がありませんが、早足で消化していった感は否めません。
キャラ紹介的な部分も薄く、TV版を見ていないとHM達の性格やトイズ能力も理解しづらい。
TV版と別物として作ってる割に、TV版で補完していないと、視聴のための食指が動く要素がない、という二重拘束に陥ってます。
あるいは、ゲームや漫画版のみを知る人向けという見方もできますが・・・
正直、これだけ見ても面白くありません。
引き続き、「小林オペラと虚空の大鴉」もご覧ください。



--- 余談 ---
ミルキィホームズの製作総指揮にあたるブシロードの社長、木谷氏は、かつてギャラクシーエンジェルを手がけた御仁。
そのGAも、真面目な大作の原作(ゲーム)、ハジけたお気楽ギャグのTVアニメと、同タイトルでまったく赴きの違う作品となった事を考えれば、MHもそういった流れを辿るのは、ある意味納得できる話です。
私はGAは原作派でしたが、MHは断然アニメ派。
やっぱり、最初に見た方を贔屓しちゃうものなんですねぇ、と思ってみたり^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

68.5 3 助手でトリックなアニメランキング3位
レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (60)
247人が棚に入れました
「どんなナゾもすべて解明、それが我がレイトン探偵社のモットーです。」
レイトン教授の娘「カトリーエイル・レイトン」は、しゃべる犬「シャーロ」と助手の「ノア」と一緒に「レイトン探偵社」を営み、ロンドンで起こる不思議な事件を日々、解決している。元々は、突如姿を消した父『エルシャール・レイトン』を探すという目的で始めた仕事ではあるが、奇想天外な発想によるナゾトキが徐々に話題となり、いろんな依頼が舞い込んでくるようになる。

声優・キャラクター
花澤香菜、小杉十郎太、池田恭祐、多田野曜平、山村響、今井翼

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

途中で飽きた、その謎とは!?

50話もあるからね。

40話ぐらいまでそこそこ楽しんで観てたのですが、
そこから急速に見たいとも思わなかったので最近まで放置してました。

原作ゲームにあたるレイトン教授を知らんのですが、
教授の娘さんカトリエールが主人公です。
ゲームの様にヒントを集めて謎を解決する。

カトリエール・レイトン、カトリーは巻き髪の可愛らしい人、
助手は学生のノアくん、
あと特定の人だけ会話できる犬のシャーロ。

カトリーはかわええし、普通の謎解きは面白い。

大抵、
何かが問題で困っている
→謎の正体はこれだ!
→ま、まさかお前が!!
→いえいえ、それは違います
→ま、まさかそうだったとは!!!
という流れ。

何か謎があってマイナスな感じがしたが、実はプラスだった的な平和な話。

主題、多分話数の一割ぐらいのレリックスの話があんまり楽しくはなかった。

そんな感じ。
水戸黄門的な謎解きが好きならええんでない。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

花澤香菜ファンは必見の、子供向け推理アニメ

ロンドンを舞台に、探偵のカトリーエイル・レイトン(カトリー)が様々な事件を解決していく推理アニメ。全50話。
カトリーは、ゲームなどでお馴染みのレイトン教授の娘という設定で、この作品もゲームが原作のようですが、そのあたりは知らなくても特に問題なく楽しめます。
物語は基本的に1話完結で、合間にときどきレイトン教授絡みの長いエピソードを挟んでいく感じ。日曜朝に放送されていた子供向け作品なので、探偵が主人公の推理物といっても、描かれる事件は優しいお話ばかりです。謎解きについても、かなり現実離れしたトリックが多くあるので、真剣に推理をしながら観るというタイプの作品ではありません。
この作品、個人的には話の内容自体も普通に悪くなかったと思いますが、最大の魅力はなんといってもカトリーという主人公でしょう。かわいくて有能なだけでなく、茶目っ気があるので、観ていてとても楽しいキャラでした。声を担当した花澤香菜のノリノリな演技も役柄に最高に嵌っていて、毎回お約束の決め台詞の場面などは、それを観るだけでもちょっとした満足感がありました。
その他、キャラではツッコミ役の犬のシャーロも良かったです。音楽は、OPとEDが全部で4曲あって、どれも良い曲でしたが、特に前半のOP曲と後半のED曲が好みでした。作画は、背景画が綺麗で観やすかったです。
最後まで観終わって、とても安心して楽しめる作品でした。あと、花澤香菜ファンの人は必見ですね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

あんこもち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ただの謎解きアニメにあらず!

有名なゲームシリーズが元になっている謎解きアニメ。
毎回カトリーに挑戦しているような気分で謎解きを楽しめます!
話数が進むにつれて難易度もアップしていっているように私は感じ、最後の方は中々解けなかったです…泣
謎解きアニメですが登場人物達の心情等も丁寧に描かれており、ストーリー自体もとても楽しむことが出来ました( *´艸`)
中々無い全50話4クールの物語。物語に厚みもあり、お勧めの作品です♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
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