医者で東京なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの医者で東京な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月25日の時点で一番の医者で東京なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.2 1 医者で東京なアニメランキング1位
大正オトメ御伽話(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (238)
704人が棚に入れました
時は大正——。事故がもとで母と右手の自由、父の期待を失い田舎に養生という名目で家を追われた青年・珠彦。世の中の全てに嫌気がさし、引き籠もりの厭世家となり果てていた珠彦のもとに、夕月という少女がやってきた。彼女は父が珠彦の世話をさせるため買ってきた嫁で…。

声優・キャラクター
小林裕介、会沢紗弥
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

おおむね祖父母らの青春時代

原作未読


明治末期生まれ男女の恋物語。
大正時代に抱く印象。我らアニヲタ勢なら『はいからさんが…』『サクラ大戦』最近だと『鬼滅の刃』あたりが教科書になりましょうや。“大正浪漫”に抱く漠然としたイメージは共有されてそうな気がします。本作は見事その範疇にありそうな雰囲気。

年表でしたら第一次世界大戦から始まって関東大震災で終了のイメージが強い。大戦バブルからの恐慌、米騒動やら大正デモクラシーやら15年と短いわりには濃ゆいです。
この15年。現在(2022年)から逆算すると15年前(2007年)はkalafinaが結成しサンドウィッチマンがM-1優勝した年ということですからついこの間のような体感。今年を昭和初年度扱いするのなら『アクエリオン』『エウレカセブン』『シャナ』『ハルヒ』『ひぐらし』なんて明治時代の遺物ということになるわけです。

本題に戻ります。
サンドウィッチマン同様にヒロイン立花夕月(CV会沢紗弥)は東北からの上京組。岩手は遠野出身。貧困にあえぐ東北地方やら身売りなどの時代背景を踏まえてます。そんな夕月と事故で負った障害が原因で父から遠ざけられ厭世的になってる志磨珠彦(CV小林裕介)のもとにきてさあどうなるやら、の全12話。
投げやりなボンボンの傍らですべて受け入れる菩薩のような夕月という構図となっており、こりゃ甘えたくなる願望をくすぐるなあとまずは夕月を堪能しながら、一方で厭世GUY珠彦の成長物語も楽しめる仕掛け。1クールながら構成も無理なく良いとこで区切ってるし、冒頭で嫌キャラだったのが無理なく浄化されてくし、全体を通して優しい時間が流れてると感じる作品です。

というわけで本作魅力のウエィトけっこうを占める夕月さんなんですけど自分にはそんな響かず。従順すぎるというか良い人過ぎるのが理由。一歩下がって…みたいな価値観が色濃かった時代ではありましょう。しっかりアニメをみてれば珠彦さんとお互い想いあってるのもわかります。

 {netabare}金銭不要のメイド喫茶を100年前にやってみた{/netabare}

シンプルに純粋な女の子が苦手なだけです。いや違うな…現実に存在しないファンタジー女子だから良いという発想にはなれないが近いかも。御伽噺と銘うってますしこのような恋愛話もまたひとつの御伽噺とする懐の深さが必要でした。



※ネタバレってほどでもないけど

■続きについて

{netabare}昭和編ってのもあるみたいですね。きっと戦争は避けて通れないんでしょう。明治最後期生まれだと支那事変~真珠湾期で30歳前後となるわけで、障害持ち珠彦の出征はないでしょうがのほほんとはしなさそう。それでも続き気になります。{/netabare}




※無駄話

■歴史上の出来事とみるか自分事と見るか

なにせ100年前の時代なんでもはや歴史上の一コマなんだけど…

{netabare}つい最近まで大正初期生まれの私の祖母と嫁さん方の祖母も似たような年齢でご存命だったりで身近であり繋がってる感覚があります。祖父母たちの青春時代ってイメージ。
小学生の時、“祖父母若かりし頃の郷土を調べてみよう”なる課題があって往時のことを直接聞く機会もありました。街並などのインフラだけでなく考え方や世相も聞いたりなんかして。要は見聞きした話とそれほど離れてない物語だったと言いたいわけです。{/netabare}

{netabare}ついでに当家は本家分家なんて語が日常会話の中にあり、父方の祖父母宅を訪問の折には正座で指揃えて頭深々と垂れてご挨拶してました。志摩家のノリをあながちわからんでもないという(笑){/netabare}


■貧困に苦しむ東北地方の農家

年代に繋がりを感じれば地域に繋がりを感じることも。夕月さんは岩手県遠野のご出身。

{netabare}彼女は親にではなく自ら家を出たわけですが、一般的に身売りといえば“FROM東北”は鉄板です。たしか『貧困に苦しむ東北地方の農家』みたいなキャプションで大根をかじる子供たちの写真(昭和初期)というものがありまして、教科書にも載ってたぶん覚えてらっしゃる方もいるかも。あの写真がまさに“遠野”で撮影されたものだった気がします。作者それ知ってたのかしら?
世界恐慌、不作による飢饉、朝鮮半島や台湾への持ち出し等で最もあおりを食らったのが東北でした。女子の身売り年齢はおそらく想像されているのより若いです。年端いかない6歳~8歳。『鬼滅の刃遊郭編』でも置屋にちびっ子いたと思いますがあんな感じ。姉や妹が売られていった東北出身の次男坊三男坊は“なんとか食える郷土(クニ)”にしようと波高い周辺国の安全確保へと軍隊を志願します。なにせ満州は一大穀倉地でしたから…大根かじらんでもよくなると思ってたんですね。
そして都会出の将校さんに身の上話をするわけです。例えば人形を手向けに泣きながら連れていかれた幼い妹の話なんかをです。そんなん積もり積もってこれじゃあかんと決起したのが二・二六事件といったところでしょうか。
昭和の大事件も元を辿れば困窮した田舎の惨状を憂えてという一連のストーリー。夕月さんの笑顔の裏に苛烈な東北の窮状があると思うと涙こぼれそう。

自身に置き換えれば、二・二六の少し手前に母方祖父は近衛兵やってたりそのちょい手前昭和初期には父方祖父は女中付きで東京の大学に通ってた頃。おおむね珠彦塾に通うガキンチョらと同じくらいの学年でしょう。
関東大震災では現在の復興大臣みたいなことやってった後藤新平しかり二・二六で斃れた内大臣斎藤実しかり同郷だったりする。そんな斎藤実の墓所の隣の区画(つまり一等地)は我が一族のお墓が立ってたりするわけで。{/netabare}


そんなこんな繋がりを意識できるとあながち夕月さんもファンタジーなのかどうなのか怪しくなってきます。うちのばあさんは両方とも凛としてました。かたや地主に嫁いだ農家の娘。かたや商家に嫁いだ武家の娘。
そういった意味では夕月さんの背筋の伸びっぷりは明治女のさまを見せてくれます。自分の事より孫の事を考えてる節があってめっちゃ優しいのに怒る時は確実に急所突かれるのよね。きっと夕月はそんなばあちゃんになりそう。うちのじいちゃんみたいに珠彦も口数少ないじいちゃんになりそう。
なんだかんだ楽しかったです。



視聴時期:2021年10月~12月 リアタイ

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2022.02.05 初稿

投稿 : 2024/04/20
♥ : 29

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

少女漫画系ラブコメ(OP『オトメの心得』は名曲!)

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
まだ第1話しか放送されていませんが、観た時点で幸せな気持ちになり、現時点で大変気に入っております。

原作漫画のタイトルは『大正処女御伽話』でアニメのタイトルは『大正オトメ御伽話』、原作は処女を「オトメ」と読ませるらしく発音的には同じになります。

原作は未読なのですが「ジャンプSQ.(スクエア)」掲載作品だそうで、全5巻で既に完結しているそうです。

事前情報としてはテレビ放送1週間前の「大正オトメ御伽話アニメ前日譚」という番組を視聴済みです。期限は不明ですが現在もYouTube配信されているようなのでよろしかったらご覧になってみてください。

作中の物語はちょうど今から100年前、大正10年(1921年)の冬から始まります。志磨珠彦(しま たまひこ)はかなり裕福そうな志磨家の次男ですが、怪我で右手が利かなくなったことから東京の実家を離れ、独り千葉の山村で暮らすことになります。

そこに、結婚相手として立花夕月(たちばな ゆづき)が訪ねてくるという導入でした。珠彦は17歳であり夕月は14歳ということで「即結婚」ということにはならないのですが、二人きりでの田舎暮らしが始まります。

ネタバレ的なことはあまり書きたくないのでストーリー詳細は割愛しますが、個人的には夕月を主人公として、少女漫画的に話を追う方がしっくりくる感じがします。

別に呪いとかは無いんですが、時代相応のそれなりにヘビーな設定などもあり必ずしもほんわかほのぼの一辺倒の話にはならないような気はしますが、私はライト系でもヘビー系でも恋愛ものの少女漫画は大好物なので、楽しませてもらえると思っています。

余談その1:「大正オトメ御伽話アニメ前日譚」に原作者×監督×脚本の三者対談があったのですが、そちらを観る限りではアニメ制作陣と原作者の波長はかなり合っていそうです。

余談その2:「大正オトメ御伽話アニメ前日譚」の最後に「※この番組はアフレコ終了後、時間が経ってから収録しております」とテロップが出ていたので、制作スケジュール的には優良だったことが窺われます。
== [第1話視聴終了時のレビュー: ここまで。] ==

2022.3.31追記:
最終話を観終わってから約3ヶ月後のレビュー更新ですね。

実は2話目を観るか観ないかあたりでもう原作が気になって仕方がなく、『大正処女御伽話』はさくっと全巻揃えてしまいました。原作漫画もとても面白かったです。

OP曲『オトメの心得』の作りから見ても「大正オトメ」は夕月だけではなく、珠彦の妹である珠子、珠彦の住む村の地元の少女である綾、人気歌手の小鳥ちゃんもみんな「大正オトメ」であるというスタンスの作品だったのでしょうね。

GARNiDELiAといえば一番好きな曲は『SPEED STAR』だったんですが、まったく違う曲風のこの『オトメの心得』ですっかりやられてしまいました。個人的には2021年のアニメOP大賞くらいの勢いかも?

アニメでもチラッと垣間見ることはできましたが、原作の志磨家はかなり闇深い一族でした。特に珠代姉さまがおっかない人です。

多少ウジウジと珠彦が悩むシーンなどもあったにしろほぼ終始爽やかだったアニメと比べてみると面白いかも。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とても心が和みます

とても心が和む物語です。
ヒロイン夕月(ゆうづき)のはつらつと働く姿や、主人公に対するいたわりの心がとても素敵です。
夕月は姿かたちこそ幼い少女ですが、立派で広い心をもった優しいオトメです。


物語は、交通事故で右手が動かなくなったために親から死んだように扱われ、世の中を疎むようになった主人公志磨 珠彦(しま たまひこ)のもとへ夕月が嫁いできます。
夕月は、親の借金返済のために、お金で買われた女性でした。
でも、夕月はそんなことを気にしません。いつも珠彦のことを気遣い、身の回りの世話をします。
珠彦がふさぎ込んでいたら外へ連れ出し、珠彦の心を和ませます。

最初の頃は夕月を追い返そうとしていた珠彦も、彼女の清らかな心と明るく元気な性格に魅かれてゆきます。


貴方は、お金持ちだけど心がすさんだ人生と、ぜいたくはできないけど明るく笑顔に絶えない人生と、どちらが好きですか?

この物語を見ると、きっとその答が見つかるでしょう。

原作はまだまだ続きがあるようですが、このアニメはどうやらここでキリが良いので終了するようです。
夕月の花嫁衣装や珠彦の教師として働く姿が見たかったですね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 36

72.1 2 医者で東京なアニメランキング2位
パプリカ(アニメ映画)

2006年11月25日
★★★★☆ 4.0 (829)
3935人が棚に入れました
医療研究所が開発した他人と夢を共有できる画期的なテクノロジー“DCミニ”。だがそれが盗まれ、悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するように。一体、犯人の正体は? そして目的は何なのか?事件の解明に挑む美人セラピストの千葉敦子は、クライアントの夢の中へ容姿も性格もまったく違う夢探偵“パプリカ”となって入っていくが、そこには恐ろしい罠が待ち受けていたのだった…。

声優・キャラクター
林原めぐみ、江守徹、堀勝之祐、古谷徹、大塚明夫、山寺宏一

Seabream さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今日の天気は夢見がち,晴れのち晴れ晴れ,ハレハレハレハレ~♪

夢を共有することができる装置DCミニ.ある日、そのDCミニが研究所から盗まれてしまい、それを悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するようになる.犯人は一体誰なのか!?

90分と割と短い作品ですが,ストーリーもわかりやすくなかなか面白かったです.
夢の世界ということで,少し不気味な描写が多かったのも個人的によかったです.

最近たまたま「インセプション」という映画を見ていたのですが,なんとなく似てる感じですね.

パプリカちゃんかわいいいいい.
けど最後うわああああああああ.時田うわああああああ.

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

バイキャメラルマインド

今敏監督作品、原作筒井康隆。

他人と夢を共有できる画期的なテクノロジー、
{netabare}DCミニが研究所から盗まれる。
人々は奇怪な夢を見始め暴走する。
夢が現実世界にも影響を及ぼし始めた。{/netabare}
夢探偵パプリカの追跡が始まる。

夢を共有し分析する精神治療の新地平、
誇大妄想患者の夢、壮大なブリキのパレード。
アニメ史に残る平沢進の狂乱のパレード。

やがて恐るべき未来が来る、
君の安易な行動のために。
いちいち気にすることはない、
既に手遅れなのだから。

コンラッドは「闇の奥」に記し、
マーロンブランドーはそれを恐怖だと震える。
フロイトが語った、心の底にあるものを、
エドガーポーはその50年も前から知っていた。

本当の悪夢とはどんなものだろう。
{netabare}心が2つに割れ、2つが4つに割れ、
やがて砂粒のようになり流れ落ちるが、
粒1つ1つにも意識が宿っているのならば、
いったい、いつ人の意識は死ねるのだろう? {/netabare}

今こそ凱旋の時だ、勇敢にも進軍の時だ。

外にも内にも、豊潤な物語である。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 60

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

故今敏監督の代表作の一つ

ストーリーを引き立てるために絵があるのではなく
絵を魅せるためにストーリーがある
まさにそんな映画

女医千葉敦子と夢世界での姿パプリカ
同一人物の二面性が見事に演じ分けられている
林原めぐみさんの好演にも脱帽です

ただしラストの部分は
見せたいモノは見せ終わったとばかり
かなり強引に手仕舞い
無理やりな展開に「?」となりました

全体としては非常に質の高い作品だと思います
特に夢の中の描写は出色の出来栄え
見て損はないと思います

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

67.0 3 医者で東京なアニメランキング3位
錆喰いビスコ(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (197)
579人が棚に入れました
全てを錆びつかせる≪錆び風≫が吹き荒れる日本。人々は街や生命を蝕む錆に怯えながら暮らしていた。忌み嫌われる≪キノコ守り≫の一族の少年・赤星ビスコは、瀕死の師匠を救うため、全ての錆を浄化する霊薬キノコ≪錆喰い≫を求めて旅をしていた。旅の途中、忌浜(いみはま)で出会った美貌の少年医師・猫柳ミロもまた、大切な姉を蝕む錆の対処法を探していた。愛する者を救うべく、ふたりの少年が手を取る時、新たな冒険が始まる。人の心までは錆びつかない。

声優・キャラクター
鈴木崚汰、花江夏樹、近藤玲奈、富田美憂
ネタバレ

ネムりん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

最終話まで観ましたが.....

作画3.0点→3.5点(最終)

最後まで視聴したけど、他の作品から引用し過ぎたね...。
『ドロヘドロ』、『ナウシカ』、『AKIRA 』、『砂ぼうず 』、『FAIRY TAIL』と。
鉄人は『ナウシカ』の巨神兵だし、黒革がキノコに潰される所は『AKIRA』の名シーンそのものではっきり言ってしまえばやりすぎ。

オリジナルの世界観があるだけにオリジナルティーを出せていないという何とも皮肉な内容となってしまったが、良いところを見つけて点数付けるつもりでいたけど、さすがにこれは高い点数を付けられなかった。
"あにこれ"よりも評価者数が10倍超の辛口評価サイトで作品内容をかなり叩かれていたが、結果として全体の3/4以上の視聴者に低評価(結局は厳しめの評価をしているサイトの方が、いろんな見方をしているので参考になる。)されてしまうのは仕方がないと思う。

時系列シャッフルは何とか許せたが、{netabare}ストーリーに都合のいいように主人公を復活させてしまったし、最後まで謎だった部分が解明されないまま終わってしまった{/netabare}ので、脚本も上手く描かれていたようには思えなかった。
{netabare}サビ風の原因が鉄人{/netabare}というのはエンディングのネタにするにはシンプル過ぎるし、環境汚染やウイルス関連に絡ませるとか響天動地、錆喰いの秘密に迫る奇を衒う内容にしてもらいたかった。
それから内容が単調だったので"チロル"をもっと話に絡ませた方が良い出来に仕上がっただろうし、見た目も中身も中高生をターゲットとしたジャンプアニメ作品のような作りになっているので、原作改変するなら対象年齢をもっと幅広く取れる工夫が必要だったと思う。

作画は最後の方気合が入って描かれていたが、同じくらいのクオリティを保てれば4.0点くらいは付けられたけど、弱い部分が散見されたので-0.5点。

声優の鈴木崚汰さんは声がマッチョでカッコよく、JUNNAさんのOP曲はやはり良いね。(2度目)

総評するとストーリーが良いと全体が良く見えるのでもっと上の点数を付けられたが、期待はしていたけど凡庸な作りに終わってしまい、期待を超えることができなかった今一つ物足りない内容の作品でした。




以下は過去レビュー

{netabare}3話目まで観た感想を言えば世界観や設定が分かりづらく、ストーリーに入り込めなかったイマイチよく分からない作品。

東京が爆心被害にあって消滅したのは初回冒頭を観れば分かるけど、それが原因で錆び風が発生しているのか、どういう仕組みで錆び風が起こるのか、爬虫類や海産物がなぜ生息しこれらは錆び風の被害に合わないのか、錆び風の被害にあってない人はどの様にして身を守ったのか、日本なのになぜ砂漠化しているのかなど、不明な部分がたくさんありすぎてどんどん話が進んでしまっているため、説明不足感が否めず、今のところは首を傾げながら作品を観るしかないです。
YouTubeとかで話題になってる時系列シャッフルなんて原作改変も甚だしく、独善的な考えで論外 。

作風は確かに言われてみればドロヘドロだけど、砂ぼうずみたいのが出てきたり、AKIRAに出てくるバイクのようなのが出てきたり、主人公がジャンプアニメ作品に出てきそうなキャラクターだったりと、いろんなものが混在していて目新しいものが感じられませんでした。
ビスコの相棒のジャビが攻撃被害を受け負傷したので、仕方がないからミロを連れて旅立つ展開もありきたりで、途中で内容が読めてしまい捻りがなく面白味に欠けました。

作画も突然巨大キノコが発生して危機迫る展開になるかと思いきや、ただキノコがでかいというオチだけで終わってしまったし、ロングボウアパッチのような攻撃用フェリが出てきて迫力のある戦闘シーンの展開を期待してみれば、PSYCHO-PASSや20年も前の攻殻機動隊シリーズに比べると、ミサイル攻撃がロケット花火みたいで全体的にチープな出来で全然でしたorz。

声優は筋トレオタクで赤星ビスコ役の鈴木崚汰さんは芯の通った太い声でかっこいいと思ったけど、 ミロ役の花江くんはいつもの声の演技で、どこかで聞いたことある声だよねーと旨みが感じられず、もう少し演技を変えてもいいのかなと思ったりして...。

OP主題歌はJUNNAさん。タイトルに"風"、歌詞に"サビ"というフレーズが入ってるので起用されたと思いますが、作品によって合っている曲と合っていない曲がある方だなと感じていましたが、今回は合っていたと思います。良かった。
EDの"咆哮"、ミロとビスコのデュエット...う~んイマイチ.....

総括するとこれといって魅力的に感じられるものは現時点ではないという結論になり、原作が各賞を受賞してきた経歴を感じさせない内容の出来で、あと2、3話ほど観て同じ作風が続くようなら視聴断念してもいいのかなと思ったのが率直な感想です。

{netabare}ていうふうにレビューされたら評価している人は嫌ですよねー、というお話。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

00654189 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

最低レベルの改悪

一体何を考えてメチャクチャに時間を前後させてるのかと思ったら、youtubeで監督が「1話でミロを出すためです!1話2話は僕がコンテもやってて!」と得意げに語っていた。原作ファンに同情すると同時に、この監督に台無しされたのが自分の好きなアレやアレじゃなくて良かったと思う。最低のアニメ化。

3話追記
本格的に終わってる
もし原作通りやってたら

・1話でビスコが名乗る
・1話でアクタガワもスナカバ部隊もエスカルゴも全部出る
・1話から戦闘てんこ盛りの派手な回になる
・1話で「エリンギに錆やっとけ」でキノコと錆の関係を示唆できる
・どうしてもミロ出したいならアニオリで30秒ぐらいミロの出番作ればいい

完璧な1話だったじゃん
このアニメのスタッフは一体何のために時系列シャッフルしたの?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

二人のアカボシ

文明崩壊後、全てを錆びつかせる”錆び風”が吹く、荒廃した日本を舞台に、
“キノコ守り”の少年・赤星ビスコと、町医者の美少年・猫柳ミロの旅路を描いた
同名ライトノベル(未読)のアニメ化作品。

【物語 3.5点】
原作1巻分の内容をジックリ1クールで。

序盤3話こそ、トリッキーな時系列前後もあるが、
後は古き良きディストピアを驀進する
アウトロー冒険譚が淀みのないペースで繰り広げられる。

掛け合い含めたノリは良くも悪くも旧世紀末のアクション映画風味。
いつも血塗れなアイツ、ま~た死に損なったのかw
やっぱりラスボスはイカれているのかw
ま~た最終決戦前に{netabare}美女とキス{/netabare}するのかw
洒落たセリフで煙に巻いているけど、これって結局オマージュと称したヒット作からのパクリじゃないかw
芸が無いなと苦笑しつつ、内心は興奮しながらTVロードショーを鑑賞していた
あの頃を思い出しますw
こういうノリが許容できるか否かが折り合いのポイント。
私は、何もかも皆懐かしい……という心境で終始楽しめました。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・OZ

聞き慣れない制作会社だが、
陣容は碇谷 敦監督が『ID:INVADED』制作時のメンバーで固めたとのことで、
作画ソースは潤沢ではないが、チームワークは良好だったのか、
工程管理不足による乱調はあまり見られず、
海獣が空を舞う等、尖った世界観の再現に注力できている。

幼少時、動植物、魚、きのこ等の図鑑の写真イラストに、
メカニックの精密さに通じるトキメキを感じた方には刺さるデザイン。
エスカルゴ空機とか最高じゃないかw

銃火器よりも、“キノコ守り”がキノコを咲かせる菌糸を仕込んだ弓矢が上位に来る。
燃費、戦費を無視したバイク、戦車と巨大生物、古代兵器との乱戦。
など戦闘シーンもマニアックだが私は好き。

世間で、右肩上がりの不揃い手書き細字フォントが猛威を振るう中、
ゴツい毛筆調のタイトルフォントや、
太字ゴシックの“群馬”看板などを譲らないのもツッパってます。


【キャラ 4.0点】
“キノコ守り”ビスコだの、町医者・ミロだの、{netabare}チロル{/netabare}だの元気が出そうな菓子名で、
アクが強いメインキャラを固める。
入れ替わりの激しい菓子業界でしぶとく生き残っている菓子名でもあり、
その点からも懐古の主張を感じます。

無敵の最強(恐)アウトロー・ビスコの猛進を、
ひ弱だったミロが知識と医術で視界を補いつつ共闘している内に、
染まっていくのも凸凹バディの典型。

ミロの姉御で凶暴ライダーでもある忌浜警備団長パウーが執拗にビスコを追跡する内に……。
というのもお約束の流れ。


生物では、横歩きより前へ突進する進化を選んだ巨大蟹・アクタガワの“暴れ馬”ぶりが強烈w
上に跳ぶためのジャンプ台でもあるエリンギと合わせ、
動植物ですら下や横道を拒絶して、諦めが悪過ぎるアウトローの生き様の熱量アップに貢献。


【声優 4.0点】
主人公ビスコ役の鈴木 崚汰さん。
個人的には『かぐや様~』の石上会計の草食系な演技の印象が強く、
無頼のアウトロー熱演は新鮮。終盤のバトルなど敵よりビスコの方が鬼気がありました。
ただ、恋バナにはウブなビスコ。動揺する声が可愛かったですw

相方ミロ役の花江 夏樹さん。
優しい町医者さん→空中から弓で狙撃する武闘派へと変貌していく成長度合いを、
声の変化を付けて好表現。最後はどっちがビスコか分からない程ドスが効いてましたw
患者をちゃんと叱れる医者こそ名医です。


彼らに対峙するのが、忌浜県のブラック知事・黒革役の津田 健次郎さん。
クライマックスでは{netabare}テツジンのうめき声{/netabare}までカバーするボスキャラぶり。
ネットリと憎悪を煽る挑発的な声で、メイン二人の怒りの演技をスムーズに引き出す。


シャビ役の斎藤 志郎さん。
荒涼としたディストピアには、ベテランの濁声(だみごえ)のスパイスが欠かせません。


【音楽 4.0点】
劇伴は椿山 日南子氏が多彩なジャンルを駆使して、
文明崩壊後の日本の無国籍感や、心情曲まで幅広くフォロー。
椿山氏に背中を任せた上田 剛士氏が
ハードなロックやテクノを剥き出しにして、思う存分暴れ回るコンビネーション♪
{netabare}最終話ED{/netabare}でもある「ぶち抜け!」辺りは中々のアドレナリンブースターぶり。

OP主題歌はJUNNA「風の音さえ聞こえない」がロックサウンドでディストピアに殴り込み♪
この方どこかで……と思ったら、『まほよめ』OP歌手だったのですね。
曲調、違うから分かりませんでした。意外とロックがお好きなんだなとw
挿入歌「フラクタル」ではバディの結束が深まる瞬間を詩的なロックで捉える。

ED主題歌はビスコ&ミロ「咆哮」
人情ノスタルジー歌謡曲?でデュエットしているのを聞いている内に、
脳裏に浮かんで来たのが、レビュータイトルだったのですが、
この曲、覚えている方どれ位いらっしゃるのでしょうかw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

68.0 4 医者で東京なアニメランキング4位
ヒーラー・ガール(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (124)
313人が棚に入れました
――歌の『癒し(ヒーリング)』を信じてる。―

声優・キャラクター
藤井かな(ふじい かな):礒部花凜
五城玲美(いつしろ れいみ):堀内まり菜
森嶋 響(もりしま ひびき):熊田茜音
矢薙ソニア(やなぎ そにあ):吉武千颯

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

クセがあると感じるかもしれませんが、心地よい作品でした。

まず、設定はちょっと飛んでる感じ。
歌で患者を治療するヒーラーを目指す女の子たちの物語。


私は「歌」や「音楽」の力をどちらかというと信じているし、勇気づけられることも、人をまとめる事もあると感じている。
また、そういうお話も割と好き。

なんかのマンガであった・・・、
トランクに入った楽譜を守る為に命を懸けた傭兵たちが言う「こんなものの為に俺たちは命を懸けたのか!」
そのトランクを抱えた音楽家が言う「これは、新しい国歌なんです!新しい国を作り、国民がこの歌を歌う・・・」
的な話とかね。

とは言え、私はミュージカル風な作品は実は苦手、背中がくすぐったくなってしまうw。
さらにもし、これがリアルでの話だったら、正直、胡散臭いか、宗教じみた話になって拒絶感マシマシだと思う、率直に言って。


でも、この作品を観て、そうはなりませんでした。


この作品を観て、オジサンである私が素直に思ったこと。

1.目的、ありたい姿があるって大事だなぁ、いいなぁ。

2.同じありたい姿を目指す仲間がいるっていいなぁ。

3.若いっていいなぁ。

でしたwww。


この作品に登場するヒーラーを目指す女の娘たちは、どの娘もとても感じが良かったです。

一生懸命さが伝わり、人を癒す存在になりたい、人の役に立ちたい、人を助けたいという、優しい思いが力強く描かれていました。

また、それぞれのキャラクタの個性も豊かで、元気にわちゃわちゃ絡み合う姿、トークにスピード感とキレがあり楽しかったです。
最終盤には、ちょっとした感情のもつれもありましたが、結局お互いを褒め合っているという・・・w。

また、折々に歌われる「歌」についても、私的アレルギーが出ることなく、自然と聞いていられました。
恐らく、なのですが、ミュージカルのように突然、唐突に始まる感じではなく、ヒーラー(癒す作業の為に)という目的があったことが私的に受け入れられた理由なのではないかと・・・、余談ですが。


あとは、ささやかですが、主人公の一人:「藤井かな」がヒーラーを目指すことになったきっかけの出来事、
コレがかな達の師匠である:「烏丸理彩」のヒーラーを目指すきっかけと重なり、さらに名もない女の子の・・・、
って感じさせるシーンは見事でした。


全体的にクセがあるような印象を受けてしまうかもしれませんが、実際はそんなことは無いと思います。

たしかに折々に歌を挟む、という特徴はある作品ですが、
若者が自分の夢に真っすぐ進んでいく姿を描き、
周囲の大人がそれを温かく、厳しく、そして優しく見守る。
とても、心地よく、涼やかで、安心して観れる、こういう世界だったらなぁと思える良作でした。

もし、印象だけで、敬遠している方がおられるようなことがありましたら、ご覧になっていただければ、と思う作品です。


I feel you,I heal you.

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ヒーラー要素がなければ素直に面白いのに…→ヒーラー要素を無視するのが正解なのかも?

歌で人を癒やす新たな医学が存在する世界で、医師見習い的な子たちが成長する感じのアニメ
話のベースに歌があることもあり、かなりミュージカルに寄せたような雰囲気
初っ端から歌ってるし歌の挿し込み方も微妙だし、多分かなり人を選ぶタイプ

{netabare}ただ、それ以上に人を選ぶのがなんとも言えない宗教臭さ
街なかで新宗教に出会ったときのような、無意識に身構えてしまう空気感が漂う
世界観がかなり現実に近いため、「歌を聞いて傷が癒える」という設定自体がかなり浮いている
制服の感じやらちょっと怖いくらい笑顔いっぱいで歌ってる感じやらが、「そういう宗教」で制作された映画を想起させる

「歌で人々を笑顔に」をわかりやすく視覚的に表現する方法として治療を組み込んだのかなってのは強く感じる
ただ、そういう医療をオマケとしてる薄味感と、歌えば心も体も癒えるっていう視覚的な強さが変にマッチしていて、
「既存の医学より歌の力を重視する集団」みたいな違和感に繋がっている

話の筋もその印象を後押ししていて、歌唱のトレーニングはしっかり描いているのに医療分野を学んでいる風景がない
仮にミュージカル自体を扱うような、舞台や劇団をテーマにした物語ならこの構成で正しいと思う
ただ、「歌唱+医療」という軸なのに片側に寄り過ぎているせいで、医療部分が謎の超自然パワーにしか見えない
そしてその超自然パワーに傾倒して揃いの制服を着込んで生活してる集団って背景を見てしまうと…

とは言え、研修の身の主人公が勝手に行った治療でキツく叱られるのは好き
後半で知り合いが倒れたときにそれを思い出して、研修の身でも出来る範囲のことをするっていうのもかなり良い展開
でも、その「出来る範囲のこと」っていうのが「歌で笑顔に」なせいで説得力が薄れてしまっているのが残念
というか治療行為と違うただの歌を歌ってるはずなのに、「イメージが進化した」とかなんとか言ってるのが…
なんかエフェクトが輝いて明らかに普通の歌と違う現象起きてる感じなのに、そこに対して肯定した風じゃ駄目でしょ

そもそも論になるけど医療に繋がる歌唱を学んでるのに、出来ることがソファに寝かせることだけってどうなの?
かなり地に足ついた舞台なのに、現代医療を蔑ろにした演出がかなり目立つ
連絡を入れた救急車より、電波届かず連絡つかない師匠のが早く到着するのも過度に既存医療を下にしてるようで、
なんか既存の医療をコケにして民間療法を賛美してるような薄ら寒さを感じてしまう

歌についてはちゃんとしたクオリティで歌える人を揃えた感じ
そのせいか声優としての演技はちょっと怪しいけど、話数を重ねたらマシになるといいかな
{/netabare}

大筋は悪くないし動きも良いし、テンポも良くて筋がシンプルで視聴しやすい
なのに見てるとゾワッとくるのが止まらない、ちょっと怖いアニメかもしれない…

3話まで視聴
{netabare}3話を視聴し、4話に入ったとこでちょっと一休み
当初感じていたゾワゾワ感は割と減退して素直に楽しめる部分が大きくなった
ただ、それはあくまでも「日常生活を描くミュージカル」として見ているから
つまりヒーラーという謎医療の要素が薄まったおかげ

2話に関しては正直ちょっとなーって感じだった
海外で飛び級して一足先にヒーラーになった子の初登場回
出会って話をしてアクシデントが起きたため歌って人助けってシンプルな筋
でも、変なライバル関係(しかも主人公に直接関係ない)を前に出してるせいでやっぱり医療は蔑ろ
オマケにここでも救急車は遅れて到着するため、単純に引き出しのなさまで感じる

歌唱シーンになると謎のイメージ映像が主体になるところや、
イメージが患者に向かったものではなく歌唱を中心にしているところも微妙な感じ
歌で癒しをって根幹に対して、癒やすことではなくヒーラー自身に描写が向きすぎている
話のテンポは良いし筋もシンプルだから全然見れるけど、
作品として描きたいことから焦点はズレてるよねって感じだった

それを終えての3話
仮免試験に向けての勉強の様子と、それを終えて燃え尽きた主人公達の様子
開幕からミュージカル調なのは個人的には全然問題ない
楽しげな歌に乗せて現状と課題、勉強会を開くとこまで綺麗に纏めていて退屈しなかった

勉強会の場面では主人公は薬学が苦手とか、緑の子が田舎に沢山の弟妹を持つことが語られる
この辺はまぁ日常パートなので特に言うことないし、普通の会話

それより気になったのは神楽舞を見てヒーリングについて解釈を語る部分
「解明されてないけどとにかく効果がある」「祈りの力」とか一気に疑似科学的な胡散臭さが…
そこの部分に理屈をつけられてないなら語らないほうが絶対にいいでしょ
「歌で癒やしを」を強調するために挿入した会話なのはわかるけど、そこに説得力があまりでていない

その後は燃え尽きた主人公達に気分転換をさせるための町内運動会
ここでまたライバルキャラがでてくるけど、やっぱ敵意を向ける必要はなくない?
ライバル関係を使って展開を盛り上げてるのは分かるし、実際に展開も盛り上がってはいる
でも、普通に競争するだけでいいのに無闇に相手を挑発するのは、
「癒やし」をテーマにしてる割に配役が雑かなと
普通に腑抜けた主人公達を叱咤する流れで良かっんじゃないかな

運動会の辺りで続く謎ミュージカル調モドキはかなり好き
燃え尽きて調子がでないせいで、ずっと練習してた歌唱から抜け出せてないって笑いになってる
周りは普通に会話しているのも、ライバルちゃんが途中から歌に乗っかるのも、
「コイツら今変なスイッチ入ってるんだなー」が一発で分かる良い演出
そして最後に全部持ってった緑の子をきっかけにスイッチが切れるのも面白い

ただ気になったのはここまでで感じた面白さって「ヒーラー」の部分以外だよなってこと
歌で癒やしを与えるヒーラーガールの活躍としては描き方が色々甘いし、
歌を生活の中心にしてる女の子の日常と思うとヒーラーより劇団員のタマゴのがよくない?ってなる
やりたいことは分かるのに、面白さの焦点がズレてしまっている
{/netabare}

ここまで見てきて、ベースになる日常ミュージカルのような空気感はすごく良く出来てると思う
少なくとも今後も視聴することにネガティブな感覚はない
ただ、ヒーラー要素の噛み合いが全然上手く行ってないので、ここが改善されるかがポイントかな



最終話視聴
結論から言うとかなり良かった
アニメの視聴中に聴ける音楽としてはかなり満足感の高い出来が揃ってる
シナリオも概ね好き……なんだけど、ちょっと気になる部分があってそこは「良い」とは言えない感じ

テンポの良さはすごく感じられて、各話のテーマも綺麗に纏まっている
{netabare}特に会話シーンは説明感がかなり薄く、小気味よく進むのが見ていて楽しい
大事な場面になると歌唱が始まるのも、メリハリがきいた見せ場に繋がっている

日常パートに近い場面はこのテンポ感が上手く作用していた印象
ベースのラインが高校生活の一年なので、季節や行事で時間経過が表現されている
その分場面説明に台詞を割く必要性が薄く、人間関係を感じさせる会話が濃く感じられた

反面、このテンポの良さは「ヒーラーの成長」を表すのにはちょっと向いてなかったかな
どんな作用で、どんな資格があって、どこをゴールにしてるかがかなり曖昧
歌唱のための舞台装置に留まっていて、主人公達が何を目指して努力しているかが弱かった
{/netabare}

「ヒーラーの設定の弱さ」は、最終話に思い切りしわ寄せがきた印象
{netabare}これまでは学校や季節に沿った物語だから違和感が無くなったのに、
最終話は時間経過がかなり分かりづらい

カナ達はどれだけの期間を外部で働いて、どうしてスカウトがきたのか、
そういう成長を示す部分が設定面にも時間経過の面にも薄い
そもそも最終話が駆け足ってのもあるけど、それ以前の積み上げがあれば説得力は増したはず


最終話はそれだけじゃなく、破門やら帰れなくなったやら無理な展開が目立つ
そんな強い言葉を使わないと視聴者を引き止められないと思ったの?
あるいは最終話には大きな展開がないと駄目って判断?
歌がかなり強力な武器なんだから、そこに自然に繋げる展開で十分なのに…
最終話は話の無理な進め方が目立ってしまい、個人的にはあまり好きじゃなかった
{/netabare}

ただ、最終話以前の話は好き
{netabare}特に好きなのは玲美の回
家族の代わりに支えてもらうことで夢に近づいた自分が、
夢を手放そうとする相手に恩を返す流れはとても良かった
歌とシナリオの噛み合いも強く、印象深い内容

文化祭の回はしっかりコミカルが成立していて楽しかった
C級試験前の合宿も、問題のシリアスさと画面のコミカルさのバランスが面白い
最終話に粗が目立っていたものの、そこに至るまでの毎話はしっかり楽しめた
{/netabare}

歌に関しては文句なしかな
{netabare}烏丸先生がマジで上手いから、教え子やソニアの歌が上手くてもなお師匠の貫禄を感じられる
ちゃんと歌を歌えるキャスティングで揃えたからこその説得力と満足感があった
{/netabare}

歌を毎話挿入するってノルマのためにヒーラーって設定を作ったけど、
そこに対する比重は実は制作陣にとって小さなものだったのかも
歌に繋げるためのフレーバーと割り切るのが視聴にあたっての正解なのかな?
区切りの良い最終話だから2期を作れるかわからないけど、
今後もこういうミュージカルに寄せたアニメが作られると嬉しいかな

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

彼女たちの歌声で癒される

ヒーラー・ガール
歌で病気や怪我を治す手助けをする少女たちのことです。
そんなことできるわけないと思う方もいますが、彼女たちの癒しの歌声を聴くと患者の心が穏やかになります。そして容態が良くなるのです。

でも、この物語で彼女たちが本当に癒してくれたのは、視聴者である私でした。
ストレスで疲れきった心を癒されたい方にお勧めのアニメです。


西洋医学や東洋医学と並ぶ第三の医学、それがヒーリング。
主人公の藤井 かな(ふじい かな)は、歌うことで医療するヒーラーを目指す見習いヒーラーです。同僚の五城 玲美(いつしろ れいみ)や森嶋 響(もりしま ひびき)と共に烏丸音声治療院で修行をしています。
その彼女たちが、いろいろな患者さんや友人との出会いを通して日々成長してゆく物語です。
彼女たちの前向きで懸命に頑張る姿や歌声に心が癒されます。

但し、一つ良くなかったのがあります。{netabare}
かなの友達の矢薙 ソニア(やなぎ そにあ)ですが、ソニアはかなが務めている病院とは別の病院の院長の娘。そのためソニアは、かなの師匠である烏丸 理彩(からすま りあ)をライバル視しています。
それだけならば良いのですが、遥かに年上でヒーラーとして大先輩の烏丸先生の名前をいつもを呼び捨てで話しています。

その行為だけで不快さを感じます。この子はヒーラーが最も大切にすべきことを知らないのではないかと思います。一般常識もないのではないかと疑ってしまいます。

どんなに技術があっても、不快さを周りにばらまく人はヒーラーには向いていません。
なぜ物語をそのような設定にしたのか、監督さんの意図が不明です。{/netabare}


以下雑談です。

人間は誰でも治癒力や免疫力があります。
ヒーラー・ガールの歌声を聴くと、患者の治癒力や免疫力が向上します。それにより病気や怪我の回復が向上するのです。
例えば、好きな歌手の歌声を聴くと疲れがとれたりしますよね。それと同じようなものです。
これは科学的に証明されています。但し、このアニメのように効果てきめんというわけではありませんが、何度も何度も好きな歌を聴くことにより、心のストレスはかなり緩和されるようです。


また、昔から病気や怪我を治すときに「手当をする」という言葉が使われます。
これは文字通り、患部や傷口に手を当てて治したことが、この言葉の由来です。

祈祷師や親族などが手を当てることにより、傷口からばい菌が入ることを防ぎ、病気で弱まった患者の治癒力を向上させることができます。
もちろん昔の人たちは、ばい菌や治癒力などはわかりませんでしたが、手を当てるだけの行為も、一種のヒーラー療法だったのですね。

【大切なお話】{netabare}
3人の少女たちの仕事着の白い服の隙間から素肌や下着が見えるかもと期待されている男性の方へ
どんなに目を凝らしても、スローで再生しても、素肌や下着は見えませんので…
私が確かめました(^_^;){/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 30

83.9 5 医者で東京なアニメランキング5位
【推しの子】(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (667)
1873人が棚に入れました
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。 ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。 彼女はある禁断の秘密を抱えており…。 そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。

声優・キャラクター
アイ:高橋李依
アクア:大塚剛央
ルビー:伊駒ゆりえ
ゴロー:伊東健人
さりな:高柳知葉
アクア(幼少期):内山夕実
有馬かな:潘めぐみ
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アンチアイドルものとして秀逸かも。ただ星野アイが強烈すぎた。

 1回目視聴時は、作品の見方を間違えて脱落しました。時間をおいて冷静になって本作を見てちょっと思った事と何で見方を間違えたのか、です。

 本作の位置付けなんですけどちょっと「まどかマギカ」を思い出しました。つまり同作が魔法少女モノに対するアンチテーゼだったように「推しの子」は「アイドルもの」あるいは「アイドル」というジャンルに対するアンチテーゼなのかな?と。
 その点で出来は良いのですが、まどマギほどのインパクトは残せませんでした。それはやはり星野アイのせいかな、と思います。

 本作のある意味での不幸は1話があまりに強烈でした。星野アイが魅力的、挑戦的、挑発的すぎて、私には星野アイそのものがテーマに見えてしまいました。星野アイについて全編通じてじっくりと描かれて行く話かな、と思ったわけです。その視点で見ると、1話は名作ですが、その後どんどん本題からズレて行っているように見えます。

 まどマギの3話と同じ役割ですが、しかし本作の1話はクオリティが高すぎた気がします。しかも一挙放送ですからインパクトが半端じゃないです。私は8巻くらいまで既読ですが原作もしょっぱなの星野アイパートはあまりに強烈です。絵もいいんですよね。

 ただ、今回冷静にその続きを見ると、アイドルを中心とした芸能界について丁寧に取材し「裏側」つまりは「虚構」「嘘」を描いています。ネットアイドル、実写化、子役、恋愛リアリティショー、アイドルの給料、ダイコン役者…等々要素を1つ1つ描いています。リアリティがありすぎるのか炎上したり、説教臭いと言われましたが、しかし、それだけよく取材しているという事でもあります。

 もちろん嘘がテーマであることは明示されていますので、ちゃんと読めている人には今更何言ってるの?でしょうが、星野アイの生きてきた痕跡を見る物語と思ってしまうのは無理からぬことだと思います。

 アクアとルビーが転生者でアイの何か(嘘と愛?あるいは嘘と魅力?)を引き継いでいる…かの様にみえる目の星も、芸能界あるある、芸能界の裏側という作品のテーマに注目するのには阻害要因になっています。

 そうやって見ると、芸能界のダークサイド、嘘と虚構を丁寧に見せて行く、つまり「偶像としてのアイドル」とか「アイドル物」の解体なのかな、と。そのためにアイの妊娠が必要だったのではないか?と思います。

 ただ、アイの妊娠の相手についてはサスペンスとして残っているのが上手いところで、それがストーリーの中心になりつつ展開しているのでアイについての物語も当然語られるでしょうし、そこは楽しみです。

 OPの「アイドル」の歌詞や小説「45510」を読めば、本作がアイドル=嘘を中心に語っているのが分かります。ただ、どこかで子供たちに残した言葉以外の愛が語られる気もします。
 それは廻りまわって、アイドルへ愛とアイドル肯定の物語になる可能性は感じます…が、現時点ではよくわかりません。今のところ裏側、虚像、アンチになっています。

 そして気になるのはタイトルの魚尾ですね。原稿用紙の真ん中の【 】っぽい記号です。何が言いたいんでしょう?夢オチ?それとも本作そのものが映画の中?とにかく虚構・フィクションの予感はあります。


 評価は4.0にしてましたが、4.2に変更です。ストーリーを3.5から4にあげます。途中で終わっているので完全な評価が出来ないのでちょっと減点があります。
 キャラは…まあ5しかないかなあと思いつつ、やっぱり星野アイが強烈すぎて、作品のバランスを崩したと言う点で4.5のままにしておきます。
 作画はやっぱり背景美術は気に入らないのですが、人物はいいです。3.5を4にします。
 音楽の5はやっぱりOPなんですけど、本作のOPってOPアニメの魅力が支えるところが大きいんですよね。音楽だけならそこまでバズったかわからない気がします。ただ、映像時代の音楽としてアニソンがなぜ売れるか?と言うとやはり映像そして「キャラ」「物語」とセットだから、というのはあると思います。




以下 1回目視聴時のレビューです。

テーマ・ストーリー・設定の構造を取り違えていたかも…

{netabare} 途中で断念しましたが、2期が来るということで結末だけは気になるので多分見ることになると思います。2期発表と同時に一応1期全話確認しました。

 本作については、原作を読んだ時点では、以下のような話だと思っていました。

 ストーリーは、星野アイというスーパーアイドルの殺された原因である恋愛あるいは性交の相手、その情報を犯人に漏らした相手を見つけ出す。
 テーマは「嘘と愛」であり、星野アイがどういう生き方をしてきたか、アクアが芸能界の追体験をすることで理解する。
 話の舞台・話を進めるためのエピソードとして、芸能界の虚構性つまり嘘の部分と、恋愛の部分つまり愛の部分を描く。
 こういう構造かと思っていました。


 ですが、改めて原作ではなくアニメを見て、ひょっとしたらですが見方を間違っていた?と思いました。

 ストーリーは、アクアがアイが生きていた芸能界に染まりつつ嘘と恋愛を知って行く。
 テーマは、各エピソードで芸能界の虚構と現実の部分を赤裸々に描く。
 舞台・設定は、星野アイというスーパーアイドルが殺された世界に転生した熱狂的なファンが星野アイ殺しの裏の事情を探って行く。

 つまり、私は星野アイの20年…あるいはプロファイリングによれば15歳の時に何があったかを追う。星野アイというアイドルの象徴的存在をアクアが知って行く。つまり、星野アイにとっての愛と嘘=アイドルとは何かを描いて行くのがメインの話かと思っていました。
 が、実際にこの作品が描きたいのは芸能界や各種クリエーターの虚構とか裏事情を特に作者は描きたいのかなあと思いました。

 
 当初、これだけ色んな形で子役、実写化、アイドル、ユーチューバー、恋愛ショーという形で、様々な見せ方をされている意味がわかりませんでした。ですので、話が引き延ばされて冗長だなあと感じました。 
 本作原作が段々つまらなくなってゆく…と私が思う原因が、一つは恋愛リアリテショーで星野アイの秘密に何も絡まないじゃん、と思った事が一つ。
 そして2期の冒頭からあるであろう、東京ブレイド多分「刀ラブ」の舞台が本当に演技の話ばっかりになるからです。このパートで私の心は原作から離れました。

 ですが、逆にこういう芸能界・SNS等の様々な形を丁寧に切り取られて見せられると「あれ?こっちがテーマで星野アイが舞台だった?」と思ったわけです。あまりに主義主張が激しいですよね。
 となった時に、私はあくまで物語の謎、星野アイというキャラクターに興味があるのであって、芸能界の裏側には興味はあまりありません。

 そして1話がちょっと色褪せます。あの話はほぼ「パーフェクトブルー」の焼き直しですが、換骨奪胎して一人のスーパーアイドルの人生を追う冒頭としてはものすごい物語だなあと感心していました。が、本当にこの調子で最後までいくならかなりがっかりです。


 で、まあ、それとは別に謎についての仕掛けですが、気になっているところです。

 星野アイが転生している可能性ってないんですかね?あるいは星野アイの相手が転生してないか。
 医者が死ぬ前に、アイは妊娠していたのに転生した矛盾って何かあるんでしょうか?タイムリープとかはないのか?
 星野アイを殺した犯人と医者を殺した犯人って本当に同一人物なの?そこに仕掛けはないの?
 瞳の星の意味は何かありそうですよね。アカネの瞳に宿った以上遺伝だけではなさそうです。

 それとタイトルの「推しの子」の手偏が切れて土偏みたいになっている理由。子のデザインももちろんです。「の」が瞳になっているのは分かります。強調のカッコである【】の意味は?そうではなくて【】の前後に線が入っていますので、カッコではなく原稿用紙の真ん中、魚尾(ぎょび)つまり創作物ということ?推しの子という存在自体が創作だと言うメタ的な仕掛け?


 本作OPは良いですよね。水星の魔女の1期といい内容を織り込んでいるのに好感がもてます。
 そして、アニメの作画は星野アイを初め、アイドル的な場面の作画は大したものだと思います。が、やっぱり背景美術とか、舞台以外の作画は止め画がかなり多いし、線の感じなども私はあまり好みではではありませんでした。

「断念」から「見終わった」になりますが、ストーリー・テーマは思っていたよりも深くないかも、などと思ってしまいました。改めて家に積んである8巻まで読んで、考えてみます。{/netabare}


 

以下 3話断念時のレビュー

{netabare}  断念です。原作8巻くらいまで読んでいるので、そことの違いがないのと、アニメならではの展開がないのを確認しました。OPもPVが公開されてます。

 断念の判断の理由なんですけど、1つ目がアイドル星野アイとはどういう人間だったか、というアウトラインを後からアクアが知って行くという話が大筋になるのかと思いますが、そこが弱いんですよね。つまり1話がピークでそこから2、3話とダダ下がりです。
 もちろん原作を知っているというのもあるんですけど、原作視点でも同じ感想です。結果的にアイドル恋愛もの…になってしまった気がします。(ひょっとしたらアクアが芸能界で生きて行く、恋愛をする(してみる)というアイの追体験を通じて何かを知る、感じるというのはあるかもしれませんけど)

 また、45510という小説が後付けで発表になったのは、つまりストーリーでそこを丁寧に追わないということでしょう。それは作品としては大きなマイナスポイントです。そここそが作品で一番見たい部分です。これをアクアが犯人を追う過程で知るべきでしょう。正直この小説が出たからアニメも漫画も断念する気になりました。

 2つ目が、原作のキャラデザというか絵の雰囲気が中途半端に再現されているアニメとしては見づらいです。しかも、その人物が完全に浮いてしまうような適当な背景美術をなんとかしてください。いくらなんでも適当すぎでしょう。アニメとして画面に魅力が無さすぎます。これも1話のアイが動くシーン以外はですけど。
「その着せ替え人形は恋をする」でもちょっと感じた感覚です。いわゆる狭義の作画はそんなに悪くない感じなんですけど、絵作りです。

 3つめがこのペースだと原作を追い越して結末まで描く気がないだろうと判断したからです。

 ということで、原作がもともとアイデアはものすごく良かったし1巻(アニメ1話)は最高に良かったのに、その後がついて行けていなかったのが最大の失敗でしょう。
 人気作なのでレビューもいっぱい出てくると思いますので、そちらを後で確認します。それと連載で結末が出たころに一気読みするかもしれません。あるいはアニメが原作に先だって、最後まで描き切るなら見直します。

 なお、OPフルコーラスの歌詞に「マリア」という単語が出てきました。マリアが妊娠するのは世界で一番有名な理由ですよね?ですので、そういう結末な気もします。むろんアイドル=偶像でイコンとしてのマリアかもしれませんが。
 あるいは歌詞から言って愛を知るためだけのお試しだったという気もします。興味が残るのはそれくらいですが、2話以降でそこが中心にならなかったのが残念です。

 評価は1話があるので比較的高いですが、アニメになるとトータルの作品で見たときいろんな部分がアンバランスで、見ていて気持ちが悪くなる作品でした。

 なお、原作未読の方は、そうはいっても途中までは普通に面白いのでアニメで見る意味はあると思います。{/netabare}




以下 1話のレビュー

1話 面白いのは知ってますが、長期連載の弊害もある作品かなあと。

{netabare}  最近ではめずらしく本屋で1巻の表紙でジャケ買い大人買いした作品です。本当に魅力的な表紙です。ですので、中身は当然知っています。

 感想は言い辛いです。現段階では原作でアニメの1話部分をもうちょっとじっくり見せて欲しかったということですね。つまりアイの深掘りですね。テーマ的にもドラマ的にもです。まあ、本当はこんな長期連載の予定ではなかったのだと思います。

 そして人気が出たことがちょっと悪い方に作用した作品かなあという気がしなくはありません。アニメ1話部分は本当に面白くて引き込まれました。人気は当然ですけど、こういう作品は終わりを決めて、7巻とかくらいで終わらせてほしかったなあ。そのほうが密度が濃くて結果的に名作になると思います。まあ、書評ではないので、これくらいにしますけど。

 それにしても、最近作画水準が高いアニメが多いせいか、こう止め画が多いとちょっと画面的に退屈ですね。1話くらいもっと動かしても良かった気がします。舞台のシーンは頑張ってましたけどね。

 横槍メンゴさんのカラー絵は本当に魅力的なので、そこの水準は無理にしても、もうちょっとなんとかしてほしいかなあ。

 感想として何が言いたいかというと、結末を原作者とアニメ制作陣で共有しているなら、ストーリーを圧縮して結末まで描いてほしいなあ、ということです。{/netabare}



追記1話は「パーフェクトブルー」に匹敵する素晴らしい出来でした。

{netabare} 追記 1話の出来の良さについて描くのを忘れていました。1話目は施設育ちで愛を知らない「アイ」が、愛していると嘘をついている。だから、自分の最愛の子供たちに愛していると言えなかった。そしてアイが愛していると言えるのは、どうなった時?という話です。

 現状でも相当素晴らしいのですが、正直言ってこの1話だけをブラッシュアップすれば今敏監督の「パーフェクトブルー」と比肩しうる作品になれたかなあと。特にアイというキャラの深掘りがあればなあという気がします。テーマ性は良いし、舞台設定、謎とストーリー展開もエンタメとして本当によくできていました。

 ファンタジー部分については、アイドルのピークで事件が起きないといけないこと、そして、赤ちゃんとしてアイが接しているうちに事件が起きないと、それを理解する自我が赤ちゃん側にないといけないので、こういう形のドラマを作れなかったと思いますので、必然性をちゃんと感じました。

 という感じで私の印象では1話がピークではありますが、そうはいってもその愛を知らないアイが誰の子供を作ったのか?という最大の謎がありますのでその点は目が離せません。

 で、1話目のEDで流れたYOASOBIの曲ですけど、この1話のテーマそのものを歌っていました。フルバージョンのPB付きがアップされていますが、この曲だけでも作品の1話を奇麗に1つのドラマとして歌いきっており、大変すばらしい曲になっています。
 これを1話だけの使用で2話以降曲を変えられたら、素晴らしい演出力だと思いますが、どうでしょうか?

 それと作画は再視聴すると思っていたよりもマシでした。ただ、アイが出ているパートとそれ以外の出来に差がありすぎる気もしました。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 35
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「それでも光はあるから」

赤坂アカ氏・原作の連載コミックは未読。

【物語 4.5点】
題材は芸能界の裏側。

初回から90分SPでインパクトを残す。
あとは数話完結エピソードで適度にヤマを作って勢いを持続させる。
最近のバズる1クールアニメの構成として理想的。

その中でアイドルの虚実。
演技力だけで決まらない役者のキャスティング。
リアリティショーを巡るネット、SNS上のエゴサ、炎上。

多くの人が芸能界に対して薄々感じている、こじれた部分を、
踏み込んで言語化して、よく映像化してくれたと共感を得ていく内容。

7話の{netabare} ネットリンチ{/netabare} はここまでエグッて来るのかと戦慄しましたし、
3話にて語られた、良い原作を良い映像作品にしたいという純心だけでは通らないドラマ事情。
それでも現場スタッフはより良い物を作ろうと奮闘してはいるという描写。
私も、今後アニメ化で好きな原作を台無しにされた時も、少しは優しい気持ちで受け止められそう?ですw


主人公少年・愛久愛海(アクアマリン)は{netabare} 母であり推しであるアイ{/netabare} をあんな目に遭わせた芸能界の連中への復讐に燃える闇サイド担当。
妹・瑠美衣(ルビー)は母も輝いたアイドルに憧れを抱く光サイド担当。

両サイドを行き来したり、交錯させたりすることで、
闇は深いけど、人を惹き付けてやまない夢の芸能界を演出。

またアクアの復讐闇堕ちルートを思い留まらせるルビーのアイドル光ルートという構図も、
葛藤の軸として確立されており、制作決定している2期以降も安定して期待できます。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・動画工房

きらびやかなステージのスポットライトにトップアイドルの瞳の煌き。
芸能界のキラキラを表現する極彩色のカラーが強烈。
裏に潜む嘘の存在を否応なしに意識させられる、“価値ある不快感”を提供。

反面、芸能界の本音やトラウマを描く時は、しっかりと色数を落とす。
地味にアクアが業界の裏情報を探るため鏑木と会談するモノクロに近い映像も印象的。
灰色の店内で裏話を交わす2人の男。そして、闇に浮かぶ{netabare} 4万円の寿司w{/netabare}

カラースクリプトも数多く担当した助監督の猫富 ちゃお氏。
要チェック人物としてマイリストに登録されました。


動画工房の主力・谷口 淳一郎氏ら“作画育成監督”を複数人擁する陣容も特徴的。
この作画育成監督、近年ではCloverWorksの岡 勇一氏も務めるポジション。(※)

過酷な労働環境などを背景にした、技術継承不足が呼ぶ、さらなる人材不足という地盤沈下の悪循環。
アニメ業界も、芸能界と同じく、色々と闇を抱えているようですが。

作中でルビーたちが{netabare} 新生B小町{/netabare} により芸能界に光をもたらすのかと予感させるのと同様に、
日本のアニメ業界も、社内育成体制の整備と内製回帰による基盤強化で、将来に光明を見出していこうという意志を感じます。


【キャラ 4.5点】
“10秒で泣ける天才子役”有馬かな。
子役の旬が過ぎて見向きもされなくなった高校時代にアクアらと再会。
CV.潘 めぐみさんの濁声で、骨身に染みた芸能界の現実を語る解説役としても重宝する。
{netabare} 新生B小町のセンター{/netabare} も決まってましたね♪

また、必要なのは有馬かなという元・子役の名前だけ、良い演技より波風を立てないことを求められる現場で放った、
ドラマ業界騒然の会心の演技。
{netabare} 「それでも光はあるから」{/netabare}
矛盾だらけの芸能界をも照らすメタファーとして私の心にも深く刺さりました。

今後も有馬かなは{netabare} アクアを巡る黒川あかねとの三角関係?{/netabare}
など恋愛面でも活躍が期待できそうです。


人気“高校生ユーチューバー”MEMちょ。{netabare} 新生B小町メンバー。{/netabare}
メディア横断的にバズる導線を引くネット工作能力が貴重。
衝撃の{netabare} 実年齢25歳、7歳サバ読みの{/netabare} カミングアウト。
芸能界の過剰な早熟性欲求へ一石を投じる意味でも有用なキャラです。


【声優 4.0点】
主人公アクア役の大塚 剛央さんは近年ブレイクし始めている若手声優。
ルビー役の伊駒 ゆりえさんに至ってはメインキャストは初の新人。
大塚さんは闇堕ちを危惧させる怪演などで片鱗を見せていますが、
伊駒さんは演じるキャラ同様、芸能界の闇に放り込むのが憚られるピュアさを感じます。

1期目は正直、有馬かな等、強烈なキャラ勢に埋まってる感もあったメインお二人。
シリーズを重ねる中でどう染まるか、化けるのか。
伸び代にかけた意図を感じる新人、若手起用だと思います。


カリスマアイドル・アイ役の高橋 李依さんが、初回の衝撃の掴みを支える。
天才若手女優・黒川 あかね役の石見 舞菜香さんが、8話の起死回生の演技を押さえる。
要所を締める声優の役者魂も光りました。

発声方法が謎なのが“覆面筋トレ系ユーチューバー”で苺プロの稼ぎ頭・ぴえヨン役の村田 太志さんのアヒル声w


【音楽 4.0点】
伝説のグループ・B小町の楽曲群は、やや昔のアイドルリバイバル感を醸した構成。
自己紹介&ヲタ芸煽り曲「サインはB」の作詞・作曲が大石 昌良さんというのがツボにハマります。
『~GRIDMAN』の主題歌同様、大石さんは懐古な心をくすぐるのがお上手です。


OP主題歌はYOASOBI「アイドル」
Ayase氏が原作漫画が好き過ぎて、インスパイアされた楽曲を複数作曲していた所、
タイアップの話が舞い込んで、その中の一曲が世に出た形。
歌詞世界は原作者が書き下ろした短編小説「45510」を元に展開。

「45510」は現在ヤングジャンプHPで期間限定公開されていますが、
私はアイのメガジャケ目当てでポチった「アイドル」CD版の付録で読みました。

2番を聴いて感じていた、1期では描写されなかった{netabare} アイのグループ内人間関係{/netabare} が、
真相に深く関わっているのだと再確認しました。

かわいいを表現しようと挑発的に語尾を上げるikuraさんのボーカル。
キャッチーな音をクドいくらい重ねるアレンジ。
良い意味で耳に障る構成で、アイドルと嘘というテーマを体現した力作。
AMVもYouTube2億回再生も納得の出来栄えです。


ED主題歌は女王蜂「メフィスト」
こちらはアヴちゃんが長年構想していた、人の願いを叶えるためにどこまでやっていくか?
という楽曲テーマが、作品と出会うことで結実し、日の目を見た形。
「メフィスト」はゲーテ『ファウスト』で登場する悪魔。
本曲では願いの悪魔の意が込められたとのこと。

毎回引きを強くするイントロが優秀なEDでもあります。
引きでは、時に囁くようなモノローグだったり、息を飲むカットだったりしますが、
音響が小さな音量のセリフ素材をイントロに負けないよう調整し、印象的な幕引きを演出したとのこと。
楽曲のパワーだけでなく、細かい音響の仕事も作品を支えていました。

尚、EDにも実写MVがありますが、こちらは視聴するのに相当な覚悟が要ります。


【参考文献】※CloverWorks公式ホームページ「STAFF INTERVIEW 岡勇一 クリエイティブ事業部 演出・作画ルーム 作画育成監督 培ってきた技術をすべて後輩に継承していきたい」




【第1話(90分拡大版)先行上映感想】嘘つきはアイドルの始まり

長いので折りたたみ。
{netabare}
アイドルは嘘で人々に夢を与える偶像。
嘘こそアイドルの本質。
こんな捻くれた考えを持った私。

本作の「この芸能界において嘘は武器だ」とのキャッチコピー。
主人公のアイドル・星野アイの“しいたけ目”を越えた“キラ星目”。
嘘臭すぎてかえって惹き付けられる極彩色の強烈なビジュアル。
これはさぞ濃密な芸能界の嘘を暴き出してくれるに違いないと、注目していた期待作。

加えて展開が衝撃的との評判は耳にしていたので、
まずは是非とも映画館で気持ち良く驚いてみようと、
今回の鑑賞まで情報シャットアウトして挑みました。

結果、本当に驚きましたし、取り扱う嘘は胃もたれして吐き気を催すくらい濃厚でした。
基本設定に{netabare} 推しの子供として転生した双子{/netabare} というトンデモがありますが、白けることはなく。
むしろ芸能界を徹底的に相対化できるポジションに視点を置く。
口の固い大人が油断して本音をこぼしてしまうキャラクターを活かす。
芸能界の嘘と現実にまつわるテーマの深掘りも怖いほど快調で引きずりこまれます。

例えば、ネット上で、あの娘の笑顔は作り物っぽくて嫌いとのアイドルアンチを見かけます。
あれも本作にかかれば、作り物も何も、芸能界の笑顔は全て人工物。
結局、人々は各々が、どの嘘が綺麗でしっくりくるか否かで、あれは本物じゃないだの叩いているに過ぎない。

さらには夢を壊されたと荒れるアイドル恋愛問題。
俳優の実力より事務所のパワーバランスによって決まる出番の尺の長さ。
真偽そっちのけで他人の不幸すらコンテンツとして消費する下衆な大衆。
嘘に踊らされる世間の風刺は多岐に渡り、シナリオ展開との合せ技で打ちのめされます。

初回90分で、まだ物語のプロローグに当たる第一章にしてこの密度。
序盤力は近年でも屈指だと感心しました。


アニメーション制作は動画工房。
手描き重視のアイドルライブシーン等で、世間が待望する綺麗な嘘を好表現。
目力の強弱が激しいキャラ素材を活用した心情描写も気合が入っていました。

主人公・星野 アイ役の高橋 李依さん。
作中アイドルソングも歌い、ミリ単位で供給する笑顔を微調整する狂気をフォローし、
嘘が本当になる未来や愛を求めて嘘を重ねる業も表現する。
持てる引き出しを全て開け放ったような見事な演技でした。

今回のラストではOP主題歌のYOASOBI「アイドル」も公開。
楽曲のために原作者が書き下ろしたという小説を元ネタに、
アイドルグループの本音を、韻を踏んでえぐってくる攻めてるアニソンでした。
OPの先攻を受け、後攻の女王蜂がED「メフィスト」でどう応えるのか。今から戦々恐々ですw


嘘を追求した先にあるのは真実か?代償か?
人は愛を取り戻せるのか?

初回から刺し違える覚悟で挑みたい。
2023年・春アニメ、台風の目です。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 47
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

【666】世界の中心でaiを叫んだ【獣】

●ハウルの動く城の主人公

点と線は繋がります。

薬物案件で逮捕された酒井法子&高相祐一ペアでありますが、彼らと親しかった
工藤静香&木村拓哉ペアはお薬パティーの仲間だったということらしいです。

{netabare}かつては業界で力を持ち権力を握っていたジャニーズ事務所は数々のスキャンダルを
華麗にもみ消してきました。

カリスマの変態的な社長様亡き後、鉄壁の牙城は崩れます。

かつてもみ消してきた数々のジャニタレのスキャンダルが時限爆弾のように炸裂するのでしょう。

アイドル業界や芸能界のお薬パーティー事案については既に週刊誌で指摘されているわけですが
例えば某vexの社長や経済界の重鎮も参加メンバーであると言われています。

広末涼子、酒井法子、工藤静香、ジャニーズ、秋葉系アイドルだけが
例外的特殊な事例だったのでしょうか?

芸能界の裏事情を暴露しまくる「立花孝志」曰く、芸能人とは汚らわしい存在なんだとか。

「立花孝志」にとっては千載一遇チャンスが到来したわけですので
NHKはもちろんその背後にいるマスメディアの元締めであるラスボスの
「デンツウ」をもぶっ壊すつもりで突貫攻撃仕掛けてくるでしょう。

「デンツウ」が傾けばアニメ業界や声優業界も無事ではないでしょうが、この際
ヤクザチンピラみたいな集団とは縁を切るのが健全であると言えるでしょう。

逆に言えばアイドルとか芸能人とかいう存在は健全とは真逆の人種であるのです。{/netabare}


●ジャニーズ問題がボディブローの如く徐々に効いてきて

国連が芸能界の闇に介入したことにより当然の如くその余波も
相応の結果をもたらすわけであります。

芸能界の起源とは、{netabare}そもそもヤクザチンピラの類が中心となって行われる見世物小屋
みたいな興行活動にありまして、更に悪いことには「デンツウ」というある種の
独占的巨大組織がこれに関わり、隠蔽体質の特殊な業界を作り上げたわけですので
当然の如く報道機関を含め自浄作用なんてものが働くわけがありません。

ジャニーズ問題はアイドル業界だけではなく、芸能界やマスメディア、{/netabare}そして
声優業界、アニメ業界にも波及する話であります。

国連が日本を訪問しこの問題に関する聞き取り調査を実施したわけですが、
枕営業が最も惨い状況にあるのは「声優業界」であるとも言われています。

広末涼子や加護亜依やグラビアアイドルKYが反社と関係しているという事例は
氷山の一角でありまして{netabare}、芸能界とはそもそも反社であり、経営陣の中枢や裏にいるのが
そういう連中でありますので一皮剝けばみんな真っ黒ということになるが当然のオチであります。

「アイドル」に夢を見る人もいるのかもしれませんが、反社を間接的であれ支援するのは
果たして倫理的に考えて許されるべきかという問題を突き付けられたならば、
現実逃避的な芸能界の妄想から立ち返り、リアルに向き合うべきでしょう。

政界・財界・芸能界は当然の如く繋がっています。

芸能界の起源が見世物小屋でも、マスメディアと結託しドル箱産業に変貌するなら
金のなる木を求めて飢えたハイエナたちが群がってくるわけであります。

そういう意味では芸能界に薬物を流していた「関東連合」は氷山の一角であり
「関東連合」という組織が壊滅しても、後から後からより凶悪な反社集団が
新規参入していくだけの話であります。

アイドルも芸能界も薬物売買も儲かるからやめられない止まらないわけであります。

小金を得た芸能人たちに悪い遊びを教えたのは、例えば「関東連合」なのでしょう。
アイドル含め多くの芸能人が嵌る悪い遊び、それはドラッグを用いた乱交パーティーでございます。

「この宴」の起源は【女神信仰】の儀式でありますから、まさに【アイドル】にうってつけの儀式
と言えるのが何とも皮肉な話ですが、そもそも【アイドル】とはそいうものでありまして
現実逃避で「アイドル」を美化している方がどうかしているとしか言いようがないのが
非常に残念な現実であります。{/netabare}


●アイドルの【灯火】

今期作品中で評判だけは異様に高かった本作でありますが{netabare}・・・
これまでの結果について言うなら、1話がピークの微妙なイマイチ物語でありました。

主人公によるミステリー要素ありきの復讐物語展開には期待が持てたのですが
ジャニーズ問題が発覚した後で未だ【アイドル】が人気者であるという思い込み
妄想ごり押しの思想傾向には違和感しか抱けません。

広末涼子の不倫問題の件が世を賑わせておりますが、広末涼子が
枕営業アイドルであったのは割と有名な話でございます。

夫のキャンドル氏の証言にしてもどこまで信憑性があるのか疑わしいところでありますが
広末涼子が精神的に病んでいるというのは、本当のような気がします。

メンタルが病んでるアイドルの代表格と言えば「レディーガガ」でありまして
病みの理由は「光明信者」の【イルミナティ】と契約したことにあると囁かれています。

レディーガガがまるでお笑い芸人みたいなヘンテコなファッションをするのも
【イルミナティ】の思想、つまり【サタニズム】に毒されているからでありまして
ハリウッドスターにはよくあることらしいですが、ガガも【MKウルトラ】の洗脳を
受けているという話であります。

レディーガガには、【サタニズム】関係のお友達がいまして「マリーナ・アブラモヴィッチ」
という芸術家なのですが、その思想表現やアート表現が常軌を逸しているような感じでありまして
極めて過激なパフォーマンスをする謎に満ちた人物だったりします。

レディーガガとマリーナ・アブラモヴィッチで画像検索かけますとグロ系のものが抽出されます…

レディーガガという「アイドル」とマリーナ・アブラモヴィッチという「芸術家」との関係性は
広末涼子とキャンドルジュンとの関係性と酷似しており、どうやらキャンドル氏には
宗教的なバックボーンがあるとの話であります。

「キャンドル」は【灯火】でありまして、【自由の女神】が右手に掲げる【光明】であります。

【灯火】も【星の光輪】も【イルミネーション】=【光明】であり
【光明】を神聖視し、「光の祝福を受ける(ことを願う)」ものを【イルミナティ】と言います。

【イルミナティ】のルーツは「古代宗教」にあり、「星などの天体」を神と崇め
神聖視するという古代宗教に由来するものであります。

古代宗教は【呪術】と深い関係がありまして、【呪術文化】と密接な繋がりがあるのが
「刺青」であり、「ピアス」や「ネックレス」などの装飾品であります。

キャンドル氏と言えば耳のピアスが印象的でありますが、全身には
タトゥーを入れているとのことであります。

灯火やピアスやタトゥーに特別な価値を置くという思想傾向は
古代宗教信者のものと完全に一致します。

レディーガガも体にタトゥーを入れていますが、ピアスやタトゥーの由来は
【シャーマニズム】にあるのでございます。

もしかしたら古代宗教とは大昔に廃れたものだと思われるかもしれませんが、ピアスやタトゥーなど
の影響を見る限りにおいては、廃れるどころか現在進行形で脈々と受け継がれているのであります。

【ネクロマンサー】という黒魔術師も【呪術使い】と同じような存在でありまして
【ネクロマンサー】が使う【ネクロマンシー】なる秘術は、幽体離脱させたかのようにして
人から魂を抜き取り、「マリオネット」のように人を操るのであります。

要するに【ネクロマンシー】とは「マインドコントロール」術であり、
CIAが秘密裏に研究していた【MKウルトラ】の洗脳と一致するわけであります。

【MKウルトラ】をそもそも研究していたのは「ナチスドイツ」でありまして
ナチスのシンボル「卐ハーケンクロイツ卐」=鉤十字の由来が古代宗教であるように
ナチスドイツの思想傾向は【オカルティズム】に毒されていたということであります。

「アイドル」とは古代宗教の【女神の偶像】であり、信者を動員して宗教的な儀式を
とり行うのであります。

アイドルイベント=儀式で「サイリウム」を振るのも宗教思想が背景にありまして
サイリウムが光るのは【光明】を表し、棒状であるのは【オベリスク】を表しているからであります。

「マスメディア」の発達により「アイドル信者」の大量確保が可能となったのは画期的なことで
あると言えますが、基本的に信者獲得に使われるのは【ネクロマンシー】という
マインドコントロール術でありまして、古代宗教の手法はいまだ健在であると言えるでしょう。

アイドルが好きで好きでどうしようもない人には言っても無駄なのでしょうが
アイドルという発祥自体が非常に胡散臭いものを好意的に受け止めたり、
好意的に描いたりするのなら、それは洗脳の類が背景にあると考えるべきであります。

嘘と虚飾にまみれたアイドル業界や芸能界も間もなく崩壊することになるでしょう。
【グレートリセット】によってもたらされる大混乱にいいことなど一つもないのでありますが
せめて、すべての過去の常識が大混乱の時に完全崩壊することにより、洗脳から抜け出せる人が
一人でも多くいることを願うばかりであります。

アニメとは所詮フィクションなのでアイドルが活躍する物語があっても別にいいじゃないか
と思う人もいるのかもしれませんが、本作も見事に古代宗教の思想まみれで
【六芒星】を瞳の中に描くとか【オカルト】表現が凄すぎて、ニュートラルでないのが
問題であると言わざるを得ません。

アニメとは出資者を満足させるために存在しますので、そうなるのは当然と言えば当然ですが
思想のごり押し傾向がここまで惨いといよいよ世も末ということなのかもしれません。

LGBT法案、マイナカード、コーロギパン、アイドルとごり押しが惨過ぎる世の中に
違和感を感じない人がいないなんてことはないと願いたく思います。 {/netabare}

●カリマ✡アナ

本作のタイトルは【推しの✡子】でありますが、【oshino✡ko】と
表示されたりするパターンもあるようであります。

【oshino✡ko】は【星の子】の【アナグラム】であると考えられまして
【星の子】と言えば「星野アイ」ということになります。

【星の子】が歌詞にあるEDソングのタイトルは【メフィスト】であります。

【メフィスト】は{netabare}【悪魔】でありまして【悪魔の角】を生やした「MEMちょ」と繋がるわけですが
【666】を【悪魔の数字】と解釈しますとOPで【666のOKサイン】をしてる
アリマカナにも繋がります。

【星の子】たちは「星野アイ」の瞳が象徴するように天体の「光輪」を神聖視しますが
それはつまり「光の祝福を受けるもの」を暗示しており、「光輪」を有難がる【星の子】たちは
【イルミナティ】ということになります。

アリマカナのように【666のハンドサイン】をするアイドルとして有名なのが
【レディーガガ】でありまして、一説によると熱狂的なLGBT推進論者でもあり
敢えて「レディー」という名前を付けることからしても性別に疑いが持たれていたりします。

「メフィスト」を歌う女王蜂はLGBTでありまして、レディーガガと思想性において
かなり被るところがあるようにも思えます。

レディーガガの性別について疑いがもたれる最大の理由は、彼女が【イルミナティ】で
あるからでありまして、【ルシファー信者】で有名なガガは同性愛推進論者であり
同性愛推進思想は=【サタニズム】ということになるのであります。

「アイドル」という曲の歌詞にもある通り「アイドル」とは嘘つきでありまして
それは「一番星」=【宵の明星】=【金星】が暗示する【堕天使ルシファー】が
嘘の名人であることに起因する話であります。

悪魔の角が生えた「MEMちょ」が年齢にサバを読んでいるのもアイドルの本性が
表されていると考えられるわけであります。

古い話になりますが昭和の3人組アイドルキャンディーズがブレイクした曲のタイトルが
「優しい悪魔」であったのも偶然ではなく、アイドルと言いますか芸能界の出来事は
すべてやらせということになるというオチであります。

レディーガガが突然売れ出しグラミー賞を獲得したのもすべてはイルミナティと契約したからであり
レコード大賞もジャニーズも全部予定調和の大嘘つき芝居にすぎないわけであります。{/netabare}

ということでアイドル「ガガ」の正体を示す動画でもご覧ください。
https://youtu.be/akVZARWNNjo


●【女神】降臨!

【8】話が「神回」となる法則を御存じでしょうか?

【8】という数字は【八芒星】を暗示します。
{netabare}【八芒星】は【イナンナスター】と呼ばれる【女神の星】であり
【金星】のことを示すのでございます。

「美しき星【金星】」のことを【明けの明星】とも言いまして
ラテン語では【ルシフェル】となります。

【光の天使ルシフェル】は【堕天使ルシファー】でありまして、
【堕天使】とは【悪魔】ということになります。

「【悪魔】のシンボル」といえば頭に生えた【角】であります。

【角】が生えてる「【デーモン族】の神」と言えば【鬼神】でありますが
【鬼神】と言えば【バアル】ということになります。

【金星の女神】と言えば【イナンナ・ヴィーナス・フライヤ・イシュタル】などがいますが
【アシュタルト】も同じような女神に相当します。

【アシュタルト】は【鬼神バアル】の妻でありますので、【悪魔族】ということになります。

【アイドル】とは【女神などの偶像】を意味しますので
【アイドル信者】は「【偶像崇拝】信者」ということなります。

【偶像崇拝の女神】は【悪魔族】でありますので
【偶像崇拝の女神信仰】は【サタニズム】ということになります。

ということで、【アイドル信者】とは【サタニズム】に憑りつかれた
【サタニスト】という結論になります

以上のような【サタニズム】というものを大前提に考えれば、【8】話で
頭に【角】が生えた「MEMちょ」が「B小町」に加入するのは必然ということになります。

アイドルユニット「B小町」の「B」とは【ビースト】の頭文字であると考えられまして
【ビースト】とは【獣】のことでありますので、【666】=【獣の刻印】を
暗示しているのであろうと解釈できるわけであります。

【666】は【✡】=【六芒星】が由来の数字とも言われておりまして
【六芒星】とは【土星】のことを示すのであります。

【鬼神バアル】は【太陽神】とも言われますが、これを【グノーシス主義的】に
解釈しますと「表の太陽」ではなく「裏の太陽」を示唆していることになり
【黒い太陽信仰】と【鬼神バアル】は繋がるという結論になります。

アクアの右目には【六芒星】が刻まれていますが、然るべきタイミングで
右目の【✡】の光輪が輝くわけであります。

問題は輝く色でありますが、それが【黒色】だったりします。

【✡】=【土星】は、太古の昔に太陽のように発光しており、
古代人はこの【✡】を神のように崇拝していたなどという伝承がありまして
これを「【黒い太陽】信仰」と呼んだりします。

【イエズス会】の紋章がまさに【黒い太陽】を示しており、これによって
【イエズス会】の宗教思想の本質も見事バレてしまうという話であります。

【バアル信仰】や【ルシファー信仰】を抑えておけば、大抵の物語は容易に解釈でき
従いまして今後「MEMちょ」にスポットが当たるのも事前に予想できるということであります。{/netabare}


●係るものをすべて不幸にする【偶像崇拝】

現在進行形で繰り広げられるジャニーズ案件はある意味サイコパスである立花孝志が関わる
ことにより、より壮絶な展開を迎えるため、中途半端なアイドルフィクション物語では
インパクトにおいてとても太刀打ちできない状態にあるように思えます。

{netabare}芸能界では性的搾取の類は当たり前のようにあり、従って自殺未遂などの騒動が
起こるのも必然ということになるわけであります。

芸能関係者にも人権というものがあり、人格を全否定するような発言は自重すべきという意見も
間違いではないのかもしれませんが、しかし芸能界とはそもそもがヤクザチンピラが起源の闇深い
世界でありますので、芸能関係者に対してネガティブな意見が向けられるのは因果応報であり、
業界関係者自身の身から出た錆ではないかとも言えるのではないでしょうか?

最も罪深いのは、金儲けのために都合の悪いことに対しては「報道しない自由」を貫く
マスコミであり、芸能界の歪みや闇にまったくもって自浄作用が機能しないのも
大手広告代理店が牛耳るマスコミの隠蔽体質がすべての元凶であるように思います。

そもそも芸能界やマスコミは虚構であります。

フィクションを見ていちいちそれを真に受ける視聴者もどうかとも思いますが、
そもそも論で言えば演出だとかいうまやかしの言葉で真実を明らかにしない業界に問題が
あるわけですから、業界関係者が叩かれることに対して一般視聴者を批判するのは
お門違いという結論になるでしょう。

大人の世界の事情をよく知らない未成年の場合は保護者の役割が非常に重くなるわけですが
まともな親ならば自分の子供が芸能界に関わることを反対するのはあまりに当たり前すぎる
話なので、未成年保護を名目に一般論として芸能界バッシングを自重するように呼び掛けるのは
見当はずれな意見であると言えるのではないでしょうか。

現実逃避脳全開でアイドルを無理やり美化するフィクションが存在してもいいのかもしれませんが
しかしながら、「星野アイ」というアイドルにしても、それに対する熱烈な思いを抱く
主人公の描写にしても、耐え難いくらいに気色悪いものがあり、どうやっても
病んでるものを感じずにはいられません。

中途半端なフィクションのレベルだからそのような印象を抱いてしまっている
のかもしれませんが、バッシングする視聴者が悪であり、アイドル側の立ち位置にあるのは
いわれなき誹謗中傷の被害者であると言わんばかりのあから様の構図には、
無理やり過ぎる強引さを感じずにはいられません。

【偶像崇拝】のオカルト宗教は狂っておりますし、完全に病んでいます。

芸能界特有の精神病理を人間一般の現象として意図的にすり替えようとしてる節があり
「推し」というアイドル狂信者の独特な心理状況に感情移入させ、共感をさせようとする
悪意をそれとなく本作に感じてしまいます。

アイドル信仰は宗教でありますので、フィクションというフィルタリング措置をしたところで
病みの本質は誤魔化すことはできません。

「MEMちょ」は「角」が生えた【アイドル】であり、【女神】であります。
今回は【堕天使の翼】も生えておりました。

そして【石神】が暗示する【イースター島】の【モアイ像】もばっちり描写され
「イースター」=【イシュタル】=【アシュタルト】が【鬼神バアル】の妻であるという
関係性も見事に示されたというわけであります。

恋愛リアリティーショーの茶番劇を難なくこなした天才女優が予定調和の如く覚醒し
瞳に【六芒星】の光輪が輝き出して、カーテンコールのフィナーレを迎えます。

自殺未遂も、この天才女優の演技であり、すべては演出であり、ネットの炎上騒動も
書き込みバイト要員の仕込みであったと言われても全く違和感が無いのが芸能界であります。

いい加減そろそろ気づきましょう。

「角」と「牙」が生えている「ユーチューバー」も天才女優も
すべて【アイドル】であり
ある意味アニメ自体も【アイドル】なのであります。

【アイドル】は人を騙すのであります。{/netabare}


●重要参考人現る

恋愛リアリティーショーというイベントには恐らく相応の {netabare}意味がある
ということになるはずであります。

容疑者ではないとしても、容疑者に繋がる重要な手掛かりを握る人物がいる
と考えるのが妥当であると言えるのではないでしょうか。

主人公以外の参加者5名をリストアップすべきかとも思いましたが、どう見ても怪しいのは
「MEMちょ」なるキャラであり、それ以外は今のところ引っ掛かる要素は皆無であります。

「スキップとローファー」では上級国民同士が、
「君は放課後インソムニア」では「星の眷属」同士が
同じ属性故に出会うべくして出会っておりましたように
本作でも同じ種族は宿命的な出会いを果たすものと考えられます。

「MEMちょ」には角が生えており、牙も生えているようであります。
そして主人公兄妹と髪の色が似ている金髪系であります。

「金色」は【黄金の魂】を持つ「勇者」であり、「王家の血統」を表す色であります。
わかりやすいキャラで言うと「隣の天使様」こと真昼がまさに金髪であり、
【金星の女神】と【光の天使】が由来のキャラでありますので、【金星】の「金」
の意味合いも暗示されているということになります。

「王家の血統」は「ハイランダー」であり【堕天使の血族】でありますので
アホ毛などの【角】が生えているということになります。

「MEMちょ」はカリスマユーチューバーでありますが、ユーチューブと言えば
グーグルでありまして、グーグルのロゴと言えば「三つ巴」のようなデザインであります。

「三つ巴」は「勾玉」のような「6」の数字が「3つ」組み合わされたような形をしていまして
グーグルのロゴもその応用編ということになります。

「6」が「3」つなので【666】の【獣の刻印】を暗示しており
カリスマユーチューバーには「この刻印」が刻まれるということになります。

「牙」と「角」は「B小町」の【ビースト】=【獣】の種族を暗示し
【666】の【獣の刻印】は【光の祝福】を受けた勝ち組のシンボルを意味します。

カリスマアイドルの星野アイは、主人公が転生する前の病院の屋上にて
【✡】により【光の祝福】を受けました。

これは紛れもなく【666】の暗示でありますので、「MEMちょ」と同じ種族ということになります。

と言うことで「MEMちょ」には物語上重要な役割が与えられているような予感がするわけであります。 {/netabare}

●鳥肌アイドルOPソング、そして「ゾロ目」

兎に角本作のOPソング&映像表現はかなり来ているものを感じます。

アイドルアンチの当方としましては鳥肌が立つような{netabare} 酷い違和感が全身を駆け巡るのであります。
奇妙なポーズに奇妙な表情の星野アイの画像をネットでよく目にしますが、
このヴィジュアルはどうやら原作1巻の表紙のようであります。

変形の「ダブルピースサイン」をしつつ舌を出していますが、あまりに妙な雰囲気のため
この姿を見ると毎回のように苦笑してしまいます。

通常の【ピースサイン】=【Vサイン】の逆バージョンでありますが、逆転の発想?
ということは「上なる如く、下も然り」というやつであります。

【Vサイン】については「ガンダム」のレビューで詳しく説明する予定ですが、ざっくり言うと
【Vサイン】=【コルナサイン】でありまして、立てた指で【角】を表現するものであります。

この【Vサイン】をメディアを通して世界中に広めたのは英国首相の「ウィンストン・チャーチル」
でありまして、一説によれば彼は【フリーメイソン】であるとも言われています。

日本でもみんな大好き!【ピースサイン】でありますが、これを流行らせたのは昭和時代の
コメディ俳優でありまして、カメラの前では猫も杓子も馬鹿丸出し状態でこのポーズをしていたのが
懐かしくもあり、若さ故の過ち感いっぱいで恥ずかしい心持になってしまいます。

ある意味「昭和時代の黒歴史」のポーズを何故にアイドルは今のこのご時世に
馬鹿の一つ覚えみたいに繰り返すのかという違和感を抱いたわけですが、
色々調べてみたら、合点がいったという話であります。

そもそも【アイドル】とは【女神信仰】という宗教から来ているものでありますから
宗教的儀式や宗教思想的洗脳は当たり前のように行うだろうということであります。

例えば「女神カーリー」は「舌」を出しています。
「舌」は「下」でありまして、生殖器と対応しているということであります。
考えようによっては「下」にある「舌」が生殖器であり
上にあるのが「舌」であるということになりまして、この関係性から
「上なる如く、下も然り」と発想にも繋がるわけであります。

欲求不満な「女神カーリー」は「舌」を出して性的アピールを旦那に対して行っているのでありまして
故に「女神カーリー」はフェミニズム的なフリーセックスを表現するシンボルとして
掲げられることがあるという話でございます。

【アイドル】が「舌」を出すのもこれと全く同じ理由で、単に可愛さを表現するものではなく
性的アピールを行うことにより信者を魅了するという意図があるということになります。

星野アイの頭には奇妙なマスコットが括りつけられていますが、これは
「B小町」の【ビースト】=【獣】を表してもおり、また【Vサイン】を
示しているとも解釈することもできます。

つまり星野アイの奇妙な「ダブルピースサイン」と同じく頭の位置にあるということは
それは【角】だろうということになります。

星野兄妹には「アホ毛」が生えており、星野母の頭にには【Vサイン】のマスコットが
括りつけられているということで、星野一家には皆【角】が生えているということであります。

ということは、父親にも【角】が生えている可能性がありますので、この裏設定を駆使するなら
伏線表現を待たずして先回りして父親を特定できるということになります。

「アホ毛」などのシンボルは「特定の種族」を描き分けるために頻繁に使用されますので
例えば一般庶民が知らないような知恵を持つ上級国民などは、別次元の存在なので
特別感を際立たせる表現が必要となるいう理屈でございます。

「星の種族」は【占星術】に長けていましたが、【占星術】あるいは「天文学」と【数秘術】は
ワンセットだったりします。

「星の種族」は「星」に異常なまでに執着心を持ちますが、「数字の神秘」にも
ただならぬ思いを抱くのであります。

数字の神秘に魅せられたカルト宗教団体の代表例とも言うべきものが「ピタゴラス教団」でありまして
【オルフェウスの秘儀】という謎の儀式を行っていたことも重要な意味合いがありますが、
要するに我々一般人とは根本的に思考回路が別次元の種族がいて、例えば「数字」に異様な執着心
を抱くということでありますので、作品内でも数字を使った謎表現アピールが繰り返される
ということになるのであります。

【666】という「ゾロ目」同様に「555」の「ゾロ目」も美しいという発想がございまして
星野アイの携帯ロック解除の数字もそれに因んだものとなっています。

実際のナンバーは「45510」ですが、簡単な【数秘術】を用いてこれを計算するわけですが
「ゾロ目」を作りたいという彼らの情熱を汲むならば、「4」と「1」をたし算して「5」
にしますと「5550」となりますが、「0」は無いのと同じなので「555」という結果になります。

では、その「555」にはどのような意味があるのでしょうか?
答えは既に出ています。

【推しの子】のタイトルにも、「星の種族」の瞳の中にもある【✡】
【六芒星】でありますので、【6】になるということであります。

つまり5+5+5=15
「15」を更にたし算すると1+5=6
これがただの偶然というのならば、わざわざ「45510」を強調したような
映像表現はしませんよということになるかと思います。

ただの「数字」でもただの「アクセサリー」でも敢えて映像表現されるということは意味があるに
決まっておりまして、例え「100分の1の偶然」のように見えても同じ「偶然を100回繰り返す」
ならばそれは「100分の100」必然になると考えられるわけであります。

ということで原作1巻の表紙の星野アイが胸元に身に着けているアクセサリーは
見事なまでに【☆】3つであります。

【☆】は【五芒星】でありまして、数字だと「5」ということになります。
【☆】×3=「5+5+5」
「45510」=「5+5+5」=「15」→「6」

「45510」の数字で携帯のロックは解除され、待ち受け画像と時刻が映し出されます。

時刻は[3:15]分でありますが、これをたし算すると
3+15=18となりますが、【18】=【6+6+6】となりまして
「555」からの【666】へ至るまでの数字操作が「美しい」ということになるわけであります。

星野アイは胸元にもう一つのアクセサリーを付けておりまして、
これが「ハート」の形をしております。

「ハート」には「羽」が生えております。
何の「羽」でしょうか?

「羽」が出てきたら十中八九「【天使】の羽」と解釈して間違いありませんが
それを裏付ける根拠を示すなら【☆】のアクセサリーがそれに該当するということになるでしょう。

【☆】=【五芒星】は【金星】表します。

【金星】が周期運動により【13】回公転する間に、地球は【8】回公転し
その周期運動の際に【金星】と「地球」が5回接するわけですが、2つの惑星が
会合する外周の【5】つの接点と中心点を結んで描かれる図形が【☆】でありまして
【金星】の周期運動に見られる「数字」の比率が美しいということで
【☆】を「ビュティフォスター」と絶賛するというわけであります。

美しい星=【金星】は「美しい女神」の星であり、「美しい天使」の星でもあります。
故に【明けの明星】のことをラテン語では【ルシフェル】と呼びます。

「美しい女神」と「美しい天使」が「=」で結ばれるなら、【女神】=【堕天使ルシファー】
ということで両者は同じ種族という結論になります。

【天使】が【堕天】した理由は人間の女に欲情しその衝動を抑えきれなかったからでありまして
【堕落の天使】は【エロス】の性質を持っていることになります。

【女神カーリー】は「舌」を出し性的欲情を積極アピールしているわけですから
こちらも同じように【エロス】の性質を持っていることになります。

実を言えば【女神ヴィーナス】も【女神フレイヤ】も性的奔放さが目に余るビッチでございまして
早い話が【女神=エロ】というのがデフォであったりします。

【アイドル】が【女神信仰】を由来としていることからも、【エロス】の性質を持つのは必然と
いうことなりますが、星野アイの場合「天使の羽」の生えた「ハート」のアクセサリーを胸元に
付けておりまして、つまりこれは「天使のハート」を所有しているという暗示でありますから
「エロアイドル」ということになり、故に子宝に恵まれ双子を産むに至ったというようにして
各種のシンボルは次の展開を示す伏線になり得ると考えられるわけでございます。

そもそも「その起源」からして【アイドル】とはエロ塗れの存在でありますから
某ジャニーズのアイドルも某社長と「等価交換の取引」をするようにして当たり前のように
身を捧げ、芸能界をのし上がった事例も少なくないというようにも考えられ、そもそも【アイドル】とは狂気じみた信念でもない限り持続不可能な商売であるような気がします。

イカレタ芸能界で悲劇的な目に遭わされ、ショックの余りに自殺する気の弱いアイドルも
少なからずいる現実を見るならば、【アイドル】というカルト宗教じみたものに関わるビジネスが
本当に世のため人のためにあるのか大いに疑わしく思えるのが個人的な見解であります。{/netabare}

●星野一家の「目」が怖い

【推しの子】というタイトルの意図するところは
{netabare}【星の子】にかけているのではないかと考えられまして
故に【推しの子】の「の」の中に【✡】があるということになるのかと思われます。

「星の種族」と言えばギリシア人であり、【フェニキア人】でありますが、ある特定の種族を
アニメ作品内で表現する時には、描き分けの手法が使われるのが常であります。

例えば「鬼舞い」兄妹の場合は兄には「アホ毛」、妹には【プロビデンスの目】で
特徴づけを行っておりました。

本作の場合は兄妹ともに【プロビデンスの目】と「アホ毛」持ちであります。
更に言うと星野兄妹はともに「金髪」キャラであります。

「金髪」キャラを挙げればそれこそきりがないですが、中でも特にわかりやすい代表例を示すなら
「隣の天使様」の「真昼」と「チェンソーマン」の「デンジ」ということになるでしょう。

米津玄師制作による「チェンソーマンの主題歌」には「ビュティフォ☆スター」という
フレーズが使われておりますが、その「美しい星」が何であるかのと言えば【金星】
ということになりまして、【金星】と言えば【光の天使】=【ルシフェル】
ということになるわけであります。

【ルシフェル】は【堕落の天使】=【ルシファー】であり、
【堕天使】は【悪魔族】であるわけです。

【悪魔】は【デーモン】であり、【デーモン】は【鬼】であります。
故に【鬼】=【堕天使】の関係性が成り立つということであります。

「アホ毛」とは「ゲゲゲの鬼太郎」がプロトタイプのヘアスタイルでありまして
【鬼の角】を表しております。

と言うことで「星の子」は「【鬼】の子」であるということになります。

本作OPの映像表現が、実に【アイドル】関連作品だけに何とも形容し難いものがありまして
まさに【アイドル信仰】のルーツが【女神信仰】であるからこそそうであるような
ある種の狂信性が(特定の種族しかその意味するところを知らない)「シンボル」の羅列と共に
示される独特の表現には眩暈にも似た感覚を覚えます。

【アイドル】コンサートでは必需品とも言える「サイリウム」もOP映像で表現されているような
【女神信仰】を前提に考えてみたら、【オベリスク】が元ネタであることが見えてくるのであります。

【オベリスク】とはステージにいる【スター】を指し示すものであります。

「星の種族」=【フェニキア人】は【占星術】に長けており、星の動きを完全把握し
祝祭日の当日に星が位置する地点を割り出せているので、その正確な位置に
【オベリスク】を建設できるということであります。

【フリーメイソン】のルーツたる【古代メイソン】の創始者とも言われる伝説の男の名前は
【ヒラム・アビフ】、「ユダヤ人」と【フェニキア人】の混血であります。

【ヒラム・アビフ】は【ソロモン神殿】そして「【ボアズ】と【ヤキン】の柱」を建設した
カリスマ【石工職人】であります。

ユダヤ人史上最強の王と称えられるソロモン王に因んだ【ソロモンの星】とは
【五芒星】であり、
【六芒星】であるとも言われています。

つまり【✡】とは【ソロモンの星】を意味しており、瞳の中に描かれた
「星の子」たる【推しの子】のルーツが何なのか見えてくるという話であります。

【プロビデンスの目】は【フリーメイソン】のシンボルでありますが、
【フリーメイソン】とは【石工職人】の商業ギルドであります。

【メイソン】の祖とも呼ばれる伝説の【石工職人】=【マスターメイソン】は
【ヒラム・アビフ】で、【フェニキア人】の血統であります。

【フェニキア人】は【占星術】に長けた「星の種族」であり
【オベリスク】の建設に欠かせない知識を持っています。

【アイドル】は「スター」であり、【偶像】は【女神信仰】を由来としています。
【フェニキア人】は「星」を神として拝み、【偶像】を拝んだのであります。

【アイドル】のルーツとは【女神信仰】の【偶像礼拝】にあるわけですが
【女神信仰】は【天体信仰】の側面もあるために、スター誕生の物語には
「星の種族」が関連付けられるというわけであります。

物語の重要な本質、あるいは裏設定に関する秘密に最も近い位置にいるのが
【フェニキア人】であり、【フェニキア人の信仰】でありまして、
つまりそれを深堀すると「機動戦士ガンダム」のソロモン要塞での謎の映像表現や
「水星の魔女」の解釈も全部解決するというわけであります。

【星の子】=【推しの子】=【鬼の子】という関係性が成り立つ理由も【フェニキア人】の思想が
根拠でありますが、その種族を数字で表すと【666】になることを示すには、
更なる長文を積み重ねる必要があり、むしろ読む方が大変になるのが厄介なところであります。

少なくとも本作のOP映像から見えてくることは【アイドル信仰】=【女神信仰】の美化であります
から【アイドル】業界の闇のすべてを暴露する路線の作品ではないと言うことになるように思います。{/netabare}




「岡本カウアンさん 元社長からの性的被害を告発」

ジャニーズ案件が本格的に動き出したタイミングでのアイドル絡みの作品は
少々タイミングが悪かったように思います。

「事実は創作より奇なり」の通り、フィクションのアイドルではぬる過ぎて
極めて過酷な現実と比べたら説得力が今一つ足りないような気がします。



裏設定、つまり「数秘術」を用いた分析により伏線を見極め先の展開を予想する解釈系
レビューアーの当方としましては、いきなりの{netabare}1時間半枠の放送には、ただただ動揺するのみ
の生殺し状態でございます。伏線の箇所を見抜いても1時間半内に全部回収してしまっては
先の展開が見えても解釈して予想した成果が台無しになってしまいます。

「星野アイ」の瞳に【✡】があるのは明らかに不自然であると多くの人が気付くはずでしょう。

もしも何も気にならない人がいるとしたら?GHQなどが施した洗脳教育の成果というやつで
「あにこれ」同様に日本という国も既に末期状態ということなのかもしれません。

本作のタイトルは「推しの子」ですが注目すべきところは「の」左部分の楕円の中に【✡】が
仕込まれておりまして、「の」を「👁」に見立てて「魔眼」を表現しているわけであります。

この「魔眼」とは毎度お馴染みの【プロビデンスの目】でありまして、みんな大好き!
【フリーメイソン】のシンボルでございます。

【✡】は【六芒星】でありまして【土星】を表します。
【プロビデンスの目】は【ホルスの左目】とも言われますが、
【土星】の南極にある台風の「目」がそのルーツであると考えられます。

【✡】は「6」つの頂点、「6」つの三角形、内側に「6角形」を有しているため、
場合によってはこれを【666】という形で表したりします。

【666】は「悪魔の数字」とも言われていますが、正式名称は【獣の刻印】と言います。
【666】は人間を表し、「特定の所属」を示す刻印でございます。

【アイドル】とは何であるか?という本質的な問題については【ベル】という名の人間不信な
【アイドル】の件も含めて後回しにすることにしますが、このアイドルの両目の瞳には
【六芒星】の光輪が輝いておりまして、両目なので「6」×2=12となります。

身籠った【アイドル】は地方の病院にやって参りますが、何故その舞台が必要だったのかと
言うとそれは「星空」が見える環境でないと駄目だったという話であります。

地方病院の屋上で両目に【✡】+【✡】を持つアイドル頭上に【✡】が輝く描写
それは「スター誕生」の伏線でもありますが、【666】の暗示でもあるわけです。

【アイドル】のまさに頭上に【✡】が輝く描写ですが、この【アイドル】が「アホ毛」
や「チョンマゲ」だったらなおわかりやすいのですが、要するにこの構図は、
【オベリスク】と【✡】の関係性を表しているのであります。

名前が「星野」というくらいですから「星の種族」ということになりまして、だからこそ
【666】の【獣の刻印】が記されているという理屈になるわけであります。

【オベリスク】とは【✡】などの「天体」を指し示すシンボルであり、「星の種族」の
必須アイテムであると覚えておいてください。他作品の解釈にも当然使えます。

「人間不信の冒険者」に登場するアイドルの名は【ベル】でありますが、
【ベル】は【獣】と一対の関係性があり、「美女と野獣」や「SPY家族」の
フォージャー家の食卓にある「牛」と「ベル」においてもその関係性が見て取れます。

ところで【アイドル】とは何でしょうか?
本作内でも正解が示されていますが【アイドル】とは【偶像】のことであります。

芸能界やアイドル業界が嘘まみれなことは「ジャニーズ」の例を見れば一目瞭然で
今更ながら言うまでもないですが、【アイドル】という【偶像】のルーツは
【女神信仰】にあることが最も重要なことであります。

【女神の偶像】を拝み、「※願い」を叶えてもらうという形での
【偶像礼拝】の「ご利益信仰」こそが【女神信仰】の本質でありまして
この【女神信仰】が世界中で大流行いたします。

神社に行って賽銭箱に銭入れて「※願い事」をするというのも、【聖母マリア信仰】も
全部が【偶像礼拝】の【女神信仰】でありまして、【アイドル信者】が【アイドル】
にお布施するのも全部同じ属性のものになるわけであります。
娘のルビーは母親は処女受胎したとの説を唱えますが、もちろんこれは【聖母マリア】を
暗示しているということになります。

【女神】には「※願い」を【アイドル】には「夢」を叶えてもらう宗教でございます。

【星野アイ】は【ウインク】を頻繁にしますが、【ウインク】というのは
ある種の【ハンドサイン】と似たような機能があり、早い話が【プロビデンスの目】を
暗示する表現であるわけであります。

双子が生まれそれぞれの片目に【✡】の印が刻印されますが、母親が【ウインク】
すると【六芒星】×3で親子で【666】を示すということであります。

また星野アイには八重歯のような?牙ような?ものが生えていますが
これは【獣】の種族であると表しており、「ウサギ」みたいな小道具を髪に着けていたり
するのも【獣】を暗示しているものではないかと考えられます。

「隣の天使様」のヒロイン真昼は高校生にも拘らず「熊のぬいぐるみ」が好きだったり
しますが、【光の天使様】と言えば【666】の刻印の主でありますので、【獣】との
相性が非常にいいということで、「熊のぬいぐるみ」をシンボルとして掲げたという
ことになるのでしょう。

双子が母親の特別ライブを見に行った施設には【BEAST】と記されていましたが
もちろん【獣】を意味しており、恐らくは「B小町」というグループ名も【BEAST】の
頭文字の「B」から来ているものではないかと推測できます。

母親同様に他メンバーも動物的なシンボルを髪につけているのも【獣】の種族を暗示
していると読むことできるように思います。

「さりな」の病室における回想シーンではやはり「数字」に注目すべきでありましょう。
舞台は「301」号室でありまして、最初は3+1=4で「4」だから死亡フラグなのかとも
思いましたが、生まれ変わりの「※願い」を表明した「伏線」の仕込みがあるという
ことは、つまり「※願い事」に対応する数字【8】【5】【13】の法則が機能すると
予想が立つわけであります。

現に回想シーンに入る直前の病院の屋上から見える風景にはカラスが4羽飛んで
いましたが、鳥が出てきたら「羽の枚数」を数えればいいのでありますから
4×2=8、で【8】の数字が導かれるのであります。

なので「301」は、たし算して「4」ではなく、順番をひっくり返して「013」
【13】の数字が導かれるということであります。

ということは最後は【5】ですが、さりなの所有する携帯画面に表示された時刻が
[18:50]分でありまして、これをたし算すると答えが出るというカラクリであります。
1+8+5+0=14→「14」の数字を更にたし算すると【5】になります。

【8】【5】【13】は【金星】を暗示する数字ですので、【女神信仰】の効力が
発動して「推しの子」になりたいという「※願い」が「叶う」わけであります。

ウサギのような【獣】のシンボルは【ピースサイン】のようにも見えますが
主人公先生の葬儀写真もピースサインでありました。

このような【ハンドサイン】にも数字同様に特別な意味が込められるのが常で
ありまして、意図するところは「双子」が生まれるという暗示であったのでしょう。

数字は伏線を構成しますので、生まれ変わりの展開は想定の範囲内でした。

【プロビデンスの目】の恩恵を受けたアイドル本人も言ってましたが
【等価交換の原則】により【代償を請求】されるのは必然でありますので、
ストーカーに殺される展開にも特に意外性を感じるところはありませんでした。

伏線回収はばっちり決まっていましたが、異世界転生みたいなワンパターンには
今一つ興味を惹かれないと言いますか、虚飾にまみれた芸能界の描写もぬる過ぎて
中途半端な印象を受けただけでした。

1話を見た個人的感想は数字が機能してるのを確認できて良かったくらいかもしれません。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4
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