因果おすすめアニメランキング 19

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの因果成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月09日の時点で一番の因果おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.9 1 因果アニメランキング1位
伝説巨神イデオン(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (99)
452人が棚に入れました
西暦2300年代、地球から惑星ソロへと移民した人々は、第6文明人とされる先住民の遺跡を発掘する。丁度そのころバッフクランという別の地球の調査隊もソロ星(バッフクラン側から見れば、ロゴダウ)に現れる。バッフクランの調査隊に同行した軍事総司令の娘カララは、異性人に対する好奇心から調査隊から離れて見学に向かう。総司令の娘の身に間違いがあってはならぬと、バッフクランの捜索隊は地球人を攻撃し始める。地球人は逃げ惑いながら発掘中の遺跡にあった巨大メカ「イデオン」に乗り込む。するとどうしたことか、今まで全く動かなかった遺跡『イデオン』は地球人の意思とは無関係に動き出す。圧倒的な力を見せ付けられたバッフクランの捜索隊はイデオンに総攻撃を加えるが全滅してしまう。ここから、地球人とバッフクランの『イデ』を巡る戦闘が始まるのである。戦闘は憎しみを増幅しながら、イデオンとソロシップは宇宙への放浪の旅に出て行くのである。

声優・キャラクター
塩屋翼、田中秀幸、戸田恵子、井上瑤、白石冬美、松田辰也、井上和彦、塩沢兼人、佐々木秀樹、よこざわけい子、山田栄子、林一夫、一龍斎春水、石森達幸、加藤精三、木原正二郎、鵜飼るみ子

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

この伝説の名作はテレビ版から入ってください

1980年~1981年放送のテレビアニメ 全39話 途中打ち切り

原作監督 冨野由悠季 制作 日本サンライズ

前年の機動戦士ガンダムはストーリーの途中で打ち切り、劇場版の制作となったが、
続くこのイデオンも結果的には打ち切り、続きは劇場版になりました。

このテレビ放送版も伝説の名作と言っていいと思います。
人類のテクノロジーをはるかに凌駕するロボット兵器イデオン。
見た目はおもちゃですが・・・

wikiによるとイデオンのデザインのあまりのひどさに冨野監督が怒って複雑怪奇なストーリーにしたと、冨野さんが言っていたとあります。
もともと、トミーの肝いりで作られたのにもかかわらず玩具は売れず、ガンプラの影響でプラモデルがヒットしたという結果に。
39話は最後の2分が改変されただけの途中打ち切りとなりました。
大不評みたいなんですが、この2分がすごくいいんですよね~
ただのマニアですけど。

イデの無限力とは
第六文明人が精神の一部をエネルギー化するシステムを開発したが、暴走によって第六文明人は絶滅した。

第六文明人とは
イデオンのデザインを見た冨野があきれて、こんなもの第六文明人でもなければ思いつかないだろう、と言ったことから。

反物質エンジンの超光速航法で大宇宙を駆け抜けるソロシップ。
20世紀のアニメファンの夢いっぱいの迷作ではなくて超名作。

ただ、これと発動編では繋がっていないんです。
発動編は接触編の続編でありこれの続編ではないというめんどくさい関係です。
テレビ版(これを面白いと思える人は限られるのだろうか?)→接触編(総集編にしても時間が足りなすぎ)→発動編
と、観なければ完璧ではない。
細かいことは気にしない人なら、接触編を飛ばしたほうがいいと思うけど。

所詮は因果地平に消えていく人々の「信頼できない語り手による物語」として、
深く考えずに発動編に突入すれば、いまだかつてない感動が待っている。
この作品は王道であるとともに異様であります。
他に比べるべき作品も無い孤高の物語として心で感じてもらえれば、
後のエヴァやまどマギの理解にも関わると信じています。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 31

デリダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニこれを始めなければ出会うことのなかった怪作

始めに言っておくと、私はTV版→発動編の流れで視聴したので物語の精査はあまりできていないのが現状です。

アニこれを始めて細々とレビューを書いていた際出会ったfumiさんにおすすめされ視聴に至りました。
私はまだ大学生でしかも趣味程度でしかアニメに触れていなかったので古いアニメには正直疎いのですが
最近初代マクロスや銀河英雄伝説を視聴して本当に自分の守備範囲の狭さを恥じるばかりです、笑

前置きはこれくらいにして、イデオンのレビューを書いていこうと思うのですが、
正直に言って難解です。見終わって数ヶ月経ちましたが未だに消化不良です。
(なので私の☆の評価もあまり気にしないでください、決して悪い作品ではないです)
しかしこれ以上の時間を空けてしまうと記憶も薄れてしまうので書こうと決断した次第です。

しかし実際この作品をどれだけのほどが理解でき、なおかつどれだけの人が語る琴ができるのか、、、
この作品が写した物語を正確に文章で正確に描ける自信が全くないです、笑

ネットでざっと調べたり、他の方のレビューを読む限りだとタイトル意外にもいろいろ伝説的でアニメ界の巨人のような立ち位置の作品みたいですね。
第六文明設定のくだりとか、、、
これについては既に他の優れたレビュアーの方々が書いてくれているのでここでは割愛させていただきます。


未視聴の方に向けて、この物語をざっと説明すると

人類が移民のため訪れたソロ星という惑星で、人類は偶然異星人の遺跡を発見する。
しかしそこにはバッフクランという人類とは別だがとても似た見た目の異星人が探索に来ていた。
その目的は、バッフクランに伝わるイデの伝説に語られている無限のエネルギー。
この星でこの二つの文明は出会うことになる。
そしてお互いの無理解から起こってしまった小さな衝突は、大きく膨れ上がり、もはや誰も止めることのできない人類とバッフクランの戦争に繋がってゆく。
コスモたち主人公は、生き延びる為に、バッフクランがイデとよんでいる遺跡で見つけた強力だが正体不明、用途不明の人知を超えた機械イデオンとソロシップに乗り込み、終わりの見えない逃避行を始める、、、、。

つかみは多分これでおおよそ伝わると思います。


のちにアニメの一分野を築くロボットSFもののはしりであるこの作品、群像劇で、悲劇なのですが、
これを見ていてすぐに記憶に昇ってきたのが私が高校三年生の頃読んで衝撃を受けた本、
本橋哲也氏のポストコロニアリズム(脱植民地主義)での著者の語り方で
コロンブスが新大陸を見つけてから始まる原住民との悲しい争い、奴隷や支配の歴史を、
人と人との出会い損ないと語ったことです。

当時の私の世界史の理解ではヨーロッパにおける近代の華やかな時代の幕開けでもあり、
一方確かに顔と顔を合わせて異種族同士が確かに出会ったこの瞬間を、
著者は出会いそこないと語ったのです。
あたかもどっかの道ですれ違っただけのような、まるで出会えてなかったかのような言い回し非常に印象的でした。


今でも私の記憶に鮮明に残る序文にある一文なのですが、このアニメを見ている時強く思い起こされました。
うまく言い表すことができないので人の言葉を借りてしまいましたが、この作品はそういうものです。
コロンブス自身まさか自分が原住民と出会ったことが、そして、その接し方が、後の何百年にも及ぶ(まだ終わってはいない)世界サイズの悲劇の幕開けだったとは夢にも思わなかったでしょう。

少なくともアニメ史上そんな作品は他にありません。
そういった意味でも間違いなく怪作という名がふさわしい作品です。
wikiで富野監督にとってイデオンデザインそのものが障壁だったと語られているような偶然の出会いがなければ間違いなく生まれてこなかった作品です。
一見の価値は間違いなくある作品です。


少しずつ書き溜めてはいるのですが、いかんせんやはりこの作品書くのが難しい!
のでネタバレを踏まえた誰得な語りはまた随時追加していきます。取り急ぎ今はこの辺で一旦の終わりとさせていただくことをご容赦ください、、、
20171112

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ガッカリ長編アニメ3~精霊会議というか「幽霊」会議ですね、もはや笑

以前視聴した水島努監督の良作『SHIROBAKO』の中に、「イデポン宮森発動篇」(第6話)というエピソードがあり、その中で“伝説巨大ロボットイデポン”という作品がアニメ業界の人たちの共通の話題になっている描写があって、その元ネタが、本作『伝説巨人イデオン 発動篇』らしい・・・ということを知りました。

そしてその後も、色々な方面から「これはアニメファン必見の名作だ」という声を聞くので、やっぱりキチンと見ておかなきゃイケナイ作品なのかな?と思って、作画や演出の古さを我慢して、TVシリーズそして劇場版へと視聴を続けたのですが・・・

◎劇場版後編(発動篇)視聴終了後の率直な感想

久々に酷い作品を見てしまった(※以前みた『BLOOD-C』より更に数倍酷い・・・)。
シナリオ崩壊というか、もはや物語の体を成していませんね、これは。
死亡したはずの主要キャラが最終回で唐突に復活して、ご都合主義もいいところの意味不明のハッピーエンドを迎えるゴミみたいなアニメ作品を揶揄する言葉として、「精霊会議」という表現をよく聞きますが、本作の場合は、{netabare}“精霊”どころか、文字通りの「“幽霊”会議」{/netabare}で終わっていて、視聴料返せ!!!!と叫びたくなってしまいました。


◎絶賛する意見も多い作品なので、視聴は自己責任で

上記の『SHIROBAKO』に限らず本作を名作と推す意見も強いので、私としては、あくまでバランスを取る意味で「少数意見・感想」として本レビューを挙げておきます。

※追記
すぎやまこういち氏の手になる音楽だけは印象的でした。


◆視聴メモ
{netabare}
・合体ロボットもの!キャララデザもメカデザも凄くレトロでちょっと興味深い。
・クラン clan は「氏族(共通の祖先を持つ一族)」という意味なので、バッフ・クランは「バッフ氏族」という意味になる。
・第14話視聴終了時点
主人公ユウキ・コスモが、『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイと相似した性格と判明(ちょいマザコンぽいところ&結構な気分屋で変に怯えてるかと思うと急にうってかわって激高して凶暴になってしまう点など)。
・第26話視聴終了時点
2クール目ラストのこの回でようやく話が動き出した感じ。
それまで(第15-25話)が余りにも話に進展がなく視聴に難儀してしまったのが残念。
・第39話視聴終了時点
3クール目でようやく盛り上がるかも?と期待したのも束の間、何でもかんでも「イデの力」の発動で片づけるな!とドつきたい気分。
流石にこの終わり方はないだろう・・・ということで、問題の劇場版へ。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野喜幸
総監督        富野喜幸
キャラクターデザイン 湖川友謙
音楽         すぎやまこういち
アニメーション制作  日本サンライズ{/netabare}


◆作品別評価

TVシリーズ(計39話)    × 3.1
劇場版(接触篇・発動篇)  × 2.5
------------------------------------
総合               × 2.9


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 伝説巨神イデオン (1980年5月-1981年1月) ============
{netabare}
第1話 復活のイデオン ★ 西暦2300年、殖民星ソロ(異星人文明遺跡)、バッフ・クランとの交戦、イデオン起動
第2話 ニューロピア炎上 ☆ イデの伝説の巨神探索、カララ迷い込み、バッフ・クラン隊壊滅
第3話 激震の大地 ☆ カララ捜索隊侵入・交戦・撤退、巨大宇宙船(第2の遺跡、ソロシップ)出現
第4話 ソロ星脱出せよ ☆ バッフ・クラン隊の巨神合体阻止作戦、反物質エンジン起動
第5話 無限力(むげんちから)・イデ伝説 ★ 亜空間ドライブ、ギジェのカララ救出作戦失敗、イデ(無限エネルギー)の伝説、親和の発生、無条件停戦
第6話 裏切りの白い旗 ☆ 挑戦の合図(白旗)、ダミド隊の攻撃、カーシャの攻撃、停戦の旗、カララの意思
第7話 亜空間脱走 ☆ 見捨てられたカララ、マヤヤ死亡、カララ強制尋問、亜空間での戦闘
第8話 対決・大砂塵 ☆ 恐竜のいる星(ザウルス星)、異星人との決闘、サムライの戦い方
第9話 燃える亜空間 ☆ ガイラ星域クリスタル星到着
第10話 奇襲・バジン作戦 ★ カララの姉ハルル登場、アバデデ死亡
第11話 追撃・遺跡の星 ☆ ルインズ星到着、ハルル指揮部隊の偵察攻撃
第12話 白刃の敵中突破 ★ ハルル&カララ姉妹再会、カララ辱め、ジョーダン・ベスの蛮勇、恋情の発生
第13話 異星人を撃て ☆ アストロベルト(小惑星帯)の戦い、武人グハバ・ゲバ戦死、バンダ・ロッタの恨み
第14話 撃破・ドク戦法 ☆ ブラジラー最前線基地、コスモの怒りと嘆き(カミーユ・ランバンの仇)
第15話 イデオン奪回作戦 ☆ シェリル母船離脱・人質化、コスモ機転、離脱の責を被るカララ ※会話だけで話を進めていて分かり辛い点が駄目×
第16話 必殺のダミド戦法 ☆ 亜空間のハーケン攻撃、ダミド戦死、コスモ&カーシャの命令違反・独房入り 
第17話 激闘・猿人の星 ☆ ギジェ隊のソロシップ追撃、ルーのはしか発病
第18話 アジアンの裏切り ☆ 殖民星アジアン到着、バッフクランのアジアン脅迫、廃墟と化すアジアン星
第19話 ギャムス特攻指令 ☆  
第20話 迫撃・双子の悪魔 ☆ 巨神とソロシップの自己防衛機能(自身の意思の存在?)
第21話 敵戦艦を撃沈せよ ☆ ハルル搭乗艦への襲撃、イデの謎の力
第22話 甦える伝説 × ※総集編(新規シーン僅少で見る必要とくになし)
第23話 戦慄・囮の星 ☆ 殖民星キャラルからの救難信号、ダラム隊の待ち伏せ、小型核爆弾
第24話 潜入ゲリラを叩け ☆ 武器補給難行、ギジェ隊ソロシップ侵入・撃退、私設戦闘部隊?
第25話 逆襲のイデオン ☆ ソロシップ側からの攻撃、コスモ重傷、キッチ死亡、バッフクランの「地球」
第26話 死闘・ゲルの恐怖 ★ 対巨神用新兵器、キッチの幻影、地球へ
第27話 緊迫の月基地潜行 × 流星、ムーンランドへのブッフクラン侵攻、ダラムに見捨てられたギジュ、イデの「無限力」 ※シナリオが分かり辛い
第28話 波導ガンの怒り × 地球連合軍との接触、ダラム隊の猛攻、新兵器 ※シナリオ色々残念
第29話 閃光の剣 ☆ イデオンの新しい力(イデの発現?)
第30話 捨て身の狙撃者 ★ 地球からの救難信号、ガラン艦轟沈、ガラン死亡
第31話 故郷(ふるさと)は燃えて ☆ 地球連合軍のソロシップ&イデオン引き渡し要求、ジョーダン・ベスと両親の再会・決別
第32話 運命の炎のなかで ☆ 地球連合との和解、土星軌道の戦い、ルクク艦隊全滅、太陽系離脱
第33話 ワフト空域の賭け ☆ イデの力発現確定 
第34話 流星おちる果て ☆ 辺境の惑星ドウモウ星の戦い
第35話 暗黒からの浮上 ☆
第36話 さらばソロシップ ☆ ソロシップ廃棄失敗、地球連合艦隊壊滅
第37話 憎しみの植民星 ☆ アジアン星の罠、リン(シェリルの妹)死亡
第38話 宇宙の逃亡者 × バッフクランの「地球」壊滅、ギジェ死亡 ※シナリオ拙劣
第39話 コスモスに君と × カララと父ドバ・アジバ(バッフ・クラン宇宙軍総司令)との再会・脱出、イデの力発動 ※シナリオ支離滅裂でこれは流石に酷過ぎる {/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)6、☆(並回)28、×(疑問回)5 ※個人評価 × 3.1

OP 「復活のイデオン」
ED 「コスモスと君に」


============== 劇場版 伝説巨神イデオン (1981年7月) ============

接触篇 ☆ {netabare}TVシリーズ中盤までの総集編{/netabare} ※1時間24分
発動篇 × {netabare}TVシリーズ終盤~結末だが、ラストが余りにも安易でシナリオ崩壊している{/netabare} ※1時間38分
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)1、×(疑問回)1 ※個人評価 × 2.5

主題歌(接触篇) 「セーリング・フライ」
主題歌(発動篇) 「海に陽に」

投稿 : 2019/12/07
♥ : 14

80.2 2 因果アニメランキング2位
School Days-スクールデイズ(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (2877)
13127人が棚に入れました
伊藤誠(いとう まこと)は、以前から登校時に時々同じ電車になる隣のクラスの桂言葉(かつら ことのは)の事を気に掛けていた。
「好きな人の写真をケイタイの待受け画面にして、3週間誰にも見られなければ思いが成就する。」
ばかばかしいと思いながらも、誠は学園に伝わるおまじないを実行するが、わずか1日で隣の席の西園寺世界(さいおんじ せかい)に見つかってしまう。そのお詫びという名目で、世界が言葉と誠の間を取り持つことに…。
その日から誠の退屈だった日常が大きく動き始める。

声優・キャラクター
平川大輔、岡嶋妙、河原木志穂、井本恵子、永見はるか、田中涼子、たかはし智秋、亜城めぐ、松本ヨシロウ
ネタバレ

ドラれもん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

(。・_・。) ( ゚ω゚) (゚ロ゚;)(゚q゚)

2014.8.13 初投稿 
2014.8.16 追記 (誤字があったので修正したのと一部訂正しました)

☆未視聴の方へ

この作品が恋愛物なので

今まである程度の恋愛物(アニメ・漫画・小説・ドラマ等)を色々楽しまれた方なら
一度は見てみてもいいんじゃないかな~って 僕は思うのですが・・・

自分のお気に入りの棚にも入れている「君に届け」のような純愛をテーマにしたような
作品が特に好みのピュアな方や僕のようにアニメの影響を受けやすい方
今、恋愛を楽しんでいる学生さん等には簡単にオススメしてはいけない作品・・なのかも知れないなって僕は感じています

☆内容に触れずに簡単に感想を書いてみます

ストーリーも複雑な事はなく始めから大変見やすく思います
全12話の中に必要のなかった回などは特に見当たらず
中盤辺りは凄く物語に引き込まれていました

特に感心したのは、たったの12話の中に内容が凄く濃密な話なのに
きっちり収まっていた事 シナリオの完成度が驚くほど高い事
よく聞くエロゲーのような物語にはなっていない事
(僕エロいけどエロゲーはやった事ないんで友達から聞いた情報です)

最後まで視聴してみて僕の記憶からは消える事のない
そんな作品だったと思います
(視聴済みの方には分かってもらえると思いますが 一度見たらまず忘れる事はないですよね^^)

僕はストーリーやキャラクターの心境の変化
視聴者への見せ方(見ている人に想像させる)が特に面白くてこれは良い作品だなと思いました

劇中歌も良かったです
歌詞と物語がリンクした時や曲の入り方 僕の知ってる歌手が歌ってた時にはビックリしました

まだ未視聴の方にはあまり内容を知らずに見ていった方が楽しめると
僕は思ったのでこの先は最後まで視聴された方に向けて・・
僕のネタバレを含めた感想を書いてみたいと思います

{netabare}



でも誤って読んでしまう方もいるかもしれないので一応ここでもキャラの名前や行動には触れずに
視聴した方に出来るだけ伝わるように書いてみます


☆視聴前の僕の状態

僕の苦手な描写等を把握している友達が、ニヤニヤしながら視聴をススメて来たので
(あっ!なんかヤバイやつか!)・・と僕はとっさに感づいてしまいました

それからあにこれに入会してまだ使い方も慣れていなかった時に知らずにネタばれレビューを読んでしまい

・・(ゲッ!!やっぱり!そういうやつか・・)それから興味はあったんですが視聴はせず保留していました

で、先日ついに見る時間が出来たので気合を入れ直しました


☆ついに視聴前

アニメは何も知らない状態でボケーっと見出すっていうのが僕のいつものパターンなんですが

今回は結末をある程度知ってしまっていたので

各キャラへの感情移入や 主人公・ヒロイン目線からの見方等 深入りはせずに

一歩下がって視聴者目線で楽しむ事にしました


☆初視聴

予想してたのとは違い 凄く優しい感じの始まりに少し驚きました

正しいか正しくないかは別として 3人のそれぞれの思いや感情・行動は凄く伝わり共感する所もありました

なので後半まで恋愛アニメとして普通に楽しめました

ただ、主人公の考え方や行動にイライラしてきて

自分だったら・・好きだった子に対する気持ちが別の女の子に変わった時点で正直に相手に好きじゃなくなったって話すのに

この主人公は もう!イライラって感じで 1話から結局あの結末になるまでずっとイライラしながら見ていました


中盤の毛糸って 地味に感じた方もいるかも知れませんが

僕には主人公への特別な想いが伝わりました 

女の子が相手を想って編みこむんですから・・ それをほどいた時は・・(゚-゚;)

でも、今って手編みのセーターとかマフラー編む人って減ったのかな~?


☆話を後半に進めまして

目は口ほどに物を言う じゃありませんが

あの子の病んでしまった目

他の作品でも思った事ですが 女の子のあの表情はやっぱり見ていて辛かったです


☆後はやっぱり12話ですよね

いよいよあれか~と、もうこの時にはWCも我慢して再度 気合!を入れ直しました(うお~っ(;゚ロ゚)!)


手に何かを持ってた数々のシーンや
本当は居てなかった子の所からの目線
バックの中を視聴者に見せつけるのではなく、視聴者にその先の事等を想像させる・・・って
見せ方が凄く面白かったです(こういうのって演出っていうんでしょうか?僕は言葉を知らないものでお恥ずかしいです)(しゃれではないですよ^^)

でも想像させる事によって感性は人それぞれなので頭の中で色々増幅しますしね^^


☆見終わって

でもこんな主人公ならあの結末も納得って視聴者に思わせるように作られた緻密なシナリオ


僕は School Days 人にオススメ出来ない名作だなと思いました


後、全然ストーリーも違うんですが

なぜか吉田A作が主演のドラマ「もう誰も愛さない」やC田未来が主演の「14才の母」等を思い出してしまいました


しかし見終わった後は・・すぐにはWCに行けなかった

い・いや決してびびってた訳ではないんですが

全部視聴終わったのが深夜だったんですが

School Days を僕にニヤニヤしてススメてきた友達に電話して1時間ぐらい話してました

ドラれもん「今みたよー!何をって~~School Days!! あの12話が~~!」・・って ^_^;


まぁ少し落ち着きましてWCに行ったんですが・・


ガチャガチャ(あれ?・・・あっ!)(これって・・今、中から 誰もいませんよーって言われたら・ちびるな~)

コンコン「入ってるよーー」(ビクビクッ! w|;゚ロ゚|w 言わなくてもわかってるし!)


な・なんか少しだけトラウマ?


でも暑くて寝苦しい今、もう一度1話から見返してみてはどうでしょうか?


{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 28
ネタバレ

デリダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最強の反面教師(評価が難しいので☆はデフォルトで済ませます)

衝撃作と友人からオススメされたのを思い出して見ました。
高校生の時にオススメしてきた友人の正気を疑う。
やっと色々許せる年齢になったと思われる(それでも十分私は幼稚ですが高校生よりはマシということで)年齢になって
ちょうどいいタイミングで見ることができてホッとしている。(できれば一生見たくなかった)
2007年ひぐらしのなく頃に・解も放送してるし、頭が錯乱しそうになるアニメが二つも、、、

エロゲ原作しかも鬱であることは最低限知って見るべき作品です。
よくあるエロゲのハーレムモノの中で少しでも感動したような人間は戒めとして見るべきですね、ハハ。
浮気性の人間も見て教育されればいいと思います。
怖いなあ、、、


ネタバレ盛大にやってしまっているので見るのは自己責任でお願いします。
{netabare}
まず気になるラストシーンの「やっぱり。中に誰もいないじゃないですか。」セリフの考察。世界は本当に妊娠していたのか。
1想像妊娠説
2言葉の幻覚(錯乱)説
3早期すぎる説
4世界錯乱説

1の意見は結構見ますね。
ですがそもそも想像妊娠って妊娠への強い不安や恐怖、もしくは願望によって
脳が妊娠していると誤認してホルモンを分泌すると言われています。
しかしながらちゃんとしたメカニズムは解明されてないようですが、
世界はそもそも言葉への罪悪感や嫌悪感、刹那がいなくなった寂しさでふさぎこんでいたわけですし、不安や恐怖と言っても全然種類が違います。
ましてや妊娠を望んでいたような風にも見受けられませんでした(クラスで動転して声を荒げていた)
ちなみに想像妊娠は脳の誤認なので本当にお腹が張ったりするそうです。


2言葉は既に錯乱状態でしたね。誠君ならそこにいますよ。とバックを見た時のセリフ、その発言はあたかも誠が生きているかのような言い回しにも聞こえました。
少し前の回で通じていない電話に向かってひたすら話しかけていましたね。
そしてお腹を割いた時、妊娠を嘘だと思い込んでいた言葉にとって都合のいいように見えていたのかもしれません。


3これは最も確率が低いと思われます。
妊娠していても時期が早ければ目に見えないかもしれない、という説ですが、
文化祭は最低でも11月頭くらいにはやりますよね。12月にやるとか聞いたことないので。
それ以後世界は引きこもってしまいましたが、その間既に誠とは関係を持っていなかったことと仮定します。
そして12月のクリスマス。この時点でだいたい妊娠2か月になります。妊娠2か月となると胎児は2cmお腹も少し張り始めます。
言葉のような秀才がその程度の知識がないとは思えないですし、また見落とすとも考えられません。


4実は世界も狂っていた。
言葉と同じような状態説。救いようがないですね。閉じこもってるあたりから現実と妄想の区別がつかなくなり、意識が曖昧になる。混濁した状況で現実を断片的にしか理解できない状況で自分だけはまともでいようとした。包丁を持ち出したのは一時の激情というより錯乱。もしこれが本当なら妊娠してるより辛いです。あまりこれは考えたくないです。


てな感じで少し考察してみました。結局自分なりの答えは出ず。



ネットを散見する限り誰が一番悪いか論争は尽きることがないようですが
どうやら誠はZガンダムのカツのように視聴者からすべからく死を願われる存在のようで
最終回のさよならシーンではお祝いの言葉がやたら多かったですね、これにはさすがに笑いました。
とりあえずそんな調子なのでここで誠の名前を出しても意味がないですね、視聴者の総意なので。

それは置いといて世界が悪いというのが結構見受けられましたが最初の過ちは幼さゆえだったとも思うし
一人前としては程遠いですが女の子としてみれば、こんなことにさえならなければ
いいところで誠見限って魅力的な女性になってもらいたいというのが僕の気持ちです。


言葉は可哀想な壊れちゃった子みたいに感じた方が多かったみたいですが、
体が弱く元から引っ込み思案な上に、クラスでのいじめ
(料理を作ったりマフラーはいいですが、すぐ謝ったり誠の顔色を異様にうかがって仕立てになるような態度や冒頭での胸の語り草からして、過去にもいじめまでいかなくともずっと心許せるような人間は近くにいなかったと考えます)
もあり彼氏というすがることのできる存在ができてしまったがゆえに
この時点で心のバランスは誠が正常な判断が出来る相手だったとしても、うまく恋愛はできなかったように想像できました。
しかしこればっかりはもはや育ってきた環境が彼女のそうした性格の一部になってしまっているので
言葉に非が多分にあるというのなら、等しく言葉と出会ってきた人全てに責任があるとも思います。
親も含めた全員が人を育てて同時に自分も成長していくような関係を築くことができなかった、
というのはとても不憫にも思います。
世界にならできたかもしれないと思う誠を見限ることも、言葉に限っては見限ること最初の時点でできなそうでしたもんね。
こういう性格の人は言葉のように錯乱しなくとも、依存体質の人に多く共通するところがありますし、
たくさんひどい恋愛して勉強していくしかないようにも思います。まあ言葉は死にましたが。笑
にしてもあの姉妹の名前、心と言葉って、このアニメだと妙にきつく感じますね。



知ったかぶりのような気持ち悪いことあまり書きたくはないのですが、、、
恋心ばかりはしょうがない、と思います、僕は、少なくとも。
いろんな意見があると思いますが、誰も彼もすっきり恋愛できてい続けることができるなら、
そもそも大人になるだとか、経験して成長する、とか恋愛に関してそんな言い方しないでしょうしね。
現実的に大切だなと思ったのは8話で世界が部屋にこもって一日中泣いてる、って刹那が誠に告げていましたが
想像力不足ですよね、自分と一緒にいない時に大切な人がどんな思いをしているか、とか当たり前のことが
できないとただ周りを傷つけるだけの負の循環しか生まれない、と思います。

にしてももはや誠の知能は年齢を疑うレベルの低さを見せてると思います。
自分が大切に思う人の気持ちを推し量る力がいくらなんでも低すぎますね、
その場しのぎで人の顔色を伺っていて根本的に年齢不相応なほどに子供ですし。
女性に迫られたら流されるだけの人形と何も変わらないなあ、と思いました。
せめて浮気をするならバレないようにすることが大前提ですね、終わらせることもせめてひっそりと。
それがそれなりに相手を思いやることになるのかもしれませんね。
どうでもいいけど。

誠の場合はもはや恋愛感情ですらないような、なんでも受け入れて許してくれるような母性、母親を探すようにしか見えないので、女の子のキャラクターの恋についてだけ考えて見てました。
どちらにせよ、記憶の中でずっと残り続けるような恋愛をしたいなら浮気はしないことですよね、勉強になります。存分に傷つけばいいと思う。まあ死んだんだけど。
こんな風に書き込んでる自分ももはや気持ち悪いし、なんというかたった12話でここまで気分を害するアニメは初めてです。

{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

kochiro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悲しみの向こうへ

いや、これは酷い。あえてお薦めしません。


結論だけ書く。

この作品は病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。本当に病んでいる。



























nice boat.









ってこんなトラウマになるようなレビューを書いておけばこの作品の雰囲気が伝わるかと思いました。

ただ、この作品の挿入歌「悲しみの向こうへ」を、いとうかなこさんが歌っていたことに気が付いて、ライブでも歌ってくれないかなと、なぜだか願ってしまっている自分がいます。ああ病んでいますね。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15

71.2 3 因果アニメランキング3位
UN-GO(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1086)
6278人が棚に入れました
“終戦”を迎えたばかりの未来の東京。そこでは、探偵業が流行らなくなった代わりに、メディア王・海勝麟六が膨大な情報量と優れた頭脳を生かして、幾多の難事件を解決していた。しかし、実は麟六の推理には裏があり、それをあぶり出すのが、「最後の名探偵」を自称する結城新十郎と、その相棒・因果。世間からは、「敗戦探偵」と言われているが、それでも2人は力を合わせて、様々な難事件の解決に挑むのだった。

声優・キャラクター
勝地涼、豊崎愛生、山本希望、本田貴子、入野自由、三木眞一郎
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

UN-GOってのが秀逸すぎてレビュータイトル思いつかないんですが 【76点】

ある“敗戦”の後、最後の名探偵・結城新十郎は相棒・因果とともに、メディア王海勝麟六が流す美しい嘘の背後にある真実を探し続ける。
戦後混乱期を代表する無頼派の作家・坂口安吾の探偵小説を原案とする、近未来ドラマ。

多少の事前知識と劇場版の視聴が無いと、物語をすべて見通すのはちょっと難しいかもしれなくて、微妙にハードルが高かったり。
とはいえ、ノイタミナらしい挑戦的な作風で、たぶん安吾のエッセンスにも忠実な秀作です。


■薦めてみる(勝手に事前知識)
私も、他のレビュワーさんが書かれた評価を読んでいないと全うに楽しめなかったかも、と思うので、UN-GOに興味がある方へ向けてほんの少し事前知識を。

①テーマはミステリーではなく、人間ドラマ
主題は、敗戦によって価値観が転換・崩壊した社会での人間ドラマです。
社会道徳・倫理の変化に翻弄される人々と、その真の姿を見つめる新十郎、真実を嘘で隠し続けるメディア王、それぞれの葛藤を楽しむのが良いみたい。

②坂口安吾の主張:「堕ちよ、生きよ」
私は『堕落論』文庫版と短編数編、安直なマンガ解説本しか読んでない安吾素人ですが。
主に太平洋戦争後すぐの時期に活躍した安吾の主張は、この言葉が象徴しているように思います。
戦前・戦中は暴走する軍部と共に、国民・メディアも一体となって、日本社会全体が戦争を称揚・推進していた一面があります。
それが敗戦後、「戦争は悪である」「天皇は人間だ」と、それまでの日本社会の価値観が根底から覆された。
そうして、よって立つ価値規範を失い途方に暮れる日本人に、安吾は、「堕ちよ、生きよ」と呼びかけました。
『人間は堕落するけれど、それは戦争に負けたからではなく、人間の本性が堕落するものだからだ。
社会道徳やモラルは時々によって変わるけれど、人間の最も自然で根本的な部分は変わらない。
日本社会が一度まっさらに戻ってしまった今、我々は自分の根本が見えるところまで徹底して堕落し、本性に根差して生きていくべきではないか。』
意訳だけど、たぶんこんな感じ。
社会的な価値観に囚われるという次元を捨てて、人間本来の姿を見つめ直して生きて行こう、というメッセージに取れます。
※安吾の作品は「青空文庫」(無料Web小説データベース)にあるので、興味ある方はどうぞ。

③難しいこと抜きにしても、音楽・キャラが魅力的
OPはノイタミナ御用達のSchoolfood Punishment、EDはLAMA(元Supercar)で、各ムービーもセンスに溢れてカッコイイ。
線が細くどこか抜けているけど真実をひたすら希求する新十郎はいい主人公だし、ヒロイン(?)勢も
・ショタ兼妖艶な美女
・無表情電脳ロリ美少女
・好奇心にあふれたお嬢様 と、紳士諸兄にもお楽しみいただける陣容を誇ります。


■「UN-GOって素晴らしいネーミングだよね」みたいなネタバレ感想
{netabare}
だってun-goですよ。
前に進むこと(go)を否定してる(un)んだけど、安吾的には同時に、まさしく前を進むことを示している。
社会的に縛られた価値観の上で前進することを否定し、堕ちて堕ちて堕ちまくって、逸脱の先に生きる道・真実を見つけ出すという主張を、半角5文字できっぱりと表してるように思えます。
思いついた人、その瞬間全能感に酔いしれたのではないかしら。

奇しくも、本作の放送は2011年秋(オリジナル企画だからスタートは震災前のはずで、奇跡的なタイミング)。
その半年前の3.11によって、日本社会の価値観や権威は、大きく転換を余儀なくされました。
作中の「敗戦」と状況が重なります。

言葉によって真実を書き換えるラスボス・別天王は、社会の作り出した規範の象徴でしょうか(それを、魔物である因果が神として恐れてるのも風刺が効いてる)。
「罪を犯す」という堕落の果てに落ちる人々を通じ、人の真実の生き方を探す新十郎。
口当たりのいい嘘で犯罪の真実を隠蔽することで、戦後の復興を優先する海勝麟六。
嫉妬という、価値観うんぬん以前の、ある意味「堕落」した人間の本性に最も近い動機から、別天王を駆り二人に立ちはだかる速水。

震災から4年半経ちましたが、日本社会を貫く価値観はずっと揺らいだままです。
UN-GO作中では、際どい時事ネタとか当時の社会風刺に見える部分も多く、そこで表層的に盛り上がってしまいがちなのですが。
それはそれでスパイス程度、大人の嗜みでフフッと笑って流しつつ。
新十郎、海勝、速水の三人や、他すべての登場人物の姿を通して、もっと根本的な、「今の日本で我々はどう生くべきか」、「何がgoで、何がun-goなのか」という問いを、しんみり考えてみるのも良いのかもしれません。

以上、ちょっとほめ過ぎではあるので、
・ミステリーにしか見えない外見とか
・1話完結ゆえの各話の重みの不足とか
・ボンズなのに見所の少ない作画とか
・スロースターターすぎる物語構成とか
・映画観ないと新十郎の行動原理を(安吾の主張、にとどまらず)真に理解できないところとか、
欠点もはっきりあるんだけど、今でも、というか今だからこそ、観る価値ある作品だと思います。
凄く偉そうなこと書いたけど、他のレビュワーさんの感想に視聴を大きく後押しされたので、改めて皆さんにサンキューをm(__)m

堕落ついでに。
風守まじprpr。
声優さんの演技もビジュアル面も性格付けも、素晴らしすぎるんだが(・ω・)ブヒ{/netabare}


【個人的指標】 76点

投稿 : 2019/12/07
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これは、「ミステリーとは何か」を考えるアニメです

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総評】
基本は、1話完結のオムニバス形式のミステリーアニメ。ミステリーの質はそこまで高くはないが、そこに込められたメッセージや問題提起は深い。坂口安吾の諸作をごちゃまぜにしたようなものを原作にしているため、かなり尖った思想も散りばめられ、そこで賛否が分かれるかもしれない(安吾を知らなくても全く問題ない)。

いずれにせよ、「一風変わったアニメ」であり、テンプレ作品に飽き飽きしている方は、視聴するのも良いかもしれない。わりと、「記憶に残るアニメ」だった。

坂口安吾は、「堕落論」しか読んだことがないニワカなんで、彼の文学性については詳しく言及できない。というか、ウチのゼミの教授の受け売りで、「安吾の堕落論は素晴らしいが、文学的には見るべき点は少ない。彼は小説家というより、思想家だ」という持論を真に受けてここまできたので。でも、このアニメの原作である「明治開化 安吾捕物帳」や代表作である「白痴」にも興味が出てきました♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話目を観た時、「これは駄作かな?」と思った(が、駄作ではなかった)。

推理は穴だらけというか、力業で解決してる。しかも、「因果」と「風守」というチートを2つも使ってるし。純粋なミステリーとしてみれば、明らかに二流。

もっとも、「サイコメトラーEIJI」や「僕だけがいない街」のように、「主人公が特殊な能力をもっている」系のミステリー作品は、謎解きそのもの(や、犯罪トリック)より、事件が起きる背景だったり、人間ドラマの方に重きがある場合が多く、本作もその系統だと思う。

1話目を観たときは、オムニバス形式の推理小説のような作品をイメージしていたため、「駄作」と感じたが、視聴を続けるうちに、これが、安吾の「思想」や「思考」を伝えるストーリー作品なんだと感じ、なかなかの「問題作」だと思った(良くも悪くも)。

本作で面白いのは、「結城新十郎」と「海勝鱗六」という、二人の探偵の思想、価値観の違いだ。

それは例えば「金田一少年の事件簿」における、「金田一」と「明智警部」のような、性格や捜査方法の違いでもなく、「名探偵コナン」における、「江戸川コナン」と「服部平次」のような、ライバルや仲間といった関係でもない。

「結城新十郎」は、「真実そのもの」「真実を解き明かす行為」に価値を見出だしている。だから、それが如何なる真実であろうと、謎を「解き明かさずにはいられない」。

一方、「海勝鱗六」は、「真実が明かされた後に起きる事象」に価値があると考え、それが(誰にとってかはともかくとして)不利益が大きいようなら、真実をねじ曲げることも厭わない。

この辺の対比は面白く、様々なことを考えさせられた。レビュータイトル「ミステリーとは何かを考えさられるアニメ」とはそういうことだ。「果たして、真実は解き明かされるべきなのだろうか?」という問題提起は、ミステリーアニメとしてはコペルニクス的転回だった。

中盤以降は「別天王」との対決にメインが移る。この「別天王」は、はじめは「神」のような存在として描かれ、「因果」もビビりまくっていた。しかし、最後に、別天王は神ではなく、たんなる「言霊」だとバレた(正体が明らかになった)後は、「因果」によって喰われて消滅する。その際、新十郎から「以前の戦争で、上層部の命令で、自ら命を投げ出して戦った若者がいた。そのように、言葉が力をもつこともある(言霊)」という主旨の説明があり、「別天王」という名前と併せ、完全に、戦時下における「天皇」(や勅命、特攻など)を意識している。

「因果」とは、「原因と結果」「運命」であり、「別天王(天皇)」が喰われていく様や、その後に日本が辿る道も、「自業自得」であるという、痛烈なメッセージが込められているように思う。

このように、右とか左とか騒ぐ人が出てきそうな主張を繰り広げるアニメは、個人的には好かない。しかし、それは安吾が「堕落論」で述べた主張に近いものがあり、ラストシーンでも「堕落論」の内容が使われていたことからも、この作品の(坂口安吾の様々な作品を原作とする)性格上、避けては通れないことなのかもしれない。

この辺が、評価の分かれ目になると思う。

「真実は解き明かされるべきか」「戦時における天皇の言葉の是非」「テロが蔓延した世界」「未来のエネルギー問題」など、この作品は、提起した問題に対しての明確な答えは述べていない。それは視聴者に考えろということか。

いずれにせよ、分かったことがひとつだけある。

それは、「風守は可愛い」ということだ(ん?)。

自分でロボっぽい擬音語を出し「あっ、これはサービスです」とか言うあたり、もぅ、メッチャ可愛いよね~♪

(え? 今までの真面目な文体は、これを書きたいがための長い前フリですか? ハイ、そうですw)


《総括》
×ミステリーとしてはパワープレイ
◎探偵二人のスタンスの違い
△右とか左とか言い出す人がいそう
◎風守が可愛い♪
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんかこう、芸術的な雰囲気だけ残したね。テンポ早すぎないかい?

2話目
謎解き云々というより、因果を含めた、メインキャスト達の人間ドラマが気になってきた。

3話目
八つ墓村?

4話目
なんか、テーマ性が強くなってきた。享楽ってことだね。

5話目
アムロが(演説とは言え)戦争を賛美してる(汗)

6話目
お~、この回は面白いよ! 二人の真実に対する違いだね。

7話目
白痴なんて言葉、今じゃ使えないよね。戦争についての3人の考えの違い。興味深いし事実だと思う。

8話目
攻殻機動隊?
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 36

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

劇場版ありきの本編ですね(^_^;)

■「UN-GO」ってどんなアニメなの(゚∇゚ ;)!?
坂口安吾の「明治開化 安吾捕物帳」という探偵物のストーリーを近未来的にアレンジしたオリジナルストーリーなのですね♪
タイトルに「UN-GO」って付けている事からも、坂口安吾の作品を題材したのがこの作品の最大の売りなのでしょうね( `ー´)ノ
ところで「坂口安吾」を知っている人はどれだけいるのでしょうか?
この作品を知るにはまず「坂口安吾」を知るべきではないかと思うのです♪
ということでちょっとだけ勉強してみましょうね♪
 
【坂口安吾】
昭和初期に活躍した小説家の一人で小説界の異端児的な一人なのです♪
既成文学に異を唱え、戯作復古を思想とした無頼派と呼ばれた小説家の第一人者。
まぁ簡単に言っちゃえば、お堅い文学が評価される世の中に、江戸時代に流行った「洒落本(エロ本)、滑稽本(漫画)、談義本(ラノベ)、人情本(恋愛小説)、読本(小説)、草双紙(絵本)」といった誰もが楽しめるお気楽な書物がもっと評価されてもいいでしょって言い張った個性的な人なのです♪
無頼派で有名な小説家と言えばあの人間失格や走れメロスで有名な「太宰治」もそうなのですよ♪
 
※注意※
()の中は現代風に解り易くする為にσ(^_^)アタシ的ニュアンスで適当に当てはめてみただけなので、本来の意味とはちょっと違うのであしからずなのです(o*。_。)oペコッ
 
そんな「坂口安吾」の作品はもう著作権が切れているので無料でネットで読むことが出来るのです。
もし興味のある方は、下記のURLにてご覧になってみてくださいね♪
きっと本作品の作風と坂口安吾の魂の叫びが読み取れると思いますよ(゚ロ゚;)エェッ!?
・明治開化 安吾捕物帳
 http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card43204.html
・堕落論
 http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42620_21407.html
 
 
■「UN-GO」と出逢った日の日記m( ̄○ ̄)mアーン♪ε=ε=ヘ(;゚∇゚)ノ ゴーゴー♪
本作品のホームページには「本格探偵ストーリー」とハッキリ書いちゃってましたけど、正直原作自体が「本格」推理小説って言うわけではないので、自分で首絞めちゃってますねってちょっとだけ思っちゃいました・・・( ´△`)アァ-
原作と同様のパターンを用いているならば、名探偵の「結城 新十郎」と「海勝 麟六」と「虎山 泉」の掛け合いがこの作品の面白さになっていくのかなって思っているのですけど・・・
1話を見た印象では、推理じたいは捻りがなくって簡単に犯人が解るようなものでした。
近未来的にアレンジしたのが・・・一秒で着れちゃう洋風ドレスw
しかも推理に関わっているなんてね・・・(。・w・。 ) ププッ
まぁそれは良いとしても、人一人死んでるのに緊迫感がなさ過ぎなんですよぉシーー( ̄、 ̄*)ーーン
しかも騒いでいるのが奥さんだけなんですもん・・・(A゚∇゚)ハテッ?ナゼナノ?
推理ものとして楽しく見ていくにはちょっと辛い内容かもしれませね!
それにGOSICKの様な恋愛や家族愛に発展していくようには思えないので、どこに面白さを求めればよいのか1話だけではちょっと見えなかったのです。。。o(゚^ ゚)ウーン
 
ただ、結城 新十郎と海勝 麟六との関係がどうなっていくのか、そこに不思議な「因果」という探偵助手がどこまでストーリーを盛り上げてくれるのか、麟六の娘である梨江がどこまで物語をかき回してくれるのか、そんなところに注目しながら少し様子を見てみようと思っています♪
 
 
■個人的に注目していたキャストφ(^∇^ )
因果(声:豊崎愛生)
 あきちゃんはやっぱり「けいおん!」の唯ってイメージが強いのですけど、かなり器用な声優さんです
 ね♪
 本作品でも彼女の声優としての幅の広さを感じることが出来ましたよ(*^^)

風守(声:松本まりか)
 松本まりかさんは最初全然わからなかったのですけど、女優からナレーターまで幅広く活躍していた
 人なんですね♪それとFF X でリュック役の人でもあったのです!
 FFシリーズで唯一プレイした事のあったのが「X、X-2」だったので懐かしいです♪
 
海勝 梨江(声:山本希望)
 のぞふぃすの事を知るきっかけは「僕は友達が少ない」で幸村役の声を担当していたからでした♪
 幸村役では声のトーンを落とした役で、セリフも少なかったのですけど、梨江役ではとっても頑張って
 ましたね!
 まだアドリブ等はなさそうな感じでしたけど、面白い子は嫌いではないので今後も応援したいです
 (*^_^*)(かなり天然っ子みたいなのでw)

 
■総評
結城新十郎と海勝麟六のそれぞれの因果の軌跡を描いた本作品は、決して交わることのない新十郎と麟六の理念を数々の事件を題材に表現してきた作品だと思うのです!
それは坂口安吾の原作「明治開化 安吾捕物帳」の世界観をトレースして、舞台背景を現代風にアレンジするという挑戦は風守というキャラと今話題になっているクラウドコンピューティングなどの言葉が出きたりして観ているうちに馴染んでいく感じでしたね♪

ストーリーの方も前半はなかなか波に乗れない感じでしたけど、中盤から後半にかけては面白かったですね♪
「UN-GO」にはTV放送と並行して劇場版「episode:0」が上映されるというノイタミナの営利主義的戦略に翻弄された感じがしました!
その問題の劇場版なのですけど、ズバリ見ないとダメですねwつД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
TV版だけですと、別天王と因果などがただの不思議なキャラで終わってしまうのです♪
最終話に新十郎が麟六の娘の梨江に、因果との関係を話し始めた所で終わってしまうのですけど、その話こそが劇場版で描かれたとっても大事なエピソードなのですΣ(^∇^;)えぇ~
「UN-GO」の楽しみ方がイマイチわかりづらいなぁって思う方は劇場版から観ると本編もかなり楽しく見れるんじゃないでしょうか?
逆に、記憶力が良い方であれば、本編を見終わったあとに劇場版を観るとなるほどそういう事だったのかぁっていう気分を味わえると思いますよ♪

この「UN-GO」って作品をどんな視点から視聴するかによって大きく評価がわかれそうなきがしますね!
σ(・・*)アタシは劇場版も観ていたので、結城新十郎の『死生観』からの正義と、海勝麟六の『合理主義』からの正義の掛け合いがとっても面白かったなぁって感じました♪
萌えや笑いなどは一切ないのですけど、登場人物の生き様を描いた作品をたまに観るのも良いもんですねo(*^▽^*)o~♪


■MUSIC♫
OP曲『How to go』
 【編曲】江口亮【作詞・作曲・歌】School Food Punishment
 キタ━(゚∀゚)━!わたしの大好きなスクパニの7thシングルナンバー♪
 「東のエデン」で出逢い、Album「amp-reflection」で虜になりました(*^^)v
 変拍子・転調など、技巧的で複雑な曲構成が特徴的で、その中でシンセサイザーなどの電子音楽が
 メロディーを引っ張っていて疾走感と心地よさを引き出しているんですよね♪
 そんなところからもプログレやエレクトロニカの要素が強いバンドって言われているんですよ(^▽^)/
 また、前に出すぎない控えめで柔らかいボーカルが音楽に調和していて楽器の一つという役割を
 担っていたりとポストロックっぽさも感じられて、今の時代にあった中性的で柔軟な世界観をもった
 バンドって言えるんじゃないのかな(^ー^* )フフ♪
 アレンジャーの江口亮さんは「いきものがたり」の曲作りに携わっていて、センスの良さが光ります
 ( ̄ー☆キラリーン
 聴けば聴くほど良さがわかってくるスクパニの曲は今後も長いお付き合いになりそうです♫

ED曲『Fantasy』
 【作詞・作曲・歌】LAMA
 元SUPERCARと元NUMBER GIRLのメンバーが作ったバンドの2ndシングルですね♪
 ファーストシングルは「NO.6」のOP曲でしたね!
 スクパニと同じくエレクトロニカの流れを汲んだバンドなのですけど、UN-GOの世界観らしく近代的な
 電子音とレトロなピアノの音色を融合した優雅な曲調がアンダーグラウンドな雰囲気で前作よりも
 オルタナティブ・ロックっぽいですね♪

2011.10.16・第一の手記
2011.12.30・第二の手記(追記:■個人的に注目していたキャスト、■総評)
2012.01.11・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 72

69.9 4 因果アニメランキング4位
ノエイン もうひとりの君へ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (650)
4513人が棚に入れました
15年後の世界「ラクリマ時空界」は、もう1つの世界「シャングリラ時空界」と恒常的な闘争状態にあった。
地上は荒廃し、人々は地下での生活を余儀なくされている。「竜騎兵」たちは超常的な戦闘能力をもって、シャングリラから送り込まれる兵器・遊撃艇を撃破する。しかし、ラクリマの劣勢は誰の目にも明らかだった。かくして竜騎兵に、シャングリラの侵攻を防ぐ切り札『龍のトルク』の奪取が命じられる。
現在、夏。函館に住む小学6年生上乃木ハルカは、友人たちとともに残り少ない小学生生活を満喫していた。唯一の気がかりは、中学受験を母親に強いられ、ストレスで押し潰されている幼なじみ後藤ユウのこと。
そんなハルカの前に、黒いマントをまとった一団が現れる。彼ら――ラクリマから転移してきた竜騎兵たちは、ハルカを『龍のトルク』と呼んで付け狙う。その1人カラスは、他ならぬユウの15年後の姿であった。

声優・キャラクター
工藤晴香、瀧本富士子、中井和哉、宮田幸季、千葉紗子、名塚佳織、喜安浩平、小山力也、本田貴子、白石涼子、鈴村健一、三宅健太、岡村明美、田中敦子、大原さやか、藤原啓治、中原麻衣

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

無限に広がる時空。未来。可能性。

あにこれでレビューを読んで、
気になっていた作品です。

時空とか異世界とか、
そういうものが主軸となるため、
ジャンルはSFです。

2005年放送なので、
作画は少し古い感じがしました。

全24話です。


● ストーリー
小学6年生の夏休み。

上乃木ハルカ(かみのぎ はるか)は、
幽霊の噂を確かめるために友だちと肝試しをする約束をしていた。

受験で忙しい幼馴染の後藤ユウ(ごとう ゆう)も強引に誘い、
幽霊探しへ出かけた。

そんな時に出会ったのは、
異次元からやって来た謎の男たち。

彼らが狙っているのは、
“龍のトルク”と呼ばれるものだった。

訳が分からないまま、
狙ってくる男たちから逃げ惑うハルカとユウ。


序盤は、ハルカが“龍のトルク”とつながっている特別な存在らしい、
ということ以外はとにかく謎だらけです。

面白いから見続けたい、というよりも、
謎の答えが気になるから見続けたい、という感覚でした。

全体的によくわからない用語がたくさん出てきます。笑

「設定がよくわからないなー。」と首をひねってばかりでしたが、
最終的には、この世界の理論がなんとなくわかりました。


≪ 子どもの不自由 ≫

ジャンルはSFですが、
テーマは「子どもたちの未来」だと思います。

子どもたちは明るい未来を信じている。
たとえ今がどれだけ辛い状況であっても。

親に受験を強いられ、
大人になって早く自由になりたいと言うユウ。

だけど大人だって完全に自由なわけではなくて、
むしろ「子どもの方が楽で楽しい。」と思うのが、大人。笑


子どもの頃に感じていた不自由というのは、
大人の決めるルールに対してだと思います。

特に小学生なんて、
担任の先生や親をはじめとした絶対的な存在があるから、
「社会のルール」よりも「身近な大人の価値観」に縛られてしまう。

小学生の時、「廊下は右側通行」というルールがありました。
だけどそのルールを守らなくても、口うるさく言う先生はいませんでした。

「ああ、ルールには守らなければならないものと、どうでもいいものとがあるんだな。」
と悟った日のことを、今でもよく覚えていますw

今になって考えると、
身近な大人によってルールが取捨選択される世界にいたわけです。

「あの人は許してくれるのに、あの人は許してくれない」
という理不尽に遭遇することだって珍しくない。

子どもの時は大人の都合や気持ちなんて知らないから、
なんとなく「不自由だな」「おかしいな」と感じていたのでしょう。


≪ 明るい未来を手にするために、強くなれ ≫

この作品に登場する大人たちが伝えたかったのは、
このメッセージかなあと思います。

世界には様々な可能性が分岐していて、
様々な可能性をたどった自分が存在している。

つまり、無限の時空が存在している、というのが
この作品の根っこにある考え方です。

辛い未来だって存在します。
というか、辛いことが存在しない未来なんて存在しないのです。

悲しみや辛いことに遭遇したとき、
自分がどのような在り方を選択するか…。

それが、自分の未来を大きく左右することになる。
だから、悲しみに負けないように強くなれ。

本当にその通りだと思います。

今のあなたは、幸せな未来に立っていますか?と
問われているような気がしました。


● キャラクター
ハルカとユウの友だちである、
イサミ、アイ、ミホ。

この三人がいい味出しているなーと思いました。

サブキャラのようでいて、
彼らがハルカたちを支えている。

イサミの口癖である「ありえねー!」が
一般人くさくて好きでしたw


● 音楽
【 OP「Idea」/ eufonius 】

暗さと明るさが入り混じった曲調は、
不思議な世界観にぴったりです。


【 ED「夜明けの足音」/ solua 】

こちらは癒されるタイプの曲ですね。

狙われて、怖い思いをしているはずのハルカですが、
あまり引きずらず、楽しそうに日常を過ごしていますw

そんなハルカの平穏な心の中が歌われているような曲です。


● まとめ
時空とか、人の存在理由とか存在方法とか、
そんなSFが主軸の作品でした。

子どもは未来を明るいものとして信じている。
それなら、暗い世界を作ってはいけないのが、大人の責任。

平和な世界を子どもたちに託せたのなら、
その世界でどのように生きるのかは、その子自身が決めていく。

おもしろい!というわけではないけど、
つまらないとまでも思いませんでした。

SFな世界観に「ほえー」となる作品でした。笑

投稿 : 2019/12/07
♥ : 26
ネタバレ

noindex さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

かなりクセのある量子力学SFアニメ。平行世界ものが好きならおすすめ?

バンダイチャンネルで視聴。
北海道の函館を舞台に、少年少女が平行世界からの侵略に立ち向かうSFストーリー。
SF映画「12モンキーズ」を元ネタにしている気がする。ストーリーや未来の映像が少し似ているような。

幽霊騒ぎから始まる小学六年生たちのSFストーリーという点では「電脳コイル」と共通する(こちらの方が先だが)。電脳コイルは話のスケールが小さい分だけ緻密に作り込まれているが、ノエインは話のスケールは大きいものの大味だと思う。

量子テレポーションなどの量子力学の用語をちりばめて虚飾しているのは「失われた未来を求めて」「放課後のプレアデス」を思い出した。その二作品が好きな人(少ねえ…)なら楽しめるかもしれない。

ネックなのは男の主人公の思春期小学生ユウの性格。無気力で自己中で嫉妬深くて情緒不安定で、周囲がそれに振り回される話が多い。
それとバトルの大半が{netabare}竜騎兵同士の仲間割れ{/netabare}なのもどうかと思う。無駄な小競り合いを除けば1クールで収まる内容。竜騎兵のそれぞれのキャラは個性的で立っているけど。
終盤も駆け足で説明不足に感じた。途中のグダグダを無くせばもっと説明出来ただろうに。{netabare}シャングリラがどうやって出来たのかと(ノエインの回想はあるがあれだけでは…)、ラクリマがなぜあんな荒廃しているのかを説明してほしかった。マジックサークルのような実験のせいでそうなったように推測できなくもないが。{/netabare}

それでも私は平行世界をネタにしたSFアニメが好きなので2クール完走できたが、無理な人は無理だと思う。人に勧めるならこれよりも電脳コイルだな。

キャラデザはかなりクセがあるが(特にハルカのネコ目)、担当が岸田隆弘さんなんだよね…まどかファンとしては複雑。
しかもアニメーターの担当回によって顔の作画が大幅に変わる。
バトルは迫力あるし(ラフ画のようなシーンもあるが)、CGも多用していて、全体を通して背景・配色・演出などのデザインワークは洗練されているんだけど。

音楽はかなり良い。eufoniusのOPもいい曲。菊池氏があんな騒動をおこさなければ今も活躍できただろうに。

声についてはハルカの棒演技が残念。それ以外のキャラはベテラン声優ばかりで上手いのに。
田中敦子による普通のおばさんの演技とうりょっちの少年役は光っていた。

各話感想
{netabare}2話
うっわ1話と作画変わりすぎ。岸田さん…。でもこっちの顔のほうが一般受け良さそうだな。だけど小学生の顔してないw

3話
作画戻ったな。このクセのあるキャラデの方がむしろいいと思う。
ユウ=カラスをさっさとバラすスタイル。FateUBWのエミヤみたいに引っ張るのかなと思ったが。
ハルカとユウがロープウェイに乗るまでの流れが茶番すぎるやろwその後も結構高い所から落ちたように見えるがw

4話
ノエイン様つえー。作品タイトルだから敵じゃないんだろうなとか推理してしまうが。
この三角関係話いるのか?ビンタしすぎw

5話
西洋のこっくりさん「ヴィジャボード」は初めて知った。
絶対臨界計画阻止委員会?厨二臭い組織名やな。
時空を操る少女とかやっぱりセカイ系かあ。「セカイ系」の定義もアレだけど。

6話
食事が虫!

7話
まーた絵が変わった。こっちのほうが一般受けしそうなキャラデだよね。

9話
この回の顔の作画はちょっとキツいw
なんかFateの士郎とエミヤみたいになってきたな。
人の思いが量子の力場に干渉するとかどんだけ都合のいい設定なんだよ。

10話
未来人がさっさと正体を皆に明かす展開は珍しいね。
御用学者とか原発事故以降散々聞いたねえ。

11話
量子力学うんちく回。
さすがにもうシュレディンガーの猫は陳腐化してるからサイコロでの説明にしたのかな。
不確定の量子が存在しうるから多元世界ができるという主張は相変わらずピンとこねーよなw

12話
バトルシーンがラフ画。演出なのか万策尽きたのか。
ハルカが観測したから確定事象になる量子論アプローチ。

13話
もうへたれユウでなくトビ君が主人公になれよ…。

14話
ユウの性格のせいで見るの止める奴多いだろこれ。
ループ回か。エンドレスエイト。
因果律の縛りによりハルカは自分が生まれない世界に行くことはできず、同様に親の離婚の阻止もできない。

15話
このシーン、後の自主制作アニメ「むきだしの光子」に似ている…あれってノエインのパロディだったのだろうか。

16話
回想シーンで作画の統一性の無さが晒されるw
ハルカがカラスと出会わない世界線。なんかループ物っぽい。
ようやくユウがまともになってくれたか?

17話
ユウの母親極端に変わりすぎだろw
マジックサークルのせいで未来が荒廃したってオチかな?
イサミのコミュ力小学生レベルじゃねーぞ。
コサギがクイナからもらった口紅を拭くのはいい演出だな。
予告がネタバレ気味なんだが…。

18話
唐突な当たり前の孤独wwww
異世界人のトビに8ミリテープのこと聞かれても困るわな。
コサギが一番普通のアニメっぽい顔してるよな。

19話
この現代でまゆずみがそこまで見つからないってのもおかしな話だわな。
アトリ裏切ってたかー。

20話
アトリ裏切ったと思ったら裏切ってなかったかー。
ユウがシュレディンガーの猫に!
観測すると死が確定してしまう…この話がやりたかったのかな。

21話
アトリに死亡フラグが立ってる…。
家がCGなのはこれがやりたかったからか。

22話
みほがいじめられるのがよくわからん。
シーンによって作画のばらつきが酷い。これはただの作画崩壊だな。
未来のアイの片足って無かったっけか?
なんかAngelBeatsみたいな展開だな…俺がおぶってやんよ!
ノエインの正体は薄々読めてたな。

23話
もうアトリが主人公でいいよ。
バトルが作画崩壊しすぎだな。
量子と漁師はワロタ。
ユウは交通事故からどうやってシャングリラを作るまでに至ったんだよ?

24話
「人は存在を認識することでそれを確定できる」が作品テーマだったのか?
時空の収束を阻止できた理由がいまいちわからんがハルカとユウの思いが通じたのでしょう。
アトリとコサギは死んだのか?カラスは消える理由は無かったと思うが…。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 17

シェリングフォード さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

子どもたちと未来

―青い雪の降る午後、わたしはあなたを見た。教会の鐘が鳴り響く中、白い髪の黒いマントに、哀しい目をしたあなたを。―


いつも一緒にいる5人組のグル―プの子供たちの中に「竜のトルク」を持つ者がいる。
無限に分岐した世界線の内の1つ「ラクリマ」から自分達の世界を確定させるためにそれを奪いにやってくる。
「シャングリラ」もその1つだ。「観測者が観測する世界」、それが真実になってしまう。その資格が「竜のトルク」なのだ。
3つの世界の世界優先権の争奪戦。価値基準が世界を決める。


物語は仲良しの小学6年生の5人組が中心となって進んでいきます。
よくあるもめごとやケンカ、それと楽しいことを共有する、懐かしく微笑ましくもある描写の中で、「未来」というとてもスケールの大きなものが関わってきます。
さらに、“カラス”と呼ばれる不思議な力を使う男が突然現れたり、量子論など難しい言葉が飛び交いますが、あくまでも主人公は常に子どもたちです。
大きくて、複雑で、矛盾を孕み、幾億の思想と止まぬ悲劇に囲まれた世界だけれど、
小さな体に2本の足で立つ彼らは大人に頼らず背伸びもせず、様々なことに等身大のままぶつかっていきます。
それらは、ときに身に沁みて感じられることもあれば、生々しく心を引き裂かれるような想いもするのです。

もちろんそれだけではなく、パワフルな戦闘シーンもあります。
このアニメの戦闘シーンには批判するに打ってつけの白羽の矢が立つのですが、まったくそんなことはありません!
その命懸けの激しい戦闘が繰り広げられる場面では、戦う主体の動きと気迫の凄まじさを表わすために、線の荒い状態で撮影されました。要するに、本来ならば途中の作業をあえてそこで止めることによって引き出した迫力だと思います(このへんの詳しいことはよくわからないけれど)。
『Cowboy Bebop』のしなやかでアクロバティックな戦闘とは違って、動きの強さと覇気に満ちた人の姿はそのまま描かれており、また蹴りやパンチ、「力」による攻撃でもそれぞれの威力が伝わってきて観ているこちらまで緊張してしまうこの映像にはケチのつけようがありませんよ!
アニメを品評して点数を細かくつけるなんてしない限り、白熱とした描写であることは間違いないと思います。
なにより肌で感じられるのだから凄いに決まってる。そんなものがいくつあるんだろう。


未来の世界からやってきたカラスなどの人間たちは実は5人組の10年後の彼らの一部も含まれていて、その辺が絡み合うシナリオはとても切なく、非常に感動させてくれます。

個人的に一番感動したのもこれに関わることで、具体的には12話です。僕はこのアニメの中で特にフクロウが好きです。
声の芝居もすごく好き。ちょっとかっこ良すぎます!そして同じくらい哀しかった。22話も同じです。
本作でシナリオの良さを挙げるとき全体のバランスはもちろんのこと、多世界線との関わらせ方や最後に向かうまでの伏線の散りばめ方、そして最終回への収束はとても良かったです。ラストは語りに傾き過ぎた感じは否めませんが、とても興味深いものでした。
それというのも「地球上に起こった、もしくは起こり得るおびただしい数々の悲劇への回答」です。
これを小学6年生が答えるんです。ちょっとハードな気もしますが、これがちゃんと答えてしまえるのです。
自己犠牲や『NARUTO』のようなガッツだけの馬鹿押しでも奇をてらうでもなく、1人の少女として「世界」に答えます。

実は、このアニメで描かれる5人組は他のアニメで描かれる子どもとは少し異なります。
夕方の子ども番組のように目線を同じくした子どもでなければ、深夜アニメのような青春を謳歌する青年に近しい存在でもありません。彼らはちょうどその中間地帯にいる珍しいモデルなのです。
彼らは小学生で遊ぶことに多少は熱中しているけれど、来年からは中学生。
それに彼らの内1人は都会の中学へ行くかもしれないという事情を抱えた少年少女たちなのです。
まだよくわからないけれど、薄っすらと漠然とした未来への不安を感じ始め、いつまでもみんなでこうしていることが難しくなっていくことに気付き始めています。それが遠くに行こうとする彼であれ、また恋であれ。
心身ともに子どもであることは確かな彼らです。楽しいことは楽しく、嫌いなものは嫌いで、やりたことだけをする。単純な世界。
でも少しずつ変化していく。その変化の意味を彼らはだんだんと知る。「変わる」ってことの大きな意味を。
こんなふうに見ると、このアニメの5人組というのは他とはちょっと違った設定像なのです。

でも間違いなく”問い”に答える晴香は12歳の少女。彼女の悲劇に対する答えも12歳の少女の言葉でした。
量子論、デコヒーレンス現象、量子存在などなどの専門用語、それに時空間を超えるという超設定の中で、さらに哲学に少し手を伸ばしたようなことまで問われす。
でもここまでの内容で設定における難しい言葉を使う部分はあるにしろ、少年少女の話す言葉や捻り出す結論には一切そういった言葉は使用せず、彼らの言葉で胸をはって答えていました。
そしてその中にひっそりと哲学を忍ばせているのです。あえて言うならば。
このときも同じです。高度な思考や会話はそこに存在せず、子どものレヴェルでちゃんと答えることができていました。

何が言いたいのかというと、その人物の心の内から出る血の通った真実の言葉というのは語(物語)の中では、非常に重要なファクターであり、ここを描くことができなければそれはただのフィクションでしかないのです。そこを一歩踏み越えて現実を生きる僕らに共感や温かさの残る熱を届けるにはここが必要なのです。それに成功すれば、実際にフィクションは人の中に生き続け血となり、肉となっていくのです。それは励ましになり、救いにだってなる。もちろんストーリーの好みあれば、演出の問題もありますが、涙を1つ流せられる台詞、言葉にはやはり特別な輝きを感じます。
僕が勝手に言っている少女の言葉、少年少女の言葉と言うのはそういった意味なのです。
晴香がどう答えたかは実際に観て頂きたいです。



「こどもにこそ観て欲しい」と僕も願うこの作品です。でももちろん大人にも観て欲しい。
個人的には、子どもの頃の経験というのは「今」に大きく結びついていると思います。
見たもの、聞いたもの、感じたこと、嬉しいことも傷ついたこともぜんぶぜんぶ。
「大人になっても辛い?」なんてユウの言葉にも身を引き裂かれます。
でも逆にあの頃の思い出がどれだけ今の自分を励ましてくれているのかだって強く心に感じます。
だからこそすごく大切で大事にしなきゃいけないもの。忘れていいことは忘れよう。それでいいんだから。
また、孤独な人間こそ友達という存在が世界でも指折りの大切なものだということを改めて知ることができると思う。
一番大事なことは最後にトビが言ってくれます。

大好きな作品です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 13

65.5 5 因果アニメランキング5位
orange(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (560)
2557人が棚に入れました
長野県松本市に住む女子高校生・高宮菜穂は2年生になった4月の始業式の日、差出人が自分の名前になっている手紙を受け取る。その手紙には、26歳になった10年後の自分が後悔をしていて、その後悔を16歳の自分には味わってほしくないこと、菜穂に今後起きること、それに対して菜穂にしてほしい行動が書かれていた。菜穂は、初めは誰かのいたずらと思っていたが、手紙に書かれていた通り、成瀬翔が東京から転校してくる。手紙には、5月に成瀬翔を好きになること、翔が17歳の冬に事故で亡くなること、その事故は防ぐことが出来たと書かれていた。

声優・キャラクター
花澤香菜、高森奈津美、衣川里佳、山下誠一郎、古川慎、興津和幸、佐倉綾音
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

設定も(背景)作画も雰囲気もよい。が、キャラとシナリオが破綻している感じ。もったいないっす。

[文量→特盛り・内容→酷評系]

【総括】
普通の高校を舞台にした、普通の高校生が織り成す、普通ではない恋愛もの。

SF的な内容と恋愛の要素を合わせたものは、「Key」など、名作にもなり得るジャンルですが、この作品はイマイチでした。少女漫画っぽいキャラや展開にイライラしたのと、SFとしてストーリーが破綻しているのが問題かと。

でもまあ、実写化されるほど人気がある原作なのだし、私のように、アラを探して減点方式で物事を捉えるカスのような人間でなければ、楽しめる作品なのかもしれませんね(自爆)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
第1話を観て、思ったこと。

○→OP、ED共に実力派シンガー。特に高橋優さんは元々ファンなので嬉しい!

○→絵が非常に美しい。特に背景。キャラデザは、一目で少女漫画原作と分かる美男美女揃い。

○→ストーリーの重さ。1話の中で起承転結があった。未来からの手紙を無視もできる(した)ってところは良かった。きっと、それによるマイナスがなんであったかも、次話以降に明らかになるのだろう。(昔のバラエティー番組で、「未来日記」ってあったよね、関係ないだろうけどw)

×→成分にもなっているが、「まず手紙を全部読め」と「守らなければどうなるかまで書いておけ」。普通、全文読むでしょ、気になってw

×→未来から過去を変えたいようだが、1つ目の出来事(例えば翔を誘う)を変えた時点で、その次に起きてくることは変わるのでは? もしそれが変わらない(運命として既に定められている)のなら、不幸な未来を変えることはそもそも不可能なわけで、だとすれば、10年後から操作できる過去は、1つだけなのでは?

×→いや、あんた須和と結婚して子供もいるじゃん。過去を変換し、翔を助けちゃうと翔を好きなままだから、須和と結婚しない(今の子供もいない)可能性あるじゃん。過去の変換がパラレルワールドを生み出すってことが10年後に「解明(確定)」されているんなら良いけど、そうでない(現在の世界が変換されていく可能性がある)なら、須和(現夫)と離婚して翔と結婚したい、したかったという浮気の意思表示(須和との結婚なんてどうせ妥協なんだよ、二番なんだよ、的行動)だし、今の子供なんて(酷い言い方すれば)生まれてこなくても、翔との子供が生まれれば良いってことにならないかい? それって(未来から手紙を出す行為自体が)あまりにも酷くない? ⬅これを一番言いたい。

?→あまりにも動かない、静か過ぎる美しい背景は、まるで写真や1枚の絵画のようにも見えた。それを作為的に捉えると、「過去の世界」であることを表現したかったのかな、と思う。思い出の中の世界というか。なんか、(絵や写真といった)背景の前で演じられている人形劇を観ているような、不思議さと切なさと、少しの不気味さを感じた。

、、、タイムリープ系は数多あれど、この作品の最大の特色は、「未来からの有益な情報を生かせない、生かさない」部分だろう。それは人間が「理屈」や「打算」だけで動くのではなく、「感情」に左右される弱さや強さをもつ生き物だと表現したかったのだと思う。

でも、「人の命」がかかっているなら、別だ。(特に中盤までは)「いや、あんたの羞恥心と翔の命のどっちが大切なんだい?」とか思う。過去の失敗に「命」を入れたことが、この作品の重みであり良さなんだろうけど、単に「恋愛」だけにしておけば、名作にはなれなくても、少女漫画としては普通に成立した(反感は買わなかった)とも思う。

かといって、手紙の情報を完全活用すると、物語にならないし……「命」を扱うって、難しいね。

(同じ「命」をかけたタイムリープ系でも、シュタゲや僕街は、なりふり構わず必死にやった上での失敗だったけど、orangeの中盤までは、「そんぐらいがんばれよ、翔、死ぬんだぞ」感が半端なかった)。

手紙の効果が半信半疑になってきた辺りからは面白くなってきたけど、5人全員に手紙が来てる設定はいらないと思う。もしそうするんなら、「あっ、あの時のあのキャラのあの行動は手紙のせいだったんだ」と分かるような、伏線やミステリー的手法が必要だったと思う(けど見当たらない)。5人全員に手紙が来るなら、「他の4人は知らない翔とのエピソード」が必要なんだけど、それもあんまり(体育祭の怪我くらいしか)ないし。

ただ、評価できる点としては、「未来の自分にすら、解決方法の分からない過去」を変えていこうという点だ。ゴールは分かるのに道順が半分しか分からない、というのは面白かった。それに、「過去の事実を変える」のではなく、「過去の人の心を変える」という点も新しい。やはり、方法の分からない、不確実なものは観ていて面白い。

体育祭、マットを皆で持つシーンの「皆で持てば重くない」は、「翔のトラウマを分かち合う」という分かりやすい比喩だけど、そこで風が吹いてきて背景が動くのは、第1話目感想の?に書いた「止まった背景」の理屈が正しい証明になると思い、嬉かった(けど、我ながら嫌なアニメの見方だ……)。

とにかくまあ、須和が良い奴過ぎて(笑) 誰よりも須和に幸せになって欲しいと思った視聴者は、私だけではないでしょう。「捏造トラップ」の「武田」と、一緒に呑んだら親友になれると思う(笑)

あとはまあ少女漫画だからしょうがないけど、「とっとと付き合えよ」感も半端なかったw

ラストに向けての興味の対象は「①翔は本当に助かるのか(どうやって助けるのか)」「②どうやって過去に手紙を出せたか」の2点のみに。

②は、都市伝説と奇跡で強引に解決。まっ、ここがタイムトラベルものの一番難しいとこだよね。なんてったって、誰も正解が分からない部分だから。でも、あんまりにも乱暴な解決方法でガックリ。

①は、う~ん、これといった奇跡も驚きもなく普通に救えちゃいましたね。好意的に解釈すれば、これまで積み重ねてきた小さなことが実を結んだということなんでしょうが、やっぱり尻すぼみ感がいなめない。自分でハードルを上げるだけ上げといて、まったく飛ばずにゴールしちゃったというか、ボクシングの試合に例えるなら、序盤からジャブとボディーを積み重ね、いつかストレートで沈めると期待してたら、そのまま判定勝ちしちゃう試合を見せられた気分になった。

設定は面白く、作画がもよく、雰囲気も良かった。ただ、如何せんシナリオに荒さがあった。まあ、単純に原作者の力不足なのでしょう(原作も読んだけど、まんまだったし)。やっぱり謎解き要素があるものは難しいなぁ~。イマイチな作品だった。


最後に一言。「BUMP OF CHICKEN」の「藤原基央」さんの名言です。

「生きてれば必ず良い事がある? なに言ってんだ! 生きてる事が必ず良い事に決まってんだろ!」

とても好きな言葉です。自殺、ダメ。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
まず、「1話目に手紙全部読めよ」と、多くの視聴者が思うだろうし、ここからすでにご都合主義がアリアリ。人の生き死にがかかっている場面なのに、自分の羞恥心に負けるヒロインと、メンヘラ男な主人公にイライラ。なのに、あんなに素敵な須和にヒドイ対応をするなんて、どうかしている。須和、世の中にもっと素敵な女性はいっぱいいるからな。須和に幸せになってほしいアニメでした(笑)
{/netabare}


【余談1~ずっと前に聖地巡礼~】
{netabare}
松本、1回行ったけど良いところ! 2泊で蕎麦屋に7軒行ったw どこも美味しかったな~。時間がない人は、駅にくっついてる榑木野(くれきの)さんがオススメ! 駅ナカ店のクオリティじゃないよ! でも、時間があるなら三城(さんじろ)さんがオススメ! 前日までに要予約&メニューなし&値段なしでビビるけど、日本酒と小鉢がいくつかと蕎麦が出て来て2000円。ちょっと、コースを食べた気になれます! メチャ旨でした♪ 松本城は、「格好良いけど、攻めやすそうな城だな~」って思いました(笑)
{/netabare}

【余談2~文学部的レビュー(中原中也)~】
{netabare}
2話の冒頭で使わ(朗読さ)れた詩は、中原中也の「春の日の歌」ですね。中原中也といえば、「夭折(若くして亡くなった)」「ダダイズム(秩序や常識の破壊、否定)」の詩人として有名です。

また、3話で黒板に書かれた古文は、藤原道綱母の「蜻蛉日記(夫への恨み辛み嫉みが書き連ねられた恐ろしい名文ですw)」の冒頭です。

これらを、単に「高校生活の一場面の描写」とみるか、「作為的(隠喩表現的)」なものとみるか。

前者なら論じる必要もないので、とりあえず後者の立場で(そして私は古文は専門外なので、スルーするーw まあ、恋愛モノの有名な古文ってことで作風ともマッチしてるネ☆って位で終わらせておきます)。

しかし、中原中也とは、大分面倒くさいところを……。しかも、「春の日の歌」? 中原中也で教科書に載るとしたら、「汚れちまつた悲しみに」「サーカス」「一つのメルヘン」とかだけど……あえてってところが、怪しい(朗読までしてるし、やはり何らかのメッセージを受け取るべきと考える)。

また、この人は詩人の中でもかなり難解な詩を書くし、私は「雰囲気を楽しむ詩人」だと思っているので、細かい解釈は苦手(そして、中也の中でもそこまでメジャーじゃないから、ネットにも解釈は転がってないし⬅ということは、探して楽しようとしたw)。んじゃ、自力で(笑)

まず、「春の日の歌」は、詩集「在りし日の歌」に収められています。「在りし日」とは中也にとって、「実際には過ぎ去ったが、詩的世界の中では生き続けている世界」と思われます。この辺、「未来から過去(在りし日)に手紙を送る、orangeの世界観」に共通する部分も。実際、「在りし日の歌」の中には、「死」や「幻想」を感じる詩が多い(それに「春の日の歌」は中也の死の1年前に書かれていて、体調も悪く、精神的にも病んでた時期ですし)。

まず、「春の日の歌」全文を。

《流(れ)よ、淡き嬌羞よ、ながれてゆくか空の国? 心もとおく散らかりて、エジプト煙草たちまよう

流(れ)よ、冷たき憂い秘め、ながれてゆくか麓までも? まだみぬ顔の不可思議の、咽喉のみえるあたりまで……

午睡の夢のふくよかに、野原の空の、空のうえ? うわあうわあと涕(な)くなるか

黄色い納屋や、白の倉、水車の見える彼方まで、ながれながれてゆくなるか》

……うん、意味わからん(笑)

多分、「淡き嬌羞(女性的な恥ずかしさ)」や「冷たき憂い(心配)」が「空の国」や「麓」に「流れていくのか?」と問いかけているのでしょう。第一連の「流」は「エジプト煙草」とあるから「風」を表し、第二連の「流」は「麓」から「水」を表すのでしょう(もっと性的な解釈もありますが、好みじゃないので)。

それらがどこに流れていくかというと、「空の国(うえ)」「水車の見える彼方まで」です。こうみると、雄大な自然を歌ったようにおもいますが、あくまで流れていくのは「人の心」です。

この時期の中也が「空」と書くと、やはり「死後の世界」を連想してしまいます。また、「黄色い納屋」「白の倉」「水車」は、いかにも牧歌的で幻想的で、「中也の故郷(山口県の温泉街)」とも言われてますが、私はなんか「ヨーロッパの田舎」を連想します(中也は仏語の翻訳家だし)。中也は確か海外行ったことないんで、未だ見ぬ自らの詩の元風景なのかな? とか思ったり。

自らの、あるいは人の心にある、重く苦しいものが、フッとどこかに流れて行ってしまう感覚。「嬌羞」や「憂い」なんてなくなってスッキリするはずなのに、「うわあうわあ」と声をあげて泣いてしまう。やはり、それすらも自分の大切な一部なのだから、抱えていくべきなのか? それとも、そんなものを後生大事に抱えているから、死へと向かっていってしまうのか?

と、中也も悩んでいるように私は感じます。「春の日の歌」では、全体を通し疑問系が多く使われ、実際は何も言い切っていないしね(笑)

「orange」との関連を考えると、「orange」最大のキーになるのは、「結局、翔の最大のトラウマ(母の自殺)は取り除けなかった」ということでしょう。母の自殺は、=「冷たき憂い」。それにより、翔の心は「とおく散らかる」状態に。このままでは翔は「空の国(死後の世界)」に行ってしまう。そういう、漠然とした不安感を、この「春の日の歌」にのせたのかな? それとも、そういう悲しみを背負ったまま、それでも生きていけということかな?

……うん、こじつけですなw 多分、あんまり内容に関係ないな、素敵な雰囲気で使っただけの詩だな(長い読解の結論w)。それもまた、ある意味この作品らしいがw
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 44
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

感情の起伏が激しい男と、恋に恋する一途でじれったい女の恋愛話がお好みならいいかも・・・

最後は上手くまとめた感じがしますが、菜穂と翔の恋が成就するまでの
過程がちょっと酷かったため、『なんでそこまでして・・・』という
感情が先に立ってしまい、ほんとに良かったね~という気持ちにまで
高揚できなかった自分がいます。
これはストーリーの作り方と菜穂と翔の一連のやりとり(過程)が男向き
じゃなかったということなのでしょうか?
萩田とあずさの関係がとても良くて、唯一の楽しいひとときを与えてく
れました。この二人をメインしたorangeの方が観たいね。
ぶっちゃけ、菜穂と翔は、自分の好きなタイプじゃないんだよね。それ
がイマイチ感の大きな原因だったと思う。でも、こういうのが好きな
方もいらっしゃるだろうと思います。評価は分かれそうな作品ですね。
 
最終話{netabare}
翔の恣意的行動は作者の作為に満ち溢れていて、それがこのストーリー
の魅力の無さに繋がっている。少なくとも私の感動のツボとは明らかに
ズレている。ただ、翔と菜穂を温かく見守る仲間4人はほんとにいい奴
だったことが救い。{/netabare}
12話{netabare}
今回の話は翔の死までの実際の軌跡であったが、正直同情する気持ち
にはなれなかった。なぜなら翔がただのかまってチャンでアホだから。
菜穂はどMですかね・・・?あそこまで翔のために身を粉にする必要
があるのかな・・・?どっからどう見ても、翔の責任で菜穂は胸を
痛めて涙して・・・それでも翔を好きでいる。こういうのを美談とは
言えない。むしろ痛々しい。翔をどうしても助けなければならない
理由は仲間だからか?未来が変わるリスクを背負う価値が翔にあった
とは思えないんだがね・・・。海に手紙を流してタイムスリップさせ
るっていうのは設定上、辻褄合わせにはなってるからいいとして・・・。
翔のお母さんはいい人だった。翔は父親似だな・・・きっと。そういう
ことが分かった12話でした。
やっぱ少女漫画って女子目線なんですね。若気の至りでイケメンに恋し
た高校時代・・・でも結婚する人は優しく包んでくれる人よ・・・的な
感じが凄く感じられます。そして彼女(奥さん)が、好きだった人を死か
ら救いたいという気持ちを心から理解して助けてくれる・・・そんな
器の大きい男に最後は女は行き着くのよ的な、説教じみた結末になりそ
うな感じ。なんか全然予想していた話と違う方向になったな・・・。
終盤に来て、あまりにも翔のひどい面の描写が多く不自然に思ったが、
なんとなく作者の意図がそのあたりにあるのではないかと感じました。{/netabare}
11話{netabare}
翔は本当に面倒くさい性格だな・・・しかし菜穂もかなりなもんだ。
もう少し頭を使って接しなきゃいけない場面で、あの言い方はない
わな・・・。翔の性格をもう少し把握してんのかと思ったが、そう
ではないみたいだ。どっちもどっちって感じで、この二人に同情で
きない自分がいます。菜穂のように鈍感で思慮の浅い女にはやはり
須和君がお似合いでしょうね。パラレルワールドで菜穂と翔が一緒
になっても、菜穂は翔のお天気性格に耐え続ける女になりそう。決
してベストカップルと思えない。この話は感動できるのだろうか・・・
と疑問に思えてきた。{/netabare}
10話{netabare}
さすがに作画は頑張ったみたいですね。手紙が無かったら翔は自殺
していたんだろうね・・・心の奥底から友達を思い、救うというこ
との難しさも感じる。手紙なしでここまで思慮深く翔を支え助け合
うことなど、現実的には無理に近いだろう。翔以外の5人の後悔が
過去に届いたら・・・後悔しない過去が作れて、翔も一緒に10年後
を過ごせる・・・とてもロマンチックなストーリーだけれども、
残る問題は現実世界の事実とパラレルワールドの整合性をどう綺麗
にまとめるのか・・・次回から結末までがとても興味深い。{/netabare}
9話{netabare}
もう付き合ってるのと一緒だろ~って思いますけど・・・w
素直に自分の感情に身を委ねられない翔の心の揺らぎは常人のそれと
比べると極端だけど、菜穂がこれまた常人とは思えないほど鈍感で、
しかもふたりとも内にこもるタイプだから、前進しないよね。これ
で翔の自殺は防げるのか・・・。萩田はほんといつもいい味だして
くれるね。アズと萩田版のorangeをやってくれたら見たいなぁ~。
所々作画がひどく乱れている感じがしました。最後まで頑張って
欲しいです。{/netabare}
8話{netabare}
母の自殺の原因をトラウマとして引きずる翔は、大切に想う菜穂にも
同じようなことをしてしまったら・・・という気持ちがやはりあった
ようです。煮え切らない態度もそのトラウマが要因となっていて、ち
ょっとイライラする感じの性格に翔を設定している所は味があって良
いと思う。菜穂も相変わらずの鈍感ぶりで、この二人がうまくいくに
は、友人の助けは必要だろう。友情、絆、そして愛は、親の死の要因
を作った翔のトラウマを超越するのか?そして、超越した場合に未来
はどうなるのか?超越しなかったら翔はどうなるのか?まだまだ目が
はなせません!!{/netabare}
7話{netabare}
上田先輩ってのはまだ引きずってるんだね~。しょうもない女だよ・・
・。翔もビシッっと言えばいいのかもしれないが、そうできない所が
菜穂の性格にマッチするんだろうね~。高校時代の恋愛って不思議な
ところに好意を持つものだしね。案外、上田先輩に酷いことを言わな
い翔のことを、優しい人って感じてたりしてね。その辺の所は、少女
漫画目線で、ある意味鋭いかなって感じがしました。
 死にたいと思っている人に何を言ってあげれば、そして何をしてあ
げれば、その気持ちを失くすことができるのか・・・。未来になって
から初めて分かった翔の事実を顧みて、過去に遡ってもう一度本当の
友人として翔に接する須和の行動には感動した。菜穂も翔に告白をして、
これが翔をどのように変えるのか・・・。それでもやっぱり自殺して
しまうのか・・・。須和の『後悔すんな・・・お前は悪くない・・・』
には泣けました。{/netabare}
6話{netabare}
菜穂の優柔不断さ加減は正直イライラする時もある。男なら救ってあげ
たくなる!!って思う人も多いと思うけど、ここまでトロイと正直呆れ
るかもしれない。でも、ストーリーにずっぽり嵌っている証拠でもある
ので、作品自体は良いのだ。さて、両想いなのはお互いに分かりきって
いるのに、なかなか恋人へと進めない二人。始業式の謎が解け、その事
が翔の自殺の大きな動機になってしまっていたことに菜穂が気付き、な
んとかしようとしたが上手くいかず、須和の力を借りることに・・・。
そしたら須和にも手紙が来たって・・・未来の菜穂が須和にも書いた
ってことかな・・・?・・・だとしたら、違う並行世界に翔と菜穂を
送るつもりなのだろうか・・・?この先がますます心配だし、楽しみ
になりました。
しかし、上田先輩ってのはひどい女だ・・・。いくらアクティブでも
あんなのはやだね・・・と思いつつ騙されるんだなw やっぱ、イラ
イラしても、正直で純真な菜穂の方がいいわな( ´艸` )ふふ{/netabare}
5話{netabare}
須和はいいやつだよなぁ~。菜穂の仲間達の友情は本当に美しいよ。
現実的ではないかもしれないけど、5話までの美しい友情の過程と、
菜穂と翔の恋愛前のプラトニックな幸せ時間の描写は好きです♪
パラレルワールドの話があったが、いったい最終的にはどのように
まとめるのかな・・・。原作も映画も観てないから楽しみです。
菜穂の一生懸命さがとても可愛いです。{/netabare}
4話{netabare}
翔が上田先輩と付き合ってから気がついた本当の気持ち。菜穂が翔へ
の想いから逃げようとして閉鎖的になっていく気持ち。その二つの交
錯した気持ちは、結局一歩踏み出した菜穂の行動によって打開された。
本来であれば、なかったはずの、心の蟠りを話し合う翔と菜穂の会話
は、もうお互いに好きだということを意識している状況だろう。
遠回りをしたけれど、菜穂の想いが報われて良かったように感じるが
、未来はどうなるのか・・・?現実世界の様相も変わってくるとか・
・・ないよな・・・子供が消えるとか・・・ん~どうなるんだろう?
朝起こしてもらったり、弁当作らせといて、翔は勝手な奴だと思うよ。
でもさ、高校時代の恋愛なんていろいろあるさね~。{/netabare}
3話{netabare}
高校時代(過去)の菜穂が翔の過去を変えたら、未来は確実に変わる
だろう。最終的にはもう一つの現実が存在するのでしょうか?
ただ、菜穂は翔が好きだったことは事実だし、現実世界では後悔もし
ているように感じる(子供もいるけど・・・)。だから過去の自分に
手紙を書いたのだろう。orangeとは、翔にもらったオレンジジュース
のことだけではないだろう。
菜穂の声は花澤さんが好演していると思う。翔がどうなるのか・・・
そして菜穂との関係と、未来は・・・?
色々と興味深く来週が待ちきれない感じです。{/netabare}
2話{netabare}
翔を救えるのか?翔を救えたら運命は変わらないのか?どうなんだろう・・・。
好きな子からお弁当作ってもらったら嬉しいよね。菜穂がお弁当を翔に
渡すことができて良かった!{/netabare}
1話{netabare}
何かを隠している感じがする転校生の翔と菜穂の高校時代の出会いから
菜穂が翔を好きになるまでの話。
この高校時代の翔と出会ったころの菜穂に宛てた手紙は未来予告ともいえる
内容だが、10年後の自分自身が書いた手紙・・・という設定みたいです。
(それがどこから届いたのか・・・とか無粋なことは私は言わない。)
最初の内容は翔を誘わないで・・・という事だったが菜穂は守らなかった。
これが後にどういうことを意味するのか興味深い。
過去を変えたら、それに伴って未来も変わる・・・とか余計なことは考え
ないでみるべき作品かな・・・と思う。作者がストレートに何を伝えたい
のか感じ取って味わっていこうと思う。
すごくいい作品なのでは・・・と期待できる1話目でした。
{/netabare}
こういう雰囲気の作品は好きです。最後まで見ます。
作中のBGMもとてもセンスがいいです。今後がとても楽しみです!!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 36
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

変えたい過去…それを考える青春もの

原作未読ですが、この始まりは間違いなく良い青春ものになると思いました。1話ですでに涙目…コブクロの曲も卑怯だ(良い意味で)。最後までじっくり見ました。

3話まで…出だしだけでうるうる
{netabare}過去を変えたい思いが生んだ奇跡なのか、手紙を受け取った過去は少しずつ変わっていっています。変えた過去はどう変わっていくのかこの先も面白そうです。過去の話と進行形の話がうまくミックスして、非常に見やすいです。
翔の表情が1話と3話では全く変わっているんですよね。重い気持ちが変わっていっているのだろうか。菜穂の恋心が強くなっていくと辛そうだ…。スレ違いと葛藤、青春ものはこうでないと。{/netabare}

4話…グサッ、グサッ、グサッ…
{netabare}未来の自分は過去の自分になんでも言える、なんて正論…。そう、だからこそ、やり直し系の物語はうけるんですよね。特に青春に思いを残している人には。そして、過去の自分はそれが精一杯。
未来の旦那、須和がイケメンで良いヤツ過ぎて泣ける。翔が居て、須和が旦那って、嫉妬した女子多いのでは?
でも、菜穂が追いかけて、翔に叫んだシーン、泣いた…涙もろいなぁ…{/netabare}

5話…地味な子ほどモテる
{netabare}特に少女漫画は。いや、菜穂は可愛いキャラだよ、うんうん。
パラレルワールドは分かるが、手紙のなぞはどう説明するんだろう。ま、この話にそんな難しい話は要らないかも。
みんなが手紙を受け取ったんだろうけど、須和の気持ちがそれによって我慢しようとなったのは切ないな。須和と翔の間で揺れ動きそうな展開になりそうで、どうなるんだろう…。気になるが原作読むのは我慢しよう。{/netabare}

6話…心の闇
{netabare}前半は菜穂と翔のくっつきそうで、くっつかないイライラ展開。いかにも少女漫画っぽい。互いに好きなのがまるわかりなのに。でも、今回は菜穂が積極的。
で、後半。翔の死が自殺だったことを知り、なんとかしなければ…と思うものの、翔の心の闇が深いこと、母に自殺が初めて帰ろうと誘った日だったことを知り、菜穂は落ち込んでしまう。そこに須和が来て相談、須和にも未来から手紙が届いたことを知る。
切なくなる話だけど、ボンボン松本ボンボンボン♪の歌が強烈過ぎでした…{/netabare}

7話…え~と…須和がイケメンすぎる
{netabare}須和にも届いていた未来からの手紙。そこには菜穂と同じように後悔しないでほしいことか書かれていました。
祝ってやれなかった翔の誕生日。未来のみんなは翔の家に集まり、翔の居ない誕生日を祝い、現在のみんなは祝うことができた。
そして、みんなは翔の悩みを聞き出し、翔と菜穂は互いに好きだと告白。

良い最終回だった…あれっ?
須和がイケメンすぎて、現在の菜穂も須和選んじゃったら良いんじゃね?と思うくらい。結末見えない…。でもこの作品、毎回グッと目をこらえてしまいます。{/netabare}

8話…みんなで救おう
{netabare}菜穂と翔は互いに好きなのに付き合いません。大切だからという気持ち、なんとなく分かる…。
そして、みんなに届いていた未来からの手紙。それぞれに悩むのではなく、みんなで救おうとなりました。翔は幸福者だと思う。その思いが伝わるといいな。
でも気になるのが翔の倒れかた…まさか、まさかだよな?そんなフラグは要らないぞ…{/netabare}

9話…付き合いそうで…
{netabare}もうね、翔も菜穂も互いに好きなのが分かっているのに付き合わない。互いに付き合う感覚ではないくらい自然がいいんだろう。でも、翔はちょっと違うな。須和に何だかんだ言っているのも実は先が…なのを考えてのことかと。かといってやきもち妬くし。めんどくさい男だ!!いや、変わってきていると思いたい、
みんなで翔もを救いたいのは分かったが、どうなることやら。あ、棒倒しは燃えます。ライダーキックは良い思い出。{/netabare}

10話…これが本当の伝言リレー、翔が駆ける!!
{netabare}翔の闇は深い…みんなが心配して何とかしようとするのに、やっぱりうじうじする感じ。須和がナイスガイのイケメンすぎるので、翔どうよ?と思うのですが、考えてみたら翔の置かれた状況が辛すぎて仕方ないですね…。大切な母親を失って、しかもひょっとしたら死なせなかったかもしれないという後悔。これは重すぎです。

みんなは未来を変えようと頑張ります。リレーは足を痛めても頑張った翔のお陰で勝利。翔が本当に嬉しそう。リレーの伝言が翔に届いたと思いたい。未来は変わってきているし。

それにしてもここ数話、作画がひどい気が…イケメンたちが笑ってしまうような顔になっていたり、足が異常に細かったり、ちょっと酷い。でも クオリディアよりも…いや、どっこいどっこいかもしれないです。{/netabare}

11話…もうね、翔も須和も不憫すぎる
{netabare}クリスマスを一緒に過ごそうと約束した翔と菜穂。でも翔のおばあちゃんが肺炎起こしかけてキャンセル。大晦日はと臨んだはずが、未来からの手紙どおりの展開に。翔の闇は深すぎてどうしようもありません。
この大晦日がきっかけの一つとなり、須和と付き合うことになったという。実は須和はこの日告白していたというのだ。展開は完全に未来からの手紙どおりなのに、須和は告白せず、菜穂の背中を押すこと選んだ…追いかける菜穂を振りきろうと翔…どうなるんでしょう…

翔、本当にめんどくさい。なぜ翔なんだろうと思うようになってしまいました。翔の置かれた立場考えたら分かるんですが、あまりにも翔の描写が少ないから、翔の闇の深さが分かりづらいんですよね。

にしても、本当に作画、どうしちゃったんでしょう。菜穂が口開けてる姿が出っ歯にしかみえず、笑いそうになってしまいました。{/netabare}

12話…重い、重いよ…
{netabare}翔がどうしてめんどくさい男になったのかを理解する回でした。さすがに重い…。母親の出せなかったメール見たら絶望してしまう…。
でも…生きろ、生きなきゃならないんだ。やっぱりこの男救わないと。笑顔で最終回終わってほしい。

で、母親は能登ちゃんかな~と思ったらやっぱり能登ちゃん…すっかり母親声優だ…なんかさみしい。{/netabare}

最終話…生きる、それが一番大事
{netabare}最後の最後に気づいただけでも良かったな翔。
最後の難関、それはバレンタインと翔の逝った日。どう回避するか、みんなが翔を守るために必死。ここまでされる翔は幸福者だと思う。見方によってはみんなが守ることに酔ってるとも言える。ここは人それぞれの見方かと。強くなった菜穂がいて、なんとかバレンタインはうまくいったものの、最後の難関、翔の自殺は動き出す。そこを救ったのは萩田の機転という、最後に萩田GJ。翔がやっと本音を話して、みんなも事実を話して、笑って終了です。

手紙を送った未来は変わらない。それでも過去を生きている誰かは変えてあげたい、その思いは届いた。この物語はそれが最も大事な点であると思います。今を変えるのは無理、なんとか過去を変えたい、それを見れなくとも、変えたい。その気持ちを代弁しているようなアニメでした。{/netabare}

さすがは少女マンガが土台というところでしょうか。男から見て、翔がどうしようもないくらいあまちゃんにしかみえないのが少々残念でした。でも、12話があったお陰で翔の見方が変わったので、そこは救いでした。あれは高校男子にはキツすぎる出来事です。翔を救うには魂ごと救わないといけなかったわけで、最後の最後に救えた、それも積み重ねてきたみんなの気持ちが届いたということだったと思います。本当によくまとめていたと思います。

でも、やっぱり須和が切なかったっですね。あまりにもイケメン、ナイスガイ過ぎました。ちょっとはひねてくれよとも思ったのですが、最後の最後までイケメンでした。同情する気持ちもよくわかります。

物語は可もなく不可もなくだったと思います。OP、EDは最高です。毎回コブクロが流れて泣きそうになってました。作画、途中どうしちゃったのかと思うくらいひどいときがありました。違和感あってネットで調べたら場面転換したさいに座る位置が逆だったとかあったのでびっくりしましたし。当然DVDでは修正すると思いますが。最後はきれいになっていたので、中の問題だったのでしょうね。

映画が決まりました。オリジナルストーリーが入るらしいですが、TVの総集編の方が強そう。あのはなと同じ感じになるかな?見てみたい気はしますが、二週間限定?大規模公開ではないのね…円盤まで待ちますか…。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 51

70.2 6 因果アニメランキング6位
蟲師 続章(後半エピソード)(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (373)
2173人が棚に入れました
それは何処であったか、何時であったか。
白き髪と緑の目を持つ少年は、
世と生命の“理”を──そして己が居るべき処を照らす光を知った。
(第十一話 「草の茵(くさのしとね)」より)

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「ただ生きるために」

この作品は、これまで1期、日蝕む翳、そして続章の前半と視聴を続けてきました。
圧倒的な作画とSEのクオリティーは、1期から着実に向上してきているので、視聴を楽しみにしてきた作品です。

人と蟲・・・普段はお互いの領分で慎ましく活きているだけ・・・
でも、この世という場所に両者が存在するということは、例え曖昧だとしてもお互いの接点は必ずあるんですよね・・・
普通に生活していれば、決して足を踏み入れる事の無い境界の狭間・・・
何の因果なのか人も蟲もそこに迷い混んでしまい、お互いが結び付いてしまう・・・

それが良いことなのか、それとも悪いことなのか・・・
一概に括れないところにこの作品の旨みが凝縮されているように思います。

でも、大概はちょっぴり淋しいです・・・じゃなかったら、お互いの共存の道がもっと早くから模索されていたことと思います。

結びついたお互いは決して多くは望みません。
望みはただ一つ、生きたいと思い生きるために行動すること・・・
ただそれだけ・・・

でもお互いが結びついたその先にあるのは、ただそれだけの願いを持つことすら難しい世界・・・
人はコミュニケーションにより状態を訴えることができますが、多くの蟲にはコミュニケーション能力が皆無・・・だから痛いのか、苦しいのかすら分かりません・・・
中には声にならない叫びを発していた蟲もいたかもしれません・・・

人と蟲が接する世界であるからこそ、蟲師の存在はとても大切です。
蟲師の多くは人を助けてくれますが、蟲により近しい存在であるからこそ時には断腸の思いをしたこともあったことと思います。

それでもギンコには蟲が集まってくるといいます・・・
蟲にとって蟲師の存在とは何なのでしょう・・・?
忌むべき者・・・? 安息をくれる者・・・?
それとも自分達の存在に気付ける蟲師に何かを伝えたがっているの・・・?

こんな事を考えながら視聴しましたが、後期の10話もあっという間でした。
終盤になると、この作品が終わってしまう事に対する寂しさを感じながらの視聴でした。

この作品は「原作が面白いんだから、それだけを見て、忠実に映像化する」
というコンセプトを掲げてアニメ化されたそうなのですが、極めて納得できる作品でした。
個人的には、もう一度淡幽さんの登場を期待していましたけれど・・・^^;

族章は前期10話、後期10話に「棘のみち」を加えた計21話でしたがしっかり堪能させて貰いました。
そして今夏には「鈴の雫」が上映されるとの事です。
この「鈴の雫」は最終エピソードだとか・・・どの様に纏められるのかがとても楽しみです^^

投稿 : 2019/12/07
♥ : 31
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

12話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:怪奇、ファンタジー
◎放送時期:2014年10月~

●スタッフ、ストーリーは前半のレビュー参照
→http://www.anikore.jp/review/882067/

■総評■
※原作 アニメ終了部分まで既読。

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【11話】
{netabare}時系列はヨキが常闇に囚われ、ギンコになった後。
山中で倒れているところを蟲師・スグロに拾われ、寿命が近い「山の主」に代わり新しい主が誕生するのを待っていた中、その主の声に引き寄せられ山中に入ったギンコが新しい主の卵を割ってしまったことで山の理が途絶し、村を閉じる事になった…という話。

家族やヌイとの記憶もすべて失い、他の蟲師からは体質を利用されるが災いを呼べば厄介払い。
そんな中で存在価値を失ってたギンコだったけど、主と光脈に生きることを許された。

さらに最後のスグロのセリフで、ギンコは一貫して救われたんだなぁと。
『この世で、いてはならない場所など誰にもない。』
『この世のすべてが、お前のいるべき場所なんだ。』

今のギンコが蟲や人間を含め、蟲師としてこの世の生を繋ぐ存在となるルーツが知れた、貴重な回だった。
蟲タバコはスグロが教えてくれたものなんだね^^

スグロの声が中尾隆聖さんだった。低音で落ち着いた、素敵な演技だった。{/netabare}

【12話】
{netabare}花の香りで誘い込み時間を歪める「廻廊」という筒状の蟲の洞穴を潜ったことで同じ時間(それまでの人生)を何度も繰り返していた男性・カオルの話。

時折 花の匂いを嗅ぐと『前にもこんなことが…』と思い出しそうになるけど思い出せない。
不安が募った先で訪れたギンコに打ち明け、『けしてもう一度潜ろうとは考えるな』と忠告を受け入ることを止まる。
しかしその後 奥さんの郁が山奥で転落してしまい、郁を救おうと再び廻廊に…
最後は郁までもがループの中にってことなんでしょうね^^;

久々に蟲師らしい後味の悪い内容だった。
『過去を変えたいとは思うが、それよりもその先が見たい』と言った時にハッピーエンドかな?と思ったらやられましたw

カオルはあの後、廻廊と同化してしまったんだろうか?
その先をもう二度と見ることが出来ないのかと思うと辛いけど、カオルにとってはたとえそれが「悪夢」であっても「幸せな悪夢」だから、ハッピーエンドってことになるのかも。

最後、ギンコが再び同じように訪れ、そして静かに響く雨音に乗せてのED。
この流れが余計に不気味さを煽って怖かった。

それにしても今回カオル役に古川登志夫さん。
なにげに豪華キャスト続きだ~
郁役の柿沼紫乃さんとは、なんとリアル夫婦らしいです。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

蟲師もついに残すところと一話・・・ラストは劇場版で!

蟲師続章分割2クールの後半になります
大分前にアニメ化された作品の
一期アニメ化以降原作完結までをアニメ化する企画がこの続章
続章の前半ラストエピソードは「棘のみち」で後半ラストは「鈴の雫」だろう
という放送前の予想は結局どちらも外れることになりました
前半に関してはスケジュール遅延からの総集編再放送
というあんまりな理由でしたが
後半ラストと予想していた鈴の雫は
劇場版として2015年初夏に公開されるという嬉しい誤算

2期に合わせて書き下ろされた「日蝕む翳」を除けば
「鈴の雫」は原作のラストエピソードに当たる話です
もっとも他の話同様オムニバス形式で発表された一篇に過ぎないので
完結だからと気負って見に行くと肩透かしを食らいそうですが
それでもやっぱり作品の〆になるだけあって
蟲師という作品を理解するための重要なエピソードなのは間違いありません

「鈴の雫」が劇場版になるおかげで
代わりにTVシリーズのトリを務めることになったのは
原作でそのひとつ前のエピソードにあたる「香る闇」
ではなくさらにひとつ前の「常の樹」でしたが
そのラスト二十話へ持っていくまでの流れが実に秀逸でした

十四~十六話で「隠り江」「光の緒」「壺天の星」
十七~十九話には「水碧む」「雷の袂」「泥の草」
家族の絆、親子愛、友情といったものがテーマになった話を
原作の順番を無視して6話並べてあります
前半の3話では暖かいハッピーエンドを見せた後
後半は同じようなモチーフで後味の悪いラストを迎える話が3連続
その上でラストの「常の樹」は
「水碧む」同様蟲と同化していき
「雷の袂」のように家族との不和が描かれ
「泥の草」と同じく足が動かなくなった男の話
これまで一月バットエンドを見続けてくれば
いろいろヤバイフラグが立ちまくりなのに気が付きます
そしてそこからのあのラストですから
ぐっとくるものがありました
(まぁ実のところは原作組なので結末は知っていたんですけどね)

続章前半クールはやはりバッドエンドが足りませんでした
きれいなハッピーエンドや凄惨なバッドエンド
そのどちらともつかないような何とも言えない終わり
それらがごちゃ混ぜになっているのが蟲師の魅力の一つです
続章前半には後味の悪い話が少なすぎてやや淡白な感じを受けました
後半クールはそれを見事に解消できたといっていいでしょう

逆にいまいち改善が見られなかった点は子役の扱いに関してです
上手い子役は本当に上手いのですが
気になって話に集中できないレベルの子が交じってます
子供役は子役にやらせるべきというのが基本方針のようですが
子役の声優起用は博打なんですよね
大人の声優に比べて演技指導で何とかできる部分が少なく
年齢的に長時間拘束することも難しいですから
上手くいかなかったら上手くいくまでリテイクってわけにはいかないんですね
今回の後半クールでも明らかに子役が足を引っ張ってる場面がいくつかありました
ただ、プロ声優を使えば必ずしもうまくいくわけでもないですね
実際「水碧む」の少年だけは子役を使わず
潘めぐみが起用されていたわけなんですが
H×Hのゴンのイメージが強すぎてこれはこれで微妙・・・

なお前半クールではやけに多かった座談会ですが
今回は放送開始直前に一回あったっきりです
スケジュール遅延で何回も放り込まれても困りますが
無きゃ無いでなんかさみしい感じですね
まぁきっと次の劇場版封切り前とかに
また特番組んでくれるかなぁ?

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15

65.8 7 因果アニメランキング7位
Another OVA 『The Other -因果-』(OVA)

2012年5月24日
★★★★☆ 3.7 (437)
1977人が棚に入れました
TVアニメ『Another』のOVA。アニメ本編では描かれなかった見崎鳴のこれまでを、完全新作のオリジナルアニメーションで綴るファン必携のアイテム。
ネタバレ

はなび@虹色 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大切な人を理不尽に奪われるくやしさ、無力感、そして、怒り

わたしの、「Another0『The Other -因果-』」の楽しみ方

「明るく、穏やかな日常に忍び寄る現象」
「鳴、未咲姉妹の『つながり』」
「大切な人を理不尽に奪われるくやしさ、無力感、そして、怒り」

わたしの、総評です。

見崎鳴、藤岡未咲の2人の姉妹のおはなしです。
鳴ちゃんと未咲ちゃんの『つながり』を描いています。

Anotherはこのおはなしを含めて、全13話だと思っています。
そして、中でも、この0話がいちばん好きです。
そのくらい大切で、明るくて、哀しくて、つらくなるおはなし。

本編に含めて放映してほしかったって気持ちはあります。
ミスリードが成立しなくなるので、難しかったのはわかりますけど・・。

そのため、「Another」本編を見た後に、見ることをおすすめします。

さらに、0話を見た後に本編を見返してみると、
鳴ちゃんに対して、物語全体に対しての印象が、だいぶ変わります。
それまでとは、また違う視点で楽しめると思いますよ^^


「明るく、穏やかな日常に忍び寄る現象」
{netabare}
前半は、仲良し姉妹の日常を描いた、明るい内容になっています。

この「見崎鳴の明るい日常」って、
本編では描かれることがなかった場面なのですよね。

現象によって、未咲ちゃんを失わなければ、
鳴ちゃんも、本来の、明るくて、よく笑う普通の女の子でいられたのに。

現象さえ起らなければ、他の3年3組のクラスメイト達だって、
中学校生活を満喫する普通の男の子や女の子でいられたはずなのに。

「普通の日常」を描くことで、現象の理不尽さがより際立ちます。

後半は明るい日常から一転して、現象の恐怖に突き落とされます。

大切な人を理不尽に奪われることへの怒り、哀しみ。
日常から、死の恐怖に常に怯える毎日に突き落とされる落差。

日常と現象を同時に描いていることは、
この物語の中で重要な意味を持ってきます
{/netabare}

「鳴、未咲姉妹の『つながり』」
{netabare}
この0話はAnother全体から見てもとても密度が濃いです。
鳴ちゃんと未咲ちゃんの気持ちや想いが詰まっています。
双子の姉妹のつながりを描いたおはなしです。


見崎鳴
{netabare}
姉妹としても、親友としても、
本当に、未咲ちゃんのことを大切に想っていたのでしょうね。
だからこそ、未咲ちゃんのことを何としても守りたかった。

未咲ちゃんがいたからこそ、本当のお母さんともつながっていられた。
未咲ちゃんを失ったことで、お母さんとのつながりも断たれてしまった。

ひとりぼっちになってしまった。

それがもう見ていて、本当につらかった・・。
{/netabare}

藤岡未咲
{netabare}
好きな人もいて、やりたい夢もあって、
おしゃれにも興味があって、家族を思いやる優しさもあって、
本当にかわいらしい女の子。

なんで未咲ちゃんなの!?って、
見ていて本当につらかった、哀しかった・・。
やっぱり、こんなのひどい・・理不尽だよ・・。
{/netabare}
{/netabare}

「大切な人を理不尽に奪われるくやしさ、無力感、そして、怒り」
{netabare}
たった1人の双子の姉妹であった未咲ちゃんが、
現象によって、「4月の死者」となってしまった。

未咲ちゃんのことを何があっても守るって思っていた、
鳴ちゃんはその時、ものすごい葛藤をして苦しんだと思います。

3年3組に入りさえしなければ、死なずに済んだのかもしれない。
死の色が見えていたのに、何もできなかった。助けられなかった。
でも、なんで未咲が、死ななくちゃならないの!?、って。

未咲ちゃんが亡くなったあと、
鳴ちゃんが眼帯を外し、鏡の前で怒りをぶつけるシーンがあります。

私にとって、このシーンはアニメ版Anotherでいちばん好きなシーンです。

鳴ちゃんのくやしさ、無力感、そして、怒りが一気に流れ込んできて、
涙がぼろぼろと溢れてきました。Another本編ではいちども泣かなかったのに。

この出来事のあと、物語はAnother本編へと入っていきます。

{netabare}
でも、未咲ちゃんを救うことができず、お母さんとのつながりも断たれ、
学校ではいないものにされて、哀しみに毎日を過ごすしかなくなって、
鳴ちゃんは心を閉ざすしかなかったんじゃないかな・・。

そんな、鳴ちゃんが本当にかわいそうで、痛々しくて、見ていられなかった。
{/netabare}

この0話を見た後だと、Another全編を通して、
鳴ちゃんの印象はとても大きく変わります。
そして、未咲ちゃんが「4月の死者」であることが、
本編で重要な伏線となっていきます。

0話を見て、改めて思います。

鳴ちゃんが経験した、くやしさ、無力感、怒りって、
実は、3年3組の生徒全員に言えることなのかなって。
{/netabare}

わたしなら、こんな方に「Another 0『The Other -因果-』」をおすすめ!!

「Another 本編をすべて見たことがある方」(←これが前提条件です)
「Anotherの物語をより深く知りたいと思う方」
「本編では描かれなかった鳴、未咲姉妹の伏線を知りたい方」

投稿 : 2019/12/07
♥ : 34

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

もうひとつの因果

本編である『Another』の1話の前の話、0話となる25分のOVA。
本編でのヒロイン見崎鳴(みさき めい)の双子の姉妹で
実の親のほうと暮らしている藤岡未咲がメインのオリジナルエピソード。

1話で鳴が持っていた人形の意味や、鳴の現在の家庭事情、
15歳を目前にした双子の姉妹である未咲との仲の良さなどが
短い時間の中、丁寧に描かれていく。

観る人によっては百合っぽく感じてしまいそうなほど
仲の良い2人を見ていると、とても微笑ましい。

未咲が「かわいい」って指差したものを、
鳴は「未咲のかわいい、は変わってるね」と言っていたけれど、
女の子って本当によく「かわいい」って言葉を使うし
時々その「かわいい」に対して「どこがだよ」って思うことも多々あるので
鳴の言葉にはなんだか笑ってしまった。

外見がそっくり同士で、どれほど仲が良い姉妹でも、
やっぱり価値観はそれぞれなんだよな。

そんなほのぼのしたシーンから一転、あることから緊張感が
ハンパなく漂い始め、画面に意識を集中してしまうものだから
耳も敏感になって、些細な物音でもビクっとくる演出は秀逸。
言ってしまえばホラーの基本だったりするわけだけれど、
この『Another』ほど音楽や効果音が優れていると思ったアニメ作品は
今まであまり観ていない。
アリプロの唄うOPも雰囲気ぴったりだし、穏やかなEDもやっぱり好きだし。
作画はめちゃ好みだし、もう大満足(笑)

タイトルどおり、因果な出来事が起きるわけだが
それは未咲に起きたことだけでなく、鳴の養子入りの段階からして
すでに因果は始まっていたのだよね。

人間の幸せはその人の感じ方、つまり価値観次第。
でもその人ごとに起きていること、防がれていることは
時期こそ違えど、案外等しいものなのかもしれない。

それにしても、また鳴ちゃんの家が見れて嬉しかった!
僕もいつか、あんな工房を持ちたいなぁ・・

この作品は本編を観てからのほうが断然、良いので
未視聴の方はぜひ、本編を先にどうぞ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 34
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「Another」本編を見終わってから見ましょう。

原作未読。

ホラーアニメ「Another」のOVAです。
Another本編では描かれていなかった、鳴の過去が明かされます。

Another本編のレビュー→ http://www.anikore.jp/review/444765/

本編同様、綺麗なグラフィック、特に錆びや水の表現はとてもリアルでいいですね。
また、影を落としていない、鳴の明るい顔や笑い声を聴くことができます。
ファッションもとてもかわいらしいです。

本編の{netabare}「理不尽な呪い」の正体{/netabare}は分からないですが、本編で鳴がとった行動の意味が分かってきます。
{netabare}
1.美咲の変わった趣味
本編で、鳴がなぜあんな不気味な人形を持っていたのかという理由付け。

2.「鏡」「姉妹(きょうだい)って二親等なんだよね」
双子という鏡のような存在なのに、価値観も生き方も異なる。
そんな状況を表現。

3.繋がっている人形
繋がっていることで、見たくないものまで見えてしまう。
そんな状況になりたくなかったという、鳴の気持ちの表れ。
本編での鳴のセリフ、
「おだやかな顔をしてる。繋がってるのにこんなに安心していられるなんて、とても不思議」
という言葉に繋がってきますね。

4.遊園地の観覧車
本編で遊園地の観覧車に乗りたがらなかった理由。
過去を思い出したくないという思いと、ぐるぐると同じことを繰り返したくないという比喩。
{/netabare}

また、少ない人数に焦点を当てているため、心情描写が丁寧で、キャラクターが引き立っていました。
少し百合展開がありますが、「仲睦まじい」の言葉で表現できる程度のものです。

なお、使用されている曲は本編と同じもの。
違うのは内容だけですね。

本編で曖昧だった内容を補完する意味でも、本編視聴後に観ることをオススメします。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 27

62.8 8 因果アニメランキング8位
京騒戯画(Webアニメ)

2011年12月10日
★★★★☆ 3.6 (400)
1896人が棚に入れました
京騒戯画はネット配信アニメ。『不思議の国のアリス』をモチーフとして、街のイメージを京都、世界観を国宝として高山寺に伝わる『鳥獣人物戯画』の3つの要素を融合した作品です。ストーリーは「鏡の都キョウトに現実の世界から入ってしまったコトちゃんが、現実の世界に戻るために活動する話となっていますが、アクションあり、ドタバタのコメディありの作品になる予定です
ネタバレ

景禎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

我は後世たすからんと云ふ者にあらず。ただ現世に先づあるべきやうにあらんと云ふ者なり

2011年~2012年にWebアニメとして発表されたものに肉付けしてテレビアニメ化した作品。

全10話を通して見ただけでは、ん~・・・よくわからん。でも雰囲気だけは何となく気に入った、というのが率直な感想でした。放送自体は予習編、聖地巡礼(?)編、復習編を加えて13回の放送だったのですが、そういうのを全部見てもやっぱりよくわからん。放送がすべて終わってから、録画もう一度を最初から見直して、やっとぼんやり内容がわかってきた、というのが正直のところです。難解です。

なぜこの作品はこんなにも難解なのでしょうか? 絵は親しみやすく、原色系のファンタジックな画面も美しく、引きは十分なのに・・・

一番の理由は、お話しの構成が時系列、空間系列(て言う言葉ってあるの?)になっていないことだと思います。もう少しわかりやすく言うと、過去と現在、京都と鏡都が、ランダムに出てくるということです。また、同じ出来事を別の登場人物の視点で何度か描きなおしている、というところにも原因があるかと思います。代表的な例で言えば{netabare}親子の別れのところ。ここらへんは明恵上人、鞍馬、八瀬、薬師丸のそれぞれの視点で何度か描かれます。視点が違うので、似て否なるものです。{/netabare}

もう一つの原因は名前の混乱。別の人物に同じ名前がついている。さらには、同じ人物に別の名前がついている。具体的には{netabare}明恵上人の息子である薬師丸が父と同じ明恵と呼ばれる。古都の娘は母親の名と同じ音のコトである。さらに、明恵上人は現代の京都では稲荷と呼ばれている。{/netabare}視聴中の混乱を避けるために、公式Webサイト等の登場人物の説明なんかを参照しながら見ることをお勧めします。

これらの点が、この作品を難解にしている原因ですが、同時に作品の表現上の特徴でもあり、製作者側が一定の効果を狙ってやったものと思われます。なので視聴者側で、それらをじゅうぶんに理解したうえで視聴する必要があります。そうすれば、お話の内容が結構すんなり頭に入って来るようになります。

だいたい、予習編、復習編なんかがあること自体、製作者側もこの作品が難解であることを認識している証拠ですよね。

1回通して見て分からなかった方は、そのへんに注意しながらもう一回最初から見直してみてください。そうすると、この作品の本来の良さに触れることができるようになると思います。

ちなみに、Webアニメとして発表されたものは、テレビアニメ版よりもさらに断片的であるため、テレビ編よりも難解(というか、これで分かるほうが変?)です。これを見てもほとんど理解の助けにはなりません。

ジャンルはアクションファンタジー。SFの要素もあります。歴史の要素や昭和ノスタルジー的要素もあります。主人公明恵(みょうえ)は、絵に描いたものを現実化する能力があり、それゆえに都に住む人々から気味悪がられている、という設定ではじまります。

ちなみに明恵とは、京都の栂尾(「とがのお」と読みます。紅葉の名所、高尾です。)の高山寺というお寺を開いた、実在した歴史上の人物をモデルにしています。高山寺は、日本の漫画文化のルーツとも言われる鳥獣戯画で有名です。

明恵の5人の家族は、ある事情により一緒に住むことができなくなり、明恵、古都は3人の子、薬師丸、鞍馬、八瀬を置いて鏡都を出て行きます。「いつか必ず始まりと終わりを連れてここに帰ってくるよ。」と言い残して。
その後、数百年をかけて家族が復活するまでのお話しです。神や仏や並行世界が登場する、かなり壮大なお話になります。

この作品のテーマは、ひとことで言えば家族の再生です。そのテーマを、時系列、空間系列シャッフルの手法を駆使して、派手なアクションと原色系の幻想的な絵を使って、まるで万華鏡のように見せてくれます。詳しくは、ここで私がごちゃごちゃ説明するより、作品を見て感じてください。

参考までに、私が心に残った台詞。まず、コトの言葉。
{netabare}いつも一緒に夕日見たよね、ご飯たべたよね。そういうのが愛だよ。
つまんないことで喧嘩したり、くだらないことで笑ったり、いつもより5分早く帰ってきたりする、そういうのが愛だよ。
笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだり、いつも一緒にしてくれたよね。そういうのが愛だよ。{/netabare}

明恵上人の父(コトの祖父)の言葉。
{netabare}いるだけじゃいかんのか? 理由としちゃそれで十分さ。{/netabare}

ところで、現代の京都の場面では、登場人物がスマホを使ったりしているのですが、一方で、町には市電が走っていたり、蒸気機関車が走っていたり、昭和30年代の京都の雰囲気を楽しむことができます。

音楽も秀逸です。OPの「ココ」もGoodですが、EDの「疾走銀河」の雰囲気はわたし的にとっても好みです。BGMもすばらしい。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 28
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

2013年秋版の感想

【前置き】
  2013年秋の枠がなかったので、代わりにこちらへ感想を記述していきます。
  因みにWeb版は未視聴です。

【3話まで】
  {netabare}これは良く作り込まれた作品かもしれません。
  独自の世界観に哀愁の香る物語。見ていてとても心地が良いです。

  ただ、構成が解りにくいという欠点もあります。
  一番の原因はアイキャッチ?(X章、鏡都とか書いてる一枚絵)ですかね。
  表示時間が短すぎて読みにくい。
  まあ、読まなくてもわかるんですけど、視聴者が戸惑い易いことには変わりないです。
  この分かりにくい場所移動に加え、時間移動も割と多いので更に混乱しやすくなってます。
  回想の回想はお世辞でも褒められませんよ。

  群像劇とかミステリーとか、パズル型の物語に慣れていないと少し難しく見えるかも。
  よくわからないという人は、とりあえず場所と時間軸の確認をするのが良いかもしれません。
  大雑把にまとめ→{netabare}
  場所は、①京都(現実世界)、②鏡都(絵の中の世界)の2つ。
  時間軸は大まかに、①現在(鏡都:コト×兄弟)、②過去A(京都:コト×ミョウエ)、
  ③過去B(鏡都:古都×家族)、④過去C(京都:古都×ミョウエ)、
  の4つに分かれています。(おそらく、新←→古)
  ④は今後出ないかもしれないので、実質3つかも?
{/netabare}
{/netabare}
--------------------------------------------------------
【視聴後】
  まず前提として視聴者に優しくない作品だということを理解して見た方がいいと思います。
  前述の通り、それなりに論理的な作品に慣れてないと置いていかれる可能性が高いです。

  内容についてはネタバレなしで語るのが難しいですね。
  というより、この文章自体がネタバレに匹敵するとも言えます。
  そういう類のものということだけお伝えすることにします。

  内容→{netabare}
    とりあえず言いたいのは、事前情報(あらすじなど)そのものが騙しという作者の意地の悪さ。
    小説でいう叙述トリックのようなものですね。

    大まかなストーリーや個々のエピソードは悪くなかったと思いますが、如何せん見せ方が悪い。
    技術云々以前に視聴者が得する作りではないので、万人受けは難しいでしょうね。
    おそらく力がある作者だと思うので、次はもう少し視聴者に優しい作品を作ってくれることを願います。

    以下、適当に不満点を羅列。
    ①登場人物
      同一と思われるキャラなのに、複数の呼び名があります。
      不明瞭にしたところで分かりにくくなるだけなので、ハッキリして欲しかったです。
    ②場所、時間軸
      多少わかりにくいけど、基本的には許容範囲だと思います。
      ただ過去に至ってはその不明瞭さと絡むことで、よくわからない状態になっています。
    ③過去
      上記のとおり、不明瞭さが際立つ上、得た情報から推論を立てると疑問点が生じます。
      このせいで、父親という人物の言動が一貫していないように感じられ、
      結果、感情移入することも難しくなっています。
    ④物語
      焦点の当て方が露骨なため、それ以外のキャラが空気化することが多々あります。
      キャラ紹介などなら良いと思いますが、後半の山場などでそうなるのは如何なものかと。
    ⑤表現方法
      この作品に限ったことではありませんが、無理に格闘要素入れるのは何なんでしょうね。
{/netabare}

  視聴者に対する姿勢でマイナス、独創性や枠組みの構築力などでプラスして、☆は3.5にします。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とある一家をめぐる愛と再生の物語

バンプレストと東映アニメーションによる日本のWebアニメおよびテレビアニメ作品
京都ではなく鏡の都「鏡都」が舞台
そこに現れた"コト"と三人議会の一人"明恵"が中心に織り成す愛と再生の物語

第0話(予習編)を観たときは( ゚Д゚)ポカーン状態
まったくわけがわからない
この先が一体どうなるのか不安でした
が、第1話から少しずつ世界観やキャラの説明が始まりました
よかったよかったε-(´∀`*)ホッ
後半からどんどん謎が明らかになり、話はとんでもない方向へと向かっていきます
さすがにラストの展開は全く予想してなかった・・・
とにかく「愛」と「再生」の物語でした!
家族みんな一緒が一番だよね!!
ちなみにOP曲は結構好きです


好きなキャラはコト
いつも元気いっぱいで可愛いです
くぎゅううううううううううう

以下各話感想的なもの
第0話
{netabare}なんかよくわからんかった
とりあえずくぎゅううううううう
やはりweb配信されている方を見た方がいいのか?
まあ何話か見てから判断しようかな{/netabare}

第1話
{netabare}0話が嘘のような普通ぶり
「鏡都」の成り立ちうんぬんの説明でした
三人議会って元々兄弟だったのね
とりあえず一言
これは面白くなりそう!!!{/netabare}

第2話
{netabare}今回はコトちゃん自身についてのお話
幼少コトちゃんはいいロリをしていますな
それでもまだまだ謎だらけ・・・
{/netabare}

第3話
{netabare}三議会長男・鞍馬&研究員のお話
四神が可愛かったのを俺は見逃さないぜ!
伏見はいいキャラしてるな
つけててよかったGPS!!!{/netabare}

第4話
{netabare}コトちゃんハンマーで壊したものって元に戻らないのを今回初めて知った
これって前から明らかになってたっけ?
八瀬のママ大好きっぷりが可愛い
鬼化したらめっちゃマッチョだけどww
兄弟の仲も少し修復されたようですね
よかったよかった
{/netabare}

第5話
{netabare}そりゃあジンギスカン・オ・レはまずいよね〜
明恵さんは死にたがりなの?
まあ両親を2回失ってると考えるとキツいものはあるか
次週はまさかの実写旅番組www
{/netabare}

第6話
{netabare}助けてもらったのではなく、助けられてしまったのね・・・
だんだんと謎が明らかに
そしてやっと0話に繋がった!
盛り上がってまいりました!!!
なんという熾烈な兄弟喧嘩してるのあの2人ww
{/netabare}

第7話
{netabare}古都さんお帰りなさい
いいお母さんオーラを出し過ぎだぜ
それにしてもコトという名前が二人いて大変だ
そんな悠長なことを考えてる間に世界が大変なことに( ゚д゚ )
いったい誰が・・・
って犯人はコトかよ!?
{/netabare}

第8話
{netabare}「鏡都」は13番目の並行軸だそうです
なんかよくわからないですが、ここがぶっ壊れると他の世界もぶっ壊れるそうです
こりゃ大変だ(~ω~;)))
それを引き起こしてしまったコトちゃんがめっちゃ凹んでしまいました
だが、明恵との腹パン合戦で復活!
さらに暴君と化してしまいましたww
世界を救うことができるのか?
{/netabare}

第9話
{netabare}あの二人は兄弟だったのか〆(._.)メモメモ
コトが刺されてバーサーカーになってしまった
鞍馬兄さんイケメンです
俺がこの世界の神となる!!ということですね{/netabare}

第10話
{netabare}綺麗に再生オメデトウ(^▽^)ゴザイマース
そしたら今度は上人のお父さん、つまりはコトのおじいちゃんが登場し、、、
なんやかんやで大団円!
世の中愛だよ「愛」
{/netabare}

第10.5話
{netabare}復習編つまりは総集編
これの前半部分を予習編にすればよかったのでは?
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12

64.0 9 因果アニメランキング9位
UN-GO episode:0 因果論(アニメ映画)

2011年11月19日
★★★★☆ 3.7 (243)
1429人が棚に入れました
坂口安吾の『明治開化 安吾捕物帖』『復員殺人事件』を原案に、フジテレビ深夜の人気アニメ枠『ノイタミナ』で2011年10月より放映のTVアニメ「UN-GO」の劇場版。TVシリーズのメインキャラクター、結城新十郎と因果の出会いと新十郎が挑む最初の事件の顛末を描くシリーズ前日譚。
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あの日見た僕の妹は探偵なんか全然好きじゃないんだけど友達は漢字が読める

今作では2つの時間軸とお話が並行して進んでいきます
一つ、新十郎と因果の出会いについて
二つ、敗戦探偵の出生の秘密について
テレビシリーズ本編に繋がるまさに episode:0 です
すべての辻褄を合わせるべく組まれたお話という第一印象でしたが、本編放送前に公開する手段があったにも関わらず、監督がこれを拒否
第6話放送後のタイミングで公開と相成ったわけです


面白いのがこーいったテレビシリーズと平行して作られた映画作品は大体別働隊のスタッフで制作されるのですが、今回の因果論はまんまテレビシリーズのスタッフが合間を見て作ったようです
ですから映画にしては画面のクオリティはそこそこ


重要なポイントは、これを最初に観ないとUN-GO楽しめませんよ、とか“そーゆーお話ではありません”
むしろ途中か最後に観た方が感慨深くなるよう演出されている内容ですので、そこはご自身のお好きなタイミングでどうぞ
これを観れば本編の素朴な疑問はほぼ全て合致することでしょう
別に『因果論』自体を観なくても本編を楽しむことは十分出来ますから、テレビシリーズ『UN-GO』という作品が少しでもお好きになれた方に送る【番外編】という感覚でお楽しみ下さい
キャラ原案のpakoさんがこの作品に贈った言葉を借りるならば
【因果論とはUN-GOという作品の修正パッチではなく、追加ディスクだ】
というのがまさにピッタリ


ネタバレしたところで本編がつまらなくなることはないはずですし、そう踏んだ上で少々ネタバレ気味に行きます
ご容赦下さい











{netabare}まず結城新十郎が「戦場には虚しい死しかない」と言い続ける理由がハッキリとします
本編では結構ざっくりと『大きな戦争があった近未来の日本』とされてきましたが、その開戦の謎も明らかとされます
若かりし日の新十郎たちが戦争の引き金にとなってしまうのですが、しかし新十郎の過去には戦争のキッカケよりも悲惨なことが起きます
因果と遭遇し、とり憑かれた彼が自分の意に反して片っ端から人を殺してしまうのです


そして因果の正体、なぜ因果は変身するのか?
これはもっと早くに気付く人がいてもおかしくありませんでしたねー、新十郎が因果に対して甘い理由もわかります
冷静に因果のキャラデザを見ればわかりますよ
明らかに因果に付き纏われる新十郎が、なぜ因果を拒否しないのか、うっすらと見えていた二人の関係性が全て明かされます


この映画での新十郎は虚無感に満ちていますがその辺りがどのようにしてテレビシリーズで漂わせている哀愁へと変化していくのか、お楽しみいただけると思います


逆に未だにテレビシリーズでトリックが雑や、とか
謎解きがチートや、とか仰る方は見ない方がよろしいことでしょう
別天王の存在は因果のチート能力の比ではありません
この二人が揃ったことでほとんど異能力バトルアニメみたいになってますんでw(戦闘シーンがあるとか、そーゆー意味では御座いません)
謎解きがお好きな方は余計に気分を害され憤慨なさること確実です
見どころはあくまで敗戦探偵=結城新十郎の誕生 です{/netabare}


ツイッター上では映画としての完成度を評価する声をチラホラと見ましたが、その辺は正直期待外れと言うか・・・
中編映画なら『蛍火の杜へ』の方が数倍よく出来てますし、あくまでUN-GOシリーズファンに向けた作品であることに違いないです











UN-GOという作品の面白みは、どことなくな哀愁に満ちた結城新十郎という主人公に隠されている思うんですよね
新十郎に少しでも魅力を感じていただけたのであれば今作、是非オススメです
無理に見なくても大丈夫だと思いますが、見ておけばUN-GOという作品がより好きになっていただけること請け合いですb

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「UN-GO」を最大限楽しむなら外せない作品ですよ(-ω-*)/

■『UN-GO episode:0 因果論』は必要か否か(-""-;)ムム・・・
TV版UN-GOの6話まで見た時点で、劇場版をみにいってきたわけなのです♪
ずばり、劇場版は観るべきでしょう(゚0゚*)ホ--ッッ!!!
「episode:0」って言うだけあってTV版のストーリーの原点とも言うべき内容なのです!
なので、結城新十郎が因果や海勝麟六といつ出会って、どのように関わっていったのかを彼の生い立ちと共に衝撃のストーリーで描かれているのです(>o<")
内容は言えませんけど、はっきり言って『TV版「UN-GO」の楽しみ方』が解るっていうか・・・この内容をTV版で明かさないとするならば面白みが半減って感じですね(^▽^;)
そもそも通常の1クールが13話のところ、ノイタミナ枠だと11話で2話分どうしようかって流れで劇場版だったみたいですけど・・・
私はノイタミナの作品は良い作品が多くて好きな制作会社の内の一つなのですけど、「核心部分は劇場版で観てください」っていうスタンスだけはどうしても好きになれないんですよね・・・
でもTV版のストーリーを最大限楽しもうとするならば、劇場版の内容は外せないしって思うし、かといって無理矢理TV版のストーリーに組み込もうとしたとしても薄っぺらく語られるだけで終わりそうだし・・・結局劇場版を見ちゃう羽目になるのですね・・・。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。


TV版「UN-GO」も最初はどうなることやらって感じでしたけど、だんだん面白くなってきた印象ですね♪
ミステリー推理ものという視点だと、とってもつまらないアニメに成り下がってしまいますけど、あくまでも「敗戦探偵」結城新十郎とインフラ王の海勝麟六が出した答えの掛け合いと、彼らの歩んできた軌跡が最後にどんな「因果」をもたらすのかが本作品のポイントだと私は思っています♪

『UN-GO episode:0 因果論』は必要だけど、「レンタル出てからTV版と一緒に一気に観る」が一番楽しめるかも・・・(^▽^;)
でも内容はしっかりと作りこまれているので観て損はないので「UN-GO」が好きな人は是非劇場の大画面でお楽しみくださいね♪

2011.11.27・第一の手記

投稿 : 2019/12/07
♥ : 42

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

TV版を好きになる効果はなかった C

原案未読

まずは、UN-GOが好きな方、ゴメンナサイ。酷評気味です。

これは、UN-GOの世界に惹かれた人のための作品であって、TV版がイマイチだった人が見ても余り意味がないと思います。

因果との出会いが明らかにされて、なるほどと思っても、その能力が探偵物の作品に必要だったのかとそもそも疑問を抱いている者(私のことです)には、これによってUN-GOという作品に魅力を与えたという訳ではありませんでした。

むしろ、結城新十郎の過去が明かされたことで、探偵としての適性に疑問が生じました。
本作の中では新十郎に探偵らしい行動はありませんでしたから、TV版の第一話でいきなり探偵としての才能を身に付けていたということになると思います。
天賦の才だったということにすれば良いのでしょうが、どこか腑に落ちません。

別天王についても何か釈然としません。
要はこの作品(TV版も含めて)は超能力(又は異能力)アニメだったということになるのでしょう。
少なくとも私の出した結論はそうです。
TV版の最初からボタンの掛け違いがあったまま見続けてしまったようです。

なので、評価は低めです。
認識を改めて最初から見直せばまた違う結果になるのかもしれませんが、この作品に関してはその気力はありません。
TV版開始前から期待していたのですが、因果論まで見てみた結果、何だか個人的には残念な結果になてしまいました。

ちなみにTV版の方は、何だか半端な作品を見たような気がして、レビューが書きづらかったので書いていません。
本レビュー(というかこれは感想ですね)が、TV版も含めたものと思っていただければ結構です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15

62.3 10 因果アニメランキング10位
夏のあらし!春夏冬中(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (142)
902人が棚に入れました
古くから営まれる街の喫茶店で、八坂が出会った年上の女子高生・あらし。自らを幽霊と称する彼女は、八坂と手をつなぐことで過去へと飛べる不思議な少女だった。
いわくつきのマスター、あらしを追うグラサン男。八坂と同じ中学1年の上賀茂。そして、ドイツ人の少女・カヤ──。
ノスタルジック溢れる喫茶店・方舟を舞台に、少年と少女達の忘れられない夏休みが始まる。

声優・キャラクター
白石涼子、三瓶由布子、名塚佳織、小見川千明、生天目仁美、安元洋貴、野中藍、堀江由衣、杉田智和

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

一部男子思春期のトラウマ 或いは【ジュブナイル】×【タイムリープ】というSFコメディの傑作

なんか数ある「シャフト」制作の作品の中ではメチャクチャ点数低いんですけどwこれぞ『隠れた名作』なんじゃないかと思います


この「春夏冬中」は分割2クールの「第2期」になります
タイトルの「春夏冬中」は「あきないちゅう」と読みます
なぜこんなややこしいタイトルにしたのかは「ひだまりスケッチ×☆☆☆」「ぱにぽにだっしゅ!」と並び意味さっぱりですw
そしてこのアニメは夏アニメではなく、秋アニメでしたwww(第1期は春アニメ)


物語はヤンチャな13歳の主人公、八坂一(通称:はじめちゃん)が幽霊でしかも特定の相手とタイムリープする能力を持った美人女学生の嵐山小夜子(通称:あらしさん)に一目惚れするところから始まる


あらしさんがウェイトレスとして働く喫茶店「方舟」に集う一癖も二癖もある仲間達とタイムリープが巻き起こすSF要素を含んだコメディが魅力の作品です


イマイチ素直になれないはじめちゃんのあらしさんへの淡い恋心も並行して描かれたりで、年上女性に甘酸っぱい気持ちを抱いた経験のある元思春期男子の皆様には少々切なくなる部分もございますので








(ノд`)


第1期はあらしさんの生きていた頃の時代にまつわる謎に迫る上で、日本の戦時下へタイムリープするシリアスなエピソードがいくつかありましたが、命のやり取りをするエピソードにしてはその辺の緊張感がまるでなく紙芝居レベルでガッカリでした


第2期では純粋にSFコメディ&ラブコメディ展開でキャラクターの掘り下げに入っているのが素晴らしいです


この作品でもっともイミフなのはタイムリープものだからって理由なのか、当時アニメ業界で流行っていた昭和歌謡をキャラソンとしてカバーするってのがありまして
コレに関しては「WHITE ALBUM」のキャラソンみたいな必然性は無いんで本当に好みの域です


シリーズディレクター 大沼心、石倉賢一
シリーズ構成 高山カツヒコ
キャラクターデザイン 大田和寛
総作画監督 伊藤良明
と、当時のシャフト制作で考えうる最強の精鋭スタッフで作られた気合は評価したいですが、作品の掛け持ちで相当テンパっていたのか、過度な期待は禁物です


本当はボロクソに叩きたいのですが(爆)それでもやっぱりけみはあらしさんを忘れられんのですよ、嗚呼・・・orz
こんなヲタウケしそうにないアツイ主人公とヲタウケしそうにない叶わぬ恋物語に挑戦したその心意気は大変素晴らしいと思うんですよね、うんうん


いま思えば喫茶店を舞台にしたコメディということで「それ町」の前身の様な作品でしたが、全体的なクオリティでは「それ町」の方が上です

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5
ネタバレ

景禎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

やくしまるえつこさんの歌うED曲がいい

「夏のあらし」の2期です。1期からあまり期間を空けずに放映されています。
基本的には1期の流れをそのまま踏襲しているギャグアニメです。1期視聴が必須ではないですが、お決まりの型というのが1期から継続していますので、ギャグの理解のためにも1期視聴を強くお勧めします。2期になって、作画も少し垢抜けて見やすくなっているように思います。

2期は1期に比べて純粋にギャグである、という印象です。ギャグのパターンのバリエーションの変化を楽しめます。「塩ください」や「名前を忘れてしまったわ」もいろいろ変化します。このへんを楽しむためにも1期は見たほうがいいですね。

OPが斬新です。やくしまるえつこさんの歌う曲がいい。ただ、クレジットが読みにくい・・・つか、ほとんど読めない。OPアニメはエロいが、露出オーバの演出で画面が全体的に白く、かんじんなところは見えないです。

最終話は{netabare}1期の1話目と最終話のリフレインです。いちご、さくらんぼ、と来て、ここではキウイです。同じモチーフの3度目ということで、細かいところでは少しづつ違っていますが、似たような出来事が起こります。{/netabare}1期から継続して見るとギャグに感動すらおぼえます。そして、ED後に{netabare}過去は変えることはできない、という考え方に疑問を投げかけるような、ちょっとシリアスな{/netabare}場面があります。全体を締めるのにちょうどいい、ちょっとしたスパイスが効いている感じになっています。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7
ネタバレ

jethro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

僕らの夏は終わらない

夏のあらし!の第2期、今期は、ラブコメ度が急速上昇
前半は、男装の美少女、上賀茂 潤(かみがも じゅん)のバレるバレない話
後半は、あらし と はじめちゃん のエピソード中心となっています。

第1期において、戦時中が絡むエピソードは回収されており
後半の あらしエピソードが始まる前までは
これといったメインエピソードが存在しないバラエティ編のような内容
ゆえに、重度に病的なドタバタコメディとなっており
あまりに深すぎるネタには、ついていけないものもチラホラある

今期における最重要テーマは、
それまで当たり前、普通の事として定着していた「幽霊」である点
つまり「死んでしまった存在」である事
「夏の間だけ」戻ってくる季節限定の霊である事がピックアップされ
付かず離れずの あらし と はじめちゃんの関係が
夏の終わりの到来と共に色濃くなっていきます。

そして良い感じに盛り上がってくるのですが
{netabare}なんと、「終わらない夏」・・・・・・
そして、まさかの「きゅーてぃーすとろべりーちゃん」第二弾とは!
しかし、「塩」が渡されるというENDマークを付けた訳だし
夏の終わりを描いても良かったんじゃないかと・・・
そう思ったのは私だけではないんじゃないかな{/netabare}

個人的には
ややパターン化された喫茶「箱舟」定番シーンの数々が
まさにスタジオ コントのノリにまで成長していたのが及第点
特に、「注文を頂いたわ加奈子」劇場が最高でした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

57.1 11 因果アニメランキング11位
うみものがたり あなたがいてくれたコト(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (91)
548人が棚に入れました
マリンとウリンは、海底で人間の姿をした少女「海人」として生活していた。ある日、海の上から美しい指輪が落ちてくるのを見たマリンは、空の世界へ指輪を返そうと考える。ウリンは空の世界(人間の世界)への恐怖から反対するが、マリンに押されて一緒に空の世界へ旅立つ。空の世界で指輪の持ち主である宮守夏音を見つけるが、その指輪は別れた彼氏から貰ったものであったため、再び今度は山の方へ投げ捨ててしまう。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、寿美菜子、堀江由衣、福井裕佳梨、間島淳司、永井幸子、納谷六朗、儀武ゆう子、豊崎愛生、沢城みゆき

atsushi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

原作レイプだが

当時リアルタイムでやってた時は、海物語とキャラ名と髪型以外共通点のない、暗いアニメだなぁと思ってどこかで1回見ただけで切った。

最近になって、佐藤順一監督を始め、キャラデザインからスタッフがたまゆらとほぼ一緒だと気付いて見てみた。
作画もたまゆら並に細かく、奄美大島の風景がきれいに描かれている。
主題歌はmarbleでラジオは阿澄佳奈、とどこかのひだまりっぽく、動画の番宣もたまゆらとかなり共通点があるし、特典のロケで奄美大島まで行っちゃうくらい予算も潤沢にあったっぽい(笑)

内容は魔法少女っぽい雰囲気で12+1話で完結。
さらに主人公が阿澄佳奈、妹が堀江由衣、相方が寿美菜子、その彼が沢城みゆき、その恋敵が豊崎愛生、と声優は申し分ない。

アニメ的に、コレだけで一定の成功はしそうな様子だったが、ここからが問題だらけ。



光と闇のお話で、単純に闇に覆われていた時間の方が長いので、画面が全体的に暗い上に、必殺技やらアクションが派手なわけでもなかったので、どうも絵的にメリハリに欠ける。
原作とキャラデザが違いすぎる上に、普通に打ってヘビーユーザーが月に一度拝めるかどうかという幻のキャラであるサムが冷遇されすぎ。
せめてタキシード仮面くらいのポジションでも良かったんじゃないだろうか。
もはやモチーフが一緒なだけのレベル。

魚群とか泡とか他にもねじ込まないといけないワードもあるのに全く出てこないので、ぶっちゃけ海物語のユーザーには全く面白くない話だろう。

普通に行ったら、もっとポップな原作的な絵で、快活なマリンとワリンがカメやジュゴンと戯れつつ財宝を探したり、サメに襲われたらサムが助けに来るという子供にも見せられる日常系ショートアニメ、それで景品交換用のカメのぬいぐるみでも売ろう、というのを予想していただろう。

あと、奄美大島の方言を沖縄出身の儀武ゆう子が指導した上に、登場人物のほとんどが慣れない方言でしゃべるという、萌えポイントとしてはあえて外したとしか思えないような設定。
そもそもマリンちゃんは標準語だし、台が沖縄なんだから、そこはロケ地を変えて現地人も沖縄のままで良かったんじゃないかと。

さらに、この設定をモチーフにパチンコ台を作ったわけでもなく、三洋物産が金を出してCBCに作らせるという、計画自体が名古屋だけで決まったような話。

商売としては阿澄佳奈がDVDの営業がてらパチ屋でトークイベントをしても当時としては客は来ないので、ミスマリンちゃんでも呼んだほうが良かったのだろう。

ビジネスとしては大失敗だっただろうが、おかげでたまゆらにつながったと考えると、足を向けて寝られない作品だと思う。

企画が悪かっただけで、作品自体の質は思った以上に良かったんだ。

まあ、1億くらい溶けてたとしても三洋物産のメセナだったと思えばいいんじゃないだろうか、くらいしか言えない(笑)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

woa さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

空と海は分かちがたい

2009年放送。全13話。

舞台は奄美大島である。外見や出自に似合わず内容はあるひと夏の出会いと別れがテーマとあって、大変シリアスなものだ。

最初はほのぼの日常系アニメかと思ったが、シリアスへの心情変化も丁寧だったのでよりこのアニメの日常パートがどれだけ貴重だったかを思い知った。

ある人間が失意のあまり海に落とした感情を人魚が送り届けるという童話のようなストーリー。

海から来る脅威に空と海、ふたつの世界の巫女は立ち向かう。実際には海の脅威とは花音の指輪が象徴する人間の弱い感情そのものであり、空の巫女の視点で見ると、この脅威は海の巫女自身を含むものである。それは巫女の血を引く妹や巫女自身が最も日蝕の影響を受けやすかったことからも明らかである。しかしこれは彼女たち自身の不安定な心理によってというよりもふつうは5分の日蝕が10分間続いたことによる人間側の不安な心理がセドナを介してマリンたちに伝わったものと思われる。しかし二人を陸に上げる原因を作ったのは人間である空の巫女自身なのだ。

島唄が示すように空と海が、人間の負の感情と正の感情の因果関係が分かちがたく結びついているように、相互に繋がっているというのがこの作品の世界観なのだ。

しかし、ウリンが指輪を花音に返すことで唐突に別れ、空と海が分かたれる掟が訪れることからもわかるように、逆にお互いが強固に繋がっているからこそ分ける必要もあるのだ。マリンが沈んでいるときは花音がフォローしたように、空と海は同じではないし、あってはならない。

そして花音とマリンは再び出会うことは無いのである。ラストの空と海の巫女がお互い相容れない世界にいながらも、心は通じ合っていると小島が言い、マリンもいつかジュゴンたちと会える日が来るだろうと妹のウリンに言うシーンは実際には二度と会えないことが小島にもマリンにもわかっているからこそ良いのである。一方でウリンと花音は再び会えると信じて海洋学を勉強したり、サンゴを修復したりすることが出来るのだ。

海と空を分かつ掟というのは、今回の指輪の経緯から考えて、海の人間の空の世界における心理的な影響を受けやすい性質を考慮して作られたはずなのであり、それゆえにウリンや他の海人たちは空の世界に憧れつつも恐れているのだろう。

最終話で描かれるように、自然開発によるサンゴ礁の減少や乱獲や餌場の縮小によってジュゴンの個体数が減っている等の描写から見ても、海にとって人間は大きな脅威なのだ。

マリンやウリンなどを見ても、確かに海人というのは人間の世界で暮すには繊細すぎる。しかし、亀によれば将来的には海人と地上の「人間自身」が変われば海と空を分かつ掟が変わり海と空が共存できる日もいつか来るかもしれないのである。

追記

OP演出の変化は必見である。マリンたちが見つめる二匹の魚が次のシーンでワリンとサムに入れ替わるのは、海人が魚の擬人化であることを示唆しているように思える。


最初指輪を綺麗だと思ったように、花音の目の輝きは綺麗だとマリンは言っているのだ。だから彼女は最初から外の世界を恐れなかったのである。

一方で、迷子になったウリンを見つけるのはいつも海人のマリンではなく、人間の花音なのである。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

ostrich さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

誰得ではあるけれど、「特別な一本」にもなり得る作品

パチンコを知らない方のために、ストーリー原案である
パチンコ海物語のパチンコ業界における立ち居地を
アニメ業界に例えてみると「サザエさん」や「ドラえもん」。
つまり、その業界を代表するド定番ヒット作品です。

ヘビーパチンカーの私は、当然、よく打っていましたし、
本作(アニメうみものがたり)の存在を
パチンコ雑誌辺りの情報で、リアルタイムで認知してはいました。

でも、だからってアニメ版を観たいと思うか?

といえば、まあ、否。

アニメ作品のタイアップで成功したパチンコ、パチスロは、
エヴァンゲリオンを代表に、多々ありますが、逆はなかなか難しい。
私の感触に過ぎないけれど、パチンコファンとアニメファンって
実はそれほど重複していないと思います。
あるいは、アニメをフックに若年層のパチンコ海物語ユーザーを
増やそうとしたのかもしれませんが、
同系統の企画が続いていないところをみると、
これまた成功したとはいえないのでしょうね。
私もリアルタイムでは鑑賞せず。

で、今頃になって鑑賞してみたところ、
まさかの美少女戦士もの!

とりあえず、パチンコファンとしては、
アニメ制作スタッフがパチンコのエッセンスを
取り入れようとしている姿勢が見えるのには好感を持ちました。
大当たり図柄の魚たちが敵として登場したり、それらが浄化される際、
パチンコの「泡演出」のイメージが出てきたり。

…まあ、正直、誰が喜ぶのかよくわからないサービスですが、
私は少し喜びましたよ。
でも、「泡」があるなら「魚群」を出さなきゃ、とも思うかな。

あと、作品のキーワードになっている「愛してる」という言葉。
これはパチンコメーカーから、パチンコ海物語を
20年近く愛しているパチンカーたちへの返答と解釈し、
私はこれまた少し感動しました。
でも、そういう解釈をする人は、やっぱり少ないよな。

と、以上が一パチンカーとしての率直な感想。
やっぱりタイアップ企画としては誰得感が否めません。

ただ、アニメ単体の出来はかなり良いと思いました。

物語を一言で言えば「ひと夏の体験を通じた少女の成長物語」。
ジュブナイルものとして手堅い作りになっています。

特筆する部分としては全編にわたる沖縄方言。
アニメで沖縄方言に触れるのはとても新鮮でした。
方言+ジュブナイルといえば
ジブリの名作「海がきこえる」がありますが、
内容は全然違うけど、雰囲気はわりと似ているかもしれません。

あと、音楽の使い方。
本作では激しいテンポの曲や
不安感をあおるような曲を全く使用していません。
バトルシーンやシリアスな展開もあるのですが、
そこにも美しい旋律の曲を被せているのが印象的。
どんな意図があるのかはっきりとはわかりませんが、
結果として、全体的に「バトルもの」っぽい雰囲気が後退してます。
(よい意味で、です)
本作は主人公と敵対する「セドナ」の設定を含めて、
非常に寓話的なので、そういう雰囲気にしたかったのかな。

総じてとても良心的な佳作かと。

余談ですが私にとって、前述した「海がきこえる」は、
思春期真っ只中の夏休みに観て以来、
なぜか心の片隅に残り続けて、
何年かに一回無性に観たくなる作品になったのですが、
本作も、その人の見るタイミングによっては
そういうものになり得ると思います。

まあ、私は思春期をとっくに過ぎたしがないパチンカーなので、
残念ながらそうはなりませんでしたが、
思春期真っ只中の方にはわりとオススメしたいかも。

…あ、でも、パチンコは18歳になってからな。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

69.1 12 因果アニメランキング12位
劇場版美少女戦士セーラームーンR(アニメ映画)

1993年12月5日
★★★★☆ 4.0 (63)
475人が棚に入れました
 講談社の雑誌『なかよし』で連載されていた「セーラームーン」の初の劇場映画。月野うさぎとその恋人・地場衛の前に現れた異星人のフィオレ。衛と知り合いだったフィオレはふたりの友情のために花を持ってきたというが、彼の狙いは衛――タキシード仮面を利用しようとすることだった。実はフィオレの正体は宇宙の侵略者・キセニアンの手下だったのだ。セーラームーンをかばって傷を負い、フィオレに連れ去られてしまった衛を救うため、セーラー戦士たちはキセニアンのいる小惑星へと向かう。

声優・キャラクター
三石琴乃、富沢美智恵、久川綾、篠原恵美、深見梨加、荒木香恵、潘恵子、高戸靖広、古谷徹、緒方恵美、緑川光、丸尾和子、冬馬由美、山崎和佳奈、西川宏美
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

見る者すべてを魅了する本当の愛

本当はTVシリーズの方から書きたかったけれどひとまずこちらから書くことにします。

TVシリーズ(無印、R)の設定を知らないと十分に楽しめないと思うので、この映画を見る際は是非そちらからお願いします。
かなり長いエピソードですが、その労力に見合った感動を与えてくれます。
全く知らなくても凄さは伝わるかも?

あらすじ
{netabare}
バスに乗って遠くの花園まで遊びに来ていたうさぎ、レイ、亜美、まこと、美奈子、衛、ちびうさ達七人。

温室を見て回ってから外にある広大な花園へ出ると、突然風が吹き荒れ謎の青年が現れた。
彼はフィオレと名乗り、衛とは昔からの知り合いであり約束を果たしに来たと明かす。
また風が吹き荒れるとフィオレの姿は無かった。

謎の青年フィオレの目的、衛との関係は何なのか。そしてうさぎ達の直面する危機とは。
{/netabare}


この映画は本当に先の展開を読ませません。次から次へと台詞や描写の欠片を紡いで驚きを見せてくれます。


TVシリーズのRはおそらくReturnsの意味でしょう。そしてこの映画のRはRevenge。ある壮大な復讐劇が裏で糸を引いています。

激しい憎悪をぶつけてくる相手に対してどう向き合うか。そこにセーラームーンが答えを見せてくれる。全力で応えてくれる映画です。


セーラー戦士は皆それぞれ違う変身ポーズ・変身BGMで華麗な変身を遂げますが、その中でも別格の美しさを誇るのがセーラームーン。

主人公が主人公らしく輝き、期待に応える活躍をしてくれるのがなにより素晴らしいと思います。やっぱり主人公は一番じゃないといけません。

マーズ、マーキュリー、ジュピター、ヴィーナス各々がセーラームーンを信頼して彼女を援護し、ちびうさ、ルナ、アルテミスも彼女を見守り、そしてエンディミオンが最も近くで彼女を支える柱になる。

全ての仲間がセーラームーンを味方し、彼女の力の糧となっていく。アニメ至上最もセーラームーンの魅力が集約された瞬間です。

闘うことはあっても、最後はやはり分かり合うことでしか終わらない。そのためにセーラームーンが与える愛の深さは胸を打ちます。

「愛」や「感動」って言葉はあまりに氾濫しすぎています。どんな歌にも映画にもあるようなありふれた表現。そう思っている私達にも今一度新鮮なものを与えてくれるのがセーラームーンだと思ってます。


敵となるフィオレは過去に囚われ、そのせいで衛に執着しています。

しかし過去に囚われているのは皆一緒。実はレイも亜美もまことも美奈子も衛も辛い過去があったのです。

特にフィオレと衛は対となる存在として描写されています。同じ過去を共有する二人。辛い過去があった二人。その二人を現在分かつのは何か。

それは{netabare}
自分の事を愛し支えてくれる存在。また逆に愛したい、支えたいと思える存在(=うさぎ)の有無。
他の皆もそれは一緒で、うさぎが居てくれたから辛くても挫けなかった。そうした愛の有無が二人を分かつもの{/netabare}
であったのです。

セーラームーンが如何に皆から愛されているか、如何に皆を愛しているか、強く伝わりました。



劇中歌・主題歌の『Moon Revenge』が素晴らしいです。

まずこの曲の美しくも激しい歌詞、リズム。
単なる復讐ではなく、その裏にある激しい愛情を見事に表現しています。

それから劇中歌として用いられるタイミング。これはあらゆるアニメにおいて教科書的存在となるべきほど的確です。

視聴者の熱気が最高潮になる、まさにその瞬間で流れ出す興奮。これぐらい挿入が優れているのはドラえもんの宇宙開拓史位しか知りません。

裏表の意味を持つこの曲を、その使用する瞬間によってはっきりと主張させる。凄いと思います。



セーラームーンは、【愛とは?正義とは?和解とは?】そういった難しい壁に立ち向かっていきます。

強ければいい、相手を倒せばいい、敵が居なくなればいい。それだけじゃダメだ!と悩み苦しみ、自身の力を最大限使って全てと分かり合おうとする姿は戦士ではなく女神の振る舞い。

女神が見せてくれる大きな愛の結晶、それがこの映画だと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ガンダム、うる星やつら、ルパン三世、と並ぶビッグタイトル 若いうちに観たい作品

1993年公開の劇場版セーラームーンR

原作 竹内直子 監督 幾原邦彦 脚本 富田祐弘

セーラームーンは長期テレビアニメシリーズで、ほとんど観ていなかったので、
まずは劇場版が見やすいかなと思ったのですが、正しい選択では無かったようです。
初心者であればとりあえずは佐藤順一監督のテレビ版「セーラームーン」からが基本でした。

と言っても、この劇場作品はエヴァンゲリオンのネタ元ともいわれるアニメ史の重要作品。
必見であることは間違いないです。

まず目を引くのはセーラー戦士のコスチュームの自然な美しさでしょう。
上半身はフィットしたセーラー上着、スカートは柔らかそうな超ミニ。
元ネタであるゴレンジャーのように色分けされて決してエロではない優しい美しさに目を奪われます。

月野うさぎ セーラームーン CV三石琴乃
火野レイ セーラーマーズ CV富沢美智恵
水野亜美 セーラーマーキュリー CV久川綾
木野まこと セーラージュピター CV篠原恵美
愛野美奈子 セーラーヴィーナス CV深見梨加

以上 5人の愛の戦士 懐かしい顔ぶれに震えが来ます。
なんだか、観出したらはまって止まらなくなりそうな予感。

Rですからちびうさもメインキャラです。

長期作品だけあって様々な登場人物、設定も変わって楽しみは尽きなそうですが、
踏み出すのが怖いですね。

この劇場版Rに関してはテレビ版一期とRの途中まで視聴が必要なようで、
日常部分やセーラー戦士の描写は少なく即、戦闘という感じで、
物語は楽しめません。
しかし、安定した作画で見るセーラー戦士の華麗なお姿に夢中になることは間違いなしです。

ゴールデンタイムアニメとして世界的社会現象を巻き起こしたビッグタイトル。
アニメファンとしては神棚に飾っておくだけでは許されない作品だと再認識できました。
キャラ及びコスチュームの美しさでは現代でさえ追随を許さない奇跡の作品です。
いつかは、テレビ版も全部見て観たいですねえ。怖いけど。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 23

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「Moon Revenge」

『美少女戦士セーラームーン』の劇場版第一弾。

単体で観たら変哲のないヒロインアニメだと思います。

世界を救うだけじゃダメ。全員無事に帰るんだ。
と言う典型的な欲張りヒロイズム。

けれど、本作のセーラー戦士たちはここに至るまで、
時空を超越して多くの因果と宿命を背負って来ている。

さらに、因果を重ねる中で、彼女たちは
超人的な能力を獲得する一方で、その魂は人間社会から乖離し、
現世で宿命を受け継いだ戦士たちは各々癒やし難い孤独を味わっている……。

これらの宿業の一端を、TVアニメで共有してきた視聴者にとっては、
「もう誰も一人にしない」などの決意が、心の琴線に触れる。
60分の中にセーラームーンエキスがギッシリ詰まったセラムン映画。

『~セーラームーンR』のR……。Remake、Rebirth、Revival……。
色々想定できますが、加えて無印における戦士たちの運命を知る視聴者にとっては
Revengeでもあると思います。

そんな戦士たち、ファンたちの抱く気持ちを巧みに斟酌、刺激しつつ、
クライマックスにて、セーラー戦士5人のキャストによる挿入歌「Moon Revenge」と共に、
心が一つになりセラムン愛が昇華する展開、構成はお見事。

永遠にも等しい時間、戦い続けて来た彼女たちの魂が、
少しだけ救済されたような。
万感胸に迫る最高のファン向け映画です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15

64.3 13 因果アニメランキング13位
英國戀物語エマ 第二幕(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (81)
438人が棚に入れました
ウィリアムとの別れから一ヶ月あまり、エマは列車で出逢ったドロテア・メルダースの屋敷に使用人の試雇として身を寄せていた。ある日、夫人がパーティ出席のため,ブルーの扇を使用人に用意するよう命じておくが、扇がみつからない。扇がなくなった事の一部始終を知るエマはその真実を言い出すことができず、遂に矛先がエマに向けられ犯人に疑われてしまう。

声優・キャラクター
冬馬由美、川島得愛、うえだゆうじ、小林沙苗、野島昭生、島本須美、大原さやか、宮田幸季、水橋かおり、下屋則子、青山穣、高島雅羅、若林直美、斎賀みつき、笹本優子、三浦潤也、竹口安芸子、津田匠子、釘宮理恵、高木礼子、野島裕史、西村知道、幹本雄之、すずき紀子、遠藤綾、世戸さおり、本名陽子、甲斐田裕子、東地宏樹、松本保典、井上喜久子、堀勝之祐、相沢恵子

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

楡の木に葦を接ぎ木しようなどと考えるな!

1期でも書きましたが、コレは私の中でリスペクト作品。

原作とはエンディングが異なりますが悪くはない。
違うけれども、違う一幕を見れた気がします。

お話は、エマがウィリアムと別れて新たにメイドとしてお仕えする。
だが、エマはウィリアムを忘れることはできずにいた。
ウィリアムはキャンベル子爵の令嬢エレノアと婚約し、
婚約披露をするが何の因果かその場に偶然訪れることに。

ウィリアムとエマは再びお互いの想いに揺れ動かされる。

婚約者のエレノアとはどうなる?
エマとウィリアムは身分違いの恋を乗り越えられるのか?

コメを見るとキャラデザが受け付けない様な記述や、
ありきたりのストーリーとか書かれています。
そうなんですけれども、それでも良いと思える何かがある。
コレは森さんの連載処女作。アニメでは判らないけど、
作画能力は半端なくスキルアップしていくのが解ります。
乙嫁語りになると、称賛に値すると思いますよ~
画集とか出してくれないかな?

コレはアニメのレビューなので戻りましょうwww

エマの表情とか仕草とか上手に映像化していますね。
可愛すぎてアカ~ン
隠れキャラは、スティーブンスだよね~やっぱ。
オーレリアがヤキモチ焼くくらいなのでwww

ドロテアさん、むっちゃカッコいい!
破天荒なひとだけど、気持ちの良い性格で惚れぼれ~

語るに落ちるとはこのことかな?私にとって。

ホント大人の正統派ラブストーリーです。
ある程度、お年を召した方には感慨深い作品ではないでしょうか?
なので、アニメが苦手な方にも受け入れられると思います。

採用曲も何気にすばらしい物です。
OPとED以外も結構良いですよ~
思わずサウンドトラック2枚買いましたし。
つべやにこにこにも、「弾いてみました」あります~
キレイな曲が多いので癒されます。

私は大好きです!すばらしい作品をありがとう。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大人の純愛は静かでせつなく そしてゆっくり。

2期目の今作、なるべく期待しすぎないように観た
離ればなれになっても、心の奥底は変わらない2人。
もどかしさとせつなさに、少々ハラハラしてしまうが、
結果的にはホッとできた全12話。

大人だからこそ臆病になってしまう恋愛模様だけでなく、
ヴィクトリア朝時代のイギリスを舞台に、
階級社会の光と影を穏やかに淡々と展開するストーリーは健在。
細かで丁寧な時代考証もお見事。

さて今作、{netabare}ウィリアムに恋しながらも階級の違いから身を引く覚悟で{/netabare}
メイドとしての仕事をするお屋敷を変え、
{netabare} 彼を必死に忘れようとしてい {/netabare}
るところからスタート。
なので1期を観てからがオススメ。

この2期では何十人もメイドがいるような大きなお屋敷での、
メイド同士の嫉妬や妬みなども描かれ、エマに恋するライバルも出現。
同時にその際のエマの魅力ある性格も表現されていた。

また、エマの過去にも触れ、彼女の今の性格が昔からのものである
ということや、なぜ多少の教養があってメガネをかけているか、
などの理由も明らかになる。

地味ではあるけれど、ウィリアムのその後の成長と変貌、
エマのついに本音をさらすことになる大きな見せ場、
静かに、だけど高揚感そのままのやや早い展開。
大人の恋愛ってこんな感じ・・・って、せつなさと穏やかさが
入り混じった安堵感で観る恋物語だった。

そして物語に登場するあの植物園、行ってみたくなって
調べたら架空だったんですけどね^^;
モデルになったと思われる庭園はありましたよ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 24

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

終わりよければ全てよし、静かなハッピーエンド

メイドと貴族の身分違いの恋を描いた恋愛アニメ2期
離ればなれになったエマとウィリアムは未だお互いに思い続けていた・・・

一期に比べるとクオリティは落ちてしまいました
ストーリー展開が結構唐突だったり、早すぎます
おそらく原作との兼ね合いで尺不足だったんでしょう
キャラの心情描写まで大分削られていた感があります。
一期の落ち着いた雰囲気が好きだった人には、ちょっと残念な出来です

とにかくウィリアムの甲斐性の無さは半端無いですw
マジでありえねーって途中まで思うでしょうが
終盤ではしっかりした男になってますw
まぁエマもよく考えれば魔性の女ですねw
ただひとりもの凄く不憫な女性が・・・

色々書きましたが恋愛ものとしては、全然悪くない出来です。
ドラマチックで展開が早いので視聴者を惹きつける力は十分あります
最後は綺麗にハッピーエンドです

一期から見続ければ満足出来るアニメだと思いますよ

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7

69.5 14 因果アニメランキング14位
文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(アニメ映画)

2018年3月3日
★★★★☆ 3.8 (37)
277人が棚に入れました
中島敦、太宰治、芥川龍之介といった文豪と同じ名前を持つキャラクターたちが、それぞれの文豪にちなんだ異能力を使って戦う姿を描いたバトルアクション。原作・朝霧カフカ、作画・春河35による同名コミックを、「STAR DRIVER 輝きのタクト」などを手がけた監督・五十嵐卓哉×脚本・榎戸洋司×アニメーション制作・ボンズのタッグがアニメ化。2016年に2クールが放送されたテレビアニメに続く劇場版で、原作者協力によるオリジナルストーリーが展開する。ヨコハマの裏社会で巻き起こった「龍頭抗争」から6年後、不可解な「霧」の中で異能力者が自らの力を用いて命を断つという事件が世界各国で発生。内務省異能特務課は、この事件を「異能力者連続自殺事件」と命名し、武装探偵社に、関与が疑われる謎の異能力者・澁澤龍彦の確保を依頼するが、時を同じくして太宰が消息を絶ってしまう。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、小野賢章、谷山紀章、諸星すみれ、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、宮本充、雨宮天、諏訪部順一、福山潤、石田彰、中井和哉

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「異能力者連続自殺事件」の真相とは…!?

この作品は、文豪ストレイドッグス2期の続編…で良いと思います。
「夜叉白雪」を能力に持つ泉鏡花が、武装探偵社に正式な社員として迎え入れられていたので…

登場人物に対する説明は一切無し…
ポートマフィアや武装探偵社がどの様な組織なのか、くらいの紹介はありますが、基本的にこの作品の設定を熟知しているのが前提になっています。
従って、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

今回の事件もヨコハマを未曾有の危機に陥れます。
事の発端は世界各国で突如霧が発生したこと…
そしてその霧が発生すると、何故か異能力者が自らの命を絶つ事件が併発していたんです。

もちろん、偶然の可能性だって否定できません。
ですが、被害件数が3桁にもなると、もう偶然では説明できません。
何らかの陰謀が蠢いていると考えて差し支えないと思います。

そして霧の次のターゲットはヨコハマ…手がかりがほぼ皆無である中、物語が動いていきます。

この霧…相当やっかいでした。
街が霧に包まれると、辺りの状況が一変していました。
それは凡そ私たちが目にすることのできない状況だったと思います。

そんな中、内務省異能特務課から武装探偵社への依頼は「首謀者の排除」だったんです。
「排除」って決して穏やかな言葉では無いと思います。
完走して振り返ってみると、この「排除」の二文字が物語の中で重要なキーワードになっていた気がします。

人の命の重さを知らない訳ではありません。
ですが、全てが武装探偵社に寄り添う発想だけではないんです。
武装探偵社の真逆を突っ走っているポートマフィア…
言葉の重さの意味からして異なる間柄なんです。

でも、霧の中では組織の形は何の意味もありません。
そもそも霧の中じゃなかったとしても何の意味もなかったかも…
それは自分が寄り添う結果にしか過ぎないのだから…

自分自信の矜持がどれほど大切なのか…教えてくれる作品だと思います。
「覚悟」とは何か?
「身を挺する」とはどういう状況を意味するのか?
人はそれぞれ「己のやるべき事」を見つけ、それに注力できるのか?

人は一人では生きていけません。
でも、自分しかできないこと…自分しか進めない道もあるのです。
そして時には、それを選択しなければならない。

自分の殻を破るため…
弱い気持ちから脱却するため…

どうして人は頑張れるのか…
こんな当たり前を、この作風ならではのテイストで教えてくれる作品です。

それともう1点…
本作で泉鏡花は本当の意味で探偵社の社員になったと思います。
これまで見られなかった様々な彼女の顔を見ることができるのですが、個人的にはラストで見せてくれた表情がお気に入りだったかな…^^

そんな泉鏡花を演じているのが諸星すみれさんなんですよね。
ここのところ、たくさんの接点を感じているのは私だけでしょうか…?
別に狙っている訳ではないんですけどね。
まぁ、これを知って視聴に俄然気合いが入ったのは言うまでもありませんけれど…

ヨコハマを未曾有の危機に陥れた「異能力者連続自殺事件」
真相は一体何だったんでしょうね?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間90分の作品でした。
そういえば、本作は「Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2017-2018」において、泉鏡花が「女性キャラクター賞」を受賞しているそうです。
この結果には思わず納得です。
なぜなら作中での彼女はとても魅力的でしたから…

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

デルグ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ボンズ劇場版。珍しく予想を裏切る。

ボンズの劇場版は作画ばかりが先行し、話創りが微妙…。
という印象を持っていますが、今作は予想外でした。

TVシリーズ同様、原作者とスタッフで、練りながら
6年前の龍頭抗争という一つの事件も
映像化されている所はファンには眉唾物。

今作は、敦/太宰/鏡花/芥川/中也/フョードル/澁澤
が前面に出ていて、その他のTVシリーズキャラクター達は
台詞がほとんどありません。
国木田のみ多少の出番はありますが。

善人として振る舞う敦への生きるという事、
異能を持つ事の再自覚と試練。

鏡花の亡くなった親。そして人を殺す事に特化した異能。

収集家である今回の最大の敵、澁澤。
今後3期で関わると思われるフョードルの暗躍。

二人と共謀しているのか?織田作との誓い故に
演じているのか?原作同様、飄々と動く太宰。

文スト好きが楽しむのはこの辺りだと思います。
個人的には鏡花ちゃん好きにはえらくヒロインしてて嬉しい。

映画館で4度ほど視聴後、4DX版も1度視聴。
先行上映と舞台挨拶では人もそれ程入っていませんでしたが、
一般上映では、大勢の人が観ていた印象。
その後、上映館がかなり増加してます。
「ボンズ作品で人が入っている…。」
意外でした。ボンズ好きとしては嬉しく思います。
※その後のヒロアカもお子さんが多くて(笑)

共興収入も5億を突破。(明らかに特典商法してますが)
実は深夜放送のアニメタイトルという括りでは
今年現在、上位に食い込む売上。

BDを予約し、発売日を仕事しながらまだかまだかと
待ってます。90分の中に映像と物語が凝縮されていますので、
見逃した方もテレビシリーズを観ているなら、
観てみても損はないかと思われます。
更に興味が湧けば、実際の文豪の作品にも
色々触れてみると、このシリーズは一種のファンタジー。
娯楽を追求した作品だという事が理解でき
より深く楽しめると思います(笑)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オリジナルストーリーですがよかった!

開始直後からアクセル全開の戦闘が入って居て気合の入れようが凄く伝わりました。
物語の時間軸はアニメ2期ラストのVSギルドから原作の次の舞台の間あたりでしょうか?
ストーリーは少し展開が早かった様に思います。
主人公のアツシを始め人気キャラ達の見せ場をしっかり取ってあるのですが、逆にあまり出番の無いキャラも多くなってしまっているのもまた感じてしまいました。
せっかくの劇場版なんで出番をもっと増やしても良かった気もします。
しかし活躍があったメンバーの過去に関わるストーリー展開も中々面白く。
太宰さん達の駆け引きも見ものでした。
最終決戦で戦った組み合わせも新鮮でした。
アニメにも原作は漫画しか知りませんが、この組み合わせはなかったので^ ^
そして、ラスト戦闘シーンの挿入歌!
相変わらず、挿入歌の入れ方が絶妙(´艸`)*
戦闘にもスピード感もあり良かったように思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

66.0 15 因果アニメランキング15位
うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー(アニメ映画)

1986年2月22日
★★★★☆ 3.7 (43)
230人が棚に入れました
キュートな異星人・ラムと、超女好き高校生・あたるが巻き込まれる、荒唐無稽でバカバカしい事件や超常現象を描くハイパーテンション・SFラブコメディ。原作は高橋留美子の同名漫画。監督は前作と同じくやまざきかずお。劇場用作品、第4弾。あたるたちは大財閥・面堂家に伝わる鬼姫伝説をモチーフにして自主製作映画を撮っていた。主役はラム。だが、撮影の都合で面堂家の守り神とも言われる老木・太郎桜を切り倒してから、ラムの身に次々と異変が起こり始める。まずラムの電撃のパワーが落ち、角がなくなり、飛行能力まで失ってしまったのだ。そればかりか、みんなの心の中からもラムの存在が消えつつあった。そのうえ、友引町自体にも奇妙な現象が発生。事件の真相を調べ始めたあたるたちは、太郎桜の根から鬼姫の遺骨を見つける…。

声優・キャラクター
平野文、古川登志夫、神谷明、島津冴子、鷲尾真知子、千葉繁

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

我々はラムちゃんの思い出だけでも生きていける!それはメランコリーの軌跡。

1986年公開の劇場版うる星やつら第4作

原作 高橋留美子 監督脚本 やまざきかずお 脚本 井上敏樹 制作 ディーン

テレビ版うる星やつら末期の劇場版最終作の予定だったらしいが・・・
名作「ビューティフルドリーマー」や力作「リメンバーマイラブ」に比べると、
やや黒歴史っぽい作品になってしまったようです。

ビューティフルドリーマーはラムの夢という理解しやすい世界でしたが、
今回は舞台である友引町が主役になります。
友引町はコミック版では練馬区(高橋留美子自宅)、アニメでは武蔵小金井市(スタジオぴえろ所在地)です。
メガネが所在地を口走る回はやまざき監督になった直後なので思い入れもありそうですね。

友引町が主役と言うことで、テレビ版のメインキャラが勢ぞろいするという設定ですが、
それはまあ前作と同じです。

劇中対策会議においてラムの存在が友引町を狂わせた件に関して、
ランちゃんが「あたしも美しき・・・よ」と言ったため、すべて根底から崩れました。
その後の展開は、論理性というものから外れた単なる馬鹿騒ぎで終始してしまいます。
最終作品(予定)ということですべてぶち込んだんでしょうが、
結局は次の「完結編」の制作により黒歴史化したと言うわけです。

うる星やつらのキャラさえ出ていればなんでもいい、という人も多いでしょう。
私もそうですが、ラムの虎ジマビキニシーンが少なすぎる!
厚着ラムなど見たくないんです。
友引町の気候が狂って服装が煩雑に変わるのが原因なんですが、
テレビ版ではビキニに苦情が寄せられ、仕方なくセーラー服にしたという状況で、
劇場版くらいは、と誰でも思いますよね。

テレビ版放映中の劇場版は4作、終了直後に「完結編」「いつだってマイダーリン」
いろいろ文句はありますが個人的はすべてマストアイテムです。

正直に言いますと「リメンバーマイラブ」と間違えて借りてきてショックを受けただけなんですw

ちなみにOVAは12作です
了子のお茶会 1985年
アイム THE 終ちゃん 1986年 
夢の仕掛け人 因幡くん登場 1987年
怒れシャーベット 1988年
渚のフィアンセ 1988年
電気仕掛けの御庭番 1989年
月に吠える 1989年
ヤギさんとチーズ 1989年
ハートをつかめ 1989年
乙女ばしかの恐怖 1991年
霊魂とデート 1991年

ザ・障害物水泳大会 2010年 これだけ見てない、つーか今知った!

うる星やつらは総集編含めてすべて必見!もちろんこの作品もですよ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 20

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

帰ろう・・俺達の町・・友引町へ・・

1986年2月22日公開。TV放送が1986年3月で終了する直前に
公開された映画で、キャラデザや作画は可也向上している。

面堂家に伝わる「鬼姫伝説」をヒントに自主制作映画を撮影
していた友引高校の面々は・・面堂家の庭の樹齢300年の
老木「太郎桜」を斬り倒したことで不思議な世界に迷い込む。

本来のラブコメディーから完全にかけ離れ、全体的に重く
暗い雰囲気の作品と言われているけど・・これらの名作の
良い所を現代風にアレンジして洗練された最近のアニメを
視慣れている人にはあまり差がないかもしれない。

面堂終太郎のハーレム回?浮かばれる日が来るのか?
あたるに愛はあるのか?

ミステリーでサスペンスな雰囲気もあるけど、物語として
は構成も演出もなかなか濃い感じはする。

人は思い出だけで生きていけるのか?という感じかな。


以下妄想。
櫻の樹の下には「絆」か「屍」か?」何方が埋まっている?
(※内容とは関係ない)
鬼姫伝説は平家物語?「嫉妬に狂う鬼」橋姫という部分だけ
を嫉妬深いラムに重ねて冒頭の歌が聞こえるに重ねた?
丑の刻参りから大木・・桜の木には死体・・という流れ?

wiki参照。うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーを
モチーフとして現実と非現実の認識論・存在論的な再検討
を試みた。らしい。

諸星あたる - 古川登志夫
ラム - 平野文
三宅しのぶ - 島津冴子
面堂終太郎 - 神谷明
テン - 杉山佳寿子
水乃小路飛麿 - 島田敏
水乃小路飛鳥 - 島本須美

メガネ - 千葉繁
パーマ - 村山明
カクガリ - 野村信次
チビ - 二又一成
あたるの父 - 緒方賢一
あたるの母 - 佐久間なつみ
ラン - 小宮和枝
温泉先生 - 池水通洋
校長 - 西村知道
面堂の父 - 天地麦人
サクラ - 鷲尾真知子
錯乱坊 - 永井一郎

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

みり仔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

わかりにくいかも

この作品、2のビューティフルドリーマーに影響された作品で、正直わかりにくい。
押井守監督のすごさがわかります。
見比べるといいですよ。

単体としても、まぁおもしろいですよ。
ラムちゃんの能力が弱っちゃうみたいなー
でも無理しすぎてます。
だから内容は低めです。
歌は玉置作曲ですきです。

うる星が好きな人だけ見ればいいと思います。
興味ない人がみても低評価で終わると思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

62.4 16 因果アニメランキング16位
間の楔 リメイク(OVA)

2012年1月18日
★★★★☆ 3.7 (23)
181人が棚に入れました
愛にもいろんな形がある。憎しみ合うことでしか存在できない、そんな関係もあるんだ。
スラムの雑種とタナグラのブロンディー、ペットと主人。歪んだ関係でしか結びつけない、リキとイアソン。その間に存在するのがどんな感情であっても、お互いを意識せずにはいられない、惹かれ合わずにはいられない2人。歪んだ関係に苦しみ鎖に縛られながら、やっと2人だけの穏やかな最期のときを迎える。

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

う~ん、今どきな作画でリメイクされたけど。。

BL黎明期の名作、「間の楔」の2012年リメイク版。
思いっきり、今どきな作画になってます。
画はキレイなんですが。。登場人物の顔がGA〇Zにそっくりです。
ガイなんぞ、もはや加藤くんにしか見えません;
そういや、往年の「間の楔」は、シティ〇ンターっぽかったですね~

リキの顔は、シティ〇ンター時代より幼く、可愛らしく描かれているように思えます。
たしか往年モノでは、イアソンと出会った時点で17歳だったハズですが、本作では15歳となっていて、ショタ臭を醸し出そうとしている感も。。じゃあ、あのヘンなモミアゲはやめちくれ、と言いたいですが。
イアソンの顔は魅力薄で、ちょっと残念な感じ。
往年の、あの執念を感じさせる、イアソンの怖いくらいの美貌は、20年の年月がたっても、新作をはるかに凌駕しているようです。
恐るべし、キャラへの愛と美への執念。。これぞ間の楔か。

それにしても、OVA4本の内、丸2本に濡れ場がほとんど無いとゆーのは、BLといかがなモノでしょうか。
複雑な世界観への導入や、ストーリー構成に気を取られて、視聴者のニーズという、一番肝心な事を忘れていたようです。
そこんトコ、とーぜん突っ込みが入ったのか、4本目に至ってようやく、失点を取り戻すかのように濡れ場のラッシュですが。。お腹いっぱいでも、観る側は疲れてしまうのです;

とりあえず4本作って、売れ行きが良かったら続きを、との公式発表ですので、物語の後半はどーなることやら。。
こりゃ打ち切りかな~って、ぶっちゃけ思いマ~ス~3

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

にこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

BLで最強

BLの中で1番、何度も繰り返し見たアニメ。
ポイント低めになってしまうのは、やはりOVAであるところもあるかもしれません。
でも、声優さんはいい声してます。小説のイメージ通り鋭くS!鋭くM!
普通では知り合えるはずのない2人が主従関係を結ぶことで愛を見いだしていく。
お互い必要な相手のはずなのに身分の違いで、思いを語り合えない切ない恋。
リメイク版は小説に忠実でSF世界観が楽しめ、かつBL王道。
主人公りきの色っぽさがじわ〜っと溢れ出て、たまらなくなる。
SMチックな所もなかなか掴んでいるかんじ。そっち方面も好きなら、尚更たまらない
全13話のつもりだったみたいなので
5話以降がどうアニメとして表現されるか
見たくてしょうがない‼︎
1話完結版も悪くないけど、
小説のイアソンのS的セリフや主従関係のあり方などは
リメイク版でしか楽しめない。
兎にも角にも、13話全部見たいよ〜
4話だけでは内容がわからないので、興味を持ったら、小説をオススメします。
さらにペットリキと主イアソンの際どく、ある意味人間的な繋がりを感じ、
結末にココロうたれまくります。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

ててまる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

BLアニメで最高のもの。ただのBLではない

この作品は、BLアニメ・漫画の先駆的作品「間の楔」
のリメイク版にあたる作品です。
完結編を見ていないと、物語を完全にはつかめません。
個人的には、先に完結編を見ることをお勧めします。

さて、この作品のテーマは、まさに愛です。
現代で扱われているBLも、もちろん大好きですが、
やはり、1986年から存在し続けるだけあって、ただの萌えではありません。
というのも、この物語での愛というものは、
恋人になる事とか、愛を囁きあう事とか、
そういう類のものではないんです。

この作品をみれば、楔という言葉の意味がはっきりと分かるでしょう。

私は、この作品をみてBLにはまりだしました。
ですが、軽いBLが好きな方にはとてもじゃないけれど
勧める気にはなれません。

BLが浸透している中、ここまでのBL作品がはたしてでてきただろうか。
昔の作品なのに、今でも格が違うと思ってしまうということに
無性にBLにおいて自分がまさに萌え豚であると自覚せざるを得ない。
まぁ、萌え豚がいけない事でもないのだが。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

52.0 17 因果アニメランキング17位
にゅるにゅる!!KAKUSENくん(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (27)
122人が棚に入れました
おはな(鼻)ばたけに生まれた、角栓の子供、ニュルオ。ニュルオは知らないことばかり。のんきでばかげたキャラクターのカクセンパイ(先輩)、角栓界に ついて詳しいカクセンセー(先生)、ダイエットやおしゃれに夢中のニュナなど、個性的な角栓たちに出会ってニュルオは成長していく。ニュルオたちの、とぼ けた会話劇が繰り広げられる、くすっと笑えるシュールな角栓拡散物語だ。

声優・キャラクター
伊藤悠翔、片桐仁、福山潤、戸松遥、ふなっしー

すばる☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

徐々に・・・

これ、おもしろいです。ゆる、、、にゅるいです。

ちょっとパロディー入ってます。主役の子、子供なんですが、そのセリフ言わせるか?っていうのが多々。

最近では、鷹の爪とコラボした話が。

16話 今再びのふなっしー登場。

下降気味になってきたのと、宣伝乙。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ふなっしーまさかの大抜擢w

視聴中

「角栓」がテーマwもはや誰得状態。

短い時間なのでとりあえず視聴継続。

視聴完了
ふなっしーが出てきたり、その他コラボがあったりとそれなりに笑えました。角栓ってことは忘れてみた方がいいかと
最終話はじわじわ笑えました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6

かげきよ さんの感想・評価