地底人で伝説なおすすめアニメランキング 2

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75.3 1 地底人で伝説なアニメランキング1位
金色のガッシュベル!!(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (539)
3382人が棚に入れました
高嶺清麿は、普通の中学校に通う、見た目は普通の中学生。だが、MIT(マサチューセッツ工科大学)の論文さえもたやすく理解してしまう頭脳の持ち主である。そんな彼はクラスにも馴染めず、不登校を繰り返し、鬱屈した日々を送っていた。
ある日、清麿の家に謎の少年ガッシュ・ベルが現れる。彼は清麿の父親から「息子の友達になってくれ」と頼まれ、はるばるイギリスからやってきた元気な男の子。退屈な日々は終わりを告げ、ガッシュとの騒々しい毎日の幕が開く。やがて清麿とガッシュの前に次々と敵が現れ、一つの事実が明らかになってくる。実はガッシュは千年に一度行われる魔界の王を決める戦いに参加させられた、100人の魔物の子の一人だったのである。
次々と襲ってくる魔物たちとの戦いの中で、『やさしい王様』になるという志を抱くガッシュ。然し彼らの前にはさらに強力な魔物が…。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、大谷育江、秋谷智子、前田愛、釘宮理恵、折笠富美子、小嶋一成、高橋広樹、菊池正美、こおろぎさとみ、置鮎龍太郎、山崎和佳奈、山田きのこ、桑島法子

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

熱血好きが自信を持ってオススメする萌えならぬ燃えアニメ

原作は週刊少年サンデーで連載されて、2度の映画化も行われた人気作です!

一般的にも人気のある作品だと思います。


ジャンルは王道バトルもので、100年に1度、魔界の子供100人が人間界に送られて魔界の王様を決める為の戦いをする物語です。

王道ものでは1番熱くて感動できる作品だと自負しています。


あとギャグのセンスもピカいちです。

ほんとにほんとにオススメなんですけど、アニメだとやっぱし長いと思うんです。

しかも物語後半でいきなりガッシュの声優が変わったりして違和感が尋常じゃないです。


しかも終わり方もよくわかんないんですよね…

やっぱこの作品は漫画で読んだ本がいいのかも知れませんね。

終わり方がよく出来すぎていて感動が止まらなかったです。
今でも思い出しただけで涙腺が緩んじゃいます…

投稿 : 2024/04/13
♥ : 15

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

まっすぐな意志と強き思いはやさしさから生まれる

電撃を吐く子どもと分厚い赤い本でおなじみの『金色のガッシュ!!』
すっごい好きです。なのでその良さについてだらだらと書いていきたいと思います。

天才が故に孤独を強いられてしまった中学二年生の高峰清麿。
そんな息子の状況を見たイギリスの大学教授である父から送られてきたのがガッシュだった。
バカみたいに正直でまっすぐなガッシュが清麿の卑屈になり深く埋まってしまった優しさを
泥まみれになりながらも心の中から掘り出す、友情を力強く語る情熱的な一話から始まり
多くの悲しみと苦しみと悪に立ち向かう小さな戦士たちの物語です。

100人の魔物の子どもの中から魔界の王を決める戦いに参加しながらお話は進んでいきます。
自分が許せない物事に関してはとことん前へ前へと突き進むガッシュやその仲間たちはかっこいいです。
でもまだまだ子どもな彼らにとってはキツイこともたくさんあるし、たくさん泣いてしまいます。
この作品の良いところはその涙を流しつつも、さらにはそれをもバネとし恐いものへ立ち向かっていく姿にあります。
グッときてしまうこともしばしば。
魔物は自分の本を燃やされてしまうと魔界へ帰ってしまうのですが、
そのパートナーとの別れも感動的だから涙腺の緩い僕は忙しかったですw

アニメは原作と違うところはすべて飛ばして観たのでそっちの方はわかりませんが
好きなキャラはガッシュ、ティオ、コルル、ダニー、レイラ、バリー、ロデュウ、ウォンレイ、フォルゴレです。

ガッシュ、ティオはもちろん好きです。
コルルに物語の中で非常に重要な役目を持たせたのはすごく良かったです。
彼女の思いがガッシュの意志となりちゃんと生き続け、振り返る度に不憫な目にあった彼女を思い出す構成は素晴らしいです。
ダニーはいいですね!ホント好きです。別れ際のじじいもキザだねえ!かっこいい!
レイラは単に可愛かったのもありますが、恐怖の中でも信念を突き通そうというその姿に感動しました。
バリー、ロデュウはあの別れのシーンにグッときてしまいました。いや、ホントはグッとどころかムチャクチャ泣きましたがw
バリーの読者への裏切りとも呼べる自己犠牲の行為とグスタフとの別れはとても涙を我慢できませんでた。
敵ながらロデュウも◎。強引にチータを引きずり回していたかと思えばすごく彼女のことを考え、励ます彼のギャップにやられました。
彼はやっと最後に自分を取り戻せましたね。よかった、よかった。
ビジュアルが一番かっこいいウォンレイとリイェンの関係は出番こそ少なかったけれどなかなか泣かせてくれました。
フォルゴレの病院コンサートは良かったです。あの背中は忘れられない。


今作の主人公は「こども」でした。
彼らは数多の作品で愚直なまでのまっすぐさと純真な心で、
成長するにつれて社会やルールに縛られ大事なものが見えなくなってしまった
「こども」ではない人々の心を洗い流し、今一度大事なものはなにか問いかけてくれています。
また、大きなところではピーターパンは幻想の国で永遠に生き続け、星の王子さまは希望を残し夭折しました。
そうやって彼らが社会の外れで存在することはわれわれにとって救いにも似た思いを馳せる場所であると思います。
杜にあるほこらのように、深海に生きる生物のように、地の底を這う地底人のように、
また『ハチクロ』の観覧車のように、腐海のように、ラピュタのように、はたまた全知全能の神のように。
それはどこにもないようで、われわれのすぐそばにあるとても尊いものです。

この作品はいつ観ても笑えますし、微弱ながらも励まされます。
アニメだと大谷育江さんのガッシュの声が聞けるのでなおのことです。
あの声は普段は王様口調と相まってすごくかわいいし、シリアスな部分でもとっても映える声です。

とっても好きな作品です。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 9

Hawaii さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

何気に良かった

設定とか秀逸でした。
ありがちなバトルアニメだったけど楽しかったです。
泣ける部分もあったし少年向けアニメとしては
良作だと思います。キャラも独特でみんな好きです。
王道感があっておすすめできますね。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 7

66.2 2 地底人で伝説なアニメランキング2位
星を追う子ども(アニメ映画)

2011年5月7日
★★★★☆ 3.6 (645)
3184人が棚に入れました
ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。誰かの心がそのまま音になったような唄を、忘れられずにいた少女アスナに訪れたひとつの出会い。お気に入りの高台に向かう途中、異様なケモノに襲われたアスナはシュンという少年に助けられる。アガルタという遠い場所から、どうしても会いたい人と見たいものがあってやって来たと語るシュン。2人は心を通わせていくものの、突然シュンはアスナの前から姿を消してしまう。そして聞かされる哀しい知らせ。それを信じられずにいたアスナは、学校の新任教師モリサキから地下世界の神話を教えられる。そこはこの世の秘密が隠されたあらゆる願いが叶う場所で、アガルタとも呼ばれているという。そんな中、アスナの前にシュンに瓜二つの少年と彼を追う謎の男たちが現れる。男たちの狙いは、アガルタへの鍵であるクラヴィス。追いつめられた少年とアスナの前で、ついにアガルタへの扉が開かれる。そこでアスナは、男たちのリーダーが亡き妻との再会を切望しアガルタを探し続けていたモリサキだったということ、少年がシュンの弟シンだということを知る。アガルタへの入り口を目前にして、アスナはある決意をする。「もう一度、あの人に会いたい」。アスナ、モリサキ、シンの3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。

声優・キャラクター
金元寿子、入野自由、井上和彦、島本須美、日高里菜、竹内順子、折笠富美子

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

千と千尋のとなりの風の谷のもののけの城ラピュタ

「秒速5センチメートル」でおなじみ、新海誠監督の作品。

主人公の渡瀬明日菜は、日々自作のラジオで歌を聴いていたが、ふと聞こえてくる不思議な歌に惹かれる。
ある日、明日奈は奇妙な生き物に襲われるが、シュンと名乗る少年に助けられる。
彼は「アガルタ」から来たと名乗り、その不思議な歌を通して触れ合うことになるが、彼は間もなく亡くなってしまう。
そんなおり、転任してきた教師の森崎が「アガルタ」に伝わる「死者を蘇らせる伝承」について語り出す。


なんというか、ジブリの雰囲気を詰め込んだ作品です。
「千と千尋のとなりの風の谷のもののけの城ラピュタ」って感じです。
映像のクオリティは高く、良く動き、風景描写も美しいです。

しかし!!

登場人物の行動があまりにふらつきすぎです。
覚悟を決めたと思ったらやっぱり無理と言ってみたり(ある意味リアルなのかも)、お前は敵だと言った直後に助けたり(ある意味リアルなのかも)、正直、登場人物が何を考えて行動しているのかさっぱり分かりませんでした(ある意味リアルなのかも)。
特に主人公の明日奈は、ただ流されるままに旅をしているだけにしか見えません(ある意味リアルなのかも)。
ムスカ……もとい、森崎を主人公にしたほうが良かったのでは?と感じてしまいます。

テーマを挙げるとすれば「未熟さ」。

しかし、残念ながら成長が見られません。
一体何の目的で旅をし、何を得て帰ってきたのか、肝心な部分が明らかにされないまま、気がついたら話が終わっていました(ある意味リアルなのかも)。
そのせいで、せっかく張った伏線がうまく生きず、シナリオの軸がぶれて見えてしまいます。

宮崎作品へのオマージュが先にあり、そこにむりやりストーリーを埋め込んだような感じ。
おかげでいびつな形でシナリオができあがってしまっているのでしょう。

それでも、2時間視聴し続けられるだけの力はありました。
新海誠監督だから「あれっ?」と思うだけで、無名の新人が作ったと思えば、ものすごい作品です。

ということで、「新海誠監督はこんな作品も作れるんだぞ!」という、意欲作と捉えて、いくつ宮崎作品のオマージュがあるか数えながら観るのが正解かもしれません。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 52
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

“さよなら”を言うための旅

何かとあちこちで酷評を受けてしまってるようなので、
観始めた時、少々斜めに構えていたのだけれど、
なるほど、ジブリを相当意識していることは確かなのかも。

全体通して、随所に見覚えのあるキャラデザやシーンが満載で、
「こりゃ やりすぎだろう~~」とツッコミたくなるものの、
これはオマージュなのだと、あえて寛容に受け入れて観ることにした。

そして気づいた。

新海監督のこれまでの作品の最大の特徴であったモノローグが
無くなってるではないか、と。
良い意味でさっぱりしてるし、新しい試みへの意欲を感じた。
それでも、豊かな自然への美しい描写は健在だし、
手も想いも届かない距離感と喪失感、孤独感を漂わせるテーマには、
なんだ・・やっぱりちゃんと新海監督らしさでいっぱいじゃないか、と
最終的にはニッコリしている自分がいた。

さて物語のほうは・・

ヒロイン・明日菜とシュン、森崎と亡き妻、明日菜の母と亡き父、
3組それぞれに「残された者」の想いを軸として、
喪失をテーマに生と死を描いたお話。
主な舞台は、死者の復活すら可能にする技術があるという地下世界 アガルタ。

登場する中年男性の森崎は、亡き妻の死に目に会えず、
深い後悔と悲しみに囚われており、妻を甦らせることができるなら
何をも厭わない、というややエゴイスティックな性格。

明日菜は父を亡くしているだけでなく、看護師で忙しい母にも甘えられず、
出逢ってすぐ恋に堕ちた相手である アガルタから来た少年シュンをも
亡くしてしまい、喪失感でいっぱいな6年生の女の子。

そして明日菜の母親は、最愛の夫を亡くしてもなお、
自立し、前を向いて歩み続けている。
たぶんそうできるのは、娘である明日菜の存在が大きいのかも。
{netabare}
また、明日菜は半分、巻き込まれる形でアガルタへ旅立ったけれども、
その旅の理由は、森崎のそれと違うものだったということも大きなポイント。
はじめ、森崎と同じ目的で旅立ったはずが、いつのまにすり替わってる?と
誤解してしまいそうなのだが、それは単に森崎が言ったセリフに
観ているこちらがまんまと引っかかっただけのミスリード。
{/netabare}

さらに明日菜は、シュンを失った哀しみを知ることで、
自分の母親の深い哀しみと喪失感を理解するわけで。

世代や状況の違う3組を対比させて出すことにより、
観た人の感じ方には大きな個人差が出ると思うが、
綺麗ごとではない現実的な生と死とか、将来を考えさせるという意味では、
親子で観るのにふさわしい作品でもあるのではないかと思った。

後半部分で判明するあれこれを踏まえると、
終始、思いのブレを感じさせなかった森崎を主人公にしたほうが、
視聴者にはわかりやすく、新海ワールドにどっぷり浸れた気もする。

しかしジブリタッチを真正面から匂わせている以上、
女の子を主人公にして彼女の心の成長を描かなければ、
本当のオマージュにならなかったのだろうね。

また、この作品のテーマはおそらく、
「喪失を抱えてなお、生きる。 それが人に与えられた宿命」
ということではないかと。

森崎という人に焦点を当てて観ていくと、「秒速5センチメートル」
をはじめとする新海監督の作品に登場してきた主人公が
そのまま大人になったような感じなので、
監督ご自身の想いが一番込められた人物なのだろうと思った。

とにかく、映像も音楽も相変わらず美しい。
そうそうED・・・ 熊木杏里の歌う『Hello Goodbye & Hello』
歌詞聴いてると、この物語のテーマがさらによくわかると思う。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 51

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

生と死の狭間でこの世の真理に辿りつく

新海監督の2時間弱の長編アニメ。
往年の宮崎作品的なファンタジー冒険アニメです。
主人公は少女と教師、そして地底人の少年です。
舞台は、地上から地底へ。
そして、ラストに辿りついたのは・・・。

地底なのに太陽が?
なんて野暮はことは言いっこなしで。
美しい地底世界が幻想的に描かれています。

視聴中、ずーっと居心地の悪い感覚でした。
やっぱり新海監督にはファンタジーは似合わない。
繊細な心理描写がなおざりだったのは残念でした。
でも、ラストの生と死の解釈は様々な示唆に富んでいますね。

主人公アスナの声は金元寿子さん。
か細い声が役に良くあっています。
かな恵ちゃんがチョイ役でした。
それにしても、かな恵ちゃんの声は瞬時にわかるなあ。

投稿 : 2024/04/13
♥ : 39
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