壮大な世界観おすすめアニメランキング 23

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの壮大な世界観成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年02月25日の時点で一番の壮大な世界観おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

90.0 1 壮大な世界観アニメランキング1位
天空の城ラピュタ(アニメ映画)

1986年8月2日
★★★★★ 4.2 (2218)
13014人が棚に入れました
ある夜、飛行中の飛行客船を、航空海賊の一団が襲撃する。政府特務機関に捕らわれ客船に乗っていた少女シータは、混乱に紛れて特務機関の指揮官であるムスカ大佐を気絶させると、彼の懐から青い石のペンダントを奪い取る。窓を伝って逃げようとするが、海賊に見つかり、驚いた拍子にシータは客船から転落してしまう。雲間を落ちていく中、気を失った彼女の胸にかかっていたペンダントの青い石が突然光を放ち、シータは光に包まれゆっくりと降下していった。鉱山町で働く少年パズーは、青い光とともに空からゆっくりと降りてきたシータを助け、自宅にかくまう。一夜明けパズーは、シータの行方を追う空賊や政府からシータを守り逃走を図る。

声優・キャラクター
田中真弓、よこざわけい子、初井言榮、寺田農、常田富士男、永井一郎、糸博、鷲尾真知子、神山卓三、安原義人、亀山助清、槐柳二、TARAKO

ぱるうらら さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ラピュタはジブリ最高傑作。

このアニメ(映画)は、私にとってジブリ最高傑作であると思います!
どんな世代でも見ることの出来るであろう最高の世界観・話の設定そして演出を私達に見せてくれたラピュタ…。
この作品こそ、例えどれだけ時が経ったとしても後世に名を残すことだろう。と言うより語り継ぐべき映画だと思います!


私が『天空の城ラピュタ』から思った事は...
人間は科学技術を発展させることで生活の快適さを求め(例えば、新しい資源を求めるため宇宙へ向かい、地上から離れたり)富・名誉を得ようとするが、それが人間たちの醜い争いや自然破壊につながってゆく。
そしてヒトは新天地(ここでは空)や大きな力に目が眩み、それらを手にしようとする。
競争で一歩先に進み、大きな力を手にしたヒトはその力を振るって暴走し、邪魔なもの(人間や自然)を何でもかんでも傷つけてしまう。
しかし、どれだけ大きな力を手にしたとしても、大地を離れ、武器を取り、ヒトを傷つけ、力に溺れる者は滅びてしまうのである。
つまり、人間は地上で自然や生き物たちと共存して生きていくものだということです。
もっと簡単に言えば、『自然を大切に、皆仲良く』です。

「土に根を下ろし 風と共に生きよう 種と共に冬を越え 鳥と共に春を歌おう」というシータが詠い上げた詩から連想しました。

制作者の意図は、もっと簡単に『愛』や『絆』、『命』をこのアニメのテーマにしようとしたのかもしれませんが…。


私がこのアニメで素晴らしいと思った事は、天空に漂う古代都市が存在するという設定。そしてその都市の外見・内部;空中廊下やラピュタの中心部に位置する大樹、その巨大な根、苔の茂り具合、ラピュタ内部の正方形の石が漂うあの空間等々。
また、主人公達が途中から乗船することとなった空賊たちが所有するあの飛行船も、そのもののデザインや生活が出来るスペースがあるという設定が非常に良かったです。
私は空にまつわる設定が大好きです。LAST EXILEもしかり...。 そう、宙は男のロマンなのです。

ムスカの名セリフも若干残虐性がありますが、記憶に残るとても印象に残る台詞でした。
「見ろ、人がゴミのようだ!!」これはおそらく二度と忘れない台詞でしょう。
ムスカの代名詞とも呼べるこの台詞は例えラピュタを見たことがない人でも一度は耳にしたことががあるというほどの知名度。それだけこの言葉にはインパクトがあるのでしょうね。



私的には今のところはまだラピュタに勝るジブリ作品はないと思っております。
ジブリの中ではもはや旧作に位置づけられる『となりのトトロ』、『蛍の墓』、『魔女の宅急便』など、そして2000年代に入り『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』等も素晴らしい作品だと思いますが、やはり『天空の城ラピュタ』が一番です!!


ジブリ作品の中での最も古いこの『天空の城ラピュタ』。
12月10日の再放送をしっかりと視聴したのですが、やはりいつ見ても素晴らしい出来のアニメ映画であるな、と視聴する間も口を開け感嘆しながら見ていましたw

これからもラピュタに続くような新たな名作をスタジオ・ジブリには作って欲しいものです。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 43

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

夢とロマンに溢れる名作

ジブリの最高傑作の作品ですね!!

◆何回見てもワクワクします・・・
ある日、空から女の子が降ってきたらどんな気持ちになるでしょうか?
この大空の向こうに我々の知らない天空の城があるとしたらどう思いますか?
この作品は純粋な冒険心をすごく掻き立てられる作品です。
また、純粋無垢なヒロインとその子を守ろうとする主人公は見ていてすごく好感が持てました。

◆声優陣は・・・
パズー  :田中真弓(ドラゴンボールのクリリン)
シータ   :横沢啓子(ドラえもんのドラミ)
マ・ドーラ :初井言榮
ムスカ   :寺田農
他、実は「林原めぐみ」も出演しています。

◆音楽は・・・
主題歌の「君にのせて」は名曲中の名曲、劇中に流れる音楽もこの作品の世界観に十分マッチして、最高の雰囲気を出しています。

◆総評・・・
冒頭の主人公とヒロインとの運命の出会い、さらわれたヒロインを命がけで助けようとするスピィーディ且つ迫力あるアクション、神秘的な天空の城の伝説とその城を探す冒険心、そしてその果てに待っているものは・・・。
夢と憧れと希望、儚い寂しさ、野心と人間の愚かさ、などが非常によく描かれていて、童心に返って何度見ても楽しめる作品でした。
文句なしのオール5の評価とさせていただきます。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 31
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「天空の城ラピュタ」天空のジブリ大博覧会に行って来ました

私が あにこれで5つ星を付けている宮崎駿 監督作品「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」この2作は同点首位、監督のなかでも1、2を争うほど好きな作品です。

映画公開から何十年もたちますが全く色褪せない名作ですね。
日本アニメ映画を代表する冒険ファンタジーではないでしょうか。

思い入れがあるシーンは幾つもあります
物語の幕開け…

ヒロインのシータが飛行船から落下
一瞬の静寂の音を聴き
ピアノ旋律で始まる音に引き込まれます...
ラピュタの文明や衰退の絵が印象的でイメージを掻き立てられます。

序々に盛り上がる その旋律に心揺さぶられ、高まる期待で胸がいっぱいになる
そんな始まりを告げるにふさわしい曲です。

天空の城ラピュタ
ラピュタという伝説の空中都市に憧れた幼きあの日を思い出しました。

目の前にある大きな入道雲、その雲の向こうには きっと何かがそこにあるのではないか
そんな風に思って空を眺めたものです。
今では、入道雲を見る度に作品を思い出して また会いたくなります。

ラピュタを背景に流れる「君をのせて」
物語を回想させるのに これ以上の曲は無いかもしれません…

父さんが残した 熱い想い

母さんがくれた あのまなざし

地球は回る君を隠して

輝く瞳 きらめく灯火

地球は回る 君をのせて

いつかきっと出逢う 僕らをのせて...


幾度もこの作品を観てきましたが
興奮と感動へと いつでも連れていってくれるのです。

熱い想いが この作品のメッセージ
出会えたことに感謝します。


ネタバレはありませんがレビューではないので閉じます。
【三鷹の森ジブリ美術館 2015.2.28】
{netabare}
今回は美術館内での天空の城ラピュタの部分だけ書きます。
ジブリ美術館は主に天空の城ラピュタと となりのトトロの展示が多いように思えます。

太陽が降り注ぎ、青空が眩しいこの日、美術館の らせん階段を登る私 この瞬間はいつも心が高鳴るのです。

その理由は屋上にロボット兵が待っているからなんです♪
圧倒的な存在感で この美術館を見守っているかのようです!

外なので写真撮影が出来るこの場所。大人気なロボット兵との2ショットは一瞬の駆け引きです♪

離れた場所にはムスカがラピュタを操っていたあの石も置かれています。

一番好きな場所は監督の作業机のある部屋です。
コルクボードに貼ってあるシータやパズー、監督の構想段階のラピュタには目が釘付けになります!

天井から吊るされていたのはパズーが持っていた羽ばたく模型飛行機
幼い頃、空を飛ぶ事に憧れを持っていた監督。
パズーは監督だったのでしょうか…

館内の壁を飾るワンポイント
光のキラキラ ステンドグラス**

私が見つけたのはラピュタは「シータとパズーにタイガーモス号の」「天空の城ラピュタ」の2枚でした♪

お花、花瓶etc♪美術館のあちらこちらに夢がつまっています。
そんな夢のファンタジー空間でした♪
{/netabare}
【ジブリの大博覧会 2016.7.28】
{netabare}
強い陽射しが肌に じりじり感じる夏の日
天空のフロアで開催している『ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで』
六本木ヒルズ52階へと行ってきました。

やっぱり私、宮崎駿WORLDを感じられる場所って大好きです♪
同じジブリファンに会えるのもなんだか嬉しいし

入口からこれまでのジブリ作品のポスターがお出迎え
どの作品も見慣れたポスターです。

そこを抜けると部屋があり
入場者をカウンターから待つトトロが
『え、・・かわいい~♡』
後ろに秘密そうな場所があったので覗きに行ってみると、、
暗めの階段の先には まっくろくろすけがいっぱい♪

つい見逃してしまうような、このさりげなさ
これはきっと・・監督の遊び心ですね。
ファンタジックな空間に胸のどきどきが止まりません。

壁一面に展示しているポスターの原案や新聞の広告

棚や壁いっぱい、そして天井にまで ジブリグッズが並べられた展示部屋はまるでおもちゃ箱の中にいるみたい

時間を忘れて お気に入り作品の もしかしてかなりレアなんじゃないかな~?と思うグッズを探してみました♪

結果。「天空の城ラピュタジュース」を見つけた時はなんだか嬉しくなりました♪

そして次の部屋にはなんと
リアルサイズ?のネコバスが愛嬌のある笑顔で待っています。
額の行き先が「六本木」になっています。
この場所が目的地みたいですね。
あれ?よく見ると「木」の文字が上下逆さま~

取り敢えず毛並みを触りながらふわふわなネコバスに乗車します。

そして、座る!!
『わぁ~、、、』って声が出るくらいに
沈んで、やわやわむにゅむにゅもふもふ
そんなネコバスの柔らかい座り心地♪
何度も遊んじゃいました・・♡


そして最後は「空飛ぶ機械展」
大きな天井の高いホールには

「天空の城ラピュタ」に登場する巨大な船の模型が飛んでいます。
写真OKということでパシャパシャ
もう、大満足。

トトロに癒されたり、素敵なスケッチやネコバスに遭遇したりドキドキが沢山
そんな贅沢ジブリ時間
お土産とパンフレットを手にいれて
夏の素敵な思い出のひとつになりました。

最後に…
ミュージアムカフェ
パズーのあの目玉焼きの乗ったパズーパン(勝手に命名)や
記念パフェがあるので召し上がった方は報告&感想欲しいです♡

是非、心響くジブリの歩みを振り返る旅には天空の大博覧会へ。
9月11日(日)まで開催しているみたいですよ。

今日も読んでくれてありがとうでした*^^*
{/netabare}

投稿 : 2020/02/22
♥ : 111

66.4 2 壮大な世界観アニメランキング2位
ラストエグザイル-銀翼のファム-(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (664)
3333人が棚に入れました
「決めた!私はあの戦艦を盗む!」 全ての命の源-グラン・レイク。その聖なる湖で、アデス連邦とトゥラン王国が砲撃戦を開始する。圧倒的な艦隊戦力で全世界の制圧を目指すアデス連邦を前に、壊滅寸前に陥るトゥラン。トゥランの王女たちが見たのは、小型ヴァンシップ“ヴェスパ”に乗った空族の少女・ファムだった。「これより貴殿の旗艦を、この戦場より盗み出さん!」対空砲火が飛び交う中、ファムのヴェスパは大空を舞う。侵略を続ける連邦総統ルスキニアの目的は? そして、謎の力「エグザイル」とは? 今、激動の大航空冒険活劇が幕を開ける!!

satoshi さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

20話視聴中 ハイクオリティーで美しい映像

『ラストエグザイル-銀翼のファム-』20話視聴中

 ハイクオリティーで迫力ある空中戦闘シーンと

凄いとしか言い様の無い綺麗な作画と美しい音楽、

壮大なスケールのSFファンタジー作品が好きな方には

見ていただきたいです。

 空とメカデザインとくればロマンを感じさせてくれる

作品です。

 毎回毎回 壮大な世界観でワクワクドキドキの

冒険大活劇を展開します。

 1期から引き続き登場のディーオやタチアナと

アリスティア、アル、クラウス、ソフィア他まだ、出てきて

いないキャラの活躍に期待しております。

 クライマックスに向けどこまで1期の内容に迫られるか

楽しみです。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 21

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

タチアナさんも言ってたよ「ぎりぎり及第」ってね♪ ∑('◇'*)

■ラストエグザイル-銀翼のファム-ってこんなアニメです☆彡
2003年に前作「LAST EXILE」から8年の時を経て2011年に「ラストエグザイル-銀翼のファム-」というタイトルで続編がスタートしたのですね♪
壮大な世界観と圧倒的な作画を更にパワーアップしたと言う事で否応なしにも期待しちゃいますね
(*・ω・)ノ
キャストについては前作以上に主要キャラも増えた事もあって豪華な顔ぶれで、アニメファンであれば聞いた事のある人ばかりなのですよ♪

ストーリーの方は前作から数年先の話となっているのですけど、関連性は大きくないので「-銀翼のファム-」から観始めても十分楽しめるのではないでしょうか(*^o^*)
とはいっても前作から引き続き登場するキャラがどんな過去を送ってきたのか、またアナトレーという帝国がどんな国であったかなど、知っているだけで楽しさが倍増すると思うので、やっぱり前作を観てからの視聴をお薦めしたいですね♪

今回の舞台となっているのは「アデス連邦」が「トゥラン王国」に侵攻してくる場面から物語がはじまるのです!
ことの始まりは・・・はるか昔にエグザイルで移民してきた「トゥラン王国」やその他移民国が「アデス連邦」の土地に移り住んで来たのが原因みたいですね(・0・*)ホー
「アデス連邦」は、移民すべてを受け入れるだけの国力が無いのと、移民国に土地を追われる形となった現地民族からその土地を奪い返すべく各地に一個大隊を向かわせ侵攻を始めたようなのです!
そんな戦乱の世に「アデス連邦」の侵攻で故郷を追われた者が集まった『空族』という集団があったのですね♪
連邦の空中戦艦を鹵獲して生計を立ててる『空族』の一つ『カルタッファル』と名乗る集団に、本作品の主人公の「ファム」とファムのナビを努める「ジゼ」が所属しているのです♪
愛機の小型ヴァンシップ<ヴェスパ>とその腕前で数々の艦船を鹵獲してきた「ファム」と「ジゼ」はとっても可愛い女の子なんですよ♪
そんな彼女らが「アデス連邦」と「トゥラン王国」の戦闘に巻き込まれていく事になるのでした・・・


■銀翼のファムに出逢った日の日記 φ(^∇^ )
5話まで観終わった時点での感想を書かせていただきたいと思います♪
前作から8年経った続編という事もあって、現在の技術力でラストエグザイルを制作したらどんな凄い映像を見せてくれるのかなぁってとっても期待して視聴することになったのです!
かなりの期待過剰状態で第1話を視聴する事約30分・・・
前もって「1話テイクオフ直前スペシャル」を観ていたにも関わらずその作画のできに驚かされました♪
ヴァンシップが雲を掻き分けて疾走していく描写はとっても爽快で、艦隊戦のシーンはまさに海を泳ぐ「クジラ」そのものです♪
またそんな「クジラ」を鹵獲するシーンは圧巻の一言ですよ(*゚o゚*)
地デジ化して本当に良かったと思えたのは初めてだったかもしれませんw

ストーリーの方は、前作のクラウスとラヴィは戦乱に巻き込まれていったのに対して、ファムの困ってる人を見たら放っておけない性格からか、自ら戦乱に首を突っ込んでいく展開になって行きましたね♪
そんなファム達と「トゥラン王国」復興を目指すトゥラン王国第二王女のミリアにどんな展開が待ち受けているのでしょうね!
とっても楽しみです(*^o^*)
また、前作から引き続き登場のディーオやタチアナ&アリスティアコンビのアナトレーの戦艦「シルヴィウス 」がどう絡んでいくのかも今後の楽しみですね(*・ω・)
ディーオのルシオラへの思いや、素敵な女性艦長になっていたタチアナが赤いヴァンシップに乗りこむシーンなど、前作からのファンにとっても嬉しい演出が所々出てくるのも好印象ですね♪
ただ、ちょっと難しい専門用語や耳慣れない国の名前が度々登場してくるので、結構把握するのに手間取るかもしれませんね(^ー^* )フフ♪
そこのところは公式ホームページで前作同様に用語集のリンクがあるので補完しながら見ると良いかも知れません♪
しかも、各国の相関図のリンクもあって毎話更新されているので、アタシσ(゚-^*)は結構利用させてもらってますw


■総評
前作「LASTEXILE」の続編としてファンの期待が大きかった本作品ですが、果たしてその期待に 応え得ることが出来たのでしょうか?
期待が大きかったぶん厳しい意見もあったようですけど、個人的には及第点を与えられる内容になっていたと思っています。
前作よりもスチームパンク色が落ち着いたものの、気になっていたキャラの表情・動きといった人形っぽさが無くなっていたので3Dと2Dの融合感は圧倒的に今作の方が上ですね♪
また、ファムを主人公においた事もあってか全体的に明るいイメージで、それにあわせて彩度を上げて全体的な映像の印象も明るい印象に仕上げてましたね(*^^)v
それとヴァンシップもデザインが豊富で前作よりも個性があって楽しめました!
ファムが乗るヴェスパは機体が小さい分キャラの表情が映えてファムにピッタリの機体ですよね☆彡
ストーリーに関しても概ね前作よりもわかり易かったような気がします、前作を視聴していない人には難しいかもしれませんけどね!
全体的な作品の仕上がりは前作よりもマニア向けから大衆一般へ歩み寄った作品といえるんじゃないかなぁーって思います。

ただ、手を上げて大満足と言えないのは、GONZOイズムなのでしょうかw
前作でも思ったんですけど…「磨けばもっと輝けたのに!」ってね ゞ(^o^ゞ))))アラアラ
どんな点が今一歩(GONZOイズム)だったのかちょっと振り返ってみようと思います。

そもそもファムを主人公に設定したこと自体が間違いだったような気がしてならないのです…∑('◇'*)エェッソコ!?
『銀翼のファム』では、人類の永遠のテーマでもある「世界平和」を目指して国家ごとの思想や、その要人たちの信条を絡めて物語が進んでいくわけです。
そんな中、政治的重責のないファムを平和の象徴のグランレースと結びつけてファム目線でストーリーを進めていくには限界があったと思うのです。

『銀翼のファム』が続編という位置付けであるならば、やっぱりアナトレー視点のストーリーを見てみたかったなぁって思うのです∑('=';)
個人的には色んなとこに顔をだしながら、それでいて不思議と不自然じゃなくなっちゃう機動力のあるディーオを主人公に推したかったかなぁw
ルスキニアやアラウダはディーオと同族っぽいしね!
とにかくディーオ、タチアナ&アリスティア等、前作のキャラを登場させているのであればしっかりストーリーに組み込んで欲しかったです☆ミ
特にアルの扱いはひどいですw 追いかけっこしてただけですよww
愛着のあるキャラ達をまた見ることが出来たのは嬉しいんですけどファンサービス止まりなので・・・
結局「銀翼のファム」の評価を落とす結果となっている気がしました(ToT)

また、前作の内容から切り離してまったく新しいストーリで作るっていうのでも良かった気がします。
であればミリアを主人公としてストーリーを組上げていけばよかったのでは?って思うのです。
本作品で色んな表情を見せてくれていてたし、作品を通してもっとも成長したのがミリアだったからね!(^-^)
唐突な展開が多かったので、前作のキャラを削る事で、リリアーナ&ルスキニアの心情の変化やミリア&ディアンの掛け合い等々、もっと深く掘り下げるべき場面や伏線を丁寧に回収するなど深味のあるストーリーをつくり上げることも出来たはずなんですよね!

ファムの人格だけ見れば主人公たるポテンシャルは十分満たしているとは思うのですけど、この物語の内容にはね…
スピンオフのキャラから主人公に抜擢されて文句言われているファムがとっても可哀相に思えてならないのです。
「わたしが あなたの翼になる」と言ってたようにミリヤの良き理解者という立ち位置だけでも充分輝けるキャラだと思うんですけど背伸びさせ過ぎちゃった感じかなのなぁ(^▽^;)

なんだかんだと色んな事を書いてきましたけど、それでもやっぱりこの作品は大好きです♪
ファムもジゼルもミリアもみ~んな好き♪
「おいしいってときにはね、おいしいって顔、しなきゃ。」って事だよねーディーオ(*^^)v

「ラストエグザイル-砂時計の旅人-」のアニメ化ないのかなー♪
やっぱりクラウスの活躍がまたみたいです( ̄∇ ̄+) キラキラキラ~♪


■MUSIC♫
OP曲『Buddy』
 【作曲・編曲】School Food Punishment/江口亮【歌】坂本真綾
 なんといっても注目は大好きなスクパニが曲を提供しているって事です!
 疾走感あふれる複雑な楽曲とお馴染みの坂本真綾さんの素敵な歌声はとっても気持ちいいですね♪
 でも残念な事にスクパニはこの曲を最期に活動を休止なのです…(。>0<。)ビェェン

ED曲『Starboard』
 【作曲・編曲】黒石ひとみ【歌】Hitomi
 風を感じる流麗な楽曲とウィスパーボイスで優しく包み込んでくれます♪
 「銀翼のファム」の世界観を見事に表現してますね♪
 さすが黒石ひとみさんです(*^^*)
 

2011.11.20・第一の手記
2012.05.12・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC♫)

投稿 : 2020/02/22
♥ : 47
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

空に想いをはせる(80点)

事前SP+全21話+総集編2回。
アニメオリジナル作品。

個人的満足点:80点
アニメ系統:SF(スチームパンク風)

前作、ラストエグザイルの続編。
前作未視聴でもなんとかならないこともないが
前作視聴済ならより熱くなれるので前作視聴してから視聴するのがお勧め。

そして、舞台設定が1話ではほとんど語られないので
できれば0話の「1話テイクオフ直前スペシャル!」を視聴されることをお勧めする。
簡単な舞台設定やキャラ設定が紹介されているので1話にすんなり入れると思う。

世界観は前作を引き継ぎスチームパンク風の世界でロマンあふれる作り。
大空を飛ぶシーンだけで満足してしまう自分がいる。

物語の大筋は世界統一しようとするアデス連邦とそれをとりまく国との衝突を描いている。
しかしながら、物語は中盤あたりで少々定まりが悪い。
途中経過がはしょられたり、物語が急に方向展開するような印象を受ける。
それも後になって理解が深まってはくるのだけれども。

また、キャラに萌え要素が入っているのも個人的には少々疑問。
この世界観にはミスマッチかなと思われる。
もう少し硬派な作りでもいいんじゃないかなと思う。
(商売を考えると仕方ないのかなあと思ったりもするのだけれども)

なんだか悪いようなことばかり書いているが個人的には大好き。
しかも最終話では胸が熱くなって涙腺がやられていた。
なんだろうか?
やはり音楽がいいという部分があると思う。
数多くの挿入歌を効果的に使っている。
それぞれのシーンでの音楽が各シーンを盛り上げる。

そしてOP曲 坂本真綾さんの「Buddy」は大空をかける疾走感を
曲から感じることができ、曲を聴くだけで物語への期待感が高まる。

兎に角、ロマンを感じるっていうのが好みならお勧めの作品。
そして、音楽だけでも1度聴いてみて欲しい作品。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

1番熱かったのは総集編2だったw


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以下、各話の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}

1話視聴。
前作に比べやや軽い感じになったかな。
ヒロイン「ファム」が天真爛漫な感じなので
そう思わせるのかもしれない。
キャラも前作に比べやや柔らかくなったかな。
前作に比べやや萌え要素が加わった感じはする。

映像は、やはり空を飛ぶ疾走感がすばらしい。
前作を上回るクオリティ。
2Dと3Dの融合がすばらしい。
空戦の作画が半端ない。
このクオリティで2クールもつのかねw

何にしても今後が楽しみで仕方ない。

最後に「すごいとおもわなーい」がまどかに聞こえたw
この瞬間まで悠木さんが出ていることを忘れていたw

2話視聴。
今週のが序章となるのかな。
OP曲が最後に流れたことから考えても、そんな流れと思われる。
前作までと違い意外と目的などはっきりしてきそう。
ファムとジゼルもいいコンビぽい。
とくにジゼルはかなり優秀なナビのように感じた。
来週からの盛り上がりに期待したい。

3話視聴。
あおちゃんと千和さんのからみだw
一人で歓喜してたお^q^

雰囲気だけでもっていかれている自分がいる。
映像だけで満足してるとか、ダメな俺。
ロマンを感じるんだよね。
ファムも主人公らしくなってきた。
来週も楽しみ。

4話視聴。
タチアナキター
赤いヴァンシップきたよきたよ。
1期視聴済の私にとっては鳥肌ポイント。

そしてシルヴィウスかっこいい。
もしかしてと思ったが、潜った\(^O^)/
さてさて来週からどうなるのかな。

5話視聴。
星から自分のいる位置をずばり当てるジゼルいいねえ。
こういうちょっとしたシーンが何か好きだわ。
そして、戦闘なしで戦艦1隻ゲット。
ジゼルの戦略が冴えていた。
戦略のシーンはあまりないけどね。
そしてファムが全然活躍してないw
完全にジゼルのすごさを見せ付ける回だった。

そしてミリアw
なんという戦略www
メイド姿で男を落とそうとかwww
さすがに無理すぎるwww
俺なら落ちるかもしれんが・・・・
それでも厨房を占拠したのには笑ったw

6話視聴。
物語は飛んで戦艦を半分まで集めた段階へ。
1話で1隻ずつ集めたんじゃ終わらないしねw

展開が加速しだした。
トゥラン再建に向け動き始めたファム達。
同時にアデス連邦もさらなる動きに。
ルスキニアのやり方がえげつない。
ルスキニアはいったい何をやろうとしているのか。
ここまで若干軽いのりだったが、やや重めなのりになってきたかな。

そしてレースが熱い。
物語の展開上、勝つとは思っていながらもドキドキした。
最後は魅せ方には胸が熱くなって痺れた。


7,8話視聴。
最後のくじら狩りに向ったファム達だが、ピンチに。
何とかピンチを脱するも更なるピンチに。

シルビウスがやばい。
しかし、タチアナかけえ。
「ぅってええ」とかしびれる。

でも、ジゼルが心配だなあ。
かなりショックを受けていたようだし、
もうヴァンシップに乗らないとか言わないかな?
来週からの展開が気になるところ。


9話視聴。
予想通りの展開キター
ジゼルの葛藤がいい感じ。
あおちゃんは相変わらずいい演技するねえ。

個人的にはもうちょっと引っ張って欲しかったが、こういう友情ものには弱い。
ファムとジゼルの友情にミリアが加わり、なんともいえない良回だった。

来週からいよいよ国を取り戻す展開に入っていくのかな。
益々の盛り上がりに期待したい。


10話総集編視聴。
総集編だが、最後だけちょっと話がある。
そこだけでも観よう。


11話視聴。
盛り上がってまいりました。
アル来たー。
これはやはり1期を見ていた方が楽しめるね。
そして、ディーオカッコイイ。
このあたりは完全に1期見てないと分からないね。

今回はちょっと作画がおかしく感じた。
何か顔とか変だった気がする。

まあ、盛り上がってきたから別にいいけどね。


15話視聴。
いよいよクライマックスに向けて動き出したかな。
ファムとミリアが熱かった。
こういう熱い思いは個人的に好み。
ここから最後の巻き返しに期待したいところ。


17話(総集編2)視聴。
なんと1期の総集編に2期をからめてきた。
あらためて観ると1期ってこんなに良かったのかと思ってしまったw
そして、なんとクラウスとラヴィが出てきたよ。
来週からんでくるのかな?
俄然来週が楽しみになってきた。


19話視聴。
なかなか熱い展開だった。
そして、最高のところで出てくるシルビウス。
来るぞ、来るぞ、キターーーーーーーって感じだったw

あっさりしていた感じはしたものの
何かぐっとくるものがあった。
ここから最後に向けてどう展開していくのだろうか。
最後の盛り上がりに期待したいところ。


20話視聴。
いよいよ、クライマックスかな。
核心にせまって話が展開しそう。
しかし、今一盛り上がりに欠ける気はする。
正直1期を超えるのは無理かなあと感じてはいる。
まあ、でも好きだけどw

あと、どうでもいい話だが、ドレスのファム可愛い^^


21話(24話)視聴。
結局は皆、平和な世の中を作りたいだけなんだよね。
その方向性が違うだけ。
ルスキニアの最後の笑顔が印象的だった。

そして、ファムが無事帰還した時に胸が熱くなった。
別にどうってことないシーンのはずなのに
無事戻ってくるって分かっていたはずなのに不思議と涙腺をやられた。

{/netabare}

投稿 : 2020/02/22
♥ : 46

69.3 3 壮大な世界観アニメランキング3位
からくりサーカス(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (205)
796人が棚に入れました
小学5年生の才賀勝は父親の事故死によって莫大な遺産を相続したことをきっかけに命を狙われていた。そんな折、青年 加藤鳴海は偶然にも勝と出会い、手を差し伸べることを決意する。しかし、勝を追ってきたのは人間ではなく高い戦闘能力を持つ人形使い達であった。窮地に陥った二人は突如姿を現した懸糸傀儡マリオネットを操る銀髪の少女しろがねに助けられる。こうして、日本で出会ったこの3人は数奇な運命の歯車に巻き込まれていく──

声優・キャラクター
植田千尋、小山力也、林原めぐみ、櫻井孝宏、佐々木望、黒沢ともよ、井上麻里奈、江川央生、岩崎諒太、石川界人

竜田揚げ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ネットで名作って言われまくってるだけはあるなと思った

原作未読

現在9話まで視聴
4話以降、来週どうなるんだろうという気になる展開で毎週終わらせてくるのがギアスに似てる
あちらの方が演出にパワーがあるけど、からくりサーカスの方が他に類をみない不思議なお話の造りだから純粋に先が読めない

原作ファン曰く4分の3ぐらいがカットされているらしいけど初見でも何がどうなってるかはわかるように今んとこなってるようなのでそこは心配ない
9話のナレーションで全部説明したのだけは困った


最初は大会社の遺産の話かと思ってたら錬金術だのアクアウイタエだのが出て来て、真夜中のサーカスという悪者と戦う話だと発覚する
話の軸が二つあるので飽きない
評価も固まってる安心感もあり、安心して続きが楽しみだ

投稿 : 2020/02/22
♥ : 6

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

4クール費やしてでも、駆け足描写は防ぐべき

【現時点での感想】
多分要素の一つ一つは面白いとは思うんだけど、構成とか1話1話がとにかく巻きのダイジェスト。半年以上も費やすアニメで余韻が味わえないのはちょっと…客に媚びろと言わないけれど、もっと色々できたはず。
ただそれでも夢中になるのが、このアニメのズルいところ。悔しいけど泣いたところもあるから、ボロカス貶せない。
最終回でどう〆るのかを、ボクはこれからも見守りたい。今はこんなところかな。

第1幕「開幕ベル」
第2幕「約束」
第3幕「奈落」
第4幕「コラン」
第5幕「サーカス~出発」
第6幕「地獄」
第7幕「Demonic」
第8幕「一瞬の始まりと終わり」
第9幕「記憶」
第10幕「フランシーヌ」
第11幕「ファンファーレ」
第12幕「「顔無し」指令」
第13幕「ルシール」
第14幕「夜更けの海」
第15幕「はじまりの場所へ」
第16幕「出会い」
第17幕「訪れし者」
第18幕「微笑」
第19幕「影の正体」
第20幕「黒い太陽」
第21幕「銀色の女神」
第22幕「「ハリー」へ向かう!!」
第23幕「悪魔再び」
第24幕「脱出へ」

投稿 : 2020/02/22
♥ : 5

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

しろがねサンハス

原作途中まで既読。

この作品は『週刊少年サンデー』の連載当時に読んでいたけれど、途中でサンデー自体の購読を止めてしまったので、結末まで辿りつけておらずそのままだっただけにこのアニメ化は私的に歓喜。

そういった事情を踏まえアニメ版を視聴したところ、うん。やっぱ藤田先生の作品は独創的で面白い。主人公の才賀勝はもちろん、加藤鳴海やしろがね、阿紫花英良など登場するキャラクターの個性が強かったのでバッチリ記憶に残っており、物語も大筋は覚えていたけれど、アニメーションとなって戦闘シーンなどの動きが描写されることにより、正直原作では分かりにくかった点が解消されています。

ただひとつ難点というかなかなか馴染めないのが加藤鳴海の声。演じている小山力也さんは大好きな声優のひとりだけれど、個性的すぎる声質がいまいち私のイメージしていた加藤鳴海というキャラとはかけ離れており、これだけはどうしようもなく、いまだに『24 -TWENTY FOUR-』フリークの私としてはジャック・バウワーとついでにクロエがチラついてくるw まあ最近では『ちおちゃんの通学路』で演じた安藤さんも最終的には払拭できたのでこちらも次第に慣れてくるでしょう。

ちなみにしろがねちゃん。原作でもエロ可愛くて大好きなキャラだったけれど、アニメ版でもいいっすなあw 普段はクールビューティーながら、泣き顔など崩れ顔のギャップが溜まりまてん! 演じている林原めぐみさんの感情薄めの人形ちっくな演技も大変マッチしているように思われます。

どうやら放映期間は3クールを予定しているようなので、未だ知らない結末までじっくりと視聴していこうと思っております。なお原作では43巻もある長編物語を3クールで綺麗に収めることができるのだろうか。そこも含めてとても楽しみ。


▼キャスト
才賀勝:植田千尋
加藤鳴海:小山力也
才賀しろがね:林原めぐみ
阿紫花英良:櫻井孝宏
ギイ:佐々木望

▼制作情報
アニメーション制作:スタジオヴォルン
原作:藤田和日郎/漫画:全43巻
監督:西村聡
シリーズ構成:井上敏樹、藤田和日郎
キャラクターデザイン:吉松孝博

投稿 : 2020/02/22
♥ : 22

87.1 4 壮大な世界観アニメランキング4位
ONE PIECE -ワンピース(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1698)
7949人が棚に入れました
かつてこの世の全てを手に入れた伝説の海賊王ゴールド・ロジャーが遺した、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐり、幾人もの海賊が覇権を賭けて争う大海賊時代。そんな時代に生まれ、幼い頃の命の恩人である海賊赤髪のシャンクスに憧れる少年モンキー・D・ルフィは、「ゴムゴムの実」と呼ばれる不思議な実(「悪魔の実」の一種)を食べてゴム人間となり、泳げない体になりながらも海賊王を目指して仲間と共に冒険する。

声優・キャラクター
田中真弓、岡村明美、中井和哉、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー

~ひよこ道~ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

まだまだ続くロマンあふれる海賊物語!

自分の中では原作・アニメともに最高の作品です!

好きなキャラなんて、魅力的なキャラが多すぎてとても一人にゃ決められない!

ONE PIECEほど泣き、笑い、熱くなった作品はありませんでした。

ONE PIECEにハマらない人はいないんじゃないでしょうか?(とまではさすがに言えませんがwww)

もう尾田先生に感謝の一言しかありません。
「こんな作品を産みだしてくれてありがとう!」

最高の1品です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
時々レビュー書きます
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新世界へ出航!レビューも心機一転!
とうとうアニメも新世界編へ!
各々2年間の修行をへて以前とは比べ物にならなくほどの実力を身につけているであろう自信満々っぷりがいいですね!

それぞれの2年間の詳細を出来ればやってほしいwでもそんなことしたらこのアニメ何年延びるかわからねえw

投稿 : 2020/02/22
♥ : 11

宝条みちる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いいアニメですが…

ちょっと前まで見ていました。
能力者や海軍との戦闘、新しい島への冒険等等…次の話がどんどん楽しみになっていく作品です。

…が、如何せんアニメを見ていて思うのは、話の進行があまりにも遅い…ということでした。
原作を継続して読んでいないので詳細なことは分かりませんが、おそらくは原作に追いつかないようにわざと話の進行を遅らせているんだと思っています。
アラバスタ編などでは「えっそこで終わっちゃうの!」というようなこともままありましたし(次を見せるという点ではアニメとして大成功でしょうが)…。

結局途中で見るのをやめてしまいましたが、話としては非常に面白かったです。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 6

yukintus さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

喜怒哀楽・王道バトルアニメ。つまりのオールマイティ作品!!

喜怒哀楽をすべて揃えた王道バトルアニメ。
男女関係なく、子供から大人まで楽しめる白熱バトルシーン、不意に笑ってしまうギャグ、何度見ても泣いてしまうストーリーが大人気の秘訣。

個人的にも漫画全巻を集めてしまう大ファン。

キャラ1人1人の個性にしっかりとした魅力があり、個人個人で好きなキャラがきっぱり別れる。各キャラ見合った声優により魅力を引き立てられているのかもしれない。

物語はかなり内容が濃く深く、いろいろな場所での謎が突然解き明かされる時の驚きは全身鳥肌もの!

誰が見ても本当に面白い作品。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 5

74.9 5 壮大な世界観アニメランキング5位
BLOOD+ ブラッドプラス(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (932)
5990人が棚に入れました
沖縄県沖縄市コザに住む高校生・音無小夜は一年以上前の記憶を持たないものの、家族である養父宮城ジョージや義兄弟宮城カイ・リク、そして友人に囲まれて平和な日々を過ごしていた。
しかしそんな小夜の日常は、生き血を喰らう獣・翼手に遭遇した事で終わりを告げる。襲い掛かってくる怪物に成す術もない小夜は、辛くもハジと名乗る美貌の青年に助けられる。そしてハジに口移しで彼の血を飲まされるや一変、刀を手にし、たちまち翼手を切り伏せてしまう。そんな自らの能力に困惑する小夜だが、全てを知るハジは多くを語ってはくれなかった…。
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これから見る人は覚悟がいるかも

過去に視聴した記憶を掘り起こしながら書いてるので間違いあるかもですけど
ご容赦下さいませ。(なんか違ってたらそれとなくツッコんで頂けると幸いです)

確かSEED DESTINYの後番だったので、そのままの流れで当時視聴しました。
最初は軽い気持ちで見てたんですけど、見ていくうちにどんどん重い話になっていって、色々と考えさせられる作品でした。

敵が強いので戦闘はかなりハラハラします。
中盤の見所である{netabare}小夜の血を分け与えたイレーヌが死んでしまう{/netabare}シーンでは泣きました。
見ていて辛かったです。
{netabare}シフに感情移入すると{/netabare}割と心をへし折りにきます。

当時、自分はちょっとアニメから離れかけてたんですけど、
この作品で色々と思わされて、その後も色んなアニメを大量に視聴を続けてますねw
そういう意味では私の中でターニングポイントのアニメです。

OP/EDも素晴らしいです。4曲ずつ合計8曲あります。
OPは青空のナミダが、EDはThis Loveが好きです。
カラオケで映像有りなので割と入れるんですけど、若い人からは
「このアニメってなんのアニメですか?」って言われるんですよねぇ…悲しい
(思いっきり映像にタイトル名出てんじゃんと心の中で思いながら)

投稿 : 2020/02/22
♥ : 18

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

長い長い歴史の中を旅する2人

2005年から2006年にかけて4クールで放送された全50話。
2000年に劇場公開された『BLOOD THE LAST VAMPIRE』での
「少女が刀を使って翼手(怪物)を斬る」というコンセプトを継続しつつ、
キャラクターもストーリーも一新して製作された作品。

主人公は一年以上前の記憶がないという高校生の女の子・小夜(さや)。
養父や義兄弟とともに沖縄で平和な日々を送っていたところ、
人間の血を栄養源にする翼手という怪物が引き起こす事件に巻き込まれ、
その際に出逢った謎の青年ハジとともに翼手と戦いつつ、
やがては小夜の壮大な背景を含む出生の謎やハジの秘密を追いながら、
世界各国をまわっていくというロードムービー要素もある物語。

沖縄に始まり、ベトナム、ロシア、フランス、イギリス、アメリカと、
長い長い旅の中、史実なども交えたスケールの物語になっている上、
次々現れる登場人物のキャラもそれぞれ立っていて、
リアルタイムで視聴していた当時、毎回グイグイ惹き込まれていた。
子どもの頃からヴァンパイアものは好きでよく観ていたくせに、
ハジが小夜と出逢う回はなかなか強烈で、時間帯的に子どもも観る時間だし
大丈夫なのか?なんて大人になってしまった自分が思っていたのが可笑しかった(笑)

旅の最中では、謎の歌姫ディーヴァを守るシュヴァリエ達や、
太陽の下に出られないシフなど、怪物スタイル以外にも、
美しい人間の姿をした吸血鬼モチーフの魅力あるキャラが登場。
圧倒的な力で戦いを挑む小夜も、その度に大切な諸々を失い疲れ果てていく姿や、
ディーヴァとの因果関係にも、切なさや哀しみなどの心情が細かく描かれ、
単純なバトルものとは違う奥深さがあった。
そして家族や家族愛というものもいろいろ考えさせられた。

また、4回に渡って改変されたOPやEDもさることながら、
ディーヴァの唄う歌が素晴らしく、ハジの弾くチェロも含め、
音楽面でも楽しめた作品だった。がしかし、リアルタイムで観ていても
中盤少々ダレ気味になったので、一気に観ようとするとさらに飽きる恐れはある。

でも、チェロ、オペラ、執事、ゴシック、ヴァンパイアアクションなどの
キーワードがお好きな方にはオススメ。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 65

らびえぬす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いい作品ですね

ちょっとグロテスクなシーンが多いことや、話が長すぎて中だるみしてしまうところがマイナス評価になる本作品ですが、、、、

血を題材にしているとこから、ある程度はやむを得ないかと思う。

あと、長編すぎるとの批判もあるが、例えると小説のようなストーリーなので、これもOK。 物語には起承転結があって然り。途中のスローな展開があるから全体が引き締まっていると思う。
全編、盛り上がりっぱなしの作品なんて、変化が無くて興醒めする。

要はストーリーが全部纏まっていることが重要だと思う。
本作品の場合、全ては無理なく一点に集約しており、完成度が高い作品と言える。

最後の静かな終わり方も後味が良くていい。 この後がとても気になるが、あえて完全なFINにしていないとろなど、観終わった後も楽しめる作品だと思う。

元ちとせのEDが最高にマッチしていて、最終話は不覚にもちょろっと涙が・・・・

唯一の汚点は、続編?『BLOOD-C』
アレを先に観てしまうと、本作品を観なくなる人が出てくると思う。そういった意味であれは、闇に葬って欲しい。

あ、、、『C』が好みの方にはすみません。 あくまで個人的な感想なので許してください。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 21

70.0 6 壮大な世界観アニメランキング6位
亡念のザムド(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (760)
4341人が棚に入れました
大陸の北半分を統治する北政府と、南半分を治める南大陸自由圏が長年戦争を続けている世界でストーリーは展開する。主人公の竹原アキユキは、70年前の戦争で南大陸自由圏に併合された尖端島に住む高校生。尖端島が非戦闘区域であったこともあり、戦時下ではあるが平穏な日々を送っていた。ある日彼は、通学バスを待つ生徒の列の中に見慣れない白髪の少女を見つける。彼女を難民と思い、バスに乗せる手助けをするアキユキだったが、彼女はバスを爆破。その際アキユキは「ヒルコ」を宿し、「ザムド」となる。

兎ツ音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ジブリ的雰囲気が好きならば

とにかく世界観、作画がかなり好きでした!!
始まりだけ言うと
アキユキが爆発の影響で腕に謎の光を受けて
ザムドと言う化け物になるところから話が進みます。
観た事の無い人は
是非実際に続きを観てみてください。
一気に引き込まれます!!
あくまで個人的意見ですが・・・

あと好きなキャラは結構いましたが
やっぱりナキアミですね^^
可愛いです!!
それとOPかっこいいので是非観てください。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 8

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「思考と成長」。私の自己評価で最高傑作である今作品を堪能せよ!!

様々な人がこの作品のレビュー、または感想をネットで書き込んでいます(あにこれ以外でも)。
私はそれらの大量のレビューを読みました!(`・∀・´)エッヘン!!

そして面白いのがレビューアーの皆さんがこの作品に対して抱く「テーマ」が違うことです。「共存」「母体回帰の否定」「伝える、考える」「コミュニケーション」などなど、他にもいろんな「テーマ」が存在していました。
私はこれら全てが正解だと思います。この作品が難解だとされる理由がここにあります。
ある人は消化不良だと、ある人は後半がクソだと言いますが、私はそのような感想を抱くのは、この作品を一種のエンターテイメントとして捉えているからだと思います。

批評家は皆、主に「ナウシカやラピュタ、またはエウレカをコピーしている」「結局何をしたいのか分からない」「作画が良いのに戦闘シーンが少ない」などの評価をしています。
これは明らかにコンセプトを間違えている。

この作品の序盤で何回も言われるセリフがあるじゃないですか、「考えろ」と。
この作品はエンターテイメントなどではまったくなく、視聴者に考えさせることで初めて意味を齎すアニメです。
公式サイトで宮地監督自身、この作品が成す意味は「このアニメの中で現実があるように、視聴者の皆さんにも当然現実がある」といったようなコメントをされていました。

前置きが長くなりましたが、要はこの作品は娯楽の為でなく、視聴者に考えさせる為にある作品であることを理解した上でレビューを引き続きお読み下さい。


さて、まずこの作品を難解とさせるのが専門用語と独特の世界観です。まぁ専門用語はwikiって貰えば一番早いのでここでは説明を控えます。
世界観の方はちょっと説明しますね。

まず、世界は北政府と南大陸自由圏の二つに別れています。
北政府は宗教独立国家であり、ヒルケン皇帝を頂点にヒトガタ兵器を作り出し、南大陸と戦争をしている。
南大陸自由圏は軍事独立国家です。ヒトガタ兵器に対抗する為ASPスーツを作り出し戦争を続けています。

そしてストーリー内で重要になって来るのがルイコン教です。ルイコン教はサンノオバを教祖に頂く宗教です。ルイコン教は北政府から厳しい弾圧を受けた宗教団体。理由は作品を見たら一番分かりやすいのですが、ルイコン教信者達はルイコンを大巡礼の時に元の形へと流そうとしています。この元の形というのが分かりにくいところなのですが私が「考える」に死を通して人間の悪しき感情(ヒルケン皇帝)を排除し、清らかな存在となって輪廻転生の名の下に生まれ変わる、または天国に行く、といった事ではないでしょうか。
ルイコンとは魂。北政府はこのルイコンを使って謎の技術を開発し、ヒトガタ兵器を作った。その概念はルイコン教そのものに反するものであり、サンノオバが反対すると、宗教団体ごと迫害された。それが多分大まかな経緯でしょう。

まず、ここのルイコン教と北政府の概念を理解しなければ今作品は理解不能。

さらに追加でザムドとはルイコンの流れを導くもの。ザムドもルイコンから作られる兵器ではないかと思われますが、多分ザムドを作る為に使われるルイコンやザムドになるプロセスが違うのでしょう。

素は同じでもプロセスや品質で結果が違ってくる。それが正義や悪と判断させるわけですね。ここはかなり独特な倫理や道徳が働いています。


次にヒルケン皇帝。ヒルケン皇帝はサンノオバが北政府から迫害された理由と大きく関連しています。
ヒルケン皇帝は本来ルイコンの流れによって消滅される。というより、大巡礼で毎回ヒルケン皇帝の悲しみを満たし、そして消滅させる、というのがこの世界の成り立ちでした。

今作品の大きな物語はこの負の連鎖を断ち切ることにあります。主人公であるアキユキ、ナキアミはお互いにこの連鎖の主役でありながら、連鎖そのものに疑問を抱いてしまった。
そして、団体の自己犠牲の概念を塗り替えるべく、個人(アキユキ&ナキアミ)の利他主義的観念から己を代償としてこの連鎖を止める。これが今作品の流れです。

具体的にはアキユキが己の名前(存在)をヒルケン皇帝に預け、ヒルケン皇帝の存在を肯定させた後、ナキアミが連鎖自体を打ち切るべく1000年の時を持ってヒルケン皇帝ごと封印する、といったものです。
ここまで理解すれば、後は想像するも自分なりに解釈するのも勝手です。「テーマ」もその一つ。

私がこの作品の一番のテーマだと思うのは「思考と成長」です。
この作品は本当にキャラクター自身が考える場面が多い(まぁそれが戦闘シーンの削減と単調な物語を引き出しているんですが・・・汗)。私が全アニメで一番好きなキャラクター、紅皮伊舟も例外では無く、各キャラが色んな思想や意見を反映させながら思考を重ね、そして成長していく。そんな過程が濃密に描かれています。
そんなストーリー進行が私は大好きで、今でもこの作品について考えることがやめられない状態が続いていますw

他にも色々なキャラクターからこの作品のテーマだと考えられる物が色々出てきます。
フルイチ=友情、憎しみ、自己嫌悪
ハル=愛情、恋愛
リュウゾウ=命、「考える」、生きる意味
フサ=親密感、コミュニケーション
ミドリ=過去、劣等感
伊舟=言葉、愛、存在意義
アーム=家族、親
天心様=「思考」
アクシバ=思い
クジレイカ=憎悪
ヤンゴ=差別、信頼
凍二郎=正義と悪
スカッキ=親、愛
サンノオバ=自己犠牲
ヒルケン皇帝=悲しみ、自己の存在意義、自己の存在の証明

これだけのキャラクターにこれだけの象徴がある作品はなかなか無いでしょう。確かに一度見ただけではこれだけの情報は処理できない。しかし、視点を変えて、複数回見ることでこの作品は面白くなっていきます。

次はシーンも考えていきたいと思います。
凍二郎とリュウゾウが慰霊碑で話合い、戦うシーンは個人的にかなり気に入っています。
あの場面ではリュウゾウが正義で凍二朗が悪と明白に示されていますが、話している対話の内容はかなり曖昧なものでした。
ヒトガタ兵器の開発を行い、多大な死者を出そうとしている凍二朗は悪だと彼自身が述べていますが、本当にそうでしょうか。
実際リュウゾウはその安直な思想を気休めと捉え、考え続けることを主張していました。
いや、なんか違うな。凍二朗自身が悪になることで事の顛末を簡単に終わらそうとした、その行為にリュウゾウは憤慨したのでしょうね。
要は善悪とは己を否定または肯定する為の道具ではなく、また己で判断できるものでも無いのでしょう。
客観的に、主観的に、道徳的に、功利的に、それら全てを含めて善悪が決まるのでしょう。だから人が行った行為を己で評価することが出来ない。しかし、その途方も無いプロセスに対し自分でリミットを作り諦めることは思考停止、すなわち死を意味する、とリュウゾウは言いたいのでしょう。

次はアクシバが最後に手紙をばら撒くシーンについて「考え」たいと思います。あの手紙は誰宛か。まぁ言わずもナキアミ宛でしょうが、「この世に届かない手紙は無い」というこのセリフの意味は。これは単に物質的な意味を指しているのではなく、人の意思そのものを指しているのではないでしょうか。手紙が落ちるシーンで描かれていたクジレイカはまさにその象徴。憎しみの感情を持っていたクジレイカは最終的にナキアミの愛情を理解した。この王道展開もアクシバのシーンと繋げるとストーリー全体が伝えたいことの一部だと分かる。

一つシーンを取ってもこの内容。他にもクジレイカとナキアミ、伊舟と雷魚、ナキアミと伊舟、フサとリュウゾウなど色々語りたい事で一杯です!

しかし、これ以上書いたところで皆さんが読んで下さるとも限りませんし(何分長いですからw)、それに今作品は「思考」がテーマ!私の意見などどうでも良いから作品を見て考えて下さい。

最後に人は私みたいな人間を過剰に考えすぎだと言いますが、私自身はまったくそうは思いませんw
そもそも社会学者の方々は我々オタクのことを「特定情報の過剰利用者」と呼びます。まぁ実際そうなんですが、いや、だからこそ「考える」ことが重要になるんではないでしょうか。
オタクでは無い人は「そんなこと考えてorそんなもの見て何が楽しいの?」と聞きますが、私は素直に「考える」ことが楽しいと応えます。
要するにこの作品はオタクである、アニメファンである自分に何故アニメが好きなのかを再認識させてくれる作品なんですね。

皆さんもこの作品に触れて「考えて」頂けたら嬉しいです^^
では、長い間お付き合いありがとうございました。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 51
ネタバレ

coke さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「I have this vacancy in my heart」

先日やっと亡念のザムド見終わりました。最終回がとても感動できて号泣しまくりでした。今作はウェブアニメだということもあり、知名度が低いのは仕方ないと思うのですがこの名作を色んな人に是非視聴していただきたいです。

{netabare}ではさっそく、フルイチぇ・・・。この作品を見た方達はわかると思いますがアキユキは絶対に影とか光とかまったくそういう事を考えていなかっただろうに、フルイチはハルがアキユキに一途すぎて嫉妬で考えが歪んでしまったのかと思います。それ以前にただ単に昔の三人の関係に戻りたかったのかもしれませんね。でもそれができないからまた更に苦しんで、考えがもっと歪んでそれでもっと自分で首を絞めてる状況に陥ってしまったんじゃないかと。

更に、拒絶していたアキユキと同じように自分も「人間ではないもの」、つまり「ザムド」に変わってしまう恐怖もそれに耐えようとしてたフルイチを思うと心が痛みます。フルイチの最期を思い出すととてつもなく心が痛むのですが、彼の最期はある意味フルイチが最後の最後で自分らしさを取り戻せたのかな、と自分は勝手に解釈しています。

このアニメは何個も感動的なシーンがあるのですが、その中で私が挙げるのは、垣巣中佐とリュウゾウが慰霊碑で話し合うシーンですね。ここで改めてリュウゾウの魅力に気づかされました。リュウゾウの台詞で「お前をただの垣巣凍二郎に戻してやる」がとてもかっこよくて、この出来事のおかげで垣巣中佐は救われたのかなー、って。中佐はマザコンでかなりナルシストが入っていますが、物語が進むにつれて変わっていく彼を見るのは少々辛かったです。でも最終的に眠りから目覚めてスカッキと幸せになってくれればいいと思います。

個人的に今作品で一番気に入っているシーンは最終回ラスト周辺です。まず挙げられるのが、宛先不明便の手紙をアクシバとコバコとヒノキ丸が飛ばしたところとか、アームが大砲を撃ったシーンとか涙が止まりませんでした。

コバコが「世界中の皆に二人の声、届くよね」の台詞にアクシバが「当たり前だろ。届くに決まってんじゃねぇか」って答えた後にゴーグルをつけて、そこでちょうどED曲の歌詞が「I'll always miss you」が流れて即号泣。このくだりが個人的にすっごい好きで最終回見終わった後も何回もリピートしまくりました。あとアームの「お前はどっちに賭ける?」にヒノキ丸の答えが「咲く!咲き誇る」のやりとりでまた号泣です。アームの大砲とヒノキ丸の純粋さと言うのか、もう皆かっこいいです。

あと最後の最後でクジレイカは救われたと信じたいです。ヒノキ丸がなげた手紙で彼女が救われたんだろうと思いますし、多分アキユキがクジレイカにナキアミがどれ程クジレイカを気にかけていたか話した時点で多分彼女は今まで苦しんだものからもう救われたんだろうな、って思います。

あと少し不思議に思ったのが、この作品では妹という存在が結構可愛そうな心境を抱えていましたね。クジレイカは明らかにそうだし、ミドリもそれなりに抱えているものがあったと思います。

二人の育った環境は違いますが二人とも母親に愛されていなかったっと思い込んでいるというか、クジレイカのお母さんはアニメの方であまり繊細に説明はしていませんでしたがどミドリのお母さんは少なからずちゃんと愛していたと言うのにそれをミドリは見過ごしていたっていう。二人とも過去の後悔や姉への劣等感を抱えていましたが最後にナキアミのおかげで救われて本当に良かったです。

あと一番泣けるのが、ナキアミの優しさというのか、自分の幸せより他人の幸せを優先するところとか、それに反してヤンゴの台詞もリアクションもすごい泣けました。自分達のことを馬鹿にしたやつらとか、殴ったやつらが死んでナキアミが生きればよかった。彼のこの台詞はグサっと刺さりました。彼がどれ程ナキアミを慕っていたか。ナキアミがどれ程皆の幸せを願ったか。二人の思いを考えれば考える程号泣でした。

あ、あとヤンゴの成長期がすごくかっこいいです。しかも声入野自由さんです。スタッフナイスキャスティング。

話は戻りますが、イシュウの「言葉はいつも心に足りない」と言う台詞には毎回グサってきました。あとED曲が最終回で挿入歌としていれてくれたのがすっごいよくて、感動しまくりでした。更に、ちょうど曲が終わって「Bear with me」って歌詞の後にイシュウが泣き出したのがすっごい悲しくて、その歌詞の意味も簡単に解釈すると「be patient and go along with what I am doing」ですから雷魚の死をイシュウは否応無く受け入れないといけなくて。それでも生きてくれって雷魚のメッセージなんじゃないかな、って。

あらためて亡念のザムドのED「VACANCY」の歌詞調べたんですが、ザムド本編にすごく合ってて感動しました。「I have this vacancy in my heart… I don't know why I ever let you go」の部分ががすごくかっこいいです。

更に歌詞がすごく良くザムドのキャラたちを表現してると思います。ザンバニ号の皆からナキアミへの想いとか、ヤンゴからナキアミへの気持ちとか、ハルからアキユキの想いとか、雷魚とイシュウの関係とか。このパート「And I dream of the day that you'd come back home… And I hope that you know」を聞いてからもうこれはヤンゴからナキアミへ向けた歌詞としか思えなくなりましたね。ハルからアキユキへという事もありえると思いますが、アキユキは少なからず石から人間に戻れる可能性がありましたが、ナキアミは1000年もあの洞窟から出れないからヤンゴなりに、俺は絶対ナキアミがあそこから出てくるの待ってる、っていうヤンゴの決意でもあり、ナキアミが帰ってくるって信じてる気持ちなのかな、って。それをナキアミに知って欲しいって、ナキアミが出てくるのを待ってる人がいるっていうのをナキアミに知って欲しいのかな、って。

最後はやっぱりナキアミがまたあそこから出てきてくれればそれが最高のフィナーレになると思います。そしてヤンゴと会ってください。1000年と言わずヤンゴが生きている間に会ってそして末永く幸せに生きて!!皆幸せになってください!ナキアミも!!{/netabare}

長々とすみません。このアニメに出会えたことを心から感謝しています。ありがとうございました。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 8

64.6 7 壮大な世界観アニメランキング7位
フラクタル(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (787)
4145人が棚に入れました
舞台は世界を管理する“フラクタル・システム”が完成し、人類が働かなくても生きていける楽園に足を踏み入れてから1000年後の未来。システムはかろうじて稼働していたが、誰もシステムを解析することはできず、ただ維持し続けることが幸せの条件だと信じて疑わなかった。しかし、大陸の片隅ではフラクタルが崩壊し始めていた。漫然と日々を生きる少年・クレインは、ある日何者かに追われ崖の下に転落した少女・フリュネを助ける。少女との出会いに心躍らせるクレイン。だが、フリュネはブローチを残しクレインの前から姿を消した。ブローチに残されたデータには、少女の姿をしたアバター、ネッサが閉じ込められていた。ネッサとともにフリュネを探し旅にでるクレイン。そこで彼は“システム”の秘密を知ることになる―

声優・キャラクター
小林ゆう、津田美波、花澤香菜、井口裕香、浅沼晋太郎

DEISU さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

惜しい作品。

この作品はかなり自分の好きな要素を盛り込んでいました。
未来、冒険、世界観とかなり質が良かったです。

ですが私の理解力がないせいか。
分からない事なども出てきて楽しんでは見れたのですが・・・
モヤモヤが残るとやはり清清しく見れた感じは起きませんでした。

あと最初はかなり子供向けなピュアなアニメだなーと思って居たのですが。
あとあと変態男やクローンやグロいシーンなどがあり。
自分的にはピュアを突き進んでいって欲しかったです^^;

好みによると思いますが。
私は結構楽しめました!参考になりましたら幸いです!

投稿 : 2020/02/22
♥ : 2

EVIZORI さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最初の掴みが面白い。

1話目の掴みが半端なかった。
ナウシカやラピュタを思わせる女の子が突如飛来して凡庸な男の子と出会うストーリー。ここでもうジブリ好きの心をグッと掴んでいると思う。更に追ってくるのは少しドジで間抜けした3人組。もうこの時点で面白い!ぇ
後半になるにつれ、全容が明らかになってくと意外とシリアス。直接は出てきてないにしろ、そのような言葉と描写でちょっと不快感。わざわざそこにつなげる必要性はなかったのではないかと・・・最低行為である。
キャラが立っていたし、世界観は良かった!

投稿 : 2020/02/22
♥ : 0

だーのー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

昼の星に願いを捧ぐなら~♪

世界観とか物語とか作画が圧倒的!!
全11話なのに内容が濃かった気がする。
良くまとまってたし感動しました!!

フラクタルシステムによって人が自分で働かなくなった世界。そこで人として生きるためにシステムを破壊しようとするロストプレミアムのグラニッツ一家と、この世界で昔のものに興味を持つ少年クレイン、鍵と呼ばれる謎の少女フリュネとドッペルのネッサ。
それぞれが出会いそれぞれが動き出す!

本当に良い物語です!
回を重ねるごとに面白くなっていくし、最終話では完全にフラクタルの虜になっていました。

ぜひ見てください!!

投稿 : 2020/02/22
♥ : 8

66.9 8 壮大な世界観アニメランキング8位
地球へ…(テレビ版)(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (218)
1383人が棚に入れました
現代から遠く離れた未来―S.D.(Superior Dominance:特殊統治体制、西暦3千数百年)の時代。人類は環境破壊により滅び行く地球を再生させるため、植民惑星へ移住した。コンピュータ管理により整然と生きる人類。その一方で疎まれる、特殊な能力を持つ「ミュウ」という存在。彼らは過酷な弾圧の中で政府の目から逃がれ、息を潜めながらも自分たちの存在意義を考え、そして地球への帰還を夢みていた…。ミュウのリーダー、ソルジャー・ブルーは、アタラクシアに住む少年ジョミーを自分の後継者として選び、夢を託す。

声優・キャラクター
斎賀みつき、杉田智和、子安武人、小林沙苗、井上麻里奈、羽多野渉、増田ゆき、小杉十郎太、浪川大輔、喜多村英梨、杉山紀彰、高城元気

彰世 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作作者、監督、スタッフ、キャストの皆様の愛がこもった作品

原作は1977年、今から35、36年ぐらい前、ほんと昔の作品なんですけど、
1980年に劇場アニメ、そして30年の時を超え2007年新しくアニメ化。
名作はいつまでたっても名作。
本当に最終回終わっても、次に何が起こるかわかってても、結末がなんだったのか知ってても、見返すたびに溢れ出す感情と溢れ出る涙。
『地球へ…』、本当に話が深くすごい大好きな作品です。
アニメ最終回、本当は出来上がっていたものを「ここ、やっぱ少し違うな」と再度打ち合わせをしたり、原作の竹宮先生と一緒にもう一度話を寝る間も惜しなく練り直して作っていたらしいです。
本当にスタッフたちの愛がこもった作品です。

『地球へ…』のプレミアムファンディスクで声優方が語っているのを聞かせていただきましたが、
ジョミー役の斎賀さんをはじめ、キースの子安さん、ブルーの杉田さんなど、
皆さん本当に『地球へ…』に対し熱く、そして深く語ってらっしゃいます。
『地球へ…』は子供の頃から大好きだと何度も語ってらっしゃる斎賀さんですが、
斎賀さんのブログも『地球(テラ)の子だもの。』と、ブログ名にも地球、テラを使うぐらい、
本当に大好きなんだなーと改めて『地球へ…』への愛が感じ取れます。

ディスクの中で語られる監督と竹宮さんの手紙には涙なしでは聞けませんでした。

自分もこの作品が大好きなんですが、ジョミーのみならず、いろんなキャラの成長、
そして受け継がれる意思。本当にいい作品でした。
個人の願いですが、今の軽い感じのアニメや萌狙いのアニメは正直苦手で、
もっとこういうアニメが増えればいいな…と思ってます。

最後に、宇宙規模で『地球へ…』にありがとう!!

投稿 : 2020/02/22
♥ : 7

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ただただ涙が溢れて止まらなかった。。

そういえばものすご~く昔、まだオタクという言葉も定着していなかった頃、オタだった長姉が原作マンガを所有していたなぁ~3
たしか、雑誌っぽい粗い紙のA4サイズで、紙が真っ茶色になるまで納戸の中に放置されていたのだ。
そして、いつの間にかなくなっちゃったんだよね~
何べん読んだだろう、あのマンガ?
同時期に映画も公開されたけど、原作ファンだった姉が舌打ちする位の、ヒドイ出来だったらしい。。

竹宮恵子といえば、「風と木の詩」等、BLモノの先駆けとして有名な少女漫画家だけど、SF漫画家として高名を馳せた時期もアリ。彼女のSFモノの代表作が本作「地球へ・・・」だけど、同系列では「アンドロメダ・ストーリーズ」等が挙げられる。
「アンドロメダ」も原作本があったよーな気がするけど、「地球」より先に処分されたみたいで、その内容はうろ覚えだが、どちらも遜色無く面白かったよーな。
ファンタジー物として、「イズァローン伝説」を最後に読んだのがいつだっけなぁ?
コレは良く出来たファンタジーストーリーなんだけど、BL的表現は「風と木」に勝るとも劣らなかった;;

ごめんなさい、アニコレの骨子からズレてしまった。。
原作者、竹宮恵子のマンガはどれも面白かったけど、上記のよーに、たいていBL的表現が絡んでくる。
ただ、「地球へ・・・」や「アンドロメダ・ストーリーズ」等のSFモノに関しては、少年誌「月刊マンガ少年」で掲載していた関係上か、竹宮流BL表現は珍しく無かった。
唯一、主人公ジョミーのシャワーシーンだけが、風木っぽくて竹宮臭が漂っているなぁと、ションベン臭い子ども心に苦笑した記憶がある。

再度になるが、当時ものすごい前評判で作られた映画は、原作ファンには大変残念な仕上がりだった。
その後ン十年が経過し、ナンで今ごろリメイク?と首をかしげながらも郷愁にかられ、TVの前に座った2007年。
原作と少々違う部分はあれども、ようやく素晴らしいアニメに生まれかわって、原作を読んだ者として本当に嬉しかった!!
やっぱりキース、昔と変わらず、一番好きなキャラだなぁ~3
非情な堅物エリートとして振る舞っているけれど、その実、誰よりも情が深くて人間らしいのだ。
こんなイイ男、好きにならない方がムリだよ~~;;

ラストには、ただただ涙のナイアガラ。
そうでなくとも、EDの切ない調べには、勝手に涙がダラダラ流れてきて、老いた母にアキれられたのが、もう5年前か~3
色々あったなぁ、あの頃。。
ワケもなく涙が止まらなかったあの時も、なんとなく原作に触れた少女期の自分と今の自分を重ね、色んな感情がブワッと湧き上がっきて、堰き止めきれなかったダムのように、ただただ涙が溢れて止まらなかったんだよネ。。

さすがにちょっとクラシックなSFだけど、作画もキレイな良作でした。
う~ん。。でも当時はキレイさに感動したけど、今ちょっと観直してみると、ちょっとなぁ。。アニコレフレンドのメッセ・エッヘンさんのレビューを読んで、もういっぺん確認してみたら、おっしゃる通りの作画評価でした;ただ5年前当時はえらく感激したので、作画★4.0のままとさせていただきマス;;

原作を知る世代の方には、ひときわ感慨深いアニメでしょう。
原作を知らない方も、漫画&アニメ史に残る本作、ご興味があればぜひどうぞ~(^ ^)

投稿 : 2020/02/22
♥ : 19

クアーレ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

文句無いです

物語
大雑把に超能力といっているのでどういうことが出来るのかがはっきりと分からないのですが、主要なミュウ達は皆タイプブルーといって、我々が超能力として「できるだろ」と思っている大概のことはできます。できることは色によって異なるらしいのですが失念しました。
構造としてはミュウ側の主人公ジョミーと、人間側の主人公キースの両視点から描かれています。
ミュウ側は、完全管理下であるCE体制により異端とされ追われる超能力者達で、逃げ、隠れ、そしてかつて人類が汚染し人が住むことの出来なくなったテラ(地球)を目指します。
人間側はCE体制を覆す存在となりかねないミュウの殲滅せんとしています。
とまあよくある逃亡劇のような物語ですが、逃亡側の規模も、追跡側の規模もデカイです。人数の規模も距離の規模も隠れる規模も違います。
また、ミュウの寿命が長いからこそ起こる世代間の対立など彼らならではの問題もあり新鮮さもあります。
ミュウ側のことばかり描きましたが、人間側にもほぼ同等の時間が割かれています。“ただ追いかけてくる嫌な連中”ではないのでご安心を。


作画
これに関してはあまりよくわからないのですが、原作を真似て描くようなものでもないので問題なく見れるのではないでしょうか。
自分はもう見慣れてしまったので分からないです。
キャラデザには少々古臭さを感じることがあったような気がしますが、違和感はあまり感じませんでした。

声優
これに関してもあまり詳しくないのでどうこう言えることはあまりないのですが、終盤に何度も泣かされました。もちろん悪い意味ではありません。いい演技だったのではないかと思います。

音楽
すばらしいです。悲しげな曲が多いですが、そういった場面が少なくないので仕方ありません。サントラを購入するくらいには気に入りました。
主題歌も非常によいです。
個人的にはOP1であるUVERworldのendscapeと、OP2である高橋瞳のJET BOY JET GIRLがお気に入りです。
見ないですっ飛ばす方もいらっしゃるかと思いますが、特にJET BOY JET GIRLの方は声の伸びがまっすぐで素敵ですので是非。

キャラ
ミュウと人間の違い、重ねた年の違い、してきた経験の違い、置かれている環境の違い、能力の違いなどからそれぞれが違う考え方を持っていて非常にいいキャラクターたちだと思います。
最近の作品にときどき見られる“展開のためだけに存在する考え方がおかしい意味の分からない登場人物”というのはいません。
それぞれがきちんと考えを持って様々な気持ちで物語に関わっています。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 6

59.0 9 壮大な世界観アニメランキング9位
Dies irae(ディエス・イレ)(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (215)
1183人が棚に入れました
諏訪原市の学園に通う藤井蓮は、 とある事件を境に親友・遊佐司狼と決裂し、 殺し合いじみた喧嘩の果てに2ヵ月間の入院生活を余儀なくされていた。季節は秋から冬に―― クリスマスを間近に控えた12月。半身をもがれたような喪失感を覚えつつも、退院した蓮は司狼のいない新たな日常を構築し直そうと思っていた。失ったものは戻らない。ならせめて、 今この手にあるものを大切にしたいと思いながら。しかし、それすらも崩れ去る。夜毎見る断頭台の夢。人の首を狩る殺人犯。それを追う黒衣の“騎士"たち。常識を超えた不条理が街を覆い、侵食していく。聖槍十三騎士団との戦い。狂気と殺戮と呪いに満ちた戦争の続き。その果てに、蓮はいったい何を見るのか。

声優・キャラクター
鳥海浩輔、榊原ゆい、福原綾香、生天目仁美、前田剛、牧野芳奈、諏訪部順一、成田剣、谷山紀章、瑞沢渓、安元洋貴、いのくちゆか、矢口アサミ、はらさわ晃綺、羽吹梨里、環有希

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

普通のバトル物とは一線を画す

原作プレイ済みです。

いろいろなアニメやらゲームやらやり込んできましたが、ここまでキャラにこだわっている作品は見たことがありません。

連載物の漫画にありがちな、【さらなる強敵】新登場でグダることもなく、かといって成長がないわけでもありません。むしろそれ以上に熱いです。

一つ心配があるとすればオペラ風味の強さをどうアニメで表現するかという点ですね。あのセリフの長さや言い回しが果たしてアニメで機能するのか……原作者らの裁量にいろいろな意味で期待しています。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 4

66.4 10 壮大な世界観アニメランキング10位
OVERMAN キングゲイナー-オーバーマン(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (185)
1107人が棚に入れました
時代は地球環境が悪化した未来。
かつて人間が暮らしていた豊かな土地は食用地として保全され、 人々は凍えるツンドラ地帯や灼熱の砂漠地帯のドームポリスに押し込められ、中央政府や食料を運んで来る鉄道公社には逆らえなかった。
そんな生活が何代も続いたとある時代に、ふと疑問を抱く人々が現れ始める。『自分達の先祖が生活していた土地への帰還』=エクソダス。
そんな中、シベリアのドームポリス『ウルグスク』に住む少年、ゲイナー・サンガは、シベリア鉄道警備隊に逮捕されてしまう。容疑はドームポリスから脱出する『エクソダス』だった。
ゲイナーは留置場で出会ったゲイン・ビジョウという男と共に脱走するが…。

声優・キャラクター
野島裕史、かわのをとや、小林愛、鬼頭典子、子安武人、水城レナ
ネタバレ

イワンコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ザブングル+ZZ+ガンダムX+Gガン  恐ろしくポジティブなキレイな富野

まず、率直な直感だけの感想として
面白いし、感情引入も出来、感動する。
これに尽きる。

しかし、ガイナックス作品を見たとき天野っぽいな~と思ってしまうことが多々あるが(エヴァとかエヴァとかエヴァとか)

この作品も非常に「富野」っぽい作品である。
ストーリー、メッセージ性、セリフ回し、テンション、どれをとっても富野らしい作品であると言えよう。

感じ的には、ザブングル5割+ZZガンダム4割+ガンダムX1割と言った配分。
もしも、上記の作品が好きならばハマれると思う。
(他にもGガン、Wが好きでもイケる)

と、だいたいスペックは分かってもらえたと思う。



要するに、この作品。面白いは面白いんだが一癖あると言ったところ。

まず、見るのに下記のハードルがある。

1、モビルスーツ(ロボット)の形が独特。
生き物のようなぬいぐるみの様なものに乗って戦う。(コックピットなんてファスナーだしねw)

2、しゃべり方が独特。
(ZZガンダムっぽい)

3、テンションは高い。
はじめはついて行けないかも?w

4、専門用語が多い。
序盤6話ぐらいにすべての用語が登場するといってもいいぐらい序盤は詰め込んでいる(説明っぽい?)これを乗り切れるかどうか。
実際には理解しないでノリで突き進むのが正しいであろう。



この、いくつかのハードルを乗り越えることが君にできれば「面白いキングゲイナーワールド」が待っているだろう!


俺の好きなところ

{netabare}
・もう一回見れるアニメというのを結構高く評価してるのだが、このアニメは1~5話ぐらいに情報がとにかく多くそこが2回目見たときに全て分かる。というのがよかった。

・富野と言ったら「富野だったら死んでた」の名言を残してるぐらい普通に重要キャラが死ぬ。しかし、このアニメ重要キャラはおそらく誰も死んでないであろう。敵も含め。戦争をしているのに死なない作品は珍しい。そういう意味では、富野っぽくない作品とも言える。

・明るい富野。先にも言ったが死なないだけでもなくメッセージがとてもポジティブ。普段だったら、「全員死んだらそれで終わりなんだよ」ともとれる鬱になるようなメッセージがこの富野はキレイで正反対。「ポジティブにやり直ししよう!」という気持ちが伝わってきます。

・とにかくOPのノリが素敵。
アナ姫さんがいちいちかわいい。それだけでも見る価値ありなアニメ。アデットさんもいい女すぎてヤバイ。

・引きこもりなゲームマスターが主人公。
なんかぐっと来るシチュエーションでした。アクセルワールドを思い出すような設定w

{/netabare}

投稿 : 2020/02/22
♥ : 4

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

深いことを考えてはいけない。

FFのごとく厨二的専門用語が多発。
いつものことだが、だいたいはあとでわかったり説明的な台詞で補足してるれるのが毎度のことだが、今回は一切ない。
ただ話の流れでああ。。なるほど。。。となる。
ここいらは禿げ御大の天才たる所以。
近年のFFノムリッシュには到底及ぶことはデキない。

まじめにみようとするとかなりの気合がいる。
ニュアンス、フィジカルで感じればいい。
一番問題なのは『あきまん』デザインのぬいぐるみ型ロボットを受け入れられるかにある。ガチコはマジでかっこいい。であきまんは2chで管巻いてるオッサンらに人気がでてしまったのがムカつくらしい・・相変わらずかわいいな。
あきまん、キヌ先生(キャラデザの一人)と似た絵で有名な吉田さんのキャラ、作画はあいかわらずすばらしい。吉田神と呼称されているのであのタッチの元祖は彼ということなのか・・。
富野監督自身はキヌ先生派のキヌシタン・・。とか・・じゃないとか・・。おらはストZEROあきまんが一番すきだなぁ。


終盤があまりにぶっとびすぎててついていけない。
いや話はわかるんだが、なぜそうなった!的な・・・。

ちなみによく聞かれるので 主題歌のシャウトは『メタルフルコート』っていってる。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 12

ハタ丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

王道の主人公成長物語

主人公の成長をテーマにした作品。テンポがよく登場人物が魅力的な良作だと感じた。

良い点
・主人公と主人公を導くゲインの関係が素晴らしい。一見の価値あり。
・敵キャラも魅力的で特にヤッサバ隊長がいい。
・残酷なシーンが殆どなく、主人公を含めた登場人物が全体的に良心的。
・吹雪のシーンの表現が凄い。
・無駄に熱いOPと作中で使用される音楽が良い。

悪い点
・作中の謎がいくつか残ったまま途中で終わってしまった。
・ヤッサバ隊長が途中退場した後は、敵の魅力がかなり落ちた感じがする。

主人公の成長を観ても戦闘シーンを観ても楽しめる娯楽作品だと思います。
明るい主人公成長ストーリーで登場人物が魅力的な作品が見たい人に特におすすめします。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 2

60.0 11 壮大な世界観アニメランキング11位
NORN9 ノルン+ノネット(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (188)
971人が棚に入れました
列強各国が海外に進出した時代。長らく続いた閉鎖された時は崩壊し、革命と自由主義が世界中に広がっていった。新しい価値観はやがて新たな衝突を人々の中に生むのか…。魂と大地が病めるその時、空に光る球体が現れ、世界の囲いを取り去る、あなたは自分という輪の内側と外側どちらが大切ですか?

声優・キャラクター
藤村歩、梶裕貴、下野紘、佐藤拓也、高垣彩陽、小野大輔、斎賀みつき、遊佐浩二、瀬戸麻沙美、杉山紀彰、杉田智和、吉野裕行、阿部敦、市来光弘、浜田賢二、やなぎなぎ

くろ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

近未来ファンタジー乙女ゲー

アニメで興味持ってゲームしたクチです。
アニメ見たのが放映中だったので、ゲームと内容混同してるかもしれない。
むしろゲームの印象強すぎるので物語の評価そのままで。


時代モノでも学園モノでもない、近未来(?)ファンタジーという
一風変わった世界感での異能恋愛モノ。詰め込みすぎィ!
ちょっとアルトネリコ(ゲーム)に似てるので気になって見てみた。
音楽はケビン・ペンキンさんです。素晴らしいですね。



ストーリーは主人公こはるとその相手役となる駆が中心となって
恋愛やったり世界の謎に触れたりする。
異能モノなのでキャラ各々が能力についてあれこれ悩んだり。

ゲームの方では女キャラ3人の中から1人をプレイヤーに選んで
ペアを3人の男キャラの中から選ぶ感じなので、
アニメでは他のキャラは隅っこの方でちょこちょこやってたりするのが
凄く気になる…一体どういう関係なんだ…。
その辺あまりアニメでは事細かに明かされることもなくストーリーは進んで行くので
ゲーム買わせる気満々なんだなぁと思った。(なおauだとタダゲー出来る)



数話進んでからようやく世界感が明かされるのだが、そこは単に舞台作りで
如何に面白い環境で(笑)恋愛するかを重点に置いている。


更に各々のキャラの性格や背景もしっかり設定されていて、ゲームではプレイヤーキャラとなる3人の女キャラにもしっかりキャラ設定されている。
それが女女や男男やペア以外など、横の人間関係も形作っているので、
ガッツリ乙女ゲーが苦手な私でも好きになれる作品となった。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 3

エリオット波動 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作を知っている人……なら楽しめる

私は原作ゲームを全シリーズプレイしていたので復習のような感じで楽しめました。
アニメオリジナルの部分なんかも違いがわかったので……

ただ内容が13話で収まる軽さではないので、無理矢理詰め込んでしまっていて難しいのとキャラクターが多いので初見さんは覚えにくいかなーという印象を受けました(;'-' )

関係ないですがアイオン(CV.やなぎなぎさん)の歌声に感動しました。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 2

D.D さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

駄作愚作と同列に埋もれさすには勿体無い作品

乙女ゲー原作と言うことで男性陣は鼻であしらっちゃいそうですが、アダルトゲーム好きな方は好きそうな内容だと思います
が、私は全くアダルトゲームをやらないので 感 です


作中首を傾げる箇所があったりするので手放しで面白かった!とはいえませんが、一気観するする程には面白かったですよ

作画は終始綺麗でOP&ED&BGMも作品の雰囲気通りで素晴らしいと思います

男の・・・モトイ、おっさんの私が観ても十二分に視聴するに値する面白さかなと
お話しの内容は上記でも書きましたが、アダルトゲーム原作作品でありそうな内容だな~と終始感じていたので食わず嫌いされずに視聴されてみても良いとは思います

作品自体の作りも非常に丁寧で終わり方にコダワリ派の方にも納得の終わり方かなぁーと


残念な点を上げるとすれば、途中???と思わせる回(もっと自然な流れなら・・・)と、超個人的に最もガッカリさせられた終盤まさかの総集編
1クールで総集編とか???でしたし、総集編を挟むぐらいなら1話短くするとか最終話後にオマケ回でもやったほうが良かったんじゃ・・・・と思わざるを得ませんでしたね




乙女ゲー原作ということもあり、キャラクターデザインも如何にも女性向けと言った感じなので避けられている方も超個人的に大勢居られそうな気がしていますが視聴されてみられても良いのでは?と思うぐらいの作品かなと

ただ、この手の作品が好きでない方におすすめする程面白かったかと尋ねられれば微妙な所です

投稿 : 2020/02/22
♥ : 3

69.6 12 壮大な世界観アニメランキング12位
テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(第2期)(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (168)
780人が棚に入れました
ロゼたち「セキレイの羽」の一行と共に新たな地、ローランスへと向かっていたスレイたち。道中でハーブの取り引きをした際、盗品を売りつけられそうになり、犯人から脅しをかけられるものの、難なく相手を返り討ちにするロゼ。スレイは商人としての仕事をきっちりとこなすロゼに感心しつつ、夜になると穢れのありようを自分なりに認識し、受け止めることができるようになるためライラたちと鍛錬を続けていた。穢れの塊であり、強大な力を持つ「災禍の顕主」に立ち向かう力を得るために――。そしてスレイたちは商業都市ラストンベルに辿り着き、そこで“語り部”メーヴィンと出会う。

声優・キャラクター
木村良平、逢坂良太、茅野愛衣、小松未可子、下屋則子、福圓美里、小野大輔、津田健次郎

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

みんなの心を一つに

原作未プレイ 全13話(14〜26話)

中世ヨーロッパような時代設定で、天族と人間、また憑魔と呼ばれるものが存在する異世界ファンタジー作品の2期です。

1期(1〜13話)を先に観ることをオススメします。

穢れを纏いし人間(憑魔)を浄化するため導師スレイ(主人公)と天族達や王女アリーシャ、旅商人ロゼたちの活躍を描いています。

アリーシャやロゼたちヒロインたちに焦点をおいて、色々と解決していき、最後は一つにまとまり巨大な敵に立ち向かう。まさに王道展開ですね。

作画は、FateZeroシリーズのufotableで1期に引き続き綺麗でした。

綺麗に終わっています(ちょっと綺麗すぎたかな)お話の中にきちんと波があって飽きない作品です。興味がある方は観てくださいね。

OPは、MINAMI(栗林みな実)さんが歌っています。バラードで力強いですね。
EDは1期のOPに引き続きFLOWさんが歌ってます。

最後に、最終話だけ1ヶ月ほど伸びましたが、劇場版に負けない映像のクオリティで待ったかいがありました^^

投稿 : 2020/02/22
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

キャッチフレーズは「伝承はいつしか「希望」になる」其の2です。

この作品はテイルズ オブ ゼスティリアの2期に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、1期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この作品のPVを初めて見た時、あまりの作画の綺麗さに鳥肌がたったのを覚えています。
これまでも作画の綺麗な作品はたくさん見てきました。
でも、この作品の作画レベルは「思わず息を吞む」ほど高いと思いました。
レベルが高いのは作画だけではなく、SEについても同様…
つまり、アニメの根底部分のクオリティが半端なく高い作品…という事なんだと思います。

ここまでレベルが高いと次に気になるのは途中からの失速になるのですが、この作品については全くの杞憂でした。
しかもゲーム原作にも関わらず、分割2クール作品として描き切ってくれる…
視聴者冥利に尽きるとはこの事だと思います。

こうして2期の放送が始まった訳ですが…2期も期待を裏切らないクオリティだったと思います。
「人と天族が共に暮らせる世界を作ること」を目指して始めた導師スレイの旅も未だ道半ば…
そしてその旅路は決して平坦ではありませんでした。

導師の穢れを浄化する能力は確かに凄いです…
けれど、導師と言えど一人でできる事には限界があります。
そのためにライラやミクリオなどの天属と行動を共にしてきた訳ですが…
時には剣…そして時には盾にその姿を変え導師と共にあろうとする天属の皆さんですが、穢れは中心への接近に伴って強さを増していくので、これまで通りの戦い方では通用しなくなっていくんです。

そしてアリーシャとロゼ…どうやら二人とも大層な荷物を背負ってここまで生き抜いてきたようです。
アリーシャは一国の姫君で王位継承権を持っている立場…隙あらば、と邪な考えを持つ者が決して少なくありません。
でもそんな事に現を抜かしている時間はアリーシャには1秒だってありません。
だってその1秒があったらその分、国や民にできる事を考えたい…

争いが嫌いな平和主義者…「敵がこちらに攻撃するまで我々は攻撃してはならない」
自分の発言に真摯に向き合い率先垂範する彼女は、やっぱりどこからどうみても魅力的です。

そしてロゼ…彼女の心の中の闇はどれだけ暗く深いのだろう…
物語の展開を見ていれば、彼女の中に闇が渦巻くのも激しく理解できます。
だって、今自分がここで生きているのは誰のおかげ…?
そんなの改めて問う必要なんてない…

誰かがやらなくちゃいけないから自分がやるんだ…
教えて貰った「届かない理想より目の前の正義」の信念はとても大切…
でも本当にそれだけ…?
自分にはそれしかできないの…?
この自問自答は彼女に自分自身を俯瞰させるきっかけとなりました。

そしてアリーシャとロゼは、これまでの自分と決着を付け更なる高みを目指す事を決めます。
それはこれまで以上に険しい道である事は行く前から明白…
自分の手で掴み取れるのは、ほんのちっぽけかもしれない…
けれど、これは自分達にしかできない事…
だから自分の全部で絶対支えてみせる…自分達も支え合いながら…

でも一番おいしいところを持っていったのはお約束通り導師でしたね。
その前の展開から何となく予感はしていましたけれど…
だって、きっとこれ以外の着地方法を模索したら絶対に尺が足りなかったと思いますし…
今でもミクリオの叫び声が頭から離れてくれません…

ここまで視聴してきてふと思った事があります。
導師って、何人いるんでしょう…?
私は世界に一人きりだと思っていました。
導師が導師として機能しなくなった時、世界のどこかに導師が息吹くのだと…
でもどうやらそれは間違いだったみたいです。
私の勘違いかもしれませんが…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

私のイチオシはやっぱりアリーシャでした。
CVがかやのん、というのが大きいですけれど…
あの花のめんまや、さくら荘のましろの様なふんわりした感じも好きですが、アリーシャや、このすばのダクネスの様に一本筋の通った感じも堪らなく大好きです。
かやのんが声優さんで本当に良かったと思っています。

オープニングテーマは、Minamiさんの「illuminate」
エンディングテーマは、FLOWさんの「INNOSENSE」
どちらもカラオケ挑戦済です。
どちらも良曲ですが敢えて1曲を選ぶならオープニングに軍配です。

1クール13話、全部で2クール26話の作品でした。
もう何もう事はありません。
最終回の放送まで少し空いた時間が待ち遠しかった事くらいで、最高の作品を視聴させて貰ったと感じています。
「Tales of 20th Anniversary Animation」の冠に恥じない作品だったのではないでしょうか。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 15
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

細かい所を気にせず見られる人にお勧めしたい

2017年冬アニメ。分割2クールの後半、全13話。
ゲームはゼスティリアではなくベルセリアをプレイ済みです。

細かいツッコミ所はあったものの、最後まで一貫したテーマを描ききっていてとても良い作品だと思います。
原作ゲームのラストとは似て非なるものになっていて、アニメ独自のテーマに沿った素晴らしい改変でした。

西洋の中世風のビジュアルではあるのですが、この世界観は日本人的な感覚で考えたほうが理解しやすいと思います。白黒付けられないこの世界観がすごく気になって本作に興味を持った身としては、とても納得のいくラストでした。

何よりも世界観とテーマを大切にしていますが、そのぶん設定説明を省くところが多く、ストーリー面でも謎が残ってしまったのは勿体無かったですね。
作画は1期に比べ安定感を欠いてはいますが高水準は維持していた印象。個人的にはコンテ・演出で練り込みが足りないかなあ、と。
音楽は楽曲自体は良いのにFLOWの曲を使い過ぎで、かえって冷めてしまうこともあり残念でした。

全体的な作りがアニメ慣れしていない印象で、解りにくいところもある反面面白いとも感じました。

【テーマ】
本作で最も評価すべき点ですね。テーマのみ星評価できるなら10くらい付けたいw{netabare}

スレイが穢れに対する答えを導き出すためには人間を知る必要があり、それをアリーシャ・ロゼの掘り下げと、彼女達との交流によって描いたのはとても良かったと思います。
スレイの答えは本作のテーマを浮き彫りにし、さらには交流するゲストキャラクターやサブキャラクターに影響していきました。
導師一人ではできることに限りがあり、スレイが独りではないこと、仲間が支えてくれることが最も大切なことで、人の絆をより強く印象付けるために「人を浄化するには導師は穢れを引き受けなければならない」「受け止めた穢れを従士に振り分けられる」という設定の変更があり、本当によく考えられていました。
ヘルダルフとアイゼンという「殺すことが救いとなる存在」をそれぞれ別の形で救ったのも上手いですね。{/netabare}

【キャラクター】
全体的には良かったのですが、描写不足や最後にどうなったのかわからないキャラクターがいたのは勿体無かったですね。
{netabare}
1期に比べミクリオにはスレイ以外のキャラクターとのやりとりが増え、ミクリオの思いやりや少年らしさが描かれたのがとても良かったです。
ミクリオはゲーム版では出生が明かされますが、アニメでは語られなかったので人によっては「いるだけ」に感じたかも知れません。
ですが、「スレイは一人ではないからここまで来られた。スレイはどんな時も独りではない」という描写を一貫した本作では、常に素顔で接することが出来るミクリオがスレイと一緒に旅すること自体がとても大切だったと思います。
人と天族の共存というテーマから考えても、種族間の壁が最初から全くない、「特別ではないからこそ特別な友人」という、存在そのものに意味のあるキャラクターでした。

ロゼはスレイやアリーシャの理想・理念に対してひとつのアンチテーゼの役割を果たし、二人と衝突・和解することが非常に大きな意味を持ったキャラクターとなりました。それぞれの理念が両立するにはこの世界観でなければ無理だろうなあ。
ロゼ本人に関しては、自分のしてきたことが間違っていたと自分で認識しながらも、心折れずに別のやり方を見つけ出し、自分自身を変えたことは特に素晴らしいと感じました。
小松さんも多面性の強いロゼをしっかりと演じきっていて、まさしく本領発揮という印象で見事でした。
ロゼ編長かったですが、その分説得力も生まれてとても良かったです。
デゼルはロゼを語る上で欠かせない存在。詳しくは各話レビューに書いています。

…エギーユは怖い人って印象が消えてません;;

ルナールの良心を誰にも見せない在り方は色々考えられて面白いですね。
ルナールは元々ロゼの部下で暗殺者でしたから、世直しを夢見ていながら暗殺業に疑問を持ったがために穢れたのではないかというのがプレイヤーの間で多い考察のようです。アニメでは第1話(#0)で風の骨の一員としてルナールがアリーシャの目の前で憑魔になっているので、設定は継承していますね。
憑魔は人間なら誰でもなってしまう可能性があり、それが人間の一つの側面でもあると考えるとルナールは良いキャラクターだったなと。

サイモンについては情報が少なすぎィ!w
{/netabare}(2017.5.4)

【以下各話レビュー】
{netabare}
急に思い立ち、今期かなり楽しんでいる本作で。
3話目までは見直して書きましたのでよろしくです。

・第14話(#13)「穢れなき世界」{netabare}
先代の導師ミケルが雪原に立つ後ろ姿の孤独なイメージが印象的でした。足跡の先に立つライラは見守ることしか出来ないという感じで何とも淋しい演出です。
ロゼの商人と暗殺者の姿のギャップ、必要悪として行動する姿、中間管理職らしいセルゲイの苦労、先代導師ミケルの苦悩の言葉が繋がっていると感じます。
風の骨の行動原理は何となくわかりますが、語られる言葉がかなり曖昧なのは問題点かも。1期から感じてましたが、理論的な部分が苦手らしいのは本作の特に勿体無いところですね。 {/netabare}


・OPについて {netabare}
2期OPの哀愁漂う感じがかなり好きです。
雪原で背中を向けて立つ姿は孤独を象徴するイメージ映像と思われますが、OPでもう一人、災禍の顕主ヘルダルフが吹雪の中で孤立しているのは原作の設定を反映しているのかな?
OPラストでは仲間の中心にスレイが立ちますが、彼らには導師の苦痛を肩代わりすることも分かち合うことも出来ない。それでも支えられている。
そんな風に感じました。 {/netabare}


・第15話(#14)「風の天族デゼル」 {netabare}
ボーイッシュなロゼをいかに女性らしく可愛く描くかに腐心している感じがするなあw地味可愛いの好きですよ!
ロゼの暗殺業にスレイがどこまで気づいているのかが気になるところ。
マーリンドよりも今回の地下水浄化のほうが短時間で済んでいる様子だったり、鍛練シーンを入れたり、スレイの成長も描いていて好印象です。
アニメオリジナルキャラクターだというグルードマンは、比較的理解の早かったセルゲイの対となる人物なのでしょうが、敵になるのかどうかが気になるところ。セルゲイにより語られたローランスの内情も貴重な情報でした。
ロゼの矜持が揺らいでいるのは、殺すべきでない人間であるアリーシャを殺そうとしてしまったためでしょうか?自分の目に映ることだけが全てではないとスレイとの交流で認識したのもあるかも。{/netabare}


・第16話(#15)「それぞれの哲学」 {netabare}
アニメではロゼとデゼルは親子に近い関係と判明しましたが、まだ語られていない部分もあるようです。
グルードマンの目的がまだはっきりしませんが、武装した兵士を連れての交渉は脅迫に近いですね。スレイがセルゲイを解放するように言い、エドナの足止めがグルードマンへの脅迫みたいになっていました。面白いけどスレイたち浮世離れしすぎててハラハラするw

スレイの「もし争いのない世界にしようと思ったら…」という言葉の先には、ロゼと同じような結論があるかも知れません。これってベルセリアにも繋がる事ですね。ロゼの暗殺に気づいているのかどうかで、この言葉の意味は大分変わってくるかも。
一方でロゼも天族を認識したことで、自分の考え一つでデゼルが暴走する可能性があると自覚せざるを得ない。共に行動したことで、スレイとロゼはお互いの信じてきたものを揺らがせているのではないかと思います。

メーヴィンの言葉のとおり、スレイは自分に正直に進むしかないのでしょうね。ここでライラがアリーシャの名を出したことで、理想を共有する人物の存在が悩めるスレイの気持ちを軽くしたと感じられました。
そしてアリーシャもまたスレイの言葉を支えに困難を突破しようとしています。

この回、スレイとアリーシャ、スレイとロゼの互いへの影響を明示している印象でした。(2017.1.28) {/netabare}


・第17話(#16)「復讐」 {netabare}
今回でロゼの背景がほぼ示されたと思って良さそうです。
ロゼがアリーシャ暗殺の依頼を受けたのは、実現困難な理想を掲げる為政者に対する反発があったためなのかも…。
デゼルもエギーユも任務と語っていますが、明らかに私怨による復讐ですよね。確かにコナン王子は許されない行いをしていますが、それを自分達の正当性に結びつけるのはどうかと思う…
ロゼにもコナン王子を恨む気持ちはあるでしょうけど、もしも殺すことそのものに迷い悩んでいたとしても、周囲からの期待はロゼに「殺さない」という選択を許してくれない。コナン王子を襲撃するシーンでロゼが仮面を外したのは、私怨による行動であることの証明に見えます。

これまでロゼは世直ししているという誇りと信念があったから、殺人を犯しても穢れずにいられたのかもしれません。でも自分で決断したと言えるのかが曖昧な今回の復讐を完遂したとして、それでも穢れずにいられるか、私には微妙に思えます。

スレイはロゼの様子がおかしいことに気づいていましたし、人を浄化するために他者の穢れを引き受けてきたスレイにとってロゼの暗殺を止めるのは当たり前のこと。でもそれ以上に、スレイは友人に人を殺して欲しいとは思わないでしょう。
メーヴィンの「大切なのは自分に正直に生きること」という言葉が、今回のロゼとスレイにも繋がっているように感じます。

天族たち(エドナ、デゼル、ミクリオ)の問答のシーンでは、彼らの年齢差が感じられて面白かったですね。(補足・エドナは1000歳超え、ミクリオは見た目どおり17歳、デゼルは天族としては若いようですがミクリオよりは年上とのこと)
ミクリオはデゼルの言葉に反論することはありませんでしたが、エドナは一刀両断。現段階では殺す以外にどうしようもない兄アイゼンのことがあるからこそ、エドナの言葉は非常に重く、説得力がありました。

グルードマンは話のわからない相手ではありませんが、スレイとのやり取りを見ると和解するか決裂するか微妙な距離感があり、今後の展開が楽しみです。得体の知れない力を持つ導師と馬車の中で丸腰で話し合うあたり、相当肝が座ってるなあw 私どうもグルードマンさん好きみたいですw(2017.2.1) {/netabare}


・第18話(♯17)「届かない理想より目の前の正義」{netabare}
今回も面白かったけど、尺が心配になってくるなあw
初めてロゼを完全にヒロインとして描いた回でもあるかな?本当に可愛かったw

今回はロゼの正義が崩れる話でしたね。
ラストのロゼの涙は、ブラドの正義ではどうにもならない現実を知った絶望なのかな…。「世の中には殺されなきゃいけない奴がいっぱいいる。綺麗事じゃすまない」というロゼの台詞には強い義務感が感じられてやるせなかったです。

今回のスレイの言葉はどれも良かったです。「どんな人の中にも穢れはある。誰だって穢れを戒めながら生きている」という言葉にはアリーシャのことで穢れかけた自分のことも含まれていると思うと重い。その上でロゼが穢れと向き合ってきたことをいたわり、スレイ自身の意見とロゼに対する優しさ、世界の現状まで含めてロゼの知らない世界を語る。これは導師ですわw
スレイは先代導師の言葉に対して、人間の業も受け入れた上で一つの誠実な回答を示したとも感じます。

ライラやミクリオだけでなく、人間嫌いであるはずのエドナが、ロゼを利用してきた(と思われる)デゼルに対して批判的なのが良いなあ。デゼルの「ロゼは傀儡だ」という言葉の真意は何でしょうね?個人的にはデゼルがロゼを大切に思っているのは本心だと思うので、腹も立っているけどちょっと様子見かな。デゼルもですがエギーユに関しても、まだ評価は保留すべきのようです。(2017.2.7){/netabare}


・第19話(♯18)「商談」{netabare}
スレイはローランス皇帝ドランの屋敷に招かれ千年前(ベルセリア)の出来事を伝承として知るのですが、大分間違った伝わり方ですねw
ベルセリアゲーム内ではベルベットは世界中に支持されたアルトリウスに反逆した人物です。1期の頃から本作では闇に葬られた人達を描いてきましたが、ベルベットはまさにそちら側なので、捻じ曲がって伝わっているのは仕方無い。
アルトリウスが実現したとされる「感情のない世界」についてスレイはどう思ったのか?ベルベットが導いたのが災厄の時代であったとしても、人の感情を否定したくないスレイはベルベットをどう思ったのか?という点が気になります。

従士契約の描き方がアリーシャとロゼで今回も対比的でした。
アリーシャの場合はスレイや天族との絆の証であり、最初に見たのはずっと見たいと願っていた世界。
ロゼは自分の正義のためにスレイにギブアンドテイクを持ちかけていて、最初に目にしたのは立ち向かうべき世界。
その前提として二人ともスレイとの信頼関係がきちんと描かれ、命を賭ける覚悟があるのは良いですね。

あとライラ、従士契約のデメリットについてスレイに教えてないのはズルい。スレイは怒って良いよw
ライラはアリーシャとロゼに対して誠実でしたが、スレイを守るためにはそういうやり方もする。ライラにとって一番大切なのはスレイが人間に絶望したり穢れたりしないように導くことで、それは1期からずっと描かれてきたと感じています。スレイは導師として天族とばかり人間関係を作っていては駄目で、ライラにとっても人間に頼るべき時があるんですよね。(2017.2.15){/netabare}


・第20話(♯19)「レディレイク」 {netabare}
今回はアリーシャが妾腹の王女であることが明かされ、個人的には結構気になっていた事だったのですっきりしました。
重要な遺跡の鍵(紋章つきの短剣)を与えられてる立場だからそのくらいの血統ではあるはずですよね。

近隣の村でアリーシャたちを襲ったのは穢れまじりの土石流なのかな?目に見える天災が竜巻だけではなくなってきているのか…。
ザビーダは再登場しましたが、あっさり分かれてしまったなあ…。人間のトラブルに天族や導師は関わらせないのがアリーシャの考えだからでしょうね。

ザビーダの「あんたたち人間は何をやってる?」という問いは人間全体に対する厳しい問いかけであり、反対にルナールの、あんな奴らには報いを受けさせてやればいい、という主張は人間の弱い心からくる誘惑でもあります。
アリーシャもまた自身の中の穢れを戒めているという印象で面白いシーンでした。

竜巻が天の裁きなら導師にすがるしかないけれども、穢れによる天変地異だからこそ人間である自分が行動する意味もあり、妾腹とはいえ王女であるアリーシャには人の上に立つ者としての責任もあります。マルトランを救出に向かうかどうかの決断や、シレルから「どんな状況でなら殺しを認めるのか」という判断を求められたこともその一つ。特に不殺を貫くか否かはアリーシャというキャラクターにとって重要です。

竜巻とドラゴンの謎も気になるし、次回も楽しみです。(2017.2.20) {/netabare}


・第21話(♯20)「浄化」{netabare}
都市部に潜入した時点でバルトロ兵に気付かれるって早いwと思っていたけど、広場に向かうと思わせるためにわざと気付かれるようにしたのかな?

国王が穢れを背負っていたのは長年王としての責任を果たしてきたから?自分の穢れを戒めるだけではなく、国内の不平不満(他者の穢れ)とも向き合う必要があったということかな。それでもアリーシャを守ったのは一人の人間として感情を捨てずに生きてきた証なんだと思います。
…それはともかくアリーシャ医者くらい呼んであげて~;;

バルトロの結末はちょっと説明不足でしたね。
アリーシャの理念を否定するために命まで捨てたバルトロは公人としては失格です。同じような事態を起こさないことが、今後アリーシャが政治に関わる中で乗り越えるべき大きな課題のように思います。
アリーシャを理解し信じているから穢れないマルトラン師匠が対照的なのも良いですね。ルナールは狂言回し的な役割になってるなあw

そして念願のドラゴン浄化に成功!
これまで何人、どんな導師と従士が存在したのかはわかりませんが、その中でスレイ、アリーシャ、ロゼという三人が揃ったというのは奇跡に近いのだと思います。
三人が穢れを恐れていたらこんなことできないと思うんですけど、1期でライラがスレイに答えを導き出して欲しいと言ったことや、アリーシャロゼの掘り下げをがっつりやったことがきちんと繋がっているのが素晴らしいです。

今回色々勿体無かったのがコンテ演出で、アリーシャとバルトロのシーンや浄化シーンはもう少しわかりやすく、盛り上がりを作れたと思うので残念。

…あれ?アリーシャ…「どういう状況で殺しを認めるのか」の結論は?;;
(追記・後から思ったけど「誰も死ぬ事は許さない」と言ってたからやっぱり殺すなということでいいのかな?)
(2017.3.1){/netabare}


・バルトロ卿について{netabare}
全体的な描写から考えるにアリーシャがいなくなることで地位が磐石になる立場なんでしょうけど、凄くわかりにくいですねw
でも一番はアリーシャの理念に対する反発かな。むしろ憎んでさえいるように見えました。その理由も描いてくれたらさらに良かったけど、本作はそういうのが苦手っぽいんですよね。

1期ラストの戦争ではローランスを獲るのと同時に、アリーシャが止めに入るのを見越して、どさくさに紛れて殺すつもりだったのかも?ランドン師団長はバルトロの意向を理解していたから、王女に部下が深手を負わせても「よくやった」なんて言えたのではないかと思います。
さらには国家反逆罪を被せて追い討ちをかけたものの殺すことも捕えることも出来ず、師匠を囮に誘きだそうとするも、裏をかかれ国王の前に来られてしまった。自身が国王を刺してしまったのは計算外だったでしょうけど、アリーシャに罪を擦り付けられれば逆転の目はある。バルトロも他に方法がなかったでしょう。

自身の責任を果たす事によって穢れの発生を少しでも食い止めたいアリーシャに対して、バルトロの自殺は彼女の理念に汚点を付けたという意味で「負けなかった」と言えるのかも知れない。
ただ、アリーシャは政治ばかりではなく世界の仕組みという大局を見ていて、バルトロはもっと個人的なものを見ているのだから、そもそも同じ土俵にいないのですよね。これでは出し抜かれても仕方ない。

今となっては、スレイの殺害がバルトロにとって目的達成の一番の近道だったのかも、なんて思います。
会食に招きながらもスレイを殺さなかったのは、バルトロ自身の言葉の通り、政治的にアリーシャに加担しなければ眼中に無かったから。結果的にはスレイのおかげでアリーシャは命も理念も失わずに済んだのだから、詰めが甘かったですね。まあライラとミクリオがいたから殺せなかっただろうけど。(2017.3.1){/netabare}


・第22話(♯21)「いつか夢見た世界」 {netabare}
前回国王が亡くなったのは触れなくて良いんだろうか…。あとアリーシャ以外次期国王候補居ないの?
レディレイクを襲ったドラゴンは中身の天族はどうなったんだろう。それとも感情を伴う穢れが集って実体化した場合もドラゴンになるとか?
ゲームの設定と違う部分もあるので、調べて知ってても混乱する時がwもう少し説明してくれてもいいのよ?w

ハイランド国内が一丸となったり、人間と天族が実質的に共闘する形になったり、ハイランドとローランスの両国の兵も協力関係を築いたりと、スレイとアリーシャが夢見る光景の縮図が描かれた回でしたね。皆可愛いし和むし久しぶりに明るいシーンが多くて良かったです。
兄より世界が先だと言えたり、従士と共倒れになる可能性も知りながら神依に名乗りをあげたり、エドナの中身大人な所をしっかり見せてくれたのも個人的に凄く好き。ザビーダが加入してパーティ全体が落ち着いた雰囲気になったのもイイですね。

…ところで導師一行を陰から見守りながら情報提供とかサイモンちゃん何してんですかw
彼女も腹に一物抱えてるようで、しかも描写からして導師一行を勝たせたいようなので先が気になる。

ベルセリアとのクロスに関して、アニメでは千年前の出来事で伝承や口伝で伝わってきてるので間違っている部分もあって、メタ的にもネタバレにならないようになってるのがちょっと面白いかも。(2017.3.7) {/netabare}


・第23話(♯22)「北の大地」 {netabare}
今回は従士二人の神依、デゼルやサイモン、ルナールなど色々詰め込んだ豪華な回でした。今の段階ではサイモン、ルナールの顛末は説明不足(ルナールに関しては全体的な描写から心境を想像はできる)ですが次回フォローあるかな?
…サイモンちゃん寂しがってるというか、主にかまって欲しいようにしか見えないのは私だけですかねw

地脈の話がまともに出てきたのは第1話(♯0)以来ですね。OPの雪山はラストバトルの舞台だったのか。
神依するうえでロゼは行使する力(武器)が扱い難い、アリーシャは神依の素地そのものが出来ていないという違いがあるような描写も面白いと思いました。

そしてロゼを利用してきた事を後悔し始めているデゼル。ブラドの復讐はデゼル自身の無念を押し付けていた部分は間違いなくあったと思うし、デゼルの一方的な憑依によってロゼの運命は良くも悪くも変わったわけで。
主体性の強いロゼとは遠からず子離れ(?)のような時期が来るだろうとは思っていたので本編中で描かれて嬉しいですね。
デゼルがロゼに憑依してきたという関係とその変化、デゼルの心理がサイモンとのやりとりと連動してスムーズに描写できている印象。
…で、次回予告が不穏な空気なわけですが…;;

サイモンドラゴン化でしっかり盛り上がりを作った引きで次回も楽しみです。(2017.3.13) {/netabare}


・第24話(♯23)「風になる」 {netabare}
原作プレイヤーに気を揉ませていたデゼルの結末が今回のハイライト。
残念ながら生存とはなりませんでしたが、2期前半のロゼメインの一連のエピソードで同時にデゼルの掘り下げも出来ており、しっかりと繋がっているのはとても良かったです。
ブラドの目指したものとデゼルの願望をある意味では背負わされてやってきたロゼは、これからは一人で決断し責任を背負っていかなければなりません。ですがデゼルが思っていた以上にロゼは成長していて、何の心配も要らないと感じられたから最期に笑えたのかなと思います。
泣いてもいいだろ?って言いながら笑って終わるとか反則ですわ…;;

ベルセリア作中で重要な意味を持つ「緋の夜(月が赤く輝く夜)」を迎え、その影響なのかベルベットとスレイが夢の中で邂逅。こう来たかー(歓喜)!!
かつて災禍の顕主と呼ばれたベルベットも導師であるスレイも、大切な誰かや自分の願いのために戦う(戦った)という点では変わらないのですよね。ベルベットの言葉はスレイ自身がどうしたいのかを問いかけているようでした。

ベルベットに復讐心を抱かせたことがアルトリウスの最大の間違いだったとも言えますが、だからといってハイランド・ローランス間の戦争をその身で経験したスレイには、世界のために一人を切り捨てたアルトリウスのやり方が間違っていると断言する事も出来ない。
ですがデゼルがロゼに言い残した「導師が誰かを犠牲にすることを肯定したら悲劇が繰り返される」という言葉は、デゼルがスレイのやり方を心から認めている証拠で、物語の上でもアルトリウスとスレイの差異を明確にしていました。

負の感情の蓄積が天変地異すら起こす本作で、人間や穢れが根本的に抱える矛盾をも受け入れて世界を良い方向に導くというのがどれだけ無理難題なのかを再認識してしまうわw(2017.3.23) {/netabare}


・第25話(♯24)「導き出した答え」{netabare}
マオテラスさん登場でとても嬉しいですw ベルセリアとのクロス要素ではありますが、五大神(最高位の天族)の一柱だと分かれば支障ない描き方でしたね。穢れながらも自我を保ち自身の意志で抗っている状態はなんとも健気。

災禍の顕主は先代導師にかけられた「永遠の孤独の呪い」のせいで、時には自由な意志疎通すら出来ないことが判明。きっつい呪いですね…;
首吊りしてたのはヘルダルフの親しい人たち?自分も自殺しようとしても出来ないような描写もちらっと入ってて辛い;サイモンの呼び掛けに応えなかったのも呪いの影響なんだろうか。
サイモンの「主は導師に自分を殺す可能性を見出した」という言葉は殺害がヘルダルフへの救いになることの暗示でしょうね。

災禍の顕主が出した答えは「力により矛盾を打ち破る」こと。お互い自分の思いを通したければ相手を倒すしかないという理屈なんだろうなあ。
それに対し、スレイは「人としてお前を浄化する」という言葉を返しましたが、ヘルダルフと人間として話したい、繋がりを持ちたいという意味かな、と。スレイ自身が常に誰かに支えられてここまで来たからこそ言える言葉なのだと思います。(2017.3.27){/netabare}


・ミケルとヘルダルフについて{netabare}
カムランにおける先代導師とヘルダルフの因縁は、歪な人間関係がきっかけであるように私は感じました。

立場も状況も人柄も違うので単純に比較は出来ないですが、スレイとグルードマンの関係性は少し似ている部分があったように思います。
スレイは脅迫じみた行為にも屈しない意志の強さと導師としての力を示し、実直ながら強硬派らしかったグルードマンも一筋縄では行かないと認識したから、ペンドラゴへの道中で対等に話し合うことができたわけです。最終的にはグルードマンは導師に協力することになりました。皇帝ドランの命令もあったとは思いますが。

一方でミケルは何の力も持たず、ヘルダルフはマオテラスの姿を目にしても軍人としての立場を曲げなかった。
ミケルはヘルダルフに騙されたのは確かなのですが、その純朴さゆえ、自分を対等と認めさせることが出来なかったために良いように利用された印象です。ヘルダルフが「力の伴わぬ馴れ合い」を否定しているのは、人間の頃からの性格なのかも。
とはいえミケルがヘルダルフにかけた呪いも正直やりすぎで、後世に大きな負の遺産を残してしまっています。ミケルが引退した理由が語られていないので何とも言えないのですが、導師としてよほど辛い思いや挫折を経験してカムランに辿り着き、村が心の支えだったのかな、と…
ミケルとヘルダルフ、二人とも加害者であり被害者でもあるという描き方は良いですね。(2017.3.27){/netabare}


・第26話(♯25)「伝承」{netabare}
1ヵ月は長かった…でもその分楽しめました!

「死こそが救い」である災禍の顕主の怒りを鎮め孤独を癒すというスレイの結論は本当に良かったです。ヘルダルフとスレイのやりとりをもっときちんと描いてほしかった気持ちはありますが、呪いと穢れに飲み込まれたヘルダルフを救い上げ、穢れと矛盾を抱える人間として再びやっていけると考えられるまでに繋がりを持てたことは素晴らしい結末だと思います。
「永遠の孤独の呪い」を解くということは、ミケルのやり場の無い感情も一緒に浄化するということなのかもしれませんね。
ドラゴンの姿のまま自我を取り戻しつつあるアイゼンも、アニメのテーマに沿った描写だったと思います。

スレイが願った「人と天族が一緒に暮らせる世界」はお互いを見て語り合う世界ではなく、人間も天族も独力で生きているのではないことを認識し、積極的に繋がりを保ちながら共存していく世界として実現しつつあります。
第24話のスレイの「皆と旅をしたことで人間と天族が共存できると信じられた」という言葉がきちんと形になりましたね。

アリーシャが天族に対して様付けを止めないのは何故かとずっと思っていたのですが、それは天族とどんな関係性を築くかは人それぞれだからだと感じるようになりました。
為政者であるアリーシャは天族に支えられて国を維持していることを知っており、スレイやロゼにとっては家族や身近な友人。普通の人々にとっては見守ってくれる土地の神様です。
崇高な存在だったり友人や家族だったり、色々な関係があるのですね。(2017.5.1){/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2020/02/22
♥ : 14

73.7 13 壮大な世界観アニメランキング13位
プロメア(アニメ映画)

2019年5月24日
★★★★☆ 4.0 (79)
439人が棚に入れました
世界大炎上――。全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種<バーニッシュ>の出現だった。あれから30年―― 攻撃的な一部の面々が<マッドバーニッシュ>を名乗り、再び世界に襲いかかる。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊<バーニングレスキュー>の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと<マッドバーニッシュ>のリーダー・リオ。熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は ――。

声優・キャラクター
松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人、佐倉綾音、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、小山力也、小清水亜美、楠大典、檜山修之、小西克幸

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

宇宙一火消しバカの活躍

 マッドバーニッシュと呼ばれる面々の起こす火災から、主人公ガロを始めとするバーニングレスキューが火を消して、街を守るお話になるです。と思いきや、そんな単純なだけの展開ではなかったです。

 上映初めから何が起こったのかという光景から、ガロ達の現在に至るです。

 独特なCG?を駆使した個性的な背景、江戸時代の火消しみたいなのをハイテクに作り替えたロボットアクションなどに、凄まじさを感じたです。
 ガロの火消し人としての熱い情熱は、全体を通して熱く見えるです。ガロ以外のキャラ達にも個性を感じられたです。

 バーニングレスキューの結束力は、序盤から光るものがあったです。序盤でめでたしかと思いきや、味方の筈の別部隊の不可解な行動、敵に思われたバーニッシュは実はどういう存在か?、描かれるです。

 ガロとバーニッシュの接触から得られる真実、信じていた者の裏切り、再び対峙する敵??、そこから導かれる更なる真実、タイトルのプロメアとは何なのか?、真の脅威は何なのか?を知ることになるのです。

 真の脅威を前に立ち向かうガロ達、あまりにも演出が目立ちまくるです。どんな状況にも真っすぐなガロだったです。ガロの火消し人としての魂には、あきらめを知らない凄さ、ひたむきさが良かったです。

 驚きの展開で熱く終わった最後の先にもガロらしさというのか?個性が溢れていたです。終盤までも、ロボットアクションに斬新さが、あったです。
 

投稿 : 2020/02/22
♥ : 12

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

Trails_fire_You_always_knew♪They_would_carry_me_on_They'd_lead_me_to_you♪

『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』を手掛けた今石洋之監督と中島かずき脚本のタッグで描く劇場用長篇オリジナルアニメ
キャラデザはコヤマシゲト、音楽は澤野弘之、制作はTRIGGER
主要キャストに松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人ら劇団☆新感線の経験者
その脇を固めるのは主に『キルラキル』に出演した本職の声優陣です


「バーニッシュフレア」と呼ばれる炎を操る新人類「バーニッシュ」が突然変異として出現した近未来
バーニッシュを危険視し、弾圧する人々とそれに反発したバーニッシュが衝突したことで引き起こされた未曾有の大災害、「世界同時大炎上」によって人類の半数が消失してから30年が経過
世界は一時的な平穏を得たかのように見えていた…
炎上テロを引き起こすバーニッシュの過激派「マッドバーニッシュ」に対抗すべく結成された高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」の若き熱血漢、“ガロ・ティモス”はマッドバーニッシュのボスであり並外れたバーニッシュフレアの使い手である少年、“リオ・フォーティア”を激戦の末に逮捕することに成功する
街を救った英雄としてガロは司政官でありガロの恩人でもある“クレイ・フォーサイト”から勲章を授与される
しかしクレイは危険な疑惑と壮大な野望を隠していた…


一言で言ってしまうと【とにかくアツイ!】アクションエンターティメントなのですがソレで片付けてしまうのはモッタイナイ傑作です


主人公のガロは救命消防士なのに半裸って時点でただでさえツッコミモノなのに、「燃えていいのは魂だけだ!俺の燃える火消し魂の方がアツイんだよおおお!!!」とか啖呵切ってるのが無茶苦茶w
この中島かずき節を松山ケンイチがスーパー歌舞伎の要領でアツく、キレ良く演じきってくれるので本編のテンポの早さも相まって111分がとても短く感じるほどスピーディーに進むのが気持ち良い


バーニングレスキューのメカ達は勇者シリーズとかメタルヒーローを彷彿とさせ、これだけでもワクワクモノ
バーニングレスキューのメカの名前は全部『ワイルドスピード(Fast&Furious)』の邦題ですね
後半は旧ガイナックス作品を思い起こさせる壮大なスペースオペラとなるのも胸熱で、観終えた後の爽快感と感動は『トップ1・2合体劇場版』に似ています


とにかく一番に褒め称えたいのは絶え間なく続くアクションのカッコ良さです
何気ないカットの一つ一つ、全てがカッコイイので捨てる部分が全く無いんですね
本筋で無い脇役のアクションですらカッコイイ
ソレらを実現したのはトリガーの得意とする紙に鉛筆で描くアナログ作画、動画や色彩も含めてアニメタが管理するデジタル作画、そしてサンジゲンが主体となった3DCGの全てを見事違和感無くシームレスに調和させた技術力です


既にアメリカのソニーピクチャーズの『スパイダーバース』が先んじて2D的な表現を3DCGで成功させているのですが、『プロメア』は見事『スパイダーバース』に追いついた作品だと言えるでしょう、それも完全に
まさにこの『プロメア』こそが日本のアニメの最先端なのです
『スパイダーバース』にも共通しているのですが、あえてポリゴンを大雑把に、色数やグラデーションを減らしたカートゥーン調にするのが作画とCGを調和させるポイントの様です


特に2D作画の良さを取り入れつつ、2Dの弱点である回り込むようなカメラワークを3Dでスピーディーに描写しているのが美しい


アメリカのRoosterTeathの『RWBY』という3DCGアニメは、明らかにガイナックス作品やトリガー作品を意識したアクションを本編に取り入れている事が観受けられますが、本家本元のトリガーから3DCGの良いトコ取りをした作品が登場するとは飛んだ伏兵でしたね
逆を言えば、今後『RWBY』が目指すのは間違いなく『プロメア』のアクションでしょう


今作、『モンスト』でお馴染みのX FLAGから多大な予算を与えられるなどかなり好条件が揃った作品でこのような機会はめったに無いと思います
後にも先にも貴重な歴史的傑作になったのは明白です
澤野弘之の劇伴もsuperflyの劇中歌も鳥肌モノですので是非劇場で、特に川崎チネチッタ8番スクリーンLIVE ZOUNDでの鑑賞をオススメ致します


余談ですがガロのバイクはカワサキGPZ900R、アイナのバイクはKTM RC8ですね

投稿 : 2020/02/22
♥ : 7
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

TRIGGERが放った完全燃焼系エンタメ映画の勢いは未だ衰えず【4DX再燃レポ追記】

今月より始まっている4DX上映行って来ました♪

4Dも本作みたいに後付け4D企画ともなると、
ピンキリの差が激しく、冒頭の4DX導入映像が4D効果のピークだったw
何てことも珍しくはないのですが、本作はガチでした。
アクションシーンでは初戦から本気で振り落としに来ており、
尊氏も落馬寸前でしたよwほぼ滅殺されかけましたw

揺れも普通の地上戦なら、座席の動きもある程度予測が出来るので、
落ちる!なんて感覚は生じ得ないのですが、
本作の場合は元が、人間射出装置から始まり、
足場が傾き、壁が地面になる、オールレンジな空中戦。
4D座席も普段使ってない関節まで解放して、
鑑賞者をフルボッコして来る感じ。
これだけ運動性能を発揮して貰えれば4D施設も本望でしょう。

私の『プロメア』鑑賞は
前日譚付上映に続いて、今回の4DXが2回目と言うだけですが、
こういう特殊な上映企画にガチで取り組む姿勢には熱くなりますね。

『プロメア』は他にも爆音だの、絶叫応援だの、
色々やって来ているとのことですが、
きっと、どの企画でも完全燃焼しているのだと思います。

本作が半年近くに亘ってロングランしている秘訣の一端を垣間見た気がした、
企画力がある4Dでした♪



以下、2019/9/11 初回投稿レビュー。

長いので折りたたみw

{netabare}
5月末の公開当時は何となくスルーしていたオリジナル劇場アニメ。

スタッフ、キャスト陣からして熱い映画であることは分っていましたが、
ちょっと熱すぎて、これから夏本番、
夏バテ必至の私には受け止めきれないのでは?と言う懸念が先立ちましてw

逃げ回っていれば、本作もその内、鎮まって、
夏の終わりと共に上映終了していくのだろう……。

そう高をくくっていたところ、消え去るどころか、
8月下旬、公開も既に100日に迫る中、興行収入10億円突破を祝して、
入場者特典のweb配信短編だった前日譚の「リオ」編、「ガロ」編も付けて、追加上映するぞ!
との何とも暑苦しい一報が飛び込んで参りまして。

熱気に根負けした私も、この夏は色々とモヤモヤ燻っていたこともあり、
もういい加減、観念して熱源に飛び込むことにしました。

一回の鑑賞で3回制作会社のロゴとかを見るのって、
随分久しぶりだったのでソワソワしましたがw
リオ、ガロどちらが主人公でライバルかも分からない程度の
予備知識しか持ち合わせていなかった私にとっては、前日譚2本も良い予熱になりました。


内容は火花をぶつけ合う強敵(とも)の熱気が、
地球丸ごと巻き込んだラスボスとの最終決戦へと昇華していくお馴染みの超展開。

トリガー作品においては、この社会風刺や着眼点は、
テーマとして掘り下げれば、もっと深い作品ができるかもしれないのに、
そんな高級木材すらも、ファイナルバトルの薪としてくべるのは勿体ない……。
と感じることが時々ありますが、本作もまさにそんな感じの大狂宴でしたw

例えば{netabare}ストレス社会の極みが着火点となる“バーニング火災”、
行き過ぎた秩序は、社会の自由の“凍結”を招く。
こうした火と水の属性、消すか消されるかの対立軸を、
自由と秩序、それぞれの功罪と対比に重ね合わせる比喩表現とか。{/netabare}

前半は、結構、考えさせられる場面もありましたが、
後半は、頭真っ白になって燃え尽きていましたw

けど、それを敢えて望んで突撃した、その時の私にとっては、
満足度の高い劇場鑑賞となりました。


何より作画、特にスピード感溢れるバトルシーンの映像が圧巻でした。

“バーニング火災”の現場では江戸の町火消伝来の纏(まとい)やら
パワードスーツみたいな消火装備やら、
果ては{netabare}変身ヒーロー?や巨大ロボや、巨大宇宙船、
さらにはワームホールや{netabare}滅殺開墾ビーム(笑){/netabare}{/netabare}に至るまで、
あらゆる中二病バトル要素が、絶叫同然のセリフや打ち出されるテロップと共に、
続々と投入され、カオスな戦場と化していますがw

本作のバトル映像には、それらを世界に向けて正当化するだけのパワーがあります。
最近『シンカリオン』の供給を絶たれ、不完全燃焼だった私のロボット魂も含めて、
スッキリと完全燃焼できる、この夏もっとも熱い映画でした♪

中々、火が付かなかった湿気た私のハートまで、
異例のロングラン上映で、執念深く熱風を送ってくれたスタッフの方々や、
それを後押しした“強火”のファンの皆様には改めて感謝申し上げます♪{/netabare}

投稿 : 2020/02/22
♥ : 20

68.9 14 壮大な世界観アニメランキング14位
さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅(アニメ映画)

1981年8月1日
★★★★☆ 3.9 (84)
387人が棚に入れました
プロメシュームを倒した前作から2年。やや美形になった鉄郎は地球で対機械化人レジスタンス活動を行っていた。メーテルのボイスメッセージに導かれ、再び 999号に乗り込んだ鉄郎は、衛星ラーメタルに到着。ここにも機械化人の侵略は進んでいた。プロメシュームを倒したはずなのになぜ?ミャウダー(猫似)と友情の別れを告げ、メーテルと再会→行き先不明の999号に乗って旅を続ける。ちなみに要所要所でハーロックとエメラルダスが出ます。

plum さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

重厚な音楽に胸が熱くなります

1981年公開の劇場版第2作。
前作同様、ひとりの少年が、青年へと成長していく姿を描いた物語です。
本作においてそれは、”父と子”を中心に描かれています。

銀河鉄道999といえば、旅立ちと別れが印象的な作品です。

まずは、旅立ちのシーン。
何と言っても老パルチザンのセリフと、999が飛び立つシーンの
重厚な音楽は、何度見ても胸を熱くさせます。

・老パルチザン(cv.森山周一郎)
 鉄郎。いつかおまえが戻ってきて、地球を取り戻したとき、
 大地を掘り返したら,わしらの赤い血が流れ出すだろう。
 ここは我々の星だ。我々の大地だ。
 その赤い血を見るまでは,死ぬなよ。わしらの倅よ…。


そして、別れのシーン。
前作同様、最後にはメーテルと離別することになるのですが、
その前後のシーン、キャプテン・ハーロックのセリフと、
エンディング曲の「SAYONARA/メアリー・マッグレガー」が印象的でした。

限りある命の人間か、永遠の命の機械化人か。
それに対してハーロックの思いを語ります。

・キャプテン・ハーロック(cv.井上真樹夫)
 親から子へ。子からまたその子へ血は流れる。
 永遠に続いてゆく。
 それが本当の永遠の命だと、俺は信じる。

銀河鉄道999のテーマは「限りある命の尊さ」と言われますが、
限りある命が大切なのではなく、限りがあるからこそ精一杯生きる、
ということが大切なのでしょうね。
それに、たとえ命が永遠になったとしても、きっと心は死んでしまうでしょう。


(蛇足)
それにしても、子供の頃に見たメーテルは、何を考えているか分からない
謎の女性で、それこそ機械のようでした。
でもいま見てみると、意外と女性らしく、また人間臭く、なんだか
とても可愛らしく見えてしまいました。

・・・これが歳をとったということか!

投稿 : 2020/02/22
♥ : 6

ニクキュー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あの時代ならではの無骨なメッセージ、たまにはどうですか?

映画、銀河鉄道999シリーズの完結作。
宇宙を舞台にした壮大な世界観と、主人公、鉄郎の成長が描かれたスペースオペラ的作品。古い作品だけど画質は良好、音楽はとても印象的で、今見ても十分楽しめる。

この時代のアニメ作品って、今の作品と全く違う質のメッセージ性があると思う。

 当時はアニメが完全に子供向けに作られていたから、飾りっけはないけどストレートで力強いメッセージは、まるで親から子供に伝えるような厳しさや暖かさがある。
これって結構大切な事じゃないかなって、この作品を見ると思い出す。

 老兵から鉄郎へ、エメラルダスから鉄郎へ、ハーロックから鉄郎へ、そしてメーテルから鉄郎へ、、、世代を超えて脈々と伝えられてきた、生きていく上で大切で熱いメッセージ。それが確実に鉄郎を青年、そして大人へと成長させてきた。

 今の時代の作品は画質や表現の多様性などなど、あらゆる点で進化して世界的に見ても間違いなくトップを独走してしていると思うけど、たまには、こんな無骨で、ストレートで、でも大切なメッセージ性があるアニメを振り返ってみるのも、良いんじゃないだろうか?

世代を超えて愛され続け、世代を超えてもなお力強いメッセージを放つ名作。
(映画版2作の感想をまとめてレビューさせて頂きました。)

投稿 : 2020/02/22
♥ :

60.8 15 壮大な世界観アニメランキング15位
霊剣山 叡智への資格(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (69)
366人が棚に入れました
王陸が霊剣派の仙人を目指す修行を始めてから2年の月日が経った。
新弟子たちに「下界に降りて俗世と触れるという試練を与えられ、王陸は自分の生まれ故郷に向かう。彼はたどり着いた故郷の村で、七星門の仙人が資質のないものでも仙人になれる「聖水」をお布施と引き換えに配っていることを知った。

声優・キャラクター
代永翼、山口由里子、中村繪里子、林大地

56.7 16 壮大な世界観アニメランキング16位
銀色の髪のアギト(アニメ映画)

2006年1月7日
★★★★☆ 3.3 (67)
359人が棚に入れました
300年後の未来、遺伝子操作の失敗によって意思を持った森が、人と都市を襲うようになってしまった世界で、その中でも森と比較的友好的な関係を築けている中立都市でアギトは暮していた。そこには、そのような世界であっても力強く愉快に日々を生きる人々の姿があった。アギトは、友人・カインと遊んでいる最中、偶然、ステイフィールド(永久生命維持装置)の中で眠る300年前の少女、トゥーラを目覚めさせた。運命的な出会いを遂げたアギトは、彼女に一目惚れをしてしまう。トゥーラは中立都市に滞在することとなる。彼女とアギトは愉快な仲間達と過ごしていくうちに、互いが互いに特別な感情を抱いている事に気付く。

声優・キャラクター
勝地涼、宮﨑あおい、古手川祐子、濱口優、布川敏和、遠藤憲一、大杉漣

64.2 17 壮大な世界観アニメランキング17位
重戦機エルガイム(TVアニメ動画)

1984年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (78)
339人が棚に入れました
二重太陽サンズを中心に五つの惑星を擁するペンタゴナワールドは、絶対権力者オルドナ・ポセイダルの統治下にあった。そんなある日、惑星コアムの片田舎から主人公ダバ・マイロードと親友ミラウー・キャオはダバの父の形見であるヘビーメタル・エルガイムを携え青雲の志を胸に都会へと旅立つ。それは行方不明のダバの腹違いの妹クワサン・オリビーを探すための旅立ちでもあった。突如現れそしてあっさり行き倒れた男から100万ギーンの手形をアマンダラ・カマンダラに届けるよう託されたダバは、元盗賊のファンネリア・アムや元正規軍人のガウ・ハ・レッシイを仲間に加え、盗賊や正規軍をエルガイムで退けるうちに、今の世の中は腐敗した正規軍による圧政の敷かれた世界だと知る。力による統治に反発するダバ達は、やがて正規軍と反ポセイダル勢力との戦乱に巻き込まれていく。

声優・キャラクター
平松広和、本多知恵子、大塚芳忠、川村万梨阿、速水奨、木下由美、豊田真司、堀部隆一、島津冴子

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ZZの匂いがする

ZZがそうだったように、前半ギャグで後半シリアスの展開をします。
登場するキャラも声優さんの感じもZZの匂いが凄いしますね。
音楽はいいですね。ロボのデザインもちょっと稀に見る良さだと思います。
ダンバインなどと同じ世界観ですが、それらの中で一番出来が良い作品ですね。
相変わらずライバルはいいです。かっこいいですし、ギャグもうまいことこなします。
むちゃくちゃ壮大な世界観と魅力的なキャラに支えられているため、ブレることなく最後まで続きます。ですので、あまり飽きるようなことはないかと思います。
単純に面白いと思います。今見ても面白いと思える作品だと思うので、見てみてもいいかもしれません。
富野作品の中では比較的鬱な展開ではないので、そこもある程度安心して見られるのもいい点ですね^^;

投稿 : 2020/02/22
♥ : 2

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

古いけどわりと普通に見られる。

個人的な評価だが、サンライズ制作の富野監督作品の中では、最も若いアニメ好きに訴求できそうな作品。(これがダメなら富野作品は諦めた方が良い。)

本作自身がというよりは永野 護氏のFSS(ファイブ・スター・ストーリーズ)の元ネタとしての知名度の方が高いかも。

FSSのMH(モーターヘッド)の源流となる、本作ではHM(へヴィーメタル)と呼ばれるロボット型兵器が多数出てくる。

ご都合主義的に火薬兵器や実体剣がない世界観なので、ビーム兵器の撃ち合いとビームサーベルによる格闘戦によるカッコいい戦闘となるのは本作の見所。

HMのデザインも、主人公機エルガイムをはじめ名前ありキャラが乗る専用機は概ねカッコいい。これらのメカデザインは今でも充分戦えるレベルだろう。

富野監督作品なので基本シリアスな中にちょいちょいギャグとスケベ(?)シーンが挟まれるが、これらが苦手な人にも許容できる量だと思う。

OP/EDもカッコいいし作中BGM、特に戦闘シーンのそれはかなりノれる。

ゲームのスパロボなどでもエルガイムや主人公ダバはお馴染みかと思うので、古いサンライズ作品を見るなら本作がお勧めである。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 14
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ドリーマーズ・アゲン

まず最初に本作でファンネリア・アムの声を担当されていた本多知恵子さんが先月お亡くなりになった事に謹んで哀悼の意を表したいと思います。

{netabare}今作ではガウ・ハ・レッシィの方が女性キャラとしては人気がありますが、私は一途でダバの側に最後まで付き添ったアムの方が何か好きでしたね。まあレッシィもアムとは方向性が違っただけで、一途なキャラではありましたが。

本作は永野護をキャラクター・メカデザインに起用し、これは後にファイブスター物語という傑作を作るきっかけになりました。ダンバインの脚本を一部担当していた渡邊由自をシリーズ構成に据えて、ダンバインの世界とは一変、異世界から宇宙を舞台にした物語となりました。最初こそダバとアムとレッシィの三角関係を面白可笑しく描いたり、三枚目ライバルのギャブレーの失態をギャグ調にする等、コメディ路線を貫いていましたが、レッシィがダバの下を去って以降は、ポセイダル軍との戦いをメインにしたシリアスな路線へと段々転換していきました。そのせいか前半と後半のあまりの雰囲気の違いぶりに面食らう所もありましたし、ポセイダルとの因縁を上手く描けなかったりしたり、13人衆も一部のキャラがほとんど空気だったりと、ストーリー展開に難が見られるところも実はあったりはしましたが、練りに練られた世界観と、ヘビー・メタルという洗練されたフォルムのロボットが登場する事で、従来の作品とは一線を画した雰囲気を持っていた所は評価すべき所かなと思います。そして、ヘビー・メタル自体が所謂ロスト・テクノロジー的な扱いで、昔の時代に作られたヘビー・メタルはより強力であったという設定も面白かったですね。全然関係ない話で恐縮ですが、スクウェアの『ゼノギアス』はこの設定流用してますよねw

ライトセイバーに似た武器、主人公が実は高貴な一族の出身であったり、反乱軍のリーダーに祭り上げられるといった部分から、スター・ウォーズのパクリを指摘されますが、中身は全然別物なので、うわべの外見部分だけ拝借したという見方が正しいのかもしれません。

後作品の1話タイトルが『ドリーマーズ』なのに対し、最終回のタイトルが『ドリーマーズ・アゲン』というのが、語呂遊びなのか、深い意味があるのは分かりませんが、凄く印象に残っている部分です。

ただラストは非常に勿体無いというか、ここまでやってきて最後にこういうオチか~と感じになって、前述したストーリー展開における難を最終回まで引っ張ってしまったのが残念でしたね。ダンバインと比べると、若干見劣りはしますが、設定の深さ等に驚いた箇所もあったので、全体的に見て良い作品かなとは思っています。{/netabare}

投稿 : 2020/02/22
♥ : 14

52.8 18 壮大な世界観アニメランキング18位
オズマ(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (40)
139人が棚に入れました
荒廃した未来の地球。全地球を覆い尽くす砂の海―太陽の異常活動が大気の層を破壊し、地球上の生態系に大きな異変が起こっていた。人類においては、DNA破壊により、世界各地で出生率が劇的に低下する等の異常が発生。時の政府は地球規模の「人類再生計画」を実行し、優秀な能力を保有するIC(アイディアル・チルドレン)というクローンを造り上げ、やがて、ICの統治による巨大な組織体を形成していったのだった。サム・コインは、砂賊船バルダノスを使い砂漠で交易を営む「砂賊」の一員だ。サムは今日も2人乗りの浮遊式砂上機フルクフィッシュを操り、兄の仇である謎の移動物体「オズマ」を追い求めていた。そんなサムはある日、ICが組織する軍隊「シーシアス」の砂上駆逐艦に追われている砂上ヨットを操る美しい女性マヤに遭遇する。サムは、愛機フルクフィッシュを巧みに駆り、シーシアスの砂上駆逐艦の攻撃からマヤを救出し、砂賊達のオアシス・オアーゼ港に停泊する砂賊船バルダノスに連れて帰った。しかし、甲板の上まで鳴り響く銃声とともに、砂賊船バルダノスはあっという間に圧倒的な戦力を誇るシーシアスの砂上駆逐艦に包囲されてしまう。あらがう間もなく駆逐艦の照準がバルダノスに向けられた…。

声優・キャラクター
柿原徹也、田中理恵、藤村歩、田中敦子、速水奨、黒田崇矢、藤沼健人、雨蘭咲木子、堀江一眞、小林由美子、中國卓郎、桜井敏治、たてかべ和也

69.6 19 壮大な世界観アニメランキング19位
KUBO/クボ 二本の弦の秘密(アニメ映画)

2017年11月18日
★★★★☆ 3.8 (18)
77人が棚に入れました
 三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操るという不思議な力を持つ少年・クボ。幼い頃、闇の魔力を持つ祖父に狙われ、助けようとした父親は命を落とした。その時片目を奪われたクボは、最果ての地まで逃れ母と暮らしていたが、更なる闇の刺客によって母さえも失くしてしまう。 追手である闇の魔力から逃れながら、父母の仇を討つ準備を進めるクボは、道中出会った面倒見の良いサルと、ノリは軽いが弓の名手のクワガタという仲間を得る。やがて、自身が執拗に狙われる理由が、最愛の母がかつて犯した悲しい罪にあることを知る―。

声優・キャラクター
アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、ルーニー・マーラ、レイフ・ファインズ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人形、細工に魂を宿す

吹き替え版を配信レンタル視聴。

海外制作会社がストップモーションで構築した
封建時代の和風ファンタジー世界を舞台にした冒険活劇。


西洋人が好奇の目で日本を面白おかしく取り上げた
軽薄な諸作品とは一線を画した良品だと感心しました。

万物には魂が宿っている。意志を込めれば物に命を吹き込むこともできる。
日本という対象を咀嚼し、その精神性の深い所まで掘り下げて行く。
それらを、人形やセットを多角的に、丹念に一コマ一コマ撮影して映像化することで、
キャラクターや世界観を躍動させる撮影技術の根幹と共鳴させる。

こうして始まった折り紙に三味線の音色で紙細工としての命を与える少年の冒険譚。
結果、実現した映像美には目を見張る物がありました。
人形劇の弱点である表情描写も多彩なパーツで見事に表現されていて驚かされました。
あまりにも緻密で、時々、最近の海外CGアニメは綺麗だなぁ~といった感じで、
本作がストップモーション・アニメであることを忘れてしまう程ですw


永遠は完璧で不変だが冷淡。命は不完全で有限だけど温かい。
命は尽きても、他者の思い出となって継承されていく。
物語はいつか終る。けれどキチンと締めくくることで新たな物語が始まる。

物にも命を宿すことで、去りゆく存在の形見となり得る。
灯籠に願いを込めれば、刹那、死者との再開の夢も垣間見えるだろう。
ただ、それすらも永遠ではない。形ある物はいつかは壊れる。
だが、そこからまた新しい物が生まれ、魂が宿り、想いは連綿と続いていく。
かの地では魂を持った有限の万物が語り出すことで、物語が動き始めるのだ。

本作の撮影もまた、被写体となった多数の人形、道具が、
各々受け継いだ役割を完遂し、次にバトンタッチしていく
果てしない物語のリレーにより成立しています。
こうした部分でもストップモーションと日本が
共有する精神性が伝わり、感嘆の溜息が出ました。
特にEDアニメーションにて、一つの物が次々と変化し物語を紡いで行く演出に、
その真髄が表現されていたと思います。

決してネタに困窮して、奇をてらって日本に手を出したのではない。
ストップモーションの心技を極めた先に
万物に神が宿る日本の精神性と鉢合わせた。
日本である必然性を終始感じた有意義な鑑賞でした。


私も精神を疎外し、能率を優先する現代物質文明に毒され、
墓参りとかネット墓地でいいんじゃないか?
などと自堕落な戯言をのたまう今日この頃ですがw
本作を観ていると、やっぱり命ある物は大事にしないといけないな。
祖先には感謝しなければならないな。
と日本人として正気に戻った気分になります。

1週間の平均制作尺3.31秒。制作期間94週。途方もない時間を費やしたことで、
人形やセットに取り憑いた魂が、日本人の心の琴線にも触れる逸品です。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 15

根越 詠汰 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

生まれながらの魔力を持つ少年クボ

 大昔の日本を舞台にした米国人による人形絵巻、キャラは日本人離れした顔立ちだったです。日本の村などほかの森、城などを含めどちらかというと西遊記を思い起こすような、不思議な世界観に見えたです。
 字幕上映で見たです。劇場CNでも字幕で英語の方がこのアニメをリアルに楽しめると思ったです。
 何といっても最初から最後まで三味線の音が、印象に残ったです。日本の弦はでてきたけど、秘密というかあまり全体的な存在の薄さがある感じです。

 始まりからどこか謎めいたナレーションは、いかにもKUBOが始まるという感じのものだったです。背中に赤ちゃんを負ぶった一人の女が小舟に乗り海を渡り、モーゼのように海を裂き進む姿は、真に迫っていたです。それが、クボと母親なのだが・・・・。この時からクボは、片目だったです。

 その数年後クボは、村に稼ぎに出て折り紙に命を与え、鎧武者や怪物を使って三味線を弾きながら、村人に物語を語る姿がとても良かったです。生まれ持って、妖術だか、魔法を持っているクボに神秘的なものを感じたです。にしても、折り紙でサムライをはじめ作れることは、どうやって折るのか?興味がわいたです。

 この後に起こる、クボを狙う妖怪?の出現から始めり、母の命と引き換えに木彫りのサルに命が与えられ、サルと共に月の帝を倒すための三つの武器を探す旅が始めるのです。
 途中、元サムライだと名乗るクワガタも仲間に加わるです。あと鳥でもいれば、最遊記なのだがです。
 武器の剣を手に入れるときの、巨大ガイコツと対峙する久保たちも見所です。

 進むうちに、サルの正体、月の帝と母の関係、母と父の出会い、クボ出生の秘密、クワガタの忘れた記憶に何があるのか?、三つの武器がそろうとき月の帝との対決が待っているのです。
 例え父と母がこの世にいなくても、クボの中に親子の絆は断ち切れず、最後に奇跡を起こす様は、このアニメを思わぬ結末へといざなったことが良かったです。三味線EDも良かったです。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 4

87.3 20 壮大な世界観アニメランキング20位
機動戦士ガンダムSEED[シード](TVアニメ動画)

2002年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1876)
9478人が棚に入れました
コズミック・イラ(C.E.)70年に「血のバレンタイン」の悲劇によって引き起こされた、ナチュラルを代表する地球連合軍(O.M.N.I.Enforcer)とコーディネイターを代表するザフト軍(Z.A.F.T.)の緊張は頂点に達しやがてコーディネイターのみからなるスペースコロニー国家「プラント」は、ナチュラルの国家群からなる国際機関「地球連合」に対し独立を宣言し、戦争が始まる。\n中立国オーブのコロニーヘリオポリスで平和な学生生活を過ごす学生だったキラ・ヤマトは、ザフト軍の襲撃に際し秘密裏に製造されていたモビルスーツストライクガンダムに乗り込み、撃退する。軍の最重要機密に触れたという理由で拘束されるが、その優秀なパイロット能力などから、人員不足のアークエンジェルにおける主戦力として、ストライクのパイロットを務めることになり、激烈な戦火の中に身を投じていくこととなる…。

声優・キャラクター
保志総一朗、三石琴乃、桑島法子、子安武人、豊口めぐみ、高戸靖広、井上隆之、白鳥哲、鳥海勝美、渋谷茂、千葉一伸、大川透、宝亀克寿、石田彰、摩味、関智一、笹沼尭羅、関俊彦、川津泰彦、田中理恵、西川貴教、進藤尚美

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宇宙世紀シリーズしか認めない人でも

SEED前後のガンダム作品は宇宙世紀シリーズとは異質の物が多い。
宇宙世紀シリーズ以外認めないなんて人も結構いるのではと思う。
(私もGなど設定読んだだけで嫌悪感が)
ガンダムSEEDはそんな人にもお勧めできる。

私も最初は、ガンダムが5体も出てくるのかよ、とか
美男美女の話かよ、と思っていた。
この当時のガンダム(W以降)作品は女性視聴者獲得のため
イケメンが数多く出てくるのは否定できない。
そして、やたらと「ガンダム」が強い。
ガンダムはロボットではなく人だろ?と今でも私は思っている。

そんなマイナスイメージしか持っていなかった私ではあるが
視聴開始すると同時にマイナスイメージは吹っ飛んだ。

物語の本質は初代ガンダムを髣髴とさせる。
戦争の残酷さや過酷さ、お互いの主張のぶつかり合い。
そして戦争に対する心の葛藤。
見始めは初代ガンダムに似てるとさえ思わされた。

「ナチュラル」vs「コーディネータ」という図式は
ファーストの「地球人」vs「スペースノイド」のそれに似ている。
まさに、初代ガンダムを現代風にアレンジした作りになっている。

初代ガンダムファンには嬉しいシチュエーションが盛りだくさんだ。
宇宙世紀以外にアレルギーのある方はこれを観れば
少しは抵抗がなくなるのではと思う。

また、作中の音楽がすばらしかった。
OPのインヴォークを始め名曲が多い。
暁の車はその中でも特にいい。

作画は当時にしてはがんばっていると思う。
それまでのCG作品は違和感たっぷりだったが
これはまあまあだったといえる。
使い回しが多いのは目をつぶろうw

まだ、見てない方や宇宙世紀シリーズ以外認めないって方
是非1度ごらんあれ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

当時、カガリとラクスでどっち派なんて言ってたもんだw
私はカガリ派(`・ω・´)キリ

投稿 : 2020/02/22
♥ : 26

蒼月 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

歴代アニメで堂々1位。

賛否両論あるみたいですが、私の中では歴代アニメ第1位ですね。

ガンダムの戦闘シーンはたくさんあり楽しめるし
友情や恋愛、人間関係なども深く考えてあり
青春期の主人公のもどかしい気持ちに感情移入もしやすかったです。

なんと言っても主人公のキラが強くかっこいいです。
キラが物語が進むにつれ成長していく姿も必見です。

私が見てきたロボット系のアニメは大体どこかがぬけてる(恋愛系が納得いかないものが多い)んですが
SEEDに関しては恋愛、友情、感動、涙、もどかしい気持ち、戦闘シーンなど、すべてにおいて完ぺきだと思います。

みだしたら止まりません!
全力ですすめたいアニメです。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 9

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ガンダムシリーズで最高傑作

批判もかなり多い作品ですが、キャラの魅力さ、MSの格好良さ、シナリオ、戦闘シーン、恋愛要素、音楽どれをとっても私はガンダムシリーズの中で一番良かった作品だと思います。
実際アニメ―ジュなどのランキングでもいろいろな部門で1位や上位ランクを獲得しています。
とくにSEED覚醒は見ていて楽しい演出です。
しかし、これほど賛否両論になるのも珍しい。
好きな人は絶賛してるし、嫌いな人はとことん批判してますから・・・。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 16

77.5 21 壮大な世界観アニメランキング21位
LAST EXILE ラストエグザイル(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (982)
5640人が棚に入れました
『アナトレー』と『デュシス』の2国が戦争を行い、それを超技術組織『ギルド』が調停することで成り立っている世界プレステール。
アナトレーに住むクラウスとラヴィは自分たちの父親が残した「ヴァンシップ」と呼ばれる小型飛行艇を駆使し、空の運び屋を営みながら父親たちが超えることの出来なかったグランドストリームと呼ばれる大きな嵐をいつか越えることを夢見ていた。
そんなある日、前線で戦う空中戦艦に家族からの手紙を届ける仕事を引き受けたことから、世界を揺るがす戦いに巻き込まれて行く…。

声優・キャラクター
浅野まゆみ、斎藤千和、白木杏奈、森川智之、山崎和佳奈、喜多村英梨、桑谷夏子、野田順子、半場友恵、三木眞一郎

alpine さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ロマン溢れる作品

ギルドという組織がバランスをとっている世界で
アナトレーとデュシスの2国が戦争を繰り返していた。
アナトレーの下町で生活するクラウスとラヴィは
父親が残してくれたヴァンシップ(小型飛空艇)である夢を実現する為に
ヴァンシップ組合の運び屋として日々仕事に明け暮れていた。

クラウスとラヴィがヴァンシップで大空を飛び回る正統派スチームパンク。
ギルドと二国間の問題に翻弄される登場人物達の物語とド派手な艦隊戦はものすごくロマンがあり
戦争もの、冒険活劇、空中戦が好きな人には是非見ていただきたい作品。


余談ですが…
ギルドという固有名詞は、中世ファンタジー作品によく登場する「組合」ですが
日本ではMMORPGの影響もあって「同じ目的を持つ者同士の集まり」的な意味合いで取られている事が多く
色々混同している方もいらっしゃるかと思いますが
この作品のギルドは組合というより、世界を掌握している「元老院」「上院」に近い組織と思われる。

あと、ジブリ作品と比較して辛口な評価点をつけている人が目立つのが少し残念。
「過去のジブリ=至高」という先入観を拭えないのが日本人の性なのか…。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 13

たま。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

惜しいっ!!

バトルもありますが、物語としてはラスト、世界について少しわかる世界系のお話だと思います。
美しい絵(村田蓮爾のキャラクターデザイン:私は好き)、素晴らしいCG、音楽、引き込まれる世界観で独特の雰囲気の世界を描いていると思います。
12話の戦艦バトルは必見。ちょっと鳥肌がたったのを記憶してます。
さすがはGONZO、10周年記念アニメ。ほぼ文句なし。ただ個人的には・・・ラストが・・・。きれいにまとまっているのだけども、引っ張った割にはややあっけない収束。もう少し盛り上がっていれば間違いなくアニメ史上に残る傑作となっていたでしょう。まぁまとまっただけでももちろん良作であることには変わりないのですが。個人的には物凄く惜しい作品。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 24
ネタバレ

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

快楽天の絵にだまされたおまえ!

残念、これはガチンコスチームパンクだ!(それは当時の私も)

スチームパンクが大好きな私めからすると、世界、メカ設定、キャラクターと個人的にはパーフェクツ。
OPは名曲、キャラ、メカデザイナーさん大好きです。
ヤバくなる(会社的に・・)前のゴンゾ作品。脂がのっていているとはまさにこのこと。
『良いゴンゾ』といえばカレイドスターもいいけどこっち派。
音楽もCG、作画もいい。当時は大いに話題になった。
ヴァンシップの空戦もやばい。
ただあまりにキャラとかが∀ガンダムっぽいってんでツッコミもはいりーの。観ればわかるが、まさにラピュタでターンエー。
前田さんって人、両方参加してるんだね。そりゃなるわ。


この作品が傑作と呼ばれず、マニア向けなのはその作風からだけではない。
CGをつかった華麗な作画が売りの本作品、当時のゴンゾ。
しかし中盤からウリであるヴァンシップのシーンがが少なくなりはじめ・・でもおもしろいんですよ?
それで浮かせた金とスタッフを結集したであろう後半から最終回で力尽きてしまい大ゴケw
作画以前にスタッフ間での意思疎通が不十分というか・・。
話、人物、各種設定が複雑なのがいけないんだろうけど。
幹事が仕切れなくなっちゃって各話担当部署がてんやわんやっていうのかな。
加えて、それくらいむずかしい内容なのにシナリオが最終回で突然ブーストオン!!
初見はなにがおこったのかさっぱりわからない。
監督達がどこぞの雑誌で他のことがいそがしくなったととかなんとか・・人員、予算的なサムシングも・・。
作品がいろいろ破綻を起こします。
完全なマラソンでのペース配分ミスです。
ゴンゾさんなにしてんすかww
すごく悔しいからケツだけリメイクしてください。
手直しすれば2クールモノじゃぁ相当の傑作になる。
要は、ここまで書いてきたこと以外は相当いいんです。人をえらぶだろうけど。いまだに歯がゆいというか・・。
だからファムよりは遥かにマシというか土俵が違うかね。
このちょっと転んだ感じがこの作品のチャームポイントということにしとく。

{netabare}
最終回はよく観なおせばなんとなく分かるのですが、こう・・タメがないので胸にくるものがない。
ドラマになってないのよ。
このお話の結果お前らはなにを手に入れたんだ?なにをこれからするんだ?と。
そりゃグランドストリーム突破、エグザイル、支配からの開放なんだろうけど。
その結果が抽象的にしか描かれず。
あーおもしろかったっていうカタルシスがねえの。
ファムの販促とおぼしき、作監のムラオ氏の漫画を読むとはっきりとわかるのですが。。
あのプロローグまで最終回で描くべきだった。
ここの住人さまにお勧めされて読んだんですが、
そうだよ!これだよ!って叫びたかった。

マクロスの最終回。メガロードが旅立つ話、ぱくってしまえばよかったのに・・。
てかたぶんそうしたかったし、そもそも、そういう内容の最終回だったのかもしれません。それにしては断片的すぎる。
解説ではあの麦畑は母星帰還後のシーンと語られている。
でもあとからスタッフが説明したってなんも意味ない。
とにかく実質、視聴者に結末の判断をぶんなげるという手段を使ってしまった。そういう作品じゃないのに。

そしてなにしてたんだ主人公wまさにパズーです。
龍の巣入ってそのあとは。なんもねえ。
漫画で自虐してたのがなんとも笑えるが悲しいw

ここから導きだされる結論は、ネガな部分は当時から製作側もわかっていたんだけど、お金とかの問題で思い通り作れなかった・・・だからあんな終盤、主人公の扱いにせざるをえなかったと。。。それをどうにかするのがプロなんですが、なんとか見れるモノにしてたんですね・・。文句言ってゴメンよぉ・・。
{/netabare}


余談ですが、一部の人間でしょうが、この作品の最強兵器といえば、タチアナ様です。まさに至高のツンデレ。
デレ要素が1割もなかったよな。ツンしかないかもしれん。
続編ではあんなにオトナになっちゃいましてデレ成分が増量でしたが、全盛期の本作ではちょとレズっぽい髪型、あんまりいやらしく見えない不思議なパッツンスーツから垣間見る発展途上のカラダがそそられるんです。

そんなタチアナ様の愛機、BOX買わないと手に入らないシロモノだったのですが・・ファムのおかげでプラモ?化決定
10年越しの愛が実る。
ファムのべスパも出してほしいぬ。

投稿 : 2020/02/22
♥ : 21

79.5 22 壮大な世界観アニメランキング22位
ダーリン・イン・ザ・フランキス(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (828)
3368人が棚に入れました
遠い未来。人類が荒廃した地上で生き抜くために作り上げた巨大移動要塞都市では、名前のないコドモたちが戦うことだけを教え込まれながら、毎日を過ごしていた。コドモたちの1人であるヒロは、角が生えた謎の少女ゼロツーとの出会いを機に彼女のパートナーとなり、命を懸けた戦いに身を投じることとなる。

声優・キャラクター
上村祐翔、戸松遥、梅原裕一郎、市ノ瀬加那、田村睦心、山下七海、後藤ヒロキ、早見沙織、市川蒼、石上静香、小西克幸、井上麻里奈、堀内賢雄