女子大生でオリジナルアニメーションなおすすめアニメランキング 3

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早速見ていきましょう!

73.9 1 女子大生でオリジナルアニメーションなアニメランキング1位
東のエデン-The King of Eden-ザ・キングオブエデン(アニメ映画)

2009年11月28日
★★★★☆ 3.8 (1114)
6291人が棚に入れました
ノブレス携帯のジュイス(玉川紗己子)に「この国の王様になる」ことを依頼したセレソンNo.9の滝沢朗(木村良平)は60発のミサイルを迎撃すると,忽然と姿を消した.江田一彦(丸山詠二)は責任をとって引責辞任.一方,森美咲(早見沙織)は事情聴取後に姉の森美朝子(松谷彼哉)の元へと戻り,平澤一臣(川原元幸)が新たに起業した「東のエデン」で,おネエ(斉藤貴美子),大杉智(江口拓也),葛原みくる(齋藤彩夏),春日晴男(田谷隼)らと共に働きながら,ワシントンD.C.を中心に滝沢朗の行方を捜していた.そして「東のエデン」に板津豊(檜山修之)も参戦する.一方,60発のミサイルを発射したセレソンNo.10の結城亮(森田成一)を切り捨てた,セレソンNo.1の物部大樹(宮内敦士)は播磨脳科学研究所の責任者として動き,No.2の辻仁太郎(遊佐浩二)と再接触を図る.またセレソンNo.11の白鳥・D・黒羽(五十嵐麗)も独自に動いていた.

声優・キャラクター
木村良平、早見沙織、江口拓也、川原元幸、齋藤彩夏、斉藤貴美子、田谷隼、白熊寛嗣、五十嵐麗、小川真司、玉川砂記子
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

設定と人物関係をつかめるかどうかが勝負!

東のエデン劇場版第一弾。

TV版の続きとなります。
TV版のレビューはこちら→http://www.anikore.jp/review/407277

さすが劇場版だけあって、映像が綺麗です。
特に夜景の美しさは一見の価値あり。
飛行機の窓についた露など、非常にこまかいところにもこだわりが見られます。


上映時間の制限がありますので、TV版で光ったシュールなギャグは控えめ。
それでも、{netabare}NEETがNEET論を語りながら、本気で働いてる場面は、実にシュール{/netabare}
そして、何よりの見所は、{netabare}各セレソンに対するジュイスの当たり方。

・No1に対しては、ハキハキと「最強の救世主たらんことを」
・No2に対しては、フレンドリーに「聞きたいわ」「ええ、分かるわ」「カッティングエッジな救世主たらんことを」
・No6に対しては、説教したあげく「もう少し口の利き方をわきまえた救世主たらんことをブチッ」
・No9に対しては、すごく嬉しそうに「お久しぶりですぅ!!」「今後もあなたが素敵な王子様…いえ…救世主たらんことを…」
・No11に対しては、部下っぽく「あ、あの…わたくし、何か不手際でも…?」。そしてジョニーの話題…。「私の素敵な救世主たらんことを」

この格差には笑わせてもらいました、No6に対しての扱いがとにかくひどいw

ちなみにジュイスのスペルは"JUIZ"。
ポルトガル語で「裁判官」を表します。
{/netabare}


ストーリーは、かなり密度が濃いです。
しかし、テーマ性は維持しつつ、伏線の張り方や回収も相変わらず上手い。

TV版終了時に予想していた展開も、見事に裏切られました。
ミスリード万歳ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ


問題は登場人物。

かなり多数の人物が物語に関わっている上、番号で呼ばれたりニックネームで呼ばれたりフルネームで呼ばれたりで、誰が誰だか分からなくなります。
一応説明はされているのですが、初見で全員の行動を把握するのはかなり難しいかと。

この映画とTV版だけで分かる情報は以下の通りです。
{netabare}
【東のエデン】
エデンシステム(画像認識つきツイッターみたいなもの)を作ったサークルの名前。
会社として企業する。
咲は滝沢朗を探すため、NYで単独行動中。
パンツ君のアップデートによりエデンシステムの強化。
そしてメンバー全員で、咲を誘導しつつも、各セレソンの行方を探索。
その後、盗聴、及び、ジュイスにエデンシステムを利用されていることに気づき、エデンシステムをシャットダウンさせて元いた大学へ戻る。
No11のバックアップを受け、咲と滝沢朗の2人は日本への帰路に立つ。

【セレソン】
・No1 物部大樹。ネクタイのおっさん。東のエデンの内偵を依頼。各セレソンのジュイスシステムに向けてミサイル発射。最後に男と通話。60発のミサイルを防いだことになっている。「ぎゃふん!必要ならまたやるよ」から、江田元首相と会話しているらしいことが推測される。いわゆる黒幕的発言。
・No2 辻仁太郎。VIPな帽子の人。滝沢朗にAIR KINGのTシャツを着せ、総理の息子、飯沼朗として日本に呼び寄せようとしている。日本が軍国主義になるのではと不安をあおる計画。ミサイル攻撃を受け、ジュイスシステムが破壊された描写あり。ただし、Tシャツを着せるという申請までは通っている。
・No3 北林とし子。夏バテで入院中とのこと。
・No4 近藤勇誠。ギャンブル狂の刑事。TV版で妻にさされ、死亡の描写あり。
・No5 火浦元。医者。死亡していたと思われていたが生存確認。記憶を無くした描写がある。
・No6 直元大志(エンドクレジットより)。カメラマンで、なぜかジュイスに嫌われてる男。冒頭で咲の荷物に銃器を仕込んだ人物。ビデオを撮っている。ビデオを撮りたいだけにしか見えない。最後に黒服に取り押さえられ、その後の状態は不明。
・No7 正体不明。
・No8 立原憲男。元サッカー選手とのこと。出番はなし。
・No9 滝沢朗(AIR KING、ビンテージ、飯沼朗)。記憶消去。飯沼朗として生活。NYでの記憶を取り戻す。エデンシステム内で有名人→エデンシステムを停止。NYから日本へ向かう。
・No10 結城亮。裏でひたすら滝沢朗を殺害する申請をして却下されている。いつの間にか死亡したと思われていたが、自分から携帯を破壊していたことが判明。
・No11 白鳥・ダイアナ・黒羽。イリュージョンの人。「王様になったあなたを見てみたい」と、滝沢をフォローしている。No6の行動を追跡し続け、滝沢と咲をデートに誘うように仕向けたのも彼女。結城亮を守るためか、トラックの位置を誘導して、自らミサイル攻撃を受け自爆した描写あり。黒いストールと白いワンピースで名前そのままの格好で去っていった。
・No12 Mr.アウトサイド&サポーターらしき誰かと思われてきた人物。ミサイル攻撃を受けジュイスシステムが破壊された描写あり。

ただし、各人のジュイスシステムが本当に破壊されたかどうかは、トラックの番号が確認しにくい&結城亮の件もあるので疑わしい。
{/netabare}


ちなみに途中で出てくる{netabare}「太陽を盗んだ男」という言葉。
Wikipediaによれば、
>「原爆を作って政府を脅迫する」という奇想天外なアイデアの日本映画。大掛かりなカーアクション、国会議事堂や皇居前を始めとしたゲリラ的な大ロケーション、シリアスで重い内容と、ポップでエネルギッシュな活劇要素が渾然となった作品。原子爆弾製造や皇居前バスジャックなど、当時としてもかなりきわどい内容である。
{/netabare}
…だそうです。
要するに、滝沢朗が自分をそういう人物だと認識したってことですね。

終了間際は、ついていけないほどの急展開ですが、核心にせまりそうな発言とともに終わります。
このあとどうなるのか実に気になる引き際でした!

次は「東のエデン-Paradise Lost-」で!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 33

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

TV版の続き第一弾だよ!

正直、劇場版第一弾は謎がさらに謎を生む様な展開になっていきます♪
何で劇場版2つに分けたんだろうね~って言いたい所だけど、そこはもう何言わないw

「AIR KING」と呼ばれるようになった時の人、そして現在行方不明となっている滝沢。
その滝沢の良き理解者の咲が、「君と旅した所にいます」というメッセージを頼りに旅立ちます。
そして、一般市民に浸透した東のエデンシステムを使いながら、セレソンゲームから滝沢を助け出そうとする仲間達。

そんなこんなで次いってみよ~

投稿 : 2024/03/23
♥ : 20

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

安定感抜群の繋ぎ役(●´∀`●)b

TVアニメの続編を描いた劇場版1作目。
劇場版の前編という位置付け、82分作品。

2万人ニート失踪事件や迂闊な月曜日等から半年。
失踪中の滝沢 朗を探し求める森美 咲はニューヨークに降り立つ。
この物語冒頭からセレソンの策略が網を張っている展開は
さすが『東のエデン』。スリル満点のスタートです(*´∀`*)

ストーリーや世界観は変わらずでTVアニメ同様のサスペンス感。
登場人物もそれぞれのポジションで存在感を示し魅力的でした。
お気に入りのJUIZも色々と活躍を見せてくれますw

完結編となる劇場版2作目に繋がる大切なパートを
安定感抜群にまとめてくれています。
続編となっているのでTVアニメの視聴は必須ですが
視聴して損のない作品ですので「まだ見てないよ」という方は
チャレンジして頂けたらと思います(´ー`)

ちなみにJUIZ役の玉川紗己子さんの旦那さんは
ガンダムのシャア・アズナブル役で有名な池田秀一さんです。



《キャスト》

滝沢 朗(CV.木村良平)
森美 咲(CV.早見沙織)
大杉 智(CV.江口拓也)
平澤 一臣(CV.川原元幸)
葛原 みくる(CV.齋藤彩夏)
おネエ(CV.斉藤貴美子)
春日 晴男(CV.田谷隼)
板津 豊(CV.檜山修之)
Mr.OUTSIDE(CV.有川 博)
JUIZ(CV.玉川 紗己子)


《主題歌》

OP
『Invisible』/LEAH
ED
『light prayer』/school food punishment


【2014 08/28 レビュー投稿】
【2017 05/04 レビュー加筆】

投稿 : 2024/03/23
♥ : 50

68.8 2 女子大生でオリジナルアニメーションなアニメランキング2位
ID-0(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (264)
1033人が棚に入れました
Iマシン―― それは極限環境での作業を行う大型ロボットの総称である。
連盟アカデミー学生のミクリ・マヤはIマシンを使用中に事故に巻き込まれるが、
Iマシンに乗り海賊同然のオリハルト掘削を行うエスカベイト社の宇宙船に助けられ、
その一員として働かされるはめになる……。
かつて『無限のリヴァイアス』『スクライド』を生み出した
『コードギアス 反逆のルルーシュ』の谷口悟朗監督と、
『機動戦士ガンダム00』の脚本・黒田洋介が再びタッグを組んだ『ID-0』は、
深宇宙の彼方を舞台にした、かつてないロボットアクションだ。
 アニメーションキャラクター原案は『LAST EXILE』の村田蓮爾、
メカニックキャラクターデザインは『機動戦士ガンダム00』の海老川兼武が手がける。
制作はセルルック3DCGの表現で高い評価を得るサンジゲン。
フル3DCGで表現される、キャラクターとIマシンの魅力、
誰も見たことのない深宇宙のスペクタクルな風景は本作の見どころだ。
 一癖も二癖もあるメンバーの中で過ごしながら、マヤは“人間”とは何かを知っていくことになる。

ー失くした記憶に潜むのは、希望か絶望かー

声優・キャラクター
興津和幸、津田美波、松風雅也、大原さやか、小山力也、金元寿子、小澤亜李、皆川純子、上田麗奈
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正解するイド

4話までの感想
{netabare}最初はダイバージェンスイヴみたいに難しい話なのかな?と思ったらそうでもないみたいでひと安心。
そして見続けること第三話でちと違和感が。
なし崩し的にマヤは海賊に協力することになってしまったけど、3話目にしてナビ?役をやってて馴染むのが早すぎのような?
もしこれが枠を4クール取っていたら、マヤは軍に保護されるのを目論んで海賊たちを裏切ろうとするエピソードを入れたハズ。
う~ん、けど他に描きたいネタは山積みみたいだし、そっちを優先させて泣く泣くカットしたんだろうなぁ…と思うとマイナスポイントにしてしまう気にはなれない。
と思ってたら次の4話、捕虜としたアマンザ中尉がその位置に。
おお、やっぱりコレだよ、「協力してもらう分には心強いけどいつ裏切るか分かったモンじゃない」、イデオンでいうギジェ的ポジションが同乗してこその犯罪宇宙船モノよね~。
といいつつ通信可能宙域に出たらすぐに下船しそうではあるけど。

とりあえずマヤが海賊に馴染むまでの間をスッ飛ばしてでも描きたかったであろうエピソードはこれから。
イドや謎の少女の正体やら敵の目的やら、それとニューリンク…じゃなくてトランスシステムだっけ?それも単に人命の安全ってだけではなさそう。
ちゃんと風呂敷畳んでくれればいいけど、果たしてどうなるのかなー。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
面白かった。
面白かった、が、雰囲気で誤魔化されて細かい部分の理解は不十分のままだったり。
一番分からないのはアリスの病気、意識が拡散するとかなんとか、どういうこっちゃ?
それとこの世界におけるクローン+マインドトランスによる個の不死化は完全ではないらしい。
普通の人間は記憶の継承が30%落ちるそうな。
それを理由に(劣化しない記憶継承方法の研究を名目に)アダムスはスポンサーを得てたっぽい。
これは人間の意識を抽出(データ化・バックアップ)する段階で100%ではなくなるのか、ツルツルの脳味噌(または別個体)に意識を乗せる時に「馴染まない」のか。
リックはどうやら前者っぽいのだが、ケインの場合は肉体が特別(常人とは違う天才の脳味噌と解釈してる)で劣化を起こさないみたい。
ど、どっちなんだ?
10話でイドがケインの肉体(クローン体)に戻された時に記憶を一部戻したので両方?
これが分からないのであらすじめいたものを書こうと思ったけど無理だと諦めました。
スタッフはちゃんと考えてるし調べれば分かるんだろうけど、あくまで作中からの情報のみで理解したいところなので調べる気力沸かない…。

それと2話冒頭のケインのプレゼンシーンでは「(意識データは)移送前にバックアップしてるので万が一アイマシン(ロボ)を失っても意識データを消失することはありません、作業中のちょっとした記憶が失われるだけです」と言ってるのだが、それを生かした展開(ロボが破壊されてそっちの方で取得してた記憶が飛ぶ)はありませんでした。
てっきりやると思ったんだけどね。
そうそう、やらなかったといえば「危機的状況からの脱出策をマヤが思いつくとイドも同じことを考えてた」って展開が序盤繰り返されるので、じゃあ最後はイドも思いつかない作戦をマヤが打ち出すのかな?と思ったらそれも無し。
マヤはあくまで「この世界で何が起きてるのか」の傍観者であり主役ではなかった…視聴者の代わりとしてそういうキャラが配置される作品もあるのは知ってはいるけど、それにしちゃあ前半妙に中心っぽく扱われるので紛らわしい。

と、先に不満に思う部分を書いてしまったけど、逆に言えばツッコミどころはその程度で、全体からしたら非常に良作です。
一番感動したのは最後、イドがラジーブ側の世界に行きかけたのを「お前はケインじゃない」とアダムスに否定されて戻って来れた所。
自分的にはマヤの呼びかけよりもそっちのが決定打に感じて…否定されることで(イドとしての)アイデンティティが確立するとか、なかなか粋じゃな~い?
それと先に分からない所を書いたけど、複雑な設定の割には理解しやすいように気を使ってたのも感じます。
10話なんて前半は記憶を戻したイドと情報の刷り合わせとして、後半はマヤを目撃者として子安が丁寧に丁寧に解説してくれます。
何もそこまで…と感じなくはないけど、こうでもしなきゃ12話に収まらなかった事情もあったのかも?
あとキャラの声は人格に合わせて声優を充ててました。
複雑にしようと思えば肉体準拠にすればいいし、むしろそっちのが自然だと考えると、これも気を使ってくれたんじゃないかなーと思ったり。
逆にこれだけ親切に尽くしても先の2例(アリスの病気とクローン継承の件)の解説は詰め込めなかったかー。

やっぱり記憶喪失ネタをやるのであれば、喪失前の人格と喪失後に新たに形成された人格、両者には違いがあってそれが明らかになった時、本人や周囲はどう戸惑うか・葛藤するか、そして納得させるかを見せるのは重要だと思います。
これはそれがちゃんと描かれてたんじゃないかな。
一応書いておくと記憶喪失前のイド…ケインはオリハルトには物凄い危険性があると予知しつつも研究を優先してそれを隠していた。
そのうちオリハルトは人類の生活には欠かせないまでに普及したところで研究仲間のアダムスに危険性とそれを隠してたことを知られる。
その危険性とは人類の90%が死ぬって内容で、なんで隠してたんだとアダムスに問い詰められてもケインは「90%死ぬ程度いいじゃないか」と返すマッドサイエンティストっぷり。
更にはアリスはアダムスにとってはお荷物としか感じてないだろうと思ってたり、まぁ兎に角極悪人、ってかサイコパスっていうの?
一方、そんな人間が記憶喪失起こして(させられて)新たに形成された人格のイドは仲間思いのイイ奴…なハズ。
かつて助けられる確率7%で「見捨てられても仕方ねーや」ってところを助けに行ったことがあるらしく…なんだけど、このエピソードのせいで余計にマヤの存在理由が薄くなってしまったような?
マヤと会ってから真人間になった訳ではなくなってしまうので。

アダムスは性格破綻者のケインに激怒しつつもその才能に嫉妬というか羨望してる部分があって、更には英雄志向持ち、これはケインに対する劣等感からそうなったのかも?
オリハルトの危険性を知りながら人類を何とも思ってないケインに、当時はまだ研究段階だったマインドトラストを行ってケインを流刑送りにする。
ケインはケインで「万が一のために」意識を避難させるIマシーンを秘密裏に作ってて、それがのちのイドのボディとなる。
このボディの制作秘話みたいな話も見てみたかったなぁ…何十年も前のロボなのに現行の軍のロボと性能は遜色無いみたいだし、設計すればあとは勝手に機会が組み立ててくれるのかエンジニアは必要なのか…後者だったら口封じに始末したのかな?とか。
ここら辺の「え、掘り下げずに先行っちゃうの?うわぁ勿体無い」と思わせるのは同監督が次に作った“リヴィジョンズ”に通じる。
そういうハッタリを利かすのが上手いだけなのかも知れないけど、2クール以上かけてじっくり描写して欲しかったと思わせるのが上手い。

最後はラジーブ(既に滅んだ異星人文明の置き土産、オリハルトを回収せよとプログラミングされててそれを実行してるだけ)のプログラムを身と呈して書き換えて英雄にならんとするアダムスに対し、別の回答、映画ウォーゲームみたいに学習させて手を引かせる方法を示すイド。
繰り返しになるけど、ここでアイデア出しするのがマヤだったらもっと良かったと思うんだけどなぁ。
よく突っ込まれてるソーラン節だけど、自分は本当はヨイトマケの唄のような炭鉱夫の歌を入れたかったけど権利だなんだでダメで渋々差し替えたのかな?と思ってて。
ってことで自分は良いとも悪いとも言えない感じ、真相は知らないけどねー。
けど漁の歌ってのはやっぱりなんか違う気がする、いくらラジーブが最後サザエみたいな形になったからといっても、ってかソーラン節に合わせてサザエ型になるように設定したように見える。


総評
リヴィジョンズを見た後、そういえばこっちの感想が途中までだったわと見返したのだけど、やっぱり共通する部分多いですね。
リヴィジョンズの主人公の性格はアダムスと通じるんじゃないかな?ってかアダムスをより深刻化させたのがリヴィジョンズの主人公か?
そして一番強く感じた共通点は「2クール以上やってくれよ」。
掘り下げたら面白そうな設定が沢山あるのに、それをスルーして話を完結させられた印象。
完結しないよりは全然良いのだけど、どうしても勿体無いって感情が湧き上がる。
ホント勿体無い…悪く言えば設定過多になるのかな?
SF好きなら見て損は無いかと。{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 9

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

オリハルトとかいう鉱物…(ちゃんとSFだった)

アレ、絶対なんかアカン奴や…!
設定とストーリーに、古典SFっぽい匂いを感じる。これは、観よう!

2017.4.19追記:
2話目まで視聴。この、直接的な説明じゃなくて会話の内容や絵で設定が見えてくる感じは凄く良いですね。作画で「けものフレンズ」がダメだった人にも大丈夫そうだし。事前チェックはしてなかったけど、次回が楽しみで仕方がない(笑)!

…まあ、あんな風に流行るわけではないと思いますが。

2017.6.26追記:
久しぶりに「SFアニメを観た」という満足感を得ました。わかりやすい異星文明との接触ではありませんでしたが、広い意味で「ファーストコンタクトもの」でしたね。ううむ、宇宙は広い…(笑)。

一部のIマシンのデザインがやや痛々しかった気もしますけど、それはストーリーにはあんまり影響しないのでまあいいです(笑)。

Iマシンの設定としてMT技術を前提にしている以上、人型ロボットであることにも必然性はありましたしね。

本当の意味で危機が去ったんだか去らなかったんだかはハッキリしないという終わり方も、その後のストーリーを想像する余地や続編を作る可能性を残していて良かったです。

本編とは直接関係ないはずなのですが、Blu-ray&DVDの宣伝という名目(笑)のあの謎のクイズ形式CMは面白かったです。円盤の映像特典に「PV&CM集」って書いてあるから、あれも入ってるのかな…?

ハヤカワ文庫JAからノベライズ版も出てるようですが、これはアニメだけ観れば満足ですかね…。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 40

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

スタイリッシュジオロジスト

オリハルトを求めて宇宙を駆ける民間鉱物掘削業者エスカベイト社。
冤罪により泣く泣くエスカベイト社で働くようになったミクリマヤがヒロインです。
個性的な社員が集うエスカベイト社でひときわ異彩を放つ主人公イド。
この記憶を失ったエバートランサーの過去を軸に物語は加速します。

エスカベイト社で活躍する個性的な人材が楽しい。
様々な経歴、様々な性格を持つ彼らは一癖も二癖もあります。
そんな彼らの言葉のキャッチボールがスピーディかつウィット。
こんな会話、大好物です。

魅力的なのはくるくると表情を変えるミクリマヤ。
素直でやさしい性格をもつ宇宙地質学専攻の学生です。
破天荒な登場人物に一歩も引かない度胸を持つ彼女。
唯一の常識派は、無論ツッコム役満開です。

一粒で二度おいしいクイズ形式のCパート。
難解用語を多用するアニメ世界観を学びつつ、超笑えます。
名司会者はご存知ミクリマヤ。
手を変え品を変えボケを連発する回答者に間髪を入れずツッコみます。
そのテンポあるやりとりがファニー&スタイリッシュ。
ジャジャ、チッチッチッチッ、ピポーン、ブー
ミクリマヤの絶叫、困り顔、あきれ顔そしてキョトン顔・・・・・癖になります。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 27

62.5 3 女子大生でオリジナルアニメーションなアニメランキング3位
Phantom in the Twilight(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (81)
375人が棚に入れました
イギリス・ロンドンにある、夜しか営業していない謎めいた喫茶店「カフェ・フォービドゥン」。イケメン揃いのその店の従業員には、大きな秘密があった。紅茶を愛する吸血鬼、陽気な人狼の料理人、無口なキョンシーのウエイター。そう、彼らは人の社会に暮らす、人ならざるものだったのだ。その「カフェ・フォービドゥン」に、ある日、ひとりの少女が迷い込んでくる。彼女の名は、バイルー・トン。なんと、彼女の曾祖母は「カフェ・フォービドゥン」の初代オーナーで、伝説の術者だった! トンが巻き込まれたトラブルに「カフェ・フォービドゥン」の面々が関わる中、彼女とイケメン従業員たちとの間に様々な絆が生まれていき...... 。

声優・キャラクター
花澤香菜、櫻井孝宏、岡本信彦、杉田智和、山下大輝、諏訪部順一、小山力也、石見舞菜香、小野友樹、堀江由衣、鳥海浩輔、乃村健次
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

予想以上に楽しめました!

アニメオリジナル作品。

第1話視聴後は、正直、「逆ハーレム系アニメかな?」くらいにしか思っていなかったけど・・・。
第2話視聴後の感想は「意外と面白いじゃないか!」
以降、最終話までしっかり楽しめました。

ヒロインが中国人設定なのは斬新というか何と言うか(笑)。

舞台は現在のロンドン。
ひょんなことから、『カフェ・フォービドゥン』にやってきた中国人留学生のバイルー・トン。
ところが、『カフェ・フォービドゥン』にはいろいろと秘密があって・・・。
{netabare}『カフェ・フォービドゥン』の初代オーナーは、トンの曾祖母のシャー・リージャン。
『カフェ・フォービドゥン』のリーダー・ヴラッド・ガーファンクルはヴァンパイア。
キッチン担当のルーク・ボーエンは人狼。
ホール担当のトウリュウはキョンシー。
あと、正体不明のウェイン・キングって少年(?)もいる。{/netabare}

豪華な声優陣の名演が光る作品でもある。

ところで、今期、花澤香菜さん主演の作品を、何作品見たんだろう?

【ひとりごと】
同クールで、{netabare}ヴァンパイアと人狼{/netabare}が揃って登場する作品を2つも視聴する羽目になるとは!
しかも、どちらも、{netabare}人狼の兄弟が物語の一つの軸{/netabare}になっていて、どちらもヒロインが{netabare}好奇心旺盛でお転婆で、しかも可愛い{/netabare}・・・。

その上、どちらも面白い作品って!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 14
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