2017年度の学園祭おすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2017年度の学園祭成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月29日の時点で一番の2017年度の学園祭おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.8 1 2017年度の学園祭アニメランキング1位
セントールの悩み(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (246)
967人が棚に入れました
【姫】こと君原姫乃は、【人馬(ケンタウロス)】の形態をした女子高生。この世界の人類は、現実とは別の進化をたどっており、【翼人】【竜人】【長耳人】【角人】【牧神人】【人魚】【人馬】といった形態に分かれています。そんな様々な形態をしたクラスメイトの少女たちと、楽しい高校生活を送っていく人外娘たちの日常コミックが原作。

声優・キャラクター
桑原由気、深川芹亜、白石晴香、鎌倉有那、綾瀬有、桐生朱音、宮島えみ、黒木ほの香、大泊貴揮、本橋大輔、矢野智也
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ピュアリーモンスター

原作未読。最終話まで視聴。

亜人(というよりモンスター)娘の日常+αな作品。

『両手足+背中の羽根』のキャラデザはほかの作品でもよく見かけるし、あまり違和感を感じなかったけど、姫ちゃんの人馬スタイルは最後まで馴染めなかったです。
(っていうか、人馬って裸足なんだ・・・。って思った)
姫ちゃんは可愛かったですけどね!

物語として面白い回(日常回orコメディ回)は良かったです。
それなりに楽しめました。
{netabare}(第4話の、女子高生がお互いの股間を見せ合う話は少し引いちゃいましたけどね・・・){/netabare}

何かよくわからない回(シリアス回ともちょっと違う気が・・・)は正直、意味不明で、少し残念でした。

委員長の家の3姉妹(千草・千奈美・千穂)は面白可愛かった。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「人間だけど人間じゃない」娘たちのキュートな日常…

この作品の原作は未読ですが、キャラデザからモン娘的臭いを感じたので視聴を決めた作品です。
でも放送開始早々、ふと感じたことがありました。

この作品のアニメーション制作はHAOLINERSなんです。
HAOLINERSといえば、「Spiritpact」や「一人之下 the outcast」のような中国発の出生が謎に包まれた無双系…或いは「銀の墓守り」や「縁結びの妖狐ちゃん」のような血の繋がりを大切にする作品を輩出するイメージを強く思っていました。

でもこの作品はこれまでの作品と明らかに毛色が違います。
それだけじゃありません…HAOLINERS枠の放送でもなければキャラデザも悪くないし何より面白いんです。
正直謎だと思っていました。
でも、完走してレビューを書くためにwikiをチラ見してようやくこれまで抱いていた謎が解けました。
この作品…もとは日本のコンテンツでHAOLINERSが制作を請け負っていたんです。
だから総監督は「蒼の彼方のフォーリズム」や「えとたま」を手掛けられた追崎史敏さんでその他のスタッフ陣も日本人が勢揃い…
決して中国発の作品が面白くない訳ではありません。
ですがクオリティは流してきた血と涙の量に比例すると考えているので正直差はあると思っています。
それに日本人ならではの風習や考え方も自分に合っているので…

この物語は女子高生の日常を描いた作品なのですが、ポイントは様々な人種が入り混じって生活していること…
肌の色が違う…というレベルではなく、人馬・竜人・翼人といった根本から違う方々が共生しているんです。
そして人種差別が法律違反になる事から人種間の争いもなく皆平和な日々を謳歌しています。
だから殺伐とした雰囲気は微塵も無く、とてもほのぼのとした雰囲気が感じられる作品です。
そして、このほのぼのとした雰囲気はとても心地よく感じられるのですが、この作品の持っている武器はそれだけではありません。

この作品の盾と矛に匹敵するのが笑いと可愛らしさだと思っています。
登場人物はいつだって一生懸命…だけど、それが逆にクスッと笑える時ってあると思います。
この作品の笑いはそういう類です。
そしてもう一つの可愛らしさ…人馬である主人公の姫を取り囲む高校の友達は皆さんそれなりに可愛いと思いますが、私にとって核爆弾に相当したのが姫の翼人の友人である三つ子の妹たちでした。

別に三つ子の妹…ちぐさ、ちなみ、ちほが保育園児だったから、という事は断じてないんだからねっ…
息のピッタリ合った年相応の言動が堪らなかっただけなんだから…
こんな言い訳が思わず頭をよぎるほどの存在…
好奇心旺盛で、元気一杯で、お姉ちゃんが大好きで…
そういう意味からすると、姫の従妹の紫乃も三つ子の妹と同格だったかも…

何をするにも全力投球で言動が素直で裏表がなくて…
人間幼い頃は誰だってそんな感じだった筈なんですが、年齢を重ねていくうちに幼い頃の面影はどこへ行ってしまったのやら…
生きていくために必要なこと…だと思います。
人は必要に迫られながらどんどん変化していきます。
今の自分はどっちを向いて変化しているかは分かりません。
けれど、願わくば退化ではなく進化であって欲しいと思っています。

声優陣は若手を中止に実績のある方を織り交ぜたような布陣です。
山賊の娘ローニャのローニャ役、あんハピ♪の雲雀丘瑠璃役を演じた白石晴香さん…
灼熱の卓球娘の出雲ほくと役、小林さんちのメイドラゴンのトール役を演じた桑原由気さん…
ハイスクール・フリートの宗谷ましろ役、風夏の秋月風夏役を演じたLynnさん…
因みに三つ子役は大図書館の羊飼いの小太刀凪役、響け! ユーフォニアム2の鎧塚みぞれ役を演じた種崎敦美さんでした。

日常を描いた作品なので展開に抑揚はありませんが、日常ならではの良さがしっかりと感じられる作品だったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ピュアリーモンスターさんの「教えてダーウィン」
エンディングテーマは、亜咲花さんの「Edelweiss」
どちらの曲も大好きでした。
でもより心を惹かれたのはオープニングでした。
マイナー調のサビのメロディとか私にとってのストライク…
誰が作ったんだろう…と思って調べてみたら志倉千代丸さんでした。
そっか…いとうかなこさんを彷彿させる曲調にも納得です。

1クール12話の物語でした。
物語上、きっと1クールで終わるんだろうな…と思って見ていましたが、いざ実際に終わってしまうと寂しさを感じてしまいました。
毎回の視聴が楽しみでしたから…
もし続きが制作されるなら絶対に視聴したいと思います。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 13

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

OP前のアイキャッチだけがマイナス。心に刷り込まれた負のイメージ

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:ハオライナーズだが、中華臭は一切ない。ハオライナーズで-1、中華臭がないので+1
期待度:★★★

これって、ハオライナーズが作成してんの?結局ほかの中華駄作達と明らかに一線を画したクオリティーなんですけど。。

そういった背景に全く疎いのですが、そういったの度外視してみてもかなり面白い日常系になっているのではないかと思います。

モン娘よりも全然こっちの方がいい出来。

途中女の子同士で股間見せ合ってるのだけはかなりドン引きしましたけど…

後、途中ちょっと政治色が出てきたときはひやひやしましたが、ああいった主張的なことはせずやわらかーい雰囲気で通してほしかった。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 14

69.8 2 2017年度の学園祭アニメランキング2位
風夏(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (427)
2130人が棚に入れました
両親がアメリカへ行くことになり、姉妹と一緒に暮らすため東京の高校へ転校生てきた榛名優。
内気で人付き合いが苦手な彼のコミュニケーションツールは、もっぱらツイッターでのやりとりがメイフィールド。
引っ越してきた街を散策していた優は、ツイッターのチェック中に目の前に現れた少女、秋月風夏とぶつかってしまい……。

内気で人付き合いが苦手な榛名優と、不思議な魅力を持つ少女、秋月風夏。
2人の前に現れる優の幼馴染、氷無小雪。

音楽が紡ぎ出す新たなラブストーリーが今、始まる――。

声優・キャラクター
Lynn、早見沙織、小林裕介、小松未可子、斉藤壮馬、興津和幸、高橋美佳子、大西沙織、本渡楓、日笠陽子、沼倉愛美、三橋加奈子、中村太亮
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

風を呼ぶクライマーズ・ハイ!

原作コミックは未読。

音楽&恋愛アニメという定番設定に興味はありながらも、
原作改変など、あまり良い評判を聞かず、視聴を躊躇していた作品。
これは原作あまり知らないまま挑んだ方が幸せになれるのかもしれない?
と色々と情報を遮断した上で視聴したのが良かったのか、
私は結構楽しめました。

観終った後、原作のあらすじだけ拝見しましたが、
コミック版は波瀾万丈なようですね。
興味はありますが、アニメ先に見て、あのストーリーは、
読むのに相当覚悟が要りそうです。気持ちが落ち着いたら検討しようと思います。


アーティスト活動は単にキャッチーな曲を
リスナーに売り付けるだけのビジネスに止まらない。

一つの音楽が聞く者の心に風を巻き起こし、
同じ歌に感化された者同士が出遭い、
それがさらなる伝説の始まりとなる……。

視聴当初、本作のヒロインたちはいかにも非実在少女だと感じられ、
いくら主人公少年が不器用でも一生懸命な男であっても、
こんな夢のような三角関係、リアルに成立したら爆発してしまうだろうw
(但し、炎上はしていましたがw
もっとも私としては、{netabare} ゴシップネタで火遊びばかりしているゾンビ共に、
一発かましてやっただけでも本作は得点が高いですw{/netabare})

と、こんな感じで、マンガだなぁ~と遠巻きに眺めていましたが、
アニメと共に流れる心地よい楽曲群に身を委ねている内に、
受け継がれるロックの伝説を表現するなら、
チマチマとリアリティを追求するよりも、
これくらい思い切った展開で良いのかもしれない。
と徐々に軟化する頃には、私もすっかり引き込まれていました。


全編通じて、夢を叶えるには、想いを遂げるには、
時に他人を巻き込むし、迷惑かけなきゃいけない部分もある。
という人生観が繰り返されていた印象のシナリオ構成。

そもそもロックなど嫌いな人間が聴けばただの騒音。
いちいち世間体気にしてちゃ、何も実現できやしない。
そう言わんばかりに、どんどん押し通して来ます。

リアリティから離陸できていなければ、
身勝手なキャラの言動にイライラする所なのでしょうが、
私の場合はロックな風に乗っていたのか、不思議と清々しさの方が上回りました。
これも音楽パワーで強行突破したと言えないこともありませんが……。

とにかく歌のパワーを随所に感じられたノレる恋愛アニメでした。


この流れで、特に私の心を掴んだ楽曲は、
“活動休止中の伝説のロックバンド”HEDGEHOGS(ヘッジホッグス)のロックンロール。
その中でもOP曲でもある「Climber's High!」がお気に入り。

主人公らに語り継がれ、歌い継がれて、青春の嵐を巻き起こしていく……。
私のハートにも確かに熱い風が吹き抜けて来ました。

そんなHEDGEHOGSのボーカル役を担当したのは沼倉愛美さん。
『アイマス』では響推しの私としては、CVぬーさんの歌声には、
千早(CV今井麻美)さんに匹敵するアーティスト性を感じていたので、
本作で彼女が歌手としても順調に
キャリアを積んでいることが確認できて嬉しかったです。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この大冒険…個人的には嫌いじゃありませんでした…

この作品の原作は未読ですが、アニメ化された時の反響が大きかったので良く覚えています。
それに、この作品に登場する「風夏」は「涼風」に登場した秋月大和と朝比奈涼風の娘…
そして声優さんはLynnさん、はやみん、小林裕介さんと旬なメンバーで構成されている…
これで盛り上がらない訳がありません。
視聴が楽しみな作品の一つでした。

でも、アニメ化の発表と同時に拡散した噂の中には、物語の行方を決定付ける悲しい…なんて言葉じゃ全然足りないような出来事が起こる、というのもありました。
本当は物語の核心となるコアな情報は極力入れずに視聴するのが私のスタイルですが、この作品では既に脳内インプットされてしまったので、そこに辿り着くまでの過程を含めて視聴しようと考えていました。

物語は主人公である榛名優が秋月風夏の通う学校に転校してくるところから始まります。
人との付き合いをあまり得意としない優は、いつもスマホに向かってばかり…
確かにスマホの中ではどんな自分にだってなれる…そんな場所だから当然居心地も悪くありません。
だからどれだけ自分を曝け出しても…どれだけ自分の素を出さなくても良い場所…
逆にそんな場所の方が自分の本音を言いやすいのかもしれません。

そんな優にとって革命の日となった出来事…それは転入手続きのため訪れた学校の屋上で秋月風夏に出会ったこと…
彼女を一目見て思ったのが「お母さん似」だという事…
高校の時の涼風も可愛かったですが、風夏は涼風に輪をかけて可愛い…というのが第一印象でした。
出会い頭のハプニングはお約束…という事で。

物語の進行に伴って気持ちが強くなったのは、とにかく風夏ちゃんが良い子であるという事です。
いつも元気で真っ直ぐで…
何より自分の気持ちを物凄く大切にしていて絶対に流されない…そういう芯の強い子は個人的に大好きです。
そして風夏ちゃんの元気は伝染するんです…一番変わったのは間違いなく優だと思います。
だって一人で携帯に向かっている時間が激減したから…

でも激減した一番の原因は、「バンドを組んでライブをやる」というメンバー共通の目標ができたから…
私も高校時代にはバンドを組んでいたので、音楽の楽しさは知っているつもりです。
部屋で曲の練習をしている時は正直あまり好きじゃありませんでした。
音量を絞らないと近所迷惑になるし、音が一つしかないから薄っぺらだし…
もちろん練習しないとみんなの足を引っ張るし、今まで出来なかった事が出来た時は素直に喜べたんですけどね…

でもバンドの楽しいのはみんなで音を合わせる事…
私の担当はギターだったので、ベースの音、ドラムの振動、キーボードの音色に歌が乗ると音の深みが一気に増すんです。
スタジオの独特な雰囲気もやる気を後押ししてくれた気がします。
振り返ってみるとライブの回数も片手くらいでしたが今でも良い思い出になっています。

少しレビューから逸れてしまいました…
音を合わせる楽しさ…この魅力は魔物なんだと思います。
一度憑りついたら…まるで中毒患者の様に諦められなくなる…
それに、バンドの中に光る宝石があればなおさらです。

The fallen moonの宝石は何といっても風夏ちゃんの歌声で決まりでしょう。
Lynnさん歌上手すぎるんですけど…
Lynnさんメチャメチャ恰好良いんですけど…
曲も歌詞も恰好良い…だけどそれだけじゃないこのバンドならではの魅力を引き出していたのは間違いなく風夏ちゃん…

だから回を積み重ねるたびにどうしても思ってしまいます…
なぜみんなで一緒に歩んだ先に待っているのが絶望なの…?
誰も…何も悪い事なんかしていないのに…

でもこれまでだって胸を痛めてきた人がいない訳じゃありません。
気持ちが伝えられないから思いを歌に込めてきた…
言葉にはできない気持ちも歌でなら届けられるかもしれない…ううん、届けたい…
思い続けた時間の長さなら絶対負けていないのに…
一緒に夢を叶えようって約束したのに…

全てを上手く…なんてできなかったけれど、一番根っこの大切なところで作り手の皆さんは大冒険をしてくれたと思います。
当然賛否両論…意見が飛び交っていましたが、この反応は当然だと思います。
でも個人的には嬉しかったです。
だって、もう十分にこの作品から悲しみを受け取っていましたから…
これ以上の悲しみはもういらないと本気で思っていましたから…

オープニングテーマは、沼倉愛美さんの「Climber's High!」
エンディングテーマは、中島愛さんの「ワタシノセカイ」と氷無小雪の「雪花火」
原作者の瀬尾さんは、今回作詞を担当されていたようです。
この作品に対する意気込みが感じらえる気がします。
一方、カラオケではオープニングにチャレンジしてみました。
沼倉さんの曲といえば、「魔法少女育成計画」の「叫べ」で撃沈したのが記憶に新しいです。
歌詞の曲への乗せ方が独特で、中々タイミングが掴めないんですよね…
今回は前回より聴いたつもりだったんですけど、やっぱりイマイチでした。
こういう曲を恰好良く歌えたら良いのに…

1クール12話の物語でした。
初めから1クール作品を見据えていたと思えるくらい、しっかりと1クールの中で纏まっていたと思います。
作画も綺麗で好感が持てました。
アニメーション制作は「ディオメディア」さん…
直近では艦これ、迷家、ガーリッシュナンバーなどを手掛けられています。
どれも綺麗な作画の印象が強い作品ばかりです。

もし、次があるのなら原作を忠実に再現するバージョンも見てみたいと思いました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 21

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

やっぱマンガ原作はすげーな!おもしろい!

数年前、原作漫画本の表紙絵にひかれて買いたくなったんだけど、
もうマンガ本買わない!って決めてた気になっていた作品。
いつのまにかアニメ化。

とうとう見ることができましたが、絵がどストライクだけじゃなかった!
ちゃらい恋愛アニメとか目じゃないですね この作品背景と展開は。
すごく引き込まれていきます!

女の子キャラがすごく魅力的なんですが、物語自体の中では女の子の割合はすくないです。女の子キャラ多いほうがいい!って最近のアニメで勘違いしてました。。全然ちょいエロに萌えるし、ドキドキできる!
心理描写も楽しませて視聴させてもらっています。
最終話までいっきに見ちゃいそう

そして原作漫画も買っちゃうかもしれないっ!!

★2017.5.22見終わったので追記
やはり一気に見ちゃいました。よかったです!ちゃんと終わるカタチで終わってくれたからよかったです!

しかし、恥ずかしながら、以前好きな感じのアニメだなーと思って、
録画したまま、見るのいつでもいいや!って見てなかった「君のいる町」、「涼風」と同じ作者さんだったと初めてwikiで知りました。。はずかしすぎてごめんなさい、、(マンガ離れするとわからんです;;)

けど、今回のこの作品で、最近のラノベ偏重なアニメ感に、自分の中では一石を投じてもらったきがしました。マンガ家って大変だけど、マンガ本を昔のように買っていくのも ファンになったら大事なことなのかもと思いました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3

74.2 3 2017年度の学園祭アニメランキング3位
食戟のソーマ 餐ノ皿(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (389)
2033人が棚に入れました
実家の定食屋「ゆきひら」を手伝いながら料理の腕を磨いてきた幸平創真は、
超エリート料理学校「遠月茶寮料理學園」へと入学する。
創真は学園で様々な料理人たちと出会い、成長を続けるなかで
「自分だけの料理」を模索し始めていた。

実際の料理の現場へ赴き実戦を学ぶ
カリキュラム「実地研修(スタジエール)」で
さらなる経験を積んだ創真は、
“これまでの自分(ゆきひら)”を破ることで、
新たな“「ゆきひら」の料理”へと辿り着く。
実地研修の課題もクリアし、また一つ成長を遂げたのだった。

実地研修を終え、食戟でさらなる研鑽を重ねる日々を送る創真は
「紅葉狩り会」の場で、ついに相見えた
学園の頂点、遠月十傑にも勝負を挑む。

創真が十傑と勝負するために目をつけたのは、
遠月恒例行事である学園祭――その名も「月饗祭」。
毎年50万人が訪れる怪物イベントで、彼は何を起こすのか!?

一方、その裏ではある人物による計画が動き始め――?
創真の新たな戦いが幕を開ける!

声優・キャラクター
松岡禎丞、石田彰、伊藤静、釘宮理恵、花澤香菜、梶裕貴

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんだ?音がついた紙芝居か?

4話「若き獅子たちの群れ」

この話で集まるメンバーにはトキメキました…。

集まったのが創真に影響を受け
変わることの出来たメンバーなのですよね。
各人のドラマの蓄積が爆発する回。

食戟のソーマでは脚本のセオリーを用いた組み立てや、
人物のストレートな性格付けをやることが多い。
予測が立ちやすいが、見合うだけの感動や高揚を
与えてくれる心地よさがある。そう考えてます。

少年誌最前線でバトルや恋愛を軸とせず
人間ドラマやジャンル特有のお約束で戦う食戟のソーマが、
シーズン3のような話の筋へ向かった事は納得してます。

惜しむらくはカタルシスへの準備段階が長すぎるのと
群像劇に新キャラクターたちの敵対勢力が出たことで
ゴチャ付いた状態で分割2クール後編へとなった事。
多少の不満はあれど面白いのに変わりはなく、
後半も楽しみにしてました。


“それよりも”気になる部分があって、

一見すると気づきにくい問題が起きていました。

1期の頃はたとえキャラクターデザインや一枚画の
崩れがあろうと動かそうという気概や臨場感があった。
引きの画やバックショットに、細かいカメラワークを用いて
画面を構成する工夫や動きの芝居が見られたのです。

「餐ノ皿」は、比べないと気にならない程度でしょうが、
カットの省略と止め画の多さが目立ってしまいます。

表情を際だたせるために顔をアップにする時、
止めたまま動かさず数秒そのままにしたり。
動きの間を補完するカットを少なくしたり、
固定撮影、バストショットを多用し口パクや
PAN(画面スライド)で誤魔化す部分も2期より多い。

スタッフが殆ど変わらないのに何故かと思いましたが
原画に拘り、丁寧に見せる分のツケなんでしょうか?
分割2クールなのも何か関係があるかもしれませんね。

料理アニメのセオリーと美麗な絵を再現出来てれば
他はいいのだと“味をしめた”ようにも見えます。

料理作画監督なる限定的な役職があるのですけど、
その点に関しては分けてあるだけあって良いです。
というより止めの画は全部綺麗でした。だから分かり難い。

予算組が決まっているので、止めたぶん他で動かしたり、
一枚画でも湯気や飛び散る汗など人物意外の動きを使い
画面を構成するような、工夫だとみられる部分は
TVアニメーションにおいて重要だと思います。
寧ろ感心する部分・・・。でも・・・

客をだます為の演出の放棄で、デザインに拘った末の
“妥協”なんだとしたら少し気になりますね。

よく動くやら動かないの問題では無く、
ドラマの構築で重要な演技を削ぐのはいけない。


なんて言いましたが好きなんで、今期も楽しむぞ!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 15

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

田所恵(たどころ めぐみ)の嫁力炸裂。

週刊少年ジャンプ掲載の『食戟のソーマ』が原作。第3期目ということで、「餐ノ皿(さんのさら)」。

第2期目まで薙切えりな(なきり えりな)役が種田梨沙さんでしたが、今期はOVAでも起用された金元寿子さんに変更となっています。収録時の種田さんの体調不良によるものでしょうが、キャスト再交替はないかもしれませんね。

現在、第2話まで視聴済み。

父親に課された料理修行のために遠月茶寮料理學園(とおつきさりょうりょうりがくえん: 通称「遠月学園」)に入学することになった幸平創真(ゆきひら そうま: 通称「ソーマ」)と学園の生徒たちによるお話です。

食戟の設定が「料理バトル」そのものであるせいもあってか、相変わらずOP主題歌がバトルものみたいになっています。

料理を食べた人間のリアクションこそエロかったり人間離れしてたりしますが、料理自体は意外と穏当でものによっては「作ってみようかな」と思える感じです。

創真(そうま)くんの料理人としてのバックグラウンドが「大衆食堂」っていうあたりとも関係があるかもしれません。

・遠月学園では料理が上手いものが偉い
・学園内で揉め事は「食戟(しょくげき)」と呼ばれる料理対決で解決
・その他、遠月学園の料理人育成プログラムとしての課題やコンテスト

といった要素で安定のストーリー運び。今期は月饗祭という学園祭的な行事での模擬店出店における売り上げバトルでスタートです。

タイトルの「嫁力」については、ぜひ本編をご覧ください。

2017.12.20追記:
事実上の分割2クール構成でしたね。次が4月からということなら、一息入れて立て直しといったところでしょうか。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 30

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ついに相まみえた学園の最高峰、遠月十傑…戦いの舞台は遠月の美食の祭典…月響祭だ。

この作品は、食戟のソーマの3期に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

視聴前は正直色々悩みました。
何故なら、この作品のメインヒロインである薙切 えりなのCVである「たねちゃん」こと種田梨沙さんが病気療養のため活動休止…それに伴い、金元寿子さんが代役を務める事になったからです。
「極星寮」のメンバーより圧倒的に出番の少ないメインヒロイン…だから全然メインヒロインという感じがしませんでしたが、それでも彼女がメインヒロインと位置付けられているのは、これからそうなる展開が待っているから…

もちろん、金元寿子さんは大好きな声優さんの一人です。
2013年に放送された「琴浦さん」の琴浦春香や、今期の秋アニメ作品として放送された「妹さえいればいい。」の可児那由多、金元さんが演じていたからこそ涙が止まらなくなった「クジラの子らは砂上に歌う」のサミなど好きなキャラを挙げたらキリがありません。

それでも、私の中で薙切 えりなのCVは「たねちゃん」で固まっていたので、代役については頭では理解しているつもりでも、正直心が付いていきませんでした。
実際には3期放送前…2期のOVAから代役として金元さんが演じられていたので、OVAを拝見された方は既に頭も心も切り替えが済んでいたことでしょう…
ですが、そのOVAが最も手の出しにくいコミック同胞版…

OVA未視聴のまま3期の放送を迎えてしまったので、うじうじと悩んでいた訳ですが…
結局のところ、私にはこの作品を「視聴しない」という選択肢は無かったので何だかんだ言いながら視聴を始めたんですけどね…

そしたら序盤からえりな様がもう出るわ出るわ…
全然2期までの出方と違うんです。
そして一声聞いたら金元さんと分かる声質…
それが代役が現実だった事を認識する瞬間でもあった訳です…

当たり前ですが、たねちゃんとはやっぱりイメージが違っていました。
でもそれは決して改悪…という訳ではありません。

完走して私の中でハッキリしたこと…
彼女の言動…細やかな仕草や息遣い…全てにおいて金元さんは完全に薙切 えりなという役を作り上げられていた、ということです。
まるで噛めば噛むほど味の出るスルメイカの様に、回を重ねるたびにどんどん金元さん色が馴染んでいくんです。
物語の展開上、えりなお嬢様はこれまでからは想像できない状況にその身を投じることになるという状況も後押ししていたと思います。
金元さんの伝家の宝刀でもある優しい声質が物語の展開にあまりにもハマり過ぎていたので…
正直策略なんじゃないかと思えたくらいです。

私はアニメ視聴歴がそれほど長い訳では無いので、こういう状況に遭遇する機会も滅多に無かった訳ですが、正直「代役」と表現するのは金元さんへの最大の無礼だと思いました。
この3期の放送を通じて、私は心から金元さんを応援しながら視聴する事ができたと思います。

この先どうなるかは分かりません。
このまま金元さんが続けるのか、それともたねちゃんが復帰されるのか…
でもどちらに転んでも受け止めるだけの心構えは出来ているつもりです。
きっとどう転がっても最高の薙切 えりなが見れる事が確信できたので…

レビューの殆どを薙切 えりなのCVで費やしてしまいましたが、私にとってその位大切な事だったので…

一方物語の方では、遠月十傑のお姿を拝見できる上、月響祭での戦いも最高の盛り上がりを見せてくれます。
ところどころに垣間見える薙切 えりなの思いやこだわりも個人的には大好きです。
こうしてみんなで切磋琢磨して、みんなで味の高みを目指して…
私はこんな事を勝手に考えていました。
薙切 薊が出てくるまでは…でしたけど。

でもここから繰り広げられる食戟…目頭が熱くなるほど格好良いです。
身体の芯から痺れるほどの熱い展開に涙が溢れてくるなんて…
別に悲しい訳でもないのに…ただ格好良いだけなのに…
これは私の涙腺が完全に壊れている証なのかもしれません。

波乱に満ちた今期のこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ZAQさんの「BRAVER」
エンディングテーマは、nano.RIPEさんの「虚虚実実」
どうしてこの作品はここまでの最高を身に纏うのだろう…
主題歌も凄すぎてもう溜息しか出ない感じです。
個人的お気に入りはエンディング…もうヤバいくらいに凄いです。
今期のアニソンBEST10の何位にランクインしてくるか、今から楽しみです。

1クール全12話が3期前半戦でした。
そして後期は2018年の春アニメで放送されることが既に決定しています。

後期のサブタイトルは「遠月列車編」
もう告知のPVが公式HPで公開されています。
「戦いの舞台は北へ…」
満天の星空を見上げる幸平 創真と薙切 えりなを乗せた夜行電車…
少し頬を朱らめながら少し遠くを見つめるえりなの瞳からは信頼が感じられる…
これ金元さん「どはまり」の展開なんだろうな…
このPVも格好良過ぎんですけど…
もう春の放送が楽しみ過ぎて仕方ありません…

投稿 : 2024/03/23
♥ : 16

74.2 4 2017年度の学園祭アニメランキング4位
夜は短し歩けよ乙女(アニメ映画)

2017年4月7日
★★★★☆ 3.8 (332)
1730人が棚に入れました
クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は今日も『なるべく彼女の目にとまる』ようナカメ作戦を実行する。
春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて…。
京都の街で、個性豊かな仲間達が次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、季節はどんどん過ぎてゆく。
外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いはどこへ向かうのか!?

声優・キャラクター
星野源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次、中井和哉、甲斐田裕子、吉野裕行、新妻聖子、諏訪部順一、悠木碧、檜山修之、山路和弘、麦人
ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

芸術的要素多め

原作未読。
正直言うとストーリーあまり入ってこなかった…。
それほどに展開が目まぐるしかったと言おうか。
90分と映画としては短い時間に集約され過ぎているせいか、少しばかし無理があったと思える。
ユーモアがふんだんに使われていて、演出もところどころ恥ずかしくなるくらいにはっちゃけていたのはまあ良しと…(^^;
あと四畳半神話大系で御馴染みのキャラがいたのも嬉しい要素。

因みに原作読んでる友人と観に行きました。本当は3部とかになっていてそれぞれ別な話?なのを一夜の出来事にまとめたのだとか。

アジカンが手掛けるEDは耳に心地いい。カッコいい。

あとアニメファンは心配なところ、キャストに俳優・芸人の起用。
そこは{netabare}星野源さん、ロバート秋山さん、演技はとても良かったと思う。キャラもハマってた。{/netabare}

黒髪の乙女……
黒髪の美少女とも違う響きと奥ゆかしさ。
黒髪の萌えキャラは数多いけれど、黒髪の乙女というフレーズが似合うのはこの作品(と四畳半)。

追記。
なんか違和感が否めなかったので、タイトルの「感性」→「要素」に訂正してみました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 44
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あの不思議な一夜を、あの人はどんなふうに歩いていたのでしょう。

森見登美彦原作。
湯浅政明監督。

同じく森見作品のアニメである、
『四畳半神話大系』と同じ製作陣が再び終結!

『四畳半神話大系』は好きなアニメだったので、
こちらもとても楽しみにしていました^^

期待を裏切らない、いや、期待以上に楽しめました♪

90分ほどの作品です。


● ストーリー
後輩“黒髪の乙女”に恋をしている“先輩”。

己の欲望に忠実に従い、
夜の街を歩き続ける彼女。

彼女を追いかけながら、
様々なトラブルに見舞われる先輩。

先輩と彼女の、
不思議な一晩の物語。


たたみかけるような会話とやり取りに、
あっという間の90分でした。

あー満足満足(*´ω`)

ジャンルは“恋愛”となっていますが、
演出の独特さもあって、私には“ファンタジー”にも感じられました。

場面は大きく4つに分けられます。

{netabare}
春、夏、秋、冬。
一晩の出来事という設定なので、初めは気づきませんでした。
{/netabare}

場面の移り変わりの際、
とある変化がさりげなく起きていました。

トリックに気づいてから見直すと、
細かなところまでこだわられた演出だということがよくわかります。

また、2周目を見ていると、
他の場面への伏線が細かく張り巡らされていることがわかりました。

なので2回目は2回目で、
新たな発見を楽しむことができます^^

というか、
見れば見るほど楽しくなってくるタイプの作品です♪

様々なシーンや人物のつながりが細かく練られていて、
つながりを発見したときの何とも言えない感動…♪


また、同原作者・同制作陣のため、
『四畳半神話大系』とのつながりもたくさんあります。

『四畳半神話大系』をご存知の方には、
「あのキャラが!」というおまけな楽しみもたくさんありますよ♪


≪ 演出 ≫

湯浅監督らしいなと感じる演出が盛りだくさん!

『四畳半神話大系』が好きな人なら、
間違いなくハマると思います^^

ストーリーの中身も
見れば見るほど発見があって面白い♪

それに加えて演出が濃厚なため、
世界観に魅了されます。

なんか変だけどクセになる…。
作中に登場する“詭弁踊り”なんかは、その代表例でしたw


● 声優
“先輩”を星野源さん、
“黒髪の乙女”を花澤香菜さんが演じています。

星野源さんは演技も歌もうまくて、
本当にマルチな人だなあと感心していました。

他のキャストも、
有名な声優さんからお笑い芸人さんまで幅が広いです。

だけど、皆さんお上手なの!

中盤、ミュージカルが連発するシーンがありますが、
歌も上手い♪

惚れ惚れしていました^^


● 音楽
【 主題歌「荒野を歩け」/ ASIAN KUNG-FU GENERATION 】

『四畳半神話大系』といえば、アジカンの主題歌でした。

今回もアジカンが主題歌を担当するというだけで嬉しかった♪


また、先述したように、
途中でミュージカルのシーンが連発します。

その歌もまたよかった♪
歌のうまさもあり、楽しめました^^


● まとめ
演出が独特すぎて、さすがです。
でも崩壊していない。

この監督だからこその芸術だと思いました。

ストーリーもおもしろいけれど、
演出がさらに世界を盛り上げる、素晴らしいアニメでした♪

時間が短いので気軽に何周もできるし、
この作品一つでしばらく楽しめます^^

最近のアニメ映画、何見よう?
私ならこの作品を推します(`・ω・´)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 35

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

夜は短し歩けよ乙女 あかき唇あせぬ間に 熱き血潮の冷えぬ間に

2017年公開のアニメ映画 93分

原作 森見登美彦 監督 湯浅政明 脚本 上田誠 制作 サイエンスSARU

大正4年に発表された歌謡曲「ゴンドラの唄」吉井勇作詞から想を得たと思われます。

いのち短し 恋せよ乙女 あかき唇 あせぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に 明日の明日は ないものを
いのち短し 恋せよ乙女 いざ手をとりて かの舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に ここには誰も 来ぬものを

以上で半分ですが、このアニメ映画との関連性もうかがえると思います。

自分が昔、一話切りしたアニメ「四畳半神話大系」が去年3月頃に再放送されて、
あまりの面白さに驚愕し、興奮しつつ拙いレビューを書いたのが早1年前です。
その再放送はこの作品の宣伝だったわけですが、
当時は見逃し、レンタルが借りやすくなったこの時期に見ることになりました。
その間に森見登美彦さんの「有頂天家族」一期二期、さらに湯浅監督の「デビルマン」が見れまして、
皆様のおかげでアニメの知識も多少増えまして、変化球作品への抵抗も減りました。

実は昔、湯浅監督の「カイバ」も観たんですが、当時の知識では理解できず内容も忘れました。

この「夜は短し歩けよ乙女」の制作は「四畳半神話大系」制作直後に、
引き続き1クール作品としての計画があったそうですが、立ち消えに。
それから6年後、湯浅監督のオリジナル映画「夜明けを告げるルーのうた」制作中に、
同じスタッフで引き継ぐ形で、3年間で2本のアニメ映画制作となったそうです。

先輩 CV星野源 主人公らしからぬ呼び名ですが、まあ真主人公は↓なので
黒髪の乙女 CV花澤香菜 夜を歩きとおす乙女 花澤声は空気みたいなもんで・・
学園祭事務局長 CV神谷浩史 ベテラン声優の技が光る
パンツ総番長 CV秋山竜次 森見登美彦特有の変人キャラ

安心のプロ声優と言いたいところですが、主役の「先輩」役は俳優です。
ベテラン俳優で監督の指導も良いようですし、気迫の感じられる演技でプロレベルと言っていいと思いました。

一般のアニメと比べると線も少なく、背景も落書き的ですが、
湯浅作品としては非常に豪華な作画です。
ストーリーは原作改変が起こっているようで賛否あるようですが、
アニメだけ見たイメージでは、これ以外に考えられないくらいまとまっています。
本来は春夏秋冬の流れが一夜の4つの物語として構成されているようです。
主役はほぼ花澤香菜さんと言っていいと思うので、安心感は最強ですね。

過去作と比べても文学性は増してるにもかかわらず、理解しやすい物語性は、
原作者、監督、共に最も成熟した作品であったことがうかがわれました。

高度でありながらすんなり理解できる演出のミュージカルアニメの傑作です。
一本の劇場版アニメが一夜の物語であると言うことがとても気持ちが良い出来栄えでした。
原作未読ですが、問題なくお勧めできると確信します。


四畳半神話大系とのつながりが少しありますので、未見の人はそちらから見ることを勧めます。
森見登美彦、湯浅政明、共に最初に触れておくべき名作ですので。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 34

68.3 5 2017年度の学園祭アニメランキング5位
BanG Dream!(バンドリ!)(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (459)
1679人が棚に入れました
幼い頃、星空を見上げた時に聴こえた「星の鼓動」のように、キラキラでドキドキなことをずっと探していた、香澄。高校に入学したばかりのある日、古びた質屋の蔵で出会った「星型のギター」に初めてのときめきを感じ、ずっと閉じ込めてきた気持ちが走りだす。同じように、輝ける場所を探していた4人の少女とともに。ひとりじゃ出せなかった音だって、5人ならきっと奏でられる。絶対ここで、ライブします!

声優・キャラクター
愛美、大塚紗英、西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙、小山茉美、儀武ゆう子、尾崎由香、三森すずこ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

朗報:私はこのアニメを楽しめます!(そして、無事完走!)→ Poppin' on買っちゃった!

※初回視聴時レビューからはいろいろ変わっています。

これまでのこの作品の見方が間違っていました。「シチュエーションコント:ロックバンドあるある」だったのですね!

妙にカリスマ性だけはある超マイペース、そして技術は確かだがそれにひけを取らないマイペースによる変態ツインギター(笑)!

引っ込み思案なくせに食いついたら妙に前に出てくるベース。

育ちが良く、気がついたらバンドの金蔓にされているお人好しなキーボード…。

ドラムはまだ加入してませんが、担当楽器とキャラクターのバインディングは素晴らしい。実にマッチしています。

普通の意味での「ストーリー」を求めなければ、今後「ロックバンドあるある」を期待できそうです。やあ、なんか楽しみになってきた…!

ただ、ごめんなさい。曲やゲームやライブを売りたいんだと思うんですけど、私はたぶんそこには一銭も払わないと思います…。

2017.3.12追記:
ドラマー加入。「ドラマーが一番の常識人で苦労人」っていうのも「わかってる」なあと思います。だから面白いのですが、「アニメが好きな層」にそこが訴求するかというと、別にそれはしないんだろうなあ…。

2017.2.14追記:
ここにきてようやくロックっぽいエピソード。演奏と関係ないはずなのに急に楽器を持ち出してセッション始めるのは、実にロックなエピソード!
(おたえちゃん、生粋のロッカー気質やねんな…。)

2017.4.23追記:
初心者からの上達曲線やブランクからの復帰速度にリアリティはあんまりなくて、また楽器演奏の手元を描かないなど「ロックバンドなめるな」とかの声も聞かれた本作品ですが、個人的にはけっこう楽しめました。冬アニメTOP 10入りこそ見切りましたけど、実はけっこう楽しんだかも。結局、最後まで疑問を感じ続けたのはライブハウスでのサイリウム使用くらいだったかも。

このアニメは、そこそこ幸せな青春時代を送った人の方が楽しいのかも。

音楽を独りでやってるとどこかで煮詰まったりするところを「バンドやったり合同セッションしたりすると楽しいよね」という感じのメッセージを勝手に受け取っていました。皆さんはいかがでしたでしょうか…。


[以下は過去に書いたもの:記録として残しておきます]
タイトル:あの星はなんなの?→ 話中で解決しましたが…→ ようやくロックなエピソード!

拾った場面で最初は星形のピックなのかと思ったのだが、良くわからん。

ダメだ、未だに質屋の蔵にあったギターにたどり着けた合理的な理由が理解できない…。
→ 2話で解決しましたが、本作品を楽しむためには運命論者である必要があるのかも…。

ライブハウスでサイリウム振ってたり、出演バンドがガールズオンリーはさておき観客も女性しかいなかったりするのも謎。

とりあえず「BanG Dream!(バンドリ)」はブシロードが絡んだメディアミックス作品で、「ラブライブ!」みたいにスマホアプリのゲームがあったりコミカライズされていたりします。

いまのところ評価できるのは、「キャストが本当にロックバンドとしてライブで演奏する」ってところくらいでしょうか…。

ロックバンド絡みの作品で言えば、SHOW BY ROCK!!の方が好みだなあ。キャラクター造形は横に置くと、エピソードや演出にはロックバンドやそのコンサートっぽいリアリティがあるもん…。
→やっぱり、「典型的なロックバンドのライブ」にはあまり期待できそうにありません。少なくともそこに関しては、『風夏』の方が期待できるのかも…。

2019.2.3追記:
下記の前言を翻して、Poppin' Partyのアルバム『Poppin'on』を買ってしまいました。

> ただ、ごめんなさい。曲やゲームやライブを売りたいんだと思うんですけど、私はたぶんそこには一銭も払わないと思います…。

2nd season 3話の破壊力に負けてしまったせいかも?

2019.2.8追記:
『Poppin'on』Disk 1の1曲目が「Yes! BanG_Dream!」なのですが、本作放送当時に番組提供に入っていたESPのCMでのギターリフがこの曲の間奏だということにアルバムを聞いていて初めて気がつきました。

『BanG Dream TV』とか『BanG Dream STATION』とかもちゃんと観てたら、ライブ演奏を聞いててもっと早くに気づいていたかもしれないのですが…。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 67
ネタバレ

こた さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

終盤そこそこよかったけれど、まあ黒歴史なのでは……

評価は8話時点のレビューから大幅Up。それでも大こけにはまあ納得。
総合評価2.3→4.1

本気出すの遅すぎってか、終盤でようやくバンドっぽいいい作画が見られた気がする。
あからさまな営業百合アピールはマイナス要素。でもすぐ抱き着いちゃう性格なのだから仕方ない?(~_~;)
ただそれにしてもメンバー5人集まると、香澄及びおたえの天然ボケに、有咲の突っ込みも本人突っ込んでるつもりかもしれないけど、お前もボケとんのかい!っていう視聴側としての素直な感想。会話飛び交うとこいつら本当に面白いわって感じw
ボーカルが歌えない分周りのメンバーでカバーしようっていうのは良かった。
それでPoppin' Partyとしてのらしさ、良さがまたさらに出るという。

演奏中は、とにかく作画に手間かかる部分はなるべく映さないスタイル。京アニも、全てを全力の作画でやるのは不可能。ただバンドリの場合は最初から手抜き感満載。低予算でやれるようにという一点張りだった。
制作側の意図→アプリの宣伝になりゃいいんだから金かけてらんないよ~

バンドアニメなら残念極まりないけど、ギャグアニメだしいいんじゃない?
だとしたら、作画は4.5くらいいいのでは~( ̄▽ ̄)そもそもそれならバンドシーン入れる必要もないしね。

とはいえ、10話以降の頑張りは讃えたい。

最後に、
切ろうかと思ったけれど、途中からは完全にギャグアニメとして楽しんでました。
(きらきら星のシーンがカットされた件を受けて)
このアニメのカットする場面はそこじゃないと思うんだよなー(;´・ω・)
逆にこの作品のキャラ以外での数少ない個性だったのではないかな。


以前のレビュー(読まなくていいです)
{netabare}『BanG Dream!』略して『バンドリ!』
タイトル時点でなかなかのセンスは感じさせられる。
考案した人はあっぱれ。

OPはキャッチーさでいえば放課後ティータイムの楽曲と比較しても遜色ないのではないだろうか。サビに入る瞬間とかかっこいいし、視聴者の心をつかむには十分だと思う。

噛み合わない会話、間合いも独特(笑)そこは何とも言えないけど癖になる。
テニスをするシーンがほとんどないギャグアニメのてーきゅうみたく、バンドは二の次でおバカなキャラを愛でるものとして観ればそこそこ楽しめる。
しかし、このアニメはバンドを前面に押し出し、ウリにしている。

それでいてあの演奏シーン(-_-;)

これが最先端のバンドの演奏シーンだと考えるとガックリきてしまう。
ほぼCG、なんの情熱もこだわりも感じない。
作画は良くも悪くもないけど、バンドアニメだとしたら1.0点。
この作品が売れるなら、今後手描きで描くの馬鹿らしくなるかもね。

ただキャラはそこまで悪くない。
個人的にキーボードの市ヶ谷ちゃんがツボ。キャラ的にも面白い。中の人の演技も好き。上手いかは全員微妙。
リードギターの花園たえは心底つかめない性格。
現実ではギターボーカルは一定数いるけど、ギターだけ弾く女子ってかなりレアな存在。(軽音部によっては多いのかもしれないけど)基本歌いたがる目立ちたがり屋が多い……今のは偏見(__)
ギタリストってやたらと機材(エフェクターやら)の知識があったりと、没頭するタイプ、職人気質なイメージが強い(根っからの音楽キチだったり)、もしくは荒くれ者(イケイケ)かの2タイプ。
女性よりは男のほうが何か一つの物事に没頭しやすい傾向があるから、現に男の方が向いてる楽器?
一方で、ベースは謎だけど女の子にも人気があったり、逆にキーボードは男少ないし。
花園たえは職人タイプ。ちなみにあずにゃんも職人タイプ。
いってしまえば物好き。だから変人が多いと分析。(梓は至って常識人だったけど、AngelBeatSの岩沢さんとかもかなり変人だったし(;'∀'))

話は逸れたけれど(^^;
他は正直まあいるよねぇってキャラ。

戸山香澄(実質主人公)はギター初心者で、一歩ずつギターの練習を始めるが、一転。
この子も実は平沢唯の血を受け継いだ天才だということが早々判明。
わずか数カ月足らずで流暢に弾き語りしてる。コード押さえるのも一苦労だったのに。
これまでのストーリーが何だか台無…。

とはいえ、現在視聴時点(8話)でストーリーとかどうでもよくなってる。
{netabare}ドラムの子も一回聴いただけで曲に合わせて叩ける天才だった。{/netabare}

☆個人的なハマり度
(※あくまでも目安です)
1話☆☆☆
2〃☆☆☆
3〃☆☆☆
4〃☆☆☆
5〃☆☆
6〃☆☆
7〃☆
8〃☆
9〃☆☆
10〃☆☆
11〃☆☆☆
12〃☆☆★
13〃☆☆★

投稿 : 2024/03/23
♥ : 52

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

会話が非常に面白い、女子高生バンド日常系作品

女子高生の日常+バンド活動を描いた作品。
テレビでCMが流れまくっていて、放送開始前からちょっと注目していました。個人的にはCMで目を引いたポイントは2つあって、1つは「花園たえ篇」での台詞のあまりの脈絡の無さと、「おもちもちもち」という言葉のインパクトで、なんだか面白そうなキャラだな、と思ったこと。もう1つは、画面に「ストーリー原案・中村航」というクレジットがあったことです。中村航というと、かなり甘々な恋愛小説を書く作家というイメージで、アニメ畑の人という認識がなかったので、ちょっと驚くとともに、どんな作品なんだろうと興味を持ちました。
で、実際に最後まで観たわけですが、普通に楽しめる作品でした。
物語は、主人公があるきっかけからバンドに興味を持ち、仲間を集めてライブハウスのステージを目指す、みたいな感じ。良くも悪くも定番展開ですが、キャラ同士の関係性や会話がとても面白かったです。特に、常識外れで突っ走るタイプの変人主人公・戸山香澄と、その香澄の無茶ぶりに毒舌を吐きながらもついていく市ヶ谷有咲のコンビが、とても微笑ましくて良かったです。変人香澄の暴走?っぷりはなかなか強烈で、観ているこちらがドン引きしてしまうような展開もありますが(特に第3話など)、そういった場面でも有咲がちゃんと常識的な反応でドン引きしてくれて、その上で香澄の行動を受け入れるというワンクッションがあるので、こちらも観ていて楽しめたのだと思います。また、途中から花園たえが本格的に登場すると、これまたかなり強烈な変人キャラで、予測のつかない会話など非常に面白かったです。
音楽は全体的に良かったです。特にOP曲は、本編だけでなくCMなどでも繰り返し流れていたせいか、とても耳に残りました。声は、有咲役の声優さんが良かったと思います。作画は、まあ普通といったところですが、色使いが全体的に少しきつい気がして、特に夕暮れどきのシーンの画面の過剰な赤さはあまり好みではありませんでした。
この作品、本放送と並行して再放送もやっていたり、視聴可能な複数の局で別日時の放送があったりしたので、なんとなく同じ話を何度も観ていました。どうも評判的にはかなり苦戦しているようですが、会話の流れなど日常描写は繰り返し観ても面白かったですし、ストーリーのほうも、失敗したり、恥をかいたり、無茶をしたり、そういったことも青春の特権として肯定的に捉えて主人公の暴走も許容できるなら、普通に悪くない作品だったように思いました。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 25

65.6 6 2017年度の学園祭アニメランキング6位
ひなろじ ~from Luck&Logic~(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (146)
666人が棚に入れました
桜が散り始めた春の日。天真爛漫な小国のお姫様・リオンはホッカイドウの学校に通うことに。そこは世界の平和を守る定理者〈ロジカリスト〉を育成するため、ALCAが運営する特別な教育機関。リオンが入った1年Sクラスには、定理者のニーナをはじめ、個性的なクラスメイトたちがたくさん。定理者のヒナたちが送る、とってもにぎやかでかわいらしい日々――合体〈トランス〉!! はじめます

声優・キャラクター
朝日奈丸佳、山村響、高森奈津美、三森すずこ、植田佳奈、小倉唯、湯浅かえで、内田真礼、大橋彩香、佐々木未来、相沢舞、高柳知葉、矢島晶子、種﨑敦美、小山力也、松井恵理子、西本りみ、橘田いずみ、尾崎由香、三宅麻理恵
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

萌え系と侮ることなかれ!物語として面白かった!

ラクエンロジックは視聴済み。最終話まで視聴。

正直、本編(?)のラクエンロジックより楽しめたかもしれない。
終始一貫、萌え要素と日常ほのぼの要素に包まれた作品。

だけど、物語に筋が一本通っている良作だった。
{netabare}【第2話】元はALCAに所属しており実戦経験を持つニーナが、ALCAの命令でピラリ学園に通うことになった際、不満を漏らすニーナに対して、ヴェロニカ局長が言った一言。
『学ぶべきものがあるからだ』
学園生活の中で、ニーナが見付けた「学ぶべきもの」とは?{/netabare}

もちろん、物語全般は萌え要素と日常ほのぼの要素に溢れていた。
個性豊かな登場人物たちが織り成す、笑いと感動(たまに)の物語。

もう一人の主人公・リオンのキャラが評価の分かれ目か?
私も、あの甲高い声と度を越した無邪気な天然ぶりに、少し心折れそうになったけど・・・。
{netabare}第5話の実技試験の最中、崖から落ちそうになった弥生を助けたシーンは良かった。
「実技試験中にはトランスは2回まで」という厳しい縛りの中で、あえてトランスして弥生を助けたリオン。{/netabare}
このあたりから、むしろ好きなキャラになった気がする。

万博みたいな『マイペース』なキャラが一人いると、物語が安定する。

ラクエンロジック本編のキャラが登場すると、何故か嬉しくなる。
{netabare}第5話『実技試験』で登場したクロエと七星、明日葉。
第9話『学園祭』ほかで登場したヴェロニカ局長。{/netabare}

『ラクエンロジック本編でも彼女たちの活躍を見てみたい!』という気持ちにさせてくれた作品。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

萌えラクロジ…(笑)?→ これ、ちゃんと「教育」が描かれる作品なんですね…。

ゲーム「ラクエンロジック」のブースターパック新シリーズの宣伝アニメ。

無印『ラクエンロジック』と同じ世界観のはずですが、時代はかなり下って戦いは日常的に発生することはなくなっているようです。舞台はロジカリスト(作中で盟約者:神話に出てくる神様などとトランス(合体)して変身する能力がある人)を養成する学校のようですね。

作中設定は無印『ラクエンロジック』と近い物ですが、作品の空気としてはCMアニメ『私たち、らくろじ部!』に近いかも。とりあえず様子見ですかね。

2017.8.2追記:
無駄に学園モノにしたわけではなくて、メインキャラクターたちの成長を描く気はあるようです。シナリオは意外とちゃんとしています。無印『ラクエンロジック』よりは本作品の方が圧倒的に面白いですね。

Cパートで先生たちが飲みながら、話している内容は「ガールズトーク」的なのに絵的にはクダ巻いているのが地味に面白いです。

2017.8.18追記:
キャラクターデザインや微笑ましいエピソードなどのせいであまり意識することがなかったのですが、作中のALCAが対フォーリナー的な意味で事実上の軍事組織であり、ピラリ学園は士官養成学校的な性格を持っているということにふと気づきました。

ああ見えて彼女たちは本来の意味での「エリート」なのです。

そのせいか学園の生徒たちは本質的には真面目であるし、教育カリキュラムも作中世界の実戦を想定したものになっています。そして通常のいわゆる「学園モノ」では学業がおろそかに描かれがちなのに対して、よりも良くも悪くも定理者(ロジカリスト)としての「教育」や「成長」にフォーカスされたストーリーになっているように思いました。

ちゃんとストーリー寄りに観てもまともに観られる作品になっている。『ひなろじ』、恐るべし…。

2017.9.12追記:
第10話まで気づいてませんでしたが、これ1クールの尺でちょうど1学年分のエピソードをやる話なんですね!?
(↑「学園物」なんだから、もっと早く気づけ(笑)!)

投稿 : 2024/03/23
♥ : 29
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ロジカリストのヒナだからひなろじ?

前シリーズ完走済み。

ラクエンロジックの新シリーズ。
前作は可もなく不可もなくの面白さでしたが今作はどうなるか。

1話目感想
{netabare}
正直1話の掴みは前作以下だったかと。

学園ものラクロジといった感じでキャラの可愛さを楽しむ感じか。

それだけだとらくろじ部でもいいような気もしますが...。

これからに期待と言いたいけどちょっと厳しいかも?

とりあえず3話くらいまでは様子見。
{/netabare}

2話目感想
{netabare}
戦う女の子系アニメは今期これと「バトルガールハイスクール」があるけど個人的にはまだこっちのほうが良い。

これはラクロジを最後まで観ていたからなのかな。

そんなに面白くはないけど主人公が結構可愛いから何だかんだで見続けられそう。

実写を交えたOPはかなり好き。
{/netabare}

3話目感想
{netabare}
1話、2話と個人的はに微妙な感じだったけど今回は面白かった。

リオンの父親は良い人だけど親バカすぎるなぁ(笑)今回みたいはギャグ路線のほうが個人的には好きかも。
そして熊は何も悪くない。
{/netabare}

4話目感想
{netabare}
夕子先輩の誕生日を祝うため頑張るロジカリストたち。

リオンとかニーナちゃんとか可愛いし、キャラクターは今期のアニメで一番好きかも。

このアニメを観てTCGをやりたくなるとかはないけど内容自体は悪くない気がする。
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
期末試験回。

前作のキャラクターたちが登場。ほんとならここに玉姫も出る予定だったのかなぁ。

前もだったけどリオンは魚好きなのか。

前作でもキャラの闇堕ち展開はあったしニーナちゃんは闇堕ちしそうな不穏な感じ。
{/netabare}

6話目感想
{netabare}
皆でリオンの実家へ。ラクロジ要素ほとんどないけど良かった。

異世界の話は今後の展開に関わってくるのかな。

個人的にはCパート含めて今までで一番面白い回だった。
{/netabare}

7話目感想
{netabare}
リオンの「キリッ」が可愛かった。そして本当にはいてない。

先週に続き全然ラクロジ関係ない気がするけど面白いし可愛いからいいか。
{/netabare}

投稿 : 2024/03/23
♥ : 8

59.4 7 2017年度の学園祭アニメランキング7位
バトルガール ハイスクール(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (119)
528人が棚に入れました
星守(ほしもり)――――人々の想いを受けてそびえ立つ御神木『神樹(しんじゅ)』から選ばれし18人の少女たち。
彼女たちは神樹ヶ峰女学園の生徒として賑やかな学校生活を送るかたわら、神樹から授かった『星衣』を身に纏い、平和を脅かす謎の侵略者『イロウス』から地球を守るために戦う!

大人気スマホゲーム「バトルゲーム ハイスクール」から待望のアニメ化!
完全新作ストーリーで贈る、星守たちの友情と絆の物語!

声優・キャラクター
洲崎綾、佐倉綾音、雨宮天、東山奈央、上坂すみれ、早見沙織、本渡楓、下地紫野、内山夕実、南條愛乃、田村睦心、久野美咲、五十嵐裕美、悠木碧、木戸衣吹、加藤英美里、原田ひとみ、内田真礼

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルのわりに女学園日常トークが中心のライト戦闘アニメ

2017年放送のテレビアニメ 全12話

原作 コロプラ 監督 秋田谷典昭 構成 コロプラ 黒田洋介
制作 SILVER LINK

2015年から配信されているコロプラのゲームアプリが原作。
美少女格闘ソシャゲ原作アニメとしては冬季の「スクールガールストライカーズ」が記憶に新しいが、
本作も骨格はそれに準じたものだと思う。
あちらは錦織博監督、J・C・STAFF制作の豪華っぽい作品ではあったが、
ジャンルとしての未完成感が強かった。それでも楽しめましたが。

本作は監督、副監督共に新人の起用だが構成の黒田洋介は大ベテラン。
このタイプの原作は集金力が大きく、予算はあるがその分縛りが大きい。
アニメに絶望してゲームがぽしゃった場合の損害が大変だと思われます。
「けものフレンズ」はゲーム終了後のアニメ化で、予算無し、自由度高しで傾向が逆。
本作は元々高予算ゲームのようで超豪華声優陣がゲームの時点で確定。

ソシャゲ原作アニメの可能性は大きいと思う。主に予算の面で。
いまだ決定版と言える名作が誕生していないジャンルであることに異論はないと思う。
自分の評価としてはこの作品は非常に楽しめました。
構成の黒田さんの実力かな?
脚本を一切書いていないのに、随所に黒田節(w)が見られるような。
バトルはプリキュアなどの「殴って解決魔法少女」スタイル。
タイトルの割にバトルシーンはそんなに見せ場ではなく、
日常シーン、特に着替え(コスプレ)や少女たちのトークが見どころでしょう。
ゲーム版の主人公である「先生」(杉田智和)の出番は少なく、
神樹ヶ峰女学園の女子生徒たちの日常を楽しく描いた部分が多い。

全員同じ服(!)セーラー服ですが、まあ個性もありハンコ絵ではないと思います。
バトルを監視するコックピットのオペレーターは必要なんでしょうか?
デートアライブのようにヒロイン達に指令を出していますが。

一歩間違うと区別のつかない美少女一個中隊戦争アニメになるところを、
絶妙な黒田節で楽しい少女たちの青春劇にとどめた、
綱渡り的ではありますが良作であったと思います。満足できました。
なにしろ最終回ではほろりと・・・

この時点では、マジンガーや長浜3部作のようにおもちゃ売りから抜け出ていないロボットアニメ。
今後、ソシャゲアニメのガンダムが登場するか?

ヒントはソシャゲをテーマにしたラノベ「魔法少女育成計画」にあるような気もします。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 22
ネタバレ

郷音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

みんなのキズナが、希望にかわるよ‼

スマートフォンアプリゲームのアニメ化。

「な~でな~で~す~る~♪」のCMでお茶の間を凍り付かせた元凶ですw

原作ゲームをもともとやっていたため非常に楽しみにしていました

内容が原作ゲームストーリーの続編のため、置いてけぼりくらった人もいたっぽいけど、僕は苦なく楽しめました

新キャラのミサキが中心のストーリーだったためキャラの多さを生かし切れてないなと思いました。面白かったんだけどね

くるみ×れんげ回がよかっただけに日常回や各キャラ掘り下げ回だけでもう1クールやってほしい‼

{netabare} ただ原作ゲームがガチャを渋りだして、アプリランキングも落ちてるから終焉は近いかもなぁ・・・(泣) {/netabare}


追記:ほんとに終わるんじゃねぇよ!!!!!!泣

投稿 : 2024/03/23
♥ : 4

67.3 8 2017年度の学園祭アニメランキング8位
スタミュ(第2期)(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (62)
294人が棚に入れました
「夢を諦める方法なんて、知らない――」『憧れの高校生』を追って、音楽芸能分野の名門・綾薙学園に入学した星谷悠太。1年間に渡る入科テストに合格し、2年生から晴れてミュージカル学科生となったのだが、新学期早々彼らに“新たなる試練"が……!2年生最初のカリキュラム。それは、卒業した鳳たち≪華桜会≫がメインキャストを務める≪卒業記念公演≫のサポートをすること。伝統の演目・ミュージカル『Shadow&Lights』には≪2年生育成枠≫と呼ばれる5役が存在し、毎年2年生の中から1チーム5名だけが、演者として舞台に上がることが出来る。それはミュージカル学科生として名誉であり、尊敬する元指導者との共演を果たすということでもあった。栄光への切符をかけ、星谷たち新ミュージカル学科生25名は≪育成枠オーディション≫へ挑む! 青春ドタバタ・ミュージカルストーリー、再び幕が上がる、その瞬間。

声優・キャラクター
花江夏樹、小野賢章、ランズベリー・アーサー、細谷佳正、前野智昭、岡本信彦、内田雄馬、興津和幸、KENN、松岡禎丞、平川大輔、諏訪部順一、森久保祥太郎、鳥海浩輔、羽多野渉、子安武人、森川智之、置鮎龍太郎、保志総一朗

しおなっつとこなっつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

うがにゃん無双

リアルタイムで見てました。

この手の男の子アイドルアニメはあまり見ないのですが、スタミュは別!一期は急に歌って踊り出すのが面白くてネタ的な感じで見てましたが、二期は感情移入しまくり。

最初作画があんまり好みじゃなかったのに、もはやそんなの気にならない、つかどーでもいい!

二期で揚羽が加わって、ストーリーも面白くなり、そして卯川無双。(個人的感情)
鳳先輩と主人公星谷悠太との関係も素晴らしかったです。
もちろん音楽も声優も一期と変わらずエクセレント!もう言うことないです!!

投稿 : 2024/03/23
♥ : 1

うるかり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ラストが最高

1期が思いの外良かったので見てみた。
話は2期の方が良かった気がする。
慣れたとはいえ更に人数が増えて只でさえ見分けのつかない顔ぶれに戸惑うので1期は観といた方がいい。
全体的にみんな仲良しというかそれぞれなりに頑張ってたり悩んだり励ましあったりしてて爽やかでいい。
拗らせてる人があんましいないというか。なのでがっつり観るには物足りないかもだけど、オアシスとしてはすごくいい作品だと思う。
最終話ラスト素直に感動した。

リアルタイムで見れなかったのが悔やまれる。。
もうこのジャンル(女性向け美少年作品)(腐要素有りは除く)は、いい加減全部さらう事にする。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 2

ゆき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちゃんとミュージカルしてた2期

まず、やっぱりスタミュは良いですね!

1期と比べるとちゃんとミュージカルやってたなみんな……
ストーリー性が高いので、途中で急に歌い出してもなんとなく歌うぞ…歌うぞ…という気持ちが先に芽生えます笑

そしてなんと言っても、この声優陣。
豪華すぎませんか。
全員で歌ってる部分とかよくよく考えたらものすごい事だと思いました。
最終回後に特別編もきて、個人的にはとても嬉しかったです!

1期を見た時、作画陣のすごさに圧倒されましたが、2期も相変わらずヌルヌルしてましたね。
最高です。

ただ1つ残念だったのは、ニコ動で有料になったことですかね。
スタミュはツッコミどころ満載すぎるのでニコ動でのコメント付きで見るまでがスタミュという感じします。見てない方はぜひ1話だけでも、1期でも見て笑ってください。

落ち込んでいても無償で元気にしてくれるスタミュですが、2期は不穏な展開もありました。
それでもやっぱり最後はみんな笑顔で、ですね!

細谷佳正さんが休養ということで心配されましたが、2期も最後まで1話ごとに1野暮助が細谷さんの声で聞くことができました。感謝しかないです。

ちょっと最近落ち込んでるな、という方には是非にも1期からおすすめしたい作品です。

投稿 : 2024/03/23
♥ : 3

57.5 9 2017年度の学園祭アニメランキング9位
変形少女(Webアニメ)

2017年3月27日
★★★☆☆ 2.9 (17)
58人が棚に入れました
変形少女とは?
「身近にいる少女がイキナリ変形したら!?」というコンセプトのもと、
美少女が完全「変形」する前代未聞のアニメーション。
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