完璧おすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの完璧成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2023年06月02日の時点で一番の完璧おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.1 1 完璧アニメランキング1位
僕の心のヤバイやつ(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (69)
376人が棚に入れました
市川京太郎は殺人にまつわる猟奇本を愛読する、重度の中二病男子。同じクラスの美少女・山田杏奈をチラチラと見ては、ヤバめな妄想を繰り返していた。 そんなある日、山田が市川の聖域・図書室にやってくる。一人だと思い込み、大口でおにぎりを頬張ったり、機嫌よく鼻歌を歌ったりと、思うままに振る舞う山田。予測不能な行動を繰り出す姿に、市川は徐々に目が離せなくなっていき……。
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

観た後に不思議とじんわりくるラブコメ(8話見ました)

中二病でちょっと屈折してる中学生の市川京太郎(いちかわきょうたろう)。
同級生を殺すヤバイ妄想をしたりするちょっと大人しい子だけど、最近クラスメイトの山田杏奈(やまだあんな)のことがなぜだかとても気になっている。。
で始まるお話。

市川くんのヤバイ妄想で面白いことになったり、山田さんにドキマギするような話なのかなーと予想しながら視聴開始。。

天然でマイペースな山田さんの行動に色々と気をまわしすぎて振り回される市川くん。。
・・みたいな展開が多くて充分面白いんだけど、それだけじゃない魅力も感じて。

市川くんのココロの機敏が丁寧に描かれていて、コメディ多めのラブコメなんだけど、観た後に不思議とじんわりくるものが残るみたいな・・

静かな音楽とともに各話の終盤に表示される「karte・・」の演出も抒情的で好きです♡

ヨルシカのOP「斜陽」もいい曲ですね♬
大雪海のカイナのOP「テレパス」も良かったですけどこれも作品に合ってて好きです♪

原作未読だったんですが、友達に面白いよと勧められて読んでみたらすごく面白かったです♪
これ、ぜひ原作8巻までアニメ化してほしい!!
でも1クールじゃ無理なので2期に期待・・かな。

以下、各話の私が印象に残ったシーンです♪(視点がちょっとズレてるかも。。)

karte 1「僕は奪われた」
{netabare}山田さんが載ってる雑誌を買ってしまった市川くん。
でも実際に山田さんのページを見て、知らない女性を見てるみたいに感じてどうでもよくなってしまうシーン。
こういう細かい感情の機敏を表現してるとこもいいかも。
他の男の子に連絡先を聞かれそうになった山田さんを助けようと自分の自転車を投げてしまうシーン。
こういう一見極端なシーンも、思春期の子の衝動みたいなものを感じる演出かなと。
・・なんて単にギャグ演出なだけかもですけどw{/netabare}

karte 2「僕は死んだ」
{netabare}山田さんに血のメイクをしようとしてドキドキしてしまい、少ししか付けられなかったシーン。
市川くんの鼓動のような静かな音楽とちょっと輝いて見えてる山田さん。。
山田さんが無邪気に撮ろうとする二人の写真に驚く市川くんの表情と「karte・・」の表示。喜ぶ市川くんの心の声。
こういうココロの機敏を描く演出、すごくいいです♡{/netabare}

karte 3「僕は抱きしめたい」
{netabare}ケガをした山田さんが気になって保健室についてきた市川くん。
泣いてる山田さんと一緒になぜか泣いてしまう。
自分があげた女の子のイラストを大事に持ってた山田さん。
そして違和感を感じていた自分の気持ちに気づいて・・
karte・・の表示の仕方も良くて相変わらずじんわりきます。{/netabare}

karte4「僕は心の病」
{netabare}山田さんにボールぶつけてしまった子とそれを心配して見守ってくれる子のやりとり。
こういう心配してくれてまっすぐに気持ちを伝えてくれる友達がいるっていいな。「なっ!」
市川くんと山田さんの自転車二人乗りシーン。
山田さんに情報処理部に入ろうかな・・と言われた市川くんのドキドキすぎる気持ち。
「変化を恐れるタイプだね」と言われてココロのどこかに変わりたいって気持ちがペダルを踏む力を増していく。。二人で交換するパピコもなんかかわいい。
あとマックで出会うシーンも職員室出てからのシーンとかもじんわりきて好きです♡{/netabare}

karte5「僕らははぐれた」
{netabare}下校時の雨のシーン。
市川くんのカッパを借りてコンビニに傘を買いに行く山田さん。
カバンを忘れてるのに気づいて雨の中、山田さんをおいかけて・・
二人それぞれの気持ちが甘酸っぱくてたまりません。。
ドキドキ照れる市川くんの「チョコミントがな~!!」がかわいい♡
この雨のシーンが気に入って、何度も見ちゃいました!{/netabare}

karte6「僕は溶かした」
{netabare}1話の頃と比べるとよくわかるけど、市川くん、山田さんと結構普通に話せるようになってるよね。
私がじんわりくるシーンでだいたい流れてる音楽がじんわり度をあげてくれて好き♪
今回は自分の好きの境界線について市川くんが悩み考えるシーンが良かった。{/netabare}

karte7「僕らは入れ替わってる」
{netabare}"好き"の境界線
自分と山田さんのジャージが入れ替わって、自分のことよりも山田さんを心配する気持ち
山田さんが出演する映画への興味よりも、映画に出演する山田さんのことが聞きたい気持ち
山田さんが出演する番組であまり注目されてないことに思わず安心してしまう自分に嫌悪感を抱く気持ち{/netabare}

karte8「僕は夢を見た」
{netabare}三者面談待ちで、山田さんが注意されたのにつられる市川くん母かわいい♡
山田さん、すっかり好き好きモードですねー💛
karte7の感想にも書いたけど、市川くんって行動がイケメンなんですよね。
とまと子さんが書いてた、山田さんが市川くんを見つけた物語ってところ、すごく納得です。
風邪を引いた市川くん家に訪ねていく話は見ててすごーく甘酸っぱい気持ちになりました💕{/netabare}

投稿 : 2023/05/27
♥ : 19

羽宮 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

主人公くんさぁ……

こんなのにagraphとヨルシカを使うなww

厨二で発達な主人公と、天然で巨乳なヒロインのラブコメ。
男女の描き方がいかにもフェミを発狂させそう。大丈夫だろうか。
古見さんほどの強烈な不快感まではないが、主人公の言動は正直キツいところがある。
これが一体どうくっつくんや……。
完走できそうな気はするが、とりあえず3話コース。

3話視聴。
現状音楽以外は特に褒めるところがない。
言葉選びにセンスがあるのはいいことだが、遠慮なしの下ネタで相殺。
猿の片思いに感情移入しろといわれても共感は難しい。
というか見た目が好きなだけで交尾したいだけにしか見えん。
高木さん系統と決定的に異なる"純愛ではない"という部分は、武器でもあるかもしれないが普通に欠点にもなっている。
「市川はいいやつだ」と断言できないところが惜しい。

4話視聴。3.2から上方修正。
露骨な下ネタ入れなければそこそこ面白い。
主人公に魅力がなさすぎてギャルゲよりくっつけ方が雑でその辺は酷い。まだ4点まではいかない。

8話視聴。3.7から上方修正。
徐々に上向き。最初の1,2,3話で損しすぎた。もはやあれは監督の痛恨のやらかしといってもいいだろう。あくまで3話までなら3.2点。
市川の自覚が強まってからは葛藤にリアリティが現れ始めて、共感性羞恥まではいかないギリギリのところで推移。感情(胸キュンというよりかは動揺?)のシンクロが起こってアニメならではの臨場感が機能していていい。
でもまぁどこに好きになる要素があるのかは一向にわからん。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 1

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「僕の心のシコいやつ」。「からかい〜」系では一番好きかも。

 最近流行りのラブコメパターンですが、何気に丁寧に作られてて好印象。キャラデザもありがちそうでしっかりしてる。なにより、地味にショタが可愛い。「みつどもえ」の作者だけあってエロが他とは違うね!。なにより、主人公がイケてなくても、好きな人の為に己を捨てられる姿勢を見せられると嫌いになれない。素敵だな…、ニヤニヤさせられたのは久々。


 こういう系はいっぱい出てきたが、主人公がちゃんとヒロインでシコってるのが言及されてて、それに悩んだりする誠実さが流石。薄い本が作られたら、主人公やその友達のショタ同人誌が作られそうなのも珍しい。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 8

57.3 2 完璧アニメランキング2位
THE MARGINAL SERVICE(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (31)
92人が棚に入れました
ある日、地球はグレイ型エイリアンに襲われた。エイリアンの攻撃になすすべもなく壊滅状態の航空自衛隊を救ったのは、実在するはずのない人間の顔を持つ“伝説上の生き物”だった。 国家はその事件で彼らが地球で共存していたことを初めて認識することとなり、彼らを≪境界人≫と呼び監視下においた。 そして数年後……移民や不可解なテロ事件が発生し、混沌とする世界にある機関が発足された。それが≪マージナルサービス≫≪境界人≫専門の犯罪を取り締まり、その存在を徹底的に隠蔽する機関である。 舞台はジャパン澁宿……集められた精鋭たちがジャパンの誇り“ニッカポッカ”をまとい、日夜≪境界人≫と対峙しながら地球を守る物語である。

65.7 3 完璧アニメランキング3位
TRIGUN STAMPEDE[トライガンスタンピード](TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (86)
254人が棚に入れました
砂嵐吹き荒れる大地。 そこは地球よりはるか遠く、5つの月が輝く、灼熱の星・ノーマンズランド。 人類の生き残りは、あらゆる物質をゼロから生み出す生態動力炉“プラント”を頼りに異形の生物蠢く不毛の地で、血肉を削り暮らしていた。 その過酷な世界に一人、 懸賞金600万$$を懸けられた、“関われば必ず災厄に見舞われる” 人間台風(ヒューマノイドタイフーン)と呼ばれるトラブルメーカーがいた。 名を、“ヴァッシュ・ザ・スタンピード”という#### ──。 新人記者のメリル・ストライフは、飲んだくれのベテラン記者・ロベルト・デニーロと共に人間台風という一大スクープを求め、1人の深紅のコートに包まれたガンマンにたどり着くが、出会ったのは「決して人を殺さない」、誰よりもお人よしの風来坊だった!? 無頼の葬儀屋ニコラス・D・ウルフウッドを道連れに、悪に染まったヴァッシュの双子の兄ミリオンズ・ナイヴズを追う旅が始まる。 立ちはだかる無数の刺客たちと、ナイヴズの恐るべき計画とは。 全ての謎が明らかになる時、世界を賭けた戦いが始まる!

山のかかし さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

予想以上の作品

なんかココの評価が思ったより低いですね。
今期も良作品がいっぱい。
しかし、この作品は自分の予想以上にいい出来だと思います。
特に作画が。
昔に放映されていた作品と言うだけで全然気にしていませんでした。
キャラデザインがひと昔な感じですが、映像が素晴らしい。
OPとEDも気に入りました。
みて損はしないと思います。
ストーリーも問題ない、
関西弁のチンピラのニコラスがお気に入り。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 3

Sophia さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ガンアクションが最高

原作や98年のアニメファンにとっては変わった部分が多く、賛否両論があるかもしれないが、今作を初めて見たピュアな状態の人間にとってはすごく面白い。
程よいハードボイルドな雰囲気と間に挟まるギャグ調な展開。3D作画によるヌメヌメ動くガンアクションがとにかくかっこいい。カートゥーンっぽさがあるキャラの表情や動きは抑えられていて、2Dに慣れた日本人でも見ていてわざとらしさがなく、むしろ表情豊かでアクションにも迫力を感じる。
3D作画がこれから受け入れられていきそうな、どことなく二ノ国味を感じる映像。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

昔見ていました。懐かしい。完全新作とは。クオリティも高く良い作品です

1話感想 4.2 昔見ていました。懐かしい。完全新作とは。クオリティも高く楽しみです

トライガンの前のアニメは…98年でしたか。
懐かしいですね。この頃はアニメを見ていました。
なかなか面白かったとは思います。

それが完全新作ということで…
当時のノリもどこか残っていて、かつ美しい映像美で。
これはかなり続きが見たくなりますね。

ナイブズの存在やらバッシュの正体やらは最初から明かしていくスタイルなんですね。
前のシリーズを見ている人にも見て欲しい、という意図を感じますね。

前のシリーズを見ていた人… 私くらいの世代ですね。
いや確かにこの世代、人数は多いですけれど新アニメをおいかけて見れている人そんなにいますかね?

とはいえ、良さそうなアニメなのでまた人気が出ると良いと思いました。

全話感想
うん、まあ… 良い作品だったとは思います。
とにかくクオリティは素晴らしく高く、ケチを付けるのはおこがましいかな、という感じで。
とにかく出来が素晴らしく良かった。

じゃあ不満は全く無いかと言うとそういうわけではないのですが…。
まあ基本観念的でわかりにくい点ですかねぇ。
まあそういうノリなので仕方ないですが。まああんな頭のおかしいナイブズが、今何をしようとしているのか、懇切丁寧に説明してくれるのもおかしいですし…

まあバッシュも、色々煮えきらないですがああいうキャラなんで、とやかく言うもの…
ですね。
まあ不満はあっても、まあそれがトライガンなので…。

ただ一点だけ。
…ウルフウッド、今回のバッシュはとんがってないだろ!
どこがトンガリやねん…。
まあウルフウッドがトンガリと言わないのは違和感があるって気持ちはわかるのですが。
でもトンガリじゃないよなぁ…。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 4

77.3 4 完璧アニメランキング4位
グリッドマンユニバース(アニメ映画)

2023年3月24日
★★★★★ 4.2 (62)
182人が棚に入れました
蝉の声が聞こえる中で繰り広げられる日常の風景。そんなツツジ台の静寂は、怪獣グールギラスの声によって破られた。響裕太は内なる声に呼ばれ、ハイパーエージェント・グリッドマンと一体化する。グリッドマンとなった裕太はグールギラスを苦戦しながらも倒すことができた。
裕太のクラスメートの内海将、宝多六花はグリッドマンの誕生に立ち会ったことで、3人はグリッドマン同盟を結成する。しかし、3人は翌日驚くべき現実に直面した。人々から怪獣の記憶が消され、犠牲になった人々はそもそも存在しないことになっていたのだ。
裕太たちはグリッドマンとともに、この世界に迫りくる危機に向かっていくことを決意する。ツツジ台に隠された秘密とは? そして怪獣を操る者の目的は?
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人類は虚構から宇宙を創造する驚異の生命体

【物語 4.0点】
『SSSS.GRIDMAN』の少し後の世界に『SSSS.DYNAZENON』をクロスオーバーさせるお祭り映画の定番プロット。
多元宇宙(マルチバース)設定でというのも典型的。
だが決してやっつけで総出演させたキャラをごった煮するだけの後夜祭映画ではなかったです。

英断だったのは、当初、シナリオの主軸にと用意していた新キャラを、
脚本を詰める中で、尺が足りないからと、設定ごとバッサリと切り捨てたこと。
これ、中々できることじゃないと尊敬します。
もしも新キャラをゴリ押ししてたらコンテンツ崩壊の危機でした。


ファンなら何とか考察して食らいついて、展開カオスだな~wと笑って楽しめる。
この破綻しそうで崩れない、絶妙な脚本綱渡り感のスリルを、
初稿の未練など整理すべきは整理する、試行錯誤の末に実現。
(因みに六花と内海が、裕太がなくした『SSSS.GRIDMAN』の記憶を再現する学祭作中劇の改稿を重ねる件。
雨宮監督が改稿で受けたストレスの発散でもあるのだとかw)


作中劇制作の展開もあって、『SSSS.GRIDMAN』に引き続き、
虚構を創作する人類の功罪という題材はさらに深化。

人間の創造力が生み出したグリッドマンの可能性と危険性。
『グリッドマン』がネット時代を先取りし過ぎた90年代特撮ドラマとして誕生し、
時代が追いついて再起動(リブート)される。
映画館の鑑賞者を含めた入れ子構造で、テーマもクロスオーバーする爽快感。

『グリッドマン・ユニバース』のタイトル回収も見事でしたが、
『SSSS.DYNAZENON』に円谷の要望で付けられたという“GRIDMAN UNIVERSE"のサブタイも、ある意味、伏線回収された点も綺麗でした。


総じて闇鍋化しやすいオールスター展開を緻密に煮詰めた快作だったと思います。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・TRIGGER

日常シーンでは止め絵のっぺらぼうが声を発する底辺レベルまで脱力。
一転バトルシーンでは爆発力のあるリッチな映像で魅せる。
“退屈な日常”と鬱屈を晴らすバトルシーン。
ON-OFFを、作画カロリーで体現する極端なバランスは健在。

返す返すも、作品の枠を越え、複雑合体しても破綻しない、
巨大ロボのデザイン設定には驚かされます。
「フィクションなんて多少カオスな方がおもしろいぜ。」
というのは物によりけり、本作は良きですが……。
巨大ロボ合体はカオスな方が断然面白いですw

ただ最もインパクトがあったのは合体ではなく{netabare} 2代目の巨大化w{/netabare}
何故、宣伝ポスターで敢えて“『シン・ウルトラマン』の円谷”のコピーだったのか。
{netabare} 長澤 まさみさんが巨大化した{/netabare} トラウマも思い出しつつ、一番首肯したシーンでもありましたw


『SSSS.GRIDMAN』ラストで物議を醸した{netabare} 実写映像。{/netabare}
マルチバース演出に寄与した本作のカットを見れば、納得感が増すと思います。


【キャラ 4.0点】
裕太の六花への告白の行方というシナリオ軸。

『SSSS.GRIDMAN』主人公・響裕太とヒロイン・宝多六花より、
恋愛面で一歩先を行く『SSSS.DYNAZENON』主人公・麻中蓬(よもぎ)とヒロイン・南夢芽。
両カップルが邂逅した時、何が引き起こされるのか?
特撮だの、多次元世界の命運だのより、私は鑑賞前から恋バナが気になって仕方がありませんでしたw

蓬くんも裕太に{netabare} 「告白しないんっすか?」{/netabare} って感じで無自覚にマウント取る豹変ぶりw
すっかり明るくなった夢芽ちゃんもそうですが、恋が少年少女に与える活力って恐ろしいですねw

刺激を受けた裕太の行動を待つ形の六花。
六花は裕太との“グリッドマン同盟”の日々の再現劇シナリオを何度も書き直しています。
つまり改稿の度に、裕太くんのことをジックリ考えてアウトプットを繰り返しているということ。

これを踏まえた上で、六花が再びグリッドマンとして戦いに赴く裕太の身を案じる表情。
裕太がどれくらい六花のことが好きなのか探るような表情。
もう、いちいち可愛すぎて悶えます。
六花ちゃんの顔も太ももも眩しすぎて直視できませんw


その他、総登場したキャラたち各々に、時間と経験による成長や変化が感じ取れるのも楽しい要素。
ただ心配なのは{netabare} 再び無職となった山中暦。
蓬もナチュラルに「大丈夫っすか?」って感じで話振る辺り、ホント図太くなりましたw{/netabare}


【声優 4.0点】
主人公・響裕太役の広瀬 裕也さん。
記憶喪失設定もこじれて複雑化したキャラにも好対応。
宇宙の一大事に対しては割りと即断即決でハキハキして頼もしいヒーローなのに、
六花に対しては相変わらずモジモジとw
この落差を演じることで、世界平和や期末試験より重大な恋の難しさを好表現していました。

六花役の宮本 侑芽さんVS夢芽役の若山 詩音さん。
両アンニュイ・ヒロインボイスが共鳴したらどんだけ気だるげになるのか戦々恐々でしたがw
TVアニメ版でのキャラ成長もあってか意外とシャキシャキとガールズトークを繰り広げていました。
{netabare} マックス{/netabare} の横槍が無念ですw


TVシリーズでED主題歌を担当していた内田 真礼さんに今作では割りと出番があって良かったです。
賞味期限は本当に重要です。
食中毒防止の面でも、人間関係進展の面でも、趣味の面でも。
アニメ映画は劇場公開期間が一番の食べ頃。鑑賞したい衝動は抑えてはいけません。


【音楽 4.0点】
劇伴担当はTV版と同じく鷺巣 詩郎氏。
“退屈な日常”では無音やピアノ曲で潜伏→バトルではお馴染みの金管と混声コーラスの雨あられ。
ここも極端なバランスで押し通す。
本作ではエレクトロミュージックへのチャレンジも目立ちました。

ファイナルバトルでは鷺巣氏のBGMだけでは火力が足りぬとばかりに?
ボーカル・大石昌良さんによるTVアニメ版OPを相次いで投入するお祭り騒ぎ。

そのオーイシマサヨシさん主題歌「uni-verse」は歌詞には青春を織り込むが、
曲調はショータイム感のある陽気な一曲。

クライマックスでは内田 真礼さんの過去のシングル曲「ハートビートシティ」が挿入。
ポップな告白ソングで胸が高鳴ります♪

投稿 : 2023/05/27
♥ : 15

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「クロスオーバー作品には守らないければならないモノが3つある。サービス、サービス、サービスサービスゥ〜!だ。」

 評判が凄く良いので急いで鑑賞。ちなみに私のグリッドマン指数は、電光超人は見てない、グリッドマンはかなり好き、ダイナゼノンは微妙かな?って感じです。


 ネタバレが怖いのでアッサリ書きますが、とにかく後半はもうサービスサービスゥ〜!です。細けえことはいいんだよ!ってくらいクロスオーバーならではのサービスと、ロボ作品などの王道な燃える展開の釣瓶打ちで、もうちょっとちょっと盛り込み過ぎじゃないってくらいな豪華さです。


 全体的には単に作画が綺麗というようなレベルじゃなく、静かな場面のロングを上手く活かした画面構成の妙、特撮的な映像演出がより可能になったCG描写、トリガーっぽい過剰な勢い重視より美麗さと軽やかさが最高な手書き作画と、色んな表現を上手に使いこなしているのがグッド!。


 正直悪役が微妙とか、マルチバースとか導入して長期化しがちなシリーズ作品に対するメタな批評性をもっと入れて欲しかったとか色々あったけど、ある一点で「そりゃ反則だよ…。」と思いつつ見たかった展開を入れてくれて思わず落涙して全て許せました。やはり小賢しいことに拘るより、王道な燃える展開で歴代主題歌からの〜新主題歌!みたいなベタでも最高な演出とかのが大切。


 「人間は虚構を信じられる唯一の生命なんだ」ってのはもっと突き詰めれば「プリキュアオールスターズメモリーズ」的な私は号泣なテーマになりそうだったが、そこは少し不徹底だったかな。あくまでクロスオーバーの楽しい要素に重点を置いた感じですね。リアルとフィクション、虚構のおかげでなんかと生きていけるオタクや中二病的な人間を開き直らずに肯定してくれてたらより大傑作だったかも。「アニメなんて見てないで現実に戻れ!」って散々アニメやってきた人に言われるのはもう沢山。 


 どうでもいいが、エンドロール後にオフビートなオマケみたいなやつをつけるのはもうダサくなっちゃったような。マーベルで散々やり尽くしちゃったし。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 6

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ユニバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアス!!!!

自分は何のために生まれてきた!!!
自分は何のために今日まで命を繋いできた!!!

WBCでの日本代表の快挙と大谷翔平の躍動を見るためか!!!
ドバイミーティングでのイクイノックスとウシュバテソーロの栄光を見るためか!!!

それらも全部含めて、この映画を見るためだあああああああああ!!!


はい、というわけで今週色々ありすぎてテンションが振り切れてますが、映画見てきました。
もうマジで最高、語るべきことは多くあるんですが、もうとりあえずホントありがとうトリガー。
とにかくこっちが見たいと思ってたもの全部詰め込んでくれたファンサービス満載の神映画。
復習も兼ねてこの2週間グリッドマンとダイナゼノンそれぞれ1話から見返したり、主題歌聴き倒したりと周到に準備してテンション状態上げに上げてから鑑賞に臨んだせいもあってか、終始興奮しっぱなしでした。

自分の好きなボーイミーツガール要素と少しアンニュイな青春群像劇、ロボットアニメの花形といえる合体バンク、共闘、板野サーカスや勇者パース等のアクション演出、燃えるアニメの約束された王道展開である主題歌挿入のタイミングetc.....
もう全部好き!!SSSS.シリーズホント全要素大好き!!

とりあえず作品としてはこれで一区切りでしょうし、素晴らしい物語を最後まで見せていただいて、制作スタッフの方々に頭が下がる一方です。
残念だったのは普段は購入しない映画パンフを購入しようとしたら売り切れていたこと.....
また来週特典も変わるので2回目の鑑賞予定ですが、その時に買えるといいなあ....

投稿 : 2023/05/27
♥ : 10
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