平野俊貴おすすめアニメランキング 23

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの平野俊貴成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年12月07日の時点で一番の平野俊貴おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.3 1 平野俊貴アニメランキング1位
デビルマンレディー(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (36)
157人が棚に入れました
ファッションモデルの不動ジュンは、ある日アスカ蘭と名乗る女性の訪問を受ける。そしてジュンは、人が獣(ビースト)になる恐ろしい光景を目の当たりにする。ビーストに襲われそうになったとき、ジュンもまた獣へと変貌を遂げる。ビーストの姿でありながら人の意識を持ち続ける「デビルマンレディー」に。その事実にショックを受けながらも、ジュンは身近な友人たちを守るため不本意ながら、アスカに促されるまま「ビーストハンター」としてビーストとの戦いに身を投じていく。

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

飛鳥と不動。神と悪魔と人のアナザストーリー

全26話。
永井豪。
ED田村ゆかり。


人が悪魔化して戦う。
デビルマンと言えばこの構図なんですけど、今回は変身するのがレディー…そう、女の人なんです。モデルの。

デビルマンと同様、デビルマンレディーも原作漫画とアニメでストーリーが全く異なってます。

漫画版ではデビルマンレディーとデビルマンがパラレルの関係にあるので、デビルマンレディーにデビルマンの主人公不動明が登場したりするんですけど、アニメでは完全オリジナルなのでせいぜい不動明のオマージュキャラが登場するだけになってます。

この作品、主人公の性格が非常に内向的。
その分、悪魔化したときの本能に支配された獣の様相に対してギャップが激しく、グロ要素にも拍車がかかってます。
バトルは暗い中でのバトルがほとんどなので、回によっては暗過ぎて何が起こってるのかわかんないときもあるのでそれは難点かもですが。
というワケで主人公が暗く、雰囲気も暗く、若干鬱っぽく重苦しい展開がツラツラと続いていくワケですけど、そんな中にも、人とは?進化とは?という問いかけが多分に盛り込まれているあたりはいかにもデビルマンらしい作品となっているんじゃないでしょーか。その問いかけに対する回答を自分なりに考えつつ視聴すると一層楽しめると思います。

人、悪魔、神。
この関係性がつまるところ話の完結のあるデビルマンシリーズの見どころだと思ってますけど、このデビルマンレディーはデビルマンシリーズにおいて他にはない唯一無二のエンディングカードをきってくるので、デビルマンの存在について新たな発見があると思うし、それについて自分なりに考察するのは面白いかなーと思います。

最後にひとつだけ小ネタ投下。
かつてドラゴンボールでカメ仙人がカメハメ波をうつときに上半身の服がビリビリに破れたように、又はかつて北斗の拳でケンシロウが気合いを入れたら上半身の服がビリビリに破れたように、デビルマンレディーに変身して体の筋肉が膨張するときは服が破れちゃいます。んで、、元の人の姿に戻る時は基本裸なんですけど、デビルマンの主人公不動明のオマージュキャラとして登場している真紀猛だけは変身後、服が元通りになってますw
先発旧作のアニメ「デビルマン」で主人公不動明が変身後に服が元通りになってたのをギャグとして逆手に取ってネタとして堂々とやらかしてくれているんです。オマージュもここまでやればなかなか深いっすww

投稿 : 2019/12/07
♥ : 21

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

「もし●●が女だったら」の面白さ

※2013/5/30 レビューを追加

けっこう好きなんですよ、これ。

デビルマンシリーズは漫画『デビルマン』を読んだくらいで、アニメ『デビルマン』とか漫画の『~レディー』についてはまったく知らないド素人なので、その辺りの系譜的な話はちょっとついていけない部分があるのですが、単体として結構、観れるアニメだと思っています(1998年作品と古く、正直作画とかも相当きついんで期待しちゃダメです)。

タイトルだけ見ると、なんとなくカジュアルなスピンオフみたいな印象を受けるけれども、お話的にはちゃんと『デビルマン』スケールのものを扱っていて、神やら進化やら種の覇権争い的な切り口の中に、人の宿命やら何やらをかなりネチネチ落とし込んでいて、けっして軽いテイストとはいえないです。

ただ。個人的な感想としては、突き詰めると、デビルマンが女性だったらどうなるだろう、てところに作品の妙味は概ね集約されると思ってて、特筆すべきは、案外ただそれだけのことが視聴のモチベーションになりうるってことですかね。

ついさっきまで「うぉおおおお…ッ!!」って吠えてたのに、変身状態から解けた時に裸なもんで、急に恥ずかしがるところとか、胸を隠す仕草とかさ、もうこれがナントモ。他にも、…他にも、なんだろう、中盤のあれですとか終盤のそれですとか。
ま、ほら、綺麗なお姉さんが汚れていく様って、ある種の人間にとっては割とそれだけで娯楽だったりするのですよ。

「永井豪の」という文脈で語られるエロチシズムって、人によって相性のよしあしが激しいはずで、自分はわりかし相性良い方なのですが、『~レディー』に関しては、それとは別に、もっと世間一般的なエログロの嗜好までカバーできてるんじゃないかな、と。意外なほど良質なエンタメに仕上がってるのです。

音楽の渡辺俊幸氏をはじめ、あらためてスタッフ陣を眺めるとけっこうなビッグネームが名を連ねており、力の入れ具合は並々ならぬものがあったんだなあと今更ながらに驚く。その割には露出がえらい消極的だったような記憶があって、自分もリアルタイムではかすりもせずにスルー、Gyaoで無料配信してるのをきっかけに興味持ったクチです。(でも「CRデビルマンレディー」とかはしっかりあるのねw)


「もし●●が女だったら」ていう発想の仕方って、最近けっこう流行りというか、もはや戦国武将が軒並み女だっとしても、べつだん驚きもしないわけですが、自分が思ってるよりずっと展開力の高いフォーマットなのかもしれない。なんてことを考えたりしてました。案外おすすめですよ、デビルマンレディー。

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#激闘〈第3段階〉
ある場面で一回だけ使われてるBGMの曲名なんですが、むちゃくちゃカッコイイ。映像を邪魔するほど耳に残るってBGMとしてどうかとも思っちゃうのだけれど、ある地点を突き抜けると、アリですわな。「ラスボス曲、神だわぁ」みたいな。それ系の体験に近い。この曲のためだけにサントラをポチっちゃうダメ人間。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

人間よ、人間だから、”デビルマン”なんじゃない!

実写版「デビルマン」という想像と予想を遥かに超えた超変化球に避けきれずデッドボールを喰らい、リハビリがてらの救済処置に見つけたのが「デビルマンレディー」でした。
監督は「吸血姫美夕」の平野俊貴氏、脚本は「serial experiments lain」の小中千昭氏、これはおぞましい雰囲気が期待出来ますね!


ファッションモデルである不動ジュンは、ある日謎の女性アスカ蘭の訪問を受ける。彼女に無理矢理人気のない倉庫に閉じ込められたジュンは、人が突如異系の獣「ビースト」に変形する恐ろしい光景を目にする。
ビーストに襲われ絶体絶命となったその時、ジュンも獣の姿へと変形し、ビーストを本能に赴くままに殺戮する。
ビーストの姿でありながら人の心を持ち続ける「デビルマン」となったジュンは、アスカに促されるまま「ビーストハンター」としてビーストとの血みどろの戦いに身を投じていくのであった…。



永井豪原作「デビルマン」の設定を男女逆転させた形にした作品。漫画版「デビルマンレディー」もありますが、そちらとは全く話も設定も異なります。
この作品で感心したのは、ただ主人公とアスカの性別が違うだけではなく、漫画版「デビルマン」とあらゆる面に置いて立ち位置が対になっていることです。
例として挙げると
不動明は自信の意志により”デビルマン”となり、たった1人で戦いに挑む。
不動ジュンは他者の強制により”デビルマン”にさせられ、超機密組織のバックアップ付きで戦いに仕方なしに赴く。

女性の主人公がズタボロの瀕死にやられる1話から始まり、終始主人公が酷い目に合っていく展開です。人ならぬビーストの姿となった者の葛藤、苦悩を繰り返すジュンの性格も相俟ってか作風も暗く陰鬱。永井豪の漫画はコミカルもあったりするのですが、今作ではほとんど笑える場面はありません。
日常に潜む「ホラー」が序盤は顕著で演出がニクい。アスカ蘭の真の狙いも謎解きのようにゆっくり明らかにされていき、次第に迫って来る終末感もアリアリと上手く描写していました。
陰惨な結末で有名な「デビルマン」とは異なり、希望のある結末にしたのは見事な構成です。
{netabare}
アスカが「獣」を闇に葬り、人間だけの理想の神の国は、虚構に満ちたものでした。ジュンがビーストたちの怨念を集めて悪魔となり、神と決闘を繰り広げるシーンは燃えましたね。
「デビルマン」と「人間」の共存の世界になったように見えますが、その中では人々を襲う「ビースト」も混じっているわけで根本的には最初と何も変わってないのではないでしょうか。人間が獣の存在を認めたとはいえ、きっと偏見や差別も根強く残っているだろうし、また魔女狩りや戦争が待ち受けているのかもしれないし、もしかしたら人間が滅びた漫画版「デビルマン」よりよっぽど過酷で争いの絶えない世界になるかもしれません。

それでもタカエや猛のように「何があっても生きていく」、これが今作の最大の希望なのかなあと思いました。
{/netabare}


本作で外せない主人公の性格もまた対になっています。
不動明は”デビルマン”になる前は弱虫でオドオドしていましたが、覚醒後は喧嘩強い男気溢れる性格に変貌します。
不動ジュンは内気で社交性のあまりない暗い性格で、"デビルマン”になる前も後も変わりません。それ所か、時折獣の欲望が現れることに自己嫌悪に陥ったり、不条理な運命や先の見えない壮絶な戦いに苦悩したり、情緒不安定になっていきます。獣と人間の狭間で葛藤し、追い詰められていくのです。

アスカ蘭が言う通り「獣」としてふっ切れたらこんなに思い悩むこともなかったでしょうし、容姿端麗で根は優しいが為に同性異性問わずモテまくり自分の首を絞める事になります。恐らくウジウジで自分自身に苦悩する彼女の優柔不断さにイライラする方もいらっしゃるかと。それは根本的な性質が真面目で誰よりも心優しかったからなのでしょう。
{netabare}
踏ん切りの中々効かないキャラではあったものの、「"人"でありたい」とずっと思い続けていた為に、欲望に支配されず自我が保ていたのではないかと。ベイツは己の欲望に心身共に任せた結果、巨大化したら暴走して自我を取り持てていませんでした。
{/netabare}


そんな中でも彼女なりに自分の存在意義を見つけようと踠き続けます。
また、自分を慕う「滝浦和美」という年下の女の子を守る為に距離を置き、双方すれ違っていきます(デビルマンの「牧村美樹」をオマージュしたキャラ)。
何かをしては上手く行かず、物事が悪い方向に向かい…もうね、そんなにやるかっていう位ジュンを絶望の淵に追いやっていきます。泣きながら傷つきながら過酷な運命に立ち向かおうとする主人公には感情移入しまくってしまいました。
最後には…どうでしょう、ジュンは何か一つでも良い事あったのか…。
{netabare}
和美とやっとわかり合えたのに即刻殺す展開は鬼そのものである。「願」だけは何度見てもホロリとなってしまいます。序盤の「格好良く何かないよ」の台詞がこんな形で生かされるなんて酷過ぎます。
その後のおじいちゃんの家に帰ろうとし、「甘酒飲みたいな、おじいちゃんの作った…」の悲壮感に満ちた台詞でもう泣けてしまった。
ベイツ、同志なんだから少しでもジュンの肩の荷が下りるような奴だったら良かったのに全く価値観が異なるし話あわなかったのが残念で仕方なかったです(ベイツも最後の辺はちょっとネジ外れ気味で、ボス戦で燃え尽きる展開は良かったのですが)。ベイツだけじゃなく、奥さんも娘もいるのに関わらず「不動さん、貴方が好きだ!」とか言うマネージャーも、アスカの謎を全部ジュンに告げなかった前田も大概だとは思いますが…。女主人公を巡る男同士の修羅場は昼ドラみたくで面白かったです。

最終話、誰の為でもなく自分の為にアスカと決闘するジュンは格好良かった!が、しかしその戦いで両腕まで失い、その挙げ句最後まで「自分自身を愛せない」なんて呟く主人公。結局自分自身の存在意義を見つけられず大切なものを何もかも失ったジュンに、救いなんてあったもんじゃないです。
最後に人ごみに消えていく後ろ姿が、本当にやるせなくて哀しかったです。せめて、腕は再生して欲しい…両腕がなくなるのも、下半身(両脚)をなくして眠りにつく不動明と対になってるんだとか。今の所ジュンちゃんは私の見たアニメの中で悲惨な女主人公No.1です。
{/netabare}

アスカは気の弱いジュンを良いように利用しまくり「貴方は私のものよフフン」なんてサディスティックなラブオーラを出しまくります。ジュンはアスカのことを憎んではいながらも、愛憎混じったもどかしい感情を抱いています。2人の奇妙な関係も中々見応えありました。会話も率直で真逆な価値観も覗かせて結構面白かったりするので、アスカがあまり出ない中盤は残念でした。
{netabare}
何だかんだでジュンは自分の正体を知っているアスカにはある意味気を許しているんじゃないかな。だから「もしかしたら貴方のことは愛していたのかもしれない」の台詞は納得が出来ます。
「和美…貴方のペット?」「やめてよ、そんな言い方!」みたいなギスギスした掛け合いが面白かった。人のこと好き勝手言う自己主義のアスカさんには流石に怒りを隠せなかったか。

アスカはたまに気遣いする時もあったけど、全体的にもっとラブオーラ全開でも良かったんじゃないかと思いました(漫画版デビルマンレディーが顕著だからそう思うのかもしれないです)。好きとは言うものの、神になる自身の為に相手を支配し利用したロクでもねえ奴でしたが…。
「霧」のエピソードでは、アスカがジュンの子供時代の話をやけにちゃんと聞いています。本当はそこそこ良いコンビなんじゃないだろうか…いやそんなことないか。
「箱」のエピソードでモンスター映画見ながら任務を伝える場面。
「モンスター映画なんてラストは皆決まってる。ヒロインが化物の彼を殺して終わりよ」と途中退席しバッサリ切り捨てるアスカと、最後まで映画を見て真の結末を知るジュン。
ここは2人の性格の違いを表していただけではなく、何となく物語の結末も暗示していたんじゃないかなーなんて勝手に妄想が膨らみます。 {/netabare}


声優さんの演技も素晴らしかったです。
特に不動ジュン役の岩男潤子は普段儚げでもの静かな女性で、「デビルマン」に変身した途端ドスの利いた声になる演技力の高さは驚きました。ジュンの苦悩、葛藤、人と獣の間で叫ぶ哀しみが身に染み入る位感じられました。
{netabare}
サトル君の所に特攻する際の咆哮が凄まじかった。
「顔」のエピソード、いつも以上にジュンちゃんは精神的に参ってましたね。ベイツももっと相談に乗ってやれよ…。ビーストが現れる前のくだりが印象的でした。
「獣の女に頼らないと処理出来ないんですか」
「(略)我々の相手はあくまでもテロリストだ」
「人間相手なら殺せるんだ…」
ここの言い方が冷ややかで怖かった。台詞が地味ながらも、後半の展開を思わせるように出来ているのも良かったです。
{/netabare}


何せ世界覧が終始暗い上、主人公の難儀な性格に好みが分かれる所です。
規制によって画面が暗過ぎることもあったり、作画が回によって荒いのが難点。
「デビルマン」を強く意識し、新しく解釈した側面に仕上がった今作はとても見応えがありました。それでもって主人公の報われない結末が、哀しくて仕方なかった。こんな切ない作品があるんだなあと思い知りました。私にとって印象深い大切な作品です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 21

78.1 2 平野俊貴アニメランキング2位
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(アニメ映画)

1984年7月21日
★★★★☆ 4.0 (415)
1870人が棚に入れました
50万周期にわたり大宇宙で抗争を続ける巨人族の二大勢力、男のゼントラーディ軍と女のメルトランディ軍。西暦2009年、その戦火は地球にも及び、ゼントラーディ軍の奇襲をうけた地球統合軍の巨大宇宙戦艦SDF-1マクロスは、脱出時の動力不調から太陽系外周部へ飛び出すこととなる。追撃をうけながら地球への自力帰還をめざす航海の5か月目、土星の衛星タイタン宙域から物語は始まる。地球を離れる際避難した5万8千人の民間人は、広大な艦内に市街地を建設し生活を営んでいた。バルキリー隊パイロット一条輝はアイドル歌手リン・ミンメイや、上官早瀬未沙と近しい関係になっていく。そんなありふれた日常風景が、接触した巨人族たちの規律に思わぬ混乱を招くことになる。

声優・キャラクター
飯島真理、長谷有洋、土井美加、羽佐間道夫、小原乃梨子、神谷明
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マクロスシリーズ一括評価

ちょうど今、dアニメストアで、3月末までの限定ながら、本作および『劇場版マクロスF』(前・後編の2本)『劇場版マクロス7』の劇場版作品4本が配信されているので、マクロスシリーズ未視聴の方はチャンスです。
(※なお、TVシリーズ『超時空要塞マクロス』『マクロス7』『マクロスF』『マクロスΔ』は期間限定なしで配信中)


◆マクロスシリーズ一覧&評価 ※全10シリーズ18作品
(※作中にある架空の西暦年代の順です。制作順ではありません)

★が多いほど個人的に高評価した作品(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた作品
×は脚本に余り納得できなかった疑問作
●は未視聴
※人名は監督、(総)は総監督、SDはシリーズディレクター、SCはシリーズ構成

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 【1】 マクロス ゼロ (西暦2008年の世界) ※冒頭で1999年7月の災厄が語られる
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№1 《OVA》 「マクロス ゼロ」 (河森正治/全5話/2002-04) ★ 4.0

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 【2】 超時空要塞マクロス (西暦2009-10年の世界)
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№2 《テレビ》 「超時空要塞マクロス」 (石黒昇(SD)・松崎健一(SC)/全36話/1982–83) ★ 4.3
№3 《劇改作》 「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」 (石黒昇・河森正治/1984) ☆ 3.7

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 【3】 超時空要塞マクロス Flash Back 2012 (西暦2012年の世界)
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●№4 《OVA》 「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」 (河森正治/1987) ※30分

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 【4】 マクロスプラス (西暦2040年の世界)
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№5 《OVA》 「マクロスプラス」 (河森正治(総)・渡辺信一郎/全4話/1994-95年) ☆ 3.8
№6 《劇改作》 「マクロスプラス MOVIE EDITION」 (河森正治(総)・渡辺信一郎/1995年) ※115分 ★ 4.1

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 【5】 マクロス7 (西暦2045-46年の世界)
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№7 《テレビ》 「マクロス7」 (河森正治(原作)・アミノテツロー/全52話/1994-95年) ☆ 3.7
№8 《劇新作》 「マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!」 (アミノテツロー/1995年) ※33分 ☆ 3.7

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 【6】 マクロス ダイナマイト7 (西暦2047年の世界)
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№9 《OVA》 「マクロス ダイナマイト7」 (アミノテツロー/全4話/1997年) ☆ 3.5

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 【7】 マクロスF (西暦2059年の世界)
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№10 《テレビ》 「マクロスF」 (河森正治(総)・菊地康仁/全25話/2008年) ★ 4.3
№11 《劇改作》 「マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」 (河森正治/2009年) ★★ 4.5
№12 《劇改作》 「マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」 (河森正治/2011年) ★★ 4.7
●№13 《劇改作》 「マクロスFB7 オレノウタヲキケ!」 (アミノテツロ/2012年)

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 【8】 マクロスΔ (西暦2067年の世界)
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№14 《テレビ》 「マクロスΔ」 (河森正治(総)・安田賢司/全26話/2016年) ★ 4.0
●№15 《劇改作》 「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」 (河森正治/2018年)

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 【9】 超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN- (西暦2090年代の世界)
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№16 《OVA》 「超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-」 (八谷賢一/全6話/1992年) ☆ 3.5

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 【10】 その他 
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№17 《OVA》 「娘クリ Nyan×2 Music Clip」 (/2010年) ★ 4.0 ※『マクロスF』劇場版の映像を流用した音楽劇
●№18 《OVA》 「マクロス超時空ゼミナール!!」 (/2012年)


以上

(TVシリーズ+短編OVA) 5+36+4+52+4+25+26+6=158話
(劇場版) 7本 (愛おぼ/マクプラME/マク7銀呼/マクFB7/マクF虚空/マクF恋離/マクΔ激ワル)
(特殊OVA) 3本 (Flash Back 2012/娘クリ/超時空ゼミ)


◆総評

上記のように、TVシリーズを放送した後に、それをベースとする劇場版アナザー・ストーリーを公開するのが恒例になっています。

・・・で、私の個人的な感想ですが、

(1) 『超時空要塞マクロス』(初代マクロス)に関して

本サイトでは、何故か劇場版の評価が非常に高く、TVシリーズの評価が低めですが、TVシリーズをちゃんと見ていないと劇場版もさほど楽しめないし、マクロスシリーズ全体のコンセプトを誤解してしまう怖れがあると思うので(※私がそうだったので・・・)やはりTVシリーズの方を先に視聴する方が良いと思います。
逆にいうと、劇場版を見てまずまず楽しめた人には、TVシリーズの方も必ず見て欲しい作品です(※劇場版は作画・音楽が良く“楽しめる”作品だけど、TVシリーズは作画の酷さやシナリオのグダグダさという欠点を凌駕する“予想外に大きな感動”のある作品と思うので→マクロスシリーズが現代まで続いている人気の源泉はここ)

(2) 『マクロス7』に関して

私が最初に視聴したマクロスですが、こっちも初代マクロス(TVシリーズ)の方を最後までしっかり見ていないと作品コンセプトが確り理解できないし、作品をいまいち楽しめないと思います。
※ヒロイン(ミレーヌ)の両親が初代マクロスのあの{netabare}子づくりカップル{/netabare}だと知ってビックリ!だったので。
シナリオ自体は、初代マクロスを視聴済みという前提で、前半はまずまず面白いと思います(※個人評価 ★ 4.1 くらい)。
ただし後半は、展開が冗長になりシナリオも焦点が定まらなくなる印象で、全体評価は ☆ 3.7 とマクロスシリーズの中では低めとなりました。

(3) 『マクロスプラス』に関して

全4話と短く作画良好&シナリオもコンパクトに纏まっているので、ここからマクロスを見始める、という手はあると思います。
但し、マクロスシリーズ全体からみると、他作品との関連は薄く、無視しても問題ない作品かも。

(4) 『マクロスゼロ』に関して

初代マクロスの前日譚なので「ゼロ」という作品名なのでしょう。
その初代で活躍するエースパイロット(ロイ・フォッカー少佐)の雄姿が存分に楽しめる作品でもあるので、彼のファンは必見です。
そして、『マクロスF』に引き継がれる伏線も多い作品。

(5) 『マクロスF』に関して

新規ファン開拓を主眼としエンタメ性が大幅に強化されているので、ここからマクロスシリーズを見始めても十分楽しめると思いますが、『超時空要塞マクロス』のTVシリーズを確り見終えたあとに再視聴すると、本作が初代マクロスを巧みに本家取りしていることが分かってきて、楽しみが更に増すと思います。
因みに、『マクロスゼロ』の方も先に視聴しておけば、そちらのエピソードとの関連も発見できて更に楽しめます。
更にいえば、『マクロスF』に関しては、TVシリーズよりも劇場版の完成度の方が圧倒的に高いので、初代と違って劇場版から先に視聴するのもアリだと思います。

(6) 『マクロスΔ』に関して

現在劇場版が公開中の最新シリーズですが、私はTVシリーズしか見ていないので評価は保留します。

(7) 『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』に関して

初代マクロス制作10周年を記念して制作されたOVAということですが、河森正治氏その他の初代マクロスの主要スタッフが制作にあまり関わっておらず、マクロスシリーズの中では完全に浮いた作品となっています(シナリオ&設定も他作品とは整合性が取れていない完全なパラレルワールドもの)。
内容は可もなく不可もなく、といったところか。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 23
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ミンメイファンが増えました

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 初見でした。2時間くらいのSFロボットもの。テレビシリーズは未視聴です。
 作画に関しては圧巻の一言。音楽も満足しました。視線の送り方などの表現もとても良かったです。


ゼントラーディとメルトランディ:{netabare}
 男のゼントラーディと女のメルトランディと人類が相互に戦争状態にある、という三つ巴がストーリーの骨子にあります。この異種族であるゼントランディとメルトランディの描き方は面白いなと思いました。
 ゼントランディの戦艦は、自然的で曲線的。
 メルトランディの戦艦は、機械的で直線的。
 一般的なイメージとしては、自然的・曲線的なものが女性で、機械的・直線的なものが男性だと思うのですが、イメージが逆転されています。女性的な戦艦を持つ男のゼントラーディと、男性的な戦艦を持つ女のメルトランディという構造です。

 両種族とも異性を必要としなくなった人類で、相手の種族と敵対しているわけですが、本能的な部分では相手種族を排斥していないのかもしれません。戦艦の中にいることを踏まえれば、異性の特性の庇護下にいるとも言えますし、戦艦として運用していることを踏まえれば、異性の特性を内在化しているとも言えます。

 このような戦艦が描かれることで、<ゼントラーディVSメルトランディVS人類>の戦いは、<男女VS男女VS男女>の均衡された状態になりました。これでは決着つかなくない?と思っていたら、やはり決着は別のところにありました。
 結局、この戦いは、どれかの種族に勝者が生まれたわけではなく、<文化推奨派VS文化否定派>の戦いに展開され、終止符となりました。文化の勝利です。
{/netabare}

ミンメイとミサ①:{netabare}
 今度はヒカルを巡る三角関係に関して。
 象徴として最初に起こったのはヒカルとミンメイは結婚式で、次がヒカルとミサは新婚生活、ということでヒカルがどちらになびくのかはなかなか見えませんでした。結果論から言うと、ミサしかなかったのだと思います。

 新婚生活の前のシーンで、ヒカルの家族が既に他界していることが明らかになります。家族のいないヒカルを「お帰りなさい」と迎えてくれたのがミサであり、ヒカルもこれを「ただいま」と受け入れたことが、ヒカルがミサになびくきっかけとなっていたのだと思われます。

 ミサがヒカルに思いを寄せ始めたのは、新婚生活の前のシーンでしょう。風邪をひいたミサがヒカルに弱音を吐きますが、ヒカルの境遇に触れ反省し、グロイ魚を食べるシーンがあります。これはおそらくプライドを捨てたという描写でしょうから、上官と部下という関係性から離れ、単なる男と女という関係にシフトしたのだと思われます。恋愛のスタートラインが描かれていたのでしょう。

 新婚生活自体はおままごとだったのですが、おままごとではない重要な描写があります。直後にあるミサが制服のジッパーを上げるシーンです。
 ミサはいつも立ち姿がシャンとしています。制服もキチンと着ています。どれくらいキチンとしているかというと、風邪をひいて寝込んでも着崩さないくらいキチンとしています。そんなミサがジッパーを上げるというのは、洋服を着る行為以外ないと思われます。ジッパー上げはヒカルと一緒に外に出てくるタイミングで行われますから、その前は洋服を脱いでいた、つまり、ヒカルとミサの間に肉体関係があったと捉えて良いでしょう(というか、意味がないのにジッパーを上げるシーンを描く理由がないですからね)。

 ヒカルとミサの関係が強固になっていることが分かるシーンがもうひとつあります。修羅場のシーンです。
 このシーンでは、ミサはノックをせずにヒカルの部屋に入ってきています。これは付き合い始めの恋人関係ではありえないでしょうから、通い妻とか同棲に近い感覚で過ごしてきていたのだと思われます。
{/netabare}

ミンメイとミサ②:{netabare}
 ミンメイが帰還してからも、ヒカルがミサに思いを固定できたのは、肉体関係があったからだと思います。
 もちろん現実的には肉体関係があっても他の女性になびく可能性はあるのですが、それはこの作品的には「絶対にありえない」と言い切れます(…たぶん)。
 肉体関係というと少しスケールが小さいですし生々しいので、「子孫を残すこと」とイメージしてください。

 この作品は、ゼントラーディと人類の対比が主題です。そして、人類が引き継いできた文化や愛が、両者の争いを終結させるという構造を持っています。しかし、文化とは何かとか、愛とは何かとかについては一切語られません。ここを語らない代わりに多くの時間を使って説明されているのがゼントラーディとは何か、ということです。

 ゼントラーディは、「子孫を残せず、戦争をする種族」です。これの対比先である人類が「子孫を残し、文化を持つ種族」というのはすぐに分かることです。そして、この背後にあるのが「愛」です。

 ミサとヒカルの肉体関係を示唆した以上、物語の構造上、人類を表現する際の「子孫を残すこと」というポジションは充足されています。物語を完成させるために足りていないのは、「文化を持つ」側です。
 ミンメイはアイドルというキャラクターです。初めから「文化」の側のキャラクターだったわけですから、私たち視聴者の感情はともかくとして、恋のライバルが登場してしまうと分が悪いと言わざるを得ません。
 つまり、「子孫を残し、文化を持つ種族」である人類を描くためには、ミンメイをヒカルとの恋愛が成就する「子孫を残す」側としてミサと重複させるわけにはいかず、愛の歌を歌う「文化を持つ」側でなければならなかった、ということです。

 仮に、ミサとヒカルの肉体関係が描かれていなければ、ミンメイにも可能性はあるのですが、そうなるとミンメイ自体が「子孫を残す」側であり、かつ、「文化を持つ」側でもあるわけですから、人類の全てを体現したキャラクターになってしまいます。人類の女神さま状態になりますから、象徴化が過ぎると思います。

 この作品のふたりのヒロインは、「愛」を「子孫を残す」側に特化させたミサと、「文化を残す」側に特化させたミンメイという役割を担っていたのだと考えられます。ふたり合わせて人類を描いていたのでしょう。ゼントラーディと対比をする上で、人類が持つ機能を「子孫」と「文化」に分けてしまったために、ふたりのヒロインはそれぞれの機能を体現するしかなかった、ということなのだと思われます。
 つまり、物語の作りから言えば、ヒカルが選ぶのはミサしかなかった、ということです。
{/netabare}


 マックスのサイドストーリーはもっと見たかったかな。尺が全然足りてないけど。
 2時間のミュージックビデオなんて聞いてましたけど、音楽だけの作品ではなかったと思います。文化とか愛とかっていうのが何かっていうのを描いて欲しかったというのはありますが、それを差し引いても、相当面白かったです。ロジックはしっかりありますしね。
 まぁ文化や愛が何なのかが語れなかったというのは、裏側を書くから表側は自分で考えてね、という構造になっている以上、仕方のないことかもしれませんけどね。ゼントラーディという異種族を使うことで、人間について考える、という作品でした。

対象年齢等:
 やや男性向けですかね。ミンメイの歌を好きになれれば性別は関係なさそうですけど。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「滑り台ヒロイン」とか作画とか。 【67点】

マクロスシリーズ第一作を映画化、歌と三角関係とロボットの物語。


■ヒロインの勝敗の付け方のお手本
複数存在するヒロインから最終的に一人が選ばれる場合、その選択に明確な意図がないと、いわゆる「滑り台ヒロイン」派閥は納得しづらいのです。
なのに滑り台ヒロインばっか好きになる私……。
なんてことを考えてたらいまさら思い出した、マクロスの原点。
ミンメイとミサ、主人公ヒカルに出会い恋に落ちた二人から、片方が選ばれる。
本作は物語構造的に、そこにうまく説得力を持たせられていたなぁと。
{netabare}
ミンメイは歌手です。
本作での歌の位置づけは、文化の象徴。
ゼントラーディという敵に対し、人類は
 ミンメイの歌を届け(かの有名なミンメイ・アタック)
→「ヤックデカルチャー」した大きなお友達との対立が解消され
→文化を排除する共通の敵を倒す、というのがプロット。

ミサにはそういう武器はない。
でも女として、ヒカルの愛を手に入れる。
男女が隔絶し敵対するゼントラーディ・メルトランディに対して、男女間の愛・性愛を持つ人類。
その領域での人類の勝利の象徴として、(肉体関係を随所で匂わせる)ヒカリとミサのカップルが成立するのです。

繰り返しになるけど、マクロスのテーマは、歌と愛とロボット。
その中で、歌(文化)を担うのがミンメイ、愛を担うのがミサ。
もしミサがアイドルだったり、ミンメイがヒカルに選ばれたら、負けたヒロインのファンとしてはあまりにやるせないですよね。
複数ヒロインがいても一人の総取りは許さず、各々が物語上の重要な役割をしっかり持ってる。
愛を手に入れられなかったミンメイについても、EDで歌手としての成功=新たな道での輝きが示され、ファン心理的には「よかったよかった」になるし。
テーマから逆算したキャラ配置上では当然の帰結だけど、キャラから入った人でも自然に納得できるというのは大きいです。
一方に偏らないキャラ描写(上映時間的に偏りようもないけれど)にも脚本のバランス感覚が見受けられ、長く続くシリーズの原点らしい基盤の強固さを感じました。{/netabare}


■一応作品全体の話とか
さすが原点、マクロスらしさ全開の作品で、ダイジェスト臭や古臭さに目をつぶれば、私のようにFから入った人でも楽しめるエンタメです。
歌と愛が地球を救うというプロットの勢い、アイドル歌謡、美樹元キャラデから醸し出される「古き良きアニメ」感が、80年代を体現しているようでテンション上がる。

でもやっぱり特筆すべきは、テーマの最後の一つ・ロボットを描き出す、圧倒的な作画。
にわかから見ても劇場版攻殻やAKIRAと並びセル画最高峰の一角だとわかる、異常な書き込み。
最終決戦、ミンメイ・アタック時の板野サーカスは凄すぎて思わず声が出ました(タコハイが飛びますよ)。
EDスタッフロールの原画クレジットの豪華さは、作画に興味のある方ならチビるのでは。

雑談だけど、古めの作品に共通して(劇パトとかでも)、DVD映像特典の予告の作りが時代を感じさせます。
映像の取捨選択、切り替え、楽曲とのシンクロ、文字フォント(重要)etc.、意識が変化したんですね。
実写含めた映画予告編やMAD等の持つインパクト・情報量は、だいぶ来るとこまで来ちゃった感じ。
とは言いつつ、さらに時代が進めば現代の想像力なんか軽々跳躍しちゃって、「2010年代のセンス古すぎ」なんて認識になるんだとは思うけど。
今を生きる者としては悲しくもあり、楽しみでもあり。


【個人的指標】 67点

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12

68.2 3 平野俊貴アニメランキング3位
魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアース(TVアニメ動画)

1994年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (195)
1070人が棚に入れました
人気作家集団CLAMP原作の初アニメ化作品。後半の展開は、少女漫画を基にした作品としては非常に珍しいロボットアニメとなった。東京タワーへ見学に来ていた女子中学生の光、海、風は異世界セフィーロへと召還される。そこで導師クレフより囚われのエメロード姫救出を依頼された彼女たちは、伝説の魔法騎士となって姫を虜にしたザガート打倒のために立ち上がる。だが、真に倒すべき敵はザガートではなかった?

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

異世界アニメにハマり始めた時期の名作。現代の異世界ジャンルに物申したい。

今でもOP覚えてて歌えますね。


「ゆずれない願い」

「明日への勇気」「キライになれない」
「光と影を抱きしめたまま」

「ら・ら・ば・い~優しく抱かせて」
「いつか輝く」

いい曲ばかりです。


OVAの「All You Need Is Love」が地味に好き。

このアニメは今考えればオーパーツみたいなアニメで、カラー分けされた個性のまったく違うヒロインたちが、
異世界召喚され、伝承の勇者となり、振りかかる困難を打ち破り、徐々にレベルアップし成長していく様を見せる。
よくアニメが良いか原作が良いかでもめることがあるのですが、それも面白い部分で、差異がハッキリしてる。

アニメではメカデザインのプロが手がける「魔神」と呼ばれる機械仕掛けの意思を持つ兵器が戦うことが多い。
他にも主要人物がストーリー半ばに亡くなってしまったりと、原作ほど何もかもが綺麗に仕上がるわけではない。

原作は、美しい女性や男性を繊細に描写し、戦闘で血を流し困難に見舞われてもなお、凛とした立ち姿を見せる。
アニメでは、男の子も視聴に耐えうる少年漫画的な表現やスピード感もあるが、その分禍々しいデザインもある。
制作環境や客のニーズに、時代考証を鑑みた時に納得ですし、作者側とアニメスタッフの連携があっての両作です。

でも、アニメで明かされない設定や登場人物の良い関係がとても好きなので漫画を読んで幸せになって下さいなw

曲としての完成度が高い現代のアニメソングではなく、“顔”とも言える作品のためだけに作られた名曲の数々は
このレイアースを語る上で無くてはならないアニメ版の骨子ともいえるものですし、この作品が好きだからこその
原作とアニメの両方をじっくり見て聞いて世界に浸ることが楽しかったですね。

何度観てもやっぱり好きだなーと思う部分。ふしぎ遊戯や十二国記でも思うのですけど、“東京”つまり現実世界
に帰ってきた時の主人公たちをアニメーションで観ている時がほんとに好きだなと思います。多分BGMや背景美術に
声優の演技、漫画版より詳細に長尺でやるなど、アニメならではの空気や楽しさが好きなのでしょうか?

最近の異世界モノでザンネンだなと思うのが、現実世界をドロップアウトしたい「欲」からくるものが多いので、
当時の異世界モノと違って現実世界でのエピソードやどちらの世界にも感じる郷愁を描かない点が少し物足りない。

お互いに無いと寂しい事柄があって、現実世界に帰ってきた時のカップラーメンの味(笑)や、世界の移り変わり、
仲間や恋人、打倒するべき悪などの、異世界で待つ人々。なんなら、やっぱ現実はクソゲーだなと再認識でも良い。

侘び寂びとは少し違うのかもしれませんけど、せっかく魅力を持たせられる要素を排除したのは痛いですよね。
でもこれは簡単な話なのかな?とも。この頃の作品を見ていた人達が異世界から帰りたい!と騒ぐ主人公達を見て、

「俺(私)だったら現実なんて捨てて、この世界に永住するのに…(だから、騒いでる主人公たちが煩わしい)」

なんて思いから、今のテンプレートが出来たかもしれないw 時代ごとに移り変わる流行りは興味深いものです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

少女たちの心の強さで世界を救う。バトルの王道のすべてが詰まった作品。

●はじめに
”カードキャプターさくら”など、有名作品がたくさんあるCLAMPが原作です。

この作品は、第1章(20話)と第2章(29話)に分かれています。

それぞれでストーリーの雰囲気がまったく違うので、1章と2章に分けてレビューを書きたいと思います。うん、長くなりそう!笑


●ストーリー
【1章】
獅堂光(しどう ひかる)、龍咲海(りゅうざき うみ)、鳳凰寺風(ほうおうじ ふう)。

3人はエメロード姫によって、セフィーロという異世界に召喚される。

エメロード姫は神官・ザガートによって幽閉され、セフィーロの平和を祈ることができず、世界は崩壊の危機に瀕していた。

3人は導師・クレフから”魔法剣士(マジックナイト)”となり、セフィーロを救ってほしいとお願いされる。


魔法、剣、ロボット…。バトルの王道がすべて詰まっています。戦うのは女の子だけど。

「戦士がお姫様を救い出して世界を救う…。まるで王道のRPGだわ。」
と、作中で海ちゃんが話していますが、まさにその通りです。

王道なのにおもしろい。わくわくする。まさにバトル作品の原点なのだと思います。

20年前の作品というのが信じられません。

今見ても普通に、というか期待以上に楽しめました。

原作を小学生の頃に読んでいたので、ザガートの真の目的など、ストーリーの核はなんとなく覚えていたのですが、

それでもラストは感動(;;)つい涙が…。


【2章】
異世界での戦いが終わり、元の世界に戻ってきた3人。

深い後悔と悲しみを抱えた3人は、何者かによって再びセフィーロに召喚される。

柱を失ったセフィーロを狙って3つの国が攻めてきていた。

3国は、セフィーロの新の柱の座を狙っていた。

新しい柱が決まるまで、セフィーロを守り切れるのか…?


2章はロボバトル展開が主でした。

漫画もアニメも、2章の途中でつまらなくなって見るのやめたんだよねー。

今思うと、2章はとても展開が遅く感じたことが原因かな。

セフィーロvs3国なんだけど、なかなかの膠着状態。

マジックナイト3人の別行動が増えてきて、それぞれのストーリーがあるから、軸のストーリーがなかなか進まない。

だから展開が遅く感じて、飽きてしまう。

ラストはさすがの展開でしたけどね。

特に最終話はよかった。これだけは、1章で終わっていたら感じることのできない感動でしたね。

【総評】
同じ作品だけど、1章と2章では雰囲気が全然違います。それを簡単にまとめてみると、
<1章>
・勢いのあるかっこいいバトル。
・ストーリーおもしろい。軽い。笑いも多い。
・展開がさくさく軽く進む。
・お姫様を救うために冒険する王道のRPG。
・あっという間。

<2章>
・戦うことの無常さを強調。
・ストーリー微妙。重い。進まない。
・展開が重くて胃もたれ。
・恋愛要素多い。イケメン多い。恋の矢印出過ぎで複雑。笑
・戦争。守る自国と攻める他国。
・長い。

ざっと書いただけでこんなに違う。

同じ作者、同じ作品でここまでテイストの違うものが出来上がるってある意味すごい。

●バトル
【1章】
1つ1つのバトルが1話の中で終わります。

下手に引っ張らない分、あっさり見れるのも見やすいポイント。

魔法も防具も武器も、戦いを経験する中でだんだん成長・進化していき、飽きることがありません。

戦う女の子、かっこいいなあ。下手な男主人公より、全然かっこいいですww

【2章】
1つ1つのバトルが長いです。「もういいよ~早く決着つけてよ~。」という感じ。

勝ち負けではなく、バトル中に何かトラブルが起きてバトル中断、後日再開、という展開が多かったかな。

1章ですべて出し切ったのか、魔法も防具も武器も、ほとんど成長しません。

その代わり、敵キャラや新キャラの術やロボットが見どころ。


●キャラクター
【1章】
この作品のすごいところの1つと言っていいと思います。

キャラが重厚。アニメオリジナルの敵キャラはいまいちだったけど。

主人公の3人は、ちぐはぐなようで、なんだかんだいいトリオ^^

元気で正義感に燃える・光。
やかましくてフェンシングが得意・海。
切れ者のお嬢様・風。

プラス、謎の生物モコナww

モコナかわいいよー、もふもふしたい。笑

そして旅の途中で出会う剣士・フェリオ。

このフェリオが登場するたびいけめんでテンション上がりすぎてやばかったwww

さすが少女漫画が原作、乙女心をわかってらっしゃるwwwww

【2章】
1章のキャラ+新しいキャラ。

キャラに関してはさすがというべきか、まったく勢いが落ちません。濃厚。そしてイケメン。笑

敵国のキャラもいいので、憎めなかったよ。

特にイーグルはよかったよ。何度「イーグルーーーー!!!」と心の中で叫んだか。笑

でもやっぱり1番は最後までフェリオだったな。風ちゃんがうらやましすぎてたまりませんww

そしてアスコットの変化には爆笑wwwwどう努力すればああなるんだよwwww

欲を言うと、全ての戦いが終了した後の、キャラのその後をもっと知りたかったな。


●作画
こればっかりは、20年という時間には勝てません(笑)

「おい、作画www」と突っ込みたくなることがありますが(特に1章)、それは仕方ないですね^^;

それでもバトルシーンはなかなかのものなのではないでしょうか?

後半は見ていてほとんど違和感なかったし。


●音楽
【1章】
OP「ゆずれない願い」は、今でもまったく色あせない伝説の神曲です。

私個人にとっても、思い出がありすぎて語りつくせない1曲です(笑)

聴いたことがない人は人生損してますよ!!!笑

ED「明日への勇気」も、久しぶりに聞いて大好きになりました。

なんと元気のもらえる曲!!明日からも頑張ります!!

【2章】
OP「光と影を抱きしめたまま」は、「ゆずれない願い」同様時代を越えても色あせないですね。大好きです。

2章の雰囲気にもよく合っていました。


●まとめ
全49話で、見るのになかなか時間がかかりました。

個人的には、1章はおすすめ。楽しめました。でも2章は見なくてもよいかな。

きちんとした完結を望むのであれば、頑張って2章も見てください。笑

投稿 : 2019/12/07
♥ : 22
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

CLAMP×ロボット×異世界召喚

◆総評:原作マンガは今読んでもかなりの魅力作だが、アニメはやや作品コンセプトに難有りか?

1994年~95年にかけて放送された少女マンガ原作・2章構成・全49話の長編アニメということで、さすがに最近のテンポ良く美麗なアニメばかり見慣れていると、脚本・作画・演出等いろいろと粗が目についてしまいました。
ただし、第一章のラスト2話は、かなり意外な展開で盛り上がるのと、第ニ章のラストも結構グッと来る良い展開なので、我慢して見る価値はありました。
全くの新規の方への視聴はお薦めできませんが、これまでCLAMP原作アニメを何本か視聴済みで、ファンになっている方なら、新たな発見もあって楽しめる作品かと思います。

◇以下、原作マンガ読了後の追記。

本作完走後、原作マンガ(『魔法騎士レイアース』(計3巻)、『魔法騎士レイアース2』(計3巻)の全6巻)の方も完走したので、アニメとの印象の違いについて若干の考察を加えます。

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『魔法騎士レイアース』(計3巻)  ※個人評価 ★ 4.4
少女マンガ誌【なかよし】連載期間:1993年11月号~1994年3月号、1994年5月号~1995年2月号(計15回)

アニメの第一章(計20話) ※個人評価 ☆ 3.6
放送期間:1994年10月~1995年3月(※登場キャラ&シナリオは基本的に原作準拠だがエピソードの水増しあり)

『魔法騎士レイアース2』(計3巻)  ※個人評価 ★ 4.3
少女マンガ誌【なかよし】連載期間:1995年3月号~1996年4月号(計14回)

アニメの第二章(計29話) ※個人評価 × 3.4
放送期間:1995年4月~11月(※ただし登場キャラ&シナリオに大幅な違いあり)
----------------------------------------------------------------

・上記のとおり、アニメの第一章は原作の前半『魔法騎士レイアース』にほぼ準拠していますが、第二章の放送が始まる頃には原作のストックが尽きており、この第二章は原作とは別シナリオの展開となっています。
・ただし、第二章のシリーズ構成&脚本自体は、マンガ原作者(CLAMPの大川七瀬氏)が行っているので、アニメ制作側が原作マンガのシナリオを改悪した、というわけではありません。

・原作マンガの方は、マンガの制作技術そのものが20数年前とさほど変化していない(※技術進歩の著しいアニメと違って、その頃から既に完成の域にあった)こともあって、今の基準で見ても相当な魅力作・力作と思いました。
・一方、アニメの方は、本作が制作された1990年代前半~中頃の水準ではシリーズ構成/脚本/作画/演出のあらゆる面に関してまだまだ完成度が低く、

(1) 第一章では、引き締まった内容の原作に、予め決まっている放送回数に見合うように、当たり障りのないエピソードを水増しして、結果的に作品内容を希釈してしまっている印象。
(2) 第二章では、そもそも原作には登場しない重要キャラを複数登場させ、シナリオ自体も原作とは大幅に違ったものに変えたが、その際に、原作の方に一貫して伏流し、アニメの第一章でもその片鱗の伺えたシナリオ&キャラ&世界観設定の「CLAMPらしさ」が大きく毀損されてしまった印象が強い。

・本作の監督を務めた平野俊弘氏は、どうやらロボット&アクション作品に強い方らしいので、登場キャラの心情推移の細やかな描写に魅力のあるCLAMP作品(※本作のように一見、派手なロボット&アクションものの顔をしている現作マンガの場合でも、実際には登場キャラの細やかな感情の動きの描写に魅力があってこそ人気が出たものと推測します)の監督としては、やや不適任だった気が個人的にはしました。

※以上、まとめると・・・

<1> 原作マンガの方は、今読んでも十分に楽しめる、内容の引き締まった魅力作と思いますが、
<2> アニメの方は、当時のアニメ化技術の未成熟に加えて、内容面でも原作マンガの魅力が大きく毀損されている感があり、残念ながら、原作マンガを読んでその熱烈なファンになった方以外には余りお勧めできる作品とは思えませんでした。

※なお、本作の数年後に原作マンガの連載が始まり、本作と同じく連載途中でアニメ化の決まった、同じCLAMP原作作品 『カードキャプターさくら』では、本作での経験を上手く活かした?原作者大川七瀬氏が、最初からシリーズ構成を全部担当してアニメ化に際しての制作コンセプトを予め確り打ち立てている印象で、NHK製作アニメという制作環境の良さも加わって、原作マンガ以上にアニメの方が魅力的な作品に仕上がっているように思います。


◆視聴メモ
{netabare}
・光、海、風は揃って14歳(中学2年)
・信じる心が力となる世界セフィーロ
・ザガードは神官なので「猊下(げいか)」
・魔神=マシンつまりロボットなのか?それとも謎生物なのか?はっきりしない{/netabare}

◆作品情報
{netabare}
原作           CLAMP
監督           平野俊弘
シリーズ構成      まるおけいこ・中村修(第1話 - 第18話)、大川七瀬(第19話 - 第49話)
脚本           大川七瀬、まるおけいこ
キャラクターデザイン 石田敦子
メカニックデザイン   山根理宏
音楽           松尾早人
アニメーション制作  東京ムービー新社{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 魔法騎士レイアース (1994年10月-1995年11月) =========
{netabare}
 - - - - - - - - - - - - - - - 第一章 - - - - - - - - - - - - - - - - -
  ^^^^^^^^^^^^ OP「ゆずれない願い」、ED「明日への勇気」 ^^^^^^^^^^^

第1話 伝説のマジックナイト始動 ★ 伝説の魔法騎士セフィーロ召喚(光・海・風)、導師クレフの託言、光の魔法
第2話 沈黙の森の創師プレセア ☆ 創師プレセア&モコナとの出遭い、初めての武器、エテルナへの出発
第3話 謎の美少年剣士フェリオ ☆ 意思の世界、風&フェリオの共戦、沈黙の森脱出
第4話 執念の魔操士アルシオーネ ★ 海負傷、光奮闘、海の魔法、風の魔法 
第5話 伝説の鉱物エスクード ☆ 平面の泉、エメロード姫、アルシオーネ撃破
第6話 命をかけたプレセアの武器 ☆ セフィーロ崩壊の始まり、召喚士アスコット、召喚獣アトランテ襲撃、騎士の剣、プレセア死亡
第7話 捨て身のフェリオ砂漠の恋 ★ 剣士フェリオの迷い、召喚獣パジェロ、剣の成長(風)
第8話 召喚士アスコットの恐怖の罠 ☆ 魔物の跋扈する村、召喚獣ビガー(ひかり)、剣の成長(光)
第9話 マジックナイト最大の危機! ☆ アルシオーネの執念、海の迷い(東京タワー)、剣の成長(海)
第10話 よみがえる伝説の魔神セレス ★ 召喚獣カペラ、海の神殿、魔法騎士の証し(海)、第一の魔神復活
第11話 異世界セフィーロの魔神伝説 ★ 神官ザガート襲来、エメロード姫の救助依頼、フェリオとの再会、村人の襲撃、フェリオの機転
第12話 恐るべき幻惑士カルディナ ☆ 導師クレフ&エメロード姫の幻覚、海の召喚士アスコット説得 
第13話 この世界でいちばん大切なもの ☆ 金の亡者カルディナの懐柔 ※脚本いまいち
第14話 光、海、風のゆずれない願い ☆ 魔物は不安・恐怖の現実化、光の孤独な奮闘、魔法騎士への意思 
第15話 第二の魔神・空神ウィンダム ★ イノーバの策略(セラ、人質フェリオ)、魔法騎士の証し(風)、第ニの魔神復活
第16話 強敵!剣闘士ラファーガ ★ セフィーロ崩壊の危機、の親衛隊長 
第17話 イノーバの正体とよみがえる記憶 ★ 聖獣イノーバ、フェリオの素性・記憶の封印解除
第18話 最後の魔神・炎神レイアース ★ ザガート襲来、魔法騎士の証し(光)、最後の魔神復活 
第19話 対決!魔法騎士 VS ザガート ★ セフィーロの理(ことわり)、ザガートの魔神、合体魔法(光の螺旋)、「どうか、自由に」
第20話 伝説の魔法騎士! 驚異の真実 ★★ 姫の異変、姫の真意、帰還、三人の願い

 - - - - - - - - - - - - - - - 第二章 - - - - - - - - - - - - - - - - -
  ^^^ OP「キライになれない」、ED「ら・ら・ば・い〜優しく抱かせて」 ^^^

第21話 出発(たびだち)と新たな絆 ★ 東京タワーでの再会、再召喚、クレフとの再会
第22話 セフィーロと三つの国 ☆ 柱不在のセフィーロ、プレセア・三魔神との再会、オーロザムの挨拶(イーグル)
第23話 オートザムの侵攻とランティス ☆ フェリオ&ラファーガ達との再会、ランティス(ザガート弟)&妖精プリメーラ登場
第24話 魔法騎士と戦艦NSX ☆ 避難民の少女ミラ、オートザム戻りのランティス、アルシオーネ再襲来
第25話 光と夢の中のノヴァ ★ アルシオーネの異変(邪悪な気配)、ノヴァの呼びかけ、イーグルとの対話、アスカ登場
第26話 魔法騎士とファーレンのアスカ ☆ ファーレン第一皇女アスカの幻術 
第27話 セフィーロの柱の秘密 ☆ 主を待つ王冠、光の夢に出てくる謎の存在(デボネアとノヴァ)
第28話 光とランティスの危険な旅 ☆ 城の外の世界、アルシオーネとランティスの出遭い  
第29話 イーグルと捕われた光 ★ NSXクルーと光の交流、極度に機械化された国オートザムの危機
第30話 ノヴァと悪魔の魔神レガリア ★ レガリアvs.レイアース、デボネア出現、折れた光の剣
第31話 チゼータの移動要塞と戦えない光 ☆ チゼータの侵攻 
第32話 海・風とファーレン・チゼータ ☆ 光の苦悩、巨大サイユン、海・風囚われる
第33話 光の願いとプレセアの秘密 ☆ プレセアの双子の妹、光の剣の再練成
第34話 光と引き裂かれた友情 ☆ 続き、イーグルの病気発覚
第35話 海とタータ・タトラの野望 ☆ 海とチゼータの姫たちの交流、風とアスカ姫の交流
第36話 風対アスカ! 命がけの弓勝負 ★ 風のアスカ説得、フェリオの風救援 
第37話 甦れ! 光の剣 ★ ノヴァ一時撃退、デボネア一時撃退、アスコット負傷
第38話 イーグル・セフィーロ城総攻撃! ☆ 戦艦NSXの砲撃、クレフの防御魔法の限界、オートザム機(FTO、GTO)vs.魔法騎士達
第39話 セフィーロ城 大混戦! ★ 魔物の城内出現、イーグル捕獲、デボネア王冠奪取失敗、エメロード姫の声
第40話 魔法騎士とひとときの安らぎ ★ 過去のセフィーロ(光の幻視)、柱が無くても花が咲く世界
第41話 ノヴァとの戦いと魔物の正体 ★ ノヴァのランティス襲撃、王冠の鼓動、魔物を生み出すもの(恐怖心)の克服、光の恋心の行方
第42話 巨大サンユン VS NSX! ☆ アスカの成長(セフィーロの柱断念)

  ^^^^^^^^^ OP「光と影を抱きしめたまま」、ED「いつか輝く」 ^^^^^^^^^^

第43話 王冠の部屋と柱の記憶 ★ デボネアの所在、王冠の変化、柱の有資格者
第44話 真剣勝負! 海 VS タータ・タトラ ☆ チゼータの敗北宣言、セビル&アルバ登場
第45話 絶体絶命! ランティスの危機 ☆ ノヴァの正体、ランティスの躊躇い・負傷 
第46話 光・衝撃! ノヴァの真実 ☆
第47話 真の柱は!? 光か、イーグルか!? ☆ 
第48話 果てしない戦い! ★ イーグルの自己犠牲
第49話 勝利への道! 信じる心が開く明日! ★ 対デボネア最終決戦、セフィーロの新しい出発、帰還{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)22、☆(並回)26、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.5 



============= 魔法騎士レイアース OVA (1997年7-12月) ============

全3話 ※未視聴
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 個人評価 

ED 「All You Need Is Love」

投稿 : 2019/12/07
♥ : 25

62.7 4 平野俊貴アニメランキング4位
エンジェル・ハート-Angel Heart(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (92)
434人が棚に入れました
台湾から来た殺し屋の少女と、新宿のスイーパーとの家族愛の物語。
新宿に現れた史上最強の暗殺者は、美しすぎる人間兵器だった。彼女(香瑩)のコードネームは「グラス・ハート」。彼女の仕事はまさに完璧だった。しかし、彼女の心は、任務を重ねるたびに軋んだ。暗殺は彼女の心を蝕み、とうとう彼女は自ら死を選ぶ。
しかし、彼女は組織の力によって、再び現世に呼び戻された。かつての冴羽?のパートナー槇村香の心臓を移植されて…。
香の心臓を移植したことにより、「グラス・ハート」と呼ばれた彼女の心に感情が生まれた。そして暗殺から手を引き、組織と対立する意思をもつ。そして香の心臓を持つことにより無意識に?と接触し、スイーパーとしてのシティーハンターの世界に入っていくこととなる…。

にくだんご さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

香の死により作者のHPが炎上してしまった作品

香の死により作者のHPが大炎上→作者「パ、パラレルワールドです」ということになってしまった作品。
元々はCHの正統な続編として書かれていたようです。
リョウも冴子もちゃんと年をとっています、続編としてみてもまあ問題はないかと思います。
パラレルワールドの副作用としてCHのレギュラーキャラでは約1名香以上に笑えないほど設定が違う方が(名前と髪型だけは変わってません)おられます。

そもそもCHの準レギュラーで存在そのものが確認できないキャラもいます(冴子に近い人)
パラレルワールドということでCHで香がめでたく再会した人とも違う展開になります。

CHの頃はバンバン打ちまくっていた銃も所かまわず女性をにちょっかいを出す回数も今回は非常に控えめです。
当然ハンマーを食らう回数も激減していてちょっと寂しいです

ただ元々CHの続編だったということで
パラレルワールドとはいえCH91後のシティハンターの世界を垣間見れるという点はやはり魅力的だと思います。
リョウが香にプロポーズするシーンも見れます

序盤終了以降は全体的にアクションが少なくまったりしたアニメで
香頼みのストーリー展開が多く途中であきるかも。
主題歌がコロコロ変わり2曲目が主題歌というよりただの曲の宣伝で眠くなる曲なのが玉に傷

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

空知 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

今アニメ化されていたなら・・・と思うほどの名作

過去作はレビューしないのですが、なんとなく書いてみようかなと思いました。

私のアニメの原点だからです。


『エンジェル・ハート2nd』が完結してしまいました。

『シティハンター』からずっとファン。


この作品、北条司にとっては気の毒なアニメ化でした。

北条司は女性の美しさを描かせたら右に出る者はいないと言っても過言ではない実力ある漫画家。

『エンジェル・ハート』としてアニメ化された時は嬉しかったなあ。

ところが、北条を悩ませたであろうとことがいくつもありました。

*香を殺したことに対して、シティハンターのファンから執拗な攻撃がアニメ化されても続いていた(パラレルワールドだってば)

*アニメ化されたのはよかったのだが、作画崩壊が甚だしかった。
観るに耐えないと言ってよいほど酷かった(レンタル版のDVDではある程度修正されています。)

*ヒロイン役の声優が海外に留学してしまい、声優業に戻らなかったこともあり、2ndシーズンが創れない理由にもなってしまった


それでも、この作品は、心を振るわせてくれるほどの名作です。
今のアニメ技術があれば、大ヒットしたのではないかなと思うことがあります。

最近では見られないテーマぎっしり詰まっています。
こういうテーマ、今は好まれないのかな?

家族愛。人の優しさ。
何度も何度も涙して観たことを覚えています。


僕にとっては、原点となる作品です。

誰が何と言ってもいい。
この作品は名作・傑作です。

血は繋がっていなくとも、家族の愛は心を突き動かせてくれます。
これこそれが北条司の作家たるテーマだと僕は思っています。

シティハンターとは違う北条司の良さを発見できるはずです。

名作です。
よろしかったら、一度ご覧あれ。

最近の作品では感じることのできない感動を味わえるかもです。
ただ、これは好みの問題もあります。
観て損はない作品です。

*本当は、5.0にしたいのですが、今のアニメの水準からすると、
5.0は無理です。しかし、私の中ではアニメの最高峰と言ってもいい作品です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 24
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

心情移植

あらすじ
{netabare} 香は死んだ……。最愛のパートナーを失い抜け殻同然となった「シティーハンター」リョウ。
彼の前に同じく死んだはずの「グラス・ハート」の異名を持つ美少女暗殺者が現れる。
何でも彼女は香の心臓を移植して蘇ったらしく……。{/netabare}

以上のような、あり得ないくらい進歩した医学&ヒロイン交代という
基本設定がダブルで受け入れられず、
原作共々、長らくスルーしていた『シティーハンター』のパラレルワールドを舞台にしたリメイク作品。
ようやくアニメ観てみたいなと思えて来たのは2015年の実写ドラマ化作品を見かけてから。

入ってみると、本編からより心理描写を重視した良作でした。
『シティーハンター』ではギャグのち“もっこり”時々ハードボイルド、所により一時、人情……。
といった感じの新宿の空模様ですが、
本作では“もっこり”も、ヒロインが継承したハンマー制裁も控えめ。
銃撃戦すら起こらない回が続くこともあり、じっくりと人間ドラマに浸ることができる、
エンタメ色が強い本編とはまた違った意味での大人アニメに仕上がっています。

新宿の街が俺を人間に戻してくれたと「シティーハンター」は言う。
けれど、一度、引き金をひき、殺しに手を染めたら、
二度とこっち側の世界には戻れない。

それでも疑似の“家族愛”などを依り代にして、もがきながら、
人間に戻ろうとするリョウたち。
さらには、{netabare} 香の心臓を受け継いで、人間へと再生していく「グラス・ハート」
移植された心臓に宿った記憶から、心情を注ぎ込まれて、人間味を獲得していき、
やがて、心が凍り付いてしまっている新宿の住人たちの背中を、
時折、降りてくる香の手助けも借りながら、明るい世界へと後押ししていく。{/netabare}

構成は複数話完結エピソードがメイン。
いつもの『シティーハンター』のリズムが整うのは、
点線を引き連れたお馴染みのトンボが舞う、最終4クール目に入ってから。
全体の中で、構成の変化を通じて、日常が戻って来る過程を
4クールかけて視聴者に伝えて来るようです。

スピード重視の方には退屈、本編ファンには受け入れがたさもあるでしょう。
またヒロイン役の川崎真央さん。
たどたどしい演技から喪失した人間性を取り戻す表現でも狙ったのでしょうか?
さらに、たまに入って来る棒読みゲストには聞き苦しさもあるのかもしれません。
それでも私にとっては悲哀も含んだ再生物語が胸を打つ作品でした♪


※最終回と『劇場版シティーハンター<新宿プライベートアイズ>』
両作品を見比べたネタバレ感想。

{netabare}劇場版で香のブライダル衣装を見て、終始、素っ気ない態度を取るリョウ。
対して本作ラストにて、香にエンゲージ・リング代わりとなる指輪を渡す前に、
死別してしまったと悔恨するリョウ。

両エピソードを見て感じ入る物がありました。
映画でも、本当は香の晴れ姿を物にしたいと思っているくせに、
照れ隠しなのか、汚れ仕事じゃ家族は作れないとの葛藤なのか……。

リョウには二人が生きている内に幸せを掴んで欲しいのですが……。
平行世界を横断した苦い余韻に浸る今日この頃です……。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 15

66.9 5 平野俊貴アニメランキング5位
吸血姫 美夕(TVシリーズ)(TVアニメ動画)

1997年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (60)
373人が棚に入れました
過去に発表されたOVAシリーズの流れをくむ一作。終盤のどんでん返しに衝撃を受けたファンは数多い。美夕はふだん女子中学生として暮らしているが、実は人に仇なす“はぐれ神魔”を討ち滅ぼすべく、従者ラヴァを従えて狩りに出る監視者である。しかし彼女は決して人類の味方ではなく、一方で愚かな人間をシニカルな視線で射抜き、必要とあれば血を吸うことすらいとわない…。

声優・キャラクター
長沢美樹、三木眞一郎、緒方恵美、かないみか

てんTYO- さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

儚く美しいオカルトハードファンタジー

かなり前の作品なの昨今の作品と比べるとしんどいですが、当時としてはかなり作画の綺麗な作品でした。

どういう作品かはOPの昭和の名女優、故・岸田今日子さんのナレーションを聞けばすぐわかります。

音楽もアニメや大河ドラマなど幅広く手掛ける川井憲次氏が担当、暗く重く切ないサウンドがとてもいいです。

闇の世界から抜け出し、人間界に入り込んでいる神魔(はぐれ神魔)を見つけ出し討伐する監視者・クールな美少女、美夕。
その美夕が世を忍ぶ仮の姿として潜入している女学園の友人たちとの関係もこの作品の隠れた見どころです。

この作品の特徴は独特の世界観もですが、ファンタジーでありながある意味リアルな点です。
この世は諸行無常、アニメでよくある、ご都合主義や視聴者の期待などにいちいち応えてくれません。特に闇に関わってしまった者は何者であろうとも・・

美しくもせつない物語、基本的に毎回1話完結ものなので、よろしければまず1話、試しに観ていただければと思います。

ハマる人はハマる(私は気に入ってます)、そんな作品です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

OVAを原作とした和テイストなホラー

私が、この作品を知ったきっかけはデビルマンレディーである。
デビルマンレディー視聴後、色々調べた際にデビルマンレディーの監督が
平野俊貴であることがわかり、平野監督の作品を何本か調査した。
その中でもデビルマンレディーに最も近いものはこのアニメ
吸血姫美夕だと判断し、視聴するに至った。

この作品のすごいところは、人間の業を丁寧に描かいている点だ。
それに絡めた形ではぐれ神魔も関わってくるので、見ごたえがある。
また、監視者の目から逃れるため隠れ住むはぐれ神魔が存在するなど
はぐれ神魔が絶対悪ではない回も存在する。その回は個人的に
涙が出そうになるほど悲しい話だった。人によっては涙がしばらくの
間止まらなくなるだろう。OPとEDも印象的だ。

ストーリーの展開もデビルマンレディーにとても似ている。
基本的には監視者として暗躍している主人公の美夕が
はぐれ神魔を始末していく1話完結式。
終盤手前で鳥とよばれるはぐれ神魔の集団が
美夕を倒すための計画の最終段階を実行し、
美夕側監視者と鳥側はぐれ神魔の全面対決に変わる。

個人的な意見だがデビルマンレディー以上にハード。
鬱展開しかない。回によって差はあるが、後味が悪い物ばかりだ。
耐性がない人は視聴しないほうがいい。
自分の場合は、11話で一度中断した。連続で見るのは
正直キツイ。意外な伏線もあり、終盤で深く関わってくる。
ここの部分を一回見ただけで理解できた人は
相当頭が切れる人だと思う。私には理解できなかった。
終わり方もデビルマンレディー以上に悲しい結末。
自分が監視者の立場であれば泣いてしまうだろう。切ない。

デビルマンレディーの時とかぶってしまうが、作画に関しては
あまりよくない印象を受けた。
全体的に暗い作風になっているのもあり、見づらいシーンもちらほら。
特に絵が動かず、紙芝居と感じる場面が多いのがきつい。
神魔の倒し方もマンネリ化しているため
アクションシーンは期待しないほうがいい。

作画に関して、そこまで気にしないホラー好きの方には
オススメ。鬱展開が基本なのでそこだけ注意して欲しい。

個人的には、名作の域に入っても不思議ではないと
感じるほどとても面白かった。良作だと思う。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

「もう寂しさなんて感じなくていいからね」

人間界に潜む"はぐれ神魔"と呼ばれる妖怪を、監視者である主人公"美夕"が相棒"ラヴァ"と共に闇の世界に封印する、という水戸黄門形式のようなわかりやすいお話。
前半は神魔を退治する1話完結型が続き、後半からは登場人物のドロドロっとした心情にスポットを当てられ最終決戦に向かって行きます。


この作品には何でしょう、とても上品で美しさに溢れておりまして。
川井憲次さんが手掛ける和風の音楽、おどろおどろしく怪奇的な雰囲気やストーリー、主人公美夕の形容し難い印象的で魅力溢れたキャラクター等、作品全体がとても洗練されていて気品ある作品だなあと。こういった雰囲気の作品には中々出会えないかもしれない…。一昔前の作品でありながらも、古臭さを漂わせることがありません。


1話完結のシンプルなストーリーでありながらも、テンポよく各エピソード中身がギュッと凝縮された一癖も二癖もある内容を見せてくれます。ただ単に勧善懲悪で終わらせるのではなく、出て来るゲストキャラクターには様々なドラマや生活があり、ほんの少しのことで道を誤ってしまう人間の弱さや悲劇をとくと描写しています。
本来は人の弱さや歪んだ心に取り付くはぐれ神魔の存在も、徹底して外道な奴もいれば、人と共存を願う者もいたり、監視者の目を逃れようとする者もいたりします。それでも”神魔”として生まれた以上、人間のような幸せを願っても運命や宿命には抗っても逆らえない無常観が映し出されていました。”悪”として一方的に描かない所が感傷深く、毎度考えさせられましたね。
各エピソード、大体が後味が悪い悲壮な終わり方をし、最後の美夕の〆となる台詞が非常に効いてきます。美夕の台詞をどう受け止めるかで、話の印象も大きく変わりそうです。


印象的なエピソード
17話「うつほ船」
{netabare}一人の人間に尽くそうとする神魔の物語。神魔が幸せを望んでも、残酷な運命には抗えない哀しさが伝わってきました。夕焼けをバックにした美夕と神魔の会話が互いにやるせなかったです。またいつもは冷酷で容赦ない冷羽が、感情的なところが印象深かったです。最後の「私たちには(西の幸せな国には)行けない所ですね…」台詞がまた寂寥感満載でした。{/netabare}

20話「鱗翅の蠢惑」
{netabare} 一番好きなエピソードです、ハイ。父と娘の禁断の愛…という、当時はよくこのような衝撃的なテーマで放送出来たなあと舌を巻きました。作中屈指の作画クオリティで、ゲストキャラの曽根璃莉が美少女。彼女に穏やかな表情で話しかけるいつになく優しい美夕が見られます。
蝶の妖精に捕われた父親を幻惑していたのは実は娘の璃莉だった…美夕の表情や声のトーンからして道徳的にかなりアレな事をしてしまったんだろう事案を想像出来ます。美夕の微妙な表情や声のかすれ具合から、彼女の複雑な心境が伝わってきます。父親が炎に向かって走って行き、灰になった時の美夕の瞳の揺れが印象的でした。{/netabare}


作中には美夕の名前からか、もしくは"夜と昼の狭間に蠢いている"神魔の設定からか、オレンジ色の美しい夕焼けがよくバックで映し出されます。夕焼けが掛かったキャラクターの色彩の美しさも見所です。

主人公美夕は監視者として動いており、根本的には神魔に取り付かれた人間がどうなろうが興味ありません。ただ”監視者”の運命を受け入れて仕事をこなす職人肌というか古来の日本的な強さというか、そういう達観した部分もあるのですが、時として己の運命に苦悩したり、情に流されやすい甘い部分があったりします。心優しく物哀しい姿にはとても共感しました。基本凛としている美夕が垣間見せる寂しそうな表情や、震えたような哀しい声の演技に注目すると心境が読み取れて面白いです。声優の長沢美樹さんの芯の通った囁くような声が美しい。台詞一言一言が、美夕の人生観を物語っているようでした。

重く辛い運命を背負い生き続けなければならない彼女を見ると、あんまりではないかぁと次ぐ次ぐ思います。それでも美夕の心の支えでもある相棒ラヴァの存在や絆があるからこそ、まだ救いがあるものかなと感じました。
{netabare} 1話「私にも選ぶ権利があると思わない?」の台詞。そういった運命に生まれて来たから”監視者”として生きなければならない美夕の内心を表しているのかと全話見て感じました。しっかしね、お母ちゃんにねそーゆー星に生まれて来たからはぐれ神魔倒すんやでと突然重い仕事を任せれた美夕はもうどうしよーもないというか、ただただ哀しい。冷羽が美夕を恨む事情は確かにわかるのだが、何も美夕にばかり怒りの矛先を向けなくても…。 {/netabare}


出て来るキャラクターは美少女祭りなんですが、萌え萌えキュンな要素は殆どないです。ひたすら作品の雰囲気は一貫していて上品。キャラクター同士の会話も優雅で、媚びている台詞とか全くないのに掛け合いにクスッと来たりします。アメリカンジョークならぬジャパニーズジョークと言ってはなんですけど、美夕の切り返す言葉が余裕ある的確さで痺れます。気品溢れた姿勢で、登場人物や台詞、展開にストレスを感じる事はなかったです。

難点を挙げると、ともかく救いがない展開があまりにも多い事でしょうか…。一話から壮絶な皮肉混じりの後味悪い〆を見せつけてくれ、全話そんな調子なので見ていると参ってしまいそうです。
更に最終話…前半の細かい伏線がえげつない展開に繋がります。あまりにシビアで酷なラストシーンで非常に鬱々しいです。
{netabare} 最後の神魔が千里って…エエー。手鞠歌のEDの後千里の生首もってこちらを振り返る美夕がもう…。折角友達が出来たのに、友情を利用されるなんて、美夕はどう思ったのだろう。{/netabare}
どれだけ酷い目にあっても逆恨みされても運命に翻弄されても、涙を決して流さない美夕の強さには感心させられるけど、「もう無理しないでおくれ…」とこちらが心配してしまう程やるせなくなってきます。

ホラーな雰囲気とよくマッチしているものの、作画がちと荒めな話があります。若干紙芝居のような動かないアニメーションが見られるのも1つ難点。神魔との戦闘シーンはワンパターンが多いので、アクションをメインに捉えると肩透かしを喰らうでしょう。神魔に捕らわれる人間の悲劇、人間ドラマを重視すると物語は楽しめます。


後味が悪いけれど、深い味わいや余韻に浸れる哀愁漂う話は日本映画にもイメージが通じる所がありそうです。アニメ好きももちろん、大人の鑑賞に耐えるアニメなので映画好きな方も是非見て欲しい作品です。
余談ですが…20話にて、監督平野俊貴、脚本小中千昭、作画監督西岡忍、主演岩男潤子のメンツが再集結した別の作品が「デビルマンレディー」です。吸血姫美夕の救いや余裕を徹底的に排除したのがデビルマンレディーになるのかなあと。どちらも雰囲気やおどろおどろしさが似てなるので、お二つ一緒に見ると楽しめるけど鬱々しくなります。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 11

66.4 6 平野俊貴アニメランキング6位
冥王計画ゼオライマー(OVA)

1988年11月26日
★★★★☆ 3.7 (74)
282人が棚に入れました
大迫力のメカアクションと衝撃的なストーリーテリングで、数多のロボットアニメファンを魅了したOVA。秘密結社・鉄甲龍を率いる少女・幽羅帝は、配下の八卦衆に対し世界征服のための決起を表明した。しかしその前に立ち塞がるは、組織を離反した木原マサキが奪取した八卦ロボ・天のゼオライマー! 現在は普通の少年・秋津マサトによって操られているその機体が秘めた絶大なパワーは、次々に八卦衆の命を奪っていく。気弱なマサトが、ゼオライマー搭乗時に突如豹変するその冷酷さの正体とは? 原作となったのは18禁コミックで、時折挿入されるセクシャルな描写にその名残がある。とはいえ引用したのは部分的な設定のみであり、基本的にはアニメオリジナルといっていい作品となっている。

声優・キャラクター
関俊彦、本多知恵子、田中秀幸、荘真由美、鈴置洋孝、佐久間レイ、佐々木優子、勝生真沙子、玄田哲章、塩沢兼人、速水奨、辻村真人、政宗一成
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ややこしいよ!

 初見でした。全4話各30分のロボットもの。
 ロボットものなんですが、この作品の魅力はロボットよりも人物描写にあるように思えます。ストーリーもよく練られていますし、かなり堪能できました。その後の作品にかなり大きな影響を与えていることは間違いないでしょうね。影響を受けていそうな作品がいくつか浮かびました。想像したよりも平均評価が低くて少し残念です。

 私はロボット関連の知識は全くないので、その辺については言及しません。
 そもそも私がロボットものを見るときは、組織の相関図と人物の相関図がどう動いていくかしか見ていませんからね。この見方が常に正しいとは思いませんが、この作品に関して言えば正解だったように思えます。ロボット好きな方もそっちの方に目を向けてみると、違う視点で楽しめるかもしれません。

 この作品を一言でいうと、「ややこしい」です。陰謀系のストーリーなので、全体像が明らかになるのが後半になってから、というのもあるのですが、陰謀のネタの部分はその後の作品で流用されていたりするので、意外と何とかなると思います。それ以上にややこしいのが、首謀者のキャラクターですね。非常に読み難い。組織間の争いがあって、ロボット同士が戦って、人物描写もトリッキー、ということもあって、2時間作品にしては結構てんこ盛りだったように思えます。尺が短いというよりは、分厚いという印象を受けました。

 以下では、物語の骨子の部分とエンディングから入って、これを前提に個人の話に移っていこうと思います。全ての基礎はマサキにあり、です。以下ネタバレが過ぎるので要注意。


組織間の争い:{netabare}
 二つの組織が争っているように見えるのですが、この裏には常に第三勢力が見え隠れしています。この第三勢力の台頭が、エンディングにつながっていきます。エンディングを読み解くために、陰謀やロボットの要素を排除して、普遍化した全体像を掴んでおきます。

 世襲された王政に対し、軍事クーデターが起こって、さらに市民革命が勃興する。
 これだけですね。歴史的な流れと同一視で構いません。

 ユウラという人物。彼女は先代のもと、ゼオライマーに搭乗するはずだったわけです。つまり、軍事統帥権を持って後継するはずだった。それにもかかわらず、ゼオライマーの搭乗資格が備わっていないし、ゼオライマー自体も指揮下にいないわけです。軍事統帥権が毀損された状態で、女王に就いてしまいます。しかも、広く知られていたわけではないものの、種(たね)の不適格まで明らかになる始末。彼女には、女王たる資格が名実共に備わっていなかったわけです。これにより王政は弱体化していきます。

 これに対して反旗を翻したのがマサキという人物。彼は、女王の力を減退させた張本人なわけです。彼はゼオライマーを開発・管理し、パイロットも手中に収めています。軍事力しか持っていないものの、その軍事力に関してはハードもソフトも備わっている。この力を背景にして、王政に対してクーデターを起こします。そして、女王の近衛軍を蹂躙していきます。

 しかし、このクーデターにほころびが生じ始めます。協力者からの反発(イサオ)です。何とかこれを撃退するも、今度は「内部分裂」が生じます。取り込んでいたはずの弱きもの、第三勢力であるマサトの反乱によって、軍事政権は崩壊し、武装市民が戦場に現れます。
 マサキを取り込んだマサト(新マサト)は、ユウラのもとへと到達します。

 面白いのは、マサトもユウラもマサキであるということです。すべて同一人物を使って、上記のような疑似戦争が描かれているんです。
 つまり、<ユウラvsマサキvsマサト>の戦いは、<マサキ同士の戦い>である。こういう構造を持っているわけです。これを上記の例に当てはめると、<王政vs軍政vs市民>の戦いは、<人間同士の戦い>である、ということですね。
 無力なままのマサトでは、この戦争を終結させることは出来ませんでした。戦争を終結に導いたのは、ユウラでもマサキでもなく、武装した新マサトです。力無き者が力を得ることで、戦争を終結できると説明されています。その終結の方法とは?これがエンディングとテーマにつながります。
{/netabare}

エンディングとテーマ:{netabare}
 ユウラは新マサトに対して冥王決定戦を持ちかけます。「勝者こそが真の冥王」だと言っています。そして「全世界を破滅させるスイッチを入れる」ことを伝え、「止められるなら来るがいい」とまで言っています。破滅させたいだけなら宣言する必要はないわけですから、止めて欲しいわけです。

 それに対して新マサトは、「もう一人の僕(ユウラ)と決着を付け、たった一人の男(マサキ)の怨念を消さなければならない」と言っています。また、ゼオライマーの前で「お前が僕の宿命ならば、共に消えればいい」とも言っています。つまり、新マサトが消したいのはマサキ(ユウラと新マサト)であり、ゼオライマーなわけです。新マサトが消したいものに自分が入っているがポイントですね。

 そして、ユウラはスイッチを押し、その前に新マサトが現れます。このとき、新マサトが行ったのは、ユウラと新マサト、そしてゼオライマーの消滅を同時に達成できる手段、「自爆」なんだと思います。すべての発端であるテッコウリュウの本拠地を巻き込んで、終焉となります。

 世界は滅んだのか、というと滅んでいません。描写的にも地球の一部に大規模な爆発が起こっただけとして表現されています。ユウラの破滅スイッチによる効果が全世界に波及する前に、新マサトの自爆スイッチによる阻止が成立したんだと思います。そもそもユウラと新マサトの思惑は合致しています。二人とも世界を破滅させたいのではなく、マサキの遺産を無くしたいだけです。「勝者こそが真の冥王」なわけですけど、「自爆」によるマサキ同士の同士討ちですから、勝者なし、冥王なし、すなわち破滅なし、という終結なのでしょう。新マサトは確実に勝てる状況にあるんですが、勝者(冥王)になりたかったわけではない、ということです。


 で、テーマの話。前項で述べた例で言えば、市民が王政を打倒してハッピーエンド、というのが通常の流れだと思います。でもこの作品では、市民が王政もろとも自爆してしまったわけです。なぜ自爆しなければならなかったのか。それは、力無き市民ではなく、武装した市民だったからです。力無き市民というのは、マサトのことであって、新マサトのことではありません。市民であっても武装してたらダメなんだと、この作品は言っています。テーマって反戦力っぽいんですよね。例え出自が弱きものであっても、戦力を取り込んでしまったり、戦力自体を持ってはダメ、と描いているわけですから。
 ゼオライマーは、核を優に超える能力を持っています。こんな強大な戦力を描いておいて反戦力なの?と思ってしまったんですが、否定したかったからこその強大な戦力だったんでしょうね。戦争を悲惨に描かなければ、反戦は出てこない、というのと同じ論理です。
 ゼオライマーは、とことん強い存在でなければなりませんでした。ただ否定されるためにだけに。そんな悲しいロボットなんだと思います。
{/netabare}

マサキ①(ユウラ・マサト):{netabare}
 主人公はマサトなんですが、彼について考えていくと、最終的にはマサキという人物に行き着いてしまいます。一方、マサキを中心に考えていくと、マサト以外の人物もクリアに見えてくる。この作品は、マサキという人物が軸としてあるように思えます。彼はどういう人物だったのか。
 <ユウラvsマサキvsマサト>の戦いは、<マサキ同士の戦い>である。ここから始めます。

 ユウラ。彼女は、マサキのコピーの中で愛が一番強く描かれています。マサトとマサキで新マサキであるならば、彼女もユウラとマサキで新ユウラというべき存在であったはずです。新ユウラの中にマサキがいることを知っているルラーンは、彼女を「美しい」と言っています。

 マサキ。彼は、破壊衝動に駆られ、その願いを完遂するために、ゼオライマーと幾人かの人物を造った男です。これだけを見れば、悪の存在なんですが、必ずしも悪だけとは言い切れないところがあります。
 そもそも破壊衝動に疑問が残ります。単に世界を破滅するためならば、テッコウリュウの長になるユウラの破滅スイッチだけで足りたはずです。ユウラがゼオライマーに乗れば盤石です。でも彼は、マサトというもう一人の分身を用意してゲームを始めました。しかし、ユウラとマサトの行き着く先は、マサキの破壊で一致しています。自分の野望を止めるためにゲームを始めたのでは?そんな風にも勘ぐってしまいます。
 また、マサキは「愛」という言葉に拒絶反応を示しています。にもかかわらず、マサキが造ったゼオライマーのシステム(ミク)は人型です。しかも女性型。また、彼の分身であるマサトとユウラは「男と女」です。そして皮肉なことにも、彼らはいずれも「愛情」を知ることが出来ました。彼らがマサキの造ったものであることを踏まえると、「マサキは愛を求めていた」そんな風に写ります。

 マサトとミク。「僕が造ったみんながきれいで、なぜ僕だけがこんなに薄汚いんだ」これは、新マサトの中にいるマサキの言葉。「あなたの中にきれいなものがあったから、それを生んだのよ」がミクの返しです。「造った」に対し、「生んだ」と返す。これはミクの優しさなのか愛なのか。少なくともマサキが単なる悪であるのならば、ミクのこのセリフは出てこないはずです。


 <ユウラvsマサキvsマサト>の戦いは、<マサキ同士の戦い>である、と述べました。これを今度は縮小側のベクトルで見てみます。<マサキvsマサキvsマサキ>の戦いは、<マサキ内部の戦い>である、となります。つまり、人間の内部にある破壊衝動と愛情のせめぎ合いが、別のキャラクターを使って描かれているのだと思います。
 象徴的なのは新マサトの「ゼオライマーがある限りキハラマサトになる」というセリフです。これはマサキの「戦力がある限り破壊衝動を持つ」という自戒なのだと思います。作中のマサキは、その悪の部分を担ったキャラクターだというだけであって、マサキという「人間」自体は、悪が全てではなかったのだと思います。

 新マサトや新ユウラが愛情を知ったことや、ルラーンの「美しい」という言葉は、元来のマサトとユウラの影響によるものだというのは、否定できません。しかし、マサキを悪に固定してしまうと、なぜマサトが生まれたのか、なぜミクに人格を与えたのか、という主人公達の存在意義が薄れてしまうのです。
 マサトは「自分が誰なんだ」と自問しています。マサトとマサキの間で揺れるマサトの姿というのは、愛情と破壊衝動の間で揺れるマサキの姿に他なりません。マサキという「キャラクター」は破壊衝動を担ったものですが、マサキという「人間」には、破壊衝動と愛情が混濁していたんだと思います。
 マサトはマサキを受け入れました。その上で自爆という選択をしています。つまり、人間の中には、愛情以外にも破壊衝動があることを受け入れ、そのうえで破壊衝動に飲み込まれないように、戦力を放棄したんだと思います。つまり、この作品は、一人の人間の中にある愛情と破壊衝動を、複数の人物に分離させることで、擬似戦争を描いている、とも言えるのです。
{/netabare}

マサキ②(テッコウリュウ):{netabare}
 流石に長くなってきたので簡潔に。テッコウリュウもマサキが求めた「男女の愛」という視点から見てください。個人のコンプレックスではなく、「男女の理想像」からの乖離として描かれているのが分かると思います。
 第一話のタイハは、本音は充足していますが、建前(社会性)の部分で不足しています。
 第二話のアエンとタウは、サイガ(男)を断り女性二人での出撃です。
 第三話のリツは、一人で男性と女性の役割を担っています。
 第四話のロクウェルとギソウは片思い、サイガは偽りの愛です。

 これをベースにマサキ・マサト・ユウラの「男女の愛」の部分を掘り下げていくと、「ゼオライマーは男女が乗っているから強いんだ!」みたいに見えてくると思います。
 マサキは他人の愛を否定していましたが、マサトとユウラのカップリング、つまり自己愛を目指していたわけではなかったんだということも見えてきます。
 「ゼオライマーのパイロット」という概念が、「男女の理想像」を担っていて、それを具体化したマサトとミクは、理想から乖離していってしまったということも分かると思います。

 少なくとも、ストーリーの骨子も、キャラクターの解釈も、全てマサキを起点に始まり、マサキに帰着するというのを忘れずに。何度でも言いますが、<ユウラvsマサキvsマサト>の戦いは、<マサキ同士の戦い>ですよ!
{/netabare}

対象年齢等
 ロボットものとして見るなら、中高生の男子が中心かな。サラッと見ようとすれば見れてしまうのですが、考察しようとするとかなりの高難易度だと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

デレレレレレレレ――デンッ!(マサキが・・・来る!!(笑))

(´_ゝ`)クックック・・・(´∀`)フハハハハ・・・( ゚∀゚)ハァーハッハッハッハ!!



 
⊃天⊂「チリ1つ残さず消滅させてやる」





“悪”側にスポットを当てとことんまで際立たせるのが「冥王計画ゼオライマー」の最大の魅力だと思います。
超次元システムや事故修復機能を備え、補給や修理のいらない自己完結した最強ロボット「天のゼオライマー」
悪の科学者“木原マサキ”が創りだしたこのロボットにはある秘密があり作中ではそれがすべての鍵を握る。

漫画版(原作)で氷室美久がドスケベなことになるのが大好きです。可憐な美少女があんなことやこんなことに。
アニメ版の美久は主人公を導くお姉さんって感じでまた別の魅力があるのですよね。それもまたよし・・・。
アニメの方も中々セクシーだったりえげつないシーンも無きにしもあらずなのでOVAらしくて好きです。

アニメは幽羅帝はじめ
「鉄甲龍」(ハウドラゴン)の女性陣がいい。


たまーに真面目な意見を聞くのですが、ガバ設定やメチャクチャな展開を笑いながら見るアニメなんだけどな。

あの茶番を顔芸等含め見るのが楽しいのに。


他のアニメでもこのへんで損してる人いるなーと思います。





【ネタバレ】
{netabare}
漫画だと秋津 マサキと若槻 魔沙樹なんですよね。


ゼオライマーは主人公が弱々しい少年だが、それはすべて仕組まれたことで実際は主人公自体が“悪”であり、
すべての出来事を操っているという大どんでん返しが魅力ですよね。ここまで突き抜けるとぐうの音も出ないww

最初にマサキを追い込む描写なんかも何度も観てるとまたマサキくんが騒いでる・・と、ちょっと面白いですw

ちょっと漫画版と混ざってしまってますが、アニメでマサキがコクピットを焼かれてロボットごと自己再生した描写
というのは無かったのだったかな?ドラマ性を考えた時にその最強設定は邪魔になると思うくらいの最強っぷり。
マサキは用心深く狡猾でサディスティックな人間(もはや悪魔)なので、若い体になるくらいじゃ満足しておらず、
自身の研究と利益のこと以外何も考えず、すべてを壊し蹂躙しその上で周到な保険をかけまくる。

さらにえげつないのが彼は余裕のない小物ではなくある種ゲーム感覚で楽しむという“遊び心”を加えるという点。
中々お目にかかれないタイプの悪人なので、私を含めこの「ラスボス」を好きな方は沢山居ます。

秘密結社「鉄甲龍」(ハウドラゴン)これもマサキが仕組んだことだったわけですが、
強敵や高性能なロボットが出てきて対するは弱々しいただの青年。こんなのかてっこないぜ・・と思いきや、
すべてが仕組まれた事で作られた組織、作られた人間たち。「天」の性能を測るためや色々なトリガー発動の
ギミックであったわけですね。それにしたって人造人間に「コンプレックス」を与え、それぞれの間に憎しみや
恋愛感情を植え付けるというのは凄まじい(笑)

たびたび議論に上がりますが人間としての感情と美しい容姿を与えその中でドロドロの愛憎などを繰り広げさせる
事は、マサキ自身のコンプレックスでありそれを打ち砕くために作られたのだなんてのも聞きます。
私は人間という陳腐な存在に嫌気が差した天才が、下らないと一蹴するために遊んでたんだと思ってます。

ハウドラゴンの面々の仲の悪さや関係性をみてると面白いですわ。何周かするとどんどん滑稽に思えてきてしまう。

真面目な見方をすると人間ドラマは八卦衆がやるんでそこに注目してみると面白いんですよね。もう無理だけどw

あと、地味にツボに入るのが

ゼオライマーは川村さんの作曲した劇伴のなかでも他作品(特に仮面ライダーBLACK,RX)に酷似してるところ

毎回「天」が出てくるときのBGM「覚醒、ゼオライマー」がRXのOPに繋がって仕方ないww
{/netabare}

【作曲家:川村栄二の曲について】
{netabare}


デレレレレレレレ――デンッ!(デデデ)デッデ デッデ デデン!! 

デッデ デッデ デデン!!



光の~オーロラー♪身にまとい~♪>(゚∀゚)


(;´Д`)<それはRX。


やっぱ五星戦隊だよな!デデン!デデン!>(゚∀゚)


( ´Д`)<は?やっぱアニメ好きは飛影じゃろ。


( ´Д`)<何いってんの?


いや!ビーファイター出さないとかww>(゚∀゚)


      JやZOもあるしwwww>(゚∀゚)




( ´Д`)    (゚∀゚ )



( ´Д`)<は?>(゚∀゚ )




( ´Д`)<・・・>(゚∀゚ )






( ´Д`)=◯)`ν゜)・;'


。・゚・(Д`(⊂(゚Д゚ つ⌒


    


_●・|    \っだーてめーっすぞおらー/





  o(°^゜)○☆ドカッバキッσ(゚∀゚メ 


|´・_●・|┛またれよ





o(°^゜)○┗|´・_●・|┛σ(゚∀゚メ 






|´・_●・|ケンカはいけない


        (´Д` )(゚∀゚ )






|´・_●・|

  \じゃあ、トナカイさんは何がいいんですか!/
        (´Д` )(゚∀゚ )









|´・_●・|



        (´Д` )(゚∀゚ )












|´・_●・|そら“女バトルコップ”やね。







~完~








なんだこれ
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

脳髄に直接叩きつけられる衝撃。神と悪魔の如き聖戦。

これは、イクサー1と同じくレモンピープルという雑誌に連載されていた漫画作品(原作者は違います)を平野俊弘(現:俊貴)監督が映像化したアニメです。

こちらもやはり美少女が出てくるし際どい性描写も出てくるのですが、イクサー1のような娯楽要素はなく、むしろ対極のような存在であります。


原作からの改変もなされ(原作読みました)、より『人の業』が感じられる哲学めいたストーリーですね。

敵味方入り乱れる人間関係。
どのキャラも自分の欲望や感情を包み隠さずぶつけ合う、対立の連続。どこまでもドロドロな人の闇が描かれています。

そして愛し憎み合う中で発覚する驚愕の真実・・・!
自分は自分なのか?どこまでが自分でどこまでが他人なのか?
設定の妙によって黒幕の存在意義がますます高まっています。
(これに似た設定を平野監督はロウランでも使ってましたが、ゼオライマーの秀逸さには敵いませんでしたね。)


このアニメで最も揺さぶられるのは『自我』の概念だと思います。
非現実的な設定なのに、登場人物の心情描写が生々しい現実感を帯びているせいで説得力があります。
ここでも幽羅帝(ゆうらてい)を演じる荘真由美さんの好演が素晴らしいです。今回は主人公のマサキを演じる関俊彦さんの鬼気迫る演技も鳥肌ものです!!



僕はスーパーロボット大戦というゲームはやったことがありませんが、どうやらゼオライマーはその性能から有名らしいですね。
スーパーロボット、と呼ぶにふさわしいと思います。ゼオライマーは本編では人の業を裁く神のごとき存在です。搭乗する人間によっては悪鬼に姿を変えます。
どんなときでもゼオライマーを見ているとその異様なオーラに呑まれてしまいます。怖いし、身震いさせられます。



最後までどうか見届けて下さい。最後の晴れやかな三人の表情にこそこのアニメの真髄があります。
時間の都合上話の繋がりに雑な部分があるのは残念でならないですが、とても感銘を受けたロボットアニメです。



すごーーくどうでもいいこと。
{netabare}
駅の改札で他の利用者がICカードで通ろうとして。
そしたら残高不足で『チャージしてください。』って引っ掛かってたんですよね。
そのとたん頭の中に『チャージなどさせるものか!!』ってマサキの声が浮かんできて(笑)
笑いをこらえるの大変でした。


それだけです。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 10

61.4 7 平野俊貴アニメランキング7位
真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章(アニメ映画)

2006年3月11日
★★★★☆ 3.6 (20)
110人が棚に入れました
核戦争後の近未来を舞台に、世紀末覇者として生きるケンシロウの兄・ラオウの知られざる物語を描く。

声優・キャラクター
阿部寛、柴咲コウ、宇梶剛士、石塚運昇、大塚明夫、堀内賢雄、大塚芳忠、坂本真綾、浪川大輔

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あのシーンをもう一度!!

「北斗の拳」原作。全5作からなる一連のアニメシリーズ。
2006年3月11日公開。103分

第一部 映画 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章
第二部 OVA  真救世主伝説 北斗の拳 ユリア伝
第三部 映画 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章
第四部 OVA 真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝
第五部 映画 真救世主伝説 北斗の拳 ZERO ケンシロウ伝


原作における「聖帝十字陵編」を映画化した作品。

新キャラクターにラオウに思いを寄せるレイナが登場する等、
サブタイトル通りラオウの背景が織り込まれている。
クライマックスはサウザーとの決戦が略原作通りに描かれた。

DVD版では新たに500カット以上の映像を追加。更にラオウ役
の宇梶剛士は再アフレコしたとのことで、劇場公開版とでは
セリフの変更もある。

キャラデザや雰囲気は可也良い感じで原作を意識した感じ。
レイナ役や冒頭ナレーションも柴咲。

声優経験がない俳優だけど案外悪くない感じ。
むしろ・・リンとバットの方が違和感あった・・
イメージの問題でシリーズが進む毎に俳優も含め馴染む感じ。

私の好きな"北斗の拳"登場人物 BEST5 シュウは大好物♡
南斗六聖拳のひとつ「仁星」の男。

こうやって視ると・・「北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王」は
可也異色というか・・デザインも作風も可也微妙だった・・
陳腐とまでは言わないけど。5部作は可也良い感じです。

主題歌:上木彩矢「ピエロ」(2006/4/12発売)
挿入歌:クリスタルキング「愛をとりもどせ!!〜Movie ver〜」
挿入歌:FictionJunction WAKANA「Where the lights are」
(※Japanese Ver.)
上木彩矢「ピエロ」はカバーしたた事がある。
作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘



ケンシロウ:阿部寛※1の少年期は花輪英司。
ラオウ  :宇梶剛士※1の少年期は渋谷茂。
トキ   :堀内賢雄※1の少年期は太田哲治。
バット  :浪川大輔
リン   :坂本真綾
サウザー :大塚明夫
シュウ  :大塚芳忠
シバ   :入野自由

ソウガ:石塚運昇※少年期は宮田幸季
ラオウの忠臣の軍師。ラオウの修羅の国時代の幼馴染。
かつて戦場で右足を失っており、義足である。

レイナ:柴咲コウ※少女期は城雅子 
拳王親衛隊長。剣と馬術に長けている
ソウガの妹でラオウとは修羅の国時代からの幼馴染の女性。

ヨウ:藤本譲:ソウガ配下の初老の男。

冥王:天田益男
拳王軍が聖帝軍との決戦の前に戦った冥王軍の長。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

退かぬ!媚びぬ!省みぬ!

『北斗の拳』再アニメ化プロジェクトの第1弾。
五弾まであるらしいが、まぁ第一弾しか見てないですw
続きを見るかどうかは未定。

ラオウ伝とは言ったものの実際のところ「サウザー編」です
サウザー大好きなんで、サウザーを見るためだけに当時映画館に足を運んだw
正直原作読んでないと、感情移入できないかもしれないですねぇ
サウザーのエピソードとか大分カットされてた気がします
この映画単品では微妙な評価しかできないかも。

ただ、その出来自体は悪くない。
原作でも「サウザー編」は面白いので、サウザー大好き人間にはたまらない
ドラマチックな展開で「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!」
という散り際のサウザーの名言は余りにも有名だ
あと、ケンシロウの声は俳優の阿部寛なのだが、ものすんげーフィットしてるw

結論。結構満足出来ました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6

65.2 8 平野俊貴アニメランキング8位
メガゾーン23(アニメ映画)

1985年3月23日
★★★★☆ 3.6 (23)
109人が棚に入れました
平野俊弘ら「マクロス」の作画スタッフが主力となって制作された青春SFアニメの第1作。もとはOVAとして作られたアニメで、同ジャンル黎明期の作品だが、同時に金字塔としての評価も高い。都内に住むバイク好きの若者・矢作省吾が友人から託されたバイク・ガーランドにはロボットへ変形する秘密が備わっていた。これを機に省吾を取り巻く状況は一変し、彼は軍から追われることに。やがて省吾はこの東京に隠された真実の姿と直面する…。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

80年満開!

WOW WOWで全三作を再放送するというので、
ガチで見直しました(笑)

この作品に出合ったのは遠い昔、
関西で春休みや夏休みにその名もベタな
【アニメ大好き】という特集をしていました。
確か読売系のTV系列で放送しており、
その中のプログラムとして、
シリーズ三作を見たのを覚えています。
確か同時に【ブラックマジックマリオ66】もやっていました。

さて、見直した感想ですが
80年代満開ですね。
作中で語られる全ての事柄が、80年を象徴しています。
流石に話の核心は今では目新しくもありません。
ただ、バイクがロボットになる発想は、この頃から
日本のアニメでは日常ですね。
昔を懐かしく思いながら見せて頂きました。
そんな私の第一印象は、
塩沢兼人健在!ということかもしれません。
後、美樹本晴彦のキャラデザですか

投稿 : 2019/12/07
♥ : 7

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

若さ、いい加減さ、気合の足りなさがビシバシ伝わってくる

マクロスのスタッフが中心に作ったって話ですが、クオリティーがもう酷い。80年代の街並みや文化を描写しようと頑張って入るんですが、スタッフの気合が抜けているのかマクロスとは雲泥の差。時々出てくるモブのルパンや次元、大友克洋の童夢のじいさんとか、存在感あり過ぎでモブになってない。どうでもいい戦闘シーンがやけに気合入っていたと思ったら、よかったのはその数カットだけでしたとか、スタッフの若さといい加減さが全編にちりばめられていました。ストーリーも途中で終わっちゃっているし、主人公は行き当たりばったりのノウタリンだし、当時観ようとも思わなかった私の感性はまちがっていなかったと再認識。いや、酷いものを観ました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

yzr500 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

OVAのシリーズ作ではあるが

個人的にはPARTⅡを推薦したいので本評価はPARTⅡに対するものです。
梅津泰臣のキャラデ、作監の強烈なインパクトの作品です。
音楽集やソングコレクションもCD化されていたので聴いてみてもいいかと。

メガゾーン23 Blu-ray Archive BOX -30th ANNIVERSARY EDITIONが11/27に販売されるようで嬉しい限りです。値段は高いですけどね。

12月にWOWWOWで全3作が放映されますね。楽しみです。。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

61.8 9 平野俊貴アニメランキング9位
真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章(アニメ映画)

2007年4月28日
★★★★☆ 3.7 (15)
94人が棚に入れました
「真救世主伝説 北斗の拳」シリーズ5部作の第3弾となる劇場版。自らを“拳王”と称し覇業を押し進めるラオウとケンシロウの宿命の対決が描かれる。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

我が生涯に一片の悔い無し!!

2007年4月28日 全国”追悼”ロードショーとして劇場公開。
「北斗の拳」原作。全5作からなる一連のアニメシリーズ。

原作のケンシロウとラオウの最終決戦を描く「ラオウ編」を
アレンジした作品。赤鯱の声優に角田信朗が起用された。

公開10日前の4月18日、高野山東京別院にてラオウ昇魂式が
行われた(葬儀委員長:谷村新司、弔辞:宇梶剛士)。

第一部 映画 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章
第二部 OVA 真救世主伝説 北斗の拳 ユリア伝
第三部 映画 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章
第四部 OVA 真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝
第五部 映画 真救世主伝説 北斗の拳 ZERO ケンシロウ伝

主題歌:B'z「ロンリースターズ」

名シーンのダイジェスト風に急ぎ足で進行する。
善人面の鬼のフドウ♪

ユリアの声優は見込みなし。角田信朗でさえ頑張ったのに。

少し説明台詞が邪魔なシーンとか目立つ感じで残念・・
この映画視る人はいいシーンで余計な説明要らないかと。



ケンシロウ:阿部寛※少年期は下野紘。
ラオウ  :宇梶剛士
ユリア  :石田ゆり子
トキ   :堀内賢雄
リュウケン:大塚周夫
バット  :浪川大輔
リン   :坂本真綾

フドウ  :郷里大輔
シュレン :檜山修之
リハク  :宝亀克寿

バルガ  :てらそままさき
赤鯱   :角田信朗

ギラク:竹田雅則
ソウガ亡き後に拳王軍の総参謀としてバルガと共に仕えた。
性格は姑息で軟弱者、かつ可也のナルシスト(髪型はカツラ)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ラオウの信念を垣間見られる作品

原作の北斗の拳は、長期連載の宿命である後付け設定が多く、矛盾が多発しています。
それをうまく調整しようという試みが感じられる作品です。

なぜラオウが力で覇権を取ろうとしたのか、最後に抱えていた想いはなんだったのか、うまく表現されています。

大げさな描写や(これは原作自体がそうですが)、作画の崩れがちょっと気になりますが、真救世主伝説のシリーズの中ではなかなかいい出来ですね。

余談ですが、ケンシロウに一蹴されるザコの中にこっそりレイザーラモンHGがいて吹いてしましましたw
序盤の序盤、しかも一瞬なので、見るつもりならお見逃し無く!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9

67.5 10 平野俊貴アニメランキング10位
覚悟のススメ(OVA)

1996年10月23日
★★★★☆ 3.7 (26)
92人が棚に入れました
核戦争と環境汚染によって荒廃した近未来の東京を舞台に、旧日本軍で編み出された最強の格闘技「零式防衛術」、そして人体実験の犠牲となった英霊の宿る意思を持つ鎧、強化外骨格「零」を武器に人々を守る為に戦う主人公「葉隠覚悟」と、人類を襲う怪物「戦術鬼」とその背後で人類を滅亡させんと企む覚悟の兄「現人鬼・散」との戦いを描く。
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

人類を滅ぼすために女になった兄とその野望に立ち向かう弟の戦い。

1996年のOVA 全2巻 合計80分

原作 山口貴由 監督 原田俊弘 制作 葦プロダクション

当時は相当ヒットしたと思われるコミックだが未読。
アニメを観ただけでは理解不能の設定なのでwiki参照。
近未来、地球は人類による環境汚染や核戦争、大災害によって死の大地と化し、
生き残った人類を襲う「戦術鬼」と呼ばれるミュータントが闊歩する魔境となり果てていた。
以上 丸写し

実際、アニメでは説明がないので未読なら調べるかそのまま流すしかない。
週刊少年チャンピオン連載のメジャーコミックなので既読者のためのOVAだろう。

{netabare}バイオレンスジャックや北斗の拳のような世紀末世界で、
クリーチャーが人間を襲い惨殺する。
そこに現れる「葉隠一族」の一人「葉隠覚悟」(山寺宏一)が強化外骨格に身を包み、
化物どもを退治する。アニメでわかるのはその程度。

「葉隠散」(緒方恵美)人類を滅ぼすために女になった覚悟の兄。
との戦いらしいが、アニメではここまでの情報も無い。

「堀江罪子」この作品のヒロイン 女子高生
作者が世界で一番有名な日本人歌手こと「堀江美都子」のファンだったため、
この名がついた。
最初、堀江は出演拒否したらしいが、若手の声優が果敢に挑んでいるのを知り快諾したという。
何しろ宮村優子がエログロクリーチャー役で出ている。{/netabare}

強化外骨格、ニャル子さんかなと思ったがネタは違うらしい。
原作はともかく、アニメ単体では相当なネタアニメと判断しました。

見どころは、堀江さんのスクール水着(可愛い)と、
女体化葉隠散(緒方恵美)が全裸でポーズをつけまくるシーン。
難解作品ではありませんが、説明はほとんどないままの戦闘アニメでした。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 19

chance さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【199X年】【グロバトル】【迷言】雑草などという草はない!

オタクの人々間では非常に有名な作品。(オタク知名度を例えるならば平沢進レベル?
当時これを親友群と酒を飲みながら見たため、途中息が出来なくなりました。

それまでジャンプでジョジョ位しか見なかった私は
チャンピオンに目通しする様になり(鉄鍋のジャンアニメになんないかな)
原作者の作品も好んで読む様になり(「人の為と書いて偽り」というセリフが好き)
カラオケで覚悟完了を歌う様になり
気づかぬ内に立派なオタクに・・・そんな覚悟は無かったですが

原作の濃さもジョジョとタメ張る程ハンパなく、迷言好きにオススメです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

当方に迎撃の準備有り!!

今見ると豪華声優陣。
ものすごいグロ、とバイオレンスそしてシニカルなギャグの仮面ライダーのオマージュ作品。
原作はかなり有名。チャンピオンでバキと覇権を争った人気作、問題作。
そのあまりに暴力的な描写が駄目な人は絶対に観れない。
コミック販促作品の要素が強し。
ヒロイン罪子に原作者のはげしい希望でネタ元の堀江美都子が起用されているのがすごい・・・・

投稿 : 2019/12/07
♥ : 6

計測不能 11 平野俊貴アニメランキング11位
破邪巨星G弾劾凰(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (8)
83人が棚に入れました
ある日、九州近海に浮かぶ「双神島」に、宇宙から謎の物体が飛来。凄まじい衝撃と爆風を発生させ、島を壊滅状態に陥れた。

その惨劇から十数年。双神島に白き要塞が建造されていた。その名は「新未来創世機関アヴァルダ」。宇宙からの侵略者に対抗するために、謎の「財団」が創りあげた超科学研究組織である。そして、アヴァルダが完成させた巨大ロボット「ダンガイオー(弾劾凰)」こそ、地球防衛の最大の切り札であった。

宇宙からもたらされた超科学によって無敵の強さを発揮するダンガイオー。しかし、その敵は宇宙からの侵略者だけではない。超科学の秘密を欲する大国、更には、かつて財団から離反し超科学を悪用する者たちまでもが、アヴァルダに牙をむいて襲いかかる。四方八方の侵略者から地球を守るため、ダンガイオーはいつ果てるとも知れぬ戦いへとその身を投じるのだった。
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

破邪大星ダンガイオーの現代版(2001年放送)

破邪大星ダンガイオーの監督がやってるので
正統続編(?)ではあるのですが、アニメファンから
すこぶる評判が悪い、所謂クソアニメですね。
ロボットのデザインも少しダサイのですw

最悪なのが前作同様打ち切り展開で最終回を終えるため
未完という意味でもダメなアニメと言えます。

けれど、私はこのアニメが大好きでしてw

このサイトの悪い部分ですが、星の評価だけが戦力の決定的差でない
ことを教えてやって下さい赤い人。
星高く付けてもつまんないアニメもありますしね。

内容に少し触れると、主人公が道場で亡き兄を思いながら
精神統一をする場面が何度も出てくるのですけど、
主人公以外のパイロットである、“2人のヒロイン”も含め
全員がアスリート並みの体力や、人並み外れた知識や頭脳を持ち
搭乗者から優秀なのが特徴でもあります。
度々トレーニングのシーンが出てくるところも好感が持てます。

他作品でもロボット操者は優秀でありますが、
操者としての努力をせず才能や宿命に選ばれるパターンが多いので、
この辺りも好きな理由ですかね。

面白いのが、例えば機械獣軍団や恐竜帝国、邪魔大王国といったように
敵の軍団はある程度シリーズ通して一貫されているものです
けれど、破邪巨星G弾劾凰では、大げさに言えば1話につき1組織を
壊滅させるという・・地球を狙う軍団多すぎ問題がありますw

ロボットアニメを多く見てる方なら、往年のロボット発射基地や
ドッキングシステム、必殺技の名乗り、ロケットパンチや
数々のオマージュやお約束が楽しめるかな?

特に素敵なのが、無限に広がるロケットパンチの可能性ですね!
掴んだり小突いたり多彩な攻撃法が魅力。
万能過ぎて、毎回楽しみでした(ちなみにヒロインはパンチに乗りません
{netabare}
グレートマジンガーオチ、最低~ とか言うなあ! 笑えたやろ!
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 5

手乗り変タイガー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

完結しない星の下にあるスーパーロボット作品(監督談)

全体の流れは良くあるスーパーロボット物。
マジンガーZを2000年代の作画にしてラブコメ要素を加えたらこんな作品になるんじゃないでしょうか。
とりあえず・・・
終盤やりたい放題の神谷明さんを刮目せよ!
そう!スーパーロボット作品+αのオマージュ、そしてパロディのオンパレードを!!

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

62.6 12 平野俊貴アニメランキング12位
戦え!!イクサー1(OVA)

1985年10月19日
★★★★☆ 3.4 (21)
76人が棚に入れました
「破邪大星ダンガイオー」や「吸血姫美夕」の平野俊貴(当時は平野俊弘)監督によるSF美少女アクション。ヒーローアニメ、特撮のオマージュが豊富に盛り込まれたこの作品の音楽は、特撮音楽の大御所、渡辺宙明。宇宙の侵略者、クトゥルフの魔の手が地球に迫る中、女子高生加納渚は、イクサー1と名乗る女性に「一緒にクトゥルフと戦ってくれ」と頼まれる。

声優・キャラクター
山本百合子、荘真由美、戸田恵子、安藤ありさ、塩沢兼人
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

映画+アニメ+特撮 それぞれの叡智を結集した傑作

このアニメには実に色々なエッセンスが詰まっています。

美少女が出てきてしかも女の子同士でイチャイチャする、美少女アニメ要素。
巨大ロボットに乗り込んで闘う、ロボットアニメ要素。
不気味な容貌をした化け物に人間たちが襲われる、スプラッター映画要素。
宇宙を股にかける生命体の侵略、SF映画要素。
巨大な敵とビル群を背に闘う、怪獣特撮要素。

このカオスさは80年代のアニメじゃないと味わえない。
イクサー1はそういった時代の象徴だと思います。
いずれも異常なこだわりが感じられて、面白いというか感動すら覚えます。
美少女好きなんだなー、怪獣好きなんだなーというのが見ていて分かります(笑)



ストーリー自体は極めて単純、分かりやすい。大味ながら直球で「愛!」をぶつけてくる辺りが最早清々しいです。


地球人のヒロイン、加納渚が異星人のイクサー1に惚れられて一緒に侵略者である悪の親玉、ビッグゴールドを打倒せんとします。
イクサーロボに二人で乗り込み悪をぶっつぶせ!!

敵も味方も愛ゆえに闘い傷つき倒れていく。そして愛ゆえに立ち上がる。美少女だらけでも完全に燃えアニメです。

燃え、というキーワードの中で力強い声質をもつ渚役の荘真由美さんと主題歌を担当する柿沢美貴さんの功績は偉大です!荘さん最高です!!


女の子は可愛いしロボットはカッコいいし音楽も素晴らしい。
重厚なテーマみたいなものはなく、ただひたすらに娯楽作です。

ちょーっと今見ると異様な雰囲気かな?と思いますので、今のアニメが好きな方には全くオススメできません。
全3話(巻)、次に続きます。


ちょっと思ったこと
{netabare}
この『戦え!!イクサー1』というタイトル。
もしかして『戦え!オスパー』のパロディであったりするのでしょうか。
話は全然関係ないし響きが似てるというだけなので多分違うとは思うのですが。
気になりました。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 9
ネタバレ

noindex さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

初の女の子が主人公のロボットものらしい

dアニメストアで視聴。
初の女の子が主人公のロボットものは「トップをねらえ!」ではなくこれらしい。
全三話のOVAで全部で100分くらい。中盤までホラー的な演出が多く、結構グロい。

主人公が凄く嫌がってるのに無理矢理戦わされる展開は1985年という時期を考えれば先進的だろう。戦闘中は主人公が液体の中に入っているのでエヴァに影響を与えていると思われる。シンクロという言葉も出てくるし(パイロットのモチベーションが下がると弱くなる)、単色で地味なロボットのデザインも似ている。
主人公の相棒の少女がロボットの分身という設定は、レガリアにまで影響与えてるのかなと思った。

キャラデザはマクロスやメガゾーン23やゼオライマーをやっていた人でこれもそんな感じ。ストーリーは主人公が戦う動機付けはそれなりに丁寧にやってるけど、終盤は大味で適当な終わり方だった。{netabare}大爆発→全部元通りENDは残り時間が無いにしても酷いと思った。{/netabare}
OVAで無修正エロ描写があるから子供向けアニメじゃないはずなのだが。それでもレガリアよりはまだマシかなと思ったw

声優陣はみんな有名な役を演じている方々で安定している。チチが主人公でユリアとアンパンマンが戦ってるのをたまちゃんが見守ってるかと思うと感慨深い。30年後も現役の声優ばかりをチョイスしているのは凄い事なのかもしれない。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 8
ネタバレ

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

タイトルなし

宇宙からやってきた敵から地球を守るため戦う美少女ヒロイン+ロボットものの全3話のOVA作品。

{netabare}好きだからという理由でイクサー1にパートナーとして選ばれた普通の少女渚は
パートナーに選ばれたことにより命を狙われ、友達や両親も亡くしてしまう。
最初は戦うことを拒んでいた渚だったけど自分と同じく両親を敵のせいで亡くした子を
守るため戦う決意をする・・・{/netabare}といった感じのシリアスな話。

話自体は悪くないんだけど、グロさはOVAの中でもかなりきつい部類に入りますね。
普通に敵にやられた人の眼が飛び出してるとかそうゆう描写もだけど
敵の化け物が不気味というよりとにかく気持ち悪いんですよね・・・。
特に{netabare}人間に寄生したやつが変貌す{/netabare}るところがかなり気持ち悪く目を逸らしたくなる・・・
というか一部シーンは思わず目をつぶってしまいました。

OVA作品の歴史的にはわりと重要な位置にある作品ではありますが
ひとつの作品として見たら自分的には「普通」になるかなぁー。

純粋に疑問なのは片方だけ裸で乗って戦う意味ですね・・・w。
OVAあるあるではありますが・・・w

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

59.5 13 平野俊貴アニメランキング13位
真救世主伝説 北斗の拳ZERO ケンシロウ伝(アニメ映画)

2008年10月4日
★★★★☆ 3.5 (13)
75人が棚に入れました
核戦争が終結して暴力がすべてを支配する世界となった大地で、北斗神拳伝承者ケンシロウが暴徒を相手に拳を振るう。また、共に修行した長兄ラオウや次兄トキ、それぞれの宿星を持つ南斗六聖拳の伝承者達と激闘を繰り広げていく。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

伝説は永遠に語り継がれる・・

2008年10月4日映画劇場公開。
劇中ナレーションは俳優の藤岡弘が担当。

「北斗の拳」原作。全5作からなる一連のアニメシリーズ。


ケンシロウがシンに敗北してから原作漫画開始までの空白の
リンやパッドと出逢う前の1年を描いている。

原点回帰を謳っており、各キャラクターの声優にTVシリーズ
の声優を出来るだけ起用する事が制作サイドより示された。

略全編オリジナルである為、新キャラクターに懐かしの声優
が声をあてる形となった。


第一部 映画 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章
第二部 OVA 真救世主伝説 北斗の拳 ユリア伝
第三部 映画 真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章
第四部 OVA 真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝
第五部 映画 真救世主伝説 北斗の拳 ZERO ケンシロウ伝

キャラデザやトーンなど雰囲気が5作の中では異色な感じ。
これ見た後其の侭北「斗の拳」が始まる感じ。

EDロールの後の絵がなかなかいいかも♪



ケンシロウ:阿部寛
ラオウ  :宇梶剛士
ユリア  :石田ゆり子
リュウケン:大塚周夫
シン   :桐本琢也

ジュガイ:小山力也
シンと南斗孤鷲拳伝承者を争った男。
部下に昆虫男ほかの軍団を従え、ゲッソーシティを襲う。
妻子があったが、それを殺されたがゆえに外道に堕ちた。

フウゲン:青野武
シン、ジュガイの師父である先代南斗孤鷲拳伝承者。
伝承とともにシンに足の腱を切断され、障害者となる。

グルマ:玄田哲章:ゲッソーシティの奴隷売人。

シスカ:飯塚昭三
ゲッソーシティを牛耳る「将軍様」悪知恵に長けてる。
文明崩壊後の荒野に水と電気に不自由しない街を建設。
奴隷売買によって巨万の富を得ている。

ジニア:千葉繁
ゲッソーシティの奴隷売人で、グルマの商売敵。
シルクハットにマント姿の嫌味な男。

ヤマン:難波圭一
妻のサヤ、子供のダンとアモとともに荒野を渡る流人。

サヤ:冨永みーな:ヤマンの妻。

ダン:朴璐美
ヤマンの長子。年齢は15歳。
妹アモとともに倒れているケンシロウを発見した。

アモ:今野宏美
ヤマンの次女。まだ幼い少女である。
家族で最初にケンシロウの危機を発見する。

ガデス:稲田徹
「熊殺しの男」の異名をとるジニア自慢の巨躯奴隷。
コロシアムでジニアの威信を賭けてケンシロウと闘う。

昆虫男1・2(1)中田譲治(2)立木文彦
ジュガイの部下。
主の命に従ってシスカの城砦に潜入する工作員。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

ものぽらいざ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

蛇足

原作の初期の話を補完する物語で、ほぼオリジナルのようですが、蛇足です。

最初から原作に影響のない話にするしかないとは言え、ひどい内容です。

バットとリンを足して2で割ったキャラが登場しますが、中途半端な扱いです。

声優もかなりイマイチ。ケンシロウの阿部寛もユリアの石田ゆり子も残念でした。有名人を声優に宛てるジブリ映画手法です。

宣伝のためとは言え、長期的に見れば、一般客もアニメファンも見ないようになるこの手法は止めるべきです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 2

55.1 14 平野俊貴アニメランキング14位
奇鋼仙女ロウラン(TVアニメ動画)

2002年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (14)
72人が棚に入れました
自衛隊が国連軍に組み入れられた未来、日本は新たに結成された「ASY(アシュ)」によって守られていた。彼らASYは古より影から日本を操る悪の組織「城護(シロモリ)衆」を倒すべく隠密裏に戦いを続けていた。ある日、臨海地域に現れた城護衆の怪獣との戦闘でASYは巨大ロボット「鋼仙(ゴウセン)」を出撃させ、初めて公の場で戦闘する事になるが、戦闘の最中、誤って避難民を乗せた船を撃沈してしまう。その人々の断末魔に呼応するように、一人の少女が鋼仙の前に立ちはだかる。「……殺したな?」ロウランと名乗った謎の少女は、容易く鋼仙を破壊してしまう。一体何が起こっているのか……。

声優・キャラクター
今野宏美、三木眞一郎、保志総一朗、大本眞基子、内田直哉、長沢美樹、村井かずさ、浅野真澄、麦人
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

和風ファンタジーをモチーフにした異色のロボットアニメ。

2002年に制作された、極めて独特なロボアニメです。
1話15分×28話で通常のアニメに換算すると全14話となります。


OPとEDから分かるように『和』のテイストをイメージした作品で、神話にも似た世界で構築されています。


導入からして意味深なストーリーになっています。
{netabare}
世界を破滅せんとする悪の組織『城護衆(しろもりしゅう)』とそれを阻止しようとする防衛軍『ASY(アシュ)』の闘いが続いている世界。

城護衆との闘いの中、ASYの前に突然謎の少女・ロウランが現れASYのロボット・鋼仙(ゴウセン)を破壊していく。

ASYのメンバーであり主人公の神子上(みこがみ)ヤマトは、彼女の正体を突き止めるため後を追ったが、そこにいたのはさっきまでと別人のようなか弱く優しい少女だった。

何故彼女は鋼仙を破壊するのか、彼女は何者なのか、そして城護衆の真の目的は何なのか。
{/netabare}



この作品の持つどれにも真似できないような不思議な雰囲気、両陣営の内外での異質な人間関係、
そして機械というより生体に近いデザインのロボット。

中々登場人物や設定自体は魅かれるものがあります。


ですが、アニメで表現するにはこの作品は少し難しかったようです。

この作品独自の用語が多い上シーン毎の切り替わりが早く、普通に視聴している分には理解が追いつきませんでした。

特に序盤は説明もほぼなく淡々と進んでいくので、各キャラの相関関係や立ち位置も分かりづらく苦労しました。

最初は一旦挫折したのですが、後半(14話、15話辺り)から少しづつ話の核心について説明が加わったので、大分助かりました。公式サイトの用語説明も読むとなお良いです。



複雑なように見えて、実は古来から続く人と人の触れ合い、すれ違い、愛情、嫉妬・・・の渦巻く愛憎劇なんです。そういうものだと解釈すれば、けっこうドラマチックな作品だと思います。


ロウランや主人公の妹・神子上まほろがこの作品のキーキャラクターで、自分のお気に入りキャラでもあります。他のキャラに比べてこの二人の心情描写は多く、とても人情深い印象です。
特に後半のまほろちゃんは必見です。


作画は、この頃独特のCG・デジタル彩色の違和感が気になってしまいます。

音楽は、世界観に合ったオリエンタルな感じのBGMが特徴です。ただ戦闘シーンのBGMだけは・・・正直合ってないと感じました。

主題歌だとEDのいろは詩は必聴です。美しい旋律が感動的です。

声優では、ロウラン役を務めている今野宏美さん、まほろ役の大本眞基子さん、鉄也役の三木眞一郎さん、イテヅキ役の大谷育江さんなど、印象に残る方が多かったです。

一番惹きつけられたのはキャラの面白さと声優さんの演技だったと思います。


以下、自分なりの解釈まとめ↓ネタバレ注意です。
{netabare}

ロウランの出生
屍解仙女は仙界と闘う力を得るために、屍解仙の術(肉体を捨て去り新たな仙の力を得る)を使い、
結果地上に転生する事に成功した。
だが彼女の肉体の抜け殻は仙界に留まった。

仙界では、彼女が仙骨を持ち去った罪を償わせるために、再び肉体と特別な力を与えて仙骨を破壊するよう蘇らせた。
→仙界は屍解仙女の人間界にある肉体は既に朽ちたと思い込んでいたが実際はまだ朽ちてはいなかった。

よって彼女の肉体は地上(屍解仙女)と仙界(ロウラン)の二つ存在する事になった。


鉄也の出生
大昔、建智族の男をまだ仙界仙女であった屍解仙女が天の力(神しん)を与え助けた。
彼女は建智と再会を約束し仙界へ戻り屍解仙女の術で再び人間界へ戻るつもりであった。

しかし地上に天の力をもたらした事を仙界に咎められ術中で人間界の地下深くに封印された。

数百年(?)後、建智の血を受けついに屍解仙女となった彼女は城護衆(神子上博士含む)に不老の力を与え、
建智の末裔である鉄也には自分にふさわしい伴侶とするため不死の力のみ与えた。(当時鉄也はまだ幼かったため彼の成長を待った)
→覚醒し鉄也と対面した彼女は、成長した鉄也に不老の力も与えようとした。


ヤマトの出生
神子上博士が不死の肉体で現世を生きる上で怪しまれないため人間の母に産ませた。
母は彼の不死に気付き始めたため殺された。博士はヤマトへの情は無い。


まほろの出生
転生した屍解仙女の肉体に人間の精子を注入し、生ませた人間と仙女のハーフ。彼女自身も仙女に変化?できる。(=万華、ばんか)


あおいの出生
城護衆の母と人間の父によって産まれたハーフ。本名は春日静香。
物心つく前に父を殺され、母は城護衆と共に逃げた。

一人残った彼女は僵屍(きょうし)の力を秘めているかもしれないとして神子上博士がASYに引き取る。(両親は事故死したと伝えられる)

ある日彼女はイテヅキによって幼少の記憶を引き出され、僵屍として覚醒しロウランを殺さんとする。
{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 4

61.0 15 平野俊貴アニメランキング15位
破邪大星ダンガイオー(彈劾凰)(OVA)

1987年9月28日
★★★★☆ 3.4 (19)
70人が棚に入れました
当時の若手スタッフが、かつてのスーパーロボットアニメへのオマージュを込めて制作したOVA。 宇宙の科学者ターサン博士によって改造されてしまった4人の少年少女たち。彼らは強力なサイキック戦士として宇宙海賊バンカーに売られるところだったが、すんでのところで脱出に成功。追撃してくる敵を相手にそれぞれが乗り込んだダンメカニックを合体させ、強力無比なロボット・ダンガイオーの姿を成して戦うのだった。これまでの記憶を失っていた彼らは、やがて各自の過去と向き合うことになる。 主演声優に神谷明、主題歌担当は水木一郎&堀江美都子、BGM作曲は渡辺宙明……と、どこまでも王道を突っ走る制作スタッフの狙いが気持ちいい。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

熱意は伝わるが、消化不良な点が目立つ

この作品は、平野俊貴氏が原案、監督、キャラクターデザインを
務めたロボットOVAの一つである。ちなみに、平野俊貴監督のOVAは
これが3本目となる。
当初は永井豪の『マジンガーZ』をベースに、ストーリーとメカの
両面で大胆なアレンジを加えるリメイク作品として話が
進んでいたのだが、諸事情から制作中止となったため
オリジナルアニメとして変更された経緯がある。

全体を通した感想だが、設定はよく練られているものの、
ストーリーが追い付いていない印象を受けた。というか
明らかに尺不足だ。因縁のライバルとして君臨すること
となるギル・バーグのキャラは良かっただけに、どうして
こうなったのかと見ていて切ない気持ちにさせられた。
非常に勿体ない。
平野氏によれば4話の企画もあったそうだが、それが
実現することはなかった。
(それを観たかったなあ…と思うのは私だけだろうか)

まずは良かったところから書いていきたい。
戦闘シーンは熱い所が多く、それなりに見応えがあった。
目を見張るほどではないが心の中でおおっとなった場面が
数か所あったのも事実。

また、とても展開が分かりやすいので、難しく考える心配もない。
サイダーを飲んでいるかのような気分で見ることが出来る。
70年代のスーパーロボットを懐かしむための映像として楽しむには
もってこいの作品だろう。

ここからは気になった所を。
先程前述したように、一番の足枷となっているのは
ストーリー展開だ。どういった話なのかは後で思い起こせば
なんとなく理解はできるものの、直にインプットする
のは非常に難しい。要は詰め込みすぎたのだ。

ダンガイオーに乗るパイロット4人のバックボーンを
きちんと描かれていた事は良かったが、反対にギル・バーグの
掘り下げが全くできていない。
千葉繁氏が懸命に演技したとしても、この有様では
双方が報われない。可哀想。
まあ、この作品の盛り上げ役として十分な役割を果たすことには
成功したなと途中で考えを切り替えることにした。仕方ないね。

また、基本的にはサイキックウェーブで勝負が決まるため、人に
よっては見ていて飽きる可能性も否定できない。良くも悪くも
作品のノリについていけるかがカギとなっている。まあ、
ここは個人の好みということで。

終わり方が中途半端ということも相まって、誰にでもお勧め
できる作品ではないが、昔ながらのスーパーロボットを
もう一度見たいという方であれば楽しめると思う。
私からはあまり勧めない。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 12

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

時代に逆行したスパロボアニメ。勢いとキャラの濃さが魅力

1979年に放映されたガンダムの影響等で、80年代に入って以前のスーパーロボット系のアニメが減少したことを考慮して制作されたアニメ・・・らしいです。


宇宙の散り散りから集められた超能力者4人がいきなり合体ロボットで戦うことになる、正に理屈抜きの展開。


OPから迸る熱血オーラ、水木一郎×堀江美都子の豪華共演で掴みは最高です。


ロボットを駆りつつ、自前の超能力を用いながら戦う戦法がとてもユニークでした。
とにかくロボットの立ち回りと戦闘が断トツに格好良いです。

合体時にミアが発する「クロスファイッ!ダーンガーイオ~!」って張りのある掛け声が最高です。荘さんにしか出来ない芸当だと思います。
あとダンガイオーの‘サイキック・ウェイブ’や‘ダンガイソード’は迫力があって良いです。


ヒロインのミア・アリスを始め、美少女アニメとしての側面も強いと思います。平野俊弘さんの描く美少女キャラ、個人的にはすごくツボです。


ただやはり時代の流れには勝てなかったか、3巻で打ちきり終了となりました。

そのため、各キャラの過去エピソードがかなり雑な扱いになってます。せっかく個性的な面々なのにキャラ紹介で終始してしまうのは本当に勿体ないと思いました。

極めつけはわずか2話目で1話の総集編を行う有り様(笑) よほど予算が足りなかったのでしょうか、制作スタッフの苦労が窺えます。


そんな感じで、AICが果敢に挑戦した結果不発に終わった感のある本作品ですが、
2話「涙のスパイラルナックル」は総集編を考えても素晴らしいエピソードです。ラストは感動もの。
この回だけでも見る価値あったと思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

rocknlol さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これは傑作

こういうロボットアニメは作画と演出がすべてだと思う。昨今のデジタル絵では味わえないワイルドさ、しかし被弾された機体の穴から砂が零れ落ちるほど繊細な描写。神谷さんをはじめとする声優陣は言うまでもないほどすばらしい。その上作品全体を貫く渡辺宙明先生の悲壮なBGMにいたるまで実に完璧に近いできである。
特筆すべき点のないストーリーさえも難しくない、まっしぐらな展開がむしろいい。80年代らしい無理にねじ込んだ設定や雑な反転など一切ない。これでいい、いや、これがいい。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

62.0 16 平野俊貴アニメランキング16位
吸血姫美夕(OVA)

1988年7月21日
★★★★☆ 3.4 (10)
55人が棚に入れました
OVA分野で美少女ホラー路線を開拓させた平野俊貴(当時は平野俊弘)の監督による全4巻のOVAシリーズ。アニメの実制作は平野と縁の深かったAICが担当している。 女性の生血が吸われる殺人事件が連続発生していた古都。この町を訪れた霊媒師の瀬一三子は、決して目を覚まさない「眠り姫」こと、寝沢藍子の治療を試みる。治療が失敗して寝沢家を出る一三子の前に、ナイフを手にした少年・都人が出現。彼は自分の恋人・梁子を襲った吸血鬼が寝沢家にいると考えていたのだ。梁子の殺害現場の神社へ赴く一三子だが、彼女を不気味な白い布を付けた吸血鬼が襲撃。そんな一三子の危機を不思議な光が救い、鳥居に座っていた少女=美夕とその従者ラヴァはこれ以上関わらないほうがいいと一三子に促し、闇の中へ消えていった……。 本作はOVA完結後も平野とキャラクターデザイン・作画監督の垣野内成美の代表的作品として扱われ、90年代以降にはTVシリーズなどの形で復活している。

声優・キャラクター
渡辺菜生子、小山茉美、荘真由美、堀川りょう、納谷悟朗

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

リメイク希望・・

古さを感じる作品ではあるけど・・
世界観等諸設定は可也魅力を感じた。

OVAよりアクションや衝撃的な映像
を多く含み、物語りも魔物退治的な
イメージが強くなった分緩急が出て
見易くなっている。

神魔を闇に返した後、事件について
美夕が葛藤したり問い掛けるシーン
等があり、悲壮感のある結末が多い。

少々ホラー的描写を含みつつ幻想的
な雰囲気を出していたOVAとは大幅に
配役・諸設定が変更されイメージも
可也違ったものに感じました。

理由は明記されてないけど2話が放送
中止になってる他、一部規制でカット
されたシーンもあるらしい。(wiki参照)

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

65.7 17 平野俊貴アニメランキング17位
戦え!!イクサー1 ACT-II イクサーΣの挑戦(OVA)

1986年7月23日
★★★★☆ 3.6 (14)
51人が棚に入れました
1985年のOVAを代表する一作品『戦え!!イクサー1』の第2幕。 地球の女子高校生・加納渚の助力を得て異星人クトゥルフの一陣を退けることに成功した美少女戦士イクサー1。だが渚に戦いを拒まれてしまうイクサー1の苦悩をよそに、敵は侵略を着々と進めて宇宙要塞ノバを前線基地とする。このノバの指揮官こそ、先の戦いでイクサー1と渚の動かす巨大ロボット・イクサーロボに倒されたコバルトの恋人セピアだった。セピアがイクサー1打倒を臨む一方、クトゥルフはさらなる対イクサー1用の刺客を準備していた。それがイクサー1の能力をはるかに上回る美少女アンドロイド・イクサー2と彼女の分身というべき巨大ロボット・イクサーΣだった。その攻撃にイクサー1はどう戦うか。 本作の監督は前作と同じく平野俊弘が担当。今回より登場するイクサー2は特撮番組『人造人間キカイダー』のライバルキャラ・ハカイダーを意識したもの。

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

因縁の鎖を断ち切る、熱く滾った愛!

お決まりの?ライバル登場。イクサー1の2話となります。
概要の説明は1話の方で。

イクサー1の妹分イクサー2というキャラ、そのイクサー2の搭乗するイクサーΣとの対決です。
イクサー1とイクサー2の生身での戦闘はもちろん、イクサーロボ同士の大迫力な戦闘に目が離せません。
イクサー1とイクサー2と渚がとにかく叫ぶ叫ぶ。ちなみにイクサー2を演じているのはあのアンパンマンで有名な戸田恵子さん!やはり声が凛々しい。


何が熱いって、ついに渚が地球のため戦うことを覚悟する瞬間です。
イクサー1におけるロボット戦は二人で一つにならなければ力を発揮できません。そのため、この2話にてついにロボが覚醒するのです。

イクサー1と2、同族であるがゆえ争わなければならない二人の姿は物悲しさを誘います。



相も変わらずエログロ入り混じった興奮の止まない映像が続きますが、陰鬱さを熱さで吹き飛ばしてくれるのがイクサー1の魅力です。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

rzv500 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

当時はがんばっていたんです!

第2弾です。今回の目玉はライバルの登場!で、監督の趣味で特撮ヒーロー「キカイダー」のオマージュです。燃える展開!完結篇の第3弾へ期待感が膨らみます。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

65.5 18 平野俊貴アニメランキング18位
戦え!!イクサー1 ACT-3 完結編(OVA)

1987年3月4日
★★★★☆ 3.7 (14)
46人が棚に入れました
アニメ制作会社A.I.Cの初期の看板作品の一つだった、美少女ロボットものの大人気OVA『戦え!!イクサー1』三部作の完結編。 宇宙の侵略者クトゥルフの軍勢と戦う美少女戦士イクサー1。彼女は自分の妹といえる敵の戦士イクサー2の猛攻に苦戦を強いられるが、地球人の少女でパートナー・加納渚との絆で逆転を果たした。これに対し、クトゥルフの真の支配者ビッグゴールドは自ら行動を開始。さらに雪辱を晴らすべくイクサー2も新型ヴォイド(戦闘アンドロイド)レッダス&ブルーバを率いて、イクサー1と渚に戦いを挑んできた。ここにイクサー1の最後の戦いの幕が開く。 巨大ロボット戦の迫力、特撮ヒーロー番組へのオマージュ、スプラッターホラーの風味、そして百合テイストとサービス精神旺盛なOVAの堂々の完結編。二人のメインヒロインが離別するクロージングは小粋なSFギミックを利用して情感豊かに描かれ、世代を超えたユーザーの熱い感涙を呼ぶ。監督を担当した当時の新世代クリエイター・平野俊弘(俊貴)の原点にして代表作といえる人気シリーズ、そのクライマックス編である。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

闘いは終わっても人生は続いていく。生きる勇気を貰える結末。

ついにビッグゴールドとの戦いに決着!という最終巻です。


闘いの後には必ず虚しさが付きまとう・・・イクサー1も闘いを終えたら地球を去らなければなりません。(ウルトラマン?)
これはもう、主題歌を聴けば全て物語っています。その名も「永遠のイクサー1」。
歌詞の中には
‘心の傷は勇気が癒してくれる
悲しい思い出には負けたくない
明日のためにときめく明日の天使
信じさせてまた逢えるねあの人に’

みたいな部分もあり、泣けます。この曲は本当に素晴らしいです。イクサー1屈指の名曲。



ハッピーエンドとは言い難いものですが、それでも、ほんの少し希望が見えてくるのが嬉しいです。
大好きなんですよねーイクサー1。やはりどんなものであっても作り手の情熱が感じられる作品は見ていて気持ちいいものです。
三部作どれも甲乙つけがたいほど情緒あふれる逸品。

でも一番痺れたのは、{netabare}1話でのディロスθ(敵ロボ)を渚が(イクサー1の)怒りの鉄拳で倒しちゃうシーンですね。{/netabare}

投稿 : 2019/12/07
♥ : 3

rzv500 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

怒涛の完結編!

完結編でACT2の盛り上がりそのままに一気にラストまでイキます。当時、話題性抜群の本作ですが、今見ても面白いですね。作画的な古さはしょうがないとしても音楽、ストーリーテンポ等おススメできる所がテンコ盛りです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

計測不能 19 平野俊貴アニメランキング19位
冒険!イクサー3(OVA)

1990年9月25日
★★★☆☆ 3.0 (5)
25人が棚に入れました
1985~87年に発売されたOVA『戦え!!イクサー1』の数十年後の世界を舞台にした続編。先に作られたカセット文庫版の設定やストーリーを再構築している。イクサー1と加納渚の活躍で、悪の支配者ビッグゴールドは消滅したかに見えた。しかし、ビッグゴールドが宇宙に残した端末から生まれたネオス・ゴールドが、新たな力を得て再び地球を狙っていた。イクサー1の妹イクサー3は、加納渚の孫である霞渚と協力してネオスに立ち向かう。 本作では『魔法騎士レイアース』の平野俊弘が、前作に続いて総監督・キャラクターデザインを担当。主人公イクサー3の声優に、当時人気のあった女子プロレスラーのキューティー鈴木を起用するという斬新なキャスティングが話題を呼んだ。

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

くすくす

「戦え!!イクサー1」の続編で話数は前回より長く全6話のOVA。

まず素直に良かったと思えるのが前回見るのがきついくらいだったグロ描写がほぼ排除されたことです。
(一部あるけどだいぶ柔らかい表現になってます。

そして今回は元気で明るいイクサー3や
騙されて敵になっていたアトロスなどの新キャラが登場しましたが
前作のキャラに比べると個性的でよかったです。
パートナーを友達と表現することでより絆も深いもののように感じました!

イクサー3は有名な「くすくす」のセリフを代表として
棒読みが目立ちますが妙に合ってる気もするので悪くないかな。

でも話はこっちも良くも悪くもないみたいな位置かなぁー。
評価は「普通」ってとこでっ。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

計測不能 20 平野俊貴アニメランキング20位
大魔獣激闘 鋼の鬼(OVA)

1987年12月10日
★★★★☆ 3.3 (7)
22人が棚に入れました
実写怪獣映画の作風を追求した異色のロボットアニメ。AIC制作のOVAとしてリリースされた。 1999年、外洋の軍事科学研究所サンサーラは新エネルギー粒子の実験の結果、異次元の物質をこの時空に呼び込んでしまう。それから3年、野望を抱く研究所の新所長ガルンは異次元物質の解析を願い、青年科学者ハルカに研究を続けさせていた。ハルカの親友で、冷酷なガルンを嫌う青年学者タクヤも研究所に呼び戻されるが、やがてハルカに異次元の物質「破壊の意志」が憑依。温厚なハルカを巨大な金属の怪物「魔獣 怒鬼」へと変貌させた。友人を解放するためタクヤは、同じ異次元の力でもう一つの異形の怪物「魔獣 鋼」に変貌。哀しみと友情の絆を超えて、巨大な魔獣同士の死闘が始まった。 監督は、大の特撮ファンでもある平野俊貴(当時は平野俊弘)。魔獣化して戦う親友同士という構図に脚本の会川(會川)昇、とメインアニメーターの恩田尚之がそれぞれの想いを込めて参加。深い情念を感じさせる秀作になっている。

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

『怪獣映画風味の巨大ロボットアニメ』というコンセプトは面白い

絶海の孤島で繰り広げられる奇妙な出来事の連続、そして目覚める魔獣とは・・・・。

みたいな感じで、導入はちょっとしたサスペンスみたいですごくドキドキ しました。舞台設定が魅力的だと思います。
監督自身怪獣映画のファンらしいので、そういう映画が好きな方は懐かしい気分に浸れるかもしれません。


ただ、このスケールを60分に収めるのは流石に無理があったと思います。

ハルカ(男)とタクヤは無二の親友であり、それ故運命に苦しむことになるのですが、この二人の掘り下げがない分感情移入が出来ない。

いきなりハルカが暴走してあっという間に終わってしまうような印象で、正直ポカーンという感じでした。いわゆる超展開ですね。


その点を気にしなければ、前半の不気味な雰囲気と後半の大迫力なロボットバトル自体はとても面白いです。
何しろ平野俊弘さんが監督、会(會)川昇さんが脚本に加え、ロボ作画は大張正巳さんも手掛けています。クオリティは保証できると思います。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

計測不能 21 平野俊貴アニメランキング21位
DRAGONS HEAVEN ドラゴンズ ヘブン(OVA)

1988年2月25日
★★★☆☆ 3.0 (8)
20人が棚に入れました
80年代には『機動戦士ガンダムZZ』などでメカデザインを手がけ、21世紀に入ってなお『巌窟王』でもビジュアル面で参加している異才クリエイターの小林誠がストーリーほか、さまざまな面で力を振るった異世界ロボットファンタジーOVA。 地球上で長く続いた人類と機械生命の攻防は、人類側の全地表制圧作戦によってひとまずの終局を迎えることとなった。この結果、思考する人類側戦闘ロボットのシャイアンはオペレーターを失って残骸の中で長い眠りにつく。やがて千年もの歳月が流れるが、近くを一人の少女イクールが通りかかったことでシャイアンは再起動を果たす。様相を変じていたものの、かつての戦いがなおも続いていると知ったシャイアンは、イクールを新たなオペレーターに迎えて再び戦場に立つ。シャイアンは敵対陣営ブラジル軍の中にいる仇敵エルメダインとの決着を望むが。 本作は約30分のアニメパートのほか、模型作家でもある小林誠自身が制作した主人公メカのシャイアンの全高2mにおよぶ立体物などによる実写映像も収録された。
ネタバレ

天上しょーと♪♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

タイトルなし

あれ?アニメ見たと思ったら映画みたいなの始まった間違えたかな?と
思っても大丈夫。間違ってないですよ。

アニメ以外の部分を含めて34分半くらいのOVA作品で人間と機械生命体の戦争から千年後の世界。
千年前のロボットの生き残りシャイアンが主人公イクールとともにかつての敵に戦いを挑む
みたいな話です。

よくありがちな感じの世界だけど甘栗が裏ルートでしか手に入らないとか妙な設定がありましたw。

内容はわりと普通って感じ でもなにがよかったってロボットのシャイアンです!
戦争を経験したロボットというわりには意外とノリが軽いところもあって面白い。
{netabare}イクールの身を案じて「よかった・・・」なんて呟くシーンもあり
二人の絆が深まっていく感じはよく出来ていたかな。{/netabare}
OVAあるあるの裸のシーンもただ適当に入れておくような感じでなく、
シャイアンの人間らしい可愛い所を描くために役立ってました。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 1

MameJ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

あかん!

手前味噌ではダメです。

投稿 : 2019/12/07
♥ : 0

計測不能 22 平野俊貴アニメランキング22位
魔法騎士(マジックナイト)レイアース 増刊号(TVアニメ動画)

1995年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (1)
17人が棚に入れました
原作は1993年~1996年までの間、少女漫画誌『なかよし』に連載されていたCLAMP原作のファンタジーアニメーション。ある日、中学の社会科見学で訪れた東京タワーから異世界「セフィーロ」に召喚されてしまった3人の少女――獅堂光・龍咲海・鳳凰寺風。彼女たちは何も分からないまま伝説の魔法騎士(マジックナイト)としてセフィーロを救う旅に出ることになる。剣と魔法の世界で出会いと別れを重ね、数々の困難を乗り越えながら成長する3人であったが、旅の最後には衝撃的な事実が……。本作は、セフィーロ解放後に光がその軌跡を振り返る作りの総集編。

計測不能 23 平野俊貴アニメランキング23位
コスモス・ピンクショック(OVA)

1986年7月21日
★★★★☆ 3.5 (3)
10人が棚に入れました
ビクターが80年代後半に発売していたVHD規格のディスクマガジン「アニメビジョン」で連載された同題SFアクション美少女もののOVAをひとつにまとめたもの。「アニメビジョン」Vol.1~3までの連載分に合わせ、新作パートも追加されている。西暦2106年。太陽系冥王星にある宇宙基地から一機のハイパーロケットが出発した。この正体不明のロケットを追い、防衛戦闘部隊も後を追うが相手は太陽系を脱して飛び去ってしまう。その機体色からいつしかピンクショック号と呼ばれたロケットに乗るのは16歳の美少女、ミッチーこと速水ミツコだ。宇宙各地を暴走して止まないミッチーとピンクショック号。はたして彼女の目的は? そこにはミッチーが4歳の時にひとりの少年ヒロシと交わした約束が隠されている……。本作の実制作はAICが担当。原作/脚本を手がけた首藤剛志の個性が現われているパロディ色旺盛な作品で、平野俊弘によるキャラクターデザインも話題となった。
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