影武者で漫画原作なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの影武者で漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月24日の時点で一番の影武者で漫画原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.3 1 影武者で漫画原作なアニメランキング1位
キングダム(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (629)
3076人が棚に入れました
紀元前、中国。時代は春秋戦国時代。西方の国・秦で、戦災孤児として暮らしていたふたりの少年・信(しん)と漂(ひょう)の夢は、日々鍛錬を積み、いつか戦で武功を立てて天下の大将軍になること。そんなふたりにある転機が訪れる。王宮に仕える大臣・昌文君(しょうぶんくん)の目に留まった漂が王宮に召し上げられたのだ。だがほどなくして王宮の勢力争いに巻き込まれ大けがを負った漂が、命からがら故郷へと戻ってくる。そして漂から託された地図を頼りに訪れた村で信は、漂とうり二つの少年・政(せい)と出会う。この少年こそ秦王・嬴政(えいせい)―――後の始皇帝であった。

声優・キャラクター
森田成一、福山潤、釘宮理恵、日笠陽子、小山力也、仲野裕、宮田幸季、遊佐浩二

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ひどい3DCGに我慢ができれば面白さは折り紙つき

ヤングジャンプ連載中の人気漫画のアニメ化です
原作は非常に面白いので期待していたのですが
あまりに稚拙なCGアニメーションに一話で一度断念しました
一昨年ゲーム化された時のクオリティも悲惨でしたし
ほんとメディアミックス運のない不遇の作品ですね

いや、原作は掛け値なしに面白いんですよ
時は百家争鳴の春秋戦国時代
後に初の中国統一を成し遂げる秦の始皇帝の幼年期である嬴政と
歴史書にかろうじて名前が散見される程度のマイナー武将である李信将軍
ほとんど無名の李信の出自から性格まで記録と呼べるものが碌に存在しないことを逆手に取り
戦災孤児だった信が数奇な運命のもとに失脚寸前の政と出会い
共に世界を変えていくという大胆なオリジナル設定
史実に沿った歴史の流れをベースに脚色と創作を加えて描かれる中華ファンタジー
いわゆる伝奇ものです

6月スタート全38話というNHKならではの変則構成
序盤の15話は原作1~4巻の内乱編ですが
この漫画はこの内乱編までとそれ以降ではかなり毛色が違うものになっています
ほとんど別の漫画といってもいいレベルです
ただし一つ言えるのは
どちらも甲乙つけがたい面白さであるという事

しかしおそらくたいていの人は序盤の低クオリティな3DCGに
合戦場を主舞台とした初陣~秦趙攻防戦を見ることなく
投げ出してしまうに違いないでしょう
中盤からは3DCGの割合が減ってまぁまぁ観れるようになりますが
それにしたって度を越した悪ふざけレベルから
まぁ観れる程度に緩和されただけで
映像面はクオリティが高いとは言い難いでしょう

それでも、そこさえ目を瞑ればやはり話は面白いんですね
原作が面白いのだから当たり前なのですが
毎週息の詰まる思いで読んでいた極限の戦いが
アニメで再現されるのは感慨深いものがあります

原作からアニメになる際にいろいろ端折って
シェイプアップされています
初陣のあとの嬴政暗殺未遂の話は丸々カットされ
ただ羌瘣が身の上話をするだけに変わっていますが
あのエピソードに関しては原作を読んでいても
中弛みしている感があったので
アニメの形でさっと切り上げるのが正解だったと思います

逆にもう少し時間をかけてほしかったのは馮忌戦ですね
放送された中ではあそこが飛信隊の最大の見せ場でしょう
首級を挙げるか皆殺しにされるか二つに一つの極限状態
徐々に全滅の方に傾きかけた運命の天秤を
機転とチームワークで押し返しては
その度にまたすぐ次の絶望的状況に追い込まれての繰り返し
王騎の策謀と飛信隊の奮戦と信の天運と
全てが噛み合った上での薄氷の勝利
あれを一話分に詰め込んでしまうのは
ちょっともったいない気がしました

1期が終了したこの作品ですが
本日より再放送が開始され6月からは2期が予定されているようです
原作のペースから考えるとおそらく2期の終盤には
原作に追いつくかそれに近い状態になる気がします
今ちょうど連載中の原作が国家存亡の崖っぷちの戦いの真っ最中なので
この戦いが終結するあたりまでが2期になるんじゃないでしょうかね?

追記
と思っていたのですが函谷関直前で2期終わっちゃいました
NHKだし視聴率が~売り上げが~みたいのは無いと思いますし
きっと3期もやってくれると信じています!

追記2

実写映画を観てきました
漫画原作の実写映画は大体ろくでもない感じですが
今回はしっかり原作に寄せようと努力しているのが感じられる作品でした

昔はアニメと実写どちらの業界も
原作ファンに向けて原作通りに作ることよりも
原作の名前や設定を借りて自分の作りたいものを作る
というのが当たり前の考え方でした

しかし原作を無視したアニメが叩かれまくって商業的にもこける
というのを繰り返すうちに
最近のアニメはできるだけ原作に忠実に作るものが多くなりました

それでも実写の場合原作ファンからすると何だこりゃ?
ってものが多い時代が続いていましたが
最近ようやく原作に寄せて作ろうという実写映画が増えてきた気がします

橋本環奈がまるっきり性別不詳に見えなかった以外は
全体的にキャストも納得のいくものでしたし
タジフやバジオウといった山の民の見せ場が減った以外は
全体的な構成も悪くなかったと思います
アニメにもあのくらい予算を使っていれば・・・

アニメ1期の最初の1クール分くらいしか実写化されていませんが
正直アニメを見るくらいなら
実写の方がよっぽどましでしょう

アニメのクオリティが低すぎるおかげで
実写化とアニメ化両方された作品の中で
アニメよりも実写のほうがおすすめできる
大変稀有な作品になってしまいました

投稿 : 2024/04/20
♥ : 35

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

次に時代の舵を取り、中華の戦を回すのは誰か。これだから乱世はおもしろい。

人気漫画が原作のNHK製作アニメ。

中国が始皇帝に統一される前の、
乱世が舞台です。

戦国武将やら戦やら、
そこまで興味がなかった私も

「戦国武将ってこんなにかっこいいのか!」
と引き込まれるように観ていました^^

全38話です。
(1話のみ60分構成です。)


● ストーリー
500年の争乱が続く、春秋戦国時代の中国。

7つの国の1つ、秦(しん)に大将軍を目指す二人の戦災孤児がいた。
一人は信(しん)、もう一人は漂(ひょう)。

下僕の身分から大将軍を目指し、戦場を駆け巡る。


1話から「さっそくこの展開!?」という超展開のため、
詳しいストーリーは説明できません。

その代わり、観れば必ず引き込まれるはず!
どうなるの?どうなるの?と気になってばかりでした。


1期のストーリーは大きく3つに展開されます。
◆秦国内の反乱
◆信の初陣――秦vs魏
◆王騎(おうき)将軍による戦――秦vs趙

次から次へと新しい展開が待っていて息つく暇もなく、
38話という長さもまったく苦になりませんでした。

普段は戦国時代関連の話には関心が薄いけれど、
この作品は面白く観れました^^

純粋な力による闘いよりも、戦略的なものも多いからかな。


≪ 戦国武将のかっこよさ ≫

武将は力が強いだけではいけない。
兵たちの士気を高め、率い、戦局を冷静に分析できなければならない。

作品の主人公は信たちなのでしょうが、
それ以上に周りの武将たちの生き様や戦う姿がかっこよくて…!

ああ、武将ってこんなにかっこいいんだ…。

武将によって戦法も違ったりと、深く知れば知るほど興味深く感じました。
歴史や武将にハマる人の気持ちが分かった気がします。


数多く登場する武将の中でも特に印象強いのが、王騎将軍です。

第一印象は『分厚い唇のおかまキャラ』でしたが、
キャラの中ではダントツ№1のかっこよさなのではないでしょうか。

1期のMVPは間違いなく彼でしょう。
かっこよすぎて涙が止まりませんでした;;


● 作画
さて、ストーリーは絶賛したのですが、ここからは残念な評価です(笑)

視聴前からこの作品の作画については散々な評価を聞いていました。
そして、まったくその通りでした。

人物の動きにはCGが多く取り入れられているのですが、
これがものすごく違和感。

まるでからくり蝋人形が動いているようで怖い。ぎこちない。

また、一騎打ちなどの戦闘シーンにおいても、
ストーリーの流れから考えるとなかなか見ごたえがありそうなのに、

動きがトロ過ぎてむしろ笑えてしまいましたww


ストーリーは楽しめるのに作画がすべてを台無しにしていました。

CG以外の作画は普通なのに、どうしてこうなった…。

後半からは使用頻度が減ったのかこちらが慣れたのか、
それほど気にならなくなりましたけど。

作画が良ければストーリーにもっと迫力が出て、
全体的な評価も高くなっただろうに残念です。


● キャラクター
上で触れたようにかっこよさ№1は王騎だと思います。

しかし、それ以外にも魅力的なキャラは多数登場♪

個人的にお気に入りなのは河了貂(かりょうてん)です♪

貂かわいいよ貂♪
あのミノムシ衣装はいつまで着用するのかなww


もう一人、気になるキャラは羌瘣(きょうかい)。

羌瘣については、主要キャラなのに掘り下げが甘いなー…と
残念に思っていたのですが、

どうやら原作の羌瘣に関わるエピソードが
アニメでは丸々カットされているのですね。

王騎編を最後まで描くためには仕方がなかったのかな。


● 音楽
【 OP「Pride」/ Nothing's Carved In Stone 】

OPで使われるのはこの1曲だけです。

しかし、38話の間飽きることなく聴き続けられる良曲です♪

敵の映像が変わったり、信が出世したら一緒に戦う仲間が増えたりと、
映像は何気に凝っていました。



EDは
【「Voice of Soul」/ 石田匠 】
【「Destiny Sky」/ 若井友希 】
【「Never Ending」/ 蛇足 】
の3曲です。

3曲ともしっとりと心に響く歌ですね。
どの曲も好きです♪

一番印象強いのは「Never Ending」かな。
歌詞を見ると王騎の心情がよく表れた歌ですね;;


● まとめ
最初は作画が受け入れられなくていまひとつだったけど、
ストーリーはすごくよかった。特に最終話。

おもしろいストーリーのためならば、作画はある程度我慢しよう…
と思える人にはおすすめです。

これからの未来を託された人物たちが、
中華をどのように駆け回り活躍するのか。

2期を観るのが楽しみです!^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

三期が始まるんですってよ

<2020/1/26 初投稿>
原作は40巻ぐらいまで既読。
アニメは1、2期観ました。

言わずと知れたハガレンとか進撃の巨人とかに並ぶ名作

中国の春秋戦国時代末期。
秦の始皇帝が覇権を握るまでの物語。

つまり中国の戦国もの。
それもよくある三国志の時代から400年くらい遡った時代のお話
戦国浪漫です。

主人公は信(しん)と嬴政(えい せい)
信はいわゆる熱血バカの根性バカの体力バカの好漢
嬴政は落ちぶれ彷徨う王子。といってもやはり根性は相当なもので「中華王に俺はなるっ!」

ヒロインは羌瘣(きょうかい)と河了貂(かりょう てん)
羌瘣は最強ツンデレ?で河了貂は幼馴染キャラの匂いがする(幼馴染ではないけど 笑)

まあ、でも、やはり、一番人気は王騎さんじゃないでしょうか。
この存在感とキャラの濃さ!
筆舌に尽くしがたい!
漫画、アニメ史上最強かも。

{netabare} 絶命した{/netabare} 時は{netabare} 泣き{/netabare} ました。

個人的には王騎の次に羌瘣さんが好きです。
これも卑怯なキャラで 笑
好きになるに決まってるじゃん、こんなの!

他にも桓騎とか王翦とか騰とか楊端和とか
魅力的なキャラクターが詰め込まれてます。

今春に三期が始まるとのこと。
ありがたいお話です。

<2020/1/27 追記>
新キャラクターの声優が発表されてました。
楚の武将
春申君は内田夕夜さん
汗明は田中美央さん
そして素敵でドSな和田アキ子こと禍燐(かりん)には田中敦子さん、なんと草薙素子少佐の人です!

キングダムのアニメは原作ファンには満足いかない方もいる、という話も聞きますが、私はかなり好きです。
そりゃ原作の方が迫力ありますけど・・・
でもあの人たちが動くってだけでなんかもう楽しいんですよ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 26

59.8 2 影武者で漫画原作なアニメランキング2位
グレネーダー ほほえみの閃士(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (68)
309人が棚に入れました
忌まわしき戦が猛る時代、戦国世紀において銃に長けた武者は「閃士」と呼ばれた。
そして此処にも一人、天才的な射撃の腕を持つ少女が居た。金色の髪、見事なプロポーション、そしてお風呂が大好きな彼女の名は天道琉朱菜(るしゅな)。
旅を続ける途中で知り合ったサムライ・虎島弥次郎と共に、6連発回転式拳銃を唯一の武器にしながら機関銃やライフルを使うならず者の閃士たちを撃退し続ける。天子様の教えを実践するため…。

声優・キャラクター
高橋美佳子、中井和哉、本多知恵子、松岡由貴、小菅真美、中田和宏、永井乃愛、檜山修之、佐久間紅美
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

強く、やさしく、美しく…ついでにちょっとエロい?主人公のほほえみは最強の武器

2004年秋アニメ。全12話。
原作漫画は未読です。そちらとは一部内容が違うそうですね。
最後まで視聴してみて、心の温かくなる作品だったと思います。

この世界では銃火器の扱いに長けた人たちは閃士と呼ばれ、主人公の琉朱菜もその一人。
戦国風のオリエンタルと西部劇が混ざったような不思議な世界観です。

この作品の特徴は、やりすぎて逆にいやらしくないエロ要素と、ちょっと馬鹿っぽいノリと、ありえない銃撃戦ですw
そんな作風ですが、ストーリーはいたって真面目で、テーマ消化も堅実でした。

{netabare}笑顔によって戦いを終わらせようと旅を続けるガンマン・天道琉朱菜(てんどう るしゅな)は、道中、天子の施政に疑問を持つ剣士・虎島弥次郎と、親の仇を恨む少女・紅みかんに出会い、旅の道連れとなります。
最終的には弥次郎に因縁を持つ開山導師(道化師)、琉朱菜と対等の力と立場を持つ大御堂刹那の、力による天下支配という野望をくじき、天子を助け出します。

「相手の戦意を消すことで勝利する、そのために剥き身(笑顔)でいる」という言葉は、琉朱菜が天子から授けられたもの。
本作のテーマとして第一話から一貫していて、それを実行することで、恨みや負の感情にがんじがらめになっている人たちを琉朱菜は開放し、琉朱菜自身も成長していきます。
天都からの刺客に付け狙われ時に葛藤する琉朱菜、琉朱菜に影響される弥次郎やみかん、サブキャラの行動や心境の変化が丁寧に、過不足なく描かれます。

伏線の張り方も、謎の明かし方も丁寧です。
琉朱菜と刹那が天子の影武者であるということも最終話まで明かされませんが、二話からしっかりと伏線が張られ、刹那が天子に成り代わったタイミングもわかるようになっています。(天子と刹那の二役だった本多知恵子さんはしっかりと演じ分けていて、二人の心理がよく伝わる、素敵な演技でした)

最終二話でそれらが綺麗につながり、最終話の戦闘は最高のカタルシスになりました。
よく似た境遇で同等の力量を持つ閃士、琉朱菜VS刹那。
師弟対決ともいえる、弥次郎VS開山導師。
結果的に刹那とは和解し、開山導師は力に溺れたまま死亡します。
命の重みと心を受け止められた刹那と、命の重みを全身に受けながらも心まで受け入れられなかった開山導師。面白い対比だったと思います。

琉朱菜と刹那の最終戦は演出も作画も素晴らしく、その数分のバトルのためにそこまでのお話があると言っても良いかもしれません。
そこで感動するには、全話きちんと視聴する必要があるのです。


…で、女性キャラ好きな私としては、女性陣がみんなかわいく、またかっこよく、生き生きしていて良かったですね!
お色気要素はありながらも萌えキャラになりきらず、どのキャラクターにも信念があり、自分の意思と考えで行動しています。燃えます。
かわいそうなことに男性キャラがことごとく食われてしまいましたw
なので、弥次郎はもう少し活躍が見たかったかも。

良くないところは、エロ要素…ですかね?ギャグテイストなので突っ込みながら見るのが正解でしょう。好みは別れると思います。
あと、作画には製作状況の厳しさ、そして同時に、作品への愛情とクリエイターの意地も感じられました。{/netabare}


タイトルからはバイオレンスなんだか何なんだかよくわからないまま観て、今ではこのタイトル、すごく納得しています。
圧倒的な実力を備え、常に無双でもするかのように敵を蹴散らす琉朱菜。
でも彼女の本当の武器は、そのやさしい笑顔でした。


【元ネタ・類似作品(?)について】
SKLからガンカタ繋がりで映画「リベリオン」と本作を視聴して、(意図しているかはわかりませんが)SKLとグレネーダーの両作品に、ガンカタというアクションだけでなく、色々な形での「リベリオン」に対するリスペクトを感じ取ることができました。

キャラクターの関係性や心理の変化。
実力を最大限発揮することのできる強敵、主人公と対になるようなキャラクターの登場や武装解禁といった状況の変化。
ラストシーンで最高のカタルシスを得るために各所に入れられた、大小様々な描写の積み重ね。
ラストバトルでの全力解放に至るまでの流れるようなストーリー展開。

「リベリオン」を見たからこそ気づいたことが沢山あって、両作品のスタッフがいかに元ネタの取り入れ方にこだわり、工夫したかに気付かされます。
それでいて、他に見られない強いオリジナリティを持っているのです。

どれも繰り返し見たくなる作品になりました。(2015.7.16)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

笑ってません。感動したんです。

西部劇をベースとしたお話です。
黄土色の荒野が作品の雰囲気を象っていました。


女ガンマンの琉朱菜が途中で出会った剣士の弥次郎と共に旅をする物語。
旅の先々で苦難に襲われる彼女らですが、持ち前の銃テクニックでそれらを解決していきます。
テクニックというかもはや無双です。
最強女銃士・琉朱菜の銃スキルは半端なく、観てて爽快でした。
弥次郎もそれなりに名の知れた剣士らしく、彼の剣技も凄いです。
そうです、敵が不憫ですw


と言っても琉朱菜は本来、戦闘せずに勝利を得たい女の子。
↑が作品名の『ほほえみの』の部分です。
これが上手くいかないので無双しちゃうんですけどね。
因みに、戦闘しないで勝つ。の精神を琉朱菜に説いたのが中央天都(琉朱菜の故郷)を統治する天子という女性。
彼女が琉朱菜を旅に行かせた張本人です。
そして、どうやら彼女が物語の鍵を握っていそうです。
ストーリー的にもけっこう楽しめました。


琉朱菜と弥次郎の関係性が好きです。
琉朱菜は弥次郎を『やっちゃん』と呼んでいます。
なんかこのあだ名だけで仲良さそうですよね。
弥次郎をからかう琉朱菜は本当に楽しそうでした。
観てる私も楽しかったです。


OP「KOHAKU」 歌ー下川みくに
ED「悲しみに負けないで」 歌ー下川みくに

OP、イントロ神!
前奏だけなら私が知ってる曲のなかでもトップ20は確実に狙えます。
もちろん、曲全体からしても好きです。
本作/旅アニメの雰囲気に合いすぎて怖いくらいです。
EDもすごくいい感じ。
みくにさんの歌声はやはり素敵ですね。

結論:下川みくに最高。
改めてですが、そう思いました。

※WOWOW版と地上波版でOP,EDが変わるそうです。
私が観たのは前者。
なので、上記の曲はWOWOW版です。



敵の十天閃(四天王の十人ver的なやつ)との闘いはけっこう盛り上がりました。
それに、何より無双琉朱菜が魅力的でした。

旅アニメは好みなので本作も十分に楽しめましたね。
☆の評価以上に面白かったです。

最後に。
見所はなんと言っても琉朱菜の『おっぱいリロード』。
自身の体を回転し遠心力で胸の谷間から銃弾を空中に舞わせ、
それを散発式リボルバーに一瞬で填め込み、速攻で装填完了。
すげぇ…!
え? 決して笑ってなんかいませんよっ!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 28

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

バスト(104㎝)から繰り出される銃弾は美味

定番ですが、安定したアクション活劇です。
主人公は美人でナイスバディのおねーちゃん。
こういった活劇には欠かせない要素である腕っ節がめっぽう強いのもお決まりです。
『ほほえみの閃士』のタイトルどうり、笑顔がウリの天然さん、そこが魅力です。
時代劇と西部劇が混じったような世界を、ある目的のために旅から旅への世直し道中。
主人公の琉朱菜が訪れる先で、悪人を懲らしめたりお風呂に入ったり、人助けをしたりお風呂に入ったり、命を狙われたりお風呂に入ったり、都を目指したりお風呂に入ったりします。


設定こそ荒唐無稽ですがアクションは見応えがあります。
基本的にアクションは銃火器で行われますが、敵も味方も結構無茶な設定の戦闘(閃術という技を使う)をするので、トンデモガンアクションになってます。(特に敵は)


なんといっても琉朱菜がカッコイイ!
6発式のリボルバーという地味な銃で ”おっぱいリロード”(見ていただければわかりますw)を駆使した流れるような銃撃は惚れ惚れします。
背中からの曲撃ちも素敵です。
ゼロ距離射撃という強引な破壊技もアツイ。
失礼な言い草ですが、女にしとくのが勿体無いぐらいのツワモノです。


ガンアクション、冒険活劇、巨乳、お風呂、という(私的に)御馳走が揃った作品♪
ストーリーに特筆するべきところはありませんが、お色気&アクションと揃った痛快作。
人もあんまり死なないんで、殺伐とはしていません。
こういうのがお好きな方はどうぞ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
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