御曹司で探偵なおすすめアニメランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月20日の時点で一番の御曹司で探偵なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.4 1 御曹司で探偵なアニメランキング1位
フタコイ オルタナティブ(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (151)
1033人が棚に入れました
都心から電車で15分の小都市=二子魂川市。そこで小さな探偵事務所を営む『双葉恋太郎』と、その押しかけ助手である『白鐘姉妹』。とある秋の季節、彼らが送った平凡で、そして平凡だからこそほんのりとしあわせだった毎日。
双葉恋太郎は桜月組に拉致されていた。組長の大切なインコをあずかっていた恋太郎はインコをネコに食べられてしまうという失態を犯してしまったからだ。その頃、双樹は夕飯の買出しをし、沙羅は助けを求めて事務所にやって来た金を連れてマフィアから逃げ回っていた。責任を取るべく賭けボクシングの試合に無理やり出場させられてしまう恋太郎だが、予想を裏切り相手をノックアウトしてしまう。怒った桜月親分は、恋太郎拳銃で撃とうとするが・・・

声優・キャラクター
水橋かおり、門脇舞以、関智一、堀江由衣、小清水亜美、伊月ゆい、綱掛裕美、長谷川静香、長谷優里奈、吉住梢、桑谷夏子、たかはし智秋、三五美奈子
ネタバレ

lEFUg59761 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『読書家』にお勧めしたい、愛のある哲学作品

原作は双子のヒロインばかりがでてくるギャルゲー「双恋」。
主人公が学校生活を送る中、双子のヒロイン達と出会い愛を深めると言う、いかにもな作品です。
そんな単なるギャルゲーが何を思ったのか、ヒロインの「容姿と声」だけをそのままに設定を一新したのが、この「フタコイ オルタナティブ」です。
主人公はオリジナル、ヒロイン達の性格は崩壊、というか設定そのものが別物、
物語の舞台も、ただの駄洒落で決めたであろう「二子玉川("ふたこ"たまがわ)」。
発表された当時はバッシングの嵐だったのを良く覚えています。
放送終了後もぶっとんだ脚本に批判が集中し、あまり良作扱いをされておりません。
ですが、個人的には名だたる作品にも引けを取らない、不朽の名作であると思います。
以下、その理由を項目ごとに解説していきます。

■物語……5.0
この作品が「駄作」と言われている最大の理由、それが物語の脚本がぶっとんでいる、という点です。
ネタバレをしないよう何かに例えるならば、
「ドラえもんの世界に突然プレデターが出現し、それを静香ちゃんの応援によって超常的な力に覚醒したのび太が、ワンパンマンのごとく一撃で打ち倒す」
というストーリーです。意味が分からないですね。
ですが、実はこの荒唐無稽なストーリーからは深いテーマが読みとれ、それに気付けるかどうかが肝になってきます。
先ほどの例えで言うならば、プレデターは「のび太のコンプレックス」を、静香ちゃんの応援は「価値観を共にしてくれる存在」を、超常的な力は「社会からの解放」を意味しています。
{netabare}
見終わった方向けに説明すると、こんな感じです。
突然現れたイカ=一般社会の常識や価値観の象徴
2人を選んだ結末=エロス(性愛)を超える真の愛
巨大なイカ=社会から外れる者を修正する最後の砦である世間の目
アクロバット=世間から解放された身軽さ
探偵キック=自己の価値観を肯定する強い力
{/netabare}
つまりは、「自己を開放して価値観を共有することの大切さ」を描いたストーリーと言えるのです。
大事なのは、それを制作側が意図しているかどうかではありません。
その思考に至れるだけの素材であるということが、大切なのです。
深読みであることは百も承知ですが、哲学するに値する脚本であることは確かであり、それは間違いなく名作の物であると言えるでしょう。

■作画……4.0
作画を担当しているのは、今やFateシリーズでお馴染みのufotable。
当時はまだテイルズ作品等でしか見かけない名前で、無名のスタジオでした。
しかし、この時からその美麗さはすでに存在しており、止め絵も崩し絵も視聴意欲をグングン煽ってくれます。
ufotableとしては初めてシナリオから携わった半オリジナル作品とも言え、当時のスタッフがかける情熱が直接伝わってくる作画です。

■声優……4.5
コミカルなシーンが多い本作ですが実力派の声優さんが揃っており、テンポ感を一切損ねない演技は素晴らしいです。
特に、主演の関智一さんの演技は、それはもう尋常ではありません。
陽気でお調子者でコンプレックス持ちの面倒くさい青年を、見事に快演しています。
特に、主人公が困難の末に出した結論をモノクロで独白するシーンは、スッと心の中に入ってくるかのようなネイティブさがあります。
私は、この作品の『双葉恋太郎』というキャラクターは、数多くのキャラを演じている関智一さんの中でも、最高峰の演技が見られるキャラクターだと思います。

■音楽……4.5
テーマ音楽が本当に秀逸です。
暖かく、幸せで、どこか切ないメロディー。
それはこの作品全体の雰囲気を大きく作り出す重要な要素で、様々な場面でいい仕事をしてくれます。
他にも、音楽の演出がテレビ的というよりは映画的な使われ方をしているのも珍しい部分でしょう。
演出家や作曲者のこだわりが見られる、いいサウンドトラックだと思います。

■キャラ……3.5
元々がギャルゲーなので、味付けは濃い部類です。つまりは萌え萌えしてます。
そこが受け入れられるかどうかで、評価も変わってくるでしょう。
キャラクター像自体はありふれたものですが、分かりやすいのはいい事です。
ただし、主役級である3人だけが、難解で奥深いキャラ設定をなされており、その温度差が理解しにくい一面を作ってしまっているのは否めません。
バランスの難しい作品であることが、キャラクターからも伺えます。

台詞回しや動作の間、音響効果の使い方や明暗の切り替わりまで、至る所に細工が施されている本作。
基本はノスタルジックに、時にコミカル、時にシリアス、色々な一面を見せてくれるこの作品は、見ていて飽きを感じさせません。
個人的には、様々な作品の価値観やテーマを知っている『読書家』タイプの人なら、凝り固まらずに受け止められるのではと思います。
表面だけを見るのではなく、そこをかき分けて中身をじっくりと観察する。
その大切さを教えてくれるアニメです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

奈悠 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

設定演出がむちゃくちゃだよ?!だがそれがいい!!

全13話。最初からなんだこれは!?ってのが最初の印象。

しかし、しっかりとしたストーリーがその過剰な設定などでも十分生きてます。
何も考えずに本編楽しめばいいよ。いや本気で。

中盤あたりでどうしてこんな生活を送っているか回想シーン含め見応えあります。
沙羅&双樹との出会いのきっかけ。「私達を探してください」

終盤も本気だったのかこの設定って・・・。
だがそれがいい!!って本気で言えるような内容でした。

演出は細かな心理描写も含めかなり見応えがあります。
男らしく成長していく恋太郎もいいですね。

ドタバタラブコメっぽい始まりだったけど、ちょっと変わった3人のお話。
愛の物語を感じてください。

私的に“もっと評価されるべき”と思える作品です。


こんなお話
“――3人でいたい――”

原作はメディアワークス電撃G's magazineにて連載中の双恋。
双恋のプロジェクトとして同じ原作を2つの制作会社が全く違ったアプローチで作るとどうなるか?
という「双恋」ならではの企画で進んでいた作品です。2004年10月よりテレビ東京系にてO.Aしていた老舗の制作会社テレコム・アニメーションフィルムの「双恋」に対し、「フタコイ オルタナティブ」は新進気鋭の制作会社ユーフォーテーブル(ufotable)が担当!
「主人公と双子の3人が一緒にいることが、主人公視点による“嬉しい”じゃなく、視聴者視点で、それが彼等3人にとっていちばんの幸せであるように観てもらうためにはどうすればいいのか?と、ひたすら考え抜いて作っています。」
銭湯へ行ったとか、帰り道に肩を並べて歩いたとか。本当に日常の些細な幸せ・・・
フタコイが描くのはそんな幸せです。
(公式より引用)


OP「New World」 ベ・ユミ(1st Single)
ED「ぼくらの時間」 eufonius(上記Singleのc/w)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

通りすがりの評論家 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

一人より二人、二人より三人!

ー 人一人が幸せにできる人数など、ごく少数 ー
           ー 誰もが幸せになることなどない ー

自分ができることってこんだけなんだなって思わされる作品
鬱要素はないが、8話あたりから若干の絶望感有
まあ何にせよ見てみなけりゃわかんないから視聴をオヌヌメする

作画/音楽.共に最近の作品に負けず劣らず侮りがたしufotable
前作の「双恋」を見てなくてもおk\(^o^)/
余談だが私の押しは沙羅ちゃん(cv.ミズハス)である

私的総合評価 -great-
・OP.ED 最良(OP/EDともに良し)
・作画  良(個人的には好み)
・声優  最良(声がドンピシャにハマってたので)
・構成  良(もう少し話数を縮めれば...)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

66.3 2 御曹司で探偵なアニメランキング2位
CLAMP学園探偵団[クランプ](TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (39)
345人が棚に入れました
生徒会役員の優秀な少年らが探偵を結成し、学園内のトラブルを解決するというコメディ作品。 妹之山財閥が私財を投じて作った巨大学園都市「CLAMP学園」。その理事長の末息子である妹之山残率いる初等部学生会が、世のすべての女性の力となるため「CLAMP学園探偵団」を結成した―。

千秋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

26話

小学生とは思えない大人びてイケメンな3人がとってもキュート。
2階から飛び降りすばやく忍者のように走ったり護身術、崖から落ちそうな大人の女性を一人で引き上げたり、イヤムリムリと笑いながら見てしまう。頭が切れて優しくて自由奔放な生徒会長くん。護衛役の高村君は冷静でクール。あきら君は温厚でペットのような可愛さ。どの子も魅力的。
たまに哀愁も漂わせる内容もありつつ、非現実的な所が笑えて面白いのです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これは良いショタ萌えアニメ

◆CLAMP初期の学園ものですが、キャラの魅力は流石!

本作の主人公は、日本有数の巨大学園都市、その名も“CLAMP学園”初等部に所属する学生会の3人の美男子たち。

(1) 妹之山残(いものやま・のこる) 初等部6年(学生会会長、学園創立者・妹之山財閥の御曹司)
(2) 鷹村蘇芳(たかむら・すおう) 初等部5年(学生会書記、武道の名門・鷹村家の一族)
(3) 伊集院玲(いじゅういん・あきら) 初等部4年生(学生会会計、その正体は{netabare}怪人20面相{/netabare})

・・・と、こう書くと「ああ、典型的な少女向けアニメなのね。俺はパス。」と思われてしまいそうですが、そこはCLAMP原作、ちゃんと後から確りキャラ立ちしたダブル・ヒロインが登場してきます。

その名も・・・

(4) 大川詠心(おおかわ・うたこ) 幼等部会長、大川財閥の令嬢
(5) 梓夜凪砂(あずや・なぎさ) 幼等部、日本舞踊と雅楽の名手

・・・って、何で幼等部なんだよ!とツッコミが入りそうですが、そこはやはりCLAMP作品の常なのか、年齢差恋愛は常識というか、むしろ、ある程度の年齢差がないとCLAMP作品の少女たちは恋心が湧かない???
(※因みに、主人公の少年たちと同じ初等部の少女も何人も登場しますが、何故か全員シナリオの都合で適当に使い捨てにされるモブ扱いです)

・・・ということで、ショタ萌え作品に免疫がない人でも、割と気楽に見れる面白作ではないでしょうか?

ひとつ本作の難点をいえば、原作マンガおよび関連作品『20面相におねがい!!』に由来するらしい第19話までの展開はまずまず楽しめたものの、完全オリジナル展開となった第20~26話(最終回)がイマイチ面白くなかったことかな?
(※そのため、本作への個人評価は ☆ 3.6 に留まります)

やはり、いくらキャラクターが抜群に好印象のCLAMP原作でも、大川七瀬氏ご自身が書き下ろしたシナリオでないと、あの味はそうそう出ないということなのか??


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      CLAMP(『月刊Asuka』『 ミステリーDX』1992年1月-1993年10月)
監督         鍋島修
シリーズ構成     関島眞頼、あみやまさはる
脚本         あみやまさはる、久保田雅史、荒川稔久、隅沢克之、荒木憲一、吉村元希
キャラクターデザイン CLAMP(原案)、田中比呂人(メイン)、北山真理(サブ)
音楽         片倉三起也
アニメーション制作  ぴえろ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きは原作マンガにないオリジナル回

================ CLAMP学園探偵団 (1997年5-10月) ==============

 - - - OP「ピアニィ・ピンク」、ED「ようこそメタリック・パーティー」 - - - -
{netabare}
第1話 結成! CLAMP学園探偵団 ☆ 初等部学生会3人組の妙齢のご婦人救助(悪徳義弟退治)
第2話 探偵(スルース) ☆ 理事長からの依頼(個人データリスト捜し)
第3話 マイ・フェア・レディ ☆ 京極緑子の挑発、妹乃山残会長の紳士的振る舞いと奮闘、ラベンダーの花言葉
第4話 料理長殿(シェフどの)ご用心 ☆ 初等部4年・伊集院玲(あきら)と大学部生・工藤由紀子の交流、アップルパイ作り
第5話 勝利への脱出・前編 ☆ 残と蘇芳の出遭い(3年前)、カサブランカの残誘拐
第6話 勝利への脱出・後編 ☆ 続き
第7話 暗くなるまでまって ☆ 学園美術館の幽霊騒動
第8話 舞踏会の手帳 ★ 湖の妖精・光と残の出遭い ※残会長の運動神経笑
第9話 我が心に君深く ★ 蘇芳と凪砂の出遭い、幼等部会長・大川詠心(うたこ)の心配、園遊会のカマイタチ(蘇芳の凪砂救助)
*第10話* プリティ・リーグ ★ 蘇芳vs.残&幼等部チーム(野球対決) ※結構トンデモ話で◎
*第11話 おしゃれ泥棒・前編* ★ 詠心と玲(怪人20面相)の出遭い、詠心の次の恋のお相手、「金の鵞鳥号」盗難事件
*第12話 おしゃれ泥棒・後編* ★ 続き、偽20面相の詠心誘拐、玲告白
第13話 ザッツ・エンタテイメント ☆ 残会長捜し、カップルたちへの会長からの贈り物 ※特警デュカリオンちょい出回
第14話 大脱走 ★ カサブランカの残誘拐、雪山踏破、残の休日
第15話 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ ☆ 上海料理人対決 
第16話 地上より永遠に(ここより とわに) ☆ 南の島の恋人たち(マロン&アニタ)、七色珊瑚の産卵
第17話 プリティ・ウーマン ☆ 学園祭のフェレット捜し ※残会長女装回
第18話 トゥルー・ロマンス ★ 蘇芳の交通事故(凪砂との記憶欠落)、弓道大会、笛の音の奇跡
第19話 ある日どこかで ☆ 初等部&幼等部学生会の宝探し{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Gift」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
*第20話* 華麗なる賭け ☆ 夜の遊園地への謎の呼び出し、残への挑戦状
*第21話* 大いなる幻影 ☆ 初等部6年転入生・雄大寺挑、バロン強奪事件、学園飛行船自沈
*第22話* 許されざる者 ☆ 学園の事件続発、挑の残接触、サル失踪事件
*第23話* フェイク ☆ 挑の激しい敵意、残の会長休養・探偵団解散宣言
*第24話* デュエリスト ☆ 挑の学生会入会志願、残と挑の過去の因縁
*第25話* サブウェイ・パニック ☆ 学園コンピューターの異常、学園地下鉄暴走(詠心&凪砂ピンチ)
*第26話* まごころを君に ☆ 続き、挑の改心{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)7、☆(並回)19、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.6

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

1061000you さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

いろいろ混ざってます

原作が好きだったので、アニメ化していると知って視ました。
結果としては、原作のほうが面白かった。

あと、CLAMP学園探偵団以外に、私が知る限りでは、二十面相におねがいも混ざっていたり、
原作にない話も、他の作品からなのでしょうか・・・

いずれもCLAMP独特の雰囲気や、独特の哲学の部分が表現できていませんでした。
結果として、登場人物の魅力も十分伝わってこず・・・残念なカンジでした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2
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