おすすめ恋愛でファンタジーな人気アニメランキング 248

あにこれの全ユーザーが人気アニメの恋愛でファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年09月21日の時点で一番の恋愛でファンタジーなアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.8 1 天気の子(アニメ映画)

2019年7月19日
★★★★☆ 4.0 (223)
798人が棚に入れました
「あの光の中に、行ってみたかった」高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には、不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――

声優・キャラクター
醍醐虎汰朗、森七菜、本田翼、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴、倍賞千恵子、小栗旬
ネタバレ

でこぽん

★★★★★ 4.7

人の命は何事にも代えられない尊いものであると言い切った映画

この映画を一言で言い表すのは、とても難しいです。
しいていうならば、人の命は何事にも代えられない尊いものであると言いきった映画だと感じました。
ここまで言い切る新海監督は凄いです。尊敬しました。

物語は、
あるきっかけで、雨天を晴れに変える能力を身につけた少女、陽菜(ひな)。
離島から飛び出し、都会へとやって来た少年、帆高(ほだか)。
この二人が、都会で雨の日に出会います。
そして、帆高と陽菜は、雨天を晴天に変えるための仕事を始めます。

世の中には晴天を望む人が沢山いることを、二人は知ります。
そして、晴天を望む理由も、人それぞれで違うことを知ります。
その理由は、それぞれの依頼人にとって、とても大切なことなのです。
だから、空が晴れ渡ると、依頼人の顔が皆、笑顔になる。
二人は、依頼人の笑顔を見るのが好きでした。

仕事は一見、順調に進みますが、無理をして天気を変えると、それなりの『みかえり』があります。
そのみかえりとは・・・


作画はこの上なく美しい。
但し雨のシーンが多いので、美しさを感じる場面が少ないですが、だからこそ、晴れたときの青空は格別に綺麗に見えます。
音楽も大変すばらしい。
そして、帆高が陽菜をとても大切にしているのがわかるので、思わず応援したくなります。

ぜひ、映画館で鑑賞してください。良い思い出となります。

{netabare}
ところで、
陽菜(ひな)は、子供なのに、弟と二人で暮らしています。
都会で、子供だけで生きるのは、とてもつらいことです。
帆高も、都会で暮らし始めて、子供が一人で生きることの厳しさを知りました。

皆さんは、毎日三食を食べていると思います。
でも、子供が都会で一人で生活をすると、仕事にありつけず、食事もまともに食べられません。

おそらく、皆さんの中には、将来都会で暮らすことを計画されている人がいると思います。
都会は、お金を持っている人であれば、快適な生活が送れます。
但し、都会でお金を稼ぐためには、とても厳しい現実があることも、覚えておいてください。
そして、安易にお金を稼げる悪の道に入ることが無いように、切に願います。
{/netabare}

投稿 : 2019/09/21
♥ : 40
ネタバレ

101匹足利尊氏

★★★★★ 4.1

もう少し器用な賛否の割り方があるのでは?と思ってしまいました……。

主人公に共感できない人もいるかもしれない……。
もっと叱られる作品を目指す……。

事前にこうした新海監督の決意表明も拝見していた私にとっては、
賛否が分かれる内容も評判も想定内。

むしろ、国民的な大ヒットとなった『君の名は。』の次という
王道大衆娯楽作への期待と、
前作から制作スタッフが倍増し、工程がさらに大規模化し、
監督の個性を出し辛い体制が続く中、
よく怯まずに作家性を発揮して下さった。

ウリとなった天候の描写も、
人々の都合など知らずに天の気分でゲリラ豪雨を浴びせる、
監督らしい狂気も戻って来たように感じ、何だか嬉しくなりました。

ですが、それでも鑑賞していて、私は、
にしたって、もう少し一般大衆との折り合いも考えても良いんじゃないか?
などモヤモヤした感情が沸いてきてしまいました。


以下、ストーリーの重大なネタバレを含む辛口コメント
{netabare}
結局、主人公少年は東京や文明社会の安定より、少女を選択した本作。

そもそも新海作品においては大抵、
人間社会とは残酷で、大人たちは頑固で分からず屋で、
こんな人間たちや世界なんて知らない!と登場人物たちが青臭く思ったとしても許される。
こうしたムードが一つの形……と言うより前提であることが多い印象ですが、

今回の人間社会。すなわち東京は、
少女か皆かの天秤にかけるにはリアルで生々しかった印象。
SoftBankに、日清食品に、マクドナルドに、ヤフー知恵袋
とスポンサーの物量が凄まじく、
目に付く物の多くが実名で他人事とは思えませんでした。

だからこそ、東京に対する大した弁護もなく、ほぼ少年少女だけの秘密の内に、
東京を劇的に変えてしまう決断が成された点には、
審理不足の裁判を見せ付けられたような不条理さも感じてしまいました。

加えて、東京があんな風になってしまったら、
例え直接、被災して死ななくても、経済的損失等で、
きっと万単位の死者や自殺者が出てしまうと思うんですよ。
その辺りの描写が飛ばされたのもアンフェアだと感じました。

こうした不公正な刺々しさも新海作品らしいと言えばらしいのですが、
本作における圧倒的な東京の存在感故なのか、
私の嗜好が擦れたオッサン化してきているからなのか……。
今回はスルーしきれませんでした。

それでも、天への感謝も、天と交信する伝統も忘れ、世界の仕組みを知ろうともせず、
ちょっとした気候変動を“異常気象”と大騒ぎするのは
人間たちの身勝手と言えば身勝手と言うことなのでしょうが、
それにしたって世界の理を二人だけの秘密にされちゃ分らないでしょう。
与えられた常識に従って職務を遂行する警官たちが、
分ってない大人の代表格にされているようで少し可哀想に思えました。

一応、主人公少年は晴れ女ビジネス……晴れを願う東京都民への利他などを通じて、
捨てたもんじゃない人間社会の一端も知りはしますが、
家出少年らに審判を委ねたら、そりゃ人間社会の安定より大切なあの娘を取るでしょう。


少女か人間社会か世界か……これほど大きな決断を、
一人の主人公少年に背負わせ自己完結の内に結論を迫る。
このプロット構造にも、そろそろ限界を感じます。

これだと、主人公の拒絶が、作品の否定に直結しかねません。

私は代案として、少女に与する少年主人公に敵対する、
人間社会や“天気の巫女”の伝統を背負った側に
ラスボス役、ライバル役のキャラクターを確立し、
アンチの心情を代弁させ溜飲を下げさせる。
こんなパターンもあっても良いのかなとも思いました。

これなら、例え主人公に反感を覚えたとしても、
対立軸は作品の可否ではなく、主人公派かライバル派かに帰結し、
作品への支持は保たれると思われます。

いやいや、青臭い少年の心に諸々のジレンマを混在させてこそ新海作品。
心の葛藤を他のキャラクターとして外部化させるなど、
それこそ、大衆迎合による新海監督らしさの喪失だろうとお叱りも受けるかもしれませんが、
私は制作が大規模化しても個性を失わなかった新海監督には、
人物相関のパターンを変えても尖った表現ができる引き出しはあると思っています。{/netabare}


プロモーションについて……

スポンサーの物量に比例してコラボCMも盛りだくさんな本作。
これも、作品だけでなく、宣伝も評価も自分が完璧にコントロールしたい!
と言う新海監督の強烈な意志の賜物なのでしょうが、
今回、私は流石にしつこいと感じてしまいました。
私も危うく、みんなが観るゴリ押し作品は観たくないと言う天邪鬼が発症する所でしたよ。

特に本作みたいに賛否を割りに行く尖った作品では、
事前のメディアへの露出を敢えて控えて、
観たい欲求を煽ってみるのも有効な宣伝方法だと思います。

新海監督はもう既に黙って作品出しても観に来て貰える存在でしょうから。


色々と批判的な感想を書き連ねてしまいましたが、
作画、音楽などクオリティは高い本作。
劇場で体感する価値は十分にある映画だと思います。

今回、擦れた大人である私なんかはモヤモヤしてしまいましたが、
大人は分ってくれないとささくれ立っている青少年なんかには、
スッキリと背中を押してくれる勇気を与えてくれる作品になるのかもしれません。

是非、色んな人に体験してもらって、賛否を聞いてみたい一本です。


最後に、そう言えば、昨年の盆、墓参りをサボってしまった私……。
天や、先祖の方々にお叱りを受けないように、
今年は線香を上げて、行き帰りの道を確保して差し上げようと思い直しました。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 40
ネタバレ

shino73

★★★★★ 4.1

空の青み

待望の新海誠、最新監督作品。

雨の降りしきる東京のとある病室から、
憂鬱に外を眺める少女。
不意に射し込んだ光に誘われ、
少女は不思議な力を手に入れる。
同じ頃、家族と離れ東京に降り立つ少年がいた。

彼特有の日常への機敏な眼差しは健在で、
映像は満点でしょう。劇伴も素晴らしい。
置き時計、蛇口、錆びた三輪車、雨粒、
きっと配置にまで意味があるに違いない。
…と、思わせる描写の力に感嘆です。
敬愛する村上春樹文学の匂いも健在である。
鳥居とは現世と幽界を繋ぐ門なのでしょう。

母なる海の物語を壮大に描く「海獣の子供」、
広大で青く美しい透明な空を描く「天気の子」、
重力が躍るその上下運動の美しさに圧倒される。
僕たちは空と海の子供だと教わる。

セカイ系2.0と呼ぼう。
新時代の映像作家として自らを更新していく。
そしてここにこそ賛否が問われるだろう。
僕なりの主題を簡潔に伝えればこうだ。
{netabare}希望的観測に従えば「個の回復」であり、
そして「個々人が繋がる強さ」でしょう。
例え不調和な世界でもいい、君と寄り添う。
歪んだ世界を歪んだまま共に歩こうと。{/netabare}

序盤から中盤にかけて素晴らしい演出が続き、
豪雨の中、結末に向け悲劇性は増すばかりで、
{netabare}強烈なナルシシズムと世界が衝突を始めるのだ。{/netabare}
ここに於いて、この衝突には参った。
物語の構造的観点からは「前進」でしょうが、
率直な印象としては「後退」だと感じる。
{netabare}否、これは「君の名は」の次なる挑戦ではなく、
登場した人物描写の通り並行する世界なのでしょう。{/netabare}
ならばますます次に期待がもてますね。

なんて不思議な作品なのでしょう。
フィクションが歪んだまま愛を知るなんて。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 50

85.4 2 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (996)
3572人が棚に入れました
思春期症候群―― 多感で不安定な思春期だけに起こると噂される、不思議な現象。 たとえばそれは、 梓川咲太の目の前に現れた野生のバニーガール。 彼女の正体は、高校の上級生にして活動休止中の女優、桜島麻衣先輩だった。 魅惑的な彼女の姿は、何故か周囲の人間の目には映らない。 謎の解決に乗り出した咲太は、 麻衣と過ごす時間の中で、彼女の秘める想いを知って...... 次々と咲太の周囲に現れる、“思春期症候群”を抱えたヒロインたち。 空と海が輝く町で、心揺れる不思議な物語が始まる。


声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、東山奈央、種﨑敦美、内田真礼、久保ユリカ、水瀬いのり
ネタバレ

noindex

★★★★☆ 3.5

豚色キセキ・豚物語。双葉に羽川翼がオーバーラップして見ていて辛い

1話
見ていると人によって様々な既視感が生じるわけだが…{netabare}私は思春期症候群の設定がなんとなく「ココロコネクト」に似てると思った。高校生男女が超常現象に悩まされる展開は同じだし。
主人公の声優が「サクラダリセット」と同じなのでそこが似るのは仕方ないだろう。

主人公が過去に同級生を病院送りにした武勇伝(笑)を持っている(周囲の誤解だけど)、俺は学校の同調圧力には染まらないぜみたいなイキリ陰キャひねくれ野郎なのは印象悪いよなw今ちょうど一番バカにされやすいキャラを主人公に持ってきた感ある。
あと原作が2014年の作品でいまだにシュレディンガーの猫の話を持ち出して観測されるされないとか言ってるのはうんざりする。{/netabare}

映像はA-1 Picturesの分家のCloverWorksで作画・背景美術は良く出来ている。大勢のモブがぞろぞろ動いているが3DCGを上手く使っているっぽい。citrusでもやってたね。

2話
セリフが痛い…村上春樹と西尾維新を足して割ったような痛さ…。
と言いつつ桜島先輩のようなキャラは好みではある。
でも咲太の先輩攻略のプロセスには一抹のキモさは感じる。
{netabare}母親ですら桜島先輩の事を忘れ…だからって岐阜まで行くのは唐突やな。
ホテルで普通に一緒に寝てるのはオイ!と思った。男は下で寝るのがデフォやろ。
学校の生徒は先輩を忘れてないという辺りが解決の鍵なんだろう。
CLANNADの風子の話に似てるような気がしてきた。{/netabare}やはり既視感の塊だなこのアニメ。

3話
うっわーこれは恥ずかしいわ…でも嫌いじゃないw
{netabare}寝てはいけないって苦行すぎる。
先輩に睡眠薬を盛られて1話の最初の29日になるがノートは全然役に立たなかったと言う。
でも愛の力で思い出して、告白で全部解決!{/netabare}いやー…こっぱずかしいアニメだわ…でもそれがいいのか。
ちなみに量子力学をテーマにしたラノベは「紫色のクオリア」が多分最高傑作だと思う。

4話
これってさー化物語と全く同じ構成だよね。{netabare}ロング髪ヒロインが不思議なことで困っていて、助けてあげて結ばれて、その後は別のヒロインを次々に助けてあげる。
そして今回はエンドレスエイトの巻。まぁうる星やつら2BDの方が先だが。
ループからは意外に簡単に脱したが古賀さんとニセコイ関係になるのであった。古賀さんは咲太と本当にくっつくのを狙ってるようだが桜島先輩も黙ってないしドロドロしてきたな。隠れ爆乳の双葉もなんか恋愛がらみでごちゃごちゃ言ってたけど。{/netabare}
CMで続終物語やっててなんだかなぁと思う。

5話
今回も見ててきっつい内容だな…咲太はキモいセクハラ発言ばかりするし、会話は村上春樹もどきで痛いし…でも今期最高評価だけど。不作クールだな。
{netabare}相変らず学校の同調圧力(ユリ熊嵐的には透明な嵐とも言う)との戦いの話。
いきなり暴力行為に出てびっくりしたが…復讐されるんじゃね?
今回は思春期症候群が発生しなかったが、古賀は別れたくないから最後の日でループが始まりそうだね。{/netabare}

6話
だいたい予想通りの内容だったが…
{netabare}ただ6月まで戻るとは。古賀が大きく成長して嫌な奴の告白をはっきり断る所からの分岐になったということか。
次はいのりんキャラの話か?{/netabare}

7話
{netabare}次は牧之原翔子の話かと思ったらそうではなく羽川翼ポジションの巨乳リケジョ双葉理央のターンか。二人に分裂した理由は検討がつくが…国見が付き合っている赤髪女が前から感じ悪くて嫌だな。{/netabare}

8話
やはりどうしても納得がいかない。
どうして国見は双葉でなくあの性格がクソ悪いクソ貧乳クソ女と付き合ってるのか。咲太に国見の評判が悪くなるから関わるなと言うようなクソ貧乳女に良い所があるとは思えない。双葉と出会った後から付き合いだしたそうだし不可解極まる。
傷物語・化物語・猫物語の羽川の扱いも理不尽に感じてトラウマになっているが、また似たような眼鏡巨乳ヒロイン虐めを見せられて本当に嫌な気分になっている。
精神破壊力が強いのはアニメとしての完成度の高さの証ではあるのだけど。

9話
今度は{netabare}入れ替わり{/netabare}かーますますココロコネクトやな。まぁ{netabare}入れ替わり{/netabare}なんてそれ以前からいくらでもあるだろうけど。
またあの国見の彼女の性格悪いクソ貧乳女が出てきて気分悪かった。

10話
{netabare}お姉ちゃんのほうがアイドルとしても成功するのは読めた。
戻る瞬間は不気味だったな…。量子テレポーテーションで変わっていたとかまた適当に量子力学ネタを。まぁ量子力学はわからんけど。
次からスキャンダルをどうにかしつつ妹を救うのかな。{/netabare}
このアニメはほんと作画だけはいいよな…話は後半からつまらなくなったけど。

11話
{netabare}スキャンダルは割とあっさり解決。桜島先輩に頼りすぎだよな。全く釣り合わないカップル。
牧之原翔子についてはアニメ見てても良く分からんな。二重人格なのか?真相は劇場版でってことなのか。
最後は妹のかえでの話のようだね。引きこもってる人間はもっと卑屈だと思うんだが…。
脱ヒキのリハビリは順調に進んでいたが、かえでは実は記憶喪失でした。{/netabare}
かえでの声がラブライブのかよちんと同じ人でそっくりだけど、見た目は古賀のほうがかよちんに似てるなw

12話
{netabare}妹のカウンセリングは続く。母親は治らんまま終わりそう。
上野動物園の作画は三ツ星カラーズよりいいなw
かえでが突然元に戻ったが…本当はギャルっぽい子だったんやね。
記憶が戻ると記憶喪失の間の人格が消えてかわいそうというのは3×3 EYESであったな。{/netabare}
作画がちょっと怪しい所があったが今期作画が完璧なアニメはもう無いということか。

13話
{netabare}まあ咲太のショックも当然。
牧之原翔子は幻覚にしか見えないが…真相は劇場版で?
桜島先輩はめんどくせえ女だな。
最後は金沢とかあかねさす少女とかぶったけどちくわ様のお導き?
妹はすっきりしないなあ。2年間の人格が復活しなかったのはご都合主義ではないと言えばそうだが…少しの間だけ戻ってお別れを言って消える、くらいで良かったのでは?{/netabare}
最後は劇場版見ないとダメな感じで終わってすっきりしないね。

【総評】
この作品はストーリー構成・キャラクターが「化物語」の丸パクリなのだが(根拠は分かりきってるだろうが、「偏差値40の奴にもわかるように書く」は鉄則なので共通点を書いておく。あにこれには俺以外そういう輩しかいないのだし。
{netabare}・主人公が非リアで性格がひねくれている
・ヒロインたちに不思議な現象が発生してそれぞれが困っている
・メインヒロインがツンデレ黒髪ロング。最初にそのヒロインを助けて結ばれる
・その後、他のヒロインを次々に助ける。告白されたりもするが振る。
・主人公を助けてくれる頭のいいヒロインが巨乳メガネで、別人格が発生する。恋愛では不遇
・主人公に妹がいて、その妹も不思議な現象で困っている{/netabare})、
思春期症候群で起こる現象が「夏色キセキ」と全く同じという指摘があったので調べてみた(私も見ていたのに気づかなかったのはそれだけ夏色キセキが印象に残らない作品だったということだがwもちろんそれは盗んでよい理由にはならない)
{netabare}左が夏色キセキ、右が青ブタ
8~9話の水越紗季の透明化→1~3話の桜島麻衣の透明化
11~12話のループ→4~6話の古賀朋絵のループ
6話の逢沢夏海の分裂→7~8話の双葉理央の分裂
4話の花木優香の入れ替わり→9~10話の豊浜のどかの入れ替わり{/netabare}
…まぁ結局はあの花→七星のスバルに匹敵はしないまでも準ずるぐらいの酷い盗作であったという事実は否めないだろう。
それぞれの個々のネタが化物語や夏色キセキ以前にあるのはもちろんだが、だから問題ないというのは「構成」というものをあまりに軽視した見方である。
ただもっと大きな問題はパクり云々よりも「続きは劇場版で!」みたいな終わり方の方だろうけど。

ともかくアニメとしてのクオリティ自体は高いので見る価値はある作品だとは思う。今期が不作なのでそう感じたのもあるかもしれないが。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 27
ネタバレ

ぺー

★★★★☆ 4.0

「もてあましてるフラストレーション」の具象化 

2019.01.05記


原作未読


You've got an easy day …と直ぐ脳裏に浮かんだ方は立派な“かつての青少年”です。

前評判の高さが視聴動機。
ラノベってもう少しタイトルなんとかなりませんかね?家族共有のHDDに2018年秋期に並んだタイトル・・・
「青春ブタ野郎・・・」
「エロマンガ先生(地上波再放送)」
「幼女戦記(同じく地上波再放送)」
言い訳するのがたいへんなのです。


峰ヶ原高校に通う2年生、梓川咲太(CV石川界人)が目を覚まし、自分では見覚えのない一冊のノートに目を向けると、そこには信じられない事が記されていた――。
「5月6日、野生のバニーガールに出会った。」

で始まる本編。思春期特有の不安定な精神状態が引き起こす不思議な現象“思春期症候群”が引き起こすトラブルを巡り繰り広げられる青春ドラマです。
『思春期症候群』もちろん架空の現象です。クラスメイトや家族など人間関係のひび割れ、本人の内なる心の葛藤、確かに思春期にぶつかりそうな問題を引用してヘンテコな現象を仕立てあげてます。その理論的支柱役を咲太の同級生リケジョ双葉理央(CV種崎敦美)が担います。支柱といってもTHE中二感を出すための柱です。「人と話すのが嫌い。性格も暗いし、中学のころは友達もできなくて、一人でずっといた」ような子ですが、彼女の口から「ブタ野郎」と言われるとご褒美以外のなにものでもないですね。
そして先述の野生のバニーガールが本作のヒロイン桜島麻衣(CV瀬戸麻沙美)さん。「桜島麻衣の桜島に、桜島麻衣の麻衣」と自己紹介するくらい自分に自信をもってますが、けっこうな頻度で咲太に赤面したり恥じらったりする典型的!?ツンデレさん。年不相応・年相応な振る舞い、両面性ある魅力的な女子です。なにより咲太をすごい好きなのが良い。

鴨志田一原作で手堅く、数話ひとまとまりのオムニバスで進むストーリーはテンポもよく見易いです。原作1巻につき数話を使い、、、こんな感じ↓

{netabare}1-3話  第1巻「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」
4-6話  第2巻「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」
7-8話  第3巻「青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない」
9-10話  第4巻「青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない」
11-13話 第5巻「青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない」{/netabare}

各エピソード毎に別のヒロインを立てる仕様となっており各々これがまた魅力的です。手堅い作風はなにかしら既視感を生むようですが、ベタなものとはそんなもんでしょう。
どのエピソードも、当番ヒロインの魅力とほどよくエモい脚本で飽きません。むしろいい話ばかりなり。ED「不可思議のカルテ」を当番ヒロインが務めたりとこのへんも鉄板でありベタな演出です。
ベタについて、その昔『くりぃむ○ちゅーのたりらリラ~ン』という番組で“クイズよくあるパターン ベタの世界”という名物コーナーがありました。アンケートに基づいて作られたベタなドラマを観ながら次の展開を予想するクイズコーナーです。
そのドラマの完成度がこれまた高くて、ベタとはわかりつつ涙腺が緩む回答者多数。TVの向こう側のこちらも似たようなものでした。私の既視感を挙げるとしたらこんな感じです。


本作が好感なのは、野生のバニーガールが物語の進行上必然性があって“タイトル詐欺”になってないこと。それに咲太と麻衣のカップリングの柱に揺るぎがなく安易なハーレムになってないこと。当番ヒロインに流れることなく作太は麻衣さんが好きで、麻衣さんも埋没せずに要所で顔を出してきます。
ベタな中にも筋を通していることで、数多の類似作品より頭一つ抜けてる感がします。変態的なタイトルは置いといて、サクッと観ることができる良作です。
なんやかんやで桜島麻衣のヒロイン力の高さを満喫した全13話でした。


■余談
{netabare}お前の出身校のグラウンドで男子高校生が大声で叫ぶアニメだぞ、と本作のモデルとなった七里ヶ浜高校出身の知人に、、、{/netabare}

{netabare}お前の出身校が毎度破壊されるアニメだぞ、とグリッドマンでのモデルとなった都立井草高校出身の知人に、、、{/netabare}

このクールは知人の出身高が相次いで登場しました。ウチの母校もそのうち出ないかしら。敷地の広さと雰囲気なら「やがて君になる」の舞台とそう変わらないと自負しとります。どこかの製作会社さん検討いただければ。。。



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2019.06.20追記
《配点を修正》


観了から半年経ち劇場版も公開されました。評判良さそうなのでこちらもチェックですね。
この間、1月~4月~と再放送をやっていて、これもついうっかり観てしまうのです。桜島先輩の破壊力のたまものだと思います。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 84

えたんだーる

★★★★★ 4.4

何でこんな避けられそうなタイトルにしたかと思っていましたが…。(「おるすばん妹」の破壊力、原作既読でもヤバい…。劇場版も楽しみです!)

原作がシリーズを重ねていくうちに「まあ、これで良かったのかも」と思えてくる、そんなタイトルですよね。

OP主題歌で、いくつかの原作タイトルに使用されている文字の組み合わせがランダムっぽくチカチカと入れ替わって表示された上で最終的にアニメとしてのタイトル『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』となります。

ということで、ここでタイトルの使われた原作は全部アニメ化されるのかもしれません。
(↑え、マジで…!?)

アニメでは、「バニーガール先輩」以外のシリーズのヒロインも早めにわりと多く画面には出していく感じに見えます。

……と、2話まで観たところでこの後は2話くらい放送時には観られない予定なので取り急ぎ書いておきます。このアニメ化には期待しています!

2018.10.26追記:
第3話目まで視聴完了。原作でいうと1巻目の終わりだったのと話数から考えると、原作1巻に対して3話のペースで1クール=原作4巻分のアニメ化でしょうか。

劇場版『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』のアナウンスもありましたね。こちらも楽しみです。

2018.10.29追記:
劇場版のタイトルと円盤の収録話数も踏まえて、おそらく下記のようなシリーズ構成になるっぽいです。

※話数が進んだので対応する原作の全タイトルをを記載
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない: 1~3話(先輩:桜島麻衣)
青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない: 4~6話(後輩:古賀朋絵)
青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない: 7~8話(ウィッチ:双葉理央)
青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない: 9~10話
青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない: 11~13話

なお、劇場版『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』は原作シリーズ6、7作目の内容になることは公式にアナウンスされていますね。原作は以降も続いていますが内容的にもここでひと区切りという感じなので、シリーズ構成的には妥当だと思います。

2018.12.10追記:
第9、10話でシスコンアイドル編終了。づっきー(広川卯月(ひろかわ うづき))役に雨宮天さんがキャスティングされてました。

公開予定の劇場版以降がさらにアニメ化された場合、そこそこ重要なサブキャラになるはずなのであんまりいい加減なキャスティングはできないとは思いましたが、天ちゃんでしたか…。

残る「おるすばん妹」編は原作でもかなり好きなエピソードなので、楽しみです!

2018.12.23追記:
原作既読であの展開を知っていてももヤバかった、12話ラストのシーン。視聴者(読者)も、ここまで時を積み重ねてあのキャラクターへの愛着が生まれていますからね。

思春期症候群的なエピソードは抑え気味でも、原作の『青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない』は、読んでて終盤はけっこう泣きそうになってました。

…ということで、最終回を待て(笑)!

2018.12.30追記:
第13話(最終回)まで視聴終了。これまた本編からシームレスに劇場版の予告があったのですが、この作品については劇場版まで込みのシリーズ構成だったと思うので、まあこれもアリだな。モハメド・アリだ。(邪神ちゃん並感)

咲太くんは高校生としてはかなり大人で良い人なんですけど、その咲太くんも麻衣さんの助け、支えがないと誰も救えないんですよ。そして翔子さんも…。

原作通りなら劇場版で翔子さんの正体について衝撃の事実が明らかになりますので、こちらについても乞う、ご期待!

しかし、1クールで良くここまでアニメ化しましたね。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 86

78.1 3 青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(アニメ映画)

2019年6月15日
★★★★★ 4.2 (76)
529人が棚に入れました
空と海が輝く街”藤沢”に暮らす梓川咲太は高校二年生。
先輩で恋人の桜島麻衣と過ごす心踊る日常は、初恋の相手、牧之原翔子の出現により一変する。
何故か翔子は「中学生」と「大人」がふたり存在しているのだ。
やむなく翔子と一緒に住むことになった咲太は「大人翔子」に翻弄され、麻衣との関係がぎくしゃくしてしまう。
そんな中、「中学生翔子」が重い病気を患っていることが判明し、咲太の傷跡が疼き始めるー。

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、水瀬いのり、東山奈央、種﨑敦美、内田真礼、久保ユリカ
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす

★★★★★ 4.7

初日舞台挨拶にも行ってきました

~・~・~・~・~公開記念舞台挨拶に行ってきました~・~・~・~・~

第一希望の上映後舞台挨拶は落ちて
上映前舞台挨拶に行ってきました

上映前ということはつまり
これから見る人に向けたメッセージですから
原則ネタバレ無しということです

本当はネタバレありで面白い裏話をたくさん聞ける
上映後舞台挨拶の方が好きなのですが
まだ観ていない大多数の方にも
ネタバレなしでトークの内容をお伝えできる点は
いいかもしれませんね

原作は現在読んでいる途中で
まだ劇場版相当部分に辿り着いていませんが
映画の内容は原作の6巻と7巻にあたるようです
TVシリーズは
1巻バニーガール先輩
2巻プチデビル後輩
3巻ロジカルウィッチ
4巻シスコンアイドル
5巻おるすばん妹
までを中心に
最終話で6のエピソードを少し添える形で
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
という題名で放送していましたが

今回の劇場版は
6巻ゆめみる少女
7巻ハツコイ少女
の二つを
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
というタイトルでアニメ化しています

1~5巻がそれぞれ
麻衣、朋絵、理央、のどか、かえでの話なので
舞台挨拶に行くまではゆめみる少女という題名から
翔子がメインの話だと思っていました
しかし舞台挨拶でこれから見る人たちに向けて監督から出た言葉は
「TVシリーズはそれぞれの女の子達の話でしたが
劇場版は咲太の話です」
というもの
そして実際翔子が重要な役割を担って入るものの
咲太が自身に起きている思春期症候群を解決するため奔走する話であり
TVシリーズで少しずつ蒔いてきた伏線を
がっつり回収する構成になっています

したがってTV版見てないよ!という方は
これを観る前にTV版を見てくるか
原作小説を5巻まで読む必要があります

逆にTV版を観たのであれば
ぜひ劇場版もセットで見るべきだと思います
TV版とは独立したエピソードというよりは
TV版の完結編とでも言うべき作品なので
(原作はそこで完結せずにそのまま続いていますが)
これを見ることでTV版の評価も変わるんじゃないかと思います

一般公開前ということもあり
内容に関してのより突っ込んだ話は控えることにして
一般公開後に原作読了状態で
再び劇場に足を運ぶ予定なので
そのあとでまたレビューしようと思います

おまけ:舞台挨拶雑感(ネタバレ無し)

{netabare}監督:増井壮一

4日前まで今日が何曜日かもわからないような
忙しい生活を続けていた
ふらふらと入ったコンビニで
ちょうど青ブタコラボをやっていて
コラボ商品をぼんやり眺めながら思ったのは
「へぇ・・・青ブタ映画やるんだなぁ」

あんたがボロボロ二なりながら作ってるやつだよ!

梓川咲太役:石川界人

作品の見どころを聞かれて

「人間の限界を越えようと頑張ったけど
実際には全然できてなかった
あれは山寺宏一さんにしかできないやつだと思う」

簡単に説明するとテンションの違う二人の掛け合いを
一人芝居でこなさなきゃいけないシーンがあるんですね
実際には無理だったということなので
おそらく2度に分けて録ったのだと思います

彼は山ちゃんにしか無理と言っていましたが
君嘘フィナーレにおける朗読劇では花江夏樹が
公生と黒猫の一人芝居を見事に生で演じきっていましたよ?(・x・;

桜島麻衣役:瀬戸麻沙美

水瀬「アフレコがだいたい・・・2月くらいだったと思うんですけど」
瀬戸「あれ?3月じゃなかった」
石川「いや4月だったような気も・・・」
瀬戸「それはないよ!4月じゃ昨日じゃん!」

いや・・・昨日ではないと思うよ?
というかそこはそんなに掘り下げ必要かなw?

牧之原翔子役:水瀬いのり

事前情報の無いサプライズ登壇でした
水瀬「この後でみんながツィッターとかにあげて
私のファンが悔しがるやつですよ(にやにや)」
石川「でも、絶対欠かせない役だし、水瀬さんのイベントスケジュール確認して、サプライズ目当てでここにきてるファンもいるかもしれませんよ?」
水瀬「・・・」
司会「今日水瀬さんが来るのを予想してここに来た人っていますか?」
ぱらぱらと手が上がったのを見て、心の底から嫌そうに
水瀬「怖っ!!」

ファンにそういう態度とってるとまた換金所のババァって言われちゃうよw

思春期症候群の話になって
それぞれどんな思春期を送っていたかという質問になりました

監督:増井壮一

「高校の時は勉強とか全然してなかった
数学の二階建ての公式が覚えられなくて
こんなもの覚えて俺の将来に何の役に立つのか?
と先生に訊いたけど
『とにかく覚えろ!』しか言わないから
それ以来勉強するのをやめた」

まぁ勉強なんかしなくてもほかの手段で食べていけるなら
それはそれでいいと思いますねw

梓川咲太役:石川界人

石川「高校生くらいの頃は・・・周りに誰もいませんでしたね」
司会「それはぼっちというやつでは?」
石川「人の傷をえぐらないでください(悲)」
石川「まぁ・・・人間が嫌いでしたからね・・・」

桜島麻衣役:瀬戸麻沙美

瀬戸「高校に入って知り合いが全然いない環境になったのをきっかけに
いわゆる高校デビューってやつで
クールな一匹狼キャラになろうと思った
そういうのがカッコいいと思ってた
でも入ってすぐにクラスの子に話しかけられて
すぐ仲良くなって部活とかにも入って
全然そういう感じにならなかったw」
石川「( ゚д゚)<・・・」

一匹狼がカッコいいとか言い出した時は
石川君のフォローしてあげるのかな?
とか思ったんですが最終的には
石川君のぼっちぶりが際立つ方向にw

牧之原翔子役:水瀬いのり

水瀬「高校生くらいの頃は
大人のどこがえらいのか?
ちょっと30㎝くらい大きいだけで
なんでそんなに偉そうなのか?
オーデションに行っても
お前ら私を評価するとか何様のつもりだよ!?
って思ってました」
瀬戸「評価してもらうために自分からオーディションにきて
評価されたくないって矛盾してますねw」
水瀬「ほんとその通りですよね
まぁそれでたくさん炎上したりもしました・・・」
瀬戸「自分からほじくり返さないでいいからw」

どうやら炎上の件を多少は気にしている模様w
{/netabare}

~・~・~・~・~公開記念舞台挨拶にも行ってきました~・~・~・~・~

原作をしっかり読んだうえで初日舞台挨拶に行き
その翌日に3回目をあにこれメンバーといってきました

これでもかというくらいぎゅうぎゅうに詰め込んだ作品なので
原作からはいろいろ削られてる部分があったり
地の分の説明が無くなってわかりにくくなっているところがあったり
原作で補完してから見た方がより引き込まれる作品でした

実際初見のときより原作読んでから見た2回目の方が
一人一人の細かい心情まではっきりとわかって倍くらい泣けた
というか上映時間の半分くらい泣いてた気がします(つдT)

おまけ:舞台挨拶雑感(ネタバレ込み)

{netabare}司会(天津向)

どうも!司会のムカイオサムでーす

へー・・・天津の向って下の名前おさむだったんだね
とか思ってたら

梓川咲太役:石川界人

石川「どうも梓川咲太役の向井理です」
向「それさっきダダ滑りだったから!
  傷口に塩塗り込まないで!
  大体やったらバカウケだよって煽ったの君らでしょ!」
石川「いやー・・・面白かったですよね?」

観客に同意を求めるもまばらな拍手

向「義理の拍手すら最低限じゃん!」
瀬戸「そろそろ挨拶してもいいかしら?」
向・石川「…」

初日の映画のヒットの話になって

石川「僕いつもエゴサしてるんですけど・・・」
周りがみんなかわいそうな目で見るのを受けて
石川「エゴサ位したっていいだろぉぉぉ」
周り「・・・」
石川「エゴサして全部のツイート読むようにしてるんですけど
  #青ブタがトレンド入りして
  読んでも読んでも読み切れなくなってる
  嬉しい悲鳴」
水瀬「皆さんこれ終わった後タグ付けてつぶやけば
  もれなく石川さんに読んでもらえますよ!」

たぶん客層的にいのすけに読んでほしいオタクの方が多いと思うんだw

桜島麻衣役:瀬戸麻沙美

「初日舞台挨拶ももう4回目
朝から初日舞台挨拶してきましたが
ようやく初日なんだなぁって実感がわいてきました!」

いやもう夕方だよ!
これ最後の舞台挨拶だよ!
初日の上映終わっちゃうよ!

牧之原翔子役:水瀬いのり

「最初にタイトルを聞いたときに受けたイメージとは全然違ってすごく素敵な話だった
みんなが自分を犠牲にしてでも誰かを救いたいっていう
すごく優しい世界だった」

青ブタは本当にタイトルで損してる作品だと思う・・・

古賀 朋絵役:東山奈央

「キグルミの咲太はどういうつもりで飛び込んだのかすごく気になってます
結果的にはとってもいい結末を迎えたわけだけど
ああいう風になるって事前にはわからなかったわけじゃないですか
私の考えでは咲太はあの時代の咲太を助けて死んで
自分の心臓を翔子ちゃんにあげて
麻衣さん含めた全員を助けるつもりだったんじゃないか?
って思ってます」

なるほど・・・確かにあの結末は結果論で
最悪はねられた方の咲太に収束して
何一つ解決しない可能性もあったわけだなぁ

さすがインテリ声優目の付け所が違う!

双葉理央役:種﨑敦美

(見どころを聞かれて)
「全部が見どころ
見どころが思いつかないんじゃなくて
見どころしかないんです
私もう3回見てるんですけど
見るたびにどんどん序盤の何でもないようなシーンが好きになっていって
後半のいろんなシーンも含めて
全部が見どころだと思ってます」
・・・というようなことを
たどたどしく断片的に
あの独特の話し方でしゃべっていました
しかしそれだけ引っ張っても最後には
「踏切で最後に理央が小声で感情を吐き出すところ」
と無理やり見どころを吐かされていましたw{/netabare}

投稿 : 2019/09/21
♥ : 22
ネタバレ

根越 詠汰

★★★★★ 4.5

こんな奇跡、誰もが願うと思う!あればいいなぁ

 残された謎、牧之原翔子はTV放送でも知られる咲太の初恋の相手な翔子さん、中学生の牧之原さんについてその真相が、明らかになるです。

 修羅場あり、シリアスありだったです。2人の牧之原翔子は、TV放送での双葉理央と同じ類な思春期症候群であるのか?見どころです。

 牧之原さんの{netabare}悲しき現状、翔子さんは本当にその次元において、成長した牧之原翔子なのか?{/netabare}驚くべき真相が、咲太自身に起きる異変から解き明かされるです。
 その真相に触れたときの麻衣の咲太に対する行動は、見る人に青春というものを見せつけたのではだったです。

 このお話における一つの思春期症候群、{netabare}シュタインズゲートに例えると岡部展開があったり、TV放送最初の桜島麻衣状態があったりとここまで来ると何でもありみたいだったです。リゼロのナツキ・スバルと全く一緒でないけど、{/netabare}思い起こすような光景を思い浮かべたです。

 それらの展開において、この現在における見るまで予測できなかった別の悲劇が、その引き金になるです。
 それらをどうつなげられるのか?鍵を握るのが翔子さんという訳です。

 悲劇を回避できてただけでは、根本的な解決に至らないです。{netabare}迫りくるさらにほかの悲劇は一体!。咲太と麻衣の結論、回避する方法がなされたとき、あれで誰かさんに病にならないようにできた点が、私には今回見ただけでは、私にわからなかったです。
 その点に目をつぶってBAD ENDにならなかったこと、「これでいいのだ!」な現在の咲太と、麻衣、牧之原さんの姿を見れたことに良かったと思うです。{/netabare}

 見るまで、現実的にありえない話の連続で、このお話のように行くのなら誰もが、自分自身にも上手くいくことを望みたくなる展開だったです。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 13
ネタバレ

ninin

★★★★★ 4.2

ごめんばかりじゃなくて、ありがとうって言えたらいいね。

原作未読 上映時間 約1時間30分

「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の続編です。映画を観る前にTV版から観ることをオススメします。

公開初日に観にいきました。10:10〜からのでしたが超満員でしたね〜ロビーもガルパン最終章2話の初日と重なってかなりごった返していました。

今回はTV版でちょいちょい出ていた「牧之原翔子」さんのメインの思春期症候群のお話です。

メインのキャラはみなさん出てきました。

出口のないトンネルを進んでいるような感じでお話は進んでいくので、胸が締め付けられるようなシーンが多かったですね。

お互いがお互いを凄く大切にしてることが分かる作品でした。

心に響きましたね。

最後はちょっとウルっときました。

主題歌は、TVのEDと同じで今回の主人公、牧之原翔子(水瀬いのり)さんがメインで歌っています。

最後に、{netabare}「ありがとう」「頑張ったね」「大好き」{/netabare}この言葉は、普段もっと使えるようにしたいと思いました。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 28

82.0 4 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (958)
4604人が棚に入れました
《人間》は規格外の《獣》に蹂躙され、滅びた。たったひとり、数百年の眠りから覚めた青年ヴィレムを除いて。《人間》に代わり《獣》を倒しうるのは、《聖剣》(カリヨン)と、それを扱う妖精兵のみ。戦いののち、《聖剣》は再利用されるが、力を使い果たした妖精兵たちは死んでゆく──。死にゆく定めの少女妖精たちと青年教官の、儚くも輝ける日々。

声優・キャラクター
新井良平、田所あずさ、Machico、上原あかり、荒浪和沙、水瀬いのり、水間友美、久保ユリカ、石見舞菜香、木野日菜、小日向茜、井上喜久子、千葉繁、小杉十郎太、佐藤聡美、井上ほの花、佐藤利奈、麦人
ネタバレ

noindex

★★★★☆ 3.5

クオリティは高い方だが泣けるアニメとしてもバトルアニメとしても中途半端

1話
今期のアニメでおそらく一番原作の評価が高い作品。原作読んでないけど。
最後に真打ち登場…だろうか?

{netabare}獣人が支配し人間が差別される {/netabare}ハイファンタジー世界。
1話はAパートを除いてほのぼのとしていて、情報は小出しにするようだ。これでは切られ易いかも。
自分はPVのテキスト読んだので設定はわかっちゃったけど。
{netabare}ロリハーレムでバトルとか「ブラック・ブレット」に似ているけど(次回予告で似た構図が…)あんな展開になりそう。{/netabare}

PV公開に時間がかかっただけに作画はよくできている。キャラデザがシンプルなのは動かすためだろう。あとはマクロス&シンフォギアのサテライトを信じるしかない。脇役に千葉繁さんを起用するとか意気込みを感じる。
冒頭でかかる有名なイギリス民謡のスカボロー・フェアも世界観によく合っていると思う。

2話
やっぱブラックブレットに似てるなあ。{netabare}ロリっ子たちに押し倒されるシーンなんかまんま同じだし。
いきなりロリの流血シーンとか見せる手法も同じ。
ただブラブレの少女たちは人間の変異種だったけど、こっちはレプラカーンとかいう妖精なので悲壮感が薄いような。
クトリの命はあと5日だけ。BD情報によると1クールだからちょうどいいのかな。
最後はエロに走ったがw{/netabare}
早くも泣かせに来たけどまだ小手調べのジャブだろうね。

3話
{netabare}プラメモみたいにヒロインが死なない方法を探す→やっぱダメでした、なんだろうなあ(なお原作はすかすかの方が先)。
主人公がここにもっと早く来ていれば救われたって感じになりそう?
妖精の設定は「人類は衰退しました」に似てる感じ。特攻戦術についての是非や兵員の生死観は「永遠の0」に影響を受けているような気がする。{/netabare}
絵は良く動くね。さすがはパチマネー投入されてるサテライト…。
OPのサビが「どうしたらあなたに愛を刻めるんだろう 私がいつか空に溶け去る前に」なのでそういうことなんだろうな。

4話
こういう少女たちが危険な目に遭うアニメをたっくさん見てきてると、主人公のヴィレムが大げさで心配性でメンタル弱すぎに見えてしまう。ヴィレムはそれほど長くクトリたちと付き合ってきたわけじゃないし。死に慣れろよ、とまでは言わないが。
少なくともガンスリンガーガールとブラック・ブレットの2本を見ていれば同様に感じるのではないか。

5話
ケモナー娘のフィルを見てると名探偵ホームズを思い出すw
絵的には本格ハイファンタジーといった感じでいいんだけど、たまにヴィレムがロリコンだとかラノベ臭いセリフ回しが入って雰囲気ぶち壊すのはどうかと思う。
言語がフランス語だけどこれは今の現実世界の遠い未来とかいう設定なんだろうか。

6話
この世界の成り立ちの話。
{netabare}スオン劣化しすぎや…一人称が僕なのがキモい。アルミンタイプか。
クトリの幻覚・幻聴の表現がいまいちのような…子役の声も効果的に感じられない。
言わなかったケモノの真実というのがあるんだね、すごーい!{/netabare}

7話
{netabare}日常回…毎回泣かせシーンは入れてきてるけど。約束のバターケーキは食べられたね。
クトリはレプラカーンでは無くなったようだけど出撃せざるを得ない状況になるんだろうな。
そもそもクトリだけ救えばいいのか?
目立たないノフトになんで水瀬いのりを起用してるんだろうと思ったがやっと見せ場が来た。{/netabare}

8話
{netabare}クトリとイチャイチャしてるだけの回。まあいいけど。
ヴィレムとナイグラートに子供が出来るかどうかははっきりしてない?出来るなら作るべきじゃないのだろうか。
クトリは記憶力が怪しくなってきてるな。浸食も進んだ。
ヴィレムがすぐ泣くのがダメだと思う。{/netabare}

9話
{netabare}アイセアはそれでよかったのか?本当の自分を知ってもらうべきだと思うが。
なんかこの作品はずれてると感じる所があるな…。
「飛空艇」という言葉を使ってるがこれってファイナルファンタジーの中だけの造語なんだけど。
クトリの精神は500年前のヴィレムのかつての仲間に乗っ取られるというオチと見た。{/netabare}

10話
{netabare}クトリの魂はかつては人間の勇者リーリアだった?
クトリが艦内の雰囲気を良くする展開はちょっと茶番臭く感じた。
剣の調整の時のCGは良く出来てるな。
まーた敵のケモノが人間でしたーってオチかよwこれで何度目だw
ヴィレム相変らずメンタル弱すぎwww
次は結婚式か?{/netabare}

11話
{netabare}なんで月がきれいみたいなお互いモジモジな関係になってんだよw千葉繁さんに割り込まれる豪華さ。
もう終盤なので世界設定の説明は長セリフで済ます。
クトリを侵食していた子供は星神エルクハルクステン。
一位技官はエンジニアとしては意外と有能w
次で1話のAパートにつながるのでオチは見えたな。{/netabare}
それにしても子役の棒演技で台無し…バトル作画の出来はいいんだが。

12話
{netabare}クトリをここまで乗っ取ったエルクハルクステンに今更止められてもなあ。
いのりんはいい演技してたと思うけどノフトが余韻を台無しにしてる気もするw
最後クトリは転生したのか(と思ったけど過去のシーン?)。ヴィレムは水晶玉に反応があったから地上のどっかにいそうだね。{/netabare}
バトル作画は良かった、サテライトの親会社SANKYOのパチマネー全開って感じ。この回だけなら進撃の巨人二期に匹敵するだろう。ごまおつでコラボしてるけどパチ化はあるんだろうか?

【総評】
なんか妖精たちがかわいそうに思えないんだよなあ…ややこしい世界設定とか棒演技の子役が出てくる幻覚の演出とかが泣かせるという目的においては不要な「ノイズ」にしか感じられない(設定に凝ってる割りに、FFの固有名詞の「飛空艇」という言葉を使ってて萎えるし…)。だから感情移入ができない。単に大の男の主人公が泣き虫なのがアカンのか?視聴者が泣く前に主人公が泣くって感じ。
そもそも主人公が救いたい対象がメインヒロインのクトリだけではなく、妖精兵全員なので、哀れむべき対象が分散して希薄になってしまっている。「この子可哀想!」って思えない。ここは泣かせアニメとしての基本が出来てないと思う。
バトル作画はとても出来が良いのだが、バトルシーンはそれほど多くない。予備兵のロリっ子たちの日常は萌えるけどそのシーンも少ない。
つまり1クールに詰め込みでどの要素も中途半端なんだよね、それぞれ出来がいいから惜しいんだけど。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 23

アトランティス

★★★★★ 4.1

各話タイトルを繋げてみると……

01話 太陽の傾いたこの世界で
02話 空の上の森の中の
03話 この戦いが終わったら
04話 帰らぬ者と、待ち続ける者たち
05話 誰も彼もが、正義の名のもとに
06話 消えない過去、消えていく未来
07話 ただいま帰りました
08話 いづれその日は落ちるとしても
09話 たとえ未来が見えなくても
10話 いまこの時の輝きを
11話 どうか、忘れないで
12話 世界で一番幸せな女の子

と特に8話~最終話はちゃんと文章として読めますね。
タイトルにもちゃんとメッセージが込められています。

クトリという悲しい運命を背負った女の子の一生を1クールで
感動的に描き切った作品でした。
誰も彼もが、正義の名のもとに死んでいく悲しい世界、
設定自体が重いものであるため、キャラは可愛い萌えキャラですが、作品全体にも良い意味で重い空気があります。
戦いがメインというよりはそれぞれのキャラの心の動きを慎重に描くことに
重きを置いていたかなという印象でした。
特に主人公であるヴィルムとクトリには多くの時間が割かれていて
その分最後の感動も大きい。

クトリの運命(未来)が髪の色の変化で分かる、
その髪の色が主人公の過去に関係している所が中々残酷な設定だと思いました。

原作はラノベで5巻で一応完結しているという情報をネットで見たので
この先皆がどうなったのか気になる方は原作を買うのも全然アリだと思います!

一話の挿入歌である「Scarborough Fair」はイギリスの伝統的なバラッドで聴き手に
ー以前の恋人への伝言を頼むー
という形式を取っており、このアニメにマッチしていることと
何よりとてもいい旋律の曲です。
有名な曲ですので知っている方も多いかと。
アニメverアレンジもとてもファンタジーチックで良かったです。

挿入歌は上のものも含め全部良かったです。

あにこれでも多くの方が高評価にあげていた本作、
ぜひ視聴されてみてはいかがでしょうか。(^_^

投稿 : 2019/09/21
♥ : 42
ネタバレ

プクミン

★★★★★ 4.1

命尽きようとも守りたいもの

1話だけ見ても意味不明でした。
世界観も、物語も、ジャンルも何もかも。
なので、ネタバレをしながら内容やら感想やら書きます。

{netabare}
・人類という種が全滅してから500年後の話。
・主人公は500年前に強敵を倒した代わりに、石化の呪いを受けて石になっていたが、その呪いが500年後に解かれ、何もかもが変わった世界で生活を送っていた。
・獣人のような種族、ゴブリンのような種族、トカゲのような種族と、様々な種族が浮遊島という宙に浮かぶ島で生活をしている。
・『獣』と呼ばれる怪物が地上にたくさんいて、その種類は17種。
・『獣』を倒す為の兵器として、人型の少女『レプラカーン』という妖精兵が存在する。

と、設定がかなりややこし上に、作品専用の用語もあるので、途中まで理解しにくいまま観るしかありません。
これ以外にも設定はありますが、書いているとキリがないので、次は物語についてです。

1話~6話までが、キャラと設定の説明を含めた内容。
7話からが本編という感じに思えました。
以下は更なるネタバレです。
{netabare}
レプラカーンという妖精兵は、魔力を使えば羽が生え、飛ぶ事も出来ます。あと多分、身体能力も上がってるかなと。
但し、その代償として『前世の浸食による人格崩壊』が起きます。
「作られた妖精兵の前世って何?」という謎は残りますが、それは置いといて、とても簡単に言うと、記憶を失っていき、最終的に別人になります。

7話ではヒロインのクトリの浸食が始まり、記憶の欠損が見られるようになります。次に魔力を使って戦えば、本格的な人格崩壊が始まるという事で、戦いから遠ざかります。
代わりに、主人公と恋愛関係の物語が進んでいきます。

肝心の主人公は、500年も経過した世界で何も見出せず、だらだら過ごしていましたが、妖精兵の彼女達を見て、死なせたくないという想いが強くなり、生きて帰って来るよう約束します。

クトリも、自分が自分でいられる内に何かをしたいと考え、幸せというのは何かを考えるようになります。
最後は1話の冒頭と同じように、自身が消滅するのを覚悟の上で、主人公達を救い死にます。

作中「ただいま」という言葉が多いですが、帰れる場所があるという事を強調しているんだと思いました。
ただ妖精兵は元々、死に対する恐怖を持っていないので、ただひたすら戦うのが当たり前という認識になっています。
その為、この世界の種族を守る為に命を張って戦います。
{/netabare}
作中、過去の内容や、記憶のような謎演出が多々あり、これを嫌う人もいるかなと思いました。
そして今時珍しい、BADEND。
クトリや他の妖精兵は、どう思っていたかは分かりませんが、主人公視点だと、悲しみしか残らないような物語でした。
{/netabare}
かなり人を選ぶ作品で、謎を残したまま終わる作品ですが、最後まで見れば印象強く残る物語です。
ジャンルも良く分かりません。
それでも個人的には、とても好きになれた作品でした。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 18

75.4 5 魔法使いの嫁(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (763)
3172人が棚に入れました
羽鳥チセは15歳の少女。
彼女は帰れる場所も、生きる理由も、そのための術も、何も持ち合わせていない。
ただひとつ、生まれ持った特別な力を除いて。

そんなチセを弟子として、そして将来の花嫁として迎え入れたのは、
異形の魔法使い・エリアス。
自然と寄り添い、悠久の時を生きる魔法使いの暮しの中で、
チセは大切な何かを少しずつ取り戻していく…。

これは、世界の美しさを識る為の物語。

声優・キャラクター
種﨑敦美、竹内良太、内山昂輝、遠藤綾
ネタバレ

イムラ

★★★★★ 4.2

イングランドで魔法という安心感

<2018/5/13追記>
先日よーやく観終えました。

後半の感想を一言で言うと
「腕がゴッドハンド洋一」

全般的には良かったです。
ダメ人間(ダメ骨頭?)のエリアスを
結局気がついたらチセが尻に敷いてるというか。

大団円なんだろうか?
よくわからないけどあの花嫁姿は少し泣けました。
これは娘の嫁入りを見守る父の気分か?

個人的には前半最後の火の鳥になって帰って来るとこが1番!!!

良作だと思います。

<2017/10/15初レビュー>
原作未読。
今期期待の作品の一つでしたが今のところ期待どおり。
魔法が魔法っぽいところが良いですね。
ヨーロッパの御伽噺な感じのところは好みです。

{netabare}オークションに出品された{/netabare}日本人の少女チセが犬の頭骨みたいな頭の魔法使いエリアスに{netabare}500万ユーロで競り落と{/netabare}されるところから物語は始まります。
エリアスがチセを{netabare}落札{/netabare}したのは{netabare}弟子兼嫁{/netabare}にするため。

これから面白くなりそうな雰囲気が満載です。

ところでなんとなくですが赤髪の白雪姫を思い出しました。
他の方も書いてますが、チセは白雪をとことんネガティヴにした雰囲気。
髪が赤いというのもありますが、物語全般に漂う「お姫様と王子様」感が・・・。
これからの展開次第なのでしょうが1話を観た印象は「魔法使いの白雪姫」でした。

<2017/11/19追記>
評価デフォルト3にしてましたが、今期も半分超えたので評価値付けてみました。
現時点では4.6!
魔法が黴臭く感じるところ、好きです。
お話もお姫様的なものだけではなく、成長を描いているような。
そういうところも好きです。
何よりやはり雰囲気が好み。
今期は豊作です♪

<2018/1/2追記>
2クールの折り返し地点ということで追記です。

次回予告気になりましたね。
チセがエリアスの手の届かないところに行ってしまうかのような前フリがなされてました。
感覚的には「会社の後輩の女の子の面倒をたくさん見ていろいろあってその子と社内結婚したはいいけど気がついたら俺より出世してるやんΣ(゚д゚lll)」という感じのせつなさでしょうか?(異論は認めます)

まあ、あのままだと恋愛というより唯の共依存という感じもしますし、ここら辺で大転回は望むところです。
年明けから期待大です。

ところで予告のチセの手。
モンスターエンジンのゴッドハンド洋一みたいになってましたけど大丈夫なんでしょうか?
まさかチセがこないだおじいちゃんの蔵でブレスレットを見つけたわけではないと思いますが。
なんか重いことあったんでしょうね。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 48

shino73

★★★★☆ 3.6

夜の愛し仔

身寄りもなく生きる希望も術もない、
15歳の無口な少女羽鳥チセ。
彼女を闇の競売会で買ったのは、
人為らざる魔法使いエリアスエインズワース。
魔法使いの弟子として将来の花嫁として、
英国での生活が始まる。

OVA「星待つひと」を見る機会があり、
予習はしていましたが、それ以上の本編でした。
エリアスのキャラ造形に適度な緩さがなく、
堅物であまり好きになれませんでしたが、
こちらではコメディ演出もあり好感が持てそうです。

不思議な印象を持つ作品ですね。
よくある魔法使いものとは違い、
どこか文学的な香りがするのです。

魔法使いとして大きな資質を持つチセ。
それゆえに迫害を受け無気力になる。
自然と寄り添い、幻想世界の住人と交流することで、
彼女が生きる活力を取り戻した時、
世界は美しく見えるのかも知れません。

魔法が日常の中にそっとある。
幻想世界が僕たちの世界のすぐそばにある。
このアプローチがほんとに素敵ですね。
そして少しだけ人生を自然の摂理を教わるのです。

最終話視聴を終えて。
2クールの長丁場、中盤動きがなく停滞しましたが、
静かな世界観を壊すことなく、
過去と向き合い、それを乗り越え、
最後は前向きに終わり良かったと思います。
どの層に刺さるのか不思議なアニメですが、
僕は今作の「魔法」へのアプローチがとても好きなのです。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 91

えたんだーる

★★★★★ 4.3

まあ、エリアスったらウッカリさん(笑)!→ 気に入りました。でも世間でウケるかどうかは知りません…。原作コミック第10巻(「学院編」開始)発売中!

……エリアスの「ウッカリ」がシャレにならないレベルでチセの危険が危ない!

もうちょっと、何とかならんのかいとツッコみたくなるレベルの序盤4話なのですガ・ガ・ガ…。

ちなみに同タイトルのマンガが原作です。アニメ化前から書店店頭で見かけていて気にはなっていたのですが、未読のままアニメ視聴開始。

「この世のもの」ならざるものまで見えてしまう少女羽鳥チセと魔法使いエリアスとの出会い、それは人身売買オークションであった…。

なかなかショッキングな導入で始まる本作品ですが、世界観は素晴らしいです。というわけで、レビュータイトルの「ウッカリさん」だけにはツッコまざるを得ませんが、とても楽しみに毎回観ています。

また、詳しいレビューは(たぶん)視聴終了後に。

2018.3.26追記:
3/23の時点でMXで最終話の先行放送があり、そちらで視聴完了でした。

結果的には原作漫画を全巻読むことになり今後も最新巻を追おうという気持ちになるくらいまで気に入った作品です。原作が女性作者ということもあるのでしょうが、絵柄的には少女漫画寄りでアニメのキャラクターデザインもそちらに準拠したものでした。私的には大変好みの絵柄です。

物語の構造的には『夏目友人帳』などとも類似点はあるんじゃないでしょうか。「見える人」と「人外」の交流という意味でも、「見える人」に対する理解がある人(本作品では魔術関係者)がいるという意味でも。

結局最後まで「チセの危険が危ない!」(笑)展開は変わることがなかったのですが、その中で毎話微妙に変わっていくチセとエリアスのお互いの相手に対する心情みたいなものが本作のウリだと思います。

なので、おそらく「少女漫画的素養」を持っていないと本作を楽しむのは難しいでしょう。なので、爆発的な人気になったりはしないと思うのですが、原作の方は「学院編」などの新展開を予定しているみたいなので、地味に長く続いていきそうな気はします。

2018.3.27追記:
ふと思ったのですが、チセとエリアスの距離感って恋愛結婚よりはお見合い結婚の夫婦の感じに近いのかも…?

共に暮らすことで生まれる愛もある。

2018.11.29追記:
今更ですが、9/10にコミック第10巻(学院編: アニメの続き)が発売されています。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 65

79.4 6 ダーリン・イン・ザ・フランキス(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (780)
3098人が棚に入れました
遠い未来。人類が荒廃した地上で生き抜くために作り上げた巨大移動要塞都市では、名前のないコドモたちが戦うことだけを教え込まれながら、毎日を過ごしていた。コドモたちの1人であるヒロは、角が生えた謎の少女ゼロツーとの出会いを機に彼女のパートナーとなり、命を懸けた戦いに身を投じることとなる。

声優・キャラクター
上村祐翔、戸松遥、梅原裕一郎、市ノ瀬加那、田村睦心、山下七海、後藤ヒロキ、早見沙織、市川蒼、石上静香、小西克幸、井上麻里奈、堀内賢雄
ネタバレ

oxPGx85958

★★☆☆☆ 1.5

なぜこんなひどいものが作られるのか私にはわかりません

序盤では、主人公の少年たちが生きている世界の描写にある矛盾点や不思議な要素が目に付き、それが制作側の不備なのか、後に解決される伏線なのか気になってしょうがなかったのですが、中盤から終盤に向けての雑な展開に、そういうのはどうでもよくなってしまいました。登場人物たちの人間関係のダイナミズムにおいても、SF的な世界構築の面においても、ちゃんと考えてない粗雑な脚本だった、で済む話と納得しました。

それでも、本作の物語の根幹にある、この「こども」たちの性の物語について1つ言わせてもらえば、{netabare}第1話から普通の萌えアニメと同じような性的テンションが満ちあふれているのに、「キスって何のこと?」みたいなセリフを言わせるだけで、性を知らない思春期前のこども、みたいなこと言われても困ってしまいます。百歩譲って、彼らがたとえばお風呂で平然と混浴している、みたいな描写が積み重ねられていれば、ゼロツーとヒロを発端とする気づきや目覚めに説得力が生まれたかもしれない。{/netabare}

これに関連して、このグループが異例なものであることを示すために、「正常」なグループがどんなものなのかという描写があるとよかった。でも、そこの線引きについて本作の製作陣は深く考えていなかったんじゃないかとも思います。

もう1つ、終盤の展開に関わる要素として、{netabare}ココロが妊娠したことに対する本人および周囲の反応が、現代日本社会におけるステレオティピカルな反応で、彼らが育てられてきた環境から想像できるものと違う。彼らが妊娠・出産を異常なものとして捉えるとしたら、人間は動物のような生殖はしない、と教えられてきたため、ぐらいでしょう。それでもあそこまでタブー的な扱いにはならないはず。ゾロメなんか「すげぇー! 俺たちにもこどもが作れるんだ!」と喜びそうでしょう? 自分たちで畑で野菜を育てようとするぐらいだし。{/netabare}

このように、人間関係に関わる大きな物語の根幹にある「性」についての世界構築の穴が大きすぎるため、これに関連する要素はまったく説得力を持てていない、と感じました。いまブームのLGBT的な価値観に真っ向からケンカを売ってるような設定なのに、ロクに理論武装していない点も含めて、発達心理学とかジェンダー学とかの面でのリサーチ、教養、思索が不足していると感じます。その界隈に目を配った感じの{netabare}ゲイのキャラクター{/netabare}の扱いは結局ひどくて、かえって藪蛇になっていると言わざるをえない。

もう1つのSF的な要素については、ツッコミどころが多すぎてお話にならない。設定の穴そのものよりも、次から次へと繰り出される脈絡のない新要素について、その解説役がどんどん出てきてセリフで説明するというご都合主義の方がきつかった。

とりあえずは何千万年もの昔からの存在を、同じく何千万年もの昔からの存在がアルファベット表記の名前で呼ぶというのはやめた方がいい。『正解するカド』で、何百億年かそれ以上のオーダーの存在が、現代日本の50音カタカナと1対1に対応する文字体系を使っていたのを思い出しました。

なんでこんなひどいものが出てくるのか、アニメに関する知識が浅い私にはよくわからないので、いろいろ読んで勉強中です。ネット上のレビューには、これを古いアニメ界の残滓であるとする見方や、特定の制作会社あるいはスタッフの問題だとする見方などがあるようですが、どうなんでしょうか。

なお、アニメ作品としての他の要素に、物語上の欠点を補うだけのパワーは感じられませんでした。ゼロツー役の戸松遥は、ヒロインとしての存在感を備えた個性ある声を出していて良かったのですが、いかんせん与えられるセリフがダサいとどうしようもない。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 21
ネタバレ

shino73

★★★★☆ 3.6

比翼の鳥

TRIGGER×A-1Picturesの豪華共同制作。
キャラクターデザイン田中将賀。
漫画「TO LOVEる」の矢吹健太朗。

荒廃した地上で人類は移動式の要塞都市を築き、
襲い来る叫竜と呼ばれる巨大生命体との戦闘が続く。
戦闘を義務付けられた記号的な子供たちは、
男女が対となり命を懸けて戦いに身を投じている。

初回はロボットアニメの王道で、
ボーイミーツガールからの搭乗、戦闘、勝利と、
基本に忠実な展開と演出でこれで良し。
ヱヴァに銀河美少年と既視感が半端ないのですが、
僕としては気になりません。
それよりも残念だと感じたのは、
フランクス(戦闘機体)に黒目(瞳)を入れたこと。
これで中途半端に機体に命が宿ってしまった。

13話視聴追記。
後半戦に繋がる非常に重要な回です。
{netabare}ガーデン、子供たちだけが暮らす閉じた世界。
美しいものは絶えず外の世界にあり、
知りたいことだけが増える檻の中の日々。
ゼロツーの壮絶な過去。{/netabare}
世界を粉々にしてほしいです。

最終話視聴追記。
賛否両論、大歓迎ですね。
好みの物語が中盤から後半にいくつかありますが、
全体を通して心を動かされることはなかった。
それ以上に今の時代、
メルクマールに成り得るロボットアニメは、
もう存在しえないのでしょうか。
いつも言葉を選びコンパクトにまとめていますが、
色んなことをずっと考えています。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 77
ネタバレ

フィリップ

★★★★★ 4.2

男と女

環境汚染が進み、土地が荒廃した終末的な世界。
人類は万能なマグマ燃料に頼り、地上移動要塞都市の
プランテーションと呼ばれる街で暮らしていた。
しかし、突然、巨大生命体である叫竜が
現れるようになり、コドモの男女1組で起動できる
フランクスというロボットで対抗していた。
主人公のヒロは、ある日、鬼の女の子のゼロツーと出会い、
一緒にフランクスに乗って叫竜と戦うことになる。

アニメーション製作:TRIGGER・A-1 Pictures、
監督:錦織敦史、シリーズ構成:錦織敦史、林直孝、
キャラクターデザイン:田中将賀

個人的には、視聴中に評価が乱高下する作品だった。
回によっては感動的な話もあったし、
雑といえる設定や人間関係にうんざりすることもあった。

そもそも始まりから「オマージュ」というよりは
「コラージュ」と言ってしまえるほど
過去作を引用した設定のオンパレード。
世界観からロボットのデザイン、呼び名に至るまで
徹底的に引っ張り出している。

ロボットの造形は、「STAR DRIVER」にそっくりで、
物語の世界観はエヴァに似通っている。
「ダーリン」と「鬼」というのは、うる星やつらだし、
各キャラの関係性は、これまでの岡田磨里作品と酷似している。
新海誠を彷彿とさせるところもある。
なんとなく観ていると、そういう既視感や共通項ばかりが
目についてしまう。

ただ、ヒロとゼロツー、ミツルとココロに視点を置けば、
分かりやすく収斂していくようなストーリーになっている。
SF要素や背景、群像劇についても、
全て、この2組のカップルを補うための
要素でしかない気がする。

{netabare} ヒロとゼロツーの関係性が明らかになった13話から
物語は心象風景の世界へとシフトしていく。
「まものと王子様」という絵本をイメージさせながら、
ふたりの心の交流が中心になっていくのだ。

ここからは上手く物語が紡がれていき、
ひとつの方向性で落ち着いたように感じた。
作中絵本の展開も『MONSTER』などで
使い古された感はあるものの
デザインや物語がしっかり作り込まれていて、
一定の世界観を構築している。
ヒロとゼロツーのつながりが強固になっていくさまを
絵本の物語を通じて感じられるとても良い演出だった。

そして、ミツルとココロによって、
この世界でタブーとされていた
生殖が描かれたのも大きなテーマのひとつ。
男と女が存在し、その繋がりが
未来に向けた力になっていく。
現在の日本に対するメッセージでもある。
安っぽいと感じる人もいるだろうが、
私はこの2組のカップルを話の中心に据えたのは、
良かったのではないかと思っている。
物語の序盤から中国の伝説上の生物である
「比翼の鳥」を登場させ、男女のつながりを
繰り返しイメージさせた。
男女の関係性を描く部分は、とても力が入っていて、
話に引き込まれることが多かった。

叫竜との戦いからVIRMとの争いに移行して、
スターエンティティが、ストレリチア・アパス、
ストレリチア・真・アパスに変貌していくさまは、
超展開といえるが、個人的には驚きと楽しさがあった。
進化にはいつもヒロとゼロツーの
心のつながりが重要なポイントになっていて、
そこではカタルシスを感じさせてくれた。
また、地球からゼロツーの入れ物だけを残して
旅立っていくのも個人的には好きなアイデアだった。 {/netabare}

永遠の時間が続く凪のような快楽。
限りある時間内での燃え上がるような煌めき。
どちらがより幸せな生き方なのだろうか。
作品のテーマは、今の時代をよく反映している。

音楽はエンディングや挿入歌を
レコード大賞・作曲賞の受賞経験もある
杉山勝彦が担当しており、物語の躍動感を増幅させる
良質な歌謡曲を聞かせてくれた。
これは作品の質を一段引き上げたといえるほど、
良い仕事をしていると思う。

色々な欠点があるものの、それを補って余りあるだけの
作り手のこだわりや執念が滲み出ている。
2クール分を存分にやり切り、
心に確実に何かを残してくれた作品だった。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 54

69.9 7 きみと、波にのれたら(アニメ映画)

2019年6月21日
★★★★☆ 3.7 (28)
141人が棚に入れました
小さな港町へ越してきたひな子は、サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、消防士の港(みなと)と偶然出会い、恋に落ちる。お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は溺れた人を助けようとして、海で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子。そんなある日、ひな子が二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れる。「ずっとひな子のこと助けるって約束したろ?」死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子だが…。奇跡がもたらした二人の恋の行方は?そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは?

声優・キャラクター
片寄涼太、川栄李奈、松本穂香、伊藤健太郎

ハウトゥーバトル

★★★★★ 4.1

湯浅監督がどれほど駆け引きが好きなのかが分かる

視聴理由 湯浅監督

視聴前 PVでは結構面白そう

視聴後 湯浅監督やな

この話はとあるサーファーと消防士の話
ジャンルは水・ラブコメ
湯浅監督…もう水はルーで飽きたでしょ…
歌えば水が動くって…モロかぶり
内容としては正直駆け引きだと思う。ウケる人には凄くウケるし、ウケない人にはとことんウケないと思う。
なんか湯浅監督いつもそんな感じの作品だった。

個人的には主人公の気持ちが分からなくもないから結構面白かったけど声優さんがちょっと残念。結構棒読みの人多かった(泣)

作画は素晴らしく、湯浅監督らしい独特の作画だった。
音楽は普通。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 12
ネタバレ

元毛玉

★★★★★ 4.5

恋愛とオムライスを食べたくなる良作

別の作品を見に劇場に足を運んだら
そっちが完売していて
仕方なく空いてたこちらを見ました。

結論から言うと見て良かったです!
かなり楽しめました~♪

タイトルからも予測がつくように海が舞台のアニメです。
消防士のヒーローと、もう一人のヒーローが出会い
触れ合って、愛し合って、
そして波に乗って旅立つラブストーリーです。

正直な話、序盤は「もうお前ら爆発しろ!」しか思いませんでしたw
まぁ花火は爆発しまくっててなんていうか
{netabare}こんな輩がいるなら花火なんて無くていい{/netabare}
と思った次第っす…なんていうかウェーイ系にしてもあれは酷い…

ただ、二人は{netabare}花火で出会い、花火で別れる{/netabare}ので
二人には必要だったのかも知れません。

絵柄は凄く優しくてストーリーに良く合ってます。すごく好きです。
波の表現も優しいタッチで、海に行きたくなります。
音楽はテーマ曲がしつこいぐらいに繰り返しですw
ただ二人で歌っている時はすごく幸せそうで、
時折、笑いながら歌う感じがとても自然で
ほんとうに素敵なカップルだなと思いました(早く爆発しろって思いましたw)
ミュージカル的な要素なのかな?港はあまり歌うまくない設定なのかも
声優も凄くよかったです。特にひなこ。
(あと妹も{netabare}引き籠り{/netabare}っぽい感じが良く出てて良かったです。)
歌が紡いでた。ずっと前から二人を紡いでた。すごく良い歌と歌声でした。

とにかくx100 オムライスが食べたくて仕方がなくなりました(え?)
コーヒーも飲みたくなったなぁ…久しぶりに旨いコーヒーでも飲みに行こうかなー

ただ、{netabare}フラグ乱立{/netabare}しすぎたんですよね…
物語は急展開を迎えます。いきなりのファンタジー要素追加ですw
(いきなりすてーきなファンタジー要素)
このファンタジー要素、結構好感もって見れました。
色々な苦悩と、逃避と、お互いの想いと…
だけど最後には立ち止まっているヒーローを波に乗せるためそっと背中を押す。
いきなりだったけど素敵なファンタジー要素です♪

確かに、恋しないなんて馬鹿のする事だなって思ったので
皆さん素敵な恋をしようじゃありませんか!



で、こっからはネタバレ全開なので、まだ見てない人はブラウザバック
{netabare}
まぁ序盤はほんとに爆発しろって思ってたんですけど、
港があんな事になって、「爆発しなくて良いから返して」って思いました。
それは港じゃなくて、ひなこを返してって思いました。
陽気でざっくばらんで天真爛漫で明るくてとても魅力的な女の子
それがあんなになっちゃうなんて…泣きそうでしたっす
だって{netabare}便器に向かって話しかけちゃう{/netabare}ようなのって
自分がはたから見てたら「大丈夫かこの子?」って思っちゃいますよ。

皆ひなこの事を心配していて、友達もバカップルとか言ってたのを謝ってた…
友達の異名が気になる所ですがそこは触れないでおいてあげましょうw

しかし、なんであんなにフラグ乱立するかなー
おいら鈍感な方だけど、あそこまで乱立されたら流石に分かるよ。
{netabare}「あ、これこっから急降下して鬱展開なるやつだ…」{/netabare}って

・自分の苗字になったらどうすんだよ
・ヒーローになった動機の説明
・じゃあ同棲でもする?
・おばあさんになってもずっと守るよ

うん。回避不能なぐらい立てまくったね。このフラグを折るのは難しいw
だけど、そっからファンタジー要素入れて
鬱な展開になりすぎないようにした構成は素晴らしかったです。

オムライスは終始うまそうだった。なんか無性に食いたくなった。皆逃げてー飯テロよー
最初の段ボールの所でずっとヒヤヒヤしてたけど、
結局おっぱいの下敷きになって「そうなると思った」って思いましたw
ライフセーバー合格で結局お祝いはオムライス
そして、妹の渾身の掌返しw セリフが逆になったのは本当に良い演出でした♪
でもまぁ、するのもバカだと思いますよーw 妹も立派なバカップルw

そして1年越しのメッセージ…さすがに泣きそうになったっす
狙ってるんだろうからってのと劇場だから必死に堪えました。
ひなこが歌おうとして、さらに追い打ちかけてくるんだもん。正直危なかったw
願わくばひなこに良い出会いと素敵な恋が待ってますように…
{/netabare}
次はきっといい波が来るはずです。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 21
ネタバレ

101匹足利尊氏

★★★★★ 4.1

乗ってる人間の効果は道具やインテリアにも波及する

日本のアニメ業界にもしも、米国アカデミー賞の美術賞に該当するアワードがあるとしたら、
本作は最有力候補になると思います。

仕事に恋にプライベートに、人生のビッグウェーブに立ち向かい、乗りこなしている人間。
懸命に証や思い出を作り、大切にしようとしている人間。
地にドッシリと足を付けている人間。
彼らの言動は周囲の人々の生き方にも大きな影響を与えますが、
彼らが真剣に努力し、拘り抜いた上で選りすぐり使い込んだアイテムには、
人生の味わいが滲み出て、それ自体が周囲に強い印象を与えるもの。

本作は作画も水、火、そして卵……。
人間がチョットやチョットじゃ抗い切れない。
自然界で時に猛威を振るう不定形の描写も圧巻でしたが、
私は、それも然る事ながら、作品を彩った小物の数々に惚れてしまいました♪

フジテレビもクリアファイルやスナメリキーホルダー何かで小遣い稼ぎも良いですが、
オリジナルサーフボードとか、手挽きコーヒーミルとか、
お揃いスマホステッカーとか、
カセットテープの思い出の一曲をMP3化するスマホケーブルとか。
もっと作品世界の生活感を共有する受注生産企画とかやりましょうよ~。


私にとっては、鑑賞前、懸念事項もあった本作。
実は私、EXILEグループとは正直あまり相性が良くなくて……。
心身に歪みを抱えた私にはどうにも爽やかすぎると言いましょうか(苦笑)

GENERATIONS from EXILE TRIBEの楽曲を主題歌として流すのみならず、
作中の大切な懐メロソングとして、或いは{netabare}カレシ召喚ソング{/netabare}としてw
フル活用して押しまくる音響構成はどうかと心配しましたが、
思ったよりもスムーズに私も波に乗ることはできました。
もっとも、やはり楽曲DLするまでは至らないと思いますがw

それでも、主人公カップルが主題歌を
二人で吹き出し、笑い合い、のろけまくりながら歌う演出は、
くすぐったくて、良かったです♪
恋なんてアホのやることだ……などと爆発を願いつつ、
私もニヤニヤが止まりませんでしたw


シナリオは{netabare}水の中限定で蘇ったカレシ{/netabare}などの突飛な設定や、
思いも寄らないシチュエーションでの波乗りなどに、
私はつんのめりそうになることもありましたが、
終わってみれば、真っ直ぐに生きる人間は良い波及効果を周囲の人生にもたらす。
対して刹那的な快楽に溺れるバカ者共は周りに迷惑しかかけない害虫w
と、描かれたテーマは王道で、夏を前に清々しい余韻に浸ることができる良作だったと思います♪

投稿 : 2019/09/21
♥ : 14

79.6 8 ソードアート・オンライン アリシゼーション(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (623)
3018人が棚に入れました
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。
ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。

そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。

ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。
それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。
名前は、アリス。
絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣、島﨑信長、前田佳織里、近藤玲奈、石原夏織、小林沙苗、森川智之、岩瀬周平、木島隆一、潘めぐみ、村田太志
ネタバレ

ピピン林檎

★★★★☆ 3.7

このシリーズは既に終わっている。

とりあえず完走しました!という報告だけ。

個人的には、このSAOという大人気シリーズは、下記の通り、第1期がピークで、あとは新しい作品を見るごとに評価が下がる一方です。

だいたい、正ヒーロー(キリト)&正ヒロイン(アスナ)の組み合わせで一体いつまで話を引っ張るつもりなのか??
そろそろ正ヒロイン交代(直葉が正ヒロイン化)で、キリト以外の新しい正ヒーローを登場させて、キリト&アスナは脇に引っ込めるべきでは?

第3期/後半が放送されれば、一応惰性で視聴はするつもりですが、そろそろ個人的には限界が近いかも。


◆SAO作品別評価

(1) 第1期     ★★ 4.5 (25話) ※無印
(2) 特別編(OVA) ★ 4.1  (1本) ※「エクストラ・エディション」
(3) 第2期     ★ 4.0  (24話) ※「Ⅱ」
(4) 劇場版     ★ 4.0  (1本) ※「オーディナル・スケール」
(5) 第3期/前半   ☆ 3.7  (24話+総集編1) ※「アリシゼーション」
-----------------------------------------------------------------
  総合      ★ 4.1  (計73話+劇場版1本+OVA1本+総集編1話)

※この他に、

(6) AGO(外伝)  ☆ 3.8  (12話) ※「オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ      川原礫(『電撃文庫』2009年4月-刊行中)
監督         小野学
助監督        佐久間貴史
脚本         木澤行人、猫田幸、中本宗応
キャラクターデザイン 西口智也、鈴木豪
音楽         梶浦由記
アニメーション制作  A-1 Pictures{/netabare}


◆各話タイトル&評価(TVシリーズ第1作)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

======= ソードアート・オンライン アリシゼーション (前半/人界編) (2018年10月-2019年3月) ======

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ アリシゼーション・ビギニング ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - - - - - - - - - - - OP「ADAMAS」、ED「アイリス」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 アンダーワールド ★ 村の少年少女の洞窟探索、アリスの禁忌目録違反・公理教会整合騎士による王都連れ去り(Under World)、桐ケ谷和人の人事不省 ※実質2話分、OPなし、ED「ADAMAS」
第2話 悪魔の樹 ★ ユージオとの出遭い、アリスの妹セルカ(ルーリッドの村)
第3話 果ての山脈 ☆ 続き、暗黒界(ダークテリトリー)の魔族に囚われたセルカ
第4話 旅立ち ★ 魔族との死闘(ユージオ参戦、セルカ救出)、ユージオ救命(セルカの神聖術、アリス降霊)、ユージオの剣士志願・天職完遂(ギガシダー切り倒し)、王都へ ※ユージオが子供の頃のキリトを知っていた・・・は設定矛盾×
第5話 オーシャン・タートル ☆ 和人の病状、菊岡(総務省)の和人移送、結城明日奈の奔走(神代博士の協力) ※挿入歌「longing」
第6話 アリシゼーション計画 ☆ 自衛隊の秘密実験(ボトムアップ型汎用AI開発、和人の投入と現状) ※種明かし回
第7話 剣の学び舎 ☆ 王都の剣士修行(2年経過)、学園の不良貴族、キリトの剣完成、リーバンティン首席との決闘
第8話 剣士の矜持 ★ 続き(正統流派vs.独自流派、アズリカ寮監の裁定ドロー)、貴族の悪意と謎の声の励まし、上級剣修士進級
第9話 貴族の責務 ★ ユージオvs.ウンベール次席修剣士(ドロー)、ウンベールへの問い詰め、下級貴族の娘ティーゼ(ユージオ見習い初等練士)の願い
第10話 禁忌目録 × ウンベール&ライオスのユージオ誘き出し・見習い初等練士暴行、上級貴族の裁決権と腐敗、ユージオの禁忌破り、ライオス首席修剣士vs.キリト、ライオス死亡、監視者、アズリカ寮監のユージオ治療と忠言、アリスとの予想外の再会 ※SAO一番のムナクソ展開
第11話 セントラル・カセドラル ★ 別人格のアリス、AI搭載用ロボットと研究所の不審者、地下牢脱出、整合騎士エルドリエの待ち伏せ
第12話 図書室の賢者 ★ 整合騎士の偽の記憶、エルドリエ混乱、紅蓮の騎士来襲、カーディナル(リセリス)によるUW内部事情・歴史説明(偽りの神・公理教会最高司祭アドミニストレータ(元神聖術師クィネラ)誕生)
第13話 支配者と調停者 ★ 続き(シンセサイズの秘儀、サブシステムの抵抗、整合騎士の創出、真の神ラースの沈黙、カ-ディナルの望み){/netabare}

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ アリシゼーション・ライジング ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 - - - - - - - - - OP「RESISTER」、ED「forget-me-not」 - - - - - - - - -
{netabare}
第14話 紅蓮の騎士 ☆ vs.デュソルバート、青薔薇の剣(ユージオ)、アリスの仇、待ち受ける子供たち
第15話 烈日の騎士 ☆ vs.自称・公理教会修道女見習い(リネル&フィゼル)、vs.副騎士長ファナティオ、ユーディオの完全支配術炸裂
第16話 金木犀の騎士 ★ ファナティオ撃破、キリトのファナティオ救命、昇降盤の少女、雲上庭園(80階)のアリス、vs.アリス、塔外へ放り出された二人
第17話 休戦協定 ★ キリト&アリスの協力(塔登り、ミニオン(暗黒界の怪物)との戦、アリスの教会への疑念)、オーシャンタートルの異変、騎士長ベルクーリ
第18話 伝説の英雄 ★ アリスが騎士になった事情、ユージオvs.ベルクーリ、元老長チュデルキンの醜悪な仕打ち
第18.5話 リコレクション ☆ ※総集編
第19話 右目の封印 ★ 最高司祭の欺瞞への気付き(アリス)、アリスとキリトの約束、創世記の神への怒り・右目喪失(アリス)、最高司祭の誘惑(ユージオ) ※挿入歌「虹の彼方に」
第20話 シンセサイズ ☆ 塔外からの生還、元老院(監視装置)、チュデルキンの醜悪な長話、ユージオの変貌{/netabare}

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ アリシゼーション・ユナイティング ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
{netabare}
第21話 三十二番目の騎士 ☆ ユージオvs.キリト、最高司祭襲撃失敗(ユージオ)、vs.チュデルキン(炎の魔人出現)
第22話 剣の巨人 ☆ 続き、キリトの正体暴露、最高司祭クィネラへの問い詰め(キリト)、vs.ソードゴーレム(剣の自動人形)、シャーロット(蜘蛛の使い魔)の犠牲
第23話 アドミニストレータ ☆ カーディナルの犠牲、ユージオの使命自覚・剣化(剣の巨人撃破、vs.クィネラ) ※OPなし、ED「RESISTER」、挿入歌「虹の彼方に」
第24話 ぼくの英雄 ☆ キリトvs.クィネラ、赤薔薇の剣、キリトの二刀流炸裂、クィネラのUW離脱失敗・消滅、ユージオ死亡、菊岡との通信・研究施設への襲撃、アスナ来援 ※俺タタEND{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)12、☆(並回)11、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.7

投稿 : 2019/09/21
♥ : 23
ネタバレ

shino73

★★★★☆ 3.8

アリス イン ワンダーランド

衝撃の4クール、初回1時間SP。
原作でも人気の高いアリシゼーション編開幕。

ラースが開発する新型フルダイブシステムは、
VRワールド内部の記憶を現実に持ち出せない。
極めてリアルな仮想世界アンダーワールド。
相変わらずの音響効果で臨場感が凄い。

これは神への挑戦。
量子脳力学は人の心の光の揺らぎを捉え、
真のAI、人工知性を創ることへ向かうのでしょう。
導入部という点では過去シリーズ最高です。

6話視聴追記。
{netabare}壮大な文明シュミレーション、
システムから逸脱する人工知能。{/netabare}
もう少し仕掛けが早ければと願いますが、
丁寧な展開と好意的に考えましょう。

10話視聴追記。
イメージ力がパラメーターに影響する。
分かり易いレベルの概念を描く。
{netabare}ここで劇的に物語が動き始める。{/netabare}

13話視聴追記。
{netabare}図書室の賢者カーディナルが語る、
仮想世界の秩序「禁忌目録」の成り立ち。
カーディナルの存在は世界観に、
大きな影響を与え、{/netabare}物語に深みを生む。

前半最終話視聴追記。
技術的特異点を巡る問題でしょう。
{netabare}心の痛みこそが人であることを教えてくれる。{/netabare}
後半怒涛の展開に興味は尽きず、
音響も映像も演技も含め堪能できました。

新世代のグローバルヒストリーへ。
これは秋に期待せざるを得ない。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 64

セイバーlove

★★☆☆☆ 2.0

なぜ SAOアリシゼーション(3期)は失敗したのか?(原作履修済み)

皆さん、薄々気づいてらとは思いますが、 SAOは人気アニメシリーズですが今回のSAOは全く話題にならない。それはなぜかなのか?自分は原作を既に読んでいるのですが、正直アニメは全くもって微塵も面白くない。作画も安定してるし、音楽も素晴らしいのに全くワクワクしない。アリシが話が長いのはわかっており、今でもかなり端折りながら話が進んでいるのはわかりますが、テンポも展開の演出も中途半端すぎる気がします。 ペースでが遅く原作に忠実にゆっくり進むのでもなくアニメらしく超スピードでテンポ良く進むわけでもない。まぁ話が長すぎるのが悪いがw SAO自体アインクラッドがアニメで一番面白い話ではあるが、原作は個人手にアリシゼーション好きなだけに非常に残念です。もう正直アニメはいいやと思ってます。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 7

68.8 9 からくりサーカス(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (187)
751人が棚に入れました
小学5年生の才賀勝は父親の事故死によって莫大な遺産を相続したことをきっかけに命を狙われていた。そんな折、青年 加藤鳴海は偶然にも勝と出会い、手を差し伸べることを決意する。しかし、勝を追ってきたのは人間ではなく高い戦闘能力を持つ人形使い達であった。窮地に陥った二人は突如姿を現した懸糸傀儡マリオネットを操る銀髪の少女しろがねに助けられる。こうして、日本で出会ったこの3人は数奇な運命の歯車に巻き込まれていく──

声優・キャラクター
植田千尋、小山力也、林原めぐみ、櫻井孝宏、佐々木望、黒沢ともよ、井上麻里奈、江川央生、岩崎諒太、石川界人
ネタバレ

buon

★★★☆☆ 2.3

かなりひどい ~20話ぐらいで断念~

原作を知っている自分からすると
・・・観るのがつらい。

少しだけ語ろう。

からくりサーカスって余談がおもしろい。
もはや、サイドストーリーがメインと言っても過言ではあるまい。

登場人物がどう考えているか、
それを勝や鳴海がへし曲げるかが、それがおもろい。
まあ水戸黄門だが。

人形の動きを観たかったがまあいいや、
もうみれません~




過去の感想
{netabare}2018.10.12 22:42 ★★★☆☆ 3.6
物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 3.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.5

『どう動くのだろう どう動かすのだろう ~壱話感想~』

原作を読んでいた当時、
イマイチ人形の動きが分からなかった。
それが表現されているだけで価値がある。
ただ、どう人形が動かされているかは分からんだろう。

さて原作について細かく述べはしませんが、
かなり好きな作品です。{netabare}※ラストバトル以外{/netabare}

あと、どうやら私にも肥分太の素養があるみたいなので愚痴ります。
 ※私のイメージと合ってるか合っていないかの話で、好き嫌いではありませんって言うか好きだし
{netabare}
鳴海としろがねの声が合ってない。

(イメージ → 視聴した印象)
鳴海 若いけど渋い → おっさんが若作り
しろがね 落ち着いてハスキーだけど時に苛烈、歌上手い
      → 元気なはねっかえり、歌上手いけどちょと違う
勝 元気で力強い → (元気になりそう)

勝はOK、元気ならOK(笑) ※元気でクールで情熱的でイケメンな感じのイメージ(笑)
しろがねは早見さん、が「すっ」と思いついた。
鳴海は…グレンラガンの兄貴、小西克幸さんかなぁ。
俺物語の主人公とクラナドのイケメン親父の声を確認したけど、彼らではなかった。
 ※確認しながら考えた

けどね、この作品はいいんだ、そんなに思い入れがないから!
どちらかと言わず、うしおととらの方が好きだから♪…そう言えば、声で観れなかったな。{/netabare}

先入観ってあれだね、好きだと作品を楽しみにする推進力を持つ一方、
楽しみをぶち壊す破壊力も兼ね備えているね。

何はともあれ、原作は優良な作品だから楽しんでみて☆彡

あ、あとちょっとブラッディなグロさがあるから気を付けて~{/netabare}

投稿 : 2019/09/21
♥ : 6

たわし(ガガ)

★★★★☆ 3.9

「藤田和日郎」力

仕事の一環で視聴。

原作は「うしおととら」とは違って知る人ぞ知る本当にコアな少年漫画マニアがこぞって絶賛するほどの藤田和日郎の名作。

原作が終わって12年越しのアニメ化ということで非常に丁寧かつ気合の入り方が違います。

キャラクターは本当に素晴らしく立ってるので、個性派ながらアニメ化しやすく魅力たっぷりなのですが、1話を観ると非常に駆け足で、早くも原作ファンからするとどこをカットされるのかが気になる不安な出来になっちゃっているのが残念。

ワンピースや進撃の巨人などの名だたる漫画原作のアニメは引き伸ばしや外伝を作れるほどの余裕が有るのに対し、原作人気が正直広まっていないので、ややおっかなびっくりしている様子が伺えます。これは名作漫画「BANANAFISH」でも同様のことが言えますけどね。

やはり既に絶大な人気のある漫画と中堅クラスの漫画だと、質よりも予算や視聴者の反応をモロに受けやすいので、原作ファンには物足りない出来になってしまうかもしれませんが新規ファンを獲得することを考えるとこれからどう盛り上がっていくかが大きな焦点になっている気がします。

少しでも気になった方がいらっしゃったら、原作を読んだほうがいいかも。アニメの再現度も含めてよくできていますよ。


しかしながら、もう「藤田和日郎」力としか呼びようのない大胆なプロットと、顔芸と言われるレベルの感情の揺れ動きが、アニメとして魅力のある作品になっています。やはりジョジョと同じで、原作が面白いので是非、原作を読んでもらうのが一番かと思います。

全話視聴:非常にもったいない終わり方でした。ちょっと少年サンデーは本当に危機的状況で、看板がコナン以外ないのと、もう少し原作を大切にしたり作家を大事に扱わないと潰れる気がしてなりません。漫画自体の市場が縮小傾向ですがいよいよ危うい領域になっている気がします。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 20

rFXEy91979

★★★★☆ 4.0

4クール費やしてでも、駆け足描写は防ぐべき

【現時点での感想】
多分要素の一つ一つは面白いとは思うんだけど、構成とか1話1話がとにかく巻きのダイジェスト。半年以上も費やすアニメで余韻が味わえないのはちょっと…客に媚びろと言わないけれど、もっと色々できたはず。
ただそれでも夢中になるのが、このアニメのズルいところ。悔しいけど泣いたところもあるから、ボロカス貶せない。
最終回でどう〆るのかを、ボクはこれからも見守りたい。今はこんなところかな。

第1幕「開幕ベル」
第2幕「約束」
第3幕「奈落」
第4幕「コラン」
第5幕「サーカス~出発」
第6幕「地獄」
第7幕「Demonic」
第8幕「一瞬の始まりと終わり」
第9幕「記憶」
第10幕「フランシーヌ」
第11幕「ファンファーレ」
第12幕「「顔無し」指令」
第13幕「ルシール」
第14幕「夜更けの海」
第15幕「はじまりの場所へ」
第16幕「出会い」
第17幕「訪れし者」
第18幕「微笑」
第19幕「影の正体」
第20幕「黒い太陽」
第21幕「銀色の女神」
第22幕「「ハリー」へ向かう!!」
第23幕「悪魔再び」
第24幕「脱出へ」

投稿 : 2019/09/21
♥ : 5

85.6 10 ゼロの使い魔(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (3153)
17314人が棚に入れました
平凡な高校生・平賀才人はある日突然、異世界ハルケギニアに召喚されてしまう。彼をこの世界に召喚したのは、トリステイン魔法学院の生徒でありながら魔法の才能がまるで無い「ゼロのルイズ」こと、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールだった。失敗とはいえ、召喚の儀式によって呼び出された才人は、「使い魔」としてルイズと契約のキスを交わす。すると、才人の左手には使い魔の証である契約のルーンが浮かび上がった。こうして、ルイズと「犬」扱いされる才人との奇妙な同居生活と冒険が始まった。

声優・キャラクター
釘宮理恵、日野聡、堀江由衣、櫻井孝宏、いのくちゆか、井上奈々子、川澄綾子、高橋美佳子

ね~す

★★★★☆ 4.0

釘宮病パンデミック絶頂期

「アニメは日本で生まれました。アメリカの発明品じゃありません。我が国のオリジナルです。しばし遅れを取りましたが、今や巻き返しの時です」
「ツンデレヒロインは好きだ」
「ツンデレがお好き?結構。ではますます好きになりますよ。さあさどうぞ(DVD再生)ツンデレのニューモデルです。かわいいでしょう?んああ仰らないで。ヒロインは貧乳、でも巨乳なんて見かけだけで感度は低いし、飽きやすいわボインボインうるさいわ、ろくな事はない。サービスもたっぷりありますよ、どんな変態の方でも大丈夫。どうぞ聴いてみて下さい、いい声でしょう。余裕の声だ、声優が違いますよ」
「一番気に入ってるのは・・・」
「何です?」
「ビジュアルだ」
「ああ、何を!ああっここで××しちゃ駄目ですよ!待て!止まれ!うぁあああ・・・」(ビチャビチャ

投稿 : 2019/09/21
♥ : 7

レントン

★★★★☆ 3.8

話は面白いが、見せ方に少し難あり。

このアニメは、非常に「もったいない」作品だと思います。
物語の高い独自性、際立ったキャラ設定、秀逸な声優陣。
にもかかわらず、観終わっての感想はイマイチ。

その原因は大きく以下の2点かなと。
1.テンポ
あまりに物語の展開が早く、余韻を楽しむ前に次の場面に進んでしまうシーンが多々ありました。
とくに第4話はひどかった。
もう少し落ち着いた作品作りをして欲しかったです。
2.作画
最終話、迫力溢れる戦争のシーンのはずですが、
全く臨場感を感じることができませんでした。

一方で、物語の構成などもしっかりしていて、全体を通してなかなか楽しめました。
人気作ですので、観て損はないと思います。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 4
ネタバレ

YAMAたんnext

★★★★★ 5.0

1期~Fまで見終わった感想です

バトルあり、笑いあり、感動あり、至れり尽くせり!
【物語】
現実世界から主人公サイトがゼロの使い魔として召喚され、
そこから物語は展開していきます。
世界観などがちゃんと構築されており、
かつ政治など変なところが難しくなく、
見ていて考えなくても理解することが出来ます。
呪文などちょっと痛いところはあるんですが、
そこは気にしない気にしない
【声優】
完璧ですね。
釘宮はもちろんのこと、サイトの声も良い!
他のキャラもその声優しかありえない!というくらいマッチング、
ゼロの使い魔見るまでは釘宮病じゃなかったんですが、
今回めでたく患いましtくぎゅううううううう
【キャラ】
うざいキャラがいないのが素晴らしい
途中うざいなと思っても絶対スッキリする展開になるんです。
視聴者の気持ちをわかってくれているというか、
見ていてこんなにストレスにならないアニメはこれぐらいかと(笑)
【作画】
1期~3期までは大体同じ感じですね。
良くも悪くも泣く普通の作画でしょうか、
最後のFになった途端作画がいきなり向上します。
まぁ年が結構経ってるので当たり前ですが、
キャラ崩壊とかまったくしてなくて違和感なく、
より美しいゼロの使い魔を見ることが出来ました。
ぜひFにまで見てほしいものです。
【音楽】
OP素晴らしいですね。
1期からFまですべて神曲だと思いましたよ。
EDですが、F見終わるまでなんじゃこりゃって感じだったんですが、
釘宮病を患ってからだと神曲に感じます。(歌が釘宮さん)
【総評】
ん~とにかく悪いところがない、
ただのハーレムアニメではないですね。
ストーリーがちゃんとしているので、
見ていて飽きることがないですし、
普通のアニメでは「いけ!いけ!」ってところで止められるんですが、
ゼロの使い魔ではそこでいっちゃうんですよ。
{netabare}例えばキスシーンとか、普通のアニメならくっつく手前辺りで邪魔が入るんですが、ルイズとサイトの場合しちゃうんですよ。そこら辺がにやにy(ry そこら辺が魅力ですかね。{/netabare}
とにかくこれを見たのなら見るべし!
あなたも皆既日食が待ち遠しくなるかも?

投稿 : 2019/09/21
♥ : 11

72.7 11 サクラダリセット(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (570)
2493人が棚に入れました
住人の半数が特別な能力を持つ街、咲良田(さくらだ)。
能力者の監視を行う「管理局」の下、住人は平和に暮らしていた。
「目の前の人の涙を消したい」、「誰かに声を届けたい」。
そんな優しい細やかな“願い”とともに、この街の能力は生まれていった。
主人公の浅井ケイは、七坂中学校の2年生。ある日、下駄箱に一通の手紙が届けられていた。差出人は相麻菫-。その呼び出しに応じて、屋上へ向かう浅井ケイ。彼はそこで一人の少女と出会う。彼女の名前は春埼美空――。彼女の一言「リセット」によって、浅井ケイは手紙を受け取った瞬間に戻ってしまった。世界は再構成(リセット)されてしまった。そんな時を戻す「リセット」にはただ、一つ欠点があった。春埼美空自身も「リセット」の影響を受けて記憶を失ってしまうこと。どんなことも決して忘れない「記憶保持」能力を持つ浅井ケイのみが、「リセット」の影響を受けずにいることができる。二人が出会うきっかけを作った少女相麻菫―。彼女は彼にある言葉を告げる。
「貴方たちが、二人でいることには大きな意味がある―」
ケイは春埼と力を合わせることで過去をやり直せることができると思い、協力しようと提案するが……。
能力者が住む街で、出会った浅井ケイ、春埼美空、相麻菫。なぜ、相麻菫は二人を出会わせたのか?二人は、どのようにこの世界を変えていくのか―?見る人の心を捉えて離さない切なくも優しい、時を駆けめぐる奇跡の物語。

声優・キャラクター
石川界人、花澤香菜、悠木碧、江口拓也、山田悠希、牧野由依、三澤紗千香、相坂優歌、西山宏太朗、逢田梨香子、井口祐一、大原さやか、上田燿司、久野美咲、中博史、喜山茂雄、小清水亜美、櫻井孝宏、内田真礼、河西健吾
ネタバレ

noindex

★★★★★ 4.1

どんなに面白い内容でもそれが人に伝わらないと意味が無いという悲劇の名作

1話
異能力者が多く住む街「咲良田」で不思議な事件が起こる話らしいが…どこまでがネタバレになるなのかな。
{netabare}美空の世界を3日前の過去に戻す能力「リセット」の仕様は、
①リセットにより戻るのは「セーブ」した時点
②セーブが有効なのは72時間
③一度セーブしたら24時間たたないとまたセーブはできない
…③のせいで同じ時間のやり直しは1度しかできない。よって何度もやり直せないのでこの物語は「ループもの」には成り得ない(でも24時間たってすぐセーブすれば2日目は2回、3日目は3回やりなおせるんじゃね?)。
美空自身の記憶も戻ってしまうので彼女にとっては無意味な能力なのだが、主人公の記憶は残るので(リーディングシュタイナーだね)、彼だけが世界を変える力を持つということだ。
1話はほとんど導入で終わったが…最後に菫が飛び降りたのは自分を救わせるためにわざとやったっぽいね。「魔法少女まどか☆マギカ「僕だけがいない街」に続き碧ちゃんがタイムリープで救われるのは3度目かw
当面は、死んでいるはずの少女クラカワマリの正体を探ることになるのかな。{/netabare}
見ててキツかったのが会話。なんか村上春樹っぽいかっこつけなメタファやポエムにまみれた長セリフが続くのがきつかった。頭に入ってこない。

声優は悠木碧と花澤香菜のダブルヒロインはゆとりちゃん以来?キャスティングは逆の方が良かったんじゃないかと思った。
作画は川面監督なので良い。「ステラのまほう」がコケて躓いたけどこれで挽回して欲しい。2クールあるそうだから駆け足にはならないだろう。

2話
超展開連発www2クールあるのにえらく飛ばしてるなwww
{netabare}菫の自殺は失恋が原因?リセットで救うのかと思ったらキスの取り消しとかしょうもないことに使ったから救えずwそして二年たつとか…
まあこの町いろんな能力者がいるから新キャラが出てきて菫を救うのかな。
ぶっちゃけケイと菫の会話は痛すぎてキツかったからいなくなってくれて良かった感はある。
美空はロング髪の方が良かったな。{/netabare}
やっぱCharlotteみたいに能力を組み合わせて色々解決する話になるのかな?

3話
OPお披露目。{netabare}菫がいるから早めに復活するのだろうか。
空飛ぶメガネ女が予告でヤバイ感じだが…。
今回24時間経過ですぐセーブしたから、また戻りそうだね。結局ループものっぽくなるのかな。{/netabare}
でもなんか後だしジャンケン的に新手の能力者を出して行くのって話の構成としてダメな気もする。
相変らず会話は寒いポエムだがギャグは笑った。{netabare}「私が歌うんですか!?」「リセットだ」は吹いたw{/netabare}猫使いの能力者の子も不思議ちゃんで面白かった。

4話
いや~話がぐちゃぐちゃでややこしてくついていくのがキツい!説明セリフびっしりで、あの怪作「ガラスの花と壊す世界」を毎週見せられてるような感覚wあと予告で覚悟してたけどかなりグロかった。
一番わからなかったのは{netabare}村瀬さんがなぜリセットの能力を受けないのか。リーディングシュタイナーはケイだけという大前提で見ていたら、実は他にもいました!ってダメじゃね?
村瀬のリセットさせる動機は全て猫や皆実の命を救うためでしたー!ドヤ!ってのが話のキモなんだろうが。
ケイが死んだあとのリセットは村瀬が泣いたから「泣いてる女の子を見たらリセット」のルールでやるのかと思ったらメッセージ仕込んでたな。つーかさすがにケイが死んだら自主的にやれよ。
リセット能力は思った通り、24時間後すぐセーブすることで同じ日を2~3回繰り返せるね。このせいで余計複雑になってるな。{/netabare}半ループ物って感じ。

なんで村瀬に{netabare}リセットが効かないか、なのだが、美空のリセットは最初に説明があった通り時間遡行ではなく世界を以前の状態に「物理的に」戻す能力なので、村瀬の何でも消す能力でリセットの改変を無効に出来る、ということらしい。 {/netabare}なんたる屁理屈…。
つーか、 {netabare}リセットって地球の自転・公転も三日前に戻しているはずで(そうでないと世間が大騒ぎになる)、村瀬がリセットの影響を受けないなら宇宙空間に取り残されないとおかしいよな。{/netabare}

5話
今回は一話完結話。なかなかよくまとまっていたと思う。今回のメインの世良さんが普通の女の子だからいつもより意味不明会話じゃなかったし。セリフ量は相変わらず多いけど。
{netabare}ケイたちが入学した頃の話。真面目な生徒はルール破りに憧れと恐れの感情を抱く。これは共感できた。
潔癖症は辛いわよというエヴァの赤城リツコのセリフを思い出したね。
時計の文字盤が逆のトリックはちょっと無理ある気がしたけど。{/netabare}

6話
相変らず禅問答のようなメタファ長話ばかりwでもそれがだんだん気持ちよくなってきた。
{netabare}爺さんは過去に行ける能力者。ケイはその能力で菫に会いたいんだろう。
魔女は時かけの魔女おばさんのオマージュか?予知能力者でこれで管理局がいつも先回りできる理由づけをしている。魔女と美空の会話は屁理屈の応酬w
そしてOPに出ていて未登場の最後のキャラの岡さん。見た目からしてワルぶってる子。この手のアニメって無効化能力者が必ず出てくるな。やはり禁書のそげぶは偉大なのか。
マクガフィンの謎はいつわかるんだろうね。{/netabare}
まずはお膳立てって感じの回でした。

dアニメストアユーザだけが見られる7話8話先行上映を視聴。なにこの特権階級。腐っても有料サービスだけはある。
もう8話まで出来てるとかさすが川面監督は有能だね。

7話
{netabare}菫が出てくるとまた意味不明会話が始まるなw
爺さんは若い頃の魔女と付き合ってたのか。
つーか管理局のやってることって極悪非道じゃね?
美空wwwリセット失ったらケイと別れなきゃならないと思って必死だなwwwケイが冷たすぎんだよな。
岡絵里の能力の詳細を教えて貰うのが後からなのはまたご都合主義だなあ。{/netabare}

8話
{netabare}写真の中から簡単に出られるやんwドアをふさいだから時間稼ぎできればいいのか。
記憶改ざんって録音の音声で破れるのかよ…美空がケイを盲信しているからなのかもしれんが。
岡絵里がバカすぎる…自分の能力の弱点をよく理解しろよw
…この時点で岡絵里が佐々野の所に来るのは二度目なんだっけ?もう時系列がよくわからんな…まあいいや。
なんで魔女は予知能力があるのに恋人と28年間も離れ離れになったのかわからん…。
…管理局に乗り込んで佐々野・村瀬・美空の3つの能力発動…手が込んでるなw
村瀬はリセットの影響を受けない、がポイントか。持ってる写真も一緒に時間遡行できると。しかし村瀬もえらい献身的になったな、一番キツいことやらされてるw
あぁ魔女は写真の空間を通って管理局のガードを抜けられたってことか、わかりにくい!!ちゃんと説明して。
菫が後継者なのか。{/netabare}

うーん…6~8話「WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL」は3話かけてやたら複雑なことやったけど、3~4話「CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY」の方が面白かったな。4話ラストの衝撃に匹敵するシーンがなかった。{netabare}今回の敵の岡絵里がJCなせいか村瀬さんよりアホすぎるというのも萎えた。村瀬さんはケイをあそこまで追い詰めたしな。{/netabare}
あといい加減ちゃんとわかりやすく説明してほしい。話が面白くても理解されなきゃ切られるよ。

9話
この話無くても良かったのでは?{netabare}美空がケイに従うようになったいきさつを描いただけの過去回で{/netabare}何も進展してないし。2クールあると余裕があっていいよねえ。
{netabare}キットカットとコアラのマーチが出てきたけどEDにネスレとロッテがちゃんとあったw
巨乳のお姉さんの凄い能力見てみたかったな。{/netabare}

10話
{netabare}MEMORY in CHILDRENの3/3。つまり1~2話の話が10話になってようやく完結という。
また村瀬さんに頼って屁理屈押し通してついに菫が復活。
菫が本物かコピーか分かる直前で終わり。自殺した理由もおいおい分かるのだろう。
これからは管理局との戦いになるのかな。菫の予知能力には制約があるのか。{/netabare}

11話
{netabare}春埼美空の日常回w見ていて終始ニヤニヤしてた。花澤さんの真骨頂やな。
俺のお気に入りの未来の出番があって良かった。このアニメで唯一の普通の人間だから未来が出てくるとほっとする。
…つーか菫はどうなったんだ?{/netabare}
相変らず会話が浮世離れしてるけどこれについていけない人はもう切ってるだろう。

12話
さて話が大きく動きはじめたが…。
{netabare}菫は自分のことについて話してくれないが、普通の生活を送ることはできないようだ。
ケイは菫を咲良田の外に出すため夢の中で実験するとか回りくどいことを考えるが…街の周囲に壁があって無理。そして予知能力者の菫にはケイのやることは全てお見通しでリセットも乗り越えてしまう(今回のリセットの必要性はよくわからなかったが、管理局を出し抜くため?)。
新キャラのミチルはラブライブの穂乃果に似てるなwっていうか本名は穂乃歌…パロディ?
猫女や巨乳のお姉さんに菫も夢の中に入ってきて役者が勢揃いだが(会話をしないと予知できないということがわかった)、最後に化物も出てきて、夢の中の盤面で味方と敵の駒を揃えている感じだね。{/netabare}

13話
OPEDが変わったー!でも今回は作画がちょっと崩れてたな。
内容はなんかプリンセスチュチュみたいになってきた。やはりチュチュは偉大なアニメだったな。
{netabare}菫は失恋したと言っているがあの意味不明会話でなぜそう感じたのか。新EDで叫んでたけど。
爺さんと野ノ尾さんの会話はユルくていい感じ。爺さんのシナリオはリセットも予知も関係なく最終確定事項を記す能力なのか。結局は記録係?
今後はケイが管理局に命を狙われる展開になるのかな。
ケイの今の目的は菫から伝言されたNo.407探しになっているが、見つけた後のことは考えているのだろうか?{/netabare}

14話
{netabare}結局この物語は三角関係のもつれなのかな。ケイが美空にリセットがなくなったら一緒にいるかどうかわからないと答えたことが、美空はずっとひっかかっているのだろう。ケイが菫を選ぶなら仕方がないと、ケイを独占したい気持ちを押し殺している。
No.407は咲良田と管理局の始まりについての情報が書かれているらしい。咲良田は菫の夢の世界だったー!とかいうオチだったりして。
ケイは美空に入手したNo.407を隠したね。そして話でそれについて触れず嘘をついた。なぜだろう?ケイはNo.407の情報で菫と一緒に街を出ようと考えているのだろうか?
穂乃歌の方はハルヒと同じセカイ系能力者の末路やな。{/netabare}

15話
{netabare}美空がチルチルとの対話によって前に進もうとしたけどそれをリセットで潰してしまった。そうやって何度もリセットで美空の成長を阻害してきた虚しさがケイにはあるのだろう。
それでもケイは菫より美空が好きだと言い切ったが…やっぱこの物語は三角関係恋愛なのかw
菫は予知能力を駆使してケイをものにしようとしてるんだろうか。

今回のONE HAND EDENの解決はなんかパッとしなかったなあ…ケイがチルチルの代わりになれることを示せばよかったというだけ?もしゃもしゃする!穂乃歌はこれからも眠ったままなの?No.407の内容は何だった?{/netabare}

16話
{netabare}浦地正宗(室長)と菫の目的は咲良田から全ての能力を消すこと…それでいいんじゃね?
ケイ、美空に事実上の告白。敗北した菫はそれを受け入れるのか…菫の目的は能力を消してさらになんやかんやでケイをゲットすることだろうか。
浦地正宗は未来視にもリセットにも対策済み。やはりラスボスやな。記憶を消せるとか対菫特化能力みたいでご都合主義だが…ロックも強力すぎやろ。
菫がケイに指示してないと言ったのを嘘だと見破られなかったのはゴミ拾いをしろという指示だったからか。
事故が起きた方を見られないのはなんでや。
いまだに菫が自殺した理由も分かってないんだよな。美空がなぜ菫がそうしたのかという疑問について念押しした感じ。
で、No.407は?{/netabare}
相変らずごちゃごちゃしてるけどこのアニメはそういうものだと慣れたw

17話
また一段と複雑になってきたな…。
{netabare}皆実が菫の写真を欲しがったのはなぜだろう?
魔女の若い頃が美空そっくりなのは何か意味がある?
40年前から20年後に現れる、浦地正宗の父の能力を止める人物とは?
なぜ菫は智樹に声を届けさせてから、記憶を非通知君に奪わせた?
菫が岡絵里に能力を奪われたと言ったが本当は非通知君に奪われたのに嘘をついた?何のため?(でも嘘をついたら索引さんにばれるんだよね?)
浦地正宗が事故やみんなが笑う事件を起こしているのは何のため?
菫は未来視を失ってもなぜ魔女を名乗った?
ケイはなぜまた夢の世界に行った?
なぜ管理局はチルチルとミチルをロックした?3週間前に菫に会いに来たというが時系列が分かりにくすぎる…。
そもそも菫はケイになぜ指示をしている?そしてなぜケイは素直にそれに従っている?
結局、菫は何のために死んだのか?{/netabare}
わからんことだらけw

ただ、{netabare}美空が何度か言っている、菫はケイが好きなのに、
・自分をケイに紹介した。
・自殺して自分とケイの2人だけの2年間を作った。
以上から美空は菫を目的がわからず危険だと見ているが、{/netabare}ここがこの物語の一番のキモで、ここだけ押さえておけば他はよくわからなくてもついていけるんじゃないかと思う。

18話
{netabare}菫が岡絵里に能力を奪われたと言ったが本当は非通知君に奪われたのに嘘をついた?
→本当に岡絵里に奪われたっぽい。管理局が能力の暴発を警戒して岡絵里を使っている。非通知君の方はわからん。
浦地正宗が事故やみんなが笑う事件を起こしているのは何のため?
→管理局に最後の手段によって全ての能力を消させるため。4件の暴発事件が起こり、管理局は追い詰められている。
そもそも菫はケイになぜ指示をしている?そしてなぜケイは素直にそれに従っている?
→そういや菫の依頼をこなせば真実を教えてくれるって言ってた。ただし指示する理由はわからない。

浦地正宗の能力は対象の時間を巻き戻すこと(キーホルダーの伏線とか全然気づかなかったw)。これで能力者を操作して暴発させたらしい。記憶を消す能力だと言ってたのは一部しか合ってなかった。時間を戻せば記憶を消すこともできるんだろうけど。

ケイはなんで咲良田の能力を消させたくないんだろうな。
ケイは菫の写真は燃やしたと言ったが非通知君に渡したのでは?でも索引さんに嘘ではないと言われたけど。
次回は菫がシャワーを浴びに来るが…まさかケイに迫る気?君はバカだ!って言われてた。{/netabare}

19話
{netabare}正宗の両親はロックされて石になったんだな。咲良田の状態を永遠にするために。
菫が死んだのは、自分の存在を菫でなくすため。索引さんの尋問で嘘がバレてしまうから。本当にたったそれだけのために死んだのかー索引さんの存在大きすぎィ!
菫は本当に死んでいて、今居るのはスワンプマン、ただのコピー。でも中身は菫と全く同じ悲しい存在。オリジナルの菫を恨むしかない。パーマンのコピーロボットやCCさくらのミラーを思い出す。
菫が正宗の計画を阻止したい理由はまだわからんな。まさかケイが能力が好きだから、だけじゃないだろう。そうなのか?
結局、菫は予知能力があるからどういうルートでも自分がケイとくっつく可能性が無いと悟った故の悲劇なんだろうね。これがこの物語のキモだな。
シャワー浴びるのは涙を隠すため…かなあ?可能性ゼロでもケイとの間違いが起きることを期待してたのでは…女として。

正宗が美空の能力をすぐに消さずに時間を過去に戻したのは万全を期すため?でもこれで岡絵里に裏切られる隙を作ってしまった。{/netabare}
さすがに重要回だけあって今までのような意味不明会話はなかったなw
{netabare}あと予知能力で美空の前に同じチキンカレーを作った菫のささやかな抵抗の演出も心憎い。{/netabare}

20話
{netabare}室長の正宗が起こした騒動のせいで管理局が最後の手段を使う決断をする(局長を見てみたいが…)。正宗の親のロック解除で咲良田の全ての能力が失われ…世界改変されてしまう。てっきり能力がなくなったまま続くのかと思ってたが。
菫が普通の人間として存在し、美空は病床の身になってしまう。時間を巻き戻されたからか?岡絵里の見逃しは無駄だったのか?
菫は高校生になったらずいぶん普通の人になったなw中学の頃は中二病だったのかw
菫はふられるが、これこそが予知能力者の菫の絶望なんだろう。どのルートでもケイと結ばれないとわかっている。
ケイは故郷で妹と出会うが…いつか兄として再会できる日は来るのか。
桜の写真は17話でケイが美空に菫の指示でプレゼントした本に挟まっていた。索引さんの質問対策で回りくどいことをしなければならないんだよね。ここわかりにくいから回想でも入れてほしかったが。この写真を回収できなかったのが正宗最大の失態になったが、ぶっちゃけケイと美空を殺してしまえばよかったのに。正宗は自分が正義だと思っていて悪人にはなれないのが敗因やな。
そしてここでようやく、涙を見たらリセットのルールが生きると。{/netabare}
碧ちゃんがTwitterでこのアニメに触れない理由が分かって来たw辛すぎw

21話
{netabare}最初のケイと菫の会話は1回目だから回想か。
菫が未来を見るとケイが見た未来を変化させてしまうかもしれないと言うのはよくわからんな。
坂上さんは菫が好きなんだろうか?でも坂上さんの能力コピーは凄い能力だよな。
未来視を使うと他人に自我が侵食されてしまう。だから菫はあんな人格になってしまった。能力のない世界ではごく普通の女の子なのに。
正宗に対し時間を稼ぐには相応の情報を与えなければならない。菫のコピーを作ったことを不快がってるから正宗はまともな人なんじゃないかって気もしなくもない。
ケイが菫に街を出ていくように指示したけど従わなさそう。{/netabare}

22話
{netabare}今回もチョロい岡絵里をおだてて味方につけるケイ。
そしてカラオケボックスで能力者オールスター大集合。
正宗との対決で岡絵里の忘却と坂上さんのコピーと村瀬さんの貫通を同時使用してロック能力をブロックwスゲー連携w
でも真の目的は宇川さんの工事のための時間稼ぎwちと無理がある気もするが。あんな凝ったチューブ作る必要あるのだろうか。{/netabare}
あと2話で綺麗に終わるのかな…。

23話
{netabare}岡絵里の能力は知れ渡ってるからそりゃ誰も目を見てくれないわな。能力バトルはどういう能力か知られていると終わり。
ケイの提案は、ロックされた正宗の親の代わりに猫を身代わりにするとのこと。ここで野ノ尾さんの存在が生きてくるとは。でもぬこかわいそす。
正宗は折れなかったが、加賀谷さんは折れた。でも正宗の計画通り能力自体無くすのでも加賀谷の罪悪感は無くなるんじゃね?と思うんだが…。
ケイが能力を残したいのは能力でこの世の不幸を無くしたいということだから、咲良田以外に広げる気なんだろうか。
あと加賀谷は味方に付けられたのに、菫が予知能力をどう駆使しても味方につけられず菫を死に追い込んだ索引さんは、実は正宗の事が好きなんじゃないかと思った。

そして意外と素直に街を出た菫だが…戻ってきて記憶のフラッシュバックが。それで何かに気付いたらしい。予告を見ると真のラスボスは菫っぽいな。{/netabare}
さあ、あと残り1話!どう落とす?

24話
{netabare}犠牲にする猫は助けられるのか…野ノ尾さんですら仕方がないようなことを言ってるが。
美空はケイの事を知るために記憶注入。
美空がケイに間違えたと言ってるのは嬉しかったからキスの後リセットしなくて良かったのにということだろうか。
そしてミチルの力で夢の中へ…ラスボスの菫と対峙。
菫の目的は「ケイのために」美空を挑発して鍛えることだった。
美空は菫のようになりたいと言ってるがなかなか厳しそうだなw

そして、スワンプマンと思われた存在は実は本物の菫だった。菫は自分を本物だと信じられないから索引さんを回避できた。
…それじゃ19話のケイと菫の壮絶なあの会話は何だったんだと思うが…ケイも散々苦しんでたのに。
ラストを見ていると、坂上さんは岡絵里か宇川さんと付き合い始めたように見えるなw{/netabare}
…多くの人にその面白さを理解されなかった傑作、ついに終了!

【総評】
この作品の欠点は大きく分けて三つある。
まず一つは、作り手の都合でストーリー上必要な新手の能力者を次々に登場させるご都合主義的展開。後出しジャンケンの繰り返し。
二つ目は村上春樹作品のような虚飾まみれの寒いメタファーに満ちたセリフの応酬による不毛に思える会話。これに多くの人がイライラさせられることであろう。ただし会話の意味不明さは序盤だけで中盤からは減って行く(菫の{netabare}アンドロイドについての{/netabare}話は後の伏線になっている。{netabare}なお後に出てくる能力の無い菫は平凡な女性らしい会話をしている。能力のせいで自我が変わり果てて奇特な人格になってしまったのだろう{/netabare})。
そして三つ目は説明不足。主人公が複数の味方の能力を駆使して合わせ技で問題を解決する巧妙なプロットがこの作品の真骨頂なのだが、説明が不十分すぎて一度見ただけでは理解するのが困難になってしまっている。

でもこれだけ欠点があるのに、私は屁理屈を塗り重ねたようなこの作品に波長が合うようで、心地よく見られてしまう。私自身がそういう人格だからなのだろう。
能力バトルの駆け引きはジョジョやデスノートと同等かそれ以上に高度な域に達してるのに不人気なのは、登場人物の魅力がその二作品に遠く及ばないということなんだろうね。まあ確かに地味。

キャラクターデザインはまるでマネキンみたいで無機質だが、このプラスチックのような清潔感と冷たさが涼しげでまた良い。{netabare}終盤で出てくる菫の裸体を中学生らしいリアルな未発達の体つきで描いているのも好感を持てる。{/netabare}

なんで咲良田だけ能力者がいるのか、なんで能力を自覚できるのかわからないって言われて切られまくったが、17話でようやくそれを実現した3人が登場する。
1話の最初でその3人が出てくる意味深なシーンを見せるべきだったのだろう(それかシャーロットのOPみたいにシルエットを見せるとか?)。
まどかマギカでは1話の最初でワルプルギスの夜と戦うほむらと契約を迫るキュゥベエが出てくる。監督は先が読まれるから本当は入れたくなかったのだが、TVアニメなので切られないように外連味として仕方なく入れたという(総集編ではカットした。映画は最後まで観て貰えるので)。
この作品もそうすべきだったのかもしれない。

1巻の円盤売上223枚wそら碧ちゃんもTwitterであまり触れないわ…高度な内容でも伝わらなければ意味がないよねえ。

https://twitter.com/staff_aoi/status/907445601540784128
【碧】サクラダリセット遂に最終回か…。どのキャラも演じられることが幸せで楽しいけど、菫は特に、菫に私を試されてる感じがして楽しかったなぁ。よければ、彼ら彼女らの選択を最後まで見守ってあげてくださいね。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 44
ネタバレ

ピピン林檎

★★★★★ 4.6

“時間操作系の隠れた名作”という扱いに将来なるのかも?な《魅力作》

◆物語の構造について

2クール作品で時間操作系の優秀作/面白作というと直ちに、
(1) 『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』(“タイムリープ” 但し、終盤には文字通りの“タイムトラベル”も行われる)、
(2) 『Re:ゼロから始める異世界生活』(“死に戻り”と呼ばれる“ループ”現象)
・・・が思い浮かびますが、本作では“リセット”と呼ばれる新たな時間操作の在り方が提示されています。

因みに、
(1) “タイムリープ(時間跳躍)”は、対象人物の記憶を瞬時に過去の特定時点(※『シュタゲ』の場合は最大で48時間前)に転送して、その転送先の時点から別の世界線を分岐させる方法。
(2) “ループ(巻き戻し)”は、何らかの条件でセーブされた過去の特定時点(セーブポイント)に、別の条件(※『リゼロ』の場合は主人公の死)をトリガーとして、対象人物の時間が強制的に巻き戻される現象。
(3) そして、本作に描かれる“リセット”は、
 {netabare}①対象能力者が、自己の意思でセーブした任意の時点(最大で3日前)の時間・空間配置に、
 ②世界全体を、自己の意思によって、そっくりそのまま配置し直し、
 ③尚且つ、ほぼ全ての人々の記憶も(リセット能力者本人の記憶でさえも)セーブ時点のものに配置し直す{/netabare}、
・・・という現象を引き起こす能力であるが、但し、
 {netabare}④「記憶を保持する」能力者や、「(特定の能力者によって)ロックを掛けられた状態の空間や物体」には、この“リセット”の効果が及ばない、{/netabare}
・・・という制約がある、という設定になっています。

そして、私が本作を視聴していて特に前半({netabare}※第10話のダブル・ヒロインの片方の再生まで{/netabare})にかけて面白いと思ったのは、
{netabare}
<1> 『シュタゲ』や『リゼロ』と違って、主人公(♂)が自分自身で直接、時間操作(リセット)を引き起こすのではなく(※彼は“リセット”されても失われない“記憶保持”という別の能力を持っています)、
<2> 時間操作(リセット)を引き起こす別の能力者(♀)に指示を出すことによって、間接的にその現象を引き起こしていること、
<3> そして、そのリセットの指示を出している主人公(♂)には、さらにメタ指示を出していた別の能力者(“未来視”能力をもつ♀)が、かっていて、主人公には彼女の真意がまるで掴みかねるものであったこと、{/netabare}

・・・という能力者の指示の多重連鎖構造になっている点でした。
そしてさらに、本作の後半({netabare}※第11話の日常回を挟んで、第12話以降に展開されるシナリオ{/netabare})では、
{netabare}
<4> 主人公(♂)のパートナーの“リセット”能力者(♀)の引き起こす、ある意味で単純な“リセット”(時間・空間・記憶の特定時点でセーブされた内容への再配置)ではなくて、
<5> “能力”の存在する街・咲良田そのものの“リセット”、すなわち咲良田からの“能力”の完全消去という“グランド・リセット”(※作中でいう“サクラダリセット”)を目論む管理局の実力者が前面に登場して、
<6> 前半の構造(※主人公が協力者を集めて自己のトラウマとなっている問題を解決するという構造)を、さらにスケールアップした構造(※主人公と管理局の実力者とが、互いに能力者チームを率いて咲良田の在り方を賭けて対決する構造)に発展している点{/netabare}

・・・が、見事だと思いました。

そして、その対決が解決したあとには、
{netabare}
<7> これまで主人公(♂)の指示に従ってきた“リセット”能力者(♀)と、主人公にメタ指示を与えてきた“未来視”能力者(♀)というダブル・ヒロインが、互いの本心をぶつけ合い、ようやく本当の意味での邂逅(かいこう)を遂げる、{/netabare}

・・・という物語の締め(※主要キャラクター間の感情関係の決着)が、きちんと描かれている点も良いと思いました。


◆本作の視聴上の難点について

最後まで見終われば、結局凄く満足できたし、その後は安心してもう2周も出来てしまった作品なのだけど、1周目の視聴時はやはり、「これ、本当に面白くなるの?」という不安が大きかったのも事実です。

というのも・・・
{netabare}
[1] 登場キャラクターは、初見でいわゆる“綾波系”に見えるダブル・ヒロインの片割れも含めて、割と平凡で、『シュタゲ』や『リゼロ』が、良い意味でも悪い意味でもとにかくキャラが立っていたに比べると面白みが少ない。
[2] にも拘わらず、彼ら/彼女らが“能力”によって引き起こす現象は、自然法則からは大きく逸脱しており、派手な展開が身上の《異能バトルもの》ならともかく、どちらかというと地味な《日常系》込みの作風との組み合わせには違和感が強い。{/netabare}

・・・但し、こうした難点も、本作のシナリオの大きな転換点である第10話まで、何とか我慢して視聴し続ければ、解消していくものと思います。

確かに、『シュタゲ』や『リゼロ』に比べると、前半での面白みが不足していたせいで、視聴者の振り落としが進んでしまった本作ですが、せっかく視聴を始めたのならば、頑張って第10話までは何とか辿り着いて欲しい作品です。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
かなり特殊な設定の作品なので、合わない人は合わない気がする。
でも、本作を主人公の少年の《頭脳ゲームもの》として楽しめる人にはかなり合いそう。
あと、2周目で分かったことですが、菫とケイの会話にでてくる「善と偽善」の例え話は、オリジナルの菫(自分の痛みを打ち消そうとして善を為した=偽善)と、彼女のスワンプマン(オリジナルの善行をただ模倣しているだけ=善)の仄めかしであり、この時点で菫は、自分の行いが「偽善」であることをとっくに自覚していることになる(※このあと彼女が自殺した原因か)。
・第2話視聴終了時点
ここで早くも主要キャラの一人が退場。早めの仕掛けで作品への興味が増す。
・第4話視聴終了時点
「マクガフィンを手にした者がサクラダの能力全てを支配できる。」という都市伝説がケイに知らされる(津島教師)。
管理局に激しい敵意を抱く村瀬陽香との対立事件を通して、ケイの「今の管理局のやり方を変える」という決意が明確に表出する回でもある。
・第6話視聴終了時点
スワンプマンの思考実験がケイの口から春埼に語られる。
・第9話視聴終了時点
中学2年の秋(菫の死亡から2週間後)のケイと春埼の奉仕クラブ員としての初仕事完遂後に、ケイが携帯電話のクマのストラップを春埼にプレゼントするシーンあり。
・第10話視聴終了時点
「マクガフィンを手にした者がサクラダの全てを支配する。」という再生した菫の言葉が今後のケイの行動を規定していくことになる。
・第14話視聴終了時点
春埼がチルチルによってもう一人の自分と対話する内容。
「相麻菫は咲良田に留まるべきかも知れない。」
「どうして。」
「ケイはきっと、相麻菫といることを望んでいるから。私が純粋に浅井ケイの幸せを望んでいるのなら、相麻菫をこの町に引き留めるべきなのかも知れない。
貴方が本当に嫌っているのは、心の底から恐れているのは、それ。貴方自身が浅井ケイの幸せを最優先していないのではないか、という可能性。
貴方は彼を独占したいという感情をとても感情的に嫌っている。私も貴方もどちらも感情。貴方は貴方の小さな楽園にいた。とても安易な場所で貴方自身を守っていた。さあ、教えて。」
「君の望みを言ってごらん。」
「チルチル、私はようやく私自身が望むものを理解しました。」
「それは。」
「私は成長したい。ケイにとって、私が何よりも価値をもつ人間でありたいのです。だからチルチル、貴方に望むことは何もありません。」
「そうか。」
→最終回の菫と春埼の対話とその結末へと繋がる内容。
・第15話視聴終了時点
「神は人のために笑い、悪魔は自分のために笑う」(野良猫屋敷の老人の言葉)
・第18話視聴終了時点
相麻菫のスワンプマン(直訳すれば“沼男”)がシャワー室からケイと会話して正体を告げる・・・という演出がなかなか良い(※シャワーを頭から浴びて濡れた女=スワンプウーマン?)
・第19話視聴終了時点
本作のタイトル“サクラダリセット”の意味が明かされる回。
また、春埼の時間が巻き戻される瞬間、彼女の短い髪がケイに出遭う前の長さにブワっと戻る描写が◎。
・第20話視聴終了時点
浅井ケイの漢字が“恵”と判明。
・第24話(最終話)視聴終了時点
ラストで、“サクラダリセット”続いて“聖なる再生”という字幕が入る。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       河野裕(角川スニーカー文庫 2009年6月-2012年4月)
監督           川面真也
シリーズ構成・脚本  高山カツヒコ
キャラクターデザイン 下山智之
音楽           Rayons
アニメーション制作  david production{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

====================サクラダリセット (2017年4-9月) ==================

 ------- Ⅰ. MEMORY in CHILDREN (3話中の2話) ---------------
{netabare}
  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ OP「Reset」、ED「トナリアウ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第1話 ★ 南校舎屋上への呼び出し、浅井ケイと春埼美空(共に中2)の初会話(4月28日)、「リセット」能力と「記憶保持」能力、相麻菫(すみれ)の謎かけ(正義、善と偽善、アンドロイド捜し、ケイと春埼のこれからの予告)、「能力をコピーする能力」(坂上央介)、菫の自殺
第2話 ★★ 7年前に死ん少女の身代わりの救済(ケイと春埼の初めての協力)、「強制的伝言」(中野智樹)、信頼の獲得、春埼とのキスのリセット、回避できなかった菫の死(9月1日)、2年後(芦原橋高校奉仕クラブへの強制入部){/netabare}

 ------- Ⅱ. CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (2話) ------
{netabare}
第3話 ★ 高1の7月13-15日の出来事、「身体部位強化・対象消去」能力者(村瀬陽香)の猫救済依頼、「猫との情報共有」能力者(野ノ尾盛夏)、マクガフィン、皆実未来の「幽霊」ケイ宅出現
第4話 × マクガフィン盗難、管理局への敵意(村瀬)と疑念(ケイ)、「情報屋」非通知君の素顔、夏祭り(髪飾りプレゼント)、村瀬陽香ギブアップ(ケイの協力者となる) ※展開が強引かつ分かり辛い点が残念{/netabare}

 ------- Ⅲ. ビー玉世界とキャンディーレジスト (1話) -------------
{netabare}
第5話 ☆ 入学式に遅れた少女(「ビー玉の景色に入り込む」能力者(世良佐和子))の救済(4月1日){/netabare}

 ------- Ⅳ. WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (3話) ----------
{netabare}
第6話 ☆ 自称“魔女”のケイ接触(小6時)、管理局創立メンバーの一人「中に入れる写真を撮る」能力者(佐々野宏幸)の能力回復依頼、菫の写真、「未来視」能力者“魔女”との対面(8月10日)、「記憶操作」能力者(岡絵里)のケイ挑発
第7話 ★ ケイと菫の出遭い(2年半前、海岸)、春埼の能力喪失、管理局の影(岡絵里への依頼者) ※ラストで写真の中の世界にケイのみ転送は設定矛盾×
第8話 ★ 春埼の能力回復(ケイのチート成功)、ケイへの写真送付、魔女の望みの成就(8月9日)、ケイの未来(魔女の後継者との再会)告知{/netabare}

 ------- Ⅴ. Strapping / Goodbye is not an easy word to say (1話) --
{netabare}
第9話 ★ 2年前の初秋、リセット行使へのケイの逡巡、春埼のリセット能力発動条件(自ら真に行使を望むこと)、「物質変形」能力者(宇川沙々音 (うかわ・ささね))との出遭い、リセット成功(9月14日)、ケイの望み(菫の救済){/netabare}

 ------- Ⅵ. MEMORY in CHILDREN (3話中の残り1話) ------------
{netabare}
第10話 ★★ ケイと蒲池の出遭い・管理局との契約(小6時)、マクガフィンの意味、菫のシナリオの実行・2年後の再会(再生)(8月30日) ※大きな異変のある注目回{/netabare}

 ------- Ⅶ. ある日の春埼さん (1話) --------------------------
{netabare}
第11話 ★ 春埼と野ノ尾のとりとめない会話、ケイのお見舞い ※日常回として○{/netabare}

 ------- Ⅷ. ONE HAND EDEN (4話) ---------------------------
{netabare}
第12話 ★ 眠り続ける少女(片桐穂乃歌)の夢の中の世界へ(9月23日)、チルチルとミチル、菫の不機嫌、夜のモンスター

  ~~~~~~ OP「だから僕は僕を手放す」、ED「Colors of Happiness」 ~~~~~~

第13話 ★ シナリオの写本を書き続ける野良猫屋敷の老人(9月24日)、世界のシナリオ、管理局対策室室長(浦地正宗)との鉢合わせ、「感情を色で見分ける」能力(索引さん)
第14話 ★ 宇川の箱庭世界破壊、「対象をロックする」能力(加賀谷)、チルチルとの対面(ケイ&春埼)、シナリオ写本407、春埼の望み(成長すること)、ミチルを救う方法
第15話 ★★ 9月23日(3回目)、モンスターの消滅、菫の指摘(ケイがリセットで失ったもの=春埼の普通の女の子としての恋心){/netabare}

 ------- Ⅸ. BOY, GIRL and (4話) ----------------------------
{netabare}
第16話 ★ 二代目魔女と浦地との交渉、芦原高文化祭、ケイと春埼の進展(10月22日)、浦地の計画(咲良田からの能力消去)、翌日の事件
第17話 ★ 能力の連続暴発事件発生、40年前(浦地夫妻と魔女、管理局の発足)、菫の計画着々進行、10月24日、ロックされていた夢の世界
第18話 ★ 浦地の計画進行(津島を使った宇川説得、岡を使った能力剥奪)、「対象の時間を巻き戻す」能力(浦地)、浦地とケイの対立顕在化
第19話 ★★★ 菫のケイ宅来訪(種明かしの約束)、浦地の生い立ち、スワンプマンの本心吐露、春埼の時間巻き戻し(ケイとの出遭いの前へ)、咲良田の能力消去(蒲池の母のロック解除=“サクラダリセット”){/netabare}

 ------- Ⅹ. BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (5話) ------
{netabare}
第20話 ★★ 10月25日、記憶の書き換えられた世界(世界5分前仮説の実現)、普通の恋する少女になっていた菫、ケイの母親との再会、リセット(10月22日) ※春埼の本来のリセット条件(相手の涙)を引き出した点は◎
第21話 ★★ 10分間だけ存在する少女、未来視の能力コピーとケイに委ねられた選択、二代目魔女の逃亡、追い詰められた魔女、チート救出劇成功(咲良田域外への一時逃亡指示)
第22話 ★ 10月23日、岡絵里への協力依頼、能力者のカラオケBOX集合、浦地との対面勝負、蒲池誘拐
第23話 ★★ 車内チート会話、加賀谷説得成功、ケイの能力維持・管理案採用(蒲池の“手帳”放棄)、菫の能力・記憶の回復と本心の自覚
第24話 ★★ リセット前のケイの記憶流入(春埼)、再び夢の世界へ(菫の“2番目に大事な人で納得”獲得交渉、菫と春埼の正面対決~相互理解、菫のアイデンティティ確認) ※ED「だから僕は僕を手放す」{/netabare}
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★★★(神回)1、★★(優秀回)7、★(良回)13、☆(並回)2、×(疑問回)1 ※個人評価 ★★ 4.6


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※以下、取り留めない補足メモ


◆本作の独創性は、スワンプマンのアイデンティティ不安を作中に持ち込んだこと
{netabare}
独創性(オリジナリティ)溢れる作品というのは実際にはまず存在しないもので、ほぼ全ての作品は、それまで発表されてきた様々な同ジャンルや隣接ジャンルの先行作品の色々な要素をあれこれ組み合わせ換骨奪胎し、それに僅かに他媒体や学術部門の著作から借りてきたそのジャンルにとっては新奇となる要素を継ぎ足すことによって、僅かばかりの独創性を付け加えることに成功しているものと思いますし、中には新鮮味ゼロといいたくなるような作品も沢山制作されているように思います。
(※別に「新鮮味ゼロ」の作品が悪い・ダメだ、という訳ではなく、新鮮味はなくても素材の調理の巧さで魅せている作品も多く存在すると思います。念のため。)

・・・で、本作の場合は、現代哲学の分野でしばしば言及される「スワンプマン(Swampman)」という有名らしい「思考実験」を作中に明示的に組み込んだ点が、個人的に斬新で、大きな注目点となりました。

※例えば、あにこれで非常に高い評価をとっている『攻殻機動隊』だと、ある人物がボディを乗り換える場合、彼(彼女)の「ゴースト」(GHOST 文字通り“霊”“幽霊”)が本人の自己同一性(アイデンティティー)を保証するから、こういう問題は生じない、という設定になっていますが、これだと私の感覚では「え?GHOSTの存在を認めちゃうの?それだと、プラトンの「霊―肉二元論」とか17世紀のデカルトの「心身二元論」の発想だな。現代では「心悩一元論」がとっくに常識では?」となって、妙に設定が陳腐な印象を持っていました(※まだレビュー書いていませんが)。

※これに対して本作の方は、本人とは外見も記憶も同一だけど別個体という「スワンプマン」という存在を持ち出し、かつ「ゴースト」みたいな(かっての)本人との同一性を保証する非物質的なモノは一切認めない(※但し、死後に「幽霊」になる能力者は存在する)ことにして、スワンプマンが自己同一性(アイデンティティー)不安に囚われる様子を巧みに描き出したのは、なかなか見事だったと個人的に思っています。

具体的にいうと、本作の第19話(唯一の★★★回)。
ダブル・ヒロインの片割れであり、本作のキー・パーソンである相麻菫(そうま・すみれ)の再成体が、主人公であり視点人物の浅井ケイ宅のシャワー室から、ドア越しにケイに「自分は相麻菫本人ではなく、そのスワンプマンである」ことを告げ、その苦しく切ない心情をぶちまけるシーン。
※スワンプマン(SWAMPMAN)とは、文字通り“湿地(沼)の男”だけど、この菫の再生体も、わざわざシャワーを頭から浴びた“ビショ濡れ女”(swampwoman)の状態で告白している。
※つまり、原作者やアニメ制作者としては、こういう演出を入れることによって、このシーンに特に注目して欲しかったのだと私には思えました。{/netabare}

▲用語説明(wikiからのコピペ)
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1.思考実験
{netabare}
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%9D%E8%80%83%E5%AE%9F%E9%A8%93

思考実験 (しこうじっけん、英 thought experiment、独 Gedankenexperiment)とは、頭の中で想像するだけの実験。
科学の基礎原理に反しない限りで、極度に単純・理想化された前提(例えば摩擦のない運動、収差のないレンズなど)により遂行される。

◎概要
思考実験という言葉自体は、エルンスト・マッハによって初めて用いられた。

思考実験の例としては、古代ギリシャの「アキレスと亀」やガリレオといった古典から、サンデル講義で有名になった「トロッコ問題」、映画『マトリックス』のモチーフとなった「水槽の中の脳」、アインシュタインと量子力学の闘いといった先端科学までわたる[3]。
有名な例としては、アインシュタインが光の速度と慣性系の関係についての洞察から特殊相対性理論に達した考察が挙げられる。

実際に実験器具を用いて測定を行うことなく、ある状況で理論から導かれるはずの現象を思考のみによって演繹すること。
いわゆるシミュレーションも実際の対象を使わない点で共通するが、シミュレーションはモデルを使って行うものであり、少なくとも具体的な数値や数式を用いて詳細な結果を得る。
これに対して、思考実験はよりあいまいで概念的な結果を求めるものを指す。

とりわけ科学史上、特殊な状況に理論を当てはめることによる帰結と、実験を必要としない日常的経験とを比較することによって、理論のより深い洞察に達してきた考察や、元の理論を端的に反駁し、新たな理論の必要性を示すとともに、それを発展させるのに利用されてきた考察を指すことが多い。{/netabare}

2.スワンプマン
{netabare}
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%9E%E3%83%B3

スワンプマン(Swampman)とは、1987年にアメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンが考案した思考実験。
思考などの心の状態や発話の内容を主体がその時とっている内的な状態だけでなく、来歴にも依存するものとして捉える彼の理論への可能な反論として提唱された。
ルース・ミリカンの目的論的意味論などの同じく歴史主義的・外在主義的な志向性や内容の理論への反例としても論じられる。
スワンプマンとは沼 (Swamp) の男 (man) という意味の英語。

◎思考実験の詳細
ある男がハイキングに出かける。道中、この男は不運にも沼のそばで、突然 雷に打たれて死んでしまう。
その時、もうひとつ別の雷が、すぐそばの沼へと落ちた。
なんという偶然か、この落雷は沼の汚泥と化学反応を引き起こし、死んだ男と全く同一、同質形状の生成物を生み出してしまう。

この落雷によって生まれた新しい存在のことを、スワンプマン(沼男)と言う。
スワンプマンは原子レベルで、死ぬ直前の男と全く同一の構造を呈しており、見かけも全く同一である。
もちろん脳の状態(落雷によって死んだ男の生前の脳の状態)も完全なるコピーであることから、記憶も知識も全く同一であるように見える。
沼を後にしたスワンプマンは、死ぬ直前の男の姿でスタスタと街に帰っていく。
そして死んだ男がかつて住んでいた部屋のドアを開け、死んだ男の家族に電話をし、死んだ男が読んでいた本の続きを読みふけりながら、眠りにつく。
そして翌朝、死んだ男が通っていた職場へと出勤していく。{/netabare}
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◆もう一つの注目用語(マクガフィン)
{netabare}
前記のスワンプマンの他にもう一つ、有名な映画監督のアルフレッド・ヒッチコックの造語とされる「マクガフィン(McGuffin)」という謎めいた用語も作中に組み込まれていますが、こちらは、その内容を知れば特にスワンプマンほどの独自性を本作に付与するものではなく、これまでも他の先行作品(※アニメに限らず)に言及例があるのではないか、と思えるものでした。{/netabare}

▲用語説明(wikiからのコピペ)
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3.マクガフィン
{netabare}

マクガフィン (MacGuffin, McGuffin) とは、何かしらの物語を構成する上で、登場人物への動機付けや話を進めるために用いられる、仕掛けのひとつである。
登場人物たちの視点あるいは読者・観客などからは重要なものだが、作品の構造から言えば他のものに置き換えが可能な物であり、泥棒が狙う宝石や、スパイが狙う重要書類など、そのジャンルでは陳腐なものである。

◎概要
「マクガフィン」という言葉は映画監督のアルフレッド・ヒッチコックがしばしば、自身の映画を説明するときに使った言葉である。
フランソワ・トリュフォーによるヒッチコックの長時間インタビュー集『映画術』には、この「マクガフィン」への言及が何度もある。{/netabare}
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投稿 : 2019/09/21
♥ : 23

lumy

★★★★☆ 3.8

理想の主人公。

原作未読です。
放送当時は気にしていなかったのですが、
2クール観終わった方のレビューを拝見すると
どうも観た方が良さそうだったので視聴開始。
これは・・・放送当時に毎週観ていたら
間違いなく脱落していたw
でも、レビューを見てある程度興味があり、
2クール一気に観ることができれば、
とても上質な作品であると思います。

雰囲気は、GOSICKが近いように感じます。
アニメ的なキャラ立ちはGOSICKの方が上手いですが、
会話劇や頭を使うところは、原作によるところが
大きいでしょう。
本作はWヒロインであり、どちらも(中の人を含めて)
魅力的でありますが、
私が本作で一番好きなのは、主人公ですね。
素晴らしい能力をもっていますが、
その能力に引けを取らない頭脳をもっているところが
また良い設定だと思います。
感情の起伏が少ないためキャラとしては目立ちませんが、
現実世界で自分が目指したい理想の人物像ですw

一応、川面監督作品ですが、のんのんびよりから来た方は
作風がかなり違うのでご注意を。
逆に、ココロコネクトが好きな方は意外にハマれるかも
しれません。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 32

74.8 12 ペンギン・ハイウェイ(アニメ映画)

2018年8月17日
★★★★☆ 4.0 (123)
622人が棚に入れました
小学四年生の少年アオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、大人になったときにどれほど偉くなっているか、見当もつかない。そんなアオヤマ君は、通っている歯科医院の“お姉さん”と仲がよく、“お姉さん”はオトナびた賢いアオヤマ君を、ちょっと生意気なところも含めかわいがっていた。ある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか…。アオヤマ君はペンギンの謎を解くべく研究をはじめるのだった。そしてアオヤマ君は、“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身するのを目撃する。ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」“お姉さん”とペンギンの関係とは? そしてこの謎は解けるのか?少し不思議で、一生忘れない、あの夏の物語。

声優・キャラクター
北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹、能登麻美子、久野美咲、西島秀俊、竹中直人
ネタバレ

shino73

★★★★☆ 3.8

私たちはどこから来て、どこへ行くのか

森見登美彦原作、制作スタジオコロリド。

石田祐康監督、待望の初長編作品。
ひと夏の不思議な体験を鮮やかに描く、
心弾む思春期ファンタジーの傑作であろう。

主人公アオヤマ君は研究熱心で、
世界の不思議に興味津々、
日々学んでは知の探究に励む。
少年特有の好奇心と冒険心も旺盛で、
気になるお姉さんのおっぱいにも、
多大な関心を持つどこにでもいる少年だ。
突然広場の空き地に現れたペンギンたち。
少年の一生忘れる事のできないひと夏が始まった。

少年の視点で描かれる素晴らしい演出、
世界や異性に対する戸惑いと妄想こそ、
どこにでもある思春期の原風景なのだ。
ペンギンハイウェイとは何であろうか!?
{netabare}それは人が歩む進化への道であり、
つまりは思春期から大人になるための道標だ。{/netabare}

ここでは2つの世界が衝突している。
{netabare}折りたたまれ亀裂が生じた「世界の果て」と、
成長の儀礼として少年が歩む「内的世界」だ。{/netabare}
僕はどこか村上春樹「海辺のカフカ」を想像する。
あちらの主題は「アンチオイディプス」である。

移ろいゆく記憶を「夏」という季節に見出す。
少年に習い1つの仮説を立てよう。
それは美しい等式、解けない「夏」の方程式。
これからどれだけの冒険をして大人になるのだろう。

僕たちは幾つになっても道の途中なのだ。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 43

lumy

★★★★☆ 4.0

本当に森見原作?

原作未読です。
他の森見作品は、小説をいくつか読んだことがあり、
四畳半・夜は短しも視聴済みです。

本作は、森見作品とは思えない程さわやかで、
利口な主人公ですねw
そして舞台が京都でもありません。
それでも、ところどころ森見節が垣間見えて、
やっぱり森見作品なんだと再認識しました。

そして、本作の見どころは豪華なスタッフ陣でしょう。
新進気鋭の石田監督を筆頭に、
森見作品の脚本を務めてきた上田氏、
主役級は女優さんですが、脇を固める声優陣が盤石の布陣であり、
主題歌は宇多田ヒカルと、安定感のある内容となっています。
そして、EDロールをみて驚いたのですが、
佐藤順一氏がクリエイティブアドバイザーとして参加しており、
この何とも言えない爽やかさに合点がいきましたw
(雀犬さんが亀井演出を危惧されていますが、
個人的には、佐藤氏で歯止めがかかったと思っていますw)

ストーリー重視の作品ではありませんが、
全体のレベルが高く、バランスの取れた良作です。
映画館で観て損はありませんよ。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 28

けみかけ

★★★★★ 5.0

史上最高のおねショタSF映画!もりみー原作が苦手な人にこそ観てもらいたい!

『四畳半神話体系』『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』のもりみー(森見登美彦)の新境地を『陽なたのアオシグレ』『台風のノルダ』の石田祐康と新井陽二郎のタッグが描いたジュブナイルSF


とある郊外の町が舞台
10歳にして勉強や研究に熱心な好奇心旺盛で達観した思考を持つ少年、アオヤマ
ある日、海も無い町中に唐突に大量のペンギンが出現したのを目撃する
アオヤマ少年と友人はすぐさまにペンギンの出自を探す探検に出るが謎は深まるばかり
その後アオヤマ少年はその達観視した口調が災いし、クラスメートのガキ大将と衝突してしまう
そのピンチを彼が淡い恋心を抱く近所の歯科衛生士の“お姉さん”に救ってもらう
アオヤマ少年がペンギンの謎を追っていることを知ると“お姉さん”はジュースの缶を宙に放り投げた
すると彼女が投げたジュース缶が突然ペンギンにメタモルフォーゼした
「この謎を解いてごらん、君には出来るか?」
かくしてアオヤマ少年は“お姉さん”とペンギンの関連を探り出そうとするのが…


まず一連のもりみー原作の多聞に漏れず、達観視した上から目線な主人公による一人称が主軸となっているのですが、早合点するなかれ
もりみー原作でありながらも畳み掛けるような喋り口調でまくし立てる作品ではないのです
主人公が落ち着いた少年であるという点や、アオヤマ少年を演じた北香那の感情を殺した芝居、そして全体的に間を大切にしたテンポ感を含めて、どちらかというととてもゆったりとした時間が流れる作品になっています
かつ暑苦しい青春モノでなく、もっと爽やかなジュブナイル作品というのも手伝っていますから「もりみー原作はちょっと…」という方にこそチェックしていただきたいところです


この辺りの演出、石田祐康率いるスタジオコロリドの若いスタッフが中心となったことも大きいと思います
少年の、自覚なき恋心を大切に描いていますし、その一方で少年が“お姉さん”に興味を抱くキッカケが“お姉さん”の豊満な「おっぱい」というのがエッチでコミカルでとっつき易いです
また、過去作の様にスタジオコロリド内製が強いのかと思いきや、流石に初の長篇ということもあって亀井幹太監督が演出処理を買って出る、佐藤順一監督がクリエイティブアドバイザーとして参加する、等これまでのコロリド作品とは規模の違いを感じます
一言で言うなれば、これまでのもりみー原作アニメが若者向けな文学作品だったのに対し、今作は老若男女広く、もっと言えばファミリー路線にも喰い込める、本当の意味でのエンターティメントに振った作品に仕上がっていると言えましょう
今日までコロリドを見捨てなかったフジテレビにはよくやった!と言いたい


ところでもりみー原作といえば【いまいち何を考えているのかわからないヒロイン】の存在でありますが、今作の“お姉さん”もまたもりみーヒロインであることに変わりありません
彼女のイヤラシさの無い奥ゆかしさを、蒼井優が見事に演じきっていてコレにも拍手です
キャスティングは完璧で、いわゆる大人の事情なども感じさせません
それは主題歌に起用された宇多田ヒカルの「Good Night」も同じで、まさにこの映画の為にある一曲と言える楽曲です
エンドロールで程よい余韻に浸れることを保証いたします


また、途中で『台風』が来たり、『坂のある町を駆ける』のは思わずコロリド作品ファンには笑みがこぼれてしまうところでしょうw
コロリドにとっては今作が初の長篇にして、1つの記念碑となった、のではないしょうか?
まあ細かいことは置いとくとしても、とかく【おねショタ】っていうジャンルは本当に尊いと思ったのがオイラの本音ですよw

投稿 : 2019/09/21
♥ : 16

計測不能 13 戦×恋(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
人類に迫りくる悪魔を迎え撃つ9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)彼女らの原動力は1人の高校生との“恋”だった――――「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲に怯えられ、上手く他人と関わることができない孤独な高校生・亜久津拓真。一人の少女を助けたことをきっかけに、悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)の恋人となって育て、人間界を守ってほしいと頼まれる。その方法は…戦乙女と“恋(イチャイチャ)”をすること!!9人姉妹と恋人契約を結んだ拓真は彼女らと一つ屋根の下で暮らし、様々な濃いミッションを乗り越え、彼女らを戦いへ導くことに…恋が世界を救うことを証明せよ!戦乙女(ヴァルキリー)、発動――

88.6 14 狼と香辛料II(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2773)
14819人が棚に入れました
旧作からキャラクターデザイン担当と制作会社を変更しつつ、続編として制作された電撃文庫の人気ライトノベル原作アニメ第二弾。ホロの故郷を探すロレンスとの旅は、いつ果てるともなく続く。そんな彼らは道中で若き商人アマーティと出会うが、彼は清楚な修道女の振りをしているホロに一目惚れしてしまい、ロレンスを相手に彼女を身請けするよう持ちかけてきた。そんな折、些細なことで仲違いしてしまったホロとロレンス。あろうことか、ホロはアマーティに知恵を貸しているらしい。楽しかった二人の旅もこの地が終着点になってしまうのか? 原作の長編2作を映像化。アニメシリーズの前作は活劇要素も多彩だったが、今回はより会話劇と商取引の駆け引きに特化した内容となっている。

声優・キャラクター
小清水亜美、福山潤、千葉紗子、小山力也、笹島かほる、渡辺明乃、朴璐美、内田夕夜、豊崎愛生

さとろー

★★★★★ 4.4

前作に続き劣化なし

なにげなくなく見始めたこのシリーズ。

とても見やすいアニメであるが、かと言って単純なストーリーなわけでもなく全体的に評価できるアニメだと思う。

普段私の持論として高い評価のアニメにレビューは必要ないと思っていた。
なぜなら、人は結局失敗しなければ満足できるのである。
低い評価(または普通の評価)をだしたものがレビューを書き、作品をダメだしし、そしてそれをみた人がそのレビューをもとに失敗しないよう吟味する。
そういうものであると考えている。

今回この作品にレビューしようと思ったのは、高い評価をだしつつもどうしてもダメだししたかったからである。
ひどく個人的な書き込みなので、特にこのレビューを見る価値はないかもしれない。
レビューを見るために使った時間を返せ!といわない心優しい紳士だけ続きを見ることを願う。

私が不満を持っているのはこの作品のラストである。
最後の最後だけ抜けているような、最終話一歩手前のような状況でこのアニメは終わりを迎える。
RPGに例えるなら、細かいストーリーは終わり、あとはラスボスを倒してハッピーエンドを迎えるだけだ!!!って所で「冒険の書1」が消えてしまうようなものである。

それがベストな終わり方でグダグダにならずすっきりしているという人もいると思うが、すっきりして眠りにつきたい私としてはなんともお預けをくらったようでおもしろくない。

でもこのアニメが私にとってとてもおもしろかったのは自分の満足感から変えようのない事実であるため評価は高くせざるを得なかった。

このアニメを見ようと思っている人はわっち、、、じゃなかった私のレビューではなく、他の人のレビューを見ることを推奨する。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 6

こたろう

★★★★★ 4.1

大人用の最強萌えアニメだと思います

前作同様、イチャイチャぶりを見て悶えるアニメです。


エピソードの本筋は商売の話が中心ですが、2エピソードしかなく、ちょっと説明不足というか急ぎ足すぎて頭脳戦の醍醐味が薄かった感じです。
ラストももう少し盛り上がりが欲しかった。
まぁ商売の話もラブラブのための肴なんですが。


それよりも、何よりも、やっぱり特筆すべきはホロの可愛さです。
動きがすっごく可愛い。
耳や尻尾での感情表現がとても丁寧に描かれていて、ちょっとウィットな会話中にも「あ、喜んでる」みたいなのが判ったりして魅力を引き立ててます。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 20

大和撫子

★★★★☆ 3.8

尻尾振り振り可愛い!

1期同様非常に面白い作品でした。

◆この作品の概要は・・・
1期の続きとして、ホロの故郷を探すため北に向かうお話。
今作ではエピソード0+12話で構成され、前半と後半とで大きな2つのエピソードに分かれて展開される内容となっております。
1つのエピソードが6話分の話なので非常に濃い内容になっていました。
しかし、商売の駆け引きのわかりづらさは相変わらず・・・。

◆この作品の見どころは・・・
ズバリ、ホロを失ってしまうかもしれないというハラハラ感でございます!
1期では主に商売の話で絶望になったり、生命の危険があったりといった展開でした。
しかし今作では、商売の損得よりもホロを失うか否かの心情が強く描かれていて非常にヤキモキさせられました。
お金よりも大切なものがあるものですよね・・・。

◆もうひとつの見どころ・・・
やはりホロの可愛らしさです。
近年の美少女アニメには決してない、視聴者のツボを抑えた可愛らしさ。
悲しい時には獣耳が垂れ、嬉し時には尻尾フリフリ、興奮した時には尻尾が逆立つ。
この辺の描写は1期以上によく描かれていて、思わずギュ~と抱きしめたくなるような気持ちにさせてくれました。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 44

89.8 15 君の名は。(アニメ映画)

2016年8月26日
★★★★★ 4.2 (2095)
8675人が棚に入れました
新海誠監督による長編アニメーション。

千年ぶりとなる彗星の来訪を一ヶ月後に控えた日本。
山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。
町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。
小さく狭い街で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会へのあこがれを強くするばかり。

「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!!」

そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。
見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の町並み。
念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。

一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も奇妙な夢を見た。
言ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。

繰り返される不思議な夢。そして、明らかに抜け落ちている、記憶と時間。
二人は気付く。

「私/俺たち、入れ替わってる!?」

いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、現実を少しずつ受け止める瀧と三葉。
残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、時に相手の人生を楽しみながら、状況を乗り切っていく。
しかし、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。
入れ替わりながら、同時に自分たちが特別に繋がっていたことに気付いた瀧は、三葉に会いに行こうと決心する。

「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」

辿り着いた先には、意外な真実が待ち受けていた…。

出会うことのない二人の出逢い。
運命の歯車が、いま動き出す

声優・キャラクター
神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子、悠木碧、島﨑信長、石川界人、成田凌、谷花音
ネタバレ

Progress

★★★★★ 5.0

夢の儚さを越えて二人は繋がる。

見終わった後、私は夢から覚めて、まどろんだ時ようなな気持ちになりました。

あのシーンの背景が良かったとか、あそこのスピード感が最高だったとか。
でも、その記憶は、強く「覚えていよう」と思い、まるでこれは面白い夢から覚めた時と同じじゃないかと。

でも、人の記憶は曖昧で、全ての良いシーンを覚えておこうと思っても、次第にディテールが失われていきます。
やがて夢の記憶は、「面白い夢をみた」に代わり、そして夢をみた事をも忘れていく。

時間に対して夢の中の記憶はあまりにも儚い。

この作品はそんな弱い繋がりで繋がった瀧君と三葉の物語です。



感想
{netabare}

【演出】
二人の入れ替わり生活が始まるときに曲が入り場面の切り替わりのスピード感は新海監督らしい演出。

二人の入れ替わり生活とは別に強く印象に残っているのは
時間が100倍速になった感じで都会の光や信号が光を放つシーン。
これは時間の経過を示しているのでしょうが
その綺麗さが強烈に印象付けられました。

また、夢の中の出来事という作品の設定のように
幻想的な美しさが視聴者を夢と現実の境界線に引き込んでくれます。

三葉の人生が瀧に見えたときのシーンもグッと来ました。何でだろう?
人の生き死にに涙もろいのかな。
あのシーンは母親との直接的な繋がり(へその緒)や親との別れ、家族の濃い「人と人の繋がり」を感じてしまったからでしょうかね。

【展開】
「瀧君、覚えてない…?」という三葉のシーンは本当に胸が痛くなりました。
3年後の瀧君にとってはずっと前から繋がっていた。三葉にとってはようやく繋がった。
だけど瀧君はこのときはまだ知らない、三葉は不審そうにこちらを警戒する瀧君に思いを伝えられない。
「二人が会えた」「繋がった」という嬉しさと同時に
勇気がでずに思いを伝えられない三葉の姿に自分を重ねてしまいました。



【キャラ考察】
瀧君がクレーターの上で君の名は!と涙ながらに叫んだ気持ちがわかってしまう。
大切な人に会いたいと、思いが募ると、苦しくて、吐き出したいなにかが心のなかにたまってきて、自然と涙が出てくるんですね。

三葉の境遇について
母親を幼い頃に亡くしていて、それをきっかけに父親が神職をやめて離ればなれとなっています。
離れて暮らしながらも、政治というなにかと目立つ仕事をしている父親のせいで
学校で本人の意思とは関係なく少し浮いてしまう三葉。
そんな狭い村社会に嫌気が差してどこかに逃げたい気持ちでいる時に起こる入れ替わり。
三葉にとって入れ替わりは逃避になり得た(まさに夢に逃げる)のですが
突然終わる入れ替わりは、夢の終わりであり、それは自分の逃げ場所がなくなったともいえます。
夢の続きが見たくて。そういう気持ち(逃避)、わかります。
東京にいるはずの瀧君に会いに行き、あの日々の続きがみたい。
でも、せっかく会いに行ったのに瀧君は三葉のことを知らなくて、繋がりの喪失を感じてしまった。
(ですか、ここで過去と未来を繋ぐ糸を渡したシーンの懸命さや、その糸が忘れかけた瀧君と三葉を繋げてくれた意味を持つアイテムであることの重要性が「繋がった!」と嬉しさを感じさせます)

その後の三葉の行為は、瀧君への思いをたちきりたくての髪を切る行為だったのでは。(切るということは思いや繋がりをたちきりたいための行為?)(夢の終わりが夏祭りの近くの日、つまり、一般的には夏の終わり近くです。夏の終わりの儚さと夢の終わりの儚さをかけているのではないでしょうか)

また、三葉が夏祭り前に暗い部屋で涙を流すシーンには、喪失感を感じ、失恋等のなにかを失う出来事を思わせました。


その後の彗星の衝突により、三葉は現実の問題と向き合い乗り越えることができました。
瀧君の残した「すきだ」が現実と向きあう最後の勇気をくれたのかもしれません。

そして、瀧くんにとっては、一生忘れられない体験であり
忘れられない繋がりだったのではないでしょうか。
それが記憶がなくなっても四年後も繋がりを求めていた理由かもしれません。
忘れたくないと思っても忘れてしまう、だけどどこかでおぼえているその繋がりのことを。
だから、これはなくなってほしくないという、繋がりの肯定なのではないかな。
【美術】
新海監督の作品は見たり見なかったりなのですが、背景の綺麗さは今作もすばらしかったです。
田舎のゆったりとした風景にはそこに溶け込めそうな気分にさせてくれました。まるで、その場所が自分の帰る場所のような。

都会の朝の風景はどこか孤独だけどエネルギーを感じます。
夕方の忙しそうな風景には少し寂しさがあって、早く帰りたいな、そんな気持ちにさせてくれます。

季節感も夏に始まり、春に終わるという、季節ごとの綺麗な風景を描いてましたね。

最後に桜さく路地の階段で二人が出会うシーンも、優しさと暖かさをリアルに感じてとてもよかったです。


【記憶が失われる設定について】
多くの人がここについて指摘してきました。
ですが、私はレビューの最初に書きました通り、夢だから、でストンと納得しています。
作中で夢をフォローしているシーンがあるのは覚えていますか?
三葉の祖母が三葉(瀧くん)に「三葉、お前、今夢を見ているな」と言う印象的なシーンです。
また、三葉も「夢の中で見たあの人の名前が思い出せない」と言い、友人を困惑させます。
それはそうでしょう。普通のひとはそんなことを非常時でも平常時でも口に出したりしません。
共通認識として「夢の中の内容は忘れやすい」ということがあるからです。
ですので、スマートフォンの中の日記が消えていくあの表現や、
二人が御神体のクレーターで出会うシーンが、
夢と現実の境界線が曖昧な時間や場所を表現していて
見た人間も、夢と現実の境界線にいるようなそういう作品だと思っています。

【朝、目が覚めるとなぜか泣いている】
印象的な導入のセリフです。
二人の繋がりを失ってしまったことを自分の中のどこかが泣いている。
そして、それにとりつかれているようになってしまっている。
私はそうやってどこかに繋がりを探すような感情を現す言葉は知りませんが
自分のどこかに、よく似た感情があると確信があります。
それが、私の心にズキズキとした胸騒ぎを起こしてくれます。

【総評】
色々書きましたが、瀧君と三葉のような10代の気持ちや考え方を上手く描いています。
君の名は。でとめていますが、これは相手への問ですよね。
相手の名前を知らないからこそ尋ねる(訪ねる)。
そして相手の事を知りたいからこそたずねる。
相手の事を知りたいという感情をエネルギーにして伝えてくる作品でした。

また、人と人の繋がりを感じる、もしくは、心の中のどこかにあるつながりを求める感情を肯定する物語だったとまとめさせていただきます。

【蛇足】
三年前の瀧君と三葉が東京でであったとき、二人の糸はどう繋がったのか、一瞬はまりかけました。
二人の糸は絡みあって大きなわっかを作った。そんな思いです。でも始まりはどこかよりも、今と未来の彼らが気になって(笑)

キービジュアルの瀧と三葉が東京の坂で振り返って見つめる絵って
ラストの5年後の二人を、であった頃の高校生の姿に置き換えているのかも?
これが「出会い」の絵なのか「再会」の絵なのかちょっと気になって面白い。

幻想的で儚さのある二人の奇跡の繋がりと、現実の繋がり。
ラストで二人の繋がりを現実の繋がりにすることで生まれる嬉しさ。
なぜだろうか?多分、二人が求めていたその繋がりは、人間が奇跡を信じたい気持ちの肯定だからでしょうか?

{/netabare}

ストーリー考察?(繋がりを軸にストーリーを考えてみました。)
{netabare}
三葉の祖母が、糸に例えて人と人の繋がりを話しました。繋がって、絡みあって、離れて、近づいて、また繋がっていく。その繋がることを結びという。

瀧と三葉の関係もまたそうでした。夢で繋がって、入れ替わりを繰り返して二人の糸は絡みあう。
入れ替わりは突然になくなる。突然糸が切れたように。
三葉のいる場所は時間を越えて遠く離れた場所だった。
真実を目にした時、三葉との思い出は一瞬で消えていき、崖から突き落とされたようなスピードで二人の距離は離れていく。(二人の距離が明確に離れていくことに儚さや悲しさを感じました)
でも、瀧は「そこにいかなくちゃいけない」という自分でもわからない使命感に押され御神体のある場所へ
三葉のいるかもしれない場所へ近づいて行く。(確信のない行動です。しかし、そこには記憶という曖昧な繋がりよりも、もっと深いところでの繋がりを感じます)

そしてまた入れ替わり、二人はお互いを自分の体で出会う。
今まで顔を合わせて話したかったことをいいあって、笑う。(ようやく、もがいてもがいた結果、出会えたという喜びを感じます)

互いの姿が見えなくなって、名前を忘れた瀧は叫ぶ。
「君の名前は!」忘れちゃいけない大切な人を思い出せない苦しさで一杯になる。(本気で相手の事を求めるシーン、記憶がなくなっても、もっと深いところからの欲求です)

名前は思い出せない。でも誰かが大切なことは覚えてて
誰かが思ってくれていることが「すきだ」という言葉からわかる。だから三葉はやりとおせた。

そして時が流れ、あの時間の記憶もなく、あるのはかすかな心残り。
どこかに大切な繋がりがあるような。

冬が終わり春が来る。
二人はまた近づく、自分の中の心残りの先にある繋がりを探して。
そして出会い、ずっと探し続けてきた繋がりだと信じて問いかける。「君の名前は」。
(最初のシーンと繋がる。どこかに特別な繋がりがあるという不思議な感覚。ラストはなんとなくわかるという感情の肯定が、とても心地いい)
{/netabare}


2018年1月3日 地上波放送を見て。
{netabare}
本当は追記する予定はありませんでした。
でも、見たら、自分の中に生まれた何かを書きたい衝動を抑えられなくて、
書こうと思いました。

今回の再視聴で感じたのは、
繋がりが消えることの悲しさでしょうか。
どこか身近に感じていた、繋がりの断絶。
私が繋がりの断絶を感じたのは、福島なんですが、
レビューを社会派にする気はないので詳細は伏せます。

それは、人間の営みの断絶であったり、人の関係の断絶。
繋がりが消えてしまうことへの悲しさ、つらさ。
そういったものが多分糸守町の消滅、三葉と瀧の入れ替わりの終わり、
そういった作品世界の出来事から、私はいつも感じていたこと、
繋がりの断絶を感じていました。

繋がりの断絶と同時に、繋がりを求める声も同時に感じました。

三葉が瀧に会いに東京に出た時も、瀧が三葉の名前を忘れて叫んだ時も、
繋がりを求めるその行動、その思いが、私には、
無くした繋がりを取り戻したい気持ちを感じて、
どうしようもなく、泣いてしまいました。
(すこし安っぽい表現ですが、実際少し泣いてます。
多分泣いた理由は、登場人物達と同じ理由で、
繋がりを求めたから、でしょうかね。
多分これが、共感何でしょうね。初めて実感出来たかも)

こんな瀧君のセリフがありました。
「今はもうない街の風景に、何故ここまで胸を締め付けられるのだろう」
心のどこかで糸守に繋がりを感じている瀧君。
私も、どこかで知らない街の知らない人の営みに、
繋がりは感じないまでも、営みの中にある繋がりを見て、
親近感を感じたりするのです。
それは人と人の繋がり、人と土地の繋がり、繋がりの中で生まれた営み、
そういったものを、私は求めているのだろうし、
大切にしたいし、失いたくないと思うのです。

だから、この作品を再視聴して、このレビューは、
完全に私の感想であるのですが、
私が求めていた繋がりを描いてくれているし、
私が恐れている繋がりの断絶も描いてくれている。

だから、私は、この作品が好きなんでしょうね。



{/netabare}

投稿 : 2019/09/21
♥ : 133
ネタバレ

shino73

★★★★★ 4.3

世界はきっと美しい

売り上げや動員数ばかり、
話題になりますが、
映像クリエイターからすれば、
青春期というものは創作の大きな源泉です。
初々しくも華やかな青春を、
美しい風景とともにまとめ上げた手腕は、
評価に値すると思います。
多くの大人達もどこか自分に合わせ、
追体験できたのが大きかったのでしょう。
大事な人、忘れたくない人、
僕たちにも想い出はあるのですから。

少年少女は生きる上で、
「喜怒哀楽」の純度が高い。
強く生きること深く愛すること。
その一瞬をフィルムに収める。
少女の全力疾走はいつだって感動しますね。

糸守町の歴史と組み紐の教え。
宮水神社に伝わる伝統儀礼。
{netabare}夢の中で入れ替わった2人は、
不思議な体験を通じ心の距離を近づける。{/netabare}
古来より継承されてきたものが出逢う引力となる。
素敵な出逢いが訪れますように。
これは星が降った日の奇跡の物語。

眼差しは低く、志は高く。
留めておくのが難しい美しい一瞬を、
美しいと感じれる自分がまだいて良かった。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 136

scandalsho

★★★★☆ 3.8

作画はきれいだった。もの凄く!だけど・・・、

物語としては、『見終わった後に何も残らない作品』という印象。
個人的には『この世界の片隅に』、『聲の形』の圧勝だな~。やっぱり。

様々なSF要素の詰め合わせは、アニメ初心者には斬新に見えるでしょう。
だけど、私には目新しさよりむしろ、矛盾とご都合主義が気になってしまう。

普段アニメをあまり見ない人たちがこぞって見に行った結果が、空前の大ヒットなんでしょう・・・。
まあ、私のようなアニオタがこぞって見に行ったくらいでは、あそこまでの大ヒットにはならない。
『素人をいかに取り込むか!』
この部分に特化した作品ということなのでしょう。

最後に。
やっぱり声優はプロの声優さんに任せるべきだと思うんですよ!
誰とは言わないけど、ひどい人がいた!

投稿 : 2019/09/21
♥ : 105

79.3 16 うたわれるもの(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1386)
8251人が棚に入れました
ここではないどこか、今ではないいつか。
時は戦国時代。国は分かれ争い、民草が飢え苦しむ時代。ある山奥ののどかな辺境の村に、瀕死の怪我を負った男が運び込まれた。
彼は村人に助けられる以前の全ての記憶を失っておた。新たに『ハクオロ』という名を村長から授かった彼は、村の生活を豊かに発展させ、村を襲った災厄を退け、村人達の信頼を勝ち取ってゆき、既にこの村の無くてはならない家族となっていた。しかし戦乱と貧困の風は、この平和な山村にまで吹き付け、人道に反する重い税を押し付けた藩主に反発したことが原因で、村人に強く信頼されていた村長が殺害されてしまう。
ハクオロの中に生まれた、深く静かな怒り。ハクオロは指導者として謀反を起こし、暴虐の限りを尽くした圧制国家を打ち崩して、新たな国トゥスクルを建国する。
戦いは終わったかに見えたが、まるで何らかの作為が働いているかの如く、次々とトゥスクルとハクオロの元に戦の業火が降りかかる。ただ平和だけを望む自分の存在や行動が、結果的に戦渦を広げている事に苦悩するハクオロ。しかし、もはや彼に逃げ道は何処にもない。人の身には余る知識と知略、積み重なっていく重責と不条理な現実。そしていまだ深い霞に隠されたままの自分自身の正体。
多くの苦悩を抱えつつも、ハクオロはトゥスクルの『皇』として、いまだ終わる兆しの見えない戦争の日々に身を投じる事となる…。

声優・キャラクター
小山力也、柚木涼香、沢城みゆき、京田尚子、桐井大介、中原麻衣、渡辺明乃、石川ひろあき、ゆきのさつき、浪川大輔、小山剛志、大原さやか、釘宮理恵、田中敦子、三宅華也、吉野裕行

チュウ

★★★★★ 4.8

独特な世界観が個人的に好きです♪

あの昔ながらで独特の世界観好きです!
個人的には原作よりもアニメの方が良い感じがします!
エロゲが原作の、この作品ですがエロ要素は一切無し!!
エロゲ作でエロを取り入れない=シナリオが素晴らしく、
十分勝負できる内容であることの裏づけだと言っても過言ではない内容です!!

また、音楽関連は完璧です!Suaraの歌唱力も素晴らしいですが、
挿入歌の入れどころなども非常に良い!!また、あの世界観を再現する独特の曲調やサウンドが素晴らしい☆

シナリオに関しては、スピード感があり、話がどんどんと進んでいくため、飽きを感じさせないです!
唯一の欠点は、地名や人名を舞台であるアイヌのものを使用しているため、
なかなか馴染みがなく、結構覚えにくい点のみ!

キャラに関してはエルルゥ・アルルゥを中心に個性的な良いキャラ揃い!!
そしてまた、感情の起伏を表情や言動で感じられるため、
その分凄く感情移入しやすく、物語に深く入り込めます!!
特に【沢城みゆき】演じるアルルゥは本当にヤバイ!!!!
トゥスクルが亡くなった時の、アルルゥの泣く姿は本当に強烈でした!!

個人的にはほぼ満点の作品!!是非、オススメしたいアニメの1作です!!

投稿 : 2019/09/21
♥ : 66

うっきー星人

★★★★☆ 3.7

シミュレーション戦争RPGみたいにどんどん仲間が増えていく戦争アニメ

タイトル通り
どんどん仲間が増えていって、ただの村からどんどん勢力が拡大していきます(ここが一番の見所!)
シミュレーションRPGっぽい内容、萌え要素<戦争で戦争を本格的に頑張っていてなかなか面白かったです
主人公も意味も無く惚れられるハーレムアニメと違い、しっかりとした王様らしさ+魅力が出ているので、ここも評価高め

「物語」
エロゲ原作と聞いて期待はしていなかったけど、戦争の雰囲気が出てて結構面白かった

「作画」
汚い時もあるが、この年度ではそこそこ頑張った方

「声優」
割と豪華です、くぎゅうううもいますw

「キャラ」
キャラが沢山いるのにくどくも無く、うまく使いこなせている。戦争アニメは色んな人の視点から見れてこそ良いですね

投稿 : 2019/09/21
♥ : 2

うぃず

★★★★★ 4.6

ああんっ!?

「偽りの仮面」から遡ってこちらを視聴しました。

まずは忘れちゃいけない事。
このアニメは史実に基づいた戦記物じゃないんです。
あくまでSFファンタジーなのです。

そして元はアダルトゲーム....なのですね。笑

「偽りの仮面」だけでも十分楽しめたのですが、
こちらを観ておいた方が「うたわれるもの」シリーズが持つ世界観がより深く伝わると結果として感じました。前半日常パートが多めだった「偽りの仮面」に比べると、こちらは戦闘シーンが多いかな。とはいえ、全26話はちょっとした長期戦。皆さんガンバですっ!

まず「ギャグ」パートや「ムフフ」パートも「偽りの仮面」に比べるとかなり少ない事に気付かされます。一方で戦闘シーンに対しての描写はこれでもかって位に細かいのです。これには思わず観入っちゃうほど。キャラクターデザインに多少時代を感じさせますが、そこはすぐに慣れちゃうと思うかな。(クオン調に)

前述、多数を占める戦闘シーンで表現されるグロ描写に関して、このアニメがいかに写実的で真摯に作られていた事を窺わせると同時に、規制の緩さには時の経過を感じさせられました。当時、夕飯時の18時半にオンエアーされていた事を考えると、たった10年で規制というのはだいぶ厳しくなったのですね....うーん、私だったらハンバーグ食べられないわ。笑

ふとした事で一国の主となった主人公「ハクオロ」と魅力的なヒロイン達との交流に、時に笑顔、時に同情?笑、時にホロりと、一方で近隣諸国で起こる避けたくても避けられない(いわゆる民族間の)問題に、苦しみや怒りを表す姿に気付けば感情移入していました。細かなキャラクター設定や綿密な心理描写、そして声優陣の演技の素晴らしさにその理由が挙げられると思います。

後半の超展開にはウッカリ感極まってしまいました。

あ、OVA版は進化の過程といいますか....いやそこはポジティブに。笑
キャラクターデザイン含めてだいぶ変わっています。
とはいえやっぱり面白いのです。
見える所も見えます。(男子目線)

でも、どちらかと言えばDVDに収録されたショートEPの方がアホ度MAXなコミカルさで好みかな....笑いが止まりません。

そうそう、「あにこれ」の「うたわれるもの」TOP画像に写る男性は主人公では無いですからね~笑

-----------------------------

それにしても、これを観終わってから「リトルバスターズ」の一挙放送を観始める気力が全く無いのですが.....これも気合いが必要だなぁ。笑

投稿 : 2019/09/21
♥ : 16

62.3 17 ユリ熊嵐(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (472)
2136人が棚に入れました
あるとき、宇宙に浮かぶ小惑星「クマリア」が爆発し、その破片が隕石となって地球に降り注いだ。するとこれに呼応するように地球上の全てのクマが突然凶暴化し人間を襲うようになる。かくして人間とクマの長い戦いが始まり、いつしかお互いへの憎しみから両者を隔てる「断絶の壁」が築かれた。
そんなある日。人間側にある「嵐が丘学園」に百合城銀子と百合ヶ咲るるという2人の転校生がやってきた。だがこの2人、その正体は「断絶の壁」を越え、人間に化けた「人食クマ」だったのだ。

声優・キャラクター
荒川美穂、生田善子、山根希美、諏訪部順一、斎賀みつき、山本和臣、小倉唯、悠木碧、小清水亜美、日笠陽子、井上喜久子、遠藤綾
ネタバレ

noindex

★★★★☆ 3.2

幾原監督が感じてきた「透明な嵐」とは?

またピングドラムみたいなギャグっぽいアニメなんだろうかと思ってたら、最初からずっとシリアスな話。ファンシーな絵柄に反して、ドロドロした百合の愛憎のもつれから人と熊が殺しあって犯人を探す話だった。

{netabare}5話まで見て…
銀子は紅羽が好きで、紅羽は死んだ純花を想い続けていて、るるは死んだ弟が好きで…(百合じゃないの?)
このみや蜜子はさっさと殺されて退場、薫はチンケな悪役…。
いったい何を見せたいんだろう?
前のピングドラムは終わりの方は意味不明だったけど、晶馬と苹果のラブコメギャグや陽毬をめぐる三角関係は見ごたえあったし、ユリと桃果の過去の話は神回だった。
生存戦略~もユリ承認よりずっとウケてたしね。
このままグダグダで終わるんだろうか…。

6話でいくつか新事実が分かる。薫は誰かに唆されている(ユーリカ?まさか、銀子に協力している動機がよくわからないるる?)
そして銀子は純花が食われるのを黙って見ていた。
このアニメ、過去の回想ばっかりで、なんかキャラが描けてないんだよな。
ピングドラムは逆にストーリーは適当でキャラを描くことばかりやってたが、まだピンドラのほうが良かったなぁ。

7話で薫が死んでしまった。黒幕はユリーカしかないよな。
銀子の傍観していた罪がるるにばれて…
ユリーカの目的と動機は何なんだろう?紅羽にスキを諦めさせることだろうけど。動機は紅羽の母親に恨みでもあるのか。

8話。ユリーカが黒幕なのは順当で、レズ愛から子供の紅羽を逆恨みして嫌がらせをしていたのも、まぁそんなとこかといったところ。
紅羽の母親って結婚と出産やけに早いな。つーかユリーカはこんな壮大な復讐をするくらいなら紅羽の母親の相手の男を殺してしまえば良かったじゃん。
それともこの世界の子供は処女受胎で生まれるのか!?
るるが最後に銀子を裏切ったのは、自分が銀子に見捨てられたと思ったからだろうか?

9話。ユリーカはるるが銀子を好きなのをどうやって知ったんだろうな…。
それにしても蜜子エロすぎ!なんで銀子と一つになると好きを証明できるんだ…クマダ~ク~
ユリーカが死んでこれからどうなるのか…紅羽と銀子とるるの三角が話のメインに?

10話。あまり話が進まなかったような…終盤から出てきた蝶子が最大の敵になっているという構成がなんか盛り上がらんのかな。ユリーカに比べると役不足。
最後、人間の紅羽がユリ裁判を受けることに。人間をやめてクマになるとか?

11話。過去の回想が多いアニメだ。しかも今回は以前話に出てきた内容を映像にしただけだし…。るるが銀子をかばって死ぬのもありそうだと思っていた展開。あと一話か…紅羽が裁判で熊になって銀子と壁の向こうに行って終わりか?

12話。純花はクマリア様だったのかー(棒)紅羽がクマになるのは予想してたけど。サイボーグのこのみが救われたのはなんか嬉しかった。
なんでるるとみるんが生き返ったのはもうわかんねえな。{/netabare}

【総評】
百合と映像センスを楽しむだけのアニメだったなぁ…それって見る前の予想通りじゃねえか。
なんか回想ばかりで、自己満足百合妄想の説明を延々と聞かされただけで終わったような。
ピングドラムのほうがまだマシだった…orz
決して何者にもなれない監督だと思う、これ作った人って。
これぞセクスィ、シャバダドゥ。

ただ、同調圧力を「透明な嵐」と表現して、無実のスケープゴートを作り出す人間たちの愚かさを描いているのは面白かった。幾原監督は長年アニメ業界に居て常々そのような全体主義的な空気を感じてきたのではないだろうか。
次の新作「さらざんまい」でこの作品のリベンジを果たせるかどうか見物である。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 17
ネタバレ

ピピン林檎

★★★★☆ 3.3

百合は釣りで、本作の本質はちょっと時代遅れの勘違い系“社会派アニメ”と思いますが、作画・演出は高評価します

今しがた一気観を完了したところですが、本作を観ながら、幾原監督という方はいったい何を思ってこんな風変わりなシナリオを作ったのだろう?とずっと考えていました。

作画・演出面では、前作の「輪るピングドラム」より遥かに良い出来になっていましたし、1話毎の脚本もかなり工夫されていたと思います。

だけど、本作を視聴しながら、つくづく思ったのは、

①自分の本当に好きな作品って、イベントは必要最低限しか起こらなくてもいいから、個々の登場キャラの心情推移が自然で的確なものに描き込まれている作品であり、
②本作のように毎回毎回ショッキングな出来事が起こったり、過去の出来事のフラッシュバックがやたら多く挟まれたりして、個々の登場キャラの心情がクルクルと変わってしまったり、余り整合性のない作品は、①に比べるとどうしても途中で飽きてしまう

・・・ということでした。

※視聴中に、恒例の各話の星評価をつけていたので以下に記します。

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に疑問を感じた問題回

{netabare}
Episode1 私はスキをあきらめない ☆
Episode2 このみが尽きても許さない ☆
Episode3 透明な嵐 ★
Episode4 私はキスがもらえない ★
Episode5 あなたをヒトリジメにしたい ★
Episode6 月の娘と森の娘 ★★
Episode7 私が忘れたあの娘 ★
Episode8 箱の花嫁 ☆
Episode9 あの娘たちの未来 ☆
Episode10 ともだちの扉 ×
Episode11 私たちの望むことは ×
Episode12 ユリ熊嵐 ×
{/netabare}

このように、作品の内容をまだ把握途中だった序盤~中盤は、作画・演出の良さもあってそこそこ楽しめたものの、本作の傾向に慣れてきた終盤は、上に述べたように個々の登場キャラの心情推移に余り一貫性がない、ということに気づいてしまったために、そうしたキャラの心情を注意深く読み取ってやろうという視聴時の集中力が途切れてしまい、一気に飽きが出てきてしまっています。

もうその点については、私個人の好み、ということなので、仕方ないと思っています。

ただ、一番上に書いたように、幾原監督が何を考えて本作のシナリオを構想したのか?ということは途切れずにずっと気になっていて、とくに
{netabare}
①なぜ普通に人と人の「好き」ではなくて、人と熊の間の「好き」なのか?
②なぜ人の社会に、人に変身した熊が何体も紛れ込んでいるのか?
{/netabare}
の2点は凄く気になっていたのですが、最終回の展開を見ているうちに、ふと、「ああ・・・成る程」と何となく納得してしまいました。

まあ一言でいえば、ひと昔前風の「社会派アニメ」で「メッセージ性の強い“意識高い系”」だったんでしょうね。
実際にも本作をそういう風に受け取って高評価している方々が、放送時から一定数いらっしゃったようで、私が本作を今回視聴したのも、そんなに熱烈な“信者”のいる作品ならば一回は見ておく必要があるかも・・・と思ったからでした。

なお、現在刊行中の本作の円盤は意外にも?各巻平均で今のところ僅か?800枚程ということなので、本作の出来から見てもう少し売れてもよい気がしますが、いわゆる“信者さん”の実数ってこの位なのでしょうか?

本作は、もう1周して、もう少し木目細かく考察したい気持ちもありますが、とりあえずここまで。

投稿 : 2019/09/21
♥ : 46
ネタバレ

麦茶

★★★★★ 4.9

Viens avec moi. J'ai besoin de toi.

[ 熱中度:S ] [ 好み:S+ ] [ 楽しさ:S ] [ 面白さ:S+ ]
[ 作画:S+ ] [ 演出・絵コンテ:S ] [ キャラ:S ] [ 音楽:S ]

<< 総合評価:S >>

いや~本当に面白い作品って言葉で表現できませんね。

前半の少し抽象的なストーリーの掴みとは打って変わって、後半はわかりやすく王道的に話を進めてくれました。その点、先のレビューでも書いた通り視聴者に歩み寄ってくれている配慮を感じますね。
ただ、それが逆に言えば直球すぎというか、前半をあれだけ想像力豊かに脳みそを使わせてきたのだから、後半ももう少しひねりを加えても良かったんじゃないかな~と贅沢なことを思っちゃったりもしますw あ、決して今回のストーリーが悪かったというワケではありませんよ!

1クールの中に作者のやりたいことを詰め込みに詰め込んだ、本当にカロリーの高いアニメでした。
やっぱり何を魅せたいのかがちゃんと伝わってくるアニメって強いですね~。

ここまで感動したのは久しぶりです。ありがとうございました。



【僕もキスがもらえない】(2015.2/2)

「私たちは、最初から貴方たちが大キライで、最初から貴方たちが大スキだった。」
「だから、本当の友達になりたかった。あの壁を越えて・・・。」

今回はルルの過去回想。銀子と出会って、断絶の壁を越えるまでのお話。
裁判長の語りと紙芝居的な演出も交えながら寓話チックに物語を進めていく第4話。

前回までで既に卓越された語感センスにニヤニヤしっぱなしでしたが、それは今回も止まらず、「デザイア~」とか「じゃまじゃまジャマー」とかされた日にはもうね、完全にね。あ~ほんとルル可愛いなチクショウ!
でも凄いのはこの語感センスだけでなく、映像表現もさることながら、一話の中でかなり練り込まれた最高のストーリー。まさかこの作品で泣くとは思いませんでした。

今回はそこらへんも踏まえつつ、また例によっていつも通り内容の方を整理していこうと思います。
毎度のことですが、個人的な妄想の垂れ流しなのでテキトーに聞き流していただければ幸いです。


{netabare}(1)ルル姫と蜂

百合ヶ咲るるになる以前までの人生。ルル姫は王国1番の存在で、すべての人々から愛を享受していたみたい。でもルル姫に近寄ってくるのは、事務的なスキを与えるだけの侍女だったり、利欲的なスキを築こうとする他国の王子だったり、跡継ぎのことしか頭にない両親のスキだったり・・・。

彼女の「お姫様」というポジションから考えても、度々押し付けられる空っぽなスキを無意識下では拒んでるんじゃないかな。それが蜂となってパーソナルスペース(心の壁)を作り、「入ってくるな~!」と普段からアピールしているように見えます。家族3人で並んで映っているカットでも、両親ですらこのエリアの外側にいたのは何だか悲しいですね・・・。

彼らの「愛(スキ)」は本物ではない・・・と、そう語っているワンシーンに思えました。

それでも皆の1番であることにルルがまんざらでもないのは、まだ「本物のスキ」を知らないから。
これがある出来事によって変わっていきます。

【キーワード:蜂(ハチ)】・・・ルルの無意識の感情(好意・敵意)を表す


(2)みるん王子と約束のキス

>「『本物のスキ』はお星様になるって本当?」
>「・・・本当よ。『本物のスキ』は天に昇ってお星様になるの。」
>「そして流れ星となって地上に落ちたお星様は、『約束のキス』になるのです。」
>「フン、『スキ』が『キス』になるなんてバカな昔話、萎えるガウ~。」

惑星クマリアが爆発し、その流れ星が城に落ちた直後に誕生したルルの弟。

>「じゃあボクがお姉たまに『約束のキス』を取ってきてあげる!」
>「ボクはお姉たまが大スキだから、今の流れ星はボクの『スキ』なんだっ」
>「きっと何処かに落ちてるよ~!」

男の子なので、当然跡継ぎはみるん王子となり、王国1番の座を奪われてしまったルル姫。そんな彼女から受ける執拗なイジメを物ともせず、『約束のキス』と呼ばれる蜜瓶をみるん王子は届け続ける。

ここで少し内容を整理します。

まず2人の会話から「流れ星=約束のキス」という仮説が立ちます。
そして『約束のキス』と呼ばれている瓶の中には「蜂蜜」のようなものが入っていました。
蜂蜜とは、所謂「お星様」のような黄色をしていると同時に、「蜂」が作るもの。

つまり、これはお星様が地上に落ちて生まれたみるん王子の「本物のスキ」であると共に、ルル姫の無意識(蜂)にある「本物のスキ」が生み出したものだと考えることができるのではないでしょうか。

>「これ・・・君の弟の?」(蜜瓶を差し出す)
>「そ、そうよ。」
>「谷の向こうに落ちてた。だから届けに来た。君が捨てたの?」
>「・・・そうよ。」
>「でも『君のモノ』だ。」

終盤でルル姫が銀子と出会ったときに、蜜瓶を弟のものと認めた上で「でも君のモノだ」と銀子に返されるシーンがありましたね。この台詞のあとにもう一度ルル姫とみるん王子の会話を聞くと、さきほどの「2人が創りだした」という仮説にも信憑性が増してくるような気がします。

つまり『約束のキス』とは、本物のスキを持つもの同士の愛の結晶・・・的な?
(ちょっと言葉にすると恥ずかしいw)

まあ映像と話の流れから読み取れることはこんな感じですが、みるん王子がなぜ「本物のスキ」を持ってるのかというのは、流れ星関連の難しいことを考えなくとも、あんなに純粋で無垢な彼の愛情を見れば誰に聞いても(1)の人たちとは違う「本物のスキ」だってわかりますよね。
ルル姫は、心の奥底では、そんなみるん王子のことが『スキ』だったんです。(蜂が2人を囲ってくるくる回る)

だから「私は、最初からあなたが大キライで、『最初からあなたが大スキ』だったんだ」となるワケですね。

ちなみに『大キライ』の部分は、ルル姫が何度もみるん王子を騙して崖から突き落とすシーンで説明されています。箱に書いてあるとおり『愛(みるん王子のスキ)』を足蹴にしながら、自分の無意識の中にあるスキを、自分のスキの中にいるみるんを何度も心の奥底へ追いやろうとするルル姫。

>「ルル姫様は、みるん王子が届けた『約束のキス』を投げ捨てました。」
>「ルル姫様が欲しかったのは、そんなものではなかったからです。」

みるん王子が拾ってきた蜜瓶を投げ捨てようとする行為も同じですね。

この場合、蜜瓶とは『ルル姫の愛』で、こうすることで、ルル姫は無意識に『スキを諦めよう』としているんです。なぜなら、スキを諦めないと、邪魔者を消してしまわないと王国1番の座が手に入らないから。彼は生まれたときからそんなルル姫のデザイア~にとって邪魔な存在だったので『最初から』大キライとなるワケですね。
しかし、みるん王子は蜜瓶を必ず持って帰ってきてしまいます。自分のスキを届けることを、そしてルル姫の中にあるスキを諦めさせません。

このときにも、ルルの蜂(無意識)がみるん王子を受け入れている演出を挟むのが何だか憎いです・・・。

【キーワード:約束のキス】・・・相思相愛の証(みたいな感じの何か)。


(3)みるん王子の死

そんな折、ルル姫のもとへ訃報が入ります。

>「た、大変です!みるん様が・・・お亡くなりになりました。」

侍女が部屋に入ってきたときのドア音を聞いて、ルル姫は「またみるんか」みたいな顔をするんですけど、この顔がどことなく楽しげで・・・。なんというか、世話のかかる弟が「遊んで遊んで」とせがんで来るのを煙たがるお姉ちゃんみたいな。

>「ともかく・・・思い通りになったわね。」

そのあとのこの台詞。誰がどう見ても、ルル姫の胸にはつっかえがあるんです。
もうこれがホントに切なくて・・・とまあそれはいいでしょうw

>「そんなワケで、人々の感心、権力、愛の言葉。ルル姫様の欲しかったものは全て手に入りました。」
>「それもこれも、みるん王子が死んでくれたおかげです。」
>「それなのに、ルル姫様は一向に嬉しい気持ちになりません。それどころか何か・・・」
>「大事なモノをどこかに置き忘れたような、ひどく虚しい気分に襲われるのです。」

冒頭(1)で書いたように、今までルル姫は「本物のスキ」とは無縁の生活を送っていました。そこにみるん王子が現れ、だんだんとルル姫も「本物のスキ」に気付きかけていたんじゃないのかな。
みるん王子に触れたことで、今まで自分が他人から受けていた、また今受けている「スキ」も偽物なんだと薄っすら分かってしまう。自分でもまだそれがどんな感情なのか理解してはいないみたいだけれど、今まで通り王国の1番になっても嬉しい気持ちにはなれないのはそのためでしょう。

そして何より「本物のスキ(みるん王子)」がいなくなった穴・・・ これが一番大きいと思います。

『失って初めて気付く』とはよく聞く言葉ですが、空虚な愛を手に入れるために、自分が本当に欲しかったものを足蹴にしていたなんて、何とも皮肉な話です。しかも失ってなお、お姫様はその感情を理解できないというのは・・・残酷なものですね。

果たして、あのとき夢の中のルル姫は、『約束のキス』を受け取ることができたのでしょうか・・・。
あ~もうホント切ないぜチクショウ!!なんて良い話を書くんだ幾原ァ!!!


(4)ルルの蜂と事故死

>「わたくしは確かに見ていました。『完全』に『単なる』事故でした。『事故死』です。」
>「本当にいつものように、大スキなルル姫様に蜂蜜を届けるのだとおっしゃって、蜂の巣に近づき・・・」
>「そして蜂に刺されてお亡くなりになりました。あっという間でした。」

ここまで、蜂はルル姫の無意識の感情を表していました。それが今回、みるん王子を殺してしまった。多分・・・冒頭の赤い光(蜂)とコテッと倒れるクマが映っていたシーンはこの瞬間じゃないかな。

実はみるん王子が入っていた箱の「愛」という張り紙にはもうひとつの意味がありまして、それがここでは重要になってきます。一体何故、崖から突き落とすとき、ルル姫は毎回『あえて』みるん王子をダンボール箱の中に入れたのでしょうか。そして、どんなに過酷な状況に追いやっても、『箱に入っていた』みるん王子が死の淵から舞い戻ってきたのは何故でしょうか。

私は・・・箱の張り紙には、『ルル姫の愛』も含まれていたんじゃないかと思うんです。

どんなに憎い弟でも、本気では殺すことができない。そんなルル姫の葛藤が、ダンボール箱となって「跡継ぎを消す」という露骨な悪意からみるん王子を守っていたのではないでしょうか。つまり、ルル姫の殺意を『姉弟喧嘩』の範疇に収まってることを示していたのが、あのダンボール箱だったというワケなんです。

しかし、みるん王子は死んでしまった・・・。

そう、ダンボール箱で戯れ合う姉弟喧嘩とは異なる『自分自身ではどうにもできない蜂(無意識)の針』で。

現実の幼い姉弟でもよくありますよね。
>どこへ遊びに行くのにも着いてくる弟に嫌気がさしてしまうお姉ちゃん。
>そんなときに幼さ故の意地悪で、弟に嘘をつき置き去りにしてしまった。
>でもやっぱり心配になって戻ってみると、姉の姿を見つけ笑顔で走り寄ってくる弟の横から車が・・・。

直接的には関わってないにしろ、ルル姫の『意地悪』によってみるん王子の死を招いてしまった。それを侍女の台詞でも『事故死』と露骨に強調することで、『本気の殺意とは真逆のもの』だったということを表現しているのではないかと思います。

もうこれ書いてるだけで悲しくなってきますわ・・・。


(5)『失ったものを忘れたら、本当に失ってしまうよ。』

銀子が、蜜瓶を捨てたルル姫に投げかけた台詞。第4話の総まとめ的な言葉。
ルル姫の失ったものとは、みるん王子のことであり、ルル姫にとっての『本物のスキ』。

>「私は・・・最初からあなたが大キライで、最初から・・・あなたが、大スキだったんだ。」

銀子の言葉で、ルル姫はようやく、本当にようやく自分の心の真ん中にある隙間にみるん王子(本物のスキ)を見つけたのです。同時に、みるん王子の死が自分のしてきた「愛の拒絶」の結果だと気付いてしまいます。これ以降、好意も敵意も無意識ではなくなり、蜂は物語から消え去っています。

そして、『蜜瓶(約束のキス)』はルル姫の手元にしっかり留まるようになったワケです。
(ルルが自分の中の無意識、スキを自覚し『約束のキス=相思相愛』が完成した)

>「銀子、るるね。銀子に会ったあの日のこと、絶対忘れないよ。」
>「銀子が私のスキを見つけてくれた、届けてくれた。」
>「だから・・・るるは何があっても、スキを諦めないよ。」

第3話にあったルルのモノローグも、今聞けばどんな意味だったのかすんなり入ってきますね。
「スキを諦めない」については、次の項目で触れることにします。


(6)ユリ裁判とスキを諦めないクマ

>「そう、あなたは失う前の私。ううん、違う。多分、あなたは一度失ってる。」
>「それでも、もう一度会える人が、そこにいるなら・・・たとえ、壁の向こうでも!」

断絶の壁を越えて、ヒトの世界へ「スキを返しに行く」と言う銀子。
その背中に自分と同じものを見たルルは、一緒に断絶の壁を越える決心をする。

スキを諦めない銀子と、好きを諦めようとしていたルル姫。
そして今、彼女は自分のしてきた罪と正面から向き合うのです。

>「私も・・・罪熊だから。」

銀子に出会う前は、ルル姫はスキを諦めるクマでした。お城の人たちとの空っぽな上辺だけの関係も甘んじて受け入れ、周囲の流れに身を委ねる。つまり「透明」な状態。
実は3話までと内容的には同じで、スキを外部から壊すものとして登場していた『透明な嵐』を、今回は自分の中の葛藤として描いています。この場合の透明な嵐とは「王国1番の座に戻りたい」という暗い欲求で、そのときのルル姫の行動だけを汲み取ると「自分が透明だった状態に戻そう」という同調圧力が働いているようにも見えますよね。

結果的に『約束のキス=相思相愛』は届けられ、ルル姫はスキを諦めなかったわけですが、せっかく自分のスキを透明な嵐の中から見つけたのに、せっかく自分の中のスキに気付くことができたのに、肝心のみるん王子はもういません。
紅羽にとっての純花と同じく、透明な嵐によって既に消されてしまっています。

>「失ったものを忘れたら、本当に失ってしまうよ。」

だから、ルル姫は『スキを諦めない』。この気持ちを忘れてしまったら、みるん王子を本当に失うことになるから。そう誓って、彼女は約束のキス・・・今は亡きみるん王子との愛の証を抱き続けるのです。

>「それでは被告グマ、百合ヶ咲るるに問います。」
>「あなたはスキを諦めますか?それともキスを諦めますか?」
>「私はスキを諦めない。『キス』を諦めます!」
>「・・・ッ!」
>「そうすれば、あなたはキスを永遠に失うことになるのですよ?」
>「私のキスは、既に失われた。もう二度と会えない。」

『キス』とは、愛を受け入れるということ。
『スキ』が愛することだとしたら、文字通りその逆という認識で良さそうですね。

しかし、『ルル姫のキス=みるん王子からの愛』は既に失われた。もう二度とみるん王子と会うことはできない。そんなルル姫がキスを諦めることに何の躊躇いもないのは不思議ではないと思います。むしろ、諦めるしかないのですから。
つまり、彼女はみるん王子とのキスを諦めて、全てのキスを諦めた。誰からの愛も受け取らない、愛されなくて良い・・・と。もちろんみるん以外とのキスは可能だったのでしょうけれど、これがルルの選んだ決意・贖罪。

そんな一方通行で報われない、彼女の『無償の愛』を聞いて、裁判員たちも少し動揺していたように見えます。みるん王子の「おねがい、『キス』して?」という必死な訴えも、『キス』というワードの意味を考えると少し重みが変わってきそうな気がしますね。

>「でも、銀子は会えるから!きっと私の代わりに、約束のキスを果たしてくれる。」
>「つまり、自分の果たせなかった希みを百合城銀子に託す・・・というワケですか?」
>「それで自己自制を謀ろうというのは自己満足に過ぎません。傲慢、罪・・・ですよ?」
>「いいの、私は罪熊なんだから!」

でも銀子は違う。もう失ってしまった自分とは違って、また会うことができる。
それを叶えることができれば、私はもう一度みるんに会えるような気がするから・・・と言う。

>「わかりました。判決を申し渡します。」
>「・・・ユリ、承認!」

そしてルル姫は人間となり、銀子と一緒に断絶の壁の向こうへ旅立つ。
さて、約束のキスは果たされるのか・・・それとも。

それがセクシー、シャバダドゥ。{/netabare}


とそんな感じで、第4話は幕を閉じたわけです。はー長かったw
ラストシーンでは2人のキャラの『約束のキス』っぽいアイテムが対比で描かれていたので、またいつか銀子の回想もやりそうですね。やっぱりあのペンダントは{netabare}紅羽の母親のもの{/netabare}だったのかな。

他にもメインのストーリーからは少し外れていますが、まだまだ気になったことはかなりたくさんあったのですけど、さすがに長くなりすぎた気がするので今回はこのくらいで終わりにしておきます。

一応これは私の妄想が過度に入っているということを、再度お伝えしておきますね。
貴方の目には、第4話はどんなふうに映ったでしょうか?それではまたお会いしましょうノシ

シャバダ~シャバダバダ~バ~。


【ドヤ顔ダブルピース宣言】(2015.1/23)

{netabare}ちょ、ちょっとこれ3話ヤバくないですか!?

見てる途中、見終わった後、てかこの作品に触れてる最中はもう戦慄が止まりませんでしたよ・・・。いや~今まで曖昧だった部分がいっきに晴れて、全てのピースがパカッとはまりましたね。ところどころ2話までの私の見解と近いところもあったのでかなりスッキリしました。

今回、アニメの起点となる第3話というわけですが、このタイミングで「透明な嵐」というタイトルを持ってくるという脚本家、もとい監督の完璧な采配には感服しました。ホントにもう世界観の構築からキャラの会話、ストーリーの運び方に至るまでの全てが完璧です。

1話から既に「ユリ熊嵐」という世界はこれでもかと言うくらい確立されていましたが、今回外堀を埋めるという形で視聴者にそれを明確に認識させることで、世界を作るだけではなく「入り込ませる」工夫を魅せてくれたのは大きいと思います。

ここが今までの幾原監督作品との一番の違いであり、私が何より良いと思ったポイントです。
端的に言えば「分かりやすい」。視聴者に歩み寄ってくれているのが伝わりました。

そしてそれは、表面的なサラッとすくうことができる浅いものではなく、アニメを見ることでじんわりと理解が染みこんでくるという分かりやすさ。キャラの言葉や情景描