2015年度の憎しみおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2015年度の憎しみ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月19日の時点で一番の2015年度の憎しみおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.9 1 2015年度の憎しみアニメランキング1位
デス・パレード(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1018)
5228人が棚に入れました
「いらっしゃいませ クイーンデキムへようこそ」
何も知らない二人の客を迎えたのは、不思議なBAR『クイーンデキム』と白髪のバーテンダー『デキム』。「お二人にはこれより、命を懸けてゲームをしていただきます」彼の口から語られるデスゲームへの誘い。やがて剥き出しになる客達の本性。
ゲームの果てに自らを『裁定者』と明かすデキム。
裁定者デキムが二人の客へ下す裁定とは…。


声優・キャラクター
前野智昭、瀬戸麻沙美、大久保瑠美、細谷佳正、内山昂輝、白石涼子、柚木涼香、玄田哲章
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

感情の果てには『愛』があったというお話

2015年1月~ 日本テレビ系列にて放送
全12話

突然、何も知らない二人の人物がたどり着いた不思議なBAR『クイーンデキム』
出迎えたのは白髪のバーテンダー『デキム』

「お二人にはこれより、命を懸けてゲームをしていただきます」

半ば強制的にデスゲームに参加させられ、二人はやがて人間の本性がむき出しになっていく
ゲームの果てに自らを『裁定者』と明かすデキム
人間の本性を暴いた先に下す『裁定』とはいったい…


まず物語の構成
2話完結のお話から始まり、1話完結の話もあれば
終盤に向けて含みを持たす繋ぎの回もあったり
展開の仕方が様々な作品です

また、あえて物語の結末や登場人物の行動原理
世界観の説明をぼやかすことで
物語の空白を作っているところが特徴です

一応、結論というのは導き出されますが
明確な答えを提示してくれることは無く
果たしてそれが正解なのか?
そんなことを考えてしまうような
文学的な趣きの強い作品でもあります


キャラクターデザインは決して流行りの絵柄では無いものの
洗練されていてカッコイイ絵柄
また全体的に作画がとても良く動きの激しいシーンや
細かい日常の仕草など細部にわたって作画レベルの高さが印象的
特に表情豊かな゛作画の芝居゛が声優さんの凄みのある演技と相まって
思わずおぉっ!唸ってしまう場面が多々ありました
特に9話のゲスト声優 藤原啓治さんの演技と11話のスケートシーンは
このアニメのベストシーンだと思います


そしてこのアニメには実に様々なテーマが内包された作品であると思っています

『既存の自動化された体制への反抗』であるとか
『見ている人の死生観に問いかける』ものであるとか
『正しい人生、より良き人生とは』みたいなものとか

しかしそのどれもがキャラクターや世界観と同じく
明確な回答を提示してくれる作品ではありません
視聴者がどれに重きを置いて見るのか
取捨選択が必要な作品だと感じました

それでも最終回の予告映像を見るとこの作品の主題が何となく感じとれると思います
最終回だけ2分程度のロングバージョンの予告が公開されていて
内容は劇場版の予告みたいな作りになっていて核心的なネタバレは無いので
この予告を見てから視聴すると印象が変わってくるかもしれません
もちろんフラットな状態で見たいという人は閲覧注意です


デス・パレードLast episode予告動画[Long ver.]

https://www.youtube.com/watch?v=40_pSjR_1OM


【総評】
一貫してダークな雰囲気で人間の黒い部分を暴いていく物語かと思いきや
ギャグに徹した回があったり素直に感動できる回があったり
作画・声優・演出が高いレベルで融合した物語の幅広さが印象的でした
それゆえにどっちつかずな展開が気になる人は多いかも
見終わった後、後味の悪いような感覚はありませんが
心によく分からない引っかかりが出来てそれが何なのか考えてしまうような
良くも悪くも簡単には消化できずに様々な感情を呼び起こす作品でした

あとOPがすごくファンクでキャッチーなノリの良い曲でお気に入りです
OPバンド BRADIOは他の曲もどれも素晴らしいです

多くの謎を残し、キャラクターがその後の展開を予感させる態度だったので
2期というものをどうしても考えてしまいますが
個人的には今回、原作・監督・脚本を務めた立川譲さんには
「俺の描きたい物はまだまだあるんだ」
という野心的な心意気を感じたので全く別の新しい作品を期待してます



以下、最終回を中心にネタバレ感想


感情の果てには『愛』があったというお話

{netabare}ずっと疑問だった『裁定者は感情を持たない』という設定
いや、あるじゃんっていう
怒ったり酒飲んで喜んでるのも感情ってやつじゃん
そんな疑問に自分なりの仮説を立てました

まず感情の分類をします
感情の分類は実に様々な人が行っておりいくつもの推論があります
この作品においては六情

喜 怒 哀 楽 愛(いとしみ) 悪(にくしみ)

の六つの感情で分類されると思っています
理由としてはまぁ一番メジャーじゃん?っていうのと
六情は六根とも呼ばれ仏教に由来した言葉であるということ
デス・パレードの劇中には仏教をモチーフにした描写が随所に見られました

喜怒哀楽は自分の内に秘める感情、愛と悪は自分の外 つまり他者に向ける感情であります
裁定者達には潜在的に喜怒哀楽と悪(悪意)の感情はあるけれど
愛、すなわち慈しむ心だけが無くそれを指して
『裁定者は感情を持たない』と定義しているんではないか?というものです

ノーナ以外の多くの裁定者は他者(人間)に対して無関心か悪意という感情しか向けてこなかった
ノーナ自身だって80数年の歳月を経てようやく裁定のシステムに疑問を持ち
裁定の在り方を変えるには人間の心に寄り添うべきではないか?と思うようになります

それだけにデキムの存在は非常にイレギュラーでした

「私は生を全うした人間を尊敬しています」

7話のクイーンとの裁定者の業務引き継ぎの場面で言ったデキムの発言はノーナにとって衝撃だったのです
尊敬という他者に向けた言葉、しかしデキムはその本質(感情)までは理解していませんでしたが
ノーナはそんなデキムに大きな可能性を感じ
『デキムを利用した裁定システム変革計画』が始まったのです

その変革計画を達成するためにはデキムに『愛』の感情を持たせる必要があった
そのためにわざと死の記憶を持たせた女(知幸)を送ったり人殺しの人間を送ったりと
裏で色々やってたわけです


結果、デキムは感情(愛)を手に入れることが出来ました

10話でノーナが「裁定者の記憶容量は気にしなくていい」と言って用意させた
普段の裁定ではありえないほどの膨大な知幸の記憶を元に
仮想空間を作ってまで極限状態を作りだそうとします
今までひたすら無感情に”ただ必要だから”という理由で極限状態を作りだしていたデキムが
初めて『悪意』をもって極限状態を作りだそうとしたのです
デキムはそんな知幸の感情の爆発を受けて心が痛みます
他の裁定者は標準で持ち合わせていた喜怒哀楽すら持っていなかったデキムにとって
知幸の膨大な記憶と感情が流れ込んだことにより『後悔』と『哀しみ』を覚え
慈しみを持って許されたことにより『愛』を覚えました

この一連の流れが演出と相まって素晴らしい最終回でした
特にデキムが笑顔で知幸を見送るシーン
知幸の笑った顔、泣いた顔、様々な表情をフラッシュバックさせた先に彼女に対する『愛』
それがデキムにあんなに良い笑顔をさせたのかと思うと涙が止まりませんでした

そして最後のOP

これから少なくともデキムの裁定は確実に変わっていきます
まだまだ不完全なシステム、不完全な裁定者ではあるけど
このFlyersの曲のように楽しい職場になっていくだろうと

「きっとなれるさ なりたい自分に」

これからのデキムを後押しするようなメッセージを残して
非常に前向きな気持ちいい余韻を残しながら終わったのも最高でした
詐欺OPではなく予知OPだったんですよ!!


ちなみにギンティも『愛』を少しだけ知ったのだろうと思いました
マユのコケシを残していたのもそうですが
黒猫のミーマインが消えていたこと

ミーマインが単純にアイマイミーマインのme,mineだとしたら
有田マユ=Mayu→My
I,my,me,mineのうちmy(マユ)とme mine(ミーマイン)が消えて

残ったのは I = 愛

ギンティにも『愛』の感情は芽生えていたんだよ!!

以上、言葉遊びにもならないこじつけでした


おわり
{/netabare}


11話までの各話感想
{netabare}
【1話までの感想】最後までリドル・ストーリーで行くのか!?
{netabare}リドル・ストーリー (riddle story) とは、物語の形式の1つ。物語中に示された謎に明確な答えを与えないまま終了することを主題としたストーリーである。 ※Wikiより

元々は「アニメミライ2013」の作品内の1つ「デス・ビリヤード」をもとにしたオリジナルアニメ。
原作・構成・監督を務める立川譲さんはTVアニメ初監督らしいですね。
このリドル・ストーリー、最後は視聴者のご想像にお任せしますよ方式は賛否両論ありそうですけど私は好きです。短いストーリー限定ですけど。引っ張りに引っ張って最後は視聴者の~ってやられた作品もありましたし…
この作品に関してはまだどっちに転ぶかわかりません。2話目で1話の答え合わせ的な話をするのかもしれませんし、まだ様子見といったところでしょう。

OPはノリノリな曲でしたね!クイーンデキムの従業員(レギュラーキャラ?)も沢山いるみたいだし日常回というか明るい話もあるんでしょうか。気になるところです(`‘ω‘´){/netabare}

【4話感想】中々見えない本筋に辟易しながらも、この世界観から抜け出せない
{netabare}3話ですっきりいい話で終わってたのに4話でまたモヤモヤが残る展開に。
黒髪の女に何度も突っ込まれる行動に『裁定に必要ですから』とデキムは返してましたが黒髪の女にも視聴者にも納得させるだけの描写が足りなかったので「このゲーム本当に必要なの?」という疑問が残りました。
最後のデキムの謎の包容力にちょっと笑いましたが死を受け止められない人にすべて吐き出させて死というものを改めて受け入れさせるのも裁定者の仕事なのかな。
どんな人生であったとしても最後に「お疲れ様でした」と言われるのはなんだか救われますね。{/netabare}

【6話感想】いったい何なんだこのアニメはぁ!?
{netabare}今回はデキムではなくギンティの所に死者が来るお話。
ゲームの内容はツイスターゲーム。アニメでツイスターゲームをするとエロ回かギャグ回にしかならないけど今作でも立派なギャグ回になってしまいました。
しかも裁定はせず終了!いったい何がしたかったんだ・・・
今回登場したギャル 有田マユは公式サイトのキャラ紹介にちゃっかりいたんですね。ということはレギュラーキャラってことでいいんでしょうか?

死んで悲しむのは残された人達で死んだ当人は案外楽しくやってるもんだよ!むしろ死後のほうが楽しいよ!!な回でした。
{/netabare}

【8話感想】本格サスペンスはじまた この引きは卑怯・・・
{netabare}久しぶりの前後編
人を殺めた人物が送られてくると聞いて自分には経験がないと心配するデキム
そういう人はやはり裁定の基準も変わってくるのだろうか
Cパートで二人とも殺人を犯していたと判明
黒髪の女にも二人の記憶が流れこんでいきそこで島田の妹が襲われている映像や犯人らしき金髪男の顔
辰巳のデスクには島田らしき人物の写真
二人の事件は明らかに繋がっています。では誰が誰を殺したのか…それは来週のお楽しみ
前提条件として裁定者のもとに来るのは「同時刻帯に亡くなった二人」
これを考えるとこのシリーズ史上最も胸くそ悪い展開もありえるかも
次回をドキドキしながら待ちたいと思います。{/netabare}

【9話感想】Q.面白かった?つまんなかった? A.すごかった
{netabare}凄まじい回だった
あれこれ考える間もなくこのドラマに胸ぐらつかまれて引きずられる感覚
声優さんの演技が鬼気迫る名演だったのも印象的でした。
今回でデキム自身にも大きな変化がおきそうです。
今一度裁定者とは何なのか見つめ直すきっかけの回でもあるかな
正直、故意に人の心の闇を暴くってのも相当むちゃくちゃだし辰巳にさらなる苦しみを与える場面は明らかに裁定者の領分を逸脱してる・・・
と思うんですけどねぇ
デキムにとって何が最適な裁定なのか見つけ出す物語なのかな
黒髪の女の件もあるし最後はどうなるんだぁあああぁ{/netabare}

【11話感想】最終話のサブタイは「自殺旅行」
{netabare}前回で名前が明らかになった黒髪の女「知幸」
今回でついに亡くなった原因が判明しました。
自殺…自分の全てを捧げ取り組んでいたスケートが奪われてしまって残ったものは何も無いと思ってしまって…
理解はできるけど心の中ではどこか納得できない部分があるのは私が命をかけて何かを成したことが無いからなのかもしれない
中盤4分くらいのスケートシーンは作画の凄さと相まってすごく綺麗で儚い
アニメでここまでのスケートシーンを見たのは初めてでした。
デキムは自分のすべきことが固まった様子
しかし爺さんが何やらきな臭い
マユが原田くんと共に虚無に落とされるシーンも切ない
しかし最後は原田くんと共にいられて良かったのかな
これがギンティによるせめてもの温情なのか
やはり人間とは理解できないものとしての行動なのかはわからなかったです。
最終話のサブタイトルはスーサイド・ツアー
穏やかじゃないタイトルだけどその真意は如何に!?
覚悟をもって見届けたいと思います{/netabare}

自分用に世界観と用語を整理

【トーテム】
大地から奈落の底へと伸びる巨大なタワー
タワーは無数の階層に分かれていて、それぞれに裁定者が存在する。
他にも裁定者に死者を振り分ける整理係、
死者たちの記憶を編集する情報部など様々な部署が存在する。

【クイーンデキム】
本作の主人公、デキムが管理しているBAR

【裁定者】
人間の魂を裁定し、「転生か虚無」に送り出す者
BARに訪れた客に死んでいることを気づかれないよう、ダーツやビリヤードなどの命をかけたゲームを強制し、その様子から裁定を下す。
{netabare}裁定の基準にゲームの勝敗は関係なく、ゲームの過程から人間の本心や心の闇を見て裁定を決める。そのため意図的にゲームを妨害するなどして「極限状態」を作り出すようにしている。 {/netabare}

【転生と虚無】
裁定を受けた者の魂が向かう場所。
死者の体は魂が送られた後、ただの人形と化す。
転生とは、 {netabare} その名の通りまた別の命となって現世に戻る。{/netabare}
虚無とは、{netabare}あらゆる負の感情と意識を抱いたまま何もない空間に永遠に落とされる。
※公式サイトでは転生と虚無の捉え方がこのようになっています。これを見るにデキムの言う「天国と地獄」は転生=天国、虚無=地獄ということになるでしょう。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 52

manabu3 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

下品

夫と、おなかに赤ちゃんがいる妻に殺し合いをさせるアニメを見て感じるものは何だろうか。

一話で断念。
見ていてただ不快でしかなかった。
一話を見る限り、内容はよくある閉ざされた空間での否応ない殺し合いを描いものであり、テーマもよくある命がかかった状態においての人の性質を描いたものだろう。設定はありきたりなため、プロセスや結末が重要だと思うがとても見続ける気が起きなかった。

なにより、夫とおなかに赤ちゃんがいる妻に殺し合いをさせて何がおもしろいのか、全くもって理解出来なかった。
夫は妻に対しておれの子じゃないと言ったり、妻は妻で浮気しただの、あんたなんか好きじゃなかっただのと喚く。
とにかくそのようなやりとりが下品で卑しく見るに堪えなかった。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

訳ありな死人が連れて行かれるBAR「クイーンデキム」
クイーンデキムでは死人同士でデスゲームをさせる。
デスゲームの中で、死人たちの本性があらわになる。

1話完結型のようです。
地獄少女的な?感じですね^^
こきみよく、テンポよくストーリーが展開していきます。

■第1話~第12話
{netabare}
予定調和な最終回でしたが、とてもよかったです^^
デキムは今後、どんな裁定するんでしょうか?

第1話:デス・セブンダーツ
第3話:ローリング・バラード
・・・あたりが面白かったと思います。
デス・パレードならではの展開でしたね^^
{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 61

69.6 2 2015年度の憎しみアニメランキング2位
劇場版「境界の彼方 I'LL BE HERE 」 未来篇(アニメ映画)

2015年4月25日
★★★★☆ 3.9 (478)
2913人が棚に入れました
最凶の妖夢「境界の彼方」を体内に宿し、半妖として生きてきた神原秋人。そして「境界の彼方」を、唯一倒すことが出来る呪われた血を持つ異界士、栗山未来。世界から嫌われた二人は出会うべくして出会い、次第に惹かれ合っていった。二人で生きる世界を選んだ秋人と未来。戦いも終わり、これからまた普通の日常が始まる、そう思っていたはずなのに…。「境界の彼方」から奇跡的に未来を取り戻すことができ、喜んだのも束の間、その代償なのか未来の記憶は瞬く間になくなってしまった。春になり、新学期を迎えても未来の記憶が戻ることはなかった…。進級し高校三年になった秋人は、未来の幸せを思い、未来を避けるようになっていた。秋人の思いも知らず、惹かれるままに秋人に近づく未来。そんな二人の前に未来を知る人影が。秋人の思いも空しく、未来は再び自分自信と向き合う戦いに赴くことになる。

声優・キャラクター
種田梨沙、KENN、茅原実里、鈴木達央、川澄綾子、松風雅也、渡辺明乃、進藤尚美、山岡ゆり、豊田萌絵

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

【超展開過ぎて不愉快です(笑)でも10年くらい前の深夜アニメってこんなんばっかでしたよね?】

『境界の彼方』の直接的な続編であり完全新作の映画です
結論から言うと、総集編であった過去篇よりも評価を下げざるを得ません


テレビシリーズ(過去篇)のラストで境界の彼方に取り残されたと思われた栗山未来ちゃんでしたが奇跡的に元の世界へ帰還、しかし彼女は記憶を失っていたという超展開からの幕開け


呪われた血の事も忘れた未来を、秋人は普通の女の子に戻すチャンスと考えてあえて彼女と距離を置きます


しかし異界師ばかりを襲う謎の通り魔が出現
泉姉さんの失踪後に名瀬家の頭取に就任した博臣が対処に当たるが正体は掴めず、ついにその手は未来のところにまで及ぶ
呪われた血のことを薄々思い出す未来、そして自分のことを知っていた秋人に自分は何者なのかと問う
ココのくだりはテレビシリーズ第1話の告白とダブらせて演出してます
背景の桜吹雪と合わせて一番の見どころだと感じましたねb


大方が予想していたと思いますが、今回の黒幕には失踪した泉姉さんと藤真弥勒が絡んでいて、一応のこと秋人と未来の話に並行して名瀬家のお家騒動に決着が着きます
・・・のですが、ちょっとこの話ってば泉姉さんに対して甘すぎ;
あんだけの事しでかしといて・・・名瀬家どうなってんのよ?


美月が役立たずなのはまあ仕方ないとして、二ノ宮先生や彩華さんまでもザコ扱いとはいただけない
一番惜しいと思ったのは最初の特報やキーヴィジュアルで登場したパーカー姿の未来ちゃんが出なかったことですね
あれはキャラデの門脇さんが未来ちゃんのイメージをぶち壊すためにパーカーを着せたのに、本編はいつも通りカーディガンでした
記憶失くしたんだからそーゆー変化を演出してほしかったなぁ


結局のところ何がやりたかったのかってブラック羽川ならぬブラック未来を登場させること・・・ベタ過ぎてもう笑ってしまいますたわw
後半のアクションシーンも悲壮感優先の沁みったれたテンポで正直キレが足りない







いや、ごめんなさい(゜Д゜;)
そもそも『境界の彼方』ってベタベタを通り越したようなアニメでしたね;
セカイ系LOVE!そんな方にしかオススメは出来ませんが二人の物語の完結を生暖かい目で見守ってやって下さいm(__)m
ベタを否定してしまうと、





















投稿 : 2024/03/16
♥ : 15
ネタバレ

上杉達也 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「不愉快です」 「お兄ちゃん」

最高によかったです。
シュタゲに並ぶ同率1位作品になってもうたかなw

{netabare}
「出だし付近の秋人の声」「美月の胸」「ラスト手前の流れ」この3点は、ちょいひっかかったかな、、、というのもありましたがw。。。

テレビの時から秋人はまあ、、、あれでしたしねw
まあ、中盤の藤真弥勒に被るので、そのへんやらかしてませんかね;;痛いとこです;;



作画
京アニ、、、個人的に別格なのでいわずもがなですが、
前半の未来が追いかけるシーンが一番印象に残ったかなと。あの映し方はよかったなぁ~w


音楽
主題歌やばいよすw
作品観る前に曲を聴くのはやめたほうがいいと思われます。
映画の予告?みたいんとこで、「CMいれるな」とだけ言いたいwww




前から大き目に残した泉の伏線の回収。
この作品の中で強めの伏線だと思っていましたが、それを布石に。
秋人自体を伏線状態にしていたと思わせるようなラストへの流れは圧巻でしたか。(まあ一言で伏線とはいってはいけない気もするが。

親どうしの画の被らせ方もいい形。

やっちゃん熱いよwww



「不愉快です」
少なめに使って、ラストを大きくする流れでしたか。。。
ラストが抜きにでたのでやばいですw


「お兄ちゃん」。。。使うとこよすぎw
観ながら、、、あれ?ここ絶対に使うでしょ。。。

「絶対クル、、、絶対クル、、、絶対クル、、、」、、、、、、、

「キターッ」

「やっぱりキタョーーッ」

私こんな感じでしたwww

8話?に続く最高の「お兄ちゃん」いただきましたwそしてありがとうwww


秋人はおいといたとしてwww
声優レベル高け~な感は抜群ですね。

期待をそのまま崩さず答えてくれる「不愉快です」と「お兄ちゃん」w



まだ、一回の視聴ですが、内容面は
ストーリーはシンプルに他を色々被らせることで複雑に魅せる形でしょうかね。心理描写もそのへんに当てにきてたのかなと。
いい意味で予想を外さない。


美月も押したい私としては、あだち充風な終わり方をしてほしかったな~と思いますwww
テレビの眼鏡終わりはありすぎたぜw
手をつなぐもはずさなかったですがね。


テレビの終わりで答えはでておりますがw
初めからストーリー全部考えてたのならこれやばかったですね。
{/netabare}


テレビ版何回みてるのかわからんぐらいみてるのであれですがw
境界の彼方を1つの作品としたら、私の中では1位です。はいw


後何回観に行こうかな~とw
映画館で涙をこらえるのがたいへんすぎた~wwwおうちで観たいですw

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

劇場で過去は、見ない!

 知らないで見た六花改の例があったため、TVで放送されたことを殆ど上映するアニメは、劇場で見ないようにしてるです。TVならまだしもそれが劇場だったら・・・です。栗山さんに例えると不愉快です。

 TVでよい終わり方に見えた点が、変えられたようです。予告でも放送されているように栗山さんが記憶喪失になっていたです。

{netabare} 秋人は、栗山さんに辛い過去を思い出させないよう、自分に本心を隠すというのか?栗山さんを避けるですね。

 しかし黒い刺客や、前作で行方不明になったキャラに襲撃を受け、栗山さん記憶を引き出されちゃうです。TV後半の秋人が、今回は栗山さんみたいです。{/netabare}
 放送された「境界の彼方」最終回近くに例えるとその出来事が、違った感じで描かれて見えるです。

{netabare} 自分の本心を抑えてというのか苦悩する秋人、記憶を無くしそれを含め、自分の力に気づき苦悩してた栗山さんがいたです。

 美月はは相変わらずだけど、今回さらにいい感じかなぁです。博臣は名瀬家の当主しての自覚からか、成長が感じられたと思うです。

 で、彼らたちの協力もあって、{/netabare}改めて2人は、自分に向き合えたのか?真の終わり方を飾れたのでないでしょうかです。これでいいのだが。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 11

67.3 3 2015年度の憎しみアニメランキング3位
蒼穹のファフナー EXODUS 2期(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (269)
1402人が棚に入れました
人類最高のエスペラント“日野美羽”と、宇宙から飛来する第4のミール“アルタイル”。
彼らの対話に必要なミールのかけら“世界樹アショーカ”を再び根付かせるため、ナレインはエスペラントと難民を率い、新天地をめざしていた。
まずナレインたちが向かったのは、エリア・シュリーナガルから近い人類軍基地ダッカ。
一騎たち竜宮島の派遣部隊もナレインの要請を受け、彼らに同行していた。
だが、次のキャンプまでたどり着いた一行を待っていたのは、視界を奪われるほどの暴風と砂煙、そして待ち伏せしていたかのように現れた敵の大群だった。

声優・キャラクター
喜安浩平、石井真、松本まりか、佐々木望、福圓美里、新井里美、白石稔、白石涼子、梶裕貴、島﨑信長、小野賢章、石川由依、田中正彦、土師孝也、篠原恵美、葛城七穂、小林沙苗、石川静、高瀬右光、ゆかな、諸星すみれ、てらそままさき、遠藤綾、小松美智子、京田尚子、大友龍三郎、置鮎龍太郎、中村悠一、岡本信彦、森田成一、潘めぐみ、宇乃音亜季、佐々木りお、鈴木達央、浅倉杏美、世戸さおり
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

17話視聴。カノンが。。

待ちに待ったファフナーEXODUS2期‼︎
14話〜
{netabare}
14話
OP変わんないんかーい!と思いつつ、安心しました(^-^)
このOP、曲もアニメーションも好きです。
これしかない感ありますよね♡

キャンプで総士、一騎、真矢が星を見上げながら話すシーンが印象的です
総士、語りすぎ…そして「わかるか?」って言われてもなぁ(^-^)笑
相変わらずですね♪

最後の最後で広登が人類軍から1発食らってしまいます…‼︎
広登はどうなったのでしょう⁉︎

15話
人類軍がナレイン率いるシュリーナガルの人々と竜宮島の派遣部隊に襲いかかります!フェストゥムは人類同士で戦っているのを見てほくそ笑みます。

狙撃された広登の件ですが…人類軍にファフナーごと持って行かれたのち、
「乗ってたやつの死体。あんまり残ってないけど」との言葉が…
ウソでしょ…⁉︎なにかの間違いだって展開を望んでしまいますが、やっぱり真実なのでしょうね…

人類軍のパイロットの「こんな時代さ、ずるいヤツが生き残るんだよ」との言葉が印象的。
こんな時代ってどういう意味で使ったのでしょう。
フェストゥムが人類を滅ぼそうとする時代?
人間同士殺し合わなければならない時代?
一騎や総士たちなら、そんな諦めたようなせこいことは考えず、抗い続けようとするでしょうに…

16話
オルガたち高速機4機が竜宮島に帰る直前でフェストゥムに襲撃され、全機壊滅。
フェストゥムに島を追跡されていること、島内部にフェストゥム側のスパイがいることが判明する。
島に残ったフェストゥムパイロットたちの異常現象も進行しているよう。
カノンはフェストゥムの未来予知能力の使い方を知るが、目の前から母の姿が消え、カノンの知らない機体があった。
ここで総士の「未来を求めるには、今を生きる命を使うしかない」という言葉が入ります。

希望を望むこともままならない状況になってきましたね…
また、ちょくちょく出てくる第2次L計画の存在がかかります。
決行されることはないと思いますが、それにしては出てきすぎでは…⁉︎
そしてカノンのお母さんは消えてしまったのでしょうか…?
こういう終わり方をするとEDの暗夜行路が心にしみますね…

17話
思い入れのあるキャラたちが死に、お話が重くなっていくことで、ただOPを観るだけで泣きたい気分になるようになってきました(;_;)

引き続き竜宮島のお話。
カノンの母親は別に消えてませんでした。総士の語った命とは、カノン自身のという意味だったのですね。

姉早苗の元に行くことしか考えない母に、慧が自分の気持ちを初めてぶちまけます。
母はL計画の計画書を捨て、ちゃんと未来へ歩いていこうとします。

未来とたった1人で戦い続けるカノン。
減少していく体重。0kgになった時カノンは…

進行していくファフナーパイロットたちの同化現象。
しかし剣司が同化現象の原因はファフナーに最も近い場所:指のリング跡の部分と神経で繋がる脳の部分で起こっていることに気付く。
同化現象を止め、身体を元に戻す希望が見えてきました。

未来でカノンが戦い続けたおかげで、12/18以降の未来が開かれる。
しかしそれは、カノンと一騎2人しか生きていない未来だった。

今日はお祭りのよう。
体重が1kgをきっても浴衣を着れるのかカノン。←

早苗の灯籠を流しながら、慧の母はフェストゥムに島が探知される原因は潮流にあるのではと思いつく。

お祭りを抜け、羽佐間翔子のワンピースを着て、一騎のいた喫茶店楽園に行くカノン。座って飴をなめながら祭りの花火を見る。
目の前に幻想の一騎が現れ、一緒に生きようとカノンに手を差し伸べる。
しかしそれは、2人だけが生き残って他の皆は死んでしまう未来。
カノンはその未来を拒みます。
『お前と居られる未来があった、それだけでいいんだ』
一騎の幻想は消えます。
カノンはたった1人で、静かに消えていきます。
一騎に、愛していると言い遺して。

お前といられる未来があった、それだけでいいというので傾物語のキスショットやPhantomのドライを思い出しました(;_;)

今回飴をなめる描写が目立ったカノンですが、なめる場所ごとに包み紙にさようならと書き残していたのでしょうか。

ショコラの遠吠えで終わるのは、RIGHT OF LEFTと重なりました。

{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 19
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

2期は絶望しかなさそう・・・

今期大本命の一角。ファフナー2期。
色々と問題があったけど放送されたのでなにより。
※1期と劇場版必須

OP/EDは1期のままだったけど悪くないし変える必要ないかなと。
18話でOP変わるけど、映像が反則すぎる…凄く良い。
EDは良い曲だけどOPにして欲しい曲。

26話 竜宮島
{netabare}
操られているとはいえ、ミツヒロ強すぎ!
人外パイロットが束になってもって…

真矢の終わり方だけ悲しい。
安定の溝口さんだけど、ビリーの変貌ぶりは酷い。

一番予想外だったのが、ホモエンドだったことかな。
悲劇のヒロイン総士と主人公一騎の別れ。
甲陽と来栖が引き止めて、総士の転生体みたいのが
出てくるとは…一騎は、人外で未婚の父になったねー
真矢の存在が報われない。

俺たちの戦いはこれからだ!で終わったから、
劇場版か3期ありそうな感じ。
主人公は、2代目総士?になるのかな?
{/netabare}

25話 蒼穹作戦
{netabare}
1話の総士のメッセージに繋がったのは、続きは劇場版か、
3期フラグなのかな?

最終決戦は、人外キャラ同士で終わりそうだけど、
新国連のBBAとか最終回でどうなるのかな?

次回タイトルは、青字だから、平和的に終わるのだろうけど…
{/netabare}

24話 第三アルヴィス
{netabare}
ミミカIN 暉OUT

去る人、復活する人と色々いるけど、ミミカは人としての復活なのかな?

一騎は一騎で、『ニンゲンヤメマスカ?』で、
人外の存在になっちゃったみたいだけど、ここの演出、
カノンと翔子の外見が似ている存在がいたのだけど、
翔子は色々と問題があり、セリフ使えないのは分かるけど、
代替えで違うキャラじゃダメだったのかな?

姉を守り、散っていった暉の見せ場回と思いきや、
復活したチート一騎が最後にかっさらっていく回だった。
暉、報われないー
{/netabare}

23話 理由なき力
{netabare}
真矢は、ゴルゴというより、第3の主人公的な位置に見えた回。

真矢により、やっと「アルゴス小隊」逝ったかと思ったら、
女キャラだけ残った…残りの話数で何かやらかしてくれそうなキャラだ。

新国連軍のBBAは、また交戦規定αを発動したけど、
真矢の捨て身の脅迫で、自身が助かりたいが為に発動を中止…
どこまでクズなのだろう。

ミツヒロは、ガンダムSEED DESTINYのレイ・ザ・バレルと
同じ様な感じになりそう。まぁ、容姿も似ているし。

次回タイトルも赤字だから、複数人逝きそうな予感。
26話で終わるかも、そろそろ心配になってきた。

続きは、劇場版で!だけはやめてほしいw
{/netabare}

22話 憎しみの記憶
{netabare}
全裸に始まり全裸で終わる回だった。

真矢が捕まり、真矢父の代わりに協力しろと、
新国連軍のBBAが…どんだけ真矢父が同志だったんだよと。

全ての元凶は、新国連軍みたいだけど、
主人公サイドばかり死んでるから、
そろそろ何故か生き残っている「アルゴス小隊」とか、
新国連軍の中心的人物たち死なないかね。

あとは、総士が、新しい島が出来た場合、
ミールになると告げられたのは衝撃。

一騎は、島に愛されているらしいから、
人外の存在にでもなるのかな…
{/netabare}

21話 目覚めの時
{netabare}
開始早々、みんなフラグ立て過ぎだよ…

新国連軍のばーさんが黒幕なの分かっているけど、
「アルゴス小隊」全員無事で強襲かけてくるとかないわーと思った。

唯一のギャグパート
真矢⇔一騎を岩陰から見守る総士(諦めた)暉(まだ諦めてない)
カノン、可哀想過ぎだろうと…

21話終わり間近に、まさかの来主操登場!
EDにもキャラ追加されてたし味方だろうけど、
あと1人分枠が空いている気がするけど、カノンじゃないよね?
{/netabare}

20話 戦士の帰還
{netabare}
島での戦い終結。
甲洋IN ミミカOUT

カノンは、一騎たち移動組の座標まで未来視
復活なさそうな活躍…

新国連軍の「アルゴス小隊」は、追撃するも、
ナレインのトラップに引っかかり、フェストゥムと強制戦闘に…
これは、ざまぁとしか言い様がない。
次回の壊滅ぶりを楽しみに観たい。
{/netabare}

19話 生者の誓い
{netabare}
フラグ乱立回だった。

恋愛面
一騎⇒大勝利 真矢 / 敗北 暉
剣司、咲良⇒結婚 / 敗北 里奈
双子揃って敗北とは…

死亡フラグ
羽佐間先生⇒カノンの後を追うのか…
咲良の母

島での攻防戦で、彗が逝くかなぁと思ったら…
まさかの甲洋復活は熱かった!!(ヒトとしての肉体も回復していたし)

カノンは命を使い切ったから、復活しなそうだけど…

凄く面白い回だった。
{/netabare}

18話 罪を重ねて
{netabare}
カノンと一騎の別れの件からスタート。
織姫曰く、命は消えたけど、存在はあるらしいから復活に期待。

島への進行者(フェストゥム)とキャンプを急襲する
新国連「アルゴス小隊」…隊長と女1人以外死亡したみたいだから、
この2人が次回、どう動くかだけど、暉が闇落ちしそうな感じ。

真矢は覚悟を決めているので、一騎と総士に襲いかかった
「アルゴス小隊」メンバーを銃で躊躇なく瞬殺。
主人公2人を守るヒロイン化。
真矢は最期、一騎を守って消えそうで怖い…
{/netabare}

17話 永訣の火
{netabare}
未来視で未来を変えたカノン

体重も0kg…自分の願望ではなく島の未来を選択し、
一人静かに消えていったカノン゚(゚´Д`゚)゚
一騎と結ばれるのは願望ってのも切ない。
絶対、真矢に勝てないってことか…

羽佐間さん、また娘を亡くしてしまった…

少しの幸せの後の大きな絶望なファフナー
{/netabare}

16話 命の行方
{netabare}
竜宮島にオルガを乗せた輸送機到着!と思ったら…
パイロットとオルガ死亡…輸送隊全滅。

久しぶりの竜宮島パートだったのに絶望しかない。

カノンの未来視が覚醒したのかファフナーが変化?した。
この新しいファフナーもチート機になるのかな。
{/netabare}

15話 交戦規定アルファ
{netabare}
人類軍から攻撃を受ける難民たち…
爆撃機を発見した真矢は説得を試みるも、
爆弾が落とされる瞬間に爆撃機を撃墜GJ!

一方、撃墜されたヒロトは、ファフナーごと
「アルゴス小隊」に回収されるー
この小隊自体、ゲスキャラ多いけど、女キャラが一番ゲスいかな。
人類軍のばーさんも含め凄い末路を辿りそうだけど…

次回予告のタイトルが赤字なんだけど血が大量に飛び散るのかな…
主要キャラが何人か散りそう。
{/netabare}

14話 夜明けの行進
{netabare}
冒頭で人類軍同士の殺し合いと移動キャンプの絶望シーンからの
終盤までは移動日常で平穏って感じだったけど…

終盤のフェストゥムとの戦闘で人類軍が援軍に来たのかとおもったら、
フラグ立ててたヒロトが人類軍にコクッピット狙い撃ちで死亡。

毎回1人ずつ減っていくのかな…
{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「世界の祝福とともに僕らは出会い続ける・・・何度でも」

この作品は、蒼穹のファフナーEXODUSの分割2クールの後半です。物語に繋がりがあるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

この作品のシリーズは以下の通りです。
①蒼穹のファフナー (TVアニメ)
②蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(OVA)
③蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH(劇場版)
④蒼穹のファフナー EXODUS(TVアニメ)
OVAは時間軸を少し遡っていますが、他の3作は時間軸が繋がっています。
時間を遡っているとはいえ、OVAの内容も繋がりが無いわけではありません。
OVA以降の作品をより彫り上げて視聴したい・・・と思われる方には視聴をお薦めします。

「あなたはそこにいますか・・・」
この声とともに竜宮島がフェストゥムから攻撃を受けたのが西暦2146年・・・
そして、EXODUSはそれから4年後の西暦2150年が舞台となります。
苦しみに悲しみを積み重ねてきた4年間でした。
大切な仲間と島・・・たくさんの犠牲が生まれました。

時間と共に知識や感情などあらゆるモノを吸収し進化を続けるフェストゥム・・・
4年という年月が長いのか短いのかは分かりません。
ですが、4年前と現在で異なるのは少なくてもフェストゥムからあの声が聞こえなくなった・・・という事です。

そして4年という歳月は竜宮島の住民にも変化をもたらしました。
一騎ら第一世代のファフナー乗りは真矢を除き現役パイロットを退き、ファフナーには新世代のパイロットが搭乗する様になっていました。
もともと長い間搭乗できる代物ではありませんし・・・特に一騎は死線を彷徨うほどの出来事もあったので、真矢とカノンは
「一騎にはもう二度とファフナーに乗って欲しくない」
と強く思っていました。
こういう穏やかな日が続けば、誰もファフナーに乗る必要はないのですが・・・
世の中そんなに甘くはありませんでした。

4年前は何もかもが手探りだったフェストゥム・・・
相手の事もコミュニケーションの手段も何一つ理解していなかった。
唯一の接点となる言葉が「あなたはそこにいますか・・・」
それが聞こえなくなったという事は、最早人類から得るものは無いと彼らが判断したのでしょう・・・
そして4年後の今・・・あらゆる面で多様化し統率の取れたフェストゥムが再び牙を向けるのです。

フェストゥム・・・無茶苦茶強くなっていました。
そして、竜宮島の住民は自分の島だけを守ればいい・・・という状況を完全に逸していたのです。
新たなミールを向かい入れる新天地に向かうことになるのですが、その間の執拗なフェストゥムの攻撃で竜宮島から選抜されたメンバーは絶体絶命の危機に陥ってしまうのです・・・

でもここからが長年培ってきた竜宮島ファフナー乗りの真骨頂・・・
彼らの仲間を守るという気持ちが半端無いことが言動からヒシヒシと伝わってきます。
「自分の命の使い方を考える」
耳にしたことの無い言葉ですが、とても重い一言です。
そんな決死の覚悟で第一世代のパイロットは再びファフナーの操縦桿を握ることに・・・
それで事態は一気に快方に向かうはずでした。

新国連本部が発令した「交戦規定アルファ」により状況が一変してしまうのです。
ここから先は本編で救いのない争いの顛末をご確認下さい。
私はとても涙無しでは見れませんでした・・・

オープニングテーマ
「イグジスト」「DEAD OR ALIVE」
エンディングテーマ
「暗夜航路」「愛すること」「ホライズン」
全てangelaさんの曲です。
オープニングはお互いの曲同士の繋がりを感じる事ができました。
この作品とangelaさんの曲調が物凄く合っていると思います。
最終話で暗夜行路が耳に入ったときは思わず目頭が熱くなってしまいました^^;

EXODUSとして前後半合わせて②クール26話の作品でした。
作画も綺麗だしロボットも良く動いていましたし文句は何もありません。
気になるのは続きです。一応の終わりにはなっていますが本懐は未だ遂げていないんですよね^^;
ラストのメッセージが続編への布石である事を願っています^^

投稿 : 2024/03/16
♥ : 25
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